JP2000095652A - 環境保全型水性洗浄用組成物 - Google Patents

環境保全型水性洗浄用組成物

Info

Publication number
JP2000095652A
JP2000095652A JP10376890A JP37689098A JP2000095652A JP 2000095652 A JP2000095652 A JP 2000095652A JP 10376890 A JP10376890 A JP 10376890A JP 37689098 A JP37689098 A JP 37689098A JP 2000095652 A JP2000095652 A JP 2000095652A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lard
replaced
linalool
results
same operation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10376890A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4202503B2 (ja
Inventor
Akira Kamiya
昭 神谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SANIIDA KK
Original Assignee
SANIIDA KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SANIIDA KK filed Critical SANIIDA KK
Priority to JP37689098A priority Critical patent/JP4202503B2/ja
Priority to US09/357,838 priority patent/US6136778A/en
Publication of JP2000095652A publication Critical patent/JP2000095652A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4202503B2 publication Critical patent/JP4202503B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Detergent Compositions (AREA)
  • Cosmetics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 酵素による分解作用を最大限引き出し、か
つ、界面活性剤の使用を最小限に止めた環境保全型水性
洗浄用組成物を提供すること。 【解決手段】 (a)精油及び前記精油から単離され若
しくは合成された精油成分からなる群から選択される一
種以上の主剤、0.1〜20重量%、(b)前記主成分
を可溶化するための界面活性剤、0.25〜20重量
%、及び(c)酵素を含み、前記(a)対(b)の重量
比が1:0.5〜1:15の範囲内にある環境保全型水
性洗浄用組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、精油及び前記精油
から単離され若しくは合成された精油成分からなる群か
ら選択される一種以上の主剤と界面活性剤と酵素とを含
む環境保全型水性洗浄用組成物に関しており、その用途
は、家庭用では、衣類の洗濯洗剤、食器用洗剤、特に、
身体の不自由な人や老人用、女性の全身美容用に毛穴の
汚れも落とす浴用洗浄剤、足等の部分的な皮膚治療用洗
浄剤、浴槽の材質に関係なく垢を取る垢取り用洗浄剤、
風呂がま内部の洗浄剤、カビ取り用洗浄剤、トイレ等の
衛生陶器用洗浄剤、排水パイプのクリーニング剤として
利用される。また、自動車、電車などの車両、飛行機な
どの輸送機の外装用洗浄剤、建築物の外装、床、タイ
ル、ガラスなどを水洗いするための洗浄剤、飲食店等の
食器洗浄機用洗剤、厨房機器類、調理備品、床、側溝な
どの水洗いのための洗浄剤、農作物に付着した農薬類の
除去用洗浄剤、工業用としては、植物繊維の精錬、羊毛
や絹の精錬、裸皮の精錬、紙パルプ等の脱墨剤として利
用される。併せて、前記洗浄後に廃液を排出したときに
排水管詰まりを防止することができる洗浄剤としても機
能する。
【0002】
【従来の技術】従来、使用されていた洗浄剤は界面活性
剤を主成分とするものであり、その界面活性剤により汚
れとして付着した高分子、脂肪分を乳化、分散し、被洗
浄物とその乳化、分散した高分子、脂肪分を被洗浄物か
ら分離することにより洗浄していた。係る界面活性剤系
の洗浄剤において、酵素を含有させた製品も製造販売さ
れている。しかしながら、その製品には、大きな問題点
があった。即ち、界面活性剤が脂肪分等を包囲してしま
うため、酵素が脂肪分等に接触することが妨げられ、酵
素が脂肪分等に作用してそれを分解するという機能が大
きく制限されていたり、蛋白変性作用により酵素能力が
失われたりしていた。また、近年、環境保全というテー
マが大きくクローズアップされてきていて、界面活性剤
を大量に含んだ洗浄剤を使用すると、それを生活排水と
して河川に放出してしまう結果となり、河川等の環境の
悪化を招来しており、また、浄水場においても、浄水の
負荷を著しく高めていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述のよう
な課題を解決しようとするものであり、酵素による分解
作用を最大限引き出し、かつ、界面活性剤の排出を最小
限に止めたものである。精油等は、香料として知られて
いたが、液状又は固形状の高分子、油脂分を急速に溶解
してしまうか、又は急速に細分化してエマルジョン化、
ゲル状化若しくはクリーム状化してしまうこと、即ち、
乳化、分散、ゲル化、ゾル化、クリーム状化又は可溶化
してしまうことが発見された。そして、そこに酵素が存
在すると、脂肪分等が液状化しているため、酵素と脂肪
分、タンパク質及びデンプン類との接触が容易となり、
その作用面積が非常に大きくなり、短時間に油脂分等を
分解することができる。このように、精油及び前記精油
から単離され若しくは合成された精油成分は油脂に浸
透、溶解するので、油脂分解酵素の作用面積を拡大し、
油脂以外の蛋白質、デンプンなども分散し、それらに対
する分解酵素の作用機会が拡大し、酵素能力を100%
発揮することができる。
【0004】本発明で、「環境保全型」と規定したの
は、上述のとおり、環境に対する悪影響の大きい界面活
性剤は使用せず、比較的に環境に優しい界面活性剤を使
用し、しかもその排出量を最小限に止めることができ、
精油及び前記精油から単離され若しくは合成される精油
成分は使用後揮発してしまうため河川等に悪影響を及ぼ
すことはなく、また、併せて、排出液として排出された
後も、その活性成分により排水管の洗浄が可能であるこ
とによる。さらに、本発明の洗浄用組成物は天然に産出
する物質を使用しているため、人畜無害であり、環境に
優しい洗浄剤である。このように、本発明の洗浄剤は、
環境浄化剤と呼び得る製品である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では、界面活性剤
を主成分、即ち、洗浄成分としては使用しない。即ち、
界面活性剤は、精油及び前記精油から単離され若しくは
合成される精油成分からなる群から選択される一種以上
の主剤を水に溶解させる量で使用するものであり、高分
子、脂肪分を乳化するために使用するのではない。従っ
て、界面活性剤の使用量は非常に少なくてすむ。なお、
本発明で使用するこの界面活性剤は、特定のものが精油
等を溶解、ゲル化、ゾル化、クリーム状化するのに有効
であることが判明した。
【0006】本発明は、(a)精油及び前記精油から単
離され若しくは合成された精油成分からなる群から選択
される一種以上の主剤、0.1〜20重量%、(b)前
記主成分を可溶化するための界面活性剤、0.25〜2
0重量%、及び(c)酵素を含み、前記(a)対(b)
の重量比が1:0.5〜1:15の範囲内にある環境保
全型水性洗浄用組成物を提供するものである。この組成
物について以下に詳述する。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明で使用する精油は、アビエ
ス、ビッター、シード、アンゲリカ、アニス、バルサ
ム、バジル、ペイ、ベンゾイン、ベルガモット、バー
チ、ローズ、カヤブテ、カラムス、カンナガ、カブシカ
ム、キャラウェー、カルダモン、カシア、ニクケイ、ア
カシア、シダーウッド、セロリ、カモミル、ヘイポジ、
シンナモン、シトロネラ、クローブ、コリアンター、コ
スタス、クミン、ジル、エレミ、エストラゴン、ユーカ
リ、ウイキョウ、ガルバナム、ガーリック、ゼラニウ
ム、ジンジャー、ジンジャーグラス、グレープフルー
ツ、ガャックウッド、ヒバ、ヒノキ、ホップ、ヒヤシン
ス、ジャスミン、ジョンキル、ジュニパーベリー、ロー
レル、ラバンジン、ラベンダー、レモン、レモングラ
ス、ライム、リナロエ、リセアキュベバ、ロベージ、マ
ンダリン、ミント、ミモザ、マスタード、ミル、ミルト
ル、ナーシサス、ネロリ、ナツメグ、オークモス、オコ
チア、オリパナム、オニオン、オボバナックス、オレン
ジ、オリス、パセリ、パチュリ、パルマローザ、ベニー
ロイヤル、ペッパー、ペリラ、プチグレン、ピネンタ、
パイン、ローズ、ローズマリー、ショウノウ、クラリー
セージ、セージ、サンダルウッド、スペアミント、スパ
イク、スターアニス、スチラックス、タイム、トンカ、
チュベローズ、テルピン、バニラ、ベチバー、バレオレ
ット、ウインターグリン、ウオームウッド及びイランイ
ラン等であり、これらを単独で又は組み合わせて使用で
きる。これらの中で、大量に入手可能なテルピン、パイ
ン、オレンジ、オコチア、レモン、レモングラス、ラベ
ンダー、シトロネラ、シッダーウッド、ヒノキオール等
を使用するのが経済的には効率的である。
【0008】これらの精油から単離され、若しくは合成
された成分は、アルコール類としては、シトロネロー
ル、ゲラニオール、ネロール、リナロール、メントー
ル、α−、β−又はγ−テルピネオール、ボルネオール
及びβ−カリオフィイレン等である。アルコール類は、
化成品を変質させないので衣類や食器等のあらゆる用途
の洗浄に適切である。
【0009】炭化水素類としては、β−ミルセン、α−
及びβ−ピネン、リモネン、α−及びγ−テルピネン及
びテルピノレン等である。
【0010】エステル類としては、酢酸ゲラニル、酢酸
リナリル、酢酸ボルニル、酢酸ベンジル及び安息香酸メ
チル等である。
【0011】他に、エーテル類、アルデヒド類、ケトン
類及びフェノール類等がある。これらの単離され若しく
は合成された成分を単独で、又は組み合わせて使用する
ことができる。本発明では、精油成分の薬理的側面から
安全を考慮して、テルペン系アルコール、テルペン系炭
化水素及び精油系エステル類を選定するのが好ましい。
【0012】本発明で使用する精油及び前記精油から単
離され、若しくは合成された精油成分からなる群から選
択される一種以上の主剤(a)は、水性洗浄用組成物の
重量基準で、0.1〜20重量%の範囲の量、好ましく
は、0.25〜5重量%で使用する。この場合、前記界
面活性剤(b)は、0.25〜20重量%の範囲の量、
好ましくは、2〜15重量%で使用する。ただし、前記
(a)対(b)の重量比が1:0.5〜1:15の範囲
内にある。好ましい範囲としては、洗濯用で、1:1〜
1:6の範囲であり、食器用で、1:5〜1:9の範囲
であり、全身浴用剤で、1:3〜1:6の範囲である。
これらの重量比は、界面活性剤の使用量が従来品に比較
して非常に少量で済むことを示したものである。
【0013】本発明で使用する精油及び前記精油から単
離され、若しくは合成された精油成分からなる群から選
択される一種以上の主剤を乳化、クリーム状化、可溶
化、ゲル化又は分散する、本発明で使用する最も好まし
い界面活性剤は、特に、酵素の活性を阻害しない点か
ら、N−アシルアミノ酸塩である。N−アシルアミノ酸
塩中のアミノ酸としては、蛋白質を構成するL−アミノ
酸、脂肪族アミノ酸であれば、いずれでも使用できる
が、好ましいアミノ酸としては、親水性の酸性では、L
−グルタミン酸、L−アスパラギン酸、塩基性として
は、L−アルギニン、L−リジンが挙げられる。最も好
ましいアミノ酸としては、DL−アラニン、DL−グリ
シンが挙げられる。N−アシルを構成する脂肪酸として
は、やし油脂肪酸、ステアリン酸、ミリスチン酸、パル
ミチン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、ラウ
リン酸、トリデシル酸、ペンタデシル酸、ヘプタデシル
酸、ノナデカン酸、アラキン酸及びベヘン酸等が挙げら
れ、特にC6〜C18の脂肪酸が好ましい。その塩として
は、ナトリウム塩、カリウム塩又はトリエタノールアミ
ン塩等が挙げられる。N−アシルアミノ酸塩の化合物の
例としては、N−やし油脂肪酸アシルDL−アラニント
リエタノールアミン、N−やし油脂肪酸アシルL−グル
タミン酸トリエタノールアミン、N−やし油脂肪酸アシ
ルL−グルタミン酸ナトリウム、N−やし油脂肪酸アシ
ルL−グルタミン酸カリウム、N−ラウロイルL−グル
タミン酸トリエタノールアミン、N−ラウロイルL−グ
ルタミン酸ナトリウム、N−ラウロイルL−グルタミン
酸カリウム、N−ミリストイルグルタミン酸ナトリウ
ム、N−ミリストイルグルタミン酸カリウム、N−ステ
アロイルグルタミン酸ニナトリウム、N−ステアロイル
グルタミン酸ナトリウム、N−ココイルサルコシンナト
リウム、N−ラウロイルサルコシントリエタノールアミ
ン、N−やし油脂肪酸アシルDL−アラニンナトリウ
ム、N−やし油脂肪酸アシルグリシンナトリウム、N−
やし油脂肪酸アシルアルギニンナトリウム、N−やし油
脂肪酸アシルグルタミン酸ナトリウム、N−ステアロイ
ルグルタミン酸ナトリウム、N−やし油脂肪酸アシルア
ラニンナトリウム、N−やし油脂肪酸アシルグリシンナ
トリウム、N−やし油脂肪酸アシルアルギニンナトリウ
ム、N−オレオイルグルタミン酸ナトリウム、N−オレ
オイルグルタミン酸ナトリウム、N−オレオイルアラニ
ンナトリウム、N−オレオイルグリシンナトリウム、N
−オレオイルアルギニンナトリウム及びN−ラウロイル
アルギニンナトリウム等が挙げられる。
【0014】N−アシルアミノ酸塩に代えて又はそれと
共に、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪
酸エステル、しょ糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸
エステル及びプロピレングリコール脂肪酸エステルから
なる群から選択される界面活性剤をエチルアルコールと
の混合物として使用することができる。これらは、環境
に対する負荷及び生体への安全性も考慮した結果であ
る。なお、しょ糖脂肪酸エステルの場合は、エチルアル
コールは必須ではない。これらの中でグリセリン脂肪酸
エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、しょ糖脂肪
酸エステル及びソルビタン脂肪酸エステルが好ましい。
本発明で使用する界面活性剤は、生体内で代謝が安全に
行われ、蛋白変性を起こさず及び酵素活性を阻害しな
い。
【0015】また、ポリオキシエチレングリセリン脂肪
酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エス
テル及びポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル
等の脂肪酸エステル;石油を起源とするプロピレングリ
コールやポリエチレングリコール等のグリコール類と脂
肪酸とのエステル;脂肪アルコールに酸化エチレンを付
加重合させたものである脂肪酸とポリエチレングリコー
ルの脂肪酸エステル、C6〜C18脂肪酸ジエタノールア
ミドのような脂肪酸アルキロールアミド、脂肪酸のイミ
ダゾリン化物もまた、N−アシルアミノ酸塩に代えて又
はそれと共に使用できる。
【0016】本発明で使用する界面活性剤とともに、必
要に応じて、メチルアルコール、エチルアルコール、プ
