JP2000101344A - 局部発振器およびアンテナユニット - Google Patents

局部発振器およびアンテナユニット

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JP2000101344A JP11128439A JP12843999A JP2000101344A JP 2000101344 A JP2000101344 A JP 2000101344A JP 11128439 A JP11128439 A JP 11128439A JP 12843999 A JP12843999 A JP 12843999A JP 2000101344 A JP2000101344 A JP 2000101344A
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正之 仁部
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    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03BGENERATION OF OSCILLATIONS, DIRECTLY OR BY FREQUENCY-CHANGING, BY CIRCUITS EMPLOYING ACTIVE ELEMENTS WHICH OPERATE IN A NON-SWITCHING MANNER; GENERATION OF NOISE BY SUCH CIRCUITS
    • H03B5/00Generation of oscillations using amplifier with regenerative feedback from output to input
    • H03B5/18Generation of oscillations using amplifier with regenerative feedback from output to input with frequency-determining element comprising distributed inductance and capacitance
    • H03B5/1864Generation of oscillations using amplifier with regenerative feedback from output to input with frequency-determining element comprising distributed inductance and capacitance the frequency-determining element being a dielectric resonator
    • H03B5/187Generation of oscillations using amplifier with regenerative feedback from output to input with frequency-determining element comprising distributed inductance and capacitance the frequency-determining element being a dielectric resonator the active element in the amplifier being a semiconductor device
    • H03B5/1876Generation of oscillations using amplifier with regenerative feedback from output to input with frequency-determining element comprising distributed inductance and capacitance the frequency-determining element being a dielectric resonator the active element in the amplifier being a semiconductor device the semiconductor device being a field-effect device

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  • Input Circuits Of Receivers And Coupling Of Receivers And Audio Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 設計の利便性を向上するとともに、安定した
発振特性を発揮することができ、製造コストを低減した
局部発振器を提供すること。 【解決手段】 プリント基板128上に高インピーダン
ス線路106,108,113と、スルーホール付アー
スパターン122〜126と、結合線路103,117
とを形成し、HEMT101等のチップ部品と誘電体共
振器102とをダイボンディングにより装着する。HE
MTの端子は、プリント基板128上に形成されたパタ
