JP2001005836A - アイリス登録システム - Google Patents

アイリス登録システム

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JP2001005836A
JP2001005836A JP2000049719A JP2000049719A JP2001005836A JP 2001005836 A JP2001005836 A JP 2001005836A JP 2000049719 A JP2000049719 A JP 2000049719A JP 2000049719 A JP2000049719 A JP 2000049719A JP 2001005836 A JP2001005836 A JP 2001005836A
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English (en)
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Takanori Murata
隆憲 村田
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 同一人物のアイリスの多重登録を防止する。 【解決手段】 アイリス類似度判定手段2は、アイリス
データベース1に登録すべきアイリスデータが入力され
た場合、この入力アイリスデータと、アイリスデータベ
ース1中の全ての登録アイリスデータとの類似度を判定
する。その結果、予め決められた類似度以上の登録アイ
リスデータが存在しなかった場合にのみ、入力アイリス
データをアイリスデータベース1に登録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、利用者の生体的特
徴、特に人間のアイリスを用いた個人識別システムに用
いられるアイリス登録システムに関する。
【0002】
【従来の技術】今日、種々の場面で本人の確認が行われ
ている。例えば、金融機関での払い戻し、借入時におけ
るキャッシュカードと暗証番号による本人確認、あるい
はクレジットによる支払い時におけるクレジットカード
とサインによる本人確認等である。
【0003】しかし、これら従来の本人確認方式では、
他人に盗まれ悪用される可能性があるため、近年、盗
難、偽造などが困難な人間の生体的特徴を使った本人確
認が脚光をあびている。生体的な特徴として用いられる
ものとしては、声、指紋、網膜、虹彩(アイリス)等が
あるが、これらの中で認識精度、使いやすさ等の面で最
も優れているものとしてアイリスが挙げられる。
【0004】アイリスによる本人確認を用いた例として
アイリスATMシステムがある。これは、払い戻し、借
入時において、従来のキャッシュカードと暗証番号によ
る本人確認の代わりにキャッシュカードとアイリス認識
システムによる本人確認を行うもので、一部金融機関に
おいて実験的に試行されている。
【0005】このようなアイリス認識システムによる本
人確認を行うことで、盗難、偽造等が起きにくい本人確
認を実現することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のシステムでは、利用者以外の者が利用者を偽って悪
用することは防止することができるが、利用者本人が二
重(多重)登録することにより悪用を防止することはで
きないという問題があった。
【0007】例えば、アイリスによる本人確認を用いた
アイリスATMシステムの場合、利用者本人が異なった
人間として二重(多重)登録し、一人の借り入れ限度額
を上回る借り入れが可能になってしまう等の問題が発生
する恐れがあった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の課題を
解決するため次の構成を採用する。 〈構成1〉アイリス照合を行うための元データとなる登
録アイリスデータを格納するアイリスデータベースと、
アイリスデータベースに登録すべきアイリスデータが入
力された場合は、入力アイリスデータと、アイリスデー
タベース中の全ての登録アイリスデータとの類似度を判
定するアイリス類似度判定手段と、アイリス類似度判定
手段により、予め決められた類似度以上の登録アイリス
データが存在しなかった場合にのみ、入力アイリスデー
タをアイリスデータベースに登録する登録手段とを備え
たアイリス登録システム。
【0009】〈構成2〉アイリス照合を行うための元デ
ータとなる登録アイリスデータを格納するアイリスデー
タベースと、アイリス以外の生体的特徴を示す特徴量デ
ータを登録特徴量データとして格納する特徴量データベ
ースと、アイリスデータベースに登録すべき利用者のア
イリスデータが入力された場合は、入力アイリスデータ
と、アイリスデータベース中の全ての登録アイリスデー
タとの類似度を判定し、予め決められた類似度以上の登
録アイリスデータが存在するかを判定するアイリス類似
度判定手段と、アイリス類似度判定手段により、予め決
められた類似度以上の登録アイリスデータが存在した場
合は、利用者の特徴量と特徴量データベース中の登録特
徴量データとの類似度を判定する特徴量類似度判定手段
と、予め決められた類似度以上の登録特徴量データが存
在しなかった場合は、入力アイリスデータを登録する登
録手段とを備えたアイリス登録システム。
【0010】〈構成3〉アイリス照合を行うための元デ
ータとなる登録アイリスデータを格納するアイリスデー
タベースと、アイリス以外の生体的特徴を示す特徴量デ
ータを登録特徴量データとして格納する特徴量データベ
ースと、アイリスデータベースに登録すべき利用者のア
イリスデータが入力された場合は、入力アイリスデータ
と、アイリスデータベース中の全ての登録アイリスデー
タとの類似度を判定し、予め決められた類似度以上の登
録アイリスデータが存在するかを判定するアイリス類似
度判定手段と、アイリス類似度判定手段により、予め決