ロピルアルコール、イソプロピルアルコール、ヘキシル
アルコール等の水溶性アルコール類が使用されるが、酒
精であるエチルアルコールが好ましい。安全性が確認さ
れている、ポリエチレングリコール、プロピレングリコ
ール、ブチレングリコール等の水溶性グリコール類、グ
リセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン、ソルビトー
ル、グルコース、フラクトース、マンノース、キシロー
ス、トリハノース、スクロース等のポリオール類もまた
使用できる。前記アルコール類、グリコール類及びポリ
オール類を組み合わせて使用することもできる。前記ア
ルコール類、グリコール類、ポリオール類の部分エーテ
ル化物又は部分エステル化物、アンモニア起源のアルコ
ール類としてモノ−、ジ−又はトリエタノールアミン、
天然の乳化剤としてレシチン又はサポニンを添加するこ
とができる。これらの使用量は、水性洗浄用組成物の重
量基準で、アルコール類、グリコール類及びポリオール
類は、同様に、0.1〜15重量%であり、好ましく
は、0.25〜10重量%である。
【0017】本発明で使用することができる酵素は、リ
パーゼ、プロテアーゼ、アミラーゼ及びセルラーゼ等で
あり、これらを単独で又は組み合わせて使用できる。食
器洗い、洗濯の場合はリパーゼをを主に使用し、身体を
洗う場合はプロテアーゼを主に使用する。本発明で使用
する酵素は、水性洗浄用組成物の重量基準で、リパーゼ
では、20〜100U/g(乾燥汚れ)、アミラーゼで
は、20〜100U/g(乾燥汚れ)及びプロテアーゼ
では、20〜100U/g(乾燥汚れ)で使用できる。
【0018】本発明の水性洗浄用組成物には、炭酸水素
塩、過炭酸塩、過硼酸塩、過硫酸塩、リン酸水素塩及び
酒石酸水素塩からなる群から選択される、被洗浄物及び
汚れ自体の膨潤化剤を、水性洗浄用組成物と被洗浄物と
を接触させる直前に添加することができる。例えば、過
炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム又は過硼酸ナトリ
ウムである。この膨潤化剤は、水性洗浄用組成物の重量
基準で、0.1〜10重量%の範囲の量、好ましくは、
0.5〜5重量%で使用できる。
【0019】さらに、本発明の水性洗浄用組成物には、
精油又はその成分を均等に可溶化するのを容易にするた
め、クエン酸塩を添加できる。塩としては、ナトリウム
塩又はカリウム塩等が使用できるが、クエン酸ナトリウ
ムが好ましい。硬水中でも可溶化でき、経時安定性があ
る。クエン酸塩とともに又はそれに代えて、リンゴ酸若
しくはその塩、乳酸若しくはその塩、コハク酸若しくは
その塩、カゼイン若しくはその塩、塩化ナトリウム、ソ
ルビン酸若しくはその塩、ポリリン酸塩、メタリン酸
塩、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム、エチレンジ
アミン四酢酸カルシウム二ナトリウム等が使用できる
が、河川や海の富養化防止の観点からリン酸若しくはそ
の塩は、好ましくない。これらのクエン酸塩等により、
水性の液性の確保と粘性調整を行う。同時に炭酸水素塩
等との反応して発泡することにより発泡剤として作用
し、被洗浄物への浸透を促進する。これらの有機酸等
は、水性洗浄用組成物の重量基準で、0.1〜30重量
%の範囲の量、好ましくは、0.25〜15重量%で使
用できる。
【0020】さらにまた、本発明では、りんご酸、クエ
ン酸、フマル酸、コハク酸等の有機酸並びに炭酸塩、珪
酸塩及び硫酸塩からなる群から選択されるpH調整剤を
さらに添加することができる。本発明の水性洗浄用組成
物は、その液体のpHは限定されることはないが、弱酸
性から弱アルカリ性の範囲が好ましい。本発明で酵素を
含む場合には、酵素が有効に働く範囲のpHであればよ
い。このpH調整剤は、水性洗浄用組成物の重量基準
で、0.1〜10重量%の範囲の量、好ましくは、0.
5〜5重量%で使用する。
【0021】本発明の水性洗浄用組成物は、補助剤とし
て多糖類を含むことができる。多糖類としては、天然の
グアーガム、ローカストビーンガム、クインスシード、
カラギーナン、ガラクタン、アラビアガム、トラガカン
トガム、ペクチン、マンナン及びデンプン等、キサンタ
ンガム、デキストラン、サキシノグルカン、カードラ
ン、ヒアルロン酸、半合成のメチルセルロース、エチル
セルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキ
シエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、メ
チルヒドロキシプロピルセルロース、アルギン酸ナトリ
ウム、アルギン酸プロピレングリコールエステル等の多
糖類を含むことができる。ゼラチン、カゼイン、アルブ
ミン、コラーゲン等の蛋白質系もまた使用できる。その
他の合成高分子として、ポリビニルアルコール、ポリビ
ニルピロリドン、ポリビニルメチルエーテル、カルボキ
シビニルポリマー、ポリアクリル酸ナトリウム等がある
が、これらは生体内での代謝における安全性や酵素活性
の阻害の有無が明らかでないので本発明で使用すること
は好ましくない。
【0022】本発明の実施例を次に示すが、本発明の内
容はその実施例に限定されると解釈されるものではな
い。
【0023】
【実施例】〔実施例1〕200mlビーカー中の50m
lの精製水に精油成分であるリナロール、1g、アミラ
イト(N−やし油脂肪酸アシルDL−アラニントリエタ
ノールアミンを30重量%含有する、味の素製)10
g、及びパンクレアチン(蛋白質消化、澱粉消化及び脂
肪脂肪消化の複合酵素、天野製薬製)0.1gを添加し
て、さらに精製水を加えて100mlとして、透明な水
性洗浄剤を得た。他の200mlビーカーに固形化して
いる10gのラードを取り、これに前記水性洗浄剤を添
加して、ガラス棒で円を描くように10回撹拌した。3
0分間放置後、ラードの溶解状態を目視観察した。ラー
ドは完全に均一に可溶化していた。さらに溶解状態を確
認するため5℃に冷却し再度観察した。ラードは微細化
していて再度固化することはなかった。
【0024】〔実施例2〕パンクレアチンを0.1gの
リパーゼOF(天野製薬製)に代えた以外は実施例1と
同様の操作を行った。分解により微細化したラードは完
全になくなっていた。冷却後分解状態を目視観察した
が、微細化したラードは完全になくなっていた。
【0025】〔実施例3〕リナロールをα−テルピネオ
ールに代えた以外は実施例1と同様な操作を行った。生
成した水性洗浄剤は透明な液体となった。結果は実施例
1と同様で、ラードは完全に均一に可溶化していた。冷
却後もラードは微細化していて再度固化することはなか
った。
【0026】〔実施例4〕リナロールをα−ピネンに代
えた以外は実施例1と同様な操作を行った。生成した水
性洗浄剤はゲルとなった。結果は実施例1と同様で、ラ
ードはほとんど均一に可溶化していた。冷却後もラード
は微細化していて再度固化することはなかった。
【0027】〔実施例5〕リナロールをリモネンに代え
た以外は実施例1と同様な操作を行った。 生成した水
性洗浄剤はゲルとなった。結果は実施例1と同様で、ラ
ードはほとんど均一に可溶化していた。冷却後もラード
は微細化していて再度固化することはなかった。
【0028】〔実施例6〕リナロールをラベンダーに代
えた以外は実施例1と同様な操作を行った。生成した水
性洗浄剤はエマルジョンとなった。結果は実施例1と同
様で、ラードはかなり均一に可溶化していた。冷却後も
ラードは微細化していて再度固化することはなかった。
【0029】〔実施例7〕リナロールをレモンオイルに
代えた以外は実施例1と同様な操作を行った。生成した
水性洗浄剤は不透明なエマルジョンとなった。結果は実
施例1と同様で、ラードはほとんど均一に可溶化してい
た。冷却後もラードは微細化していて再度固化すること
はなかった。
【0030】〔実施例8〕リナロールをヒノキオールに
代えた以外は実施例1と同様な操作を行った。生成した
水性洗浄剤は不透明なエマルジョンとなった。結果は実
施例1と同様で、ラードはほとんど均一に可溶化してい
た。冷却後もラードは微細化していて再度固化すること
