JP2000093272A - 画像鑑賞兼用鏡 - Google Patents

画像鑑賞兼用鏡

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JP2000093272A
JP2000093272A JP10272826A JP27282698A JP2000093272A JP 2000093272 A JP2000093272 A JP 2000093272A JP 10272826 A JP10272826 A JP 10272826A JP 27282698 A JP27282698 A JP 27282698A JP 2000093272 A JP2000093272 A JP 2000093272A
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JP
Japan
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mirror
visible light
layer
image
metal
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Pending
Application number
JP10272826A
Other languages
English (en)
Inventor
Motomichi Ito
基道 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
UNION CHEMICAR KK
Union Chemical Co Ltd
Original Assignee
UNION CHEMICAR KK
Union Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by UNION CHEMICAR KK, Union Chemical Co Ltd filed Critical UNION CHEMICAR KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】鏡と写真、絵画等の画像鑑賞を兼用できる鏡を
提供する。 【解決手段】透明ガラス又は透明プラスチックに直接金
属蒸着するか又は金属蒸着を施したフィルムを貼りつけ
ることにより形成したハーフミラー層を鏡面層とする。
この鏡面層の背部から透過してくる可視光の光量を変化
させることにより鏡と画像の鑑賞を兼用できる鏡とし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は金属蒸着により形成
したハーフミラーを利用する鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、化粧やコンタクトレンズの装
着等に利用する為に鏡を携帯する人が多く見られる。ま
た近年、自画像写真等の画像シールや写真を手帳や専用
ホルダーに入れ携帯する人が多く、この両者を鞄の中に
携帯するとスペースが無くなるという問題があった。
【0003】また、家庭の玄関においては玄関を彩る絵
画や照明器具等のインテリア製品や服装のチェックをす
る鏡が置かれ、インテリア製品もしくは鏡のどちらか一
方を省かざるを得ない場合があるという問題があった。
【0004】公知の技術としてハーフミラーを具えた装
置(実開平6−66760号)がある。これはハーフミ
ラーを用いたディスプレイ部を具えることにより、ディ
スプレイ部内部の発光源を点灯・消灯させることにより
ディスプレイ内部の商品を見えたり見えなくしたりする
商品抽出装置に関するものである。これは鏡として使用
する目的がなく、背部の光源が点灯していない状態で、
内部がぼんやりと見え、鏡としては使用できない。特に
本発明のような携帯性や省スペース化を目的とした鏡に
適用すると、鏡は小型化される為に画像と鏡面層の距離
が近くなり、その結果入射光がハーフミラー層を透過
し、画像から反射する光量が多くなる為に画像が常に見
えてしまうという問題が発生する。また、鏡面層つまり
ハーフミラー層の可視光透過率を下げると通常の光量で
は光源を点灯しても中の画像が鮮明に鑑賞できないとい
う問題が発生する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は簡単
な構成で鏡と写真、絵画等の画像の鑑賞を兼用し、携帯
性並びに省スペース化を満足する鏡を提供する。
【0006】
【課題を解決する為の手段】前述の問題を解決する手段
として、光透過及び光非透過の両方の性質を有するハー
フミラーを応用することに想到した。筐体のある一面を
透明ガラス又は透明プラスチックに直接金属蒸着する
か、又は金属蒸着を施したフィルムを貼りつけることに
より形成した可視光反射率が70%以上、可視光透過率
が3〜30%のハーフミラー層の鏡面層とし、筐体の内
部に光源と画像を設置するという構成とした。また、該
鏡面層の背部から透過してくる可視光量を100Lx以
上と10Lx未満の2つ可視光量を設定し、その2つの
可視光量を任意に選択できる構成とした。前述の筐体の
内部に設置した画像が任意に交換できる構成であっても
よい。
【0007】
【発明の実施の形態】透明ガラス又は透明プラスチック
の基材については特に制限はなく、プラスチックとして
はポリエチレンテレフタレート、セルロースアセテー
ト、ニトロセルロース、セロハン等を用いることができ
る。
【0008】前記金属蒸着層に用いる金属としては、
金、銀、銅、アルミニウム、クロム、ニッケル、チタ
ン、スズ等の金属、金属合金、金属化合物が挙げられ
る。特にアルミニウムは蒸着の容易さ、鏡面反射性、経
済性から好適である。金属蒸着法としては真空蒸着法、
スパッタリング法、イオンプレーティング法等のPVD
法が好ましく用いられる。
【0009】前記の鏡面層を透過し背部の画像に反射し
た後再び鏡面層を透過してきた可視光の光量と、鏡面層
の背部に設置した光源から発光し画像に反射した後鏡面
層を透過してきた可視光の総光量は100Lx以上であ
ることが必要である。総光量が100Lx未満であれば
画像の色や形を認識することが難しくなる為、鑑賞する
ことが困難になる。なお、総光量は、鏡面層に照度計を
密着させることにより測定するものとする。
【0010】また、鏡面層の可視光反射率は70%以上
であることが必要である。可視光反射率が70%以下に
なると鏡としての機能を満足することができない。更
に、鏡面層の可視光透過率は3〜30%の範囲である必
要がある。可視光透過率が30%以上の場合は可視光反
射率が70%以下となり鏡としての機能を満足すること
が出来なくなり、可視光透過率が3%未満の場合は鏡面
層の背部に設置した光源を強力にしても画像が確認しづ
らくなり、鑑賞することが困難になる。
【0011】鏡面層の可視光反射率が70%以上、可視
光透過率が3〜30%の範囲である条件を満たす金属蒸
着層は、通常155〜320オングストロームの範囲に
なるが、金属蒸着層を構成する金属系材料の種類により
左右されるもので一概に定めることはできない。
【0012】鏡面層の可視光反射率が70%以上、可視
光透過率が3〜30%の範囲である時に背部から透過し
てきた可視光量が100Lx以上である条件を満たす光
源としては、豆電球、蛍光灯、ハロゲン電球、希ガス放
電灯等が挙げられるが特に制限はない。
【0013】前記の鏡面層を透過し背部の画像に反射し
た後再び鏡面層を透過してきた可視光の光量が、背部の
光源を消灯した場合に10Lx未満である程度の筐体の
遮光性が必要である。可視光の光量が10Lx以上にな
ると背部の画像が見えてしまう為、鏡としての性能を満
足することが困難になる。
【0014】鏡面層背部の光源を点灯、消灯することに
よって、鏡面層の背部から透過してくる可視光量が10
0Lx以上と10Lx以下の2つ可視光量を設定し、そ
の2つの可視光量を任意に選択することができる。
【0015】上記画像には、写真や写真シール、絵画等
が挙げられるが特に制限はない。画像の交換方法につい
ては、予め筐体の鏡面部分以外に開閉、もしくは差込箇
所を設置することなどにより任意に交換できるものとす
る。
【0016】
【実施例】(実施例1)厚さ50μmのポリエステルフ
ィルムの片面にコロナ放電処理を行い、この処理面上に
真空蒸着法によりアルミニウム蒸着層が250オングス
トロームになるように蒸着し、これを鏡面層とした。こ
の時の可視光反射率が90%、可視光透過率が7%あっ
た。更に、この鏡面層の背部に外部からの光を遮蔽した
空間をつくり、その空間に光源と画像を設置した後、背
部の光源の光量を調整することにより背部から鏡面層を
透過してきた光量が100Lxになる様に設定した。
【0017】(比較例1)背部から鏡面層を透過してき
た光量が50Lxになる様に設定した以外は実施例1と
同様にした。
【0018】(比較例2)アルミニウム蒸着層が90オ
ングストロームになるように蒸着し鏡面層の可視光反射
率が15%、可視光透過率が80%に設定した以外は実
施例1と同様にした。
【0019】
【表1】
【発明の効果】簡単な構成で鏡と写真、絵画等の画像の
鑑賞を兼用し、携帯性並びに省スペース化を満足する鏡
を提供することができる。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年9月20日(1999.9.2
0)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】
【表1】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】筐体のある一面が透明ガラス又は透明プラ
    スチックに直接金属蒸着するか、又は金属蒸着を施した
    フィルムを貼りつけることにより形成した可視光反射率
    が70%以上、可視光透過率が3〜30%のハーフミラ
    ー層の鏡面層であり、且つ筐体の中に光源と画像を設置
    した鏡。
  2. 【請求項2】光源を点灯した場合には鏡面層の背部から
    透過してくる可視光量が100Lx以上であり、消灯し
    た場合には鏡面層の背部から透過してくる可視光量が1
    0Lx未満の請求項1記載の鏡。
  3. 【請求項3】請求項1記載の筐体内に設置した画像が任
    意に交換できる鏡。
JP10272826A 1998-09-28 1998-09-28 画像鑑賞兼用鏡 Pending JP2000093272A (ja)

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JP10272826A JP2000093272A (ja) 1998-09-28 1998-09-28 画像鑑賞兼用鏡

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7820252B2 (en) 2001-07-02 2010-10-26 Sumitomo Chemical Company, Limited Transflective film, transflective polarizer, and polarizing light source device and liquid crystal display device using the same
CN103209619A (zh) * 2010-09-15 2013-07-17 法国圣-戈班玻璃公司 包括发光二极管的照明镜子板

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7820252B2 (en) 2001-07-02 2010-10-26 Sumitomo Chemical Company, Limited Transflective film, transflective polarizer, and polarizing light source device and liquid crystal display device using the same
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