JP2000099731A - 個人識別装置 - Google Patents

個人識別装置

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JP2000099731A
JP2000099731A JP10268558A JP26855898A JP2000099731A JP 2000099731 A JP2000099731 A JP 2000099731A JP 10268558 A JP10268558 A JP 10268558A JP 26855898 A JP26855898 A JP 26855898A JP 2000099731 A JP2000099731 A JP 2000099731A
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JP10268558A
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Taichiro Nakamori
太一郎 中森
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Secom Co Ltd
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  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 利用者(登録者)の人数の多寡によって、入
力すべき情報と照合方法とを適切に選択することができ
る個人識別装置を提供する。 【解決手段】 個人の生体情報を入力する生体情報入力
手段1;前記の個人を識別するための情報を入力する個
人識別用情報入力手段2;個人識別用情報入力手段によ
って入力された個人識別用情報と生体情報入力手段によ
って入力された生体情報とを記憶する個人情報記憶手段
63;及び、登録されている人数によって、前記の生体
情報入力手段から入力される生体情報と、前記の個人情
報記憶手段に記憶されている生体情報との照合方法を変
更する制御手段;を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、個人識別装置に関
する。本発明によれば、特定個人による室内への入退出
の許可/拒否やコンピュータへのアクセスの許可/拒否
などを判断するために、利用者の資格チェックを行う際
に、個人に特有の生体情報(例えば、指紋、声紋、網
膜、又は掌紋)を照合して判定することができ、特に登
録人数の多寡によって照合方法を変更することができ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、指紋や声紋などを利用するこ
とによって個人(操作者)を識別する個人識別装置が多
数実用化されている。従来の個人識別装置では、特定領
域内への入場やコンピュータへのアクセスを希望すると
きに、予め個人識別装置に記憶されている指紋、声紋又
は網膜などの生体情報と、その希望の都度に入力された
生体情報とを比較照合して所定の一致度以上の一致度が
得られた場合に、入場許可やコンピュータへのアクセス
許可が出力される。このような個人識別装置において、
登録者数が少ない場合には、入力された生体情報と、予
め個人識別装置に記憶されている全ての生体情報とを比
較照合しても、その比較照合時間が不都合に長くなるこ
とはないので、特定領域内への入場やコンピュータへの
アクセスを希望する者は、生体情報のみを入力すれば足
りる。しかしながら、登録者数が多い場合には、入力さ
れた生体情報と、予め個人識別装置に記憶されている全
ての生体情報とを比較照合すると、その比較照合時間が
不都合に長くなる。そこで、比較照合時間を短縮するた
めに、前記のように各個人の生体情報を記憶しておくだ
けではなく、それらの各生体情報を有する各個人の識別
用情報(例えば、社員番号)を各生体情報に付加して予
め記憶させている。そして、特定領域内への入場やコン
ピュータへのアクセスを希望する場合には、希望者はま
ず個人識別装置の入力手段によって、例えば社員番号な
どの個人識別用情報を入力し、その後に生体情報を入力
する。この方法によれば、生体情報の比較照合は一つの
生体情報とのみ行うことになるので、比較照合時間は短
縮される。しかしながら、登録者数が多いと、個人の識
別用情報も当然に長くなり、その全て入力させる照合方
