JP2000101008A - ヒートシンク及びその製造方法 - Google Patents

ヒートシンク及びその製造方法

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JP2000101008A
JP2000101008A JP10266473A JP26647398A JP2000101008A JP 2000101008 A JP2000101008 A JP 2000101008A JP 10266473 A JP10266473 A JP 10266473A JP 26647398 A JP26647398 A JP 26647398A JP 2000101008 A JP2000101008 A JP 2000101008A
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plates
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Koki Naka
興起 仲
Masashi Nagao
政志 長尾
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高性能にして低価なヒートシンクとその製造
方法の提供。 【解決手段】 流体入口と流体出口と流体が通過する空
間とを有する容器を備えたヒートシンクにおいて、前記
空間にプレートが積層されたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はGCTサイリスタ等
の半導体素子を冷却するヒートシンクに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のヒートシンクを、例えば、特開平
8−204079号公報に記載のものを例にして、図3
7において説明する。図中の1はヒートシンク、2は流
体入口、3は流体出口、4は第1の流体流路、5は第2
の流体流路である。このヒートシンク1は、流体流路が
流体入口2付近で複数即ち第1と第2の流体流路とに分
割され、その分割された複数の流体流路4、5が平行に
隣接した状態でヒートシンク1の周辺部からうず巻き状
にヒートシンク1の中央部へと向かい、中央部でUター
ンして逆向きのうず巻き状にヒートシンク1の周辺部へ
と向かい、ヒートシンク1の流体出口3付近で複数の流
体流路4、5が1つの流路に集合される。このように、
流体流路を複数とすることで、循環ポンプ(図示せず)
の容量を増大することなく平形半導体素子を効率よく冷
却するというものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のヒートシンク1
は、流体の流れが2次元的であるため、均一な温度を得
ることが難しい。又、伝熱面積も少ないため熱交換効率
も良くない。又、高精度な機械加工を要求されるため高
価である。本発明は、かかる問題を解決し、高性能にし
て低価なヒートシンクとその製造方法の提供を目的とす
る。
【0004】
【問題を解決するための手段】請求項1の発明は、流体
入口と流体出口と流体が通過する空間とを有する容器を
備えたヒートシンクにおいて、前記空間にプレートが積
層されたことを特徴とする。
【0005】請求項2の発明は、請求項1記載のヒート
シンクにおいて、積層されたプレートと容器とが一体的
に構成されたことを特徴とする。
【0006】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
に記載のヒートシンクにおいて、プレートが円盤型であ
ることを特徴とする。
【0007】請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3
の何れかに記載のヒートシンクにおいて、プレートに穴
が設けられたことを特徴とする。
【0008】請求項5の発明は、大きさの異なるプレー
トを交互に積層して多層プレートを形成し、この多層プ
レートの上下面が容器内の上下面にそれぞれ接するよう
に容器に収納することを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】実施の形態1.実施の形態1は、
流体入口と流体出口と流体が通過する空間とを有する容
器を備えたヒートシンクにおいて、前記空間にプレート
を積層した構成を示すものである。以下、これを図1乃
至図13に基づいて説明する。図1は内部構造を示す斜
視図、図2は図1の平面図、図3は図1の断面図、図4
は大きなプレートの斜視図、図5は小さなプレートの斜
視図、図6は大小のプレートを交互に積層して成る多層
プレートの斜視図、図7はこの多層プレートを容器本体
に配置した状態を示す斜視図、図8は流体の流れを示す
断面図、図9は図8の平面図、図10はヒートシンクを
用いたシステム図、図11は大小及び形状を異にした3
枚のプレートを用いた構成の斜視図、図12は図11の
