JP2000094865A - 光学的読取用紙及びその光学的読取装置 - Google Patents

光学的読取用紙及びその光学的読取装置

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JP2000094865A
JP2000094865A JP10270689A JP27068998A JP2000094865A JP 2000094865 A JP2000094865 A JP 2000094865A JP 10270689 A JP10270689 A JP 10270689A JP 27068998 A JP27068998 A JP 27068998A JP 2000094865 A JP2000094865 A JP 2000094865A
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light
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Satoshi Nishiyama
聡 西山
Masaharu Koyama
正晴 小山
Michiharu Uchida
道治 内田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 紙幣、パスポート、有価証券、印紙類
等の貴重印刷物の偽造防止、改竄防止及び複写防止効果
を高める。 【解決手段】 特定波長域の光を照射すると固有の波
長域の光を発光する発光物質3を、部分的に不透明度の
異なる用紙1に付与して光学的読取用紙を構成し、この
光学的読取用紙に表面側ランプ5及び裏面側ランプ9で
特定波長の光を夫々照射し、発光物質3から発光する光
を、夫々受光センサー6、8及び受光センサー10、1
2で受光して、電圧波形を同時又は一以上選択的に得
て、真偽判別を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紙幣、パスポー
ト、有価証券、印紙類等の偽造防止、改竄防止及び複写
防止が要求される貴重印刷物に対し、更なる抑止効果を
付与するとともに、光学的に真偽判定を可能とする光学
的読取用紙、及び真正な光学的読取用紙か贋の用紙かを
判別するための読取装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、紙幣、パスポート、有価証券、印
紙類等の偽造防止、改竄防止及び複写防止が要求される
貴重印刷物は、カラーコピーやスキャナー等による複製
技術の進歩に伴い、一般流通過程において真偽判別が容
易にできる対策が重要になってきている。特に機械識別
処理の対策は、自動販売機や自動換金装置等の普及と相
まって益々その重要性を増している。
【0003】真偽判別を必要とする機械識別処理される
貴重印刷物には、従来、例えば蛍光インキ、磁性、紙
厚、透過光量等の特徴により真偽判別する機能を保持し
ているが、上記複製技術の進歩により偽造防止、改竄防
止及び複写防止上の安全対策としては万全ではなく、新
たな偽造防止、改竄防止及び複写防止方法の開発が必要
不可欠となっている。
【0004】更に、人間の視覚による真偽判定要素とし
ては、すき入れ、着色繊維及び、蛍光繊維等があるが、
有価証券、印紙類の貴重印刷物に施したすき入れ、着色
繊維、及び蛍光繊維は、人間の視覚による真偽判定要素
であり、機械処理による判定要素とはなり得ないのが現
状である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の上記
問題点を解決することを目的とするものであり、特定波
長域の光を照射すると固有の波長域の光を発光する発光
物質を、白すき入れ部等の部分的に不透明度が異なる用
紙の表面に付与して光学的読取用紙を構成し、この光学
的読取用紙に表面側及び裏面側の両方又はいずれか一つ
から、上記特定波長の光を照射し、夫々の照射光によ
り、発光物質から発光する光あるいは反射光を表裏夫々
において受光センサーで受光し、その出力波形を同時に
得て、真偽判別のための識別を可能とすることを課題と
している。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、部分的に不透明度が異なる用紙に、発光
物質が付与されて成る光学的読取用紙であって、上記発
