JP2000096511A - レベル調整装置 - Google Patents
レベル調整装置Info
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- JP2000096511A JP2000096511A JP10285939A JP28593998A JP2000096511A JP 2000096511 A JP2000096511 A JP 2000096511A JP 10285939 A JP10285939 A JP 10285939A JP 28593998 A JP28593998 A JP 28593998A JP 2000096511 A JP2000096511 A JP 2000096511A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】例えば縁石やU字溝ブロック、建築用のブロッ
クなどのようなコンクリート製のブロックなどを列状に
しかも高さを揃えて敷設する技術に関し、素人でも容易
にしかも迅速に、次のブロックを載置し敷設する領域の
レベル調整を行なえるようにする。 【解決手段】コンクリート製のブロックなどを列状に、
かつ高さを揃えて敷設工事する際に、該ブロックなどの
載置面のレベルを調整し地ならしする装置であって、既
設のブロックなどの上に載置して、既設ブロックなどの
列方向にスライドさせる竿部と、該竿部の先端に上下方
向に支持された支柱と、該支柱の下端に水平方向に支持
され、かつ前記竿部に対し直角方向の地ならし部材と、
をそれぞれ有するレベル調整装置である。
クなどのようなコンクリート製のブロックなどを列状に
しかも高さを揃えて敷設する技術に関し、素人でも容易
にしかも迅速に、次のブロックを載置し敷設する領域の
レベル調整を行なえるようにする。 【解決手段】コンクリート製のブロックなどを列状に、
かつ高さを揃えて敷設工事する際に、該ブロックなどの
載置面のレベルを調整し地ならしする装置であって、既
設のブロックなどの上に載置して、既設ブロックなどの
列方向にスライドさせる竿部と、該竿部の先端に上下方
向に支持された支柱と、該支柱の下端に水平方向に支持
され、かつ前記竿部に対し直角方向の地ならし部材と、
をそれぞれ有するレベル調整装置である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば縁石やU字溝ブ
ロック、建築用のブロックなどのようなコンクリート製
のブロックなどを列状にしかも高さを揃えて敷設する技
術に関する。
ロック、建築用のブロックなどのようなコンクリート製
のブロックなどを列状にしかも高さを揃えて敷設する技
術に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は従来の縁石を敷設工事する例を示
す側面図であり、縁石1は、予めモルタル2を敷き、し
かも水平に地ならしした状態で、その上に載置し、敷設
する。そして、縁石1を多数、列状に配列し敷設する場
合は、凸凹状態のモルタル2aを予め地ならししてか
ら、次の縁石を載置する。
す側面図であり、縁石1は、予めモルタル2を敷き、し
かも水平に地ならしした状態で、その上に載置し、敷設
する。そして、縁石1を多数、列状に配列し敷設する場
合は、凸凹状態のモルタル2aを予め地ならししてか
ら、次の縁石を載置する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、歩車道
境界ブロックなどの場合、小は約50kg、大は約90
kgもあるため、ブロックを載せると、予め地ならしし
たモルタルが沈み込んでしまう。したがって、この沈み
込み量を見込んで、hのように幾分高めに地ならしして
おく必要がある。
境界ブロックなどの場合、小は約50kg、大は約90
kgもあるため、ブロックを載せると、予め地ならしし
たモルタルが沈み込んでしまう。したがって、この沈み
込み量を見込んで、hのように幾分高めに地ならしして
おく必要がある。
【0004】しかも、この高さhは常に一定にする必要
がある。しかしながら、一度に高さhや平面度を出すこ
とが困難なため、ブロックを載せてみて、不都合な場合
は、ブロックを取り除いてから、再度モルタルを盛った
り、余分のモルタルを削ったりといった作業を繰り返す
ことになる。そのため、縁石1を敷設する前のモルタル
2aのレベル調整には、熟練を要し、しかも時間を要す
