JP2000091290A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JP2000091290A JP10255108A JP25510898A JP2000091290A JP 2000091290 A JP2000091290 A JP 2000091290A JP 10255108 A JP10255108 A JP 10255108A JP 25510898 A JP25510898 A JP 25510898A JP 2000091290 A JP2000091290 A JP 2000091290A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金属汚染なくシリサイドの表面を洗浄する半
導体装置の製造方法を提供する。 【解決手段】 ゲート電極上部、ソース/ドレイン上
に、シリコンとコバルトの合金からなるシリサイド層を
形成する。次に、層間膜を形成した後、層間膜のソース
/ドレイン上の領域の所定位置に、コンタクトホールを
形成する。次に、レジストパターンをSPM洗浄、ED
TAあるいはその塩を含むキレート剤を添加したAPM
洗浄によりを順次行って除去する。ついで、コンタクト
ホール底部に露出しているシリサイド層表面をEDTA
あるいはその塩を含むキレート剤を添加したAPM洗
浄、希弗酸の洗浄を順次行う。次に、露出しているシリ
サイド層上に選択的にポリシリコンを堆積して、コンタ
クトホール内を埋め込むようにプラグを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メモり回路とロジ
ック回路を同一シリコン基板上に形成した半導体装置の
製造方法およびその製造装置に関し、特にシリサイドの
表面を良好に洗浄する工程を有する半導体装置の製造方
法およびその製造装置に関するものであるする。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体装置のコンパクト化を図
り、また集積回路の動作高速性を追求すため、データを
記憶するDRAMメモリ回路と、DRAMメモリに記憶
されたデータを演算処理するCPUやロジック回路とを
同一半導体基板上に形成するDRAM−ロジック混載L
SI技術の開発が盛んになっている。それは、DRAM
メモリ回路とロジック回路を同一半導体基板上に形成す
ることにより、配線の長さを短くすることができ、動作
周波数を高くすることができるとともに、二つの半導体
装置を集積することにより全体としてコンパクトにでき
るからである。
【0003】このようなDRAMメモリ−ロジック混載
LSIは、グラフィック処理性能が高いので、画像処理
用のグラフィックアクセラレータ等に適用分野が広がっ
ている。
【0004】ところで、一般に、DRAMメモリ回路と
ロジック回路の製造工程は大きく異なっている。例え
ば、DRAMメモリ回路内のメモリセル同士を接続する
配線とロジック回路内のロジック回路を構成するトラン
ジスタ同士を接続する配線とは、その構造が異なってい
る。
【0005】ロジック回路は、高速動作のために、第1
の配線(最下層の配線)から低抵抗のアルミニウム又は
アルミニウム合金を用いている。一方、DRAMメモリ
回路は、セル構造が、ビット線より上部に容量電荷蓄積
部を形成する構造、すなわちCOB構造(Cell Over Bi
t line)の場合、第1の配線(ビット線)は、ポリシリ
コン層とその上に成膜されたタングステンシリサイド
(WSi)層の積層構造である。これは、ビット線より
上にDRAMメモリセルの容量電荷蓄積部を形成するプ
ロセスにおいて、700〜800℃の熱が加わるため、
融点が660℃のアルミニウムを使うことができないか
ら、耐熱性と低抵抗性を重視してWSiを選択している
からである。
【0006】従って、DRAMメモリ回路とロジック回
路とを同一半導体基板上に形成するDRAM−ロジック
混載LSIでは、DRAMメモリ部の配線構造は、WS
i層を含む積層構造の第1の配線、次いで容量電荷蓄積
部を形成し、容量電荷蓄積部の上の配線にはアルミニウ
ム合金を使っている。
【0007】さらに、DRAMメモリ回路やロジック回
路を構成するトランジスタにおいても、従来よりコンタ
クト抵抗を下げるためや、ポリシリコンからなるゲート
電極やソース・ドレインの低抵抗化などの目的のため
に、シリコンと金属の合金であるシリサイドが用いられ
ている。例えば、ソース・ドレイン形成領域表面にシリ
サイドを形成し、ソース電極およびドレイン電極との接
触抵抗やソースおよびドレインの層抵抗を低減するよう
にしている。
【0008】以下、そのシリサイドを用いたMOSFE
Tの製造方法に関して、簡単に説明する。
【0009】図6と図7は、 DRAMメモリ回路やロ
ジック回路を構成するトランジスタの製造工程順の断面
図を示す。
【0010】まず、図6(a)に示すように、シリコン
基板601上にフィールド酸化膜602を形成し、フィ
ールド酸化膜602により区画された素子形成領域のシ
リコン基板601表面を露出させる。次に、トランジス
