JP2000101510A - パーソナルハンディホンシステム - Google Patents

パーソナルハンディホンシステム

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JP2000101510A
JP2000101510A JP26492498A JP26492498A JP2000101510A JP 2000101510 A JP2000101510 A JP 2000101510A JP 26492498 A JP26492498 A JP 26492498A JP 26492498 A JP26492498 A JP 26492498A JP 2000101510 A JP2000101510 A JP 2000101510A
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JP26492498A
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Yoshimi Miyazaki
義実 宮崎
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Toyo Communication Equipment Co Ltd
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Toyo Communication Equipment Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来のPHSには、基地局から一斉に同一の情報
を送信する同報通信の機能がない。 【解決手段】機能チャネルとして同報チャネルを通信用
物理スロットあるいは制御用物理スロットに設け、通信
用物理スロットに設けた場合は、基地局が同報チャネル
の情報をリンクチャネル割当メッセージで端末に通知す
るとともに、呼出し時に同報機能による呼出であること
を通知する、あるいは、基地局が同報チャネルの情報を
TCH切替指示メッセージで端末に通知する。また、制
御用物理スロットに同報チャネルを設けた場合は、基地
局が同報チャネルの情報を報知情報メッセージで端末に
通知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、本発明はパーソナ
ルハンディホンシステム( Personal HandyphoneSyste
m)に関し、特に同報機能を有するパーソナルハンディ
ホンシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、パーソナルハンディホンシス
テム(以下PHSという)では無線アクセス方式とし
て、基地局と端末とが同一周波数を時間的に分割して共
用する、4チャネル多重のTDMA−TDD方式が採用
されている(RCR STD−28第二世代コードレス
電話システム)。図6(a)は従来のPHSの通常のモ
ードにおける通信フレームの構成を示すスロット配置図
である。同図に示すように、該フレームは伝送速度は3
2kbps、1フレーム長は5ミリ秒で、それが8個の
時間のスロットに分割されている。この分割された各々
を物理スロットと呼び、#T1と#R1の組のように、
#1から#4の4組のスロットに分類され、はじめの4
スロットが基地局無線機から端末無線機へ送信する下り
方向に、残りの4スロットが端末無線機から基地局無線
機へ送信する上り方向に使われる。
【0003】前記物理スロットは、複数の無線局に共用
の制御信号の送受信を行う#1の制御用物理スロット
と、割り当てられた無線局だけが個別の制御信号や音声
・データの送受信に使用する#2〜#4の通信用物理ス
ロットに分けられる。そして、基地局は端末無線機に対
し#1から#4のスロットで送受信する。端末1(以下
端末1、端末2・・は、PS1、PS2・・という)は
基地局に対し、、待ち受け時には#1で示すスロット
で、また、チャネル割当て後は#2で示すスロットで送
受信する。同様にPS2と基地局、PS3と基地局との
間は、それぞれ#1と#3、#1と#4スロットを用い
る。前記制御用物理スロット(#1のスロット)におい
ては、基地局は端末(PS)に共通の制御情報あるいは
個別の端末への制御情報を送信し、各端末(PS)は個
別の制御信号を基地局に送信する。上記のように、PH
Sでは1周波数を4組のスロットに時分割し、各組のス
ロットは端末から基地局への上り方向と基地局から端末
への下り方向で、それぞれ交互に、制御信号や音声・デ
ータの送受信に使用される。
【0004】前記制御用及び通信用物理スロットにはそ
の用途に応じた機能チャネルが配置され、情報の送受信
