JP2000102374A - たばこ香喫味増強剤およびこれを含有するたばこ製品 - Google Patents

たばこ香喫味増強剤およびこれを含有するたばこ製品

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JP2000102374A JP27795498A JP27795498A JP2000102374A JP 2000102374 A JP2000102374 A JP 2000102374A JP 27795498 A JP27795498 A JP 27795498A JP 27795498 A JP27795498 A JP 27795498A JP 2000102374 A JP2000102374 A JP 2000102374A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】黄色種たばこ様のボディ感を付与するたばこ香
喫味増強剤を提供する。 【解決手段】下記式(I)で示される2,6−ジメトキ
シフェノール化合物またはその二量体を有効成分とす
る。 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たばこ香喫味増強
剤およびこれを含有するたばこ製品に係り、特には、黄
色種葉たばこ様のボディ感と吸いごたえをたばこに付与
し、たばこらしさを増強し得るたばこ香喫味増強剤およ
びこれを含有するたばこ製品に関する。
【0002】
【従来の技術】シガレット等のたばこ製品は、たばこ本
来の香喫味に加え、各種香料を添加することにより、各
銘柄の特徴付けを行っている。近年、嗜好の多様化か
ら、これに見合った香喫味料が要望されるようになって
いる。特に、低タール、低ニコチンのたばこ製品には、
ボディ感と吸いごたえを付与し得る香喫味料が要望され
ている。
【0003】従来、たばこらしさを付与する等の目的で
使用されている香料として、各種植物の抽出物やβ−イ
オノン誘導体(特開昭63−30445号公報)、香料
配糖体(特開平10−42846号公報)等の単品香素
が知られている。しかしながら、植物の抽出物は、多数
の化合物の混合物であるため、特定の効果のみを発現さ
せるのは困難であり、しかも各種植物独特の風味を有す
る。単品香素は、合成が困難であったり、ボディ感と吸
いごたえを付与し得ないか、あるいはボディ感と吸いご
たえを付与し得る程度の量で使用するとたばこの風味を
損ねるおそれがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は、た
ばこ製品に喫煙時のボディ感と吸いごたえを付与し、た
ばこらしさを増強させ得るたばこ香喫味増強剤およびこ
れを含有するシガレットを提供しようとするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決すべく、鋭意研究した結果、下記一般式(I):
【化2】
【0006】(式中、R1 は、水素または糖残基、R2
は、−CH=CHCH2 OH、−CHO、−COOHま
たは−CH=CHCOOH)で示される2,6−ジメト
キシフェノール化合物またはその二量体が黄色種葉たば
こ様のボディ感と吸いごたえを付与し、たばこらしさを
増強させ得ることを初めて見出し、本発明を完成するに
至った。
【0007】すなわち、本発明によれば、上記一般式
(I)で示される2,6−ジメトキシフェノール化合物
およびその二量体からなる群の中から選ばれた化合物を
有効成分として含有するたばこ香喫味増強剤が提供され
る。
【0008】また、本発明によれば、本発明のたばこ香
喫味増強剤を添加したたばこ刻みを含むシガレットが提
供される。
【0009】本発明において、たばこ香喫味増強剤の有
効成分は、シリンギン、シナピルアルコール、シナピン
酸、シリンギン酸、シリンガアルデヒドおよびシリンガ
レジノールからなる群の中から選ばれる少なくとも1種
の化合物であることが好ましい。
【0010】また、本発明のシガレットにおいて、たば
こ香喫味増強剤の有効成分は、たばこ刻み等のたばこ材
に対して、0.001ないし1000重量ppmの割合
で含有されることが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明をより詳しく説明す
る。
【0012】本発明のたばこ香喫味増強剤は、前記一般
式(I)で示される化合物もしくはその二量体またはそ
れらの混合物を有効成分とするものである。一般式
(I)において、R1 は水素または糖残基であり、R2
は−CH=CHCH2 OH、−CHO、−COOHまた
は−CH=CHCOOHである。
