JP2000092384A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JP2000092384A
JP2000092384A JP10262584A JP26258498A JP2000092384A JP 2000092384 A JP2000092384 A JP 2000092384A JP 10262584 A JP10262584 A JP 10262584A JP 26258498 A JP26258498 A JP 26258498A JP 2000092384 A JP2000092384 A JP 2000092384A
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JP
Japan
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signal
output
switch
memory
progressive scanning
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JP10262584A
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English (en)
Inventor
Masayuki Yoneyama
匡幸 米山
Yasutoshi Yamamoto
靖利 山本
Koichi Toyomura
浩一 豊村
Masaaki Nakayama
正明 中山
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Priority to EP98119612A priority patent/EP0910209B1/en
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダイナミックレンジの拡大およびフレーム静
止画の連続撮影、フレーム静止画のダイナミックレンジ
拡大をコンパクトな構成で実現する。 【解決手段】 制御手段29で駆動方法が制御される順
次走査CCD11と、順次走査CCD11の出力を選択
出力するスイッチ12と、1H遅延手段13と、2つの
メモリ17,18と、2つの走査変換手段22,23
と、信号合成手段26とを備え、所望の動作モードに応
じて、各スイッチ等を制御し、実用的低倍率のダイナミ
ックレンジ拡大と順次走査出力、更にはフレーム静止画
のダイナミックレンジ拡大を1台の撮像装置で切り換え
可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビデオムービー等
のダイナミックレンジ拡大、フレーム静止画の連写およ
びフレーム静止画のダイナミックレンジ拡大を可能とす
る撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ビデオカメラのダイナミックレン
ジ拡大においては、第1の露光信号、例えば長時間露光
信号(以下、long信号)および第2の露光信号、例
えば短時間露光信号(以下、short信号)の2信号
を合成することにより、見かけのダイナミックレンジを
拡大する手法が知られている。
【0003】図9は、従来のダイナミックレンジ拡大カ
メラの構成の一例を示すブロック図である。従来のダイ
ナミックレンジ拡大カメラは、撮像レンズ100と、フ
ォトダイオード、垂直転送CCDおよび電荷出力手段と
からなる順次走査CCD101と、スイッチ102と、
信号合成手段103と、カメラ信号処理部104とから
構成される。
【0004】図9において、撮像レンズ100を経て入
射した入射光は、順次走査CCD101にて光電変換を
受け、スイッチ102に入力される。順次走査CCD1
02からは1フィールド(1/60秒)内にlong信
号1フィールド分と、short信号1フィールド分と
を出力する。すなわち、順次走査CCD101を本来の
プログレッシブ操作としての使い方でなく、long信
号とshort信号の2種類の情報を同時(1ライン
毎)に出力するようにしている。
【0005】図10は、従来のダイナミックレンジ拡大
カメラの順次走査CCD101からの信号出力タイミン
グを示すタイミング図である。図10に示すように、1
垂直走査期間内で露光されたlong信号とshort
信号とを同一時刻に読み出す。図11は、従来のダイナ
ミックレンジ拡大カメラの順次走査CCD101上のフ
ォトダイオード201から読み出された信号が垂直転送
CCD200に蓄積されている状況を示す模式図であ
る。フォトダイオード201からlong信号とsho
rt信号が同時に垂直転送CCD200から読み出され
る為、図11に示すように垂直転送CCD200におい
て斜線で示された位置に例えばlong信号、その他の
位置にshort信号が交互に蓄積される。次に電荷出
力手段203を介して順次走査CCD101から出力さ
れる。
【0006】順次走査CCD101からの出力信号はス
イッチ102にて第1の露光信号(長時間露光信号;l
ong信号)および第2の露光信号(短時間露光信号;
short信号)とに分離され、信号合成手段103に
て合成され1系統の信号として出力される。long信
号は低輝度部の階調を保存しており、short信号は
高輝度部の階調を保存しているため、合成信号の階調特
性は例えばlong信号のみの階調特性より拡大されて
いる為、見かけのダイナミックレンジが拡大する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のダイナミックレ
ンジ拡大カメラにおいては、実用的倍率として16倍以
下、例えば2倍等の低倍率が要求されている。しかしな
がら、従来のダイナミックレンジ拡大カメラにおいては
例えば、long信号露光時間を1/60秒としsho
rt信号露光時間を1/1000秒とするとダイナミッ
クレンジ拡大率は16倍となる。short信号露光時
間を1/1000秒以上に長時間化することは順次走査
CCDの垂直ブランキング期間以上の時間を要する為、
従来構成では実現不可能であった。また、1/1000
秒のshort信号ではshort信号自体のS/Nが
不十分であると共に、階調性が不十分であった。また、
従来のダイナミックレンジ拡大カメラ構成においては、
順次走査CCDをダイナミックレンジ拡大の為のみに使
用するが順次走査CCDとしての本来の目的、すなわち
順次走査出力、或いはフレーム静止画のダイナミックレ
ンジ拡大は不可能であった。
【0008】本発明は、上記課題を解決するもので、ダ
イナミックレンジ拡大カメラにおいて低倍率化を実現す
ると共に順次走査出力切換、更にはフレーム静止画のダ
イナミックレンジ拡大を可能とすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、順次走査CCDと、その出力を選択するス
イッチと、スイッチの一方の出力を遅延する遅延手段
と、2つのメモリと、2つの加算手段と、少なくとも2
つの走査変換手段と、信号合成手段と、順次走査CCD
を制御する制御手段とを備え、所望の機能により、その
構成を切り換えるものである。
【0010】これにより、ダイナミックレンジ拡大、フ
レーム静止画の連写およびフレーム静止画のダイナミッ
クレンジ拡大を可能とする撮像装置が得られる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の第1の発明は、長時間露
光信号と短時間露光信号とが異なるタイミングで出力さ
れる順次走査CCDと、前記順次走査CCDから出力さ
れる長時間露光信号と短時間露光信号とを分離選択する
スイッチと、前記スイッチの出力の長時間露光信号を1
水平走査期間遅延する遅延手段と、前記遅延手段の出力
を一時記憶する第1のメモリと、前記スイッチの出力の
短時間露光信号を一時記憶する第2のメモリと、前記第
1のメモリの出力を通常速度信号に変換する第1の走査
変換手段と、前記第2のメモリの出力を通常速度信号に
変換する第2の走査変換手段と、前記第1および第2の
走査変換手段から出力される同期化された通常速度の長
時間露光信号と短時間露光信号とを合成する合成手段と
を備えたものである。これにより、ダイナミックレンジ
の拡大を実現することができる。
【0012】本発明の第2の発明は、順次走査信号を出
力する順次走査CCDと、前記順次走査CCDから出力
される順次走査信号の奇数ライン信号と偶数ライン信号
とを分離選択するスイッチと、前記スイッチの出力の奇
数ライン信号を1水平走査期間遅延する遅延手段と、前
記遅延手段の出力を一時記憶する第1のメモリと、前記
スイッチの出力の偶数ライン信号を一時記憶する第2の
メモリと、前記第1および第2のメモリの出力を2フィ
ールドに渡り加算する加算手段と、前記加算手段の出力
を通常速度信号に変換する走査変換手段とを備えたもの
である。これにより、フレーム連写機能を実現すること
ができる。
【0013】本発明の第3の発明は、順次走査の長時間
露光信号と短時間露光信号とが異なるタイミングで出力
される順次走査CCDと、前記短時間露光信号を奇数ラ
イン信号と偶数ライン信号とに分け1フレーム分蓄える
第1および第2のメモリと、前記第1および第2のメモ
リの出力を加算する第1の加算手段と、前記長時間露光
信号の奇数ラインと偶数ラインとを加算する第2の加算
手段と、前記第1および第2の加算手段の出力を合成す
る合成手段とを備えたものである。これにより、フレー
ムスチルのダイナミックレンジの拡大を実現することが
できる。
【0014】本発明の第4の発明は、少なくとも順次走
査CCDと、前記順次走査CCDの出力を選択するスイ
ッチと、前記スイッチの一方の出力を1H水平走査期間
遅延する遅延手段と、第1および第2のメモリと、第1
および第2の加算手段と、第1および第2の走査変換手
段と、合成手段と、前記順次走査CCDの駆動方法を制
御する制御手段を備え、所望の動作モードに応じて、上
記第1〜3の発明のいずれかに記載の構成をとるもので
ある。これにより、2倍等の低倍率のダイナミックレン
ジ拡大を実現するという作用を有すると共に、スイッチ
切換により順次走査出力が得られ、更にフレーム静止画
のダイナミックレンジ拡大が1台のカメラで切換可能と
いう作用を有する。
【0015】以下、本発明の実施の形態について、図面
を用いて説明する。
【0016】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1による撮像装置の構成を示すブロック図である。
図1において、10は撮像レンズ、11は順次走査CC
D、13は1水平期間(1H)遅延する1H遅延手段、
14,19は加算器、17,18はメモリ、22,23
はサンプリングレートを1/2にする走査変換手段、2
4は信号合成手段、26はカメラ信号処理部としてのD
SP(ディジタル・シグナル・プロセッサ)、28はサ
ンプリングレートを2倍にする走査変換手段、29は順
次走査CCD11の駆動方法を制御する制御手段であ
る。また、12,15,16,20,21,25,27
は動作モードに応じて切り換えるスイッチである。
【0017】なお、1H遅延手段13で言う1水平期間
とは、順次走査における1水平期間を言い、飛び越し走
査(標準TV信号)における1/2水平期間を言う。
【0018】本実施の形態における構成は、ダイナミッ
クレンジ拡大、フレーム連写、フレームスチルのダイナ
ミックレンジ拡大の各動作モードを制御手段29および
各スイッチ切り換えにより、実現するものである。
【0019】以下に、各動作モードについて、図面を用
いて説明する。
【0020】(実施の形態2)図2は、本発明の実施の
形態2として、図1に示した撮像装置において、ダイナ
ミックレンジ拡大の動作モード時の構成を示すブロック
図である。図1に示した構成において、スイッチ15,
16,20,21,25,27の入力を一方に固定した
場合の構成である。
【0021】まず、撮像レンズ10を経た入射光は、順
次走査CCD11において光電変換される。ここで、順
次走査CCD11の動作について、図3を用いて若干説
明する。
【0022】図3は、順次走査CCD11からの信号出
力のタイミングを示す図である。図3において、第1の
露光時間信号としてのlong信号は、1垂直走査期間
(約1/60秒)内の所定の読み出し時刻t1に読み出
しが開始される。ここで、t1は、例えば、long信
号の露光終了時刻とし、long信号の露光時間は1/
90秒とする。次に、第2の露光時間信号としてのsh
ort信号は、t1から所定時間遅れた読み出し時刻t
2に読み出しが開始される。ここで、t2は、例えば、
t1から1/180秒遅れた時刻、即ち、short信
号の露光時間分遅れた時刻とする。
【0023】その結果、順次走査CCD11からのlo
ng信号とshort信号は、t2−t1だけ出力タイ
ミングがずれた信号として出力される。
【0024】なお、ダイナミックレンジ拡大倍率は、l
ong信号とshort信号の露光時間比(t1−t
0)/(t2−t1)で決まり、本説明においては2倍
となる。また、long信号とshort信号の露光時
間は、上記以外の任意の時間に設定しても構わない。
【0025】順次走査CCD11からの出力は、スイッ
チ12で、long信号とshort信号に分離され、
long信号は、1H遅延手段13に入力され、sho
rt信号は、スイッチ16を介しメモリ18に入力され
る。1H遅延手段13は、long信号を1水平期間遅
延し、short信号と同じタイミングの信号にし、ス
イッチ15を介してメモり17へ入力される。ここで、
順次走査CCD11は、通常のTV信号(例えば、NT
SC信号)に対して2倍の走査線数のTV信号を出力可
能なものであるので、1垂直期間にlong信号、sh
ort信号ともに、標準TV信号と同じ走査線数を持つ
ものであり、それぞれは、標準TV信号の1水平期間の
1/2の期間にのみ信号が存在することとなる。
【0026】メモリ17,18は、例えばDRAM(ダ
イナミックRAM)を使用する。本実施の形態では、メ
モリ17,18への入力が標準TV信号の1水平期間の
1/2の期間にのみ信号が存在するので、メモリ17,
18が1ポートのDRAMであっても、書き込み期間と
読み出し期間とを交互に行うことができる。
【0027】メモリ17,18の出力のタイミングは、
信号合成のために、long信号とshort信号の時
間ずれを補正するよう行われる。即ち、t2−t1の時
間分だけ、メモリ17からのlong信号を遅らせて読
み出す。その結果、メモリ17からのlong信号と、
メモリ18からのshort信号とは、同時化(同期
化)することができる。
【0028】メモリ17,18の出力は、それぞれスイ
ッチ20,21を介して、走査変換手段22,23へ入
力される。走査変換手段22,23では、倍速であるl
ong信号、short信号をそれぞれ通常速度の信号
(標準TV信号相当の信号)に変換する。即ち、クロッ
ク周波数が1/2に低減される。
【0029】走査変換手段22,23からの出力は、信
号合成手段24に入力され、合成し、ダイナミックレン
ジの拡大された1系統の信号として、出力される。そし
て、スイッチ25を介して、DSP26へ入力される。
DSP26では、カメラの信号処理として、例えば輝度
信号と色差信号とに変換され、スイッチ27を介して出
力される。
【0030】以上のように、本実施の形態では、露光時
間の異なる2つの信号からダイナミックレンジの拡大さ
れた信号を得ることができる。
【0031】なお、ここで本実施の形態における順次走
査CCD11の出力形態が、従来例と異なる理由を簡単
に説明しておく。従来例は、short信号の露光が1
/1000秒と極めて短いので、long信号を垂直C
CD200にそのまま貯めておき、short信号を垂
直CCD200に転送した後、同時に出力できる。これ
に対して、本実施の形態では、ビデオカメラとして有用
な数倍のダイナミックレンジ拡大を目的としているた
め、short信号の露光時間を1/180秒としてい
る。そのため、1/180秒の間、long信号を垂直
CCD200に蓄えたままにしておくと、信号劣化が起
きるので、long信号を先に読み出す(順次転送す
る)ようにしている。このため、本実施の形態のよう
に、メモリを有効に利用した回路構成が必要となる。
【0032】(実施の形態3)図4は、図1あるいは図
2に示した構成に手ぶれ補正機能を付加する場合のブロ
ック図である。
【0033】図4において、メモリ17,18への入力
を動き検出手段30に入力する。動き検出手段30で
は、手ぶれに相当する動きベクトル情報を得、メモリ1
7,18へメモリ制御信号として供給する。ここで、動
き検出手段30の構成としては、代表点マッチング法な
ど、従来から知られた方法を用いればよい。よって、詳
細な説明は省略する。
【0034】また、動き検出手段30では、long信
号とshort信号とを入力し、それぞれの系で動きを
検出し、合成した後、動きベクトル情報とする構成、あ
るいは、一方の信号(好ましくはlong信号)のみを
入力し、動きを検出し、動きベクトル情報とする構成と
してもよい。
【0035】この時、予め予測された手ぶれ補正範囲の
みをメモリに書き込むことによりメモリ容量の節約を図
ることが出来る。メモリ容量の削減は、特に垂直ライン
数が多いPAL方式におけるカメラを実現する際に有効
である。なお、本実施の形態においては、順次走査CC
D11としては手ぶれの為の画素余裕を有するものが望
ましい。
【0036】なお、手ぶれ余裕に対するメモリへの信号
切り出しは水平方向、垂直方向、および水平・垂直双方
に対して実施しても構わない。
【0037】以上のように本実施の形態によれば、ダイ
ナミックレンジの拡大と併せて、メモリを有効に利用し
た手ぶれ補正機能をも実現することができる。
【0038】(実施の形態4)図5は、本発明の実施の
形態4として、図1に示した撮像装置において、フレー
ム連写の動作モード時の構成を示すブロック図である。
図1に示した構成において、スイッチ15,16,2
1,25,27の入力を一方に固定した場合の構成であ
る。
【0039】まず、本実施の形態において、順次走査C
CD11は、制御手段29により順次走査信号を出力す
る通常の動作となる。即ち、順次走査CCD11から
は、例えば、フレーム周波数60Hz、1フレーム52
5本(有効走査線数は480本)の順次走査信号が出力
される。
【0040】順次走査CCD11から順次走査出力され
た信号は、TV信号の各フレーム(1/60秒)内で、
スイッチ12を介して奇数ライン(oddライン)のみ
選択されて1H遅延手段13に入力され、1水平走査期
間に渡って遅延を施される。更にスイッチ15を介して
メモリ17に書き込まれる。同様に、スイッチ12を介
して偶数ライン(evenライン)のみ選択され、選択
された偶数ラインの信号は、スイッチ16を介してメモ
リ18に書き込まれる。
【0041】なお、メモリ17,18への書き込みは、
1フレーム間欠とし、1フレームを書き込んだ後、次の
フレームの書き込みを行わないものとする。
【0042】そして、次の2フレーム(1/30秒)に
渡って、メモリ17とメモリ18から出力された信号
は、加算手段19にて加算され、インタレース信号とし
てスイッチ21へ出力される。ここで、メモリ17,1
8の出力は、2フレーム(1/60秒毎を2回)繰り返
し出力し、加算手段19の加算は、フレーム毎にその加
算するペアを1ラインずらす。よって、インタレース信
号のフレーム画像として、スイッチ21へ出力される。
【0043】スイッチ21の出力信号は、走査変換手段
23により通常の信号速度に変換される。そして、正規
の標準TV信号に変換される。更に信号合成手段24を
介さず、スイッチ25を通過し、カメラ信号処理部とし
てのDSP26にて、輝度信号と色差信号とに変換さ
れ、スイッチ27を介して出力される。このスイッチ2
7からの出力信号は、1/30秒フレーム連写画像の2
フィールド分割インタレース出力となる。
【0044】以上のように本実施の形態によれば、図1
に示した構成により、フレーム連写信号処理を実現する
ことができる。
【0045】(実施の形態5)図6は、本発明の実施の
形態5として、図1に示した撮像装置において、フレー
ム静止画のダイナミックレンジ拡大の動作モード時の構
成を示すブロック図である。図1に示した構成におい
て、スイッチ21,25の入力を一方に固定した場合の
構成である。なお、図6では、図1に示した撮像装置
に、シャッタ42と、シャッタ42を駆動するシャッタ
モータ40と、シャッタモータ40を制御する絞りモー
タ制御手段41とをこの説明のために付加している。
【0046】また、図7は、本実施の形態の撮像装置の
フレーム静止画のダイナミックレンジ拡大を実現する際
の順次走査CCD11からの信号出力タイミングを示す
タイミング図である。図7に示すように、本実施の形態
では、1/180秒の露光後t3のタイミングでsho
rt信号が読み出され、その後、1/90秒の露光後t
4のタイミングでシャッタを閉じた後、所定の時間にl
ong信号が読み出される。
【0047】まず、第1のフィールド(1/60秒)に
て順次走査CCD11から順次走査出力された1フレー
ムのshort信号は、スイッチ12を介して奇数ライ
ン(oddライン)のみ選択されて1H遅延手段13に
入力される。oddラインは1H遅延手段13により1
水平走査期間に渡って遅延を施された後、スイッチ15
を介してメモリ17に書き込まれる。同様にスイッチ1
2を介して偶数ライン(evenライン)のみ選択され
スイッチ16を介してメモリ18に書き込まれる。
【0048】第2フィールドにおいては、絞りモータ制
御手段41から出力されるシャッタ制御信号によりシャ
ッタモータ40が動作し、シャッタ42が開状態から閉
状態となり、順次走査CCD11への入射光を遮蔽す
る。この結果、順次走査CCD11の露光動作が停止す
る。次に、順次走査CCD11から出力された1フレー
ムのlong信号は、スイッチ12を介してoddライ
ンのみ選択され、1H遅延手段13に入力され、1水平
走査期間に渡って遅延を施された後、加算手段14に入
力される。また同様に、スイッチ12を介してeven
ラインのみ選択されて加算手段14に入力される。な
お、long信号は、メモリ17,18へは書き込まれ
ないものとする。
【0049】なお、信号処理を通常速度で実施するため
に、順次走査CCD11の駆動としては、long信号
1フレームを画面上半分と下半分とに分け、2フィール
ドに分割して信号処理する。
【0050】加算手段14にてライン方向に加算された
long信号は、スイッチ20に入力される。更に走査
変換手段22にて所定の走査変換を施された後、信号合
成手段24に入力される。
【0051】一方、メモリ17およびメモリ18から読
み出されたshort信号は、加算手段19へ入力され
て、ライン方向に加算され、スイッチ21に入力され
る。そして、走査変換手段23にて所定の走査変換を施
された後、信号合成手段24に入力される。
【0052】信号合成手段24に入力されるshort
信号、long信号共に順次走査信号である。信号合成
手段24に入力されたlong信号とshort信号
は、合成されダイナミックレンジが拡大される。
【0053】次に、スイッチ25を介してカメラ信号処
理部としてのDSP26へ入力されて輝度信号と色差信
号とに変換される。DSP26から出力される輝度信号
と色差信号は、走査変換手段28を介して1フレームの
ダイナミックレンジ拡大された静止画としてoddライ
ンがスイッチ15を経てメモリ17に書き込まれ、ev
enラインがスイッチ16を経てメモリ18に書き込ま
れる。その後、oddラインがメモリ17から出力さ
れ、スイッチ20を介して走査変換手段22にて走査変
換を施される。更にスイッチ27に入力される。
【0054】evenラインは、メモリ18から出力さ
れ、スイッチ21を介して走査変換手段23にて走査変
換を施され、スイッチ25を介しDSP26をスルー
し、スイッチ27に入力される。
【0055】スイッチ27は、フィールド毎にodd信
号とeven信号とを切り替え、ダイナミックレンジが
拡大されたフレーム静止画として、出力される。
【0056】以上の動作を図8に示すタイミング図を用
いて説明する。図8において、フィールド1(1フィー
ルド=1/60秒とする)にて、順次走査CCD11か
ら順次走査出力された1フレームのshort信号を生
成する。short信号の生成は、順次走査CCD11
に対して適当なSUB電圧を印加すると良い。フィール
ド1においては、メモリ17,18からはoddフィー
ルド画像が出力されているものとする。
【0057】フィールド2の最初の時点で順次走査CC
D11に信号読み出しパルスCH1,CH2を与える
と、フィールド2においては、1フィールドに渡ってs
hortフレーム画像が出力される。この内、スイッチ
12を介してoddラインのみ選択されて1H遅延手段
14に入力され、1水平走査期間に渡って遅延を施され
た後、スイッチ15を介してメモリ17に書き込まれ
る。同様にスイッチ12を介してevenラインのみ選
択され、スイッチ16を介してメモリ18に書き込まれ
る。
【0058】また、フィールド2においてはシャッタ制
御を行う。図8においては、シャッタとしてカメラの有
する絞りの開閉で説明しているが、絞りの他に新たにシ
ャッタ機構を付加しても良い。フィールド2にてシャッ
タが閉じ、long信号が順次走査CCD11上に蓄積
される。
【0059】メモリ17およびメモリ18への書き込み
時には、メモリ17およびメモリ18からは前フィール
ドの画像信号を読み出す。図8においては前フィールド
odd信号を出力している。
【0060】フィールド3の最初において再びCH1,
CH2を印加し、long信号を読み出す。long信
号の読み出しは、2フィールド、即ちフィールド3とフ
ィールド4にかけて実施する。順次走査出力された1フ
レームのlong信号がメモリ17とメモリ18から読
み出されるshort信号と、信号合成手段24にて合
成され、DSP26を経て、メモリ17とメモリ18と
の空き領域に書き込まれる。フィールド5以降は、連続
してダイナミックレンジ拡大されたフレーム静止画を出
力する。
【0061】なお、本実施の形態においては、順次走査
CCD11よりshort信号を先に読み出す例を示し
た。これはlong信号を生成するためのシャッタ機構
の動作バラツキが比較的大きいためであり、時間制御精
度を高く要求されるshort信号生成を電子シャッタ
で実現する方が望ましいためであるが、逆にlong信
号をシャッタで生成し、short信号をシャッタ機構
で実現しても差し支えない。
【0062】(実施の形態7)本発明の実施の形態7と
して、フレーム静止画のダイナミックレンジ拡大におけ
る順次走査処理について、説明する。
【0063】図6に示した構成において、信号合成手段
24およびDSP26にて倍速の処理を行う。この場
合、第1のフィールドで順次走査CCD11よりsho
rt信号のフレーム静止画を読み出して、メモリ17と
メモリ18に蓄積する。次に第2のフィールド内で順次
走査CCD11よりlong信号のフレーム静止画を全
て読み出し、short信号とlong信号とを信号合
成手段24で倍速で合成し、更にDSP26にて倍速で
処理し、ダイナミックレンジ拡大されたフレーム静止画
としての輝度信号と色差信号とを生成する。
【0064】次にスイッチ15を介してoddラインを
メモリ17に書き込み、スイッチ16を介してeven
ラインをメモリ18に書き込む。この結果、long信
号の半画面をCCD上に1フィールド期間蓄積する必要
が無くなり、CCDにおける暗電流ノイズの重畳が回避
できる。
【0065】
【発明の効果】本発明の撮像装置により、ムービーとし
て有用なダイナミックレンジ拡大率2倍以上の実用的倍
率が実現される。
【0066】また、スイッチ切換により順次走査カメラ
としても使用可能である。さらに順次走査CCDから出
力されるフレーム情報を活用しフレーム静止画のダイナ
ミックレンジ拡大も可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による撮像装置の構成を
示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態2によるダイナミックレン
ジ拡大を実現する撮像装置の構成を示すブロック図
【図3】同撮像装置の順次走査CCDからの信号出力の
タイミング図
【図4】本発明の実施の形態3による撮像装置の構成を
示すブロック図
【図5】本発明の実施の形態4によるフレーム連写機能
を実現する撮像装置の構成を示すブロック図
【図6】本発明の実施の形態5によるフレーム静止画の
ダイナミックレンジ拡大を実現する撮像装置の構成を示
すブロック図
【図7】同撮像装置の順次走査CCDからの信号出力の
タイミング図
【図8】同撮像装置の動作を示すタイミング図
【図9】従来の撮像装置の構成を示すブロック図
【図10】従来の撮像装置の順次走査CCDからの信号
出力のタイミング図
【図11】順次走査CCDの構成を示すブロック図
【符号の説明】
10 撮像レンズ 11 順次走査CCD 12,15,16,20,21,25,27 スイッチ 13 1H遅延手段 14,19 加算手段 17,18 メモリ 22,23 走査変換手段 24 信号合成手段 26 DSP 28 走査変換手段 29 制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 豊村 浩一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 中山 正明 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5C022 AA11 AB17 AB55 AC42 5C024 AA01 CA15 DA05 DA07 FA01 FA11 GA11 HA01 HA06 HA13 HA17 HA24

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長時間露光信号と短時間露光信号とが異
    なるタイミングで出力される順次走査CCDと、 前記順次走査CCDから出力される長時間露光信号と短
    時間露光信号とを分離選択するスイッチと、 前記スイッチの出力の長時間露光信号を1水平走査期間
    遅延する遅延手段と、 前記遅延手段の出力を一時記憶する第1のメモリと、 前記スイッチの出力の短時間露光信号を一時記憶する第
    2のメモリと、 前記第1のメモリの出力を通常速度信号に変換する第1
    の走査変換手段と、 前記第2のメモリの出力を通常速度信号に変換する第2
    の走査変換手段と、 前記第1および第2の走査変換手段から出力される同期
    化された通常速度の長時間露光信号と短時間露光信号と
    を合成する合成手段とを備えた撮像装置。
  2. 【請求項2】 少なくとも遅延手段の出力を入力とし、
    入力信号の動きベクトルを検出する手ぶれ検出手段を備
    え、前記動きベクトルにより第1および第2のメモリの
    書き込みを制御することを特徴とする請求項1記載の撮
    像装置。
  3. 【請求項3】 順次走査信号を出力する順次走査CCD
    と、 前記順次走査CCDから出力される順次走査信号の奇数
    ライン信号と偶数ライン信号とを分離選択するスイッチ
    と、 前記スイッチの出力の奇数ライン信号を1水平走査期間
    遅延する遅延手段と、前記遅延手段の出力を一時記憶す
    る第1のメモリと、 前記スイッチの出力の偶数ライン信号を一時記憶する第
    2のメモリと、 前記第1および第2のメモリの出力を2フィールドに渡
    り加算する加算手段と、 前記加算手段の出力を通常速度信号に変換する走査変換
    手段とを備えた撮像装置。
  4. 【請求項4】 順次走査の長時間露光信号と短時間露光
    信号とが異なるタイミングで出力される順次走査CCD
    と、 前記短時間露光信号を奇数ライン信号と偶数ライン信号
    とに分け1フレーム分蓄える第1および第2のメモリ
    と、 前記第1および第2のメモリの出力を加算する第1の加
    算手段と、 前記長時間露光信号の奇数ライン信号と偶数ライン信号
    とを加算する第2の加算手段と、 前記第1および第2の加算手段の出力を合成する合成手
    段とを備えた撮像装置。
  5. 【請求項5】 合成手段の出力を第1および第2のメモ
    リに蓄え、繰り返し出力することを特徴とする請求項4
    記載の撮像装置。
  6. 【請求項6】 少なくとも順次走査CCDと、前記順次
    走査CCDの出力を選択するスイッチと、前記スイッチ
    の一方の出力を1H水平走査期間遅延する遅延手段と、
    第1および第2のメモリと、第1および第2の加算手段
    と、第1および第2の走査変換手段と、合成手段と、前
    記順次走査CCDの駆動方法を制御する制御手段を備
    え、 所望の動作モードに応じて、請求項1,3〜5のいずれ
    かに記載の構成をとることを特徴とする撮像装置。
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