光物質は、紫外線域又は近赤外線域にある特定波長域の
光を照射すると固有の波長域の光を発光するものである
ことを特徴とする光学的読取用紙を提供することであ
る。
【0007】上記発光物質は、該発光物質を含むインキ
で印刷するか、該発光物質を含む噴霧液を噴霧するか、
該発光物質を含む塗布液を塗布することによって付与さ
れている。
【0008】本発明は、上記課題を解決するために、紫
外線域又は近赤外線域にある特定波長域の光を照射する
と固有の波長域の光を発光する発光物質が、部分的に不
透明度の異なる用紙の表面に付与された光学的読取用紙
を読み取る光学的読取装置であって、上記表面側に配設
され、上記光学的読取用紙に上記特定波長の光を照射す
る表面側ランプと、上記表面側に配置され、上記照射さ
れた光により上記発光物質が発光する表面側の光を受光
する表面側受光センサーと、上記光学的読取用紙に対し
て、裏面側に配置され、上記発光物質が発光する光が光
学的読取用紙を透過した透過光を受光する透過光裏面側
受光センサーとを備えており、上記表面側受光センサー
及び透過光裏面側受光センサーにより、上記表面側の光
の出力波形及び上記透過光の出力波形が、同時又はいず
れか一つが得られるようにしたことを特徴とする光学読
取装置を提供する。
【0009】本発明は、上記課題を解決するために、紫
外線域又は近赤外線域にある特定波長域の光を照射する
と固有の波長域の光を発光する発光物質が、部分的に不
透明度の異なる用紙の表面に付与された光学的読取用紙
を読み取る光学的読取装置であって、上記光学的読取用
紙に対して、裏面側に配置され、上記光学的読取用紙に
上記特定波長の光を照射する裏面側ランプと、上記裏面
側に配置され、上記裏面側ランプからの照射光の裏面に
おける反射光を受光する反射光裏面側受光センサーと、
上記表面側に配置され、上記照射光が光学的読取用紙を
透過した透過光による上記発光物質の発光した光を受光
する透過光表面側受光センサーとを備えており、上記反
射光裏面側受光センサー及び透過光表面側受光センサー
により、上記反射光の出力波形と上記透過光の出力波形
が、同時又はそのいずれか一つが得られるようにしたこ
とを特徴とする光学読取装置を提供する。
【0010】本発明は、上記課題を解決するために、紫
外線域又は近赤外線域にある特定波長域の光を照射する
と固有の波長域の光を発光する発光物質が、部分的に不
透明度の異なる用紙の表面に付与された光学的読取用紙
を読み取る光学的読取装置であって、上記表面側に配設
され、上記光学的読取用紙に上記特定波長の光を照射す
る表面側ランプと、上記表面側に配置され、上記表面側
ランプからの照射光で発光物質が発光する表面側の光を
受光する表面側受光センサーと、上記光学的読取用紙に
対して、裏面側に配置され、上記発光物質が発光する光
が光学的読取用紙を透過した裏面側への透過光を受光す
る透過光裏面側受光センサーと、上記光学的読取用紙に
対して、裏面側に配置され、上記光学的読取用紙に上記
特定波長の光を照射する裏面側ランプと、上記裏面側に
配置され、裏面側ランプからの照射光の裏面における反
射光を受光する反射光裏面側受光センサーと、上記表面
側に配置され、上記裏面側からの照射光が光学的読取用
紙を透過した表面側への透過光による上記発光物質の発
光した光を受光する透過光表面側受光センサーとを備え
ており、上記表面側受光センサー及び透過光裏面側受光
センサー並びに上記反射光裏面側受光センサー及び透過
光表面側受光センサーにより、上記表面側の光の出力波
形及び上記裏面側への透過光の出力波形並びに上記反射
光の出力波形と上記表面側への透過光の出力波形が、全
て同時又はその一以上が選択的に得られるようにしたこ
とを特徴とする光学読取装置を提供する。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を実施例に基
づいて図面を参照として説明する。図1は、本発明に係
る光学的読取用紙の実施例を示す平面図であり、図2
は、図1の光学的読取用紙の断面図と本発明の光学的読
取装置を示す図である。
【0012】図1において、1は、本発明の光学的読取
用紙の基材となる用紙であり、2は白すき入れ部2であ
って、白すき入れを入れることによって、白すき入れを
入れない部分より、不透明度(光が透過しにくくなる度
合)を低下させる。3は、発光物質を含むインキによ
り、白すき入れ部2を含む用紙1の上に、印刷された印
刷部分である。このように本発明の光学的読取用紙は、
白すき入れ部2を含む用紙1の部分に発光物質を含むイ
ンキにより印刷部分3を印刷して構成される。
【0013】本実施例では、用紙1は、坪量100 g
/m2、紙厚100μmであり、水性ビヒクルに紫外線
励起近赤外線発光する特徴を有する発光物質を30部含
んだインキを使用して印刷し、光学的読取用紙を得るこ
とができる。
【0014】光学的読取用紙は、図2に示す光学的読取
装置により光学的に読取られる。図2において、光学的
読取用紙の印刷表面側に、紫外線を照射する表面側ラン
プ5が配設されている。この表面側ランプ5からハーフ
ミラー7を通して印刷面に紫外線が照射される。印刷部
分3は、紫外線が照射されると発光物質が発光して、こ
の光は、ハーフミラー7により反射されて表面側受光セ
ンサー6により受光される。又、発光物質からの光は光
学的読み取り用紙を透過して透過光として透過光裏面側
受光センサー8により受光される。
【0015】光学的読み取り用紙の印刷裏面側に、紫外
線を照射するランプ9が配設されている。この裏面側ラ
ンプ9からハーフミラー11を通して印刷裏面に紫外線
が照射される。この紫外線は、一部は印刷裏面で反射さ
れハーフミラー11で反射して反射光裏面側受光センサ
ー10により受光される。又紫外線の一部は、裏面から
光学的読み取り用紙を透過すると、印刷表面の発光物質
が発光し、この光は、透過光表面側受光センサー12に
より受光される。
【0016】本実施例では、表面側ランプ5、裏面側ラ
ンプ9は、365nmにピークがある波長の光を照射す
るランプであり、受光センサー6、8、10、12は、
近赤外線ホトダイオードにフィルターを取り付けて10
00nm以下の波長を遮断しているものである。
【0017】上記のような構成の本発明の光学的読み取
り用紙及び読み取り装置の作用について、図3〜図6を
参照にして説明する。図3〜図6は、受光センサー6、
8、10、12の夫々で受光した光量を電圧値に変換し
た出力波形を示している。
【0018】印刷面側の表面側ランプ5から照射された
紫外線により印刷部分3が近赤外線光を発光し、これを
表面側受光センサー6で受光すると、図3に示されるよ
うに発光物質を含んだ印刷部分3の長手方向の幅に対応
した出力波形13が得られる。
【0019】一方、この発光した近赤外線光が用紙1を
透過した透過光を透過光裏面側受光センサー8で受光す
ると、不透明度を低下させた白すき入れ部2において発
光物質が放つ近赤外線の透過量が高く、それ以外の部分
は透過量が低いために、図4に示すように、白すき入れ
部2に対応した2つのピークを有する出力波形14が得
られる。
【0020】裏面側ランプ9から印刷裏面に照射された
紫外線は、裏面における白すき入れ部2とそれ以外の部
分において反射されて反射光裏面側受光センサー10で
受光されるが、いずれの部分からの反射光も弱く、図5
に示されるように、反射光裏面側受光センサー10から
の出力強度は低い出力波形15が得られ、ピークを有す
る波形は、得られない。
【0021】裏面側ランプ9から裏面に照射された紫外
線は、用紙1を透過して印刷面の印刷部分3の発光物質
へ到達して近赤外線光を発光させ、これを透過光表面側
受光センサー12で受光する。この場合、白すき入れ部
2の方がそれ以外の部分より用紙の厚さが薄いので光の
吸収が少なく、透過光は強く、透過光表面側受光センサ
ー12の出力強度は、図6に示されるように図4の波形
と同期したピークを有する波形16が得られる。しか
し、裏面からの照射された紫外線は、白すき入れ部2で
も吸収され、発光物質へ到達したときは弱くなっってい
るので、その発光物質からの発光は、上記のとおりピー
ク波形は得られるものの、図4に示される場合に比べて
その出力強度は弱い。
【0022】本発明の読取装置では、真正の読取用紙を
読み取って得られる夫々の受光素子6、8、10、12
における上記波形の特徴を真正品の波形形状として、あ
らかじめ把握しておき、この波形と、判定されるべき読
取用紙の波形形状を比較することで真偽判定が可能とな
る。この場合、必要に応じて次のように選択的にチェッ
クを行えばよい。
【0023】印刷面側の表面側ランプ5から照射され
た紫外線により発光した近赤外線光を受光素子6で受光
した図3の波形、及びその透過光を受光素子8で受光し
た図4の波形を同時に又はいずれか一方をチェックす
る。 裏面側ランプ9からの紫外線による、その反射光を受
光素子10で受光した図5の波形、及び発光した近赤外
線光を受光素子12で受光した図6の波形を同時に又は
いずれか一方をチェックする。 及びのチェックを同時又は選択的に実施する。
【0024】仮に、故意に同一の発光物質を入手し、上
記のように透過光における特徴的なピーク波形を得よう
とした場合には、発光物質を含むインキを表面側(印刷
面側)と裏面側の同じ位置に故意に重ね刷りして発光物
質の付着量を部分的に多くする方法が考えられる。
【0025】しかし、このようなことをしても、表裏全
く同じ位置にインキを重ね刷りすることは不可能であ
り、通常はその位置はずれている。そして、この表裏の
インキのずれは、上記のチェック手段により、表裏か
ら紫外線を照射して、夫々を表裏から受光することによ
り、あらかじめ把握されている真正品の波形形状と異な
るピーク波形が確認されることから、偽造であることが
判別可能となる。
【0026】上記実施例では、上記発光物質は、用紙1
に、発光物質を含むインキを印刷することによって付与
されているが、別の実施例として、上記発光物質が、該
発光物質を含む噴霧液を噴霧することによって付与され
ている光学的読取用紙もある。又、さらに別の実施例と
して、発光物質を含む塗布液を、用紙に塗布することに
よって付与されている光学的読取用紙もある。
【0027】そして、本発明は、以上の実施例になんら
限定されるものではなく、本発明の技術思想の範囲内で
あれば、その他の実施の態様も含まれることは言うまで
もない。
【0028】
【発明の効果】以上のような本発明の構成によると、紫
外線域又は近赤外線域の特定波長域の光を照射すると、
固有の波長域の光を発光する発光物質を、部分的に不透
明度が異なる用紙の表面に付与することにより、光学的
読取用紙を形成し、この光学的読取用紙に、表面側及び
裏面側の両方又はその一方から上記特定波長域の光を照
射して、これらの照射光により、発光する光、反射する
光を表裏の夫々に配置した受光素子で受光して、これら
の受光素子で得られる波形を夫々又は同時に、あらかじ
め把握されている真正品の波形形状と比較して真偽判別
を行うようにしたので、真偽判別の信頼性を向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】光学的読取用紙の平面図。
【図2】光学的読取用紙の断面図と光学的読取装置。
【図3】印刷面からの光の表面側における光学的読取波
形。
【図4】印刷面からの透過光の裏面側における光学的読
取波形。
【図5】印刷裏面の反射光の裏面側における光学的読取
波形。
【図6】印刷裏面からの透過光の表面側における光学的
読取波形。
【符号の説明】
1 用紙 2 白すき入れ部 3 発光物質を含んだ印刷部分 4 光学的読取装置による読取位置及び光学的読取用
紙の断面位置 5 紫外線を照射する表面側ランプ 9 紫外線を照射する裏面側ランプ 6、8、10、12 受光センサー 7、11 反射ミラー 13 受光センサー6で受光した光量を電圧変換した
出力波形 14 受光センサー8で受光した光量を電圧変換した
出力波形 15 受光センサー10で受光した光量を電圧変換し
た出力波形 16 受光センサー12で受光した光量を電圧変換し
た出力波形
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C005 HA02 HA04 HB10 HB20 JB11 JB12 JB13 KA23 LA17 LB03 LB16 LB19 2H113 AA05 AA06 BB02 BB22 BC00 CA39 3E041 AA01 AA02 AA03 BA09 BA13 BB02 BB03 BB04 BB05 BB06 CA01 CB08 DB01 EA01

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 部分的に不透明度が異なる用紙に、発光
    物質が付与されて成る光学的読取用紙であって、 上記発光物質は、紫外線域又は近赤外線域にある特定波
    長域の光を照射すると固有の波長域の光を発光するもの
    であることを特徴とする光学的読取用紙。
  2. 【請求項2】 上記発光物質は、該発光物質を含むイン
    キで印刷することによって付与されていることを特徴と
    する請求項1記載の光学的読取用紙。
  3. 【請求項3】 上記発光物質は、該発光物質を含む噴霧
    液を噴霧することによって付与されていることを特徴と
    する請求項1記載の光学的読取用紙。
  4. 【請求項4】 上記発光物質は、該発光物質を含む塗布
    液を塗布することによって付与されていることを特徴と
    する請求項1記載の光学的読取用紙。
  5. 【請求項5】 紫外線域又は近赤外線域にある特定波長
    域の光を照射すると固有の波長域の光を発光する発光物
    質が、部分的に不透明度の異なる用紙の表面に付与され
    た光学的読取用紙を読み取る光学的読取装置であって、 上記表面側に配設され、上記光学的読取用紙に上記特定
    波長の光を照射する表面側ランプと、 上記表面側に配置され、上記照射された光により上記発
    光物質が発光する表面側の光を受光する表面側受光セン
    サーと、 上記光学的読取用紙に対して、裏面側に配置され、上記
    発光物質が発光する光が光学的読取用紙を透過した透過
    光を受光する透過光裏面側受光センサーとを備えてお
    り、 上記表面側受光センサー及び透過光裏面側受光センサー
    により、上記表面側の光の出力波形及び上記透過光の出
    力波形が、同時又はいずれか一つが得られるようにした
    ことを特徴とする光学読取装置。
  6. 【請求項6】 紫外線域又は近赤外線域にある特定波長
    域の光を照射すると固有の波長域の光を発光する発光物
    質が、部分的に不透明度の異なる用紙の表面に付与され
    た光学的読取用紙を読み取る光学的読取装置であって、 上記光学的読取用紙に対して、裏面側に配置され、上記
    光学的読取用紙に上記特定波長の光を照射する裏面側ラ
    ンプと、 上記裏面側に配置され、上記裏面側ランプからの照射光
    の裏面における反射光を受光する反射光裏面側受光セン
    サーと、 上記表面側に配置され、上記照射光が光学的読取用紙を
    透過した透過光による上記発光物質の発光した光を受光
    する透過光表面側受光センサーとを備えており、 上記反射光裏面側受光センサー及び透過光表面側受光セ
    ンサーにより、上記反射光の出力波形と上記透過光の出
    力波形が、同時又はそのいずれか一つが得られるように
    したことを特徴とする光学読取装置。
  7. 【請求項7】 紫外線域又は近赤外線域にある特定波長
    域の光を照射すると固有の波長域の光を発光する発光物
    質が、部分的に不透明度の異なる用紙の表面に付与され
    た光学的読取用紙を読み取る光学的読取装置であって、 上記表面側に配設され、上記光学的読取用紙に上記特定
    波長の光を照射する表面側ランプと、 上記表面側に配置され、上記表面側ランプからの照射光
    で発光物質が発光する表面側の光を受光する表面側受光
    センサーと、 上記光学的読取用紙に対して、裏面側に配置され、上記
    発光物質が発光する光が光学的読取用紙を透過した裏面
    側への透過光を受光する透過光裏面側受光センサーと、 上記光学的読取用紙に対して、裏面側に配置され、上記
    光学的読取用紙に上記特定波長の光を照射する裏面側ラ
    ンプと、 上記裏面側に配置され、裏面側ランプからの照射光の裏
    面における反射光を受光する反射光裏面側受光センサー
    と、 上記表面側に配置され、上記裏面側からの照射光が光学
    的読取用紙を透過した表面側への透過光による上記発光
    物質の発光した光を受光する透過光表面側受光センサー
    とを備えており、 上記表面側受光センサー及び透過光裏面側受光センサー
    並びに上記反射光裏面側受光センサー及び透過光表面側
    受光センサーにより、上記表面側の光の出力波形及び上
    記裏面側への透過光の出力波形並びに上記反射光の出力
    波形と上記表面側への透過光の出力波形が、全て同時又
    はその一以上が選択的に得られるようにしたことを特徴
    とする光学読取装置。
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