【0013】好ましくは、一般式(I)で示される2,
6−ジメトキシフェノール化合物には、シリンギン(Sy
ringin:一般式(I)において、R1 =グルコース、R
2 =−CH=CHCH2 OH)、シナピルアルコール
(Sinapyl alcohol :一般式(I)において、R1
H、R2 =−CH=CHCH2 OH)、シナピン酸(Si
napic acid:一般式(I)において、R1 =H、R2
−CH=CHCOOH)、シリンギン酸(Syringic aci
d :一般式(I)において、R1 =H、R2 =−COO
H)、シリンガアルデヒド(Syringaldehyde:一般式
(I)において、R1=H、R2 =−CHO)が含ま
れ、2,6−ジメトキシフェノール化合物の二量体に
は、シナピルアルコールの二量体であるシリンガレジノ
ール(Syringaresinol)が含まれる。
【0014】これら化合物は、それ自体既知であり、多
くの植物から抽出されることが報告され、CAS登録も
されている。
【0015】すなわち、シリンギン(CAS No.1
18−34−3)は、例えば、レモン果皮中の存在が報
告されている(Agric. Biol. Chem., 55(3), 647-650(1
991))。
【0016】シナピルアルコール(CASNo.537
−33−7)は、たばこ成分として報告され(J. Agri
c. Food Chem., 28, 427-432(1980) )、その他例えば
アルファルファの成分としても報告されている(J. Agr
ic. Food Chem., 28, 427-432(1980) )。
【0017】シナピン酸(CASNo.530−59−
6)は、たばこ成分として報告され(Beitrage zur Tab
akforshung International, 11(1), 19-26(1981))、そ
の他例えば大豆成分としても報告されている(J. Agri
c. Food Chem., 32, 530-533(1984) )。
【0018】シリンギン酸(CASNo.530−57
−4)は、たばこ成分として報告され(J. Chromatog.,
8, 82-89(1962) )、その他例えば大豆成分として報告
されている(J. Agric. Food Chem., 32, 530-533(198
4) )。
【0019】シリンガアルデヒド(CASNo.134
−96−3)は、たばこ成分として報告され(Phytoche
mistry, 3, 17-22(1964))その他例えばボレエバ・オリ
エンタリス(Boreava orientalis)の果実成分として報
告されている(Nat. Med.(Tokyo), 51(4)383-(1997)
)。
【0020】また、上記化合物のうち、シリンギンは、
例えば、N.テラシマらによる文献(Holzforschung, 5
0, 151-155(1995))に従って合成することができる。そ
の合成スキームを合成スキーム1として図1に示す(図
1において、Acは、アセチル基を表す。)。すなわ
ち、シリンガアルデヒド(2)とテトラ−O−アセチル
−α−D−グルコピラノシルブロマイド(3)とを有機
溶媒に溶解し、酸化銀の存在下に、反応させる。得られ
た化合物(4)をマロン酸モノエチルと反応させる。こ
の反応により得られた化合物(5)にジイソブチルアル
ミニウムハイドレートを作用させてシリンギン(1)を
得ることができる。
【0021】しかしながら、本発明者らは、シリンギン
が黄色種葉たばこに含まれており、黄色種葉たばこから
抽出し得ることを初めて見出した。この抽出は、図4に
示すスキームにより行うことができる。図4を参照する
と、黄色種葉たばこをエタノールにより抽出し、その濃
縮物からヘキサン可溶部を除去し、塩基性物質を除去し
て黄色種葉たばこ粗抽出物を得る。この粗抽出物からメ
タノール不溶の成分を除き、この凍結乾燥物を、酢酸エ
チル/エタノール/水(体積比1/2/1)の割合で混
合し静置した後に得られる上相液に溶解すると、2相に
分かれる。この上相から溶媒を留去した後、酢酸エチル
可溶部を除去し、凍結乾燥して黄色種葉たばこ溶媒抽出
物を得る。ついで、この抽出物を逆相系カラムクロマト
グラフィーに供し、水/アセトニトリルが体積比で85
/15付近で溶出する画分(黄色種葉たばこ逆相系カラ
ムグロマトグラフィー分画物)を回収し、減圧濃縮す
る。この濃縮した分画物を溶出溶媒として水/アセトニ
トリルの体積比92/8の混合溶媒を用いた逆相系高速
液体クロマトグラフィーに供し、溶出時間(保持時間)
11.3分付近の溶出画分を回収する。この溶出液を減
圧乾固してシリンギンを得ることができる。
【0022】また、シナピルアルコールは、例えば、
