JP2000097511A - 冷媒加熱式空気調和機 - Google Patents

冷媒加熱式空気調和機

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JP2000097511A
JP2000097511A JP10266391A JP26639198A JP2000097511A JP 2000097511 A JP2000097511 A JP 2000097511A JP 10266391 A JP10266391 A JP 10266391A JP 26639198 A JP26639198 A JP 26639198A JP 2000097511 A JP2000097511 A JP 2000097511A
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refrigerant
heating
temperature
heat exchanger
air conditioner
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JP10266391A
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English (en)
Inventor
Tadashi Ohata
正 大畑
Yutaka Okumura
裕 奥村
Tomohisa Haneda
伴久 羽田
Kazuya Sugiyama
和也 杉山
Haruo Horii
治雄 堀井
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Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Denki Gas Kiki KK
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Denki Gas Kiki KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷媒加熱式空気調和機において、暖房運転開
始時の冷媒の温度が上昇し過ぎる不都合を防止する。 【解決手段】 空気調和機1は、圧縮機11から吐出さ
れた冷媒を、四方弁12・室外側熱交換器13・逆止弁
19・室内側熱交換器4・四方弁12・逆止弁21を経
由して循環させる冷房運転と、四方弁12・室内側熱交
換器4・二方弁23・ガスバーナー36により加熱され
る冷媒加熱器14を経由して循環させる暖房運転とを実
行可能とされたものであって、冷媒の圧力を検出するた
めのサーミスタ31を備えており、暖房運転の開始時に
サーミスタ31の出力に応じてガスバーナー36の燃焼
量を調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、暖房運転時に加熱
手段によって冷媒を加熱する所謂冷媒加熱式の空気調和
機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりこの種冷媒加熱式の空気調和機
は、例えば特開昭58−6372号公報に示されてい
る。即ち、この種空気調和機では、四方切換弁を切り換
えることにより、冷房運転時は圧縮機から吐出された冷
媒を、四方切換弁・室外側熱交換器・開閉弁(或いは逆
止弁)・減圧器・室内側熱交換器・四方切換弁・逆止弁
を通って圧縮機に戻すと共に、暖房運転時には圧縮機か
ら吐出された冷媒を、四方切換弁・室内側熱交換器・も
う一つの開閉弁・バーナーにて加熱される冷媒加熱器を
通って圧縮機に戻すように構成されていた。
【0003】ところで、この種冷媒加熱式の空気調和機
では、外気温度が低い環境においては室外側熱交換器内
に寝込む冷媒が多くなるため、冷媒の圧力が低下する。
係る環境下で暖房運転を開始すると、冷媒の温度が上昇
し過ぎる場合があり、そのため、従来では暖房運転開始
時にはバーナーの燃焼に制限をかけていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、暖房運
転を開始する時に上記の如くバーナーを制限燃焼させて
も、特に外気温度が低くなる状況では冷媒の温度が異常
に上昇してしまうため、保護動作が働き、バーナーの燃
焼が停止してしまう問題があった。
【0005】本発明は、係る従来の技術的課題を解決す
るために成されたものであり、冷媒加熱式の空気調和機
において、暖房運転開始時の冷媒の温度が上昇し過ぎる
不都合を防止することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の空気調和機は、
圧縮機から吐出された冷媒を、流路切換手段・室外側熱
交換器・第1の逆止弁・室内側熱交換器・流路切換手段
・第2の逆止弁を経由して循環させる冷房運転と、流路
切換手段・室内側熱交換器・開閉弁・加熱手段により加
熱される冷媒加熱器を経由して循環させる暖房運転とを
実行可能とされたものであって、冷媒の圧力を検出する
ための圧力検出手段と、制御手段とを備えており、この
制御手段は、暖房運転の開始時に圧力検出手段の出力に
応じて加熱手段の加熱量を調整するものである。
【0007】本発明によれば、冷媒の圧力を検出するた
めの圧力検出手段と、制御手段とを設け、この制御手段
により、暖房運転の開始時に圧力検出手段の出力に応じ
て加熱手段の加熱量を調整するようにしたので、例えば
請求項2の如く、暖房運転を開始する際、冷媒の圧力が
低い場合には加熱手段の加熱量を制限すると共に、所定
時間後、冷媒の圧力が所定値以上に上昇しない場合に
は、加熱手段の加熱量を最小値に低下させることによ
り、暖房運転開始時に冷媒の温度が上昇し過ぎる不都合
を防止することができるようになる。
【0008】これにより、特に外気温度が低い環境下な
どにおいても、冷媒の異常温度上昇による保護動作で加
熱手段が停止するなどの不都合を未然に回避することが
可能となり、暖房運転を円滑に開始することができるよ
うになるものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
形態を詳述する。図1は本発明の空気調和機1の冷媒回
路図、図2は空気調和機1の室内機2の電気回路図、図
3は同じく室外機3の電気回路図である。
【0010】図1において、空気調和機1は、空調され
る室内に設置された室内機2と、屋外に設置された室外
機3とから成る。室内機2にはスリットフィン式の室内
側熱交換器4とクロスフローファン6が内蔵されてお
り、このクロスフローファン6はファンモーター7にて
駆動される。また、8は室温を検出する室温センサーで
あり、9は室内側熱交換器4の温度を検出する熱交温度
センサーである。
【0011】一方、室外機3には冷媒を循環する手段と
しての圧縮機11、流路切換手段としての四方弁12、
室外側熱交換器13、キャピラリチューブ18、冷媒加
熱器14及びバーナー部16などが設置されており、こ
れら室外機3内の機器と室内機2内の機器は接続用の冷
媒配管17A、17Bにて図1に示す如く接続される。
【0012】即ち、圧縮機11の吐出側は四方弁12を
介して室外側熱交換器13に配管接続され、室外側熱交
換器13は減圧装置としての前記キャピラリチューブ1
8、逆止弁19(第1の逆止弁)及び冷媒配管17Aを
介して室内側熱交換器4に接続される。そして、室内側
熱交換器4は冷媒配管17B、四方弁12、逆止弁21
(第2の逆止弁)及びアキュムレータ22を介して圧縮
機11の吸込側に接続される。尚、上記逆止弁19は室
内側熱交換器4側を順方向とされ、逆止弁21はアキュ
ムレータ22側を順方向とされている。
【0013】また、冷媒加熱器14の入口側は開閉弁と
しての二方弁23を介して逆止弁19の順方向側に接続
されると共に、出口側は逆止弁21の順方向側に接続さ
れている。更に、四方弁12の冷媒配管17B側と逆止
弁19の順方向側の間は、オリフィス27が接続された
逃がし回路28にて連通されている。
【0014】尚、26は圧縮機11の吐出側の配管に取
り付けられたサーミスタであり、31は四方弁12の冷
媒配管17B側の配管に取り付けられたサーミスタ(圧
力検出手段)、32は冷媒加熱器14の出口側に取り付
けられたサーミスタである。また、33は室外側熱交換
器13に送風するプロペラファンであり、室外ファンモ
ーター34にて駆動される。
【0015】他方、バーナー部16は加熱手段としての
ガスバーナー36と、このガスバーナー36にガスを供
給するガス供給管35と、このガス供給管35に介設さ
れて前記ガスバーナー36に供給されるガス量を調節す
るガス比例弁37、このガス比例弁37とガス入口間の
ガス供給管35に安全のために二つ介設されたガス電磁
弁38、39及びガス元栓41、そして、ガスバーナー
36に送風する燃焼ファン42及びこの燃焼ファン42
を駆動するバーナーモーター43などから成る。尚、バ
ーナーとしては灯油バーナーでも良い。
【0016】そして、前記冷媒加熱器14は上記ガスバ
ーナー36から加熱される位置に設置される。尚、44
及び46は冷媒加熱器14の温度を検出して溶断する温
度ヒューズ及び開閉するバイメタルスイッチである。ま
た、ガスバーナー36の排気は排気口47から排出され
る。
【0017】冷房運転時、四方弁12が非通電の状態
で、圧縮機11から吐出された冷媒は図中破線矢印で示
す如く四方弁12から室外側熱交換器13に流入し、そ
こで凝縮液化した後、キャピラリチューブ18で減圧さ
れる。そして、逆止弁19を経て室内側熱交換器4に流
入し、そこで蒸発することにより周囲から熱を奪って冷
却作用を発揮する。
【0018】室内側熱交換器4により冷却された冷気は
クロスフローファン6にて室内に吹き出されて冷房が行
われる。また、室内側熱交換器4を出た冷媒は、逃がし
回路28のオリフィス27を経て来る冷媒の一部と共に
逆止弁21を経てアキュムレータ22に入り、そこで気
液分離され、ガス冷媒のみが圧縮機11に帰還する。
尚、この場合二方弁23は閉じておく。
【0019】一方、暖房運転時は、四方弁12が通電さ
れて切り替わり、圧縮機11から吐出された冷媒が図中
実線矢印の如く室内側熱交換器4に流入するようにな
る。室内側熱交換器4から出た冷媒は開放されている二
方弁23を経て冷媒加熱器14に流入する。
【0020】この冷媒加熱器14に流入した冷媒はバー
ナー部16のガスバーナー36により加熱される。そし
て、冷媒加熱器14から出た冷媒はアキュムレータ22
を経て圧縮機11に帰還する。このようにして室内側熱
交換器4には加熱冷媒が循環されることにより、加熱作
用を発揮する。室内側熱交換器4により加熱された暖気
はクロスフローファン6にて室内に吹き出されて暖房が
行われる。
【0021】この暖房運転において、圧縮機11からの
吐出冷媒はキャピラリチューブ18にて減圧されること
がない。従って、圧縮機11は加熱されたガス冷媒を循
環させるのみの冷媒循環手段として動作する。よって、
暖房運転時は、圧縮機11を単に冷媒循環用のポンプに
換えることも可能である。
【0022】次に、図2の室内機2の電気回路におい
て、51は汎用マイクロコンピュータから成る室内マイ
コンであり、この室内マイコン51には前記室内センサ
ー8及び熱交センサー9が接続されている。更に、室内
マイコン51には設定スイッチ、表示器、リモコンから
の受信器などが設けられた基板52が接続されている。
【0023】また、室内マイコン51には駆動回路53
を介してフラップモーター54が接続される。このフラ
ップモーター54は室内機2に取り付けられた風向調整
用の図示しないフラップを駆動するものである。更に、
室内マイコン51には位相制御回路56を介してファン
モーター7が接続される。尚、57はファンモーター用
のコンデンサである。従って、ファンモーター7は位相
制御回路56によって回転数が制御される。
【0024】尚、これらにはコンセント58から二連の
電源スイッチ59を介して供給される電力がフィルター
61や降圧トランス62、直流定電圧電源63、64を
介して供給されることになる。
【0025】また、電源スイッチ59の一方は端子板の
1番端子に接続され、他方は端子板の3番端子にそのま
ま接続される。更に、前記電源スイッチ59の他方はパ
ワーリレー66を介して端子板の2番端子に接続される
と共に、四方弁用のスイッチ67を介して端子板の4番
端子に接続される。
【0026】一方、図3の室外機3の電気回路におい
て、68は圧縮機11を駆動するモーターであり、オー
バーロードリレー69及びパワーリレー66を介して端
子板の1番端子と2番端子間に接続されている。また、
ファンモーター34はリレー接点71を介して前記端子
板の1番端子と2番端子間に接続されている。そして、
端子板の1番端子と2番端子間には更に運転信号検出回
路72が接続され、この運転信号検出回路72の出力は
汎用マイクロコンピュータから成る室外機マイコン73
に入力されている。
【0027】四方弁12は前記端子板の1番端子と4番
端子間に接続されている。そして、端子板の1番端子と
4番端子間には更に冷暖信号検出回路76が接続され、
この冷暖信号検出回路76の出力も室外機マイコン73
に入力されている。
【0028】また、端子板の1番端子と3番端子間には
フィルター77を介して、二方弁23とリレー接点78
の直列回路、バーナーモーター43とトライアック(双
方向三端子サイリスタ)79の直列回路、前記ガスバー
ナー36のイグナイター82とリレー接点83の直列回
路、及び、リレー接点84と全波整流回路86の直列回
路がそれぞれ並列に接続される。
【0029】前記トライアック79のゲートには室外機
マイコン73に接続された位相制御回路94が接続され
る。更に、全波整流回路86の出力には前記ガス電磁弁
39、38が並列接続されると共に、ガス電磁弁38に
は直列にリレー接点87が接続されている。
【0030】室外機マイコン73には前記各サーミスタ
26、31、32が接続されると共に、エラー表示など
を行うLEDを備えた表示回路88も接続されている。
また、室外機マイコン73には比例弁駆動回路89を介
してガス比例弁37が接続されると共に、前記各リレー
接点87、84、83、78及び71を開閉するための
コイルC・・を備えたリレー駆動回路93も接続されて
いる。
【0031】また、室外機マイコン73にはガス切換用
のデータが格納された読み書き可能なEEPROMから
成るメモリ91が接続されると共に、他のデータが格納
されたEEPROMから成るメモリ92も接続されてい
る。尚、このメモリ92はメモリ91と兼用しても良
い。更に、室外機マイコン73にはガスバーナー36の
炎を検出するフレームロッド96を備えたフレームセン
サー回路97が接続されている。
【0032】尚、前記コイルCにはフィルター77を介
して供給される電力が電源トランス98、直流定電圧電
源99、前記温度ヒューズ44及びバイメタルスイッチ
46を介して供給されることになる。また、電源トラン
ス98の二次側に接続された直流定電圧電源101は室
外機マイコン73の電源となると共に、電源トランス9
8の2次側はまたフレームセンサー回路97に給電す
る。
【0033】そして、係る室内機2と室外機3の各端子
板の1番端子と1番端子、2番端子と2番端子、3番端
子と3番端子、及び、4番端子と4番端子はそれぞれ内
外接続線102(図1)にて配設接続されることにな
る。
【0034】以上の構成で空気調和機1の動作を説明す
る。電源スイッチ59は閉じられているものとし、基板
52に使用者により冷房運転が指示されると、室内マイ
コン51はスイッチ67を開く。これにより、四方弁1
2は非通電となる。また、冷暖信号検出回路76に電圧
が現れないので、その出力に基づき室外機マイコン73
は冷房運転を認識すると共に、リレー接点78を開いて
二方弁23を閉じる。これにより、冷媒の流れは前述の
冷房運転時の流れとなる。
【0035】この状態で、室内マイコン51は室温セン
サー8の出力に基づき、室温が設定温度より高い場合は
パワーリレー66、66を閉じて圧縮機11を起動(O
N)すると共に、クロスフローファン6を運転して前述
の如く室内を冷房する。この冷房運転によって、室温が
設定温度以下に降下すれば室内マイコン51は室温セン
サー8の出力に基づき、パワーリレー66、66を開い
て圧縮機11を停止(OFF)する。このON/OFF
の切換動作には温度ディファレンシャル又は時間による
ディファレンシャルを設けてON/OFFのチャタリン
グを防止している。
【0036】尚、圧縮機11の起動により運転信号検出
回路72にも電圧が現れるので室外機マイコン73はそ
の出力に基づき、リレー接点71を閉じて室外ファンモ
ーター34を運転する。また、圧縮機11が停止すると
運転信号検出回路72にも電圧が現れなくなるので、そ
の出力変化に基づいて室外機マイコン73は室外ファン
モールド34を停止する。
【0037】そして、再び室温が設定温度に上昇したら
(三分間のセーフタイム有り)、室内マイコン51は再
びパワーリレー66、66を閉じて圧縮機11を起動す
る。係る冷房運転によって室内は設定温度に冷房され
る。
【0038】次に、使用者により暖房運転が指示された
場合の動作を図4のフローチャートを参照しながら説明
する。この暖房運転では、室内マイコン51はスイッチ
67を閉じるので、四方弁12が通電される(ステップ
S1)。これにより、冷媒の流れは前述の暖房運転時の
流れとなる。また、冷暖信号検出回路76に電圧が現れ
るので、その出力変化に基づき室外機マイコン73は暖
房運転を認識するが、リレー接点78は引き続き開いて
二方弁23を閉じている(ステップS2)。
【0039】一方、室内マイコン51は、パワーリレー
66、66を閉じて圧縮機11を起動(ON)する。こ
れにより、室外側熱交換器13内に溜まり込んでいた冷
媒は逆止弁21、アキュムレータ22を経て圧縮機11
の吸込側に回収される。即ち、室外機マイコン73は暖
房開始に先立ち、冷媒回収運転を実行する。そして、運
転開始からt2時間経過すると(ステップS3)、室外
機マイコン73は二方弁23を開くと共に(ステップS
4)、サーミスタ31が検出する温度TPが所定のコー
ルドスタート温度T1より低いか否か判断する(ステッ
プS5)。
【0040】そして、冷媒の圧力が低く、温度TP<T
1の場合にはガスバーナー36を後述する制限された燃
焼量で燃焼させる(ステップS6)。即ち、前述の如く
圧縮機11が起動されると運転信号検出回路72にも電
圧が現れているので、その出力変化に基づいて室外機マ
イコン73は各リレー接点を操作してガス電磁弁38、
39を開くと共に、ガス比例弁37を開いてガスバーナ
ー36にガスを供給する。また、イグナイター82に通
電してガスバーナー36に点火(運転:ON)すると共
に、バーナーモーター43により燃焼ファン42を運転
してガスバーナー36に送風する。
【0041】このとき、ガスバーナー36における燃焼
量は室外機マイコン73の制御によるガス比例弁37の
開度及びバーナーモーター43の回転数調整により変更
可能とされているが、この場合には室外機マイコン73
は前述の如く例えば61%の燃焼量に制限して運転する
(ステップS6)。
【0042】次ぎに運転開始から時間t1(例えば一分
など。但しt2<t1)が経過すると(ステップS7)
と、今度は温度TPが温度T1よりも高い温度T2より
高くなったか否か判断する(ステップS8)。即ち、運
転開始から時間t2経過した後、t1までは少なくとも
制限燃焼が継続される。尚、同時に室外機マイコン73
の機能としてのカウンタをリセットする。
【0043】そして、冷媒の圧力が上昇せず、温度TP
<T2の場合には室外機マイコン73はガス比例弁37
の開度及びバーナーモーター43の回転数調整により、
ガスバーナー36の燃焼量を例えば43%〜44%の最
小燃焼とする(ステップS9)。
【0044】そして、係る最小燃焼を継続する過程で冷
媒圧力が上昇して行き、温度TPが上昇して温度TPが
温度T2以上に上昇すると、室外機マイコン73は今度
は温度TPが温度T2より更に高い制限燃焼解除温度T
3以上となったか否か判断し(ステップS10)、そこ
まで上昇していない場合にはガス比例弁37の開度及び
バーナーモーター43の回転数調整により、ガスバーナ
ー36の燃焼量を前記制限燃焼とする(ステップS1
2)。
【0045】係る制限燃焼を継続する過程で冷媒圧力が
上昇して行き、温度TPが上昇して温度TPが温度T3
以上に上昇すると、室外機マイコン73はガス比例弁3
7の開度及びバーナーモーター43の回転数調整によ
り、ガスバーナー36の燃焼量の制限を解除して100
%燃焼とする(ステップS11)。
【0046】このように、サーミスタ31の検出値によ
って冷媒の圧力を判断し、暖房運転を開始する際、温度
TPがT1より低く、冷媒の圧力が低い場合にはガスバ
ーナー36の燃焼量を制限すると共に、時間t1経過
後、冷媒の圧力が所定値以上に上昇せず、温度TPがT
2以上にならない場合には、ガスバーナー36の燃焼量
を最小値に低下させるので、暖房運転開始時に冷媒の温
度が上昇し過ぎて後述する保護動作が実行される不都合
を防止することができるようになる。
【0047】以後は、通常の暖房制御を行う。即ち、室
内マイコン51は室温センサー8の出力に基づき、室温
が設定温度(即ち、下限温度:例えば+22℃)より低
い場合はパワーリレー66、66を閉じて圧縮機11を
起動(ON)すると共に、クロスフローファン6を運転
する。圧縮機11が起動されると運転信号検出回路72
にも電圧が現れるので、その出力変化に基づき室外機マ
イコン73は各リレー接点を操作してガス電磁弁38、
39を開くと共に、ガス比例弁37を開いてガスバーナ
ー36にガスを供給する。また、イグナイター82に通
電してガスバーナー36に点火(運転:ON)すると共
に、バーナーモーター43により燃焼ファン42を運転
してガスバーナー36に送風する。
【0048】尚、前述の如くガスバーナー36における
燃焼量は室外機マイコン73の制御によるガス比例弁3
7の開度及びバーナーモーター43の回転数調整により
変更可能とされているが、通常は100%の燃焼量で運
転される。
【0049】上記の如く冷媒加熱器14の加熱が行わ
れ、前述の如く室内を暖房する。この暖房運転によっ
て、室温が前記設定温度+1℃の上限温度(+23℃)
に上昇したら室内マイコン51は室温センサー8の出力
に基づき、パワーリレー66、66を開いて圧縮機11
を停止(OFF)する。この圧縮機11の停止により運
転信号検出回路72にも電圧が現れなくなるので、その
出力変化によって室外機マイコン73は各ガス電磁弁3
8、39を閉じ、ガスバーナー36を消火(種火の状
態)する(燃焼停止:OFF)。
【0050】そして、再び室温が設定温度に降下したら
(三分間のセーフタイム有り)、室内マイコン51は再
びパワーリレー66、66を閉じて圧縮機11を起動す
る。そして、室外機マイコン73は係る圧縮機11の起
動に基づき、前述同様にガスバーナー36に点火する。
係る暖房運転によって室内は設定温度付近に暖房され
る。
【0051】尚、室外機マイコン73はサーミスタ32
が検出する温度TPが例えば+55℃以上となった場合
にはガス比例弁37とバーナーモーター43を調整して
ガスバーナー36の燃焼量を落とす操作を行い、それに
よって、冷媒の温度を+55℃に維持するものである。
【0052】また、係る暖房運転中、室内側熱交換器4
の熱交換効率が低い場合などには、冷媒の圧力が上昇し
て行く。この圧力上昇により前記サーミスタ31が検出
する温度TPが所定の制限燃焼開始温度T4より高くな
ると(図5のステップS13)、室外機マイコン73は
ガス比例弁37とバーナーモーター43を調整してガス
バーナー36の燃焼量を前述の制限燃焼とする(ステッ
プS14)。
【0053】そして、これを時間t3継続した後(ステ
ップS15)、今度は温度TPが前記T4よりも低くな
らなかった場合には、室外機マイコン73はガス比例弁
37とバーナーモーター43を調整してガスバーナー3
6の燃焼量を前述の最小燃焼とする(ステップS1
7)。
【0054】係る燃焼量の低下によって温度TPが低下
して行き、温度T4より低くなると今度は制限燃焼解除
温度T5(T5<T4)より温度TPが低くなったか否
か判断し、低くなっていない場合には室外機マイコン7
3はガス比例弁37とバーナーモーター43を調整して
ガスバーナー36の燃焼量を制限燃焼とする(ステップ
S19)。
【0055】そして、温度TPが温度T5より低くなっ
たら室外機マイコン73はガス比例弁37とバーナーモ
ーター43を調整してガスバーナー36の燃焼量の制限
を解除する(ステップS20)。
【0056】尚、係る燃焼制御によっても冷媒の温度が
上昇(圧力も上昇)してサーミスタ32が検出する温度
が例えば+80℃(+80℃〜+90℃の何れかの温度
に設定)等の異常高温度に達した場合、室外機マイコン
73はガスバーナー36を強制消火(OFF)する。そ
して、サーミスタ32の検出する温度が例えば+50℃
などの温度に低下するのを待つ保護動作を実行する。
【0057】係るガスバーナー36の消火によってサー
ミスタ32が検出する温度が前記異常高温度以下に低下
すると、室外機マイコン73はリレー接点78は開いて
二方弁23を閉じる。これにより、室外側熱交換器13
内に漏れ出して溜まり込んだ冷媒は逆止弁21、アキュ
ムレータ22を経て圧縮機11の吸込側に回収される。
即ち、前述同様の冷媒回収運転を実行する。そして、前
記時間t1だけ冷媒回収運転を実行した後、二方弁23
を開け、冷媒を冷媒加熱器14に流して前述の暖房制御
に戻る。
【0058】ここで、係る異常事態が3回発生した場
合、室外機マイコン73は表示回路88にエラー表示を
行って空気調和機1の運転を停止する。しかしながら、
前述の如くサーミスタ31の検出値によって室外機マイ
コン73は冷媒の圧力上昇を判断しており、圧力が上昇
した場合にはガスバーナー36の燃焼量を制限燃焼、最
小燃焼と低下させるので、上記の如き温度上昇による保
護動作の頻繁な作動を未然に回避することが可能とな
る。これにより、エラー停止に至る期間を延長し、若し
くは、エラー停止すること無く暖房運転を継続して快適
性と能力の改善を図ることができるようになる。
【0059】尚、係るエラー停止は電源スイッチ59の
再投入によってクリアされる。また異常事態の回数をカ
ウントするカウンタも暖房運転の開始時にリセットされ
るものとする。
【0060】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明によれば、冷媒
の圧力を検出するための圧力検出手段と、制御手段とを
設け、この制御手段により、暖房運転の開始時に圧力検
出手段の出力に応じて加熱手段の加熱量を調整するよう
にしたので、例えば請求項2の如く、暖房運転を開始す
る際、冷媒の圧力が低い場合には加熱手段の加熱量を制
限すると共に、所定時間後、冷媒の圧力が所定値以上に
上昇しない場合には、加熱手段の加熱量を最小値に低下
させることにより、暖房運転開始時に冷媒の温度が上昇
し過ぎる不都合を防止することができるようになる。
【0061】これにより、特に外気温度が低い環境下な
どにおいても、冷媒の異常温度上昇による保護動作で加
熱手段が停止するなどの不都合を未然に回避することが
可能となり、暖房運転を円滑に開始することができるよ
うになるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の空気調和機の冷媒回路図である。
【図2】本発明の空気調和機の室内機の電気回路図であ
る。
【図3】本発明の空気調和機の室外機の電気回路図であ
【図4】暖房運転開始時の動作を示すフローチャートで
ある。
【図5】暖房運転中の動作を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 空気調和機 2 室内機 3 室外機 4 室内側熱交換器 11 圧縮機 12 四方弁(流路切換手段) 13 室外側熱交換器 14 冷媒加熱器 16 バーナー部 23 二方弁(開閉弁) 31 サーミスタ(圧力検出手段) 36 ガスバーナー(加熱手段) 51 室内マイコン 73 室外機マイコン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奥村 裕 大阪府守口市大日東町1番1号 三洋電機 ガス機器株式会社内 (72)発明者 羽田 伴久 大阪府守口市大日東町1番1号 三洋電機 ガス機器株式会社内 (72)発明者 杉山 和也 大阪府守口市大日東町1番1号 三洋電機 ガス機器株式会社内 (72)発明者 堀井 治雄 大阪府守口市大日東町1番1号 三洋電機 ガス機器株式会社内 Fターム(参考) 3L060 AA08 CC16 DD02 EE08 3L092 MA01 NA13 PA11

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機から吐出された冷媒を、流路切換
    手段・室外側熱交換器・第1の逆止弁・室内側熱交換器
    ・前記流路切換手段・第2の逆止弁を経由して循環させ
    る冷房運転と、前記流路切換手段・前記室内側熱交換器
    ・開閉弁・加熱手段により加熱される冷媒加熱器を経由
    して循環させる暖房運転とを実行可能とされた空気調和
    機において、 冷媒の圧力を検出するための圧力検出手段と、制御手段
    とを備え、この制御手段は、前記暖房運転の開始時に前
    記圧力検出手段の出力に応じて前記加熱手段の加熱量を
    調整することを特徴とする冷媒加熱式空気調和機。
  2. 【請求項2】 制御手段は、暖房運転を開始する際、冷
    媒の圧力が低い場合には加熱手段の加熱量を制限すると
    共に、所定時間後、冷媒の圧力が所定値以上に上昇しな
    い場合には、前記加熱手段の加熱量を最小値に低下させ
    ることを特徴とする請求項1の冷媒加熱式空気調和機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20170026110A (ko) * 2015-08-27 2017-03-08 아이신세이끼가부시끼가이샤 엔진 구동식 공기 조화 장치
JPWO2019038797A1 (ja) * 2017-08-21 2020-03-26 三菱電機株式会社 空気調和装置および膨張弁ユニット
JP2021127875A (ja) * 2020-02-17 2021-09-02 パナソニックIpマネジメント株式会社 空気調和機

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