JP2000094377A - 調心装置 - Google Patents
調心装置Info
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- JP2000094377A JP2000094377A JP10274444A JP27444498A JP2000094377A JP 2000094377 A JP2000094377 A JP 2000094377A JP 10274444 A JP10274444 A JP 10274444A JP 27444498 A JP27444498 A JP 27444498A JP 2000094377 A JP2000094377 A JP 2000094377A
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Abstract
対するずれのみならず、傾斜方向のずれを吸収し得るよ
うにする。 【解決手段】 移動部材に取り付けられる支持プレート
14と、これに設けられた当接ロッド18の円弧面17
が接触する作動プレート22を有し、支持プレート14
には固定ディスク25が取り付けられ、作動プレート2
2には調心ディスク33が取り付けられ、調心ディスク
33には調心ばね部材41,42により固定ディスク2
5の中心に向けてばね力が付与されている。当接ロッド
18に対して軸方向に摺動自在に締結ディスク51が設
けられており、この締結ディスク51のディスク部53
と、作動プレート22に保持された鋼球48とに両端が
接触する締結ロッド47が固定ディスク25と調心ディ
スク33とに軸方向に摺動自在に支持されている。
Description
持するハンドなどの被搬送物を把持して搬送する際に被
搬送物を所定の基準位置に位置決めし、被搬送物を把持
する際および所定の位置に配置する際における誤差を吸
収するようにした調心装置に関する。
によりワークを第1の位置で把持してその位置から第2
の位置までワークを搬送し、そのワークを第2の位置で
高精度で位置決めするために、コンプライアンスモジュ
ールまたは誤差吸収装置とも言われる調心装置が使用さ
れている。この調心装置は、第1の位置と第2の位置と
の間を往復動する搬送装置に取り付けられ、この調心装
置に設けられたハンドや治具によってワークを第1の位
置で把持し、第2の位置まで搬送した後に第2の位置で
ワークの位置決めが行われることになる。ワークの位置
決めに際しては、棒状のワークを孔の中に挿入する動作
を行ったり、ワークを押圧部材により押し付ける動作を
行うことがある。
ための従来の調心装置は、ワークを把持する部分が水平
方向に移動し得るようになっており、ワークが所定の位
置に対して水平方向にずれている場合には、調心装置に
よってワークを把持する部分の中心軸がずれることによ
ってワークを把持することができることになり、把持し
たワークを所定の位置に位置決めして配置する際に、ワ
ークの位置決め位置が水平方向にずれていても、ワーク
を位置決めして配置することができる。
位置で棒状のワークを嵌合穴の中に圧入する場合に、そ
の嵌合穴が傾斜していると、ワークの圧入作業を行うこ
とができない。なぜならば、傾斜した嵌合孔の中に棒状
のワークを圧入するには、ワークを嵌合孔の傾斜に対応
させて傾斜させるとともに、圧入の進行に伴ってワーク
を水平方向に移動させる必要があるためである。
中心軸を傾斜させた状態でその中心軸をずらし得るよう
にすることにある。
斜した嵌合孔の中に圧入し得るようにすることにある。
端に半球形状の円弧面が形成された当接ロッドを有し、
移動部材に取り付けられる支持プレートと、前記円弧面
に接触する当接面を有し、被搬送物が装着される作動プ
レートと、前記支持プレートに所定の隙間を介して固定
された固定ディスクと、前記固定ディスクの中心部に形
成された貫通孔を貫通する筒部、および前記固定ディス
クと平行なディスク部を備え、前記筒部で前記作動プレ
ートに固定される調心ディスクと、前記固定ディスクの
中心に向けて前記調心ディスクにばね力を付与する調心
ばね部材と、前記固定ディスクと前記調心ディスクとに
形成された支持孔に軸方向に摺動自在に配置され、前記
作動プレートに保持された鋼球に一端面が接触する締結
ロッドと、前記当接ロッドに嵌合し流体圧が供給される
シリンダ部、および前記締結ロッドの他端面に接触する
ディスク部を備えた締結ディスクとを有し、前記シリン
ダ部内に流体を供給しないときには前記作動プレートを
前記支持プレートに対して傾斜させた状態で前記支持プ
レートに沿って移動自在とし、前記シリンダ部内に流体
を供給することにより前記作動プレートを前記支持プレ
ートに締結するようにしたことを特徴とする。
これに沿う方向と傾斜する方向とに移動自在に調心ディ
スクを介して作動プレートが取り付けられており、作動
プレートにはワークなどの被搬送物が把持されるように
なっているので、作動プレートに被搬送物を把持させる
際、および把持された被搬送物を所定の位置に位置決め
する際に被搬送物をその中心を傾斜させながらずらし移
動させることができる。これにより、被搬送物を把持す
る際に移動部材の位置が所定の位置となっていなくて
も、その位置決め誤差を吸収して被搬送物を把持するこ
とができる。流体室に流体を供給することにより、被搬
送物を所定の基準位置にロックすることができ、搬送時
の被搬送物の振動発生を防止することができる。
に基づいて詳細に説明する。
置の外観を示す正面図であり、図2は図1におけるII−
II線に沿う拡大断面図であり、図3は図2におけるIII
−III 線に沿う断面図である。
部材11に取り付けられ、この調心装置10に取り付け
られた把持装置やフィンガーなどの治具12によって棒
状のワーク13を把持して搬送している状態を示す。
うに、装置本体としての円板形状の支持プレート14を
有し、この部分で移動部材11に取り付けられるように
なっており、円筒部15が支持プレート14に一体に形
成されている。この支持プレート14の中心部に取り付
けられた固定ピストン16には、先端に半球形状の円弧
面17が形成されたピストンロッドつまり当接ロッド1
8が一体に設けられている。
な当接面21が形成された作動プレート22を有し、こ
の作動プレート22にねじ部材23により固定された取
付プレート24の部分に、ワーク13を把持するための
治具12が取り付けられるようになっている。作動プレ
ート22は半球形状の円弧面17に接触し得るようにな
っており、当接ロッド18の中心軸Oに対して所定の角
度αの範囲で、たとえば1度あるいはこれ以下の角度の
範囲で傾斜移動することができる。作動プレート22が
円弧面17に接触した状態となると、接触点の位置を起
点として傾斜移動することになる。
隙間を隔てて平行となって固定ディスク25が取り付け
られており、図5に示すように、固定ディスク25はね
じ部材26により支持プレート14に固定され、固定デ
ィスク25と支持プレート14との間の隙間寸法は、ね
じ部材26に嵌合するスペーサ27により設定されてい
る。ねじ部材26およびスペーサ27は、図2に示され
るように、固定ピストン16の中心軸Oを中心に120
度の角度を隔てて3つずつ設けられている。
が形成されており、この貫通孔28を貫通する筒部31
と、固定ディスク25と支持プレート14との間に位置
するディスク部32とを有する調心ディスク33が作動
プレート22に取り付けられている。図5に示すよう
に、調心ディスク33はその筒部31に一体となったフ
ランジ部34にねじ結合されるねじ部材35によって作
動プレート22に固定されており、図7に示すように、
ディスク部32にはスペーサ27が貫通する貫通孔30
が3つ形成されている。
ィスク部32との間には、図6および図2に示すよう
に、固定ピストン16の中心軸Oを中心に60度の角度
を隔てて6つの鋼球36が配置されており、固定ディス
ク25は調心ディスク33に対してこれに沿う方向、つ
まりX方向とY方向とに調整移動自在となっており、こ
の方向の移動距離は中心軸Oに対して直角の方向に±1
mm程度に設定されている。
間の図4に示す隙間Dは、鋼球36により規制されるよ
うになっており、調心ディスク33が支持プレート14
に対して接近する方向に移動すると隙間Dは大きくな
る。当接ロッド18と作動プレート22との間に隙間が
形成され、作動プレート22は支持プレート14に対し
てZ方向に調整移動自在となっており、このZ方向の移
動距離は0.5 mm程度に設定されている。したがって、
作動プレート22が当接ロッド18の先端に接触するま
での範囲ではZ方向に作動プレート22は移動自在であ
り、当接ロッド18の先端に作動プレート22が接触し
た状態では、作動プレート22は支持プレート14に向
かう方向の移動が規制されることになる。
25に対して、角度θの範囲で回動自在となっており、
この角度θは数度の範囲に設定されており、作動プレー
ト22は支持プレート14に対して中心軸Oを中心とし
てこの角度θの範囲で回動自在となっている。
心ディスク33の外周部には、収容溝37,38がそれ
ぞれ形成されるとともに、90度の角度を隔てて4つの
切り欠き部39a,39bが形成されている。それぞれ
の切り欠き部39a,39bの位置には調心ピン40が
配置され、それぞれの収容溝37,38に装着されるリ
ング状の調心ばね部材41,42を調心ピン40に形成
された係合溝43,44に係合させることにより、調心
ピン40は両方のディスク25,33に装着されてい
る。これにより、調心ディスク33には固定ディスク2
5の中心に向けてばね力が付与されており、作動プレー
ト22の中心は支持プレート14の中心に向かう方向の
ばね力が付与されて調心機能を有している。この調心ば
ね部材41,42としては、鋼などのばね鋼からなる金
属製のばねでも良く、ゴムや樹脂などの弾性を有するば
ねでも良い。
心ディスク33とに120度の角度を隔てて3つずつ形
成された支持孔45,46には、軸方向に摺動自在に中
空の締結ロッド47が配置されている。作動プレート2
2に形成された収容溝48には鋼球49が配置され、締
結ロッド47の一端面には、鋼球49が接触するように
なっており、それぞれの一端面には図3に示すように鋼
球49が接触するテーパ面が形成されている。
組み込まれており、この締結ディスク51は固定ピスト
ン16に嵌合されるシリンダ部52と、これに一体とな
り支持プレート14と締結ロッド47の他端面との間に
位置するディスク部53とを有している。シリンダ部5
2と固定ピストン16との間には圧力室54が形成され
ており、この中には支持プレート14に形成された流路
55aとこれに連通して固定ピストン16に形成された
流路55bとを介して圧縮空気などの流体が供給される
ようになっている。固定ピストン16にはシリンダ部5
2に接触するシール部材56が設けられ、固定ピストン
16に設けられた当接ロッド18に接触するシール部材
57が押さえ部材58によりシリンダ部52に取り付け
られている。圧力室54内の流体の供給を停止した状態
のもとでは、締結ディスク51を戻すためのばね部材5
9が設けられている。
れていないときには、図3に示すように、鋼球49には
締結ロッド47による押し付け力が加えられておらず、
作動プレート22は支持プレート14に沿う方向つまり
XY方向に調整移動可能であり、支持プレート14に対
して接近離反移動する方向、つまりZ方向に調整移動可
能である。さらに、中心軸Oを中心に角度θの範囲で調
整回動可能であり、角度αの範囲で調整傾斜移動可能で
ある。このように圧力室54内に流体が供給されていな
い状態のもとでは、移動部材11が図示しないロボット
ハンドや搬送装置によってワーク13の位置に位置決め
されたときに、その位置に誤差が存在したり、ワーク1
3の位置が所定の位置からずれていても、その誤差は作
動プレート22が前述した各方向に調整移動できるの
で、吸収されることになり、ワーク13の治具12によ
る把持動作つまり掴んで持つ動作が確実に行われる。
力室54内に流路55aに接続されたジョイント部61
から流体を供給すると、図3に示すように締結ディスク
51は後退した状態から、図4に示すように前進した状
態となり、締結ディスク51は作動プレート22に向け
て移動し、締結ディスク51はそのディスク部53が締
結ロッド47を鋼球49に向けて移動して鋼球49を締
め付けてロックすることになる。これにより、作動プレ
ート22は支持プレート14に対してXおよびY方向
と、Z方向に所定基準位置となり、かつ中心軸Oを中心
に角度θがゼロの角度となり、中心軸Oに対して所定の
角度αがゼロ度となった基準位置の状態で作動プレート
22は支持プレート14に締結されることになる。
0を介してワーク13を搬送するときには、ワーク13
はX,YおよびZ方向に所定の基準位置となるととも
に、回動角度および傾斜角度がゼロとなった基準姿勢で
搬送されることになり、ワーク13は調心装置によって
ロックされることから、ワーク13を所定の姿勢ないし
位置の状態にロックして搬送することができ、搬送時に
ワーク13が振動することを防止できる。
送した後に、そのワーク13を第2の位置で位置決めす
る際に、その位置がずれていても、圧力室54内の流体
を排出すると、前述のように、調心ディスク33はX,
YおよびZの3軸方向にずれ移動し得る状態となるとと
もに、αおよびθの方向に回動および傾斜移動し得る状
態となるので、確実にワークを位置決めすることができ
る。
入する場合に、その嵌合穴が傾斜していても、ワークを
調心装置によって傾斜させるとともに、XおよびY方向
にずらし移動させることができるので、嵌合穴が傾斜し
ていても、ワークをその中に確実に嵌合させて位置決め
することができる。
ではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能で
あることはいうまでもない。
られた当接ロッドの円弧面に接触する作動プレートには
調心ディスクが固定され、支持プレートに固定された固
定ディスクに対して調心ディスクは支持プレートに沿う
方向と、当接ロッドの中心軸の方向に調整移動可能であ
り、しかも、当接ロッドの中心軸に対して回動および傾
斜移動可能となっているので、作動プレートに治具など
を介して被搬送物を把持したり、把持した被搬送物を所
定の位置に位置決めする際に、被搬送物を前述したそれ
ぞれの方向に調整移動させることができる。これによ
り、被搬送物を把持する際に移動部材の位置が所定の位
置となっていなくても、あるいは被搬送物が所定の位置
に位置決めされていなくとも、その位置決め誤差を吸収
して被搬送物を把持することができる。また、被搬送物
を所定の位置に搬送した後に、その位置で被搬送物を位
置決めする際に、その位置がずれていても、確実にその
位置に被搬送物を位置決めすることができ、たとえば、
棒状の被搬送物を嵌合穴の中に圧入する際には、嵌合孔
が傾斜していても被搬送物の傾斜角度を保持しながら、
XY方向に被搬送物を移動させることにより確実に圧入
操作を行うことができる。被搬送物を搬送するときに
は、流体室に流体を供給することによって、被搬送物を
調心装置により所定の基準位置に調心させてロックする
ことができ、搬送時に被搬送物が振動することを防止で
きる。
示す正面図である。
る。
る。
様の部分を示す断面図である。
示す分解斜視図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 先端に半球形状の円弧面が形成された当
接ロッドを有し、移動部材に取り付けられる支持プレー
トと、 前記円弧面に接触する当接面を有し、被搬送物が装着さ
れる作動プレートと、 前記支持プレートに所定の隙間を介して固定された固定
ディスクと、 前記固定ディスクの中心部に形成された貫通孔を貫通す
る筒部、および前記固定ディスクと平行なディスク部を
備え、前記筒部で前記作動プレートに固定される調心デ
ィスクと、 前記固定ディスクの中心に向けて前記調心ディスクにば
ね力を付与する調心ばね部材と、 前記固定ディスクと前記調心ディスクとに形成された支
持孔に軸方向に摺動自在に配置され、前記作動プレート
に保持された鋼球に一端面が接触する締結ロッドと、 前記当接ロッドに嵌合し流体圧が供給されるシリンダ
部、および前記締結ロッドの他端面に接触するディスク
部を備えた締結ディスクとを有し、 前記シリンダ部内に流体を供給しないときには前記作動
プレートを前記支持プレートに対して傾斜させた状態で
前記支持プレートに沿って移動自在とし、前記シリンダ
部内に流体を供給することにより前記作動プレートを前
記支持プレートに締結するようにしたことを特徴とする
調心装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP27444498A JP3930650B2 (ja) | 1998-09-29 | 1998-09-29 | 調心装置 |
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Publications (2)
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ID=17541779
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP27444498A Expired - Fee Related JP3930650B2 (ja) | 1998-09-29 | 1998-09-29 | 調心装置 |
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-
1998
- 1998-09-29 JP JP27444498A patent/JP3930650B2/ja not_active Expired - Fee Related
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