るので、施工に長期間を要した。
がある。しかしながら、一度に高さhや平面度を出すこ
とが困難なため、ブロックを載せてみて、不都合な場合
は、ブロックを取り除いてから、再度モルタルを盛った
り、余分のモルタルを削ったりといった作業を繰り返す
ことになる。そのため、縁石1を敷設する前のモルタル
2aのレベル調整には、熟練を要し、しかも時間を要す
るので、施工に長期間を要した。
【0005】このような問題は、縁石の敷設時に限ら
ず、例えば側溝や建築用のコンクリートブロックなど、
各種のコンクリート製のブロックなどを敷設する場合に
も発生する。
ず、例えば側溝や建築用のコンクリートブロックなど、
各種のコンクリート製のブロックなどを敷設する場合に
も発生する。
【0006】本発明の技術的課題は、このような問題に
着目し、素人でも容易にしかも迅速に、次のブロックを
載置し敷設する領域のレベル調整を行なえるようにする
ことにある。
着目し、素人でも容易にしかも迅速に、次のブロックを
載置し敷設する領域のレベル調整を行なえるようにする
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の技術的課題は次
のような手段によって解決される。請求項1は、コンク
リート製のブロックなどを列状に、かつ高さを揃えて敷
設工事する際に、該ブロックなどの載置面のレベルを調
整し地ならしする装置であって、既設のブロックなどの
上に載置して、既設ブロックなどの列方向にスライドさ
せる竿部と、該竿部の先端に上下方向に支持された支柱
と、該支柱の下端に水平方向に支持され、かつ前記竿部
に対し直角方向の地ならし部材と、をそれぞれ有するレ
ベル調整装置である。
のような手段によって解決される。請求項1は、コンク
リート製のブロックなどを列状に、かつ高さを揃えて敷
設工事する際に、該ブロックなどの載置面のレベルを調
整し地ならしする装置であって、既設のブロックなどの
上に載置して、既設ブロックなどの列方向にスライドさ
せる竿部と、該竿部の先端に上下方向に支持された支柱
と、該支柱の下端に水平方向に支持され、かつ前記竿部
に対し直角方向の地ならし部材と、をそれぞれ有するレ
ベル調整装置である。
【0008】このように、既設のブロックの上に竿部を
載せてスライドさせると竿部先端の支柱下端に固定され
ている地ならし部材で、モルタルの上面が平らに地なら
しされる。しかも、モルタルの沈み込み量も見込んで、
地ならし部材を幾分高めに設定しておくと、ブロックを
載せた際の自重でモルタルが沈み込んでも、総てのブロ
ックが一定の高さに敷設される。
載せてスライドさせると竿部先端の支柱下端に固定され
ている地ならし部材で、モルタルの上面が平らに地なら
しされる。しかも、モルタルの沈み込み量も見込んで、
地ならし部材を幾分高めに設定しておくと、ブロックを
載せた際の自重でモルタルが沈み込んでも、総てのブロ
ックが一定の高さに敷設される。
【0009】また、坂道などの場合は、既設のブロック
の上面も傾斜しているので、その上に載せた竿部をスラ
イドすると、次のブロックを載せるモルタル面も同じ角
度の勾配がつくので、坂道にも対応できる。
の上面も傾斜しているので、その上に載せた竿部をスラ
イドすると、次のブロックを載せるモルタル面も同じ角
度の勾配がつくので、坂道にも対応できる。
【0010】請求項2は、請求項1記載の竿部の先端に
上下方向に支持されたガイド手段に、前記の地ならし部
材を支持している支柱が上下方向にスイライド可能に支
持されており、しかも前記支柱を所定の高さに固定する
ロック手段を有しているレベル調整装置である。
上下方向に支持されたガイド手段に、前記の地ならし部
材を支持している支柱が上下方向にスイライド可能に支
持されており、しかも前記支柱を所定の高さに固定する
ロック手段を有しているレベル調整装置である。
【0011】このように、竿部先端のガイド手段に、支
柱が上下方向にスイライド可能に支持されているため、
ブロックのサイズやモルタルの沈み込み量などに応じ
て、地ならし部材の高さを自由に調整して、その位置に
ロックできる。
柱が上下方向にスイライド可能に支持されているため、
ブロックのサイズやモルタルの沈み込み量などに応じ
て、地ならし部材の高さを自由に調整して、その位置に
ロックできる。
【0012】請求項3は、請求項1または請求項2に記
載の既設ブロックの上面と接する安定部材を、前記の竿
部と直交するように連結してなるレベル調整装置であ
る。このように、既設のブロックの上面と接する安定部
材を竿部と直交するように連結してあるので、地ならし
竿部をスライドさせる際に、地ならし部材が揺れるのを
防止でき、モルタル面を水平に地ならしできる。
載の既設ブロックの上面と接する安定部材を、前記の竿
部と直交するように連結してなるレベル調整装置であ
る。このように、既設のブロックの上面と接する安定部
材を竿部と直交するように連結してあるので、地ならし
竿部をスライドさせる際に、地ならし部材が揺れるのを
防止でき、モルタル面を水平に地ならしできる。
【0013】請求項4は、請求項1、請求項2または請
求項3に記載の竿部または安定部材に、水平器などのよ
うな、地ならし部材の水平度を測定する手段を設けてな
るレベル調整装置である。このように、水平器などを設
けてあるので、地ならし部材が常に水平となるように調
整し、モルタル面を常に水平に地ならしできる。
求項3に記載の竿部または安定部材に、水平器などのよ
うな、地ならし部材の水平度を測定する手段を設けてな
るレベル調整装置である。このように、水平器などを設
けてあるので、地ならし部材が常に水平となるように調
整し、モルタル面を常に水平に地ならしできる。
【0014】請求項5は、請求項1、請求項2、請求項
3または請求項4に記載の竿部に、間隔をおいて2個所
に、取っ手を設けてあるレベル調整装置である。このよ
うに、間隔をおいて二つの取っ手を設けてあるので、両
手で取っ手を持って、竿部をブロック上に押しつけなが
ら、スライド操作でき、作業が楽にかつ確実に行なえ
る。
3または請求項4に記載の竿部に、間隔をおいて2個所
に、取っ手を設けてあるレベル調整装置である。このよ
うに、間隔をおいて二つの取っ手を設けてあるので、両
手で取っ手を持って、竿部をブロック上に押しつけなが
ら、スライド操作でき、作業が楽にかつ確実に行なえ
る。
【0015】請求項6は、コンクリート製のブロックな
どを列状に、かつ高さを揃えて敷設工事する際に、既に
敷設されたブロックの上に、竿部をブロック列方向に載
せて、ブロック列方向にスライドさせ、竿部先端に支持
された支柱の下端の地ならし部材によって、次に敷設す
るブロックの敷設面のレベルを調整し地ならしすること
を特徴とするレベル調整方法である。
どを列状に、かつ高さを揃えて敷設工事する際に、既に
敷設されたブロックの上に、竿部をブロック列方向に載
せて、ブロック列方向にスライドさせ、竿部先端に支持
された支柱の下端の地ならし部材によって、次に敷設す
るブロックの敷設面のレベルを調整し地ならしすること
を特徴とするレベル調整方法である。
【0016】このように、既に敷設されたブロックの上
に竿部を載せて、ブロック列方向にスライドさせ、竿部
先端の支柱下端に支持された地ならし部材を移動させ
て、次に敷設するブロックの敷設面のレベルを調整し地
ならしするので、竿部をブロック上面に載せた状態でス
ライドすることによって、地ならし部材が常に一定のレ
ベルで移動することになり、モルタル面も常に一定のレ
ベルにかつ水平に地ならしできる。
に竿部を載せて、ブロック列方向にスライドさせ、竿部
先端の支柱下端に支持された地ならし部材を移動させ
て、次に敷設するブロックの敷設面のレベルを調整し地
ならしするので、竿部をブロック上面に載せた状態でス
ライドすることによって、地ならし部材が常に一定のレ
ベルで移動することになり、モルタル面も常に一定のレ
ベルにかつ水平に地ならしできる。
【0017】
【発明の実施の形態】次に本発明によるレベル調整装置
が実際上どのように具体化されるか実施形態を説明す
る。図1は本発明によるレベル調整装置の全容を示す斜
視図である。1は既に敷設されたブロックであり、その
上でブロック1の列方向にスライドさせる竿部3の先端
に、上下方向の支柱4が固定されている。
が実際上どのように具体化されるか実施形態を説明す
る。図1は本発明によるレベル調整装置の全容を示す斜
視図である。1は既に敷設されたブロックであり、その
上でブロック1の列方向にスライドさせる竿部3の先端
に、上下方向の支柱4が固定されている。
【0018】そして、この支柱4の下端に、水平方向に
長く、しかも竿部3に対し直角方向の地ならし部材5が
固定されている。したがって、上から見ると、T字状に
見える。
長く、しかも竿部3に対し直角方向の地ならし部材5が
固定されている。したがって、上から見ると、T字状に
見える。
【0019】このレベル調整装置でモルタル面のレベル
