JP2000093590A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP2000093590A
JP2000093590A JP10264985A JP26498598A JP2000093590A JP 2000093590 A JP2000093590 A JP 2000093590A JP 10264985 A JP10264985 A JP 10264985A JP 26498598 A JP26498598 A JP 26498598A JP 2000093590 A JP2000093590 A JP 2000093590A
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Japan
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ball
rotor
game board
warp
pachinko
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JP10264985A
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English (en)
Inventor
Takaaki Ichihara
高明 市原
Shinji Mutsuka
真次 六鹿
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Daiichi Shokai Co Ltd
Original Assignee
Daiichi Shokai Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 放出口から放出される球の、放出タイミング
を変えることにより遊技性を向上する。 【解決手段】 遊技盤10上より球を受け取る導入口3
5a、35bと該導入口35a、35bに入った球を前
記遊技盤10上に放出する放出口38a、38b、38
cとが形成された役物本体32と、該役物本体32に対
して移動可能であって前記導入口35a、35bから受
け取った球を前記放出口38a、38b、38cに運ぶ
可動体50と、該可動体50を動かすための駆動手段7
0とを有する役物30を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技盤上から導入
口に入った球を誘導通路によって放出口に誘導し、放出
口から再び遊技盤上に放出する機構を有する役物を備え
た弾球遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パチンコ機等の弾球遊技機には、
特開平6−246045号に開示されるように、遊技盤
上に取り付けられた役物に導入口と放出口とを形成し、
導入口に入った球を誘導通路により放出口に誘導し、放
出口から再び遊技盤上に戻す機構を備えた機種があっ
た。このような弾球遊技機においては、放出口を入賞口
の近傍に設けることにより、入賞口近傍に球を誘導する
ことができ、入賞口に入賞する機会を増やすことができ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た弾球遊技機では、導入口から誘導通路に入った球は、
その自重により誘導通路内を落下し放出口から放出され
ることとなる。このため、導入口に入った球は、ほぼ一
定時間経過後すなわち一定のタイミングで放出口から放
出される。このように、誘導通路自体は、単なる球の通
路であって遊技性が存在しないという問題があった。そ
こで、本発明は、上記した問題を解決するためになさ
れ、その目的は、導入口に入った球の放出口から放出さ
れるタイミングを任意に変更でき、遊技性を向上するこ
とができる役物を備えた弾球遊技機を提供することであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1 の発明に係る弾球遊技機では、遊技盤上か
ら球を受け取る導入口と該導入口に入った球を前記遊技
盤上に放出する放出口とが形成された役物本体と、該役
物本体に対して移動可能であって前記導入口から受け取
