JP2000092750A - 電源回路 - Google Patents

電源回路

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JP2000092750A
JP2000092750A JP10255539A JP25553998A JP2000092750A JP 2000092750 A JP2000092750 A JP 2000092750A JP 10255539 A JP10255539 A JP 10255539A JP 25553998 A JP25553998 A JP 25553998A JP 2000092750 A JP2000092750 A JP 2000092750A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スクイーブの正電位側のラインが電源に短絡
しても定電圧回路に給電され続けないようにする。 【解決手段】 例えば乗員保護装置の点火系の電源であ
るDC/DCコンバータ及びDC/DCコンバータによ
って充電され逆流防止用ダイオードを介してスクイーブ
に給電するバックアップコンデンサと、その乗員保護装
置の制御回路の電源であり、かつバックアップコンデン
サによってイグニッションスイッチのオフ時に給電され
る定電圧回路とを有する電源回路において、DC/DC
コンバータの入力端子と第1逆流防止用ダイオードとの
間に、入力電圧の非供給状態への切り替わり時にオンさ
れるスイッチングトランジスタがダイオードに直列接続
されて構成されたバイパス回路を接続した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば車両の乗
員を衝突事故から保護するエアバッグ等の乗員保護装置
の電源として用いられる電源回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の乗員保護装置に用いられている電
源回路を、図3に示す乗員保護装置を基にして以下に説
明する。
【0003】まず、乗員保護装置全体の概要を説明し、
その後電源回路であるDC/DCコンバータ2について
説明する。
【0004】図示されないイグニッションスイッチがオ
ンされ、車載バッテリ1からDC/DCコンバータ2、
定電圧回路9等に並列的に電力が供給され、第1逆流防
止用ダイオード2dを介してバックアップコンデンサ3
がバッテリ電圧まで充電される。
【0005】一方、制御回路12は、クロックパルスを
出力端子P1からDC/DCコンバータ2の第1制御ト
ランジスタ2eをオン、オフ制御することによってコイ
ル2cに流れる電流を断続して、車載バッテリ1の電圧
を昇圧して出力し、前述の如くバックアップコンデンサ
3を充電する。
【0006】その後、図示されない加速度センサから衝
突に伴う加速度信号が供給され、その加速度信号に基づ
いて制御回路12が重大衝突と判断すると、制御回路1
2は出力端子P3及びP4をハイレベルにして第1スイ
ッチ回路5の第1スイッチングトランジスタ5a及び第
2スイッチ回路7の第2スイッチングトランジスタ7a
のそれぞれをオンしてバックアップコンデンサ3に充電
されていた電力をスクイーブ6に供給する。5b,7b
はそれぞれ第1スイッチングトランジスタ5a、第2ス
イッチングトランジスタ7aと並列接続される寄生ダイ
オード、Aは図示されない加速度センサから加速度信号
が供給される制御回路12の入力端子である。
【0007】また、図示されないイグニッションスイッ
チがオフされ(またはそれと同等の断線が発生され)、
それを制御回路12が認識すると、出力端子P2の出力
でスイッチングトランジスタ10をオンして、バックア
ップコンデンサ3に充電された電力を定電圧回路9に供
給する。
【0008】なお、図3において、1は車載バッテリ、
2はDC/DCコンバータで、最大電流規制抵抗2a、
電流検出抵抗2b、コイル2c及び第1逆流防止用ダイ
オード2dからなる直列回路を有し、その直列回路の一
端はDC/DCコンバータ2の入力端子を、また他端は
出力端子を形成する。また、DC/DCコンバータ2
は、第1制御トランジスタ2e、コンパレータ2f、第
2制御トランジスタ2g、電圧分割抵抗2hを含み、第
1制御トランジスタ2eが、制御回路12の出力端子P
2からクロックパルスを受けて、前記コイル2cに断続
的に電流を流すことによって前記車載バッテリ1からの
入力電圧を昇圧して第1逆流防止用ダイオード2dを介
して後述バックアップコンデンサ3に供給する。
【0009】また、その昇圧された出力電圧は、電圧分
割抵抗2hを介してコンパレータ2fに供給され、所定
電圧以上になるとバックアップコンデンサ3は十分に充
電されたとして、コンパレータ2fの出力をローレベル
にして第1制御トランジスタ2eを不作動状態にする。
【0010】またコイル2cに流れる電流が所定値以上
に大きくなると、第2制御トランジスタ2gがオンして
前記コンパレータ2fの出力をローレベルにし、第1制
