JP2000094927A - 車両用空調装置 - Google Patents
車両用空調装置Info
- Publication number
- JP2000094927A JP2000094927A JP10265998A JP26599898A JP2000094927A JP 2000094927 A JP2000094927 A JP 2000094927A JP 10265998 A JP10265998 A JP 10265998A JP 26599898 A JP26599898 A JP 26599898A JP 2000094927 A JP2000094927 A JP 2000094927A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- case
- air
- heater unit
- temperature control
- partitioning plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 内外気2層流タイプ化のために標準地向のヒ
ータユニットのケース1内に仕切板9を配置したのみで
は、内壁ガイド8による上下方向の流れが仕切板9によ
って遮られ、各吹出口5、6、7から吹き出される温度
のコントロールができなくなる。 【解決手段】 ケース1の上下中央に仕切板9を配置し
て、ケース1内を上下に仕切る。この仕切板9に温度コ
ントロールガイド10を設け、ケース1内の風向きを3
次元的に変更し、各吹出口5、6、7から吹き出される
温度をコントロールする。
ータユニットのケース1内に仕切板9を配置したのみで
は、内壁ガイド8による上下方向の流れが仕切板9によ
って遮られ、各吹出口5、6、7から吹き出される温度
のコントロールができなくなる。 【解決手段】 ケース1の上下中央に仕切板9を配置し
て、ケース1内を上下に仕切る。この仕切板9に温度コ
ントロールガイド10を設け、ケース1内の風向きを3
次元的に変更し、各吹出口5、6、7から吹き出される
温度をコントロールする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用空調装置に
関するもので、特に内外気2層流タイプの空調ユニット
に使用可能なヒータユニットに関する技術である。
関するもので、特に内外気2層流タイプの空調ユニット
に使用可能なヒータユニットに関する技術である。
【0002】
【従来の技術】近年の車両エンジンの低熱源化に対応
し、暖房性能を確保するために、寒冷地では内外気2層
流タイプの空調ユニットが主流になりつつある。
し、暖房性能を確保するために、寒冷地では内外気2層
流タイプの空調ユニットが主流になりつつある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】寒冷地向は全生産台数
に占める割合が少ない。このため、内外気2層流タイプ
のケースを新設すると、ケースコストが割高になり、寒
冷地用のヒータユニットのコストが大変高くなってしま
う。そこで、標準地向のケース内に仕切板を配置して2
層流タイプに変更する要求がある。
に占める割合が少ない。このため、内外気2層流タイプ
のケースを新設すると、ケースコストが割高になり、寒
冷地用のヒータユニットのコストが大変高くなってしま
う。そこで、標準地向のケース内に仕切板を配置して2
層流タイプに変更する要求がある。
【0004】ここで、標準地向のヒータユニットを図2
を用いて説明する。ヒータユニットのケースH1 の各面
には、車室内に温調風を吹き出す複数の吹出口H2 〜H
4 が設けられる。特に、デフロスタ吹出口H2 およびフ
ット吹出口H3 は、車両の構造上、ケースH1 の上下面
に設定される。このような配置条件においても各吹出口
H2 〜H4 から適切な温度の温調風が得られるように、
ケースH1 内に温度コントロールガイドH5 (以下、内
壁ガイド)を配置し、ケースH1 内の風向きを3次元的
に変えることで各吹出口H2 〜H4 から吹き出される空
調風の温度をコントロールしている。
を用いて説明する。ヒータユニットのケースH1 の各面
には、車室内に温調風を吹き出す複数の吹出口H2 〜H
4 が設けられる。特に、デフロスタ吹出口H2 およびフ
ット吹出口H3 は、車両の構造上、ケースH1 の上下面
に設定される。このような配置条件においても各吹出口
H2 〜H4 から適切な温度の温調風が得られるように、
ケースH1 内に温度コントロールガイドH5 (以下、内
壁ガイド)を配置し、ケースH1 内の風向きを3次元的
に変えることで各吹出口H2 〜H4 から吹き出される空
調風の温度をコントロールしている。
【0005】しかし、このような標準地向のヒータユニ
ットのケースH1 内の上下中央部に、2層流タイプ化の
ための仕切板を配置すると、内壁ガイドH5 による上下
方向の流れが仕切板によって遮られ、温度コントロール
性能が悪化する不具合が生じてしまう。
ットのケースH1 内の上下中央部に、2層流タイプ化の
ための仕切板を配置すると、内壁ガイドH5 による上下
方向の流れが仕切板によって遮られ、温度コントロール
性能が悪化する不具合が生じてしまう。
【0006】
【発明の目的】本発明は、上記の事情に鑑みてなされた
もので、その目的は、内外気2層流タイプではない標準
地向のヒータユニットのケース内に仕切板を配置して2
層流タイプ化するとともに、ケース内に仕切板を配置し
ても各吹出口から吹き出される空調風の温度をコントロ
ールできる車両用空調装置の提供にある。
もので、その目的は、内外気2層流タイプではない標準
地向のヒータユニットのケース内に仕切板を配置して2
層流タイプ化するとともに、ケース内に仕切板を配置し
ても各吹出口から吹き出される空調風の温度をコントロ
ールできる車両用空調装置の提供にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】ヒータユニットのケース
内に仕切板を配置することで、内外気2層流タイプでは
ない標準地向のヒータユニットを2層流タイプ化でき
る。このため、2層流タイプのためのケースを新設する
必要がなく、寒冷地向である2層流タイプのヒータユニ
ットのコストを抑えることができる。
内に仕切板を配置することで、内外気2層流タイプでは
ない標準地向のヒータユニットを2層流タイプ化でき
る。このため、2層流タイプのためのケースを新設する
必要がなく、寒冷地向である2層流タイプのヒータユニ
ットのコストを抑えることができる。
【0008】また、ケース内が仕切板で上下に仕切られ
るが、仕切板に設けられた温度コントロールガイドによ
ってケース内の風向きを3次元的に変えることができ、
各吹出口から吹き出される空調風の温度をコントロール
できる。つまり、ケース内に2層流タイプ化のための仕
切板を配置しても高い温度コントロール性能を得ること
ができる。
るが、仕切板に設けられた温度コントロールガイドによ
ってケース内の風向きを3次元的に変えることができ、
各吹出口から吹き出される空調風の温度をコントロール
できる。つまり、ケース内に2層流タイプ化のための仕
切板を配置しても高い温度コントロール性能を得ること
ができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1を用い
て説明する。なお、図中(a)は上方から見た断面図、
(b)は正面断面図、(c)は側面断面図を示す。横置
きタイプの空調ユニットは、送風機ユニット、クーラユ
ニット、ヒータユニットを横方向に組み合わせたもの
で、ヒータユニットは車室内に吹き出される空気の加熱
量を可変する。ヒータユニットは、クーラユニットの下
流側に接続されるケース1を備える。このケース1は、
通過する空気を加熱する空気加熱用熱交換器2、および
この空気加熱用熱交換器2を通過する温風流量とバイパ
ス路3を通過する冷風流量との割合を調節するエアミッ
クスドア4を収納するものである。
て説明する。なお、図中(a)は上方から見た断面図、
(b)は正面断面図、(c)は側面断面図を示す。横置
きタイプの空調ユニットは、送風機ユニット、クーラユ
ニット、ヒータユニットを横方向に組み合わせたもの
で、ヒータユニットは車室内に吹き出される空気の加熱
量を可変する。ヒータユニットは、クーラユニットの下
流側に接続されるケース1を備える。このケース1は、
通過する空気を加熱する空気加熱用熱交換器2、および
この空気加熱用熱交換器2を通過する温風流量とバイパ
ス路3を通過する冷風流量との割合を調節するエアミッ
クスドア4を収納するものである。
【0010】このヒータユニットのケース1の各面に
は、車室内に温調風を吹き出す複数の吹出口5、6、7
が設けられている。なお、各吹出口5、6、7はヒータ
ユニットの搭載位置に応じて開口するもので、主に温風
を吹き出すデフロスタ吹出口5はケース1の上面に開口
し、主に温風を吹き出すフット吹出口6はケース1の下
面に開口し、主に冷風を吹き出すフェイス吹出口7はケ
ース1の側面に開口する。
は、車室内に温調風を吹き出す複数の吹出口5、6、7
が設けられている。なお、各吹出口5、6、7はヒータ
ユニットの搭載位置に応じて開口するもので、主に温風
を吹き出すデフロスタ吹出口5はケース1の上面に開口
し、主に温風を吹き出すフット吹出口6はケース1の下
面に開口し、主に冷風を吹き出すフェイス吹出口7はケ
ース1の側面に開口する。
【0011】ケース1の内面には、内壁ガイド8が設け
られている。この内壁ガイド8は、空気加熱用熱交換器
2およびバイパス路3の下流に配置されたもので、ケー
ス1内を流れる風向き(空気加熱用熱交換器2を通過し
た温風の向き、バイパス路3を通過した冷風の向き)を
3次元的に変え、上記各吹出口5、6、7より必要な温