法では、入力操作が煩わしくなり、入力ミスが増大する
という問題点があった。更に、登録者数が多い場合に対
応させたシステムとして、個人の識別用情報をグループ
化し、個人の識別用情報の全てを入力する必要のない方
法が、例えば、特公平8−21082号公報に記載され
ている。しかしながら、この方法では、検索順序表と、
その検索順序表に従って一群の個人情報を記憶する記憶
領域が必要となるので、システムが大型化し、コストの
上昇を招くという問題点があった。以上のように、個人
識別装置においては、その利用者(登録者)の人数の多
寡によって適切な照合方法が異なり、利用者(登録者)
に入力させる情報が異なるので、個々の利用形態に応じ
て、それぞれに適した照合方法を有する個人識別装置を
選択する必要があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、個人識
別装置の登録人数は、利用者の増減により変化するもの
であり、登録人数によっては、照合方法が不適化するこ
とがある。すなわち、当初は少人数の登録人数であった
ものが、その後に登録人数が多くなると、登録されてい
るすべての生体情報と照合することとなり、照合時間が
長くなる。ところが、従来の個人識別装置においては、
登録人数の変化に応じて照合システムを変化させること
ができなかったので、個人識別装置それ自体を別の個人
識別装置に取り替える必要があった。従って、本発明の
課題は、利用者(登録者)の人数の多寡によって、入力
すべき情報と照合方法とを適切に選択することができ、
利用者の操作の簡略化する観点と比較照合時間とを適切
にバランスさせることのできる個人識別装置を提供する
ことにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題は、本発明によ
る個人の生体情報を入力する生体情報入力手段;前記個
人を識別するための情報を入力する個人識別用情報入力
手段;前記個人識別用情報入力手段によって入力された
個人識別用情報と前記生体情報入力手段によって入力さ
れた生体情報とを記憶する個人情報記憶手段;及び、登
録されている人数によって、前記生体情報入力手段から
入力される生体情報と、前記個人情報記憶手段に記憶さ
れている生体情報との照合方法を変更する制御手段;を
有することを特徴とする個人識別装置によって解決する
ことができる。
【0005】本発明の好ましい態様によれば、登録され
た人数が所定人数未満である場合には、前記制御手段
が、前記生体情報入力手段から入力される生体情報と、
前記個人情報記憶手段に記憶されている全ての生体情報
とを照合して個人を識別することができる。
【0006】本発明の別の好ましい態様によれば、登録
された人数が所定人数以上である場合には、前記制御手
段が、前記生体情報入力手段から入力される生体情報
と、前記個人情報記憶手段に記憶されている個人情報の
内で、前記個人識別用情報入力手段によって入力された
個人識別用情報の構成員の一部に関して共通するグルー
プに含まれる個人情報の生体情報とを照合して個人を識
別することができる。
【0007】本発明の更に別の好ましい態様によれば、
登録された人数が所定人数以上である場合には、前記制
御手段が、前記生体情報入力手段から入力される生体情
報と、前記個人情報記憶手段に記憶されている個人情報
の内で、前記個人識別用情報入力手段によって入力され
た個人識別用情報を付された個人情報の生体情報とを照
合して個人を識別することができる。
【0008】本発明の更に別の好ましい態様によれば、
登録された人数が所定人数未満である場合には、前記制
御手段が、前記生体情報入力手段から入力される生体情
報と、前記個人情報記憶手段に記憶されている生体情報
との照合基準レベルを高くし、個人識別用情報を用いず
に生体情報相互の照合のみで個人を識別するか、あるい
は前記生体情報入力手段から入力される生体情報と、前
記個人情報記憶手段に記憶されている生体情報との照合
基準レベルを低くし、個人識別用情報を併用して生体情
報相互の照合を行って個人を識別することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の個人識別装置において
は、個人に特有の生体情報として、例えば、指紋、声
紋、網膜、又は掌紋を利用することができる。以下、本
発明に係る個人識別装置を指紋照合装置として構成した
実施態様を図1〜図4に基づいて、具体的に説明する
