JP2001035981A - 半導体素子用冷却器及びこれを用いた電力変換装置 - Google Patents

半導体素子用冷却器及びこれを用いた電力変換装置

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JP2001035981A
JP2001035981A JP20347199A JP20347199A JP2001035981A JP 2001035981 A JP2001035981 A JP 2001035981A JP 20347199 A JP20347199 A JP 20347199A JP 20347199 A JP20347199 A JP 20347199A JP 2001035981 A JP2001035981 A JP 2001035981A
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semiconductor element
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Toshiharu Obe
利春 大部
Kenji Kijima
研二 木島
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Toshiba Corp
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
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    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、冷媒が低流量でも冷却能力が高
く、且つ圧力損失が少なく、電力用半導体素子の大容量
化、高速化に適切に対応させることを目的とする。 【解決手段】 多数の微細な流路からなる並列流路4
と、この並列流路4における各流路へ冷媒1を分配する
第1のヘッダー3と、並列流路4から流出した冷媒1が
合流する第2のヘッダー5とを有することを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電力用半導体素子
で発生する熱損失を放熱する半導体素子用冷却器及びこ
れを用いた電力変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電力用半導体素子は大容量化、高
速化し、熱損失が増大している。一方、信頼性や寿命の
点から、電力用半導体素子は或る温度内に保つ必要があ
る。このため、熱損失の増大に対応し、且つ電力用半導
体素子を或る温度内に保つ冷却能力に優れた半導体素子
用冷却器が必要となってきている。
【0003】これに対し、従来の半導体素子用冷却器と
しては、例えば図17に示すようなものがある(実公平
6−39502号公報)。同図において、冷媒1が流れ
る渦巻き状の流路25が中心部で反転し、逆の渦巻き状
となって冷媒出口に向かう構成となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の半導体素子用冷
却器は、流路断面形状が比較的大きい1本の長い渦巻き
状の流路により構成されており、冷媒に熱を放熱するた
めの放熱面積が少ないため、1低流量領域では冷却能力
が低く、電力用半導体素子の熱損失増大、即ち大容量
化、高速化に対応することが困難である。2冷却能力を
向上させるためには、冷媒の流速を増し、熱伝達率を向
上させる必要があり、多くの流量が必要となる。3上述
したように、流速を早くする必要があり、且つ流路の長
さが長いので、圧力損失が大きい。4多くの冷媒流量が
必要となり、且つ圧力損失が大きいので、冷媒を循環さ
せるためのポンプが大型化する。5流量が多いので、冷
媒を循環させるための配管が大型化する。6上述した理
由により、従来の半導体素子用冷却器を用いた電力変換
装置は大型化し、コストが上昇する、等の問題がある。
【0005】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
冷媒が低流量でも冷却能力が高く、且つ圧力損失が少な
く、電力用半導体素子の熱損失増大、即ち大容量化、高
速化に適切に対応することができる半導体素子用冷却器
を提供し、また、冷媒を循環させるのに必要なポンプや
配管等を小型化して電力変換装置を小型、低コスト化す
ることができる半導体素子用冷却器及びこれを用いた電
力変換装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の半導体素子用冷却器は、平型半導体
素子の電極面に加圧接触されるか又はモジュール型半導
体素子の放熱板にネジ取付けされ、内部を流れる冷媒に
より前記平型半導体素子又は前記モジュール型半導体素
子の熱損失を放熱する液冷却式の半導体素子用冷却器に
おいて、多数の微細な流路からなる並列流路と、この並
列流路における前記各流路へ前記冷媒を分配する第1の
ヘッダーと、前記並列流路から流出した前記冷媒が合流
