JP2000096939A - 板ガラス体保持部材及び板ガラス体 - Google Patents

板ガラス体保持部材及び板ガラス体

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JP2000096939A
JP2000096939A JP11311231A JP31123199A JP2000096939A JP 2000096939 A JP2000096939 A JP 2000096939A JP 11311231 A JP11311231 A JP 11311231A JP 31123199 A JP31123199 A JP 31123199A JP 2000096939 A JP2000096939 A JP 2000096939A
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glass
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JP11311231A
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Michihiro Masakage
道裕 正影
Masaki Mamiya
昌樹 間宮
Tetsuya Yokota
哲也 横田
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Nippon Sheet Glass Co Ltd
Original Assignee
Nippon Sheet Glass Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複層ガラス本体に嵌め付けやすく、且つ、嵌
め付けた後は安定した取付状態が得られて外れ難い複層
ガラス保持部材を提供する。 【解決手段】 複層ガラス本体6の周縁部を受入自在な
凹溝部8を備えた硬質の部材本体6aと一体的に設けて
あって且つ凹溝部8に複層ガラス本体6を受け入れた状
態での部材本体6aと複層ガラス本体6の表裏面との間
に弾性変形自在に介在する軟質保持部6bを構成する
に、凹溝部8に受け入れる複層ガラス本体6を弾性変形
力によって挟持する一対の挟持片部12を、凹溝部8の
両縁部からそれぞれ溝内側へ突出させて設け、部材本体
6aを構成するに、複層ガラス本体6の幅寸法に合わせ
て凹溝部8の底部9を幅狭に形成すると共に、底部9よ
り凹溝開口部側に底部9より幅広の広幅部10を設け、
挟持片部12の弾性変形を許容する変形許容空間13を
広幅部10に形成してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、板ガラス体本体の
周縁部を受入自在な凹溝部を備えた硬質の部材本体を、
板ガラス体支持用枠体に嵌め込み自在に形成し、前記凹
溝部に前記板ガラス体本体を受け入れた状態での前記部
材本体と前記板ガラス体本体の表裏面との間に弾性変形
自在に介在する軟質保持部を、前記部材本体と一体的に
設けてある板ガラス体保持部材、及び、板ガラス体に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の板ガラス体保持部材とし
ては、図16に示すように、前記凹溝部8を形成する部
材本体25の対向した両側一対の周壁部25aを、平行
に配置し、その一対の周壁部25aに、それぞれ軟質シ
ートからなる軟質保持部26を接着して構成してあるも
のがあり、前記軟質保持部26どうしの隙間27の幅寸
法が、板ガラス体本体6の厚さ寸法より小さくなるよう
に各部材寸法の設定をして、前記隙間27におさめた板
ガラス体本体6を、軟質保持部26の厚み方向の弾性反
発力で挟持できるようにしてあるものであった。また、
従来の板ガラス体としては、上述の従来の板ガラス体保