タのしきい値電圧を調整するために、Bをイオン注入し
て不純物領域603を形成し、ついで、その露出した表
面に形成された自然酸化膜を、希弗酸などの酸を用いた
洗浄などにより除去した後、ついで、トランジスタ素子
形成領域のシリコン基板表面をアンモニア−過酸化水素
水(APM)(第1洗浄工程)、硫酸−過酸化水素混合
液(SPM)洗浄を順次行い、シリコン基板表面の不純
物を除去する。
【0011】図6(b)に示すように、ゲート絶縁膜6
04を形成する。
【0012】次いで、CVD法によりポリシリコンを堆
積する。このとき、このポリシリコンに導電性を持たせ
るために、P(リン)を1020cm-3程度添加するよう
にしてもよい。そして、公知のフォトリソグラフィ技術
により形成したレジストパターンをマスクとし、HBr
やClなどのガスを用いたドライエッチングにより、ポ
リシリコンを選択的に除去し、図6(c)に示すよう
に、ゲート電極605を形成する。ここでも、アンモニ
ア−過酸化水素水(APM)で洗浄(第2洗浄工程)を
行い、ゲート電極605とソース・ドレイン形成予定領
域606、607表面の不純物を除去する。加えて、こ
のゲート電極605をマスクとしてP(リン)をイオン
注入することで、低濃度領域606、607を形成す
る。
【0013】次に、ゲート電極605を含むシリコン基
板601上に絶縁膜を堆積し、これを垂直異方性を有す
るドライエッチングで除去するなどにより、図6(d)
に示すように、ゲート電極605側壁にサイドウォール
605aを形成する。加えて、ゲート電極605および
サイドウォール605aをマスクとしてAs(ヒ素)を
イオン注入することにより、LDD構造のMOSFET
がほぼ形成されるが、この後、次に示すように、トラン
ジスタに接続する配線を形成するようにしている。
【0014】次に、ゲート電極605、サイドウォール
605aを含むシリコン基板601上にチタン(Ti)
を堆積して加熱処理し、シリコン面とチタンが接触して
いる箇所をシリサイド化し、絶縁膜上などの未反応のチ
タンを除去し、この後で再度加熱処理する。この結果、
図6(e)に示すように、ゲート電極605上部および
ソース608および609上に、シリサイド層610が
形成された状態が得られる。
【0015】次に、図7(f)に示すように、酸化シリ
コンからなる層間膜611を形成する。
【0016】次に、図7(g)に示すように、レジスト
パターン612をマスクとしたドライエッチングによ
り、その層間膜611のソース608およびドレイン6
09上の領域の所定位置に、コンタクトホール613
a、613bを形成する。
【0017】次に、レジストパターン612をSPM洗
浄、APM洗浄(第3洗浄工程)を順次行って除去した
後、コンタクトホール613a、613b底部に露出し
ているシリサイド層610表面をAPM、希弗酸などに
より洗浄する。
【0018】そして、図7(h)に示すように、露出し
ているシリサイド層610上に選択的にリンがドープさ
れたポリシリコンを堆積することで、コンタクトホール
613a、613b内を埋め込むようにプラグ614を
形成する。また、図7(i)に示すように、他の領域に
おいて、ゲート電極605上にもシリサイド層610に
接続するプラグ614を形成する。
【0019】この後、図示していないが、プラグ614
に接続し、例えば、タングステンシリサイドなどからな
る各配線、例えば、ソース電極配線やドレイン電極配線
などを形成すればよい。
【0020】通常、メモリ回路では、前記ゲート電極は
ワード線として使用され、ロジック回路では、インバー
タの入力として使用される。また、メモリ回路では、図
7(i)に示す工程の後は図示していないが、ビット線
が、ゲート電極605、610と同様に、ポリシリコン
層とポリシリコン層上に積層されたWSi層との積層構
造として形成され、層間膜611を貫通するコンタクト
ホール613aを埋め込んで形成したコンタクトプラグ
614を介して、基板601の拡散層608に接続され
ている。
【0021】DRAMの容量素子は、メモリセルアレイ
部のビット線の間を通るようにして、層間膜611及び
この上に形成した層間膜を貫通するコンタクトホールを
埋め込んで形成されたコンタクトプラグ(不図示)を介
して基板601の拡散層609に接続されている。
【0022】ロジック回路は、ゲート電極605上にメ
モリセルアレイ部の層間膜611上に第1層間膜と第2
層間膜(不図示)とを備え、アルミニウム合金で形成さ
れた金属配線を第2層間膜上に有する。金属配線は、第
2層間膜、第1層間膜、及び層間膜611を貫通するコ
ンタクトホールを埋め込んだコンタクトプラグを介し
て、基板601の拡散層に接続されている。このとき、
ソース・ドレインの表面がシリサイド化されていない
と、コンタクトホール数を増やして、ソース・ドレイン
の拡散層抵抗を下げる必要がある。逆に、ソース・ドレ
インの表面がシリサイド化されていると、コンタクトホ
ール数を増やさなくても、ソース・ドレインの拡散層抵
抗を下げることができ、ロジック回路の動作を高速化す
ることができる。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】近年、半導体装置の微