が、これらは別の生体情報を用いる個人識別装置にも適
用することができる。
【0010】図1は、本発明の1実施態様である指紋照
合装置10の外観を示す正面図である。この指紋照合装
置10は、生体情報入力手段である指紋入力部1と、個
人識別用情報入力部2と、表示部3とを備えている。指
紋入力部1は、この指紋照合装置10による指紋照合を
受ける利用者の実指の指紋をカメラなどで読み取ること
ができ、利用者の指紋を予め登録する場合や指紋照合を
行う場合に、指先を載せる指置き台を含む。個人識別用
情報入力部2は、利用者毎に予め定めてある個人識別用
情報(例えば、ID番号)、あるいは前記個人識別用情
報の一部(例えば、ID番号の中の特定の一部の桁で構
成されるパスワード)を入力する装置であり、例えば、
テンキーなどで構成することができる。図1に示す実施
態様では、0から9までの数字キーと入力キー22と中
止キー21とからなる。個人識別用情報入力部2は、テ
ンキーのみからなることもできるが、個人識別用情報
(例えば、ID番号)を磁気カードやICカードに記憶
させておき、カードリーダーにて暗唱番号を読み込み、
パスワードの入力をテンキーなどで別々に行うように構
成することもできる。また、表示部3では、指紋照合の
結果や操作手順などの操作指示を表示することができ
る。表示部3としては、好ましくは、液晶(LCD)を
用いることができるが、CRT表示手段やスピーカーな
どの音声出力装置のみあるいはこれらを併用することも
できる。
【0011】図2は、本発明による指紋照合装置10の
ブロック構成図である。図2に示すように、指紋入力部
1は、例えば、センサ部11とA/D変換部12とから
構成することができる。センサ部11は、例えば、指を
置いて実指の指紋情報を読み取り可能にするためのプリ
ズムからなる指置き台と、指紋に光を照射するためのL
EDと、指紋を画像データとして取り出すための光学レ
ンズと、画像データを取り込むCCDイメージセンサな
どから構成することができ、そして前記A/D変換部1
2は、前記センサ11から取り込まれた画像データを量
子化することができる。
【0012】前記指紋入力部1は、個人識別用情報入力
部2及び表示部3などと共に、インターフェース(I/
F)5を介して制御部6に接続されている。制御部6
は、周辺回路を含めたCPU61、本発明による指紋照
合装置10の機能を実現するためのプログラムなどを蓄
積するROM62、及び予め登録された利用者毎の個人
識別用情報や照合用の基準となる指紋情報などの個人情
報が記憶されているRAM63などからなるマイクロプ
ロセッサの基本構成を有し、前記のようにインターフェ
ース(I/F)5を介して、指紋入力部1、個人識別用
情報入力部2、及び表示部3の各部と電気的に信号の授
受を行うことができるように接続されている。
【0013】次に、図3を参照して利用者の登録操作を
行う管理モードについて、具体的な実施態様に沿って説
明する。なお、以下の実施態様では、管理者のID番号
は、既に登録されているものとして説明する。本発明に
よる指紋照合装置10の電源をオンすると、表示部3に
て基準画面が表示される。これは、一般的には日時が表
示されるだけである。入力キー22を押下すると、表示
部3に、例えば、「ID番号を入力してください。」と
の照合操作指示が表示される(ステップS1)。この基
準画面において、前記照合操作指示に加えて、例えば、
「ID番号の登録を行う場合には、中止キー(C)を3
秒間以上押下し続けて下さい。」との登録操作指示を同
時に表示させることもできる。ここでは登録操作を行う
ので、ID番号を入力する代わりに、個人情報入力部2
の中止キー21を、例えば、3秒間以上押下し続ける
(ステップS2)。中止キー21を使用する代わりに、
管理モード切り替え用ボタンを別途に設けることもでき
る。
【0014】中止キー21の押下が3秒間以上継続する
と、表示部3の画面が「ID番号を入力してください
(管理者)。」となる(ステップS3)。そこで、管理
者は、予め登録されている管理者の個人識別用情報であ
るID番号をテンキー2から入力する(ステップS
4)。制御部6のCPU61は、RAM63に登録され
ている管理者のID番号を読み出し、テンキー2から入
力されたID番号との比較照合を行う(ステップS
5)。照合の結果が一致しない場合には、ステップS1
に戻り、一致した場合には、指紋照合装置10が管理モ
ードとなる。