平面図、図13は図11の断面図である。
【0010】図1乃至図3において、1はヒートシン
ク、2は流体入口、3は流体出口、6は容器を構成する
容器本体、7は容器を構成する蓋、8は流体の通る空間
である。流体の通る空間8には多層プレート9が配設さ
れている。この多層プレート9は大きさや形状などの形
態が異なる2種類のプレートからなり、ここでは大きさ
及び形の異なる大きなプレート10と小さなプレート1
1とで構成されている。
【0011】図4乃至図7において、この多層プレート
9の構成及び製造方法を説明する。先ず、図4乃至図6
に示すように、大きさの異なる2種類のプレート即ち大
きなプレート10と小さなプレート11とを用意する。
そして、この大小のプレート10、11を、図6に示す
よう交互に積層する。この際、小さなプレート11の重
心はプレートの軸方向に重ねて同じ位置となるように配
置する。次に、図7、図8に示す通り、積層された多層
プレート9を容器本体6と蓋7とを備えた容器に収める
に当たって、多層プレート9の上下面が容器内の上下面
14、14即ち蓋7の内面(上面14)と容器本体6の
底面(下面15)とにそれぞれ接するように収める。
【0012】この場合、例えば、多層プレート9の高さ
を容器本体6の深さに比べて若干高くなるように大きく
作り、蓋7を閉めるに当たって、プレートの軸方向に蓋
7で荷重をかけながら閉めるようにすると、多層プレー
ト9はその高さ方向が蓋面14と底面15とで圧縮され
た状態で収められるので、多層プレート9の上下面は容
器の蓋面14と底面15とに圧接された状態にて密着
し、容器の上下面即ち容器の蓋面14(上面)と底面1
5(下面)とから多層プレート9の軸方向への熱伝導を
著しく向上させる。そして、最後に、容器の適所に流体
入口2と流体出口3とを設けることでヒートシンク1が
完成する。
【0013】図8乃び図9において、流体の流れを説明
する。流体入口2から入った流体は、複数段に重なった
大きなプレート10、10、10、10で複数の流路に
分かれる。複数の流路に分かれた流体は、小さなプレー
ト11、11、11に流れをじゃまされながら、流体出
口3へと向かって流れる。図8は軸方向の流体の流れを
示したものである。又、図9は上部から見た流体の流れ
を示したものである。このように、流体は多層プレート
9の表面に沿って空間8内を均一に流れる。
【0014】次に、熱の伝導について説明する。このヒ
ートシンク1はヒートシンク1の容器の上面14及び下
面15からの熱を流体により冷却するためのものであ
る。ヒートシンク上面14及びヒートシンク下面15か
らの熱は、同軸上に並べられた小さなプレート11を通
って軸方向へ伝えられ、大きなプレート10を通って半
径方向へと伝えられる。つまり、多層プレート9の表面
すべてが伝熱面積となる。このように、この実施の形態
1による多層プレート9によれば、従来に比べて、伝熱
面積が大きくなるので熱交換効率が著しく良くなる。
【0015】図10において、ヒートシンク1の利用形
態を説明する。このヒートシンク1は、容器の上下面1
4、15からの熱を流体により冷却するもので、発熱体
とヒートシンクをスタックして利用する。この例とし
て、発熱体を半導体素子とした場合のシステムが図10
である。同図において、循環ポンプ16から流れた流体
は、配管17を通って、ヒートシンク1へと流れ、配管
17、熱交換器18を通って循環ポンプ16に戻る。半
導体素子19はヒートシンク1と交互に並べてスタック
されており、ヒートシンク1によって冷却されることに
なる。
【0016】この実施の形態1において、プレートの大
きさは大小の2種類で説明したが、これに限定するもの
ではなく、サイズにおいて大中小等3種類以上、又、形
状においてさまざまな形のプレートを用いてもよい。図
11乃至図13において、サイズ及び形において異なる
3種類のプレートを用いた例を示す。
【0017】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、ヒートシンク1内の流体の通る空間8に多層プレー
ト9を配設しているので、当該多層プレート9の軸方向
及び半径方向への熱伝導が向上し、伝熱面積を増加する
ことができるので、熱交換効率の良い、高性能なヒート
シンクを提供できる。又、このヒートシンク1は機械加
工を必要としないため低価なヒートシンクを提供でき
る。
【0018】尚、上記実施の形態1では、大きなプレー
ト10と小さなプレート11とを1枚ずつ多層に構成し
たが、図7に示す通り、大きなプレート10の間に小さ
いプレート11、11を2枚以上軸方向に重ねて用いて
もよい。又、大小のプレート10、11は、熱伝導のよ
い金属のプレートがよく、特に銅のプレートが良いが、
銅のプレートに限定するものでなく、金属あるいは非金
属のプレートでもよい。又、流体は一般に水を用いる
が、水でなくても本発明を適用することができる。これ