御トランジスタ2eを不作動状態にする。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな乗員保護装置にあって、何らかの原因で図3中にX
印で示される点がバッテリーライン(+V)にショート
した場合、図示されないイグニッションスイッチがオフ
された後に、第1ダイオード5b、スイッチングトラン
ジスタ10を介して定電圧回路9に電力が供給され続け
ることになり、バッテリ上がりを起こす恐れがあった。
【0012】この発明はこのような問題点に着目してな
されたもので、例えスクイーブの正電位側のラインが電
源に短絡しても定電圧回路に給電され続けないようにす
ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この電源回路に係る第1
の発明は、最大電流規制抵抗、電流検出抵抗、コイル及
び逆流防止用ダイオードを含む直列回路と、制御パルス
を受けて前記コイルに流れる電流をオン、オフ制御する
制御トランジスタと、前記電流検出抵抗に流れる電流が
規定値以上になったとき、前記制御トランジスタへの制
御パルスの供給を停止せしめる比較回路とから構成さ
れ、入力直流電圧を昇圧して出力するDC/DCコンバ
ータと、該DC/DCコンバータから出力される昇圧電
圧によって充電され、その充電された電圧を他の逆流防
止用ダイオードを介して出力するコンデンサとを備え、
かつ前記DC/DCコンバータの入力端子から分岐して
前記バッテリ電圧が供給される定電圧回路を備えてなる
電源回路において、前記DC/DCコンバータの入力端
子と他の逆流防止用ダイオードの入力端子との間に、前
記入力直流電圧の非供給状態への切り替わり時にオンさ
れ、前記バックアップコンデンサから定電圧回路に給電
するスイッチングトランジスタが破壊防止用ダイオード
に直列接続されてなることを特徴とする。
【0014】第2の発明は、最大電流規制抵抗、電流検
出抵抗、コイル及び逆流防止用ダイオードを含む直列回
路と、制御パルスを受けて前記コイルに流れる電流をオ
ン、オフ制御するスイッチングトランジスタと、前記電
流検出抵抗に流れる電流が規定値以上になったとき、前
記スイッチングトランジスタへの制御パルスの供給を停
止せしめる比較回路とから構成され、入力直流電圧を昇
圧して出力するDC/DCコンバータと、該DC/DC
コンバータから出力される昇圧電圧によって充電され、
その充電された電圧を他の逆流防止用ダイオードを介し
て出力するコンデンサとを備え、前記DC/DCコンバ
ータの入力端子から分岐して前記バッテリ電圧が供給さ
れる定電圧回路を備えてなる電源回路において、前記D
C/DCコンバータの最大電流規制抵抗と電流検出抵抗
との接続点と前記逆流防止用ダイオードとの間に、前記
入力電圧の非供給状態への切り替わり時にオンされ、前
記バックアップコンデンサから定電圧回路に給電するス
イッチングトランジスタが介挿されてなることを特徴と
する。
【0015】
【発明の実施の形態】実施の形態1.この発明による実
施の形態1を図1に基づいて説明する。図1において、
図3と同一構成のもの、または均等なものには同一符号
を付してその詳細説明は省略し、異なる部分についての
み以下に説明する。すなわち、図3においてはスイッチ
ングトランジスタ10のエミッタ端子が第3逆流防止用
ダイオード4のカソード側に接続されていたが、図1に
おいては、アノード側、すなわちバックアップコンデン
サ3のプラス端子に接続されている。これによって、図
中のX点が車両の電源ライン(+V)に接触しても、第
3逆流防止用ダイオード4によってスイッチングトラン
ジスタ10への流れ込みが防止されることによって車載
バッテリ1のバッテリ上りを防止できる。
【0016】なお、図1においては、破壊防止用ダイオ
ード11をスイッチングトランジスタ10のコレクタ端
子に接続している。すなわち、この破壊防止用ダイオー
ド11がない場合には、図示されないイグニッションス
イッチがオンされた直後、バックアップコンデンサ3が
充電されるまでの間、スイッチングトランジスタ10の
エミッタよりもコレクタ側の電圧が高くなり、その結
果、ベース、エミッタ逆電圧の耐圧を超えるバッテリ電
圧がベース、エミッタ間に直接印加されるので、ベー
ス、エミッタ間が破壊されてしまう。これを破壊防止用
ダイオード11を介挿することによって逆バイアスされ
ないようにして破壊を回避している。
【0017】実施の形態2.この実施の形態2を図2に
基づいて説明する。図2において、図3と同一構成のも
の、または均等なものには同一符号を付してその詳細説
明は省略し、異なる部分についてのみ以下に説明する。
すなわち、図1と同様にスイッチングトランジスタ10
のエミッタ端子を第3逆流防止用ダイオード4のアノー
ド側に接続している。図2においては、破壊防止用ダイ
オード11を削除し、スイッチイングトランジスタ10
のコレクタ端子を最大電流規制抵抗2aと電流検出抵抗
2bとの接続点に直接接続している。
【0018】なお、破壊防止用ダイオード11が削除さ