する第2のヘッダーとを有することを要旨とする。この
構成により、冷媒の流路を多数の微細な流路からなる並
列流路とすることで、冷媒に放熱するための放熱面積を
大きくすることができ、低流量領域でも熱抵抗が小さく
なって冷却能力を高めることが可能となり、且つ圧力損
失が小さくなる。
【0007】請求項2記載の半導体素子用冷却器は、上
記請求項1記載の半導体素子用冷却器において、前記並
列流路における各流路の断面形状の幅を1.5mm以下、
高さ/幅を10以上としてなることを要旨とする。この
構成により、放熱面積である流路面積が大きくなり、冷
媒の低流量領域でも熱抵抗が小さくなって冷却能力が高
くなる。
【0008】請求項3記載の半導体素子用冷却器は、上
記請求項1又は2記載の半導体素子用冷却器において、
前記平型半導体素子のカソード側電極面及びアノード側
電極面にそれぞれ加圧接触された第1の冷却器及び第2
の冷却器を備え、前記第1の冷却器内部を流れる冷媒の
流れ方向と、前記第2の冷却器内部を流れる冷媒の流れ
方向とを対向させてなることを要旨とする。この構成に
より、平型半導体素子に接触する第1、第2の冷却器の
各外壁面の温度分布が少なくなり、冷却能力を一層高め
ることが可能となる。
【0009】請求項4記載の半導体素子用冷却器は、上
記請求項1,2又は3記載の半導体素子用冷却器におい
て、前記並列流路を流れる冷媒が流入口から流入し、流
出口から流出するまでの前記各流路の長さが全て等しく
なるように前記流入口及び流出口を配置してなることを
要旨とする。この構成により、並列流路における各流路
の圧力損失が略等しくなって、冷媒の流量バランスが良
好となり電力用半導体素子を均等に冷却することが可能
となる。
【0010】請求項5記載の半導体素子用冷却器は、上
記請求項1又は4記載の半導体素子用冷却器において、
前記第1のヘッダー及び前記第2のヘッダーを複数個に
分割し、このヘッダー分割に応じて分割された或る単位
数の流路からなる各分割並列流路内を流れる冷媒の流れ
方向を対向させてなることを要旨とする。この構成によ
り、冷媒の温度上昇により発生する冷却器外壁面の温度
分布が一層少なくなり、冷却能力をさらに高めることが
可能となる。
【0011】請求項6記載の半導体素子用冷却器は、上
記請求項5記載の半導体素子用冷却器において、前記並
列流路における各流路の断面形状の幅を2mm以下、高さ
/幅を5以上としてなることを要旨とする。この構成に
より、或る単位数の流路からなる各分割並列流路内を流
れる冷媒の流れ方向を対向させる構成とした場合におい
て、冷媒の低流量領域でも熱抵抗が小さくなって冷却能
力が高くなり、また圧力損失が低減する。
【0012】請求項7記載の半導体素子用冷却器は、上
記請求項1乃至6の何れかに記載の半導体素子用冷却器
において、前記並列流路を薄板又はブレージングシート
の何れかを用いた積層構造とし、この並列流路と前記第
1のヘッダー及び前記第2のヘッダーとをロウ付けにて
構成してなることを要旨とする。この構成により、冷却
器材質がアルミニウム等の場合において多数の微細な流
路からなる並列流路を適切に形成することが可能とな
る。
【0013】請求項8記載の半導体素子用冷却器は、上
記請求項1乃至6の何れかに記載の半導体素子用冷却器
において、前記並列流路を金属ブロックからワイヤカッ
トにより連続的に加工し構成し、この並列流路と前記第
1のヘッダー及び前記第2のヘッダーとをロウ付けして
なることを要旨とする。この構成により、冷却器材質が
銅等の場合において多数の微細な流路からなる並列流路
を適切に形成することが可能となる。
【0014】請求項9記載の半導体素子用冷却器は、上
記請求項1,2,4,6,7又は8記載の半導体素子用
冷却器において、上下2層に分割した上層冷却器と下層
冷却器の各内部を流れる冷媒の流れ方向を対向させてな
ることを要旨とする。この構成により、電力用半導体素
子に接触する冷却器外壁面の温度分布が少なくなり、冷
却能力を一層高めることが可能となる。
【0015】請求項10記載の半導体素子用冷却器は、
上記請求項9記載の半導体素子用冷却器において、上下
の中央部に上下分割用の平板を挿入し、前記並列流路と
合わせて一体ロウ付けすることにより前記上層冷却器及
び下層冷却器を構成してなることを要旨とする。この構
成により、上下2層に分割した上層冷却器と下層冷却器
の構成を容易に実現することが可能となる。
【0016】請求項11記載の半導体素子用冷却器は、
上記請求項1乃至10の何れかに記載の半導体素子用冷
却器において、冷却器外壁面に絶縁基板を接合し、この
絶縁基板上に金属電極を接合し、この金属電極上に電力
用半導体素子を接合し、前記電力用半導体素子、金属電
極及び絶縁基板を絶縁性の樹脂製パッケージに収納し、
前記冷却器外壁面と樹脂製パッケージは端部で接着して
なることを要旨とする。この構成により、モジュール型
半導体素子が放熱板を介さずに冷却器外壁面に直接接合
された構成となる。したがって、放熱板の熱伝導抵抗に
より温度上昇及び放熱板と冷却器外壁面の接触抵抗によ
る温度上昇分が無くなり、モジュール型構成の電力用半
導体素子に対する冷却能力を一層高めることが可能とな
る。
【0017】請求項12記載の半導体素子用冷却器は、
上記請求項1乃至10の何れかに記載の半導体素子用冷
却器において、第1の冷却器及び第2の冷却器を備え、
前記第1の冷却器の第1の外壁面上に第1の熱緩衝用金
属平板を積層し、この第1の熱緩衝用金属平板上に電力
用半導体素子を配置し、この電力用半導体素子上に第2
の熱緩衝用金属平板を積層し、この第2の熱緩衝用金属
平板に第2の外壁面が接するように当該第2の熱緩衝用
金属平板上に前記第2の冷却器を配置し、前記電力用半
導体素子、第1、第2の熱緩衝用金属平板及び第1、第
2の外壁面の一部を絶縁性のパッケージに収納し、前記
第1、第2の外壁面と絶縁性のパッケージは端部で接着
してなることを要旨とする。この構成により、電力用半
導体素子である平型半導体素子が、カソード電極を兼ね
た第1の外壁面及びアノード電極を兼ねた第2の外壁面
に直接接触して冷却される構成となる。したがって、カ
ソード電極及びアノード電極の熱伝導抵抗による温度上
昇と、カソード電極及びアノード電極と第1、第2の外
壁面との接触抵抗による温度上昇分が無くなり、電力用
半導体素子に対する冷却能力を一層高めることが可能と
なる。
【0018】請求項13記載の電力変換装置は、上記請
求項1乃至12の何れかに記載の半導体素子用冷却器を
使用してなることを要旨とする。この構成により、半導
体素子用冷却器は、冷媒が低流量でも冷却能力が高く、
また圧力損失が小さいので、冷媒を循環させるのに必要
なポンプや配管等が小型化し、電力変換装置を小型化す
ることが可能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0020】図1乃至図6は、本発明の第1の実施の形
態を示す図である。まず、図1及び図2(a),(b)
を用いて、本実施の形態の半導体素子用冷却器の構成を
説明する。半導体素子用冷却器10は、例えば、純水や
不凍液等の冷媒1が流入する流入口2と、流入口2と連
結し並列流路4へ冷媒1を分配する第1のヘッダー3
と、第1のヘッダー3と連結した並列流路4と、各並列
流路4から流出した冷媒1が合流する第2のヘッダー5
と、第2のヘッダー5と連結し冷媒1が流出する流出口
6とから構成されている。並列流路4における各流路の
幅は1.5mm以下、高さ/幅を10以上とし、並列流路
4は、各流路を幅と同程度の間隔で並列に多数配置して
いる。半導体素子用冷却器10の材質は、例えば銅やア
ルミニウムである。材質がアルミニウムの場合は、並列
流路4を薄板又はブレージングシートの積層構造とし、
ロウ付けにて並列流路4と第1のヘッダー3及び第2の
ヘッダー5を構成する。また、材質が銅の場合は、並列
流路4を銅ブロックからワイヤカットにより連続的に加
工して構成し、第1のヘッダー3及び第2のヘッダー5
とロウ付けして構成する。
【0021】図5において、平型半導体素子8を冷却す
る場合は、半導体素子用冷却器10,20は、平型半導
体素子8のカソード側電極面11及びアノード側電極面
9に、それぞれ加工接触により取付けられる。また、図
6において、モジュール型半導体素子12を冷却する場
合は、半導体素子用冷却器10は、モジュール型半導体
素子12の放熱板13にネジ取付けにより取付けられ
る。
【0022】次に、上述のように構成された半導体素子
用冷却器10の作用を説明する。半導体素子用冷却器1
0においては、冷却能力を表す熱抵抗R(K/W)は、
次式により推定できる。
【0023】 R=1/(η・h・S) …(1) 但し、η;フィン効率 h;熱伝達率(K/m2 W) S;流路面積(放熱面積)(m2 ) 半導体素子用冷却器10の冷却能力を高める、即ち、熱
抵抗Rを低減するためには、放熱面積である流路面積S
を大きくするか、熱伝達率hを大きくする必要がある。
熱伝達率hは流速の関数であり、流速即ち流量が多くな
るほど大きくなる。図1、図2のように構成された半導
体素子用冷却器10では、並列流路4における各流路の
断面形状の幅を1.5mm以下、高さ/幅を10以上と
し、並列流路4は、各流路を幅と同程度の間隔で並列に
多数配置しているので、放熱面積である流路面積Sが大
きく、低流量でも熱抵抗Rが小さくなり、冷却能力が高
くなる。
【0024】図3は、冷却器外形寸法を固定して計算し
た熱抵抗−流量特性を示している。
【0025】流路幅を1.5mm、高さ/幅を10とする
ことにより、1.5 l/min 以下の低流量領域でも、従
来の半導体素子用冷却器よりも熱抵抗Rが小さくなる。
さらに、流路幅を0.5mm、高さ/幅を30とすること
により、1〜6 l/min の低〜中流量領域で、従来の半
導体素子用冷却器より熱抵抗Rが小さくなる。
【0026】また、図4は、冷却器外形寸法を固定して
計算した圧力損失−流量特性を示している。図1、図2
のように構成された半導体素子用冷却器10では、各並
列流路4を流れる冷媒1の流速は、従来の半導体素子用
冷却器に比べて非常に小さく、さらに各並列流路4の流
路長も短いので、圧力損失は小さくなる。流路幅を1.
5mm、高さ/幅が10に場合には、1.5 l/min のと
きに圧力損失は約0.006kPa であり、従来の半導体
素子用冷却器の圧力損失約2.336kPa の約1/40
0である。さらに、流路幅を0.5mm、高さ/幅が30
の場合でも6 l/min のときに圧力損失は従来の半導体
素子用冷却器の約1/80と非常に小さくなる。
【0027】さらに、図1、図2のように構成された半
導体素子用冷却器10において発生する圧力損失は、冷
媒1が各並列流路4に流入及び流出するときに発生する
急拡大及び急縮小損失、並列流路4内部を冷媒1が流れ
ることにより発生する摩擦損失が主因である。冷媒1が
流入口2から各並列流路4に流入するまでの流路長がそ
れぞれ異なるので、流入口2から各並列流路4までの圧
力損失の大きさはそれぞれ異なるが、その圧力損失の大
きさは前述した急拡大及び急縮小損失、摩擦損失に比べ
て十分に小さい。これにより、流入口2から各並列流路
4を通り、流出口6に至るまでの圧力損失は各並列流路
4で大差なく、各並列流路4の流量バランスは略均等と
なる。
【0028】上述したように、第1の実施の形態によれ
ば、放熱面積が大きく低流量でも熱抵抗が小さいので、
電力用半導体素子の温度上昇を低減することができ、熱
損失増大、即ち大容量化、高速化に対応することができ
る。電力用半導体素子の温度上昇を低減できるので、電
力用半導体素子の信頼性を向上させ、寿命の低下を防ぐ
ことができる。冷媒が低流量で圧力損失も小さいので、
ポンプや配管などを小型化できる。また、ポンプや配管
などが小さくなるので、電力変換装置を小型化、低コス
ト化できる。
【0029】図7には、本発明の第2の実施の形態を示
す。本実施の形態は、半導体素子用冷却器を用いて平型
半導体素子(電力用半導体素子)8を冷却するようにし
たものである。図7において、平型半導体素子8のカソ
ード側電極面11に加圧接触により取付けられた第1の
冷却器10内部を流れる冷媒1の流れ方向と、アノード
側電極面9に加圧接触により取付けられた第2の冷却器
20内部を流れる冷媒1の流れ方向とが対向するように
なっている。
【0030】本実施の形態の作用を説明すると、本実施
の形態では、上記第1の実施の形態と同様の作用に加
え、カソード側電極面11に取付けられた第1の冷却器
10とアノード側電極面9に取付けられた第2の冷却器
20をそれぞれ流れる冷媒1の流れ方向を対向させてい
るので、第1、第2の冷却器10,20の外壁面7の温
度分布が少なくなり、それにより平型半導体素子8の温
度上昇も少なくなり、平型半導体素子8の温度上昇を上
記第1の実施の形態以上に低減することができる。
【0031】図8には、本発明の第3の実施の形態を示
す。本実施の形態は、各並列流路を流れる冷媒が流入
し、流出するまでの流路長が全て等しくなるようにした
ものである。
【0032】図8(a),(b)において、流入口2か
ら流入した冷媒1が各並列流路4を通り流出口6から流
出までの流路長が全て等しくなるように、流入口2と流
出口6とが、平面4角形状の半導体素子用冷却器10A
における略対角線上の位置に配置されている。
【0033】上述のように構成された本実施の形態の半
導体素子用冷却器10Aは、上記第1、第2の実施の形
態と同様の作用に加え、流入口2から各並列流路4を通
り流出口6に至るまでの各流路の圧力損失が略等しくな
るので、各並列流路4の流量バランスが上記第1、第2
の実施の形態以上に均等になる。
【0034】図9には、第3の実施の形態の他の構成例
を示す。この構成例の半導体素子用冷却器10Bでは、
流入口2a,2bから流入した冷媒1が各並列流路4を
通り流出口6から流出までの流路長が全て等しくなるよ
うに、それぞれ2個の流入口2a,2b及び第1のヘッ
ダー3a,3bを、中心線に対し軸対称に2箇所配置
し、その中心線位置に第2のヘッダー5及び流出口6を
配置している。作用、効果は図8の半導体素子用冷却器
10Aと略同様である。
【0035】図10乃至図13には、本発明の第4の実
施の形態を示す。本実施の形態は、第1のヘッダー及び
第2のヘッダーをそれぞれ複数個に分割し、或る単位数
の流路からなる各分割並列流路内を流れる冷媒の流れ方
向を対向させるようにしたものである。図10におい
て、半導体素子用冷却器10Cは、ヘッダー分割用平板
14により、第1のヘッダーが3個のヘッダー分割体3
c,3d,3eに分割され、第2のヘッダーが3個のヘ
ッダー分割体5a,5b,5cに分割されている。この
合計6個のヘッダー分割体のうち、第1のヘッダー分割
体3dと第2のヘッダー分割体5bにそれぞれ流入口2
a,2bが連結され、第1のヘッダー分割体3cと第2
のヘッダー分割体5cにそれぞれ流出口6a,6bが連
結され、第2のヘッダー分割体5aと第1のヘッダー分
割体3eが冷媒1のUターン用ヘッダーとなっている。
そして、全並列流路4を4つに分割した或る単位数の流
路からなる分割並列流路内を流れる冷媒1の流れ方向が
対向するようになっている。
【0036】図11は、第4の実施の形態の他の構成例
を示している。この構成例の半導体素子用冷却器10D
では、ヘッダー分割用平板14により、第1のヘッダー
が3個のヘッダー分割体3f,3g,3hに分割され、
第2のヘッダーが2個のヘッダー分割体5d,5eに分
割されている。この合計5個のヘッダー分割体のうち、
第1のヘッダー分割体3gに流入口2が連結され、第1
のヘッダー分割体3f,3hにそれぞれ流出口6c,6
dが連結され、第2のヘッダー分割体5d,5eが冷媒
1のUターン用ヘッダーとなっている。そして、前記と
同様に、全並列流路4を4つに分割した或る単位数の流
路からなる分割並列流路内を流れる冷媒1の流れ方向が
対向するようになっている。図10、図11の並列流路
4における各流路の断面形状の幅は2mm以下、高さ/幅
は5以上である。
【0037】上述のように構成された本実施の形態の半
導体素子用冷却器10C,10Dは、上記第1〜第3の
実施の形態と同様の作用に加え、或る単位数の流路から
なる分割並列流路内を流れる冷媒1の流れ方向が対向す
るようになっているので、冷媒1の温度上昇により発生
する半導体素子用冷却器10C,10Dの外壁面7の温
度分布が半減し、それにより半導体素子用冷却器10
C,10Dに取付けられている平型半導体素子やモジュ
ール型半導体素子の温度上昇を第1〜第3の実施の形態
以上に低減できる。
【0038】図12は、冷却器外形寸法を固定して計算
した熱抵抗−流量特性を示している。流路幅を2.0m
m、高さ/幅を5とすることにより、1.2 l/min 以
下の低流量領域でも、従来の半導体素子用冷却器よりも
熱抵抗が小さくなる。さらに、流路幅を0.5mm、高さ
/幅を30とすることにより、1〜6 l/min の低〜中
流量領域で、従来の半導体素子用冷却器より熱抵抗が小
さくなる。
【0039】また、図13は、冷却器外形寸法を固定し
て計算した圧力損失−流量特性を示している。流路幅を
2.0mm、高さ/幅が5の場合には、1.2 l/min の
ときに圧力損失は約0.017kPa であり、従来の半導
体素子用冷却器の圧力損失約1.646kPa の約1/1
00である。さらに、流路幅を0.5mm、高さ/幅が3
0の場合でも6 l/min のときに圧力損失は従来の半導
体素子用冷却器の約1/20と非常に小さくなる。
【0040】図14には、本発明の第5の実施の形態を
示す。本実施の形態は、冷却器を上下2層に分割し、そ
れぞれ分割された上層冷却器と下層冷却器の内部を流れ
る冷媒の流れ方向を対向させたものである。図14にお
いて、半導体素子用冷却器10Eは、第1のヘッダー
3、並列流路4及び第2のヘッダー5が上下分割用平板
15により上下2層に分割されて上層冷却器10aと下
層冷却器10bになっている。そして、上層冷却器10
aに流入口2a及び流出口6aを設け、下層冷却器10
bにも同様に流入口2b及び流出口6bを設け、上層冷
却器10aと下層冷却器10bの各並列流路4内を流れ
る冷媒1の流れ方向が対向するようになっている。半導
体素子用冷却器10Eは、中央部に挿入した上下分割用
平板15を並列流路4と合わせて一体ロウ付けして構成
している。
【0041】上述のように構成された本実施の形態の半
導体素子用冷却器10Eは、上記第1〜第3の実施の形
態と同様の作用に加え、上下に分割した上層冷却器10
aと下層冷却器10bの各並列流路4内を流れる冷媒1
の流れ方向が対向するようになっているので、第1〜第
3の実施の形態以上に、半導体素子用冷却器10Eの外
壁面7の温度分布が少なくなり、外壁面7に取付けられ
る平型半導体素子やモジュール型半導体素子の温度上昇
が少なくなる。
【0042】図15には、本発明の第6の実施の形態を
示す。図15(b)は、同図(a)のA−A断面図であ
る。図15(a),(b)において、半導体素子用冷却
器10の外壁面7に絶縁基板16が接合され、絶縁基板
16の上部に金属電極17が接合され、金属電極17の
上部に電力用半導体素子18が接合されている。電力用
半導体素子18、金属電極17、絶縁基板16は絶縁性
を有する樹脂製パッケージ19に収納され、さらに半導
体素子用冷却器10の外壁面7と樹脂製パッケージ19
は端部で接着されて、半導体素子用冷却器10の外壁面
7上に、モジュール型半導体素子12が放熱板を介さず
に直接搭載されている。
【0043】上述のように構成された本実施の形態の半
導体素子用冷却器10は、前記第1、第2の実施の形態
と同様の作用に加え、モジュール型半導体素子12が放
熱板を介さず直接外壁面7に接合され、冷却されるの
で、放熱板の熱伝導抵抗による温度上昇及び放熱板と外
壁面7の接触抵抗による温度上昇分が無くなり、モジュ
ール型半導体素子12即ち、内部の電力用半導体素子1
8の温度上昇を第1、第2の実施の形態以上に低減でき
る。
【0044】図16には、本発明の第7の実施の形態を
示す。図16(b)は、同図(a)のB−B断面図であ
る。図16(a),(b)において、第1の半導体素子
用冷却器10の外壁面7a上に第1の熱緩衝用金属平板
21が積層され、第1の熱緩衝用金属平板21の上に電
力用半導体素子23が配置され、電力用半導体素子23
の上部に第2の熱緩衝用金属平板22が積層され、第2
の熱緩衝用金属平板22に外壁面7bが接するように、
この第2の熱緩衝用金属平板22の上に第2の半導体素
子用冷却器20が積層されている。電力用半導体素子2
3、第1、第2の熱緩衝用金属平板21,22、外壁面
7a,7bの一部が絶縁性パッケージ24に収納されて
いる。また、外壁面7a,7B、絶縁性パッケージ24
は、端部で接合されている。外壁面7a,7bは、電力
用半導体素子(平型半導体素子)23のアノード電極面
及びカソード電極面を兼ねている。
【0045】上述のように構成された本実施の形態の第
1、第2の半導体素子用冷却器10,20は、前記第
1、第2の実施の形態と同様の作用に加え、電力用半導
体素子23がアノード電極面を兼ねた外壁面7b及びカ
ソード電極面を兼ねた外壁面7aに接触して直接冷却さ
れるので、前記図5に示したような、カソード電極及び
アノード電極の熱伝導抵抗による温度上昇と、アノード
電極面及びカソード電極面と外壁面の接触抵抗による温
度上昇分が無くなり、平型半導体素子、即ち内部の電力
用半導体素子23の温度上昇を第1、第2の実施の形態
以上に低減できる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の半
導体素子用冷却器によれば、多数の微細な流路からなる
並列流路と、この並列流路における前記各流路へ冷媒を
分配する第1のヘッダーと、前記並列流路から流出した
前記冷媒が合流する第2のヘッダーとを具備させたた
め、冷媒が低流量でも冷却能力を高めることができ、且
つ圧力損失が小さくなるので、電力用半導体素子の熱損
失増大、即ち大容量化、高速化に適切に対応することが
でき、また冷媒を循環させるのに必要なポンプや配管等
を小型化することができる。
【0047】請求項2記載の半導体素子用冷却器によれ
ば、前記並列流路における各流路の断面形状の幅を1.
5mm以下、高さ/幅を10以上としたため、放熱面積を
大きくすることができて、冷媒の低流量領域でも熱抵抗
が小さくなって冷却能力を高めることができる。
【0048】請求項3記載の半導体素子用冷却器によれ
ば、前記平型半導体素子のカソード側電極面及びアノー
ド側電極面にそれぞれ加圧接触された第1の冷却器及び
第2の冷却器を備え、前記第1の冷却器内部を流れる冷
媒の流れ方向と、前記第2の冷却器内部を流れる冷媒の
流れ方向とを対向させたため、平型半導体素子に接触す
る第1、第2の冷却器の各外壁面の温度分布が少なくな
って、冷却能力を一層高めることができる。
【0049】請求項4記載の半導体素子用冷却器によれ
ば、前記並列流路を流れる冷媒が流入口から流入し、流
出口から流出するまでの前記各流路の長さが全て等しく
なるように前記流入口及び流出口を配置したため、並列
流路における各流路の圧力損失が略等しくなり、冷媒の
流量バランスが良好となって、冷却能力を一層高めるこ
とができる。
【0050】請求項5記載の半導体素子用冷却器によれ
ば、前記第1のヘッダー及び前記第2のヘッダーを複数
個に分割し、このヘッダー分割に応じて分割された或る
単位数の流路からなる各分割並列流路内を流れる冷媒の
流れ方向を対向させたため、冷媒の温度上昇により発生
する冷却器外壁面の温度分布が一層少なくなって、冷却
能力をさらに高めることができる。
【0051】請求項6記載の半導体素子用冷却器によれ
ば、前記並列流路における各流路の断面形状の幅を2mm
以下、高さ/幅を5以上としたため、或る単位数の流路
からなる各分割並列流路内を流れる冷媒の流れ方向を対
向させる構成とした場合において、冷媒の低流量領域で
も熱抵抗が小さくなって冷却能力を高めることができ
る。
【0052】請求項7記載の半導体素子用冷却器によれ
ば、前記並列流路を薄板又はブレージングシートの何れ
かを用いた積層構造とし、この並列流路と前記第1のヘ
ッダー及び前記第2のヘッダーとをロウ付けにて構成し
たため、冷却器材質がアルミニウム等の場合において多
数の微細な流路からなる並列流路を適切に形成すること
ができる。
【0053】請求項8記載の半導体素子用冷却器によれ
ば、前記並列流路を金属ブロックからワイヤカットによ
り連続的に加工し構成し、この並列流路と前記第1のヘ
ッダー及び前記第2のヘッダーとをロウ付けしたため、
冷却器材質が銅等の場合において多数の微細な流路から
なる並列流路を適切に形成することができる。
【0054】請求項9記載の半導体素子用冷却器によれ
ば、上下2層に分割した上層冷却器と下層冷却器の各内
部を流れる冷媒の流れ方向を対向させたため、電力用半
導体素子に接触する冷却器外壁面の温度分布が少なくな
って、冷却能力を一層高めることができる。
【0055】請求項10記載の半導体素子用冷却器によ
れば、上下の中央部に上下分割用の平板を挿入し、前記
並列流路と合わせて一体ロウ付けすることにより前記上
層冷却器及び下層冷却器を構成したため、上下2層に分
割した上層冷却器と下層冷却器を容易に構成することが
できる。
【0056】請求項11記載の半導体素子用冷却器によ
れば、冷却器外壁面に絶縁基板を接合し、この絶縁基板
上に金属電極を接合し、この金属電極上に電力用半導体
素子を接合し、前記電力用半導体素子、金属電極及び絶
縁基板を絶縁性の樹脂製パッケージに収納し、前記冷却
器外壁面と樹脂製パッケージは端部で接着したため、モ
ジュール型半導体素子が放熱板を介さずに冷却器外壁面
に直接接合された構成となるので、モジュール型構成の
電力用半導体素子に対する冷却能力を一層高めることが
できる。
【0057】請求項12記載の半導体素子用冷却器によ
れば、第1の冷却器及び第2の冷却器を備え、前記第1
の冷却器の第1の外壁面上に第1の熱緩衝用金属平板を
積層し、この第1の熱緩衝用金属平板上に電力用半導体
素子を配置し、この電力用半導体素子上に第2の熱緩衝
用金属平板を積層し、この第2の熱緩衝用金属平板に第
2の外壁面が接するように当該第2の熱緩衝用金属平板
上に前記第2の冷却器を配置し、前記電力用半導体素
子、第1、第2の熱緩衝用金属平板及び第1、第2の外
壁面の一部を絶縁性のパッケージに収納し、前記第1、
第2の外壁面と絶縁性のパッケージは端部で接着したた
め、電力用半導体素子である平型半導体素子が、カソー
ド電極を兼ねた第1の外壁面及びアノード電極を兼ねた
第2の外壁面に直接接触する構成となるので、電力用半
導体素子である平型半導体素子に対する冷却能力を一層
高めることができる。
【0058】請求項13記載の電力変換装置によれば、
請求項1乃至12の何れかに記載の半導体素子用冷却器
を使用したため、半導体素子用冷却器へ冷媒を循環させ
るのに必要なポンプや配管等を小型化することができ
て、電力変換装置を小型、低コスト化することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態である半導体素子用
冷却器の斜視図である。
【図2】上記第1の実施の形態の平面及び側面断面図で
ある。
【図3】上記第1の実施の形態における熱抵抗−流量特
性を示す特性図である。
【図4】上記第1の実施の形態における圧力損失−流量
特性を示す特性図である。
【図5】上記第1の実施の形態の半導体素子用冷却器が
平型半導体素子の電極面に加圧接触された状態を示す斜
視図である。
【図6】上記第1の実施の形態の半導体素子用冷却器が
モジュール型半導体素子の放熱板にネジ取付けされた状
態を示す斜視図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態である半導体素子用
冷却器が平型半導体素子の電極面に加圧接触された状態
を示す斜視図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態の平面及び側面断面
図である。
【図9】上記第3の実施の形態の他の構成例を示す平面
断面図である。
【図10】本発明の第4の実施の形態の平面断面図であ
る。
【図11】上記第4の実施の形態の他の構成例を示す平
面断面図である。
【図12】上記第4の実施の形態における熱抵抗−流量
特性を示す特性図である。
【図13】上記第4の実施の形態における圧力損失−流
量特性を示す特性図である。
【図14】本発明の第5の実施の形態の斜視図である。
【図15】本発明の第6の実施の形態の平面図及び側面
断面図である。
【図16】本発明の第7の実施の形態の斜視図及び側面
断面図である。
【図17】従来の半導体素子用冷却器の平面断面図であ
る。
【符号の説明】
1 冷媒 2,2a,2b 流入口 3 第1のヘッダー 4 並列流路 5 第2のヘッダー 6,6a,6b,6c,6d 流出口 7,7a,7b 外壁面 8 平型半導体素子 9 アノード側電極面 10,10A,10B,10C,10D,10E (第
1の)半導体素子用冷却器 11 カソード側電極面 12 モジュール型半導体素子 13 放熱板 14 ヘッダー分割用平板 15 上下分割用平板 16 絶縁基板 17 金属電極 18,23 電力用半導体素子 19,24 樹脂製パッケージ 20 第2の半導体素子用冷却器 21,22 第1、第2の熱緩衝用金属平板

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平型半導体素子の電極面に加圧接触され
    るか又はモジュール型半導体素子の放熱板にネジ取付け
    され、内部を流れる冷媒により前記平型半導体素子又は
    前記モジュール型半導体素子の熱損失を放熱する液冷却
    式の半導体素子用冷却器において、多数の微細な流路か
    らなる並列流路と、この並列流路における前記各流路へ
    前記冷媒を分配する第1のヘッダーと、前記並列流路か
    ら流出した前記冷媒が合流する第2のヘッダーとを有す
    ることを特徴とする半導体素子用冷却器。
  2. 【請求項2】 前記並列流路における各流路の断面形状
    の幅を1.5mm以下、高さ/幅を10以上としてなるこ
    とを特徴とする請求項1記載の半導体素子用冷却器。
  3. 【請求項3】 前記平型半導体素子のカソード側電極面
    及びアノード側電極面にそれぞれ加圧接触された第1の
    冷却器及び第2の冷却器を備え、前記第1の冷却器内部
    を流れる冷媒の流れ方向と、前記第2の冷却器内部を流
    れる冷媒の流れ方向とを対向させてなることを特徴とす
    る請求項1又は2記載の半導体素子用冷却器。
  4. 【請求項4】 前記並列流路を流れる冷媒が流入口から
    流入し、流出口から流出するまでの前記各流路の長さが
    全て等しくなるように前記流入口及び流出口を配置して
    なることを特徴とする請求項1,2又は3記載の半導体
    素子用冷却器。
  5. 【請求項5】 前記第1のヘッダー及び前記第2のヘッ
    ダーを複数個に分割し、このヘッダー分割に応じて分割
    された或る単位数の流路からなる各分割並列流路内を流
    れる冷媒の流れ方向を対向させてなることを特徴とする
    請求項1又は4記載の半導体素子用冷却器。
  6. 【請求項6】 前記並列流路における各流路の断面形状
    の幅を2mm以下、高さ/幅を5以上としてなることを特
    徴とする請求項5記載の半導体素子用冷却器。
  7. 【請求項7】 前記並列流路を薄板又はブレージングシ
    ートの何れかを用いた積層構造とし、この並列流路と前
    記第1のヘッダー及び前記第2のヘッダーとをロウ付け
    にて構成してなることを特徴とする請求項1乃至6の何
    れかに記載の半導体素子用冷却器。
  8. 【請求項8】 前記並列流路を金属ブロックからワイヤ
    カットにより連続的に加工し構成し、この並列流路と前
    記第1のヘッダー及び前記第2のヘッダーとをロウ付け
    してなることを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記
    載の半導体素子用冷却器。
  9. 【請求項9】 上下2層に分割した上層冷却器と下層冷
    却器の各内部を流れる冷媒の流れ方向を対向させてなる
    ことを特徴とする請求項1,2,4,6,7又は8記載
    の半導体素子用冷却器。
  10. 【請求項10】 上下の中央部に上下分割用の平板を挿
    入し、前記並列流路と合わせて一体ロウ付けすることに
    より前記上層冷却器及び下層冷却器を構成してなること
    を特徴とする請求項9記載の半導体素子用冷却器。
  11. 【請求項11】 冷却器外壁面に絶縁基板を接合し、こ
    の絶縁基板上に金属電極を接合し、この金属電極上に電
    力用半導体素子を接合し、前記電力用半導体素子、金属
    電極及び絶縁基板を絶縁性の樹脂製パッケージに収納
    し、前記冷却器外壁面と樹脂製パッケージは端部で接着
    してなることを特徴とする請求項1乃至10の何れかに
    記載の半導体素子用冷却器。
  12. 【請求項12】 第1の冷却器及び第2の冷却器を備
    え、前記第1の冷却器の第1の外壁面上に第1の熱緩衝
    用金属平板を積層し、この第1の熱緩衝用金属平板上に
    電力用半導体素子を配置し、この電力用半導体素子上に
    第2の熱緩衝用金属平板を積層し、この第2の熱緩衝用
    金属平板に第2の外壁面が接するように当該第2の熱緩
    衝用金属平板上に前記第2の冷却器を配置し、前記電力
    用半導体素子、第1、第2の熱緩衝用金属平板及び第
    1、第2の外壁面の一部を絶縁性のパッケージに収納
    し、前記第1、第2の外壁面と絶縁性のパッケージは端
    部で接着してなることを特徴とする請求項1乃至10の
    何れかに記載の半導体素子用冷却器。
  13. 【請求項13】 請求項1乃至12の何れかに記載の半
    導体素子用冷却器を使用してなることを特徴とする電力
    変換装置。
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