度の温調風を吹き出させるものである。
られている。この内壁ガイド8は、空気加熱用熱交換器
2およびバイパス路3の下流に配置されたもので、ケー
ス1内を流れる風向き(空気加熱用熱交換器2を通過し
た温風の向き、バイパス路3を通過した冷風の向き)を
3次元的に変え、上記各吹出口5、6、7より必要な温
度の温調風を吹き出させるものである。
【0012】標準地向に設けられたケース1の内部に
は、ヒータユニットを寒冷地向である内外気2層流タイ
プにするための仕切板9が挿入されている。この仕切板
9は、ケース1の上下中央に配置されて、ケース1内を
上下に仕切るものである。仕切板9をケース1内に挿入
したのみでは、内壁ガイド8による上下方向の流れが仕
切板9によって遮られ、温度コントロール性能が悪化す
る。そこで、仕切板9の上下面には、温度コントロール
ガイド10が設けられている。
は、ヒータユニットを寒冷地向である内外気2層流タイ
プにするための仕切板9が挿入されている。この仕切板
9は、ケース1の上下中央に配置されて、ケース1内を
上下に仕切るものである。仕切板9をケース1内に挿入
したのみでは、内壁ガイド8による上下方向の流れが仕
切板9によって遮られ、温度コントロール性能が悪化す
る。そこで、仕切板9の上下面には、温度コントロール
ガイド10が設けられている。
【0013】この温度コントロールガイド10は、空気
加熱用熱交換器2およびバイパス路3の下流に配置され
たもので、ケース1内を流れる風向き(空気加熱用熱交
換器2を通過した温風の向き、バイパス路3を通過した
冷風の向き)を3次元的に変え、上記各吹出口5、6、
7より必要な温度の温調風を吹き出させるものである。
なお、温度コントロールガイド10は、仕切板9に取り
付けたものであっても良いし、仕切板9と一体成形され
たものであっても良い。
加熱用熱交換器2およびバイパス路3の下流に配置され
たもので、ケース1内を流れる風向き(空気加熱用熱交
換器2を通過した温風の向き、バイパス路3を通過した
冷風の向き)を3次元的に変え、上記各吹出口5、6、
7より必要な温度の温調風を吹き出させるものである。
なお、温度コントロールガイド10は、仕切板9に取り
付けたものであっても良いし、仕切板9と一体成形され
たものであっても良い。
【0014】本実施形態で示すように、ヒータユニット
のケース1内に仕切板9を配置することで、内外気2層
流タイプではない標準地向のヒータユニットを2層流タ
イプ化できる。このため、2層流タイプのためのケース
1を新設する必要がなく、寒冷地向である2層流タイプ
のヒータユニットのコストを抑えることができる。
のケース1内に仕切板9を配置することで、内外気2層
流タイプではない標準地向のヒータユニットを2層流タ
イプ化できる。このため、2層流タイプのためのケース
1を新設する必要がなく、寒冷地向である2層流タイプ
のヒータユニットのコストを抑えることができる。
【0015】また、ケース1内が仕切板9によって上下
に仕切られるが、仕切板9に設けられた温度コントロー
ルガイド10によってケース1内を流れる風向きを3次
元的に変えることができ、結果的に各吹出口5、6、7
から吹き出される温調風の温度をコントロールできる。
つまり、ケース1内に2層流タイプ化のための仕切板9
を配置しても高い温度コントロール性能を得ることがで
きる。
に仕切られるが、仕切板9に設けられた温度コントロー
ルガイド10によってケース1内を流れる風向きを3次
元的に変えることができ、結果的に各吹出口5、6、7
から吹き出される温調風の温度をコントロールできる。
つまり、ケース1内に2層流タイプ化のための仕切板9
を配置しても高い温度コントロール性能を得ることがで
きる。
【図1】本実施形態におけるヒータユニットの三方向断
面図である。
面図である。
【図2】標準地向ヒータユニットの三方向断面図であ
る。
る。
1 ケース 2 空気加熱用熱交換器 3 バイパス路 4 エアミックスドア 5 デフロスタ吹出口 6 フット吹出口 7 フェイス吹出口 9 仕切板 10 温度コントロールガイド
Claims (1)
- 【請求項1】(a)空気加熱用熱交換器、およびこの空
気加熱用熱交換器を通過する温風流量と前記空気加熱用
熱交換器をバイパスする冷風流量との割合を調節するエ
アミックスドアを収納するとともに、上面にデフロスタ
吹出口、側面にフェイス吹出口、および下面にフット吹
出口が設けられたヒータユニットのケースと、 (b)このケース内に配置され、このケース内を上下に
仕切る仕切板と、 (c)この仕切板に設けられ、前記ケース内の風向きを
変更する温度コントロールガイドと、 を備える車両用空調装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10265998A JP2000094927A (ja) | 1998-09-21 | 1998-09-21 | 車両用空調装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10265998A JP2000094927A (ja) | 1998-09-21 | 1998-09-21 | 車両用空調装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000094927A true JP2000094927A (ja) | 2000-04-04 |
Family
ID=17424956
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10265998A Pending JP2000094927A (ja) | 1998-09-21 | 1998-09-21 | 車両用空調装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000094927A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011116264A (ja) * | 2009-12-04 | 2011-06-16 | Honda Motor Co Ltd | 車両用空調装置 |
-
1998
- 1998-09-21 JP JP10265998A patent/JP2000094927A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011116264A (ja) * | 2009-12-04 | 2011-06-16 | Honda Motor Co Ltd | 車両用空調装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4883080B2 (ja) | 車両用空調装置 | |
US20010004015A1 (en) | Heating or air-conditioning unit for a motor vehicle | |
JPS60209318A (ja) | 自動車用空気調和装置のヒ−タユニツト | |
JPH10230733A (ja) | 車両用空調装置 | |
JP2005170376A (ja) | 車両用空調システムの空気分配モジュール | |
JP4821034B2 (ja) | 車両用エアコンディショニングユニット | |
JP2001138724A (ja) | 車両用空調装置 | |
JPH09309322A (ja) | 自動車用空調装置 | |
JP2005067402A (ja) | 車両用空調装置 | |
JP2001088532A (ja) | 車両用空調装置 | |
JP2007276546A (ja) | 車両用空調装置およびカバー | |
JP2000094927A (ja) | 車両用空調装置 | |
US20070187520A1 (en) | Multi-zone temperature control module for an air handling system of a heating, ventilation, and air conditioning system for a vehicle | |
JPS6133314A (ja) | 車輌用空調装置 | |
JP2004231121A (ja) | 車両用空調ユニットおよび車両用空調装置 | |
JP2005225445A (ja) | 自動車用空調装置 | |
JP2003080921A (ja) | 送風装置および車両用空調装置 | |
JP2002144848A (ja) | 車両用空調装置 | |
JP3609215B2 (ja) | 自動車用空気調和装置 | |
JP2002362132A (ja) | 車両用空調装置 | |
JPS585615Y2 (ja) | 車両用空調装置の暖房ユニツト | |
JP2007083774A (ja) | 車両後席用空調装置 | |
JPS589008B2 (ja) | 自動車用空気調和装置のヒ−タユニツト構造 | |
JPH10119545A (ja) | 左右独立温調空気調和装置 | |
JP2001105831A (ja) | 車両用空気調和ユニット |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050324 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070126 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070206 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20070605 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |