JP2000102280A - 自動ドア用直流モータの駆動装置 - Google Patents

自動ドア用直流モータの駆動装置

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JP2000102280A
JP2000102280A JP10266289A JP26628998A JP2000102280A JP 2000102280 A JP2000102280 A JP 2000102280A JP 10266289 A JP10266289 A JP 10266289A JP 26628998 A JP26628998 A JP 26628998A JP 2000102280 A JP2000102280 A JP 2000102280A
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JP
Japan
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motor
phase
drive
current
drive signal
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JP10266289A
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English (en)
Inventor
Yasunori Kubo
康則 久保
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Shibaura Mechatronics Corp
Original Assignee
Shibaura Mechatronics Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 振動、騒音レベルを抑制した自動ドア用直流
モータの駆動装置を提供する。 【解決手段】 モータ2は3相のコイルを有する固定子
を備え、周方向にN極とS極とが交互に着磁され、例と
して4つの磁極を有する永久磁石などからなる回転子を
備える。各コイルに臨んで、磁極検出素子3が設けら
れ、位置信号SPを出力する。駆動装置1は、コイルに
前記駆動信号Su、Sv、Swをそれぞれ供給するイン
バータ回路4を備える。インバータ回路4は、モータ2
に正弦波形の駆動信号Su、Sv、Swを出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動ドア用直流モ
ータの駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から自動ドアを駆動する分野におい
て、例として3相の直流ブラシレスモータ(以下、モー
タと略す)が用いられている。図1は本発明の基礎とな
る構成の3相4極で電気角120°通電方式のモータの
駆動装置1の電気的構成を示すブロック図であり、図4
は駆動装置1の動作を説明する図であり、図5は従来技
術の動作を説明するタイムチャートである。図1は、以
下の従来技術の説明で用いられると共に、後述する発明
の形態の説明においても用いられる。
【0003】モータ2は前述したように、3n個、例と
して3本のコイルを有する固定子を備え、各コイルは、
駆動装置1からのU相、V相及びW相の駆動信号Su、
Sv、Swで駆動される。また、モータ2は、周方向に
N極とS極とが交互に着磁され、例として4つの磁極を
有する永久磁石などからなる回転子を備える。
【0004】本従来例では、各コイルに臨んで、例とし
てホール素子などからなる磁極検出素子3が設けられ、
コイルの磁束密度の変化が検出される。磁極検出素子3
は、これにより、回転子の各磁極の周方向の位置を検出
すると共に、回転子の回転位置及び回転速度を検出し、
これに対応する位置信号SPを出力する。
【0005】駆動装置1は、各コイルに前記駆動信号S
u、Sv、Swをそれぞれ供給するインバータ回路4を
備える。インバータ回路4は、コイルに駆動用の電流を
供給するトランジスタ(以下、上段トランジスタと称す
ることがある)と、コイルからの該電流が流れ込むトラ
ンジスタ(以下、下段トランジスタと称することがあ
る)とを各コイル毎に対応させて備えている。よって、
前記3相モータに用いられるインバータ回路では、一例
として、上段および下段で各3個のトランジスタが用い
られている。
【0006】前記ホール素子からの検出出力である位置
信号SPは、波形合成回路5に入力され、各相毎の位置
信号SPの波形を合成する。これにより、各相毎の位置
信号SPの相互の位相差や位相の進行方向、即ち、モー
タ2の回転方向が判別可能になる。波形合成回路5から
の位置速度方向信号は、速度制御回路6及びマイクロコ
ンピュータなどからなる演算回路7に入力される。