を行う。図7は前記機能チャネルの構成図である。該機
能チャネルにはユーザ情報転送用の情報チャネル(TC
H)と同図に示すように細部分類された制御チャネル
(CCH)とがある。前記制御チャネル(CCH)にお
ける細部チャネルの機能概要は次の通りである。 (1)BCCH(報知チャネル) 基地局から移動局に制御情報を報知するための下り片方
向チャネル。チャネル構造に関する情報、システム情報
等を転送する。 (2)CCCH(共通制御チャネル) 呼接続に必要な制御情報転送を行うチャネル。 (a)PCH(一斉呼び出しチャネル) 基地局から移動局に対して、単一セルあるいは複数セル
の広いエリア(一斉呼び出しエリア)に同一の情報を一
斉に転送するポイント−マルチポイントの下り片方向チ
ャネル。 (b)SCCH(個別セル用チャネル) 基地局と移動局の間で呼接続に必要な情報を転送するポ
イント−ポイントの双方向チャネルであり、セル毎に独
立の情報を転送する。上りチャネルはランダムアクセス
とする。 (3)UPCH(ユーザパケットチャネル) ポイント−マルチポイントの双方向チャネル。制御信号
情報及びユーザパケットデータ転送を行う。 (4)ACCH(付随制御チャネル) TCH(情報チャネル)に付随した双方向チャネル。呼
接続に必要な制御情報及びユーザパケットデータ転送を
行う。TCHに常時付随したACCHをSACCH、一
時的にTCHをスチールして高速のデータ転送を行うチ
ャネルをFACCHと定義する。 (5)TCH(情報チャネル) ユーザ情報を転送する。ポイント−ポイントの双方向チ
ャネル。
【0005】PHSの動作説明に先立って、スーパーフ
レームについて簡単に説明する。前述のように、基地局
は#1の制御用物理スロットのうちの下りのスロットを
使用して、該スロットに前記の制御チャネルを配置しそ
の機能に応じて端末機へ制御情報を送信する。その制御
チャネルの配置の仕方は使用法に応じて定められる。論
理制御チャネルのスーパーフレームは、n通信フレーム
ごとに間欠的に送られるm個の下りの制御用物理スロッ
トに配置された制御チャネル信号の系列をいう。以降、
この系列を1周期として繰り返し送信される。その最小
周期に含まれる制御機能チャネルはBCCH(報知チャ
ネル)、 PCH(一斉呼出しチャネル)、SCCH
(個別セル用チャネル)及びUSCCH(オプションの
UPCH)であり、その先頭スロットには必ずBCCH
(報知チャネル)が配置される。これによって、該BC
CH(報知チャネル)がスーパーフレームの先頭位置で
あることが知らされると共に、BCCH(報知チャネ
ル)のメッセージで該スーパーフレームの構成が各端末
に報知される。
【0006】図6(b)は、通常のモードの通信におけ
るチャネル割当て時の制御シーケンスを示す図である。
同図において、端末のPS1がオフフックによって、#
1のスロットに制御機能チャネルのSCCH(個別セル
用チャネル)で基地局に呼出しを行うと、基地局は#1
スロットのうち制御機能チャネルのSCCHが配置され
ているフレームで応答信号をPS1に送信する。前記応
答信号を受けてPS1は、制御機能チャネルのSCCH
(個別セル用チャネル)で基地局にリンクチャネル確立
要求信号を送信する。該要求に応じて、基地局は、例え
ば#2のスロットの割当てを決定して、P1に対し制御
機能チャネルのSCCH(個別セル用チャネル)でリン
クチャネル割当てを通知する。その後、PS1と基地局
2は#2のスロットで、互いに同期バースト信号を送受
して同期が確認されると、通信用スロットとして#2の
スロットで個別制御信号を送受信し、通話状態に移行す
る。
【0007】以上説明したようなピンポン方式を用いる
PHSにおける特徴の一つに、端末機間直接通話モー
ド、いわゆるトランシーバモードが容易に実現できる点
がある。端末機同士がトランシーバモードで通信を行う
場合は、それぞれが端末機本体でモード切り替えを行
う。トランシーバモードでは通常モードのように#1の
専用の制御用スロットは設けず、発信側端末機が#1か
ら#4のうちの空きスロットを検出して、任意の空きス
ロットで通信を行う。図8(a)は、従来のPHSのト
ランシーバモードにおける物理スロットの配置図であ
る。同図に示すように、端末PS1がトランシーバモー
ドでPS2と通信を行う場合は、モードの切替えを行っ
た後に空きスロットの、例えば#2のスロットでPS2
に直接呼出し信号を送信する。受信側のPS2は#1か
ら#4までのスロットをスキャンして前記#2のスロッ
トの呼出し信号を受信する。この後相互に同期バースト
信号の送受によって同期の確立を確認し、以降、#2の
スロットで通話を行う。
【0008】上述の、従来のPHSでは、通常のモード
の通信が基地局と端末が1対1で通信するのと同じよう
