JP2000096028A - 接着剤組成物 - Google Patents

接着剤組成物

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JP2000096028A
JP2000096028A JP10266138A JP26613898A JP2000096028A JP 2000096028 A JP2000096028 A JP 2000096028A JP 10266138 A JP10266138 A JP 10266138A JP 26613898 A JP26613898 A JP 26613898A JP 2000096028 A JP2000096028 A JP 2000096028A
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pts
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polyol
isocyanate group
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JP10266138A
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Shigeru Ishida
茂 石田
Atsushi Onozato
淳 小野里
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Yokohama Rubber Co Ltd
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Yokohama Rubber Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】初期接着性に優れる1液型ウレタン接着剤組成
物の提供。 【解決手段】活性イソシアネート基含有ウレタンプレポ
リマー100重量部に対し、エポキシ化天然ゴム0.2
〜5.0重量部を配合することを特徴とする一液型ウレ
タン接着剤組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、初期接着性に優れ
る1液型ウレタン接着剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】モルタル面等の防水や滑り止めの為に、
ポリ塩化ビニル製のシートを敷設する場合、通常該シー
トと施工面は接着剤により接着される。このポリ塩化ビ
ニルの長尺シートは通常巻物の状態で流通されるので、
シートに巻き癖が付いてしまうことがあり、初期接着力
の弱い接着剤では、接着剤の硬化前にシートが施工面か
ら浮き上がってしまうという問題があった。このため接
着剤が硬化するまでシートとモルタル面の接着を担保で
きる初期接着力を有する接着剤が望まれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、初期接着力
に優れた一液型ウレタン接着剤組成物を提供しようとす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】発明者は鋭意研究を重ね
た結果、エポキシ化天然ゴム、さらにはロジンポリオー
ルを配合することによりウレタン系接着剤組成物の初期
接着性の向上を図れることを見いだし、本発明を完成し
た。すなわち、本発明は、活性イソシアネート基含有ウ
レタンプレポリマー100重量部に対し、エポキシ化天
然ゴム0.2〜5.0重量部を配合することを特徴とす
る一液型ウレタン接着剤組成物を提供する。さらに、上
記接着剤組成物にロジンポリオール10〜30重量部配
合することにより、より高い初期接着力を発現すること
ができる。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の接着剤組成物につ
いて詳細に説明する。本発明の接着剤組成物に配合され
るウレタンプレポリマーは、ポリオール化合物と過剰の
ポリイソシアネート化合物(すなわち、OH基に対して
の過剰のNCO基)との反応生成物であり、好ましくは
3〜15重量%のイソシアネート基を分子末端に含有す
る。このようなウレタンプレポリマーを生成するポリイ
ソシアネート化合物としては、具体的には2,4−トリ
レンジイソシアネート、2,6−トリレンジイソシアネ
ート、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、
2,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、p−フ
ェニレンジイソシアネート、ポリメチレンポリフェニレ
ンポリイソシアネート等の芳香族ポリイソシアネート;
ヘキサメチレンジイソシアネート等の脂肪族ポリイソシ
アネート;イソホロンジイソシアネート等の脂環式ポリ
イソシアネート;キシリレンジイソシアネート等のアリ
ール脂肪族ポリイソシアネート;上記各ポリイソシアネ
ートのカルボジイミド変性またはイソシアヌレート変性
ポリイソシアネート;等が好適に例示され、これらの1