った球を前記放出口に運ぶ可動体と、該可動体を駆動す
るための駆動手段とを有する役物を備える。上記弾球遊
技機によれば、導入口に入った球は、可動体に受け取ら
れ、可動体が移動することによって放出口まで運ばれ、
遊技盤上に放出される。したがって、可動体の移動速度
を早くすれば早いタイミングで放出口から球を放出する
ことができ、可動体の移動速度を遅くすれば遅いタイミ
ングで放出口から球を放出することができる。このた
め、可動体の移動速度を変えることにより導入口に入っ
た球の放出口から放出されるタイミングを変えることが
でき遊技性を向上することができる。
【0005】請求項2 の発明に係る弾球遊技機は、請求
項1 記載の弾球遊技機であって、前記役物本体は前記遊
技盤の表側より取り付けられ、前記可動体は前記遊技盤
の裏側より取り付けられている。上記弾球遊技機によれ
ば、役物本体を遊技盤の表側から取り付け、可動体は遊
技盤の裏側から取り付けられる。したがって、可動体を
大きくしても遊技盤の表側に取り付けられる役物本体を
可動体に合せて大きくする必要がない。このため、可動
体を大きくしても役物本体は小さくすることができ、そ
の結果、遊技領域が広くなりゲージ構成や各種遊技装置
の配置の自由度を上げることができる。
【0006】請求項3 の発明に係る弾球遊技機は、請求
項1又は2記載の弾球遊技機であって、前記可動体は環
状の回転体である。上記弾球遊技機によれば、可動体が
環状の回転体であるため、中央の空間に役物本体の突出
部分を収納することができ、役物をコンパクトにするこ
とができる。
【0007】請求項4 に発明に係る弾球遊技機は、請求
項1 乃至3記載の弾球遊技機であって、前記役物本体に
は複数の放出口が形成され、前記可動体には前記可動体
に受け取った球を保持する保持室が形成され、前記放出
口の各々に前記保持室内に保持されている球を遊技盤上
に放出するための球放出手段を配設した。上記弾球遊技
機によれば、導入口に入った球は、可動体の保持室内で
保持され、複数の放出口の何れかに運ばれ、その放出口
より球放出手段によって遊技盤上に放出させることがで
きる。したがって、球を放出する場所を、複数の放出口
の何れかから選択できるため、さらに遊技性を向上する
ことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明を弾球遊技機の一種である
パチンコ機に適用した実施の形態について、図1乃至図
10に基づいて説明する。図1は本発明に係るパチンコ
機に配設されるセンター役物の全体の構成を説明するた
めの図面であり、図2は図1に示すセンター役物をA−
A線で切断した際の断面図であり、図3は図1に示す役
物をB−B線において切断した際の断面図であり、図4
は図1に示すセンター役物をC−C線において切断した
際の断面図であり、図5は図1に示すセンター役物を構
成する役物本体の構造を説明するための図面であり、図
6は図1に示すセンター役物を構成するローターの構造
を説明するための図面であり、図7は図6に示すロータ
ーをD−D線で切断した際の断面図であり、図8は遊技
盤に開けられるルーターとローターと役物本体の大きさ
の関係を説明するための図面であり、図9は図1に示す
センター役物の動作を説明するためのフローチャートで
あり、図10は図1に示すセンター役物が配設されるパ
チンコ機の遊技盤正面図である。なお、パチンコ機を構
成する発射装置等の他の部分は従来のものと同一である
のでその説明を省略し、以下本発明と関係する部分を説
明する。
【0009】まず、図10に基づき本発明の一実施の形
態に係るパチンコ機の遊技盤の構成について説明する。
遊技盤10には、略円形状に配設された誘導レール12
により遊技領域14が形成される。遊技領域14のほぼ
中央には、複数の記号が変動表示される可変表示ユニッ
トを備えたセンター役物30が配設されている。さら
に、センター役物30の下方にはパチンコ球の入賞によ
り可変表示ユニットの記号の変動を開始するための始動
入賞口16が取り付けられ、始動入賞口16の下方に可
変入賞装置18が取り付けられている。可変入賞装置1
8には、傾動可能に開閉板20が取り付けられている。