はなかった。
【0031】〔実施例9〕リナロールをレモングラスに
代えた以外は実施例1と同様な操作を行った。生成した
水性洗浄剤は半透明なエマルジョンとなった。結果は実
施例1と同様で、ラードはかなり均一に可溶化してい
た。冷却後もラードは微細化していて再度固化すること
はなかった。
【0032】〔実施例10〕リナロールをユーカリに代
えた以外は実施例1と同様な操作を行った。生成した水
性洗浄剤は透明となった。結果は実施例1と同様で、ラ
ードはかなり均一に可溶化していた。冷却後もラードは
微細化していて再度固化することはなかった。
【0033】〔実施例11〕リナロールをローズマリー
に代えた以外は実施例1と同様な操作を行った。生成し
た水性洗浄剤は透明となった。結果は実施例1と同様
で、ラードはかなり均一に可溶化していた。冷却後もラ
ードは微細化していて再度固化することはなかった。
【0034】〔実施例12〕リナロールをオレンジオイ
ルに代えた以外は実施例1と同様な操作を行った。生成
した水性洗浄剤は不透明なエマルジョンとなった。結果
は実施例1と同様で、ラードはほとんど均一に可溶化し
ていた。冷却後もラードは微細化していて再度固化する
ことはなかった。
【0035】〔実施例13〕リナロールをゲラニオール
に代えた以外は実施例1と同様な操作を行った。結果を
表1に示した。
【0036】〔実施例14〕リナロールをテルピネン−
4−オールに代えた以外は実施例1と同様な操作を行っ
た。結果を表1に示した。
【0037】〔実施例15〕パンクレアチンを0.1g
のリパーゼOFに代えた以外は実施例3と同様な操作を
行った。結果を表2に示した。
【0038】〔実施例16〕パンクレアチンを0.1g
のリパーゼOFに代えた以外は実施例13と同様な操作
を行った。結果を表1に示した。
【0039】〔実施例17〕パンクレアチンを0.1g
のリパーゼOFに代えた以外は実施例14と同様な操作
を行った。結果を表1に示した。
【0040】〔実施例18〕パンクレアチンを0.1g
のリパーゼOFに代えた以外は実施例4と同様な操作を
行った。結果を表1に示した。
【0041】〔実施例19〕パンクレアチンを0.1g
のリパーゼOFに代えた以外は実施例5と同様な操作を
行った。結果を表1に示した。
【0042】〔実施例20〕パンクレアチンを0.1g
のリパーゼOFに代えた以外は実施例6と同様な操作を
行った。結果を表1に示した。
【0043】〔実施例21〕パンクレアチンを0.1g
のリパーゼOFに代えた以外は実施例7と同様な操作を
行った。結果を表1に示した。
【0044】〔実施例22〕パンクレアチンを0.1g
のリパーゼOFに代えた以外は実施例8と同様な操作を
行った。結果を表1に示した。
【0045】〔実施例23〕パンクレアチンを0.1g
のリパーゼOFに代えた以外は実施例9と同様な操作を
行った。結果を表1に示した。
【0046】〔実施例24〕パンクレアチンを0.1g
のリパーゼOFに代えた以外は実施例10と同様な操作
を行った。結果を表1に示した。
【0047】〔実施例25〕パンクレアチンを0.1g
のリパーゼOFに代えた以外は実施例11と同様な操作
を行った。結果を表1に示した。
【0048】〔実施例26〕パンクレアチンを0.1g
のリパーゼOFに代えた以外は実施例12と同様な操作
を行った。結果を表1に示した。
【0049】〔実施例27〕200mlビーカー中の5
0mlの精製水に精油成分である5.0gのリナロー
ル、10.0gのN−ステアロイル−L−グルタミン酸
ナトリウム及び0.1gのリパーゼOFを添加して、さ
らに精製水を加えて100mlとして、クリーム状の水
性洗浄剤を得た。他の200mlビーカーに固形化して
いる10gのラードを取り、これに前記水性洗浄剤を添
加して、ガラス棒で円を描くように10回撹拌した。3
0分間放置後、ラードの溶解状態を目視観察した。ラー
ドは完全に均一に可溶化していた。さらに溶解状態を確
認するため5℃に冷却し再度観察した。ラードは微細化
していて再度固化することはなかった。
【0050】〔実施例28〕5.0gのリナロールを
4.0gのα−テルピネオールに代え、0.1gのリパ
ーゼOFを0.1gのパンクレアチンに代えた以外は実
施例27と同様な操作を行った。結果を表3に示した。
【0051】〔実施例29〕5.0gのリナロールを
3.0gのゲラニオールに代えた以外は実施例27と同
様な操作を行った。結果を表3に示した。
【0052】〔実施例30〕5.0gのリナロールを
1.0gのテルピネン−4−オールに代え、0.1gの
リパーゼOFを0.1gのパンクレアチンに代えた以外
は実施例27と同様な操作を行った。結果を表3に示し
た。
【0053】〔実施例31〕5.0gのリナロールを
3.0gのα−ピネンに代えた以外は実施例27と同様
な操作を行った。結果を表3に示した。
【0054】〔実施例32〕5.0gのリナロールを
3.0gのリモネンに代え、0.1gのリパーゼOFを
0.1gのパンクレアチンに代えた以外は実施例27と
同様な操作を行った。結果を表3に示した。
【0055】〔実施例33〕5.0gのリナロールを
1.0gのラベンダーに代えた以外は実施例27と同様
な操作を行った。結果を表3に示した。
【0056】〔実施例34〕5.0gのリナロールを
1.0gのレモンオイルに代え、0.1gのリパーゼO
Fを0.1gのパンクレアチンに代えた以外は実施例2
7と同様な操作を行った。結果を表3に示した。
【0057】〔実施例35〕5.0gのリナロールを
1.0gのヒノキオールに代えた以外は実施例27と同
様な操作を行った。結果を表3に示した。
【0058】〔実施例36〕5.0gのリナロールを
1.0gのレモングラスに代え、0.1gのリパーゼO
Fを0.1gのパンクレアチンに代えた以外は実施例2
7と同様な操作を行った。結果を表3に示した。
【0059】〔実施例37〕5.0gのリナロールを
1.0gのユーカリに代えた以外は実施例27と同様な
操作を行った。結果を表3に示した。
【0060】〔実施例38〕5.0gのリナロールを
1.0gのローズマリーに代え、0.1gのリパーゼO
Fを0.1gのパンクレアチンに代えた以外は実施例2
7と同様な操作を行った。結果を表3に示した。
【0061】〔実施例39〕5.0gのリナロールを
3.0gのオレンジオイルに代えた以外は実施例27と
同様な操作を行った。結果を表3に示した。
【0062】〔実施例40〕200mlビーカー中の5
0mlの精製水に精油成分である3.0gのリナロー
ル、10.0gのN−ラウロイル−L−グルタミン酸ト
リエタノールアミン及び0.1gのリパーゼOFを添加
して、さらに精製水を加えて100mlとして、完全に
透明な水性洗浄剤を得た。他の200mlビーカーに固
形化している10gのラードを取り、これに前記水性洗
浄剤を添加して、ガラス棒で円を描くように10回撹拌
した。30分間放置後、ラードの溶解状態を目視観察し
た。ラードは完全に均一に可溶化していた。さらに溶解
状態を確認するため5℃に冷却し再度観察した。ラード
は微細化していて再度固化することはなかった。
【0063】〔実施例41〕3.0gのリナロールを
2.0gのα−テルピネオールに代え、0.1gのリパ
ーゼOFを0.1gのパンクレアチンに代えた以外は実
施例40と同様な操作を行った。結果を表4に示した。
【0064】〔実施例42〕3.0gのリナロールを
1.0gのゲラニオールに代えた以外は実施例40と同
様な操作を行った。結果を表4に示した。
【0065】〔実施例43〕3.0gのリナロールを
1.0gのテルピネン−4−オールに代え、0.1gの
リパーゼOFを0.1gのパンクレアチンに代えた以外
は実施例40と同様な操作を行った。結果を表4に示し
た。
【0066】〔実施例44〕3.0gのリナロールを
3.0gのα−ピネンに代えた以外は実施例40と同様
な操作を行った。結果を表4に示した。
【0067】〔実施例45〕3.0gのリナロールを
3.0gのリモネンに代え、0.1gのリパーゼOFを
0.1gのパンクレアチンに代えた以外は実施例40と
同様な操作を行った。結果を表4に示した。
【0068】〔実施例46〕3.0gのリナロールを
1.0gのラベンダーに代えた以外は実施例40と同様