ーンにワイヤボンディングによって接続される。HEM
Tは2つのドレイン端子D1,D2を有し、一方のドレ
イン端子D2はドレイン接地用スタブ105に接続さ
れ、他方のドレイン端子D1はバイアス回路を構成する
高周波阻止用高インピーダンス線路106と接続され、
ドレイン接地用スタブ105はバイアス回路と分離して
配置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は誘電体発振器に関
し、特にKu帯受信用またはKu帯よりも高い周波数帯
(Ka帯等)受信用のアンテナユニット(Low Noise Bl
ock downconverter :以下LNBという)に使用される
誘電体発振器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、衛星放送および衛星通信には約1
0GHz〜13GHzの受信周波数帯域からなるKu帯
が用いられている。図11に代表的なKu帯衛星放送受
信システムを示す。なお、図中同一符号は同一または相
当する部材を示す。
【0003】Ku帯衛星放送受信システムは、アウトド
ア部200とインドア部210に分けられる。アウトド
ア部200は、アンテナ201とそれに接続されたLN
B202とを含み、インドア部210は、インドアレシ
ーバ204とテレビジョン209とを含む。LNB20
2は、アンテナ201で受信した衛星からの電波を低雑
音増幅し、同軸ケーブル203を介して接続されるイン
ドアレシーバ204に低雑音でかつ十分なレベルの信号
を供給する。インドアレシーバ204は、DBSチュー
ナ205とFMデモジュレータ206と映像および音声
回路207とRFモジュレータ208とを含む。LNB
202から同軸ケーブル203を介してインドアレシー
バ204に与えられる信号はこれらの回路によって処理
されてテレビジョン209に与えられる。
【0004】一般的なKu帯受信用LNBとして、国内
CS受信用LNBの回路ブロック図の一例を図12に示
す。入力周波数12.2GHz〜12.75GHzの到
来信号は、導波管内のアンテナプローブ251で受信さ
れ、低雑音増幅回路(以下LNAという)252で低雑
音増幅された後、バンドパスフィルタ(以下BPFとい
う)253を通過する。BPF253は、所望の周波数
帯域を通過させることによりイメージ周波数帯域の信号
を除去する役目を持つ。
【0005】BPF253を通過した信号は、局部発振
器(LO.:Local Oscillator)256からの11.2
GHzの発振信号とともに混合回路(以下MIXとい
う)254に注入され、MIX254で1000〜15
50MHzの中間周波数帯域の信号に周波数変換され
る。そして、適切な雑音特性と利得特性を持つように中
間周波増幅回路(以下IF AMPという)257によ
り増幅され、出力端子261から出力される。電源25
8は、LNA252、IF AMP257、局部発振器
256に電力を供給するための電源である。
【0006】上述の構成を有するKu帯の衛星放送受信
システムおいて、LNB202に用いられる局部発振器
256は、LNB202の性能を左右する重要な部品で
ある。局部発振器256としては、一般にドレイン接地
帯域反射型誘電体発振器と呼ばれている誘電体発振器
(DRO:Dielectric Resonator Oscillator )が使わ
れている。
【0007】一方、受信周波数が約16GHz〜24G
HzのKa帯を用いた衛星放送および衛星通信が行なわ
れる予定である。出願人は、特願平10−189010
号で、Ka帯受信用のLNBに用いられる局部発振器を
開示している。
【0008】図13は、国内COMETSに用いられる
Ka帯衛星放送受信システムの一例を示す図である。K
a帯衛星放送受信システムは、アウトドア部300とイ
ンドア部310に分けられる。アウトドア部300は、
アンテナ301とそれに接続されるLNB302とを含
む。インドア部310は、インドアレシーバ304とタ
ーミナル308とを含む。LNB302は、アンテナ3
01で受信した衛星からの微弱電波を低雑音増幅し、同
軸ケーブル303を介して接続されるインドアレシーバ
304に低雑音でかつ十分なレベルの信号を供給する。
インドアレシーバ304では、LNB302より入力さ
れた信号をDBSチューナ305とFMデモジューレー
タ306で復調し、デコーダ307で符号解読してデー
タをターミナル308に伝達する。ターミナル308
は、いわゆるデジタル信号が処理できるデータ処理機器
で、たとえばパーソナルコンピュータやテレビジョン、
モデムやFAX等である。
【0009】図14は、Ka帯受信用LNBの概略を示
す回路ブロック図である。入力周波数20.4GHz〜
21.0GHzの到来信号は、導波管内のアンテナプロ
ーブ351で受信され、LNA352で低雑音増幅され
た後、BPF353でイメージ除去される。BPF35
3を通過した信号は、局部発振器355からの18.7
GHzの発振信号とともにMIX354に注入される。
MIX354で1700MHz〜2300MHzの中間
周波数帯域の信号に周波数変換される。そしてIF A
MP357で増幅され、出力端子361から出力され
る。電源358は、LNA352、IF AMP35