らは、実施の形態2乃至4においても同様である。
【0019】実施の形態2 実施の形態2は、流体が通過する空間に積層されたプレ
ートを容器と一体型とした構成を示すものである。この
実施の形態2が上記実施の形態1と異なるのは、多層プ
レートを容器と一体型とした点にあり、その他は実施の
形態1と同様であるので、実施の形態1で用いた図面に
基づいて説明する。尚、共通若しくは同一部分には同一
の符号を付し、説明を省略する。
【0020】先ず、容器と一体化される多層プレート9
の構造及び製造方法を説明する。図4、図5に示すよう
に、大きさの異なる2種類のプレート10、11を用意
する。そして、この大小のプレート10、11を図6に
示すように積層する。この際、重なり合うプレート1
0、11及び容器内の上面及び下面と接することとなる
プレート10、11(図ではプレート10)の接触面
に、予め、はんだメッキを施しておく。この場合、はん
だメッキは接触面の全面に施す方が熱伝導の点から有利
であるが、接触面の一部に施してもよい。又、小さなプ
レート11の重心はプレートの軸方向に重なる同じ位置
に並べてある。
【0021】次に、この多層プレート9を、図7に示す
ように、容器本体6に入れる。ここで、プレートの軸方
向の熱伝導を向上させるため、多層プレート9の高さを
容器本体6の深さより若干高くなるよう作っておくこと
は、実施の形態1での説明と同様である。そして、プレ
ートの軸方向に荷重を掛けながら蓋7を閉める。この実
施の形態2では、このように構成したヒートシンク1を
更に加熱する。この加熱により、プレート10や11に
メッキされているはんだが溶けて、多層プレート9を構
成する積層された各プレート10、11が互いに一体化
されると共に、多層プレート9の上下面と容器内の上下
面14、15とが一体化されて、多層プレート9と容器
8とが一体化された一体型のヒートシンク1が構成され
る。勿論、ヒートシンク1は容器の適所に流体入口2と
流体出口3とが設けられて完成する。
【0022】このヒートシンク1での熱の伝導について
は、実施の形態1と同様であるが、この実施の形態2で
は、多層プレート9を構成するプレートを一体化して一
体型プレートとし、更に、この多層プレート9と容器と
を一体型とすることで、軸方向の熱伝導が向上し、熱交
換効率が向上した高性能なヒートシンクを提供すること
ができる。尚、流体の流れは、図8、図9に示す通り実
施の形態1と同様であり、利用形態も図10に示す通り
実施の形態1と同様である。
【0023】この実施の形態2では、一体型プレートを
作るため、及び、一体型プレートと容器とを一体化する
手段として、はんだメッキを用いたが、これに限らず、
一体化できる手段であればよい。
【0024】実施の形態3.実施の形態3は、流体が通
る空間に円盤型のプレートを積層した多層プレートを配
設した構成を示すものである。この多層プレートを構成
するプレートは、径の異なる2種類のプレートからな
り、大きな円盤型のプレートと小さな円盤型のプレート
とが交互に重ねられた構成とされている。この実施の形
態3が上記実施の形態1及び2と異なるのは、多層プレ
ートを構成するプレートを円盤型とした点にあり、その
他は実施の形態1及び2と実質的には同様であるので、
共通若しくは同一部分には同一の符号を付して、その説
明を省略する。
【0025】以下、図14乃至図22に基づいて説明す
る。図14は内部構造を示す斜視図、図15は図14の
平面図、図16は図15の断面図、図17は大きな円盤
型のプレートの斜視図、図18は小さな円盤型のプレー
トの斜視図、図19は大小の円盤型のプレート10、1
1を交互に積層して成る多層プレート9の斜視図、図2
0は多層プレート9が容器本体に設置された状態を示す
斜視図、図21は流体の流れを示す断面図、図22は図
21の平面図である。
【0026】この多層プレート9の構造及び製造方法を
次に説明する。図17、図18において、径の異なる大
小2種類の円盤型のプレート12、13を用意する。こ
の大小の円盤型のプレート12、13を図19のよう
に、同軸上に交互に積層する。この際、大小のプレート
12、13の重なり合う接触面、或いは又、容器内部の
上面14及び下面15と接触するプレート12或いはプ
レート13の接触面には、その接触面の全部若しくは一
部にはんだメッキを施しておく。又、小さな円盤型のプ
レート13の重心は軸方向に同じ位置となるように並べ
てある。
【0027】次に、この多層プレート9を図20に示す
通り容器本体6に入れる。ここで、軸方向の熱伝導を向
上させるため、多層プレート9の高さは容器内部の深さ
に比べ若干高く作っておくことは、実施の形態1や2で
の説明と同様である。そして、プレートの軸方向に荷重
をかけながら蓋7を閉めると、多層プレート9は高さ方
向に若干圧縮された状態で容器に収まる。そして、更
に、実施の形態2と同様に、このように構成したヒート
シンク1を加熱する。この加熱により、プレート12や