に、トランシーバモードにおいても、1局の端末が直接
通話できる相手は1局の端末であり、グループ通話のよ
うに、1局の端末が他の2局以上の端末と同時に通話す
ることはできなかった。即ち、従来のPHSでは3局以
上の端末同士によるトランシーバモードは提供されてい
なかった。上記の問題に対する対策として、平成9年特
許願第262745号に示される技術がある。この技術
においては、例えば3局の端末機が基地局を介して行う
通常モードの通信のほかに、制御用物理スロットを使っ
て割り込み制御を行うことを特徴とする制御動作によっ
て3局以上の端末が同時にトランシーバモードで通話を
行うことができる。以下に、上記技術を説明する。
【0009】図8(b)は前記特許願に示される技術の
トランシーバモードにおける端末PS1、PS2、PS
3のスロット配置図である。同図に示すように、この技
術のトランシーバモードでは、従来のトランシーバモー
ドと同様に、#2から#4のスロットで端末機同士が送
受信するが、これに加えて上記端末機は、制御用スロッ
トとして#1でTcあるいはRcの割込み制御スロット
を送受信するようになっている。同図において、PS1
とPS2がトランシーバモードで#2のスロットで通話
中に、3番目の端末PS3がPS1と交信を行う場合
は、割込み制御用スロット#TC1を使って端末PS1
へ呼出しを行う。すると、PS1は#RC1のスロット
でこれを受信して呼出しを検知し、PS1は前記PS3
に対し#TC1のスロットで応答する。PS3は#RC
1のスロットでこれを受信する。
【0010】上記のように呼出しを検知した後は、図8
(b)のように、前記PS1とPS3間に未使用の新た
なスロット#3あるいは#4を割り当てる方法と、現在
通信中の伝送レートを落としてその残りを割り当てる方
法のいずれかの方法で、通信用スロットの割当を行う。
上記の方法によって3局以上の端末(PS)間でトラン
シーバモードによる通話が可能となる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ようにトランシーバモードによって一つの端末から複数
の端末に直接通話を行うことはできるが、従来のPHS
あるいは前記特許願のPHSにおいては、基地局から多
数の端末に一斉に同一の情報を送信する同報通信の機能
を有していないという欠点、あるいは、前記同報通信中
に端末から基地局へ情報を送り、更にその情報を他の端
末へ一斉に送る機能を有していないという欠点があっ
た。本発明は、上記課題を解決するためになされたもの
であって、基地局から多数の端末に対し、あるいはある
端末から多数の端末に同報通信を行うことが可能なPH
Sを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明においては、機能チャネルとし
て同報チャネルを通信用物理スロットに設け、基地局が
同報チャネルの情報をリンクチャネル割当メッセージで
端末に通知するとともに、端末呼出し時に同報機能によ
る呼出であることを端末に通知することを特徴とする。
請求項2記載の発明においては、機能チャネルとして同
報チャネルを通信用物理スロットに設け、基地局が同報
チャネルの情報をTCH切替指示メッセージで端末に通
知することを特徴とするパーソナルハンディホンシステ
ム。請求項3記載の発明においては、機能チャネルとし
て同報チャネルを制御用物理スロットに設け、基地局が
同報チャネルの情報を報知情報メッセージで端末に通知
することを特徴とする。請求項4記載の発明において
は、請求項1に記載のパーソナルハンディホンシステム
で同報通信中に端末から基地局へ送信する場合に、送信
権獲得処理を行うことを特徴とする。請求項5記載の発
明においては、請求項4に記載の送信権獲得処理が、端
末から基地局に送信権獲得要求メッセージを送信し、基
地局がそれに応答すると共に、同期バーストの送受を行
うものであることを特徴とする。請求項6記載の発明に
おいては、請求項4に記載の送信権獲得処理が、同期バ
ーストの送受を行うものであることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示した実施
の形態に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明に係
わるPHSの実施の一形態例を示す全体説明図であり、
図2は本発明に係わるPHSにおける機能チャネル構成
図であり、また、図3及び図4は本発明に係わる同報モ
ードにおけるスロット配置図及び制御シーケンス図であ
る。図1に示すようにこのPHSは、公衆回線1に接続
された基地局2と、例えば6局の端末PS1、PS2、
PS3、PS4、PS5、PS6とから構成され、各端