7、局部発振器356に電力を供給する電源である。
【0010】図15は、Ka帯受信用LNBに用いられ
る局部発振器の回路の一例を示す回路図である。Ka帯
用の局部発振器は、FET401と、誘電体共振器40
2とを含む。FET401のゲート端子Gには、結合線
路403と、50Ω終端チップ抵抗404とが直列接続
され、50Ω終端チップ抵抗404は他端をアースに接
続されている。
【0011】FET401のドレイン端子Dには、DC
電源414とアース接地用コンデンサ405とが接続さ
れ、アース接地用コンデンサ405の他端はアースに接
続されている。
【0012】FET401のソース端子Sには、出力整
合スタブ406が接続され、出力整合スタブ406の他
端には結合コンデンサ407およびインダクタンス40
8とが接続され、インダクタンス408の他端には、接
地用コンデンサ409と接地用チップ抵抗410とが並
列接続されている。接地用コンデンサ409と接地用チ
ップ抵抗410の他端は、アースに接続される。
【0013】図16は、Ka帯用の局部発振器の回路パ
ターン図である。図16を参照して、Ka帯誘電体発振
器は、導電性のステム428上にベアチップのFET4
01と、チップ抵抗404,410と、チップコンデン
サ405,409,413と、誘電体共振器402と、
プリント基板426,427とが直接ダイボンディング
されている。プリント基板426,427上には、出力
整合スタブ406と、マイクロストリップライン40
8,430,411,403とが形成されている。マイ
クロストリップライン411の一端には結合チップコン
デンサ407が装着され、他端の出力部412は局部発
振器の出力端子131に接続されている。マイクロスト
リップライン430の一端の入力部414は、誘電体発
振器の電源端子132に接続されている。そして、これ
らの素子は図15に示した回路を構成するようにワイヤ
415〜424により接続されている。
【0014】Ka帯の局部発振器のパワー、周波数温度
ドリフト、位相雑音特性および負荷変動特性等の発振特
性は、誘電体共振器402と結合線路403との間の距
離、誘電体共振器402とFET401との間の距離、
ソース端子Sに設けられた出力整合用スタブ406の幅
や長さによって最適化される。
【0015】特に誘電体共振器402は、FET401
のゲート端子Gからの距離と、FET401のゲート端
子Gに接続された結合線路403からの距離とが最適と
なる位置に接着剤にて固定される。この接着剤は、高周
波損失が少ないことおよびその他の部品を装着する工程
と同一工程で塗布および硬化が可能となることを条件に
選択される。
【0016】図17は、Ka帯用の局部発振器の構造を
説明するための図である。誘電体発振器は、いわゆるキ
ャン構造をなしており、ステム428上にプリント基板
426,427と誘電体発振器402とチップ部品(図
示しない)をダイボンディングし、各素子の端子をワイ
ヤボンディングで接続した後、ステム428にカバーを
溶接して密封した構造となっている。
【0017】以上説明したように特願平10−1890
10号に開示のKa帯の局部発振器は、発振用素子にベ
アチップのFETを用いることでパッケージが有するイ
ンダクタンス成分が発振特性に与える影響をなくしてい
る。また、発振素子のドレイン接地をチップコンデンサ
で直接接地しているので、高周波成分が広帯域で接地さ
れ、その結果寄生発振が抑えられるようになっている。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特願平
10−189010号に開示のKa帯の局部発振器は、
ダイボンド仕様のチップ部品を採用していること、およ
び複数の基板をワイヤボンディングにて接続しているこ
とから、生産が難しくなるとともに部品単価が上昇し、
コストアップしてしまうものであった。また、チップ部
品間をワイヤで接続して回路を構成しているため、発振
特性を最適にするための回路設計において、設計の柔軟
性に欠け、設計が困難であった。さらに、設計変更によ
る発振特性の改善の際に、従来行なわれていた基板のパ
ターン修正といった簡単な対応をとれないといった問題
点があった。
【0019】この発明は、特願平10−189010号
に開示の局部発振器を改善して上述の問題点を解決する
ためになされたもので、作りやすく、コストを低減する
とともに安定した発振特性を発揮することのできる局部
発振器を提供することを目的とする。
【0020】さらにこの発明の他の目的は、設計変更が
生じた場合に発振特性を容易に変更することができる局
部発振器を提供することである。
【0021】
【課題を解決するための手段】この発明のある局面によ
ると、プリント基板上にチップ部品と電源に接続したバ
イアス回路と第1の接地用スタブとを配置した局部発振
器であって、チップ部品は少なくとも2つのドレイン端
子を有する発振素子を含み、第1の接地用スタブは発振
素子の第1のドレイン端子に接続され、バイアス回路を
構成する部分のうち発振素子の第2のドレイン端子に接
続する部分と第1の接地用スタブとの間に発振素子を配
置したことを特徴とする。
【0022】この発明に従うと、1枚のプリント基板上
に局部発振器の回路を形成することができるので、組立
作業が削減され、製造コストをさらに改善した局部発振
器を提供することができる。
【0023】また、発振素子のドレイン端子に接続する
第1の接地用スタブとバイアス回路とを分離して配置し
たので、接地用スタブとバイアス回路との間で生じる干
渉を低減できるとともに、設計段階でバイアス回路への
高周波を阻止するための最適化、たとえば高周波阻止用
スタブのパターン最適化の検討をドレイン接地用スタブ
と切り離して検討することができる。
【0024】好ましくは、プリント基板上に高インピー
ダンス線路と第2の接地用スタブとをさらに配置し、チ
ップ部品はコンデンサをさらに含み、コンデンサと第2
の接地用スタブとを高インピーダンス線路で接続したこ
とを特徴とする。
【0025】この発明に従うと、コンデンサを接地用ス
タブに直接接続せず、高周波阻止用のインピーダンス線
路を介して接続したので、発振素子のドレイン端子と接
地用のコンデンサとの間で生じる帰還による寄生発振を
抑制することができる。
【0026】この発明の他の局面によると、プリント基
板上にチップ部品と電源に接続したバイアス回路とを配
置した局部発振器であって、チップ部品は発振素子を含
み、発振素子の1つの端子はバイアス回路に接続され、
バイアス回路はコの字形のインピーダンス線路を含み、
インピーダンス線路の一部分とそれとは異なる部分とを
ワイヤで接続したことを特徴とする。
【0027】この発明に従うと、インピーダンス線路を
コの字形にし、ワイヤボンディングによってワイヤで短
絡するようにしたので、インピーダンス線路の長さを容
易に調整することができ、設計変更による発振特性の改
善を容易にすることができる。
【0028】また、ワイヤボンダの精度の範囲内の高い
精度で長さを調整するので、精度の高いインピーダンス
線路の長さ調節が可能となり、発振特性を容易に改善す
ることができる。
【0029】この発明のさらに他の局面による局部発振
器は、Ka帯の信号を受信するために用いられる局部発
振器であって、発振素子と、一端を電源に接続され、他
端を発振素子のドレイン端子に接続されたバイアス回路
と、発振素子とバイアス回路とを配置するためのプリン
ト基板とを備え、バイアス回路は、接地用スタブと高イ
ンピーダンス線路とチップコンデンサとを含むことを特
徴とする。
【0030】この発明に従うと、1枚のプリント基板上
に局部発振器の回路を形成することができるので、組立
作業が削減され、製造コストをさらに改善した局部発振
器を提供することができる。
【0031】この発明のさらに他の局面による局部発振
器は、1つのドレイン端子を有する発振素子と、一端を
電源に接続され、他端を発振素子のドレイン端子に接続
されたバイアス回路と、発振素子とバイアス回路とを配
置するためのプリント基板とを備え、バイアス回路は、
接地用スタブと高インピーダンス線路とチップコンデン
サとを含むことを特徴とする。
【0032】この発明に従うと、使用される発振素子の
ドレイン、ソース、ゲートの各端子の数にかかわらず、
安定した性能を得ることができる局部発振器を提供する
ことができる。
【0033】この発明の他の局面によるアンテナユニッ
トは、請求項4または5に記載の局部発振器を含む。
【0034】好ましくはアンテナユニットは、局部発振
器のプリント基板が、局部発振器の回路とは異なる回路
をさらに配置したことを特徴とする。
【0035】これらの発明に従うと、同一基板上に局部
発振器の回路とそれとは異なる回路とを形成するので、
アンテナユニットを構成する回路を接続するためのコネ
クタを廃止することができ、組立作業が削減され、製造
コストをさらに削減したアンテナユニットを提供するこ
とができる。
【0036】
【発明の実施の形態】[第1の実施の形態]以下本発明
の実施の形態の1つにおける局部発振器について図面を
参照しながら説明する。なお、図中において同一符号は
同一または相当する部材を示す。
【0037】図1は、本発明の第1の実施の形態におけ
る局部発振器の回路図である。Ka帯用の局部発振器
は、HEMT(High Electron Mobility Transistor )
101と、誘電体共振器102とを含む。HEMT10
1のゲート端子Gには、結合線路103と50Ω終端チ
ップ抵抗104とが接続され、50Ω終端チップ抵抗1
04は他端をアースに接続されている。
【0038】HEMT101のドレイン端子Dには、ド
レイン接地用スタブ105と高周波阻止用高インピーダ
ンス線路106とが接続されている。高周波阻止用高イ
ンピーダンス線路106の他端は、高周波接地用オープ
ンスタブ107と接地用チップコンデンサ109と高周
波阻止用高インピーダンス線路108に接続されてい
る。高周波阻止用高インピーダンス線路108の他端
は、直流バイアスチップ抵抗110と接地用チップコン
デンサ111とに接続されている。接地用チップコンデ
ンサ111の他端はアースに接続され、直流バイアスチ
ップ抵抗110の他端はDC電源に接続されている。
【0039】HEMT101のソース端子Sには、出力
整合スタブ112が接続され、出力整合スタブ112の
他端には結合チップコンデンサ116および高周波阻止
用高インピーダンス線路113とが接続され、高周波阻
止用高インピーダンス線路113の他端には、接地用チ
ップコンデンサ114と直流バイアスチップ抵抗115
とが並列接続されている。接地用チップコンデンサ11
4と直流バイアスチップ抵抗115の他端はアースに接
続されている。
【0040】図2は、本実施の形態における局部発振器
の回路パターン図である。図2を参照して、局部発振器
は、導電性のステム129上にプリント基板128が装
着され、プリント基板128上にベアチップのHEMT
101と、チップ抵抗104,115,110と、チッ
プコンデンサ109,111,114,116と、誘電
体共振器102とがマウントされている。プリント基板
128上にはさらに、結合線路103と、スタブ10
5,107,112と、高インピーダンス線路106,
108,113とが形成されている。さらに、接地用ス
ルーホール付アースパターン122〜126が形成され
ており、50Ω終端チップ抵抗104がアースパターン
122に、接地用チップコンデンサ111がアースパタ
ーン123に、接地用チップコンデンサ109がアース
パターン124に、接地用チップコンデンサ114がア
ースパターン125に、直流バイアスチップ抵抗115
がアースパターン126にそれぞれ接続されてアースさ
れている。局部発振器の出力端子131はステム129
を貫通しており、出力端子131とステム129との間
には誘電体133が設けられて絶縁されている。プリン
ト基板128上に形成されたマイクロストリップライン
117の他端と出力端子131とが、ワイヤ140によ
り接続されている。これに対して電源端子132はプリ
ント基板128上に形成されたスルーホール付パターン
127と接続されている。
【0041】HEMT101は、ドレイン端子を2つ持
ち、一方のドレイン端子D1は高周波阻止用高インピー
ダンス線路106とワイヤ119で接続され、他方のド
レイン端子D2はドレイン接地用スタブ105とワイヤ
121で接続されている。ゲート端子Gは結合線路10
3とワイヤ120で接続され、ソース端子Sは出力整合
スタブ112とワイヤ118で接続されている。
【0042】このように構成された局部発振器の回路に
おいて、ベアチップのHEMT101は2つのドレイン
端子D1,D2を有し、ドレイン端子D1にはバイアス
回路として直流バイアスチップ抵抗110、高インピー
ダンス線路108、高周波接地用オープンスタブ107
および高周波阻止用高インピーダンス線路106を経て
直流電流が供給される。一方、ドレイン端子D2はドレ
イン接地用スタブ105によって高周波的に接地されて
いる。
【0043】そして、ソース端子Sより出力整合スタブ
112および結合チップコンデンサ116を経て発振パ
ワーが出力端子131に出力される。
【0044】ドレイン端子D1,D2の両端子に高周波
阻止のためのオープンスタブを組込むこともできるが、
バイアス回路にオープンスタブを設けても、オープンス
タブに接地効果を期待できる周波数帯域が狭いため、完
全にバイアス回路へ高周波成分を阻止することが難し
く、バイアス回路に阻止用のパターンや高インピーダン
ス線路や他のオープンスタブやチップコンデンサなどを
使って、オープンスタブで接地できなかった周波数帯域
をカバーする必要がある。そしてその最適化は寄生発振
を防止するためのドレイン接地のパターン最適化と同時
に行なわなければならない。
【0045】本実施の形態における局部発振器は、ドレ
イン端子のバイアス回路側を高周波的にオープン状態に
し、もう一方のドレイン端子側のオープンスタブだけで
高周波接地を行なうようにした。その結果、バイアス回
路では、ドレイン接地のパターン最適化を行なわずに寄
生発振阻止等の検討をすることができる。
【0046】本実施の形態における局部発振器の場合、
誘電体共振器102は、チップ抵抗、チップコンデンサ
等の他の回路部品とともにプリント基板128の同一平
面上に自動マウンタ装置で同時に搭載される。なお、発
振素子であるHEMT101はベアチップの状態で基板
上にダイボンディングされ、各端子は基板上のパターン
にワイヤボンディングによって接続される。
【0047】誘電体共振器102は、HEMT101の
ゲート端子Gからの距離とゲート端子Gに接続された結
合線路103からの距離とが最適となる位置に接着剤に
て固定される。ここで用いられる接着剤の選択について
は、高周波損失が少ないことおよびその他の部品と同一
工程で塗布および硬化が可能となることが条件となる。
【0048】局部発振器のパワー、周波数温度ドリフ
ト、位相雑音特性および負荷変動特性等の発振特性は、
誘電体共振器102と結合線路103との間の距離、誘
電体共振器102とHEMT101との間の距離、ドレ
イン接地用スタブ105の幅や長さ、ソース端子Sに設
けられた出力整合スタブ112の幅や長さを調整するこ
とによって最適化される。
【0049】図3は本実施の形態における局部発振器の
構造を説明するための図である。局部発振器はいわゆる
キャン構造をなしており、誘電体共振器102とチップ
部品(図示しない)をプリント基板128上にマウント
し、発振素子も同基板上にダイボンディングし、発振素
子の各端子をワイヤボンディングで接続し、ステム12
9上に装着した後、カバー130を溶接して密封した構
造となっている。
【0050】以上説明したとおり本実施の形態における
局部発振器は、発振素子として2つのドレイン端子を持
つHEMTを用い、一方のドレイン端子D2にドレイン
接地用スタブ105を接続し、他方のドレイン端子D1
に電源を供給するためのバイアス回路を接続し、ドレイ
ン接地用スタブ105と電源を供給するバイアス回路と
を分離して配置したので、ドレイン接地用スタブ105
とバイアス回路との干渉を低減することができる。さら
に、バイアス回路における高周波を阻止するための最適
化、たとえば高周波接地用オープンスタブ107のパタ
ーン最適化の検討をドレイン接地用スタブ105と切り
離して検討することが可能となる。
【0051】<変形例>次に、第1の実施の形態におけ
る局部発振器の変形例を説明する。
【0052】上述のバイアス回路に高周波成分を阻止す
るためのパターン、高インピーダンス線路、オープンス
タブ、およびチップコンデンサを用いれば、高周波成分
を阻止することができるとともに、寄生発振を防止する
ためのドレイン接地のパターン最適化を行なうことがで
きる。
【0053】このように、バイアス回路のみで高周波成
分の阻止と寄生発振を防止することができる場合には、
上述のHEMT101のドレイン端子D2をオープンス
タブ105に接続する必要はない。したがって、1つの
ドレイン端子を有する発振素子HEMTを用いることが
できる。
【0054】図4は、1つのドレイン端子を有するHE
MTを用いた場合の局部発振器の回路パターン図であ
る。図2に示した2つのドレイン端子を有するHEMT
101を、1つのドレイン端子を有するHEMT170
に置換えたものである。その他の構成については、図2
に示したパターン図と同じであるので、ここでの説明は
繰返さない。HEMT170のドレイン端子D1は、バ
イアス回路を構成する高周波阻止用高インピーダンス線
路106とワイヤ119で接続されているが、ドレイン
接地用スタブ105とは接続されていない。この変形例
においては、高周波阻止用高インピーダンス線路106
と、高周波接地用オープンスタブ107と、接地用チッ
プコンデンサ109と、高周波阻止用高インピーダンス
線路108と、直流バイアスチップ抵抗110と、接地
用チップコンデンサ111とにより形成されるバイアス
回路において、高周波成分が阻止されるとともに、寄生
発振が防止される。
【0055】このように、変形例における局部発振器に
おいては、バイアス回路に高インピーダンス線路とオー
プンスタブとチップコンデンサを用いて高周波成分を阻
止するとともに、寄生発振を防止することができるの
で、HEMT170のドレイン端子をドレイン接地用ス
タブ105と接続する必要がなく、1つのドレイン端子
を有するHEMTを用いることができる。したがって、
HEMTのドレイン、ソース、ゲートのそれぞれの端子
の数によらず安定した発振特性を得ることができる。ま
た、ドレイン、ソース、ゲートのそれぞれの端子の数に
依存せずにHEMTを選択することができるので、製造
コストの低減および組立作業を削減することができる。
【0056】[第2の実施の形態]次に第2の実施の形
態における局部発振器について説明する。図5は、第2
の実施の形態における局部発振器の回路図である。図5
を参照して、高周波接地用オープンスタブ107と接地
用チップコンデンサ109との間に高インピーダンス線
路108Aを接続したことの他は、第1の実施の形態に
おける局部発振器の回路図(図1)と同じなので、ここ
での説明は繰返さない。
【0057】図6は、第2の実施の形態における局部発
振器のパターン図である。図を参照して、第2の実施の
形態における局部発振器は、接地用チップコンデンサ1
09を、高周波接地用オープンスタブ107に直接接続
せず、高周波接地用オープンスタブ107と接地用チッ
プコンデンサ109との間に高周波阻止用高インピーダ
ンス線路108Aを接続している。
【0058】ここで高インピーダンス線路について説明
する。一般的に信号ラインとして信号の周波数でインピ
ーダンスが50[Ω]となるマイクロストリップライン
が使われる(以下「50Ω線路」という)。高インピー
ダンス線路とは、50Ω線路よりも相対的にインピーダ
ンスの高いマイクロストリップラインをいう。図7は、
マイクロストリップラインを形成したセラミック基板の
断面図である。セラミック基板150はその下面にアー
ス面として導体151が形成され、上面にはマイクロス
トリップライン153が形成されている。たとえば、セ
ラミック基板150の誘電率をεr =9.4、厚さをH
=0.38[mm]とし、マイクロストリップライン1
53の厚さをt=0.015[mm]とした場合、信号
の周波数がf=18.75GHzにおける50Ω線路の
幅はW=0.364[mm]となる。一方、高インピー
ダンス線路の線路幅をW=0.2[mm]とすれば、特
性インピーダンスはZ0 =63.9[Ω]である。この
ことは、マイクロストリップラインにおいて線路幅を5
0Ω線路よりも細くするとインダクタンス成分が増加
し、線路がコイルと同じ特性を持つためにインピーダン
スが50[Ω]よりも高い値となることによる。この値
は周波数が高いほどインピーダンスも高くなる。
【0059】高インピーダンス線路と50Ω線路との電
圧定在波比(VSWR)は、上述の具体例ではρ=1.
28となり、周波数がf=18.75GHzの信号は高
インピーダンス線路を通過しづらくなる。
【0060】したがって、高インピーダンス線路は特定
の周波数を有する高周波の信号を遮断することができ
る。
【0061】本実施の形態においては、発振素子HEM
T101のドレイン端子D1に電源供給するバイアス回
路において、接地用チップコンデンサ109を高周波阻
止用高インピーダンス線路108Aを介して高周波接地
用オープンスタブ107に接続することにより、ドレイ
ン端子D1と接地用チップコンデンサ109との間で生
じる帰還による寄生発振を抑制することができ、安定し
た発振特性を有する局部発振器となる。
【0062】<変形例>第2の実施の形態における局部
発振器においても、1つのドレイン端子を有するHEM
Tを用いることができる。これは、第1の実施の形態に
おいて説明したとおり、バイアス回路で高周波成分の阻
止と寄生発振の防止を行なうことができることにより可
能となるものである。図8に示すパターン図は、図6に
示したパターン図の2つのドレイン端子を有するHEM
T101を1つのドレイン端子を有するHEMT170
に置換えたものである。その他の構成については図6に
示したパターン図と同じであるのでここでの説明は繰返
さない。
【0063】図8に示すように、第2の実施の形態にお
ける変形された局部発振器は、1つのドレイン端子を有
するHEMT170を用いたので、HEMT170のド
レイン端子の数によらず、安定した発振特性を得ること
ができる。
【0064】これは、HEMT170のドレイン端子D
1に接続されるバイアス回路が、高周波阻止用高インピ
ーダンス線路106と、高周波接地用オープンスタブ1
07と、接地用チップコンデンサ109と、高周波阻止
用高インピーダンス線路108,108Aと、直流バイ
アスチップ抵抗110と、接地用チップコンデンサ11
1とから形成されるため、高周波成分の阻止と寄生発振
を防止することができるからである。そして、バイアス
回路で高周波成分の阻止と寄生発振の防止とがされるた
め、HEMT170のドレイン端子をドレイン接地用ス
タブ105に接続する必要がなくなる。
【0065】以上説明したように、第2の実施の形態に
おける変形された局部発振器は、上述の効果に加えて、
HEMTのドレイン端子の数にかかわらず、安定した発
振特性を得ることができる。
【0066】[第3の実施の形態]次に第3の実施の形
態における局部発振器について説明する。第3の実施の
形態における局部発振器は、第2の実施の形態における
局部発振器の回路パターンを修正して発振特性の改善を
図ったものである。
【0067】図9は、図6中の400で示す領域を拡大
した図である。図を参照して、高周波阻止用高インピー
ダンス線路106の形状はコの字形に形成されている。
そして、高周波阻止用高インピーダンス線路106で囲
まれた間隙をまたぐように高周波阻止用高インピーダン
ス線路106の2箇所をワイヤ401で接続している。
【0068】このように、高周波阻止用高インピーダン
ス線路106の形状をコの字形にすることで、ワイヤに
より高周波阻止用高インピーダンス線路の2箇所を容易
に短絡することができる。したがって、設計変更により
発振特性を改善する場合でも回路パターンの修正を行な
うことなく発振特性を変更することができる。また、製
造のばらつきにより生じる発振特性のばらつきを容易に
調節することができる。
【0069】さらに、ワイヤの接続はワイヤボンダによ
り行なわれるので、ワイヤボンダの精度の範囲内でワイ
ヤの接続位置を調節することが可能となる。したがっ
て、ワイヤを接続する位置を変更することのできる精度
で発振特性を調整することができ、精度の高い調整が可
能となる。
【0070】<変形例>また、1つのドレイン端子を有
するHEMTを用いる場合においても同様に、第2の実
施の形態における変形された局部発振器の回路パターン
を修正することにより、発振特性の改善を図ることがで
きる。図10は、第3の実施の形態における変形された
局部発振器の回路パターンの一部を示す図であり、図8
中の500で示す領域を拡大した図である。図を参照し
て、HEMT170は1つのドレイン端子D1を有し、
高周波阻止用高インピーダンス線路106の形状はコの
字形に変形されている。そして、高周波阻止用高インピ
ーダンス線路106で囲まれた間隙をまたぐように高周
波阻止用高インピーダンス線路106の2箇所をワイヤ
401で接続している。
【0071】したがって、第3の実施の形態における変
形された局部発振器は、上述の効果に加えて、1つのド
レイン端子を有するHEMTを用いるので、組立作業が
削減され、製造コストを削減することができる。
【0072】以上説明した第1〜第3の実施の形態にお
ける局部発振器は、1枚の基板に回路を形成するように
した。したがって、LNBの回路を構成するLNA、M
IX、およびBPFを形成する基板と同じ基板に局部発
振器を形成することができる。その結果、LNBの組立
の作業が削減され、LNBを構成するそれぞれの回路を
接続するためのコネクタを廃止することができ、生産性
および製造コストをさらに改善することができる。
【0073】また、ドレイン端子の数にかかわらず、発
振素子を選択できるので、発振素子の選択の幅が広が
り、設計の自由度が増すとともに、部品コストの削減が
可能となる。
【0074】なお、本実施の形態において、図2、図
4、図6、図8、図9および図10に示したパターン図
は、1枚の基板で最適化されたパターンの基本形を示す
ものであり、これらの図に示すパターンに限定されるわ
けではない。
【0075】さらに、本実施の形態ではKa帯受信用L
NBに用いられる局部発振器について説明したが、Ku
帯受信用LNBに用いられる局部発振器に適用できるこ
とは言うまでもない。また、発振素子にHEMTを用い
たが、HBT(Hetero Bipolar Transistor )やFET
を用いることもできる。
【0076】今回開示された実施の形態は全ての点で例
示であって、制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態における局部発振器の回路図
である。
【図2】第1の実施の形態における局部発振器の回路パ
ターン図である。
【図3】第1の実施の形態における局部発振器の構造を
示す図である。
【図4】第1の実施の形態における局部発振器に1つの
ドレイン端子を有するHEMTを用いた場合の変形され
た回路パターン図である。
【図5】第2の実施の形態における局部発振器の回路図
である。
【図6】第2の実施の形態における局部発振器の回路パ
ターン図である。
【図7】上面にマイクロストリップラインを形成したセ
ラミック基板の断面図である。
【図8】第2の実施の形態における局部発振器に1つの
ドレイン端子を有するHEMTを用いた場合の変形され
た回路パターン図である。
【図9】図6の400部分に相当する部分の第3の実施
の形態における拡大図である。
【図10】図8の500部分に相当する部分の拡大図で
あり、第3の実施の形態の変形例を示す図である。
【図11】Ku帯衛星放送受信システムの概略を示すブ
ロック図である。
【図12】Ku帯受信用LNBの概略を示す回路ブロッ
ク図である。
【図13】Ka帯衛星放送受信システムの概略を示すブ
ロック図である。
【図14】Ka帯受信用LNBの概略を示す回路ブロッ
ク図である。
【図15】従来の局部発振器の回路図である。
【図16】従来の局部発振器の回路パターン図である。
【図17】従来の局部発振器の構造を示す図である。
【符号の説明】
101 HEMT 102 誘電体共振器 104,110,115 チップ抵抗 105,107,112 スタブ 106,108,113 高インピーダンス線路 109,111,114,116 チップコンデンサ 118〜121 ワイヤ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリント基板上にチップ部品と電源に接
    続したバイアス回路と第1の接地用スタブとを配置した
    局部発振器であって、 前記チップ部品は少なくとも2つのドレイン端子を有す
    る発振素子を含み、 前記第1の接地用スタブは前記発振素子の第1のドレイ
    ン端子に接続され、 前記バイアス回路を構成する部分のうち前記発振素子の
    第2のドレイン端子に接続する部分と前記第1の接地用
    スタブとの間に前記発振素子を配置したことを特徴とす
    る、局部発振器。
  2. 【請求項2】 前記プリント基板上に高インピーダンス
    線路と第2の接地用スタブとをさらに配置し、 前記チップ部品はコンデンサをさらに含み、 前記コンデンサと前記第2の接地用スタブとを前記高イ
    ンピーダンス線路で接続したことを特徴とする、請求項
    1に記載の局部発振器。
  3. 【請求項3】 プリント基板上にチップ部品と電源に接
    続したバイアス回路とを配置した局部発振器であって、 前記チップ部品は発振素子を含み、 前記発振素子の1つの端子は、前記バイアス回路に接続
    され、 前記バイアス回路はコの字形のインピーダンス線路を含
    み、 前記インピーダンス線路の一部分とそれとは異なる部分
    とをワイヤで接続したことを特徴とする、局部発振器。
  4. 【請求項4】 Ka帯の信号を受信するために用いられ
    る局部発振器であって、 発振素子と、 一端を電源に接続され、他端を前記発振素子のドレイン
    端子に接続されたバイアス回路と、 前記発振素子と前記バイアス回路とを配置するためのプ
    リント基板とを備え、 前記バイアス回路は、接地用スタブと高インピーダンス
    線路とチップコンデンサとを含むことを特徴とする、局
    部発振器。
  5. 【請求項5】 1つのドレイン端子を有する発振素子
    と、 一端を電源に接続され、他端を前記発振素子のドレイン
    端子に接続されたバイアス回路と、 前記発振素子と前記バイアス回路とを配置するためのプ
    リント基板とを備え、 前記バイアス回路は、接地用スタブと高インピーダンス
    線路とチップコンデンサとを含むことを特徴とする、局
    部発振器。
  6. 【請求項6】 請求項4または請求項5に記載の局部発
    振器を含むアンテナユニット。
  7. 【請求項7】 前記プリント基板は、前記局部発振器の
    回路とは異なる回路をさらに配置したことを特徴とす
    る、請求項6に記載のアンテナユニット。
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