開閉板20は、通常は可変入賞装置18に開設された長
方形状の大入賞口を塞いだ状態となっており、特定の条
件下において傾動してパチンコ球を大入賞口に受け入れ
やすい状態となる。可変入賞装置18の下方には、何れ
の入賞口にも入らなかったパチンコ球を遊技盤10の裏
面に導くためのアウト口26が設けられている。なお、
遊技領域14の両側には、サイド装飾板22a、22b
が配置されている。
【0010】上述したパチンコ機において図外の発射装
置より打ち出されたパチンコ球は、誘導レール12に沿
って動き遊技領域14内に入る。遊技領域14内に打ち
込まれたパチンコ球が、始動入賞口16に入賞すると、
センター役物30の可変表示ユニットの記号が変動を開
始し、一定時間経過後に変動を停止する。その際、停止
時における表示の組み合わせが、特定の組み合わせ(例
えば、7,7、7)に揃うと、特別遊技状態となり、可
変入賞装置18の開閉板20が傾動し大入賞口が開いた
状態となる。この開閉板20は所定時間(例えば30
秒、またはパチンコ球が10個入るまでの間)開き続
け、一定の条件下で閉じた後に再び開いた状態となるよ
うに操作される。このように特別遊技状態は、遊技者に
とって多大な利益を付与するようになっているので、遊
技者は、特別遊技状態となること期待して遊技をするこ
ととなる。
【0011】次に、本発明に係るパチンコ機に配設され
たセンター役物30の構成について、図1乃至図8に基
づいて説明する。図1に示すように、センター役物30
は、特定の図柄を表示する可変表示ユニット40を備え
た役物本体32と、導入口、いわゆるワープ入口35
a、35b(以下、ワープ入口という。)に入ったパチ
ンコ球を放出口、いわゆるワープ出口38a、38b、
38c(以下、ワープ出口という。)に運ぶ可動体であ
るローター50と、ローター50を駆動する駆動手段で
あるモータ70と、ローター50内のパチンコ球を検出
するためのフォトスイッチ80とから構成される。ま
た、センター役物30には、図2 に示すようにローター
50内のパチンコ球をローター50内から遊技盤10上
に戻すための球放出手段60が各ワープ出口38a、3
8b、38cに設けられている。さらに、フォトスイッ
チ80の信号に基づきモータ70及び球放出手段60を
制御する制御手段90を有する。
【0012】まず、役物本体32の構造について図2乃
至図5に基づき説明する。役物本体32には、遊技盤1
0に役物本体32を取り付け固定するための取付基板3
4が形成される。取付基板34には、図2、図3に示す
ように、遊技盤10上に突出した凸部37が形成され、
凸部37には遊技盤10上を落下するパチンコ球を受け
止め、ワープ入口35a、35bにパチンコ球を導く球
導入部37a、37bが形成される。球導入部37a、
37bは、図3に示すように遊技盤10の裏面と略同一
平面上まで形成され、ここからローター50にパチンコ
球が受け渡される。また、役物本体32には、遊技盤1
0の裏面と略同一平面となる平面部38が形成される。
この平面部38は、透明の部材で形成され、ローター5
0内のパチンコ球を遊技者が知覚できるようになしてい
る。また、平面部38には、図5に示すようにローター
50内の球を遊技盤10上に放出するための3個所のワ
ープ出口38a,ワープ出口38b、ワープ出口38c
が開設される。ワープ出口38a、38bから放出され
たパチンコ球は、図5に示す放出通路36a、放出通路
36bにそって中央部分に流れ、中央部分より遊技盤1
0上に戻される。一方、ワープ出口38cより放出され
たパチンコ球は、放出通路36cより遊技盤10上に戻
される。なお、放出通路36cは、図2に示すように、
遊技盤10上に球が自然に落下するように傾斜してい
る。このため、ワープ出口38a、38b、38cから
放出されたパチンコ球は、遊技盤10上に確実に戻され
る。なお、役物本体32の中央部分であって平面部38
よりさらに凹んだ部分には、可変表示ユニット40(本
実施形態では、液晶表示ユニット)が配置されている。
また、役物本体32の裏側には、ローター50を回転可
能に支持するための円筒状の支持部33(図2に図示)
が形成されている。
【0013】次に、図6、図7に基づきローター50の