【0007】演算回路7には、基準速度に対応する速度
指令信号が別途、入力されており、これに基づく制御信
号が前記速度制御回路6からの信号と共にロジック回路
8に入力され、ロジック回路8では前記インバータ回路
4の各トランジスタをオン/オフする制御信号が作成さ
れてインバータ回路4に出力される。インバータ回路4
には直流電源が接続され、直流電源からの電圧・電流が
インバータ回路4で変調されてモータ2に供給される。
インバータ回路4からはモータ2に供給される駆動電流
のレベルがフィードバック信号として速度制御回路6に
入力される。このようにして、モータ2は前記速度指令
信号に基づいた基準速度で回転するように制御される。
【0008】本従来技術において、モータ2が4極の極
数の回転子を有する場合、従来では120゜通電方式で
行われる。これは、モータ2の3相のコイル中の2相に
順次的に通電する方式である。インバータ回路4は、前
記位置信号SPと、速度指令信号とから図5(1)〜同
図(3)に示される前記駆動信号Su、Sv、Swを作
成し出力する。このとき、図4に示されるように、回転
子の機械角30°の回転毎に通電相が切り替わることに
なる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の駆動方式に於い
て、前記回転子の機械角30°毎の回転に伴う通電相の
切り替わりにおいて、各コイルへの通電のオン/オフが
方形波的に切り替わることになり、モータトルクの強弱
が発生し、モータ2のトルクリップルが大きくなる。こ
れにより、モータ2の振動や騒音が大きくなるという問
題点がある。また、これにより、モータ2を例として、
自動ドア駆動用に組み込んだ場合でもドア本体を含む構
成にモータ2の振動が伝達され、全体の振動が大きくな
るという不具合がある。
【0010】特に、自動ドア駆動モータが、細径、高ト
ルクへ移行する中で高密度巻線となり通電時の磁気音が
大きい。ここで、磁気音とは、次のような意味である。
コイルに交流電流を流した時に磁束が変化し、これによ
り固定子が変形して振動する。そして、この際に、発生
する音が磁気音である。
【0011】本発明は上記問題点を解決すべくなされた
ものであり、その目的は、振動、磁気音などの騒音レベ
ルを抑制した自動ドア用直流モータの駆動装置を提供す
ることである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の自動ドア用直流
モータの駆動装置は、複数相の巻線を有する直流モータ
の各相毎のコイルに、直流モータを回転させる駆動信号
をそれぞれ出力する複数段のインバータ部と、各段のイ
ンバータ部を制御して、各相毎の駆動信号を実質的に同
時に出力し、各相の駆動信号の電圧及び電流を漸次的に
変化させて、複数相の巻線に回転磁界を発生せしめる制
御部とを備えている。
【0013】本発明において、前記制御部は、前記駆動
信号の電圧及び電流を、正弦波形状と類似の形状の波形
で連続的に変化させる場合がある。
【0014】また、本発明において、前記制御部は、該
駆動信号を実質的に各相の巻線に同時に出力すると共
に、前記駆動信号の電圧及び電流を段階的に変化させる
場合がある。
【0015】
【作用】本発明によれば、複数相の巻線を有する直流モ
ータの各相毎のコイルには、複数段のインバータ部から
直流モータを回転させる駆動信号がそれぞれ出力され
る。各段のインバータ部は制御部の制御により、各相毎
の駆動信号を実質的に同時に出力し、各相の駆動信号の
電圧及び電流を漸次的に変化させて、複数相の巻線に回
転磁界を発生せしめる。
【0016】これにより、各コイルへの通電のオン/オ
フが方形波的に切り替わることが防止され、モータトル
クがほぼ均一になりトルクリップルを抑制することがで
きる。これにより、モータの振動や騒音を抑制すること
ができる。また、モータの振動や騒音を抑制することに
より、本発明のモータが組み込まれる自動ドアが発生す
るモータに起因する振動や騒音を抑制することができ
る。
【0017】本発明において、前記制御部が、駆動信号
の電圧及び電流を、正弦波形状と類似の形状の波形で連
続的に変化させる場合でも、各コイルへの通電のオン/
オフが方形波的に切り替わることが防止されるので、前
述した作用効果と同様な作用効果を実現することができ
る。
【0018】本発明において、前記制御部が、駆動信号
を実質的に各相の巻線に同時に出力すると共に、駆動信
号の電圧及び電流を段階的に変化させる場合でも、各相
の巻線に同時に磁界を発生させて回転子にトルクを発生
させるので、各コイルへの通電のオン/オフが方形波的
に切り替わることが防止される。これにより、前述した
作用効果と同様な作用効果を実現することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は本発明の基礎となる構成の