調整するには、まず図示のように、既に敷設されたブロ
ック1に続いて次のブロックを敷設するべき領域に予め
モルタル2aを敷いておく。このとき、モルタル2a
は、次のブロックを載せた場合の沈み量を見込んで、多
少高めに敷いておく。
調整するには、まず図示のように、既に敷設されたブロ
ック1に続いて次のブロックを敷設するべき領域に予め
モルタル2aを敷いておく。このとき、モルタル2a
は、次のブロックを載せた場合の沈み量を見込んで、多
少高めに敷いておく。
【0020】次に、図示のように、本発明のレベル調整
装置の竿部3を、既設のブロック1の上に、しかもブロ
ック列の列方向に載せる。そして、先に敷いたモルタル
2aの上に地ならし部材5を載せた状態で、ブロック1
の列上において、竿部3をブロック列方向にスライドさ
せる。
装置の竿部3を、既設のブロック1の上に、しかもブロ
ック列の列方向に載せる。そして、先に敷いたモルタル
2aの上に地ならし部材5を載せた状態で、ブロック1
の列上において、竿部3をブロック列方向にスライドさ
せる。
【0021】すると、地ならし部材5によって、モルタ
ル2aの上側の余分のモルタルが掻き落とされ、次のブ
ロックを載せる領域のモルタル2aの面のレベルが一定
にかつ水平に地ならしされる。
ル2aの上側の余分のモルタルが掻き落とされ、次のブ
ロックを載せる領域のモルタル2aの面のレベルが一定
にかつ水平に地ならしされる。
【0022】図2は、図1のレベル調整装置の側面図で
ある。モルタルは、その上に重いブロックを載せると、
その重量のために沈み込むため、沈み量hを見込んで、
敷設面2のレベルよりも沈み量hだけ高い位置に、地な
らし部材5の下端が位置するように設計してある。
ある。モルタルは、その上に重いブロックを載せると、
その重量のために沈み込むため、沈み量hを見込んで、
敷設面2のレベルよりも沈み量hだけ高い位置に、地な
らし部材5の下端が位置するように設計してある。
【0023】したがって、竿部3がブロック1の上面か
ら浮き上がらないように押しつけた状態で、竿部3を矢
印a1方向、すなわちブロック1…の列方向にスライド
させると、レベルhより上側のモルタルは地ならし部材
5で掻き落とされて、鎖線で示す平面となる。
ら浮き上がらないように押しつけた状態で、竿部3を矢
印a1方向、すなわちブロック1…の列方向にスライド
させると、レベルhより上側のモルタルは地ならし部材
5で掻き落とされて、鎖線で示す平面となる。
【0024】そして、鎖線で示した平面上に次のブロッ
クを載せると、ブロックの自重で高さhだけモルタルが
沈み込んで、敷設面2と同じレベルとなる。その結果、
総てのブロック1…が、同じレベルに揃えて敷設され
る。
クを載せると、ブロックの自重で高さhだけモルタルが
沈み込んで、敷設面2と同じレベルとなる。その結果、
総てのブロック1…が、同じレベルに揃えて敷設され
る。
【0025】竿部3のスライド操作が容易に行なえるよ
うに、間隔をおいて2個所に取っ手6、7を固定してあ
る。したがって、両手で取っ手6、7を握って、竿部3
をブロック1の上に押しつけるようにしてスライドさせ
ると、鎖線で示すモルタル面がブロック1の上面と平行
に地ならしされる。
うに、間隔をおいて2個所に取っ手6、7を固定してあ
る。したがって、両手で取っ手6、7を握って、竿部3
をブロック1の上に押しつけるようにしてスライドさせ
ると、鎖線で示すモルタル面がブロック1の上面と平行
に地ならしされる。
【0026】ブロックの種類は色々あり、また同じ種類
のブロックであっても、色々なサイズがある。したがっ
て、図1のように、竿部3と支柱4と地ならし部材5が
固定された構造の場合は、色々なブロックサイズに対応
できない。
のブロックであっても、色々なサイズがある。したがっ
て、図1のように、竿部3と支柱4と地ならし部材5が
固定された構造の場合は、色々なブロックサイズに対応
できない。
【0027】図3は、色々なブロックサイズに対応でき
るように、地ならし部材5の高さを選択可能とした実施
形態であり、(1)は正面図、(2)は(1)図におけ
るA−A位置の拡大断面図である。
るように、地ならし部材5の高さを選択可能とした実施
形態であり、(1)は正面図、(2)は(1)図におけ
るA−A位置の拡大断面図である。
【0028】8はガイド管であり、水平の竿部3の先端
に、鉛直方向に固定されている。そして、このガイド管
8の中で支柱4が上下にスライドする構造になってい
