JP2000102446A - ヘッドレストの支持構造 - Google Patents

ヘッドレストの支持構造

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JP2000102446A
JP2000102446A JP10291535A JP29153598A JP2000102446A JP 2000102446 A JP2000102446 A JP 2000102446A JP 10291535 A JP10291535 A JP 10291535A JP 29153598 A JP29153598 A JP 29153598A JP 2000102446 A JP2000102446 A JP 2000102446A
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JP
Japan
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frame
holder
cap
head
pad
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Pending
Application number
JP10291535A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuya Miwa
和也 三輪
Takeshi Kurino
猛 栗野
Hiroshi Furui
博 古井
Takuro Takayama
卓朗 高山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tachi S Co Ltd
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Tachi S Co Ltd
Mitsubishi Motors Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ヘッドレストをシートバックに支持する支持部
材の部品点数を削減し、且つ構造を簡単化し、更に、シ
ートバックの支持部材による解体の困難性を除去するこ
とである。 【構成】シートバックの合成樹脂製フレーム(1)にホ
ルダー(2)を一体成形し、このホルダー(2)の頭部
(21)に、キャップ(3)を係止し、このキャップ
(3)によりフレーム(1)を被覆するパッド(5)、
表皮(6)をフレーム(1)側に押圧しヘッドレストの
ステー(4)を挿通するように構成したことを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車用座席に備え
るヘッドレストのシートバック(背凭部)に対する支持
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のヘッドレストは、ヘッドレストの
底部より下方にステーが突出され、このステーを合成樹
脂製のホルダー付のシートバックのフレームに挿着する
ことにより、ヘッドレストをシートバックに支持させて
いる。
【0003】以上のホルダーは、あらかじめシートバッ
クのフレームに溶接したブラケットに装着されている。
そして、ホルダーはブラケットから外れることがないよ
うに、下部に係止突起を設けてブラケットの下端縁に掛
止されるようになっている。また、ホルダーの頂部に
は、ホルダー周囲における表皮、パッドのめくれ防止用
の拡大頭部が一体成形されている。
【0004】なお、以上のステーはヘッドレストに加わ
る衝撃荷重に対応し得るように金属棒で、また、ホルダ
ーは異音の発生を防止するために合成樹脂で、更に、ブ
ラケットはフレームと共に金属で各々成形されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、前記従来品は
シートバックのパイプ製フレームを圧潰し、圧潰した個
所にブラケットを溶接し、このブラケットに別個に合成
樹脂で成形したホルダーを装着する必要がある。
【0006】そのため、従来品は部品点数が多く、構造
が複雑化し、また、ホルダーがブラケットに取り外れな
いように取付けられているため、シートバックを解体す
る際に、ホルダーの拡大頭部によって表皮、パッドを取
り外すことができない不具合があった。
【0007】そこで、本発明はヘッドレストの支持構造
において、部品点数を削減し、構造を単純化させると共
に、シートバックの解体化を容易化することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めの本発明は、シートバックの合成樹脂製フレームと一
体成形してヘッドレストのステーを嵌挿支持する筒状の
ホルダーと、このホルダーの頭部に係止し前記フレーム
を被覆するパッド、表皮におけるホルダーの頭部周囲を
フレーム側に押圧してヘッドレストのステーを挿通する
キャップとからなることを特徴とするものである。
【0009】以上の構成により、キャップをホルダーか
ら取り外すことにより、表皮、パッドを取り外すことが
でき、フレームに対してホルダーを別個に成形する必要
がない。
【0010】また、以上のホルダーはフレーム内におい
てフレームと一体成形した筒状の本体と、この本体を上
方に延長してフレームの頂部より突出成形した係止突起
付の頭部とからなり、前記キャップはホルダーの係止突
起に係止する掛止部と、この掛止部の外周方向に一体に
設けてホルダーの頭部周囲のパッド、表皮をフレーム側
に押圧する押圧突片とから構成することにより、キャッ
プがホルダーの頭部に取付け易く、また、キャップによ
ってホルダーの頭部周囲のパッド、表皮を確実に押圧し
得るようになる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を図
面に基づいて説明する。図1はキャップ(3)をシート
バックのフレーム(1)と一体のホルダー(2)に取付
ける前の状態、図2は同取付けた状態を各々示す。
【0012】以上のホルダー(2)は、図3に示すよう
にフレーム(1)と同様に合成樹脂(F.R.P)で成
形されており、フレーム(1)は枠部(10)と、着座
面側のプレート部(13)と、このプレート部(13)
の背面側でフレーム(1)の内側に縦横に配設した横リ
ブ部(12)…(12A)、縦リブ部(11)…とから
構成されている。
【0013】ホルダー(2)は前記フレーム(1)の成
形時に同時にモールドで筒状に成形され、筒状の本体
(20)と、この本体(20)を上方に延長してフレー
ム(1)の頂部より上方に突出する頭部(21)とから
構成されている。
【0014】以上の本体(20)は、多数の横リブ(1
2)…と、プレート部(13)と一体に成形されてい
る。そして、ホルダー(2)の下端の開口は横リブ(1
2A)に一体に成形されているため、閉口されている。
本体(20)の上端は、枠部(10)を挿通し頭部(2
1)に接続している。
【0015】頭部(21)は図1に示すように、その開
口側の内周が段差(21C)によって、本体(20)の
通孔(2A)に対して拡大状に形成され、図3に示すヘ
ッドレスト(40)のステー(4)が挿入し易いように
なっている。
【0016】なお、ヘッドレスト(40)のステー
(4)は、従来と同様に金属棒で、ヘッドレスト(4
0)の底部左右より下方に突設されている。
【0017】頭部(21)はその上下方向の中間部にお
ける外周に係止突起(21A)が環状に突設され、開口
部の口縁(21B)が平坦状に成形されている。
【0018】キャップ(3)はフレーム(1)に対して
柔軟性を有する合成樹脂で成形されており、前記ホルダ
ー(2)の係止突起(21A)に係止する掛止部(3
1)と、図2に示すように、この掛止部(31)の外周
方向に設けてホルダー(2)の突出部(21)周囲のパ
ッド(5)、表皮(6)をフレーム(1)側に押圧する
押圧突片(31)とから構成されている。
【0019】以上の掛止部(31)はホルダー(2)の
突出部(21)の外周と略同一の内周を有する略円蓋形
で、その上端には内方に折曲する折曲部(32)が一体
に成形され、また、下部の内周面には凹溝(31A)が
設けてあり、更に、下端縁より上方に複数のスリット
(31B)が切欠されている。
【0020】図2に示すように以上の折曲部(32)の
下端は、頭部(21)の口縁(21B)に突き当たり、
凹溝(31A)内に係止突起(21A)が嵌合すること
により、キャップ(3)はホルダー(2)の頭部(2
1)に取付けられる。
【0021】また、以上のスリット(31B)によっ
て、掛止部(31)の下部内径が拡大され、係止突起
(21A)が凹溝(31A)に嵌合される。図中(3
A)は、キャップ(3)のステー挿通口を示す。
【0022】押圧突片(30)は、掛止部(31)の上
下方向における中間部における外周に、上端が一体に接
続されたスカート状に形成されている。
【0023】そして、この押圧突片(30)の下部は、
掛止部(31)の下端に対して下方に延設されており、
掛止部(31)を頭部(21)に取付けた状態で、図2
に示すようにフレーム(1)を被覆するパッド(5)、
表皮(6)を下端縁で押圧するように構成されている。
【0024】なお、パッド(5)、表皮(6)にはあら
かじめホルダー(2)の頭部(21)を挿通し得るよう
に通孔が開孔されており、この通孔周囲のパッド
(5)、表皮(6)がフレーム(1)方向に押圧突片
(30)によって押圧されるため、表皮(6)、パッド
(5)をフレーム(1)の枠部(10)上面に密着で
き、また、パッド(5)、表皮(6)の通孔の孔縁から
めくれることがない。
【0025】図2に示すように、キャップ(3)をホル
ダー(2)の突出部(21)に取付後、ヘッドレスト
(40)のステー(4)をキャップ(3)のステー挿通
口(3A)からホルダー(2)の通孔(2A)内に挿入
することにより、ヘッドレスト(40)はシートバック
側に支持され、使用状態となる。
【0026】そして、シートバックを解体させる際に
は、ヘッドレスト(40)のステーをキャップ(3)、
ホルダー(2)から脱出させた後、キャップ(3)をホ
ルダー(2)の頭部(21)から取り外すと、表皮
(6)、パッド(5)がホルダー(2)の頭部(21)
から脱出でき、フレーム(1)を被覆する表皮(6)、
パッド(5)がフレーム(1)から容易に取り除くこと
ができる。
【0027】なお、前記ホルダー(2)の本体(20)
内には、縦方向に複数の突条を設けて、本体(20)内
に挿入したステー(4)のガタ付きを防止するようにす
るのが好ましい。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、ヘッドレストのステー
を支持するホルダーが合成樹脂製フレームと一体に成形
されているため、部品点数が少なく、構造が簡単にな
り、しかも、組付作業が容易化する。
【0029】更に、キャップをホルダーから取り外すこ
とにより、表皮、パッドをフレームから取り外すことが
できるため、シートバックの解体の作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の要部の分解断面図である。
【図2】本発明の要部の断面図である。
【図3】本発明の要部の分解斜視図である。
【符号の説明】
1 シートバックの合成樹脂製フレーム 2 ホルダー 3 キャップ 4 ヘッドレストのステー 5 パッド 6 表皮
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 栗野 猛 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内 (72)発明者 古井 博 東京都昭島市松原町3丁目2番12号 株式 会社タチエス内 (72)発明者 高山 卓朗 東京都昭島市松原町3丁目2番12号 株式 会社タチエス内 Fターム(参考) 3B084 DA03 3B087 DB02 DB06 DC05