末PS1〜PS6は上記基地局2を介して通常の通信を
行うと共に、トランシーバーモードも有している。通常
の通信においてはタイムスロットの割り当ては3局まで
しかできないので、前記PS1からPS6のうち同時に
通信できる端末は3局までである。また、図2に示すよ
うに、本発明に係るPHS機能チャネルは、従来の機能
チャネルの構成(図7)に制御チャネル(CCH)ある
いは情報チャネル(TCH)のいずれかに、図中に点線
で囲んで示すように「同報チャネル」を追加した構成と
なる。
【0014】図3に示す同報モードのスロット配置図
は、図2の機能チャネル構成図において「同報チャネ
ル」をTCH(情報チャネル)に設定した場合を示す。
この構成の場合の動作を以下に説明する。図3(a)の
スロット配置図に示すように、基地局2は制御用スロッ
ト#1で制御信号を送信し、#2の通信用スロットで全
端末PS1〜PS6に同報情報を送信する。これに対
し、端末PS1〜PS6はそれぞれ同じスロットで受信
する。その場合、同図(b)の制御シーケンスに示すよ
うに、先ず、基地局2は、PCH(一斉呼出しチャネ
ル)が配置されているスロットで、全端末PS1〜PS
6に同報呼出し信号を送信する。次に、SCCH(個別
セル用チャネル)で、空きチャネルである#2の通信用
スロットで同報情報を送信することを通知するリンクチ
ャネル割当信号を送出する。基地局2は前記の制御信号
送出の後、#2の通信用スロットの同報チャネルで同報
情報を送出し、すべての端末PS1〜PS6は#2の同
報チャネルで前記同報情報を受信する。もし、例えば端
末PS1が#4の通信用スロットで通信中である場合
は、該PS1は前述の図3(b)におけるPCH(一斉
呼出しチャネル)を受信しないので、#2の同報チャネ
ルに移行できない。この場合は、図3(c)の制御シー
ケンスに示すように、基地局2は、同報チャネルの割当
てを#2スロットに決定後、通信中の#4の通信用スロ
ットに付随制御チャネルのSACCHまたはFACCH
によるTCH切替指示を送出する。この指示に基づい
て、PS1は#4の同報チャネルに移行して同報情報を
受信することができる。
【0015】図4に示す同報モードは、「同報チャネ
ル」をCCH(制御チャネル)に設定した場合で、図4
(a)及び(b)は、その際の論理制御チャネルのスー
パーフレーム構成を示す図であり、同図(c)は制御シ
ーケンス図である。待ち受け状態の端末機は、図4
(a)に示すスーパーフレーム構成のBCCH(報知チ
ャネル)スロットの報知情報によって自己に指定された
PCHのスロットのみを受信している。基地局2が同報
情報を送る場合、先ず図4(c)に示すように、すべて
のPCH(一斉呼出チャネル)スロットで、BCCH受
信指令を送出すると共に、BCCH(報知チャネル)の
報知情報によって、12スロットから成るスーパーフレ
ームの7番目のスロットが同報チャネルであることを通
知する。その後、スーパーフレームの構成は図4(b)
に示すように、7番目のスロットに同報チャネル(同図
中の「U」)を配置して同報情報の送信を行う。全ての
端末機は前記指令と報知情報を受信し、その後に送信さ
れる7番目のフレームの同報チャネルの同報情報を受信
することができる。以上説明した手段によって、PHS
においても同報機能、即ち基地局から端末への一斉送信
を行うことができる。
【0016】上述の手段では、基地局から端末への一斉
送信は行うことができるが、ある端末から基地局を介し
て他の端末への一斉送信を行うことはできない。そこで
このような場合には、一斉送信を行おうとする端末は、
基地局に対して送信権を要求し、許可を得て基地局に送
信し、基地局はその送信情報を同報チャネルによって一
斉送信を行う。図5は、同報通信を受信中のPS1の送
信権獲得処理の制御シーケンス図である。PS1及びP
S2〜PS6は図3で説明したシーケンスにより、TC
H(情報チャネル)に設定したスロット#2の同報チャ
ネルで同報通信を受信している。ここでPS1が一斉送
信を行おうとする場合、図5に示すように、プレストー
クボタンを押すとPS1から基地局へFACCH(高速
付随制御チャネル)で送信権獲得要求メッセージが送ら
れる。基地局は該送信権獲得要求メッセージを受信する
と、他の端末からの送信権獲得要求メッセージがなけれ
ば、前記PS1に送信権割当メッセージをFACCH
(高速付随制御チャネル)で送信して情報送信を許可す
る。
【0017】前記PS1は送信権を獲得したので、基地
局との間で同期バースト信号を送受し、同期がとれる
と、PS1はTCH(情報チャネル)の#2の上り方向
のスロットで基地局への送信を開始し、情報データを基
地局へ送信する。以上のシーケンスにより、端末から基
地局へ情報を送信することができる。この際、基地局か