種あるいは2種以上の組合せとして使用される。
【0006】他方、本発明に利用されるポリオール化合
物は、ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオー
ル、その他のポリオール、およびこれらの混合ポリオー
ルである。具体的には、ポリエーテルポリオールとして
は、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロ
ピレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリ
ン、1,1,1−トリメチロールプロパン、1,2,5
−ヘキサントリオール、1,3−ブタンジオール、1,
4−ブタンジオール、4,4’−ジヒドロキシフェニル
プロパン、4,4’−ジヒドロキシフェニルメタン、ペ
ンタエリスリトール等の多価アルコールから選ばれた少
なくとも1種に、プロピレンオキサイド、エチレンオキ
サイド、ブチレンオキサイド、スチレンオキサイド等か
ら選ばれた少なくとも1種を付加して得られるポリオー
ル;ポリオキシテトラメチレンオキサイド;等が好適に
例示される。
【0007】また、ポリエステルポリオールとしては、
エチレングリコール、プロピレングリコール、ブタンジ
オール、ペンタンジオール、ヘキサンジオール、シクロ
ヘキサンジメタノール、グリセリン、1,1,1−トリ
メチロールプロパン、あるいはその他の低分子ポリオー
ルから選ばれた少なくとも1種と、グルタル酸、アジピ
ン酸、ピメリン酸、スベリン酸、セバシン酸、テレフタ
ル酸、イソフタル酸、ダイマー酸、あるいはその他の低
分子カルボン酸やオリゴマー酸から選ばれた少なくとも
1種との縮合重合体;プロピオンラクトン、バレロラク
トン等の開環重合体;等が好適に例示される。
【0008】さらに、その他のポリオールとしては、ポ
リカーボネートポリオール、ポリブタジエンポリオー
ル、水素添加されたポリブタジエンポリオール、アクリ
ルポリオール等や、エチレングリコール、ジエチレング
リコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコ
ール、ブタンジオール、ペンタンジオール、ヘキサンジ
オール等の低分子ポリオールも好適に例示される。
【0009】このような、ポリオール化合物と過剰のポ
リイソシアネート化合物とよりなる活性イソシアネート
基含有ウレタンプレポリマーを得る際の、ポリオール化
合物とポリイソシアネート化合物との混合割合は、通常
ポリオール化合物1当量(OH当量)当たり、ポリイソ
シアネート化合物2〜15当量(NCO当量)、好まし
くは3〜10当量である。
【0010】このようなウレタンプレポリマーのうち、
ポリ塩化ビニルに対して良好な接着性を有するものが好
ましく、ポリオールとしてポリエステルポリオールを含
有するものが挙げられる。
【0011】また、本発明で用いるウレタンプレポリマ
ーの製造は、通常のウレタンプレポリマーと同様に、所
定量比の両化合物を混合し、通常30〜120℃、好ま
しくは50〜100℃で加熱攪拌することによって行わ
れる。
【0012】本発明で用いるエポキシ化天然ゴムとして
は、天然ゴムを過酢酸により処理しエポキシ基をつけた
もの等が挙げられ、エポキシ化率50%のものが例示さ
れる。エポキシ化天然ゴムの配合量はウレタンプレポリ
マー100重量部に対して0.2〜5.0重量部であ
り、好ましくは1.0〜3.0である。この範囲でエポ
キシ化天然ゴムを配合することによりウレタン接着剤組
成物の初期接着性の向上が図れる。
【0013】本発明の接着剤組成物はエポキシ化天然ゴ
ムとロジンポリオールとを併用することによりさらに強
固な初期接着力を発現することができる。本発明で用い
るロジンポリオールは、分子内にロジン骨格を有するロ
ジン変性ポリオールならいずれでもよいが、なかでもロ
ジンジオールが好ましく、具体的には荒川化学工業社製
のロジンジオール(水酸基価114)が例示される。ロ
ジンポリオールの配合量はウレタンプレポリマー100
重量部に対して10〜30重量部であり、好ましくは1
5〜20重量部である。この範囲でロジンポリオールを
添加することにより貯蔵安定性も損なわれることがな
い。
【0014】本発明の接着剤組成物は、上記の成分を必
須として構成されるが、必要に応じて周知の1液型ウレ
タン組成物に添加される各種の添加剤、すなわちジオク
チルフタレート等の可塑剤、酸化防止剤、紫外線吸収
剤、顔料や染料などの着色剤、セメント、炭酸カルシウ
ム、二酸化チタンやクレイ等の充填剤、有機スズ化合
物、有機ビスマス化合物などの有機金属化合物やアミン
等の硬化触媒(硬化促進剤)等を添加してもよい。な
お、これらの添加剤の配合量は、本発明のウレタン組成
物の用途に応じて、適宜決定すればよい。
【0015】このような本発明の組成物の調製方法には
特に限定はなく、通常の一液型ウレタン組成物と同様で
よい。一例として、各成分を減圧下で十分混練し、均一
に分散させる方法が例示される。
【0016】このようにして得られる本発明の組成物
は、初期接着性に優れる。本発明の組成物の用途は特に
限定されないが、初期接着力が必要とされる用途に好適
に用いられる。モルタル、スレート、コンクリート、石
膏等の面を被着体として好適に用いることができ、例え
ば、これらの面に防水や滑り止めを目的としポリ塩化ビ
ニルの長尺シートを敷設する場合等に好適に用いること
ができる。
【0017】以上、本発明の一液型湿気硬化性のウレタ
ン接着剤組成物について詳細に説明したが、本発明は上
記の例に限定はされず、本発明の要旨を逸脱しない範囲
において、各種の変更や改良が可能である。
【0018】
【実施例】以下、本発明の具体的実施例を挙げ、本発明
をより詳細に説明する。なお、本発明は、以下の実施例
によりなんら限定されるものではない。
【0019】下記表1に示されるような各種のウレタン
接着剤組成物を製造し、次いで、得られた各接着剤組成
物について、以下のような評価を行った。 (初期接着性)クシメごてでスレート面に各接着剤組成
物を塗布し、オープンタイム20分としポリ塩化ビニル
シートをハンドローラーで圧着し、15分間放置する。
その後で、シート端面に50gのおもりを吊るし、シー
トが全面剥離するまでの時間を測定し、初期接着性を評
価した。 (接着力)スレート面とポリ塩化ビニルシートを下記表
1の各種接着剤組成物により接着させ、20℃で1日放
置後、JIS A5536に準拠して、引張り速さ20
0mm/分で、90度はく離によるはく離接着強さ試験
を行なった。これにより各接着剤組成物の接着力を評価
した。結果を下記表1に示す。
【0020】
【0021】表中組成成分量は各成分の重量部を示す。
また、表中の記載はそれぞれ以下のとおりである。 1)ウレタンプレポリマー;SBU 0793<イソシ
アネート%:4%>(住友バイエルウレタン社製) 2)表面処理炭酸カルシウム;カルファイン200(丸
尾カルシウム社製) 3)シリカ;アエロジルR972(日本アエロジル社
製) 4)重質炭酸カルシウム;ホワイトン(白石カルシウム
社製) 5)エポキシ化天然ゴム;ENR−50(R.R.I.
M.社製) 6)ロジンジオール;KE380(水酸基価114、荒
川化学工業社製)
【0022】エポキシ化天然ゴムのみ添加した場合、お
よびエポキシ化天然ゴムとロジンポリオールを併用した
場合のいずれの場合も、無添加またはロジンポリオール
のみ添加した場合よりも得られた接着剤組成物の初期接
着性、硬化後の接着力ともに優れていた。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、初期接着性に優れた1
液型ウレタン接着剤組成物を得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4J034 BA07 CA04 CB03 CB07 CC03 CC08 CD04 DA01 DA08 DB03 DB07 DF02 DF11 DF16 DF20 DF22 DF27 DG02 DG03 DG04 DG06 DG08 DG09 DG14 DG16 DK09 DP18 EA14 EA18 GA06 GA23 GA26 GA33 HA01 HA02 HA06 HB06 HC03 HC12 HC17 HC22 HC26 HC35 HC46 HC52 HC61 HC63 HC64 HC67 HC71 HC73 JA42 KA01 KB02 KC17 KC23 KD12 KE02 QB12 RA08 RA10 4J040 CA012 EF051 EF121 EF131 EF181 EF202 EF251 EF321 GA11 JA12 JB04 LA06 MA06 MA10 NA12

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】活性イソシアネート基含有ウレタンプレポ
    リマー100重量部に対し、エポキシ化天然ゴム0.2
    〜5.0重量部を含有することを特徴とする一液型ウレ
    タン接着剤組成物。
  2. 【請求項2】前記一液型ウレタン接着剤組成物に、さら
    に、活性イソシアネート基含有ウレタンプレポリマー1
    00重量部に対し、ロジンポリオール10〜30重量部
    含有する請求項1に記載の一液型ウレタン接着剤組成
    物。
JP10266138A 1998-09-21 1998-09-21 接着剤組成物 Withdrawn JP2000096028A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100679417B1 (ko) * 2006-03-02 2007-02-06 구경환 컨베이어 벨트의 부분수리용 조성물 및 그의 제조방법,그를 이용한 컨베이어 벨트의 부분수리방법
RU2562987C2 (ru) * 2011-04-15 2015-09-10 Бриджстоун Корпорейшн Адгезивная композиция, способ склеивания с её использованием, слоистый материал и шина

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