【0015】管理モードになると、表示部3は、管理モ
ードの選択画面となり、例えば、指紋データ管理やシス
テム管理を選択させる画面となる(ステップS6)。指
紋データ管理は、利用者の個人情報(すなわち、生体情
報及び個人識別用情報)の登録、変更又は削除を行うモ
ードであり、そしてシステム管理は、例えば、時刻の設
定やスケジュールの設定、接続される電気錠などの選択
を行うモードである。
【0016】前記管理モードの選択画面においては、具
体的には、例えば、「モードを以下から選択してくださ
い。(1)指紋データ管理,(2)システム管理」と表
示される。ここでは、利用者の個人データ登録を行う場
合について説明する。テンキーから「1」を入力して、
指紋データ管理を選択する(ステップS7)と、登録タ
イプの選択画面となる(ステップS8)。例えば、登録
する利用者の種類の選択、すなわち、「(1)管理者
(2)ユーザー」の画面表示となる。ここでは、ユーザ
ーの登録を行うものとして、テンキーから「2」を入力
して、ユーザー登録を選択する(ステップS9)。
【0017】ユーザー登録が選択されると、画面には、
例えば、「ID番号を入力してください。」との登録操
作指示が表示される(ステップS10)。そこで、利用
者は、そのID番号(例えば、社員番号)である「12
34567」をテンキーによって入力する(ステップS
11)。次に、画面は、指選択画面に変わる。指選択画
面とは、指紋データを採取する指の1又はそれ以上を選
択させる画面であり、例えば、「指紋を採取する指(計
1本)を以下から選択して下さい。(1)右手人差し
指,(2)右手中指,(3)右手薬指,(4)左手人差
し指,(5)左手中指,(6)左手薬指」の画面となる
(ステップS12)。指選択は、1〜10本の指の中か
ら任意の数の指を選択させて登録するように設定するこ
とができ、その設定にしたがって指選択画面の表示を行
う。例えば、前記のように右手及び左手の各々3本の計
6本の中から1本を選択する画面とすることもできる
が、各々5本ずつで合計10本から1又はそれ以上を選
択させる画面としても、あるいは、各々4本ずつ合計8
本から1又はそれ以上を選択させる画面としても、更に
は右手5本及び左手3本の計8本から1又はそれ以上を
選択させる画面としてもよい。
【0018】ここでは、右手人差し指を選択するものと
し、テンキーから「1」を入力する(ステップS1
3)。続いて、画面には、例えば、「右手人差し指を置
いてください。」との操作指示が表示される。利用者
は、その指示に従って、右手人差し指を指紋入力部1に
置く(ステップS14)。指紋の読み取り操作が終了す
ると、画面には、例えば、「指を離してください。」と
表示される。こうして、一回の指紋採取で登録完了とす
ることもできるが、例えば、5回続けて指紋を読み取ら
せた後、最も良好に採取された指紋データを登録するよ
うに設定することもできる。こうして、利用者の個人情
報、すなわち、指紋データ(生体情報)とID番号(個
人識別用情報)とが一対となって登録される(ステップ
S15)。
【0019】指紋照合装置10のRAM63では、前記
個人情報をマスター情報として記憶する。このようにし
て、利用者全員の個人情報を予めRAM63に登録す
る。また、RAM63では、利用者の個人情報が登録さ
れる度毎に登録者数をカウントして登録者の合計人数に
ついても記憶する。
【0020】また、本発明の指紋照合装置10では、多
数の個人識別用情報をいくつかの群に大別するグループ
化情報として、パスワードを設定することもできる。パ
スワードとしては、個人識別用情報の構成員の一部を用
いるのが好ましい。例えば、前記ID番号の特定の桁
〔例えば、最後の1桁(1の位の数)あるいは最後の2
桁(10の位の数と1の位の数)〕をパスワードとする
ことができる。ID番号が前記のように「123456
7」である場合には、「7」(最後の1桁)又は「6
7」(最後の2桁)をパスワードとすることができる。
パスワードとする桁は、任意であり、例えば、最初の桁
であっても、あるいは最初から3桁目として設定するこ
ともできる。更に、数字に限らず、アルファベット、ひ
らがな又はカタカナなど、更にはそれらの組合せを用い
ることもできる。
【0021】次に、図4に基づいて、利用者が特定領域
に入場する場合の照合操作について説明する。表示部3
の画面には、通常、日時のみが表示されている基準画面
が表示されている(ステップS21)。利用者には、予
め、この指紋照合装置10の現在の照合モードが、全照
合モードであるか、パスワード照合モードであるか、あ
るいはID番号照合モードであるかが通知されているの
で、利用者はその照合モードに従って、(1)全照合モ
ードの場合には、テンキー2にて入力キー22のみを押
下し、(2)パスワード照合モードの場合には、パスワ
ードを入力してから入力キー22を押下し、あるいは
(3)ID番号照合モードの場合には、中止キーを押下
するのいずれかの操作を行う(ステップS22)。現在
の照合モードの種類を前記基準画面に表示して、利用者
の注意を喚起することもできる。
【0022】前記全照合モードとは、登録者数が比較的
少ない場合に利用するのが好ましい照合モードであり、
指紋入力部1から入力される指紋データと、RAM63
に記憶されている全ての指紋データとの照合を行って、
利用者が登録されている本人であるか否かを判断する。
以下に、登録人数が15人以下の場合に全照合モードを
採用するように設定されている指紋照合装置を用いて、
実際の登録人数が13人である実施態様に沿って、全照
合モードによる照合操作を説明する。
【0023】利用者が、キー入力操作(ステップS2
2)において現在の照合モードである全照合モードを選
択して、入力キー22のみを押下すると、制御部6で
は、RAM63の登録人数データを参照して登録人数が
16人以上であるか否かを判断する(ステップS2
3)。この態様では、実際の登録人数が、前記のとおり
13人であるので、登録人数チェック(ステップS2
3)の結果はNOとなる。この場合、制御部6は、前記
入力キー22の押下が3回目であるか否かを判断する
(ステップS24)。3回目である場合には、表示部3
にて、例えば「照合不可」と表示され(ステップS2
5)、そして基準画面に戻る(ステップS21)。3回
目でない場合には、表示部3にて「指を置いてくださ
い。」との操作指示が表示される(ステップS26)。
利用者は、予め指紋データを登録してある指先を指紋入
力部1に置く(ステップS27)。指紋入力部1から入
力される指紋データは、センサ11及びA/D変換部1
2を介して制御部6のCPU61に送られる。CPU6
1は、RAM63に記憶されている個人情報の指紋デー
タの全てと、前記入力された指紋データとを比較照合す
る(ステップS28)。照合の結果、RAM63に記憶
されている指紋データの中に一致する指紋データが存在
しない場合(不一致の場合)には、ステップS24に戻
り、前記回数チェック(ステップS24)を経てから表
示部3に再び「指を置いてください。」との操作指示が
表示される(ステップS26)。不一致が3回目になる
と、表示部3にて、例えば「照合不可」と表示され(ス
テップS25)、そして基準画面に戻る(ステップS2
1)。一方、前記照合の結果、RAM63に記憶されて
いる指紋データの中に一致する指紋データが存在する場
合(一致の場合)には、例えば電気錠(図示せず)など
に解錠信号を出力する(ステップS29)。
【0024】指紋照合の方法それ自体は、公知の任意の
方法を用いることができる。例えば、指紋の特徴点の所
定数が一致していれば本人と判断する方法、画像それ自
体を比較し、一致する割合が所定の割合以上であれば本
人と判断する方法、あるいは、指紋の紋様などで照合す
る方法などがある。
【0025】なお、前記登録人数チェック(ステップS
23)の結果がYESの場合(すなわち、登録人数が1
6人以上である場合)には、この指紋照合装置では、全
照合モードを採用せず、パスワード照合モードを採用す
る設定にしてあるので、表示部3に「パスワードを入力
して下さい」と表示する(ステップS30)。そして、
所定時間後(例えば、2秒後)にキー入力操作(ステッ
プS22)に戻り、利用者がパスワード照合モードを選
択し直すことができるようにする。なお、登録人数が一
定数を越えると、全照合モードでは迅速な照合を行うこ
とができなくなるので、グループ化情報の1種であるパ
スワードを併用して、指紋照合を行うのが好ましい。
【0026】パスワード照合モードを選択する場合に
は、前記のとおり、パスワードをテンキーで入力してか
ら入力キー22を押下する。パスワードが入力される
と、制御部6はこのパスワードをもつグループが存在す
るか否かを判断する(ステップS31)。例えば、パス
ワードがID番号の下1桁とされている場合に、パスワ
ード「7」が入力されると、制御部6はこのパスワード
「7」をもつグループ、すなわち、ID番号の下1桁が
「7」のグループが存在するか否かを判断する。入力さ
れたパスワードをもつグループが存在しない場合には、
表示部3に、例えば、「このパスワードは使用できませ
ん。」との注意が表示される(ステップS32)。そし
て、所定時間後(例えば、2秒後)に、基準画面に戻る
(ステップS21)。
【0027】制御部6がパスワードを有効と判断した場
合には、制御部6は、このキー操作が3回目であるか否
かを判断する(ステップS33)。そして、3回目のキ
ー操作である場合には、表示部3に、例えば「照合不
可」と表示する(ステップS34)。3回目でない場合
には、表示部3にて「指を置いてください。」との操作
指示を表示する(ステップS35)。利用者は、予め指
紋入力部1に登録してある指を置く(ステップS3
6)。指紋入力部1から入力される指紋データは、セン
サ11及びA/D変換部12を介して制御部6のCPU
61に送られる。CPU61は、RAM63に記憶され
ている個人情報の中から、パスワードが一致するグルー
プに属する個人情報の指紋データと、前記の入力された
指紋データとを、順々に比較照合する(ステップS3
7)。照合の結果、パスワードが一致するグループに属
する個人情報の指紋データの中に一致する指紋データが
存在しない場合(不一致の場合)には、ステップS33
に戻り、前記回数チェック(ステップS33)を経てか
ら表示部3に再び「指を置いてください。」との操作指
示が表示される(ステップS35)。不一致が3回目に
なると、表示部3にて、例えば「照合不可」と表示され
(ステップS34)、そして基準画面に戻る(ステップ
S21)。一方、前記照合の結果、パスワードが一致す
るグループに属する個人情報の指紋データの中に一致す
る指紋データが存在する場合(一致の場合)には、例え
ば電気錠(図示せず)などに解錠信号を出力する(ステ
ップS38)。
【0028】次に、ID番号照合モードによる照合操作
を説明する。このID番号照合モードとは、利用者がそ
のID番号の全てと指紋データとを入力し、その入力さ
れたID番号の全てと指紋データとの組合せが、予め登
録してあるか否かを照合するモードである。このID番
号照合モードを選択する場合には、前記のとおり、キー
操作(ステップS22)において、中止キーを押下す
る。中止キーが押下されると、表示部3に、例えば、
「ID番号を入力してください。」との操作指示が表示
される(ステップS41)。利用者がID番号を入力す
ると(ステップS42)、制御部6は、この入力操作が
3回目であるか否かを判断する(ステップS43)。そ
して、3回目の入力操作である場合には、表示部3に、
例えば「照合不可」と表示する(ステップS44)。3
回目でない場合には、表示部3にて「指を置いてくださ
い。」との操作指示を表示する(ステップS45)。利
用者は、予め指紋入力部1に登録してある指を置く(ス
テップS46)。指紋入力部1から入力される指紋デー
タは、センサ11及びA/D変換部12を介して制御部
6のCPU61に送られる。CPU61は、RAM63
に記憶されている個人情報の中から、ID番号が一致す
る個人情報の指紋データと、前記の入力された指紋デー
タとを比較照合する(ステップS47)。照合の結果、
指紋データが一致しない場合(不一致の場合)には、ス
テップS43に戻り、前記回数チェック(ステップS4
3)を経てから表示部3に再び「指を置いてくださ
い。」との操作指示が表示される(ステップS45)。
不一致が3回目になると、表示部3にて、例えば「照合
不可」と表示され(ステップS44)、そして基準画面
に戻る(ステップS21)。一方、前記照合の結果、指
紋データが一致する場合には、例えば電気錠(図示せ
ず)などに解錠信号を出力する(ステップS38)。
【0029】前記実施態様においては、指紋データを比
較照合して一致/不一致を判断するしきい値が同じレベ
ルである場合について説明したが、選択する照合方法に
応じてしきい値を変化させることもできる。例えば、全
照合モードやパスワード照合モードにおいてはしきい値
を高く設定(厳しく設定)し、ID番号照合モードにお
いてはしきい値を低く設定(緩く設定)することができ
る。なぜなら、ID番号などの個人識別用情報の全てを
入力することができる者は本人である可能性が極めて高
いので、指紋データのしきい値を下げても、他人を本人
と判断する可能性が低くなるからである。例えば、洗剤
を常時使用する女性の場合、指紋が薄くなりやすく、ク
リアーな指紋画像を採取することができない場合があ
る。このような場合には、利用者が自発的にID番号照
合モードを採用することができる手段が設けられている
ことが好ましい。こうして、信頼性のある照合性能を維
持しながら、しかも使用勝手のよい運用が可能となる。
【0030】前記実施態様においては、パスワードとし
てID番号の特定の桁を用いることがソフトウェアのプ
ログラムによって定めている例を示したが、パスワード
を、例えばディップスイッチなどで設定可能にすること
もできる。また、パスワードとしては、ID番号の短縮
形を用いることもできる。
【0031】
【発明の効果】以上のように、本発明による個人識別装
置によれば、利用者(登録者)の人数の多寡によって、
入力すべき情報と照合方法とを適切に選択することがで
き、利用者の操作の簡略化と比較照合時間とを適切にバ
ランスさせることができる。また、利用者が比較照合方
法を自発的に選択することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様である指紋照合装置の正面
図である。
【図2】指紋照合装置のブロック構成図である。
【図3】利用者の個人情報を登録する場合のフローチャ
ートである。
【図4】利用者の指紋照合を行う場合のフローチャート
である。
【符号の説明】
1・・・指紋入力部;2・・・個人情報入力部;3・・
・表示部;5・・・インターフェース;6・・・制御
部;10・・・指紋照合装置;11・・・センサ;12
・・・A/D変換部;21・・・中止キー;22・・・
入力キー;61・・・CPU;62・・・ROM;63
・・・RAM。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 個人の生体情報を入力する生体情報入力
    手段;前記個人を識別するための情報を入力する個人識
    別用情報入力手段;前記個人識別用情報入力手段によっ
    て入力された個人識別用情報と前記生体情報入力手段に
    よって入力された生体情報とを記憶する個人情報記憶手
    段;及び、登録されている人数によって、前記生体情報
    入力手段から入力される生体情報と、前記個人情報記憶
    手段に記憶されている生体情報との照合方法を変更する
    制御手段;を有することを特徴とする個人識別装置。
  2. 【請求項2】 登録された人数が所定人数未満である場
    合には、前記制御手段が、前記生体情報入力手段から入
    力される生体情報と、前記個人情報記憶手段に記憶され
    ている全ての生体情報とを照合して個人を識別する、請
    求項1記載の個人識別装置。
  3. 【請求項3】 登録された人数が所定人数以上である場
    合には、前記制御手段が、前記生体情報入力手段から入
    力される生体情報と、前記個人情報記憶手段に記憶され
    ている個人情報の内で、前記個人識別用情報入力手段に
    よって入力された個人識別用情報の構成員の一部に関し
    て共通するグループに含まれる個人情報の生体情報とを
    照合して個人を識別する、請求項1記載の個人識別装
    置。
  4. 【請求項4】 登録された人数が所定人数以上である場
    合には、前記制御手段が、前記生体情報入力手段から入
    力される生体情報と、前記個人情報記憶手段に記憶され
    ている個人情報の内で、前記個人識別用情報入力手段に
    よって入力された個人識別用情報を付された個人情報の
    生体情報とを照合して個人を識別する、請求項1記載の
    個人識別装置。
  5. 【請求項5】 登録された人数が所定人数未満である場
    合には、前記制御手段が、前記生体情報入力手段から入
    力される生体情報と、前記個人情報記憶手段に記憶され
    ている生体情報との照合基準レベルを高くし、個人識別
    用情報を用いずに生体情報相互の照合のみで個人を識別
    するか、あるいは前記生体情報入力手段から入力される
    生体情報と、前記個人情報記憶手段に記憶されている生
    体情報との照合基準レベルを低くし、個人識別用情報を
    併用して生体情報相互の照合を行って個人を識別する、
    請求項1記載の個人識別装置。
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