J.ラルフらによる文献(J. Agric.Food Chem., 40, 1
108-1110(1992) )に従って合成することができる。そ
の合成スキームを合成スキーム2として図2に示す。す
なわち、市販のシナピン酸(7)をエタノールと反応さ
せて、そのエチルエステル(8)を得る。このエチルエ
ステル(8)に氷冷下でジイソブチルアルミニウムハイ
ドレートを作用させると、シナピルアルコール(6)が
得られる。
【0023】シナピルアルコールの二量体であるシリン
ガレジノールは、例えば、H.ワグナーらによる文献
(Phytochemistry, 30, 3087-3089(1991) )に従って合
成することができる。その合成スキームを合成スキーム
3として図3に示す。すなわち、シナピルアルコール
(6)を硫酸銅の存在下で水中で攪拌することにより二
量体化させて、シリンガレジノール(9)を得ることが
できる。
【0024】なお、上記化合物のうち、シナピルアルコ
ール、シナピン酸、シリンギン酸およびシリンガアルデ
ヒドは、市販もされている。
【0025】本発明は、一般式(I)で示される2,6
−ジメトキシフェノール化合物もしくはその二量体が、
たばこ製品に喫煙時のボディ感と吸いごたえを付与し、
たばこらしさを増強させ得ることを初めて見出した。従
来、これら化合物がそのようなたばこ香喫味増強作用を
有することは全く知られていなかった。
【0026】本発明の化合物は、いずれも、通常のたば
こ製品の各製造工程および保存中の温度で不揮発性であ
り、またたばこ製造工程や保存中に分解や変化すること
なく安定であり、たばこ製品の喫煙時に初めて香気を放
散する。従って、本発明の化合物は、香料設計が容易で
あるという利点を有する。
【0027】また、本発明の化合物は、水やエタノール
等のたばこ加香の際に使用される通常の香料溶媒に容易
に溶け、そのような溶媒中の溶液としても所期のたばこ
香喫味増強剤として作用する。
【0028】本発明の香喫味増強剤は、通常たばこに香
料を添加するいずれの工程においてもたばこに添加する
ことができる。すなわち、本発明の香喫味増強剤は、刻
み処理する前のたばこ原料に添加(いわゆる、一香添
加)することもできるし、たばこ原料を刻み処理した後
の刻みに添加(いわゆる、二香添加)することもでき
る。
【0029】本発明の香喫味増強剤は、いずれの濃度で
最終たばこ製品(シガレット等)のたばこ材に添加され
ていてもよいが、好ましくは、たばこ材に対して0.0
01〜1000重量ppmの割合で、より好ましくは、
たばこ材に対して0.01〜10重量ppmの割合で添
加される。たばこ材としては、葉たばこ(黄色種、バー
レー種、オリエント種等)、シートたばこ等いずれたば
こ材を用いることができ、通常、これらたばこ材は、刻
みの形態でたばこ製品に使用される。刻みは、膨化され
た形態にあってもよい。
【0030】
【実施例】以下本発明を実施例により説明するが、本発
明はそれらに限定されるものではない。
【0031】実施例1:シリンギン(1)の製造 (A)黄色種葉たばこからの抽出 黄色種葉たばこ(500g)をエタノールにより抽出
し、その濃縮物からヘキサン可溶部を除去し、塩基性物
質を除去して黄色種葉たばこ粗抽出物を得た(約65
g)。この粗抽出物からメタノール不溶の成分を除き、
この凍結乾燥物を、酢酸エチル/エタノール/水(体積
比1/2/1)の割合で混合し静置した後に得られる上
相液に溶解すると、2相に分かれ、この上相を回収し
た。回収液から溶媒を留去した後、酢酸エチル可溶部を
除去し、凍結乾燥して黄色種葉たばこの溶媒抽出物を得
た(約2g)。ついで、この抽出物を逆相カラムクロマ
トグラフィーに供し、水/アセトニトリルが体積比で8
5/15付近で溶出する画分(黄色種葉たばこ逆相カラ
ムクロマトグラフィー分画物)を回収、減圧濃縮し、濃
縮分画物(約60mg)を得た。
【0032】この濃縮分画物を以下の条件で高速液体ク
ロマトグラフィーにより精製した。
【0033】<高速液体クロマトグラフィー条件> カラム:逆相シリカゲルカラム カラムオーブン:40℃ 溶媒:水/アセトニトリル(体積比:92/8) 流量:1mL/分 検出:フォトダイオードアレー検出器(検出波長:21
0nm、254nm) この条件で、溶出時間(保持時間)11.3分付近の溶
出画分を回収した。この回収した溶出液を減圧乾固して
シリンギン(3mg)を得た。
【0034】得られたシリンギンの物性データは、以下
の通りであった。
【0035】<プロトン核磁気共鳴スペクトル(500
MHz、D2 O)> δ(ppm):3.3-3.4 (m, 1H); 3.5-3.6 (m, 1H); 3.
6-3.7 (m, 2H);3.76(dd, J=12.5, 5.4 Hz, 1H);3.87 (dd, J=1
2.5, 2.1 Hz, 1H);3.94 (s, 6H); 4.33 (dd, J=5.7, 1.0 Hz,
2H); 5.09 (d, J=7.7 Hz, 1H); 6.49 (dt, J=15.9, 5.7 Hz,
1H); 6.66 (d, J=15.9 Hz, 1H); 6.94 (s, 2H) <紫外吸収スペクトル(H2 O/CH3 CN(92/
8))> λmax :220, 264nm(合成標品と一致) <HPLC保持時間> 合成標品と一致(同時注入) <質量分析(LC/MSn 、ESI法)> MS m/s:395.2[M+Na]+ , 766.
8[2M+Na]+ MS/MS m /z 395 .2→:184.9;23
2.9;363.9(合成標品と一致)
【0036】(B)図1の合成スキーム1による合成 市販のシリンガアルデヒド(2)(5.5g)とテトラ
−O−アセチル−α−D−グルコピラノシルブロマイド
(3)(12.3g)とをキノリン(30mL)に溶解
し、激しく攪拌しながら、酸化銀(4g)を少量ずつ加
えた。20分間攪拌した後、酢酸(20mL)を加えた
反応を停止させた。水を加えて生成する沈殿を濾過に供
し、沈殿を水で洗浄した後、熱エタノールで3回抽出
し、抽出物から溶媒を除去して化合物4の粗結晶を得
た。エタノールから再結晶させて純粋な化合物(4)を
得た(収量:8.1g;収率:52%) 化合物(4)(5.12g)とマロン酸モノエチル
(1.45g)をピリジン(4mL)に溶解し、ピペリ
ジン(0.15mL)を加えた後、100℃で1.5時
間加熱した。この反応混合物に、攪拌しながら、水を加
え、生成する沈殿を濾過回収し、エタノールから再結晶
させて化合物(5)を得た(収量:5.35g、収率9
2%)。
【0037】アルゴン雰囲気下、化合物(5)(3.2
1g)を乾燥トルエン(200mL)に溶かし、0℃に
冷却した後、撹拌しながら、1.0モル濃度のジイソブ
チルアルミニウムハイドレートのトルエン溶液(75m
L)を1時間かけて滴下した。滴下終了後、この反応混
合物をさらに1時間撹拌した後、冷却下、撹拌しなが
ら、エタノール(20mL)を注意深く加えて反応を停
止させた。この反応混合物から溶媒を除去した後、水
(100mL)を加え、生成した懸濁液を沸騰湯浴上で
加熱し、濾過した。この熱水抽出を2回行い、抽出物を
合一して減圧濃縮し、生じた粗結晶を濾過により回収し
た。この粗結晶を熱水から再結晶させて純粋なシリンギ
ン(1)を得た(収量:2.01g、収率:90%)。
【0038】得られたシリンギンの物性データは、以下
の通りであった。
【0039】<融点> 190.0〜191.4℃(文献値:191〜192
℃) <プロトン核磁気共鳴スペクトル(300MHz、ジメ
チルスルホキシド−d6)> δ(ppm):3.3-3.4 (m, 4H); 3.4 (m, 1H); 3.6
(m, 1H);3.77 (s, 6H); 3.76(dd, J=12.5, 5.4 Hz, 1
H);3.87 (dd, J=12.5, 2.1 Hz, 1H); 3.94 (s, 6H);4.3
3 (dd, J=5.7, 1.0 Hz, 2H); 5.09 (d, J=7.7 Hz, 1H);
6.49 (dt, J=15.9, 5.7 Hz, 1H); 6.66 (d, J=15.9 Hz,
1H);6.94 (s, 2H) <紫外吸収スペクトル(H2 O/CH3 CN(92/
8)> λmax :220, 264nm <HPLC保持時間> 11.3分 <質量分析(LC/MSn 、ESI法)> MS m/s:395.2[M+Na]+ , 766.
8[2M+Na]+ MS/MS m /z 395.2→:184.9;23
2.9;363.9
【0040】実施例2:図2の合成スキーム2によるシ
ナピルアルコール(6)の合成 市販のシナピン酸(7)(5.0g)を乾燥塩酸のエタ
ノール溶液で処理してそのエチルエステル(8)(4.
9g)を得た。エステル(8)(2.52g)の乾燥ト
ルエン(100mL)溶液を氷冷し、撹拌しながら、
1.0モル濃度のジイソブチルアルミニウムハイドレー
トのトルエン溶液(42mL)を1時間かけて滴下し
た。滴下終了後、この反応混合物をさらに1時間撹拌し
た後、冷却下、撹拌しながら、エタノール(6mL)を
注意深く加えて過剰の試薬を分解させた。この反応混合
物半量まで濃縮した後、水を加えて生成したゲル状沈殿
を濾過し、沈殿を酢酸エチルで4回洗浄した。濾液およ
び洗液を合一し、有機相を分離し、水相を酢酸エチルで
抽出した。有機相を合一し、無水硫酸ナトリウムで乾燥
し、減圧濃縮により溶媒を除去して粗生成物を得た。こ
れをシリカゲルクロマトグラフィーに供し、ジクロロメ
タン/n−ヘキサンから再結晶させて純粋なシナピルア
ルコール(6)を得た(収量:1.57g、収率:7
8.5%)。
【0041】得られたシナピルアルコールの物性データ
は、以下の通りであった。
【0042】<融点> 62.0〜64.5℃(文献値:66.5〜67.3
℃) <プロトン核磁気共鳴スペクトル(300MHz、アセ
トン−d6)> δ(ppm):3.82 (s, 6H); 4.20 (dd, J=5.6, 1.5 H
z 2H);6.24 (dt, J=15.8, 5.5 Hz, 1H);6.48 (br. d, J
=15.8 Hz, 1H); 6.71 (s, 2H) <紫外吸収スペクトル(H2 O/CH3 CN(92/
8)> λmax :222, 274nm
【0043】実施例3:図3の合成スキーム3によるシ
リンガレジノール(9)の合成 実施例2で得たシナピルアルコール(6)(500m
g)および硫酸銅(0.6g)を水(100mL)に溶
かし、空気中、室温で2日間激しく撹拌した。この反応
混合物をクロロホルムで2回抽出し、抽出物を合一し、
無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮により溶媒を除
去して粗生成物を得た。この粗生成物をカラムクロマト
グラフィーで精製し、エタノール/クロロホルムから再
結晶させて純粋なシリンガレジノール(9)を得た(収
量:308mg、収率62%)。
【0044】得られたシリンガレジノールの物性データ
は、以下の通りであった。
【0045】<融点> 171.3〜172.8℃(文献値:171〜176
℃) <プロトン核磁気共鳴スペクトル(300MHz、クロ
ロホルム−d1)> δ(ppm):3.82 (s, 6H); 4.20 (dd, J=5.6, 1.5 H
z 2H);6.24 (dt, J=15.8, 5.5 Hz, 1H);6.48 (br. d, J
=15.8 Hz, 1H); 6.71 (s, 2H) (文献値と一致) <紫外吸収スペクトル(H2 O/CH3 CN(92/
8)> λmax :208, 238nm
【0046】実施例4:シリンギンを有効成分とする本
発明の香喫味増強剤の評価 (A)通常の方法に従って二香添加していないフロンテ
ィアライト仕様のシガレット(以下フロンティアライト
二香未済とも表示する)を作成した。このシガレットの
刻み部分に、シリンギンの水溶液を刻みに対してシリン
ギンがそれぞれ0.07、0.014、0.029、
0.057、0.114、0.228、0.456また
は0.912重量ppmの濃度となるように添加した。
対照品にはフロンティアライト二香未済を用いた。
【0047】(B)通常の方法に従って一香及び二香添
加していないマイルドセブン仕様のシガレット(以下マ
イルドセブン無加香とも表示する)を作成した。このシ
ガレットの刻み部分に、シリンギンの水溶液を刻みに対
してシリンギンがそれぞれ0.5または1重量ppmの
濃度となるように添加した。対照品には、マイルドセブ
ン無加香を用いた。
【0048】(C)通常の方法に従って二香添加してい
ないマイルドセブン仕様のシガレット(以下マイルドセ
ブン二香未済とも表示する)を作成した。このシガレッ
トの刻み部分に、シリンギンのエタノール溶液を刻みに
対してシリンギンがそれぞれ0.5または1重量ppm
の濃度となるように添加した。対照品には、マイルドセ
ブン二香未済を用いた。
【0049】それぞれ作製したシガレットについて、た
ばこ香喫味について専門の訓練を積んだ8名のパネリス
トによりその香喫味を評価した。その結果、いずれの作
製シガレットにおいても、対照品に比べて、ボディ感、
吸いごたえが付与され、たばこらしさが増強されるとと
もに黄色種たばこ様のうまみが確認された。また、煙量
の増加の効果も確認された。
【0050】実施例5:シナピルアルコール、シナピン
酸、シリンギン酸、シリンガアルデヒド、シリンガレジ
ノールを有効成分とする本発明の香喫味増強剤の評価 (A)フロンティアライト二香未済の刻み部分に、シナ
ピルアルコール水溶液をシナピルアルコールが刻みに対
してそれぞれ0.1、0.5または1重量ppmの濃度
となるように添加した。対照品には、フロンティアライ
ト二香未済を用いた。
【0051】(B)フロンティアライト二香未済の刻み
部分に、シナピン酸水溶液をシナピン酸が刻みに対して
それぞれ0.1、0.5または1重量ppmの濃度とな
るように添加した。対照品には、フロンティアライト二
香未済を用いた。
【0052】(C)フロンティアライト二香未済の刻み
部分に、シリンギン酸水溶液をシリンギン酸が刻みに対
してそれぞれ0.1、0.5または1重量ppmの濃度
となるように添加した。対照品には、フロンティアライ
ト二香未済を用いた。
【0053】(D)フロンティアライト二香未済の刻み
部分に、シリンガアルデヒド水溶液をシリンガアルデヒ
ドが刻みに対してそれぞれ0.1、0.5または1重量
ppmの濃度となるように添加した。対照品には、フロ
ンティアライト二香未済を用いた。
【0054】(E)フロンティアライト二香未済の刻み
部分に、シリンガレジノール水溶液をシリンガレジノー
ルが刻みに対してそれぞれ0.1、0.5または1重量
ppmの濃度となるように添加した。対照品には、フロ
ンティアライト二香未済を用いた。
【0055】それぞれ作製したシガレットについて、実
施例4と同様に香喫味を評価したところ、いずれの作製
シガレットにおいても、対照品と比べて、黄色種たばこ
様のボディ感、吸いごたえが付与され、たばこらしさが
増強されるとともに、煙量の増加の効果も確認された。
また、シリンギン酸、シリンガアルデヒドについては甘
臭味付与効果も確認された。
【0056】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、た
ばこ製品に黄色種葉たばこ用のボディ感と吸いごたえを
付与し、たばこらしさを増強させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】シリンギンの合成スキームを示す図。
【図2】シナピルアルコールの合成スキームを示す図。
【図3】シリンガレジノールの合成スキームを示す図。
【図4】黄色種葉たばこからのシリンギンの抽出方法を
示す図。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年9月27日(1999.9.2
7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【化1】 (式中、R1 は、水素または糖残基、R2 は、−CH=
CHCH2 OH、−CHO、−COOHまたは−CH=
CHCOOH)で示される少なくとも1種の2,6−ジ
メトキシフェノール化合物(ただし、シナピルアルコー
ルを除く)を有効成分として含有するたばこ香喫味増強
剤。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】(式中、R1 は、水素または糖残基、R2
は、−CH=CHCH2 OH、−CHO、−COOHま
たは−CH=CHCOOH)で示される少なくとも1種
の2,6−ジメトキシフェノール化合物(ただし、シナ
ピルアルコールを除く;以下同じ)が黄色種葉たばこ様
のボディ感と吸いごたえを付与し、たばこらしさを増強
させ得ることを初めて見出し、本発明を完成するに至っ
た。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】すなわち、本発明によれば、上記一般式
(I)で示される少なくとも1種の2,6−ジメトキシ
フェノール化合物を有効成分として含有するたばこ香喫
味増強剤が提供される。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】本発明において、たばこ香喫味増強剤の有
効成分は、シリンギン、シナピン酸、シリンギン酸およ
びシリンガアルデヒドからなる群の中から選ばれる少な
くとも1種の化合物であることが好ましい。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】本発明のたばこ香喫味増強剤は、前記一般
式(I)で示される2,6−ジメトキシフェノール化合
物またはそれらの混合物を有効成分とするものである。
一般式(I)において、R1 は水素または糖残基であ
り、R2 は−CH=CHCH2OH、−CHO、−CO
OHまたは−CH=CHCOOHである。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】好ましくは、一般式(I)で示される2,
6−ジメトキシフェノール化合物には、シリンギン(Sy
ringin:一般式(I)において、R1 =グルコース、R
2 =−CH=CHCH2 OH)、シナピン酸(Sinapic
acid:一般式(I)において、R1 =H、R2 =−CH
=CHCOOH)、シリンギン酸(Syringic acid:一
般式(I)において、R1 =H、R2 =−COOH)、
シリンガアルデヒド(Syringaldehyde:一般式(I)に
おいて、R1 =H、R2 =−CHO)が含まれる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】削除
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】しかしながら、本発明者らは、シリンギン
が黄色種葉たばこに含まれており、黄色種葉たばこから
抽出し得ることを初めて見出した。この抽出は、図
示すスキームにより行うことができる。図を参照する
と、黄色種葉たばこをエタノールにより抽出し、その濃
縮物からヘキサン可溶部を除去し、塩基性物質を除去し
て黄色種葉たばこ粗抽出物を得る。この粗抽出物からメ
タノール不溶の成分を除き、この凍結乾燥物を、酢酸エ
チル/エタノール/水(体積比1/2/1)の割合で混
合し静置した後に得られる上相液に溶解すると、2相に
分かれる。この上相から溶媒を留去した後、酢酸エチル
可溶部を除去し、凍結乾燥して黄色種葉たばこ溶媒抽出
物を得る。ついで、この抽出物を逆相系カラムクロマト
グラフィーに供し、水/アセトニトリルが体積比で85
/15付近で溶出する画分(黄色種葉たばこ逆相系カラ
ムグロマトグラフィー分画物)を回収し、減圧濃縮す
る。この濃縮した分画物を溶出溶媒として水/アセトニ
トリルの体積比92/8の混合溶媒を用いた逆相系高速
液体クロマトグラフィーに供し、溶出時間(保持時間)
11.3分付近の溶出画分を回収する。この溶出液を減
圧乾固してシリンギンを得ることができる。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】削除
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】削除
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】なお、上記化合物のうち、シナピン酸、シ
リンギン酸およびシリンガアルデヒドは、市販もされて
いる。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】本発明は、一般式(I)で示される2,6
−ジメトキシフェノール化合物が、たばこ製品に喫煙時
のボディ感と吸いごたえを付与し、たばこらしさを増強
させ得ることを初めて見出した。従来、これら化合物が
そのようなたばこ香喫味増強作用を有することは全く知
られていなかった。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0040
【補正方法】削除
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0041
【補正方法】削除
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0042
【補正方法】削除
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0043
【補正方法】削除
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0044
【補正方法】削除
【手続補正19】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0045
【補正方法】削除
【手続補正20】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0046
【補正方法】変更
【補正内容】
【0046】実施例:シリンギンを有効成分とする本
発明の香喫味増強剤の評価 (A)通常の方法に従って二香添加していないフロンテ
ィアライト仕様のシガレット(以下フロンティアライト
二香未済とも表示する)を作成した。このシガレットの
刻み部分に、シリンギンの水溶液を刻みに対してシリン
ギンがそれぞれ0.07、0.014、0.029、
0.057、0.114、0.228、0.456また
は0.912重量ppmの濃度となるように添加した。
対照品にはフロンティアライト二香未済を用いた。
【手続補正21】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0050
【補正方法】変更
【補正内容】
【0050】実施例:シナピン酸、シリンギン酸、シ
リンガアルデヒドを有効成分とする本発明の香喫味増強
剤の評価
【手続補正22】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0051
【補正方法】変更
【補正内容】
【0051】()フロンティアライト二香未済の刻み
部分に、シナピン酸水溶液をシナピン酸が刻みに対して
それぞれ0.1、0.5または1重量ppmの濃度とな
るように添加した。対照品には、フロンティアライト二
香未済を用いた。
【手続補正23】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0052
【補正方法】変更
【補正内容】
【0052】()フロンティアライト二香未済の刻み
部分に、シリンギン酸水溶液をシリンギン酸が刻みに対
してそれぞれ0.1、0.5または1重量ppmの濃度
となるように添加した。対照品には、フロンティアライ
ト二香未済を用いた。
【手続補正24】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0053
【補正方法】変更
【補正内容】
【0053】()フロンティアライト二香未済の刻み
部分に、シリンガアルデヒド水溶液をシリンガアルデヒ
ドが刻みに対してそれぞれ0.1、0.5または1重量
ppmの濃度となるように添加した。対照品には、フロ
ンティアライト二香未済を用いた。
【手続補正25】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0054
【補正方法】削除
【手続補正26】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0055
【補正方法】変更
【補正内容】
【0055】それぞれ作製したシガレットについて、実
施例と同様に香喫味を評価したところ、いずれの作製
シガレットにおいても、対照品と比べて、黄色種たばこ
様のボディ感、吸いごたえが付与され、たばこらしさが
増強されるとともに、煙量の増加の効果も確認された。
また、シリンギン酸、シリンガアルデヒドについては甘
臭味付与効果も確認された。
【手続補正27】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】シリンギンの合成スキームを示す図。
【図2】黄色種葉たばこからのシリンギンの抽出方法を
示す図。
【手続補正28】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正29】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】削除
【手続補正30】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】削除
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森 正隆 神奈川県横浜市青葉区梅が丘6−2 日本 たばこ産業株式会社たばこ中央研究所内 Fターム(参考) 4B043 BC02 BC14 4H059 BA15 BA17 BA20 BA29 BB13 BB14 BB22 BB44 BB45 DA09 EA36

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(I): 【化1】 (式中、R1 は、水素または糖残基、R2 は、−CH=
    CHCH2 OH、−CHO、−COOHまたは−CH=
    CHCOOH)で示される2,6−ジメトキシフェノー
    ル化合物およびその二量体からなる群の中から選ばれた
    化合物を有効成分として含有するたばこ香喫味増強剤。
  2. 【請求項2】 有効成分が、シリンギン、シナピルアル
    コール、シナピン酸、シリンギン酸、シリンガアルデヒ
    ドおよびシリンガレジノールからなる群の中から選ばれ
    る少なくとも1種の化合物である請求項1記載のたばこ
    香喫味増強剤。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のたばこ香喫味増
    強剤を添加したたばこ材を含むたばこ製品。
  4. 【請求項4】 有効成分をたばこ材に対して0.001
    ないし1000重量ppmの割合で含有する請求項3記
    載のたばこ製品。
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