持部材を、周縁部に嵌め付けて構成してあるものがあっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の板ガラ
ス体保持部材によれば、板ガラス体本体6に取り付ける
のに、軟質保持部材26を厚み方向に弾性変形させなが
ら前記隙間27へ板ガラス体本体6が入り込むようにし
て嵌め付ける訳であるが、それをスムースに実施できる
ようにするためには、例えば、前記隙間27の幅寸法を
広めに調整して板ガラス体本体6に軟質保持部材26が
強く接当しないようにしたり、軟質保持部材26に変形
し易い材質のものを使用することが考えられる。しか
し、これらの場合、板ガラス体本体6に対する板ガラス
体保持部材の挟持力が低下し、取付状態が不安定となっ
たり、外れ易くなったりする問題点がある。 だからと
いって、前記隙間27の幅寸法を狭く設定したり、軟質
保持部材26に変形し難い材質のものを使用すると、板
ガラス体本体に対して嵌め付け難くなるという新たな問
題点が発生する。
【0004】従って、本発明の目的は、上記問題点を解
消し、板ガラス体本体に嵌め付けやすく、且つ、嵌め付
けた後は安定した取付状態が得られ外れ難い板ガラス体
保持部材を提供するところ、及び、板ガラス体保持部材
が外れ難い板ガラス体を提供するところにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】〔構成〕請求項1に係わ
る本発明の特徴構成は、板ガラス体本体の周縁部を受入
自在な凹溝部を備えた硬質の部材本体と一体的に設けて
あって且つ前記凹溝部に前記板ガラス体本体を受け入れ
た状態での前記部材本体と前記板ガラス体本体の表裏面
との間に弾性変形自在に介在する軟質保持部を構成する
に、前記凹溝部に受け入れる前記板ガラス体本体を弾性
変形力によって挟持する一対の挟持片部を、前記凹溝部
の両縁部からそれぞれ溝内側へ突出させて設け、前記部
材本体を構成するに、前記板ガラス体本体の幅寸法に合
わせて前記凹溝部の底部を幅狭に形成すると共に、前記
底部より溝開口部側に前記底部より幅広の広幅部を設
け、前記挟持片部の弾性変形を許容する変形許容空間を
前記広幅部に形成してあるところにある。
【0006】請求項2に係わる本発明の特徴構成は、前
記板ガラス体支持用枠体の嵌め込み用溝の両縁部に対し
てそれぞれ係止自在な一対の弾性張出係止部を設け、前
記嵌め込み用溝の両縁部に対向する前記弾性張出係止部
の対向部を、張り出し方向の基端部より張り出し方向先
端部が、前記枠体に近接する状態に形成してあるところ
にある。
【0007】請求項3に係わる本発明の特徴構成は、請
求項1、又は、請求項2の何れかに記載の板ガラス体保
持部材を、板ガラス体本体の周縁部に嵌め付けてあると
ころにある。
【0008】〔作用及び効果〕請求項1に係わる本発明
の特徴構成によれば、軟質保持部を構成するに、凹溝部
に受け入れる板ガラス体本体を弾性変形力によって挟持
する一対の挟持片部を、前記凹溝部の両縁部からそれぞ
れ溝内側へ突出させて設け、部材本体を構成するに、前
記板ガラス体本体の幅寸法に合わせて前記凹溝部の底部
を幅狭に形成すると共に、前記底部より溝開口部側に前
記底部より幅広の広幅部を設け、前記挟持片部の弾性変
形を許容する変形許容空間を前記広幅部に形成してある
から、板ガラス体本体への当該板ガラス体保持部材の取
り付けに伴って、凹溝部に板ガラス体本体の縁部が入り
込むにつれて、前記凹溝部の両縁部からそれぞれ溝内側
へ突出させて設けてある前記一対の挟持片部は、当接し
た板ガラス体本体の縁部によって凹溝部の底側に押し曲
げられ、板ガラス体本体を挟持する状態に弾性変形す
る。そしてこの挟持片部の弾性変形は、前記変形許容空
間を設けてあるからスムースに行われ、しかも、一対の
挟持片部どうしは、奥狭まり姿勢をとることになり、板
ガラス体本体の抜け止めを阻止し易い姿勢で板ガラス体
本体を挟持することが可能となる。従って、板ガラス体
