JP2000098038A - 放射線検出器および放射線モニタ - Google Patents

放射線検出器および放射線モニタ

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JP2000098038A
JP2000098038A JP26997898A JP26997898A JP2000098038A JP 2000098038 A JP2000098038 A JP 2000098038A JP 26997898 A JP26997898 A JP 26997898A JP 26997898 A JP26997898 A JP 26997898A JP 2000098038 A JP2000098038 A JP 2000098038A
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radiation
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radiation detector
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Kenichi Mogi
健一 茂木
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 広域の測定レンジでの測定に対応し、検出器
やサンプラのコストを削減する放射線検出器および放射
線モニタを得る。 【解決手段】 受感面積の大きい第1のセンサー1と受
感面積の小さい第2のセンサー2とを1台の検出器3内
に配置して、測定対象の流体が流れる不図示のサンプラ
内に検出器3を配置する。第1のセンサー1と第2のセ
ンサー2との受感面積比は104 とし測定対象が低濃度
の放射能を有する場合は、第1の測定装置5で測定した
計数率を表示し、高濃度の放射能の場合は、第2の測定
装置7で測定した計数率を表示する。第1のセンサーに
対応する測定レンジと第2のセンサーに対応する測定レ
ンジとを適切に設定し、測定レンジを切り換えることに
より広域の測定レンジを可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、測定レンジの広
い放射線測定が可能な放射線検出器、およびこの放射線
検出器を用いた放射線モニタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の放射線モニタとしては、
例えば、図8〜図10に示す装置があった。図8は低濃
度を対象とした放射線モニタで、図9は高濃度を対象と
した放射線モニタである。図8の放射線モニタの測定レ
ンジ上限と、図9の放射線モニタのレンジ下限は、図1
0(a)(b)に示すように適度にオーバーラップし、
両方の装置で必要な測定レンジをカバーしていた。
【0003】図8において、31は測定対象からの放射
線を電流パルス信号として検出する第1の検出器、4は
第1の検出器31で検出された電流パルス信号を電圧パ
ルス信号に変換する第1のプリアンプである。81は遮
蔽体82と容器83から構成される第1のサンプラで、
遮蔽体82は第1の検出器31を環境放射線から遮蔽す
る遮蔽体で、容器83は測定対象の容積を確保するため
の容器である。
【0004】5は第1のメインアンプ51と第1の波高
弁別器52と第1のカウンタ53と第1の演算器54と
第1の表示器55から構成される第1の測定装置であ
る。51は第1のプリアンプ4からの電圧信号パルスを
増幅するとともに波形を成形する第1のメインアンプ、
52は第1のメインアンプ51の出力信号パルスの波高
を弁別する第1の波高弁別器、53は第1の波高弁別器
52の出力信号パルスの数をカウントする第1のカウン
タ、54は第1のカウンタから定周期毎にカウント値を
入力して計数率を演算する第1の演算器、55は第1の
演算器の出力として計数率を表示する第1の表示器であ
る。
【0005】図9において、32は第1の検出器31よ
り受感面積が小さい第2の検出器、6は第2の検出器3
2で検出された電流パルス信号を電圧パルス信号に変換
する第2のプリアンプである。84は遮蔽体85と容器
86から構成される第2のサンプラで、遮蔽体85は第
2の検出器32を環境放射線から遮蔽する遮蔽体、容器
86は容器83より測定対象の容積が小さい容器であ
る。
【0006】7は第2のメインアンプ71と第2の波高
弁別器72と第2のカウンタ73と第2の演算器74と
第2の表示器75から構成される第2の測定装置であ
る。71は第2のプリアンプ6からの電圧信号パルスを
増幅するとともに波形を成形する第2のメインアンプ、
72は第2のメインアンプ71の出力信号パルスの波高
を弁別する第2の波高弁別器、73は第2の波高弁別器
72の出力信号パルスの数をカウントする第2のカウン
タ、74は第2のカウンタから定周期毎にカウント値を
入力して計数率を演算する第2の演算器、75は第2の
演算器の出力として計数率を表示する第2の表示器であ
る。
【0007】放射線検出器から得られる信号パルスは、
放射線検出器内の放射線を感知するセンサーと測定装置
の応答特性で決まる有限のパルス幅を持っており、また
測定可能な計数率の上限があるため、広い測定レンジを
カバーするには、検出効率の違う複数台の検出器とサン
プラの組合せが必要である。
【0008】このため、図8に示す第1のサンプラ81
と図9に示す第2のサンプラ84とを流体の流れに対し
て直列または並列に接続し、測定対象の系統にそれぞれ
接続する。この場合、容器83は容器86に対して、例
えば容積が2桁程度大きく、第1の検出器31は第2の
検出器32に対して例えば受感面積が2桁程度大きくな
るように構成することにより、図10のように1桁のオ
ーバーラップを設けて総合的に7桁というような広い測
定レンジが得られる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の放射線モニタは
以上のように構成されているので、測定レンジの広い放
射線モニタを得ようとすると、信号パルスが重なり合わ
ないように検出効率の違う複数台の検出器とサンプラの
組合せが必要であった。しかし、放射線モニタのコスト
に占める検出器とサンプラの比率が高いため、コストを
低減するためには検出器とサンプラの台数を減らすこと
が課題であった。
【0010】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたものであり、複数個のセンサーからなる1
台の検出器と1台のサンプラとを用いて測定レンジの広
い放射線モニタを得ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】(1)この発明に係わる
放射線検出器は、測定対象に対し放射線の検出感度の異
なる複数個のセンサーを配置し、これらのセンサーから
各々出力するよう構成したものである。
【0012】(2)また、上記(1)の放射線検出器に
おいて、放射線の検出感度の異なる複数個のセンサー
は、放射線の受感面積の異なる複数個のセンサーとした
ものである。
【0013】(3)また、上記(1)または(2)の放
射線検出器において、複数個のセンサーの内、検出感度
の大きい方のセンサーまたは受光面積の大きい方のセン
サーは、センサー単体を複数個配置すると共に電気的に
並列接続して出力するよう構成したものである。
【0014】(4)また、上記(1)〜(3)のいずれ
か1項の放射線検出器において、複数個のセンサーの
内、検出感度の小さい方のセンサーまたは受光面積の小
さい方のセンサーは、コリメータを設けたセンサーとし
たものである。
【0015】(5)また、上記(1)〜(4)のいずれ
か1項の放射線検出器において、センサーとしてCdT
e半導体またはCdCzTe半導体を用いたものであ
る。
【0016】(6)この発明に係る放射線モニタは、上
記(1)〜(5)のいずれか1項の放射線検出器と、予
め検出器の各センサー毎に計数率の測定レンジを決めて
おき、測定の際には、上記各センサーからの出力により
各々計数率を測定し、測定した計数率に応じて上記測定
レンジに対応したセンサーを選択し、その選択したセン
サーにより測定した計数率を出力する測定手段とを備え
たものである。
【0017】(7)また、この発明に係る放射線モニタ
は、上記(1)〜(5)のいずれか1項の放射線検出器
と、予め検出器の各センサー毎に計数率の測定レンジを
決めておき、測定の際には、上記測定レンジに対応した
センサーを選択して計数率を測定する測定手段とを備え
たものである。
【0018】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明の
実施の形態1を図に基づいて説明する。図1は信号の流
れを示すブロック図で、1は測定対象からの放射線を電
流パルス信号として検出する第1のセンサー、2は第1
のセンサー1に比べて放射線の受感面積が小さい第2の
センサー、3は第1のセンサー1と第2のセンサーを搭
載した検出器、4は第1のセンサーの電流パルス信号を
電圧パルス信号に変換する第1のプリアンプ、6は第2
のセンサーに対応した第2のプリアンプ、5は第1のプ
リアンプ4からの電圧パルス信号を入力して計数率を演
算し、表示する測定装置、7は第2のプリアンプに対応
した第2の測定装置である。
【0019】図2は検出器3の実装例を示す図で、8は
測定対象の流体の容積を確保し、環境放射線から検出器
を遮蔽して検出器3が測定対象の放射線を検出する条件
を設定するサンプラである。
【0020】次に動作について説明する。 (1)測定対象の流体はサンプラ8に満たされて必要な
容積が確保される。この流体内の放射能から放射された
放射線は、立体角で決まる確率により第1のセンサー
1、第2のセンサー2に入射する。
【0021】(2)第1のセンサー1、第2のセンサー
2は、入射した放射線を電流パルス信号に変換して出力
する。前記立体角は概ねセンサーの受感面積に比例する
ため、放射能濃度に対するセンサーの検出効率は概ねセ
ンサーの受感面積に比例するので、例えば、第2のセン
サー2の受感面積を1mm×1mmとし、第1のセンサ
ー1の受感面積を10mm×10mmとすれば、その受
感面積の比は102 となり、検出効率の比も概ね102
となり、第2のセンサーの枚数を増加したり、受感面積
を増加することにより容易に104 の検出効率の比が得
られる。それ故、同一放射能濃度における第1のセンサ
ー1、第2のセンサー2の各センサー出力の電流パルス
信号の周波数すなわち計数率は検出効率に比例する。
【0022】(3)各センサーから出力されたパルス信
号は、そのパルス信号が重ならないように、すなわち数
え落としが発生しないように、低濃度の放射能に対して
は、検出感度の高い第1のセンサー1、第1のプリアン
プ4、第1の測定装置5で測定し、高濃度の放射能に対
しては、検出感度の低い第2のセンサー2、第2のプリ
アンプ6、第2の測定装置7で測定する。
【0023】検出器3には、半導体センサー等の平面配
列に適したセンサーを使用することにより、受感面積の
違いは容易に実現でき、かつ、受感面積の違う複数のセ
ンサーを1台の検出器に容易に搭載できる。また、プリ
アンプは環境条件等を考慮し、検出器に搭載するかもし
くは分離して配置する。
【0024】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、1台の検出器に放射線に対して受感面積が異なる複
数のセンサーを搭載したことにより、測定レンジの広い
放射線モニタを、従来、複数台の検出器とサンプラの組
合せで実現していたものを、1台の検出器とサンプラの
組合せで実現できる。
【0025】実施の形態2.以下、この発明の実施の形
態2を図に基づいて説明する。図3は信号の流れを示す
ブロック図で、第1のセンサー1は、単体素子として受
感面積の大きい複数個のセンサーA1 、A2 、A3 、A
4 、・・・を電気的に並列に接続して構成する。第2の
センサー2は、単体素子として受感面積の小さい1個の
センサーBで構成する。なお、4〜7は実施の形態1と
同じブロックである。
【0026】図3でのセンサーの具体的な配列の例を図
4に示す。受感面積の小さいセンサーBを中心に、受感
面積の大きいセンサーA1 、A2 、A3 、A4 、・・・
が取り囲み、全体が正方形になるように配列する。例え
ば、第1のセンサー1は、センサー素子単体A1
2 、A3 、A4 、・・・を100個配列して構成し、
このセンサー素子単体とセンサーB(第2のセンサー)
との受感面積の比を102 とすれば、第1のセンサーと
第2のセンサーの受感面積の比は、概ね104 となる。
【0027】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、センサー単体の受感面積の違いに加えて、受感面積
の大きい方のセンサーを電気的に並列に接続するように
したので、受感面積の違いを更に大きくすることができ
測定レンジの拡大が容易にできる。
【0028】実施の形態3.以下、この発明の実施の形
態3を図に基づいて説明する。図5はこの発明の実施の
形態3の検出器の構造を示す図で、(a)は側面図、
(b)は下方から見た平面図である。図5(a)におい
て、放射線の入射方向に対してセンサー素子単体A1
2、A3 、A4 で構成される第1のセンサーが配置さ
れ、その背後にコリメータ21とセンサーBとで構成さ
れる第2のセンサーを配置した構造とする。
【0029】図5(b)において、第1のセンサーは単
体素子として受感面積の等しいセンサーA1 、A2 、A
3 、A4 が正方形になるように平面的に配列する。その
中心にコリメータ21の孔がくるようにそのコリメータ
21を配置する。そしてコリメータ21の背後にセンサ
ー単体素子A1 、A2 、A3 、A4 と同じ受感面積のセ
ンサーBを配置する。
【0030】第2のセンサー2は、コリメータの穴の径
で受感面積の小さいセンサーを実現し、更に、コリメー
タの高さ(厚さ)で立体角の違いを実現している。例え
ば、第1のセンサー1の受感面積と第2のセンサー2の
コリメータの穴の面積の比を400とし、コリメータの
厚み=dとする。コリメータの厚み=0と仮定した場合
と、コリメータの厚み=dの場合との立体角の比が例え
ば25とすると、第1のセンサー1と第2のセンサー2
(コリメータの厚み=d)の検出効率の比は、概ね10
4 となる。
【0031】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、コリメータにより検出器全体の平面的な広がりを抑
制して検出効率の違いを大きくできるので、受感面積の
違いを容易に大きくすることができ測定レンジの拡大が
簡単に実現できる。また、第1のセンサーと第2のセン
サーの全てのセンサー素子は、1種類のセンサー素子で
構成することができる。
【0032】実施の形態4.上記の実施の形態1〜3
は、センサーとして平面的に配列可能なセンサーを用い
たが、この実施の形態5はその具体的センサーとしてC
dTe半導体またはCdCzTe半導体を使用するもの
である。
【0033】センサーにCdTe半導体またはCdCz
Te半導体を使用することにより、広い測定レンジと高
温仕様が要求される事故時用の放射線モニタを簡素な構
成で実現できる。従来、この種の事故時用の放射線モニ
タとしては高温に耐える検出器としてGM管が用いられ
ていたが、センサーにCdTe半導体またはCdCzT
e半導体を用い、検出器を1台で構成することで、高温
に耐えることができると共に、サンプラの台数が削減で
きる。また、平面配列とすることによりサンプラの寸法
を小型化できる。
【0034】実施の形態5.以下、この発明の実施の形
態5を図に基づいて説明する。図6は、信号の流れを示
すブロック図で、1〜4、6、51〜55、71〜73
は従来と同じブロックである。
【0035】次に動作について説明する。 (1)演算器54は、定周期で第1のカウンタ53およ
び第2のカウンタ73からカウント値を入力し、それぞ
れ定周期毎のパルスの数から計数率を演算する。 (2)第1のカウンタ53に対応した計数率が所定の計
数率n1 (測定レンジの上限値)以下の場合は、演算器
54は第1のカウンタに対応した計数率を出力し、表示
器55に表示する。
【0036】(3)第1のカウンタ53に対応した計数
率が所定の計数率n1 (測定レンジの上限値)を超える
と、演算器54は第2のカウンタ73に対応した計数率
を出力し、表示器55に表示する。この時、第2のカウ
ンタ73に対応した計数率は、実際の計数率に第1のセ
ンサー1の検出効率と第2のセンサー2の検出効率の比
を乗じたものとする。
【0037】(4)第2のカウンタ73に対応した計数
率が低下して所定の計数率n2 (測定レンジの下限値)
以下になったら、演算器54は第1のカウンタ53に対
応した計数率を出力する。この出力切換点n1 、n2
第1のセンサー1と第2のセンサー2が分担している測
定レンジのオーバーラップ領域内に設定し、n1 >n2
の値となるようにヒステリシスを設け、切換がハンチン
グするのを防止する。従って、予めn1 、n2 を設定す
ることにより各センサーに対応する測定レンジが設定さ
れる。
【0038】以上のように、この実施の形態5によれ
ば、広範囲の測定レンジの測定が容易に実現でき、ま
た、演算器54に計数率を切り換える手段を有するよう
にしたので、演算器54と表示器55をそれぞれ複数台
から1台に削減できる。
【0039】実施の形態6.以下、この発明の実施の形
態6を図に基づいて説明する。図7は、信号の流れを示
すブロック図で、22は切換スイッチであり、1〜4、
6、51〜55は従来と同じブロックである。
【0040】次に動作について説明する。 (1)第1のセンサー1からのパルス信号により計数率
を測定する。 (2)第1のセンサー1による計数率が所定の計数率n
1 以下(n1 は測定レンジの上限値)の場合は、演算器
54は切換スイッチ22を第1のセンサー1のパルス信
号が入力されるようにして計数率を測定する。
【0041】(3)第1のセンサー1による計数率が所
定の計数率n1 (測定レンジの上限値)を超えたら、演
算器54は切換スイッチ22を切り換え、第2のセンサ
ー2に対応する計数率を測定する。この時、第2のセン
サー2に対応した計数率は、実際の計数率に第1のセン
サー1の検出効率と第2のセンサー2の検出効率の比を
乗じたものとする。
【0042】(4)第2のセンサー2に対応した計数率
が低下して所定の計数率n2 (測定レンジの下限値)以
下になったら、演算器54は第1のセンサー1に対応し
た計数率を出力する。切換スイッチ22の切換点n1
2 の関係は、実施の形態5の場合と同様で、第1のセ
ンサー1と第2のセンサー2が分担している測定レンジ
のオーバーラップ領域内に設定し、n1 >n2 の値とな
るようにヒステリシスを設け、切換がハンチングするの
を防止する。
【0043】以上のように、この実施の形態6によれ
ば、広範囲の測定レンジの測定が容易に実現でき、ま
た、センサーの出力を切り換える手段を有するようにし
たので、測定装置が1系統でよく、大幅に削減できる。
【0044】実施の形態7.上記実施の形態では検出器
のセンサーは、受感面積により放射線の検出感度(検出
効率)を変化させるセンサーを用いたが、GM管やNa
Iシンチレータ等のように受感体積により検出感度が変
化するセンサーを用いるようにしてもよい。
【0045】また、上記実施の形態では、放射線モニタ
について説明したが、放射線の測定装置一般に適用でき
る。
【0046】
【発明の効果】(1)以上のようにこの発明の請求項1
の放射線検出器によれば、1台の検出器に放射線に対し
て検出感度が異なる複数のセンサーを搭載するようにし
たので、検出器とサンプラを複数台から1台にでき、物
量とコストを大幅に低減できる。
【0047】(2)また、この発明の請求項2の放射線
検出器によれば、1台の検出器に放射線に対して受感面
積が異なる複数のセンサーを搭載するようにしたので、
検出器とサンプラを複数台から1台にでき、物量とコス
トを大幅に低減できる。
【0048】(3)また、この発明の請求項3の放射線
検出器によれば、検出感度または受感面積の大きい方の
センサーは、センサー単体を複数個配置すると共に、電
気的に並列に接続して出力するセンサーとしたので、簡
単な構成で測定レンジを容易に拡大可能な放射線検出器
が得られる。
【0049】(4)また、この発明の請求項4の放射線
検出器によれば、検出感度または受感面積の小きい方の
センサーは、コリメータを設けたセンサーとしたので、
測定対象の放射線を減少させることにより、簡単な構成
で測定レンジを容易に拡大可能な放射線検出器が得られ
る。
【0050】(5)また、この発明の請求項5の放射線
検出器によれば、センサーとしてCdTe半導体または
CdCzTe半導体を使用するようにしたので、コンパ
クトで、且つ、高温環境で使用可能な放射線検出器が得
られる。
【0051】(6)この発明の請求項6の放射線モニタ
によれば、計数率を測定した結果により、最適の測定レ
ンジを選択して計数率を出力するようにしたので、広範
囲の測定レンジの測定が容易に実現できる。
【0052】(7)また、この発明の請求項7の放射線
モニタによれば、最適の測定レンジを選択して計数率を
測定するようにしたので、広範囲の測定レンジの測定が
容易に実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による放射線モニタ
のブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による放射線検出器
を実装した構造を示す図である。
【図3】 この発明の実施の形態2による放射線モニタ
のブロック図である。
【図4】 この発明の実施の形態2によるセンサーの配
列例を示す図である。
【図5】 この発明の実施の形態3による検出器の構造
を示す図である。
【図6】 この発明の実施の形態5による放射線モニタ
のブロック図である。
【図7】 この発明の実施の形態6による放射線モニタ
のブロック図である。
【図8】 従来の低濃度の放射能測定用放射線モニタを
示すブロック図である。
【図9】 従来の高濃度の放射能測定用放射線モニタを
示すブロック図である。
【図10】 放射線モニタの測定レンジを示す図であ
る。
【符号の説明】
1 第1のセンサー 2 第2のセンサー 3 検出器 4 第1のプリアン
プ 5 第1の測定装置 6 第2のプリアン
プ 7 第2の測定装置 8 サンプラ 21 コリメータ 22 切換スイッチ 51 第1のメインアンプ 52 第1の波高弁
別器 53 第1のカウンタ 54 第1の演算器 55 第1の表示器 71 第2のメイン
アンプ 72 第2の波高弁別器 73 第2のカウン
タ 74 第2の演算器 75 第2の表示器

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定対象に対し放射線の検出感度の異な
    る複数個のセンサーを配置し、これらのセンサーから各
    々出力するよう構成した放射線検出器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の放射線検出器において、
    放射線の検出感度の異なる複数個のセンサーは、放射線
    の受感面積の異なる複数個のセンサーとしたことを特徴
    とする放射線検出器。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の放射線検
    出器において、複数個のセンサーの内、検出感度の大き
    い方のセンサーまたは受光面積の大きい方のセンサー
    は、センサー単体を複数個配置すると共に電気的に並列
    接続して出力するよう構成したことを特徴とする放射線
    検出器。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項記載の放射
    線検出器において、複数個のセンサーの内、検出感度の
    小さい方のセンサーまたは受光面積の小さい方のセンサ
    ーは、コリメータを設けたセンサーとしたことを特徴と
    する放射線検出器。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項記載の放射
    線検出器において、センサーとしてCdTe半導体また
    はCdCzTe半導体を用いたことを特徴とする放射線
    検出器。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項記載の放射
    線検出器と、予め検出器の各センサー毎に計数率の測定
    レンジを決めておき、測定の際には、上記各センサーか
    らの出力により各々計数率を測定し、測定した計数率に
    応じて上記測定レンジに対応したセンサーを選択し、そ
    の選択したセンサーにより測定した計数率を出力する測
    定手段とを備えた放射線モニタ。
  7. 【請求項7】 請求項1〜5のいずれか1項記載の放射
    線検出器と、予め検出器の各センサー毎に計数率の測定
    レンジを決めておき、測定の際には、上記測定レンジに
    対応したセンサーを選択して計数率を測定する測定手段
    とを備えた放射線モニタ。
JP26997898A 1998-09-24 1998-09-24 放射線検出器および放射線モニタ Pending JP2000098038A (ja)

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