JP2000092490A - 送信装置、受信装置、送信方法及び受信方法 - Google Patents

送信装置、受信装置、送信方法及び受信方法

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JP2000092490A JP25542598A JP25542598A JP2000092490A JP 2000092490 A JP2000092490 A JP 2000092490A JP 25542598 A JP25542598 A JP 25542598A JP 25542598 A JP25542598 A JP 25542598A JP 2000092490 A JP2000092490 A JP 2000092490A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】所定の符号化及び復号化方式の規定による解像
度よりも高い解像度の動画像データを送信及び又は受信
し得るようにする。 【解決手段】本発明は、第2の画像フォーマットの順次
1フレーム分の第2の動画像データを第1の画像フォー
マットの画角に応じて分割した分割動画像データと第1
の画像フォーマットのダミー動画像データとを順次交互
に符号化処理して送信すると共に、当該符号化処理して
送信された各分割動画像データとダミー動画像データと
を受信して復号化処理し、得られた各分割動画像データ
を選択的に用いて第2の動画像データを再現することに
より、第2の動画像データのフォーマットを変換せずに
容易に送受信でき、かくして所定の符号化及び復号化方
式によって規定された動画像データに対する解像度より
も高い解像度の動画像データを送信及び又は受信し得る
送信装置、受信装置、送信方法及び受信方法を実現でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は送信装置、受信装
置、送信方法及び受信方法に関し、例えばテレビジョン
会議システムの端末装置に適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来、テレビジョン会議システムにおい
ては、多地点に設置された複数の端末装置を公衆回線網
を介して接続し、各端末装置間において動画像データ及
び音声データを送受信することにより当該動画像データ
に基づく動画像及び音声データに基づく音声を用いて会
議を実行し得るようになされている。
【0003】実際上テレビジョン会議システムにおいて
は、各端末装置において送信対象の動画像データ及び音
声データをそれぞれ予め適用された所定の符号化方式に
よって符号化処理し、得られた動画像符号化データ及び
音声符号化データを公衆回線網を介して他の端末装置に
送信すると共に、当該動画像符号化データ及び音声符号
化データを受信した端末装置においてこの動画像符号化
データ及び音声符号化データをそれぞれ対応する復号化
方式によって復号化処理し、かくして元の動画像データ
及び音声データを得るようになされている。
【0004】ここでこの種のテレビジョン会議システム
として、各端末装置に、ITU−T(International Te
lecommunication Union-Telecommunication Standardiz
ation Sector)による”H.261”と呼ばれる勧告に
基づいて標準化された動画像データの符号化及び復号化
方式が適用されたものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところでかかる構成の
テレビジョン会議システムにおいては、”H.261”
に基づいて、水平方向に 352画素及び垂直方向に 288ラ
インの共通中間フォーマット(CIF:Common Intermediat
e Format)と呼ばれる第1の画像フォーマットの動画像
データを符号化処理するように規定されている。
【0006】従ってかかる構成のテレビジョン会議シス
テムにおいては、異なる画像フォーマットが適用された
NTSC(National Television System Committee)方
式(水平方向に 720画素及び垂直方向に 240ライン)や
PAL(Phase Alternationby Line )方式(水平方向
に 720画素及び垂直方向に 288ライン)等のようなテレ
ビジョン方式が採用された国に各端末装置が設置された
場合でも、当該テレビジョン方式に応じて生成した動画
像データの画像フォーマットを第1の画像フォーマット
に変換した後符号化処理し、得られた動画像符号化デー
タを公衆回線網を介して他の端末装置に送信する。
【0007】そしてこのテレビジョン会議システムにお
いては、このような動画像符号化データを受信した端末
装置において、当該動画像符号化データを復号化処理し
た後、その第1の画像フォーマットを対応するテレビジ
ョン方式の画像フォーマットに変換するようになされて
おり、かくしてテレビジョン方式に影響されずに動画像
データを送受信し得るようになされている。
【0008】ところがかかる構成のテレビジョン会議シ
ステムにおいては、データ送信時に所定のテレビジョン
方式に応じて生成した比較的解像度の高い動画像データ
の画像フォーマットを第1の画像フォーマットに変換す
ることから、この動画像データに対する解像度が低下
し、この結果高解像度の動画像に応じた動画像データの
送受信が要望されてもこれに対応し難い問題があった。
【0009】ところで従来、この種のテレビジョン会議
システムとして、各端末装置に、ITU−Tによる”
H.261”を基本とした”H.261AnnexD”
と呼ばれる勧告に基づいて標準化された符号化及び復号
化方式が適用されたものがある。
【0010】かかる構成のテレビジョン会議システムで
は、第1の画像フォーマットの動画像データの送受信処
理に加えて、当該第1の画像フォーマットの4倍(水平
方向に 704画素及び垂直方向に 576ライン)の画像フォ
ーマット(以下、これを第2の画像フォーマットと呼
ぶ)の静止画像に応じた静止画像データを送受信し得る
ように規定されている。
【0011】実際上かかる構成のテレビジョン会議シス
テムにおいて、各端末装置は、静止画像データの送信
時、この静止画像データを第1の画像フォーマットに応
じた画角の4つの第1〜第4の静止画像データ(以下、
これらを第1〜第4の分割静止画像データと呼ぶ)に分
割した後、順次符号化処理し、得られた第1〜第4の分
割静止画像符号化データを送信すると共に、静止画像デ
ータの受信時には、受信した第1〜第4の分割静止画像
データを復号化処理し、得られた第1〜第4の分割静止
画像データに基づいて元の静止画像データを再現するよ
うになされている。
【0012】このため最近では、かかる構成のテレビジ
ョン会議システムにおいて、静止画像データの送受信処
理により高解像度な動画像に応じた第2の画像フォーマ
ットの動画像データを送受信することが考えられている
ものの、”H.261AnnexD”では、静止画像デ
ータ(1フレームでなる)を2フレーム以上連続して送
信しないように規定されていることから、第2の画像フ
ォーマットの動画像データを送受信し難い問題があっ
た。
【0013】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、所定の符号化及び復号化方式によって規定された動
画像データに対する解像度よりも高い解像度の動画像デ
ータを送信及び又は受信し得る送信装置、受信装置、送
信方法及び受信方法を提案しようとするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、所定の第1の画像フォーマットの
第1の動画像データを所定の符号化方式により符号化処
理して送信すると共に、第1の画像フォーマットよりも
画角の大きい第2の画像フォーマットの静止画像データ
を第1の画像フォーマットに応じた画角の複数の分割静
止画像データに分割した後、符号化処理して送信する送
信装置において、第2の画像フォーマットの第2の動画
像データを順次フレーム単位で第1の画像フォーマット
に応じた画角の複数の分割動画像データに分割しなが
ら、第2の動画像データの1フレーム分の各分割動画像
データと、第1の画像フォーマットに応じた画角の少な
くとも1フレーム分のダミー動画像データとを順次交互
に出力する動画像データ分割処理手段と、当該動画像デ
ータ分割処理手段から出力された各分割動画像データと
ダミー動画像データとを符号化処理する符号化処理手段
とを設けるようにした。
【0015】この結果、第2の動画像データの第2の画
像フォーマットを第1の画像フォーマットに変換せず
に、所定の符号化方式に従って当該第2の動画像データ
を容易に送信することができる。
【0016】また本発明においては、送信装置から所定
の第1の画像フォーマットの第1の動画像データが所定
の符号化方式により符号化処理して送信されると共に、
第1の画像フォーマットよりも画角の大きい第2の画像
フォーマットの静止画像データが第1の画像フォーマッ
トに応じた画角の複数の分割静止画像データに分割され
た後、符号化処理して送信されることにより、当該符号
化処理して送信された第1の動画像データと、各分割静
止画像データとを受信して対応する復号化方式により復
号化処理する受信装置において、送信装置から第2の画
像フォーマットの第2の動画像データを順次フレーム単
位で第1の画像フォーマットに応じた画角の複数の分割
動画像データに分割しながら、第2の動画像データの1
フレーム分の各分割動画像データと第1の画像フォーマ
ットに応じた画角の少なくとも1フレーム分のダミー動
画像データとが順次交互に符号化処理して送信されるこ
とにより、当該符号化処理して送信された各分割動画像
データとダミー動画像データとを受信する受信手段と、
当該受信手段によって受信された符号化処理された各分
割動画像データとダミー動画像データとを復号化処理
し、得られた各分割動画像データとダミー動画像データ
とを順次交互に出力する復号化手段と、当該復号化手段
から出力された各分割動画像データとダミー動画像デー
タとのうち、各分割動画像データを選択的に用いて統合
するようにして第2の動画像データを再現する動画像デ
ータ統合処理手段とを設けるようにした。
【0017】この結果、送信装置から第2の画像フォー
マットを第1の画像フォーマットに変換せずに所定の符
号化方式に従って送信された第2の動画像データを受信
して容易に処理することができる。
【0018】さらに本発明においては、所定の第1の画
像フォーマットの第1の動画像データを所定の符号化方
式により符号化処理して送信すると共に、第1の画像フ
ォーマットよりも画角の大きい第2の画像フォーマット
の静止画像データを第1の画像フォーマットに応じた画
角の複数の分割静止画像データに分割した後、符号化処
理して送信する送信方法において、第2の画像フォーマ
ットの第2の動画像データを順次フレーム単位で第1の
画像フォーマットに応じた画角の複数の分割動画像デー
タに分割しながら、第2の動画像データの1フレーム分
の各分割動画像データと、第1の画像フォーマットに応
じた画角の少なくとも1フレーム分のダミー動画像デー
タとを順次交互に出力する第1のステップと、当該第1
のステップにおいて出力された各分割動画像データとダ
ミー動画像データとを符号化処理する第2のステップと
を設けるようにした。
【0019】この結果、第2の動画像データの第2の画
像フォーマットを第1の画像フォーマットに変換せず
に、所定の符号化方式に従って当該第2の動画像データ
を容易に送信することができる。
【0020】さらに本発明においては、送信装置から所
定の第1の画像フォーマットの第1の動画像データが所
定の符号化方式により符号化処理して送信されると共
に、第1の画像フォーマットよりも画角の大きい第2の
画像フォーマットの静止画像データが第1の画像フォー
マットに応じた画角の複数の分割静止画像データに分割
された後、符号化処理して送信されることにより、当該
符号化処理して送信された第1の動画像データと、各分
割静止画像データとを受信して対応する復号化方式によ
り復号化処理する受信方法において、送信装置から第2
の画像フォーマットの第2の動画像データを順次フレー
ム単位で第1の画像フォーマットに応じた画角の複数の
分割動画像データに分割しながら、第2の動画像データ
の1フレーム分の各分割動画像データと第1の画像フォ
ーマットに応じた画角の少なくとも1フレーム分のダミ
ー動画像データとが順次交互に符号化処理して送信され
ることにより、当該符号化処理して送信された各分割動
画像データとダミー動画像データとを受信する第1のス
テップと、当該第1のステップにおいて受信された符号
化処理された各分割動画像データとダミー動画像データ
とを復号化処理し、得られた各分割動画像データとダミ
ー動画像データとを順次交互に出力する第2のステップ
と、当該第2のステップにおいて出力された各分割動画