本体への取り付け操作を容易にすると共に、外れ難くす
ることが可能となる。また、硬質の部材本体の底部を、
板ガラス体本体の幅寸法に合わせて幅狭に形成してある
から、板ガラス体本体の縁部を、この底部でサポートし
易くなり、板ガラス体本体に対して取り付けた当該板ガ
ラス体保持部材が、ぐらつくことを防止でき、安定した
取付姿勢を維持しやすくなる。即ち、板ガラス体本体に
嵌め付けやすくなることによって、現場で板ガラス体保
持部材を板ガラス体本体に取り付けるときの作業効率が
向上すると共に、嵌め付けた後は安定した取付状態が得
られ、外れ難くなることによって、板ガラス体の出荷前
に、予め、当該板ガラス体保持部材を板ガラス体本体に
取り付けておく方法をとることができ、現場での組み付
け作業の軽減を図ることが可能となる。
【0009】請求項2に係わる本発明の特徴構成によれ
ば、前記板ガラス体支持用枠体の嵌め込み用溝の両縁部
に対してそれぞれ係止自在な一対の弾性張出係止部を設
け、前記嵌め込み用溝の両縁部に対向する前記弾性張出
係止部の対向部を、張り出し方向の基端部より張り出し
方向先端部が、前記枠体に近接する状態に形成してある
から、板ガラス体保持部材を枠体の嵌め込み用溝に嵌め
込むに伴って、前記弾性張出係止部が、嵌め込み用溝の
両縁部に当接して係止することができ、当該板ガラス体
保持部材を介して、板ガラス体本体を枠体に嵌め込み保
持させることが可能となる。そして、前記張出係止部に
弾性を備えさせてあると共に、その形状を、上述のよう
に、弾性張出係止部の対向部を、張り出し方向の基端部
より張り出し方向先端部が前記枠体に近接する状態に形
成して、弾性変形を許容し易いようにしてあるから、前
記弾性張出係止部の対向部の内、張り出し方向先端部が
枠体に接当した係止状態において、張出係止部の弾性変
形が可能な範囲で、嵌め込み用溝に対する部材本体の出
入りを許容することが可能となる。その結果、例えば、
板ガラス体本体や枠体に、面方向の寸法公差があって、
予定寸法より板ガラス体本体が短かった場合でも、前記
弾性張出係止部の弾性変形によってその公差を吸収し、
見掛け上は、前記張出係止部と枠体との間に隙間ができ
るといったことを防止でき、美観性の向上を図ることが
可能となる。
【0010】請求項3に係わる本発明の特徴構成によれ
ば、請求項1、又は、請求項2の何れかに記載の板ガラ
ス体保持部材を、板ガラス体本体の周縁部に嵌め付けて
あるから、板ガラス体本体縁部に取り付けられた板ガラ
ス体保持部材が外れ難く、取り扱い性が良くなると共
に、現場で板ガラス体保持部材を取り付ける必要がなく
なることから、枠体への板ガラス体の取り付けをスムー
スに効率よく実施することが可能となる。また、板ガラ
ス体本体や枠体の寸法誤差があっても美観性を損なわな
い状態に取り付けることが可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。尚、図面において従来例と同一の
符号で表示した部分は、同一又は相当の部分を示してい
る。
【0012】図6は、板ガラス体取付用枠体の一例であ
るサッシュ1に、本発明に係わる板ガラス体の一例であ
る複層ガラスHを取り付けてある状況を示すものであ
る。
【0013】前記サッシュ1は、アルミニウム製で、上
下左右の各辺部分を構成するチャンネル状の枠部材2
を、それぞれ組み付けて形成してある。また、前記各枠
部材2を組み付けた状態で上下または左右に対向する各
枠部材2どうしの対向部分には、前記複層ガラスHの周
縁部を嵌め込んで取り付けるための嵌め込み用溝3を各
別に形成してある。従って、複層ガラスHをサッシュ1
に取り付けるには、複層ガラスHを、その周縁部が前記
嵌め込み用溝3に位置するよう嵌め込んだり、又は、周
縁部が前記嵌め込み用溝3に位置する状態に各枠部材2
を組み付けることによって実施することができる。尚、
下辺部の枠部材2には、前記溝3内に、複層ガラスHを