る。
に、鉛直方向に固定されている。そして、このガイド管
8の中で支柱4が上下にスライドする構造になってい
る。
【0029】ガイド管8の正面には、上下方向のスリッ
ト9が形成され、支柱4にはネジ孔10が形成されてい
る。そして、蝶ボルト11のオネジ部をスリット9から
支柱4のメネジ部10に挿入螺合させてある。
ト9が形成され、支柱4にはネジ孔10が形成されてい
る。そして、蝶ボルト11のオネジ部をスリット9から
支柱4のメネジ部10に挿入螺合させてある。
【0030】したがって、蝶ボルト11を緩めると、支
柱4を自由に上下にスライドして、地ならし部材5の上
下方向の位置を調整できる。そして、所望の位置で、蝶
ボルト11を締めつけると、蝶ボルト11の座がね12
と支柱4との間に、ガイド管8が挟まれた状態で締めつ
けられ、ロックされる。
柱4を自由に上下にスライドして、地ならし部材5の上
下方向の位置を調整できる。そして、所望の位置で、蝶
ボルト11を締めつけると、蝶ボルト11の座がね12
と支柱4との間に、ガイド管8が挟まれた状態で締めつ
けられ、ロックされる。
【0031】ガイド管8に対し支柱4が回転しないよう
に、ガイド管8および支柱4は、四角形状を採用してい
る。また、軽量化のために、支柱4も四角形のパイプを
採用している。
に、ガイド管8および支柱4は、四角形状を採用してい
る。また、軽量化のために、支柱4も四角形のパイプを
採用している。
【0032】このように、支柱4と一体の地ならし部材
5の高さを自由に調整できるので、ブロック1の高さに
応じて、地ならし部材5の高さ方向の位置を自由に選択
できる。
5の高さを自由に調整できるので、ブロック1の高さに
応じて、地ならし部材5の高さ方向の位置を自由に選択
できる。
【0033】また、モルタルの性状やブロックの重量な
どに応じて、ブロックを載せたときのモルタルの沈み込
み量hもまちまちであるが、地ならし部材5の高さは連
続的に調整できるので、最適の沈み込み量hが得られる
ように、最適の高さに設定できる。
どに応じて、ブロックを載せたときのモルタルの沈み込
み量hもまちまちであるが、地ならし部材5の高さは連
続的に調整できるので、最適の沈み込み量hが得られる
ように、最適の高さに設定できる。
【0034】モルタルの性状やブロックの重量などに合
った沈み込み量hは、実際にブロックをモルタル2aの
上に載せてみて、測定する。
った沈み込み量hは、実際にブロックをモルタル2aの
上に載せてみて、測定する。
【0035】幅の狭いブロックの場合は、図1から図3
のようなレベル調整装置で足りるが、幅の広いブロック
を敷設する場合は、モルタル2aの広い面を水平に地な
らしする必要があるため、地ならし部材5がブロック幅
方向に揺れないような工夫が必要となる。
のようなレベル調整装置で足りるが、幅の広いブロック
を敷設する場合は、モルタル2aの広い面を水平に地な
らしする必要があるため、地ならし部材5がブロック幅
方向に揺れないような工夫が必要となる。
【0036】図4は揺れ防止手段を備えたレベル調整装
置の斜視図であり、竿部3と直交する方向の棒材13を
1個所ないし2個所に設け、互いに連結固定してある。
つまり、地ならし部材5が水平状態のときに、揺れ防止
棒材13も水平となるように位置決めされている。な
お、支柱4は、図3の場合と同様に上下方向にスライド
できる構造でもよい。
置の斜視図であり、竿部3と直交する方向の棒材13を
1個所ないし2個所に設け、互いに連結固定してある。
つまり、地ならし部材5が水平状態のときに、揺れ防止
棒材13も水平となるように位置決めされている。な
お、支柱4は、図3の場合と同様に上下方向にスライド
できる構造でもよい。
【0037】この装置の場合は、揺れ防止棒材13を既
設のブロックの上に載せて、ブロックの列方向にスライ
ドすると、竿部3が揺れ防止棒材13に固定されている
ため、竿部3がローリング方向に揺れるのを阻止でき、
その結果、地ならし部材5も揺れることなく、安定よく
水平にモルタルを掻き取ることができる。
設のブロックの上に載せて、ブロックの列方向にスライ
ドすると、竿部3が揺れ防止棒材13に固定されている
ため、竿部3がローリング方向に揺れるのを阻止でき、
その結果、地ならし部材5も揺れることなく、安定よく
水平にモルタルを掻き取ることができる。
【0038】したがって、既設のブロック1の上面が水
平である限り、次のブロックを載せるモルタル面は、常
に水平面となる。
平である限り、次のブロックを載せるモルタル面は、常
に水平面となる。
【0039】しかしながら、既設のブロック1の上面が
必ずしも水平であるとは限らない。すなわち、既設のブ
ロックが水平に敷設されていない場合は、次のブロック
を設置する領域も同じ方向に傾くことになるので、これ
を防止するために、竿部3または揺れ防止棒材13に水
平器14を設けてある。
必ずしも水平であるとは限らない。すなわち、既設のブ
ロックが水平に敷設されていない場合は、次のブロック
を設置する領域も同じ方向に傾くことになるので、これ
を防止するために、竿部3または揺れ防止棒材13に水
平器14を設けてある。
【0040】この水平器14は、地ならし部材5の水平
度を測定できる方向に設ける。その結果、この水平器1
4を見れば、竿部3を載せている既設のブロックの上面
が水平であるかどうかチェックできる。万一水平でない
場合は、図5のような傾き修正部品15を装着して、揺
れ防止棒材13が水平になるように調整できる。
度を測定できる方向に設ける。その結果、この水平器1
4を見れば、竿部3を載せている既設のブロックの上面
が水平であるかどうかチェックできる。万一水平でない
場合は、図5のような傾き修正部品15を装着して、揺
れ防止棒材13が水平になるように調整できる。
【0041】図5(2)のように、傾き修正部品15
は、揺れ防止棒材13に着脱できるほぼコの字状のバネ
板15aの底面に、枕用の板材15bを溶接その他の手
段によって固定した構造になっている。
は、揺れ防止棒材13に着脱できるほぼコの字状のバネ
板15aの底面に、枕用の板材15bを溶接その他の手
段によって固定した構造になっている。
【0042】このコの字状のバネ板15aの中に揺れ防
止棒材13が入るように装着し、図5(1)の矢印a2
方向にスライドさせて、傾き修正部品15の位置を決め
る。
止棒材13が入るように装着し、図5(1)の矢印a2
方向にスライドさせて、傾き修正部品15の位置を決め
る。
【0043】すなわち、ブロック上面の傾きが大きい場
合は、傾き修正部品15を竿部3寄りに移動させ、傾き
が小さい場合は、竿部3から離れる方向に移動させる。
また、傾きの方向に応じて、竿部3に対し左側または右
側に装着する。
合は、傾き修正部品15を竿部3寄りに移動させ、傾き
が小さい場合は、竿部3から離れる方向に移動させる。
また、傾きの方向に応じて、竿部3に対し左側または右
側に装着する。
【0044】水平器14によるチェックや傾き修正部品
15による揺れ防止棒材13の傾き修正は常時行なう必
要はないので、着脱やスライドの容易なコ字状のバネ板
15aで装着する構造になっている。しかしながら、よ
り強固に揺れ防止棒材13に固定したい場合は、図3の
ようにボルトで固定する構造も採用できる。
15による揺れ防止棒材13の傾き修正は常時行なう必
要はないので、着脱やスライドの容易なコ字状のバネ板
15aで装着する構造になっている。しかしながら、よ
り強固に揺れ防止棒材13に固定したい場合は、図3の
ようにボルトで固定する構造も採用できる。
【0045】なお、前記の歩車道境界ブロックの内側に
掘った溝に、側溝用のU字溝ブロックを敷設する場合
は、該U字溝ブロックの底面の上に本発明のレベル調整
装置を載せてレベル調整することになる。また、U字溝
ブロックは幅が広いので、図4のような揺れ防止棒材の
着いた装置が適している。
掘った溝に、側溝用のU字溝ブロックを敷設する場合
は、該U字溝ブロックの底面の上に本発明のレベル調整
装置を載せてレベル調整することになる。また、U字溝
ブロックは幅が広いので、図4のような揺れ防止棒材の
着いた装置が適している。
【0046】
【発明の効果】請求項1の構造によると、既設のブロッ
クの上に竿部を載せてスライドさせると、竿部先端の支
柱下端に固定されている地ならし部材で、モルタルの上
面が平らに地ならしされる。しかも、モルタルの沈み込
み量も見込んで、地ならし部材を幾分高めに設定してお
くと、ブロックを載せた際の自重でモルタルが沈み込ん
でも、総てのブロックが一定の高さに敷設される。
クの上に竿部を載せてスライドさせると、竿部先端の支
柱下端に固定されている地ならし部材で、モルタルの上
面が平らに地ならしされる。しかも、モルタルの沈み込
み量も見込んで、地ならし部材を幾分高めに設定してお
くと、ブロックを載せた際の自重でモルタルが沈み込ん
でも、総てのブロックが一定の高さに敷設される。
【0047】また、坂道などの場合は、既設のブロック
の上面も傾斜しているので、その上に載せた竿部をスラ
イドすると、次のブロックを載せるモルタル面も同じ角
度の勾配がつくので、坂道にも対応できる。
の上面も傾斜しているので、その上に載せた竿部をスラ
イドすると、次のブロックを載せるモルタル面も同じ角
度の勾配がつくので、坂道にも対応できる。
【0048】請求項2の構造によると、竿部先端のガイ
ド手段に、支柱が上下方向にスイライド可能に支持され
ているため、ブロックのサイズやモルタルの沈み込み量
などに応じて、地ならし部材の高さを自由に調整して、
その位置にロックできる。
ド手段に、支柱が上下方向にスイライド可能に支持され
ているため、ブロックのサイズやモルタルの沈み込み量
などに応じて、地ならし部材の高さを自由に調整して、
その位置にロックできる。
【0049】請求項3の構造によると、既設のブロック
の上面と接する安定部材を竿部と直交するように連結し
てあるので、地ならし竿部をスライドさせる際に、地な
らし部材が揺れるのを防止でき、モルタル面を水平に地
ならしできる。
の上面と接する安定部材を竿部と直交するように連結し
てあるので、地ならし竿部をスライドさせる際に、地な
らし部材が揺れるのを防止でき、モルタル面を水平に地
ならしできる。
【0050】請求項4の構造によると、水平器などを設
けてあるので、地ならし部材が常に水平となるように調
整し、モルタル面を常に水平に地ならしできる。
けてあるので、地ならし部材が常に水平となるように調
整し、モルタル面を常に水平に地ならしできる。
【0051】請求項5の構造によると、間隔をおいて二
つの取っ手を設けてあるので、両手で取っ手を持って、
竿部をブロック上に押しつけながらスライド操作でき、
作業が楽にかつ確実に行なえる。
つの取っ手を設けてあるので、両手で取っ手を持って、
竿部をブロック上に押しつけながらスライド操作でき、
作業が楽にかつ確実に行なえる。
【0052】請求項6のように、既に敷設されたブロッ
クの上に竿部を載せて、ブロック列方向にスライドさ
せ、竿部先端の支柱下端に支持された地ならし部材を移
動させて、次に敷設するブロックの敷設面のレベルを調
整し地ならしするので、竿部をブロック上面に載せた状
態でスライドすることによって、地ならし部材が常に一
定のレベルで移動することになり、モルタル面も常に一
定のレベルにかつ水平に地ならしできる。
クの上に竿部を載せて、ブロック列方向にスライドさ
せ、竿部先端の支柱下端に支持された地ならし部材を移
動させて、次に敷設するブロックの敷設面のレベルを調
整し地ならしするので、竿部をブロック上面に載せた状
態でスライドすることによって、地ならし部材が常に一
定のレベルで移動することになり、モルタル面も常に一
定のレベルにかつ水平に地ならしできる。
【図1】 本発明によるレベル調整装置の全容を示す斜
視図である。
視図である。
【図2】 図1のレベル調整装置の側面図である。
【図3】 地ならし部材の高さを調整可能とした実施形
態で、(1)は正面図、(2)は(1)図のA−A位置
の拡大断面図である。
態で、(1)は正面図、(2)は(1)図のA−A位置
の拡大断面図である。
【図4】 揺れ防止手段を備えたレベル調整装置の斜視
図である。
図である。
【図5】 傾き修正部品の実施形態を示す図である。
【図6】 従来の縁石の敷設工事方法を説明する側面図
である。
である。
1 既設のブロック 2 モルタル 2a 地ならし前のモルタル 3 竿部 4 支柱 5 地ならし部材 6、7 取っ手 8 ガイド管 9 スリット 10 ネジ孔 11 蝶ボルト 12 座がね 13 揺れ防止棒材 14 水平器 15 傾き修正部品 15a コの字状のバネ板 15b 枕用の板材
Claims (6)
- 【請求項1】 コンクリート製のブロックなどを列状
に、かつ高さを揃えて敷設工事する際に、該ブロックな
どの載置面のレベルを調整し地ならしする装置であっ
て、 既設のブロックなどの上に載置して、既設ブロックなど
の列方向にスライドさせる竿部と、 該竿部の先端に上下方向に支持された支柱と、 該支柱の下端に水平方向に支持され、かつ前記竿部に対
し直角方向の地ならし部材と、 をそれぞれ有することを特徴とするレベル調整装置。 - 【請求項2】 前記の竿部の先端に上下方向に支持され
たガイド手段に、前記の地ならし部材を支持している支
柱が上下方向にスイライド可能に支持されており、しか
も前記支柱を所定の高さに固定するロック手段を有して
いることを特徴とする請求項1記載のレベル調整装置。 - 【請求項3】 前記の既設ブロックの上面と接する安定
部材を、前記の竿部と直交するように連結してなること
を特徴とする請求項1または請求項2に記載のレベル調
整装置。 - 【請求項4】 前記の竿部または安定部材に、地ならし
部材の水平度を測定する手段を設けてなることを特徴と
する請求項1、請求項2または請求項3に記載のレベル
調整装置。 - 【請求項5】 前記の竿部に、間隔をおいて2個所に、
取っ手を設けてあることを特徴とする請求項1、請求項
2、請求項3または請求項4に記載のレベル調整装置。 - 【請求項6】 コンクリート製のブロックなどを列状
に、かつ高さを揃えて敷設工事する際に、既に敷設され
たブロックの上に、竿部をブロック列方向に載せて、ブ
ロック列方向にスライドさせ、竿部先端に支持された上
下方向の支柱の下端の地ならし部材によって、次に敷設
するブロックの敷設面のレベルを調整し地ならしするこ
とを特徴とするレベル調整方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10285939A JP2000096511A (ja) | 1998-09-22 | 1998-09-22 | レベル調整装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10285939A JP2000096511A (ja) | 1998-09-22 | 1998-09-22 | レベル調整装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000096511A true JP2000096511A (ja) | 2000-04-04 |
Family
ID=17697949
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10285939A Pending JP2000096511A (ja) | 1998-09-22 | 1998-09-22 | レベル調整装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000096511A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100754110B1 (ko) | 2006-12-29 | 2007-08-31 | 김종철 | 측구의 평탄화 장치 |
KR101003009B1 (ko) | 2010-02-10 | 2010-12-21 | 라이브텍(주) | 도로경계석이 설치되는 l형 측구의 표면평활장치 및 이를 이용한 l형 측구 표면의 평활시공방법 |
KR101050205B1 (ko) * | 2010-09-29 | 2011-07-19 | 주식회사 한국종합기술 | 단지 토목과 조경과 도로에서 사용되는 경계석과 경계석 받침 및 측구를 포함하는 콘크리트 구조물 평탄 시공 장치 및 방법 |
CN109537416A (zh) * | 2018-12-18 | 2019-03-29 | 四川理工学院 | 一种路缘石铺装机 |
-
1998
- 1998-09-22 JP JP10285939A patent/JP2000096511A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100754110B1 (ko) | 2006-12-29 | 2007-08-31 | 김종철 | 측구의 평탄화 장치 |
KR101003009B1 (ko) | 2010-02-10 | 2010-12-21 | 라이브텍(주) | 도로경계석이 설치되는 l형 측구의 표면평활장치 및 이를 이용한 l형 측구 표면의 평활시공방법 |
KR101050205B1 (ko) * | 2010-09-29 | 2011-07-19 | 주식회사 한국종합기술 | 단지 토목과 조경과 도로에서 사용되는 경계석과 경계석 받침 및 측구를 포함하는 콘크리트 구조물 평탄 시공 장치 및 방법 |
CN109537416A (zh) * | 2018-12-18 | 2019-03-29 | 四川理工学院 | 一种路缘石铺装机 |
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