構成について説明する。ローター50は、円筒形状を有
する外周板52と、外周板52より径が小さい内周板5
4と、リング状の裏板58と、多数の仕切板56とから
構成されている。外周板52と内周板54とは、同一円
心上に配置され、裏板58により結合されている。外周
板52、内周板54間には、複数の仕切板56により複
数の保持室57が形成される。保持室57は、ワープ入
口35a,35bから入ったパチンコ球を、ワープ出口
38a、38b、38cにおいてもローター50内に確
実に保持できるように構成されている。すなわち、外周
板52の内周板54と対向する対向面52aと、内周板
54の外周板52と対向する対向面54aとは、ロータ
ー50の開口面55から裏板58に向うに従って傾斜す
る傾斜面(図7に図示)が形成されている。したがっ
て、ワープ出口38a、38b、38cにおいて、外部
から力が働かない限り保持室57内に受け入れられたパ
チンコ球は保持室57内より遊技盤10上に転がり落ち
ないように構成されている。なお、本実施形態と異な
り、対向面52a、対向面54aを傾斜させずに、水平
としたローターを用いても良い。これは、一般にロータ
ー50には大きな振動等が発生しないため、水平として
もワープ出口からパチンコ球が自然に遊技盤10上に落
下することはほとんどないと考えられるからである。ま
た、外周板52の外周面52bには、モータ70によっ
て回転駆動されるギヤ72と噛み合うギヤが形成され、
モータ70の回転がローター50に伝達される。また、
各保持室57の裏板58には、保持室57内のパチンコ
球を遊技盤10上に戻すための、後述する突き出しピン
が挿入される開口部59が形成されている。
【0014】次に、フォトスイッチ80について説明す
る。フォトスイッチ80は、その内部に発光部と受光部
を備え、発光部から出た光がローター50の内周板54
で反射し、その反射した光を受光部で感知できるよう
に、発光部及び受光部の位置が調整されている。また、
フォトスイッチ80から出た光がローター50の内周板
54で反射されるために、上述したローター50の外周
板52は光透過性の物質から形成されており、内周板5
4は光を反射する物質から形成されている。かかる構成
においてパチンコ球がローター50の保持室57内に保
持された状態でローター50が回転し、フォトスイッチ
80の前をパチンコ球が通過すると、発光部から出る光
をパチンコ球が遮ることとなる。このためフォトスイッ
チ80の受光部で感知する光の光量が変化し、この光量
の変化によりパチンコ球が検出される。パチンコ球が検
出されると、その信号は制御手段90に送られ、後述す
る処理が行われる。なお、フォトスイッチ80が配置さ
れる位置は、図1に示されるように、ローター50の左
側のワープ入口35aのすぐ上に配置されている。これ
は、一般に遊技者は、遊技領域14の左側にパチンコ球
を打ち込むことが多く、ローター50に入る球はワープ
入口35aから入ることが多いと考えられ、また、本実
施形態では、ローター50は時計回りに駆動されている
ため、ワープ入口35aでローター50内に入った球を
検出するには図1に示す位置が最も適当であると考えら
れるからである。当然のことながら、フォトスイッチ8
0をワープ入口35bにも設けても良い。
【0015】また、各ワープ出口38a、38b、38
cに配設される球放出手段60は、図2に示すようにロ
ータリーソレノイド62と、ロータリーソレノイド62
により駆動される突き出しピン64からなる。ロータリ
ーソレノイド62は、制御手段90の信号に基づき回転
し、ロータリーソレノイド62に取り付けられた突き出
しピン64を進退させる。突き出しピン64は、ロータ
ー50の裏板58に形成した開口部59を通ってロータ
ー50の裏側から保持室57内を前後にピストン運動す
る。これにより、保持室57内のパチンコ球が遊技盤1
0上に放出される。
【0016】ここで、上記のように構成される役物本体
32とローター50とを遊技盤10へ取り付ける際の手
順について図2、図8に基づいて説明する。図8は、役
物を取り付けるために遊技盤10に開けられる取付口
(ルーター)と、遊技盤10に取り付けられる役物本体
32と、役物本体32に取り付けられるローター50の
大きさの関係を示す図面であり、ルーターを実線11
で、役物本体32を点線13で、ローター50を一点鎖
線15で表している。まず、遊技盤10の中央部に図8
の実線11で示すようなルーターが開けられる。次に、
遊技盤10の表面から役物本体32を、可変表示ユニッ
ト40が遊技盤10の裏側に突出するようにルーターに
挿入し、遊技盤10に固定する。しかる後、ローター5
0を、遊技盤10の裏側より役物本体32に形成された
支持部33に嵌め込み、遊技盤への取付が完了する。な
お、ローター50は環状なので、役物本体32の可変表
示ユニット40と干渉することがなく、可変表示ユニッ
ト40をローター50の環状の内部に収容することがで
きる。したがって、役物30全体の遊技盤10の裏側へ
の突出量を少なくすることができ、役物全体をコンパク
トにすることができる。
【0017】上述したように本実施形態のセンター役物
30は、役物本体32を遊技盤10の表側より、ロータ
ー50を遊技盤10の裏側より取り付けるため、遊技盤
10の表側に現れるセンター役物30の面積(図8の点
線13で示される部分)を小さくすることができる。す
なわち、従来のワープ入口とワープ出口を連通する誘導
通路いわゆるワープ通路(以下、ワープ通路という。)
は役物本体32に形成されていたため、ワープ通路の分
だけ役物本体32の面積が大きくなっていた。したがっ
て、本実施形態においてローター50(従来のパチンコ
機の、ワープ通路に相当する。)を遊技盤10の表側よ
り取り付けるとした場合、役物本体32は、図8の一点
鎖線15で示す部分まで含むように大きくしなければな
らない。したがって、図8に示す点線13と一点鎖線1
5の差の分だけ、遊技領域が狭くなり、ゲージ構成や各
種遊技装置(例えば、風車、入賞口)の配置について制
限されることになる。しかしながら、本実施形態のパチ
ンコ機においては、ローター50を遊技盤10の裏面か
ら取り付けているためこのような問題が生じない。ま
た、ローター50を遊技盤10の表側より取り付けると
した場合、遊技盤10に開設されるルーターも図8の実
線11に示す大きさではなく、図8の一点鎖線15より
大きくしなければならない。また、遊技盤10に開設さ
れるルーターが大きくなると、遊技盤10の強度が低下
するという問題が生じるが、本実施形態では、ローター
50を遊技盤10の裏側から取り付けているためこのよ
うな問題が生じない。
【0018】次に、上記センター役物30の動作につい
て、図9に基づいて説明する。なお、ローター50は、
時計方向に回転駆動されているものとする。まず、発射
装置から遊技領域14内に打ち込まれたパチンコ球の一
つが、球導入部37a又は球導入部37bに受け止めら
れ、ワープ入口35a又はワープ入口35bを通って、
ローター50に形成された保持室57内に保持されたと
する。ローター50が回転しフォトスイッチ80から出
た光をパチンコ球が遮ることにより、このパチンコ球は
検出される(S1)。パチンコ球が検出されると、制御
手段90はそのパチンコ球をワープ出口38a、ワープ
出口38b、ワープ出口38cの何れのワープ出口で遊
技盤10上に放出するかを決定する(S2)。これは、
乱数などによりランダムにワープ出口を決定しても良い
し、遊技状態によって放出されるワープ出口の確率を変
えても良い。なぜなら、ワープ出口38a、ワープ出口
38bより放出されたパチンコ球は、放出通路36a、
放出通路36bを通って遊技盤10上に戻されるため、
その慣性により遊技盤の中央から真直ぐに落下せずに左
右にずれる。このため、センター役物30のすぐ下に配
置された始動入賞口16には入賞し難くなっている。こ
れに対し、ワープ出口38cから放出されたパチンコ球
は、真直ぐに落下するため始動入賞口16に入賞しやす
い。そこで、始動入賞口16に入賞する機会を増やした
い場合は、ワープ出口38cで放出される確率を高く、
そうでないときは三個所のワープ出口に等しい確率で放
出するようにする。このようにすることにより、始動入
賞口16にパチンコ球が入賞する確率を制御でき、遊技
状態に合せて遊技者に面白味を起こさせることができ