13にメッキされているはんだが溶けて、多層プレート
9を構成する積層された各プレート12、13及び容器
とが一体化して一体型のヒートシンク1が形成される。
勿論、ヒートシンク1は容器の適所流体入口2と流体出
口3とが設けられて完成する。
【0028】次に、図21乃び図22において、流体の
流れを説明する。流体入口2から入った流体は、複数段
の大きな円盤型のプレート12、12、12、12で複
数の流路に分かれる。複数の流路に分かれた流体は、小
さな円盤型のプレート13、13、13に流れをじゃま
されながら、流体出口3に向かって流れる。図21は軸
方向の流体の流れを示したものである。又、図22は上
部から見た流体の流れを示したものである。このよう
に、流体は流体の通る空間8内を均一に流れる。特に、
この実施の形態3ではプレートが円盤型である上に大小
全てのプレートを同軸的に重ねているので熱交換面積が
拡大されると共に、流体の通過が円滑となる。
【0029】次に、熱の伝導について説明する。このヒ
ートシンクの上面14及び下面15からの熱は、同軸上
に並べられた大小の円盤型のプレート12、13を通っ
て軸方向に伝えられる。又、この熱は大きな円盤型のプ
レート12を通って半径方向に伝えられる。つまり、一
体型の多層プレート9の表面すべてが伝熱面積となり、
より均一な温度分布が得られる。しかも、プレートが円
盤型である上にプレートが同軸的に重ねられているの
で、流体の通過が円滑となって熱交換効率が向上する。
【0030】尚、この実施の形態3では、多層プレート
9及び多層プレート9と容器とをはんだを用いて一体化
しているが、必ずしも、一体化する必要はない。多層プ
レート9の高さを容器内部の深さに比べて若干大きく作
り、多層プレート9の高さ方向に若干圧縮された状態で
容器に収めてしまえば、多層プレート9は容器内に十分
固定された状態で収まる。これは実施の形態2の場合も
同様である。又、図23乃び図24に示す通り、大きな
円盤型のプレート12の間に挟まれる小さな円盤型のプ
レート13、13は複数枚用いてもよい。
【0031】実施の形態4.実施の形態4は、流体が通
る空間に、穴を設けたプレートを配設した構成を示すも
のである。この実施の形態4は、多層プレートを構成す
る円盤型のプレートに穴を設けた点が上記実施の形態3
と異なり、その他は実施の形態3と実質的には同様であ
るので、共通若しくは同一部分には同一の符号を付し
て、その説明を省略する。
【0032】以下、図25乃至図37に基づいて説明す
る。図25は内部構造を示す斜視図、図26は図25の
平面図、図27は図25の断面図、図28は穴21が空
けられた大きな円盤型のプレート20の斜視図、図29
は小さな円盤型のプレート13の斜視図、図30は大小
のプレートが交互に積層された多層プレート9の斜視
図、図31は多層プレート9が容器本体に収められた状
態を示す斜視図、図32は流体の流れ図を示す平面図、
図33は図32の断面図であり、更に、図34乃至図3
6は小さなプレート13を複数枚用いた例にして、図3
5はその斜視図、図36はその平面図、図37はその断
面図である。
【0033】多層プレート9は、サイズの異なる大小2
種類のプレート20、13からなり、双方或いは一方の
プレートに穴21を設ける。プレートに設けられた穴2
1はプレートを貫通する貫通穴であることが熱交換率の
点から最適であり、穴21の径の大小は問わない。要す
るに、流体との接触面積が大きいほど熱交換率は向上す
るわけであるから、径の小さな穴であるほど、プレート
には無数の微細な穴が設けられることに成る。この実施
の形態4では、径の大きな円盤型のプレート20と小さ
な円盤型のプレート13から構成されており、大きな円
盤型のプレート20に円形の比較的大きな穴21を複数
設けてある。
【0034】図32、図33において、流体の流れを説
明する。流体入口2から入った流体は、複数段の大きな
円盤型のプレート20、20、20、20で複数の流路
に分かれる。複数の流路に分かれた流体は、小さな円盤
型のプレート13、13、13に流れをじゃまされなが
ら、流体出口3に向かって流れる。図32は上部から観
た流体の流れを示したものである。又、図33は軸方向
の流体の流れを示したものである。このように、流体は
その一部がプレートの穴21を貫通しながら流体の通る
空間8内を均一に流れる。
【0035】尚、図34乃至図36に示す通り、穴21
を設けた大きなプレート20の間に小さいプレート13
を複数枚用いてもよいこともいうまでもない。又、図示
されてないが、貫通穴21が設けられるプレートはその
形状を問わず、この実施の形態4に示される円盤型に限
られるわけではない。例えば、実施の形態1や2のプレ
ートに穴21を設けることで、熱交換率が更に飛躍的に
向上する。
【0036】このように、この実施形態4によれば、ヒ
ートシンク1内の流体の通る空間に、多数の穴21を空
けたプレートを配設することで、伝熱面積を大幅に増加
させることができ、流体がプレートの穴21を貫通して
軸方向にも自在に流れるので、熱交換効率の良い、高性
能なヒートシンクを提供することができる。
【0037】
【発明の効果】請求項1乃至5の発明によれば、ヒート
シンクの流体が通る空間にプレートを配設することで、
プレートの軸方向の熱伝導が向上し、伝熱面積が増加す
るので、高性能にして低価なヒートシンクを提供するこ
とができる。又、機械加工を必要としないため製造が容
易であり、低価なヒートシンクを提供できる。
【0038】請求項2の発明によれば、この多層プレー
トと容器とを一体型としてあるので、軸方向の熱伝導が
向上し、熱交換効率が向上した高性能なヒートシンクを
提供することができる。
【0039】請求項3の発明によれば、一体型の多層プ
レートの表面すべてが伝熱面積となり、より均一な温度
分布が得られる上に、円盤型のプレートが同軸的に重ね
られているので、流体の通過が円滑となって熱交換効率
を著しく向上させることができる。
【0040】請求項4の発明によれば、伝熱面積を大幅
に増加させることができ、流体がプレートの穴を貫通し
て軸方向にも自在に流れるので、熱交換効率の良い、高
性能なヒートシンクを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1の内部構造を示す斜視図であ
る。
【図2】 図1の平面図である。
【図3】 図1の断面図である。
【図4】 大きなプレートの斜視図である。
【図5】 小さなプレートの斜視図である。
【図6】 多層プレートの斜視図である。
【図7】 多層プレートを容器本体に配置した状態を示
す斜視図である。
【図8】 流体の流れを示す断面図である。
【図9】 図8の平面図である。
【図10】 ヒートシンクを用いたシステム図である。
【図11】 大小及び形状を異にした3枚のプレートを
用いた構成の斜視図である。
【図12】 図11の平面図である。
【図13】 図11の断面図である。
【図14】 実施の形態3の内部構造を示す斜視図であ
る。
【図15】 図14の平面図である。
【図16】 図15の断面図である。
【図17】 大きな円盤型のプレートの斜視図である。
【図18】 小さな円盤型のプレートの斜視図である。
【図19】 大小の円盤型のプレートを積層して成る多
層プレートの斜視図である。
【図20】 多層プレートが容器本体に設置された状態
を示す斜視図である。
【図21】 流体の流れを示す断面図である。
【図22】 図21の平面図である。
【図23】 小さなプレートを大きなプレート間で多数
用いた例の平面図である。
【図24】 図23の断面図である。
【図25】 実施の形態4の内部構造を示す斜視図であ
る。
【図26】 図25の平面図である。
【図27】 図25の断面図である。
【図28】 穴が空けられた大きな円盤型のプレートの
斜視図である。
【図29】 小さな円盤型のプレートの斜視図である。
【図30】 大小のプレートが交互に積層された多層プ
レートの斜視図である。
【図31】 多層プレートが容器本体に収められた状態
を示す斜視図である。
【図32】 流体の流れ図を示す平面図である。
【図33】 図32の断面図である。
【図34】 小さなプレートを複数枚用いた例の斜視図
である。
【図35】 図34の平面図である。
【図36】 図34の断面図である。
【図37】 従来のヒートシンクを示す平面図である。
【符号の説明】
1 ヒートシンク、2 流体入口、3 流体出口、4
第1の流体流路、5第2の流体流路、6 容器本体、7
蓋器、8 空間、9 多層プレート、10大きなプレ
ート、11 小さなプレート、12 大きな円盤型のプ
レート、13 小さな円盤型のプレート、20 穴の空
いた大きな円盤型のプレート、21穴。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体入口と流体出口と流体が通過する空
    間とを有する容器を備えたヒートシンクにおいて、前記
    空間にプレートが積層されたことを特徴とするヒートシ
    ンク。
  2. 【請求項2】 積層されたプレートと容器とが一体的に
    構成されたことを特徴とする請求項1記載のヒートシン
    ク。
  3. 【請求項3】 プレートが円盤型であることを特徴とす
    る請求項1又は請求項2に記載のヒートシンク。
  4. 【請求項4】 プレートに穴が設けられたことを特徴と
    する請求項1乃至請求項3の何れかに記載のヒートシン
    ク。
  5. 【請求項5】 大きさの異なるプレートを交互に積層し
    て多層プレートを形成し、この多層プレートの上下面が
    容器内の上下面にそれぞれ接するように容器に収納する
    ことを特徴とするヒートシンクの製造方法。
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