JP2000095759A - 三環性化合物、その製造法および剤 - Google Patents

三環性化合物、その製造法および剤

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JP2000095759A
JP2000095759A JP11204103A JP20410399A JP2000095759A JP 2000095759 A JP2000095759 A JP 2000095759A JP 11204103 A JP11204103 A JP 11204103A JP 20410399 A JP20410399 A JP 20410399A JP 2000095759 A JP2000095759 A JP 2000095759A
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JP11204103A
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English (en)
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Shogo Marui
省吾 圓井
Takayuki Doi
孝行 土居
Naoki Tarui
直樹 樽井
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Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Takeda Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】優れたcGMP特異的ホスホジエステラーゼ阻
害剤の提供。 【解決手段】式 【化1】 〔A環はベンゼン環、Wは置換基を有していてもよい窒
素原子、QはC又はN、Xはオキソ等を有していてもよ
いC1-2アルキレン基、ZはH2又はO、Arは芳香族炭
化水素基又は芳香族複素環基を示す〕で表わされる化合
物またはその塩を含有してなるcGMP特異的ホスホジ
エステラーゼ阻害剤。 【効果】循環器系疾患(狭心症、高血圧、うっ血性心不
全、肺高血圧症、アテローム性動脈硬化症、血管開存性
低下症、血管狭窄症、末梢血管疾患、脳卒中など)、閉
塞性肺疾患(慢性喘息、気管支炎など)、アレルギー性
疾患(アレルギー性喘息、アレルギー性鼻炎、蕁麻疹な
ど)、消化管の運動性に特徴づけられる疾患(過敏性腸
症候群など)、糸球体疾患、尿細管間質性疾患、腎不
全、糖尿病合併症、緑内障、ヒトを含むオスのほ乳類動
物の勃起機能不全、ヒトを含むメスのほ乳類動物の雌性
機能不全、早産または月経困難などの予防・治療剤とし
て使用することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サイクリックグア
ノシン3',5'−一リン酸特異的ホスホジエステラーゼ
(cGMP−PDE)阻害作用を有する三環性化合物、
その製造法および剤に関する。
【0002】
【従来の技術】サイクリックグアノシン3',5'−一リ
ン酸(cGMP)は、生体において細胞内情報伝達機構
の2次伝達物質として重要な役割を果たしており、種々
の細胞における機能発現の調節に関与している。cGM
P-PDEの阻害剤は、細胞内のcGMP濃度を上昇さ
せると考えられ、cGMP濃度の上昇は、平滑筋の弛
緩、平滑筋細胞の増殖阻害、血球の内皮細胞への粘着阻
害、血小板凝集阻害、感覚細胞におけるcGMP特異的
イオンチャンネルによるカリウムイオンおよびカルシウ
ムイオンの流量の増加、上皮細胞におけるナトリウムイ
オン流出促進とそれに伴う利尿作用と腎臓におけるナト
リウムの排出促進、胃腸管における液体および電解質の
流出などをもたらすことが知られている。また、cGM
Pは、心筋細胞においては、カリウムイオンおよびカル
シウムイオンの流入の調節にも関与していると考えられ
ている。したがって、cGMP-PDEの阻害剤は、狭
心症、高血圧、心筋梗塞、動脈硬化などの循環器系疾患
や、喘息や気管支炎などの閉塞性肺疾患、アレルギー性
喘息、アレルギー性鼻炎、じんましんなどのアレルギー
性疾患、過敏性腸症候群などの消化管の運動性に特徴づ
けられる疾患、緑内障、勃起機能不全、雌性機能不全の
予防および治療に用いることができる。また、内皮由来
弛緩因子(EDRF)、ニトロ系血管拡張薬、心房性ナトリ
ウム利尿ペプチドの効果に対する増強作用も期待でき
る。これまでにcGMP-PDE阻害剤としては、ザプ
リナスト(Zaprinast)、E-4021、シルデナフィル(Silden
afil)などの縮合ピリミジン誘導体およびその類縁化合
物が報告されている(E.Sybertz and M.Czarniecki, Exp
ert Opinion on Therapeutic Patents, 7, 631-639 (19
97); M.Czarniecki, et.al., Annual Reportsin Medici
nal Chemistry, 31, 61-70 (1996); 特開平10−12
0681号公報など)。
【0003】また、最近、式
【化15】 で表されるナフタレンリグナン誘導体もcGMP-PD
E阻害作用を有することが報告された(中村ら、日本薬
学会第118年会、01[XD]13-3)。これらのうちで、シ
ルデナフィルは米国において勃起機能不全治療薬として
上市されているが、頭痛、消化不良、色覚異常といった
副作用が報告されている。その他の化合物は、阻害作用
の強さ、体内動態、ヒトでの有効性、毒性などの点で実
用には十分満足できるものではないと考えられる。した
がって、上記の公知物質とは化学構造が異なり、低毒性
で優れたcGMP-PDE阻害作用を有し、医薬品とし
て十分満足できる化合物の開発が切望されている。
【0004】また、(1)榊原らによって、特開平2−
149545号公報に、式
【化16】 で表される化合物が、(2)M.Anziniらによって、ヘテ
ロサイクルズ(Heterocycles)、38巻, 103−11
1頁、1994年に、式
【化17】 で表される化合物が、(3)A.Cappelli らによってジ
ャーナル オブ メディシナル ケミストリー(J.Med.
Chem)、40巻、2910−2921頁、1997年
に、式
【化18】 で表される化合物などが報告されているが、これらの化
合物について、cGMP−PDE阻害作用に関する記載
はない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】種々の副作用が改善さ
れ、低毒性で優れたcGMP-PDE阻害作用を有する
化合物の開発が望まれている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために、優れたcGMP-PDE阻害作用を
有し、毒性の低い化合物を探索すべく鋭意研究を進めた
結果、式、
【化19】 で表される化合物またはその塩が、予想外にも優れたc
GMP-PDE阻害作用を有し、医薬品として十分に満
足できることを見いだした。さらに、本発明者らは、こ
れらの知見に基づいて、研究を重ねた結果、本発明を完
成するに至った。
【0007】すなわち、本発明は、(1)式
【化20】 〔式中、A環は置換基を有していてもよいベンゼン環
を、Wは置換基を有していてもよい窒素原子を、QはC
R(Rは水素原子、置換基を有していてもよいアルキル
基または置換基を有していてもよいアルコキシ基を示
す)またはNを、Xはオキソ、ヒドロキシ、置換基を有
していてもよいアルキル、置換基を有していてもよいア
ルコキシ、置換基を有していてもよいアシル、置換基を
有していてもよいアルコキシカルボニルおよびハロゲン
原子からなる群から選ばれる置換基を有していてもよい
1-2アルキレン基を、ZはH2またはOを、Arは置換
基を有していてもよい芳香族炭化水素基または置換基を
有していてもよい芳香族複素環基を示す。〕で表わされ
る化合物またはその塩を含有してなるサイクリックGM
P特異的ホスホジエステラーゼ阻害剤、(2)狭心症、
高血圧症、うっ血性心不全、肺高血圧症、アテローム性
動脈硬化症、血管開存性低下症、血管狭窄症、末梢血管
疾患、脳卒中、慢性喘息、気管支炎、アレルギー性喘
息、アレルギー性鼻炎、蕁麻疹、過敏性腸症候群、糸球
体疾患、尿細管間質性疾患、腎不全、糖尿病合併症、緑
内障、勃起機能不全、雌性機能不全、早産または月経困
難症の予防・治療剤である第(1)項記載の阻害剤、
(3)勃起機能不全または雌性機能不全の予防・治療剤
である第(1)項記載の阻害剤、
【0008】(4)A環が
【化21】 を示す第(1)項記載の阻害剤、
【0009】(5)式
【化22】 〔式中、R1およびR2の一方は水素原子を、他方はアル
コキシ基またはハロゲン原子を示し、R1およびR2は互
いに結合してメチレンジオキシを形成してもよく、A1
環はR1およびR2以外に置換基を有していてもよく、R
3は水素原子、アルキル基またはアルコキシ基を、R4
水素原子、置換基を有していてもよいアルキル基、置換
基を有していてもよいシクロアルキル基または置換基を
有していてもよい含窒素複素環基を、Ar1は置換基を
有していてもよい芳香族炭化水素基または置換基を有し
ていてもよい芳香族複素環基を、X1はオキソ化されて
いてもよいC1-2アルキレン基を、Z1は同一または異な
ってH2またはOを示す。ただし、(1)R1がアルコキ
シ基を、R2が水素原子を、X1がオキソ化されていても
よいメチレンを示すとき、(2)R1およびR2が互いに
結合してメチレンジオキシを形成し、R3が水素原子
を、Ar1
【化23】 を示すとき、または(3)R1が水素原子を、R2がメト
キシ基を、R3が水素原子を、Ar1
【化24】 を示すとき、R4は置換基を有していてもよいアルキル
基を示す。〕で表わされる化合物またはその塩、
【0010】(6)式
【化25】 〔式中、R5は水素原子、アルキル基またはアルコキシ
基を、Ar2およびAr3は同一または異なって置換基を
有していてもよい芳香族炭化水素基または置換基を有し
ていてもよい芳香族複素環基を示す。〕で表わされる化
合物またはその塩、
【0011】(7)式
【化26】 〔式中、A2環は置換基を有するベンゼン環を、R6は水
素原子または置換基を有していてもよいアルキル基を、
Ar4は置換基を有していてもよい芳香族炭化水素基ま
たは置換基を有していてもよい芳香族複素環基を、X2
はオキソ、ヒドロキシ、置換基を有していてもよいアル
キル、置換基を有していてもよいアルコキシ、置換基を
有していてもよいアシル、置換基を有していてもよいア
ルコキシカルボニルおよびハロゲン原子からなる群から
選ばれる置換基を有していてもよいC1-2アルキレン基
を示す。ただし、A2環が
【化27】 を、R6が水素原子または4−メトキシ−ベンジル基
を、Ar4が4−メトキシ−フェニル基,4−フルオロ
−フェニル基または4−トリフルオロメチル−フェニル
基を示すとき、X2はオキソ、ヒドロキシ、置換基を有
していてもよいアルキル、置換基を有していてもよいア
ルコキシ、置換基を有していてもよいアシル、置換基を
有していてもよいアルコキシカルボニルおよびハロゲン
原子からなる群から選ばれる置換基を有するC1-2アル
キレン基を示す。〕で表わされる化合物またはその塩、
【0012】(8)式
【化28】 〔式中、A3環は置換基を有していてもよいベンゼン環
を、R7は水素原子またはアルキル基を、Ar5は置換基
を有していてもよい芳香族複素環基を、Ar6は置換基
を有していてもよい芳香族炭化水素基または置換基を有
していてもよい芳香族複素環基を、X3はオキソ化され
ていてもよいC1-2アルキレン基を示す。ただし、A3
【化29】 の時、X3はオキソ化されたC1-2アルキレン基を示
す。〕で表わされる化合物またはその塩、(9)式
【化30】 〔式中、各記号は第(5)項記載と同意義を示す。〕で
表わされる化合物またはその塩を還元反応に付すことを
特徴とする第(5)項記載の化合物またはその塩の製造
法、
【0013】(10)式
【化31】 〔式中、各記号は第(6)項記載と同意義を示す。〕で
表わされる化合物またはその塩をN−アルキル化反応に
付すことを特徴とする第(6)項記載の化合物またはそ
の塩の製造法、
【0014】(11)式
【化32】 〔式中、各記号は第(7)項記載と同意義を示す。〕で
表わされる化合物またはその塩と式
【化33】 〔式中、各記号は第(7)項記載と同意義を示す。〕で
表わされる化合物またはその塩とを反応させることを特
徴とする第(7)項記載の化合物またはその塩の製造法
を提供する。
【0015】さらに、本発明は、(12)A環がハロ
ゲン原子、ハロゲン原子で置換されていてもよいC
1-6アルキル、カルボキシルまたはC1-6アルコキシ−
カルボニルで置換されていてもよいC1-6アルコキシ
基、ニトロ、ヒドロキシ、C1-6アルキルカルボ
ニルで置換されていてもよいアミノ、C1-3アルキレ
ンジオキシ、C1-3アルキレンオキシおよびトリま
たはテトラメチレンからなる群から選ばれる1ないし3
個の置換基を有していてもよいベンゼン環を、Wが
(i)カルボキシル、C1-6アルコキシ−カルボニ
ル、ヒドロキシ、モノ−またはジ−C1-6アルキル
アミノ、ヒドロキシ,C1-6アルコキシ,カルボキシ
ル,C1-6アルコキシ−カルボニル,ハロゲン(特に、
塩素),モノ−またはジ−C1-6アルキルアミノ−C1-6
アルキル,スルファモイルまたはC1-6アルキルを有し
ていてもよい5または6員の含窒素複素環−カルボニル
で置換されていてもよいC6-14アリール(特に、フェニ
ル)およびC1-6アルキル,C6-14アリールもしくは
7-15アラルキルで置換されていてもよい窒素原子およ
び酸素原子から選ばれる1ないし2個のヘテロ原子を含
む5ないし6員の複素環基(特に、イミダゾリニル、ピ
リジル、ピペリジル、ピペリジノ、ピペラジニル、モル
ホリノ)からなる群から選ばれる置換基を有していても
よいC1-6アルキル基、(ii)C1-6アルコキシ−カルボ
ニル基、(iii)カルボキシルまたはC7-15アラルキル
オキシ−カルボニルで置換されていてもよいC1-6アル
キルカルボニル基または(iv)カルボキシル、C
1-6アルコキシ−カルボニル、ヒドロキシ、モノ−
またはジ−C1-6アルキルアミノ、ヒドロキシ,C1-6
アルコキシ,カルボキシルもしくはC1-6アルコキシ−
カルボニルで置換されていてもよいC6-14アリール(特
に、フェニル)およびC1-6アルキル,C6-14アリー
ルもしくはC7-15アラルキルで置換されていてもよい窒
素原子および酸素原子から選ばれる1ないし2個のヘテ
ロ原子を含む5ないし6員の複素環基(特に、イミダゾ
リニル、ピリジル、ピペリジル、ピペリジノ、ピペラジ
ニル、モルホリノ)からなる群から選ばれる置換基を有
していてもよい含窒素複素環基(特に、ピペリジル、ピ
リジル)から選ばれる置換基を有してしてもよい窒素原
子を、Rが(i)水素原子、(ii)モノ−もしくはジ−
1-6アルキルアミノで置換されていてもよいC1-6アル
キル基または(iii)モノ−もしくはジ−C1-6アルキル
アミノで置換されていてもよいC1-6アルコキシ基を、
Arが(i)ハロゲン原子、シアノ、ヒドロキ
シ、ハロゲンで置換されていてもよいC1-6アルキ
ル、ハロゲン原子,モノ−もしくはジ−C1-6アルキ
ルアミノまたはC1-6アルコキシカルボニルで置換され
ていてもよいC1-6アルコキシ、C7-15アラルキルオ
キシ(特に、ベンジルオキシ),C1-3アルキレンジ
オキシ(例、メチレンジオキシ),C1-6アルキルチ
オおよびC1-6アルキル−C6-14アリール−スルホニ
ル(例、メチルフェニルスルホニル)から選ばれる1な
いし3個の置換基を有していてもよいC6-14アリール
基,(ii)窒素原子上にC1-6アルキルまたは酸素原子
を有していてもよい、窒素原子,酸素原子および硫黄原
子から成る群から選ばれる1ないし2個のヘテロ原子を
有する5ないし13員の複素環基(特に、ピリジル,チ
エニル,イソインドリル)を示す第(1)項記載の剤、
(13)R1およびR2が互いに結合してメチレンジオキ
シを形成し、R3が水素原子またはC1-6アルキル基を、
4が(i)水素原子、(ii)カルボキシル、C1-6
アルコキシ−カルボニル、ヒドロキシ、モノ−また
はジ−C1-6アルキルアミノ、ヒドロキシ,C1-6アル
コキシ,カルボキシル,C1-6アルコキシ−カルボニ
ル,ハロゲン(特に、塩素),モノ−またはジ−C1-6
アルキルアミノ−C1-6アルキル,スルファモイルまた
はC1-6アルキルを有していてもよい5または6員の含
窒素複素環−カルボニルで置換されていてもよいC6-14
アリール(特に、フェニル)およびC1-6アルキル,
6-14アリールもしくはC7-15アラルキルで置換されて
いてもよい窒素原子および酸素原子から選ばれる1ない
し2個のヘテロ原子を含む5ないし6員の複素環基(特
に、イミダゾリニル、ピリジル、ピペリジル、ピペリジ
ノ、ピペラジニル、モルホリノ)からなる群から選ばれ
る置換基を有していてもよいC1-6アルキル基または(i
ii)C7-15アラルキル基を有していてもよい5ないし6
員の含窒素複素環基(特に、ピペリジル)を、Ar1
ハロゲン原子,C1-6アルコキシ,C1-6アルキルチ
オ、C1-6アルキル−C6-14アリール−スルホニルもし
くはC1-3アルキレンジオキシ(例、メチレンジオキ
シ)を有していてもよいC6-14アリール基または窒素
原子,酸素原子および硫黄原子から成る群から選ばれる
1ないし2個のヘテロ原子を有する5ないし13員の複
素環基(特に、ピリジル,チエニル,3−インドリル等
のインドリル)を示す第(5)項記載の化合物(II)、
(14)R1およびR2の一方が水素原子を、他方がハロ
ゲン原子(例、塩素原子)またはC1-6アルコキシ基
(例、メトキシ、エトキシ)を、R3が水素原子または
1-6アルキル基(例、メチル)を、R4が5または6員
の含窒素複素環基(特に、ピリジル)を有していてもよ
いC1-6アルキル基(例、メチル)を、Ar1はハロゲン
原子を有していてもよいC6-14アリール基(例、フェニ
ル)を示す第(5)項記載の化合物(II)、
【0016】(15)R5が水素原子を、Ar2がハロゲ
ン原子を有していてもよいC6-14アリール基を、Ar3
がC1-6アルコキシを有していてもよいC6-14アリー
ル基または5ないし6員の含窒素複素環基(特に、ピ
リジル基)を示す第(6)項記載の化合物(III)、
(16)A2環がハロゲン原子、ハロゲン原子で置換さ
れていてもよいC1-6アルキル、C1-6アルコキシ基、ニ
トロ、C1-6アルキルカルボニルで置換されていてもよ
いアミノまたはC1-3アルキレンジオキシを有していて
もよいベンゼン環を、R6が水素原子、またはC1-6
アルコキシを有していてもよいC6-14アリールもしくは
5ないし6員の含窒素複素環基(特に、ピリジル基)を
有していてもよいC1-6アルキル基を、Ar4はハロゲン
原子,ハロゲン原子で置換されていてもよいC1-6アル
キル,ハロゲンで置換されていてもよいC1-6アルコキ
シおよびメチレンジオキシから選ばれる置換基を有して
いてもよいC6-14アリール基を、X2はオキソで置換さ
れていてもよいメチレンまたはエチレンを示す第(7)
項記載の化合物(IV)、(17)R1およびR2が共に結
合してメチレンジオキシを形成する第(5)項記載の化
合物(II)、(18)R1およびR2が共に結合してメチ
レンジオキシを形成し、R3が水素原子を、R4が(i)
カルボキシルで置換されていてもよいフェニルまたは
(ii)C1-6アルキルで置換されていてもよい窒素原子
および酸素原子から選ばれる1ないし2個のヘテロ原子
を含む5ないし6員の複素環基(特に、ピリジル、ピペ
ラジニル、モルホリノ)からなる群から選ばれる置換基
を有していてもよいC1-6アルキル基を、X1がメチレン
を、Z1がOを、Ar1がハロゲン原子で置換されていて
もよいフェニル基を示す第(5)項記載の化合物(I
I)、(19)A2環がニトロを有していてもよいベンゼ
ン環を、R6がC1-6アルコキシを有していてもよいフェ
ニルで置換されていてもよいC1-6アルキル基を、Ar4
はフェニル基を、X2はメチレンを示す第(7)項記載
の化合物(IV)、(20)A3環が5または6員の含窒
素複素環(例、ピリジル)で置換されていてもよいC
1-6アルコキシ(例、メトキシ),ヒドロキシ,C1-6
ルキル(例、メチル)もしくはC1-3アルキレンジオキ
シ(例、エチレンジオキシ)を有していてもよいベンゼ
ン環を、R7が水素原子を、Ar5が5または6員の含窒
素複素環(例、ピリジル)を、Ar6がハロゲン(例、
フッ素)もしくはC1-3アルキレンジオキシ(例、メチ
レンジオキシ)を有していてもよいC6-14アリール基
を、X3はオキソで置換されていてもよいメチレンを示
す第(8)項記載の化合物(V)、(21)9−(4−
フルオロフェニル)−7−(4−ピリジル)メチル−
7,8−ジヒドロ−6H−1,3−ベンゾジオキソロ
[5,6−f]イソインドール−6−オン、および(2
2)5−(4−フルオロフェニル)−7−(4−ピリ
ジル)メチル−6H−1,3−ベンゾジオキソロ[5,
6−f]イソインドール−6,8(7H)−ジオン、
5−(4−フルオロフェニル)−9−メチル−7−(4
−ピリジル)メチル−6H−1,3−ベンゾジオキソロ
[5,6−f]イソインドール−6,8(7H)−ジオ
ンまたは5−(4−フルオロフェニル)−9−プロピ
ル−7−(4−ピリジル)メチル−6H−1,3−ベン
ゾジオキソロ[5,6−f]イソインドール−6,8
(7H)−ジオンを提供する。
【0017】上記式中、A環、A1環,A2環およびA3
環で示されるベンゼン環の置換基としては、例えば、
(i)ハロゲン原子(例えば、フッ素、塩素、臭素、ヨ
ウ素など)、(ii)C1-3アルキレンジオキシ基(例え
ば、メチレンジオキシ、エチレンジオキシなど)、(ii
i)ニトロ基、(iv)シアノ基、(v)置換されていても
よいC1-6アルキル基(例えば、メチル、エチル、プロ
ピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec-ブチ
ル、tert-ブチル、ペンチル、ヘキシルなど)、(vi)
置換されていてもよいC2-6アルケニル基(例えば、ビ
ニル、プロペニル、イソプロペニル、2−ブテン−1−
イル、4−ペンテン−1−イル、5−へキセン−1−イ
ルなど)、(vii)置換されていてもよいC2-6アルキニ
ル基(例えば、2−ブチン−1−イル、4−ペンチン−
1−イル、5−へキシン−1−イルなど)、(viii)置
換されていてもよいC3-7シクロアルキル基(例えば、
シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シク
ロヘキシルなど)、(ix)置換されていてもよいアルコ
キシ基(例えば、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イ
ソプロポキシ、n−ブトキシ、イソブトキシ、sec−ブト
キシ、tert−ブトキシなどのC1-6アルコキシ基な
ど)、(x)ハロゲンで置換されていてもよいC1-6アル
キルチオ基(例えば、メチルチオ、エチルチオ、n−プ
ロピルチオ、イソプロピルチオ、n-ブチルチオ、イソブ
チルチオ、sec-ブチルチオ、tert-ブチルチオなどのC
1-6アルキルチオ基など)、(xi)ヒドロキシ基、(xi
i)アミノ基、(xiii)モノ−またはジ−C1-6アルキル
アミノ基(例えば、メチルアミノ、エチルアミノ、プロ
ピルアミノ、イソプロピルアミノ、ブチルアミノ、ジメ
チルアミノ、ジエチルアミノ、ジプロピルアミノ、ジブ
チルアミノなど)、(xiv)C1-6アルキルカルボニルア
ミノ基(例えば、アセチルアミノ、エチルカルボニルア
ミノなど)、(xv)5ないし6員環状アミノ基(例え
ば、モルホリノ、ピペラジン−1−イル、ピペリジノ、
ピロリジン−1−イルなどがあげられ、該環状アミノ基
はヒドロキシまたはオキソを有していてもよい)、(xv
i)C1-6アルキルカルボニル−アミノ基(例えば、アセ
チルアミノ、エチルカルボニルアミノなど)、(xvii)
1-6アルキルカルボニル基(例えば、アセチル、プロ
ピオニルなど)、(xviii)カルボキシ基、(xix)C
1-6アルコキシ−カルボニル基(例えば、メトキシカル
ボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル、
ブトキシカルボニルなど)、(xx)カルバモイル基、
(xxi)モノ−C1-6アルキル−カルバモイル基(例え
ば、メチルカルバモイル、エチルカルバモイルなど)、
(xxii)ジ−C1-6アルキル−カルバモイル基(例え
ば、ジメチルカルバモイル、ジエチルカルバモイルな
ど)、(xxiii)モノ−またはジC6-14アリールカルバ
モイル(例えば、フェニルカルバモイル、ナフチルカル
バモイルなど)、(xxiv)スルホ基、(xxv)C1-6アル
キルスルホニル基(例えば、メチルスルホニル、エチル
スルホニルなど)、(xxvi)置換されていてもよいC
6-14アリール基(例えば、フェニル、ナフチルなど)、
(xxvii)置換されていてもよいC6-14アリールオキシ
基(例えば、フェニルオキシ、ナフチルオキシなど)、
(xxviii)置換されていてもよいC7-15アラルキル基
(例えば、ベンジルシ,フェニルエチルなど)、(xxi
x)置換されていてもよいC7-15アラルキルオキシ基
(例えば、ベンジルオキシ,フェニルエチルオキシな
ど)、(xxx)チオカルバモイル基、(xxxi)モノ−C
1-6アルキルチオ−カルバモイル基(例えば、メチルチ
オカルバモイル、エチルチオカルバモイルなど)、(xx
xii)ジ−C1-6アルキルチオ−カルバモイル基(例え
ば、ジメチルチオカルバモイル、ジエチルチオカルバモ
イルなど)、(xxxiii)モノ−またはジ−C6-14アリー
ルカルバモイル基(例えば、フェニルカルバモイルな
ど)および(xxxiv)モノ−またはジ−C6-14アリール
チオ−カルバモイル基(例えば、フェニルチオカルバモ
イルなど)、(xxxv)C1-3アルキレンオキシ基、(xxx
vi)トリまたはテトラメチレン基、(xxxvii)スルファ
モイル基、(xxxviii)置換されていてもよい、炭素原
子以外に窒素原子,酸素原子および硫黄原子などから選
ばれる1ないし3個のヘテロ原子を含む5ないし10員
の複素環基(例えば、1−,2−または3−ピロリジニ
ル、2−または4−イミダゾリニル、2−,3−または
4−ピラゾリジニル、3−,4−または5−ピラゾリ
ル、2−,4−または5−イミダゾリル、ピペリジノ、
2−,3−または4−ピペリジル、1−または2−ピペ
ラジニル、モルホリノ、2−または3−モルホリニル、
2−または3−チエニル、2−,3−または4−ピリジ
ル、2−または3−フリル、ピラジニル、2−,4−ま
たは5−ピリミジニル、2−または3−ピロリル、2
−,4−または5−オキサゾリル、2−,4−または5
−チアゾリル、3−ピリダジニル、3−,4−または5
−イソチアゾリル、3−,4−または5−イソオキサゾ
リルなど、好ましくは、2−,4−または5−イミダゾ
リニル、2−,3−または4−ピリジル、2−,3−ま
たは4−ピペリジル、ピペリジノ、1−または2−ピペ
ラジニル、モルホリノなど)またはそのベンゾ縮合環
基,(xxxix)上記の置換されていてもよい、炭素原子
以外に窒素原子,酸素原子および硫黄原子などから選ば
れる1ないし3個のヘテロ原子を含む5ないし10員の
複素環基(特に、5または6員の含窒素複素環)−カル
ボニル基などから選ばれる1ないし4個が用いられる。
【0018】さらに、上記のA環の置換基であるC1-6
アルキル基、C2-6アルケニル基、C2-6アルキニル基お
よびC1-6アルコキシ基が有していてもよい置換基とし
ては、例えば、ハロゲン原子(例えば、フッ素、塩素、
臭素、ヨウ素など)、ヒドロシキ、カルボキシル、C
1-6アルコキシ(例、メトキシ、エトキシなど)、C1-6
アルコキシ−カルボニル(例、アセチル、エチルカルボ
ニルなど)、C1-6アルキルカルボニル(例、メトキシ
カルボニル、エトキシカルボニルなど)、アミノ、モノ
−またはジ−C1-6アルキルアミノ(例、メチルアミ
ノ、ジメチルアミノ、エチルアミノ、ジメチルアミノな
ど)、C1-6アルキルカルボニルアミノ(例、アセチル
アミノなど)、炭素原子以外に窒素原子,酸素原子およ
び硫黄原子などから選ばれる1ないし3個のヘテロ原子
を含む5ないし10員の複素環基(例えば、1−,2−
または3−ピロリジニル、2−または4−イミダゾリニ
ル、2−,3−または4−ピラゾリジニル、3−,4−
または5−ピラゾリル、2−,4−または5−イミダゾ
リル、ピペリジノ、2−,3−または4−ピペリジル、
ピペラジノ、1−または2−ピペラジニル、モルホリ
ノ、2−または3−モルホリニル、2−または3−チエ
ニル、2−,3−または4−ピリジル、2−または3−
フリル、ピラジニル、2−,4−または5−ピリミジニ
ル、2−または3−ピロリル、2−,4−または5−オ
キサゾリル、2−,4−または5−チアゾリル、3−ピ
リダジニル、3−,4−または5−イソチアゾリル、3
−,4−または5−イソオキサゾリルなど。好ましく
は、2−,4−または5−イミダゾリニル、2−,3−
または4−ピリジル、2−,3−または4−ピペリジ
ル、ピペラジノ、1−または2−ピペラジニル、モルホ
リノ、2−または3−モルホリニルなど)またはそのベ
ンゾ縮合環基などが用いられる。また、上記のA環の置
換基であるC3-7シクロアルキル基、C6-14アリール
基、C7-15アラルキル基、C6-14アリールオキシ基、C
7-15アラルキルオキシ基並びに複素環が有していてもよ
い置換基、およびA環の置換基であるアルキル等が有す
る複素環が有していてもよい置換基としては、例えば、
前記置換されていてもよいC1-6アルキル、前記置換さ
れていてもよいC2-6アルケニル基、前記置換されてい
てもよいC2-6アルキニル基、前記置換されていてもよ
いC1-6アルコキシ基、ハロゲン原子(例えば、フッ
素、塩素、臭素、ヨウ素など)、ヒドロキシ、カルボキ
シル、C1-6アルコキシ(例、メトキシ、エトキシな
ど)、C1-6アルコキシ−カルボニル(例、メトキシカ
ルボニル、エトキシカルボニルなど)、C1-6アルキル
カルボニル(例、メトキシカルボニル、エトキシカルボ
ニルなど)、アミノ、モノ−またはジ−C1-6アルキル
アミノ例、メチルアミノ、ジメチルアミノ、エチルアミ
ノ、ジメチルアミノなど、C1- 6アルキルカルボニルア
ミノ(例、アセチルアミノなど)、C1-3アルキレンジ
オキシ(例、メチレンジオキシ、エチレンジオキシな
ど)、C1-3アルキレンオキシ(例、メチレンオキシ、
エチレンオキシなど)、C6-14アリール基(例、フェニ
ル、ナフチルなど)、C7-15アラルキル基(例、ベンジ
ル、フェニルエチルなどなど)、C6-14アリールオキシ
基(例、フェノキシなど)、C7-15アラルキルオキシ基
(例、ベンジルオキシなど)などが用いられる。
【0019】Ar、Ar1、Ar2、Ar3,Ar4および
Ar6で示される芳香族炭化水素基としては、例えば、
6ないし14員の単環式あるいは縮合多環式芳香族炭化
水素基、より具体的には、フェニル、ビフェニル、1−
ナフチル、2−ナフチル、2−インデニル、1−アント
リル、2−アントリル、3−アントリル、1−フェナン
トリル、2−フェナントリル、3−フェナントリル、4
−フェナントリルまたは9−フェナントリルなどのC
6-14アリール基など(好ましくは、フェニル、トリル、
キシリル、ビフェニル、1−ナフチルまたは2−ナフチ
ルなど、特に好ましくはフェニルなど)などが用いられ
る。Ar、Ar1、Ar2、Ar3,Ar4,Ar5および
Ar6で示される芳香族複素環基としては、例えば、炭
素原子以外に窒素原子、硫黄原子および酸素原子から選
ばれる好ましくは1種または2種のヘテロ原子を1個以
上(例えば、1ないし4個、好ましくは1ないし3個、
より好ましくは1ないし2個)を含む5ないし10員の
単環またはその縮合芳香族複素環基、より具体的には、
チオフェン、ベンゾ〔b〕チオフェン、ベンゾ〔b〕フ
ラン、ベンズイミダゾール、ベンズオキサゾール、ベン
ゾチアゾール、ベンズイソチアゾール、ナフト〔2,3
−b〕チオフェン、チアントレン、フラン、イソインド
リジン、キサントレン、フェノキサチイン、ピロール、
イミダゾール、トリアゾール、チアゾール、オキサゾー
ル、ピラゾール、ピリジン、ピラジン、ピリミジン、ピ
リダジン、インドール、イソインドール、1H−インダ
ゾール、プリン、4H−キノリジン、イソキノリン、キ
ノリン、フタラジン、ナフチリジン、キノキサリン、キ
ナゾリン、シンノリン、カルバゾール、β−カルボリ
ン、フェナントリジン、アクリジン、フェナジン、イソ
チアゾール、フェノチアジン、イソオキサゾール、フラ
ザン、フェノキサジンまたはイソクロマンなどの5ない
し10員の芳香族複素環(好ましくは、ピリジン、チオ
フェン、フランまたはインドールなど、より好ましくは
ピリジン、チオフェンまたはインドールなど)、あるい
はこれらの環(好ましくは、前記した単環の複素環)が
1個あるいは複数個(好ましくは1または2個、さらに
好ましくは1個)の芳香環(例えば、上記した芳香族炭
化水素基など、好ましくはベンゼン環等)と縮合して形
成された環から任意の水素原子を除いてできる1価の基
などが用いられる。上記の芳香族炭化水素基および芳香
族複素環基が有していてもよい置換基としては、例え
ば、前記したA環で示されるベンゼン環が有していても
よい置換基と同様のものが用いられる。さらに、芳香族
複素環基が窒素原子を含む場合、その窒素原子はC1-6
アルキルまたは酸素原子と結合していてもよい。
【0020】R、R3、R4、R5,R6およびR7で示さ
れるアルキル基、およびXおよびX2で示されるC1-2
ルキレン基が有していてもよいアルキル基としては、例
えば、炭素数1ないし16の直鎖状あるいは分枝状のア
ルキル基などが用いられる。なかでも、例えば、メチ
ル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブ
チル、 sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、ヘキシ
ルなどのC1-6アルキル基などが好ましい。R、R4およ
びR6で示されるアルキル基、およびXおよびX2示され
るC1-2アルキレン基が有していてもよいアルキル基が
有していてもよい置換基としては、例えば、(i)ハロ
ゲン原子(例えば、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素な
ど)、(ii)ニトロ基、(iii)シアノ基、(iv)C3-6
シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル、シクロブ
チル、シクロペンチル、シクロヘキシルなど)、(v)
置換されていてもよいアルコキシ基(例えば、メトキ
シ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブト
キシ、イソブトキシ、sec−ブトキシ、tert−ブトキシ
などのC1-6アルコキシ基など)、(vi)ハロゲン原子
(例えば、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素など)で置換さ
れていてもよいC1-6アルキルチオ基(例えば、メチル
チオ、エチルチオ、n−プロピルチオ、イソプロピルチ
オ、n-ブチルチオ、イソブチルチオ、sec-ブチルチオ、
tert-ブチルチオなどのC1-6アルキルチオ基など)、
(vii)ヒドロキシ基、(viii)アミノ基、(ix)モノ
−またはジ−C1-6アルキルアミノ基(例えば、メチル
アミノ、エチルアミノ、プロピルアミノ、イソプロピル
アミノ、ブチルアミノ、ジメチルアミノ、ジエチルアミ
ノ、ジプロピルアミノ、ジブチルアミノなど)、(x)
1-6アルキルカルボニルアミノ基(例えば、アセチル
アミノ、エチルカルボニルアミノなど)、(xi)5ない
し6員環状アミノ基(例えば、モルホリノ、ピペラジン
−1−イル、ピペリジノ、ピロリジン−1−イルなどが
あげられ、該環状アミノ基はヒドロキシまたはオキソを
有していてもよい)、(xii)C1-6アルキルカルボニル
−アミノ基(例えば、アセチルアミノ、エチルカルボニ
ルアミノなど)、(xiii)C1-6アルキルカルボニル基
(例えば、アセチル、プロピオニルなど)、(xiv)カ
ルボキシ基、(xv)C1-6アルコキシ−カルボニル基
(例えば、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、
プロポキシカルボニル、ブトキシカルボニルなど)、
(xvi)カルバモイル基、(xvii)モノ−C1-6アルキル
−カルバモイル基(例えば、メチルカルバモイル、エチ
ルカルバモイルなど)、(xviii)ジ−C1-6アルキル−
カルバモイル基(例えば、ジメチルカルバモイル、ジエ
チルカルバモイルなど)、(xix)モノ−またはジC
6-14アリールカルバモイル(例えば、フェニルカルバモ
イル、ナフチルカルバモイルなど)、(xx)スルホ基、
(xxi)C1-6アルキルスルホニル基(例えば、メチルス
ルホニル、エチルスルホニルなど)、(xxii)置換され
ていてもよいC6-14アリールオキシ基(例えば、フェニ
ルオキシ、ナフチルオキシなど)、(xxiii)置換され
ていてもよいC7-15アラルキルオキシ基(例えば、ベン
ジルオキシ,フェニルエチルオキシなど)、(xxiv)チ
オカルバモイル基、(xxv)モノ−C1-6アルキルチオ−
カルバモイル基(例えば、メチルチオカルバモイル、エ
チルチオカルバモイルなど)、(xxvi)ジ−C1-6アル
キルチオ−カルバモイル基(例えば、ジメチルチオカル
バモイル、ジエチルチオカルバモイルなど)、(xxvi
i)モノ−またはジ−C6-14アリールカルバモイル基
(例えば、フェニルカルバモイルなど)および(xxvii
i)モノ−またはジ−C6-14アリールチオ−カルバモイ
ル基(例えば、フェニルチオカルバモイルなど)、(xx
ix)C1-3アルキレンオキシ基、(xxx)置換されていて
もよい、炭素原子以外に窒素原子,酸素原子および硫黄
原子などから選ばれる1ないし3個のヘテロ原子を含む
5ないし10員の複素環基(例えば、1−,2−または
3−ピロリジニル、2−または4−イミダゾリニル、2
−,3−または4−ピラゾリジニル、3−,4−または
5−ピラゾリル、2−,4−または5−イミダゾリル、
ピペリジノ、2−,3−または4−ピペリジル、ピペラ
ジノ、1−または2−ピペラジニル、モルホリノ、2−
または3−モルホリニル、2−または3−チエニル、2
−,3−または4−ピリジル、2−または3−フリル、
ピラジニル、2−,4−または5−ピリミジニル、2−
または3−ピロリル、2−,4−または5−オキサゾリ
ル、2−,4−または5−チアゾリル、3−ピリダジニ
ル、3−,4−または5−イソチアゾリル、3−,4−
または5−イソオキサゾリルなど。好ましくは、2−,
4−または5−イミダゾリニル、2−,3−または4−
ピリジル、2−,3−または4−ピペリジル、ピペラジ
ノ、1−または2−ピペラジニル、モルホリノ、2−ま
たは3−モルホリニルなど。好ましくは、2−,4−
または5−イミダゾリニル、2−,3−または4−ピリ
ジル、2−,3−または4−ピペリジル、ピペラジノ、
1−または2−ピペラジニル、モルホリノ、2−または
3−モルホリニルなどの炭素原子以外に窒素原子および
酸素原子などから選ばれる1ないし2個のヘテロ原子を
含む5ないし6員の複素環基、2−,3−または4−
ピリジルなどの5ないし6員の含窒素複素環基など)ま
たはそのベンゾ縮合環基などから選ばれる1ないし4個
が用いられる。
【0021】上記アルキル基の置換基であるC1-6アル
コキシ基が有していてもよい置換基としては、例えば、
ハロゲン原子(例えば、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素な
ど)、ヒドロキシ、カルボキシル、C1-6アルコキシ
(例、メトキシ、エトキシなど)、C1-6アルコキシ−
カルボニル(例、アセチル、エチルカルボニルなど)、
1-6アルキルカルボニル(例、メトキシカルボニル、
エトキシカルボニルなど)、アミノ、モノ−またはジ−
1-6アルキルアミノ(例、メチルアミノ、ジメチルア
ミノ、エチルアミノ、ジメチルアミノなど)、C1-6
ルキルカルボニルアミノ(例、アセチルアミノなど)、
例えば、1−,2−または3−ピロリジニル、2−また
は4−イミダゾリニル、2−,3−または4−ピラゾリ
ジニル、3−,4−または5−ピラゾリル、2−,4−
または5−イミダゾリル、ピペリジノ、2−,3−また
は4−ピペリジル、ピペラジノ、1−または2−ピペラ
ジニル、モルホリノ、2−または3−モルホリニル、2
−または3−チエニル、2−,3−または4−ピリジ
ル、2−または3−フリル、ピラジニル、2−,4−ま
たは5−ピリミジニル、2−または3−ピロリル、2
−,4−または5−オキサゾリル、2−,4−または5
−チアゾリル、3−ピリダジニル、3−,4−または5
−イソチアゾリル、3−,4−または5−イソオキサゾ
リルなど)またはそのベンゾ縮合環基などが用いられ
る。上記アルキル基の置換基であるC6-14アリールオキ
シ基、C7-15アラルキルオキシ基および複素環が有して
いてもよい置換基としては、例えば、ハロゲン化されて
いてもよいC1-6アルキル、ハロゲン化されていてもよ
いC2-6アルケニル基、ハロゲン化されていてもよいC
2-6アルキニル基、前記置換されていてもよいC1-6アル
コキシ基、ハロゲン原子(例えば、フッ素、塩素、臭
素、ヨウ素など)、ヒドロキシ、カルボキシル、C1-6
アルコキシ(例、メトキシ、エトキシなど)、C1-6
ルコキシ−カルボニル(例、メトキシカルボニル、エト
キシカルボニルなど)、C1-6アルキルカルボニル
(例、メトキシカルボニル、エトキシカルボニルな
ど)、アミノ、モノ−またはジ−C1-6アルキルアミノ
(例、メチルアミノ、ジメチルアミノ、エチルアミノ、
ジメチルアミノなど)、C1-6アルキルカルボニルアミ
ノ(例、アセチルアミノなど)、C1-3アルキレンジオ
キシ(例、メチレンジオキシ、エチレンジオキシな
ど)、C1-3アルキレンオキシ(例、メチレンオキシ、
エチレンオキシなど)、C6-14アリール基(例、フェニ
ル、ナフチルなど)、C7-15アラルキル基(例、ベンジ
ル、フェニルエチルなどなど)、C6-14アリールオキシ
基(例、フェノキシなど)、C7-15アラルキルオキシ基
(例、ベンジルオキシなど)などが用いられる。該ハロ
ゲン化されていてもよいC1-6アルキル、該ハロゲン化
されていてもよいC2-6アルケニル基および該ハロゲン
化されていてもよいC2-6アルキニル基のハロゲン原子
としては、例えば、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素などが
用いられる。
【0022】R、R1、R2、R3およびR5で示されるア
ルコキシ基、およびX並びにX2で示されるC1-2アルキ
レン基が有していてもよいアルコキシ基としては、例え
ば、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキ
シ、n−ブトキシ、イソブトキシ、sec−ブトキシ、tert
−ブトキシなどのC1-6アルコキシ基などが用いられ
る。Rで示されるアルコキシ基、およびX並びにX2
示されるC1-2アルキレン基が有していてもよい示され
るアルコキシ基が有していてもよい置換基としては、上
記したRで示されるアルキル基が有していてもよい置換
基と同様のものが用いられる。XおよびX2で示される
1-2アルキレン基が有していてもよいアシル基として
は、例えば、C1-6アルキルカルボニル(例、メチルカ
ルボニル、エチルカルボニル、プロピルカルボニル、イ
ソプロピルカルボニルなど)、C1-6アルキルスルホニ
ル(例、メチルスルホニル、エチルスルホニル、プロピ
ルスルホニルなど)、C1-6アルキルスルフィニル
(例、メチルスルフィニル、エチルスルフィニル、プロ
ピルスルフィニルなど)などが用いられる。該アシル基
が有していてもよい置換基としては、上記したRで示さ
れるアルキル基が有していてもよい置換基と同様のもの
が用いられる。
【0023】XおよびX2で示されるC1-2アルキレン基
が有していてもよいアルコキシカルボニル基としては、
例えば、C1-6アルコキシ−カルボニル基(例、メトキ
シカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボ
ニル、イソプロポキシカルボニル、ブトキシカルボニ
ル、イソブトキシカルボニル、sec−ブトキシカルボ
ニル、tert−ブトキシカルボニルなど)などが用い
られる。該アルコキシカルボニル基が有していてもよい
置換基としては、上記したRで示されるアルキル基が有
していてもよい置換基と同様のものが用いられる。R4
で示されるシクロアルキル基としては、例えば、C3-7
シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル、シクロブ
チル、シクロペンチル、シクロヘキシルなど)などが用
いられる。該シクロアルキル基が有していてもよい置換
基としては、前記したA環の置換基であるC3-7シクロ
アルキル基が有していてもよい置換基と同様のものが用
いられる。
【0024】R4で示される含窒素複素環基としては、
例えば、炭素原子および1個の窒素原子以外に窒素原
子、酸素原子および硫黄原子などから選ばれる1ないし
3個のヘテロ原子を含んでいてもよい5ないし10員の
含窒素複素環基(例えば、1−,2−または3−ピロリ
ジニル、2−または4−イミダゾリニル、2−,3−ま
たは4−ピラゾリジニル、3−,4−または5−ピラゾ
リル、2−,4−または5−イミダゾリル、ピペリジ
ノ、2−,3−または4−ピペリジル、ピペラジノ、1
−または2−ピペラジニル、モルホリノ、2−または3
−モルホリニル、2−,3−または4−ピリジル、ピラ
ジニル、2−,4−または5−ピリミジニル、2−また
は3−ピロリル、2−,4−または5−オキサゾリル、
2−,4−または5−チアゾリル、3−ピリダジニル、
3−,4−または5−イソチアゾリル、3−,4−また
は5−イソオキサゾリルなどが用いられ、好ましくは、
2−,3−または4−ピリジルなどの5ないし6員の含
窒素複素環などが用いられる。該含窒素複素環基が有し
ていてもよい置換基としては、上記したA環が有してい
てもよい置換基と同様のものが用いられる。さらに、環
構成窒素原子はC1-6アルキル基または酸素原子と結合
していてもよい。XおよびX2で示されるC1-2アルキレ
ン基が有していてもよいハロゲン原子としては、例え
ば、例えば、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素などが用いら
れる。
【0025】Wで示される窒素原子が有していてもよい
置換基としては、例えば、置換基を有していてもよい炭
化水素基、置換基を有していてもよい複素環基などが用
いられる。該炭化水素基としては、例えば、アルキル
基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、
アリール基、アラルキル基などの鎖状または環状炭化水
素基などが用いられ、なかでも炭素数1ないし16個の
鎖状(直鎖状あるいは分枝状)または環状炭化水素基な
どが好ましい。具体的には、 a)アルキル基[好ましくは、低級アルキル基(例え
ば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチ
ル、イソブチル、 sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチ
ル、ヘキシルなどのC1-6アルキル基など)]、 b)アルケニル基[好ましくは、低級アルケニル基(例
えば、ビニル、アリル、イソプロペニル、ブテニル、イ
ソブテニル、sec−ブテニルなどのC2-6アルケニル基な
ど)]、 c)アルキニル基[好ましくは、低級アルキニル基(例
えば、プロパルギル、エチニル、ブチニル、1−ヘキシ
ニルなどのC2-6アルキニル基など)]、 d)シクロアルキル基[好ましくは、低級シクロアルキ
ル基(例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロ
ペンチル、1ないし3個の低級アルコキシ基(例えば、
メトキシなどのC1-6アルコキシ基など)などを有して
いてもよいベンゼン環と縮合していてもよいシクロヘキ
シルなどのC3-6シクロアルキル基)]、 e)アリール基(例えば、フェニル、ビフェニル、1−
ナフチル、2−ナフチル、2−インデニル、1−アント
リル、2−アントリル、3−アントリル、1−フェナン
トリル、2−フェナントリル、3−フェナントリル、4
−フェナントリルまたは9−フェナントリルなどのC
6-14アリール基など、好ましくはフェニル基)、 f)アラルキル基[好ましくは、低級アラルキル基(例
えば、ベンジル、フェネチル、ジフェニルメチル、1−
ナフチルメチル、2−ナフチルメチル、2−フェニルエ
チル、2−ジフェニルエチル、1−フェニルプロピル、
2−フェニルプロピル、3−フェニルプロピル、4−フ
ェニルブチル、5−フェニルペンチルなどのC7-16アラ
ルキル基など、さらに好ましくはベンジル基)]などが
用いられ、なかでも、アルキル基、シクロアルキル基、
アラルキル基が好ましいく、特にアルキル基が好適であ
る。上記の炭化水素基は、置換可能な位置に置換基を1
ないし5個、好ましくは1ないし3個有していてもよ
く、置換基数が2個以上の場合は各置換基は同一または
異なっていてもよい。該置換基としては、前記したA環
が有していてもよい置換基と同様のものが用いられる。
【0026】Wで示される窒素原子が有していてもよい
「置換基を有していてもよい複素環基」としては、置換
基を有していてもよい芳香族複素環基または置換基を有
していてもよい非芳香族複素環基などが用いられる。該
芳香族複素環基としては、前記したArで示される芳香
族複素環基と同様のものが用いられる。該非芳香族複素
環基としては、例えば、炭素原子以外に窒素原子、酸素
原子および硫黄原子などから選ばれる1ないし2個のヘ
テロ原子を含む3ないし10員の非芳香族複素環基など
が用いられる。例えば、アジリジノ、アジリジニル、ジ
アゼチジノ、1−または3−ジアゼチジニル、ピロロジ
ニノ、2−または3−ピロロリジニル、イミダゾリジ
ノ、2−,4−または5−イミダゾリジニル、ピラゾリ
ジノ、1−,2−,3−,4−または5−ピラゾリジニ
ル、ピペリジノ、2−,3−または4−ピペリジル、ピ
ペラジノ、2−または3−ピペラジニル、モルホリノ、
2−または3−モルホリニルなどの3ないし8員の含窒
素非芳香族複素環などが好ましい。また、Wで示される
窒素原子が有していてもよい「置換基を有していてもよ
い複素環基」としては、置換基を有していてもよい含窒
素複素環基なども好ましい。この置換基を有していても
よい含窒素複素環基としては、前記したR4で示される
「置換基を有していてもよい含窒素複素環基」と同様の
ものが用いられる。これらWで示される窒素原子が有し
ていてもよい置換基のなかでも、置換基を有していても
よいアルキル基、置換基を有していてもよいシクロアル
キル基、置換基を有していてもよい含窒素複素環基など
が好ましく、これらはR4で示される置換基を有してい
てもよいアルキル基、置換基を有していてもよいシクロ
アルキル基および置換基を有していてもよい含窒素複素
環基と同様のものが用いられる。X、X1,X2およびX
3で示されるオキソ化されていてもよいC1-2アルキレン
としては、−CH2―、−CH2CH2−、−C(=O)
−、−C(=O)−CH2―、―CH2−C(=O)−が
用いられる。
【0027】ただし、上記式(II)において、(1)R
1がアルコキシ基を、R2が水素原子を、X1がオキソ化
されていてもよいメチレンを示すとき、(2)R1およ
びR2が互いに結合してメチレンジオキシを形成し、R3
が水素原子を、Ar1
【化34】 を示すとき、または(3)R1が水素原子を、R2がメト
キシ基を、R3が水素原子を、Ar1
【化35】 を示すとき、R4は置換基を有していてもよいアルキル
基を示す。また、上記式(IV)において、A2環が
【化36】 を、R6が水素原子または4−メトキシ−ベンジル基
を、Ar4が4−メトキシ−フェニル基,4−フルオロ
−フェニル基または4−トリフルオロメチル−フェニル
基を示すとき、X2はオキソ、ヒドロキシ、置換基を有
していてもよいアルキル、置換基を有していてもよいア
ルコキシ、置換基を有していてもよいアシル、置換基を
有していてもよいアルコキシカルボニルおよびハロゲン
原子からなる群から選ばれる置換基を有するC1-2アル
キレン基を示す。また、上記式(V)において、ただ
し、A3環が
【化37】 の時、X3はオキソ化されたC1-2アルキレン基(好まし
くは、オキソ化されたメチレン基)を示す。
【0028】上記式(I)中、A環としては、例えば、
ハロゲン原子、ハロゲン原子で置換されていてもよ
いC1-6アルキル、カルボキシルまたはC1-6アルコキ
シ−カルボニルで置換されていてもよいC1-6アルコキ
シ基、ニトロ、ヒドロキシ、C1-6アルキルカル
ボニルで置換されていてもよいアミノ、C1-3アルキ
レンジオキシ、C1-3アルキレンオキシおよびトリ
またはテトラメチレンからなる群から選ばれる1ないし
3個の置換基を有していてもよいベンゼン環などが好ま
しい。特に、A環としては、
【化38】 が好ましい。Wとしては、例えば、(i)カルボキシ
ル、C1-6アルコキシ−カルボニル、ヒドロキシ、
モノ−またはジ−C1-6アルキルアミノ、ヒドロキ
シ,C1-6アルコキシ,カルボキシル,C1-6アルコキシ
−カルボニル,モノ−またはジ−C1-6アルキルアミノ
−C1-6アルキル,スルファモイルまたはC1-6アルキル
を有していてもよい5または6員の含窒素複素環−カル
ボニルで置換されていてもよいC6-14アリール(特に、
フェニル)およびC1-6アルキル,C6-14アリールも
しくはC7-15アラルキルで置換されていてもよい窒素原
子および酸素原子から選ばれる1ないし2個のヘテロ原
子を含む5ないし6員の複素環基(特に、イミダゾリニ
ル、ピリジル、ピペリジル、ピペリジノ、ピペラジニ
ル、モルホリノ)からなる群から選ばれる置換基を有し
ていてもよいC1-6アルキル基、(ii)C1-6アルコキシ
−カルボニル基または(iii)カルボキシルまたはC
7-15アラルキルオキシ−カルボニルで置換されていても
よいC1-6アルキルカルボニル基から選ばれる置換基を
有してしてもよい窒素原子などが好ましい。Rとして
は、例えば、(i)水素原子、(ii)モノ−もしくはジ
−C1-6アルキルアミノで置換されていてもよいC1-6
ルキル基または(iii)モノ−もしくはジ−C1-6アルキ
ルアミノで置換されていてもよいC1-6アルコキシ基な
どが好ましい。Arとしては、例えば、(i)ハロゲ
ン原子、シアノ、ヒドロキシ、ハロゲンで置換さ
れていてもよいC1-6アルキル、ハロゲン原子,モノ
−もしくはジ−C1-6アルキルアミノまたはC1-6アルコ
キシカルボニルで置換されていてもよいC1-6アルコキ
シ、C7-15アラルキルオキシ(特に、ベンジルオキ
シ)、C1-3アルキレンジオキシ(例、メチレンジオ
キシ)、C1-6アルキルチオ(例、メチルチオ)およ
びC1-6アルキル−C6-14アリール−スルホニル
(例、メチルフェニルスルホニル)から選ばれる1ない
し3個の置換基を有していてもよいC6-14アリール基ま
たは(ii)窒素原子上にC1-6アルキルまたは酸素原子
を有していてもよい、窒素原子,酸素原子および硫黄原
子から成る群から選ばれる1ないし2個のヘテロ原子を
有する5ないし13員の複素環基(例、ピリジル,チエ
ニル,3−インドリル等のインドリルなど。特に、ピリ
ジルなどの5ないし6員の含窒素複素環基)などが好ま
しい。
【0029】上記式(II)において、R1およびR2が互
いに結合してメチレンジオキシを形成する場合が好まし
い。R3としては、例えば、水素原子、C1-6アルキル基
(特に、メチル)などが好ましく、特に水素原子が好適
である。R4としては、例えば、(i)水素原子、(i
i)カルボキシル、C1-6アルコキシ−カルボニル、
ヒドロキシ、モノ−またはジ−C1-6アルキルアミ
ノ、ヒドロキシ,C1-6アルコキシ,カルボキシル,
1-6アルコキシ−カルボニル,モノ−またはジ−C1-6
アルキルアミノ−C1-6アルキル,スルファモイルまた
はC1-6アルキルを有していてもよい5または6員の含
窒素複素環−カルボニルで置換されていてもよいC6-14
アリール(特に、フェニル)およびC1-6アルキル,
6-14アリールもしくはC7-15アラルキルで置換されて
いてもよい窒素原子および酸素原子から選ばれる1ない
し2個のヘテロ原子を含む5ないし6員の複素環基(特
に、2−,4−または5−イミダゾリニル、2−,3−
または4−ピリジル、2−,3−または4−ピペリジ
ル、ピペリジノ、1−または2−ピペラジニル、モルホ
リノなど)からなる群から選ばれる置換基を有していて
もよいC1-6アルキル基または(iii)C7-15アラルキル
基を有していてもよい5ないし6員の含窒素複素環基
(特に、ピペリジル)などが好ましく、なかでも(i)
カルボキシルで置換されていてもよいフェニルまたは
(ii)C1-6アルキルで置換されていてもよい窒素原子
および酸素原子から選ばれる1ないし2個のヘテロ原子
を含む5ないし6員の複素環基(特に、2−,3−また
は4−ピリジル、1−または2−ピペラジニル、モルホ
リノ)からなる群から選ばれる置換基を有していてもよ
いC1-6アルキル基などが好適である。Ar1はハロゲ
ン原子,C1-6アルコキシ,C1-6アルキルチオ、C1-6
アルキル−C6-14アリール−スルホニルもしくはC1-3
アルキレンジオキシを有していてもよいC6-14アリール
基(特に、フェニル基)または窒素原子,酸素原子お
よび硫黄原子から成る群から選ばれる1ないし2個のヘ
テロ原子を有する5ないし13員の複素環基(例、ピリ
ジル,チエニル,イソインドリル。特に、ピリジルなど
の5ないし6員の含窒素複素環基)などが好ましく、特
にハロゲン原子で置換されていてもよいフェニル基が好
適である。X1としては、−CH2―、−CH2CH2−、
−C(=O)−、―CH2−C(=O)−などが好まし
いが、特に、メチレンが好適である。Z1としては、O
が好ましい。一方、上記式(II)において、R1および
2の一方が水素原子を、他方がハロゲン原子(例、塩
素原子)またはC1-6アルコキシ基(例、メトキシ、エ
トキシ)を、R3が水素原子またはC1-6アルキル基
(例、メチル)を、R4が5または6員の含窒素複素環
基(特に、ピリジル)を有していてもよいC1-6アルキ
ル基(例、メチル)を、Ar1はハロゲン原子を有して
いてもよいC6-14アリール基(例、フェニル)を示す場
合も好ましい。
【0030】上記式(III)において、R5としては、例
えば、水素原子、C1-6アルキル基などが好ましく、特
に水素原子などが好適である。Ar2としては、例え
ば、ハロゲン原子を有していてもよいC6-14アリール基
(特に、フェニル基)などが好ましい。Ar3として
は、例えば、C1-6アルコキシを有していてもよいC
6-14アリール基(特に、フェニル基)または5ないし
6員の含窒素複素環基(特に、ピリジル基)などが好ま
しい。
【0031】上記式(IV)において、A2環としては、
例えば、ハロゲン原子、ハロゲン原子で置換されていて
もよいC1-6アルキル、C1-6アルコキシ基、ニトロ、C
1-6アルキルカルボニルで置換されていてもよいアミノ
またはC1-3アルキレンジオキシを有していてもよいベ
ンゼン環が好ましく、特にニトロを有していてもよいベ
ンゼン環が好適である。R6としては、例えば、水素
原子、またはC1-6アルコキシを有していてもよいC
6-14アリール(特に、フェニル)もしくは5ないし6員
の含窒素複素環基(特に、ピリジル基)を有していても
よいC1-6アルキル基などが好ましく、特にC1-6アルコ
キシを有していてもよいフェニルで置換されていてもよ
いC1-6アルキル基などが好適である。Ar4としては、
例えば、ハロゲン原子,ハロゲン原子で置換されていて
もよいC1-6アルキル,ハロゲンで置換されていてもよ
いC1-6アルコキシおよびメチレンジオキシから選ばれ
る置換基を有していてもよいC6-14アリール基(特に、
フェニル基)などが好ましく、特にフェニル基が好適で
ある。X2として、例えば、オキソで置換されていても
よいメチレンまたはエチレンなどが好ましく、特にメチ
レンが好適である。上記式(V)において、A3環とし
ては、5または6員の含窒素複素環(例、ピリジル)で
置換されていてもよいC1-6アルコキシ(例、メトキ
シ)もしくはC1-3アルキレンジオキシ(例、エチレン
ジオキシ)を有していてもよいベンゼン環などが好まし
い。R7としては、水素原子などが好ましい。Ar5とし
ては、5または6員の含窒素複素環(例、ピリジル)
を、Ar6がハロゲン(例、フッ素)もしくはC1-3アル
キレンジオキシ(例、メチレンジオキシ)を有していて
もよいC6-14アリール基などが好ましい。X3として
は、オキソで置換されていてもよいメチレンなどが好ま
しい。
【0032】上記した化合物の中でも、具体的には、以
下の化合物が好ましく用いられる。 〔化合物(I)の場合〕 (1)A環がハロゲン原子、ハロゲン原子で置換さ
れていてもよいC1-6アルキル、カルボキシルまたは
1-6アルコキシ−カルボニルで置換されていてもよい
1-6アルコキシ基、ニトロ、ヒドロキシ、C1-6
アルキルカルボニルで置換されていてもよいアミノ、
1-3アルキレンジオキシおよびC1-3アルキレンオキ
シからなる群から選ばれる1ないし3個の置換基を有し
ていてもよいベンゼン環を、Wが(i)カルボキシ
ル、C1-6アルコキシ−カルボニル、ヒドロキシ、
モノ−またはジ−C1-6アルキルアミノ、ヒドロキ
シ,C1-6アルコキシ,カルボキシル,C1-6アルコキシ
−カルボニル,ハロゲン(特に、塩素),モノ−または
ジ−C1-6アルキルアミノ−C1-6アルキル,スルファモ
イルまたはC1-6アルキルを有していてもよい5または
6員の含窒素複素環−カルボニルで置換されていてもよ
いC6-14アリール(特に、フェニル)およびC1-6
ルキル,C6-14アリールもしくはC7-15アラルキルで置
換されていてもよい窒素原子および酸素原子から選ばれ
る1ないし2個のヘテロ原子を含む5ないし6員の複素
環基(特に、イミダゾリニル、ピリジル、ピペリジル、
ピペリジノ、ピペラジニル、モルホリノ)からなる群か
ら選ばれる置換基を有していてもよいC1-6アルキル
基、(ii)C1-6アルコキシ−カルボニル基または(ii
i)カルボキシルまたはC7-15アラルキルオキシ−カル
ボニルで置換されていてもよいC1-6アルキルカルボニ
ル基から選ばれる置換基を有してしてもよい窒素原子
を、Rが(i)水素原子、(ii)モノ−もしくはジ−C
1-6アルキルアミノで置換されていてもよいC1-6アルキ
ル基または(iii)モノ−もしくはジ−C1-6アルキルア
ミノで置換されていてもよいC1-6アルコキシ基を、A
rが(i)ハロゲン原子、シアノ、ヒドロキシ、
ハロゲンで置換されていてもよいC1-6アルキル、
ハロゲン原子,モノ−もしくはジ−C1-6アルキルアミ
ノまたはC1-6アルコキシカルボニルで置換されていて
もよいC1-6アルコキシ、C7-15アラルキルオキシ
(特に、ベンジルオキシ),C1-3アルキレンジオキ
シ(例、メチレンジオキシ),C1-6アルキルチオお
よびC1-6アルキル−C6-14アリール−スルホニルか
ら選ばれる1ないし3個の置換基を有していてもよいC
6-14アリール基または(ii)窒素原子上にC1-6アルキ
ルまたは酸素原子を有していてもよい、窒素原子,酸素
原子および硫黄原子から成る群から選ばれる1ないし2
個のヘテロ原子を有する5ないし13員の複素環基
(例、ピリジル,チエニル,イソインドリル。特に、ピ
リジルなどの5または6員の含窒素複素環基)を示す化
合物(I)。 (2)参考例15〜158の化合物および実施例1〜1
17の化合物。
【0033】〔化合物(II)の場合〕 (1)R1およびR2が共に結合してメチレンジオキシを
形成する化合物(II)。 (2)R1およびR2が互いに結合してメチレンジオキシ
を形成し、R3が水素原子またはC1-6アルキル基を、R
4が(i)水素原子、(ii)カルボキシル、C1-6
ルコキシ−カルボニル、ヒドロキシ、モノ−または
ジ−C1-6アルキルアミノ、ヒドロキシ,C1-6アルコ
キシ,カルボキシル,C1-6アルコキシ−カルボニル,
ハロゲン(例、塩素),モノ−またはジ−C1-6アルキ
ルアミノ−C1-6アルキル,スルファモイルまたはC1-6
アルキルを有していてもよい5または6員の含窒素複素
環−カルボニルで置換されていてもよいC6-14アリール
(特に、フェニル)およびC1-6アルキル,C6-14
リールもしくはC7-15アラルキルで置換されていてもよ
い窒素原子および酸素原子から選ばれる1ないし2個の
ヘテロ原子を含む5ないし6員の複素環基(特に、イミ
ダゾリニル、ピリジル、ピペリジル、ピペリジノ、ピペ
ラジニル、モルホリノ)からなる群から選ばれる置換基
を有していてもよいC1-6アルキル基または(iii)C
7-15アラルキル基を有していてもよい5ないし6員の含
窒素複素環基(特に、ピペリジル)を、Ar1はハロ
ゲン原子,C1-6アルコキシ,C1-6アルキルチオ、C
1-6アルキル−C6-14アリール−スルホニルもしくはC
1-3アルキレンジオキシ(例、メチレンジオキシ)を有
していてもよいC6-14アリール基または窒素原子,酸
素原子および硫黄原子から成る群から選ばれる1ないし
2個のヘテロ原子を有する5ないし13員の複素環基
(例、ピリジル,チエニル,3−インドリルなどのイン
ドリル。特に、ピリジルなどの5または6員の含窒素複
素環基)を示す化合物(II)。 (3)R1およびR2が共に結合してメチレンジオキシを
形成し、R3が水素原子を、R4が(i)カルボキシルで
置換されていてもよいフェニルまたは(ii)C1-6アル
キルで置換されていてもよい窒素原子および酸素原子か
ら選ばれる1ないし2個のヘテロ原子を含む5ないし6
員の複素環基(特に、ピリジル、ピペラジニル、モルホ
リノ)からなる群から選ばれる置換基を有していてもよ
いC1-6アルキル基を、X1がメチレンを、Z1がOを、
Ar1がハロゲン原子で置換されていてもよいフェニル
基を示す化合物(II)。 (4)R1およびR2の一方が水素原子を、他方がハロゲ
ン原子(例、塩素原子)またはC1-6アルコキシ基
(例、メトキシ、エトキシ)を、R3が水素原子または
1-6アルキル基(例、メチル)を、R4が5または6員
の含窒素複素環基(特に、ピリジル)を有していてもよ
いC1-6アルキル基(例、メチル)を、Ar1はハロゲン
原子を有していてもよいC6-14アリール基(例、フェニ
ル)を示す化合物(II)。 (5)実施例1〜11、14〜33、61〜90、9
3、99、100、104〜114、116の化合物。 (6)9−(4−フルオロフェニル)−7−(4−ピリ
ジル)メチル−7,8−ジヒドロ−6H−1,3−ベン
ゾジオキソロ[5,6−f]イソインドール−6−オ
ン。 (7)5−(4−フルオロフェニル)−7−(4−ピ
リジル)メチル−6H−1,3−ベンゾジオキソロ
[5,6−f]イソインドール−6,8(7H)−ジオ
ン、5−(4−フルオロフェニル)−9−メチル−7
−(4−ピリジル)メチル−6H−1,3−ベンゾジオ
キソロ[5,6−f]イソインドール−6,8(7H)
−ジオンまたは5−(4−フルオロフェニル)−9−
プロピル−7−(4−ピリジル)メチル−6H−1,3
−ベンゾジオキソロ[5,6−f]イソインドール−
6,8(7H)−ジオン。
【0034】〔化合物(III)の場合〕 (1)R5が水素原子を、Ar2がハロゲン原子を有して
いてもよいC6-14アリール基を、Ar3がC1-6アルコ
キシを有していてもよいC6-14アリール基または5な
いし6員の含窒素複素環基(特に、ピリジル基)を示す
化合物(III)。 (2)実施例12および13の化合物。
【0035】〔化合物(IV)の場合〕 (1)A2環がハロゲン原子、ハロゲン原子で置換され
ていてもよいC1-6アルキル、C1-6アルコキシ基、ニト
ロ、C1-6アルキルカルボニルで置換されていてもよい
アミノまたはC1-3アルキレンジオキシを有していても
よいベンゼン環を、R6が水素原子、またはC1-6
ルコキシを有していてもよいC6-14アリールもしくは5
ないし6員の含窒素複素環基(特に、ピリジル基)を有
していてもよいC1-6アルキル基を、Ar4はハロゲン原
子,ハロゲン原子で置換されていてもよいC1-6アルキ
ル,ハロゲンで置換されていてもよいC1-6アルコキシ
およびメチレンジオキシから選ばれる置換基を有してい
てもよいC6-14アリール基を、X2はオキソで置換され
ていてもよいメチレンまたはエチレンを示す化合物(I
V)。 (2)A2環がニトロを有していてもよいベンゼン環
を、R6がC1-6アルコキシを有していてもよいフェニル
で置換されていてもよいC1-6アルキル基を、Ar4はフ
ェニル基を、X2はメチレンを示す化合物(IV)。 (3)実施例34〜60の化合物。 〔化合物(V)の場合〕 (1)A3環が5または6員の含窒素複素環(例、ピリ
ジル)で置換されていてもよい1または2個のC1-6
ルコキシ(例、メトキシ)もしくはC1-3アルキレンジ
オキシ(例、エチレンジオキシ)を有していてもよいベ
ンゼン環を、R7が水素原子を、Ar5が5または6員の
含窒素複素環(例、ピリジル)を、Ar6がハロゲン
(例、フッ素)もしくはC1-3アルキレンジオキシ
(例、メチレンジオキシ)を有していてもよいC6-14
リール基を、X3がオキソで置換されていてもよいメチ
レンを示す化合物(V)。 (2)実施例91、92、94、96、97、98、1
02、103、115および117の化合物。 〔その他〕実施例101の化合物。
【0036】本発明の新規化合物(II)〜(V)の製造
法は、自体公知の方法あるいはそれに準じる方法が考え
られるが、その代表例を以下のスキーム1〜4に示す。
なお、以下の製造法の説明において、原料となる化合物
および反応生成物は反応に支障にならない塩を形成して
いてもよい。化合物(II)において、Z1=OでかつX1
がオキソ化されているメチレンである化合物は、例え
ば,スキーム1に示す方法で製造することができる。 (スキーム1)
【化39】 (上記スキーム1における化合物1〜3において、各記
号は前記と同意義を示す。)
【0037】化合物(II)において、X1がオキソ化さ
れていてもよいメチレンである化合物は、例えば、スキ
ーム2に示す方法で製造することができる。 (スキーム2)
【化40】 (上記スキーム2における化合物3〜6において、各記
号は前記と同意義を示す。)
【0038】化合物(III)は、スキーム1における化
合物1の代わりに、例えばジャーナル オブ メディシ
ナル ケミストリー(J. Med. Chem)、40巻、291
0−2921頁、1997年などに記載の式
【化41】 で表される化合物を用い、反応工程1および2と同様の
反応を行うことによって製造することができる。
【0039】化合物(IV)は、例えば、スキーム3に示
す方法で製造することができる。 (スキーム3)
【化42】 (上記スキーム3における化合物7および8において、
各記号は前記と同意義を示す。)
【0040】化合物(II)および(IV)において、X1
もしくはX2がそれぞれメチレンである化合物および化
合物(III)は、スキーム4に示す方法によっても製造
することができる。 (スキーム4)
【化43】 (上記スキーム4における化合物9〜12において、R
aは低級アルキル基を、Gは脱離基を、他の記号は前記
と同意義を示す。)
【0041】化合物(II)および(IV)において、X1
もしくはX2がそれぞれエチレンである化合物は、スキ
ーム5に示す方法によっても製造することができる。 (スキーム5)
【化44】 (上記スキーム5における化合物11、13、14にお
いて、Raは低級アルキル基を、Gは脱離基を、他の記
号は前記と同意義を示す。)
【0042】化合物(II)および(IV)において、X1
もしくはX2がそれぞれ−CH2C(=O)−である化合
物は、スキーム6に示す方法によっても製造することが
できる。 (スキーム6)
【化45】 (上記スキーム6における化合物15および16におい
て、RbおよびRcは同一もしくは異なって水素原子また
は低級アルキル基を、他の記号は前記と同意義を示
す。)
【0043】Ra、RbおよびRcで示される低級アルキ
ル基としては、例えば、メチル、エチル、プロピル、イ
ソプロピル、ブチル、イソブチル、sec-ブチル、tert-
ブチル、ペンチル、ヘキシルなどのC1-6アルキル基な
どが用いられる。Gで示される脱離基としては、例え
ば、(1)ハロゲン原子(例えば、塩素、臭素、ヨウ
素、フッ素など)、(2)1ないし3個のハロゲン原子
で置換されていてもよい低級アルキルスルホニルオキシ
(例えば、メタンスルホニルオキシ、エタンスルホニル
オキシ、ブタンスルホニルオキシ、トリフルオロメタン
スルホニルオキシなどの例えば1ないし3個のハロゲン
原子(例えば、塩素、臭素、フッ素など)で置換されて
いてもよいC1-6アルキルスルホニルオキシ基など)、
(3)例えば、1ないし3個のハロゲン原子(例えば塩
素、臭素、フッ素など)ないしC1-3アルキル(例えば
メチル、エチルなど)で置換されていてもよいアリール
スルホニルオキシ基(例えば、ベンゼンスルホニルオキ
シ、p−トルエンスルホニルオキシ、p−ブロモベンゼ
ンスルホニルオキシ、メシチレンスルホニルオキシな
ど)が用いられる。また、上述のスキーム1〜6におい
て、化合物3〜6、12におけるR4が水素原子である
化合物、化合物IVにおけるR6が水素原子である化合
物、化合物14および化合物16に対して、適宜の段階
で必要に応じてN−アルキル化反応を行うことによって
目的物を得ることもできる。化合物(I)は、WO98
/07705に記載の方法もしくは上述のスキーム1〜
6で示される方法などで製造することができる。
【0044】上述のスキーム1〜6における各工程につ
いて、以下に詳細に説明する。反応工程1は、自体公知
の方法(例えば、R.ロドリゴ(R.Rodorigo)、テトラ
ヘドロン(Tetrahedron)、44巻、2093−2135
頁、1988年)で得られる化合物1とマレイミド誘導
体(化合物2)を縮合させ、必要に応じてさらに脱水反
応を行うことによる化合物3の製造を示す。縮合反応に
おいて用いる化合物の量は、1モルの化合物1に対して
化合物2を通常1ないし10モル、好ましくは1ないし
3モルである。また、該反応は溶媒中で行うと有利に行
うことができる。溶媒としては、反応に悪影響を及ぼさ
ない溶媒が用いられ、例えば、炭化水素類(例えば、ペ
ンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、ベンゼン、トルエ
ンなど)、低級アルコール類(例えばメタノール、エタ
ノール、プロパノールなど)、エーテル類(例えばジエ
チルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサンな
ど)、アミド類(例えばN,N−ジメチルホルムアミ
ド、ヘキサメチルリン酸トリアミドなど)、ウレア類
(例えば1,3−ジメチル−3,4,5,6−テトラヒ
ドロ−2(1H)−ピリミジンなど)、カルボン酸類
(例えば、酢酸、プロピオン酸など)などが用いられ
る。これらの溶媒は単独で用いられることもできるし、
また必要に応じて2種またはそれ以上の多種類を適当な
割合で混合して混合溶媒としても用いることができる。
溶媒の使用量は、1グラムの化合物1に対して通常1な
いし100ミリリットル、好ましくは5ないし20ミリ
リットルである。反応温度は、通常、室温ないし200
℃までが用いられ、30℃ないし150℃が好ましい。
反応時間は、通常30分ないし24時間、好ましくは3
0分ないし12時間である。
【0045】引き続き行われることがある脱水反応は、
通常、酸性条件下で行うことができる。用いられる酸と
しては、例えば、有機酸(例えば、酢酸、ギ酸、プロピ
オン酸、トリフルオロ酢酸、メタンスルホン酸、p−ト
ルエンスルホン酸)、鉱酸(例えば、塩酸、硝酸、硫酸
など)、ルイス酸(例えば、BF3O・Et2O、塩化亜鉛、塩
化アルミニウム、塩化スズなど)などが挙げられる。用
いられる酸の量は、1モルの化合物1に対して通常1な
いし100モル、好ましくは1ないし10モルである。
また、該反応は溶媒中で行うと有利に行うことができ
る。溶媒としては、反応に悪影響を及ぼさない溶媒が用
いられ、例えば、炭化水素類(例えば、ペンタン、ヘキ
サン、シクロヘキサン、ベンゼン、トルエンなど)、低
級アルコール類(例えばメタノール、エタノール、プロ
パノールなど)、エーテル類(例えばジエチルエーテ
ル、テトラヒドロフラン、ジオキサンなど)、アミド類
(例えばN,N−ジメチルホルムアミド、ヘキサメチル
リン酸トリアミドなど)、ウレア類(例えば1,3−ジ
メチル−3,4,5,6−テトラヒドロ−2(1H)−
ピリミジンなど)などが用いられ、上述の酸が液体であ
る場合は、酸そのものを溶媒として用いることもでき
る。これらの溶媒は単独で用いられることもできるし、
また必要に応じて2種またはそれ以上の多種類を適当な
割合で混合して混合溶媒としても用いることができる。
溶媒の使用量は、1グラムの化合物1に対して通常1な
いし100ミリリットル、好ましくは5ないし20ミリ
リットルである。反応温度は、通常、室温ないし200
℃までが用いられ、30℃ないし150℃が好ましい。
反応時間は、通常30分ないし24時間、好ましくは3
0分ないし12時間である。原料化合物2は、それ自体
公知あるいはそれに準じる方法に従って製造することが
できる。
【0046】反応工程2は、化合物3の亜鉛還元による
化合物4ないし5の製造を示す。亜鉛としては、例え
ば、亜鉛末、華状亜鉛、亜鉛アマルガム、亜鉛−銅合金
などが用いられ、用いる還元剤の量は、1グラムの化合
物3に対して通常0.5gないし20g、好ましくは1
gないし10gである。該当反応は、酸性(塩酸、酢酸
など)、アルカリ性(アンモニア、水酸化ナトリウム、
水酸化カリウムなど)もしくは中性条件下で行うことが
でき、好ましくは酸性条件下で行われる。また、該反応
は溶媒中で行うと有利に行うことができる。溶媒として
は、反応に悪影響を及ぼさない溶媒が用いられ、例え
ば、水、炭化水素類(例えば、ペンタン、ヘキサン、シ
クロヘキサン、ベンゼン、トルエンなど)、低級アルコ
ール類(例えばメタノール、エタノール、プロパノール
など)などが用いられる。また、酢酸酸性で反応を行う
ときは、酢酸を溶媒として用いることもできる。これら
の溶媒は単独で用いられることもできるし、また必要に
応じて2種またはそれ以上の多種類を適当な割合で混合
して混合溶媒としても用いることができる。溶媒の使用
量は、1グラムの化合物3に対して通常1ないし100
ミリリットル、好ましくは5ないし20ミリリットルで
ある。反応温度は、通常、室温ないし200℃までが用
いられ、30℃ないし100℃が好ましい。反応時間
は、通常30分ないし24時間、好ましくは30分ない
し12時間である。また、該反応においては、通常化合
物4と5がともに生成するため、再結晶、クロマトグラ
フィーなどによる分離操作を行うことが好ましい。
【0047】反応工程3は、化合物3の金属水素錯化合
物を用いる還元反応による化合物6の製造を示す。金属
水素錯化合物としては、例えば、水素化アルミニウムリ