る。例えば、可変表示ユニット40の記号が特定の図柄
の組み合わせとなり、遊技者に有利な特別遊技状態とな
って可変入賞装置18の開閉板20が開く一連の動作が
終了した後の所定時間、または始動入賞口16にパチン
コ球が所定個数入賞するまでは、ワープ出口38cで放
出する確率を上げる。このようにすると、ワープ出口3
8cで放出されたパチンコ球は始動入賞口16に入賞し
やすいため、可変表示ユニット40の表示が頻繁に変動
することとなり、近いうちに再度特別遊技状態となる可
能性が高まり、遊技者に大いなる期待を抱かせることが
できる。逆に、始動入賞口16に所定個数のパチンコ球
が入賞した場合等には、3つのワープ出口(ワープ出口
38a,ワープ出口38b、ワープ出口38c)から放
出する確率を等しくする。このようにすると始動入賞口
16に入賞する確率は低くなるが、遊技者は可変表示ユ
ニットの図柄が既に何回か回っていることを知覚しそろ
そろ特別遊技状態となることが予測できるため、遊技の
面白味を損なうことはない。また、例えば、特別遊技状
態に移行するための特定の図柄の表示が出やすくなって
いる確率変動状態や、可変表示ユニット40の図柄の変
動開始から停止までの時間が短くなっている時短期間、
及び可変表示ユニット40の図柄のうち、例えば二つが
揃い残りの一つが変動しているとき(いわゆる、リーチ
時)等にワープ出口38cで放出する確率を上げるよう
にしてもよい。一般に上記した期間内は特別遊技状態に
移行しやすいため、遊技者は、遊技領域14に打ち込む
パチンコ球を少なくし、可変表示ユニットの図柄の変動
を見守ることが多い。そこで、ワープ出口38cで放出
する確率を上げることにより、遊技者に始動入賞口16
に入賞しやすいという魅力を感じさせ、遊技領域14に
打ち込むパチンコ球を多くすることができる。その結
果、パチンコ機の稼働率を上げることができる。なお、
上述した期間中は、ワープ出口38cで放出する確率を
高くするだけでなく、ローター50の回転速度を通常の
状態よりも速くすることが好ましい。ローター50の回
転速度が速くなることにより、ワープ入口35a、35
bから入った球は早い放出タイミングで遊技盤10上に
戻されることとなり、その分連続して入賞する可能性が
高くなる。したがって、遊技者に始動入賞口16に入賞
しやすいという魅力を与えることができ、遊技の面白味
が増す。
【0019】S2でパチンコ球が放出されるワープ出口
が決定すると、そのワープ出口にパチンコ球を運ぶため
に必要な時間が演算される(S3)。すなわち、ワープ
出口が決定されると、フォトスイッチ80の位置と決定
されたワープ出口の位置との位置関係が分かるため、ロ
ーター50の回転速度とパチンコ球を検出した時間とか
ら、何時間後にパチンコ球が決定されたワープ出口に運
ばれるかを演算することができる。例えば、ワープ出口
38cで放出する場合、ローター50の回転速度を一定
の速度で毎秒5度とすると、フォトスイッチ80とワー
プ出口38cの間が200度であるので、回転時間は4
0秒となる。したがって、パチンコ球をフォトスイッチ
80で検出した時より40秒間ローター50を回転駆動
すれば良い。回転時間が決定したならばその時間だけロ
ーター50を回転させ、その後ローター50を停止させ
る(S4)。しかる後、球放出手段60により保持室5
7内のパチンコ球をワープ出口より遊技盤10上に放出
する(S5)。放出されたパチンコ球は、放出通路36
a、36b、36cの何れかを通って遊技盤10上に戻
される。
【0020】上述したように、本実施形態に係るパチン
コ機では、従来のワープ通路の機能を果たす部分をロー
ター50とした。このため、ローター50の回転速度を
調節することにより、ワープ入口35a、35bに入っ
たパチンコ球がワープ出口38a、38b、38cから
放出されるタイミングが調整可能となる。したがって、
遊技状態にあわせてワープ出口から放出されるタイミン
グを変えることができ遊技性を向上することができる。
また、本実施形態に係るパチンコ機では、センター役物
30に複数のワープ出口38a、38b、38cが形成
されているため、ワープ入口35a、35bに入ったパ
チンコ球は、ワープ出口38a、ワープ出口38b、ワ
ープ出口38cの何れかから、球放出手段60により遊
技盤10上に戻される。したがって、遊技状態にあわせ
て複数のワープ出口の内何れかを選択することができる
ため、遊技性を向上することができる。
【0021】なお、上述した実施形態に係るパチンコ機
では、ローター50は時計回りに回転させたがこれに限
られるものではなく、遊技状態にあわせて逆転するよう
に構成しても良い。例えば、確率変動状態、時短期間、
リーチ時等には、ローター50を反時計回りに回転す
る。このようにすると、ワープ入口35aでローター5
0内に入ったパチンコ球が早くワープ出口38a、ワー
プ出口38b、ワープ出口38cに到達することとな
り、早く遊技盤10上に放出される。ここで、ローター
50内のパチンコ球をワープ出口38cから放出するよ
うにすれば、早いタイミングで次々と始動入賞口16に
入賞することとなり、遊技者に始動入賞口16に入賞し
やすいという魅力を与えることができる。ただし、ロー
ター50を正逆回転させる場合には、パチンコ球を検出
するフォトスイッチ80をワープ出口38aの両側に設
置することが好ましい。また、上述した本実施形態に係
るパチンコ機では、ローター50の外周板52の対向面
52aを図7に示すように傾斜させローター50内にパ
チンコ球を確実に保持するようにしたが、このようにせ
ず、ローター50の外周板52の対向面52aをパチン
コ球が自然にローター50から出て行くように図7に示
す場合とは逆の方向に傾斜させても良い。このようにす
れば、ワープ出口まで運ばれた球は重力により自然に遊
技盤10上に放出されるため、各ワープ出口に球放出手
段60を設ける必要がない。また、ワープ出口にてロー
ター50を止める必要もないため、パチンコ球を検出し
ローター50を止めるために必要なフォトスイッチ80
を配置する必要がない。したがって、センター役物30
を簡単な構造とすることができる。この場合には、ワー
プ出口まで運ばれた球は必ず放出されるため、ワープ出
口を3つ設けることは無意味となるので、ワープ出口を
2個所とし、ローター50の回転方向でワープ出口を選
択するようにすればよい。また、上述した実施形態に係
るパチンコ機では、ローター50内のパチンコ球を検出
し、その検出された信号に基づきワープ出口までロータ
ーを動かしたが、このような構成とせず、例えば、パチ
ンコ球を検出せずにランダムにローター50を停止し
て、各ワープ出口の球放出手段を全て、又は選択された
一つの球放出手段を動かすようにしても良い。このよう
にした場合、ローター50内に放出されずに残るパチン
コ球もでるが、ワープ出口の数を増やすこと等によって
このような球も、ローター50が数回転するうちに遊技
盤10上に放出されるようにすることができる。また、
ローター50をランダムに停止するのではなく、ロータ
ー50に形成した保持室毎に回転を停止し、選択された
一又は二個所のワープ出口の球放出手段を操作すること
によりパチンコ球を遊技盤10上に戻すようにしても良
い。また、上述した実施形態に係るパチンコ機では、ワ
ープ出口は役物30の下部に設けられているが、これに
限らず、役物30の上部に設けても良い。例えば、ワー
プ入口37aのすぐ上にワープ出口を設け、パチンコ機
に別途設けたスイッチを遊技者が押すことにより、この
ワープ出口から必ず放出されるようにしても良い。この
ようにすれば、遊技者が遊技を止めたい時に、このスイ
ッチを押すことによりローター50内のパチンコ球を早
く遊技盤10上に放出することができる。したがって、
ローター50内にパチンコ球が残ってなかなか遊技を止
めることができないという状態を解消することができ
る。また、次の遊技者は、遊技開始時にローター50内
にパチンコ球が残っていないため、前の遊技者の遊技終
了状態に影響されずに遊技を開始することができる。
【0022】また、上述した実施形態では、ローター5
0は1体しか配置されていないが、複数のローターを使
用してセンター役物30を構成しても良い。また、上述
した実施形態では、ローター50は役物本体32に取り
付けたが、これに限らず、遊技盤の裏に別途支持部を設
け、遊技盤に直接取り付けても良い。これは、ローター
が役物本体に対してかなり大きい場合などは、遊技盤に
直接取り付けたほうが良いからである。さらに、上述し
た実施形態では、ローターが環状の回転体であったがこ
れに限らず、例えば、ベルト状の物にパチンコ球を保持
する部分(上述した実施形態の保持室に相当するもの)
を設け、このベルト状のものを回転駆動することにより
ワープ入口からワープ出口までパチンコ球を運ぶように
形成しても良い。さらに上述した実施形態では、球放出
手段60を、ロータリーソレノイド62と突き出しピン
64により構成したが、これに限らず、例えば、ロータ
ー50の外周板52の対向面を水平として、このロータ
ーを振動させる振動体をローター50に取り付けること
により構成しても良い。このようにすれば、振動体が振
動することによりローターを揺らし、パチンコ球が保持
室57から放出される。
【0023】なお、上述した実施形態では、本発明をパ
チンコ機に適用した場合を例にして説明したが、本発明
はこれに限られるものではなく、例えばアレンジボール
等の他の弾球遊技機にも適用することが可能である。
【0024】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明に係る弾球
遊技機は、導入口から入った球を放出口まで可動体が移
動することにより運ぶため、放出口から放出されるタイ
ミングを任意に変えることができ遊技性を向上すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るパチンコ機の遊技
盤に配設されるセンター役物の全体の構成を示す図面で
ある。
【図2】図1に示すセンター役物をA−A線で切断した
際の断面図である。
【図3】図1に示すセンター役物をB−B線において切
断した際の断面図である。
【図4】図1に示すセンター役物をC−C線において切
断した際の断面図である。
【図5】図1に示すセンター役物を構成する一つの要素
である役物本体の正面図である。
【図6】図1に示すセンター役物を構成する一つの要素
であるローターの構造を説明するための図面である。
【図7】図6に示すローターをD−D線で切断した際の
断面図である。
【図8】本発明の一実施の形態に係るパチンコ機の、遊
技盤に開けられるルーターと、遊技盤に取り付けられる
役物本体と、役物本体に取り付けられるローターとの大
きさの関係を説明するための図面である。
【図9】本発明の一実施の形態に係るパチンコ機に配設
された役物の動作を説明するためのフローチャートであ
る。
【図10】本発明の一実施の形態に係るパチンコ機の遊
技盤正面図である。
【符号の説明】
10・・遊技盤 14・・遊技領域 16・・始動入賞口 18・・可変入賞装置 30・・センター役物 40・・可変表示ユニット 50・・ローター 60・・ロータリーソレノイド 70・・モータ 80・・フォトスイッチ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技盤上から球を受け取る導入口と該導
    入口に入った球を前記遊技盤上に放出する放出口とが形
    成された役物本体と、該役物本体に対して移動可能であ
    って前記導入口から受け取った球を前記放出口に運ぶ可
    動体と、該可動体を駆動するための駆動手段とを有する
    役物を備えた弾球遊技機。
  2. 【請求項2】 請求項1 記載の弾球遊技機であって、前
    記役物本体は前記遊技盤の表側より取り付けられ、前記
    可動体は前記遊技盤の裏側より取り付けられている弾球
    遊技機。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の弾球遊技機であっ
    て、前記可動体は環状の回転体である弾球遊技機。
  4. 【請求項4】 請求項1 乃至3記載の弾球遊技機であっ
    て、前記役物本体には複数の放出口が形成され、前記可
    動体には前記可動体に受け取った球を保持する保持室が
    形成され、前記放出口の各々に前記保持室内に保持され
    ている球を遊技盤上に放出するための球放出手段を配設
    した弾球遊技機。
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