められた類似度以上の登録アイリスデータが存在した場
合は、特徴量データベース中の特徴量データを表示する
表示手段とを備えたアイリス登録システム。 〈構成4〉アイリス照合を行うための元データとなる登
録アイリスデータを格納するアイリスデータベースと、
利用者のIDコード、氏名等の属性を示す利用者の属性
データを格納する属性データデータベースと、前記アイ
リスデータベースに登録すべき利用者のアイリスデータ
が入力された場合は、当該入力アイリスデータと、前記
アイリスデータベース中の全ての登録アイリスデータと
の類似度を判定し、予め決められた類似度以上の登録ア
イリスデータが存在するかを判定するアイリス類似度判
定手段と、前記アイリス類似度判定手段により、予め決
められた類似度以上の登録アイリスデータが存在した場
合は、前記利用者の属性データと前記属性データデータ
ベース中の属性データとの類似度を判定する属性類似度
判定手段と、予め決められた類似度以上の登録特徴量デ
ータが存在しなかった場合は、前記入力アイリスデータ
を登録する登録手段とを備えたアイリス登録システム。 〈構成5〉アイリス照合を行うための元データとなる登
録アイリスデータを格納するアイリスデータベースと、
前記アイリスデータベースに登録すべきアイリスデータ
が入力された場合は、当該入力アイリスデータと、前記
アイリスデータベース中の全ての登録アイリスデータと
の類似度を判定するアイリス類似度判定手段と、前記ア
イリス類似度判定手段により、左右両眼の入力アイリス
データのいずれかが前記アイリスデータベース中の全て
の登録アイリスデータに、予め決められた類似度以上の
登録アイリスデータが存在ないと判定した場合のみ、前
記アイリスデータベースに登録する登録手段とを備えた
アイリス登録システム。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明は、従来技術で述べた、利
用者本人が二重(多重)登録することによる悪用を防止
するため、アイリス登録時に、これから登録しようとし
ている利用者のアイリスコードとよく似た(ほぼ同じ)
ものが、既に登録、保存されているアイリスデータベー
スにないことを確認後、登録を行うようにしている。
【0012】以下、本発明の実施の形態を具体例を用い
て詳細に説明する。 《具体例1》 〈構成〉図1は本発明のアイリス登録システムの具体例
1を示す構成図である。図のシステムは、アイリスデー
タベース1、アイリス類似度判定手段2、登録手段3か
らなる。
【0013】アイリスデータベース1は、アイリス照合
を行うための元データとなる全ての利用者の登録アイリ
スデータを格納するデータベースである。アイリス類似
度判定手段2は、アイリスデータベース1に登録すべき
アイリスデータが入力された場合は、その入力されたア
イリスデータと、アイリスデータベース1中の全ての登
録アイリスデータとの類似度を判定し、その結果を出力
する機能部である。登録手段3は、アイリス類似度判定
手段2の判定結果が、「予め決められた類似度以上の登
録アイリスデータが存在しない」であった場合にのみ、
入力されたアイリスデータをアイリスデータベース1に
登録する機能を有している。
【0014】次に、上記アイリス登録システムを実現す
る具体的なアイリス認識システムを説明する。図2は、
アイリス認識システムを示す構成図である。図のシステ
ムは、アイリス照合サーバ10、アイリス登録装置2
0、アイリス認識装置30、通信回線40からなる。
【0015】アイリス照合サーバ10は、アイリス登録
装置20やアイリス認識装置30における登録処理や認
識処理を制御する機能を有しており、制御部11、光学
部12、表示部13、入力部14およびアイリスデータ
ベース1を備えている。
【0016】制御部11は、システム全体の制御、アイ
リス認識処理全般、通信制御等を行う機能部であり、図
1におけるアイリス類似度判定手段2および登録手段3
はこの制御部11上に実現されている。制御部11は具
体的にはサーバコンピュータ等で構成される。
【0017】光学部12は、認識対象となるアイリスの
画像を撮影する機能部である。具体的には、エリアセン
サ、レンズ、照明等から構成される。尚、アイリス照合
サーバ10において光学部12は必ずしも必須の構成で
はない。
【0018】表示部13は、制御結果、認識結果の表
示、撮影したアイリスの画像の表示等を行う表示手段で
あり、具体的にはCRT、LCD等である。
【0019】入力部14は、本システムの操作、制御等
を行うための入力手段であり、具体的はキーボード、カ
ードリーダ等により構成される。
【0020】アイリスデータベース1は、図1における
アイリスデータベース1に相当する構成であり、利用者
全員のアイリスコードおよび利用者のID等の属性を保
持するデータベースである。
【0021】アイリス登録装置20は、アイリス登録を
行うための装置であり、制御部21、光学部22、表示
部23、入力部24等からなる。制御部21は、登録装
置全体の制御、アイリス画像等のキャプチャ入力、アイ
リス認識処理全般、通信制御等を行う機能部である。制
御部21は、具体的にはパーソナルコンピュータ等で構
成されている。
【0022】光学部22は、登録する者のアイリス画像
等の画像を撮影する手段である。具体的には、エリアセ
ンサ、レンズ、照明等から構成される。
【0023】表示部23は、制御結果、認識結果の表
示、撮影したアイリスの画像の表示等を行う機能部であ
り、具体的にはCRT、LCD等から構成されている。
【0024】入力部24は、本装置の操作、制御等を行
うための入力手段である。具体的には、キーボード、カ
ードリーダ等から構成される。
【0025】アイリス認識装置30は、アイリス認識を
行うための装置であり、制御部31、光学部32、表示
部33、入力部34等からなる。制御部31は、認識装
置全体の制御、アイリス画像等のキャプチャ入力、アイ
リス認識処理全般、通信制御等を行う機能部である。制
御部21は、具体的にはパーソナルコンピュータあるい
は専用処理装置で構成されている。
【0026】光学部32は、登録する者のアイリス画像
等の画像を撮影する手段である。具体的には、エリアセ
ンサ、レンズ、照明等から構成される。
【0027】表示部33は、制御結果、認識結果の表
示、撮影したアイリスの画像の表示等を行う機能部であ
り、具体的にはCRT、LCD等から構成されている。
【0028】入力部34は、本装置の操作、制御等を行
うための入力手段である。具体的には、キーボード、カ
ードリーダ等から構成される。
【0029】これらアイリス照合サーバ10、アイリス
登録装置20、アイリス認識装置30は、通信回線40
を介して接続され、アイリス認識システム全体を構成し
ている。尚、アイリス登録装置20、アイリス認識装置
30は複数存在し、これが通信回線40を介して接続さ
れていてもよい。
【0030】〈動作〉次に、具体例1の動作を説明す
る。先ず、アイリス登録動作を説明する。登録とは、ア
イリス認識システムを利用する者がその利用に先立っ
て、本人のアイリスの特徴コードを登録することをい
う。
【0031】図3は、具体例1のアイリス登録動作を示
すフローチャートである。初めに、アイリス登録装置2
0において、キーボードやカードリーダ等の入力部24
から利用者のIDコード入力を行う(ステップS1)。
【0032】次に、個人識別対象となる利用者のアイリ
ス画像がキャプチャされる(ステップS2)。その後、
利用者のアイリス切出しを行う(ステップS3)。ここ
では、アイリスの外縁と内縁の境界が検出される。
【0033】切り出されたアイリス部分の画像は、所定
の特徴量が抽出され、コード化される(ステップS
4)。コード化された利用者のアイリス特徴量(以下、
単にアイリスコードという)は、個人識別データとして
利用者のIDコードとリンク付けされ、アイリス照合サ
ーバ10へ送られ、既に、アイリスデータベース1に登
録・保存されている全てのアイリスコードと照合される
(ステップS5)。
【0034】この照合は具体的には、入力されたアイリ
スコードと登録されているアイリスコードの間での非類
似度演算により実現される。即ち、照合で得られた全て
の非類似度d1、d2,d3,…,dn(nは登録され
ているアイリスコードの数)は、ある閾値Dを用いて、
今回登録しようとしているアイリスコードとよく似てい
るか(ほぼ同じか)どうか判定される(ステップS
6)。
【0035】照合で得られた非類似度d1〜dnが閾値
Dを上回る場合(d>D)には、今回登録しようとして
いるアイリスコードとよく似ている(ほぼ同じ)ものは
アイリスデータベース1には存在していないことを表し
ており、二重登録にはならないと判定される。
【0036】一方、ステップS6の判定処理において、
照合で得られた非類似度d1〜dnの中に閾値D以下
(d≦D)なるdがある場合には、今回登録しようとし
ているアイリスコードとよく似ている(ほぼ同じ)もの
がアイリスデータベース1に存在していることを表して
おり、二重(多重)登録に該当すると判定される。
【0037】ステップS6の判定処理において、二重登
録にはならないと判定された場合は今回登録しようとし
ているアイリスコードをアイリスデータベース1に保存
する(ステップS7)。以上の結果はアイリス登録装置
20に送られ、表示部23に表示される(ステップS
8)。以上、ステップS5〜ステップS7の処理が、ア
イリス照合サーバ10のアイリス類似度判定手段2およ
び登録手段3によって行われる。
【0038】次に、アイリス認識動作を説明する。図4
は、アイリス認識動作を示すフローチャートである。初
めに、アイリス認識装置30において、キーボードやカ
ードリーダ等の入力部34から利用者のIDコード入力
が行われる(ステップS11)。
【0039】次に、個人識別対象となる利用者のアイリ
ス画像がキャプチャされる(ステップS12)。その
後、利用者のアイリス切出しを行う(ステップS1
3)。ここでは、アイリスの外縁と内縁の境界が検出さ
れる。
【0040】切り出されたアイリス部分の画像は、所定
の特徴量が抽出され、コード化される(ステップS1
4)。利用者のIDコードとアイリスコードはアイリス
照合サーバ10に送られ、アイリスデータベース1に保
存されている利用者のIDコードに対応したアイリスコ
ード照合(マッチング)される(ステップS15)。具
体的には、入力されたアイリスコードと登録されている
アイリスコードの間での非類似度演算により実現され
る。
【0041】ステップS16における判定の結果、非類
似度dがある閾値D以下の場合(d≦D)、利用者は登
録してある本人であると確認される(ステップS1
7)。一方、照合で得られた非類似度が閾値を上回る場
合(d>D)には、利用者は登録してある本人ではない
と判断されリジェクトされる(ステップS18)。そし
て、このような照合結果はアイリス認識装置30に送ら
れ、表示部33に表示される(ステップS19)。
【0042】尚、上記アイリス認識動作については、従
来と同様である。
【0043】〈効果〉以上のように、具体例1によれ
ば、登録すべきアイリスデータが入力された場合は、ア
イリスデータベース中の全てのアイリスデータとの類似
度を判定し、予め決められた類似度以上の登録アイリス
データが存在しなかった場合にのみ、入力されたアイリ
スデータを登録するようにしたので、一人の人間による
二重(多重)登録を防止することができ、その結果、利
用者本人が二重登録することにより悪用するといったこ
とを防止することができる。
【0044】《具体例2》具体例2は、具体例1の構成
に加えて、アイリス以外の生体的な特徴による確認を併
用するようにしたものである。
【0045】〈構成〉図5は具体例2の構成図である。
図のシステムは、アイリスデータベース1、アイリス類
似度判定手段2、登録手段3a、特徴量データベース
4、特徴量類似度判定手段5からなる。
【0046】アイリスデータベース1およびアイリス類
似度判定手段2は、具体例1の構成と同様であるため、
ここでの説明は省略する。登録手段3aは、具体例1と
同様に入力されたアイリスデータをアイリスデータベー
ス1に登録する手段であるが、本具体例では、特徴量類
似度判定手段5でも、予め決められた類似度以上の登録
特徴量データが存在しなかった場合(全ての登録特徴量
データとの非類似度が予め決められた閾値を上回る場
合)はアイリスデータを登録するよう構成されている。
【0047】特徴量データベース4は、アイリス以外の
生体的特徴を示す特徴量データを登録するデータベース
であり、本具体例では、アイリス以外の生体的特徴を表
す特徴量データとして顔画像データを用いている。
【0048】特徴量類似度判定手段5は、アイリス類似
度判定手段2により、予め決められた類似度以上の登録
アイリスデータが存在した場合は、利用者の特徴量であ
る顔画像データと特徴量データベース中の全ての顔画像
データ(登録特徴量データ)との類似度を判定し、その
判定結果を登録手段3aに対して出力する手段である。
【0049】図6は、具体例2を実現するアイリス認識
システムを示す構成図である。具体例1のアイリス認識
システムと異なる点は、アイリス照合サーバ10a中
に、特徴量データベース4が設けられている点である。
また、図示省略しているが、図5における特徴量類似度
判定手段5は、制御部11aにおいて実現されている。
尚、登録するための顔画像データはアイリス登録装置2
0の光学部22またはアイリス照合サーバ10aの光学
部12にて取得されるよう構成されている。他の各構成
は具体例1と同様であるため、ここでの説明は省略す
る。
【0050】〈動作〉図7は、具体例2の動作フローチ
ャートである。初めに、アイリス登録装置20におい
て、キーボードやカードリーダ等の入力部24から利用
者のIDコード入力を行う(ステップS21)。
【0051】次に、アイリス登録装置20において、個
人識別対象となる利用者の顔およびアイリス画像がキャ
プチャされる(ステップS22)。この場合、画像を取
得するためのカメラは、顔画像用と眼画像用に別々のカ
メラを用いてもよいし、共用のカメラを用いてもよい。
【0052】その後、利用者のアイリス切出しを行う
(ステップS23)。ここでは、アイリスの外縁と内縁
の境界が検出される。切り出されたアイリス部分の画像
は、所定の特徴量が抽出され、コード化される(ステッ
プS24)。利用者のアイリスコードは、個人識別デー
タとして利用者のIDコードとリンク付けされ、利用者
の顔画像と共にアイリス照合サーバ10aへ送られ、既
に、アイリスデータベース1に登録・保存されている全
てのアイリスコードと照合される(ステップS25)。
【0053】この照合は、具体例1と同様に、入力され
たアイリスコードと登録されているアイリスコードの間
での非類似度演算により実現される。即ち、照合で得ら
れた全ての非類似度d1、d2,d3,…,dn(nは
登録されているアイリスコードの数)は、ある閾値Dを
用いて、今回登録しようとしているアイリスコードとよ
く似ているか(ほぼ同じか)どうか判定される(ステッ
プS26)。
【0054】照合で得られた非類似度d1〜dnが閾値
Dを上回る場合(d>D)には、今回登録しようとして
いるアイリスコードとよく似ている(ほぼ同じ)ものは
アイリスデータベース1には存在していないことを表し
ており、二重登録にはならないと判定される。
【0055】一方、ステップS26の判定処理におい
て、照合で得られた非類似度d1〜dnの中に閾値D以
下(d≦D)なるdがある場合(dS1,dS2,…,dS
m)には、今回登録しようとしているアイリスコードと
よく似ている(ほぼ同じ)ものがアイリスデータベース
1に存在していることを表しており、二重(多重)登録
に該当する可能性があると判定される。
【0056】ステップS26の判定処理において、二重
登録の可能性があると判定された場合は、そのdS1,d
S2,…,dSmに対応した登録者の顔画像を特徴量データ
ベース4より取り出し、これらの顔画像と、利用者の顔
画像とを特徴量類似度判定手段5によって照合する(ス
テップS27)。
【0057】ステップS27の照合の結果、今回登録し
ようとしている利用者の顔画像と、dS1,dS2,…,d
Smに対応した顔画像との非類似度の中で予め決められた
閾値Df以下(d≦Df)なるdがある場合二重(多
重)登録に該当するとして判定する(ステップS2
8)。一方、ステップS27の照合の結果、dS1,dS
2,…,dSmに対応した全ての顔画像が閾値Dfを上回
る場合(d>Df)は、二重登録にはならないと判定す
る(ステップS28)。
【0058】ステップS28において、二重登録にはな
らないと判定された場合、今回登録しようとしているア
イリスコードはアイリスデータベース1に登録される。
また、顔画像は特徴量データベース4に登録される(ス
テップS29)。以上、ステップS25〜ステップS2
9の処理が、アイリス照合サーバ10aのアイリス類似
度判定手段2、特徴類似度判定手段5、および登録手段
3aによって行われる。
【0059】以上の結果は、アイリス登録装置20に送
られ、表示部23に表示される(ステップS30)。
【0060】〈効果〉以上のように具体例2によれば、
具体例1の構成に加えて、アイリスデータベース中の全
てのアイリスデータのうち、予め決められた類似度以上
の登録アイリスデータが存在した場合は、その登録アイ
リスデータに対応した顔画像を照合して同一人物か否か
を判定するようにしたので、一人の人間による二重(多
重)登録を防止することができると共に、別人のアイリ
スデータの登録を、同一人物の二重登録と誤認識してし
まうといったことも防止することができ、より精度の高
いアイリスデータの登録を行うことができる。
【0061】尚、上記具体例2では、特徴量類似度判定
手段5で、利用者の顔画像と特徴量データベース4中の
該当する顔画像とを照合し、その照合結果で登録の可否
を決定するようにしたが、特徴量データベース4中の該
当する顔画像を表示するようにしてもよく、これを具体
例3として説明する。
【0062】《具体例3》具体例3は、具体例2の構成
に加えて、特徴量データベース4中の顔画像を表示する
ようにしたものである。
【0063】〈構成〉図8は、具体例3の説明図であ
る。図のシステムは、アイリスデータベース1、アイリ
ス類似度判定手段2、登録手段3b、特徴量データベー
ス4、特徴量類似度判定手段5a、表示手段6からな
る。ここで、特徴量類似度判定手段5a、表示手段6以
外の構成は、具体例2と同様であるため、ここでの説明
は省略する。尚、アイリス認識システムの構成としては
図6に示した具体例2と同様であるため、図6を援用し
て説明する。
【0064】特徴量類似度判定手段5aは、アイリス類
似度判定手段2により、予め決められた類似度以上の登
録アイリスデータが存在した場合は、利用者の特徴量で
ある顔画像データと特徴量データベース中の全ての顔画
像データ(登録特徴量データ)との類似度を判定し、そ
の判定結果を表示手段6に対して出力すると共に、予め
決められた類似度以上の登録アイリスデータに対応した
顔画像を出力する機能を有している。尚、この特徴量類
似度判定手段5aは、アイリス照合サーバ10a中の制
御部11aにおいて実現される。
【0065】また、表示手段6は、アイリス登録装置2
0の表示部23で実現され、特徴量類似度判定手段5a
から出力された顔画像を表示する機能を有しており、具
体的には、CRTやLCDから構成されている。
【0066】登録手段3bは、オペレータからの指示に
より、入力されたアイリスデータをアイリスデータベー
ス1に登録するよう構成されている。
【0067】〈動作〉このように構成された具体例3の
アイリス登録システムでは、基本的な動作は具体例2と
同様であるが、予め決められた類似度以上の登録アイリ
スデータが存在した場合は、その登録アイリスデータに
対応した顔画像を特徴量データベース4より取り出し、
表示部23で表示する点が異なっている。また、特徴量
類似度判定手段5aの判定結果も表示部23上に表示さ
れる。
【0068】アイリス登録装置20の操作者(通常は利
用者とは異なるオペレータ)は、表示部23に表示され
た顔画像を見て、特徴量類似度判定手段5aの判定結果
が正しいかどうかを確認する。そして、オペレータが判
定結果が正しいと判断した場合は、登録手段3bに対し
て、アイリスデータの登録指示を行う。
【0069】〈効果〉以上のように、具体例3によれ
ば、似ているアイリスデータに対応した顔画像と、特徴
量類似度判定手段5aの判定結果を表示するようにした
ので、オペレータの目視による確認が行え、より信頼性
の高いアイリス登録を行うことができる。
【0070】《具体例4》具体例4は、具体例1の構成
に加えて、利用者のIDコード、氏名等の属性データに
よる確認を併用するようにしたものである。
【0071】〈構成〉図9は具体例4の構成図である。
図のシステムは、アイリスデータベース1、アイリス類
似度判定手段2、登録手段3c、属性データデータベー
ス7、属性データ類似度判定手段8からなる。
【0072】アイリスデータベース1およびアイリス類
似度判定手段2は、具体例1の構成と同様であるため、
ここでの説明は省略する。登録手段3cは、具体例1と
同様に入力されたアイリスデータをアイリスデータベー
ス1に登録する手段であるが、本具体例では、属性デー
タ類似度判定手段8でも、予め決められた類似度以上の
登録属性データが存在しなかった場合(全ての登録属性
データとの非類似度が予め決められた閾値を上回る場
合)はアイリスデータを登録するよう構成されている。
【0073】属性データデータベース7は、利用者のI
Dコード、氏名等の利用者の属性データを登録するデー
タベースであり、本具体例では、利用者のIDコード、
氏名等を用いている。
【0074】属性データ類似度判定手段8は、アイリス
類似度判定手段2により、予め決められた類似度以上の
登録アイリスデータが存在した場合は、利用者の属性デ
ータと属性データデータベース中の全ての属性データ
(登録属性データ)との類似度を判定し、その判定結果
を登録手段3cに対して出力する手段である。
【0075】図10は、具体例4を実現するアイリス認
識システムを示す構成図である。具体例1のアイリス認
識システムと異なる点は、アイリス照合サーバ10b中
に、属性データデータベース7が設けられている点であ
る。また、図示省略しているが、図9における属性デー
タ類似度判定手段8は、制御部11bにおいて実現され
ている。尚、登録するための属性データはアイリス登録
装置20の入力部24またはアイリス照合サーバ10b
aの入力部14にてキーボードやカードリーダなどの入
力手段により入力されるよう構成されている。他の各構
成は具体例1と同様であるため、ここでの説明は省略す
る。
【0076】〈動作〉図11は、具体例4の動作フロー
チャートである。初めに、アイリス登録装置20におい
て、キーボードやカードリーダ等の入力部24から利用
者のIDコード入力を行う(ステップS31)。
【0077】次に、アイリス登録装置20において、個
人識別対象となる利用者のアイリス画像がキャプチャさ
れる(ステップS32)。
【0078】その後、利用者のアイリス切出しを行う
(ステップS33)。ここでは、アイリスの外縁と内縁
の境界が検出される。切り出されたアイリス部分の画像
は、所定の特徴量が抽出され、コード化される(ステッ
プS34)。利用者のアイリスコードは、個人識別デー
タとして利用者のIDコードとリンク付けされ、利用者
の属性データと共にアイリス照合サーバ10bへ送ら
れ、既に、アイリスデータベース1に登録・保存されて
いる全てのアイリスコードと照合される(ステップS3
5)。
【0079】この照合は、具体例1と同様に、入力され
たアイリスコードと登録されているアイリスコードの間
での非類似度演算により実現される。即ち、照合で得ら
れた全ての非類似度d1、d2,d3,…,dn(nは
登録されているアイリスコードの数)は、ある閾値Dを
用いて、今回登録しようとしているアイリスコードとよ
く似ているか(ほぼ同じか)どうか判定される(ステッ
プS36)。
【0080】照合で得られた非類似度d1〜dnが閾値
Dを上回る場合(d>D)には、今回登録しようとして
いるアイリスコードとよく似ている(ほぼ同じ)ものは
アイリスデータベース1には存在していないことを表し
ており、二重登録にはならないと判定される。
【0081】一方、ステップS36の判定処理におい
て、照合で得られた非類似度d1〜dnの中に閾値D以
下(d≦D)なるdがある場合(dS1,dS2,…,dS
m)には、今回登録しようとしているアイリスコードと
よく似ている(ほぼ同じ)ものがアイリスデータベース
1に存在していることを表しており、二重(多重)登録
に該当する可能性があると判定される。
【0082】ステップS36の判定処理において、二重
登録の可能性があると判定された場合は、そのdS1,d
S2,…,dSmに対応した登録者の属性データを属性デー
タデータベース7より取り出し、これらの属性データ
と、利用者の属性データとを属性データ類似度判定手段
8によって照合する。照合方法としては、属性データデ
ータベース7より取り出した登録者の属性データと利用
者の属性データの文字コードの比較を行い、不一致数を
累積カウントし、全体の文字数で正規化し、非類似度を
演算する方法が一般的である。(ステップS37)。
【0083】ステップS37の照合の結果、今回登録し
ようとしている利用者の属性データと、dS1,dS2,
…,dSmに対応した属性データとの非類似度の中で予め
決められた閾値Df以下(d≦Df)なるdがある場合
二重(多重)登録に該当するとして判定する(ステップ
S38)。一方、ステップS37の照合の結果、dS1,
dS2,…,dSmに対応した全ての属性データが閾値Df
を上回る場合(d>Df)は、二重登録にはならないと
判定する(ステップS38)。
【0084】ステップS38において、二重登録にはな
らないと判定された場合、今回登録しようとしているア
イリスコードはアイリスデータベース1に登録される。
また、属性データは属性データデータベース7に登録さ
れる(ステップS39)。以上、ステップS35〜ステ
ップS39の処理が、アイリス照合サーバ10bのアイ
リス類似度判定手段2、属性データ類似度判定手段8、
および登録手段3cによって行われる。
【0085】以上の結果は、アイリス登録装置20に送
られ、表示部23に表示される(ステップS40)。
【0086】〈効果〉以上のように具体例4によれば、
具体例1の構成に加えて、アイリスデータベース中の全
てのアイリスデータのうち、予め決められた類似度以上
の登録アイリスデータが存在した場合は、その登録アイ
リスデータに対応した属性データを照合して同一人物か
否かを判定するようにしたので、一人の人間による二重
(多重)登録を防止することができると共に、別人のア
イリスデータの登録を、同一人物の二重登録と誤認識し
てしまうといったことも防止することができ、より精度
の高いアイリスデータの登録を行うことができる。
【0087】《具体例5》具体例5は、具体例1の構成
において、両眼のアイリスデータを取得し、両眼のアイ
リスの類似度判定をアイリス類似度判定手段2aにて行
い、登録手段3dによりアイリスデータベース1に両眼
のアイリスデータを登録するようにしたものである。
【0088】〈構成〉図12は具体例5の構成図であ
る。図のシステムは、アイリスデータベース1、アイリ
ス類似度判定手段2a、登録手段3dからなる。アイリ
スデータベース1は、アイリス照合を行うための元デー
タとなる全ての利用者の両眼の登録アイリスデータを格
納するデータベースである。アイリス類似度判定手段2
aは、アイリスデータベース1に登録すべきアイリスデ
ータが入力された場合は、その入力された両眼のアイリ
スデータと、アイリスデータベース1中の全ての登録ア
イリスデータとの類似度を判定し、その結果を出力する
機能部である。登録手段3dは、アイリス類似度判定手
段2aの判定結果として、両眼のアイリスのいずれかが
「予め決められた類似度以上の登録アイリスデータが存
在しない」であった場合にのみ、入力された両眼のアイ
リスデータをアイリスデータベース1に登録する機能を
有している。
【0089】尚、アイリス認識システムの構成としては
図2に示した具体例1と同様であるため、図2を援用し
て説明する。アイリス類似度判定手段2aは、両眼のア
イリスデータと、アイリスデータベース1中の全ての登
録アイリスデータとの類似度を判定し、その結果を出力
する機能を有し、このアイリス類似度判定手段2aは、
アイリス照合サーバ10中の制御部11において実現さ
れる。
【0090】また、登録手段3dは、アイリス類似度判
定手段2aの判定結果として、両眼のアイリスのいずれ
かが「予め決められた類似度以上の登録アイリスデータ
が存在しない」であった場合にのみ、入力された両眼の
アイリスデータをアイリスデータベース1に登録する機
能を有しており、アイリス登録装置20の制御部21に
おいて実現される。
【0091】〈動作〉次に、具体例5の動作を説明す
る。図13は、具体例5のアイリス登録動作を示すフロ
ーチャートである。初めに、アイリス登録装置20にお
いて、キーボードやカードリーダ等の入力部24から利
用者のIDコード入力を行う(ステップS41)。
【0092】次に、個人識別対象となる利用者の両眼の
アイリス画像がキャプチャされる。アイリス画像のキャ
プチャは片目ずつ順に行ってもよいし、両眼を同時に行
ってもよい。(ステップS42)。その後、利用者の両
眼のアイリス切出しを行う(ステップS43)。ここで
は、アイリスの外縁と内縁の境界が検出される。
【0093】切り出されたアイリス部分の画像は、所定
の特徴量が抽出され、コード化される(ステップS4
4)。コード化された利用者の両眼のアイリス特徴量
(以下、単にアイリスコードという)は、個人識別デー
タとして利用者のIDコードとリンク付けされ、アイリ
ス照合サーバ10へ送られ、既に、アイリスデータベー
ス1に登録・保存されている全てのアイリスコードと照
合される。本具体例では、まず左眼のアイリスと、既
に、アイリスデータベース1に登録・保存されている全
てのアイリスコードと照合される。(ステップS4
5)。
【0094】この照合は具体的には、入力された左眼の
アイリスコードと登録されているアイリスコードの間で
の非類似度演算により実現される。即ち、照合で得られ
た全ての非類似度d1、d2,d3,…,dn(nは登
録されているアイリスコードの数)は、ある閾値Dを用
いて、今回登録しようとしているアイリスコードとよく
似ているか(ほぼ同じか)どうか判定される(ステップ
S46)。
【0095】照合で得られた非類似度d1〜dnが閾値
Dを上回る場合(d>D)には、今回登録しようとして
いるアイリスコードとよく似ている(ほぼ同じ)ものは
アイリスデータベース1には存在していないことを表し
ており、二重登録にはならないと判定され、アイリスコ
ード登録ステップ(S49)へ進む。
【0096】一方、ステップS46の判定処理におい
て、照合で得られた非類似度d1〜dnの中に閾値D以
下(d≦D)なるdがある場合には、今回登録しようと
しているアイリスコードとよく似ている(ほぼ同じ)も
のがアイリスデータベース1に存在していることを表し
ており、二重(多重)登録の恐れがあるため、右眼のア
イリスと既に、アイリスデータベース1に登録・保存さ
れている全てのアイリスコードと照合される。(ステッ
プS47)。
【0097】この照合は前述の左眼のアイリスの照合方
法と同様に行われ、入力されたアイリスコードと登録さ
れているアイリスコードの間での非類似度演算により実
現される。即ち、照合で得られた全ての非類似度d
1’、d2’,d3’,…,dn’(nは登録されてい
るアイリスコードの数)は、ある閾値D’を用いて、今
回登録しようとしているアイリスコードとよく似ている
か(ほぼ同じか)どうか判定される(ステップS4
8)。
【0098】照合で得られた非類似度d1’〜dn’が
閾値D’を上回る場合(d’>D’)には、今回登録し
ようとしているアイリスコードとよく似ている(ほぼ同
じ)ものはアイリスデータベース1には存在していない
ことを表しており、二重登録にはならないと判定され、
アイリスコード登録ステップ(S49)へ進む。
【0099】一方、ステップS48の判定処理におい
て、照合で得られた非類似度d1’〜dn’の中に閾値
D’以下(d’≦D’)なるd’がある場合には、今回
登録しようとしているアイリスコードとよく似ている
(ほぼ同じ)ものがアイリスデータベース1に存在して
いることを表しており、二重(多重)登録に該当すると
判定される。ステップS46の判定処理において二重登
録にはならないと判定された場合、或いはステップ48
の判定処理において二重登録にはならないと判定された
場合、今回登録しようとしているアイリスコードをアイ
リスデータベース1に保存する(ステップS49)。以
上の結果はアイリス登録装置20に送られ、表示部23
に表示される(ステップS50)。以上、ステップS4
5〜ステップS49の処理が、アイリス照合サーバ10
のアイリス類似度判定手段2a、および登録手段3dに
よって行われる。
【0100】〈効果〉以上のように、具体例5によれ
ば、登録すべきアイリスデータが入力された場合は、両
眼のアイリスデータベース中の全てのアイリスデータと
の類似度を判定し、両眼のアイリスのいずれかが「予め
決められた類似度以上の登録アイリスデータが存在しな
い」であった場合のみ、入力されたアイリスデータを登
録するようにしたので、一人の人間による二重(多重)
登録を防止することができ、その結果、より信頼性が高
く精度の高いアイリス登録を行うことができる。
【0101】尚、上記具体例3において、特徴量類似度
判定手段5aによる非類似度の判定処理は必ずしも必要
ではなく、アイリス類似度判定手段2により、予め決め
られた類似度以上の登録アイリスデータが存在した場合
は、その登録アイリスデータに対応した特徴量データベ
ース4中の顔画像データを表示手段6で表示するのみで
あってもよい。
【0102】このように構成した場合、オペレータは、
表示手段6で表示された顔画像を見て、今回登録しよう
としている人物の顔画像と似ているものがあるかを確認
する。その結果、似ている顔画像がなかった場合にの
み、登録手段3bに対して、アイリスコードのアイリス
データベース1への登録を指示する。
【0103】上記具体例2、3において、特徴量として
利用者の顔画像を用いたが、これに限定されるものでは
なく、例えば、指紋や音声等、種々の生体的特徴を表す
ものが適用可能である。
【0104】また、具体例5において、両眼のアイリス
のいずれかが「予め決められた類似度以上の登録アイリ
スデータが存在しない」であった場合、顔画像等の生態
的特徴により特徴量類似度判定や利用者の属性データ類
似度判定と組合せ類似度判定を行い、類似するものがな
い場合のみ、アイリスデータベースに登録するようにす
ることにより、より精度の高いアイリス登録を行うこと
ができることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアイリス登録システムの具体例1を示
す構成図である。
【図2】具体例1のアイリス登録システムを実現するア
イリス認識システムを示す構成図である。
【図3】具体例1のアイリス登録動作を示すフローチャ
ートである。
【図4】アイリス認識動作を示すフローチャートであ
る。
【図5】本発明のアイリス登録システムの具体例2を示
す構成図である。
【図6】具体例2のアイリス登録システムを実現するア
イリス認識システムを示す構成図である。
【図7】具体例2のアイリス登録動作を示すフローチャ
ートである。
【図8】本発明のアイリス登録システムの具体例3を示
す構成図である。
【図9】本発明のアイリス登録システムの具体例4を示
す構成図である。
【図10】具体例4のアイリス登録システムを実現する
アイリス認識システムを示す構成図である。
【図11】具体例4のアイリス登録動作を示すフローチ
ャートである。
【図12】本発明のアイリス登録システムの具体例5を
示す構成図である。
【図13】具体例5のアイリス登録動作を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1 アイリスデータベース 2 2a アイリス類似度判定手段 3、3a、3b、3c、3d 登録手段 4 特徴量データベース 5、5a 特徴量類似度判定手段 6 表示手段 7 属性データデータベース 8 属性データ類似度判定手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 15/403 350C 15/62 465K

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アイリス照合を行うための元データとな
    る登録アイリスデータを格納するアイリスデータベース
    と、 前記アイリスデータベースに登録すべきアイリスデータ
    が入力された場合は、当該入力アイリスデータと、前記
    アイリスデータベース中の全ての登録アイリスデータと
    の類似度を判定するアイリス類似度判定手段と、 前記アイリス類似度判定手段により、予め決められた類
    似度以上の登録アイリスデータが存在しなかった場合に
    のみ、前記入力アイリスデータを前記アイリスデータベ
    ースに登録する登録手段とを備えたアイリス登録システ
    ム。
  2. 【請求項2】 アイリス照合を行うための元データとな
    る登録アイリスデータを格納するアイリスデータベース
    と、 アイリス以外の生体的特徴を示す特徴量データを登録特
    徴量データとして格納する特徴量データベースと、 前記アイリスデータベースに登録すべき利用者のアイリ
    スデータが入力された場合は、当該入力アイリスデータ
    と、前記アイリスデータベース中の全ての登録アイリス
    データとの類似度を判定し、予め決められた類似度以上
    の登録アイリスデータが存在するかを判定するアイリス
    類似度判定手段と、 前記アイリス類似度判定手段により、予め決められた類
    似度以上の登録アイリスデータが存在した場合は、前記
    利用者の特徴量と前記特徴量データベース中の登録特徴
    量データとの類似度を判定する特徴量類似度判定手段
    と、 予め決められた類似度以上の登録特徴量データが存在し
    なかった場合は、前記入力アイリスデータを登録する登
    録手段とを備えたアイリス登録システム。
  3. 【請求項3】 アイリス照合を行うための元データとな
    る登録アイリスデータを格納するアイリスデータベース
    と、 アイリス以外の生体的特徴を示す特徴量データを登録特
    徴量データとして格納する特徴量データベースと、 前記アイリスデータベースに登録すべき利用者のアイリ
    スデータが入力された場合は、当該入力アイリスデータ
    と、前記アイリスデータベース中の全ての登録アイリス
    データとの類似度を判定し、予め決められた類似度以上
    の登録アイリスデータが存在するかを判定するアイリス
    類似度判定手段と、 前記アイリス類似度判定手段により、予め決められた類
    似度以上の登録アイリスデータが存在した場合は、前記
    特徴量データベース中の特徴量データを表示する表示手
    段とを備えたことを特徴とするアイリス登録システム。
  4. 【請求項4】 アイリス照合を行うための元データとな
    る登録アイリスデータを格納するアイリスデータベース
    と、 利用者のIDコード、氏名等の利用者の属性を示す属性
    データを格納する属性データデータベースと、 前記アイリスデータベースに登録すべき利用者のアイリ
    スデータが入力された場合は、当該入力アイリスデータ
    と、前記アイリスデータベース中の全ての登録アイリス
    データとの類似度を判定し、予め決められた類似度以上
    の登録アイリスデータが存在するかを判定するアイリス
    類似度判定手段と、 前記アイリス類似度判定手段により、予め決められた類
    似度以上の登録アイリスデータが存在した場合は、前記
    利用者の属性データと前記属性データデータベース中の
    属性データとの類似度を判定する属性類似度判定手段
    と、 予め決められた類似度以上の登録特徴量データが存在し
    なかった場合は、前記入力アイリスデータを登録する登
    録手段とを備えたことを特徴とするアイリス登録システ
    ム。
  5. 【請求項5】 アイリス照合を行うための元データとな
    る登録アイリスデータを格納するアイリスデータベース
    と、 前記アイリスデータベースに登録すべきアイリスデータ
    が入力された場合は、当該入力アイリスデータと、前記
    アイリスデータベース中の全ての登録アイリスデータと
    の類似度を判定するアイリス類似度判定手段と、 前記アイリス類似度判定手段により、左右両眼の入力ア
    イリスデータのいずれかが前記アイリスデータベース中
    の全ての登録アイリスデータに、予め決められた類似度
    以上の登録アイリスデータが存在ないと判定した場合の
    み、前記アイリスデータベースに登録する登録手段とを
    備えたことを特徴とするアイリス登録システム。
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