チウムが用いられ、1モルの化合物3に対して通常1な
いし10モル、好ましくは2ないし5モル用いる。ま
た、該反応は溶媒中で行うと有利に行うことができる。
溶媒としては、反応に悪影響を及ぼさない溶媒が用いら
れ、例えば、炭化水素類(例えば、ペンタン、ヘキサ
ン、シクロヘキサン、ベンゼン、トルエンなど)、エー
テル類(例えばジエチルエーテル、テトラヒドロフラ
ン、ジオキサンなど)、アミド類(例えばN,N−ジメ
チルホルムアミド、ヘキサメチルリン酸トリアミドな
ど)、ウレア類(例えば1,3−ジメチル−3,4,
5,6−テトラヒドロ−2(1H)−ピリミジンなど)
などが用いられる。これらの溶媒は単独で用いられるこ
ともできるし、また必要に応じて2種またはそれ以上の
多種類を適当な割合で混合して混合溶媒としても用いる
ことができる。溶媒の使用量は、1グラムの化合物3に
対して通常1ないし100ミリリットル、好ましくは5
ないし20ミリリットルである。反応温度は、通常、−
78℃ないし200℃までが用いられ、0℃ないし10
0℃が好ましい。反応時間は、通常30分ないし24時
間、好ましくは30分ないし12時間である。原料化合
物3は、例えば、WO98/07705に記載の方法に
従って製造することができる。
【0048】反応工程4は、自体公知の方法(例えば、
R.マダーブ(R.Madhav)ら、ジャーナル オブ ヘテ
ロサイクリック ケミストリー(J.Haterocycl.Che
m.)、9巻、443−444頁、1972年など)に準
じて行うことができる。すなわち、反応工程4は、化合
物7と化合物8の縮合反応による化合物 の製造を示
す。用いる化合物8の量は、1モルの化合物7に対して
通常1ないし10モル、好ましくは1ないし3モルであ
る。該反応は、通常酸性条件下で行うことができる。用
いられる酸としては、例えば、有機酸(例えば、酢酸、
ギ酸、プロピオン酸、トリフルオロ酢酸、メタンスルホ
ン酸、p−トルエンスルホン酸)、鉱酸(例えば、塩
酸、硝酸、硫酸など)、ルイス酸(例えば、BF3O・Et2
O、塩化亜鉛、塩化アルミニウム、塩化スズなど)など
が挙げられ、必要に応じて2種またはそれ以上の多種類
を適当な割合で混合して用いることができる。用いられ
る酸の量は、1モルの化合物7に対して通常0.1ない
し100モル、好ましくは0.1ないし10モルであ
る。また、該反応は溶媒中で行うと有利に行うことがで
きる。溶媒としては、反応に悪影響を及ぼさない溶媒が
用いられ、例えば、炭化水素類(例えば、ペンタン、ヘ
キサン、シクロヘキサン、ベンゼン、トルエンなど)、
低級アルコール類(例えばメタノール、エタノール、プ
ロパノールなど)、エーテル類(例えばジエチルエーテ
ル、テトラヒドロフラン、ジオキサンなど)、アミド類
(例えばN,N−ジメチルホルムアミド、ヘキサメチル
リン酸トリアミドなど)、ウレア類(例えば1,3−ジ
メチル−3,4,5,6−テトラヒドロ−2(1H)−
ピリミジンなど)などが用いられ、上述の酸が液体であ
る場合は、酸を溶媒として用いることもできる。これら
の溶媒は単独で用いられることもできるし、また必要に
応じて2種またはそれ以上の多種類を適当な割合で混合
して混合溶媒としても用いることができる。溶媒の使用
量は、1グラムの化合物7に対して通常1ないし100
ミリリットル、好ましくは5ないし20ミリリットルで
ある。反応温度は、通常、室温ないし200℃までが用
いられ、30℃ないし150℃が好ましい。反応時間
は、通常30分ないし24時間、好ましくは30分ない
し12時間である。原料化合物7および8は、それ自体
公知の方法あるいはそれに準じる方法に従って製造する
ことができる。
【0049】反応工程5は、化合物9をアルカリ加水分
解に付し、得られたヒドロキシカルボン酸の塩をハロゲ
ン化低級アルキルで処理することによる化合物10の製
造を示す。原料である化合物9は、例えば、自体公知の
方法(R.S.バーデン(R.S.Burden)ら、ジャーナル
オブ ザ ケミカル ソサイアティ セクションC(J.Che
m.Soc.(C))、693−701頁、1969年;アチ
ーブス オブ ファーマコロジー(Arch.Paharmacol.)、
328巻、640−644頁、1995年;インディア
ン ジャーナル オブ ケミストリー(Indian J.Chem.),
Sect. B:Org.Chem.Include.Med.Chem.、33B巻,83
9−846頁、1994年;インディアン ジャーナル
オブ ケミストリー(Indian J.Chem.),Sect. B、31
B巻,401−406頁、1992年;ケミカル アン
ド ファーマシューティカル ブリテン(Chem.Pharm.Bul
l.),32巻,31−37頁、1984年;ジャーナル
オブ ザケミカル ソサイアティ セクションC(J.Che
m.Soc.(C))、2091−2094頁、1971年;
フィトケミストリー(Phytochemistry)29巻,299
1−2993頁、1990年;ジャーナル オブ ナチュ
ラル プロダクツ(Journal of Natural Products)、4
3巻、482−486頁、1980年;M.アンジニ
(M.Anzini)ら、ヘテロサイクルズ(Heterocycles)、
38巻、103−111頁、1994年など)もしくは
それらに準じて製造されるラクトン系化合物を用いるこ
とができる。アルカリとしては、例えば、無機塩基(例
えば、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリ
ウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリ
ウム、炭酸水素カリウム、炭酸セシウムなど)などが用
いられる。用いられる塩基の量は、通常1モルの化合物
9に対して、1モルないし約10モルであり、好ましく
は、1モルないし3モル用いられる。ハロゲン化低級ア
ルキルとしては、例えば、ヨウ化メチル、ヨウ化エチ
ル、臭化エチルなどが用いられ、用いられるハロゲン化
低級アルキルの量は、通常1モルの化合物9に対して、
1ないし100モルであり、好ましくは、20ないし1
00モル用いられる。また、該反応は溶媒中で行うと有
利に行うことができる。溶媒としては、反応に悪影響を
及ぼさない溶媒が用いられ、例えば、炭化水素類(例え
ば、ペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、ベンゼンな
ど)、低級アルコール類(例えばメタノール、エタノー
ル、プロパノールなど)、エーテル類(例えばジエチル
エーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサンなど)、ア
ミド類(例えばN,N−ジメチルホルムアミド、ヘキサ
メチルリン酸トリアミドなど)、ウレア類(例えば1,
3−ジメチル−3,4,5,6−テトラヒドロ−2(1
H)−ピリミジン)などが用いられる。これらの溶媒は
単独で用いられることもできるし、また必要に応じて2
種またはそれ以上の多種類を適当な割合で混合するかも
しくは水との混合溶媒としても用いることができる。溶
媒の使用量は、1グラムの化合物9に対して通常1ない
し100ミリリットル、好ましくは5ないし20ミリリ
ットルである。反応温度は、通常−20℃ないし反応に
用いる溶媒の沸点までが用いられ、25℃ないし100
℃が好ましい。反応時間は、アルカリ加水分解、ハロゲ
ン化低級アルキルによる処理の段階それぞれに対して1
0分ないし24時間、好ましくは、20分ないし2時間
である。
【0050】反応工程6は、化合物10における水酸基
を脱離基に変換することによる化合物11の製造を示
す。該反応は、例えば、自体公知の方法(S.R.サン
ドラー アンド W.カロ(S.R.Sandler and W.Kar
o), “オーガニック ファンクショナル グループプ
レパレーションズ I”(“Organic functional Group
Preparations I” 2nd ed., アカデミック プレス(Ac
ademic Press)(1983), 第6章(148〜179頁)、 およ
び、第21章(630〜633頁))を用いることによって行
われる。
【0051】反応工程7は、化合物11をアンモニアも
しくはH2NR4(R4は前記と同意義を示す。)で示さ
れる置換基を有していてもよいモノアルキルアミンと反
応させることによる化合物12の製造を示す。アンモニ
アは気体もしくは液体のアンモニアを用いることがで
き、例えば、アンモニア水または有機溶媒に溶解させた
ものを用いることもできる。置換基を有していてもよい
モノアルキルアミンの量は、通常1モルの化合物11に
対して、1モルないし約100モルであり、好ましく
は、2ないし10モル用いられる。また、該反応は溶媒
中で行うと有利に行うことができる。溶媒としては、反
応に悪影響を及ぼさない溶媒が用いられ、例えば、炭化
水素類(例えば、ペンタン、ヘキサン、シクロヘキサ
ン、ベンゼンなど)、低級アルコール類(例えばメタノ
ール、エタノール、プロパノールなど)、エーテル類
(例えばジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオ
キサンなど)、アミド類(例えばN,N−ジメチルホル
ムアミド、ヘキサメチルリン酸トリアミドなど)、ウレ
ア類(例えば1,3−ジメチル−3,4,5,6−テト
ラヒドロ−2(1H)−ピリミジン)などが用いられ
る。これらの溶媒は単独で用いられることもできるし、
また必要に応じて2種またはそれ以上の多種類を適当な
割合で混合するかもしくは水との混合溶媒としても用い
ることができる。溶媒の使用量は、1グラムの化合物1
1に対して通常1ないし100ミリリットル、好ましく
は5ないし20ミリリットルである。反応温度は、通
常、−20℃ないし反応に用いる溶媒の沸点までが用い
られ、25℃ないし100℃が好ましい。反応時間は、
通常30分ないし24時間、好ましくは30分ないし1
2時間である。
【0052】反応工程8は、化合物11に対して青酸塩
を反応させることによる化合物13の製造を示す。(化
合物11は、上述のスキーム4における化合物11と同
意義を示す。) 青酸塩としては、例えば、ナトリウム塩、カリウム塩、
銅塩、銀塩などが用いられ、用いられる青酸塩の量は、
通常1モルの化合物11に対して、1モルないし約10
0モルであり、好ましくは、2ないし10モル用いられ
る。該反応は、相間移動触媒の存在下で行うと効果的に
反応を進行させることができる場合がある。相間移動触
媒としては、例えば、4級アンモニウム塩(例えば、テ
トラブチルアンモニウムクロリド、ベンジルトリメチル
アンモニウムクロリドなど)やクラウンエーテル(例え
ば、12−クラウン 4−エーテル、15−クラウン
5−エーテル、18−クラウン 6−エーテルなど)な
どが用いられ、用いられる相間移動触媒の量は、通常1
モルの化合物11に対して、0.01モルないし10モ
ルであり、好ましくは、0.1ないし1モル用いられ
る。また、該反応は溶媒中で行うと有利に行うことがで
きる。溶媒としては、反応に悪影響を及ぼさない溶媒が
用いられ、例えば、炭化水素類(例えば、ペンタン、ヘ
キサン、シクロヘキサン、ベンゼンなど)、低級アルコ
ール類(例えばメタノール、エタノール、プロパノール
など)、エーテル類(例えばジエチルエーテル、テトラ
ヒドロフラン、ジオキサンなど)、アミド類(例えば
N,N−ジメチルホルムアミド、ヘキサメチルリン酸ト
リアミドなど)、ウレア類(例えば1,3−ジメチル−
3,4,5,6−テトラヒドロ−2(1H)−ピリミジ
ン)などが用いられる。これらの溶媒は単独で用いられ
ることもできるし、また必要に応じて2種またはそれ以
上の多種類を適当な割合で混合するかもしくは水との混
合溶媒としても用いることができる。溶媒の使用量は、
1グラムの化合物11に対して通常1ないし100ミリ
リットル、好ましくは5ないし20ミリリットルであ
る。反応温度は、通常、−20℃ないし反応に用いる溶
媒の沸点までが用いられ、25℃ないし100℃が好ま
しい。反応時間は、通常、30分ないし24時間、好ま
しくは、1時間ないし12時間である。
【0053】反応工程9は、化合物13のニトリル基を
還元することによる化合物14の製造をしめす。該還元
反応は、自体公知の方法(例えば、(S.R.サンドラ
ーアンド W.カロ(S.R.Sandler and W.Karo), “オ
ーガニック ファンクショナル グループ プレパレー
ションズ I”(“Organic functional Group Prepara
tions I” 2nd ed., アカデミック プレス(Academic P
ress)(1983), 第13章(403〜405頁))もしくはそれ
らに準じて行うことができる。
【0054】反応工程10は、化合物15をアミド化反
応に付し、引き続き環化反応を行うことによる化合物1
6の製造法を示す。原料化合物である化合物15は、上
述のスキーム3における化合物7と2−ケトグルタル酸
ジエチルを反応工程4と同様の方法で縮合すること、も
しくは、スキーム5における化合物13を加水分解した
のち必要に応じてエステル化することによって得られ
る。アミド化反応は、例えば、自体公知の方法(例え
ば、(S.R.サンドラーアンド W.カロ(S.R.Sand
ler and W.Karo), “オーガニック ファンクショナル
グループ プレパレーションズ I”(“Organic fu
nctional Group Preparations I” 2nd ed., アカデミ
ック プレス(Academic Press)(1983), 第11章(316
〜358頁))もしくはそれらに準じて行うことができる。
引き続き行われる環化反応は、通常酸の存在下で行われ
る。用いられる酸としては、例えば、有機酸(例えば、
酢酸、ギ酸、プロピオン酸、トリフルオロ酢酸、メタン
スルホン酸、p−トルエンスルホン酸)、鉱酸(例え
ば、塩酸、硝酸、硫酸など)、ルイス酸(例えば、BF3
Et2、塩化亜鉛、塩化アルミニウム、塩化スズなど)な
どが挙げられ、必要に応じて2種またはそれ以上の多種
類を適当な割合で混合して用いることができる。用いら
れる酸の量は、1モルの化合物15に対して通常0.1
ないし100モル、好ましくは0.1ないし10モルで
ある。また、該反応は溶媒中で行うと有利に行うことが
できる。溶媒としては、反応に悪影響を及ぼさない溶媒
が用いられ、例えば、炭化水素類(例えば、ペンタン、
ヘキサン、シクロヘキサン、ベンゼン、トルエンな
ど)、低級アルコール類(例えばメタノール、エタノー
ル、プロパノールなど)、エーテル類(例えばジエチル
エーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサンなど)、ア
ミド類(例えばN,N−ジメチルホルムアミド、ヘキサ
メチルリン酸トリアミドなど)、ウレア類(例えば1,
3−ジメチル−3,4,5,6−テトラヒドロ−2(1
H)−ピリミジンなど)などが用いられる。これらの溶
媒は単独で用いられることもできるし、また必要に応じ
て2種またはそれ以上の多種類を適当な割合で混合して
混合溶媒としても用いることができる。溶媒の使用量
は、1グラムの化合物15に対して通常1ないし100
ミリリットル、好ましくは5ないし20ミリリットルで
ある。反応温度は、通常、室温ないし200℃までが用
いられ、30℃ないし150℃が好ましい。反応時間
は、通常30分ないし24時間、好ましくは30分ない
し12時間である。本発明の化合物(V)またはその塩
は、上記の化合物(II)〜(IV)またはそれらの塩の製
造法に準じて製造することができる。
【0055】本発明の化合物(I)(化合物(II)〜
(V)を含む)の塩としては、薬学的に許容される塩が
好ましく、例えば、無機塩基との塩、有機塩基との塩、
無機酸との塩、有機酸との塩、塩基性または酸性アミノ
酸との塩などが用いられる。無機塩基との塩の好ましい
例として、アルカリ金属塩(例えばナトリウム塩、カリ
ウム塩など)、アルカリ土類金属塩(例えばカルシウム
塩、マグネシウム塩など)、アルミニウム塩、アンモニ
ウム塩などが用いられる。有機塩基との塩の好ましい例
として、トリメチルアミン、トリエチルアミン、ピリジ
ン、ピコリン、エタノールアミン、ジエタノールアミ
ン、トリエタノールアミン、ジシクロヘキシルアミン、
N,N’−ジベンジルエチレンジアミンなどとの塩が用
いられる。無機酸との塩の好ましい例としては、例え
ば、塩酸、臭化水素酸、硝酸、硫酸、リン酸などとの塩
が用いられる。有機酸との塩の好ましい例としては、例
えば、ギ酸、酢酸、トリフルオロ酢酸、フマール酸、シ
ュウ酸、酒石酸、マレイン酸、クエン酸、コハク酸、リ
ンゴ酸、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p-ト
ルエンスルホン酸などとの塩が用いられる。塩基性アミ
ノ酸との塩の好ましい例としては、例えば、アルギニ
ン、リジン、オルニチンなどとの塩が用いられる。酸性
アミノ酸との塩の好ましい例としては、例えば、アスパ
ラギン酸、グルタミン酸との塩などが用いられる。ま
た、目的物が遊離の状態で得られる場合には、常法にし
たがって塩に変換してもよく、また目的物が塩として得
られる場合には、常法にしたがって遊離体に変換しても
よい。化合物(I)またはその塩は水和物であっても無
水和物であってもよい。
【0056】化合物(I)またはその塩は、自体公知の
手段、例えば、溶媒抽出、液性変換、転溶、晶出、再結
晶、クロマトグラフィーなどによって単離、精製するこ
とができる。また、化合物(I)の原料化合物またはそ
の塩は、前記と同様の公知の手段などによって単離、精
製することができるが、単離することなくそのまま反応
混合物として次の工程の原料として供されてもよい。化
合物(I)またはその塩が、光学異性体、立体異性体、
位置異性体または回転異性体を含有する場合には、これ
らも本発明の化合物に包含されるとともに、自体公知の
合成手法、分離手法によりそれぞれ単品として得ること
ができる。例えば、本発明の化合物に光学異性体が存在
する場合には、該化合物から分割された光学異性体も本
発明に包含される。光学異性体は自体公知の方法により
製造することができる。具体的には、光学活性な合成中
間体を用いるかもしくは最終物のラセミ体の混合物を常
法に従って光学分割することにより光学異性体を得る。
光学分割法としては、自体公知に方法、例えば、下記の
分別再結晶法、キラルカラム法、ジアステレオマー法な
どが用いられる。
【0057】(1)分別再結晶法 ラセミ体と光学活性な化合物とで塩を形成させ、これを
分別再結晶法によって分離し、所望により、中和工程を
経てフリーの光学異性体を得る方法。 (2)キラルカラム法 ラセミ体またはその塩を光学異性体分離用カラム(キラ
ルカラム)にかけて分離する方法。例えば、液体クロマ
トグラフィーの場合、ENANTIO-OVM(トーソー社製)な
どのキラルカラムに光学異性体の混合物を添加し、水、
種々の緩衝液(例、リン酸緩衝液など)、有機溶媒
(例、エタノール、メタノール、アセトニトリルなど)
を単独あるいは混合した溶液として展開させることによ
り、光学異性体を分離する。また、例えば、ガスクロマ
トグラフィーの場合、CP-Chirasil-DeXCB(ジーエルサ
イエンス社製)などのキラルカラムを使用して分離す
る。 (3)ジアステレオマー法 ラセミ体の混合物を光学活性な試薬と化学反応によって
ジアステレオマーの混合物とし、これを通常の分離手段
(例えば、分別再結晶、クロマトグラフィー法など)な
どを経て単一物質とした後、加水分解反応などの化学的
な処理により光学活性な試薬部位を切り離すことにより
光学異性体を得る方法。例えば、本発明の化合物が分子
内に水酸基または1ないし2級アミノ基を有する場合、
該化合物と光学活性な有機酸(例えば、MPTA[α−
メトキシ−α−(トリフルオロメチル)フェニル酢
酸]、(−)−メントキシ酢酸など)などとを縮合反応
に付すことにより、それぞれエステル体またはアミド体
のジアステレオマーが得られる。一方、本発明の化合物
がカルボン酸を有する場合、該化合物と光学活性アミン
またはアルコール試薬とを縮合反応に付すことにより、
それぞれアミド体またはエステル体のジアステレオマー
が得られる。分離されたジアステレオマーは、酸加水分
解あるいは塩基性加水分解反応に付すことにより、もと
の化合物の光学異性体に変換される。
【0058】化合物(I)またはその塩は、そのままあ
るいは自体公知の方法に従って、薬理学的に許容される
担体を混合した医薬組成物、例えば、錠剤(糖衣錠、フ
ィルムコーティング錠を含む)、散剤、顆粒剤、カプセ
ル剤、(ソフトカプセルを含む)、シロップ剤、乳剤、
懸濁剤、注射剤(例えば、皮下注射剤、皮内注射剤、筋
肉注射剤など)、坐剤、徐放剤などとして、経口的また
は非経口的(例、局所、直腸、静脈投与等)に安全に投
与することができる。化合物(I)またはその塩の製剤
中の含有量は、製剤全体の0.1ないし100重量%で
ある。該投与量は、投与対象、投与ルート、疾患などに
よっても異なるが、例えば、勃起機能不全治療剤に用い
る場合、成人(60kg)に対し、経口剤として1日あ
たり有効成分として約0.1ないし500mg、好まし
くは約1ないし100mg、さらに好ましくは約5ない
し100mgであって、1日1ないし数回に分けて投与
することができる。該注射剤は自体公知の方法、すなわ
ち化合物(I)またはその塩をそのままあるいは他の薬
物と共に用いられる。注射用の水溶液としては、例え
ば、生理食塩水、等張液などが用いられ、必要に応じて
下記に示した懸濁化剤などと併用してもよい。油性液と
しては、例えば、ゴマ油、大豆油などが用いられ、下記
に示した溶解補助剤を併用してもよい。調整された注射
液は、通常適当なアンプルに充填される。
【0059】本発明の医薬組成物の製造に用いられても
よい薬理学的に許容される担体としては、製剤素材とし
て慣用の各種有機あるいは無機担体物質があげられ、例
えば、固形製剤における賦形剤、滑沢剤、結合剤、崩壊
剤;液状製剤における溶剤、溶解補助剤、懸濁化剤、等
張化剤、緩衝剤、無痛化剤などが用いられる。また、必
要に応じて、防腐剤、抗酸化剤、着色剤、甘味剤、吸着
剤、湿潤剤などの添加物を用いることもできる。賦形剤
としては、例えば、乳糖、白糖、D−マンニトール、デ
ンプン、コーンスターチ、結晶セルロース、軽質無水ケ
イ酸などが用いられる。滑沢剤としては、例えば、ステ
アリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、タル
ク、コロイドシリカなどが用いられる。結合剤として
は、例えば、結晶セルロース、白糖、D−マンニトー
ル、デキストリン、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒ
ドロキシプロピルメチルセルロース、ポリビニルピロリ
ドン、デンプン、ショ糖、ゼラチン、メチルセルロー
ス、カルボキシメチルセルロースナトリウムなどが用い
られる。崩壊剤としては、例えば、デンプン、カルボキ
シメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースカル
シウム、クロスカルメロースナトリウム、カルボキシメ
チルスターチナトリウム、L−ヒドロキシプロピルセル
ロースなどが用いられる。溶剤としては、例えば、注射
用水、アルコール、プロピレングリコール、マクロゴー
ル、ゴマ油、トウモロコシ油などが用いられる。溶解補
助剤としては、例えば、ポリエチレングリコール、プロ
ピレングリコール、D−マンニトール、安息香酸ベンジ
ル、エタノール、トリスアミノメタン、コレステロー
ル、トリエタノールアミン、炭酸ナトリウム、クエン酸
ナトリウムなどが用いられる。懸濁化剤としては、例え
ば、ステアリルトリエタノールアミン、ラウリル硫酸ナ
トリウム、ラウリルアミノプロピオン酸、レシチン、塩
化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、モノステア
リン酸グリセリンなどの界面活性剤;例えば、ポリビニ
ルアルコール、ポリビニルピロリドン、カルボキシメチ
ルセルロースナトリウム、メチルセルロース、ヒドロキ
シメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒ
ドロキシプロピルセルロースなどの親水性高分子などが
用いられる。等張化剤としては、例えば、ブドウ糖、D
−ソルビトール、塩化ナトリウム、グリセリン、D−マ
ンニトールなどが用いられる。緩衝剤としては、例え
ば、リン酸塩、酢酸塩、炭酸塩、クエン酸塩などの緩衝
液などが用いられる。無痛化剤としては、例えば、ベン
ジルアルコールなどが用いられる。防腐剤としては、例
えば、パラオキシ安息香酸エステル類、クロロブタノー
ル、ベンジルアルコール、フェネチルアルコール、デヒ
ドロ酢酸、ソルビン酸などが用いられる。抗酸化剤とし
ては、例えば、亜硫酸塩、アスコルビン酸などが用いら
れる。
【0060】化合物(I)またはその薬学的に許容され
る塩を含有してなる医薬組成物は,優れたcGMP−P
DE阻害作用を有することから、単独でまたは種々の循
環器系疾患(労作性および安静時狭心症{冠攣縮性狭心
症および異型狭心症}、高血圧、うっ血性心不全、肺高
血圧症、アテローム性動脈硬化症、血管開存性低下症、
血管狭窄症、末梢血管疾患、脳卒中など)、閉塞性肺疾
患(慢性喘息、気管支炎など)、アレルギー性疾患(ア
レルギー性喘息、アレルギー性鼻炎、蕁麻疹など)、消
化管の運動性に特徴づけられる疾患(過敏性腸症候群な
ど)、糸球体疾患、尿細管間質性疾患、腎不全、糖尿病
合併症、緑内障、ヒトを含むオスのほ乳類動物の勃起機
能不全などの治療および予防に用いることができる。ま
た、ヒトを含むメスのほ乳類動物の雌性機能不全、早産
または月経困難などにも有効である。また、上述の循環
器系疾患などの予防および治療においては、必要に応じ
て、ニトロ系血管拡張薬、心房性ナトリウム利尿ペプチ
ドなどと併用することによって、それらの効果を増強す
ることができる。さらに、勃起機能不全の治療において
は、必要に応じてフェノキシベンザミン、フェントール
アミン、パパベリン、プロスタグランデインE1、アポ
モルヒネなどの薬剤や陰茎補綴術と適宜組み合わせて用
いることもできる。本発明の医薬組成物は、ヒトはもち
ろん、その他の哺乳動物(例、マウス、ラット、モルモ
ット、ウサギ、イヌ、ネコ、ヒツジ、ウマ、ウシ、ブ
タ、サルなど)の上記疾患に適用することもできる。ま
た、本発明の医薬組成物は、毒性が低く、副作用も少な
い。なお、ホスホジエステラーゼ活性は公知の方法(Th
ompson,W.J.ら、Biochemistry 10, 311(1971)、J.D.Joh
nsonら Anal.Chem.162,291(1987)、R.J.Schillingら A
nal.Chem. 216,154(1994), Phosphodiesterase[3H]cG
MP SPA enzyme assay kit(アマシャム社)など)ある
いはそれに準じる方法に従って測定することが出来る。
【0061】
【発明の実施の形態】本発明は、さらに以下の参考例、
実施例、試験例および製剤例によって詳しく説明される
が、これらは本発明を限定するものではなく、また本発
明の範囲を逸脱しない範囲で変化させてもよい。以下の
参考例および実施例のカラムクロマトグラフィ(かっこ
内は溶出溶媒を示す)における溶出はTLC( Thin L
ayer Chromatography, 薄層クロマトグラフィ)による
観察下に行なわれた。TLC観察においては、TLCプ
レートとしてのキーゼルゲル60F250(70〜230
メッシュ、メルク(Merck)社製)を、展開溶媒として
はカラムクロマトグラフィで溶出溶媒として用いられた
溶媒を、検出法としてUV検出器、リンモリブデン酸に
よる発色法等を採用した。カラム用シリカゲルはキーゼ
ルゲル60(70〜230メッシュ、メルク(Merck)
社製)を用いた。NMRスペクトルはプロトンNMR(
1H−NMR)を示し、内部または外部基準としてテト
ラメチルシランを用いてGemini 200(バリアン(VAR
IAN)社製)で測定し、δ値をppmで示した。赤外吸収ス
ペクトルはIR-810(日本分光工業(株)社製)で測定し
た。融点は柳本微量融点測定器 MP-500D で測定し、未
補正値を記載した。以下の参考例および実施例中の「室
温」は、0ないし30℃、好ましくは、約15℃ないし
25℃を示し、有機溶媒の乾燥には無水硫酸マグネシウ
ムまたは無水硫酸ナトリウムを用いた。%は特記しない
限り重量パーセントを意味する。以下の実施例および参
考例の化学式中、Meはメチル基、Msはメタンスルホ
ニル基、Etはエチル基、Acはアセチル基を示す。そ
の他の本文中で用いられている略号は下記の意味を示
す。 s:シングレット(singlet) d:ダブレット(doublet) dd:ダブルダブレット(double doublet) t:トリプレット(triplet) m:マルチプレット(multiplet) br:ブロード(broad) J:カップリング定数(coupling constant) Hz:ヘルツ(Hertz) THF:テトラヒドロフラン DMF:N,N−ジメチルホルミルアミド DME:ジメトキシエタン CDCl2:重クロロホルム DMSO−d6:重メチルスルホキシド NMR:プロトン核磁気共鳴
【0062】参考例1 5-(4-フルオロフェニル)ナフト[2,3-d]-1,3-ジオキソー
ル-6,7-ジカルボン酸ジメチル
【化46】 窒素雰囲気下、6-ブロモピペロナールジメチルアセター
ル(10g)のTHF(100ml)溶液に、−78℃にてn-ブチ
ルリチウム(1.6Mヘキサン溶液、27ml)を滴下した。同
温で30分撹拌した後、4-フルオロベンズアルデヒド(4.
6g)のTHF(50ml)溶液を滴下し、徐々に室温まで昇温し
2時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルにて抽
出した。抽出液を水洗し、無水硫酸マグネシウムにて乾
燥したのち、減圧下にて濃縮した。得られた残渣にトル
エン(40ml)、マレイン酸ジメチル(6.3g)、酢酸(20
ml)を加え、5時間還流加熱した。反応液を濃縮して得
られた残渣をクロロホルム(100ml)に溶解し、トリフ
ルオロ酢酸(20ml)を加えた。室温にて3時間撹拌した
のち、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え中和した。
有機層を水洗し、硫酸マグネシウム乾燥したのち、減圧
下にて濃縮した。得られた残査をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=2
−1)で精製して、表題化合物(3.6g)を無色結晶とし
て得た。一部を酢酸エチルから再結晶して融点を測定し
た。融点:253−255℃。
【0063】参考例2 9-(4-フルオロフェニル)-フロ[3',4':6,7]ナフト[2,3-
d]-1,3-ジオキソール-6(8H)-オン
【化47】 氷冷下、水素化リチウムアルミニウム(1.3g)のTHF(1
00ml)懸濁液に5-(4-フルオロフェニル)ナフト[2,3-d]-
1,3-ジオキソール-6,7-ジカルボン酸ジメチルエステル
(9.0g)のTHF(100ml)溶液を加えた。同温で30分間
撹拌したのち、反応液に水を加えた。不溶物をセライト
にてろ去したのち酢酸エチルにて抽出した。抽出液を水
洗し、無水硫酸マグネシウムにて乾燥したのち、減圧下
にて濃縮して、5-(4-フルオロフェニル)-6,7-ビス(ヒド
ロキシメチル)ナフト[2,3-d]-1,3-ジオキソールの粗結
晶を得た。これを精製することなくジクロロメタン(50
0ml)、1,2-ジメトキシエタン(50ml)混合溶液に溶解
したのち、二酸化マンガン(60g)を加え、室温で2時
間撹拌した。触媒をセライトにてろ去し、減圧下にてろ
液を濃縮した。得られた残渣をTHFで再結晶して、表題
化合物(4.5g)を無色結晶として得た。融点:233−236
℃。
【0064】参考例3 5-(4-ピリジル)ナフト[2,3-d]-1,3-ジオキソール-6,7-
ジカルボン酸ジメチルエステル
【化48】 参考例1と同様にして表題化合物を得た。融点:204−2
06℃(THF−メタノールから再結晶)。
【0065】参考例4 9-(4-ピリジル)-フロ[3',4':6,7]ナフト[2,3-d]-1,3-ジ
オキソール-6(8H)-オン
【化49】 参考例2と同様にして表題化合物を得た。融点:230−2
33℃(THF−メタノールから再結晶)。
【0066】参考例5 9-(4-トリフルオロメトキシフェニル)-ナフト[1,2-d]-
1,3-ジオキソール-7,8-ジカルボン酸 ジメチル
【化50】 ヘリオアルコール(15.2g)のTHF(300m
l)溶液に、−78℃にて、 n-ブチルリチウム(1.6
Mヘキサン溶液、138ml)を滴下した。滴下終了
後、冷却浴を取り除き、室温で1時間撹拌した。反応液
を0℃に冷却し、p-トリフルオロメトキシベンゾニトリ
ル(20.0g)のTHF(50ml)溶液を滴下し
た。1時間撹拌したのち、反応液を水に注ぎ込み、酢酸
エチルにて抽出した。抽出液を無水硫酸マグネシウムに
て乾燥したのち、減圧下にて濃縮した。得られた残渣を
トルエン(200ml)に溶解し、フマル酸ジメチル
(28.8g)およびトリクロロ酢酸(4.9g)を加
え、3時間加熱還流した。冷却後、溶媒を減圧下留去
し、濃塩酸(150ml)を加えた。反応液を1時間加
熱還流したのち、析出した結晶を集め、メタノールおよ
びイソプロピルエーテルで順次洗浄して表題化合物(1
5.5g)を得た。一部を酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶して融点を測定した。融点:208−210
℃。
【0067】参考例6 10-(4-トリフルオロメトキシフェニル)-フロ[3',4':6,
7]ナフト[1,2-d]-1,3-ジオキソール-7(9H)-オン
【化51】 参考例2と同様にして表題化合物を得た。融点:222−2
25℃(酢酸エチル−イソプロピルエーテルから再結
晶)。
【0068】参考例7 4-(1,3-ベンゾジオキソール-5-イル)-6-メトキシキノリ
ン-2,3-ジカルボン酸ジエチル
【化52】 2-アミノ-5-メトキシフェニル 1,3-ベンゾジオキソー
ル-5-イル ケトン(0.70 g)の酢酸(7 ml)溶液に、オキ
ザル酢酸ジエチルエステルナトリウム塩(1.08g)およ
び濃硫酸(0.14 ml)を加え、30分間加熱還流した。減
圧下にて溶媒を留去したのち、得られた残渣に水および
炭酸カリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。抽
出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾
燥後、減圧下にて溶媒を留去した。得られた残渣をメタ
ノールから再結晶して表題化合物(0.77 g)を黄色結晶と
して得た。融点:112−114℃。
【0069】参考例8 8-(4-フルオロフェニル)-1,3-ジオキソロ[4,5-f]キノリ
ン-7,8-ジカルボン酸ジエチル
【化53】 参考例7と同様にして表題化合物を得た。融点:150−1
52℃(メタノールから再結晶)。
【0070】参考例9 8-(4-トリフルオロメトキシフェニル)-1,3-ジオキソロ
[4,5-f]キノリン-7,8-ジカルボン酸ジエチル
【化54】 参考例7と同様にして表題化合物を得た。融点:169−1
71℃(メタノールから再結晶)。
【0071】参考例10 9-(1,3-ベンゾジオキソール-5-イル)-7-メトキシフロ
[3,4-b]キノリン-3(1H)-オン
【化55】 参考例7で得られた4-(1,3-ベンゾジオキソール-5-イ
ル)-6-メトキシキノリン-2,3-ジカルボン酸ジエチルを
用いて、参考例2と同様にして表題化合物を得た。融
点:243−245℃(THFから再結晶)。
【0072】参考例11 10-(4-フルオロフェニル)-1,3-ジオキソロ[4,5-f]フロ
[3,4-b]キノリン-7(9H)-オン
【化56】 参考例8で得られた8-(4-フルオロフェニル)-1,3-ジオ
キソロ[4,5-f]キノリン-7,8-カルボン酸エチルを用い
て、参考例2と同様にして表題化合物を得た。融点:26
0℃ (分解)(THFから再結晶)。
【0073】参考例12 10-(4-トリフルオロメトキシフェニル)-1,3-ジオキソロ
[4,5-f]フロ[3,4-b]キノリン-7(9H)-オン
【化57】 参考例8で得られた8-(4-トリフルオロメトキシフェニ
ル)-1,3-ジオキソロ[4,5-f]キノリン-7,8-カルボン酸エ
チルを用いて、参考例2と同様にして表題化合物を得
た。融点:274−276℃ (THFから再結晶)。
【0074】参考例13 [2-エトキシカルボニル-4-(4-フルオロフェニル)キノリ
ン-3-イル]酢酸エチル
【化58】 (2-アミノ-5-メトキシフェニル)(4-フルオロフェニ
ル)ケトン(3.0g)および2-ケトグルタル酸ジエチル
(4.5g)のトルエン(100ml)溶液にp-トルエンスルホ
ン酸1水和物(0.5g)を加え、8時間加熱還流した。減
圧下にて溶媒を留去し、得られた残渣に水を加えて酢酸
エチルで抽出した。抽出液を炭酸水素ナトリウムおよび
水で順次洗浄し、硫酸マグネシウムにて乾燥後、溶媒を
留去して表題化合物(3.3g)を無色結晶として得た。お
よびイソプロピルエーテルで順次洗浄して表題化合物
(15.5g)を得た。一部を酢酸エチルから再結晶し
て融点を測定した。融点:120−121℃。
【0075】参考例14 [2-カルボキシ-4-(4-フルオロフェニル)キノリン-3-イ
ル]酢酸エチル
【化59】 [2-エトキシカルボニル-4-(4-フルオロフェニル)キノリ
ン-3-イル]酢酸エチル(1.6g)のエタノール(50ml)お
よびTHF(10ml)混合溶液に1規定水酸化ナトリウム水
溶液(4.3ml)を加え、室温で30分間撹拌した。減圧
下にて溶媒を留去し、得られた残渣に希塩酸を加え、酢
酸エチルで抽出した。抽出液を水洗後、硫酸マグネシウ
ムにて乾燥し、溶媒を留去して表題化合物(1.3g)を無
色結晶として得た。一部を酢酸エチルから再結晶して融
点を測定した。融点:163−166℃。
【0076】参考例15 10−(1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)−8,
9−ジヒドロ−7H−1,3−ベンゾジオキソロ[4,5
−f]イソインドール−7−オン 融点:252−254℃ NMR(DMSO−d6)δ:4.20(2H,brs), 5.95(1
H,brs), 5.96(1H,brs), 6.07(1H,brs), 6.11(1H,
brs), 6.86(1H,dd,J=1.5Hz,8Hz), 6.95(1H,d,J=,8H
z), 7.00(1H,d,J=1.5Hz), 7.42(1H,d,J=9Hz), 7.8
4(1H,d,J=9Hz), 8.29(1H,s), 8.60(1H,brs) IR(KBr):1695, 1630, 1590, 1435, 1270, 1230, 1
035cm-1 元素分析:C2013NO5・0.5 H2Oとして 計算値:C:67.41%,H:3.96%,N:3.93% 実測値:C:67.72%,H:3.82%,N:3.84% 参考例16 10−(1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)−8,
9−ジヒドロ−8−メチル−7H−1,3−ベンゾジオ
キソロ[4,5−f]イソインドール−7−オン 融点:234−236℃ NMR(CDCl3)δ:3.18(3H,s), 4.21(1H,d,J=17H
z), 4.30(1H,d,J=17Hz), 5.91(1H,d,J=1.4Hz), 5.
93(1H,d,J=1.4Hz), 6.05(1H,d,J=1.4Hz), 6.08(1
H,d,J=1.4Hz), 6.79-6.92(3H,m), 7.26(1H,d,J=9H
z), 7.66(1H,d,J=9Hz), 8.30(1H,s) IR(KBr):1685, 1485, 1435, 1270, 1230, 1065, 1
025cm-1 元素分析:C2115NO5・0.2 H2Oとして 計算値:C:69.11%,H:4.25%,N:3.84% 実測値:C:69.09%,H:4.31%,N:3.90%
【0077】参考例17 10−(1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)−8,
9−ジヒドロ−8−(2−モルホリノエチル)−7H−
1,3−ベンゾジオキソロ[4,5−f]イソインドール
−7−オン・塩酸塩 融点:260℃(decomp.) NMR(DMSO−d6)δ:3.00-3.80(8H,m), 3.85
-4.05(4H,m), 4.43(2H,s), 5.96(1H,s), 5.97(1
H,s), 6.08(1H,s), 6.15(1H,s), 6.88(1H,dd,J=
1.4Hz,8Hz), 7.00(1H,d,J=8Hz), 7.01(1H,d,J=1.4H
z), 7.46(1H,d,J=9Hz), 7.87(1H,d,J=9Hz), 8.35
(1H,s), 9.95(1H,brs) IR(KBr):3430, 1685, 1675, 1630, 1485, 1455, 1
435, 1270, 1235, 1060cm-1 元素分析:C262436・HCl・0.5 H2Oとして 計算値:C:61.72%,H:5.18%,N:5.54% 実測値:C:61.58%,H:5.42%,N:5.45% 参考例18 10−(1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)−8,
9−ジヒドロ−8−エチル−7H−1,3−ベンゾジオ
キソロ[4,5−f]イソインドール−7−オン 融点:210−212℃ NMR(CDCl3)δ:1,25(3H,t,J=7Hz), 3.86(2H,d,
J=7Hz), 4.21(1H,d,J=17Hz), 4.30(1H,d,J=17Hz),
5.91(1H,d,J=1.4Hz), 5.93(1H,d,J=1.4Hz), 6.05
(1H,d,J=1.4Hz), 6.08(1H,d,J=1.4Hz), 6.79-6.86
(2H,m), 6.91(1H,dd,J=1Hz,8Hz), 7.26(1H,d,J=9H
z), 7.66(1H,d,J=9Hz), 8.30(1H,s) 元素分析:C2217NO5・0.2 H2Oとして 計算値:C:70.39%,H:4.56%,N:3.73% 実測値:C:70.07%,H:4.65%,N:3.66%
【0078】参考例19 10−(1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)−8,
9−ジヒドロ−8−(イソプロピル)−7H−1,3−
ベンゾジオキソロ[4,5−f]イソインドール−7−
オン 融点:218−220℃ NMR(CDCl3)δ:1.26(6H,d,J=7Hz), 4.14(1H,d,
J=17Hz), 4.22(1H,d,J=17Hz), 4,71(1H,m), 5.91
(1H,d,J=1.4Hz), 5.92(1H,d,J=1.4Hz), 6.07(1H,
d,J=1.4Hz), 6.09(1H,d,J=1.4Hz), 6.80-6.87(2H,
m), 6.92(1H,dd,J=1Hz,7Hz,), 7.26(1H,d,J=9Hz),
7.66(1H,d,J=9Hz), 8.30(1H,s) 元素分析:C2319NO5・0.2 H2Oとして 計算値:C:70.29%,H:4.98%,N:3.56% 実測値:C:70.28%,H:5.16%,N:3.43% 参考例20 10−(1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)−8,
9−ジヒドロ−7H−1,3−ベンゾジオキソロ[4,5
−f]イソインドール−7−オン−8−酢酸エチル 融点:80−85℃ NMR(CDCl3)δ:1,28(3H,t,J=7Hz), 4.20(2H,d,
J=7Hz), 4.35(1H,d,J=17Hz), 4.38(2H,s), 4.43
(1H,d,J=17Hz), 5.92(1H,d,J=1.4Hz), 5.93(1H,d,
J=1.4Hz), 6.04(1H,d,J=1.4Hz), 6.07(1H,d,J=1.4H
z), 6.75-6.86(2H,m), 6.89(1H,dd,J=1Hz,8Hz),
7.27(1H,d,J=9Hz), 7.67(1H,d,J=9Hz), 8.34(1H,
s) 元素分析:C2419NO7・0.5 H2Oとして 計算値:C:65.16%,H:4.56%,N:3.17% 実測値:C:65.34%,H:4.46%,N:3.19%
【0079】参考例21 10−(1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)−8,
9−ジヒドロ−7H−1,3−ベンゾジオキソロ[4,5
−f]イソインドール−7−オン−8−酢酸 融点:160−161℃ NMR(DMSO-d6)δ:4.27(2H,brs), 4.35(1H,s),
5.96(1H,d,J=1.4Hz), 5.98(1H,d,J=1.4Hz), 6.06
(1H,d,J=1.4Hz), 6.13(1H,d,J=1.4Hz), 6.86(1H,d
d,J=1.6Hz,8Hz), 6.97(1H,d,J=8Hz), 7.00(1H,d,J=
1.6Hz), 7.44(1H,d,J=9Hz), 7.87(1H,d,J=9Hz), 8.
34(1H,s) 元素分析:C2215NO7・ H2Oとして 計算値:C:62.41%,H:4.05%,N:3.31% 実測値:C:62.14%,H:4.23%,N:3.20% 参考例22 8−アセチル−5−ブロモ−10−フェニル−8,9−
ジヒドロ−7H−1,3−ベンゾジオキソロ[4,5−
f]イソインドール−7−オン NMR(CDCl3)δ:2.71(3H,s), 4.64(2H,s), 5.8
9(2H,s), 7.20-7.35(2H,m), 7.40-7.64(3H,m),
7.64(1H,s), 8.89(1H,s) 参考例23 8−アセチル−10−フェニル−8,9−ジヒドロ−7
H−1,3−ベンゾジオキソロ[4,5−f]イソインド
ール−7−オン 融点:335℃(decomp.) NMR(DMSO-d6)δ:2.70(3H,s), 4.65(2H,s),
5.89(2H,s), 7.30(1H,d,J=,8Hz), 7.30-7.40(2H,
m), 7.40-7.50(3H,m), 7.72(1H,d,J=8Hz),8.44(1
H,brs) IR(KBr):1725, 1685, 1335, 1315, 1295, 1280, 1
265cm-1 元素分析:C2115NO4・0.2 H2Oとして 計算値:C:75.28%,H:4.45%,N:4.01% 実測値:C:75.12%,H:4.45%,N:4.17%
【0080】参考例24 10−フェニル−8,9−ジヒドロ−7H−1,3−ベン
ゾジオキソロ[4,5−f]イソインドール−7−オン 融点:290−292℃ NMR(DMSO-d6)δ:4.17(2H,s), 5.91(2H,s),
7.43(5H,s), 7.45(1H,d,J=,8Hz), 7.87(1H,d,J=8
Hz), 8.33(1H,brs), 8.62(1H,brs) IR(KBr):1695, 1630, 1455, 1290, 1265cm-1 元素分析:C1913NO3として 計算値:C:75.24%,H:4.32%,N:4.62% 実測値:C:75.21%,H:4.31%,N:4.63% 参考例25 11−(1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)−7,
8,9,10−テトラヒドロ−1,3−ベンゾジオキソロ
[4,5−g]イソキノリン−7−オン 融点:256−258℃ NMR(CDCl3)δ:2.82(2H,t,J=6Hz), 3.40-3.50
(2H,m), 5.84(2H,brs), 6.03(1H,d,J=1.4Hz), 6.
12(1H,m) 6.68(1H,dd,J=1.4Hz,8Hz), 6.75(1H,d,J
=1.4Hz), 6.87(1H,d,J=8Hz), 7.19(1H,d,J=,9Hz),
7.60(1H,d,J=9Hz), 8.63(1H,brs) IR(KBr):1660, 1625, 1480, 1455, 1285, 1230, 1
075cm-1 元素分析:C2115NO5・0.2 H2Oとして 計算値:C:69.11,H:4.25,N:3.84 実測値:C:69.06,H:4.19,N:3.77
【0081】参考例26 10−(1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)−8,
9−ジヒドロ−7H−シクロペンタ[6.7]ナフト
[1,2−d]−1,3−ジオキソール−7−オン 融点:235−237℃ NMR(CDCl3)δ:2.65-2.75(2H,m), 2.90-3.15(2
H,m), 5.91(1H,d,J=1.4Hz), 5.92(1H,d,J=1.4Hz),
6.05(1H,d.J=1.4Hz), 6.07(1H,d,J=1.4Hz), 6.75-
6.85(2H,m), 6.89(1H,d,J=8Hz), 7.24(1H,d,J=9H
z), 7.67(1H,d,J=9Hz), 8.29(1H,s) 元素分析:C21145 として 計算値:C:72.83%,H:4.07% 実測値:C:72.51%,H:4.00% 参考例27 10−(1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)−8,
9−ジヒドロ−7H−1,3−ジオキソロ[4,5−f]
ピロロ[3,4−b]キノリン−7−オン 融点:310℃(decomp.) NMR(CDCl3)δ:4.36(1H,d J=17Hz), 4.45(1H,
d,J=17Hz), 5.99(1H,brs), 6.01(1H,brs), 6.74
(1H,m), 6.80-6.88(2H,m), 7.50(1H,d,J=9Hz),
8.09(1H,d,J=9Hz) 元素分析:C191225・0.5H2O として 計算値:C:64.19%,H:3.63%,N:7.88% 実測値:C:64.04%,H:3.77%,N:7.87%
【0082】参考例28 10−(4−メトキシフェニル)−7H−1,3−ベン
ゾジオキソロ[4,5−f]イソインドール−7,9(8
H)−ジオン 融点:311−313℃ NMR(CDCl3)δ:3.89(3H,s), 5.90(2H,s), 6.9
5(2H,d,J=8.8Hz), 7.30(2H, d, J=8.8Hz), 7.34(1
H, d, J=8.4Hz), 7.67(1H, d, J=8.4Hz), 8.23(1H,
s), 10.42(1H, brs) 元素分析:C2013NO5 として 計算値:C:69.16%,H:3.77%,N:4.03% 実測値:C:69.07%,H:4.15%,N:4.00% 参考例29 10−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−7H−
1,3−ベンゾジオキソロ[4,5−f]イソインドール
−7,9(8H)−ジオン 融点:318−322℃ NMR(CDCl3)δ:3.84(6H, s), 3.97(3H, s),
5.92(2H, s), 6.59(2H, s), 7.38(1H, d, J=8.4H
z), 7.70(1H, d, J=8.4Hz), 7.72(1H, brs), 8.30
(1H, s) 元素分析:C2217NO7 として 計算値:C:64.86%,H:4.21%,N:3.44% 実測値:C:64.25%,H:4.21%,N:3.24%
【0083】参考例30 10-(1,3-ベンゾジオキソール-5-イル)-7H-1,3-ベンゾジ
オキソロ[4,5-f]イソインドール-7,9(8H)-ジオン 融点:320 ℃(decomp.)(THF) NMR(DMSO-d6)δ:5.97(1H,brs), 5.99(1H,brs),
6.10(1H,brs), 6.06(1H,d,J=1.4Hz), 6.81(1H,dd,J=1.5
Hz,8Hz), 6.92(1H,d,J=8Hz), 6.95(1H,d,J=1.5Hz), 7.5
7(1H,d,J=9Hz), 7.93(1H,d,J=9Hz), 8.41(1H,s). IR(KBr):1745, 1705, 1440, 1285, 1225 cm-1. 元素分析:C20H11NO6 として 計算値:C:66.49%, H:3.07%, N:3.88% 実測値:C:66.71%, H:3.20%, N:3.72%. 参考例31 4-(1,3-ベンゾジオキソール-5-イル)-5-メトキシ-1H-ベ
ンズ[f]イソインドール-1,3(2H)-ジオン 融点:291-293℃(THF) NMR(DMSO-d6)δ:3.48(3H,s), 6.06(1H,brs), 6.1
0(1H,brs), 6.64(1H,dd,J=1.4Hz,8Hz), 6.82(1H,d,J=1.
4Hz), 6.89(1H,d,J=8Hz), 7.14(1H,d,J=8Hz),7.68(1H,
t,J=8Hz), 7.85(1H,d,J=8Hz), 8.40(1H,s). IR(KBr):1756, 1714, 1538, 1505, 1472 cm-1. 元素分析:C20H13NO5・0.4 H2O として 計算値:C:67.76%, H:3.92%, N:3.95% 実測値:C:67.83%, H:4.07%, N:3.94%.
【0084】参考例32 4-(1,3-ベンゾジオキソール-5-イル)-5,6-ジメトキシ-1
H-ベンズ[f]イソインドール-1,3(2H)-ジオン 融点:274-276℃(THF) NMR(DMSO-d6)δ:3.19(3H,s), 3.94(3H,s), 6.05
(1H,brs), 6.09(1H,brs), 6.61(1H,brs), 6.71(1H,dd,J
=1.6Hz,8Hz), 6.85(1H,d,J=1.6Hz), 6.89(1H,d,J=8Hz),
7.72(1H,d,J=9Hz), 8.08(1H,d,J=9Hz), 8.39(1H,s). IR(KBr):1760, 1710, 1515, 1275, 1225, 1060 cm
-1. 元素分析:C21H15NO6 として 計算値:C:66.84%, H:4.01%, N:3.71% 実測値:C:67.14%, H:3.72%, N:3.82% 参考例33 5,6-ジメトキシ-4-(4-メトキシフェニル)-1H-ベンズ[f]
イソインドール-1,3(2H)-ジオン 融点:288-290℃(THF) NMR(DMSO-d6)δ:3.08(3H,s), 3.83(3H,s), 3.93
(3H,s), 6.92(1H,d,J=9Hz), 7.20(1H,d,J=9Hz), 7.73(1
H,d,J=9Hz), 8.10(1H,d,J=9Hz), 8.40(1H,s), 11.24(1
H,brs). IR(KBr):1762, 1714, 1520, 1280, 1245, 1066 cm
-1. 元素分析:C21H17NO5 として 計算値:C:69.41%, H:4.72%, N:3.85% 実測値:C:69.32%, H:4.92%, N:3.82%.
【0085】参考例34 10-(4-トリフルオロメチルフェニル)-7H-1,3-ベンゾジ
オキソロ[4,5-f]イソインドール-7,9(8H)-ジオン 融点:304-306℃(AcOEt) NMR(CDCl3)δ:5.89(2H,s), 7.39(1H,d,J=8Hz),
7.50(2H,d,J=8Hz), 7.70(2H,d,J=8Hz), 7.72(1H,d,J=8H
z), 7.82(1H,brs), 8.34(1H,s). IR(KBr):1762, 1722, 1328, 1291, 1160, 1126, 1
068 cm-1. 元素分析:C20H10NO4F3・0.2H2O として 計算値:C:61.77%, H:2.70%, N:3.60% 実測値:C:61.73%, H:2.92%, N:3.49%. 参考例35 10-(4-ベンジルオキシフェニル)-7H-1,3-ベンゾジオキ
ソロ[4,5-f]イソインドール-7,9(8H)-ジオン 融点:265-267℃(THF) NMR(CDCl3)δ:5.14(2H,s), 5.90 (2H,s), 7.06(2
H,d,J=8Hz), 7.30-7.50(8H,m), 7.68(1H,d,J=8Hz), 7.8
8(1H,brs), 8.27(1H,s). IR(KBr):3288, 3261, 3093, 2927, 1733, 1714, 1
506 cm-1. 元素分析:C26H27NO5 として 計算値:C:73.75%, H:4.05%, N:3.31% 実測値:C:73.23%, H:4.12%, N:3.08%.
【0086】参考例36 10-(4-ピリジル)-7H-1,3-ベンゾジオキソロ[4,5-f]イソ
インドール-7,9(8H)-ジオン 融点:299-302℃(THF) NMR(CDCl3-one drop DMSO-d6)δ:5.89(2H,s), 7.
34(2H,d,J=6Hz), 7.42(1H,d,J=6Hz), 7.72(1H,d,J=6H
z), 8.31(1H,s), 8.67(2H,d,J=6Hz), 10.77(1H,brs). IR(KBr):2900, 1756, 1714 cm-1. 元素分析:C18H10N2O4・0.3H2O として 計算値:C:66.67%, H:3.32%, N:8.64% 実測値:C:66.79%, H:3.05%, N:8.54%. 参考例37 10-(3-ピリジル)-7H-1,3-ベンゾジオキソロ[4,5-f]イソ
インドール-7,9(8H)-ジオン 融点:323-325℃(THF) NMR(DMSO-d6)δ:5.96(2H,s), 7.44(1H,m), 7.61
(1H,d,J=8Hz), 7.85(1H,m), 7.98(1H,d,J=8Hz), 8.50(1
H,s), 8.61(2H,m), 11.40(1H,brs). IR(KBr):2949, 1718 cm-1. 元素分析:C18H10N2O4・0.3HO 計算値:C:66.67%, H:3.32%, N:8.64% 実測値:C:66.40%, H:3.08%, N:8.42%.
【0087】参考例38 10-(4-ベンジルオキシ-3-メトキシフェニル)-7H-1,3-ベ
ンゾジオキソロ[4,5-f]イソインドール-7,9(8H)-ジオン 融点:282-284℃(THF) NMR(DMSO-d6)δ:3.72(3H,s), 5.13(2H,s), 5.97
(2H,d,J=3Hz), 6.90(1H,dd,J=2Hz,8Hz), 7.04(2H,m),
7.40-7.60(6H,m), 7.93(1H,d,J=9Hz), 8.41(1H,s), 11.
31(1H,brs). IR(KBr):3168, 3068, 2783, 1760,
1714 cm-1. 元素分析:C27H19NO6 として 計算値:C:71.52%, H:4.22%, N:3.09% 実測値:C:71.75%, H:4.45%, N:3.00%. 参考例39 11-(1,3-ベンゾジオキソール-5-イル)-8H-イソインドロ
[5,6-f]ベンズ[b]-1,4-ジオキサン-8,10(9H)-ジオン 融点:346-349℃(THF) NMR(DMSO-d6)δ:3.90(2H,m), 4.21(2H,m), 6.06
(2H,d,J=7Hz), 6.67(1H,d,J=6Hz), 6.86(2H,m), 7.36(1
H,d,J=8Hz), 7.79(1H,d,J=8Hz), 8.33(1H,s), 11.22(1
H,brs). IR(KBr):3176, 3072, 2765, 1751, 1704, 1606, 1
585 cm-1. 元素分析:C21H13NO6 として 計算値:C:67.20%, H:3.49%, N:3.73% 実測値:C:66.67%, H:3.82%, N:3.44%.
【0088】参考例40 10-(4-ブロモフェニル)-7H-1,3-ベンゾジオキソロ[4,5-
f]イソインドール-7,9(8H)-ジオン 融点:324-327℃(THF) NMR(CDCl3-one drop DMSO-d6)δ:5.92 (2H,s),
7.28(2H,d,J=9Hz), 7.37(1H,d,J9=Hz), 7.55(2H,d,J=9H
z), 7.71(1H,d,J=9Hz), 8.28(1H,s), 10.72(1H,brs). IR(KBr):3170, 3064, 2885, 2759, 1751, 1718 cm
-1. 元素分析:C19H10BrNO4 として 計算値:C:57.60%, H:2.54%, N:3.54% 実測値:C:57.63%, H:2.84%, N:3.39. 参考例41 10-(4-フルオロフェニル)-7H-1,3-ベンゾジオキソロ[4,
5-f]イソインドール-7,9(8H)-ジオン 融点:269−271℃(THF) NMR(CDCl3)δ:5.90(2H,s), 7.10-7.30(5H,m), 7.
37(1H,d,J=8Hz), 7.70(1H,d,J=8Hz), 8.30(1H,s). IR(KBr):3182, 3074, 1760, 1716, 1540, 1509, 1
287 cm-1
【0089】参考例42 10-(1,3-ベンゾジオキソール-5-イル)-6-メチル-7H-1,3
-ベンゾジオキソロ[4,5-f]イソインドール-7,9(8H)-ジ
オン 融点:310−313℃(エタノール) NMR(DMSO-d6)δ:2.99(3H,s), 5.99-6.20(4H,m),
6.65-7.00(3H,m), 7.53(1H,d,J=9Hz), 7.93(1H,d,J=9H
z). IR(KBr):3172, 3062, 1753, 1710, 1625, 1550, 1
492, 1360, 1284 cm-1. 元素分析:C2113NO6・0.2H2O として 計算値:C:66.56%, H:3.45%, N:3.69% 実測値:C:66.48%, H:3.72%, N:3.69%. 参考例43 10-(4-フルオロフェニル)-6-メチル-7H-1,3-ベンゾジオ
キソロ[4,5-f]イソインドール-7,9(8H)-ジオン 融点:302−304℃(THF) NMR(DMSO-d6)δ:3.00(3H,s), 5.91(2H,s), 7.10-
7.40(5H,m), 7.55(1H,d,J=9Hz), 7.95(1H,d,J=9Hz). IR(KBr):3170, 3060, 1749, 1714, 1625, 1513, 1
362, 1274 cm-1. 元素分析:C2012NO4F として 計算値:C:68.77%, H:3.46%, N:4.01% 実測値:C:68.55%, H:3.59%, N:4.09%.
【0090】参考例44 6-メチル-10-(4-トリフルオロメチルフェニル)-7H-1,3-
ベンゾジオキソロ[4,5-f]イソインドール-7,9(8H)-ジオ
ン 融点:315−317℃(THF−エーテル) NMR(CDCl3)δ:3.12(3H,s), 5.86(2H,s), 7.30-7.
55(4H,m), 7.60-7.75(3H,m), 7.92(1H,d,J=9Hz). IR(KBr):3190, 3050, 1753, 1714, 1620, 1550, 1
457, 1363, 1330, 1277 cm-1. 元素分析:C2112NO4F3・0.3H2O として 計算値:C:62.32%, H:3.14%, N:3.46% 実測値:C:62.33%, H:3.07%, N:3.87%. 参考例45 10-(4-メトキシフェニル)-6-メチル-7H-1,3-ベンゾジオ
キソロ[4,5-f]イソインドール-7,9(8H)-ジオン 融点:311−313℃(THF−エーテル) NMR(CDCl3)δ:3.09(3H,s), 3.90(3H,s), 5.88(2
H,s), 6.96(2H,d,J=9Hz), 7.20-7.35(2H,m), 7.36(1H,
d,J=9Hz), 7.66(1H,brs), 7.89(1H,d,J=9Hz). IR(KBr):3167, 3064, 1753, 1710, 1623, 1548, 1
511, 1450, 1360, 1277 cm-1. 元素分析:C2115NO5・0.1H2O として 計算値:C:69.46%, H:4.22%, N:3.86% 実測値:C:69.40%, H:4.44%, N:4.02%.
【0091】参考例46 10-(1,3-ベンゾジオキソール-5-イル)-6-エチル-7H-1,3
-ベンゾジオキソロ[4,5-f]イソインドール-7,9(8H)-ジ
オン 融点:253−254℃(THF−エーテル) NMR(CDCl3)δ:1.39(3H,t J=7Hz), 3.65(2H,q,J=7
Hz), 5.91(1H,d,J=1.4Hz), 5.93(1H,d,J=1.4Hz), 6.04
(1H,d,J=1.4Hz), 6.07(1H,d,J=1.4Hz), 6.75-6.90(3H,
m), 7.37(1H,d,J=9Hz), 7.75(1H,brs), 7.93(1H,d,J=9H
z). IR(KBr):3172, 3064, 2974, 1754, 1708, 1625, 1
550, 1502, 1401, 1280 cm-1. 参考例47 10−(1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)−6
−[2−(N,N−ジメチルアミノ)エチル]−7H−
1,3−ベンゾジオキソロ[4,5−f]イソインドー
ル−7,9(8H)−ジオン NMR(CDCl3)δ:2.52(2H,m), 2.65-2.85(2H,m),3.
80-3.95(2H,m), 5.85-6.10(4H,m), 6.50-6.95(3H,m),
7.05(1H,brs), 7.38(1H,d,J=9Hz), 8.00(1H,d,J=9Ha)
【0092】参考例48 10-(4-メチルフェニル)-7H-1,3-ベンゾジオキソロ[4,5-
f]イソインドール-7,9(8H)-ジオン 融点:297−299℃(THF−エタノール) NMR(CDCl3)δ:2.46(3H,s), 5.90(2H,s), 7.26(4
H,brs), 7.35(1H,d,J=9Hz), 7.68(1H,d,J=9Hz), 7.86(1
H,brs), 8.28(1H,s). IR(KBr):3230, 3064, 1760, 1713, 1544, 1455, 1
287 cm-1. 元素分析:C2013NO4・0.2H2O として 計算値:C:71.72%, H:4.03%, N:4.18% 実測値:C:71.67%, H:3.94%, N:4.17%. 参考例49 10−(3−メチルフェニル)-7H-1,3-ベンゾジオキソ
ロ[4,5-f]イソインドール-7,9(8H)-ジオン 融点:261-264℃(THF) NMR(CDCl3)δ:2.42(3H,s), 5.90(2H,s), 7.19(2
H,m), 7.31(2H,m), 7.36(1H,d,J=8Hz), 7.69(1H,d,J=8H
z), 7.87(1H,brs), 8.29(1H,s). IR(KBr):3190, 3064, 1756, 1716, 1629, 1538 cm
-1. 元素分析:C20H13NO4・0.2H2O として 計算値:C:71.72%, H:4.03%, N:4.18% 実測値:C:71.47%, H:4.19%, N:4.03%.
【0093】参考例50 10-(2-メチルフェニル)-7H-1,3-ベンゾジオキソロ[4,5-
f]イソインドール-7,9(8H)-ジオン 融点:275-278℃(THF) NMR(CDCl3)δ:2.06(3H,s), 5.88(2H,s), 7.20-7.
40(5H,m), 7.70(1H,d,J=8Hz), 7.81(1H,brs), 8.31(1H,
s). IR(KBr):3176, 3062, 2767, 1760, 1718, 1627 cm
-1. 元素分析:C20H13NO4 として 計算値:C:72.50%, H:3.95%, N:4.23% 実測値:C:72.21%, H:4.14%, N:4.08%. 参考例51 4-(1,3-ベンゾジオキソール-5-イル)-6-メトキシ-1H-ベ
ンズ[f]イソインドール-1,3(2H)-ジオン 融点:307-310℃(THF) NMR(CDCl3-one drop DMSO-d6)δ:3.84(3H,s), 6.
30(2H,s), 6.92(2H,m), 7.04(1H,m), 7.23(1H,d,J=9H
z), 7.36(1H,d,J=9Hz), 7.46(1H,d,J=8Hz), 8.32(1H,
s), 10.57(1H,brs). IR(KBr):3070, 2900, 2744,
1756, 1713 cm−1. 元素分析:C2013NO として 計算値:C:69.16%, H:3.77%, N:4.03% 実測値:C:68.88%, H:3.82%, N:3.95%.
【0094】参考例52 6-メトキシ-4-(4-メトキシフェニル)-1H-ベンズ[f]イソ
インドール-1,3(2H)-ジオン 融点:290-292℃(THF) NMR(CDCl3-one drop DMSO-d6)δ:3.76(3H,s), 3.
92(3H,s), 7.07(2H,d,J=9Hz), 7.14(1H,d,J=2Hz), 7.35
(3H,m), 7.98(1H,d,J=9Hz), 8.25(1H,s), 10.23(1H,br
s). IR(KBr):3170, 3066, 2949, 2785, 1760, 1724, 1
616, 1515 cm-1. 元素分析:C20H15NO4 として 計算値:C:72.06%, H:4.54%, N:4.20% 実測値:C:71.79%, H:4.48%, N:4.19%. 参考例53 6-メトキシ-4-(4-メチルフェニル)-1H-ベンズ[f]イソイ
ンドール-1,3(2H)-ジオン 融点:298-301℃(THF) NMR(CDCl3)δ:2.49(3H,s), 3.76(3H,s), 7.13(1
H,d,J=2Hz), 7.33(5H,m), 7.83(1H,brs), 7.99(1H,d,J=
9Hz), 8.30(1H,s). IR(KBr):3167, 3064, 2773, 1760, 1714, 1616 cm
-1. 元素分析:C20H15NO3 として 計算値:C:75.70%, H:4.76%, N:4.41% 実測値:C:75.36%, H:4.88%, N:4.32%.
【0095】参考例54 6-メトキシ-4-(4-トリフルオロメチルフェニル)-1H-ベ
ンズ[f]イソインドール-1,3(2H)-ジオン NMR(CDCl3)δ:3.76(3H,s), 6.96(1H,d,J=2Hz),
7.37(1H,d,J=2Hz,9Hz),7.55(2H,d,J=8Hz), 7.83(2H,d,J
=8Hz), 7.85(1H,brs), 8.03(1H,d,J=9Hz), 8.36(1H,s) 参考例55 6-メトキシ-4-(4-トリフルオロメトキシフェニル)-1H-
ベンズ[f]イソインドール-1,3(2H)-ジオン 融点:282-284℃(THF) NMR(CDCl3)δ:3.77 (3H,s), 7.02(1H,d,J=2Hz),
7.36(1H,dd,J=2Hz,9Hz), 7.44(4H,m), 7.80(1H,bs), 8.
02(1H,d,J=9Hz), 8.34(1H,s). IR(KBr):3174, 3068, 2775, 1762, 1733, 1616 cm
-1. 元素分析:C20H12F3NO4 として 計算値:C:62.02%, H:3.12%, N:3.62% 実測値:C:62.18%, H:3.23%, N:3.69%.
【0096】参考例56 6-ベンジルオキシ-4-(4-メトキシフェニル)-1H-ベンズ
[f]イソインドール-1,3(2H)-ジオン 融点:208-210℃(THF) NMR(CDCl3)δ:3.94(3H,s), 5.02(2H,s), 7.06(2
H,d,J=9Hz), 7.34(9H,m), 7.76(1H,brs), 7.99(1H,d,J=
9Hz), 8.28(1H,s). IR(KBr):3066, 2836, 1766, 1714, 1616, 1515 cm
-1. 元素分析: C26H19NO4 として 計算値:C:76.27%, H:4.68%, N:3.42% 実測値:C:75.64%, H:4.68%, N:3.47%. 参考例57 4-(4-フルオロフェニル)-6-メトキシ-1H-ベンズ[f]イソ
インドール-1,3(2H)-ジオン 融点:281-284℃(THF) NMR(CDCl3)δ:3.77(3H,s), 7.05(1H, d, J = 2H
z), 7.20-7.40 (5H, m), 7.85 (1H, brs), 8.01 (1H,
d, J = 9Hz), 8.32 (1H, s). IR(KBr):3178, 3072, 1762, 1718, 1610, 1508 cm
-1. 元素分析:C19H12FNO3・0.2HO として 計算値:C:70.24%, H:3.85%, N:4.31% 実測値:C:70.25%, H:3.90%, N:4.26%.
【0097】参考例58 4-(4-フルオロフェニル)-6-メトキシ-9-メチル-1H-ベン
ズ[f]イソインドール-1,3(2H)-ジオン 融点:311-314℃(THF) NMR(CDCl3)δ:3.11 (3H, s), 3.75 (3H, s), 7.0
0 (1H, d, J = 3Hz),7.22 (2H, t, J = 9Hz), 7.34 (3
H, m), 8.21 (1H, d, J = 9Hz), 9.59 (1H, brs). IR(KBr):3184, 3062, 2966, 1756, 1714, 1602 cm
-1. 元素分析:C20H14FNO3・0.2HO として 計算値:C:70.87%, H:4.28%, N:4.13% 実測値:C:70.64%, H:4.33%, N:4.06% 参考例59 6-メトキシ-4-(4-メトキシフェニル)-9-メチル-1H-ベン
ズ[f]イソインドール-1,3(2H)-ジオン 融点:282-284℃(THF) NMR(CDCl3)δ:3.11 (3H, s), 3.75 (3H, s), 3.9
2 (3H, s), 7.06 (2H,d, J = 9Hz), 7.12 (1H, d, J =
3Hz), 7.32 (3H, m), 7.59 (1H, brs), 8.20(1H, d, J
= 9Hz). IR(KBr):3165, 3055, 2839, 1747, 171
0, 1616 cm-1. 元素分析:C21H17NO4 として 計算値:C:72.61%, H:4.93%, N:4.03% 実測値:C:72.40%, H:4.92%, N:4.06%.
【0098】参考例60 6−メトキシ−10−(4−メトキシフェニル)−7H
−1,3−ベンゾジオキソロ[4,5−f]イソインド
ール−7,9(8H)−ジオン 融点:265−266℃(エタノール−エーテル) NMR(CDCl3)δ:3.89(3H, s), 4.37(3H, s), 5.88
(2H, s), 6.96(2H, d,J=8Hz), 7.20-7.30(3H, m), 7.81
(1H, brs), 8.12(1H, d, J=9Hz). IR(KBr):3217, 3074, 1745, 1708, 1542, 1450, 1
335, 1276 cm-1. 元素分析:C2115NO6・0.2H2Oとして 計算値:C:66.21%, H:4.07%, N:3.68% 実測値:C:66.36%, H:4.04%, N:3.73%.
【0099】参考例61 10−(1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)−6
−(2−N,N−ジメチルアミノエトキシ)−7H−
1,3−ベンゾジオキソロ[4,5−f]イソインドー
ル−7,9(8H)−ジオン 融点:223−225℃(THF−エーテル) NMR(CDCl3)δ:2.42(6H, s), 2.91(2H, t, J=5H
z), 4.70(2H, t, J=5Hz), 5.89(1H, brs), 5.91(1H, br
s), 6.02(1H, d, J=1.4Hz), 6.06(1H, d, J=1.4Hz), 6.
70-6.80(2H, m), 6.86(1H, d, J=8Hz), 7.29(1H, d, J=
9Hz), 8.19(1H, d, J=9Hz). IR(KBr):2900, 1747, 1712, 1544, 1490, 1369, 1
266, 1228 cm-1. 元素分析:C242027・0.5H2Oとして 計算値:C:63.02%, H:4.63%, N:6.12% 実測値:C:63.03%, H:4.46%, N:6.00%. 参考例62 10−(1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)−6
−(1−ヘキシルオキシ)−7H−1,3−ベンゾジオ
キソロ[4,5−f]イソインドール−7,9(8H)
−ジオン 融点:222−223℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテル) NMR(CDCl3)δ:0.92(3H, brt), 1.30-2.10(8H,
m), 4.59(2H, t, J=7Hz), 5.92(1H, brs), 5.93(1H, br
s), 6.04(1H, brs), 6.07(1H, brs), 6.70-6.90(3H,
m), 7.30(1H, d, J=9Hz), 8.15(1H, d, J=9Hz). IR(KBr):3174, 3064, 2925, 1754, 1718, 1627, 1
540, 1344 cm-1. 元素分析:C2623NO7・0.2H2Oとして 計算値:C:67.15%, H:5.07%, N:3.01% 実測値:C:67.22%, H:5.04%, N:3.14%.
【0100】参考例63 10−(1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)−6
−メトキシ−7H−1,3−ベンゾジオキソロ[4,5
−f]イソインドール−7,9(8H)−ジオン 融点:263−265℃(酢酸エチル−エーテル) NMR(CDCl3)δ:4.37(3H, s), 5.90-5.93(2H, m),
6.00-6.08(2H, m), 6.75-6.90(3H, m), 7.31(1H, d, J=
9Hz), 8.12(1H, d, J=9Hz). IR(KBr):3200, 1750, 1716, 1630, 1445, 1359 cm
-1. 元素分析:C2113NO7・0.2H2Oとして 計算値:C:63.87%, H:3.42%, N:3.55% 実測値:C:63.41%, H:3.43%, N:3.54%. 参考例64 10−(1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)−6
−(2−プロピルオキシ)−7H−1,3−ベンゾジオ
キソロ[4,5−f]イソインドール−7,9(8H)
−ジオン 融点:259−260℃(THF−エーテル) NMR(CDCl3)δ:1.45(6H, d, J=6Hz), 5,27(1H, se
ptet, J=6Hz), 5.91(1H, d, J=1.4Hz), 5.93(1H, d, J=
1.4Hz), 6.03(1H, d, J=1.4Hz), 6.07(1H, d,J=1.4Hz),
6.70-6.90(3H, m), 7.29(1H, d, J=9Hz), 7.85(1H, br
s), 8.17(1H,d, J=9Hz). IR(KBr):3207, 3068, 2979,
1754, 1710, 1625, 1544, 1
461, 1371, 1228 cm−1. 元素分析:C2317NO7・0.5H2Oとして 計算値:C:65.03%, H:4.18%, N:3.30% 実測値:C:64.91%, H:4.39%, N:3.15%.
【0101】参考例65 10−(4−フルオロフェニル)−6−メトキシ−7H
−1,3−ベンゾジオキソロ[4,5−f]イソインド
ール−7,9(8H)−ジオン 融点:274−276℃(THF−エーテル) NMR(CDCl3)δ:4.39(3H, s), 5.88(2H, s), 7.05-
7.20(3H, m), 7.25-7.35(2H, m), 7.64(1H, brs), 8.14
(1H, d, J=9Hz). IR(KBr):3213, 3068, 1753, 1716, 1621, 1544, 1
513, 1442, 1361, 1281 cm-1. 元素分析値:C2012NO5Fとして 計算値:C:65.11%, H:3.39%, N:3.80% 実測値:C:64.90%, H:3.45%, N:3.68%,. 参考例66 10−シクロヘキシル−7H−1,3−ベンゾジオキソ
ロ[4,5−f]イソインドール−7,9(8H)−ジ
オン 融点:305-308℃(THF) NMR(CDCl3)δ:1.4-2.0 (8H, m), 2.45 (2H, m),
4.25 (1H, m), 6.25 (2H, s), 7.35 (1H, d, J = 8Hz),
7.62 (1H, d, J = 8Hz), 7.96 (1H, brs), 8.14 (1H,
s). IR(KBr):3193, 2935, 2854, 1756, 1714 cm-1. 元素分析:C19H14NO4・0.2H2O として 計算値:C:70.45%, H:4.48%, N:4.32% 実測値:C:70.58%, H:4.83%, N:4.20%.
【0102】参考例67 8,9−ジヒドロ−10−(4−メトキシフェニル)−7
H−1,3−ベンゾジオキソロ[4,5−f]イソインドー
ル−7−オン 融点:266-269℃ NMR(CDCl3)δ:3.90(3H, s), 4.30(2H, s), 5.88
(2H, s), 6.62(1H, brs), 6.98(2H, d, J=8.6Hz), 7.27
(1H, d, J=8.4Hz), 7.28(2H, d, J=8.6Hz), 7.68(1H,
d, J=8.4Hz), 8.34(1H, s). IR(KBr):3290, 2898, 1710, 1662, 1635, 1508, 1
463 cm-1. 元素分析:C2015NO4 として 計算値:C:72.06%,H:4.54%,N:4.20% 実測値:C:71.40%,H:4.73%,N:4.14% 参考例68 8,9−ジヒドロ−10−(3,4,5−トリメトキシフェ
ニル)−7H−1,3−ベンゾジオキソロ[4,5−f]イ
ソインドール−7−オン 融点:263-265℃ NMR(CDCl3)δ:3.85(6H, s), 3.96(3H, s), 4.36
(2H, s), 5.92(2H, s),6.58(2H, s), 6.62(1H, brs),
7.29(1H, d, J=8.8Hz), 7.69(1H, d, J=8.8Hz),8.36(1
H, s). IR(KBr):3163, 3062, 2775, 1756, 1714, 1627, 1
583 cm-1. 元素分析:C2219NO6 として 計算値:C:67.17%,H:4.87%,N:3.56% 実測値:C:66.72%,H:5.05%,N:3.29% 参考例69 4-(1,3-ベンゾジオキソール-5-イル)-2,3-ジヒドロ-5-
メトキシ-1H-ベンズ[f]イソインドール-1-オン 融点:295-298℃(THF) NMR(DMSO-d6)δ:3.49(3H,s), 4.10(2H,brs), 6.0
7(1H,brs), 6.08(1H,brs), 6.71(1H,dd,J=1.5Hz,8Hz),
6.85(1H,d,J=1.5Hz), 6.94(1H,d,J=8Hz), 7.01(1H,d,J=
8Hz), 7.49(1H,t,J=8Hz), 7.75(1H,d,J=8Hz), 8.27(1H,
s), 8.66(1H,brs). IR(KBr):1697, 1490, 1465,
1237, 1039 cm−1. 元素分析:C2015NO・0.2 HO とし
て 計算値:C:71.29%, H:4.61%, N:4.16% 実測値:C:71.09%, H:4.84%, N:4.20%.
【0103】参考例70 4-(1,3-ベンゾジオキソール-5-イル)-2,3-ジヒドロ-5,6
-ジメトキシ-1H-ベンズ[f]イソインドール-1-オン 融点:255-256℃(MeOH) NMR(CDCl3)δ:3.32(3H,s), 3.99(3H,s), 4.17(1
H,d,J=14Hz), 4.27(1H,d,J=14Hz), 6.02(1H,d,J=1.4H
z), 6.03(1H,d,J=1.4Hz), 6.14(1H,brs), 6.78(1H,dd,J
=1.6Hz,8Hz), 6.80(1H,d,J=1.6Hz), 6.88(1H,d,J=8Hz),
7.39(1H,d,J=9Hz), 7.85(1H,d,J=9Hz), 8.35(1H,s). IR(KBr):1695, 1485, 1265, 1230, 1085, 1030 cm
-1. 元素分析:C21H17NO5 0.2 H2O として 計算値:C:68.73%, H:4.78%, N:3.82% 実測値:C:68.84%, H:4.84%, N:3.85%. 参考例71 2,3-ジヒドロ-5,6-ジメトキシ-4-(4-メトキシフェニル)
-1H-ベンズ[f]イソインドール-1-オン 融点:258-260℃(THF) NMR(DMSO-d6)δ:3.10(3H,s), 3.82(3H,s), 3.91
(3H,s), 4.02(2H,brs),6.97(1H,d,J=9Hz), 7.25(1H,d,J
=9Hz), 7.56(1H,d,J=9Hz), 8.00(1H,d,J=9Hz),8.26(1H,
s), 8.53(1H,brs). IR(KBr):1697, 1515, 1508, 1457, 1272, 1249, 1
093 cm-1. 元素分析:C21H19NO4・0.2H2O として 計算値:C:71.46%, H:5.54%, N:3.97% 実測値:C:71.52%, H:5.46%, N:3.95%.
【0104】参考例72 8,9−ジヒドロ−10−(4−トリフルオロメチルフェ
ニル)−7H−1,3−ベンゾジオキソロ[4,5−f]イ
ソインドール−7−オン 融点:315-317℃(THF) NMR(DMSO-d6)δ:4.21(2H,brs), 5.94(2H,s), 7.4
7(1H,d,J=9Hz), 7.69(2H,d,J=8Hz), 7.80(2H,d,J=8Hz),
7.91(1H,d,J=9Hz), 8.39(1H,s), 8.64(1H,brs). IR(KBr):1698, 1324, 1274, 1162, 1124, 1110, 1
079, 1070 cm-1. 元素分析:C20H12NO3F3 として 計算値:C:64.69%, H:3.26%, N:3.77% 実測値:C:64.81%, H:3.50%, N:3.74%. 参考例73 10−(4−ベンジルオキシフェニル)−8,9−ジヒド
ロ−7H−1,3−ベンゾジオキソロ[4,5−f]イソイ
ンドール−7−オン 融点:257-260℃(THF) NMR(CDCl3-one drop DMSO-d6)δ:4.27 (2H, s),
5.14 (2H, s), 5.89 (2H, s), 7.05 (2H, d, J = 9Hz),
7.3-7.5 (9H, m), 7.68 (1H, d, J = 9Hz), 8.30 (1H,
s). IR(KBr):3290, 2883, 1708, 1662, 1635 cm-1. 元素分析:C26H19NO4・0.3H2O として 計算値:C:75.17%, H:4.77%, N:3.37% 実測値:C:74.98%, H:4.75%, N:3.28%.
【0105】参考例74 8,9−ジヒドロ−10−(4−ピリジル)−7H−1,3
−ベンゾジオキソロ[4,5−f]イソインドール−7−
オン 融点:316-319℃(THF-MeOH) NMR(CDCl3)δ:4.30 (2H, s), 5.89 (2H, s), 6.5
8 (1H, b), 7.32 (3H,m), 7.72 (1H, d, J = 9Hz), 8.4
1 (1H, s), 8.71 (2H, d, J = 6Hz). IR(KBr):3082, 2904, 1683,
1635 cm−1. 元素分析:C1812 として 計算値:C:71.05%, H:3.97%, N:9.21% 実測値:C:70.76%, H:4.17%, N:8.97%. 参考例75 8,9−ジヒドロ−10−(3−ピリジル)−7H−1,3
−ベンゾジオキソロ[4,5−f]イソインドール−7−
オン 融点:257-260℃(THF) NMR(CDCl3-one drop DMSO-d6)δ:4.27 (2H, s),
5.14 (2H, s), 5.89 (2H, s), 7.05 (2H, d, J = 9Hz),
7.3-7.5 (9H, m), 7.68 (1H, d, J = 9Hz), 8.30 (1H,
s). IR(KBr):3290, 2883, 1708, 1662, 1635 cm-1. 元素分析:C26H19NO4・0.3HO として 計算値:C:75.17%, H:4.77%, N:3.37% 実測値:C:74.98%, H:4.75%, N:3.28%.
【0106】参考例76 10−(4−ベンジルオキシ-3−メトキシフェニル)−
8,9−ジヒドロ−7H−1,3−ベンゾジオキソロ[4,
5−f]イソインドール−7−オン 融点:236-239℃(THF) NMR(CDCl3)δ:3.87 (3H, s), 4.25 (1H, d, J =
17Hz), 4.38 (1H, d,J = 17Hz), 5.23 (2H, s), 5.88
(2H, s), 6.65 (1H, brs), 6.88 (2H, m), 6.98 (1H,
d, J = 8Hz), 7.3-7.5 (6H, m), 7.68 (1H, d, J = 8H
z), 8.35 (1H, s). IR(KBr):3176, 3064, 2893, 1695, 1635, 1515 元素分析:C27H21NO5・0.2H2O として 計算値:C:73.19%, H:4.87%, N:3.16% 実測値:C:72.92%, H:5.13%, N:3.11%. 参考例77 11-(1,3-ベンゾジオキソール-5-イル)-9,10-ジヒドロ-8
H-イソインドロ[5,6-f]ベンズ[b]-1,4-ジオキサン-8-オ
ン 融点:312-315℃(THF) NMR(CDCl3)δ:3.97 (2H, m), 4.22 (4H, m), 6.0
3 (2H, d, J = 4Hz),6.66 (1H, b), 6.74 (2H, m), 6.8
5 (1H, d, J = 8Hz), 7.16 (1H, d, J = 9Hz), 7.57 (1
H, d, J = 9Hz), 8.28 (1H, s). IR(KBr):3195, 3078, 2879, 1695, 1616 cm-1. 元素分析:C21H15NO5・0.2H2O として 計算値:C:69.11%, H:4.25%, N:3.84% 実測値:C:69.10%, H:4.20%, N:3.72%.
【0107】参考例78 10−(4−ブロモフェニル)−8,9−ジヒドロ−7H
−1,3−ベンゾジオキソロ[4,5−f]イソインドール
−7−オン 融点:273-274℃(THF) NMR(CDCl3)δ:4.28 (2H, s), 5.89 (2H, s), 6.5
4 (1H, b), 7.24 (2H,d, J = 8Hz), 7.28 (1H, d, J =
9Hz), 7.57 (2H, d, J = 8Hz), 7.69 (1H, d,J = 9Hz),
8.37 (1H, b). IR(KBr):3203, 3085, 2908, 1700, 1635 cm-1. 元素分析:C19H12BrNO3 として 計算値:C:59.71%, H:3.16%, N:3.66% 実測値:C:59.77%, H:3.44%, N:3.47%. 参考例79 10−(4−フルオロフェニル)−8,9−ジヒドロ−
7H−1,3−ベンゾジオキソロ[4,5−f]イソイ
ンドール−7−オン 融点:294−297℃(THF−エタノール) NMR(CDCl3)δ:4.28(2H, s), 5.88(2H, s), 6.83
(1H, brs), 7.05-7.20(5H, m), 7.68(1H, d, J=9Hz),
8.36(1H, s). IR(KBr):3199, 3085, 2904, 1693, 1637, 1508, 1
461, 1272 cm-1. 元素分析:C1912NO3・0.2H2O として 計算値:C:70.24%, H:3.85%, N:4.31% 実測値:C:70.53%, H:3.72%, N:4.31%.
【0108】参考例80 10−(1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)−
8,9−ジヒドロ−6−メチル−7H−1,3−ベンゾ
ジオキソロ[4,5−f]イソインドール−7−オン 融点:292−293℃(エタノール) NMR(CDCl3)δ:3.16(3H, s), 4.15(1H, d, J=16H
z), 4.25(1H, d, J=16Hz), 5.89(1H, d, J=1.4Hz), 5.9
1(1H, d, J=1.4Hz), 6.03(1H, d, J=1.4Hz), 6.06(1H,
d, J=1.4Hz), 6.70-6.95(4H, m), 7.28(1H, d, J=9Hz),
7.87(1H, d, J=9Hz). IR(KBr):3184, 3078, 2889, 1689, 1633, 1490, 1
438, 1378, 1237 cm-1. 元素分析:C2115NO5として 計算値:C:69.80%, H:4.18%, N:3.88% 実測値:C:69.41%, H:4.31%, N:3.85%. 参考例81 10−(4−フルオロフェニル)−8,9−ジヒドロ−
6−メチル−7H−1,3−ベンゾジオキソロ[4,5
−f]イソインドール−7−オン 融点:293−295℃(THF−エタノール) NMR(CDCl3)δ:3.17(3H, s), 4.16(2H, s), 5.85
(2H, s), 6.44(1H, brs), 7.00-7.40(5H, m), 7.89(1H,
d, J=9Hz). IR(KBr):3186, 3080, 2891, 1683, 1634, 1508, 1
459, 1291, 1218 cm-1. 元素分析:C2014NO3Fとして 計算値:C:71.64%, H:4.21%, N:4.18% 実測値:C:71.36%, H:4.07%, N:4.40%.
【0109】参考例82 8,9−ジヒドロ−6−メチル−10−(4−トリフル
オロメチルフェニル)−7H−1,3−ベンゾジオキソ
ロ[4,5−f]イソインドール−7−オン 融点:303−305℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテル) NMR(CDCl)δ:3.18(3H, s), 4.15(2H, s),
5.85(2H, s), 6.48(1H, brs), 7.31(1H, d, J=9Hz), 7.
46(2H, d, J=8Hz), 7.69(2H, d, J=8Hz), 7.91(1H,d, J
=9Hz). IR(KBr):3210, 3090, 1691, 1620, 1470, 1328, 1
295 cm-1. 元素分析:C2114NO3F3として 計算値:C:65.46%, H:3.66%, N:3.63% 実測値:C:65.37%, H:3.65%, N:3.69%. 参考例83 8,9−ジヒドロ−10−(4−メトキシフェニル)−
6−メチル−7H−1,3−ベンゾジオキソロ[4,5
−f]イソインドール−7−オン 融点:295−296℃(THF−エーテル) NMR(CDCl3)δ:3.16(3H, s), 3.89(3H, s), 4.17
(2H, s), 5.86(2H, s),6.37(1H, brs), 6.96(2H, d, J=
9Hz), 7.20-7.35(3H, m), 7.88(1H, d, J=9Hz). IR (KBr):3201, 3082, 2871, 1687, 1633, 1511, 1
461, 1378, 1243 cm-1. 元素分析:C2117NO4として 計算値:C:72.61%, H:4.93%, N:4.03% 実測値:C:72.34%, H 4.81%, N:4.11%.
【0110】参考例84 10−(1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)−6
−エチル−8,9−ジヒドロ−7H−1,3−ベンゾジ
オキソロ[4,5−f]イソインドール−7−オン 融点:296−298℃(THF−エーテル) NMR(CDCl3)δ:1.38(3H, t, J=7Hz), 3.77(2H, q,
J=7Hz), 4.15(1H, d,J=17Hz), 4.25(1H, d, J=17Hz),
5.88(1H, m), 5.86(1H, m), 6.03(1H, d, J=1.4Hz), 6.
05(1H, d, J=1.4Hz), 6.64(1H, brs), 6.70-6.90(3H,
m), 7.28(1H, d, J=9Hz), 7.92(1H, d, J=9Hz). IR(KBr):3197, 2887, 1685, 1631, 1614, 1457, 1
236 cm-1. 元素分析:C2217NO5として 計算値:C:70.39%, H:4.56%, N:3.73% 実測値:C:70.02%, H:4.61%, N:3.76%. 参考例85 10−(1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)−
8,9−ジヒドロ−6−(2−N,N−ジメチルアミノ
エチル)−7H−1,3−ベンゾジオキソロ[4,5−
f]イソインドール−7−オン 融点:226−228℃(THF−エーテル) NMR(CDCl3)δ:2.47(6H, s), 2.71(2H, m), 3.97
(2H, m), 4.14(1H, d,J=16Hz), 4.24(1H, d, J=16Hz),
5.85-5.95(2H, m), 6.03(1H, d, J=1.4Hz), 6.06(1H,
d, J=1.4Hz), 6.25(1H, brs), 6.70-6.90(3H, m), 7.30
(1H, d, J=9Hz),7.96(1H, d, J=9Hz). IR(KBr):3210, 2850, 1685, 1629, 1492, 1455, 1
374, 1239 cm-1. 元素分析:C2422N25・0.4H2O として 計算値:C:67.44%, H:5.42%, N:6.65% 実測値:C:67.63%, H:5.37%, N:6.72%.
【0111】参考例86 8,9−ジヒドロ−10−(4−メチルフェニル)−7
H−1,3−ベンゾジオキソロ[4,5−f]イソイン
ドール−7−オン 融点:284−286℃(THF) NMR(CDCl3)δ:2.45(3H, s), 4.28(2H, s), 5.88
(2H, s), 7.06(1H, brs), 7.15-7.35(5H, m), 7.67(1H,
d, J=9Hz), 8.34(1H, s). IR(KBr):3192, 3080, 2887, 1697, 1637, 1457, 1274
cm-1. 元素分析:C2015NO3・0.3H2Oとして 計算値:C:74.43%, H:4.87%, N:4.34% 実測値:C:74.30%, H:4.58%, N:4.31%. 参考例87 8,9−ジヒドロ−10−(3−メチルフェニル)−7
H−1,3−ベンゾジオキソロ[4,5−f]イソイン
ドール−7−オン 融点:244-246℃(THF) NMR(CDCl3)δ:2.41 (3H, s), 4.30 (2H, s), 5.8
8 (2H, s), 6.92 (1H,brs), 7.2-7.4 (5H, m), 7.68 (1
H, d, J = 9Hz), 8.35 (1H, s). IR(KBr):3210, 3091, 2893, 1683, 1637, 1457 cm
-1. 元素分析:C20H15NO3 として 計算値:C:75.70%, H:4.76%, N:4.41% 実測値:C:75.25%, H:4.93%, N:4.30%.
【0112】参考例88 8,9−ジヒドロ−10−(2−メチルフェニル)−7
H−1,3−ベンゾジオキソロ[4,5−f]イソイン
ドール−7−オン 融点:252-255℃(THF) NMR(CDCl3)δ:4.04 (1H, d, J = 17Hz), 4.29 (1
H, d, J = 17Hz), 5.84 (2H, s), 6.78 (1H, brs), 7.2
-7.4 (6H, m), 7.90 (1H, d, J = 8Hz), 8.36(1H, s). IR(KBr):3222, 3060, 2881, 1695, 1635, 1461 cm
-1. 元素分析:C20H15NO3 として 計算値:C:75.70%, H:4.76%, N:4.41% 実測値:C:75.10%, H:4.85%, N:4.38%. 参考例89 4-(1,3-ベンゾジオキソール-5-イル)-2,3-ジヒドロ-6-
メトキシ-1H-ベンズ[f]イソインドール-1-オン 融点:259-262℃(CHCl3) NMR(CDCl3)δ:3.85 (3H, s), 4.33 (2H, s), 6.2
4 (2H, s), 6.54 (1H,brs), 6.9-7.1 (3H, m), 7.20 (1
H, d, J = 9Hz), 7.31 (1H, d, J = 9Hz), 7.45 (1H,
m), 8.43 (1H, s). IR(KBr):3419, 3055, 2902, 1704, 1683 cm-1. 元素分析:C20H15NO4・0.2H2O として 計算値:C:71.29%, H:4.61%, N:4.16% 実測値:C:71.27%, H:4.66%, N:4.28%.
【0113】参考例90 2,3-ジヒドロ-6-メトキシ-4-(4-メトキシフェニル)-1H-
ベンズ[f]イソインドール-1-オン 融点:290-292℃(THF) NMR(CDCl3-one drop DMSO-d6)δ:3.76 (3H, s),
3.92 (3H, s), 7.07 (2H, d, J = 9Hz), 7.14 (1H, d,
J = 2Hz), 7.35 (3H, m), 7.98 (1H, d, J = 9Hz), 8.2
5 (1H, s), 10.23 (1H, brs). IR(KBr):3170, 3066, 2949, 2785, 1760, 1724, 1
616, 1515 cm-1. 元素分析:C20H15NO4として 計算値:C:72.06%, H:4.54%, N:4.20% 実測値:C:71.79%, H:4.48%, N:4.19%. 参考例91 2,3-ジヒドロ-6-メトキシ-4-(4-メチルフェニル)-1H-ベ
ンズ[f]イソインドール-1-オン 融点:298-301℃(THF) NMR(CDCl3)δ:2.49 (3H, s), 3.76 (3H, s), 7.1
3 (1H, d, J = 2Hz),7.33 (5H, m), 7.83 (1H, brs),
7.99 (1H, d, J = 9Hz), 8.30 (1H, s). IR(KBr):3167, 3064, 2773, 1760, 1714, 1616 cm
-1. 元素分析:C20H15NO3 として 計算値:C:75.70%, H:4.76%, N:4.41% 実測値:C:75.36%, H:4.88%, N:4.32%.
【0114】参考例92 2,3-ジヒドロ-6-メトキシ-4-(4-トリフルオロメチルフ
ェニル)-1H-ベンズ[f]イソインドール-1-オン 融点:219-221℃(THF) NMR(CDCl3)δ:3.76 (3H, s), 4.32 (2H, s), 6.9
0 (1H, d, J = 3Hz),7.25 (1H, dd, J = 3Hz,9Hz), 7.4
9 (1H, brs), 7.55 (2H, d, J = 8Hz), 7.83(2H, d, J
= 8Hz), 7.99 (1H, d, J = 9Hz), 8.39 (1H, s). IR(KBr):3184, 3070, 2889, 1695, 1623 cm-1. 元素分析:C20H14F3NO2 として 計算値:C:67.23%, H:3.95%, N:3.92% 実測値:C:67.25%, H:3.94%, N:3.98%. 参考例93 2,3-ジヒドロ-6-メトキシ-4-(4-トリフルオロメトキシ
フェニル)-1H-ベンズ[f]イソインドール-1-オン 融点:277-280℃(THF) NMR(CDCl3)δ:3.77 (3H, s), 4.33 (2H, s), 6.9
3 (1H, d, J = 2Hz),7.24 (1H, dd, J =2Hz,9Hz), 7.39
(1H, brs), 7.43 (4H, m), 7.98 (1H, d, J= 9Hz), 8.
37 (1H, s). IR(KBr):3184, 3078, 2898, 1695, 1635, 1506 cm
-1. 元素分析:C20H14F3NO3 として 計算値:C:64.34%, H:3.78%, N:3.75% 実測値:C:64.37%, H:3.80%, N:3.81%.
【0115】参考例94 6-ベンジルオキシ-2,3-ジヒドロ-4-(4-メトキシフェニ
ル)-1H-ベンズ[f]イソインドール-1-オン 融点:213-216℃(THF) NMR(CDCl3)δ:3.93(3H, s), 4.32 (2H, s), 5.01
(2H, s), 7.08 (3H,m), 7.20-7.30 (9H, m), 7.97 (1
H, d, J = 9Hz), 8.33 (1H, s). IR(KBr):2837, 1695 cm-1. 参考例95 4-(4-フルオロフェニル)-2,3-ジヒドロ-6-メトキシ-1H-
ベンズ[f]イソインドール-1-オン 融点:282-284℃(THF) NMR(CDCl3)δ:3.76 (3H, s), 4.32 (2H, s), 6.7
8 (1H, brs), 6.95 (1H, d, J = 2Hz), 7.26 (2H, m),
7.37 (3H, m), 7.98 (1H, d, J = 9Hz), 8.37(1H, s). IR(KBr):3184, 3068, 1695, 1623, 1506 cm-1. 元素分析:C19H14FNO2 として 計算値:C:74.26%, H:4.59%, N:4.56% 実測値:C:73.61%, H:4.90%, N:4.37%.
【0116】参考例96 4-(4-フルオロフェニル)-2,3-ジヒドロ-6-メトキシ-9-
メチル-1H-ベンズ[f]イソインドール-1-オン 融点:236-238℃(THF) NMR(CDCl3)δ:3.17 (3H, s), 3.75 (3H, s), 4.2
1 (2H, s), 6.61 (1H,brs), 6.91 (1H, d, J = 3Hz),
7.2-7.4 (5H, m), 8.20 (1H, d, J = 9Hz). IR(KBr):3184, 3070, 2900, 1695, 1623 cm-1. 元素分析:C20H16FNO2 として 計算値:C:74.75%, H:5.02%, N:4.36% 実測値:C:74.61%, H:5.09%, N:4.36%. 参考例97 2,3-ジヒドロ-6-メトキシ-4-(4-メトキシフェニル)-9-
メチル-1H-ベンズ[f]イソインドール-1-オン 融点:235-237℃(THF) NMR(CDCl3)δ:3.17 (3H, s), 3.76 (3H, s), 3.9
1 (3H, s), 4.22 (2H,s), 6.24 (1H, brs), 7.00 (1H,
d, J = 3Hz), 7.06 (2H, d, J = 9Hz), 7.27(3H, m),
8.19 (1H, d, J = 9Hz). IR(KBr):3228, 2933, 2885, 1673, 1621 cm-1. 元素分析:C21H19NO3 として 計算値:C:75.66%, H:5.74%, N:4.20% 実測値:C:75.52%, H:5.74%, N:4.22%.
【0117】参考例98 8,9−ジヒドロ−6−メトキシ−10−(4−メトキ
シフェニル)−7H−1,3−ベンゾジオキソロ[4,
5−f]イソインドール−7−オン 融点:274−276℃(THF−エーテル) NMR(CDCl3)δ:3.89(3H, s), 4.22(2H, s), 4.31
(3H, s), 5.87(2H, s),6.70(1H, brs), 6.96(2H, d, J=
9Hz), 7.10-7.30(3H, m), 8.10(1H, d, J=9Hz). IR (KBr):3210, 1685, 1612, 1513, 1457, 1369, 1
290, 1245 cm-1. 元素分析:C2117NO5として 計算値:C:69.41%, H:4.72%, N:3.85% 実測値:C:69.17%, H:4.62%, N:3.81%. 参考例99 10−(1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)−6
−(2−N,N−ジメチルアミノエトキシ)−8,9−
ジヒドロ−7H−1,3−ベンゾジオキソロ[4,5−
f]イソインドール−7−オン 融点:200−202℃(酢酸エチル−エーテル) NMR(CDCl3)δ:2.43(6H, s), 2.90(2H, brs), 4.2
2(2H, brs), 4.61(2H,brs), 5.89(1H, brs), 5.90(1H,
brs), 6.03(1H, brs), 6.05(1H, brs), 6.75-6.90(3H,
m), 7.23(1H, d, J=9Hz), 8.20(1H, d, J=9Hz). IR (KBr):3190, 3090, 2900, 1691, 1630, 1460, 1
240 cm-1. 元素分析値:C242226・0.5H2Oとして 計算値:C:63.02%, H:4.63%, N:6.12% 実測値:C:63.03%, H:4.46%, N:6.00%
【0118】参考例100 10−(1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)−6
−(1−ヘキシルオキシ)−8,9−ジヒドロ−7H−
1,3−ベンゾジオキソロ[4,5−f]イソインドー
ル−7−オン 融点:182−183℃(酢酸エチル−エーテル) NMR(CDCl3)δ:0.91(3H, t, J=7Hz), 1.30-1.70(6
H, m), 1.94(2H, m),4.16(1H, d, J=17Hz), 4.26(1H,
d, J=17Hz), 4.52(2H, t, J=7Hz), 5.89(1H, d, J=1.4H
z), 5.90(1H, d, J=1.4Hz), 6.03(1H, d, J=1.4Hz), 6.
05(1H, d, J=1.4Hz), 6.35(1H, brs), 6.70-6.90(3H,
m), 7.22(1H, d, J=9Hz), 8.13(1H, d, J=9Hz). IR (KBr):3199, 3072, 2927, 1700, 1631, 1615, 1
461, 1440, 1237 cm-1. 元素分析:C2625NO6・0.2H2Oとして 計算値:C:69.23%, H:5.68%, N:3.11% 実測値:C:69.34%, H:5.49%, N:3.20%. 参考例101 10−(1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)−
8,9−ジヒドロ−6−メトキシ−7H−1,3−ベン
ゾジオキソロ[4,5−f]イソインドール−7−オン 融点:262−264℃(THF−エーテル) NMR(CDCl3)δ:4.10-4.39(2H, m), 4.31(3H, s),
5.90(1H, d, J=1.8Hz), 5.92(1H, d, J=1.8Hz), 6.03(1
H, d, J=1.2Hz), 6.06(1H, d, J=1.2Hz), 6.70(1H, br
s), 6.70-6.90(3H, m), 7.23(1H, d, J=9Hz), 8.10(1H,
d, J=9Hz). IR (KBr):3194, 3085, 2875, 1685, 1629, 1442, 1
367, 1239 cm-1. 元素分析:C2115NO6・0.2H2Oとして 計算値:C:66.21%, H:4.07%, N:3.68% 実測値:C:65.95%, H:4.17%, N:3.56%.
【0119】参考例102 10−(1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)−
8,9−ジヒドロ−6−(2−プロポキシ)−7H−
1,3−ベンゾジオキソロ[4,5−f]イソインドー
ル−7−オン 融点:283−285℃(THF−エーテル) NMR(CDCl3)δ:1.41(6H, d, J=6Hz), 4.16(1H, d,
J=17Hz), 4.26(1H, J=17Hz), 5.26(1H, septet, J=6H
z), 5.89(1H, d, J=1.4Hz), 5.90(1H, d, J=1.4Hz), 6.
03(1H, d, J=1.4Hz), 6.05(1H, d, J=1.4Hz), 6.49(1H,
brs), 6.75-6.90(3H, m), 7.20(1H, d, J=9Hz), 8.15
(1H, d, J=9Hz). IR(KBr):3197, 3100, 1693, 1627, 1533, 1496, 1
380, 1239 cm-1. 元素分析:C2319NO6・0.2H2Oとして 計算値:C:67.54%, H:4.78%, N:3.42% 実測値:C:67.43%, H:4.83%, N:3.35%. 参考例103 10−(4−フルオロフェニル)−8,9−ジヒドロ−
6−メトキシ−7H−1,3−ベンゾジオキソロ[4,
5−f]イソインドール−7−オン 融点:308−310℃(THF−エーテル) NMR(CDCl3)δ:4.19(2H, s), 4.33(3H, s), 5.87
(2H, s), 6.13(1H, brs), 7.05-7.35(5H, m), 8.12(1H,
d, J=9Hz). IR (KBr):3197, 3084, 1689, 1627, 1617, 1508, 1
444, 1372, 1291 cm-1. 元素分析:C2014NO4Fとして 計算値:C:68.37%, H:4.02%, N:3.99% 実測値:C:67.98%, H:4.31%, N:3.75%.
【0120】参考例104 10−(シクロヘキシル)−8,9−ジヒドロ−6−メ
トキシ−7H−1,3−ベンゾジオキソロ[4,5−
f]イソインドール−7−オン 融点:244-246℃(THF) NMR(CDCl3)δ:1.20-1.90 (10H, m), 4.20 (1H,
m), 4.75 (2H, s), 6.16 (2H, s), 7.05 (1H, brs), 7.
25 (1H, d, J = 9Hz), 7.61 (1H, d, J = 9Hz),8.20 (1
H, s). IR(KBr):3184, 3084, 2927, 2858, 1724, 1683, 1
644 cm-1. 元素分析:C19H19NO3 として 計算値:C:69.71%, H:6.47%, N:4.28% 実測値:C:69.80%, H:6.11%, N:3.93%. 参考例105 10−(1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)−
8,9−ジヒドロ−9−ヒドロキシ−7H−1,3−ベ
ンゾジオキソロ[4,5−f]イソインドール−7−オ
ン 融点:227-232℃(AcOEt) NMR(DMSO-d6)δ:5.75-6.15(6H,m), 6.80-7.05(3
H,m), 7.43(1H,d,J=9Hz), 7.83(1H,d,J=9Hz), 8.22(1H,
s), 8.95(1H,brs). IR(KBr):3215, 1675, 1490, 1293, 1234, 1060, 1
041 cm-1. 元素分析:C20H13NO6・0.7H2O として 計算値:C:63.90%, H:3.86%, N:3.73% 実測値:C:63.99%, H:3.76%, N:3.57%.
【0121】参考例106 8,9−ジヒドロ−6−メチル−10−(4−メチルフ
ェニル)−7H−1,3−ベンゾジオキソロ[4,5−
f]イソインドール−7−オン 融点:297-298℃(THF) NMR(CDCl3)δ:2.45 (3H, s), 2.49 (3H, s), 4.3
4 (2H, s), 6.64 (1H,brs), 7.27 (2H, d, J = 8Hz),
7.36 (2H, d, J = 8Hz), 7.39 (1H, m), 7.52(1H, m),
7.97 (1H, d, J = 8Hz), 8.38 (1H, s). IR(KBr):3190, 3082, 2902,
1708, 1633 cm−1. 元素分析:C2017NO・0.1HO として 計算値:C:83.05%, H:6.03%, N:4.84% 実測値:C:82.94%, H:5.88%, N:4.88%. 参考例107 10−(4−シアノフェニル)−8,9−ジヒドロ−7
H−1,3−ベンゾジオキソロ[4,5−f]イソイン
ドール−7−オン 融点:306-308℃(THF) NMR(CDCl3)δ:4.23 (2H, s), 5.89 (2H, s), 7.3
1 (1H, d, J = 9Hz),7.52 (2H, d, J = 8Hz), 7.71 (1
H, d, J = 9Hz), 7.76 (2h, d, J = 8Hz), 7.85 (1H, b
rs), 8.36 (1H, s). IR(KBr):3261, 2893, 2225, 1706, 1634 cm-1. 元素分析:C20H12N2O3・0.3H2O 計算値:C:71.85%, H:3.82%, N:8.38% 実測値:C:71.93%, H:3.95%, N:8.08%.
【0122】参考例108 11-(1,3-ベンゾジオキソール-5-イル)-8-ピバロイロキ
シメチル-7,8,9,10-テトラヒドロ-1,3-ベンゾジオキソ
ロ[4,5-g]イソキノロン-7-オン 融点:173-175 ℃(AcOEt-Hexane) NMR(CDCl3)δ:1.20(9H,s), 2.82(2H,t,J=7Hz),
3.61(2H,t,J=7Hz), 5.65(2H,s), 5.84(1H,d,J=1.0Hz),
5.85(1H,d,J=1.0Hz), 6.03(1H,d,J=1.4Hz), 6.06(1H,d,
J=1.4Hz), 6.68(1H,dd,J=1.5Hz,8Hz), 6.75(1H,d,J=1.5
Hz), 6.86(1H,d,J=8Hz), 7.19(1H,d,J=9Hz), 7.60(1H,
d,J=9Hz), 8.67(1H,s). IR(KBr):1725, 1665, 1625, 1480, 1450, 1275, 1
225, 1120 cm-1. 元素分析:C27H25NO7 として 計算値:C:68.20%, H:5.30%, N:2.95% 実測値:C:68.00%, H:5.29%, N:2.83%. 参考例109 11-(1,3-ベンゾジオキソール-5-イル)-7,8,9,10-テトラ
ヒドロ-1,3-ベンゾジオキソロ[4,5-g]イソキノリン-7-
オン-8-酢酸エチル 融点:149-151℃(AcOEt-Hexane) NMR(CDCl3)δ:1.29(3H,t,J=7Hz), 2.85-2.95(2H,
m), 3.56(2H,t,J=6Hz), 4.22(2H,q,J=7Hz), 4.37(2H,
s), 5.84(1H,d,J=1.4Hz), 5.85(1H,d,J=1.4Hz),6.03(1
H,d,J=1.2Hz), 6.06(1H,d,J=1.2Hz), 6.70(1H,dd,J=1.6
Hz,8Hz), 6.75(1H,d,J=1.6Hz), 6.88(1H,d,J=8Hz), 7.1
9(1H,d,J=9Hz), 7.59(1H,d,J=9Hz), 8.64(1H,s). IR(KBr):1740, 1655, 1625, 1480, 1450, 1280, 1
225, 1195 cm-1. 元素分析:C25H21NO7 として 計算値:C:67.11%, H:4.73%, N:3.13% 実測値:C:66.83%, H:4.74%, N:3.10%.
【0123】参考例110 11-(1,3-ベンゾジオキソール-5-イル)-7,8,9,10-テトラ
ヒドロ-1,3-ベンゾジオキソロ[4,5-g]イソキノリン-7-
オン-8-酢酸 融点:231-233℃(MeOH) 元素分析:C23H17NO7・0.7 H2O として 計算値:C:63.95%, H:4.29%, N:3.24% 実測値:C:63.84%, H:4.13%, N:3.34%. NMR(CDCl3)δ:2.85-2.95(2H,m), 3.58(2H,t,J=7H
z), 4.39(2H,s), 5.84(1H,d,J=1.4Hz), 5.86(1H,d,J=1.
4Hz), 6.03(1H,d,J=1.4Hz), 6.06(1H,d,J=1.4Hz), 6.68
(1H,dd,J=1.6Hz,8Hz), 6.73(1H,d,J=1.6Hz), 6.86(1H,
d,J=8Hz), 7.19(1H,d,J=9Hz), 7.59(1H,d,J=9Hz), 8.62
(1H,s). IR(KBr):3400, 1720, 1645, 1620, 1480, 1450, 1
275, 1225 cm-1.
【0124】参考例111 N,N-ジエチル-11-(1,3-ベンゾジオキソール-5-イル)-7,
8,9,10-テトラヒドロ-1,3-ベンゾジオキソロ[4,5-g]イ
ソキノリン-7-オン-8-アセトアミド 融点:169-171℃(AcOEt) 元素分析:C27H26N2O6・0.5 H2O として 計算値:C:67.07%, H:5.63%, N:5.79% 実測値:C:67.30%, H:5.58%, N:5.78%. NMR(CDCl3)δ:1.14(3H,t,J=7Hz), 1.28(3H,t,J=7
Hz),2.80-2.95(2H,m),3.40(4H,q,J=7Hz), 3.61(2H,t,J=
6Hz), 3.39(1H,d,J=16Hz), 3.47(1H,d,J=16Hz), 5.84(1
H,brs), 5.85(1H,brs), 6.03(1H,d,J=1.4Hz), 6.06(1H,
d,J=1.4Hz), 6.70(1H,dd,J=1.4Hz,8Hz), 6.75(1H,d,J=
1.4Hz), 6.86(1H,d,J=8Hz), 7.18(1H,d,J=9Hz), 7.58(1
H,d,J=9Hz), 8.62(1H,s). IR(KBr):1645, 1620, 1480, 1450, 1280, 1225 cm
-1.
【0125】参考例112 10-(1,3-ベンゾジオキソール-5-イル)-8,9-ジヒドロ-8-
ピバロイル-7H-1,3-ベンゾジオキソロ[4,5-f]イソイン
ドール-7-オン 融点:238-240℃(AcOEt) NMR(CDCl3)δ:1.46(9H,s), 4.69(1H,d,J=18Hz),
4.77(1H,d,J=18Hz), 5.93(1H,d,J=1.4Hz), 5.95(1H,d,J
=1.4Hz), 6.04(1H,d,J=1.4Hz), 6.08(1H,d,J=1.4Hz),
6.79(1H,dd,J=1.2Hz,8Hz), 6.81(1H,s), 6.86(1H,dd,J=
1.2Hz,8Hz), 7.28(1H,d,J=9Hz), 7.69(1H,d,J=9Hz), 8.
38(1H,s). IR(KBr):1715, 1670, 1625, 1270, 1225, 1180, 1
165, 1035 cm-1. 元素分析:C25H21NO6 として 計算値:C:69.60%, H:4.91%, N:3.25% 実測値:C:69.34%, H:4.92%, N:3.21%.
【0126】参考例113 3-[10-(1,3-ベンゾジオキソール-5-イル)-8,9-ジヒドロ
-7H-1,3-ベンゾジオキソロ[4,5-f]イソインドール-7-オ
ン-8-イル]カルボニルプロピオン酸ベンジル 融点:128-129℃(AcOEt-Hexane) 元素分析:C31H23NO8・0.5H2O として 計算値:C:68.13%, H:4.43%, N:2.56% 実測値:C:67.87%, H:4.32%, N:2.68%. NMR(CDCl3)δ:2.80(2H,t,J=6Hz), 3.47(2H,t,J=6
Hz), 5.14(2H,s), 5.94(1H,d,J=1.4Hz), 5.95(1H,d,J=
1.4Hz), 6.04(1H,d,J=1.2Hz), 6,08(1H,d,J=1.2Hz), 6.
75-6.80(2H,m), 6.89(1H,d,J=9Hz), 7.25-7.40(5H,m),
7.70(1H,d,J=9Hz), 8.41(1H,s). IR(KBr):1729, 1695, 1347, 1272, 1235, 1164 cm
-1. 参考例114 3-[10-(1,3-ベンゾジオキソール-5-イル)-8,9-ジヒドロ
-7H-1,3-ベンゾジオキソロ[4,5-f]イソインドール-7-オ
ン-8-イル]カルボニルプロピオン酸 融点:231-233℃(THF-Hexane) NMR(DMSO-d6)δ:2.57(2H,t,J=6Hz), 3.25(2H,t,J
=6Hz), 4.59(2H,s), 5.99(1H,d,J=1.0Hz), 6.01(1H,d,J
=1.0Hz), 6.09(1H,d,J=0.9Hz), 6,14(1H,d,J=0.9Hz),
6.88(1H,dd,J=1.6Hz,8Hz), 6.99(1H,d,J=8Hz), 7.01(1
H,J=1.6Hz), 7.48(1H,d,J=9Hz), 7.94(1H,d,J=9Hz), 8.
56(1H,s). IR(KBr):1733, 1631, 1490, 1347, 1272, 1232, 1
064 cm-1. 元素分析:C24H17NO8 として 計算値:C:64.43%, H:3.83%, N:3.13% 実測値:C:64.06%, H:4.03%, N:3.05%.
【0127】参考例115 8,9-ジヒドロ-10-(4-ヒドロキシフェニル)-7H-1,3-ベン
ゾジオキソロ[4,5-f]イソインドール-7-オン 融点:300℃(decomp.)(THF) NMR(DMSO-d6)δ:4.18(2H,brs), 5.94(2H,brs),
6.81(2H,d,J=9Hz), 7.22(2H,d,J=9Hz), 7.42(1H,d,J=9H
z), 7.84(2H,d,J=9Hz), 8.27(1H,s), 8.59(1H,brs), 9.
50(1H,s). IR(KBr):1679, 1513, 1459, 1297, 1276, 1245, 1
070 cm-1. 元素分析:C19H13NO4・0.3H2O として 計算値:C:70.28%, H:4.22%, N:4.31% 実測値:C:70.47%, H:4.32%, N:4.21%. 参考例116 8,9-ジヒドロ-10-[4-(2-ジメチルアミノエトキシ)フェ
ニル]-7H-1,3-ベンゾジオキソロ[4,5-f]イソインドー
ル-7-オン 蓚酸塩 融点:209-210℃(THF) NMR(DMSO-d6)δ:3.60(2H,t,J=7Hz), 4.18(2H,br
s), 4.34(2H,m), 5.92(2H,brs), 7.04(2H,d,J=8Hz), 7.
39(2H,d,J=8Hz), 7.44(1H,d,J=9Hz), 7.87(2H,d,J=9H
z), 8.31(1H,s), 8.61(1H,brs). IR(KBr):1685, 1637, 1511, 1457, 1280, 1241, 1
068 cm-1.
【0128】参考例117 8,9-ジヒドロ-10-(4-ヒドロキシ-3-メトキシフェニル)-
7H-1,3-ベンゾジオキソロ[4,5-f]イソインドール-7-オ
ン 融点:280-282℃(THF) NMR(CDCl3)δ:3.88 (3H, s), 4.25 (1H, d, J =
17Hz), 4.39 (1H, d,J = 17Hz), 5.90 (2H, d, J = 1.4
Hz), 6.38 (1H, brs), 6.87 (2H, m), 6.99 (1H, d, J
= 8Hz), 7.28 (1H, d, J = 9Hz), 7.68 (1H, d, J = 9H
z), 8.35 (1H,s). IR(KBr):3200, 3064, 2881, 1695, 1634, 1515 cm
-1. 元素分析:C20H15NO5・0.2H2O として 計算値:C:68.06%, H:4.71%, N:3.97% 実測値:C:67.87%, H:5.04%, N:3.58%. 参考例118 [4-(8,9-ジヒドロ-7H-1,3-ベンゾジオキソロ[4,5-f]イ
ソインドール-7-オン-10-イル)-3-メトキシフェノキシ]
酢酸メチル 融点:198-200℃(THF) NMR(CDCl3)δ:3.86 (3H, s), 3.87 (3H, s), 4.2
4 (1H, d, J = 17Hz),4.38 (1H, d, J = 17Hz), 4.79
(2H, s), 5.89 (2H, s), 6.42 (1H, b), 6.89(3H, m),
7.29 (1H, d, J = 8Hz), 7.69 (1H, d, J = 8Hz), 8.36
(1H, s). IR(KBr):3209, 2954, 2889, 1756, 1695, 1515 cm-1. 元素分析:C23H19NO7・0.2H2O として 計算値:C:64.00%, H:4.60%, N:3.30% 実測値:C:64.26%, H:4.64%, N:3.24%.
【0129】参考例119 2,3-ジヒドロ-6-ヒドロキシ-4-(4-メトキシフェニル)-1
H-ベンズ[f]イソインドール-1-オン 融点:249-251℃(THF) NMR(CDCl3)δ:3.89 (3H, s), 4.29 (2H, s), 7.0
-7.4 (7H, m), 7.91 (1H, d, J = 9Hz), 8.27 (1H, s),
9.25 (1H, brs). IR(KBr):3215, 1683, 1616 cm-1. 元素分析:C19H15NO3 として 計算値:C:74.74%, H:4.95%, N:4.59% 実測値:C:74.42%, H:5.03%, N:4.59%. 参考例120 6-エトキシ-2,3-ジヒドロ-4-(4-メトキシフェニル)-1H-
ベンズ[f]イソインドール-1-オン 融点:235-238℃(THF) NMR(CDCl3)δ:1.40 (3H, t, J = 7Hz), 3.92 (3
H, s), 3.97 (2H, q, J= 7Hz), 4.33 (2H, s), 6.46 (1
H, brs), 7.04 (1H, m), 7.07 (2H, d, J = 9Hz), 7.21
(1H, dd, J = 3Hz,9Hz), 7.32 (2H, d, J = 9Hz), 7.9
6 (1H, d, J =9Hz), 8.33 (1H, s). IR(KBr):3209, 2979, 1695, 1616, 1506 cm-1. 元素分析:C21H19NO3 として 計算値:C:75.66%, H:5.74%, N:4.20% 実測値:C:75.23%, H:5.83%, N:4.15%.
【0130】参考例121 2,3-ジヒドロ-6-イソプロポキシ-4-(4-メトキシフェニ
ル)-1H-ベンズ[f]イソインドール-1-オン 融点:212-215℃(THF) NMR(CDCl3)δ:1.31 (6H, d, J = 7Hz), 3.92 (3
H, s), 4.34 (2H, s),4.50 (1H, m), 6.43 (1H, brs),
7.05 (1H, m), 7.07 (2H, d, J = 9Hz), 7.20(1H, dd,
J = 3Hz,9Hz), 7.32 (2H, d, J = 9Hz), 7.96 (1H, d,
J = 9Hz), 8.33 (1H, s). IR(KBr):3222, 2977, 1695, 1616, 1506 cm-1. 元素分析:C22H21NO3・0.2H2O として 計算値:C:75.28%, H:6.15%, N:3.99% 実測値:C:75.32%, H:6.33%, N:3.92%. 参考例122 [2,3-ジヒドロ-4-(4-メトキシフェニル)-1H-ベンズ[f]
イソインドール-1-オン-6-イル]オキシ酢酸メチル 融点:202-203℃(THF) NMR(CDCl3)δ:3.77 (3H, s), 3.93 (3H, s), 4.3
4 (2H, s), 4.59 (2H,s), 6.48 (1H, brs), 7.00 (1H,
d, J = 3Hz), 7.08 (2H, d, J = 9Hz), 7.29(3H, m),
8.01 (1H, d, J = 9Hz), 8.35 (1H, s). IR(KBr):3178, 3076, 2956, 1764, 1683, 1631 cm
-1. 元素分析:C22H19NO5 として 計算値:C:70.02%, H:5.07%, N:3.71% 実測値:C:69.54%, H:5.09%, N:3.72%.
【0131】参考例123 [2,3-ジヒドロ-4-(4-メトキシフェニル)-1H-ベンズ[f]
イソインドール-1-オン-6-イル]オキシ酢酸 融点:350-352℃(THF) NMR(DMSO-d6)δ:3.86 (3H, s), 4.27 (2H, s),
4.64 (2H, s), 6.99 (1H, d, J = 2Hz), 7.11 (2H, d,
J = 8Hz), 7.31 (1H, dd, J = 2Hz,9Hz), 7.40(2H, d,
J = 8Hz), 8.15 (1H, d, J = 9Hz), 8.26 (1H, s), 8.6
0 (1H, brs). IR(KBr):3336, 2842, 1733, 1714, 1616 cm-1. 元素分析:C21H17NO5・0.5H2O として 計算値:C:67.74%, H:4.87%, N:3.76% 実測値:C:67.50%, H:4.80%, N:3.75%. 参考例124 12− (1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)−8,
9,10,11−テトラヒドロ−7H−1,3−ベンゾジ
オキソロ[4,5−g][2]ベンズアゼピン−7−オン 融点:245-248℃ NMR(CDCl3)δ:1.86(2H,quintet,J=7Hz), 2.72(2
H,t,J=7Hz), 3.18(2H,quartet,J=7Hz), 5.81(1H,d,J=1.
4Hz), 5.83(1H,d,J=1.4Hz), 6.03(1H,d,J=1.4Hz), 6.06
(1H,d,J=1.4Hz), 6.31(1H,brs), 6.69(1H,dd,J=1.5Hz,8
Hz), 6.74(1H,d,J=1.5Hz), 6.85(1H,d,J=8Hz), 7.18(1
H,d,J=9Hz), 7.53(1H,d,J=9Hz), 8.19(1H,s).
【0132】参考例125 8,9−ジヒドロ−10−(4−ピリジル)−7H−1,3
−ベンゾジオキソロ[4,5−f]イソインドール−7−
オン 塩酸塩 融点:325-328℃ NMR(D2O)δ:4.28 (2H, s), 5.95 (2H, s), 7.30
(1H, m), 7.55 (1H, m), 8.00 (1H, s), 8.13 (2H, m),
8.91 (2H, m). IR(KBr):3230, 3057, 2914, 1683, 1635 cm-1. 元素分析:C18H13ClN2O3・0.3H2O として 計算値:C:62.35%, H:3.97%, N:8.08% 実測値:C:62.23%, H:4.08%, N:7.90%. 参考例126 4−(8,9−ジヒドロ−7H−1,3−ベンゾジオキソ
ロ[4,5−f]イソインドール−7−オン−10−イ
ル)−1−メチルピリジニウム ヨージド 融点:315-319℃ NMR(DMSO-d6)δ:4.36 (2H, s), 4.42 (3H, s),
6.03 (2H, s), 7.57 (1H, d, J = 9Hz), 8.00 (1H, d,
J = 9Hz), 8.33 (2H, d, J = 7Hz), 8.53 (1H,s), 8.79
(1H, brs), 9.05 (2H, d, J = 7Hz). IR(KBr):3192, 3101, 1683, 1695 cm-1. 元素分析:C19H15IN2O3・0.5H2O として 計算値:C:50.13%, H:3.54%, N:6.15% 実測値:C:50.00%, H:3.69%, N:6.11%.
【0133】参考例127 8,9−ジヒドロ−10−(4−ピリジル)−7H−1,3
−ベンゾジオキソロ[4,5−f]イソインドール−7−
オン N−オキシド 融点:270-274℃ NMR(CDCl3)δ:4.32 (2H, s), 5.95 (2H, s), 7.3
-7.4 (3H, m), 7.71 (2H, m), 8.29 (2H, d, J = 7Hz),
8.37 (1H, s). IR(KBr):3416, 3107, 2902, 1695 cm-1. 元素分析:C18H12N2O4・0.5H2O として 計算値:C:65.65%, H:3.98%, N:8.51% 実測値:C:65.66%, H:4.29%, N:8.25%. 参考例128 1,2-ジヒドロ-7-メトキシ-2-(4-メトキシベンジル)-9-
(4-メトキシフェニル)-3H-ピロロ[3,4-b]キノリン-3-オ
ン 融点:191−192℃(エチルエーテル) NMR (CDCl3):3.77(6H, s), 3.91(3H, s), 4.19(2H,
s), 4.82(2H, s), 6.81-7.35(9H, m), 7.42(1H, dd, J
=3Hz, 9Hz), 8.31(1H, d, J=9Hz) IR (KBr):3001, 2912, 2839, 1700, 1623, 1513, 1
463, 1289, 1243 cm-1. 元素分析:C272424・0.2H2Oとして 計算値:C:73.02%, H:5.54%, N:6.31% 実測値:C:72.99%, H:5.57%, N:6.30%.
【0134】参考例129 9-(4-フルオロフェニル)-2,3-ジヒドロ-7-メトキシ-2-
(4-メトキシベンジル)-1H-ピロロ[3,4-b]キノリン-3-オ
ン 融点:170−173℃(酢酸エチル−エーテル) NMR(CDCl3)δ:3.78(3H, s), 4.16(2H, s), 4.82
(2H, s), 6.85(2H, d,J=7.8Hz), 6.95(1H, m), 7.20-7.
50(7H, m), 8.34(1H, d, J=9Hz). IR(KBr):2929, 1700, 1612, 1506, 1515, 1249, 1
230 cm-1. 元素分析:C2619N24F・0.2H2O として 計算値:C:72.28%, H:4.99%, N:6.48% 実測値:C:72.39%, H:5.03%, N:6.10%. 参考例130 1,2-ジヒドロ-7-メトキシ-2-(4-メトキシベンジル)-9-
(4-トリフルオロメチルフェニル)-3H-ピロロ[3,4-b]キ
ノリン-3-オン 融点:140−142℃(THF−酢酸エチルから再結
晶)NMR (200MHz, CDCl3) ppm:3.78(3H, s), 4.15(2H,
s), 4.82(2H, s), 6.80-6.90(3H, m), 7.20-7.30(2H,
m), 7.40-7.50(1H, m), 7.52(2H, d, J=9.2Hz), 7.83(2
H, d, J=8.0Hz), 8.36(1H, d, J=9.2Hz)
【0135】参考例131 3,4-ジヒドロ-7-メトキシ-2-(4-メトキシベンジル)-5-
(4-トリフルオロメチルフェニル)-ベンゾ[b] [1,7]ナフ
チリジン-1(2H)-オン 融点:234-236℃(THF) NMR(CDCl3)δ:2.77 (2H, t, J = 6Hz), 3.43 (2
H, t, J = 6Hz), 3.73(3H, s), 3.78 (3H, s), 4.82 (2
H, s), 6.59 (1H, d, J = 3Hz), 6.85 (2H, d,J = 9H
z), 7.32 (2H, d, J = 9Hz), 7.41 (3H, m), 7.82 (1H,
d, J = 8Hz), 8.35 (1H, d, J = 9Hz). IR(KBr):2964, 2933, 2835,
1661, 1621 cm−1. 元素分析:C2823FN として 計算値:C:68.29%, H:4.71%, N:5.69% 実測値:C:68.46%, H:4.78%, N:5.57%. 参考例132 3,4-ジヒドロ-7-メトキシ-2-(4-メトキシベンジル)-5-
(4-メトキシフェニル)-ベンゾ[b] [1,7]ナフチリジン-1
(2H)-オン 融点:132-134℃(THF) NMR(CDCl3)δ:2.83 (2H, t, J = 6Hz), 3.41 (2
H, t, J = 6Hz), 3.74(3H, s), 3.78 (3H, s), 3.90 (3
H, s), 4.82 (2H, s), 6.76 (1H, d, J = 3Hz), 6.85
(2H, d, J = 9Hz), 7.05 (2H, d, J = 9Hz), 7.18 (2H,
d, J = 9Hz), 7.32 (2H, d, J = 9Hz), 7.36 (1H, dd,
J = 3Hz,9Hz), 8.32 (1H, d, J = 9Hz). IR(KBr):2958, 2935, 2837, 1662, 1616, 1515 cm
-1. 元素分析:C28H26N2O4 として 計算値:C:73.99%, H:5.77%, N:6.16% 実測値:C:73.52%, H:5.71%, N:6.14%.
【0136】参考例133 1,2-ジヒドロ-7-メトキシ-9-(4-メトキシフェニル)-3H-
ピロロ[3,4-b]キノリン-3-オン 融点:307℃ (Decomp.)(メタノール−酢酸エチル) NMR(DMSO-d6)δ:3.77(3H, s), 3.87(3H, s), 4.3
7(2H, s), 7.00-7.25(3H, m), 7.40-7.70(3H, m), 8.16
(1H, d, J=9Hz), 9.13(1H, s). IR(KBr):3186, 3101, 1716, 1687, 1608, 1508, 1
463, 1253, 1230 cm-1. 元素分析:C191623・0.2H2O として 計算値:C:70.45%, H:5.10%, N:8.65% 実測値:C:70.22%, H:5.04%, N:6.54%. 参考例134 9-(4-フルオロフェニル)--1,2-ジヒドロ-7-メトキシ-3H
-ピロロ[3,4-b]キノリン-3-オン 融点:284−286℃(エタノール−酢酸エチル) NMR(CDCl3)δ:3.79(3H, s), 4.42(2H, s), 6.96
(1H, m), 7.10-7.60(4H, m), 7.96(1H, brs), 8.29(1H,
d, J=9Hz). IR(KBr):3280, 1733, 1625, 1506, 1463, 1232 cm
-1. 元素分析:C1811N23F・0.2H2O として 計算値:C:66.34%, H:3.53%, N:8.60% 実測値:C:66.70%, H:3.95%, N:8.60%.
【0137】参考例135 1,2-ジヒドロ-7-メトキシ-9-(4-トリフルオロメチルフ
ェニル)-3H-ピロロ[3,4-b]キノリン-3-オン 融点:305℃(Decomp.)(THF−酢酸エチル) NMR(CDCl3)δ:3.80(3H, s), 4.41(2H, s), 6.91
(1H, m), 7.20-7.65(4H, m), 7.75-8.00(2H, m), 8.34
(1H, d, J=9Hz). IR(KBr):3199, 1727, 1684, 1627, 1507, 1326, 1
234 cm-1. 元素分析:C1913N22F3・0.4H2O として 計算値:C:62.43%, H:3.81%, N:7.66% 実測値:C:61.98%, H:3.47%, N:7.55%. 参考例136 3,4-ジヒドロ-7-メトキシ-5-(4-メトキシフェニル)-ベ
ンゾ[b] [1,7]ナフチリジン-1(2H)-オン 融点:287-289℃ NMR(CDCl3)δ:2.95 (2H, d, J = 6Hz), 3.56 (2
H, m), 3.74 (3H, s),3.93 (3H, s), 6.77 (1H, d, J =
3Hz), 7.09 (2H, d, J = 8Hz), 7.23 (2H, d,J = 8H
z), 7.37 (1H, dd, J = 3Hz,9Hz), 7.73 (1H, brs), 8.
30 (1H, d, J =9Hz). IR(KBr):3257, 2995, 2952, 2873, 2831, 1695, 1
662, 1616 cm-1. 元素分析:C20H18N2O3・0.3H2O として 計算値:C:70.57%, H:5.46%, N:8.23% 実測値:C:70.44%, H:5.46%, N:7.83%.
【0138】参考例137 [8,9−ジヒドロ−10−(4−メトキシフェニル)−
7H−1,3−ベンゾジオキソロ[4,5−f]イソインド
ール−7,9−ジオン−8−イル]酢酸メチル 融点:253-255℃(THF-酢酸エチル) NMR(CDCl3)δ:3.73 (3H, s), 3.89 (3H, s), 4.3
7 (2H, s), 5.91 (2H,s), 6.97 (2H, d, J = 9Hz), 7.3
2 (2H, d, J = 9Hz), 7.35 (1H, d, J = 8Hz), 7.68 (1
H, d, J = 8Hz), 8.30 (1H, s). IR(KBr):2954, 2904, 1756, 1750, 1713, 1616, 1
513 cm-1. 元素分析:C23H17NO7 として 計算値:C:65.87%, H:4.09%, N:3.34% 実測値:C:65.38%, H:4.16%, N:3.43%. 参考例138 10-(1,3-ベンゾジオキソール-5-イル)-8,9-ジヒドロ-8-
(2-ピリジル)-7H-1,3-ベンゾジオキソロ[4,5-f]イソイ
ンドール-7-オン 融点:305 ℃(decomp.) NMR(DMSO-d6)δ:4.91(2H,s), 5.99(1H,d,J=1.0H
z), 6.01(1H,d,J=1.0Hz), 6.11(1H,d,J=1.0Hz), 6.16(1
H,d,J=1.0Hz), 6.94(1H,dd,J=1.6Hz,8Hz), 7.03(1H,d,J
=8Hz), 7.09(1H,d,J=1.6Hz), 7.15-7.23(1H,m), 7.47(1
H,d,J=9Hz), 7.85-7.95(1H,m), 7.92(1H,d,J=9Hz), 8.4
0(1H,m), 8.50(1H,s), 8.59(1H,d,J=8Hz).
【0139】参考例139 4-(1,3-ベンゾジオキソール-5-イル)-5,7-ジメトキシ-1
H-ベンズ[f]イソインドール-1,3(2H)-ジオン 融点:265-267℃ NMR(DMSO-d6)δ:3.51(3H,s), 3.97(3H,s), 6.03
(1H,brs), 6.05(1H,brs), 6.57(1H,d,J=2Hz), 6.69(1H,
dd,J=1.6Hz,8Hz), 6.75(1H,d,J=1.6Hz), 6.87(1H,d,J=8
Hz), 6.96(1H,d,J=2Hz), 7.59(1H,brs), 8.16(1H,s). IR(KBr):1756, 1718, 1610, 1361, 1312, 1232, 1
212 cm-1. 元素分析:C21H15NO6・0.4 H2O として 計算値:C:65.59%, H:4.14%, N:3.64% 実測値:C:65.59%, H:4.30%, N:3.59%. 参考例140 4-(1,3-ベンゾジオキソール-5-イル)-2,3-ジヒドロ-5,7
-ジメトキシ-1H-ベンズ[f]イソインドール-1-オン 融点:252-254℃(MeOH) NMR(CDCl3)δ:3.52(3H,s), 3.95(3H,s), 6.03(1
H,brs), 4.15(1H,d,J=17Hz), 4.22(1H,d,J=17Hz), 6.02
(1H,brs), 6.03(1H,brs) 6.29(1H,brs), 6.54(1H,d,J=2
Hz), 6.68(1H,dd,J=1.8Hz,8Hz), 6.73(1H,d,J=1.8Hz),
6.85(1H,d,J=8Hz), 6.93(1H,d,J=2Hz), 8.23(1H,s). IR(KBr):1697, 1617, 1486, 1230, 1214, 1162 cm
-1. 元素分析:C21H17NO5・0.6 H2O として 計算値:C:67.41%, H:4.90%, N:3.74% 実測値:C:67.31%, H:4.79%, N:3.52%.
【0140】参考例141 9-(1,3-ベンゾジオキソール-5-イル)-6H-1,3-ベンゾジ
オキソロ[5,6-f]イソインドール-6,8(7H)-ジオン 融点:299-301 ℃(decomp.)(THF) NMR(CDCl3)δ:6.09(2H,m), 6.13(2H,m), 6.81(2
H,m), 6.98(1H,d,J=8Hz), 7.14(1H,s), 7.34(1H,s), 8.
08(1H,brs), 8.16(1H,s). IR(KBr):3168, 2920, 2783, 1768, 1724 cm-1. 元素分析:C20H11NO6 として 計算値:C:66.49%, H:3.07%, N:3.88% 実測値:C:65.96%, H:3.33%, N:3.55%. 参考例142 9−(1,3−ベンゾジオキソール-5-イル)-7,8-ジヒ
ドロ-6H-1,3-ベンゾジオキソロ[5,6-f]イソインドール-
6-オン NMR(CDCl3)δ:4.31(2H,s), 6.07(2H,s), 6.08(2
H,s), 6.53(1H,brs), 6.80(2H,m), 6.96(1H,d,J=8Hz),
7.05(1H,s), 7.31(1H,s), 8.22(1H,s).
【0141】参考例143 11-(4−フルオロフェニル)-6-メチル-7,8,9,10-テトラ
ヒドロ-1,3-ベンゾジオキソロ[4,5-g]イソキノリン-7-
オン 融点:237-240 ℃ NMR(CDCl3)δ:2.69(2H,t,J=6Hz), 3.08(3H,s),
3.28-3.38(2H,m), 5.77(2H,s), 6.16(1H,brs), 7.04-7.
27(5H,m), 7.88(1H,d,J=9Hz). IR(KBr):3202, 1659, 1507, 1447, 1285, 1069 cm
-1 参考例144 11-(4−フルオロフェニル)-7,8,9,10-テトラヒドロ-1,3
-ベンゾジオキソロ[4,5-g]イソキノリン-7-オン 融点:285-286℃ NMR(CDCl3)δ:2.78(2H,t,J=6Hz), 3.48(2H,dt,J=
3Hz,6Hz), 5.80(2H,s), 6.16(1H,m), 7.05-7.30(5H,m),
7.61(1H,d,J=9Hz), 8.65(1H,s). IR(KBr):1672, 1630, 1505, 1481, 1454, 1282, 1
074 cm-1
【0142】参考例145 11-(1,3-ベンゾジオキソール-5-イル)-7,8,9,10-テトラ
ヒドロ-6-メチル-1,3-ベンゾジオキソロ[4,5-g]イソキ
ノリン-7-オン 融点:239-241℃ NMR(CDCl3)δ:2.74(2H,t,J=6Hz), 3.30-3.40(2H,
m), 5.82(1H,d,J=1.4Hz), 5.83(1H,d,J=1.4Hz), 6.02(1
H,d,J=1.4Hz), 6.06(1H,d,J=1.4Hz), 6.67(1H,dd,J=1.4
Hz,8Hz), 6.72(1H,d,J=1.4Hz), 6.85(1H,d,J=8Hz), 7.2
1(1H,d,J=,9Hz), 7.87(1H,d,J=9Hz). IR(KBr):1655, 1489, 1437, 1287, 1233, 1065, 1039
cm-1 参考例146 11-(4-フルオロフェニル)-8H-イソインドロ[5,6-f]ベン
ズ[b]-1,4-ジオキサン-8,10(9H)-ジオン 融点:274-276 ℃(THF) NMR(CDCl3)δ:3.89(2H,m), 4.23(2H,m), 7.09(2
H,t,J=9Hz), 7.26(3H,m), 7.60(1H,d,J=9Hz), 7.68(1H,
brs), 8.25(1H,s). IR(KBr):3214, 1759, 1717, 1605, 1508 cm-1. 元素分析:C20H12FNO4 として 計算値:C:68.77%, H:3.46%, N:4.01% 実測値:C:68.56%, H:3.24%, N:3.75%.
【0143】参考例147 11-(4-フルオロフェニル)-9,10-ジヒドロ-8H-イソイン
ドロ[5,6-f]ベンズ[b]-1,4-ジオキサン-8-オン 融点:276-278℃(THF) NMR(CDCl3)δ:3.91(2H,m), 4.17(2H,s), 4.23(2
H,m), 6.96(1H,brs), 7.09(2H,t,J=9Hz), 7.21(3H,m),
7.59(1H,d,J=9Hz), 8.31(1H,s). IR(KBr):3196, 3086, 2890, 1694, 1617, 1508 cm
-1. 元素分析:C20H14FNO3 として 計算値:C:71.64%, H:4.21%, N:4.18% 実測値:C:71.08%, H:4.60%, N:3.84%. 参考例148 10-(1,3-ベンゾジオキソール-5-イル)-2,3-ジヒドロ-7H
-ベンゾフロ[6,7-f]イソインドール-7,9(8H)-ジオン 融点:>320 ℃(THF) NMR(DMSO-d6)δ:3.26(2H,t,J=10Hz), 4.39(2H,t,
J=10Hz), 6.09(2H,d,J=4Hz), 6.71(1H,d,J=9Hz), 6.86
(1H,s), 6.88(1H,d,J=9Hz), 7.66(1H,d,J=8Hz),7.78(1
H,d,J=8Hz), 8.37(1H,s), 11.30(1H,brs). IR(KBr):3194, 3071, 2899, 1752, 1711 cm-1. 元素分析:C21H13NO5・0.3H2O として 計算値:C:69.04%, H:3.77%, N:3.83% 実測値:C:68.82%, H:3.81%, N:4.01%.
【0144】参考例149 10-(1,3-ベンゾジオキソール-5-イル)-2,3-ジヒドロ-ベ
ンゾフロ[6,7-f]イソインドール-7(9H)-オン 融点:275-277℃(THF) NMR(CDCl3)δ:3.29(2H,t,J=9Hz), 4.23(1H,d,J=1
7Hz), 4.34(1H,d,J=17Hz), 4.46(2H,t,J=9Hz), 6.05(2
H,t,J=6Hz), 6.76(2H,m),6.87(1H,d,J=8Hz), 7.32(1H,b
rs), 7.43(1H,d,J=8Hz), 7.60(1H,d,J=8Hz), 8.35(1H,
s). IR(KBr):3225, 2892, 1698, 1489 cm-1. 元素分析:C21H15NO4・0.2H2O として 計算値:C:72.28%, H:4.45%, N:4.01% 実測値:C:72.25%, H:4.47%, N:3.93%. 参考例150 10-(4-フルオロフェニル)-2,3-ジヒドロ-7H-ベンゾフロ
[6,7-f]イソインドール-7,9(8H)-ジオン 融点:>310 ℃(THF) NMR(CDCl3)δ:3.29(2H,t,J=9Hz), 4.42(2H,t,J=9H
z), 7.12(2H,t,J=9Hz), 7.27(2H,m), 7.56(1H,d,J=8H
z), 7.63(1H,d,J=8Hz), 7.69(1H,brs), 8.32(1H,s). IR(KBr):3193, 3052, 1767, 1721, 1508 cm-1. 元素分析:C20H12FNO3・0.2H2O として 計算値:C:71.30%, H:3.71%, N:4.16% 実測値:C:70.93%, H:4.09%, N:3.82%.
【0145】参考例151 10-(4-フルオロフェニル)-2,3-ジヒドロ-ベンゾフロ[6,
7-f]イソインドール-7(9H)-オン 融点:302-305℃(THF) NMR(CDCl3)δ:3.29(2H,J=9Hz), 4.24(2H,s), 4.4
2(2H,t,J=9Hz), 6.42(1H,brs), 7.12(3H,t,J=9Hz), 7.2
9(2H,t,J=9Hz), 7.44(1H,d,J=8Hz), 7.62(1H,d,J=8Hz),
8.38(1H,s). IR(KBr):3194, 3085, 2894, 1713, 1694, 1508 cm
-1. 元素分析:C20H14FNO2 として 計算値:C:75.23%, H:4.42%, N:4.39% 実測値:C:74.78%, H:4.40%, N:4.34%. 参考例152 6,7-ジエトキシ-4-(4-ピリジル)-1H-ベンズ[f]イソイン
ドール-1,3(2H)-ジオン 融点:210-213 ℃(CHCl3-AcOEt) NMR(CDCl3)δ:1.43(3H,t,J=7Hz), 1.58(3H,t,J=7
Hz), 3.95(2H,q,J=7Hz), 4.29(2H,q,J=7Hz), 6.88(1H,
s), 7.20-7.40(3H,m), 8.22(1H,s), 8.82(2H,m).
【0146】参考例153 2,3-ジヒドロ-6,7-ジエトキシ-4-(4-ピリジル)-1H-ベン
ズ[f]イソインドール-1-オン 融点:169-172 ℃(EtOH-Et2O) NMR(CDCl3)δ:1.34(3H,t,J=7Hz), 1.46(3H,t,J=7
Hz), 3.88(2H,q,J=7Hz), 4.18(2H,q,J=7Hz), 4.21(2H,
s), 6.74(1H,brs), 6.79(1H,s), 7.17(1H,s), 7.30(2H,
brs), 8.17(1H,s), 8.73(1H,brs). 参考例154 11-(4-フルオロフェニル)-7,8,9,10-テトラヒドロ-6-メ
チル-1,3-ベンゾジオキソロ[4,5-g]イソイキノリン-7-
オン 融点:237-240 ℃(decomp.)(THF) NMR(CDCl3)δ:2.69(2H,t,J=6Hz), 3.08(3H,s), 3.28-
3.38(2H,m), 5.77(2H,s), 6.16(1H,brs), 7.04-7.27(5
H,m), 7.88(1H,d,J=9Hz). IR(KBr):3200, 1659, 1507, 1287, 1069 cm-1.
【0147】参考例155 7,8,9,10-テトラヒドロ-11-(4-メトキシフェニル)-1,3-
ベンゾジオキソロ[4,5-g]イソイキノリン-7-オン 融点:245-247 ℃(CHCl3) NMR(CDCl3)δ:2.80(2H,t,J=7Hz), 3.47(2H,dt,J=
2Hz,7Hz), 3.90(3H,s), 5.81(2H,s), 6.20(2H,brs), 6.
96(2H,d,J=9Hz), 7.15-7.23(3H,m), 7.60(1H,d,J=9Hz),
8.63(1H,s). IR(KBr):2890, 1669, 924 cm-1. 参考例156 7,8,9,10-テトラヒドロ-11-(4−トリフルオロメチルフ
ェニル)-1,3-ベンゾジオキソロ[4,5-g]イソキノリン-7-
オン 融点:246-248 ℃ NMR(CDCl3)δ:2.74(2H,t,J=6Hz), 3.48(2H,dt,J=
3Hz,6Hz), 5.78(2H,s), 6.22(1H,brs), 7.21(1H,d,J=8H
z), 7.40(2H,d,J=8Hz), 7.62(1H,d,J=8Hz), 7.68(2H,d,
J=8Hz), 8.68(1H,s). IR(KBr):1672, 1456, 1325, 1071 cm-1
【0148】参考例157 10-(1,3-ベンゾジオキソール-5-イル)-8,9-ジヒドロ-8-
メトキシ-7H-1,3-ベンゾジオキソロ[4,5-f]イソインド
ール-7-オン 融点:214-216 ℃ NMR(C,Cl3)δ:3.95(3H,s), 4.42(1H,d,J=16Hz),
4.49(1H,d,J=16Hz), 5.92(1H,d,J=1.4Hz), 5.94(1H,d,J
=1.4Hz), 6.05(1H,d,J=1.4Hz), 6.08(1H,d,J=1.4Hz),
6.78-6.94(3H,m), 7.27(1H,d,J=9Hz), 7.65(1H,d,J=9H
z), 8.33(1H,s). IR(KBr):1713, 1489, 1458,
1439, 1273, 1235, 1063 cm
−1 元素分析:C2115NO として 計算値:C:66.84%, H:4.01%, N:3.71% 実測値:C:66.73%, H:3.97%, N:3.66%.
【0149】実施例1 5-(4-フルオロフェニル)-6H-1,3-ベンゾジオキソロ[5,6
-f]イソインドール-6,8(7H)-ジオン
【化60】 窒素雰囲気下、 (6-ブロモ-1,3-ベンゾジオキソール-5-
イル)メタノール(4.0g)のTHF(150ml)溶液に、−7
8℃にてn-ブチルリチウム(1.6M/ヘキサン溶液、24m
l)を滴下した。同温で30分撹拌した後、4-フルオロベ
ンゾニトリル(2.3g)のTHF(50ml)溶液を滴下し、徐々
に室温まで昇温し2時間撹拌した。反応液に水を加え、
酢酸エチルにて抽出した。抽出液を水洗し、無水硫酸マ
グネシウムにて乾燥したのち、減圧下にて濃縮した。得
られた残渣にトルエン(150ml)、マレイミド(3.5
g)、p-トルエンスルホン酸ー水和物(0.5g)を加え、
15時間加熱還流した。反応液を濃縮し、得られた残渣
に塩酸(150ml)を加え、1時間加熱還流した。析出し
た結晶を集め、水およびジエチルエーテルで洗浄し、 T
HFから再結晶して表題化合物(5.6g)を黄色固体として
得た。融点:300℃(分解)。
【0150】実施例2 9-(4-フルオロフェニル)-7,8-ジヒドロ-6H-1,3-ベンゾ
ジオキソロ[5,6-f]イソインドール-6-オン
【化61】 実施例1で得られた5-(4-フルオロフェニル)-6H-1,3-ベ
ンゾジオキソロ[5,6-f]イソインドール-6,8(7H)-ジオン
(5.6g)の酢酸(150ml)溶液に亜鉛末(15g)を加え、
3時間還流加熱した。不溶物をセライトにてろ去し、ろ
液を減圧下にて濃縮した。得られた残渣に水を加え、酢
酸エチル−THFにて抽出した。抽出液を水洗し、無水硫
酸マグネシウムにて乾燥したのち、減圧下にて濃縮し
た。得られた残渣をTHF−メタノールの混合溶液から再
結晶することにより表題化合物(0.8g)を得た。融点:
316−319℃ 。さらに結晶母液を減圧下にて濃縮するこ
とにより表題化合物と5-(4-フルオロフェニル)-7,8-ジ
ヒドロ-6H-1,3-ベンゾジオキソロ[5,6-f]イソインドー
ル-6-オンとの1:1の混合物(1.3g)を得た。
【0151】実施例3 10-(4-フルオロフェニル)-6,7,8,9-テトラヒドロ-1,3-
ベンゾジオキソロ[5,6-g]イソキノリン-6-オン
【化62】 参考例2で得られた9-(4-フルオロフェニル)-フロ[3',
4':6,7]ナフト[2,3-d]-1,3-ジオキソール-6(8H)-オン
(5.1g)のDMF(100ml)溶液に2規定水酸化
ナトリウム水溶液(12ml)を60℃で加え、30分
間撹拌後、溶媒を減圧下留去した。残渣をDMF(10
0ml)に懸濁させ、ヨウ化メチル(40ml)を加え
た。反応液を60℃で30分間撹拌後、溶媒を減圧下留
去し、残渣を酢酸エチル−水にあけた。有機層を飽和食
塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下
にて濃縮して9-(4-フルオロフェニル)-8-ヒドロキシメ
チル-ナフト[1,2-d]-1,3-ジオキソール-7-カルボン酸メ
チルの粗製品(5.0g)を油状物として得た。こうして
得られた8-ヒドロキシメチル-9-(4-フルオロフェニル)-
ナフト[1,2-d]-1,3-ジオキソール-7-カルボン酸メチル
の粗製品(5.0g)のTHF溶液(120ml)に、0℃
でトリエチルアミン(4.5ml)、メタンスルホン酸無
水物(3.1g)を加え、30分間撹拌した。反応液に水を
加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗
浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧下留
去して9-(4-フルオロフェニル)-8-メチルスルホニルオ
キシメチル-ナフト[1,2-d]-1,3-ジオキソール-7-カルボ
ン酸メチルの粗結晶(6.3g)を得た。こうして得られ
た9-(4-フルオロフェニル)-8-メチルスルホニルオキシ
メチル-ナフト[1,2-d]-1,3-ジオキソール-7-カルボン酸
メチルの粗結晶(6.3g)のDMF(50ml)溶液に
シアン化ナトリウム(1.6g)を加え、室温にて一夜撹
拌した。反応液に水を加えて生じた析出物を集め、水お
よびメタノールにて洗浄して、8-シアノメチル-9-(4-フ
ルオロフェニル)-ナフト[1,2-d]-1,3-ジオキソール-7-
カルボン酸メチルの粗結晶(5.0g)を得た。こうして
得られた8-シアノメチル-9-(4-フルオロフェニル)-ナフ
ト[1,2-d]-1,3-ジオキソール-7-カルボン酸メチルの粗
結晶(5.0g)のDMF(300ml)溶液にラネーニ
ッケル(2.0g)を加え、水素雰囲気下(5気圧)100℃
で3時間撹拌した。冷却後、触媒を濾別しDMFで洗浄
した。濾液を濃縮したのち、残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(酢酸エチル−ヘキサン−クロロホル
ム=2:1:1)で精製し、酢酸エチル−イソプロピルエー
テルから再結晶して表題化合物(2.8g)を得た。融
点:282−284℃ 。
【0152】実施例4 9-(4-フルオロフェニル)-7-(4-メトキシベンジル)-7,8-
ジヒドロ-6H-1,3-ベンゾジオキソロ[5,6-f]イソインド
ール-6-オン
【化63】 実施例2で得られた9-(4-フルオロフェニル)-7,8-ジヒ
ドロ-6H-1,3-ベンゾジオキソロ[5,6-f]イソインドール-
6-オン(250mg)のDMF(10ml)溶液に水素化ナトリウム
(60%油状、40mg)を加え、室温にて30分撹拌したの
ち、4-メトキシベンジルクロリド(130ml)を加え、室
温にて一夜撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルに
て抽出した。抽出液を水洗し、無水硫酸マグネシウムに
て乾燥したのち、減圧下にて濃縮した。得られた残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ヘキ
サン-酢酸エチル=21)にて精製し、 THF−メタノー
ルから再結晶して表題化合物(220mg)を無色結晶とし
て得た。融点:249−251℃。
【0153】実施例5 9-(4-フルオロフェニル)-7-メチル-7,8-ジヒドロ-6H-1,
3-ベンゾジオキソロ[5,6-f]イソインドール-6-オン
【化64】 実施例4と同様にして表題化合物を得た。融点:230-23
1℃(酢酸エチル−エタノールから再結晶)
【0154】実施例6 9-(4-フルオロフェニル)-7-(4-ピリジル)メチル-7,8-ジ
ヒドロ-6H-1,3-ベンゾジオキソロ[5,6-f]イソインドー
ル-6-オン
【化65】 実施例4と同様にして表題化合物を得た。融点:202−2
04℃(THFから再結晶)。
【0155】実施例7 9-(4-フルオロフェニル)-7-(4-メトキシカルボニルベン
ジル)-7,8-ジヒドロ-6H-1,3-ベンゾジオキソロ[5,6-f]
イソインドール-6-オン
【化66】 実施例4と同様にして表題化合物を得た。融点:199−2
01℃(酢酸エチルから再結晶)。
【0156】実施例8 [9-(4-フルオロフェニル)-7,8-ジヒドロ-6H-1,3-ベンゾ
ジオキソロ[5,6-f]イソインドール-6-オン-7-イル]酢酸
エチル
【化67】 実施例4と同様にして表題化合物を得た。融点:232−2
34℃(THF−酢酸エチルから再結晶)。
【0157】実施例9 7-(3,4-ジメトキシベンジル)-9-(4-フルオロフェニル)-
7,8-ジヒドロ-6H-1,3-ベンゾジオキソロ[5,6-f]イソイ
ンドール-6-オン
【化68】 実施例4と同様にして表題化合物を得た。融点:232−2
34℃(THF−酢酸エチルから再結晶)。
【0158】実施例10 7-(4-カルボキシベンジル)-9-(4-フルオロフェニル)-7,
8-ジヒドロ-6H-1,3-ベンゾジオキソロ[5,6-f]イソイン
ドール-6-オン
【化69】 実施例7で得られた9-(4-フルオロフェニル)-7-(4-メト
キシカルボニルベンジル)-7,8-ジヒドロ-6H-1,3-ベンゾ
ジオキソロ[5,6-f]イソインドール-6-オン(300mg)のT
HF(20ml)−メタノール(20ml)混合溶液に1N-水酸化
ナトリウム水溶液(10ml)を加え、室温にて一夜撹拌し
た。反応液を減圧下にて濃縮し、得られた残渣に希塩酸
を加え、酢酸エチルにて抽出した。抽出液を水洗し、無
水硫酸マグネシウムにて乾燥したのち、減圧下にて濃縮
した。得られた粗結晶をTHFから再結晶して、表題化合
物(217mg)を無色結晶として得た。融点:>300℃。
【0159】実施例11 [9-(4-フルオロフェニル)-7,8-ジヒドロ-6H-1,3-ベンゾ
ジオキソロ[5,6-f]イソインドール-6-オン-7-イル]酢酸
【化70】 実施例10と同様にして表題化合物を得た。融点:280
−282℃(THFから再結晶)。
【0160】実施例12 10-(4-フルオロフェニル)-7-(4-メトキシベンジル)-8,9
-ジヒドロ-7H-1,3-ベンゾジオキソロ[4,5-f]イソインド
ール-7-オン
【化71】 10-(4-フルオロフェニル)-8,9-ジヒドロ-7H-1,3-ベンゾ
ジオキソロ[4,5-f]イソインドール-7-オン(400mg)のD
MF(5ml)溶液に水素化ナトリウム(60%油状、75mg)
を加え、室温で30分撹拌したのち、4-メトキシベンジ
ルクロリド(300ml)を加え、室温で一夜撹拌した。反
応液に水を加え、酢酸エチルにて抽出した。抽出液を水
洗し、無水硫酸マグネシウムにて乾燥したのち、減圧下
にて濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(展開溶媒:ヘキサン−酢酸エチル=2−
1)にて精製し、THFから再結晶して表題化合物(163m
g)を無色結晶として得た。融点:232−235℃。
【0161】実施例13 10-(4-フルオロフェニル)-7-(4-ピリジル)メチル-8,9-
ジヒドロ-7H-1,3-ベンゾジオキソロ[4,5-f]イソインド
ール-7-オン
【化72】 実施例12と同様にして表題化合物を得た。 融点:239
−241℃(THFから再結晶)。
【0162】実施例14 4-(4-フルオロフェニル)-6-メトキシ-9-メチル-2,3-ジ
ヒドロ-1H-ベンズ[f]イソインドール-1-オン
【化73】 実施例12と同様にして表題化合物を得た。融点:199
−201℃(酢酸エチルから再結晶)。
【0163】実施例15 5-(4-フルオロフェニル)-7-(4-メトキシベンジル)-7,8-
ジヒドロ-6H-1,3-ベンゾジオキソロ[5,6-f]イソインド
ール-6-オン
【化74】 実施例2で得られた9-(4-フルオロフェニル)-7,8-ジヒ
ドロ-6H-1,3-ベンゾジオキソロ[5,6-f]イソインドール-
6-オンと5-(4-フルオロフェニル)-7,8-ジヒドロ-6H-1,3
-ベンゾジオキソロ[5,6-f]イソインドール-6-オンとの
1:1の混合物(500mg)のDMF(10ml)溶液に水素化ナ
トリウム(60%油状、75mg)を加え、室温で30分撹拌
したのち、4-メトキシベンジルクロリド(260ml)を加
え、室温にて一夜撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エ
チルにて抽出した。抽出液を水洗し、無水硫酸マグネシ
ウムにて乾燥したのち、減圧下にて濃縮した。得られた
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶
媒:ヘキサン−酢酸エチル=2−1)で精製し、 THF−
メタノールから再結晶して表題化合物(64mg)を無色結
晶として得た。融点:221−222℃。
【0164】実施例16 [5-(4-フルオロフェニル)-7,8-ジヒドロ-6H-1,3-ベンゾ
ジオキソロ[5,6-f]イソインドール-6-オン-7-イル]酢酸
エチル
【化75】 実施例15と同様にして表題化合物を得た。融点:176
−179℃ ( THF−酢酸エチルから再結晶)。
【0165】実施例17 5-フェニル-6H-1,3-ベンゾジオキソロ[5,6-f]イソイン
ドール-6,8(7H)-ジオン
【化76】 実施例1と同様にして表題化合物を得た。融点:>300
℃(THFから再結晶)
【0166】実施例18 5-フェニル-7-(4-メトキシベンジル)-7,8-ジヒドロ-6H-
1,3-ベンゾジオキソロ[5,6-f]イソインドール-6-オン
【化77】 実施例17で得られた5-フェニル-6H-1,3-ベンゾジオキ
ソロ[5,6-f]イソインドール-6,8(7H)-ジオン(3.6g)の
酢酸(150ml)溶液に亜鉛末(15g)を加え、3時間還流
加熱した。不溶物をセライトにてろ過し、ろ液を減圧下
にて濃縮した。得られた残渣に水を加え、酢酸エチルTH
Fにて抽出した。抽出液を水洗し、無水硫酸マグネシウ
ムにて乾燥したのち、減圧下にて濃縮して、7,8-ジヒド
ロ-9-フェニル-6H-1,3-ベンゾジオキソロ[5,6-f]イソイ
ンドール-6-オンと7,8-ジヒドロ-5-フェニル-6H-1,3-ベ
ンゾジオキソロ[5,6-f]イソインドール-6-オンの1:1
混合物(2.0g)で得た。こうして得られた混合物を実施
例11と同様に処理して表題化合物を得た。融点:188
−190℃(THF−メタノールから再結晶)。
【0167】実施例19 9-(4-フルオロフェニル)-7-(2-ヒドロキシエチル)-7,8-
ジヒドロ-6H-1,3-ベンゾジオキソロ[5,6-f]イソインド
ール-6-オン
【化78】 9-(4-フルオロフェニル)-フロ[3',4':6,7]ナフト[2,3-
d]-1,3-ジオキソール-6(8H)-オン(3.1g)のDMF(70m
l)溶液に1N-水酸化ナトリウム水溶液(15ml)を加え、
70℃で1時間加熱した。反応液を減圧下にて濃縮して得
られた残渣をDMF(50ml)に溶解し、ヨウ化メチル(20m
l)を加えて、70℃にて10分加熱した。反応液に水を
加え、酢酸エチルにて抽出した。抽出液を水洗し、無水
硫酸マグネシウムにて乾燥したのち、減圧下にて濃縮し
た。得られた残渣をTHF(100ml)に溶解し、氷冷下にて
トリエチルアミン(2.7ml)およびメタンスルホン酸無
水物(2.5g)を加え、30分間撹拌した。反応液を濃縮
し、残渣を水、ジエチルエーテルで順次洗浄して、8-(4
-フルオロフェニル)-7-(メチルスルホニルオキシメチ
ル)ナフト[2,3-d]-1,3-ジオキソール-6-カルボン酸メチ
ルの粗結晶(3.5g)を得た。こうして得られた8-(4-フ
ルオロフェニル)-7-(メチルスルホニルオキシメチル)ナ
フト[2,3-d]-1,3-ジオキソール-6-カルボン酸メチルの
粗結晶(1.5g)のTHF(200ml)−メタノール(50ml)混
合溶液に2-アミノエタノール(0.5ml)を加え、室温に
て一夜撹拌した。反応液を濃縮し、得られた残渣に水を
加え、酢酸エチルにて抽出した。抽出液を希塩酸、水で
順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムにて乾燥したのち、
減圧下にて濃縮し、酢酸エチルから再結晶して表題化合
物(1.3g)を無色結晶として得た。融点:215−218℃。
【0168】実施例20 7-[2-(3,4-ジメトキシフェニル)エチル]-9-(4-フルオロ
フェニル)-7,8-ジヒドロ-6H-1,3-ベンゾジオキソロ[5,6
-f]イソインドール-6-オン
【化79】 実施例19と同様にして表題化合物を得た。 融点:186
−189℃(酢酸エチルから再結晶)。
【0169】実施例21 9-(4-フルオロフェニル)-7-[3-(1-イミダゾリル)プロピ
ル]-7,8-ジヒドロ-6H-1,3-ベンゾジオキソロ[5,6-f]イ
ソインドール-6-オン
【化80】 実施例19と同様にして表題化合物を得た。 融点:192
−195℃ (酢酸エチルから再結晶)。
【0170】実施例22 7-[(1-ベンジルピペリジン)-4-イル]-9-(4-フルオロフ
ェニル)-7,8-ジヒドロ-6H-1,3-ベンゾジオキソロ[5,6-
f]イソインドール-6-オン
【化81】 実施例19と同様にして表題化合物を得た。 融点:216
−220℃ (酢酸エチルから再結晶)。
【0171】実施例23 9-(4-フルオロフェニル)-7-(3-ピリジル)メチル-7,8-ジ
ヒドロ-6H-1,3-ベンゾジオキソロ[5,6-f]イソインドー
ル-6-オン
【化82】 実施例19と同様にして表題化合物を得た。 融点:182
−184℃ (酢酸エチルから再結晶)。
【0172】実施例24 9-(4-フルオロフェニル)-7-(2-ピリジル)メチル-7,8-ジ
ヒドロ-6H-1,3-ベンゾジオキソロ[5,6-f]イソインドー
ル-6-オン
【化83】 実施例19と同様にして表題化合物を得た。 融点:239
−241℃ (酢酸エチルから再結晶)。
【0173】実施例25 9-(4-フルオロフェニル)-7-[2-(4-ヒドロキシフェニル)
エチル]-7,8-ジヒドロ-6H-1,3-ベンゾジオキソロ[5,6-
f]イソインドール-6-オン
【化84】 実施例19と同様にして表題化合物を得た。 融点:313
−316℃ ( THF−酢酸エチルから再結晶)。
【0174】実施例26 9-(4-フルオロフェニル)-7-(2-モルホリノエチル)-7,8-
ジヒドロ-6H-1,3-ベンゾジオキソロ[5,6-f]イソインド
ール-6-オン
【化85】 実施例19で得られた9-(4-フルオロフェニル)-7-(2-ヒ
ドロキシエチル)-7,8-ジヒドロ-6H-1,3-ベンゾジオキソ
ロ[5,6-f]イソインドール-6-オン(1.1g)のTHF(50m
l)溶液に、氷冷下、トリエチルアミン(0.8ml)および
メタンスルホニルクロリド(350ml)を加え、15分間
撹拌した。反応液を濃縮し、得られた残渣に水を加え、
酢酸エチルにて抽出した。抽出液を希塩酸、水で順次洗
浄し、無水硫酸マグネシウムにて乾燥したのち、減圧下
にて濃縮して、9-(4-フルオロフェニル)-7,8-ジヒドロ-
7-[2-(メチルスルホニルオキシ)エチル]-6H-1,3-ベンゾ
ジオキソロ[5,6-f]イソインドール-6-オン(1.3g)の粗
結晶を得た。こうして得られた9-(4-フルオロフェニル)
-7-[2-(メチルスルホニルオキシ)エチル]-7,8-ジヒドロ
-6H-1,3-ベンゾジオキソロ[5,6-f]イソインドール-6-オ
ン(180mg)のTHF(20ml)−メタノール(10ml)混合溶
液にモルホリン(0.4ml)を加え、封管中、150℃で1時
間加熱した。反応液を濃縮し、得られた残渣に水を加
え、酢酸エチルにて抽出した。、抽出液を水洗し、無水
硫酸マグネシウムにて乾燥したのち、減圧下にて濃縮
し、酢酸エチルから再結晶して表題化合物(137mg)を
無色結晶として得た。融点:222−224℃。
【0175】実施例27 9-(4-フルオロフェニル)-7-[2-(4-メチルピペラジニル)
エチル]-7,8-ジヒドロ-6H-1,3-ベンゾジオキソロ[5,6-
f]イソインドール-6-オン
【化86】 実施例26と同様にして表題化合物を得た。 融点:195
−197℃ (酢酸エチルから再結晶)。
【0176】実施例28 7-[2-(4-ベンジルピペラジニル)エチル]-9-(4-フルオロ
フェニル)-7,8-ジヒドロ-6H-1,3-ベンゾジオキソロ[5,6
-f]イソインドール-6-オン
【化87】 実施例26と同様にして表題化合物を得た。 融点:200
−202℃ (酢酸エチルから再結晶)。
【0177】実施例29 9-(4-フルオロフェニル)-7-[2-(4-フェニルピペラジニ
ル)エチル]-7,8-ジヒドロ-6H-1,3-ベンゾジオキソロ[5,
6-f]イソインドール-6-オン
【化88】 実施例26と同様にして表題化合物を得た。 融点:204
−206℃ (酢酸エチルから再結晶)。
【0178】実施例30 9-(4-フルオロフェニル)-7-(2-ピペリジノエチル)-7,8-
ジヒドロ-6H-1,3-ベンゾジオキソロ[5,6-f]イソインド
ール-6-オン
【化89】 実施例26と同様にして表題化合物を得た。 融点:180
−183℃ (酢酸エチルから再結晶)
【0179】実施例31 7-[2-(ジメチルアミノ)エチル]-9-(4-フルオロフェニ
ル)-7,8-ジヒドロ-6H-1,3-ベンゾジオキソロ[5,6-f]イ
ソインドール-6-オン
【化90】 実施例26と同様にして表題化合物を得た。 融点:181
−184℃ (酢酸エチルから再結晶)
【0180】実施例32 9-(4-ピリジル)-7,8-ジヒドロ-6H-1,3-ベンゾジオキソ
ロ[5,6-f]イソインドール-6-オン
【化91】 実施例19と同様にして表題化合物を得た。 融点:250
℃(分解)(THF−メタノールから再結晶)。
【0181】実施例33 10-(4-フルオロフェニル)-7-(4-ピリジルメチル)-6,
7,8,9-テトラヒドロ-1,3-ジオキソロ[4',5':4,5]ベンゾ
[g]イソキノリン-6-オン
【化92】 実施例4と同様にして表題化合物を得た。 融点:135−
137℃(酢酸エチル−イソプロピルエーテルから再結
晶)。
【0182】実施例34 9-(4-フルオロフェニル)- 7,8-ジヒドロ-7-(4-メトキシ
ベンジル)- 6H-1,3-ジオキソロ[4,5-g]ピロロ[3,4-b]キ
ノリン-6-オン
【化93】 1-(4-メトキシベンジル)-4-メトキシカルボニル-2,3-ジ
オキソピロリジン(2.0g)に20%塩酸(20 ml)を加え、30
分加熱還流した。室温に冷却し、THF−酢酸エチル(1:2)
混合溶媒で抽出した。抽出液をを飽和食塩水で洗浄し、
無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下溶媒を留去し
た。得られた残渣に6-アミノ-1,3-ベンゾジオキソール-
5-イル 4-フルオロフェニル ケトン(1.81 g)、酢酸(1
0 ml)、および濃硫酸(0.2 ml)を加え、1時間加熱還流し
た。減圧下にて溶媒を留去したのち、得られた残渣に水
および炭酸カリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出し
た。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥後、減圧下にて溶媒を留去した。得られた残渣
をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:THF
−酢酸エチル)にて精製し、 THF−メタノールから再結
晶して表題化合物(960 mg)を無色結晶として得た。融
点:234−235℃。
【0183】実施例35 7-(3,4-ジメトキシベンジル)-9-(4-フルオロフェニル)-
7,8-ジヒドロ-6H-1,3-ジオキソロ[4,5-g]ピロロ[3,4-b]
キノリン-6-オン
【化94】 実施例34と同様にして表題化合物を得た。融点:150
−151℃ (THF−メタノールより再結晶)
【0184】実施例36 7-ベンジル-9-(4-フルオロフェニル)-7,8-ジヒドロ-6H-
1,3-ジオキソロ[4,5-g]ピロロ[3,4-b]キノリン-6-オン
【化95】 実施例34と同様にして表題化合物を得た。融点:244
−245℃ (THF−メタノールより再結晶)
【0185】実施例37 2-(3,4-ジメトキシベンジル)- 2,3-ジヒドロ-7-ニトロ-
9-フェニル-1H-ピロロ[3,4-b]キノリン-3-オン
【化96】 実施例34と同様にして表題化合物を得た。融点:230
−231℃ (THF−メタノールより再結晶)
【0186】実施例38 7-アミノ-2-(3,4-ジメトキシベンジル)- 2,3-ジヒドロ-
9-フェニル-1H-ピロロ[3,4-b]キノリン-3-オン
【化97】 実施例37で得られた2-(3,4-ジメトキシベンジル)- 2,
3-ジヒドロ-7-ニトロ-9-フェニル-1H-ピロロ[3,4-b]キ
ノリン-3-オン(1.66 g)をメタノール(20 ml)およびTHF
(20 ml)に溶解し、10%パラジウム―炭素(150 mg)を
加え、水素雰囲気下でで2時間撹拌した。触媒をろ去し
たのち、ろ液を濃縮して、表題化合物(1.5g)を非定形晶
として得た。
【0187】実施例39 N-[2-(3,4-ジメトキシベンジル)-2,3-ジヒドロ-3-オキ
ソ-9-フェニル-1H-ピロロ[3,4-b]キノリン-3-オン-7-イ
ル]アセトアミド
【化98】 実施例38で得られた7-アミノ-2-(3,4-ジメトキシベン
ジル)- 2,3-ジヒドロ-9-フェニル-1H-ピロロ[3,4-b]キ
ノリン-3-オン(400 mg)およびトリエチルアミン(0.26 m
l)をTHF(20 ml)に溶解し、氷冷下、塩化アセチル(0.1 m
l)を加えた。反応液を室温で2時間撹拌後、水(20 ml)
の中に注ぎ、酢酸エチル−THF混合溶媒で抽出した。抽
出液を10%炭酸カリウム水溶液、飽和食塩水で順次洗浄
し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去した。
得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(展開溶媒:THF-酢酸エチル)にて精製し、 THF−メタノ
ールから再結晶して表題化合物(260 mg)を無色結晶とし
て得た。融点:274−275℃。
【0188】実施例40 10-(2-クロロフェニル)-2-(4-ピリジルメチル) -1,2,3,
6,7,8-ヘキサヒドロ-シクロペンタ[g]ピロロ[3,4-b]キ
ノリン-3-オン
【化99】 4-メトキシカルボニル-2,3-ジオキソ-1-(4-ピリジルメ
チル) ピロリジン 塩酸塩(1.2g)を20%塩酸(10 ml)に
溶解し、3時間加熱還流した。室温に冷却後、溶媒を留
去した。残留物を酢酸(10 ml)に溶解し、6-アミノ-2,3-
ジヒドロ-1H-インデン-5-イル 2-クロロフェニル ケ
トン(200 mg)および濃硫酸(0.1 ml)を加え、一夜加熱還
流した。減圧下にて溶媒を留去したのち、得られた残渣
に水および炭酸カリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽
出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネ
シウムで乾燥後、減圧下にて溶媒を留去した。得られた
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶
媒:ヘキサン−酢酸エチル)にて精製し、 THF−メタノ
ールから再結晶して表題化合物(58 mg)を無色結晶とし
て得た。融点:218−219℃。
【0189】実施例41 10-(2-トリル)-2-(4-ピリジルメチル)-1,2,3,6,7,8-ヘ
キサヒドロ-シクロペンタ[g]ピロロ[3,4-b]キノリン-3-
オン
【化100】 実施例40と同様にして表題化合物を得た。融点:208
−209℃ (THF−メタノールより再結晶)。
【0190】実施例42 9-(4-フルオロフェニル)-7-(4-ピリジルメチル)-7,8-ジ
ヒドロ-6H-1,3-ジオキソロ[4,5-g]ピロロ[3,4-b]キノリ
ン-6-オン
【化101】 実施例40と同様にして表題化合物を得た。融点:238
−239℃ (THF−メタノールより再結晶)。
【0191】実施例43 9-(4-フルオロフェニル)-7-メトキシ-2-(4-ピリジルメ
チル)-2,3-ジヒドロ-1H-ピロロ[3,4-b]キノリン-3-オン
【化102】 実施例40と同様にして表題化合物を得た。融点:245
−246℃ (THF−メタノールより再結晶)。
【0192】実施例44 7-メトキシ-2-(4-ピリジルメチル)- 9-(4-トリフルオロ
メチルフェニル)-2,3-ジヒドロ-1H-ピロロ[3,4-b]キノ
リン-3-オン
【化103】 実施例40と同様にして表題化合物を得た。融点:251
−252℃ (THF−メタノールより再結晶)。
【0193】実施例45 9-フェニル-2-(4-ピリジルメチル)-7-(トリフルオロメ
チル)-2,3-ジヒドロ-1H-ピロロ[3,4-b]キノリン-3-オン
【化104】 実施例40と同様にして表題化合物を得た。融点:232
−233℃ (THF−メタノールより再結晶)。
【0194】実施例46 7-クロロ-9-(4-ピリジル)-2-(4-ピリジルメチル)-2,3-
ジヒドロ-1H-ピロロ[3,4-b]キノリン-3-オン
【化105】 実施例40と同様にして表題化合物を得た。融点:280
−281℃ (THF−メタノールより再結晶)。
【0195】実施例47 7-クロロ-9-(3-ピリジル)-2-(4-ピリジルメチル)-2,3-
ジヒドロ-1H-ピロロ[3,4-b]キノリン-3-オン
【化106】 実施例40と同様にして表題化合物を得た。融点:234
−235℃ (THF−メタノールより再結晶)。
【0196】実施例48 7-ニトロ-9-フェニル-2-(4-ピリジルメチル)-2,3-ジヒ
ドロ-1H-ピロロ[3,4-b]キノリン-3-オン
【化107】 実施例40と同様にして表題化合物を得た。融点:261
−262℃ (THF−メタノールより再結晶)。
【0197】実施例49 7-メチル-9-フェニル-2-(4-ピリジルメチル)-2,3-ジヒ
ドロ-1H-ピロロ[3,4-b]キノリン-3-オン
【化108】 実施例40と同様にして表題化合物を得た。融点:253
−254℃ (THF−メタノールより再結晶)。
【0198】実施例50 10-フェニル-8-(4-ピリジルメチル)-2,3,8,9-テトラヒ
ドロ-7H-1,4-ジオキシノ[2,3-g]ピロロ[3,4-b]キノリン
-7-オン
【化109】 実施例40と同様にして表題化合物を得た。融点:268
−270℃ (THF−メタノールより再結晶)。
【0199】実施例51 2-(3,4-ジメトキシフェニルメチル)-7-メトキシ-9-(4-
トリフルオロメトキシフェニル)- 2,3-ジヒドロ-1H-ピ
ロロ[3,4-b]キノリン-3-オン
【化110】 実施例40と同様にして表題化合物を得た。融点:113
−115℃ (THF−メタノールより再結晶)。
【0200】実施例52 9-(3,4-ジメトキシフェニル)-2-(4-メトキシフェニルメ
チル)-7-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-ピロロ[3,4-b]キノリ
ン-3-オン
【化111】 実施例40と同様にして表題化合物を得た。融点:241
−243℃ (酢酸エチル−エタノールより再結晶)。
【0201】実施例53 5-(4-フルオロフェニル)-3,4-ジヒドロ-7-メトキシ-2-
(4-メトキシベンジル)-ベンゾ[b][1,7]ナフチリジン-1
(2H)-オン
【化112】 実施例40と同様にして表題化合物を得た。融点:230
−231℃ (酢酸エチル−エタノールより再結晶)。
【0202】実施例54 7-メトキシ-9-(4-トリフルオロメトキシフェニル)- 2,3
-ジヒドロ-1H-ピロロ[3,4-b]キノリン-3-オン
【化113】 2-(3,4-ジメトキシフェニルメチル)-7-メトキシ-9-(4-
トリフルオロメトキシフェニル)- 2,3-ジヒドロ-1H-ピ
ロロ[3,4-b]キノリン-3-オン(200mg )をアセトニトリル
(10ml)と水(10ml)の混合溶媒に溶解し、硝酸二アンモニ
ウムセリウム(IV) (1.6g)を加えて室温にて40分間撹
拌した。減圧下で反応溶液を濃縮し、得られた残渣に水
を加え、THF−酢酸エチル(1:1)混合溶媒にて抽出
した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥後、減圧下にて溶媒を留去した。得られた残
渣をメタノールから再結晶して表題化合物(20mg)を無色
結晶として得た。融点:>300℃。
【0203】実施例55 11-(4-トリフルオロメトキシフェニル)- 9,10-ジヒドロ
-1,3-ベンゾジオキソロ[5,4-b][1,7]ナフチリジン-7(8
H)-オン
【化114】 実施例54と同様にして表題化合物を得た。融点:325
℃ (分解)(THF−メタノールより再結晶)。
【0204】実施例56 5-(1,3-ベンゾジオキソロ-5-イル)-3,4-ジヒドロ-7-メ
トキシ-ベンゾ[b][1,7]ナフチリシ゛ン-1(2H)-オン
【化115】 実施例40と同様にして表題化合物を得た。融点:273
−276℃ (酢酸エチル−エタノールより再結晶)。
【0205】実施例57 9-(1,3-ベンゾジオキソール-5-イル) -7-メトキシ-2,3-
ジヒドロ-1H-ピロロ[3,4-b]キノリン-3-オン
【化116】 実施例19と同様にして表題化合物を得た。 融点:262
−264℃(エタノールから再結晶)。
【0206】実施例58 10-(4-フルオロフェニル)-8,9-ジヒドロ-7H-1,3-ジオキ
ソロ[4,5-f]ピロロ[3,4-b]キノリン-7-オン
【化117】 実施例19と同様にして表題化合物を得た。 融点:290
−292℃(エタノールから再結晶)。
【0207】実施例59 10-(4-トリフルオロメトキシフェニル)-8,9-ジヒドロ-7
H-1,3-ジオキソロ[4,5-f]ピロロ[3,4-b]キノリン-7-オ
【化118】 実施例19と同様にして表題化合物を得た。 融点:306
℃ (分解)(エタノールから再結晶)。
【0208】実施例60 5-(4-フルオロフェニル)-7-メトキシ-ベンゾ[b][1,7]ナ
フチリジン-1,3(2H,4H)-ジオン
【化119】 参考例14で得られた[2-カルボキシ-4-(4-フルオロフ
ェニル)キノリン-3-イル]酢酸エチル(200mg)および D
MF(1滴)のTHF(20ml)溶液に、 オキサリルクロリド
(0.07ml)を加え、30分間撹拌した。減圧下にて溶媒
を濃縮したのち、得られた残渣をTHF(20ml)に溶解
し、28%アンモニア水(10ml)を加えた。30分間撹
拌したのち、反応液に水を加え、酢酸エチルにて抽出し
た。抽出液を水洗し、硫酸マグネシウムにて乾燥後、減
圧下にて濃縮した。得られた残渣にトルエン(50ml)、
触媒量のp-トルエンスルホン酸1水和物を加え、1時間
加熱還流した。反応液を濃縮して得られた残渣に水を加
え、酢酸エチル−THF混合溶液にて抽出した。抽出液を
炭酸水素ナトリウム水溶液および水で順次洗浄し、硫酸
マグネシウムにて乾燥後、減圧下にて溶媒を留去した。
得られた粗結晶をTHFメタノールから再結晶して表題化
合物(94mg)を無色結晶として得た。融点:>300℃。
【0209】実施例61 9-(4-ブロモフェニル)- 7-(4-ピリジル)メチル-7,8-ジ
ヒドロ-6H-1,3-ベンゾジオキソロ[5,6-f]イソインドー
ル-6-オン
【化120】 実施例19と同様にして表題化合物を得た。融点:186-
189℃(酢酸エチルから再結晶)。
【0210】実施例62 9-(3,4-ジクロロフェニル)-7,8-ジヒドロ-6H-1,3-ベン
ゾジオキソロ[5,6-f]イソインドール-6-オン
【化121】 実施例19と同様にして表題化合物を得た。融点:>30
0℃分解(THF−メタノールから再結晶)。
【0211】実施例63 7-[4-(ジエチルアミノメチル)ベンジル]-9-(4-フルオロ
フェニル)-7,8-ジヒドロ-6H-1,3-ベンゾジオキソロ[5,6
-f]イソインドール-6-オン
【化122】 実施例19と同様にして表題化合物を得た。融点:150-
152℃(酢酸エチル−ジイソプロピルエーテルから再結
晶)。
【0212】実施例64 2-[9-(4-フルオロフェニル)-7,8-ジヒドロ-6H-1,3-ベン
ゾジオキソロ[5,6-f]イソインドール-6-オン-7-イル]エ
チルベンゼンスルホンアミド
【化123】 実施例19と同様にして表題化合物を得た。融点:310-
313℃(THF−メタノールから再結晶)。
【0213】実施例65 7-[3,4-ジクロロベンジル]-9-(4-フルオロフェニル)-7,
8-ジヒドロ-6H-1,3-ベンゾジオキソロ[5,6-f]イソイン
ドール-6-オン
【化124】 実施例19と同様にして表題化合物を得た。融点:223-
225℃(酢酸エチル−ジイソプロピルエーテルから再結
晶)。
【0214】実施例66 9-(4-フルオロフェニル)- 7-(4-ピリジル)メチル-7,8-
ジヒドロ-6H-1,3-ベンゾジオキソロ[5,6-f]イソインド
ール-6-オン 塩酸塩
【化125】 実施例19と同様にして表題化合物を得た。融点:>21
0℃分解(メタノールから再結晶)。
【0215】実施例67 9-(3,4-ジクロロフェニル)- 7-(4-ピリジル)メチル-7,8
-ジヒドロ-6H-1,3-ベンゾジオキソロ[5,6-f]イソインド
ール-6-オン
【化126】 実施例19と同様にして表題化合物を得た。融点:229-
232℃(THF−酢酸エチルから再結晶)。
【0216】実施例68 9-(4-フルオロフェニル)- 7-(2-メトキシベンジル)- 7,
8-ジヒドロ-6H-1,3-ベンゾジオキソロ[5,6-f]イソイン
ドール-6-オン
【化127】 実施例19と同様にして表題化合物を得た。融点:238-
240℃(THFから再結晶)。
【0217】実施例69 9-(4-フルオロフェニル)- 7-[4-[(4-メチル-1-ピペラジ
ン-1-イル)カルボニル]ベンジル] -7,8-ジヒドロ-6H-1,
3-ベンゾジオキソロ[5,6-f]イソインドール-6-オン 塩
酸塩
【化128】 実施例10で得られた7-(4-カルボキシベンジル)-9-(4-
フルオロフェニル)-7,8-ジヒドロ-6H-1,3-ベンゾジオキ
ソロ[5,6-f]イソインドール-6-オン(86 mg)のTHF(5
ml)、DMF(1滴)の混合溶液にオキザリルクロリド
(0.03 ml)を加え、室温にて30分間撹拌した。反応
液を濃縮し、得られた残渣にTHF(10ml)を加え、N-メ
チルピペラジン(0.03 ml)、トリエチルアミン(0.04
ml)の THF(5 ml)溶液を滴下し、1時間室温にて撹拌
した。反応液を濃縮し、得られた残渣に水を加え、酢酸
エチルにて抽出した。抽出液を水洗し、無水硫酸マグネ
シウムにて乾燥したのち、減圧下にて、濃縮した。得ら
れた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開
溶媒: 酢酸エチル−メタノール=2:1)にて精製し
た。得られた油状物のメタノール溶液に塩酸(4N酢酸エ
チル溶液)を加えた後、減圧下にて濃縮した。得られた
残渣にエーテルを加え、表題化合物(54 mg)を無色粉
末として得た。
【0218】実施例70 5-(4-フルオロフェニル)-7-(4-ピリジル)メチル-6H-1,3
-ベンゾジオキソロ[5,6-f]イソインドール-6,8(7H)-ジ
オン
【化129】 実施例1で得られた5-(4-フルオロフェニル)-6H-1,3-ベ
ンゾジオキソロ[5,6-f]イソインドール-6,8(7H)-ジオン
(1.0 g)のDMF(10 ml)溶液に4-(クロロメチル)ピリ
ジン(1.5 g)を加え、100ーCにて1時間加熱した。反応
液に水を加え、酢酸エチルにて抽出した。抽出液を水洗
し、無水硫酸マグネシウムにて乾燥した後、減圧下にて
濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(展開溶媒:酢酸エチル)にて精製し、THF−
酢酸エチルから再結晶して表題化合物(0.4 g)を淡黄
色結晶として得た。融点:243-245℃
【0219】実施例71 5-フェニル-7-(4-ピリジル)メチル-6H-1,3-ベンゾジオ
キソロ[5,6-f]イソインドール-6,8(7H)-ジオン
【化130】 実施例70と同様にして表題化合物を得た。融点:220-
223℃(THFから再結晶)。
【0220】実施例72 5-(4-メトキシフェニル)-6H-1,3-ベンゾジオキソロ[5,6
-f]イソインドール-6,8(7H)-ジオン
【化131】 窒素雰囲気下、6-ブロモピペロナールジメチルアセター
ル(20.0 g)のTHF(200 ml)溶液に、78ーCにてn-ブチ
ルリチウム(1.6Mヘキサン溶液、54 ml)を滴下した。
同温で1時間撹拌した後、4-アニスアルデヒド(10.0
g)のTHF(50 ml)溶液を滴下し、同温で2時間撹拌し
た。反応液に水を加え、酢酸エチルにて抽出した。抽出
液を水洗し、無水硫酸マグネシウムにて乾燥したのち、
減圧下にて濃縮した。得られた残渣にトルエン(200 m
l)、マレイミド(10.6 g)、p-トルエンスルホン酸・
1水和物(1.0 g)を加え、15時間加熱環流した。反
応液を濃縮し、得られた残渣に塩酸(200 ml)を加え、
1時間加熱環流した。析出した結晶を集め、水およびジ
エチルエーテルで洗浄し、THF−メタノールから再結晶
して表題化合物(5.3 g)を黄色結晶として得た。融
点:302-304℃。
【0221】実施例73 5-(4-メトキシフェニル)-7-(4-ピリジル)メチル-6H-1,3
-ベンゾジオキソロ[5,6-f]イソインドール-6,8(7H)-ジ
オン
【化132】 実施例70と同様にして表題化合物を得た。融点:144-
146℃(THF−メタノールから再結晶)。
【0222】実施例74 5-(3,4-ジメトキシフェニル)-6H-1,3-ベンゾジオキソロ
[5,6-f]イソインドール-6,8(7H)-ジオン
【化133】 実施例72と同様にして表題化合物を得た。融点:311-
314℃(THFから再結晶)。
【0223】実施例75 5-(3,4-ジメトキシフェニル)-7-(4-ピリジル)メチル-6H
-1,3-ベンゾジオキソロ[5,6-f]イソインドール-6,8(7H)
-ジオン
【化134】 実施例70と同様にして表題化合物を得た。融点:229-
231℃(THFから再結晶)。
【0224】実施例76 7-(4-ピリジル)メチル-5-(3,4,5-トリメトキシフェニ
ル)-6H-1,3-ベンゾジオキソロ[5,6-f]イソインドール-
6,8(7H)-ジオン
【化135】 実施例70と同様にして表題化合物を得た。融点:267-
270℃(THFから再結晶)。
【0225】実施例77 5-(4-メチルチオフェニル)-6H-1,3-ベンゾジオキソロ
[5,6-f]イソインドール-6,8(7H)-ジオン
【化136】 実施例72と同様にして表題化合物を得た。融点:305-
306℃(THFから再結晶)。
【0226】実施例78 5-(4-メチルチオフェニル)-7-(4-ピリジル)メチル-6H-
1,3-ベンゾジオキソロ[5,6-f]イソインドール-6,8(7H)-
ジオン
【化137】 実施例70と同様にして表題化合物を得た。融点:157-
159℃(酢酸エチルから再結晶)。
【0227】実施例79 5-(2-メトキシフェニル)-6H-1,3-ベンゾジオキソロ[5,6
-f]イソインドール-6,8(7H)-ジオン
【化138】 実施例72と同様にして表題化合物を得た。融点:>320
℃分解(THFから再結晶)。
【0228】実施例80 5-(2-メトキシフェニル)-7-(4-ピリジル)メチル-6H-1,3
-ベンゾジオキソロ[5,6-f]イソインドール-6,8(7H)-ジ
オン
【化139】 実施例70と同様にして表題化合物を得た。融点:197-
199℃(THF−メタノールから再結晶)。
【0229】実施例81 5-(2-チエニル)-6H-1,3-ベンゾジオキソロ[5,6-f]イソ
インドール-6,8(7H)-ジオン
【化140】 実施例72と同様にして表題化合物を得た。融点:>300
℃分解(THF−メタノールから再結晶)。
【0230】実施例82 7-(4-ピリジル)メチル-5-(2-チエニル)-6H-1,3-ベンゾ
ジオキソロ[5,6-f]イソインドール-6,8(7H)-ジオン
【化141】 実施例70と同様にして表題化合物を得た。融点:198-
200℃(THF−酢酸エチルから再結晶)。
【0231】実施例83 5-[1-[(4-メチルフェニル)スルホニル]-1H-インドール-
3-イル]-6H-1,3-ベンゾジオキソロ[5,6-f]イソインドー
ル-6,8(7H)-ジオン
【化142】 実施例72と同様にして表題化合物を得た。融点:202-
204℃(THFから再結晶)。
【0232】実施例84 5-[1-[(4-メチルフェニル)スルホニル]-1H-インドール-
3-イル]-7-(4-ピリジル)メチル-6H-1,3-ベンゾジオキソ
ロ[5,6-f]イソインドール-6,8(7H)-ジオン
【化143】 実施例70と同様にして表題化合物を得た。融点:247-
249℃(THFから再結晶)。
【0233】実施例85 5-(4-ピリジル)-7-(4-ピリジル)メチル-6H-1,3-ベンゾ
ジオキソロ[5,6-f]イソインドール-6,8(7H)-ジオン
【化144】 7-(メトキシカルボニル)-5-(4-ピリジル)ナフト[2,3-d]
-1,3-ジオキソール-6-カルボン酸メチルエステル(150
mg)、 HOBt(70 mg)、WSC(100 mg)の塩化メチレン
(20 ml)溶液に4-(アミノメチル)ピリジン(0.06 ml)
を加え、室温にて24時間撹拌した。反応液に水を加
え、塩化メチレンにて抽出した。抽出液を水洗し、無水
硫酸マグネシウムにて乾燥したのち、減圧下にて、濃縮
した。得られた残渣を、 酢酸エチルから再結晶して表
題化合物(140 mg)を淡黄色結晶として得た。融点:21
1-215℃。
【0234】実施例86 4-(4-フルオロフェニル)-7-メトキシ-2-(4-ピリジル)メ
チル-1H-ベンズ[f]イソインドール-1,3(2H)-ジオン
【化145】 実施例70と同様にして表題化合物を得た。融点:210-
213℃(THFから再結晶)。
【0235】実施例87 4-(4-フルオロフェニル)- 7-メトキシ-2-(4-ピリジル)
メチル-2,3-ジヒドロ-1H-ベンズ[f]イソインドール-1-
オン
【化146】 実施例86で得られた4-(4-フルオロフェニル)-7-メト
キシ-2-(4-ピリジル)メチル-1H-ベンズ[f]イソインドー
ル-1,3(2H)-ジオン(200mg)の酢酸(50ml)溶液に亜鉛
末(2 g)を加え、3時間加熱還流した。不溶物をセラ
イトにてろ去し、ろ液を減圧下にて濃縮した。得られた
残渣に水を加え、酢酸エチルにて抽出した。抽出液を水
洗し、無水硫酸マグネシウムにて乾燥した後、減圧下に
て濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(展開溶媒: 酢酸エチル)にて低極性物質
を分離し、THFから再結晶して、表題化合物(57 mg)を
無色結晶として得た。融点236-239℃。さらに高極性物
質を分離し、THFから再結晶して、9-(4-フルオロフェニ
ル)-2,3-ジヒドロ-6-メトキシ-2-(4-ピリジル)メチル-1
H-ベンズ[f]イソインドール-1-オン(56 mg)を無色結
晶として得た。融点:180-182℃。
【0236】実施例88 4-(4-フルオロフェニル)-6-メトキシ-9-メチル-2-(4-ピ
リジル)メチル-1H-ベンズ[f]イソインドール-1,3(2H)-
ジオン
【化147】 実施例70と同様にして表題化合物を得た。融点:207-
209℃(THFから再結晶)。
【0237】実施例89 9-(4-フルオロフェニル)- 7-メトキシ-4-メチル-2-(4-
ピリジル)メチル-2,3-ジヒドロ-1H-ベンズ[f]イソイン
ドール-1-オン
【化148】 実施例87と同様にして表題化合物を得た。融点:188-
190℃(THF−酢酸エチルから再結晶)。
【0238】実施例90 10-(4-フルオロフェニル)-6-メチル-7-(4-ピリジル)メ
チル-7H-1,3-ベンゾジオキソロ[4,5-f]イソインドール-
7,9(8H)-ジオン
【化149】 実施例70と同様にして表題化合物を得た。融点:230-
233℃(THFから再結晶)。
【0239】実施例91 4-(4-フルオロフェニル)-2-(4-ピリジル)メチル-1H-ベ
ンズ[f]イソインドール-1,3(2H)-ジオン
【化150】 実施例70と同様にして表題化合物を得た。融点:227-
229℃(THF から再結晶)。
【0240】実施例92 4-(4-フルオロフェニル)- 2-(4-ピリジル)メチル-2,3-
ジヒドロ-1H-ベンズ[f]イソインドール-1-オン
【化151】 実施例87と同様にして表題化合物を得た。融点:251-
253℃(THF から再結晶)。
【0241】実施例93 5-(1,3-ベンゾジオキソール-5-イル)-7-(4-ピリジル)メ
チル-6H-1,3-ベンゾジオキソロ[5,6-f]イソインドール-
6,8(7H)-ジオン
【化152】 実施例70と同様にして表題化合物を得た。融点:251-
252℃(THFから再結晶)。
【0242】実施例94 11-(1,3-ベンゾジオキソール-5-イル)- 9-(4-ピリジル)
メチル-2,3-ジヒドロ-8H-1,4-ベンゾジオキシノ[5,6-f]
イソインドール-8,10(9H)-ジオン
【化153】 実施例70と同様にして表題化合物を得た。融点:172-
174℃(THFから再結晶)。
【0243】実施例95 10-(4-フルオロフェニル)-7-(4-ピリジル)メチル-7H-1,
3-ベンゾジオキソロ[4,5-f]イソインドール-7,9(8H)-ジ
オン
【化154】 実施例70と同様にして表題化合物を得た。融点:279-
281℃(酢酸エチル−メタノールから再結晶)。
【0244】実施例96 4-(4-フルオロフェニル)-6,7-ジメトキシ-2-(4-ピリジ
ル)メチル-1H-ベンズ[f]イソインドール-1,3(2H)-ジオ
【化155】 実施例70と同様にして表題化合物を得た。融点:240-
242℃(THFから再結晶)。
【0245】実施例97 4-(4-フルオロフェニル)-5-メトキシ-2-(4-ピリジル)メ
チル-1H-ベンズ[f]イソインドール-1,3(2H)-ジオン
【化156】 実施例70と同様にして表題化合物を得た。融点:210-
211℃(THFから再結晶)。
【0246】実施例98 4-(4-フルオロフェニル)-5,6-ジメトキシ-2-(4-ピリジ
ル)メチル-1H-ベンズ[f]イソインドール-1,3(2H)-ジオ
【化157】 実施例70と同様にして表題化合物を得た。融点:195-
196℃(THFから再結晶)。
【0247】実施例99 4-(4-フルオロフェニル)-6-メトキシ-2-(4-ピリジル)メ
チル-1H-ベンズ[f]イソインドール-1,3(2H)-ジオン
【化158】 実施例70と同様にして表題化合物を得た。融点:209-
211℃(THFから再結晶)。
【0248】実施例100 4-(4-フルオロフェニル)-6-エトキシ-2-(4-ピリジル)メ
チル-1H-ベンズ[f]イソインドール-1,3(2H)-ジオン
【化159】 実施例70と同様にして表題化合物を得た。融点:202-
204℃(酢酸エチル−メタノールから再結晶)。
【0249】実施例101 4-(4-フルオロフェニル)-6-ヒドロキシ-1H-ベンズ[f]イ
ソインドール-1,3(2H)-ジオン
【化160】 4-(4-フルオロフェニル)-6-メトキシ-1H-ベンズ[f]イソ
インドール-1,3(2H)-ジオン(6.0 g)の塩化メチレン
(100 ml)溶液に、三臭化ホウ素(1.0M塩化メチレン溶
液、60 ml)を加え、室温で24時間撹拌した。反応液
を氷水にあけ、減圧下にて溶媒を留去した後、残渣に塩
酸(250 ml)を加え、30分間撹拌した。析出した結晶を
集め、水およびジエチルエーテルで洗浄し、THFから再
結晶して表題化合物(5.4 g)を黄色結晶として得た。
融点:>330℃分解。
【0250】実施例102 4-(4-フルオロフェニル)-6-(4-ピリジル)メトキシ-2-(4
-ピリジル)メチル-1H-ベンズ[f]イソインドール-1,3(2
H)-ジオン
【化161】 実施例70と同様にして表題化合物を得た。融点:243-
245℃(酢酸エチル−メタノールから再結晶)。
【0251】実施例103 4-(4-フルオロフェニル)-6-ヒドロキシ-2-(4-ピリジル)
メチル-1H-ベンズ[f]イソインドール-1,3(2H)-ジオン
【化162】 実施例101と同様にして表題化合物を得た。融点:>
300℃分解(酢酸エチル−メタノールから再結晶)。
【0252】実施例104 5-(4-フルオロフェニル)-9-メチル-6H-1,3-ベンゾジオ
キソロ[5,6-f]イソインドール-6,8(7H)-ジオン
【化163】 窒素雰囲気下、6-ブロモピペロナール(8.0 g)THF(10
0 ml)溶液に、0℃にて、メチルマグネシウムクロリド
(3.0M THF溶液、14 ml)を滴下し、同温で30分撹拌し
た。反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸
エチルにて抽出した。抽出液を水洗し、無水硫酸マグネ
シウムにて乾燥したのち、減圧下にて、濃縮した。得ら
れた残渣にTHF(100 ml)を加え、窒素雰囲気下、78ーC
にてn-ブチルリチウム(1.6Mヘキサン溶液、48 ml)を
摘下した。同温で30分撹拌した後、4-フルオロベンゾニ
トリル(4.3 g)のTHF(50 ml)溶液を滴下し、同温で
2時間撹拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルにて抽
出した。抽出液を水洗し、無水硫酸マグネシウムにて乾
燥したのち、減圧下にて濃縮した。得られた残渣にトル
エン(150 ml)、マレイミド(5.2 g)、p−トルエンス
ルホン酸水和物(0.5 g)を加え、15時間加熱環流し
た。反応液を濃縮し、得られた残渣に塩酸(150 ml)を
加え、1時間加熱環流した。析出した結晶を集め、水お
よびジエチルエーテルで洗浄し、THFから再結晶して表
題化合物(4.7 g)を黄色固体として得た。融点:286-2
89℃。
【0253】実施例105 5-(4-フルオロフェニル)-9-メチル-7-(4-ピリジル)メチ
ル-6H-1,3-ベンゾジオキソロ[5,6-f]イソインドール-6,
8(7H)-ジオン
【化164】 実施例70と同様にして表題化合物を得た。融点:224-
227℃(THFから再結晶)。
【0254】実施例106 9-(4-フルオロフェニル)-7,8-ジヒドロ-5-メチル-6H-1,
3-ベンゾジオキソロ[5,6-f]イソインドール-6-オン
【化165】 実施例69で得られた5-(4-フルオロフェニル)-9-メチ
ル-6H-1,3-ベンゾジオキソロ[5,6-f]イソインドール-6,
8(7H)-ジオン(2.7 g)の酢酸(100 ml)溶液に亜鉛末
(6 g)を加え、3時間加熱環流した。不溶物をセライ
トにてろ去し、ろ液を減圧下にて濃縮した。得られた残
渣に水を加え、酢酸エチル−THFにて抽出した。抽出液
を水洗し、無水硫酸マグネシウムにて乾燥した後、減圧
下にて濃縮した。得られた残渣(2.2 g)の一部(0.7
g)をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶
媒:酢酸エチル)にて低極性物質を分取し、THFから再
結晶して、表題化合物(98 mg)を無色結晶として得
た。融点:>270℃分解。さらに高極性物質を分取し、T
HFから再結晶して、5-(4-フルオロフェニル)-7,8-ジヒ
ドロ-9-メチル-6H-1,3-ベンゾジオキソロ[5,6-f]イソイ
ンドール-6-オン(25 mg)を無色結晶として得た。融
点:>300℃(分解)。
【0255】実施例107 5-(4-フルオロフェニル)-7,8-ジヒドロ-9-メチル-7-(4-
ピリジル)メチル-6H-1,3-ベンゾジオキソロ[5,6-f]イソ
インドール-6-オン
【化166】 実施例87と同様にして低極性物質として表題化合物を
得た。融点:244-247℃(THFから再結晶)。さらに高極
性物質として、9-(4-フルオロフェニル)-7,8-ジヒドロ-
5-メチル-7-(4-ピリジル)メチル-6H-1,3-ベンゾジオキ
ソロ[5,6-f]イソインドール-6-オンを得た。融点:239-
241℃(THFから再結晶)。
【0256】実施例108 5-(4-フルオロフェニル)-9-プロピル-6H-1,3-ベンゾジ
オキソロ[5,6-f]イソインドール-6,8(7H)-ジオン
【化167】 実施例104と同様にして表題化合物を得た。融点:29
5-298℃(THF−メタノールから再結晶)。
【0257】実施例109 5-(4-フルオロフェニル)-9-プロピル-7-(4-ピリジル)メ
チル-6H-1,3-ベンゾジオキソロ[5,6-f]イソインドール-
6,8(7H)-ジオン
【化168】 実施例70と同様にして表題化合物を得た。融点:210-
212℃(THFから再結晶)。
【0258】実施例110 9-(4-フルオロフェニル)- 5-プロピル-7-(4-ピリジル)
メチル-7,8-ジヒドロ-6H-1,3-ベンゾジオキソロ[5,6-f]
イソインドール-6-オン
【化169】 実施例87と同様にして低極性物質として表題化合物を
得た。融点:215-217℃(THFから再結晶)。さらに高極
性物質として、5-(4-フルオロフェニル)- 9-プロピル-7
-(4-ピリジル)メチル-7,8-ジヒドロ-6H-1,3-ベンゾジオ
キソロ[5,6-f]イソインドール-6-オンを得た。融点:25
7-260℃(THFから再結晶)。
【0259】実施例111 6-クロロ-4-(4-フルオロフェニル)-1H-ベンズ[f]イソイ
ンドール-1,3(2H)-ジオン
【化170】 参考例158で得られた5-クロロ-3-(4-フルオロフェニ
ル)フタリド(5.6 g)の塩化メチレン(100 ml)溶液に
−78℃にてジイソブチルアルミニウムヒドリド(1.0M
トルエン溶液、100 ml 46ml)を滴下した。同温で1時
間撹拌した後、メタノール(10 ml)、ついで飽和食塩
水を加え、不溶物をセライトにてろ去し、ろ液を塩化メ
チレンにて抽出した。抽出液を水洗し、無水硫酸マグネ
シウムにて乾燥した後、減圧下にて濃縮した。得られた
残渣にトルエン(100 ml)、マレイミド(3.1 g)、pト
ルエンスルホン酸・1水和物(0.5 g)を加え、15時
間加熱環流した。反応液を濃縮し、得られた残渣に塩酸
(100 ml)を加え、1時間加熱環流した。析出した結晶
を集め、水およびジエチルエーテルで洗浄し、THFから
再結晶して表題化合物(6.0 g)を黄色結晶として得
た。融点:>300℃(分解)。
【0260】実施例112 6-クロロ-4-(4-フルオロフェニル)-2-(4-ピリジル)メチ
ル-1H-ベンズ[f]イソインドール-1,3(2H)-ジオン
【化171】 実施例70と同様にして表題化合物を得た。融点:221-
224℃(THFから再結晶)。
【0261】実施例113 6-クロロ-4-(4-フルオロフェニル)- 2-(4-ピリジル)メ
チル-2,3-ジヒドロ-1H-ベンズ[f]イソインドール-1-オ
【化172】 実施例87と同様にして表題化合物を得た。融点:287-
289℃(THF−メタノールから再結晶)。
【0262】実施例114 6-フルオロ-4-(4-フルオロフェニル)-1H-ベンズ[f]イソ
インドール-1,3(2H)-ジオン
【化173】 実施例111と同様にして表題化合物を得た。融点:>3
00℃(分解)(THFから再結晶)。
【0263】実施例115 4-(4-フルオロフェニル)-6-メチル-1H-ベンズ[f]イソイ
ンドール-1,3(2H)-ジオン
【化174】 実施例111と同様にして表題化合物を得た。融点:>3
10℃(分解)(THF−メタノールから再結晶)。
【0264】実施例116 6-フルオロ-4-(4-フルオロフェニル)-2-(4-ピリジル)メ
チル-1H-ベンズ[f]イソインドール-1,3(2H)-ジオン
【化175】 実施例70と同様にして表題化合物を得た。融点:248-
250℃(酢酸エチル−メタノールから再結晶)。
【0265】実施例117 4-(4-フルオロフェニル)-6-メチル-2-(4-ピリジル)メチ
ル-1H-ベンズ[f]イソインドール-1,3(2H)-ジオン
【化176】 実施例70と同様にして表題化合物を得た。融点:210-
212℃(酢酸エチル−メタノールから再結晶)。
【0266】参考例158 5-クロロ-3-(4-フルオロフェニル)フタリド
【化177】 窒素雰囲気下、4-クロロ-N-メチルベンズアミド(7.0
g)のTHF(150 ml)溶液に、78ーCにてs-ブチルリチウム
(1.0M シクロヘキサン溶液、100 ml)を滴下した。同
温で1時間撹拌した後、4-フルオロベンズアルデヒド
(5.6 g)のTHF(50 ml)溶液を滴下し、同温で1時間撹
拌した後、徐々に室温まで昇温しながら10時間撹拌し
た。反応液に水、次いで希塩酸を加え、酢酸エチルにて
抽出した。抽出液を水洗し、無水硫酸マグネシウムにて
乾燥したのち、減圧下にて濃縮した。得られた残渣に酢
酸(150 ml)および塩酸(150 ml)を加え、20時間加
熱環流した。反応液を濃縮し、得られた残渣に水を加
え、酢酸エチルにて抽出した。抽出液を飽和炭酸水素ナ
トリウム水溶液、水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムに
て乾燥したのち、減圧下にて、濃縮した。得られた残渣
を酢酸エチルから再結晶して表題化合物(5.6 g)を無
色結晶として得た。融点:155-158℃。
【0267】試験例1 (1)ヒト肺由来ホスホジエステラーゼVをコードする
遺伝子のクローニング cDNAのクローニングは、ジーントラッパーポジティ
ブ選択システム(ギブコビーアールエル社)を用いて行
った。選択した大腸菌を培養後、DNAを抽出し、Ther
mo Sequenase Core Sequencing Kit(アマシャム社)を
用いて反応を行ない、SQ−3000 DNAシーケン
サー(日立社)により、cDNA断片の塩基配列を決定
した。取得したクローンは、配列番号:2で表される2
499個の塩基配列を含有する3036個の塩基配列を
有していた。このcDNA断片には、配列番号:1で表
される833個のアミノ酸からなる新規ホスホジエステ
ラーゼVがコードされていた。また、公知のウシ由来ホ
スホジエステラーゼV(Linda M. McAllisterら、J.Bio
l. Chem. 268(30), 22863(1993)、NCBI GenBank Access
ion No.L16545)とのアミノ酸レベルでの相同性は92%
であった。本発明のヒト肺由来ホスホジエステラーゼV
をコードするDNAを保持するプラスミドpPDE50
を大腸菌(Escherichia coli)DH10Bに導入して、
形質転換体:大腸菌(Escherichia coli)DH10B/
pPDE50を得た。
【0268】(2)大腸菌発現ベクターの構築 上記(1)で得られたヒト肺由来ホスホジエステラーゼ
VをコードするcDNAをEcoRIとXhoIで切断
し、同様に処理したpGEX4T−2(ファルマシア
社)とライゲーションした。ライゲーション液を用いて
大腸菌BL21(フナコシ社)を形質転換し、本発明の
ヒト肺由来ホスホジエステラーゼVを発現する大腸菌
(Escherichia coli)BL21/pPDE51を取得し
た。この形質転換体:大腸菌(Escherichia coli)BL
21/pPDE51は、平成10年7月13日から通商
産業省工業技術院生命工学工業技術研究所(NIBH)
に寄託番号FERM BP−6417として、平成10
年6月18日から財団法人・発酵研究所(IFO)に寄
託番号IFO 16185として寄託されている。
【0269】(3)組換え型ヒト肺由来ホスホジエステ
ラーゼVの大腸菌での発現と精製 上記(2)で得られた大腸菌BL21/pPDE51を
用いて、本発明の組換え型ヒト肺由来ホスホジエステラ
ーゼVを取得した。大腸菌での発現および精製はGST
Gene Fusion System(ファルマシア
社)添付のプロトコールに準じて行った。その結果、目
的の約100kDaの組換え型ヒト肺由来ホスホジエス
テラーゼVが1Lの大腸菌培養液から、12.5mg取
得できた。
【0270】(4)ヒト肺由来ホスホジエステラーゼV
のホスホジエステラーゼ活性の検出 ヒト肺由来ホスホジエステラーゼVのホスホジエステラ
ーゼ活性の検出は、Phosphodiesterase[3H]cGMP SPA
enzyme assay kit(アマシャム社)を用いて行った。そ
の結果、上記(2)で得た酵素溶液にホスホジエステラ
ーゼ活性が認められた。また、pGEX4T−2をBL
21に形質転換したものをコントロールとして用いた
が、これにはホスホジエステラーゼ活性は認められなか
った。
【0271】(5)阻害剤探索系の設定 96穴プレート(OPTIプレート、パッカード社)に
緩衝液〔0.5M Tris−HCl(pH7.5)、
83mM MgCl2、17mM EGTA〕10μ
l、上記(3)で得られた組換え型ヒト肺由来ホスホジ
エステラーゼV(0.025mg/ml)10μl、超
純水65μl、阻害剤サンプル5μl、[3H]cGM
P10μlを添加し、30℃にて30分間反応した。反
応終了後、SPA beads溶液〔18mg/mlYt
trium silicate beads、18mMZnSO4〕50μl
を添加し、約20分間、室温で放置した後、シンチレー
ションカウンター(Topcount、パッカード社)
を用いて測定した。無添加の場合の放射活性(1780
cpm)に対し、組換え型ヒト肺由来ホスホジエステラ
ーゼVを添加した場合は、10367cpmの放射活性
を示した。この反応に各種濃度のホスホジエステラーゼ
Vの阻害剤であるシルデナフィル(Drugs of Future2
2(2)、1997)を添加することによりホスホジエ
ステラーゼ活性は阻害され、シルデナフィルは約2nM
でこの酵素反応を50%阻害した。このことから、本ア
ッセイ系を用いて、ホスホジエステラーゼ阻害剤の探索
が可能であることを確認した。
【0272】(6)阻害剤探索の実施 上記(5)で設定した方法を用いて、本発明の化合物の
組換え型ヒト肺由来ホスホジエステラーゼ阻害活性(I
50値)を測定した。その結果を表1に示す。
【表1】
【0273】試験例2 平滑筋弛緩作用 ウサギ陰茎より陰茎海綿体平滑筋を摘出し、クレブス液
を含有するマグヌス管20ml中に懸垂した。栄養液を
37℃に維持し、95%O2−5%CO2を通気した。平
滑筋切片に2gの負荷をかけ、標本の張力を等尺性トラ
ンスデューサーを介して測定した。標本を60分間平衡
化した後、フェニレフリン(phenylephrine,10μM)
で収縮を誘発した。フェニレフリンに対する収縮が安定
したのち、試験化合物を最終濃度10-8〜10-5Mの範
囲で濃度を増しながらマグヌス管に加えて弛緩反応を観
察し、フェニレフリン収縮を50%弛緩させる用量をI
50値として求めた。結果を表2に示す。
【0274】
【表2】
【0275】製剤例1 下記に示す(1)〜(6)の成分を混合して剤型形成機で
1錠当たり実施例6の化合物5mgを含有する直径6.5mmの
素剤を約1,000錠作製できる。これを下記に示す(7)〜
(9)の成分で被覆し、直径6.6mmフィルムコーティング
錠が得られる。 (1)実施例6の化合物 5g (2)乳糖 82.5g (3)ヒドロキシプロピルセルロース 2.8g (4)ステアリン酸マグネシウム 0.4g (5)ヒドロキシプロピルメチルセルロース2910 2.994g (6)トウモロコシデンプン 19.3g (7)マクロゴール6000 0.6g (8)酸化チタン 0.4g (9)二三酸化鉄 0.006g
【0276】製剤例2 下記に示す(1)、(3)、(4)、(5)、(6)、(7)
および(8)の成分を精製水に懸濁あるいは溶解し、下
記の(2)の核粒にコーティングし素細粒を作製でき
る。この素細粒上に下記に示す(9)〜(11)の成分を
コーティングしコーティング細粒を作り、下記の(12)
の成分と混合して実施例6の化合物細粒1%、約500gを
作製し得る。これを500mgずつ分包する。 (1)実施例6の化合物 5g (2)乳糖・結晶セルロース(粒) 330g (3)D-マンニトール 29g (4)低置換度ヒドロキシプロピルセルロース 20g (5)タルク 25g (6)ヒドロキシプロピルセルロース 50g (7)アスパルテーム 3g (8)グリチルリチン酸二カリウム 3g (9)ヒドロキシプロピルメチルセルロース2910 30g (10)酸化チタン 3.5g (11)黄色三二酸化鉄 0.5g (12)軽質無水ケイ酸 1g
【0277】
【発明の効果】化合物(I)またはその塩は、優れたc
GMP−PDE阻害作用を有しており、循環器系疾患
(狭心症、高血圧、うっ血性心不全、肺高血圧症、アテ
ローム性動脈硬化症、血管開存性低下症、血管狭窄症、
末梢血管疾患、脳卒中など)、閉塞性肺疾患(慢性喘
息、気管支炎など)、アレルギー性疾患(アレルギー性
喘息、アレルギー性鼻炎、蕁麻疹など)、消化管の運動
性に特徴づけられる疾患(過敏性腸症候群など)、糸球
体疾患、尿細管間質性疾患、腎不全、糖尿病合併症、緑
内障、勃起機能不全、雌性機能不全、早産または月経困
難などの予防・治療剤として使用することができる。
【0278】
【配列表】
【配列番号:1】 配列の長さ:833 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:タンパク質 配列 Met Leu Pro Phe Gly Asp Lys Thr Arg Glu Met Val Asn Ala Trp Phe 1 5 10 15 Ala Glu Arg Val His Thr Ile Pro Val Cys Lys Glu Gly Ile ArgGly 20 25 30 His Thr Glu Ser Cys Ser Cys Pro Leu Gln Gln Ser Pro Arg Ala Asp 35 40 45 Asn Ser Val Pro Gly Thr Pro Thr Arg Lys Ile Ser Ala Ser Glu Phe 50 55 60 Asp Arg Pro Leu Arg Pro Ile Val Val Lys Asp Ser Glu Gly Thr Val 65 70 75 80 Ser Phe Leu Ser Asp Ser Glu Lys Lys Glu Gln Met Pro Leu Thr Pro 85 90 95 Pro Arg Phe Asp His Asp Glu Gly Asp Gln Cys Ser Arg Leu Leu Glu 100 105 110 Leu Val Lys Asp Ile Ser Ser His Leu Asp Val Thr Ala Leu Cys His 115 120 125 Lys Ile Phe Leu His Ile His Gly Leu Ile Ser Ala Asp Arg Tyr Ser 130 135 140 Leu Phe Leu Val Cys Glu Asp Ser Ser Asn Asp Lys Phe Leu Ile Ser 145 150 155 160 Arg Leu Phe Asp Val Ala Glu Gly Ser Thr Leu Glu Glu Val Ser Asn 165 170 175 Asn Cys Ile Arg Leu Glu Trp Asn Lys Gly Ile Val Gly His Val Ala 180 185 190 Ala Leu Gly Glu Pro Leu Asn Ile Lys Asp Ala Tyr Glu Asp Pro Arg 195 200 205 Phe Asn Ala Glu Val Asp Gln Ile Thr Gly Tyr Lys Thr Gln Ser Ile 210 215 220 Leu Cys Met Pro Ile Lys Asn His Arg Glu Glu Val Val Gly Val Ala 225 230 235 240 Gln Ala Ile Asn Lys Lys Ser Gly Asn Gly Gly Thr Phe Thr Glu Lys 245 250 255 Asp Glu Lys Asp Phe Ala Ala Tyr Leu Ala Phe Cys Gly Ile Val Leu 260 265 270 His Asn Ala Gln Leu Tyr Glu Thr Ser Leu Leu Glu Asn Lys Arg Asn 275 280 285 Gln Val Leu Leu Asp Leu Ala Ser Leu Ile Phe Glu Glu Gln Gln Ser 290 295 300 Leu Glu Val Ile Leu Lys Lys Ile Ala Ala Thr Ile Ile Ser Phe Met 305 310 315 320 Gln Val Gln Lys Cys Thr Ile Phe Ile Val Asp Glu Asp Cys Ser Asp 325 330 335 Ser Phe Ser Ser Val Phe His Met Glu Cys Glu Glu Leu Glu Lys Ser 340 345 350 Ser Asp Thr Leu Thr Arg Glu His Asp Ala Asn Lys Ile Asn Tyr Met 355 360 365 Tyr Ala Gln Tyr Val Lys Asn Thr Met Glu Pro Leu Asn Ile Pro Asp 370 375 380 Val Ser Lys Asp Lys Arg Phe Pro Trp Thr Thr Glu Asn Thr Gly Asn 385 390 395 400 Val Asn Gln Gln Cys Ile Arg Ser Leu Leu Cys Thr Pro Ile Lys Asn 405 410 415 Gly Lys Lys Asn Lys Val Ile Gly Val Cys Gln Leu Val Asn Lys Met 420 425 430 Glu Glu Asn Thr Gly Lys Val Lys Pro Phe Asn Arg Asn Asp Glu Gln 435 440 445 Phe Leu Glu Ala Phe Val Ile Phe Cys Gly Leu Gly Ile Gln Asn Thr 450 455 460 Gln Met Tyr Glu Ala Val Glu Arg Ala Met Ala Lys Gln Met Val Thr 465 470 475 480 Leu Glu Val Leu Ser Tyr His Ala Ser Ala Ala Glu Glu Glu Thr Arg 485 490 495 Glu Leu Gln Ser Leu Ala Ala Ala Val Val Pro Ser Ala Gln Thr Leu 500 505 510 Lys Ile Thr Asp Phe Ser Phe Ser Asp Phe Glu Leu Ser Asp Leu Glu 515 520 525 Thr Ala Leu Cys Thr Ile Arg Met Phe Thr Asp Leu Asn Leu Val Gln 530 535 540 Asn Phe Gln Met Lys His Glu Val Leu Cys Arg Trp Ile Leu Ser Val 545 550 555 560 Lys Lys Asn Tyr Arg Lys Asn Val Ala Tyr His Asn Trp Arg His Ala 565 570 575 Phe Asn Thr Ala Gln Cys Met Phe Ala Ala Leu Lys Ala Gly Lys Ile 580 585 590 Gln Asn Lys Leu Thr Asp Leu Glu Ile Leu Ala Leu Leu Ile Ala Ala 595 600 605 Leu Ser His Asp Leu Asp His Arg Gly Val Asn Asn Ser Tyr Ile Gln 610 615 620 Arg Ser Glu His Pro Leu Ala Gln Leu Tyr Cys His Ser Ile Met Glu 625 630 635 640 His His His Phe Asp Gln Cys Leu Met Ile Leu Asn Ser Pro Gly Asn 645 650 655 Gln Ile Leu Ser Gly Leu Ser Ile Glu Glu Tyr Lys Thr Thr Leu Lys 660 665 670 Ile Ile Lys Gln Ala Ile Leu Ala Thr Asp Leu Ala Leu Tyr Ile Lys 675 680 685 Arg Arg Gly Glu Phe Phe Glu Leu Ile Arg Lys Asn Gln Phe Asn Leu 690 695 700 Glu Asp Pro His Gln Lys Glu Leu Phe Leu Ala Met Leu Met Thr Ala 705 710 715 720 Cys Asp Leu Ser Ala Ile Thr Lys Pro Trp Pro Ile Gln Gln Arg Ile 725 730 735 Ala Glu Leu Val Ala Thr Glu Phe Phe Asp Gln Gly Asp Arg Glu Arg 740 745 750 Lys Glu Leu Asn Ile Glu Pro Thr Asp Leu Met Asn Arg Glu Lys Lys 755 760 765 Asn Lys Ile Pro Ser Met Gln Val Gly Phe Ile Asp Ala Ile Cys Leu 770 775 780 Gln Leu Tyr Glu Ala Leu Thr His Val Ser Glu Asp Cys Phe Pro Leu 785 790 795 800 Leu Asp Gly Cys Arg Lys Asn Arg Gln Lys Trp Gln Ala Leu Ala Glu 805 810 815 Gln Gln Glu Lys Met Leu Ile Asn Gly Glu Ser Gly Gln Ala Lys Arg 820 825 830 Asn
【0279】
【配列番号:2】 配列の長さ:2499 配列の型:核酸 鎖の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA 配列 ATGTTGCCCT TTGGAGACAA AACAAGAGAA ATGGTCAATG CATGGTTTGC TGAGAGAGTT 60 CACACCATCC CTGTGTGCAA GGAAGGTATC AGAGGCCACA CCGAATCTTG CTCTTGTCCC 120 TTGCAGCAGA GTCCTCGTGC AGATAACAGT GTCCCTGGAA CACCAACCAG GAAAATCTCT 180 GCCTCTGAAT TTGACCGGCC TCTTAGACCC ATTGTTGTCA AGGATTCTGA GGGAACTGTG 240 AGCTTCCTCT CTGACTCAGA AAAGAAGGAA CAGATGCCTC TAACCCCTCC AAGGTTTGAT 300 CATGATGAAG GGGACCAGTG CTCAAGACTC TTGGAATTAG TGAAGGATAT TTCTAGTCAT 360 TTGGATGTCA CAGCCTTATG TCACAAAATT TTCTTGCATA TCCATGGACT GATATCTGCT 420 GACCGCTATT CCCTGTTCCT TGTCTGTGAA GACAGCTCCA ATGACAAGTT TCTTATCAGC 480 CGCCTCTTTG ATGTTGCTGA AGGTTCAACA CTGGAAGAAG TTTCAAATAA CTGTATCCGC 540 TTAGAATGGA ACAAAGGCAT TGTGGGACAT GTGGCAGCGC TTGGTGAGCC CTTGAACATC 600 AAAGATGCAT ATGAGGATCC TCGGTTCAAT GCAGAAGTTG ACCAAATTAC AGGCTACAAG 660 ACACAAAGCA TTCTTTGTAT GCCAATTAAG AATCATAGGG AAGAGGTTGT TGGTGTAGCC 720 CAGGCCATCA ACAAGAAATC AGGAAACGGT GGGACATTTA CTGAAAAAGA TGAAAAGGAC 780 TTTGCTGCTT ATTTGGCATT TTGTGGTATT GTTCTTCATA ATGCTCAGCT CTATGAGACT 840 TCACTGCTGG AGAACAAGAG AAATCAGGTG CTGCTTGACC TTGCTAGTTT AATTTTTGAA 900 GAACAACAAT CATTAGAAGT AATTTTGAAG AAAATAGCTG CCACTATTAT CTCTTTCATG 960 CAAGTGCAGA AATGCACCAT TTTCATAGTG GATGAAGATT GCTCCGATTC TTTTTCTAGT 1020 GTGTTTCACA TGGAGTGTGA GGAATTAGAA AAATCATCTG ATACATTAAC AAGGGAACAT 1080 GATGCAAACA AAATCAATTA CATGTATGCT CAGTATGTCA AAAATACTAT GGAACCACTT 1140 AATATCCCAG ATGTCAGTAA GGATAAAAGA TTTCCCTGGA CAACTGAAAA TACAGGAAAT 1200 GTAAACCAGC AGTGCATTAG AAGTTTGCTT TGTACACCTA TAAAAAATGG AAAGAAGAAT 1260 AAAGTTATAG GGGTTTGCCA ACTTGTTAAT AAGATGGAGG AGAATACTGG CAAGGTTAAG 1320 CCTTTCAACC GAAATGACGA ACAGTTTCTG GAAGCTTTTG TCATCTTTTG TGGCTTGGGG 1380 ATCCAGAACA CGCAGATGTA TGAAGCAGTG GAGAGAGCCA TGGCCAAGCA AATGGTCACA 1440 TTGGAGGTTC TGTCGTATCA TGCTTCAGCA GCAGAGGAAG AAACAAGAGA GCTACAGTCG 1500 TTAGCGGCTG CTGTGGTGCC ATCTGCCCAG ACCCTTAAAA TTACTGACTT TAGCTTCAGT 1560 GACTTTGAGC TGTCTGATCT GGAAACAGCA CTGTGTACAA TTCGGATGTT TACTGACCTC 1620 AACCTTGTGC AGAACTTCCA GATGAAACAT GAGGTTCTTT GCAGATGGAT TTTAAGTGTT 1680 AAGAAGAATT ATCGGAAGAA TGTTGCCTAT CATAATTGGA GACATGCCTT TAATACAGCT 1740 CAGTGCATGT TTGCTGCTCT AAAAGCAGGC AAAATTCAGA ACAAGCTGAC TGACCTGGAG 1800 ATACTTGCAT TGCTGATTGC TGCACTAAGC CACGATTTGG ATCACCGTGG TGTGAATAAC 1860 TCTTACATAC AGCGAAGTGA ACATCCACTT GCCCAGCTTT ACTGCCATTC AATCATGGAA 1920 CACCATCATT TTGACCAGTG CCTGATGATT CTTAATAGTC CAGGCAATCA GATTCTCAGT 1980 GGCCTCTCCA TTGAAGAATA TAAGACCACG TTGAAAATAA TCAAGCAAGC TATTTTAGCT 2040 ACAGACCTAG CACTGTACAT TAAGAGGCGA GGAGAATTTT TTGAACTTAT AAGAAAAAAT 2100 CAATTCAATT TGGAAGATCC TCATCAAAAG GAGTTGTTTT TGGCAATGCT GATGACAGCT 2160 TGTGATCTTT CTGCAATTAC AAAACCCTGG CCTATTCAAC AACGGATAGC AGAACTTGTA 2220 GCAACTGAAT TTTTTGATCA AGGAGACAGA GAGAGAAAAG AACTCAACAT AGAACCCACT 2280 GATCTAATGA ACAGGGAGAA GAAAAACAAA ATCCCAAGTA TGCAAGTTGG GTTCATAGAT 2340 GCCATCTGCT TGCAACTGTA TGAGGCCCTG ACCCACGTGT CAGAGGACTG TTTCCCTTTG 2400 CTAGATGGCT GCAGAAAGAA CAGGCAGAAA TGGCAGGCCC TTGCAGAACA GCAGGAGAAG 2460 ATGCTGATTA ATGGGGAAAG CGGCCAGGCC AAGCGGAAC 2499
【0280】
【図面の簡単な説明】
【図1】試験例1で用いたヒト肺由来ホスホジエステラ
ーゼVのアミノ酸配列を示す。
【図2】試験例1で用いたヒト肺由来ホスホジエステラ
ーゼVのアミノ酸配列を示す。図1のつづきである。
【図3】試験例1で用いたヒト肺由来ホスホジエステラ
ーゼVをコードするDNAを含むDNAの配列を示す。
【図4】試験例1で用いたヒト肺由来ホスホジエステラ
ーゼVをコードするDNAを含むDNAの配列を示す。
図3のつづきである。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 31/00 611 A61K 31/00 611A 613 613G 615 615G 615 617 617 627 627C 643 643D 31/40 605 31/40 605 609 609 31/415 612 31/415 612 31/435 602 31/435 602 605 605 606 606 31/44 613 31/44 613 31/445 614 31/445 614 31/495 601 31/495 601 31/535 606 31/535 606 C07D 401/06 C07D 401/06 401/14 401/14 471/04 102 471/04 102 112 112A 491/056 491/056 491/147 491/147 C12N 9/99 C12N 9/99

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式 【化1】 〔式中、A環は置換基を有していてもよいベンゼン環
    を、Wは置換基を有していてもよい窒素原子を、QはC
    R(Rは水素原子、置換基を有していてもよいアルキル
    基または置換基を有していてもよいアルコキシ基を示
    す)またはNを、Xはオキソ、ヒドロキシ、置換基を有
    していてもよいアルキル、置換基を有していてもよいア
    ルコキシ、置換基を有していてもよいアシル、置換基を
    有していてもよいアルコキシカルボニルおよびハロゲン
    原子からなる群から選ばれる置換基を有していてもよい
    1-2アルキレン基を、ZはH2またはOを、Arは置換
    基を有していてもよい芳香族炭化水素基または置換基を
    有していてもよい芳香族複素環基を示す。〕で表わされ
    る化合物またはその塩を含有してなるサイクリックGM
    P特異的ホスホジエステラーゼ阻害剤。
  2. 【請求項2】狭心症、高血圧症、うっ血性心不全、肺高
    血圧症、アテローム性動脈硬化症、血管開存性低下症、
    血管狭窄症、末梢血管疾患、脳卒中、慢性喘息、気管支
    炎、アレルギー性喘息、アレルギー性鼻炎、蕁麻疹、過
    敏性腸症候群、糸球体疾患、尿細管間質性疾患、腎不
    全、糖尿病合併症、緑内障、勃起機能不全、雌性機能不
    全、早産または月経困難症の予防・治療剤である請求項
    1記載の阻害剤。
  3. 【請求項3】勃起機能不全または雌性機能不全の予防・
    治療剤である請求項1記載の阻害剤。
  4. 【請求項4】A環が 【化2】 を示す請求項1記載の阻害剤。
  5. 【請求項5】式 【化3】 〔式中、R1およびR2の一方は水素原子を、他方はアル
    コキシ基またはハロゲン原子を示し、R1およびR2は互
    いに結合してメチレンジオキシを形成してもよく、A1
    環はR1およびR2以外に置換基を有していてもよく、R
    3は水素原子、アルキル基またはアルコキシ基を、R4
    水素原子、置換基を有していてもよいアルキル基、置換
    基を有していてもよいシクロアルキル基または置換基を
    有していてもよい含窒素複素環基を、Ar1は置換基を
    有していてもよい芳香族炭化水素基または置換基を有し
    ていてもよい芳香族複素環基を、X1はオキソ化されて
    いてもよいC1-2アルキレン基を、Z1は同一または異な
    ってH2またはOを示す。ただし、(1)R1がアルコキ
    シ基を、R2が水素原子を、X1がオキソ化されていても
    よいメチレンを示すとき、(2)R1およびR2が互いに
    結合してメチレンジオキシを形成し、R3が水素原子
    を、Ar1が 【化4】 を示すとき、または(3)R1が水素原子を、R2がメト
    キシ基を、R3が水素原子を、Ar1が 【化5】 を示すとき、R4は置換基を有していてもよいアルキル
    基を示す。〕で表わされる化合物またはその塩。
  6. 【請求項6】式 【化6】 〔式中、R5は水素原子、アルキル基またはアルコキシ
    基を、Ar2およびAr3は同一または異なって置換基を
    有していてもよい芳香族炭化水素基または置換基を有し
    ていてもよい芳香族複素環基を示す。〕で表わされる化
    合物またはその塩。
  7. 【請求項7】式 【化7】 〔式中、A2環は置換基を有するベンゼン環を、R6は水
    素原子または置換基を有していてもよいアルキル基を、
    Ar4は置換基を有していてもよい芳香族炭化水素基ま
    たは置換基を有していてもよい芳香族複素環基を、X2
    はオキソ、ヒドロキシ、置換基を有していてもよいアル
    キル、置換基を有していてもよいアルコキシ、置換基を
    有していてもよいアシル、置換基を有していてもよいア
    ルコキシカルボニルおよびハロゲン原子からなる群から
    選ばれる置換基を有していてもよいC1-2アルキレン基
    を示す。ただし、A2環が 【化8】 を、R6が水素原子または4−メトキシ−ベンジル基
    を、Ar4が4−メトキシ−フェニル基,4−フルオロ
    −フェニル基または4−トリフルオロメチル−フェニル
    基を示すとき、X2はオキソ、ヒドロキシ、置換基を有
    していてもよいアルキル、置換基を有していてもよいア
    ルコキシ、置換基を有していてもよいアシル、置換基を
    有していてもよいアルコキシカルボニルおよびハロゲン
    原子からなる群から選ばれる置換基を有するC1-2アル
    キレン基を示す。〕で表わされる化合物またはその塩。
  8. 【請求項8】式 【化9】 〔式中、A3環は置換基を有していてもよいベンゼン環
    を、R7は水素原子またはアルキル基を、Ar5は置換基
    を有していてもよい芳香族複素環基を、Ar6は置換基
    を有していてもよい芳香族炭化水素基または置換基を有
    していてもよい芳香族複素環基を、X3はオキソ化され
    ていてもよいC1-2アルキレン基を示す。ただし、A3
    が 【化10】 の時、X3はオキソ化されたC1-2アルキレン基を示
    す。〕で表わされる化合物またはその塩。
  9. 【請求項9】式 【化11】 〔式中、各記号は請求項5記載と同意義を示す。〕で表
    わされる化合物またはその塩を還元反応に付すことを特
    徴とする請求項5記載の化合物またはその塩の製造法。
  10. 【請求項10】式 【化12】 〔式中、各記号は請求項6記載と同意義を示す。〕で表
    わされる化合物またはその塩をN−アルキル化反応に付
    すことを特徴とする請求項6記載の化合物またはその塩
    の製造法。
  11. 【請求項11】式 【化13】 〔式中、各記号は請求項7記載と同意義を示す。〕で表
    わされる化合物またはその塩と式 【化14】 〔式中、各記号は請求項7記載と同意義を示す。〕で表
    わされる化合物またはその塩とを反応させることを特徴
    とする請求項7記載の化合物またはその塩の製造法。
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