像データとダミー動画像データとのうち、各分割動画像
データを選択的に用いて統合するようにして第2の動画
像データを再現する第3のステップとを設けるようにし
た。
【0021】この結果、送信装置から第2の画像フォー
マットを第1の画像フォーマットに変換せずに所定の符
号化方式に従って送信された第2の動画像データを受信
して容易に処理することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下図面について、本発明の一実
施の形態を詳述する。
【0023】(1)本実施の形態によるテレビジョン会
議システムの構成 図1において、1は全体として本発明を適用したテレビ
ジョン会議システムを示し、例えば2台の端末装置2A
及び2Bが公衆回線網3を介して接続されて構成されて
いる。
【0024】この場合各端末装置2A及び2Bは、図2
に示すように同様構成でなり、動画像データ及び静止画
像データの符号化及び復号化方式として、”H.261
AnnexD”に基づいて標準化された符号化及び復号
化方式が適用されている。
【0025】そして各端末装置2A及び2Bには、制御
部5と、各種制御情報を入力し得るキーボード等のユー
ザインターフェイス6と、当該端末装置2A及び2Bを
動作させるための所定のプログラムが予め記憶された不
揮発性のメモリ7とからなるシステム制御機器部8が設
けられ、当該制御部5がユーザインターフェイス6を介
して入力される各種制御情報に基づいてメモリ7内のプ
ログラムを起動させ、当該起動させたプログラムに基づ
いて対応する端末装置2A及び2B全体を制御する。
【0026】ここで端末装置2A及び2Bの制御部5
は、データ送信時、ユーザインターフェイス6を介して
第1の画像フォーマットの第1の動画像データD1に対
する送信要求情報が入力されると第1の送信処理モード
に移ると共に、この第1の送信処理モードを実行するこ
とを表す第1の送信処理モード情報を制御データD2と
してデータ多重化/分離部9のマルチプレクサ10に送
出する。
【0027】このとき画像入出力部12においては、テ
レビジョンカメラ13を介して被写体(図示せず)を撮
像することにより、第2の画像フォーマットよりも画角
の大きい画像フォーマット(以下、これを第3の画像フ
ォーマットと呼ぶ)のアナログの動画像信号S1を生成
し、これをアナログ/ディジタル変換器14を介してア
ナログ/ディジタル変換処理することにより得られた第
2の画像フォーマットのディジタルの第2の動画像デー
タD3を画像コーデック15の画像データ分割処理部1
6に送出する。
【0028】画像データ分割処理部16は、アナログ/
ディジタル変換器14から与えられた第2の動画像デー
タD3の第2の画像フォーマットを第1の画像フォーマ
ットに変換処理し、得られた第1の動画像データD1を
フレーム単位で順次符号化部17に送出する。
【0029】符号化部17は、画像データ分割処理部1
6から与えられた第1の動画像データD1を”H.26
1AnnexD”に基づいて標準化された符号化方式に
よって符号化処理し、得られた動画像符号化データD4
をマルチプレクサ10に送出する。
【0030】また音声入出力部18は、例えばマイクロ
フォン(図示せず)を介して周囲の音を集音することに
より得られた送信対象のアナログの音声信号をアナログ
/ディジタル変換処理し、得られたディジタルの音声デ
ータD5を音声コーデック19に送出する。
【0031】音声コーデック19は、音声入出力部18
から与えられた音声データD5を所定の符号化方式によ
って符号化処理し、得られた音声符号化データD6を遅
延回路20を介して所定時間遅延させてマルチプレクサ
10に送出する。
【0032】さらにテレマティク機器部21は、例えば
パーソナルコンピュータ(図示せず)によって生成した
データ通信用の所定の情報データD7を必要に応じてマ
ルチプレクサ10に送出する。
【0033】これによりマルチプレクサ10は、制御部
5から与えられた制御データD2と、符号化部17から
与えられた動画像符号化データD4と、遅延回路20を
介して与えられた音声符号化データD6と、さらに必要
に応じてテレマティク機器部21から与えられた情報デ
ータD7とを時分割多重化し、得られた多重化データD
8をインターフェイス回路22及び公衆回線網3を順次
介して他の端末装置2A又は2Bに送信する。
【0034】また端末装置2A及び2Bの制御部5は、
ユーザインターフェイス6を介して第2の画像フォーマ
ットの静止画像データD9に対する送信要求情報が入力
されると第2の送信処理モードに移ると共に、この第2
の送信処理モードを実行することを表す第2の送信処理
モード情報を制御データD10としてマルチプレクサ1
0に送出する。
【0035】このとき画像入出力部12においては、テ
レビジョンカメラ13を介して被写体を撮像することに
より第3の画像フォーマットの静止画像(1フレーム)
に応じたアナログの静止画像信号S2を生成し、これを
アナログ/ディジタル変換器14を介してアナログ/デ
ィジタル変換処理することにより得られた第2の画像フ
ォーマットのディジタルの静止画像データD9を画像デ
ータ分割処理部16に送出する。
【0036】画像データ分割処理部16においては、第
2の画像フォーマットの静止画像データD9を第1の画
像フォーマットに応じた画角の4つの第1〜第4の分割
静止画像データD111 〜D114 に分割し、これら第
1〜第4の分割静止画像データD111 〜D114 を順
次符号化部17に送出する。
【0037】符号化部17は、画像データ分割処理部1
6から順次与えられた第1〜第4の分割静止画像データ
D111 〜D114 を上述と同様に”H.261Ann
exD”に基づいて標準化された符号化方式によって符
号化処理し、得られた第1〜第4の分割静止画像符号化
データD121 〜D124 をマルチプレクサ10に送出
する。
【0038】そしてマルチプレクサ10は、このとき上
述と同様に遅延回路20を介して音声符号化データD6
が与えられると共に、必要に応じてテレマティク機器部
21から情報データD7が与えられており、これにより
制御部5から与えられた制御データD10と、符号化部
17から与えられた第1〜第4の分割静止画像符号化デ
ータD121 〜D124 と、音声符号化データD6及び
情報データD7とを順次時分割多重化し、得られた多重
化データD13をインターフェイス回路22及び公衆回
線網3を順次介して他の端末装置2A又は2Bに送信す
る。
【0039】一方、端末装置2A及び2Bにおいては、
データ受信時、他の端末装置2B及び2Aから公衆回線
網3を介して送信された多重化データD8及びD13を
インターフェイス回路22を介してデマルチプレクサ2
5によって受信する。
【0040】デマルチプレクサ25は、受信した多重化
データD8及びD13を制御データD2及びD10と、
動画像符号化データD4及び第1〜第4の分割静止画像
符号化データD121 〜D124 と、音声符号化データ
D6と、情報データD7とに分離し、当該制御データD
2及びD10を制御部5に送出すると共に、動画像符号
化データD4及び第1〜第4の分割静止画像符号化デー
タD121 〜D124を復号化部56に送出し、また音
声符号化データD6を遅延回路20を介して音声コーデ
ック19に送出すると共に、情報データD7をテレマテ
ィク機器部21に送出する。
【0041】ここで制御部5は、デマルチプレクサ25
から制御データD2が与えられた場合、この制御データ
D2に基づいて得られる第1の送信処理モード情報に応
じて第1の受信処理モードに移り、この第1の受信処理
モードに応じて対応する端末装置2A又は2B全体を制
御する。
【0042】そして復号化部26は、このときデマルチ
プレクサ25から与えられた動画像符号化データD4を
対応する復号化方式によって復号化処理し、得られた第
1の動画像データD1を画像データ統合処理部27に送
出する。
【0043】画像データ統合処理部27は、復号化部2
6から与えられた第1の動画像データD1の第1の画像
フォーマットを第2の画像フォーマットに変換処理し、
得られた第2の動画像データD31 を画像入出力部12
に送出する。
【0044】画像入出力部12においては、画像データ
統合処理部27から与えられた第2の動画像データD3
1 をディジタル/アナログ変換器28を介してディジタ
ル/アナログ変換処理し、得られたアナログの動画像信
号S3をモニタ29に送出することにより、当該モニタ
29にこの動画像信号S3に基づく動画像を表示させ
る。
【0045】また音声コーデック19は、デマルチプレ
クサ25から遅延回路20を介して与えられた音声符号
化データD6を対応する所定の復号化方式によって復号
化処理し、得られた音声データD5を音声入出力部18
に送出する。
【0046】音声入出力部18は、音声コーデック19
から与えられた音声データD5をディジタル/アナログ
変換処理し、得られたアナログの音声信号を例えばスピ
ーカ(図示せず)に送出することにより当該音声信号に
基づく音声をこのスピーカを介して放音させる。
【0047】さらにテレマティク機器部21は、デマル
チプレクサ25から与えられた情報データD7を例えば
パーソナルコンピュータに取り込み、この情報データD
7に基づく情報をパーソナルコンピュータのモニタに表
示させる。
【0048】また制御部5は、デマルチプレクサ25か
ら制御データD10が与えられた場合、この制御データ
D10に基づいて得られる第2の送信処理モード情報に
応じて第2の受信処理モードに移り、この第2の受信処
理モードに応じて対応する端末装置2A又は2B全体を
制御する。
【0049】そして復号化部26は、このときデマルチ
プレクサ25から順次与えられた第1〜第4の第1〜第
4の分割静止画像符号化データD121 〜D124 を対
応する復号化方式によって復号化処理し、得られた第1
〜第4の分割静止画像データD111 〜D114 を画像
データ統合処理部27に送出する。
【0050】画像データ統合処理部27は、復号化部2
6から与えられた第1〜第4の分割静止画像データD1
1 〜D114 を統合するようにして、元の第2の画像
フォーマットの静止画像データD9を再現し、当該再現
した静止画像データD9を画像入出力部12に送出す
る。
【0051】画像入出力部12においては、画像データ
統合処理部27から与えられた静止画像データD9をデ
ィジタル/アナログ変換器28を介してディジタル/ア
ナログ変換処理し、得られたアナログの静止画像信号S
4をモニタ29に送出することにより、当該モニタ29
にこの静止画像信号S4に基づく静止画像を表示させ
る。
【0052】因みにこのとき音声コーデック19、音声
入出力部18及びテレマティク機器部21は、それぞれ
上述した第1の受信処理モード時と同様に動作する。
【0053】このようにしてテレビジョン会議システム
1においては、各端末装置2A及び2B間において、第
1の動画像データD1及び静止画像データD9を送受信
し得るようになされている。
【0054】(2)画像データ分割処理部16の詳細構
成 ここで実際上画像データ分割処理部16においては、図
3に示すように、第1の送信処理モード時、制御部5の
制御のもとに、第1の切換え器31をオフ状態に切り換
えると共に、第2の切換え器32のスイッチ32Aを第
1の接点32Bに接続する。
【0055】これにより画像データ分割処理部16にお
いては、アナログ/ディジタル変換器14から与えられ
た第2の動画像データD3をフォーマット変換器33に
取り込むと共に、当該フォーマット変換器33において
この第2の動画像データD3の第2の画像フォーマット
を第1の画像フォーマットに変換処理し、得られた第1
の動画像データD1を順次第2の切換え器32を介して
符号化部17に送出する。
【0056】また画像データ分割処理部16において
は、第2の送信処理モード時、制御部5の制御のもと
に、第1の切換え器31をオン状態に切り換えると共
に、第2の切換え器32のスイッチ32Aを第2の接点
32Cに接続する。
【0057】この状態において画像データ分割処理部1
6においては、アナログ/ディジタル変換器14から与
えられた静止画像データD9を、第1の切換え器31を
介して第2の画像フォーマットに応じた記憶容量を有す
る第1のフレームメモリ34に取り込んで書き込む。
【0058】そして画像データ分割処理部16において
は、図4に示すように、制御部5の制御のもとに、”
H.261AnnexD”の規定に従って第1のフレー
ムメモリ34から静止画像データD9を水平方向に2画
素及び垂直方向に2ラインのブロック単位で順次読み出
すと共に、当該読み出したブロック単位の4つの第1〜
第4の画素データG1〜G4をそれぞれ対応する第1の
画像フォーマットに応じた記憶容量を有する第2〜第5
のフレームメモリ35〜38に循環的に振り分けるよう
にして書き込む。
【0059】このようにして画像データ分割処理部16