ら他のPSに対しては一斉送信中であるので、基地局か
ら各端末へ送信される同報情報にPS1からの情報デー
タを割込ませて送信することにより、PS1から他の端
末への一斉通信が実現できる。送信が終了した場合、
PS1のプレストークボタンを放すと、PS1から基地
局へFACCH(高速付随制御チャネル)で送信権解放
メッセージが送信される。PS1は基地局からの応答を
待たず、TCH(情報チャネル)による送信を直ちに停
止する。
【0018】以上、送信権獲得処理について説明した
が、同期バースト信号の送受にて送信権獲得要求中の端
末の特定ができる場合や、複数の端末が送信権獲得要求
メッセージを同時に送信することが少ない場合は、送信
権獲得と送信権割当メッセージの送受を省略することも
可能である。その場合、制御シーケンスが短くなるの
で、端末が送信権を獲得するのに要する時間が短くて済
み、プレストークボタンを押してから実際に端末が送信
ができるまでの通話の頭切れを防ぐことができる。以上
説明したように、本発明によって、ある端末から基地局
を介して他の端末への一斉送信を行うことが可能とな
る。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係わるP
HSにおいては、機能チャネルとして同報チャネルを通
信用物理スロットあるいは制御用物理スロットに設けて
同報情報を送信するように構成したので、 PHSにお
いても同報機能を提供することが可能となり、更に、通
信用物理スロットの同報チャネルで送信権獲得処理と情
報送信を行うように構成したので、端末から基地局ある
いは基地局を介して他の端末へ送信を行うことも可能と
なり、通信サービスの向上に著しい効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るPHSの一実施形態の全体説明図
【図2】本発明に係るPHSの機能チャネル構成図
【図3】(a)は本発明に係るPHSの同報モードにお
いて「同報チャネル」をCCH(制御チャネル)に設け
た場合のスロット配置図、(b)は待受け中の端末機に
対する制御シーケンス図、(c)は通信中の端末機に対
する制御シーケンス図
【図4】(a)は通常動作時におけるスーパーフレーム
構成図、(b)は本発明に係るPHSの同報モードにお
いて「同報チャネル」をTCH(情報チャネル)に設け
た場合のスーパーフレーム構成図、(c)は制御シーケ
ンス図
【図5】同報通信を受信中のPS1の送信権獲得処理の
制御シーケンス図
【図6】(a)は従来のPHSの通常モードのスロット
配置図、(B)は制御シーケンス図
【図7】従来のPHSの機能チャネル構成図
【図8】(a)は従来のPHSのトランシーバモードの
スロット配置図、(B)は特許願第262745号に示
されるPHSのトランシーバモードのスロット配置図
【符号の説明】
1・・公衆回線、 2・・基地局、 PS1〜6・・
端末機1〜6、PS・・複数の端末機、 CS・・基
地局

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】機能チャネルとして同報チャネルを通信用
    物理スロットに設け、基地局が同報チャネルの情報をリ
    ンクチャネル割当メッセージで端末に通知するととも
    に、端末呼出し時に同報機能による呼出であることを端
    末に通知することを特徴とするパーソナルハンディホン
    システム。
  2. 【請求項2】機能チャネルとして同報チャネルを通信用
    物理スロットに設け、基地局が同報チャネルの情報をT
    CH切替指示メッセージで端末に通知することを特徴と
    するパーソナルハンディホンシステム。
  3. 【請求項3】機能チャネルとして同報チャネルを制御用
    物理スロットに設け、基地局が同報チャネルの情報を報
    知情報メッセージで端末に通知することを特徴とするパ
    ーソナルハンディホンシステム。
  4. 【請求項4】同報通信中に端末から基地局へ送信する場
    合に、送信権獲得処理を行うことを特徴とする請求項1
    に記載のパーソナルハンディホンシステム。
  5. 【請求項5】前記送信権獲得処理は、端末から基地局に
    送信権獲得要求メッセージを送信し、基地局がそれに応
    答すると共に、同期バーストの送受を行うものであるこ
    とを特徴とする請求項4に記載のパーソナルハンディホ
    ンシステム。
  6. 【請求項6】前記送信権獲得処理は、同期バーストの送
    受を行うものであることを特徴とする請求項4に記載の
    パーソナルハンディホンシステム。
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