な操作を行った。結果を表4に示した。
【0069】〔実施例47〕3.0gのリナロールを
1.0gのレモンオイルに代え、0.1gのリパーゼO
Fを0.1gのパンクレアチンに代えた以外は実施例4
0と同様な操作を行った。結果を表4に示した。
【0070】〔実施例48〕3.0gのリナロールを
1.0gのヒノキオールに代えた以外は実施例40と同
様な操作を行った。結果を表4に示した。
【0071】〔実施例49〕3.0gのリナロールを
1.0gのレモングラスに代え、0.1gのリパーゼO
Fを0.1gのパンクレアチンに代えた以外は実施例4
0と同様な操作を行った。結果を表4に示した。
【0072】〔実施例50〕3.0gのリナロールを
1.0gのユーカリに代えた以外は実施例40と同様な
操作を行った。結果を表4に示した。
【0073】〔実施例51〕3.0gのリナロールを
1.0gのローズマリーに代え、0.1gのリパーゼO
Fを0.1gのパンクレアチンに代えた以外は実施例4
0と同様な操作を行った。結果を表4に示した。
【0074】〔実施例52〕3.0gのリナロールを
3.0gのオレンジオイルに代えた以外は実施例40と
同様な操作を行った。結果を表4に示した。
【0075】〔実施例53〕200mlビーカー中の5
0mlの精製水に精油成分である1.0gのリナロー
ル、3.0gのN−やし油脂肪酸アシル−L−グルタミ
ン酸ナトリウム及び0.1gのパンクレアチンを添加し
て、さらに精製水を加えて100mlとして、ほぼ透明
な水性洗浄剤を得た。他の200mlビーカーに固形化
している10gのラードを取り、これに前記水性洗浄剤
を添加して、ガラス棒で円を描くように10回撹拌し
た。30分間放置後、ラードの溶解状態を目視観察し
た。ラードは完全に均一に可溶化していた。さらに溶解
状態を確認するため5℃に冷却し再度観察した。ラード
は微細化していて再度固化することはなかった。
【0076】〔実施例54〕1.0gのリナロールを
1.0gのα−テルピネオールに代え、0.1gのパン
クレアチンを0.1gのリパーゼOFに代えた以外は実
施例53と同様な操作を行った。結果を表5に示した。
【0077】〔実施例55〕1.0gのリナロールを
1.0gのα−ピネンに代えた以外は実施例53と同様
な操作を行った。結果を表5に示した。
【0078】〔実施例56〕1.0gのリナロールを
1.0gのオレンジオイルに代え、0.1gのパンクレ
アチンを0.1gのリパーゼOFに代えた以外は実施例
53と同様な操作を行った。結果を表5に示した。
【0079】〔実施例57〕200mlビーカー中の5
0mlの精製水に精油成分である1.0gのリナロー
ル、5.0gのN−やし油脂肪酸アシル−L−グルタミ
ン酸カリウム及び0.1gのパンクレアチンを添加し
て、さらに精製水を加えて100mlとして、透明な水
性洗浄剤を得た。他の200mlビーカーに固形化して
いる10gのラードを取り、これに前記水性洗浄剤を添
加して、ガラス棒で円を描くように10回撹拌した。3
0分間放置後、ラードの溶解状態を目視観察した。ラー
ドは完全に均一に可溶化していた。さらに溶解状態を確
認するため5℃に冷却し再度観察した。ラードは微細化
していて再度固化することはなかった。
【0080】〔実施例58〕1.0gのリナロールを
1.0gのα−テルピネオールに代え、0.1gのパン
クレアチンを0.1gのリパーゼOFに代えた以外は実
施例57と同様な操作を行った。結果を表5に示した。
【0081】〔実施例59〕200mlビーカー中の5
0mlの精製水に精油成分である1.0gのリナロー
ル、5.0gのN−ラウロイル−L−グルタミン酸カリ
ウム及び0.1gのパンクレアチンを添加して、さらに
精製水を加えて100mlとして、透明な水性洗浄剤を
得た。他の200mlビーカーに固形化している10g
のラードを取り、これに前記水性洗浄剤を添加して、ガ
ラス棒で円を描くように10回撹拌した。30分間放置
後、ラードの溶解状態を目視観察した。ラードは完全に
均一に可溶化していた。さらに溶解状態を確認するため
5℃に冷却し再度観察した。ラードは微細化していて再
度固化することはなかった。
【0082】〔実施例60〕1.0gのリナロールを
1.0gのα−テルピネオールに代え、0.1gのパン
クレアチンを0.1gのリパーゼOFに代えた以外は実
施例59と同様な操作を行った。結果を表5に示した。
【0083】〔実施例61〕200mlビーカー中の5
0mlの精製水に精油成分である1.0gのリナロー
ル、5.0gのココイルサルコシンナトリウム及び0.
1gのパンクレアチンを添加して、さらに精製水を加え
て100mlとして、透明な水性洗浄剤を得た。他の2
00mlビーカーに固形化している10gのラードを取
り、これに前記水性洗浄剤を添加して、ガラス棒で円を
描くように10回撹拌した。30分間放置後、ラードの
溶解状態を目視観察した。ラードは完全に均一に可溶化
していた。さらに溶解状態を確認するため5℃に冷却し
再度観察した。ラードは微細化していて再度固化するこ
とはなかった。
【0084】〔実施例62〕1.0gのリナロールを
1.0gのα−テルピネオールに代え、0.1gのパン
クレアチンを0.1gのリパーゼOFに代えた以外は実
施例61と同様な操作を行った。結果を表5に示した。
【0085】〔実施例63〕200mlビーカー中の5
0mlの精製水に精油成分である1.0gのリナロー
ル、5.0gのラウロイルサルコシントリエタノールア
ミン及び0.1gのパンクレアチンを添加して、さらに
精製水を加えて100mlとして、透明な水性洗浄剤を
得た。他の200mlビーカーに固形化している10g
のラードを取り、これに前記水性洗浄剤を添加して、ガ
ラス棒で円を描くように10回撹拌した。30分間放置
後、ラードの溶解状態を目視観察した。ラードは完全に
均一に可溶化していた。さらに溶解状態を確認するため
5℃に冷却し再度観察した。ラードは微細化していて再
度固化することはなかった。
【0086】〔実施例64〕1.0gのリナロールを
1.0gのα−テルピネオールに代え、0.1gのパン
クレアチンを0.1gのリパーゼOFに代えた以外は実
施例63と同様な操作を行った。結果を表5に示した。
【0087】〔実施例65〕200mlビーカー中の5
0mlの精製水に精油成分である1.0gのリナロー
ル、3.0gのDKエステル(第一工業製薬製、しょ糖
脂肪酸エステル35%含有)及び0.1gのパンクレア
チンを添加して、さらに精製水を加えて100mlとし
て、ゾル状の水性洗浄剤を得た。他の200mlビーカ
ーに固形化している10gのラードを取り、これに前記
水性洗浄剤を添加して、ガラス棒で円を描くように10
回撹拌した。30分間放置後、ラードの溶解状態を目視
観察した。ラードは完全に均一に可溶化していた。さら
に溶解状態を確認するため5℃に冷却し再度観察した。
ラードは微細化していて再度固化することはなかった。
【0088】〔実施例66〕1.0gのリナロールを
1.0gのα−テルピネオールに代え、0.1gのパン
クレアチンを0.1gのリパーゼOFに代えた以外は実
施例65と同様な操作を行った。結果を表6に示した。
【0089】〔実施例67〕1.0gのリナロールを
1.0gのα−ピネンに代えた以外は実施例65と同様
な操作を行った。結果を表6に示した。
【0090】〔実施例68〕1.0gのリナロールを
1.0gのオレンジオイルに代え、0.1gのパンクレ
アチンを0.1gのリパーゼOFに代えた以外は実施例
65と同様な操作を行った。結果を表6に示した。
【0091】〔実施例69〕200mlビーカー中の5
0mlの精製水に精油成分である1.0gのリナロー
ル、5.0gのポリグリセリン脂肪酸エチル及び0.1
gのパンクレアチンを添加して、さらに精製水を加えて
100mlとして、ゾル状の水性洗浄剤を得た。他の2
00mlビーカーに固形化している10gのラードを取
り、これに前記水性洗浄剤を添加して、ガラス棒で円を
描くように10回撹拌した。30分間放置後、ラードの
溶解状態を目視観察した。ラードは完全に均一に可溶化
していた。さらに溶解状態を確認するため5℃に冷却し
再度観察した。ラードは微細化していて再度固化するこ
とはなかった。
【0092】〔実施例70〕1.0gのリナロールを
1.0gのα−テルピネオールに代え、0.1gのパン
クレアチンを0.1gのリパーゼOFに代えた以外は実
施例69と同様な操作を行った。結果を表6に示した。
【0093】〔実施例71〕200mlビーカー中の5
0mlの精製水に精油成分である1.0gのリナロー
ル、3.0gのやし油脂肪酸ジエタノールアミド及び
0.1gのパンクレアチンを添加して、さらに精製水を
加えて100mlとして、ゾル状の水性洗浄剤を得た。
他の200mlビーカーに固形化している10gのラー
ドを取り、これに前記水性洗浄剤を添加して、ガラス棒
で円を描くように10回撹拌した。30分間放置後、ラ
ードの溶解状態を目視観察した。ラードは完全に均一に
可溶化していた。さらに溶解状態を確認するため5℃に
冷却し再度観察した。ラードは微細化していて再度固化
することはなかった。
【0094】〔実施例72〕1.0gのリナロールを
1.0gのα−テルピネオールに代え、0.1gのパン
クレアチンを0.1gのリパーゼOFに代えた以外は実
施例71と同様な操作を行った。結果を表6に示した。
【0095】〔実施例73〕1.0gのリナロールを
1.0gのα−ピネンに代えた以外は実施例71と同様
な操作を行った。結果を表6に示した。
【0096】〔実施例74〕1.0gのリナロールを
1.0gのオレンジオイルに代え、0.1gのパンクレ
アチンを0.1gのリパーゼOFに代えた以外は実施例
71と同様な操作を行った。結果を表6に示した。
【0097】〔実施例75〕200mlビーカー中の5
0mlの精製水に精油成分である1.0gのリナロー
ル、3.0gのやし油脂肪酸イミダゾリンベタイン及び
0.1gのパンクレアチンを添加して、さらに精製水を
加えて100mlとして、透明な水性洗浄剤を得た。他
の200mlビーカーに固形化している10gのラード
を取り、これに前記水性洗浄剤を添加して、ガラス棒で
円を描くように10回撹拌した。30分間放置後、ラー
ドの溶解状態を目視観察した。ラードは完全に均一に可
溶化していた。さらに溶解状態を確認するため5℃に冷
却し再度観察した。ラードは微細化していて再度固化す
ることはなかった。
【0098】〔実施例76〕1.0gのリナロールを
1.0gのα−ピネンに代え、0.1gのパンクレアチ
ンを0.1gのリパーゼOFに代えた以外は実施例75
と同様な操作を行った。結果を表6に示した。
【0099】〔比較例1〕ピネンを市販の台所洗剤(ラ
イオン株式会社製、ママレモン、界面活性剤成分30
%)界面活性剤量で1ml相当量に代えた以外は実施例
1と同様な操作を行った。前記30分間放置後、ラード
は固化したままであった。前記冷蔵庫に60分間入れた
後は、ラードの一部が固化した。
【0100】〔比較例2〕ピネン及びN−やし油脂肪酸
アシルL−グルタミン酸ナトリウムを添加しなかったこ
とを除いて、実施例1と同様な操作を繰り返した(即
ち、酵素のみ)。前記30分間放置後、ラードは固化し
たままであった。前記冷蔵庫に60分間入れた後は、ラ
ードの一部が固化した。
【0101】実施例1〜76及び比較例1〜2の結果を
総括すると、精油、それから単離される精油成分には多
少の差があるが、ラードが微細化して可溶化していお
り、固化はしないことが判明した。酵素の入ったもの
は、より微細化が進行していた。また、従来、台所洗剤
では、微細化率は低かった。酵素のみの場合は固化した
ままであった。
【0102】〔実施例77〕3gの食品用ラード、3g
のマヨネーズ(キューピー社製)、3mlの醤油(キッ
コーマン社製)及び3gのゼラチンをこの順に混合攪拌
して400gのワイシャツの袖首、袖口に付着、乾燥さ
せた後、表7の組成を有する本発明の洗浄剤10ml採
取して洗濯機を使用して10分間洗浄した。すすぎが一
回で汚れを完全に除去できた。使用した界面活性剤の正
味量は、0.2gと少量であった。
【0103】〔実施例78〕下記の繊維類用洗浄剤を使
用した以外は実施例77と同様の操作を行った。その配
合物を表7に示した。
【0104】〔実施例79〕0.1gのカチオン化セル
ロースをさらに添加した以外は実施例78と同様の操作
を行った。その配合物を表7に示した。
【0105】〔比較例3〕実施例77の洗浄剤(α−ピ
ネン、DKエステル及びアミソフト)に代えて、市販の
純石けん洗剤2.3g(生活協同組合連合会製、純石け
ん分60%の脂肪酸ナトリウム)を使用した以外は、実
施例77と同様な操作を繰り返した。すすぎは二回必要
であったが、10分後、汚れは完全に除去できた。使用
した界面活性剤は1.38gであり、本発明(実施例7
7)の6.9倍であった。
【0106】〔比較例4〕実施例77の洗浄剤(α−ピ
ネン、DKエステル及びアミソフト)に代えて、市販の
洗濯洗剤2.3g(ライオン株式会社製、商標名:トッ
プ、成分:界面活性剤(34%)として、アルファスル
ホン酸脂肪酸エステルナトリウム、直鎖アルキルベンゼ
ン系、脂肪酸ナトリウム、補助剤として、アルミノ珪酸
塩、炭酸塩、酵素、蛍光剤配合)を使用した以外は、実
施例77と同様な操作を繰り返した。すすぎは二回必要
であったが、10分後、汚れは完全に除去できた。使用
した界面活性剤は0.69gであり、本発明(実施例7
7)の3.45倍であった。
【0107】〔実施例80〕表7のこの実施例の配合物
は浴用剤として使用するものである。
【0108】〔実施例81〕表7のこの実施例の配合物
は足用浴用クリームとして使用するものである。
【0109】〔比較例5〕表7のこの比較例の配合物は
食器用洗剤として使用するものである。
【0110】
【発明の効果】実施例77等及び比較例3〜5の結果か
ら、界面活性成分を純石けんの1/7、洗濯洗剤の1/
3以下の量で同等の洗浄効果を得た。食器用では、セッ
ケンの1/10、中性洗剤の1/3〜1/6以下の界面
活性成分の使用量で同等の洗浄効果を得た。これによ
り、界面活性剤の流出による環境への悪影響を大幅に軽
減できることが判明した。また、すすぎの回数を半減で
きたことにより、上水の使用料を軽減できることも確認
できた。
【0111】本発明で使用する精油及び前記精油から単
離され、若しくは合成された精油成分からなる群から選
択される一種以上の主剤は、その殺菌作用により、衣
服、食器類等の被洗浄物の衛生管理ができ、さらなる殺
菌処理が不要となる。さらに、その洗浄後の廃液を排水
管に流すことで排水管の衛生管理に役立つといった二重
の効果を有する。また、防腐作用、防錆作用も有する。
本発明の殺菌作用を有する精油及びその単離成分は2時
間程度で揮発により失われるので、環境への影響はな
い。
【0112】洗濯用水溶液はpH8以下であるため極め
て中性に近い。このため従来のように綿と羊毛とで洗剤
の使い分ける必要はない。
【0113】
【表1】
【表2】
【表3】
【表4】
【表5】
【表6】
【表7】
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1により、透明な水性洗浄剤を添加し
たラードを30分間放置後、さらに、これを冷蔵庫に6
0分間入れて液温を10℃以下にした後の写真である。
【図2】 実施例71により、ゾル状の水性洗浄剤を添
加したラードを30分間放置後、さらに、これを冷蔵庫
に60分間入れて液温を10℃以下にした後の写真であ
る。
【図3】 実施例68により、ゾル状の水性洗浄剤を添
加したラードを30分間放置後、さらに、これを冷蔵庫
に60分間入れて液温を10℃以下にした後の写真であ
る。
【図4】 比較例1の方法により、市販の台所洗剤を添
加したラードを30分間放置後、さらに、これを冷蔵庫
に60分間入れて液温を10℃以下にした後の写真であ
る。
【図5】 比較例2の方法により、酵素と水とを添加し
たラードを30分間放置後、さらに、これを冷蔵庫に6
0分間入れて液温を10℃以下にした後の写真である。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年1月6日(1999.1.6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C11D 3/382 C11D 3/382 3/386 3/386 3/50 3/50