れても、図示されないイグニッションスイッチのオンに
伴ってスイッチングトランジスタ10に印加される電圧
は、最大電流規制抵抗2aと電流検出抵抗2bとによっ
て、例えばバッテリ電圧の30%に分圧された電圧が印
加されるので、ベース、エミッタ逆電圧の耐圧を越える
ことがなくなる。これによって、図中のX点が電源ライ
ン(+V)にショートしても、第3逆流防止用ダイオー
ド4によってスイッチングトランジスタ10への流れ込
みが、防止される。
【0019】
【発明の効果】以上説明してきたように、この第1の発
明によれば、スクイーブの正電位側が電源ラインにショ
ートしても定電圧回路にスイッチングトランジスタを介
して流れ込むことがないので、バッテリ上がりを防止で
きるという効果が発揮される。第2の発明によれば、さ
らに破壊防止用ダイオードを削除できるという効果が発
揮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る電源回路を用いた乗員保護装置
の実施の形態1の回路ブロック説明図である。
【図2】この発明に係る電源回路を用いた乗員保護装置
の実施の形態2の回路ブロック説明図である。
【図3】従来の回路ブロック説明図である。
【符号の説明】
1 車載バッテリ 2 DC/DCコンバータ 2a 最大電流規制抵抗 2c コイル 2d 第1逆流防止用ダイオード 2e 第1制御トランジスタ 2f コンパレータ 2g 第2制御トランジスタ 3 バックアップコンデンサ 5 第1スイッチ回路 5a 第1スイッチングトランジスタ 6 スクイーブ 7 第2スイッチ回路 7a 第2スイッチングトランジスタ 9 定電圧回路 10 スイッチングトランジスタ 11 破壊防止用ダイオード 12 制御回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 最大電流規制抵抗、電流検出抵抗、コイ
    ル及び逆流防止用ダイオードを含む直列回路と、制御パ
    ルスを受けて前記コイルに流れる電流をオン、オフ制御
    する制御トランジスタと、前記電流検出抵抗に流れる電
    流が規定値以上になったとき、前記制御トランジスタへ
    の制御パルスの供給を停止せしめる比較回路とから構成
    され、入力直流電圧を昇圧して出力するDC/DCコン
    バータと、 該DC/DCコンバータから出力される昇圧電圧によっ
    て充電され、その充電された電圧を他の逆流防止用ダイ
    オードを介して出力するコンデンサとを備え、かつ前記
    DC/DCコンバータの入力端子から分岐して前記バッ
    テリ電圧が供給される定電圧回路を備えてなる電源回路
    において、前記DC/DCコンバータの入力端子と他の
    逆流防止用ダイオードの入力端子との間に、前記入力直
    流電圧の非供給状態への切り替わり時にオンされ、前記
    バックアップコンデンサから定電圧回路に給電するスイ
    ッチングトランジスタが破壊防止用ダイオードに直列接
    続されてなることを特徴とする電源回路。
  2. 【請求項2】 最大電流規制抵抗、電流検出抵抗、コイ
    ル及び逆流防止用ダイオードを含む直列回路と、制御パ
    ルスを受けて前記コイルに流れる電流をオン、オフ制御
    するスイッチングトランジスタと、前記電流検出抵抗に
    流れる電流が規定値以上になったとき、前記スイッチン
    グトランジスタへの制御パルスの供給を停止せしめる比
    較回路とから構成され、入力直流電圧を昇圧して出力す
    るDC/DCコンバータと、 該DC/DCコンバータから出力される昇圧電圧によっ
    て充電され、その充電された電圧を他の逆流防止用ダイ
    オードを介して出力するコンデンサとを備え、前記DC
    /DCコンバータの入力端子から分岐して前記バッテリ
    電圧が供給される定電圧回路を備えてなる電源回路にお
    いて、前記DC/DCコンバータの最大電流規制抵抗と
    電流検出抵抗との接続点と、前記逆流防止用ダイオード
    との間に、前記入力電圧の非供給状態への切り替わり時
    にオンされ、前記バックアップコンデンサから定電圧回
    路に給電するスイッチングトランジスタが介挿されてな
    ることを特徴とする電源回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010036646A (ja) * 2008-08-01 2010-02-18 Furukawa Electric Co Ltd:The 車両用電源供給装置及び車両用電源供給方法
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CN113589194A (zh) * 2020-04-30 2021-11-02 上海钛昕电气科技有限公司 一种黏连检测和短路检测电路及其控制方法

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