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートバックの合成樹脂製フレームと一
    体成形してヘッドレストのステーを嵌挿支持する筒状の
    ホルダーと、 このホルダーの頭部に係止し前記フレームを被覆するパ
    ッド、表皮におけるホルダーの頭部周囲をフレーム側に
    押圧してヘッドレストのステーを挿通するキャップとか
    らなるヘッドレストの支持構造。
  2. 【請求項2】 前記ホルダーはフレーム内においてフレ
    ームと一体成形した筒状の本体と、この本体を上方に延
    長してフレームの頂部より突出成形した係止突起付の頭
    部とからなり、 前記キャップはホルダーの係止突起に係止する掛止部
    と、この掛止部の外周方向に一体に設けてホルダーの頭
    部周囲のパッド、表皮をフレーム側に押圧する押圧突片
    とからなる前記請求項1のヘッドレストの支持構造。
JP10291535A 1998-09-29 1998-09-29 ヘッドレストの支持構造 Pending JP2000102446A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014218155A (ja) * 2013-05-08 2014-11-20 トヨタ紡織株式会社 乗物用シート
WO2018003280A1 (ja) * 2016-06-29 2018-01-04 株式会社タチエス シートバックフレーム及びこれを使用した車両用シート

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JP2014218155A (ja) * 2013-05-08 2014-11-20 トヨタ紡織株式会社 乗物用シート
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