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)精油及び前記精油から単離され若
    しくは合成された精油成分からなる群から選択される一
    種以上の主剤、0.1〜20重量%、(b)前記主成分
    を可溶化するための界面活性剤、0.25〜20重量
    %、及び(c)酵素を含み、前記(a)対(b)の重量
    比が1:0.05〜1:15の範囲内にある環境保全型
    水性洗浄用組成物。
  2. 【請求項2】 前記界面活性剤が(i)N−アシルアミ
    ノ酸塩であるか、又は(ii)しょ糖脂肪酸エステル、脂
    肪酸アルキロールアミド及びこれらの混合物からなる群
    から選択されるか、又は(iii)(i)及び(ii)を併用
    したものである、請求項1記載の環境保全型水性洗浄用
    組成物。
  3. 【請求項3】 前記精油成分が、α−及び/又はβ−ピ
    ネン、リモネン、リナロール、ゲラニオール、α−、β
    −又はγ−テルピネオール、テルピネン−4−オール、
    酢酸リナリル及びそれらの混合物からなる群から選択さ
    れる請求項1ないし2いずれか記載の環境保全型水性洗
    浄用組成物。
  4. 【請求項4】 前記酵素がリパーゼ、プロテアーゼ、ア
    ミラーゼ及びセルラーゼからなる群から選択される請求
    項1ないし3いずれか記載の環境保全型水性洗浄用組成
    物。
JP37689098A 1998-07-22 1998-12-25 環境保全型水性洗浄用組成物 Expired - Fee Related JP4202503B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP37689098A JP4202503B2 (ja) 1998-07-22 1998-12-25 環境保全型水性洗浄用組成物
US09/357,838 US6136778A (en) 1998-07-22 1999-07-21 Environment safeguarding aqueous detergent composition comprising essential oils