においては、第2の画像フォーマットの静止画像データ
D9を第1のフレームメモリ34から第2〜第5のフレ
ームメモリ35〜38に書き換えながら第1の画像フォ
ーマットに応じた画角の4つの第1〜第4の分割静止画
像データD111 〜D114 に分割し得るようになされ
ている。
【0060】また画像データ分割処理部16において
は、このとき制御部5の制御のもとに、第3の切換え器
39のスイッチ39Aの接続を第1〜第4の接点39B
〜39Eに順次切り換えながら第2〜第5のフレームメ
モリ35〜38から第1〜第4の分割静止画像データD
111 〜D114 を順次読み出し、当該読み出した第1
〜第4の分割静止画像データD111 〜D114 を第3
の切換え器39及び第2の切換え器32を順次介して符
号化部17に送出する。
【0061】(3)符号化部17の詳細構成 符号化部17においては、図5に示すように、第1の送
信処理モード時、画像データ分割処理部16から与えら
れた第1の動画像データD1を順次フレーム単位で第1
の切換え器40、減算器41及び動き検出器42に取り
込む。
【0062】この場合動き検出器42は、画像データ分
割処理部16から与えられた1フレーム分の第1の動画
像データ(以下、これを第1のフレーム動画像データと
呼ぶ)D11 を取り込むと、フレームメモリ43から当
該第1のフレーム動画像データD11 に対して時間的に
1フレーム分過去の第1の動画像データ(以下、これを
第2のフレーム動画像データと呼ぶ)D12 を読み出
し、当該読み出した第2のフレーム動画像データD12
を取り込むと共に、ループ内フィルタ44を介して量子
化処理時に生じた歪みを除去して第2の切換え器45及
び減算器41に与える。
【0063】そして動き検出器42は、これら対応する
第1及び第2のフレーム動画像データD11 及びD12
を水平方向に16画素及び垂直方向に16ラインの対応する
マクロブロック単位で順次比較し、この比較結果に基づ
いて第1のフレーム動画像データD11 に対する符号化
処理として、フレーム内符号化処理又はフレーム間符号
化処理のいずれか一方を選択する。
【0064】ここで動き検出器42は、フレーム内符号
化処理を選択した場合には、イントラモードに移り、第
1及び第2の切換え器40及び45のスイッチ40A及
び45Aをそれぞれ第1の接点40B及び45Bに接続
し、またフレーム間符号化処理を選択した場合には、イ
ンターモードに移り、第1及び第2の切換え器40及び
45のスイッチ40A及び45Aをそれぞれ第2の接点
40C及び45Cに接続する。
【0065】これにより符号化部17においては、イン
トラモード時、画像データ分割処理部16から与えられ
た第1のフレーム動画像データD11 を第1の切換え器
40を介して離散コサイン変換(DCT:Discrete Cosine
Transform )器46に取り込み、当該離散コサイン変換
器46において、この第1のフレーム動画像データD1
1 に対して離散コサイン変換処理を施し、得られた離散
コサイン変換係数K1を量子化器47に送出する。
【0066】量子化器47は、離散コサイン変換器46
から与えられた離散コサイン変換係数K1に対して所定
の量子化ステップに基づく量子化処理を施し、得られた
量子化データD15をハフマン符号化器48に送出す
る。
【0067】ハフマン符号化器48は、量子化器47か
ら与えられた量子化データD15に対して可変長符号化
処理を施し、得られた動画像符号化データD4のヘッダ
部分に動画像データであることを表す動画像情報と、イ
ントラモード情報とを格納した後、バッファ49を介し
てマルチプレクサ10に送出する。
【0068】逆量子化器50は、このとき量子化器47
から量子化データD15が与えられており、この量子化
データD15に対して対応する量子化ステップに基づく
逆量子化処理を施し、得られた離散コサイン変換係数K
1を逆離散コサイン変換器51に送出する。
【0069】そして逆離散コサイン変換器51は、逆量
子化器50から与えられた離散コサイン変換係数K1に
対して逆離散コサイン変換処理を施し、これにより元の
第1のフレーム動画像データD11 を得ると共に、これ
を第2のフレーム動画像データD12 として加算器52
を介してフレームメモリ43に送出し、かくしてフレー
ムメモリ43内の第2のフレーム動画像データD12
書き換える。
【0070】また符号化部17においては、インターモ
ード時、画像データ分割処理部16から与えられた第1
のフレーム動画像データD11 を減算器41に取り込
み、当該減算器41において、この第1のフレーム動画
像データD11 と、フレームメモリ43から読み出され
た対応する第2のフレーム動画像データD12 とを減算
処理し、得られた減算結果を差分データD16として第
1の切換え器40を介して離散コサイン変換器46に送
出する。
【0071】この後符号化部17においては、この差分
データD16に対して上述したイントラモード時と同様
に符号化処理を施し、かくしてハフマン符号化器48に
おいて、生成した動画像符号化データD4のヘッダ部分
に動画像情報と、インターモード情報とを格納した後、
バッファ49を介してマルチプレクサ10に送出する。
【0072】また逆離散コサイン変換器51は、このと
き逆量子化器50から与えられた離散コサイン変換係数
K1に対して逆離散コサイン変換処理を施し、これによ
り元の差分データD16を得ると共に、この差分データ
D16を加算器52に送出する。
【0073】加算器52は、逆離散コサイン変換器51
から与えられた差分データD16と、フレームメモリ4
3から第2の切換え器45を介して与えられた対応する
第2のフレーム動画像データD12 とを加算処理するこ
とにより元の第1のフレーム動画像データD11 を生成
し、これを第2のフレーム動画像データD12 としてフ
レームメモリ43に送出することにより当該フレームメ
モリ43内の第2のフレーム動画像データD12 を書き
換える。
【0074】また符号化部17においては、第2の送信
処理モード時、画像データ分割処理部16から順次与え
られた第1〜第4の分割静止画像データD111 〜D1
4に対して上述した第1の送信処理モード時と同様に
符号化処理を施し、かくしてハフマン符号化器48にお
いて、生成した第1〜第4の分割静止画像符号化データ
D121 〜D124 のヘッダ部分にそれぞれ静止画像デ
ータD9のどの画素データG1〜G4を用いて生成した
ものであるかを表す識別情報と、対応するイントラモー
ド情報又はインターモード情報とを格納した後、バッフ
ァ49を介してマルチプレクサ10に送出する。
【0075】(4)復号化部26の詳細構成 復号化部26においては、図6に示すように、第1の受
信処理モード時、デマルチプレクサ25から与えられた
動画像符号化データD4をバッファ60を介してハフマ
ン逆符号化器61に取り込む。
【0076】ハフマン逆符号化器61は、動画像符号化
データD4を取り込むと、この動画像符号化データD4
のヘッダ部分に格納されている動画像情報と、イントラ
モード情報又はインターモード情報とを取り出し、これ
らを制御部5に送出する。
【0077】これにより制御部5は、ハフマン逆符号化
器61からイントラモード情報が与えられた場合には、
復号化部26の第1の切換え器62のスイッチ62Aを
第1の接点62Bに接続してオフ状態にし、イントラモ
ードに応じてこの復号化部26を制御する。
【0078】また制御部5は、ハフマン逆符号化器61
からインターモード情報が与えられた場合には、第1の
切換え器62のスイッチ62Aを第2の接点62Cに接
続してオン状態にし、インターモードに応じてこの復号
化部26を制御する。
【0079】実際上ハフマン逆符号化器61は、イント
ラモード時、バッファ60を介して取り込んだ動画像符
号化データD4を対応する復号化方式によって復号化処
理し、得られた量子化データD17を逆量子化器63に
送出する。
【0080】逆量子化器63は、ハフマン逆符号化器6
1から与えられた量子化データD17に対して対応する
量子化ステップに基づく逆量子化処理を施し、得られた
離散コサイン変換係数K2を逆離散コサイン変換器64
に送出する。
【0081】そして逆離散コサイン変換器64は、逆量
子化器63から与えられた離散コサイン変換係数K2に
対して逆離散コサイン変換処理を施すことにより、元の
第1のフレーム動画像データD11 を生成し、これを加
算器65を介して画像データ統合処理部27に送出す
る。
【0082】また逆離散コサイン変換器64は、このと
き第1のフレーム動画像データD11 を第2のフレーム
動画像データD12 としてフレームメモリ66に送出す
ることにより当該フレームメモリ66内の第2のフレー
ム動画像データD12 を書き換える。
【0083】一方、復号化部26においては、インター
モード時、バッファ60を介して取り込んだ動画像符号
化データD4に対して順次上述したイントラモード時と
同様な処理を施し、かくして逆離散コサイン変換器64
において、元の差分データD16を生成し、これを加算
器65に送出する。
【0084】このとき制御部5は、フレームメモリ66
からこの差分データD16に対応する時間的に1フレー
ム分過去の第2のフレーム動画像データD12 を読み出
し、当該読み出した第2のフレーム動画像データD12
を第1の切換え器62を介して加算器65に与える。
【0085】これにより加算器65は、逆離散コサイン
変換器64から与えられた差分データD16と、第1の
切換え器62を介して与えられた対応する第2のフレー
ム動画像データD12 とを加算処理し、かくして元の第
1のフレーム動画像データD11 を生成し、これを画像
データ統合処理部27に送出する。
【0086】これに加えて加算器65は、この第1のフ
レーム動画像データD11 を第2のフレーム動画像デー
タD12 としてフレームメモリ66に送出し、かくして
このフレームメモリ66内の第2のフレーム動画像デー
タD12 を書き換える。
【0087】また復号化部26においては、第2の受信
処理モード時、デマルチプレクサ25から順次与えられ
た第1〜第4の分割静止画像符号化データD121 〜D
124 をバッファ60を介してハフマン逆符号化器61
に取り込み、当該ハフマン逆符号化器61においてこの
第1〜第4の分割静止画像符号化データD121 〜D1
4 のヘッダ部分に格納されている識別情報及びイント
ラモード情報又はインターモード情報を取り出し、これ
らを制御部5に送出する。
【0088】これにより復号化部26においては、制御
部5の制御のもとに、この後第1〜第4の分割静止画像
符号化データD121 〜D124 に対して上述した第1
の受信処理モード時と同様な復号化処理を施し、かくし
て元の第1〜第4の分割静止画像データD111 〜D1
4 を生成し、これを画像データ統合処理部27に送出
する。
【0089】(5)画像データ統合処理部27の詳細構
成 画像データ統合処理部27においては、図7に示すよう
に、第1の受信処理モード時、制御部5の制御のもと
に、第1の切換え器70のスイッチ70Aを開放してオ
フ状態にすると共に、第2の切換え器71のスイッチ7
1Aを第1の接点71Bに接続する。
【0090】この状態において画像データ統合処理部2
7においては、復号化部26から順次与えられた第1の
動画像データD1をフォーマット変換器72に取り込む
と共に、当該フォーマット変換器72においてこの第1
の動画像データD1の第1の画像フォーマットを第2の
画像フォーマットに変換処理し、かくして第2の動画像
データD31 を得て、これを第2の切換え器71を介し
てディジタル/アナログ変換器28に送出する。
【0091】また画像データ統合処理部27において
は、第2の受信処理モード時、ハフマン符号化器61か
ら識別情報が与えられた制御部5の制御のもとに、第1
の切換え器70のスイッチ70Aの接続を順次第1〜第
4の接点70B〜70Eに切り換えると共に、第2の切
換え器71のスイッチ71Aを第2の接点71Cに接続
する。
【0092】これにより画像データ統合処理部27にお
いては、復号化部26から順次与えられた第1〜第4の
分割静止画像データD111 〜D114 をそれぞれ第1
の切換え器70を介して対応する第1の画像フォーマッ
トに応じた記憶容量を有する第2〜第5のフレームメモ
リ75〜78に送出して書き込む。
【0093】そして画像データ統合処理部27において
は、制御部5の制御のもとに、第2〜第5のフレームメ
モリ75〜78から第1〜第4の分割静止画像データD
111 〜D114 を順次読み出し、当該読み出した第1
〜第4の分割静止画像データD111 〜D114 を第2
の画像フォーマットに応じた記憶容量を有する第1のフ
レームメモリ79に書き込み、かくしてこの第1のフレ
ームメモリ79内において第1〜第4の分割静止画像デ
ータD111 〜D114 を統合するようにして元の静止
画像データD9を再現する。
【0094】かくして画像データ統合処理部27におい
ては、第1のフレームメモリ79から静止画像データD
9を読み出し、これを第2の切換え器71を介してディ
ジタル/アナログ変換器28に送出する。
【0095】(6)第2の動画像データD3に対する送
信処理 かかる構成に加えてこの実施の形態の場合、各端末装置
2A及び2B(図2)においては、ユーザインターフェ
イス6を介して第2の画像フォーマットの第2の動画像
データD3に対する送信要求情報が入力されると制御部
5が第3の送信処理モードに移ると共に、当該第3の送
信処理モードを実行することを表す第3の送信処理モー
ド情報を制御データD20としてマルチプレクサ10に
送出する。
【0096】このとき画像入出力部12においては、テ
レビジョンカメラ13を介して生成した動画像信号S1
をアナログ/ディジタル変換器14を介して第2の動画
像データD3に変換し、これを画像データ分割処理部1
6に送出する。
【0097】そして画像データ分割処理部16(図3)
においては、制御部5の制御のもとに、第1の切換え器
31をオン状態に切り換えると共に、第2の切換え器3
2のスイッチ32Aを第2の接点32Cに接続する。
【0098】これにより画像データ分割処理部16にお
いては、アナログ/ディジタル変換器14から与えられ
た第2の動画像データD3を、上述した静止画像データ
D9に対する処理と同様にして、順次フレーム単位で第
1の切換え器31を介して第1のフレームメモリ34に
取り込み、当該第1のフレームメモリ34内に順次1フ
レーム分の第2の動画像データD3を書き込む。
【0099】そして画像データ分割処理部16において
は、第1のフレームメモリ34内に1フレーム分の第2
の動画像データD3を書き込む毎に、上述した第2の送
信処理モード時と同様にして第1のフレームメモリ34
からこの1フレーム分の第2の動画像データD3を第1
の画像フォーマットに応じた画角の4つの第1〜第4の
動画像データ(以下、これらを第1〜第4の分割動画像
データと呼ぶ)D211 〜D214 に分割しながら読み
出し、当該読み出した第1〜第4の分割動画像データD
211 〜D214 をそれぞれ対応する第2〜第5のフレ
ームメモリ35〜38に送出して書き込む。
【0100】また画像データ分割処理部16において
は、このとき制御部5の制御のもとに、第3の切換え器
39のスイッチ39Aの接続を第1〜第4の接点39B
〜39Eに順次切り換えながら第2〜第5のフレームメ
モリ35〜38から第1〜第4の分割動画像データD2
1 〜D214 を読み出し、当該読み出した第1〜第4
の分割動画像データD211 〜D214 を第3の切換え
器39及び第2の切換え器32を順次介して符号化部1
7に送出する。
【0101】因みに”H.261AnnexD”におい
ては、2フレーム以上の静止画像データD9(すなわち
第2の画像フォーマットの1フレーム分のデータ)を連
続して送信処理しないように規定されている。
【0102】従って画像データ分割処理部16において
は、この規定に従って第2の画像フォーマットの1フレ
ーム分の第1〜第4の分割動画像データD211 〜D2
4を符号化部17に送出する毎に当該送出した第1〜
第4の分割動画像データD211 〜D214 のうち、例
えば第1の分割動画像データD211 を再び第2のフレ
ームメモリ40から読み出し、当該読み出した第1の分
割動画像データD211 を第1の画像フォーマットに応
じた画角の動画像データ(以下、これをダミー動画像デ
ータと呼ぶ)D22として第3の切換え器39及び第2
の切換え器32を順次介して符号化部17に送出する。
【0103】このように画像データ分割処理部16にお
いては、1フレーム分の第2の動画像データD3から分
割して得られた第1〜第4の分割動画像データD211
〜D214 と、ダミー動画像データD22とを順次交互
に符号化部17に送出する。
【0104】符号化部17(図5)においては、画像デ
ータ分割処理部16から第1〜第4の分割動画像データ
D211 〜D214 及びダミー動画像データD22が与
えられると、当該第1〜第4の分割動画像データD21
1 〜D214 及びダミー動画像データD22に対して上
述した第1の送信処理モード時と同様に符号化処理を施
し、かくしてハフマン符号化器48において第1〜第4
の分割動画像符号化データD231 〜D234 及びダミ
ー動画像符号化データD24を生成する。
【0105】そしてハフマン符号化器48は、このとき
第1〜第4の分割動画像符号化データD231 〜D23
4 のヘッダ部分にそれぞれ第2の動画像データD3のど
の画素データG1〜G4を用いて生成したものであるか
を表す識別情報と、対応するイントラモード情報又はイ
ンターモード情報とを格納した後、バッファ49を介し
てマルチプレクサ10に送出する。
【0106】またハフマン符号化器48は、ダミー動画
像符号化データD24のヘッダ部分に動画像情報と、対
応するイントラモード情報又はインターモード情報とを
格納した後、バッファ49を介してマルチプレクサ10
に送出する。
【0107】これによりマルチプレクサ10(図2)
は、このとき制御部5から与えられた制御データD20
と、遅延回路20を介して与えられた音声符号化データ
D6と、必要に応じてテレマティク機器部21から与え
られた情報データD7と、符号化部17から与えられた
第1〜第4の分割動画像符号化データD231 〜D23
4 及びダミー動画像符号化データD24とを順次時分割
多重化し、得られた多重化データD25をインターフェ
イス回路22及び公衆回線網3を順次介して他の端末装
置2A又は2Bに送信する。
【0108】かくして端末装置2A及び2Bにおいて
は、このように”H.261AnnexD”の規定に従
って高解像度な動画像に応じた第2の画像フォーマット
の第2の動画像データD3を順次符号化処理して他の端
末装置2A又は2Bに送信し得るようになされている。
【0109】一方、各端末装置2A及び2Bにおいて
は、データ受信時、他の端末装置2A及び2Bから公衆
回線網3を介して送信された多重化データD25をイン
ターフェイス回路22を介してデマルチプレクサ25に
よって受信する。
【0110】そしてデマルチプレクサ25は、受信した
多重化データD25を制御データD20と、第1〜第4
の分割動画像符号化データD231 〜D234 及びダミ
ー動画像符号化データD24と、音声符号化データD6
と、情報データD7とに分離し、当該制御データD20
を制御部5に送出すると共に、第1〜第4の分割動画像
符号化データD231 〜D234 及びダミー動画像符号
化データD24を復号化部26に送出し、また音声符号
化データD6を遅延回路20を介して音声コーデック1
9に送出すると共に、情報データD7をテレマティク機
器部21に送出する。
【0111】ここで制御部5は、デマルチプレクサ25
から制御データD20が与えられると、当該制御データ
D20に基づいて得られる第3の送信処理モード情報に
応じて第3の受信処理モードに移り、この第3の受信処
理モードに応じて対応する端末装置2A又は2B全体を
制御する。
【0112】そして復号化部26(図6)においては、
このときデマルチプレクサ25から与えられた第1〜第
4の分割動画像符号化データD231 〜D234 及びダ
ミー動画像符号化データD24をバッファ60を介して
ハフマン逆符号化器61に取り込み、当該ハフマン逆符
号化器61においてこの第1〜第4の分割動画像符号化
データD231 〜D234 のヘッダ部分に格納されてい
る識別情報及びイントラモード情報又はインターモード
情報を取り出し、これらを制御部5に送出すると共に、
ダミー動画像符号化データD24のヘッダ部分に格納さ
れている動画像情報及びイントラモード情報又はインタ
ーモード情報を取り出し、これらを制御部5に送出す
る。
【0113】そして復号化部26においては、この第1
〜第4の分割動画像符号化データD231 〜D234
びダミー動画像符号化データD24に対して順次上述し
た第1の受信処理モード時と同様の復号化処理を施し、
かくして元の第1〜第4の分割動画像データD211
D214 及びダミー動画像データD22を生成し、これ
らを画像データ統合処理部27に送出する。
【0114】画像データ統合処理部27(図7)におい
ては、復号化部26から識別情報が与えられた制御部5
の制御のもとに、第2の切換え器71のスイッチ71A
を第2の接点71Cに接続すると共に、この状態におい
て第1の切換え器70のスイッチ70Aの接続を順次第
1〜第4の接点70B〜70Eに切り換えることによ
り、このとき復号化部26から与えられた第1〜第4の
分割動画像データD211 〜D214 を第1の切換え器
70を介して取り込んで順次対応する第2〜第5のフレ
ームメモリ75〜78に書き込む。
【0115】そして画像データ統合処理部27において
は、第2〜第5のフレームメモリ75〜78に書き込ん
だ第1〜第4の分割動画像データD211 〜D214
順次読み出し、当該読み出した第1〜第4の分割動画像
データD211 〜D214 を第1のフレームメモリ79
に書き込みむことにより当該第1のフレームメモリ79
内において第1〜第4の分割動画像データD211 〜D
214 を統合するようにして元の1フレーム分の第2の
動画像データD3を再現し得るようになされている。
【0116】また画像データ統合処理部27において
は、復号化部26から動画像情報が与えられた制御部5
の制御のもとに、第1の切換え器70をオフ状態に切り
換えることにより、このとき復号化部26から与えられ
たダミー動画像データD22をフォーマット変換器72
を介して第2の切換え器71に送出する。
【0117】そして画像データ統合処理部27において
は、このとき制御部5の制御のもとに、第2の切換え器
71のスイッチ71Aを第2の接点71Cに接続するこ
とにより、このダミー動画像データD22を廃棄する。
【0118】このようにして画像データ統合処理部27
においては、復号化部26から与えられたダミー動画像
データD22を順次廃棄しながら、第1〜第4の分割動
画像データD211 〜D214 を選択的に用いて第1の
フレームメモリ79内にフレーム単位の第2の動画像デ
ータD3を順次再現し、当該再現した第2の動画像デー
タD3を順次第1のフレームメモリ79から読み出して
これを第2の切換え器71を介してディジタル/アナロ
グ変換器28に送出する。
【0119】これによりディジタル/アナログ変換器2
8は、画像データ統合処理部27から順次フレーム単位
で与えられる第2の動画像データD3をアナログ/ディ
ジタル変換処理し、得られた第2の画像フォーマットの
動画像信号S5をモニタ29に送出することにより、当
該モニタ29にこの動画像信号S5に基づく高解像度な
動画像を表示させることができるようになされている。
【0120】(7)本実施の形態の動作及び効果 以上の構成において、このテレビジョン会議システム1
では、端末装置2A及び2Bにおいて制御部5が第3の
送信処理モード時、図9に示す高解像度動画像データ送
信処理手順RT1をステップSP1において開始し、続
くステップSP2において第2の動画像データD3を第
1のフレームメモリ34から第2〜第5のフレームメモ
リ35〜38に書き換えるようにして順次第1〜第4の
分割動画像データD211 〜D214 に分割する。
【0121】そして制御部5は、この第2のフレームメ
モリ35から第1の分割動画像データD211 を読み出
し、当該読み出した第1の分割動画像データD211
符号化部17を介して符号化処理した後、マルチプレク
サ10、インターフェイス回路22及び公衆回線網3を
順次介して他の端末装置2A及び2Bに送信する。
【0122】次いで制御部5は、ステップSP3に進ん
で第3のフレームメモリ36から第2の分割動画像デー
タD212 を読み出し、これを符号化部17を介して符
号化処理した後、マルチプレクサ10、インターフェイ
ス回路22及び公衆回線網3を順次介して他の端末装置
2A及び2Bに送信する。
【0123】続いて制御部5は、ステップSP4に進ん
で第4のフレームメモリ37から第3の分割動画像デー
タD213 を読み出し、これを符号化部17を介して符
号化処理した後、マルチプレクサ10、インターフェイ
ス回路22及び公衆回線網3を順次介して他の端末装置
2A及び2Bに送信する。
【0124】そして制御部5は、この後ステップSP5
に進んで第5のフレームメモリ38から第4の分割動画
像データD214 を読み出し、これを符号化部17を介
して符号化処理した後、マルチプレクサ10、インター
フェイス回路22及び公衆回線網3を順次介して他の端
末装置2A及び2Bに送信する。
【0125】次いで制御部5は、ステップSP6に進
み、ユーザインターフェイス6を介して第2の動画像デ
ータD3に対する送信処理の終了要求が入力されたか否
かを判断する。
【0126】このとき制御部5は、このステップSP6
において否定結果を得ると、続くステップSP7に進ん
で第1の分割動画像データD211 をダミー動画像デー
タD22として第2のフレームメモリ35から読み出
し、これを符号化部17を介して符号化処理した後、マ
ルチプレクサ10、インターフェイス回路22及び公衆
回線網3を順次介して他の端末装置2A及び2Bに送信
する。
【0127】そして制御部5は、この後ステップSP8
に進んで第1のフレームメモリ34内の1フレーム分の
第2の動画像データD3を時間的に次の1フレーム分の
第2の動画像データD3に書き換えると共に、この書き
換えた第2の動画像データD3を第1〜第4の分割動画
像データD211 〜D214 に分割しながらそれぞれ対
応する第2〜第5のフレームメモリ35〜38に書き込
む。
【0128】かくして制御部5は、この状態においてス
テップSP2に戻り、この後ステップSP6において肯
定結果を得るまで上述したステップSP2、SP3、S
P4、SP5、SP6、SP7、SP8、SP2の処理
を繰り返す。
【0129】このようにして制御部5は、第2の動画像
データD3をフレーム単位で順次第1〜第4の分割動画
像データD211 〜D214 に分割しながら、当該第2
の動画像データD3の1フレーム分の第1〜第4の分割
動画像データD211 〜D214 と、ダミー動画像デー
タD22とを順次交互に符号化処理して送信し、この後
ユーザインターフェイス6を介して第2の動画像データ
D3に対する送信処理の終了要求が入力されることによ
りステップSP6において肯定結果を得ると、第2の動
画像データD3に対する送信処理を終了してステップS
P9に進み、高解像度動画像データ送信処理手順RT1
を終了する。
【0130】一方、このテレビジョン会議システム1で
は、各端末装置2A及び2Bにおいて、データ受信時、
他の端末装置2A及び2Bから公衆回線網3を介して送
信された第2の動画像データD3をインターフェイス回
路22を介してデマルチプレクサ25によって受信す
る。
【0131】そして各端末装置2A及び2Bでは、デマ
ルチプレクサ25においてこの多重化データD25を制
御データ20、第1〜第4の分割動画像符号化データD
231 〜D234 及びダミー動画像データD24に分割
し、当該分割して得られた制御データD20を制御部5
に送出することにより、当該制御部5がこの制御データ
D20に基づいて第3の受信処理モードに移る。
【0132】この状態において各端末装置2A及び2B
では、復号化部26によりこの多重化データD25に基
づいて得られる第1〜第4の分割動画像符号化データD
231 〜D234 及びダミー動画像符号化データD24
を順次復号化処理し、得られた第1〜第4の分割動画像
データD211 〜D214 及びダミー動画像データD2
2を順次交互に画像データ統合処理部27に送出する。
【0133】そして各端末装置2A及び2Bでは、画像
データ統合処理部27ににおいて、ダミー動画像データ
D22を順次廃棄しながら、第1〜第4の分割動画像デ
ータD211 〜D214 を選択的に用いて元の1フレー
ム分の第2の動画像データD3を順次再現し、当該再現
した第2の動画像データD3をディジタル/アナログ変
換器28に送出する。
【0134】従ってこのテレビジョン会議システム1で
は、端末装置2A及び2Bにおいて第3の送信処理モー
ド時、第2の画像フォーマットの第2の動画像データD
3を第1の画像フォーマットに応じた画角の第1〜第4
の分割動画像データD211〜D214 に分割して送信
処理することから、当該第2の動画像データD3の解像
度を第2の画像フォーマットから第1の画像フォーマッ
トへの変換処理によって低下することを防止することが
できる。
【0135】またこのテレビジョン会議システム1で
は、端末装置2A及び2Bにおいて、第3の送信処理モ
ード時、1フレーム分の第2の動画像データD3から分
割した第1〜第4の分割動画像データD211 〜D21
4 と、ダミー動画像データD22とを順次交互に送信処
理することから、見かけ上第2の送信処理モードと、第
1の送信処理モードとを順次交互に繰り返す場合とほぼ
同様な処理動作で第2の動画像データD3を解像度の低
下を防止して送信処理することができ、かくして高解像
度な第2の動画像データD3を特別な回路を設けること
なく、”H.261AnnexD”の規定に従って容易
に送信することができる。
【0136】さらにこのテレビジョン会議システム1で
は、各端末装置2A及び2Bにおいて、第3の受信処理
モード時、ダミー動画像データD22を順次廃棄しなが
ら、第1〜第4の分割動画像データD211 〜D214
を選択的に用いて第2の動画像データD3を再現するこ
とから、見かけ上第1の受信処理モードと、第2の受信
処理モードとを順次交互に繰り返す場合とほぼ同様な処
理動作で第2の動画像データD3を受信処理することが
でき、かくして高解像度な第2の動画像データD3を特
別に回路を設けることなく、”H.261Annex
D”の規定に従って容易に受信することができる。
【0137】以上の構成によれば、端末装置2A及び2
Bにおいて、第2の動画像データD2を順次フレーム単
位で第1〜第4の分割動画像データD211 〜D214
に分割し、当該第1〜第4の分割動画像データD211
〜D214 とダミー動画像データD22とを順次交互に
符号化処理し、得られた第1〜第4の分割動画像符号化
データD231 〜D234 とダミー動画像符号化データ
D24とを送信すると共に、このようにして送信された
第1〜第4の分割動画像符号化データD231〜D23
4 とダミー動画像符号化データD24とを受信した場
合、当該受信した第1〜第4の分割動画像符号化データ
D231 〜D234 及びダミー動画像符号化データD2
4に対して復号化処理を施し、得られたダミー動画像デ
ータD22を順次廃棄しながら、第1〜第4の分割動画
像データD211 〜D214 を選択的に用いて順次1フ
レーム分の第2の動画像データD3の再現するようにし
たことにより、第2の動画像データD3の第2の画像フ
ォーマットを第1の画像フォーマットにフォーマット変
換することなく”H.261AnnexD”の規定に従
って当該第2の動画像データD3を容易に送受信するこ
とができ、かくして所定の符号化及び復号化方式によっ
て規定された動画像データに対する解像度よりも高い解
像度の動画像データを送受信し得るテレビジョン会議シ
ステムを実現することができる。
【0138】(8)他の実施の形態 なお上述の実施の形態においては、本発明を上述した図
1に示すテレビジョン会議システム1の2台の端末装置
2A及び2Bに適用するようにした場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、多地点制御装置を用いたテ
レビジョン会議システムの複数の端末装置や、複数の端
末装置を順次公衆回線網を介して従属接続するようにし
て構成されたテレビジョン会議システムの当該各端末装
置、さらにはテレビジョン電話システムの複数の端末装
置等のように、”H.261AnnexD”に基づいて
標準化された符号化及び復号化方式が適用されたこの他
種々の送信装置及び受信装置に広く適用することができ
る。
【0139】また上述の実施の形態においては、各端末
装置2A及び2Bの画像データ分割処理部16におい
て、第1のフレームメモリ34に書き込んだ第2の動画
像データD3(及び静止画像データD9)を第2〜第5
のフレームメモリ35〜38を介して第1〜第4の分割
動画像データD211 〜D214 (及び第1〜第4の分
割静止画像データD111 〜D114 )に分割するよう
にした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、
第1のフレームメモリ34から第2の動画像データD3
(及び静止画像データD9)を読み出しながら第1〜第
4の分割動画像データD211 〜214 (及び第1〜第
4の分割静止画像データD111 〜D114 )に分割
し、これらを直接第2の切換え器32介して符号化部1
7に送出するようにしても良く、これにより画像データ
分割処理部16の構成を簡易化することができる。
【0140】さらに上述の実施の形態においては、各端
末装置2A及び2Bの画像データ統合処理部27におい
て、復号化部26から与えられた第1〜第4の分割動画
像データD211 〜D214 (及び第1〜第4の分割静
止画像データD111 〜D114 )をそれぞれ対応する
第2〜第5のフレームメモリ75〜78を介して第1の
フレームメモリ79に書き込むようにして元の第2の動
画像データD3(及び静止画像データD9)を再現する
ようにした場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、復号化部26から与えられた第1〜第4の分割動画
像データD211 〜D214 (及び第1〜第4の分割静
止画像データD111 〜D114 )を直接第1のフレー
ムメモリ79に順次書き込みながら元の第2の動画像デ
ータD3(及び静止画像データD9)を再現するように
しても良く、これにより画像データ統合処理部27の構
成を簡易化することができる。
【0141】さらに上述の実施の形態においては、各端
末装置2A及び2Bにおいて送信対象の静止画像データ
D9をテレビジョンカメラ13を介して生成するように
した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、当
該静止画像データD9を予め生成しておき、これを外部
から各端末装置2A及び2Bの画像入出力部12に供給
したり、又は予め所定の記録媒体に記録しておき、当該
記録媒体から再生して画像入出力部12に供給する等の
ように、この他種々の方法によって静止画像データD9
を得るようにしても良い。
【0142】さらに上述の実施の形態においては、各端
末装置2A及び2Bにおいて第3の送信処理モード時、
第1〜第4の分割動画像データD211 〜D214 と、
第1の分割動画像データD211 でなるダミー動画像デ
ータD22とを順次交互に符号化部17に送出するよう
にした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、
第1〜第4の分割動画像データD211 〜D214 と、
第1の画像フォーマットに応じた画角の少なくとも1フ
レーム分のダミー動画像データD22とを順次交互に符
号化部17に送出するようにしても良い。
【0143】なおこの場合には、ダミー動画像データD
22として、第1の分割動画像データD211 のみなら
ず、他の第2〜第4の分割動画像データD212 〜D2
4や、第1の画像フォーマットに応じた画角の少なく
とも1フレーム分の第1の動画像データD1等のよう
に、第1の画像フォーマットに応じた画角のこの他種々
のデータをダミー動画像データD22として用いること
ができる。
【0144】さらに上述の実施の形態においては、各端
末装置2A及び2Bの画像データ分割処理部16に1つ
の第1のフレームメモリ34と、4つの第2〜第5のフ
レームメモリ35〜38とを設けるようにした場合につ
いて述べたが、本発明はこれに限らず、複数の第1のフ
レームメモリ34及び第2〜第5のフレームメモリ35
〜38を設けるようにしても良く、これにより画像デー
タ分割処理部16におけるデータ処理速度を格段的に速
くすることができる。
【0145】さらに上述の実施の形態においては、各端
末装置2A及び2Bの画像データ統合処理部27に1つ
の第1のフレームメモリ79と、4つの第2〜第5のフ
レームメモリ75〜78とを設けるようにした場合につ
いて述べたが、本発明はこれに限らず、複数の第1のフ
レームメモリ79及び第2〜第5のフレームメモリ75
〜78を設けるようにしても良く、これにより画像デー
タ統合処理部27におけるデータ処理速度を格段的に速
くすることができる。
【0146】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、所定の第
1の画像フォーマットの第1の動画像データを所定の符
号化方式により符号化処理して送信すると共に、第1の
画像フォーマットよりも画角の大きい第2の画像フォー
マットの静止画像データを第1の画像フォーマットに応
じた画角の複数の分割静止画像データに分割した後、符
号化処理して送信する送信装置において、第2の画像フ
ォーマットの第2の動画像データを順次フレーム単位で
第1の画像フォーマットに応じた画角の複数の分割動画
像データに分割しながら、第2の動画像データの1フレ
ーム分の各分割動画像データと、第1の画像フォーマッ
トに応じた画角の少なくとも1フレーム分のダミー動画
像データとを順次交互に出力する動画像データ分割処理
手段と、当該動画像データ分割処理手段から出力された
各分割動画像データとダミー動画像データとを符号化処
理する符号化処理手段とを設けるようにしたことによ
り、第2の動画像データの第2の画像フォーマットを第
1の画像フォーマットに変換せずに、所定の符号化方式
に従って当該第2の動画像データを容易に送信すること
ができ、かくして所定の符号化及び復号化方式によって
規定された動画像データに対する解像度よりも高い解像
度の動画像データを送信し得る送信装置を実現すること
ができる。
【0147】また送信装置から所定の第1の画像フォー
マットの第1の動画像データが所定の符号化方式により
符号化処理して送信されると共に、第1の画像フォーマ
ットよりも画角の大きい第2の画像フォーマットの静止
画像データが第1の画像フォーマットに応じた画角の複
数の分割静止画像データに分割された後、符号化処理し
て送信されることにより、当該符号化処理して送信され
た第1の動画像データと、各分割静止画像データとを受
信して対応する復号化方式により復号化処理する受信装
置において、送信装置から第2の画像フォーマットの第
2の動画像データを順次フレーム単位で第1の画像フォ
ーマットに応じた画角の複数の分割動画像データに分割
しながら、第2の動画像データの1フレーム分の各分割
動画像データと第1の画像フォーマットに応じた画角の
少なくとも1フレーム分のダミー動画像データとが順次
交互に符号化処理して送信されることにより、当該符号
化処理して送信された各分割動画像データとダミー動画
像データとを受信する受信手段と、当該受信手段によっ
て受信された符号化処理された各分割動画像データとダ
ミー動画像データとを復号化処理し、得られた各分割動
画像データとダミー動画像データとを順次交互に出力す
る復号化手段と、当該復号化手段から出力された各分割
動画像データとダミー動画像データとのうち、各分割動
画像データを選択的に用いて統合するようにして第2の
動画像データを再現する動画像データ統合処理手段とを
設けるようにしたことにより、送信装置から第2の画像
フォーマットを第1の画像フォーマットに変換せずに所
定の符号化方式に従って送信された第2の動画像データ
を受信して容易に処理することができ、かくして所定の
符号化及び復号化方式によって規定された動画像データ
に対する解像度よりも高い解像度の動画像データを受信
し得る受信装置を実現することができる。
【0148】さらに所定の第1の画像フォーマットの第
1の動画像データを所定の符号化方式により符号化処理
して送信すると共に、第1の画像フォーマットよりも画
角の大きい第2の画像フォーマットの静止画像データを
第1の画像フォーマットに応じた画角の複数の分割静止
画像データに分割した後、符号化処理して送信する送信
方法において、第2の画像フォーマットの第2の動画像
データを順次フレーム単位で第1の画像フォーマットに
応じた画角の複数の分割動画像データに分割しながら、
第2の動画像データの1フレーム分の各分割動画像デー
タと、第1の画像フォーマットに応じた画角の少なくと
も1フレーム分のダミー動画像データとを順次交互に出
力する第1のステップと、当該第1のステップにおいて
出力された各分割動画像データとダミー動画像データと
を符号化処理する第2のステップとを設けるようにした
ことにより、第2の動画像データの第2の画像フォーマ
ットを第1の画像フォーマットに変換せずに、所定の符
号化方式に従って当該第2の動画像データを容易に送信
することができ、かくして所定の符号化及び復号化方式
によって規定された動画像データに対する解像度よりも
高い解像度の動画像データを送信し得る送信方法を実現
することができる。
【0149】さらに送信装置から所定の第1の画像フォ
ーマットの第1の動画像データが所定の符号化方式によ
り符号化処理して送信されると共に、第1の画像フォー
マットよりも画角の大きい第2の画像フォーマットの静
止画像データが第1の画像フォーマットに応じた画角の
複数の分割静止画像データに分割された後、符号化処理
して送信されることにより、当該符号化処理して送信さ
れた第1の動画像データと、各分割静止画像データとを
受信して対応する復号化方式により復号化処理する受信
方法において、送信装置から第2の画像フォーマットの
第2の動画像データを順次フレーム単位で第1の画像フ
ォーマットに応じた画角の複数の分割動画像データに分
割しながら、第2の動画像データの1フレーム分の各分
割動画像データと第1の画像フォーマットに応じた画角
の少なくとも1フレーム分のダミー動画像データとが順
次交互に符号化処理して送信されることにより、当該符
号化処理して送信された各分割動画像データとダミー動
画像データとを受信する第1のステップと、当該第1の
ステップにおいて受信された符号化処理された各分割動
画像データとダミー動画像データとを復号化処理し、得
られた各分割動画像データとダミー動画像データとを順
次交互に出力する第2のステップと、当該第2のステッ
プにおいて出力された各分割動画像データとダミー動画
像データとのうち、各分割動画像データを選択的に用い
て統合するようにして第2の動画像データを再現する第
3のステップとを設けるようにしたことにより、送信装
置から第2の画像フォーマットを第1の画像フォーマッ
トに変換せずに所定の符号化方式に従って送信された第
2の動画像データを受信して容易に処理することがで
き、かくして所定の符号化及び復号化方式によって規定
された動画像データに対する解像度よりも高い解像度の
動画像データを受信し得る受信方法を実現することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるテレビジョン会議システムの全体
構成の一実施の形態を示すブロック図である。
【図2】端末装置の回路構成を示すブロック図である。
【図3】画像データ分割処理部の回路構成を示すブロッ
ク図である。
【図4】静止画像データの分割の説明に供する略線的概
念図である。
【図5】符号化部の回路構成を示すブロック図である。
【図6】復号化部の回路構成を示すブロック図である。
【図7】画像データ統合処理部の回路構成を示すブロッ
ク図である。
【図8】高解像度動画像データ送信処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1……テレビジョン会議システム、2A、2B……端末
装置、5……制御部、10……マルチプレクサ、15…
…画像コーデック、16……画像データ分割処理部、1
7……符号化部、22……インターフェイス回路、25
……デマルチプレクサ、26……復号化部、27……画
像データ統合処理部、D1……第1の動画像データ、D
3……第2の動画像データ、D9……静止画像データ、
D211〜D214 ……第1〜第4の分割動画像デー
タ、D22……ダミー動画像データ、RT1……高解像
度動画像データ送信処理手順。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年6月4日(1999.6.4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】この場合各端末装置2A及び2Bは、図2
に示すように同様構成でなり、動画像データの符号化及
び復号化方式として”H.261”に基づいて標準化さ
れた符号化及び復号化方式が適用されると共に、静止画
像データの符号化及び復号化方式として”H.261A
nnexD”に基づいて標準化された符号化及び復号化
方式が適用されている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】ここで端末装置2A及び2Bの制御部5
は、データ送信時、ユーザインターフェイス6を介して
第1の画像フォーマットの第1の動画像データD1に対
する送信要求情報が入力されると第1の送信処理モード
に移り、この第1の送信処理モードに応じて画像データ
分割処理部16及び符号化部17を制御する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】画像データ分割処理部16は、制御部5の
制御のもとに、アナログ/ディジタル変換器14から与
えられた第2の動画像データD3の第2の画像フォーマ
ットを第1の画像フォーマットに変換処理し、得られた
第1の動画像データD1をフレーム単位で順次符号化部
17に送出する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】符号化部17は、制御部5の制御のもと
に、画像データ分割処理部16から与えられた第1の動
画像データD1を”H.261”に基づいて標準化され
た符号化方式によって符号化処理し、この結果得られた
ヘッダ部分に第1の送信処理モードに応じて処理したこ
とを表す所定の第1の情報を格納した動画像符号化デー
タD4をマルチプレクサ10に送出する。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】マルチプレクサ10は、このとき制御部5
から動画像符号化データD4と、音声符号化データD6
と、情報データD7との区切りを表す制御データD2が
与えられており、これによりこの制御データD2と、符
号化部17から与えられた動画像符号化データD4と、
遅延回路20を介して与えられた音声符号化データD6
と、さらに必要に応じてテレマティク機器部21から与
えられた情報データD7とを時分割多重化し、得られた
多重化データD8をインターフェイス回路22及び公衆
回線網3を順次介して他の端末装置2A又は2Bに送信
する。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】また端末装置2A及び2Bの制御部5は、
ユーザインターフェイス6を介して第2の画像フォーマ
ットの静止画像データD9に対する送信要求情報が入力
されると第2の送信処理モードに移り、この第2の送信
処理モードに応じて画像データ分割処理部16及び符号
化部17を制御する。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0036
【補正方法】変更
【補正内容】
【0036】画像データ分割処理部16においては、制
御部5の制御のもとに、アナログ/ディジタル変換器1
4から与えられた第2の画像フォーマットの静止画像デ
ータD9を第1の画像フォーマットに応じた画角の4つ
の第1〜第4の分割静止画像データD111 〜D114
に分割し、これら第1〜第4の分割静止画像データD1
1 〜D114 を順次符号化部17に送出する。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正内容】
【0037】符号化部17は、制御部5の制御のもと
に、画像データ分割処理部16から順次与えられた第1
〜第4の分割静止画像データD111 〜D114 を”
H.261AnnexD”に基づいて標準化された符号
化方式によって符号化処理することにより、この結果得
られたヘッダ部分に第2の送信処理モードに応じて処理
したことを表す所定の第2の情報を格納した第1〜第4
の分割静止画像符号化データD121 〜D124 をマル
チプレクサ10に送出する。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正内容】
【0038】そしてマルチプレクサ10は、このとき上
述と同様に制御部5から制御データD2が与えられると
共に、遅延回路20を介して音声符号化データD6が与
えられ、また必要に応じてテレマティク機器部21から
情報データD7が与えられており、これによりこの制御
データD2と、符号化部17から与えられた第1〜第4
の分割静止画像符号化データD121 〜D124 と、音
声符号化データD6と、情報データD7とを順次時分割
多重化し、得られた多重化データD13をインターフェ
イス回路22及び公衆回線網3を順次介して他の端末装
置2A又は2Bに送信する。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0040
【補正方法】変更
【補正内容】
【0040】デマルチプレクサ25は、受信した多重化
データD8及びD13から制御データD2を分離してこ
れを制御部5に送出し、当該制御部5は、この制御デー
タD2に基づいてこのデマルチプレクサ25を制御す
る。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0041
【補正方法】変更
【補正内容】
【0041】これによりデマルチプレクサ25は、制御
部5の制御のもとに、多重化データD8及びD13から
動画像符号化データD4又は第1〜第4の分割静止画像
符号化データD121 〜D124 と、音声符号化データ
D6と、情報データD7とを分離し、当該分離した動画
像符号化データD4及び第1〜第4の分割静止画像符号
化データD121 〜D124 を復号化部26に送出する
と共に、音声符号化データD6を遅延回路20を介して
音声コーデック19に送出し、また情報データD7をテ
レマティク機器部21に送出する。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0042
【補正方法】変更
【補正内容】
【0042】復号化部26は、デマルチプレクサ25か
ら動画像符号化データD4が与えられると、当該動画像
符号化データD4のヘッダ部分から第1の情報を取り出
して制御部5に送出すると共に、当該第1の情報に基づ
いて動画像符号化データD4を対応する復号化方式によ
って復号化処理し、得られた第1の動画像データD1を
画像データ統合処理部27に送出する。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0043
【補正方法】変更
【補正内容】
【0043】このとき制御部5は、復号化部26から与
えられた第1の情報に基づいて第1の受信処理モードに
移り、この第1の受信処理モードに応じて画像データ統
合処理部27を制御する。これにより画像データ統合処
理部27は、復号化部26から与えられた第1の動画像
データD1を第1の画像フォーマットから第2の画像フ
ォーマットに変換処理し、得られた第2の動画像データ
D31 を画像入出力部12に送出する。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0048
【補正方法】変更
【補正内容】
【0048】また復号化部26は、デマルチプレクサ2
5から第1〜第4の分割静止画像符号化データD121
〜D124 が与えられると、この第1〜第4の分割静止
画像符号化データD121 〜D124 のヘッダ部分から
第2の情報を取り出して制御部5に送出すると共に、当
該第2の情報に基づいて動画像符号化データD4を対応
する復号化方式によって復号化処理し、得られた第1〜
第4の分割静止画像データD111 〜D114 を画像デ
ータ統合処理部27に送出する。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0049
【補正方法】変更
【補正内容】
【0049】ここで制御部5は、復号化部26から与え
られた第2の情報に基づいて第1の受信処理モードに移
り、この第1の受信処理モードに応じて画像データ統合
処理部27を制御する。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0050
【補正方法】変更
【補正内容】
【0050】これにより画像データ統合処理部27は、
このとき復号化部26から与えられた第1〜第4の分割
静止画像データD111 〜D114 を統合するようにし
て、元の第2の画像フォーマットの静止画像データD9
を再現し、当該再現した静止画像データD9を画像入出
力部12に送出する。
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0067
【補正方法】変更
【補正内容】
【0067】ハフマン符号化器48は、量子化器47か
ら与えられた量子化データD15に対して可変長符号化
処理を施し、得られた動画像符号化データD4のヘッダ
部分に第1の情報として、動画像データであることを表
す動画像情報と、イントラモード情報とを格納した後、
バッファ49を介してマルチプレクサ10に送出する。
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0071
【補正方法】変更
【補正内容】
【0071】この後符号化部17においては、この差分
データD16に対して上述したイントラモード時と同様
に符号化処理を施し、かくしてハフマン符号化器48に
おいて、生成した動画像符号化データD4のヘッダ部分
に第1の情報として、動画像情報と、インターモード情
報とを格納した後、バッファ49を介してマルチプレク
サ10に送出する。
【手続補正19】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0074
【補正方法】変更
【補正内容】
【0074】また符号化部17においては、第2の送信
処理モード時、画像データ分割処理部16から順次与え
られた第1〜第4の分割静止画像データD111 〜D1
4に対して上述した第1の送信処理モード時と同様に
符号化処理を施し、かくしてハフマン符号化器48にお
いて、生成した第1〜第4の分割静止画像符号化データ
D121 〜D124 のヘッダ部分にそれぞれ第2の情報
として、静止画像データD9のどの画素データG1〜G
4を用いて生成したものであるかを表す識別情報と、対
応するイントラモード情報又はインターモード情報とを
格納した後、バッファ49を介してマルチプレクサ10
に送出する。
【手続補正20】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0095
【補正方法】変更
【補正内容】
【0095】(6)第2の動画像データD3に対する送
信処理 かかる構成に加えこのテレビジョン会議システム1の場
合、各端末装置2A及び2B(図2)の制御部5は、ユ
ーザインターフェイス6を介して第2の画像フォーマッ
トの第2の動画像データD3に対する送信要求情報が入
力されると第3の送信処理モードに移り、この第3の送
信処理モードに応じて画像データ分割処理部16及び符
号化部17を制御する。
【手続補正21】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0097
【補正方法】変更
【補正内容】
【0097】画像データ分割処理部16(図3)におい
ては、制御部5の制御のもとに、第1の切換え器31を
オン状態に切り換えると共に、第2の切換え器32のス
イッチ32Aを第2の接点32Cに接続する。
【手続補正22】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0104
【補正方法】変更
【補正内容】
【0104】符号化部17(図5)においては、制御部
5の制御のもとに、画像データ分割処理部16から第1
〜第4の分割動画像データD211 〜D214 及びダミ
ー動画像データD22が与えられると、当該第1〜第4
の分割動画像データD211〜D214 及びダミー動画
像データD22に対して上述した第1の送信処理モード
時と同様に符号化処理を施し、かくしてハフマン符号化
器48において第1〜第4の分割動画像符号化データD
231 〜D234 及びダミー動画像符号化データD24
を生成する。
【手続補正23】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0105
【補正方法】変更
【補正内容】
【0105】そしてハフマン符号化器48は、このとき
第1〜第4の分割動画像符号化データD231 〜D23
4 のヘッダ部分にそれぞれ第3の送信処理モードに応じ
て処理したことを表す所定の第3の情報として、第2の
動画像データD3のどの画素データG1〜G4を用いて
生成したものであるかを表す識別情報と、対応するイン
トラモード情報又はインターモード情報とを格納した
後、バッファ49を介してマルチプレクサ10に送出す
る。
【手続補正24】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0106
【補正方法】変更
【補正内容】
【0106】またハフマン符号化器48は、ダミー動画
像符号化データD24のヘッダ部分にも第3の情報とし
て、動画像情報と、対応するイントラモード情報又はイ
ンターモード情報とを格納した後、バッファ49を介し
てマルチプレクサ10に送出する。
【手続補正25】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0107
【補正方法】変更
【補正内容】
【0107】これによりマルチプレクサ10(図2)
は、このとき制御部5から与えられた制御データD2
と、遅延回路20を介して与えられた音声符号化データ
D6と、必要に応じてテレマティク機器部21から与え
られた情報データD7と、符号化部17から与えられた
第1〜第4の分割動画像符号化データD231 〜D23
4及びダミー動画像符号化データD24とを順次時分割
多重化し、得られた多重化データD25をインターフェ
イス回路22及び公衆回線網3を順次介して他の端末装
置2A又は2Bに送信する。
【手続補正26】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0108
【補正方法】変更
【補正内容】
【0108】かくして端末装置2A及び2Bにおいて
は、このように”H.261”及び”H.261Ann
exD”の規定に従って高解像度な動画像に応じた第2
の画像フォーマットの第2の動画像データD3を順次符
号化処理して他の端末装置2A又は2Bに送信し得るよ
うになされている。
【手続補正27】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0110
【補正方法】変更
【補正内容】
【0110】そしてデマルチプレクサ25は、受信した
多重化データD25から制御データD2を分離してこれ
を制御部5に送出し、当該制御部5は、この制御データ
D2に基づいてこのデマルチプレクサ25を制御する。
【手続補正28】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0111
【補正方法】変更
【補正内容】
【0111】これによりデマルチプレクサ25は、制御
部5の制御のもとに、多重化データD25から第1〜第
4の分割動画像符号化データD231 〜D234 及びダ
ミー動画像符号化データD24と、音声符号化データD
6と、情報データD7とを分離し、当該分離した第1〜
第4の分割動画像符号化データD231 〜D234 及び
ダミー動画像符号化データD24を復号化部26に送出
すると共に、音声符号化データD6を遅延回路20を介
して音声コーデック19に送出し、また情報データD7
をテレマティク機器部21に送出する。
【手続補正29】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0112
【補正方法】変更
【補正内容】
【0112】そして復号化部26(図6)においては、
このときデマルチプレクサ25から与えられた第1〜第
4の分割動画像符号化データD231 〜D234 及びダ
ミー動画像符号化データD24をバッファ60を介して
ハフマン逆符号化器61に取り込み、当該ハフマン逆符
号化器61においてこの第1〜第4の分割動画像符号化
データD231 〜D234 のヘッダ部分に格納されてい
る第3の情報(識別情報及びイントラモード情報又はイ
ンターモード情報)を取り出し、これを制御部5に送出
すると共に、ダミー動画像符号化データD24のヘッダ
部分に格納されている第3の情報(動画像情報及びイン
トラモード情報又はインターモード情報)も取り出し、
これを制御部5に送出する。
【手続補正30】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0113
【補正方法】変更
【補正内容】
【0113】そして制御部5は、このときこの復号化部
26から与えられた第3の情報に基づいて第3の受信処
理モードに移り、当該第3の受信処理モードに応じて復
号化26及び画像データ統合処理部27(図7)を制御
する。これにより復号化部26においては、第1〜第4
の分割動画像符号化データD231 〜D234 及びダミ
ー動画像符号化データD24に対して順次上述した第1
の受信処理モード時と同様の復号化処理を施し、かくし
て元の第1〜第4の分割動画像データD211〜D21
4 及びダミー動画像データD22を生成し、これらを画
像データ統合処理部27に送出する。
【手続補正31】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0114
【補正方法】変更
【補正内容】
【0114】画像データ統合処理部27(図7)におい
ては、制御部5の制御のもとに、まず第2の切換え器7
1のスイッチ71Aを第2の接点71Cに接続し、この
状態において第1の切換え器70のスイッチ70Aの接
続を順次第1〜第4の接点70B〜70Eに切り換える
ことにより、このとき復号化部26から与えられた第1
〜第4の分割動画像データD211 〜D214 を第1の
切換え器70を介して取り込んで順次対応する第2〜第
5のフレームメモリ75〜78に書き込む。
【手続補正32】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0115
【補正方法】変更
【補正内容】
【0115】そして画像データ統合処理部27において
は、第2〜第5のフレームメモリ75〜78に書き込ん
だ第1〜第4の分割動画像データD211 〜D214
順次読み出し、当該読み出した第1〜第4の分割動画像
データD211 〜D214 を第1のフレームメモリ79
に書き込むことにより当該第1のフレームメモリ79内
において第1〜第4の分割動画像データD211 〜D2
4 を統合するようにして元の1フレーム分の第2の動
画像データD3を再現し得るようになされている。
【手続補正33】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0116
【補正方法】変更
【補正内容】
【0116】また画像データ統合処理部27において
は、この後第1の切換え器70をオフ状態に切り換える
ことにより、このとき復号化部26から与えられたダミ
ー動画像データD22をフォーマット変換器72を介し
て第2の切換え器71に送出する。
【手続補正34】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0130
【補正方法】変更
【補正内容】
【0130】一方、このテレビジョン会議システム1で
は、各端末装置2A及び2Bにおいて、第3の受信処理
モード時、他の端末装置2A及び2Bから公衆回線網3
を介して送信された多重化データD25をインターフェ
イス回路22を介してデマルチプレクサ25によって受
信する。
【手続補正35】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0131
【補正方法】変更
【補正内容】
【0131】そしてこのデマルチプレクサ25において
この多重化データD25から第1〜第4の分割動画像符
号化データD231 〜D234 及びダミー動画像データ
D24を分離し、当該分離した第1〜第4の分割動画像
符号化データD231 〜D234 及びダミー動画像デー
タD24を復号化部26に送出する。
【手続補正36】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0132
【補正方法】変更
【補正内容】
【0132】また復号化部26により第1〜第4の分割
動画像符号化データD231 〜D234 及びダミー動画
像符号化データD24を順次復号化処理し、得られた第
1〜第4の分割動画像データD211 〜D214 及びダ
ミー動画像データD22を順次交互に画像データ統合処
理部27に送出する。
【手続補正37】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0133
【補正方法】変更
【補正内容】
【0133】そして画像データ統合処理部27におい
て、ダミー動画像データD22を順次廃棄しながら、第
1〜第4の分割動画像データD211 〜D214 を選択
的に用いて元の1フレーム分の第2の動画像データD3
を順次再現し、当該再現した第2の動画像データD3を
ディジタル/アナログ変換器28に送出する。
【手続補正38】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正39】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
【手続補正40】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C059 KK37 LA01 LC03 LC08 MA00 MA05 MA23 MC11 ME02 NN01 PP01 PP04 RB02 RB09 RC07 RC17 SS07 SS30 UA02 UA05 UA16 UA32 UA34 UA35 5C063 AA01 AA10 AB03 AB07 AC01 AC02 AC05 BA03 BA12 CA07 CA09 CA20 CA29 CA38 DA05 DA07 DA13 5C064 AA02 AB03 AB04 AC01 AC12 AD02 AD14 BB05 BC10 BD08 BD09

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の第1の画像フォーマットの第1の動
    画像データを所定の符号化方式により符号化処理して送
    信すると共に、上記第1の画像フォーマットよりも画角
    の大きい第2の画像フォーマットの静止画像データを上
    記第1の画像フォーマットに応じた画角の複数の分割静
    止画像データに分割した後、上記符号化処理して送信す
    る送信装置において、 上記第2の画像フォーマットの第2の動画像データを順
    次フレーム単位で上記第1の画像フォーマットに応じた
    画角の複数の分割動画像データに分割しながら、上記第
    2の動画像データの1フレーム分の各上記分割動画像デ
    ータと、上記第1の画像フォーマットに応じた画角の少
    なくとも1フレーム分のダミー動画像データとを順次交
    互に出力する動画像データ分割処理手段と、 上記動画像データ分割処理手段から出力された各上記分
    割動画像データと上記ダミー動画像データとを上記符号
    化処理する符号化処理手段とを具えることを特徴とする
    送信装置。
  2. 【請求項2】上記符号化方式は、 ITU−T(International Telecommunication Union-
    Telecommunication Standardization Sector)による勧
    告”H.261AnnexD”に基づいて標準化された
    ことを特徴とする請求項1に記載の送信装置。
  3. 【請求項3】送信装置から所定の第1の画像フォーマッ
    トの第1の動画像データが所定の符号化方式により符号
    化処理して送信されると共に、上記第1の画像フォーマ
    ットよりも画角の大きい第2の画像フォーマットの静止
    画像データが上記第1の画像フォーマットに応じた画角
    の複数の分割静止画像データに分割された後、上記符号
    化処理して送信されることにより、当該符号化処理して
    送信された上記第1の動画像データと、各上記分割静止
    画像データとを受信して対応する復号化方式により復号
    化処理する受信装置において、 上記送信装置から上記第2の画像フォーマットの第2の
    動画像データを順次フレーム単位で上記第1の画像フォ
    ーマットに応じた画角の複数の分割動画像データに分割
    しながら、上記第2の動画像データの1フレーム分の各
    上記分割動画像データと上記第1の画像フォーマットに
    応じた画角の少なくとも1フレーム分のダミー動画像デ
    ータとが順次交互に上記符号化処理して送信されること
    により、当該符号化処理して送信された各上記分割動画
    像データと上記ダミー動画像データとを受信する受信手
    段と、 上記受信手段によって受信された上記符号化処理された
    各上記分割動画像データと上記ダミー動画像データとを
    上記復号化処理し、得られた各上記分割動画像データと
    上記ダミー動画像データとを順次交互に出力する復号化
    手段と、 上記復号化手段から出力された各上記分割動画像データ
    と上記ダミー動画像データとのうち、各上記分割動画像
    データを選択的に用いて統合するようにして上記第2の
    動画像データを再現する動画像データ統合処理手段とを
    具えることを特徴とする受信装置。
  4. 【請求項4】上記符号化及び復号化方式は、 ITU−T(International Telecommunication Union-
    Telecommunication Standardization Sector)による勧
    告”H.261AnnexD”に基づいて標準化された
    ことを特徴とする請求項3に記載の受信装置。
  5. 【請求項5】上記第2の動画像データを順次フレーム単
    位で各上記分割動画像データに分割しながら、上記第2
    の動画像データの1フレーム分の各上記分割動画像デー
    タと、上記少なくとも1フレーム分の上記ダミー動画像
    データとを順次交互に出力する動画像データ分割処理手
    段と、 上記動画像データ分割処理手段から出力された各上記分
    割動画像データと上記ダミー動画像データとを上記符号
    化処理して出力する符号化処理手段と、 上記符号化処理手段から上記符号化処理して出力された
    各上記分割動画像データと上記ダミー動画像データとを
    送信する送信手段とを具えることを特徴とする請求項3
    に記載の受信装置。
  6. 【請求項6】所定の第1の画像フォーマットの第1の動
    画像データを所定の符号化方式により符号化処理して送
    信すると共に、上記第1の画像フォーマットよりも画角
    の大きい第2の画像フォーマットの静止画像データを上
    記第1の画像フォーマットに応じた画角の複数の分割静
    止画像データに分割した後、上記符号化処理して送信す
    る送信方法において、 上記第2の画像フォーマットの第2の動画像データを順
    次フレーム単位で上記第1の画像フォーマットに応じた
    画角の複数の分割動画像データに分割しながら、上記第
    2の動画像データの1フレーム分の各上記分割動画像デ
    ータと、上記第1の画像フォーマットに応じた画角の少
    なくとも1フレーム分のダミー動画像データとを順次交
    互に出力する第1のステップと、 上記第1のステップにおいて出力された各上記分割動画
    像データと上記ダミー動画像データとを上記符号化処理
    する第2のステップとを具えることを特徴とする送信方
    法。
  7. 【請求項7】上記符号化方式は、 ITU−T(International Telecommunication Union-
    Telecommunication Standardization Sector)による勧
    告”H.261AnnexD”に基づいて標準化された
    ことを特徴とする請求項6に記載の送信方法。
  8. 【請求項8】送信装置から所定の第1の画像フォーマッ
    トの第1の動画像データが所定の符号化方式により符号
    化処理して送信されると共に、上記第1の画像フォーマ
    ットよりも画角の大きい第2の画像フォーマットの静止
    画像データが上記第1の画像フォーマットに応じた画角
    の複数の分割静止画像データに分割された後、上記符号
    化処理して送信されることにより、当該符号化処理して
    送信された上記第1の動画像データと、各上記分割静止
    画像データとを受信して対応する復号化方式により復号
    化処理する受信方法において、 上記送信装置から上記第2の画像フォーマットの第2の
    動画像データを順次フレーム単位で上記第1の画像フォ
    ーマットに応じた画角の複数の分割動画像データに分割
    しながら、上記第2の動画像データの1フレーム分の各
    上記分割動画像データと上記第1の画像フォーマットに
    応じた画角の少なくとも1フレーム分のダミー動画像デ
    ータとが順次交互に上記符号化処理して送信されること
    により、当該符号化処理して送信された各上記分割動画
    像データと上記ダミー動画像データとを受信する第1の
    ステップと、 上記第1のステップにおいて受信された上記符号化処理
    された各上記分割動画像データと上記ダミー動画像デー
    タとを上記復号化処理し、得られた各上記分割動画像デ
    ータと上記ダミー動画像データとを順次交互に出力する
    第2のステップと、 上記第2のステップにおいて出力された各上記分割動画
    像データと上記ダミー動画像データとのうち、各上記分
    割動画像データを選択的に用いて統合するようにして上
    記第2の動画像データを再現する第3のステップとを具
    えることを特徴とする受信方法。
  9. 【請求項9】上記符号化及び復号化方式は、 ITU−T(International Telecommunication Union-
    Telecommunication Standardization Sector)による勧
    告”H.261AnnexD”に基づいて標準化された
    ことを特徴とする請求項8に記載の受信方法。
  10. 【請求項10】上記第2の動画像データを順次フレーム
    単位で各上記分割動画像データに分割しながら、上記第
    2の動画像データの1フレーム分の各上記分割動画像デ
    ータと、上記少なくとも1フレーム分の上記ダミー動画
    像データとを順次交互に出力する第4のステップと、 上記第4のステップにおいて出力された各上記分割動画
    像データと上記ダミー動画像データとを上記符号化処理
    して出力する第5のステップと、 上記第5のステップにおいて上記符号化処理して出力さ
    れた各上記分割動画像データと上記ダミー動画像データ
    とを送信する第6のステップとを具えることを特徴とす
    る請求項8に記載の受信方法。
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