載置自在なセッティングブロックBを配置してある。
【0014】前記複層ガラスHは、図1に示すように、
スペーサ4を介して厚み方向に複数の板ガラス5A,5
Bを並設して複層ガラス本体(板ガラス体本体に相当)
6を形成し、前記複層ガラス本体6の周縁部の前記複数
の板ガラス5A,5B間に形成された隙間に二次シール
材S2を充填し、前記サッシュ1と前記複層ガラス本体
6との間に介在した状態で前記複層ガラス本体6を前記
サッシュ1に対して弾性的に保持自在な複層ガラス保持
部材(板ガラス体保持部材に相当)7を、前記複層ガラ
ス本体6の全周に設けて構成してある(図3参照)。
【0015】前記スペーサ4は、角筒部材4aと、その
角筒部材4aの内空部に充填された乾燥材4bとを備え
て構成してあり、一次シール材S1を介して前記各板ガ
ラス5A,5Bの周縁部に接着してある。前記角筒部材
4aには、前記一次シール材S1及びスペーサ4によっ
て密閉された両板ガラス5A,5B間の密閉空間Vに面
する部分に、多数の貫通孔4cを設けてあり、前記密閉
空間Vの水分を前記乾燥材4bによって吸収し、密閉空
間V内での結露防止を図れるように構成してある。尚、
前記一次シール材S1は、特に水分を透過し難くするた
めにブチルゴム製のものを使用してあり、一方、前記二
次シール材S2は、接着力の高いシリコン系またはポリ
サルファイド系のシール材で構成してある。
【0016】前記複層ガラス保持部材7を説明すると、
図1・2に示すように、合成樹脂製の長尺体で、その断
面形状を概ね「U」字型に形成してあり、複層ガラス本
体6の周縁部を受入自在な凹溝部8を備えると共にサッ
シュ1に嵌め込み自在に形成してある硬質の部材本体6
aと、前記凹溝部8に前記複層ガラス本体6を受け入れ
た状態での前記部材本体6aと前記複層ガラス本体6の
表裏面との間に各別に弾性変形自在に介在する一対の軟
質保持部6bとを一体的に設けて構成してある。前記部
材本体6aは、硬質塩化ビニル製(又は、板金製でも
可)で、前記凹溝部8の底にあたる底部9を、前記複層
ガラス本体6の幅寸法に合わせて幅狭に形成すると共
に、前記底部9より凹溝開口部側に前記底部9より幅広
の広幅部10を設けて構成してあり、この部材本体6a
の弾性復元力によって、複層ガラス本体6の周縁部を、
前記軟質保持部6bを介して挟持することができるよう
に形成してある。また、複層ガラス本体6の周縁部に前
記底部9が嵌合することによって、相互の姿勢が安定
し、複層ガラス本体6に対する複層ガラス保持部材7の
取付状態を、より安定化することができる。更には、底
部9には、複層ガラス保持部材7と複層ガラス本体6と
の間から浸入した水を逃がすための複数の水抜き穴11
を、長手方向に間隔をあけて設けてある。尚、前記部材
本体6aは、熱膨張率の低い材料を選択することが好ま
しい。前記軟質保持部6bは、塩化ビニル樹脂やアクリ
ル樹脂のショアA硬度60〜75度程度のもので形成し
てあり、前記凹溝部8に受け入れる前記複層ガラス本体
6を弾性変形力によって挟持する一対の挟持片部12
を、前記部材本体6aの両縁部(広幅部10)からそれ
ぞれ凹溝部8内側へ突出させて設けてある。また、両挟
持片部12どうしの先端部と先端部との間隔寸法は、前
記複層ガラス本体6の厚み寸法より小さく設定してあ
る。この寸法設定は、複層ガラス本体6が凹溝部8に入
り込む際に、図1に示すように、複層ガラス本体6によ
って前記一対の挟持片部12を前記底部9側に弾性的に
傾斜させて、相互の密接状態を保ちながら、引き抜き力
が作用した場合に強く抵抗できるようにするための手段
である。また、このような前記一対の挟持片部12の弾
性変形を積極的に許容するために、前記部材本体6aの
広幅部10の脇部分に、変形許容空間13を形成してあ
る。従って、複層ガラス本体6に対する複層ガラス保持
部材7の取り付けを容易に実施できると共に、外れ難い
状態に取り付けることができる。尚、前記軟質保持部6
bと部材本体6aとは、両者間に外力が繰り返し作用し
ても剥離し難いように、長手方向の全長にわたって強力
に接合されている。
【0017】また、前記両軟質保持部6bの内縁には、
複層ガラス本体6の表裏面との間の密閉性を向上させる
ための一対のシール片部14を各別に設けてある。一
方、前記両軟質保持部6bの外縁には、前記サッシュ1
の嵌め込み用溝3の両縁部に対してそれぞれ係止自在な
一対の弾性張出係止部15を各別に設けてある。前記弾
性張出係止部15は、前記嵌め込み用溝3の両縁部に対
向する対向部15aを、張り出し方向の基端部より張り
出し方向先端部が、前記サッシュ1に近接する状態に傾
斜させて形成してあり、サッシュ1に馴染み易いように
構成してある。この弾性張出係止部15によれば、嵌め
込み用溝3に対する複層ガラス保持部材の進入度合いに
差がある場合でも、図3・4に示すように、弾性範囲内
で、その差を吸収し、前記対向部15aとサッシュ1と
の間に隙間ができるのを防止しやすくなる。従って、複
層ガラス本体6やサッシュ1に、複層ガラス本体6の面
方向に沿った寸法公差がある場合でも、サッシュ1と複
層ガラスHとをフィットさせて、両者の取付状態におけ
る美観性を確保すると共に、サッシュ1内への雨水の浸
入を抑制することが可能となる。
【0018】因に、前記複層ガラス保持部材7は、複層
ガラス本体6に取り付ける前には、一本ものの長尺体で
あり、複層ガラス本体6への取り付けに先立ち、前記複
層ガラス本体6の各辺の長さ寸法に対応させた所定寸法
に、且つ、その端縁部が45度の切口角度になるように
切断し、保持部材7の凹溝部8開口を通して複層ガラス
本体6の周縁部に嵌め込んで、各保持部材7の端縁部ど
うしを突き合わせて設置されるものである(図5参
照)。尚、各保持部材どうしは、接着する必要はない
が、接着剤や溶剤等を用いて接着することもできる。
【0019】〔別実施形態〕以下に別実施形態を説明す
る。
【0020】〈1〉 前記板ガラス体本体は、先の実施
形態で説明した二枚の板ガラス5A,5Bを備えた構成
に限るものではなく、例えば、三枚以上の板ガラスを備
えて構成してあるものであってもよい。また、全部又は
一部の板ガラスが、例えば、熱線吸収、紫外線吸収や熱
線反射(遮熱用を含む)等の機能を備えたものや、網入
りや強化処理等を施したもので構成してあってもよい。 〈2〉 前記板ガラス体保持部材7は、先の実施例で説
明した形状のものに限定されるものではなく、例えば、
図7・8・9に示すように、底部9に弾性部材からなる
クッション部17を設けてあれば、板ガラス体本体6の
縁部に衝撃が伝わり難くなり、板ガラス体Hの搬送途中
の破損を低減させることが可能となる。また、軟質保持
部6b・弾性張出係止部15・シール片部14からなる
筒状部18を設けてあるものであってもよい(図10・
11・12参照)。 〈3〉 前記板ガラス体保持部材7には、例えば、図1
3・14に示すように、側壁部分または軟質保持部また
はそれら両者に、長手方向に間隔をあけて複数の水抜き
部19を設けてあれば、前記水抜き穴11と合わせて浸
入してきた水を排除し易くなり、板ガラス体本体6のシ
ール部分の劣化を防止することが可能となる。また、前
記水抜き部19を設けて、水抜きをより効果的に行うこ
とによって、カビやダニ等の発生を抑制することが可能
となる。 〈4〉 前記枠体は、先に説明したアルミニウム製のも
のに限定されるものではなく、例えば、鉄製や、ステン
レス鋼製であってもよい。 〈5〉 板ガラス体本体6への板ガラス体保持部材7の
取り付けは、先の実施形態で説明したものに限らず、例
えば、図15に示すように、長尺の板ガラス体保持部材
7に対して、板ガラス体本体6の各辺の長さ寸法に対応
させた所定位置の底側に、横断方向の切れ目を入れ、そ
の部分で屈曲させながら板ガラス体本体6の周縁部に嵌
め込んで設置することもできる。 〈6〉 前記板ガラス体Hは、先の実施形態で説明した
複層ガラスに限定されるものではなく、例えば、合せガ
ラスや単一の板ガラスであってもよく、それらを総称し
て板ガラス体という。
【0021】尚、特許請求の範囲の項に、図面との対照
を便利にするために符号を記すが、該記入により本発明
は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一実施形態の複層ガラスの要部を示す断面図
【図2】複層ガラスの取付状況を示す断面図
【図3】弾性張出係止部の変形作用を説明する断面図
【図4】弾性張出係止部の変形作用を説明する要部断面
【図5】複層ガラスの正面図
【図6】複層ガラスの一部切欠斜視図
【図7】別実施形態の複層ガラスの要部を示す断面図
【図8】別実施形態の複層ガラスの要部を示す断面図
【図9】別実施形態の複層ガラスの要部を示す断面図
【図10】別実施形態の複層ガラスの要部を示す断面図
【図11】別実施形態の複層ガラスの要部を示す断面図
【図12】別実施形態の複層ガラスの要部を示す断面図
【図13】別実施形態の複層ガラス保持部材を示す一部
切欠斜視図
【図14】別実施形態の複層ガラス保持部材を示す一部
切欠斜視図
【図15】別実施形態の複層ガラスの正面図
【図16】従来例の板ガラス体の要部を示す断面図
【符号の説明】
1 枠体 3 嵌め込み用溝 6 板ガラス体本体 6a 部材本体 6b 軟質保持部 8 凹溝部 9 底部 10 広幅部 12 挟持片部 13 変形許容空間 15 張出係止部 15a 対向部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板ガラス体本体(6)の周縁部を受入自
    在な凹溝部(8)を備えた硬質の部材本体(6a)を、
    板ガラス体支持用枠体(1)に嵌め込み自在に形成し、
    前記凹溝部(8)に前記板ガラス体本体(6)を受け入
    れた状態での前記部材本体(6a)と前記板ガラス体本
    体(6)の表裏面との間に弾性変形自在に介在する軟質
    保持部(6b)を、前記部材本体(6a)と一体的に設
    けてある板ガラス体保持部材であって、 前記軟質保持部(6b)を構成するに、前記凹溝部
    (8)に受け入れる前記板ガラス体本体(6)を弾性変
    形力によって挟持する一対の挟持片部(12)を、前記
    凹溝部(8)の両縁部からそれぞれ溝内側へ突出させて
    設け、前記部材本体(6a)を構成するに、前記板ガラ
    ス体本体(6)の幅寸法に合わせて前記凹溝部(8)の
    底部(9)を幅狭に形成すると共に、前記底部(9)よ
    り凹溝開口部側に前記底部(9)より幅広の広幅部(1
    0)を設け、前記挟持片部(12)の弾性変形を許容す
    る変形許容空間(13)を前記広幅部(10)に形成し
    てある板ガラス体保持部材。
  2. 【請求項2】 前記板ガラス体支持用枠体(1)の嵌め
    込み用溝(3)の両縁部に対してそれぞれ係止自在な一
    対の弾性張出係止部(15)を設け、前記嵌め込み用溝
    (3)の両縁部に対向する前記弾性張出係止部(15)
    の対向部(15a)を、張り出し方向の基端部より張り
    出し方向先端部が、前記枠体(1)に近接する状態に形
    成してある請求項1に記載の板ガラス体保持部材。
  3. 【請求項3】 請求項1、又は、請求項2の何れかに記
    載の板ガラス体保持部材を、板ガラス体本体(6)の周
    縁部に嵌め付けてある板ガラス体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN112438308A (zh) * 2020-12-06 2021-03-05 浙江海洋大学 一种半壳贻贝定向上料加工装置及其运作方法

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