自動ドア用モータの駆動装置1の電気的構成を示すブロ
ック図であり、図2は駆動装置1の本実施例の動作を示
すタイムチャートであり、図3は駆動装置1の本実施例
の他の動作を示すタイムチャートである。図1の構成に
関しては、従来技術の項で説明したので、再度の説明を
省略する。
【0020】以下に、本実施例の駆動装置21の動作を
説明する。本実施例において、モータ2が4極の極数の
回転子を有する場合を想定する。本実施例において、モ
ータ2には、図2(1)〜同図(2)に示す波形の駆動
信号Su、Sv、Swが入力される。正弦波形の駆動信
号Su、Sv、Swは、演算回路7において正弦波を発
生させ、ロジック回路8を介してインバータ回路4の前
記各トランジスタを正弦波形の制御信号で駆動すること
によって得られる。
【0021】このような波形の駆動信号Su、Sv、S
wを入力することにより、モータ2の3相のコイルに常
に通電しつつ、各相のコイルへの電圧及び電流のバラン
スを漸次的に変化させるようにしているので、モータ2
の各コイルのトルクが従来技術におけるように大きく変
化する事態が防止され、モータ2のトルクリップルが抑
制されている。
【0022】これにより、モータ2の振動や騒音を抑制
することができる。また、モータ2の振動や騒音を抑制
することにより、モータ2が組み込まれる自動ドアが発
生するモータ2に起因する振動や騒音を抑制することが
できる。
【0023】また、本発明の眼目は、3相モータ2の各
相のコイルに常時通電しつつ、各コイルへの電圧及び電
流のバランスを漸次的に変化させることである。従っ
て、モータ2へ供給される駆動信号Su、Sv、Swの
波形は、図2に示される波形に限定されず、例として、
図3に示されるように、全体の波形としては正弦波形で
あり、従って3相の各コイルに常時通電が行われ、しか
も、微細な階段波形からなるものであってもよい。
【0024】
【発明の効果】以上のように本発明に従えば、複数相の
巻線を有する直流モータの各相毎のコイルには、複数段
のインバータ部から直流モータを回転させる駆動信号が
それぞれ出力される。各段のインバータ部は制御部の制
御により、各相毎の駆動信号を実質的に同時に出力し、
各相の駆動信号の電圧及び電流を漸次的に変化させて、
複数相の巻線に回転磁界を発生せしめるようにした。
【0025】これにより、各コイルへの通電のオン/オ
フが方形波的に切り替わることが防止され、モータトル
クがほぼ均一になりトルクリップルを抑制することがで
きる。したがって、細径、高トルクへ移行する中で高密
度に巻線を行っても、モータの振動や磁気音などの騒音
を抑制することができるという特異な作用、効果があ
る。また、モータの振動や騒音を抑制することにより、
本発明のモータが組み込まれる自動ドアが発生するモー
タに起因する振動や騒音を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基礎となる構成のモータ2の駆動装置
1のブロック図である。
【図2】本発明の一実施例の動作を説明するタイムチャ
ートである。
【図3】本発明の他の実施例の動作を説明するタイムチ
ャートである。
【図4】従来技術の通電方式を説明する図である。
【図5】従来技術の動作を説明するタイムチャートであ
る。
【符号の説明】
1 駆動装置 2 モータ 3 磁極検出素子 4 インバータ回路 5 波形合成回路 6 速度制御回路 7 演算回路 8 ロジック回路 Su、Sv、Sw 駆動信号

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動ドアに用いられる直流モータの駆動装
    置であって、 複数相の巻線を有する直流モータの各相毎のコイルに、
    該直流モータを回転させる駆動信号をそれぞれ出力する
    複数段のインバータ部と、 各段のインバータ部を制御して、各相毎の駆動信号を実
    質的に同時に出力し、各相の駆動信号の電圧及び電流を
    漸次的に変化させて、該複数相の巻線に回転磁界を発生
    せしめる制御部とを備える直流モータの駆動装置。
  2. 【請求項2】前記制御部は、前記駆動信号の電圧及び電
    流を、正弦波形状と類似の形状の波形で連続的に変化さ
    せる請求項1に記載の直流モータの駆動装置。
  3. 【請求項3】前記制御部は、該駆動信号を実質的に各相
    の巻線に同時に出力すると共に、前記駆動信号の電圧及
    び電流を段階的に変化させる請求項1に記載の直流モー
    タの駆動装置。
JP10266289A 1998-09-21 1998-09-21 自動ドア用直流モータの駆動装置 Pending JP2000102280A (ja)

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