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10-222302 1998-07-22
JP22230298 1998-07-22
JP37689098A JP4202503B2 (ja) 1998-07-22 1998-12-25 環境保全型水性洗浄用組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000095652A true JP2000095652A (ja) 2000-04-04
JP4202503B2 JP4202503B2 (ja) 2008-12-24

Family

ID=26524812

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP37689098A Expired - Fee Related JP4202503B2 (ja) 1998-07-22 1998-12-25 環境保全型水性洗浄用組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4202503B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002037726A (ja) * 2000-07-25 2002-02-06 Kose Corp 洗浄料組成物
JP2007277768A (ja) * 2006-04-07 2007-10-25 Toho Chem Ind Co Ltd 脱墨方法及び脱墨剤
JP2010189559A (ja) * 2009-02-19 2010-09-02 Matsumiya:Kk 洗浄用組成物
JP2011207819A (ja) * 2010-03-30 2011-10-20 Noevir Co Ltd 皮脂溶解剤及びこれを含有する皮膚外用剤

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002037726A (ja) * 2000-07-25 2002-02-06 Kose Corp 洗浄料組成物
JP2007277768A (ja) * 2006-04-07 2007-10-25 Toho Chem Ind Co Ltd 脱墨方法及び脱墨剤
JP2010189559A (ja) * 2009-02-19 2010-09-02 Matsumiya:Kk 洗浄用組成物
JP4627559B2 (ja) * 2009-02-19 2011-02-09 株式会社マツミヤ 洗浄用組成物
JP2011207819A (ja) * 2010-03-30 2011-10-20 Noevir Co Ltd 皮脂溶解剤及びこれを含有する皮膚外用剤

Also Published As

Publication number Publication date
JP4202503B2 (ja) 2008-12-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6136778A (en) Environment safeguarding aqueous detergent composition comprising essential oils
US6333301B1 (en) Environmental protection-type particulate detergent compositions
US6528047B2 (en) Odor absorption and deodorization
ES2357980T3 (es) Composición detergente.
JP2007077311A (ja) 高洗浄力の研磨材含有洗浄剤
KR100917337B1 (ko) 친환경성 세제 조성물
TWI680771B (zh) 清洗製品
JP2006348101A (ja) 増粘性を改良された洗浄剤組成物
JP2000505026A (ja) 農産物および食用動物性タンパク質をクリーニングする物品、方法および組成物
JP2007169248A (ja) 液体皮膚洗浄剤組成物
JP4773997B2 (ja) 醗酵マクワ多目的洗浄剤とその製造方法
JP4202503B2 (ja) 環境保全型水性洗浄用組成物
JP4137926B2 (ja) 身体清浄用化粧料
KR20110019118A (ko) 액체 세제 조성물
JP2014156537A (ja) 液体洗浄剤組成物
JP2004026788A (ja) 身体清浄用化粧料
JP2000096091A (ja) 環境保全型食器洗浄用組成物及び水性ホ―ムケア製品洗浄用組成物
CZ296195B6 (cs) Mycí kostka s obsahem smácedla
CN103690400A (zh) 天然植物型沐浴露及其制备方法
JP2005306752A (ja) 泡吐出容器用身体洗浄剤組成物
JP6446230B2 (ja) 洗浄剤組成物
KR100236374B1 (ko) 분말세제조성물 및 그 제조방법
JP2005029532A (ja) 皮膚洗浄料
JP2003192571A (ja) 身体清浄用化粧料
JP2006160964A (ja) 研磨剤含有洗浄剤

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050126

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060814

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060822

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061023

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080630

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080829

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080929

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081009

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111017

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121017

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131017

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees