JP2000098329A - 投写型表示装置 - Google Patents

投写型表示装置

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JP2000098329A
JP2000098329A JP10272096A JP27209698A JP2000098329A JP 2000098329 A JP2000098329 A JP 2000098329A JP 10272096 A JP10272096 A JP 10272096A JP 27209698 A JP27209698 A JP 27209698A JP 2000098329 A JP2000098329 A JP 2000098329A
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Japan
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light
color
liquid crystal
crystal panel
dust
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Withdrawn
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JP10272096A
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English (en)
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Mutsuya Furuhata
睦弥 古畑
Fumitaka Yajima
章隆 矢島
Shinji Haba
慎二 幅
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Priority to US09/401,657 priority patent/US6540360B2/en
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B21/00Projectors or projection-type viewers; Accessories therefor
    • G03B21/005Projectors using an electronic spatial light modulator but not peculiar thereto
    • G03B21/006Projectors using an electronic spatial light modulator but not peculiar thereto using LCD's

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)
  • Projection Apparatus (AREA)
  • Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
  • Video Image Reproduction Devices For Color Tv Systems (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光変調素子の温度上昇を防止し、装置内で拡
散するゴミ等の影響を受けずに高画質の画像を投写でき
る投写型表示装置を提供すること。 【解決手段】 赤色光用および緑色光用の液晶パネル5
R、5Gの光出射面には透明板9R、9Gが貼り付けら
れている。透明板9R、9Gによって、液晶パネル5
R、5Gに伝達する偏光板8R、8Gの発熱が低減され
る。また、装置内に拡散するゴミ等が液晶パネルの光出
射面に付着しない。これに対して、単位光量当たりのエ
ネルギーが高い青色光用の液晶パネル5Bの光出射面に
は透明板は設けられていない。このため、液晶パネル5
Bは、透明板によって放熱を妨げられることなく、効率
良く冷却される。また、液晶パネル5Bの光出射面にゴ
ミが付着したとしても、青色光Bは比視感度が低いの
で、そのゴミはスクリーンでは目立たない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光源から射出され
た光を複数の色光に分離し、これらの各色光を光変調素
子を通して画像情報に対応して変調し、変調後の各色光
を合成して、投写光学系を介して拡大投写する形式の投
写型表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】投写型表示装置は、基本的には、光源ユ
ニットと、ここから出射された光束を画像情報に対応し
たカラー画像を合成できるように光学的に処理する光学
ユニットと、ここで合成された光束をスクリーン上に拡
大投写する投写レンズとから構成されている。
【0003】図13(A)は、上記の各構成部分のう
ち、光学ユニットおよび投写レンズの概略構成図であ
る。この図に示すように、光学ユニット3の光学系は、
光源ユニットに含まれる光源20と、この光源20から
出射された光束Wを赤(R)、緑(G)、青(B)の3
原色の各色光R、G、Bに分離する色分離光学系40
と、分離された各色光を画像情報に対応して変調する3
枚の液晶パネル(光変調素子)5R、5G、5Bと、変
調された各色光を合成するクロスダイクロイックプリズ
ム60と、合成された光をスクリーン120に拡大投写
する投写レンズ4を備えている。光源20から出射され
た光束Wは、各種のダイクロイックミラーを備えた色分
離光学系40によって各色光R、G、Bに分離され、各
色光のうち、赤色光Rおよび緑色光Gは色分離光学系4
0に設けられたそれぞれの出射部から対応する液晶パネ
ル5R、5Gに向けて出射される。青色光Bは、導光光
学系50を経て対応する液晶パネル5Bに導かれる。
【0004】図13(B)および(C)に拡大して示す
ように、光学ユニット3においては、各液晶パネル5
R、5G、5Bの光入射面側に偏光板100R、100
G、100Bが配置され、これらの偏光板100R、1
00G、100Bによって液晶パネル5R、5G、5B
に入射する各色光の偏光面を揃えるようにしている。ま
た、各液晶パネル5R、5G、5Bの出射面側にも偏光
板110R、110G、110Bが配置され、これらの
偏光板110R、110G、110Bによってクロスダ
イクロイックプリズム60に入射する変調後の各色光の
偏光面を揃えるようにしている。これらの偏光板の作用
によって、スクリーン120の表面にコントラストに優
れた投写画像を投写できるようになっている。各液晶パ
ネル5R、5G、5Bを挟む2つの偏光板のうち、液晶
パネルの光出射面側に位置する偏光板110R、110
G、110Bは対応する液晶パネルの光出射面にそれぞ
れ貼り付けられている。
【0005】なお、一般的な偏光板は、ヨウ素系または
有機染料などの二色性物質からなる偏光子に保護層を積
層した構造となっている。また、液晶パネルとしては、
マトリクス状に配置された画素をスイッチング素子によ
り制御するアクティブマトリクス型の液晶装置が一般的
に使用される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ここで、スクリーン1
20上に拡大投写される画像のコントラストを向上する
にためには、各液晶パネル5R、5G、5Bの光出射面
に、偏光光の選択特性の良い偏光板を貼り付けることが
有効である。しかし、選択特性に優れる偏光板はそれだ
け光の吸収が多く、したがって、発熱量が多い。前述し
た投写型表示装置においては、装置内部に図13(C)
に示すような空気流が形成され、この空気流によって偏
光板が冷却されるようになっているが、偏光板が液晶パ
ネルの光出射面に直付けされているので、液晶パネルへ
の熱伝達が高く温度が上昇しやすい。液晶パネルの温度
が上昇すると、その光学特性が劣化し、投写画像のコン
トラストを悪化させてしまう。
【0007】そこで、液晶パネルへの熱伝達を低く抑え
るために、偏光板を液晶パネルの光出射面から離して配
置することが考えられる。しかし、偏光板を単純に光出
射面から離して配置したのでは、装置内部に形成される
空気流によってゴミ等が液晶パネルの光出射面に付着し
て、投写画像の画質が低下する恐れがある。
【0008】本発明の課題は、上記の点に鑑みて、偏光
板の発熱に起因した光変調素子の光学特性の劣化を防止
できる投写型表示装置を提供することにある。また、装
置内に形成される空気流によってゴミ等が拡散しても、
そのゴミ等の影響を受けずに高画質の画像を投写できる
投写型表示装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明の投写型表示装置では、光源から射出された
光を、複数の色光に分離する色分離手段と、この色分離
手段により分離された前記複数の色光を画像情報に対応
して変調する複数の光変調素子と、これらの光変調素子
により変調された各色光を合成する色合成手段と、この
色合成手段により合成された光を拡大投写する投写手段
とを有する投写型表示装置において、前記複数の色光の
うち、一つの色光は青色光であり、前記青色光を除く色
光に変調する光変調素子の光入射面および光出射面の少
なくとも片面には、透明板が設けられていることを特徴
としている。
【0010】本発明の投写型表示装置では、青色光用の
光変調素子を除く光変調素子の光入射面等には透明板が
設けられる。このため、光変調素子と偏光板との間には
透明板が介在することになり、光変調素子に伝達する偏
光板の発熱は透明板によって低減される。従って、偏光
板の発熱に起因した光変調素子の温度上昇を抑制でき、
光変調素子の光学特性の劣化を未然に防止できる。ま
た、装置内部に形成される空気流によってゴミ等が拡散
しても、光変調素子の光入射面等が透明板によって保護
されているので、ゴミ等が光入射面等に直に付着してし
まうことを防止でき、ゴミ等が投写面上に映し出される
ことはない。
【0011】ここで、短波長の光は長波長の光に比べて
単位光量当たりのエネルギーが高いので、青色光用の光
変調素子の光入射面側または光出射面側に設けられてい
る偏光板の発熱量は、その他の光変調素子の近傍に設け
られている偏光板のものに比べて、非常に多くなる。こ
のため、青色光用の光変調素子に透明板を設けたとして
も、偏光板の発熱量が多い分、透明板によって光変調素
子に伝達する偏光板の発熱を充分に低減することは困難
である。従って、青色光用の光変調素子に透明板を設け
ておくと、その素子の放熱を妨げる要因になり、素子の
温度が上昇し易くなる。
【0012】本発明の投写型表示装置では、青色光以外
の色光用の光変調素子には透明板を設けるが、青色光用
の光変調素子には透明板を設けないので、青色光用の光
変調素子の放熱を妨げることなく効率良く行うことがで
き、その素子の温度上昇を抑制できる。このため、青色
光用の光変調素子の光学特性の劣化も防止できる。ま
た、青色光用の光変調素子には透明板が設けられおら
ず、その素子の光入出射面は露出しているので、光入出
射面にゴミ等が直に付着する可能性がある。しかし、青
色光はその他の色光に比べて比視感度が低いので、光入
出射面にゴミ等が付着しても、そのゴミは投写面上では
目立ちにくく、投写画像の画質低下を防止できる。
【0013】よって、本発明の投写型表示装置によれ
ば、温度上昇による光変調素子の光学特性の劣化を全て
の光変調素子において防止できる。また、装置内のゴミ
等が空気流によって拡散したとしても、そのゴミ等に影
響されずに高画質の画像を投写できる。
【0014】本発明の投写型表示装置では、光変調素子
の光入射面等に透明板を設ける代わりに、ゴミ防止部材
により透明板と光変調素子の光入射面等との間を外部と
遮断する構成を採用しても良い。
【0015】このような構成を採用すれば、青色光以外
の色光用の光変調素子と偏光板との間はゴミ防止部材に
より外部と遮断されるので、光変調素子と透明板との間
には空気層が構成され、偏光板と光変調素子の間には空
気層と透明板が介在することになる。このため、空気層
および透明板によって、光変調素子に伝達する偏光板の
発熱を低減でき、偏光板の発熱に起因した光変調素子の
温度上昇を抑制できる。これにより、光変調素子の光学
特性の劣化を未然に防止できる。また、空気層はゴミ防
止部材によって外部と遮断されているので、当該空気層
にゴミ等が侵入することを防ぐことができる。従って、
光変調素子の光出射面への汚れ付着を防止できる。
【0016】一方、青色光用の光変調素子に対しては透
明板およびゴミ防止部材は設けられていないので、透明
板やゴミ防止部材が光変調素子の放熱を妨げることはな
く、その素子を効率良く冷却できる。このため、青色光
用の光変調素子の温度上昇を防止でき、光学特性の劣化
を防止できる。また、透明板やゴミ防止部材が設けられ
ていなくても、青色光の比視感度が低いことから投写画
像の画質が低下してしまうこともない。
【0017】従って、この構成によっても、温度上昇に
よる光変調素子の光学特性の劣化を全ての光変調素子に
おいて防止することができ、また、装置内のゴミ等が空
気流によって拡散したとしても、そのゴミ等に影響され
ず高画質の画像を投写できる。
【0018】ここで、偏光板としては、一般的に使用さ
れている一方の偏光光を透過し、他方の偏光光を吸収す
る性質を有する偏光板だけでなく、他方の偏光光を反射
する性質を有する反射型の偏光板を利用することも可能
である。反射型の偏光板は光の吸収が少ないので、発熱
量も少ない。このため、反射型の偏光板を用いれば、光
変調素子の温度上昇をより抑制できる。但し、光変調素
子の光出射面側に配置される偏光板を反射型とすると、
偏光板で反射した光で光変調素子を照射して当該素子を
誤動作させる恐れがあるので、光変調素子の光入射面側
に配置される偏光板を反射型の偏光板とすることが望ま
しい。
【0019】本発明の投写型表示装置は、光源から射出
された光を、複数の色光に分離する形式の投写型表示装
置、例えば、赤色、緑色、および青色の3つの色光に分
離する形式の投写型表示装置について適用可能である。
【0020】ここで、ゴミ防止部材としては、前記光変
調素子および前記透明板を保持すると共に、前記色合成
手段の光入射面に着脱可能な状態で固定できるものであ
ることが望ましい。このようにすれば、光変調素子に直
に触れて、色合成手段の側への取付け作業を行う必要が
ないので、光変調素子が他の部分に干渉して破損あるい
は欠損してしまうことを防止できる。また、光変調素子
の交換作業を容易に行うことができる。
【0021】
【発明の実施の形態】[実施の形態1]以下に、図面を
参照して本発明の実施の形態を説明する。なお、以下の
説明では、特に説明のない限り、光の進行方向をZ方
向、Z方向からみて12時の方向をY方向、3時の方向
をX方向とする。
【0022】図1は、本発明の投写型表示装置の構成を
示す概略平面図である。この投写型表示装置1は、光源
ユニット2と、光学ユニット3と、投写レンズ4と、を
備えている。
【0023】光学ユニット3は、第1の光学要素31
と、第2の光学要素32と、冗長レンズ33と、を有す
るインテグレータ光学系30を備えている。また、ダイ
クロイックミラー41、42と、反射ミラー43とを含
む色分離光学系40を備えている。さらに、入射側レン
ズ51と、リレーレンズ52と、反射ミラー53、54
とを含む導光光学系50を備えている。また、3枚のフ
ィールドレンズ61、62、63と、3枚の液晶パネル
5R、5G、5Bと、クロスダイクロイックプリズム6
0と、を備えている。
【0024】光源ユニット2は、光学ユニット3の第1
の光学要素31の入射面側に配置される。投写レンズ4
は、光学ユニット3のクロスダイクロイックプリズム6
0の光出射面側に配置される。
【0025】図2は、図1に示す投写型表示装置の照明
領域である3枚の液晶パネルを照明するインテグレータ
照明光学系について示す説明図である。このインテグレ
ータ照明光学系は、光源ユニット2に備えられた光源2
0と、光学ユニット3に備えられたインテグレータ光学
系30と、を備える。インテグレータ光学系30は、第
1の光学要素31と、第2の光学要素32と、重畳レン
ズ33とを備える。第2の光学要素32は、集光レンズ
34と、遮光板35と、偏光変換素子アレイ36と、を
備える。なお、図2は、説明を容易にするため、インテ
グレータ照明光学系の機能を説明するための主要な構成
要素のみを示している。
【0026】光源20は、光源ランプ21と凹面鏡22
とを備える。光源ランプ21から射出された放射状の光
線(放射光)は、凹面鏡22によって反射されて略平行
な光線束として第1の光学要素31の方向に射出され
る。光源ランプ21としては、ハロゲンランプやメタル
ハライドランプ、高圧水銀ランプが用いられることが多
い。凹面鏡22としては、放物面鏡を用いることが好ま
しい。
【0027】図3は、第1の光学要素31の外観を示す
正面図および側面図である。第1の光学要素31は、矩
形状の輪郭を有する微小な小レンズ311が、縦方向に
M行、横方向に2N列のマトリスク状に配列されたレン
ズアレイである。レンズ横方向中心からは、左方向にN
列、右方向にN列存在する。この例では、M=10、N
=4である。各小レンズ311をZ方向から見た外形形
状は、液晶パネル5の形状とほぼ相似形をなすように設
定されている。例えば、液晶パネルの画像形成領域のア
スペクト比(縦と横の寸法の比率)が4:3であるなら
ば、各小レンズ311のアスペクト比も4:3に設定さ
れる。
【0028】第2の光学要素32の集光レンズ34は、
第1の光学要素31と同様な構成のレンズアレイであ
る。なお、第1の光学要素31および集光レンズ34の
レンズの向きは、+Z方向あるいは−Z方向のどちらを
向いていても良い。また、図2に示すように互いに異な
る方向を向いていても良い。
【0029】偏光変換素子アレイ36は、図2に示すよ
うに2つの偏光変換素子アレイ361、362が光軸を
挟んで対称な向きに配置されている。図4は、偏光変換
素子361の外観を示す斜視図である。この偏光変換素
子361は、偏光ビームスプリッタアレイ363と、偏
光ビームスプリッタアレイ363の光出射面の一部に選
択的に配置されたλ/2位相差板364(図中斜線で示
す)とを備えている。偏光ビームスプリッタアレイ36
3は、それぞれ断面が平行四辺形の柱状の複数の透光性
部材365が、順次貼り合わされた形状を有している。
透光性部材365の界面には、偏光分離膜366と反射
膜367とが交互に形成されている。λ/2位相差板3
64は、偏光分離膜366あるいは反射膜367の光の
射出面のX方向の写像部分に、選択的に貼り付けられ
る。この例では、偏光分離膜366の光の射出面のX方
向の写像部分にλ/2位相差板364を貼り付けてい
る。
【0030】偏光変換素子アレイ361は、入射された
光束を1種類の直線偏光光(例えば、S偏光光やP偏光
光)に変換して射出する機能を有する。図5は、偏光変
換素子アレイ361の機能を示す説明図である。偏光変
換素子の入射面に、S偏光成分とP偏光成分とを含む非
偏光光(ランダムな偏光方向を有する入射光)が入射す
る。この入射光は、まず、偏光分離膜366によってS
偏光光とP偏光光に分離される。S偏光光は、偏光分離
膜366によってほぼ垂直に反射され、反射膜367に
よってさらに反射されてから射出される。一方、P偏光
光は偏光分離膜366をそのまま透過する。偏光分離膜
366を透過したP偏光光の射出面には、λ/2位相差
板364が配置されており、このP偏光光がS偏光光に
変換されて射出する。従って、偏光変換素子を透過した
光は、そのほとんどがS偏光光となって射出される。ま
た、偏光変換素子から射出される光をP偏光光としたい
場合には、λ/2位相差板364を、反射膜367によ
って反射されたS偏光光が射出する射出面に配置するよ
うにすれば良い。
【0031】なお、隣り合う1つの偏光分離膜366お
よび1つの反射膜367を含み、さらに、1つのλ/2
位相差板364で構成されるブロックを、1つの偏光変
換素子368と見なすことができる。偏光変換素子アレ
イ361は、このような偏光変換素子368が、X方向
に複数配列されたものである。この実施例では、4列の
偏光変換素子368で構成されている。
【0032】偏光変換素子アレイ362も偏光変換素子
アレイ361と全く同様であるので説明を省略する。
【0033】図6は、遮光板35の平面図である。遮光
板35は、2つの偏光変換素子361、362の光の入
射面のうち、偏光分離膜366に対応する光入射面にの
み、光が入射するように、略矩形状の板状体に開口部3
51を設けた構成を有している。
【0034】図2に示す光源20から射出された非偏光
な光は、インテグレータ光学系30を構成する第1の光
学要素31の複数の小レンズ311および第2の光学要
素32に含まれる集光レンズ34の複数の小レンズ34
1によって複数の部分光束202に分割されるととも
に、2つの偏光変換素子アレイ361、362の偏光分
離膜366の近傍に集光される。特に、集光レンズ34
は、第1の光学要素31から射出された複数の部分光束
202が2つの偏光変換素子アレイ361、362の偏
光分離膜366上に集光されるように導く機能を有して
いる。2つの偏光変換素子アレイ361、362に入射
した複数の部分光束202は、上述したように、1種類
の直線偏光光に変換され射出される。2つの偏光変換素
子アレイ361、362から射出された複数の部分光束
は、重畳レンズ33によって後述する液晶パネル5(5
R、5G、5B)上で重畳される。これにより、このイ
ンテグレータ光学系30は、液晶パネル5に均一に照明
することができる。
【0035】図1に示す投写型表示装置1において、反
射ミラー56は、重畳レンズ33から射出された光束を
色分離光学系40の方向に導くために設けられている。
照明光学系の構成によっては、必ずしも必要としない。
【0036】色分離光学系40は、2枚のダイクロイッ
クミラー41、42を備え、重畳レンズ33から射出さ
れる光を、赤色、緑色、青色の三色の色光に分離する機
能を有している。第1のダイクロイックミラー41は、
重畳レンズ33から射出された光のうち、赤色光成分を
透過させるとともに、青色光成分と緑色光成分とを反射
する。第1のダイクロイックミラー41を透過した赤色
光Rは、反射ミラー43で反射され、フィールドレンズ
61を通って赤色用の液晶パネル5Rに達する。フィー
ルドレンズ61は、重畳レンズ33から射出された各部
分光束をその中心軸(主光線)に対して平行な光束に変
換する。他の液晶パネル5G、5Bの手前に設けられた
フィールドレンズ62、63も同様である。
【0037】第1のダイクロイックミラー41で反射さ
れた青色光Bと緑色光Bのうちで、緑色光Bは第2のダ
イクロイックミラー42によって反射され、フィールド
レンズ62を通って液晶パネル5Gに達する。一方、青
色光Bは、第2のダイクロイックミラー42を透過し、
導光光学系50、すなわち、入射側レンズ51、反射ミ
ラー53、リレーレンズ52、および反射ミラー54を
通り、さらに、フィールドレンズ63を通って青色光用
の液晶パネル5Bに達する。なお、青色光Bに導光光学
系50が設けられているのは、青色光Bの光路の長さが
他の色光の光路の長さよりも長いため、光拡散等による
光の利用効率の低下を防止するためである。すなわち、
入射側レンズ51に入射した部分光束のまま、フィール
ドレンズ62に伝えるためである。
【0038】3つの液晶パネル5R、5G、5Bは、入
射した光を、与えられた画像情報に従って変調する光変
調素子としての機能を有している。これにより、3つの
液晶パネル5R、5G、5Bに入射した各色光は、与え
られた画像情報に従って変調されて各色光の画像を形成
する。
【0039】3つの液晶パネル5R、5G、5Bから射
出された3色の変調光は、クロスダイクロイックプリズ
ム60に入射する。クロスダイクロイックプリズム60
は、3色の変調光を合成してカラー画像を形成する色合
成手段としての機能を有している。クロスダイクロイッ
クプリズム60には、赤色光Rを反射する誘電体多層膜
と、青色光Bを反射する誘電体多層膜とが、4つの直角
プリズムの界面に略X字状に形成されている。これらの
誘電体多層膜によって3色の変調光が合成されて、カラ
ー画像を投写するための合成光が形成される。クロスダ
イクロイックプリズム60で生成された合成光は、投写
レンズ4の方向に射出される。投写レンズ4は、この合
成光を投写スクリーン上に投写する機能を有し、投写ス
クリーン上にカラー画像を表示する。
【0040】図7は液晶パネル5R、5G、5Bおよび
その周辺部分の拡大図である。この図に示すように、各
液晶パネル5R、5G、5Bは、クロスダイクロイック
プリズム60の射出面を除く残りの側面(3つの光入射
面)と所定の間隔をおいて配置されている。各液晶パネ
ル5R、5G、5Bは各色光R、G、Bの光路に対して
直交する姿勢になっている。各液晶パネル5R、5G、
5Bの光入射面側には偏光板6R、6G、6Bがそれぞ
れ配置され、その光出射面側にも偏光板8R、8G、8
Bがそれぞれ配置されている。
【0041】各液晶パネルの光入射面側に配置された偏
光板6R、6G、6Bは、各色光R、G、Bに混入され
ている一方の偏光光(本例では、P偏光光)をそれぞれ
吸収して、液晶パネル5R、5GにP偏光光の混入の少
ない色光R、G、Bを入射させる機能を有している。各
色光R、G、Bは偏光板6R、6G、6Bを通過する
と、各色光に含まれているP偏光光のほぼ全てが除去さ
れて偏光面のほぼ揃った光(S偏光光)になる。この結
果、各液晶パネル5R、5G、5Bには、他の偏光光の
混入の少ない精度の良い直線偏光光が入射する。
【0042】各液晶パネルの光出射面側に配置された偏
光板8R、8G、8Bは、各液晶パネル5R、5G、5
Bで変調された各色光R、G、Bから一方の偏光光成分
を吸収し、他方の偏光光成分のみを透過させる機能を有
している。変調された各色光R、G、Bは偏光板8R、
8G、8Bを通過すると、偏光面のほぼ揃った光にな
る。
【0043】ここで、青色光Bを除く赤色光Rおよび緑
色光Gに対応する液晶パネル5R、5Gの光出射面には
透明板9R、9Gがそれぞれ貼り付けられている。これ
らの液晶パネル5R、5Gに対して、青色光用の液晶パ
ネル5Bは、その光入射面および光出射面には透明板は
設けられていない。すなわち、液晶パネル5Bの光入射
面および光出射面が露出した状態となっている。
【0044】液晶パネル5R、5Bに設けられた透明板
9R、9Gとしては、プラスチックまたはガラスから形
成したものを使用することができる。また、液晶パネル
5R、5Gの出射面側にそれぞれ配置された偏光板8
R、8Gの構成部材のうち、偏光層を挟持する基板(図
示せず)と同一の素材、例えば、トリアセテートセルロ
ースから形成された透明板を使用しても良い。このよう
な透明板を使用すると、部品種類を少なくすることが可
能である。また、偏光層を挟持する基板は、液晶パネル
に貼り付けて用いるための非常に欠陥の少ない基板であ
る。よって、偏光層を挟持する基板と同一素材とするこ
とにより、透明板の欠陥による画像劣化を自動的に防止
できる。
【0045】このように投写型表示装置1では、青色光
Bを除く色光(赤色光R、緑色光G)の対応する液晶パ
ネル5R、5Gの光出射面には透明板9R、9Gが貼り
付けられている。すなわち、液晶パネル5R、5Gと偏
光板8R、8Gとの間に透明板9R、9Gが介在した構
成となっている。このため、液晶パネル5R、5Gに伝
達する偏光板8R、8Gの発熱は透明板9R、9Gによ
って低減されることになる。従って、偏光板8R、8G
の発熱に起因した液晶パネル5R、5Gの温度上昇を抑
制でき、当該液晶パネルの光学特性の劣化を未然に防止
できる。
【0046】また、装置内部に、図13(C)に示した
ような空気流が形成されてゴミや塵等が拡散したとして
も、液晶パネル5R、5Gの光出射面が透明板9R、9
Gで保護されているので、それらの光出射面にゴミ等が
直に付着することを防止できる。このため、これらの液
晶パネル5R、5Gの光出射面に付着したゴミがスクリ
ーン上に映し出されてしまうことを回避できる。
【0047】ここで、短波長の光は長波長の光に比べて
単位光量当たりのエネルギーが高いので、青色光用の液
晶パネル5R、5Gの光入射面側および光出射面側に設
けられている偏光板6B、8Bの発熱量は、その他の液
晶パネル5R、5Gの近傍に設けられている偏光板6
R、6G、8R、8Gに比べて、非常に多くなる。この
ような偏光板6B、8Bに挟まれた状態にある液晶パネ
ル5Bに透明板を設けると、当該液晶パネル5Bの放熱
を妨げる恐れがある。
【0048】本例の投写型表示装置1では、青色光用の
液晶パネル5Bには透明板を設けていないので、この液
晶パネル5Bを装置内に形成される空気流によって効率
良く冷却できる。このため、他の液晶パネル5R、5G
と同様に、液晶パネル5Bの温度上昇も抑制でき、その
液晶パネル5Bの光学特性の劣化を防止できる。
【0049】また、液晶パネル5Bは、その光入射面お
よび光出射面が露出しているので、空気流によって拡散
したゴミなどがそれらの面に直に付着する可能性が高
い。しかし、青色光はその他の色光に比べて比視感度が
低いので、ゴミなどが光入出射面に付着したとしても、
そのゴミ等はスクリーン120ではぼけて目立ちにくく
なる。すなわち、液晶パネル5Bの光入出射面に付着し
たゴミは投写画像の画質を低下させることはほとんどな
い。
【0050】従って、本例の投写型表示装置1によれ
ば、全ての液晶パネル5R、5G、5Bについて温度上
昇による光学特性の劣化を防止できる。また、装置内に
拡散するゴミ等に影響されずに高画質の画像を投写でき
る。
【0051】なお、投写型表示装置1では、透明板を液
晶パネルの光出射面に貼り付けてあるが、透明板を取り
付ける面は、液晶パネルの光入射面側および光出射面側
に配置されている偏光板の発熱量や空気流によるゴミの
拡散状態によって決定すべき性質のものである。このた
め、透明板を取り付ける面は液晶パネルの光出射面に限
定されることはなく、光入射面のみ、あるいは光出射面
および光入射面の両面であっても良い。
【0052】[実施の形態2]図8には実施の形態2に
係る投写型表示装置の液晶パネルおよびその周辺部分の
概略構成を示してある。なお、本実施の形態に係る投写
型表示装置は、液晶パネルの周辺部分の構成が異なる点
を除いて、実施の形態1に係る投写型表示装置1と同様
の構成となっているため、異なる部分を中心に説明す
る。また、図7において投写型表示装置1と共通する部
分については、同一符号を付して説明を省略する。
【0053】本例の投写型表示装置では、各液晶パネル
5R、5G、5Bの光出射面側に配置された偏光板8
R、8G、8Bはクロスダイクロイックプリズム60の
光入射面にそれぞれ貼り付けられている。青色光Bに対
応する液晶パネル5Bの光入射面側および光出射面側に
は、投写型表示装置1と同様に、透明板は設けられてい
ない。赤色光Rに対応する液晶パネル5R、および緑色
光Gに対応する液晶パネル5Gの光入射面側には透明板
11R、11Gがそれぞれ配置され、それらの光出射面
側には透明板9R、9Gがそれぞれ配置されている。透
明板11R、11Gは、透明板9R、9Gと同様に、プ
ラスチップやガラス等から形成することができ、また、
偏光層を挟持する基板と同一の素材から形成することが
できる。液晶パネル5Rと各透明板9R、11Rとの間
はゴミ防止部材7Rにより外部と遮断されており、液晶
パネル5Rと各透明板9R、11Rとの間には空気層が
それぞれ構成されている。また、液晶パネル5Gと各透
明板9G、11Gとの間は、液晶パネル5Rと同様に、
透明板7Gにより外部と遮断されており、液晶パネル5
Rと各透明板9R、11Rとの間には空気層がそれぞれ
構成されている。
【0054】ゴミ防止部材7Rは、液晶パネル5R、各
透明板9R、11Rを保持していると共にクロスダイク
ロイックプリズム60の光入射面に対して着脱可能な状
態で固定できるようになっている。また、ゴミ防止部材
7Gは、液晶パネル5G、各透明板9G、11Gを保持
していると共にクロスダイクロイックプリズム60の光
入射面に対して着脱可能な状態で固定できるようになっ
ている。 次に、ゴミ防止部材の構造を説明する。な
お、2つのゴミ防止部材は同一の構成であるので、赤色
光用の液晶パネル5R等を保持しているゴミ防止部材7
Rを代表して説明する。図9はゴミ防止部材7Rの概略
断面構成図である。図10はゴミ防止部材7Rを光入射
面側から見たときの概略平面構成図、図11は光出射面
側から見たときの概略平面構成図である。
【0055】これらの図に示すように、液晶パネル5R
の光入射面側にはクッション87を介して透明板11R
が配置され、光出射面側にはクッション88を介して透
明板9Rが配置されている。本形態では、このような配
置関係にある液晶パネル5Rおよび透明板9R、11R
がゴミ防止部材7Rによって保持されている。
【0056】ゴミ防止部材7Rは、液晶パネル5R、お
よび透明板9R、11Rを挟持する第1および第2の外
枠73、74と、液晶パネル5Rの光出射面と透明板1
1Rとの間、および液晶パネル5Rの光入射面と透明板
9Rとの間を外部と遮断する中枠75を備えている。第
1および第2の外枠73、74によって液晶パネル5
R、透明板9R、11Rが挟まれた状態で保持されてい
る。
【0057】第1の外枠73は、光通過用の矩形開口7
3aを備えていると共に、四周に一定の厚さの周囲壁7
3bを備えている。第2の外枠74も光通過用の矩形開
口74aを備えていると共に、四周に一定の厚さの周囲
壁74bを備えている。第2の外枠74は、その上下方
向の長さが透明板9Rより大きく、且つ第1の外枠73
より小さく設定されている。
【0058】中枠75は、矩形枠であり、液晶パネル5
R、偏光板6R、8Rの外周を囲う状態に設けられてい
る。この中枠75の側面において左右のそれぞれ2ケ所
の位置に係合突起75aが形成されている。これに対し
て、第1の外枠73には、各係合突起75aに対応する
位置に、これらを嵌め込み可能な係合穴73cが形成さ
れている。
【0059】また、中枠75の側面において左右それぞ
れ2ケ所の位置に係合突起75bが形成されている。こ
れに対して、第2の外枠74には、各係合突起75bに
対応する位置に、これらを嵌め込み可能な係合穴74c
が形成されている。
【0060】従って、液晶パネル5Rの光入射面側に設
けられている透明板11Rの外側から、各係合突起75
aが各係合穴73cに差し込まれるように、第1の外枠
73を中枠75に対して押し込み、また、液晶パネル5
Rの光出射面側に設けられている透明板9Rの外側か
ら、各係合突起75bが各係合穴74cに差し込まれる
ように、第2の外枠74を中枠75に対して押し込む
と、液晶パネル5R、透明板9R、11Rがゴミ防止部
材7Rによって保持される。また、液晶パネル5Rの光
入射面と透明板11Rの間、および液晶パネル5Rと光
出射面と透明板9Rの間が外部と遮断される。なお、ゴ
ミ防止部材7Rから上方に向けて延びている部材は、配
線用のフレキシブルケーブル76Rである。
【0061】このように投写型表示装置1では、液晶パ
ネル5Rの光出射面と、この光出射面側に配置された透
明板9Rとの間がゴミ防止部材7Rによって外部と遮断
されており、偏光板8Rと液晶パネル5Rとの間には透
明板9Rおよび空気層が介在している。すなわち、偏光
板8Rと液晶パネル5Rの間には透明板9Rおよび空気
層が介在している。このため、透明板9Rおよび空気層
によって液晶パネル5Rに伝達する偏光板8Rの発熱が
低減される。また、液晶パネル5Rの光入射面側に配置
された透明板11Rと、当該光入射面との間もゴミ防止
部材7Rによって外部と遮断され空気層が構成されてい
る。このため、液晶パネル5Rに伝達する偏光板6Rの
発熱も透明板11Rおよび空気層によって低減される。
従って、液晶パネル5Rの温度上昇を一層抑制でき、当
該液晶パネルの光学特性の劣化を防止できる。
【0062】また、液晶パネル5Rと、各透明板9R、
11Rとの間はゴミ防止部材7Rによってそれぞれ外部
と遮断されているので、装置内部の空気流によってゴミ
等が拡散しても、そのゴミ等が液晶パネル5Rの光入出
射面と透明板9R、11Rとの間に侵入することはな
い。換言すれば、その光入出射面に直にゴミが付着する
のを防止できる。このため、光入出射面への汚れ付着に
起因した投写画像の画質の低下を防ぐことができる。な
お、緑色光用の液晶パネル5Rについても同様に、光学
特性の劣化を防止でき、光入出射面への汚れ付着に起因
した投写画像の画質の低下を防ぐことができる。
【0063】一方、青色光用の液晶パネル5Bには、透
明板およびゴミ防止部材が設けられていないので、それ
らの部材によって液晶パネル5Bの放熱が妨げられるこ
とがない。このため、液晶パネル5Bの放熱を効率良く
行うことができるので、温度上昇を防止でき、光学特性
の劣化を防止できる。また、透明板等が設けられていな
くても、青色光の比視感度が低いので、液晶パネル5B
の光入出射面にゴミ等が付着しても、そのゴミがスクリ
ーン上で目立たない。
【0064】従って、このような構成の投写型表示装置
であっても、実施の形態1の投写型表示装置1と同様
に、全ての液晶パネル5R、5G、5Bについて温度上
昇による光学特性の劣化を防止でき、装置内で拡散する
ゴミ等に影響されずに高画質の画像を投写できる。
【0065】図12には、液晶パネル5R、および透明
板9R、11Rを保持したゴミ防止部材7Rをクロスダ
イクロイックプリズム60の光入射面60Rに取り付け
る様子を示してある。この図を参照してゴミ防止部材7
Rをクロスダイクロイックプリズム60の光入射面60
Rに取り付けるための構造を説明する。
【0066】図12に示すように、液晶パネル5R等を
保持したゴミ防止部材7Rは、中間枠板81を介して、
クロスダイクロイックプリズム60の光入射面60Rに
接着固定される固定枠板82に対して固定されるように
なっている。なお、本例のクロスダイクロイックプリズ
ム60の光入射面60Rには赤フィルター83が貼り付
けられており、この赤フィルター83の表面に偏光板8
Rが固定されている。
【0067】中間枠板81は、ゴミ防止部材7Rの第1
の外枠73とほぼ同一か、あるいはこれより一回り大き
く形成された矩形枠であり、光通過用の矩形開口81a
を備えている。この中間枠板81には、その矩形開口8
1aの四隅に、枠板表面から垂直に延びる係合突片81
dが形成されている。これに対して、ゴミ防止部材7R
の側には、各係合突片81dに対応する位置に、これら
を差し込み可能な係合孔73dが形成されている。本例
では、ゴミ防止部材7Rの第1の外枠73と中枠75に
それぞれ形成された貫通孔から各係合孔73dが構成さ
れている。従って、ゴミ防止部材7Rの各係合孔73d
に、中間枠板81の各係合突片81dを合わせて相互に
重ね合わせると、各係合孔73dに各係合突片81dが
差し込まれた仮止め可能な状態が形成される。
【0068】一方、固定枠板82も光通過用の矩形開口
82aが形成された矩形の枠板である。また、固定枠板
82に形成されている矩形開口82aは、偏光板8Rの
光出射面より小さく形成されている。固定枠板82は、
クロスダイクロイックプリズム60の光入射面60Rに
設けられた赤色フィルター83に接着剤によって固定さ
れる。
【0069】固定枠板82の上枠部分の両隅、および固
定枠板82の下枠部分の左右方向の中央位置には、ねじ
孔82cが形成されている。これら3個のねじ孔82c
に対応する中間枠板81にもねじ孔81cが形成されて
いる。対応するねじ孔81c、82cに、それぞれ皿ね
じ84を挿入することにより、固定枠板82に対して中
間枠板81が固定される。なお、本例では、3本のねじ
84によって固定枠板82に対して中間枠板81が固定
されている。ねじの本数は限定されることなく、4本以
上であっても良く、また、2本以下であっても良い。一
般には、本数が少ない程、ねじ締結の作業工程が少な
く、製造が楽になる。
【0070】ここで、固定枠板82の下枠部分の左右両
隅には係合突起82bが形成され、これら2個の係合突
起82bに対応する中間枠板81の下枠部分の左右両隅
には係合孔81bが形成されている。従って、ねじ84
により固定するに際しては、固定枠板82の係合突起8
2bに対して中間枠板81の係合孔81bに合わせて、
中間枠板81を固定枠板82の側に押し込めば、中間枠
板81を固定枠板82に仮止めできる。このようにすれ
ば、相互の枠板の位置決め精度を一層向上させることが
できる。
【0071】本例の投写型表示装置では、ゴミ防止部材
7Rを、固定枠板82に固定した中間枠板81に対して
位置決めするための位置決め手段を備えている。この位
置決め手段は2個の楔85を備えている。この楔85の
傾斜面85aが当接する楔案内面73e〜73gが、ゴ
ミ防止部材7Rの左右両側面の上下方向の中央位置に形
成されている。中間枠板81にゴミ防止部材7Rを仮止
めすると、楔案内面73eと、これに対峙している中間
枠板81の枠部分との間に楔差し込み溝が構成される。
従って、中間枠板81にゴミ防止部材7Rを仮止めした
後に、2個の楔85を、ゴミ防止部材7Rの左右に打ち
込み、これらの楔85の押し込み量を調整すれば、ゴミ
防止部材7Rの位置が規定され、ゴミ防止部材7Rに保
持されている液晶パネル5Rの位置決めを行うことがで
きる。
【0072】次に、ゴミ防止部材7Rをクロスダイクロ
イックプリズム60の光入射面60Rに取り付ける手順
について説明する。まず、液晶パネル5R、透明板9
R、11Rが保持されたゴミ防止部材7Rを用意する。
また、光入射面60Rに赤色フィルター83および偏光
板8Rが貼り付けられたクロスダイクロイックプリズム
60を用意する。次に、クロスダイクロイックプリズム
60の光入射面60Rに固定された赤色フィルター83
に、固定枠板82を位置決めして接着固定する。接着剤
としては紫外線硬化型接着剤等を用いることができる。
【0073】次に、接着固定した固定枠板82の表面
に、中間枠板81を位置決めして、3本の皿ねじ84に
よって、当該中間枠板81をねじ止めする。しかる後
に、液晶パネル5R等が保持されているゴミ防止部材7
Rを、中間枠板81に位置決めして、そこに仮止めす
る。すなわち、中間枠板81の係合突片81dをゴミ防
止部材7Rの係合孔73dに一致させ、この状態で、ゴ
ミ防止部材7Rを中間枠板81に向けて押し込む。な
お、固定枠板82をクロスダイクロイックプリズム60
に接着固定する前に、固定枠板82と中間枠板81をね
じ84で予め一体化しておくと位置精度が出しやすい。
【0074】この後は、位置決め手段として楔85を用
いて、クロスダイクロイックプリズム60の光入射面6
0Rに対して、液晶パネル5Rの位置決めを行う。すな
わち、2個の楔85を、ゴミ防止部材7Rに形成した楔
案内面73eに沿って、仮止めされているゴミ防止部材
7Rと中間枠板81の間に差し込む。そして、各楔85
の差し込み量を調整することにより、液晶パネル5Rの
アライメント調整およびフォーカス調整を行なう。本例
では、楔85は、その背面85bに2つの盲孔85cを
形成してある。これらの盲孔85cは、楔85を治具を
用いてチャッキングして取り扱う場合において、チャッ
キング用の係合部として機能するものである。このよう
な盲孔85cを形成しておけば、そのチャッキングを簡
単にでき、従って、その取扱操作が簡単になる。
【0075】位置決めができたところで、これらの楔8
5を、接着剤を用いて位置決め対象の部材であるゴミ防
止部材7Rおよび中間枠板81に接着固定する。この場
合に使用する接着剤としても、紫外線硬化型の接着剤を
用いることができる。
【0076】ここで、上記の楔85の位置決め作業およ
び楔85の接着固定作業を、工程順序に従ってより詳し
く説明する。
【0077】まず、投写レンズ4のフォーカス面内に液
晶パネル5Rのフォーカス面を専用の調整装置を用いて
合わせ込む。この状態で、前述の通り、中間枠板81の
係合突片81dがゴミ防止部材7Rの係合孔73dに入
って形成される隙間に紫外線硬化型の接着剤を注入し、
紫外線照射によって、硬化させて仮固定する。次に、中
間枠板81とゴミ防止部材7Rに設けた楔案内面73e
とによって、紫外線硬化型接着剤に楔85の露出端面か
ら紫外線を照射して接着し、本固定を行う。液晶パネル
5R、5G、5Bの中央に配置される液晶パネル5Gを
基準として、同様に液晶パネル5R、5Bのフォーカス
調整および相互間の画素合わせ調整をして仮固定および
本固定を行う。
【0078】緑色光用の液晶パネル5Gのクロスダイク
ロイックプリズム60への取付け構造を同一構造である
のでその説明は省略する。
【0079】以上のようにして、ゴミ防止部材7Rをク
ロスダイクロイックプリズム60に取り付ければ、次の
ような効果が得られる。
【0080】第1に、液晶パネル5Rは、その四周縁の
部分がゴミ防止部材7Rによって保護された状態にある
ので、液晶パネル7Rに直接触れて、クロスダイクロイ
ックプリズム60の側への取付け作業を行う必要がな
い。従って、液晶パネル5Rが他の部分に当たる等して
破損あるいは欠損してしまうことを防止できる。また、
液晶パネル5Rの周囲はゴミ防止部材7Rによって覆わ
れているので、外光を遮断でき、外光に起因した液晶パ
ネル5Rの誤動作を防ぐことができる。
【0081】第2に、液晶パネル5Rを保持したゴミ防
止部材7Rは、中間枠板81を介して、クロスダイクロ
イックプリズム60の光入射面60Rに対して、ねじ止
めされて着脱可能となっている。従って、例えば、液晶
パネル5Rに欠損が発生した場合には、ねじ84を外す
という簡単な作業により、その交換を行うことができ
る。また、クロスダイクロイックプリズム60に対して
液晶パネル5Rが直接に接着固定されていないので、こ
のような交換時に、クロスダイクロイックプリズム60
の側を傷付けてしまうこともなく、しかも高額の部品を
無駄なく使用できる。
【0082】第3に、液晶パネル5Rを保持したゴミ防
止部材7Rは、中間枠板81に仮止めすることができ
る。この仮止め状態を形成した後に、楔85を用いて、
液晶パネル5Rをクロスダイクロイックプリズム60の
光入射面60Rとの位置決めを行うことができる。この
ように、仮止め状態を形成できるので、別工程で楔85
を用いて位置決め作業を簡単に行うことができ、設備の
サイクルタイムの向上に資する。
【0083】ここで、楔85としては、一般にはガラス
製のものを使用することができる。しかし、ゴミ防止部
材7Rを樹脂成形品とした場合にはガラスに比べて熱膨
張率が高いため、熱膨張の違いにより楔85がこれらの
枠板から剥離しやすくなったり、楔85が温度変化によ
って破壊される場合がある。これを回避するためには、
楔85をアクリル系等の樹脂成形品とすることが望まし
い。また、楔85をアクリル系の材質にすることによっ
て、成形加工ができるため、ガラス材に比して大幅にコ
ストの低減を図れる。なお、楔85の素材として紫外線
を透過させる材料を用いることにより、楔85を接着固
定するための接着材として温度上昇が少なく、硬化時間
の短い紫外線硬化型接着剤を使用することができる。
【0084】また、ゴミ防止部材7Rに楔案内面73e
を形成したことにより、その上下には端面73f、73
gが形成されており、これらの三面により楔85が案内
される。すなわち、この部分に接着剤を充填して楔85
を差し込めば、接着剤の表面張力によって楔85はこれ
らの三面によって案内されながら自動的に内部に移動す
る。従って、工程内で遭遇する外乱に対して強くなり、
楔85の接着作業が簡単である。
【0085】なお、本例では、中間枠板81に対するゴ
ミ防止部材7Rの仮固定に接着剤を用いているが、この
代わりに、半田付け等を用いてもよい。ゴミ防止部材7
R等が樹脂製である場合には、接合部分に金属部材を貼
り付けたもの、あるいは、接合部分にメタライズ層を形
成したものを用いればよい。
【0086】次に、上記のゴミ防止部材7R、中間枠板
81、固定枠板82は、ガラスファイバあるいは炭酸カ
ルシウムを混入した熱硬化製樹脂の成形品とすることが
できる。このような樹脂素材を用いれば、その熱膨張係
数が一般の樹脂素材に比べてガラスに近くなる。このた
め、クロスダイクロイックプリズム60に貼り合わせた
状態において熱変形に起因した画像ずれ等を回避でき
る。
【0087】なお、本実施形態では、ゴミ防止部材7R
によって、液晶パネル5R、透明板9R、11Rを保持
していると共に、液晶パネル5Rの光入射面と透明板1
1Rとの間、および液晶パネル5Rの光出射面と透明板
9Rとの間を外部と遮断している。この代わりに、液晶
パネル5Rの光入射面側に拡散するゴミ等が非常に少な
い場合等においては、透明板11Rを省いて、液晶パネ
ル5Rおよび透明板9Rのみをゴミ防止部材7Rによっ
て保持し、これらの間を外部と遮断する構成としても良
い。また、液晶パネル5Rの光入射面側に配置される偏
光板6Rの発熱量が非常に多い場合等においては、透明
板9Rを省いて、液晶パネル5Rおよび透明板11Rを
ゴミ防止部材7Rによって保持し、これらの間を外部と
遮断する構成としても良い。勿論、緑色光用の液晶パネ
ル5Gについても液晶パネル5Rと同様な構成を採用で
きる。
【0088】[その他の実施の形態]実施の形態1、2
では、偏光板として、一方の偏光光を透過し、他方の偏
光光を吸収する性質を有するものを使用しているが、他
方の偏光光を反射する反射型の偏光板を使用することも
可能である。反射型の偏光板は光の吸収が少なく、発熱
量も少ないので、反射型の偏光板を用いれば、偏光板の
発熱に起因した液晶パネルの温度上昇をより抑制でき
る。反射型の偏光板は不要な偏光光を反射するので、液
晶パネルの光出射面側に配置される偏光板を反射型にす
ると、偏光板で反射した光が液晶パネルに達して、その
反射光によって当該液晶パネルが誤動作する恐れがあ
る。このような誤動作を確実に防ぐためには、液晶パネ
ルの光入射面側に配置される偏光板を反射型とすること
が好ましい。
【0089】また、光源20から射出された光を赤、
緑、青の3色の色光に分離する形式の投写型表示装置に
ついて説明したが、本発明が適用された投写型表示装置
は、上述のようなものに限らず、青色光を含む複数の色
光、例えば、2色あるいは4色以上の色光に分離する形
式の投写型表示装置についても適用可能である。
【0090】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、青色光用の光変調素子を除く光変調素子の光入射面
等には透明板を設け、青色光用の光変調素子の光入射面
等には透明板を設けないようにしている。このため、青
色光以外の色光用の光変調素子では、光変調素子と偏光
板との間には透明板が介在することになるので、光変調
素子に伝達する偏光板の発熱は透明板によって低減され
る。これに対して、単位光量当たりのエネルギーが高い
青色光用の光変調素子では、透明板が設けられていない
ので、透明板によってその素子の放熱が妨げられること
なく、当該素子が効率良く冷却される。これにより、全
ての光変調素子について、偏光板の発熱に起因した温度
上昇を抑制でき、それらの素子の光学特性の劣化を防止
できる。
【0091】また、青色光以外の色光用の光変調素子で
は、透明板等によって光入射面等が保護されるので、装
置内部に形成される空気流によってゴミ等が拡散して
も、ゴミ等が光入射面等に直に付着してしまうことを防
止でき、ゴミ等が投写面上に映し出されることはない。
これに対して、青色光用の光変調素子では、光入出射面
にゴミ等が付着する可能性がある。しかし、青色光はそ
の他の色光に比べて比視感度が低いので、光入出射面に
ゴミなどが付着しても、そのゴミは投写面上では目立ち
にくく、投写画像の画質の低下にはほとんど影響を及ぼ
さない。従って、装置内で拡散するゴミ等に影響されず
に高画質の画像を投写できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した投写型表示装置の構成を示す
概略平面図である。
【図2】図1に示す投写型表示装置の照明領域である3
枚の液晶パネルを照明するインテグレータ照明光学系に
ついて示す説明図である。
【図3】第1の光学要素の外観を示す正面図および側面
図である。
【図4】偏光変換素子アレイの外観を示す斜視図であ
る。
【図5】偏光変換素子アレイの機能を示す説明図であ
る。
【図6】遮光板の平面図である。
【図7】液晶パネルおよびその周辺部分を取り出して示
す平面図である。
【図8】図7とは異なる例を示す平面図である。
【図9】ゴミ防止部材の概略断面構成図である。
【図10】ゴミ防止部材を光入射面側から見た時の概略
平面構成図である。
【図11】ゴミ防止部材を光出射面側から見た時の概略
平面構成図である。
【図12】ゴミ防止部材をクロスダイクロイックプリズ
ムに取り付ける様子を示す分解斜視図である。
【図13】従来の投写型表示装置の光学ユニットに組み
込まれている光学系を示す概略構成図である。
【符号の説明】 1 投写型表示装置 2 光源ユニット 3 光学ユニット 4 投写レンズ 5R、5G、5B 液晶パネル 6R、6G、6B 偏光板 7R、7G ゴミ防止部材 8R、8G、8B 偏光板 9R、9G 透明板 11R、11G 透明板 20 光源 30 インテグレータ光学系 40 色分離光学系 50 導光光学系 60 クロスダイクロイックプリズム 73 第1の外枠 74 第2の外枠 75 中枠 81 中間枠板 82 固定枠板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/74 H04N 5/74 K 9/31 9/31 C (72)発明者 幅 慎二 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 Fターム(参考) 2H088 EA14 EA68 HA13 HA16 HA18 HA21 HA24 HA28 MA20 2H091 FA05Z FA08X FA08Z FA11Z FA14Z FA26X FA26Z FA41Z FB06 LA04 LA07 MA07 5C058 AA07 AA08 AB05 AB06 BA30 BA35 EA11 EA26 5C060 BC05 DA04 GB01 HC16 HC25 JA27 JB06 5G435 AA11 AA12 BB17 CC12 DD05 DD09 EE11 FF05 FF15 GG03 GG04

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源から射出された光を、複数の色光に
    分離する色分離手段と、この色分離手段により分離され
    た前記複数の色光を画像情報に対応して変調する複数の
    光変調素子と、これらの光変調素子により変調された各
    色光を合成する色合成手段と、この色合成手段により合
    成された光を拡大投写する投写手段とを有する投写型表
    示装置において、 前記複数の色光のうち、一つの色光は青色光であり、 前記青色光を除く色光を変調する光変調素子の光入射面
    および光出射面の少なくとも片面には、透明板が設けら
    れていることを特徴とする投写型表示装置。
  2. 【請求項2】 光源から射出された光を、複数の色光に
    分離する色分離手段と、この色分離手段により分離され
    た前記複数の色光を画像情報に対応して変調する複数の
    光変調素子と、これらの光変調素子により変調された各
    色光を合成する色合成手段と、この色合成手段により合
    成された光を拡大投写する投写手段とを有する投写型表
    示装置において、 前記複数の色光のうち、一つの色光は青色光であり、 前記青色光を除く色光を変調する光変調素子の光入射面
    および光出射面の少なくとも片面側には透明板が設けら
    れ、 前記透明板と前記光入射面または前記光出射面との間は
    ゴミ防止部材により外部と遮断されていることを特徴と
    する投写型表示装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、前記青色光
    を除く色光は、赤色光および緑色光であることを特徴と
    する投写型表示装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または2において、前記光変調
    素子の光入射面側に位置する前記透明板の光入射面側に
    は、偏光面が互いに直交する偏光光のうち、一方を透過
    させ、他方を反射する反射型の偏光板が配置されている
    ことを特徴とする投写型表示装置。
  5. 【請求項5】 請求項2において、前記ゴミ防止部材
    は、前記光変調素子および前記透明板を保持していると
    共に、前記色合成手段の光入射面に着脱可能な状態で固
    定されていることを特徴とする投写型表示装置。
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