細化はめざましいものがあり、ゲート長は0.2μm以
下が要求されている。さらに、CPUやゲートアレイな
どのロジック回路では、配線にかかわる抵抗を小さくし
て高速化を図ることが求められている。
【0024】しかし、チタンシリサイドはDRAM容量
素子を形成するときの熱で凝縮がおこり、このグレイン
の境界に高抵抗が存在するため、チタンシリサイドの配
線抵抗が大きくなるという問題がある。特に、ゲート長
が狭くなり、チタンシリサイドのグレインサイズと同じ
くらいになると、シリサイド化して低抵抗化した意味が
なくなる。また、ゲート電極をシリサイド化する別の手
段として、タングステンシリサイド(WSi)が広く用
いられている。WSiは耐熱性はあるものの、電気抵抗
が70μΩcmと大きいので、WSiの膜厚を100n
m程度に厚くする必要がある。しかしながら、タングス
テンシリサイドをポリシリコン上にスパッタ法で形成
し、これをパターニングしてゲート電極を形成する方法
では、ソース拡散層とドレイン拡散層上にタングステン
シリサイドを自己整合的に形成することができない。ま
た、前述のように、サイドウォール形成後、タングステ
ンを堆積して加熱処理する方法では、ソース拡散層とド
レイン拡散層上にシリサイドを形成できるが、微細化し
たときには、拡散層の深さも浅くしなければならず、タ
ングステンシリサイドを厚く形成することができない。
WSiを薄くすると、タングステンシリサイドの厚さが
不均一になり、ソース・ドレインの抵抗値を下げること
が困難であるという問題がある。
【0025】この課題を解決する方法として、コバルト
シリサイドが注目されている。この理由は、コバルトシ
リサイド(CoSi2)電気抵抗が18〜30μΩcm
と小さいので、膜厚を10nm程度に薄く形成すること
ができる。また、DRAM容量素子形成工程で加熱処理
をおこなっても、グレインが形成されることがないの
で、配線抵抗が増加することがない。
【0026】しかしながら、ゲートやソース・ドレイン
上にコバルトシリサイドを形成すると、次のような問題
が生ずる。
【0027】トランジスタの耐圧やリークなどの特性を
向上するため、第1洗浄工程として、ゲート絶縁膜を形
成する前にAPM洗浄を行い、第2洗浄工程として、ゲ
ート電極をパターニングした後でもAPM洗浄を行って
いた。また、コンタクト抵抗の低減のため、第3洗浄工
程として、コンタクトホールを開口し、レジスト剥離工
程において硫酸−過酸化水素混合液(SPM)の洗浄
後、露出しているシリサイド層上に選択的にドープされ
たポリシリコンを堆積する前にエッチング堆積物などの
パーティクル除去のためアンモニア−過酸化水素水(A
PM)の洗浄を行う必要がある。このとき、コバルトシ
リサイド(CoSi2)に対してAPM洗浄を行った場
合には、わずかではあるがコバルトシリサイドがエッチ
ングされるため、薬液中にコバルト(Co)が溶出す
る。
【0028】従来のようにチタンやタングステンはAP
M液中に溶出しても、シリコン基板表面に付着すること
はほどんどなかったが、Coが溶出しているAPM液中
においては、シリコン基板表面にCoが付着しやすい。
この結果、ゲート酸化膜形成前(図6(a))の洗浄
(第1洗浄工程)をCoが溶出してしまった洗浄槽で行
うとゲート酸化膜の耐圧が劣化したり、ゲートをパター
ニングした後の(図6(c))の洗浄(第2洗浄工程)
を同様な洗浄槽で行うと、ゲート酸化膜の側面にCoが
付着し、ゲート−ドレイン間のリークが増大したり、ソ
ース・ドレイン表面に付着したCoが熱拡散してトラン
ジスタの特性を劣化させるなど大きな問題となってい
た。
【0029】これを解決するため、例えば、コンタクト
ホールの底部にCoSi2が露出しているシリコン基板
を洗浄する洗浄槽と他のシリコン基板を洗浄する洗浄槽
とを分離して使用したり、洗浄槽内の薬液を新しい薬液
に交換する直前にCoSi2が露出しているシリコン基
板の洗浄を行っていた。このことは、ある一つの半導体
装置においても様々な工程で洗浄工程が存在するため、
大量の半導体装置を同一ラインの工場で量産する場合に
おいては、洗浄装置台数の増大、それに伴う洗浄装置ス
ペースの増大、洗浄薬液使用量の増大およびAPM洗浄
液を加熱するヒーター等エネルギーコストの増大を招き
深刻な問題となっていた。
【0030】そのため、微量なCo汚染が問題となる例
えばゲート酸化工程前の洗浄をCoが溶出したAPM洗
浄液槽で行っても、シリコン基板表面へのCo付着が生
じない薬液への要求が高まっている。
【0031】また、半導体装置の高集積化が進み、1つ
の半導体装置にメモリやCPU、ゲートアレイなどを搭
載した製品が出現しつつある。一般に、DRAMのよう
なメモリ回路では、容量素子や各電極領域でのリーク電
流を抑制することが重要であるのに対して、CPUやゲ
ートアレイなどのロジック回路では、前述のように配線
にかかわる抵抗を小さくして高速化を図ることが重要で
ある。しかし、半導体装置の構成要素を微細化するに伴
い、これらの2つの課題を両立させることは、技術的に
益々難しくなっている。
【0032】本発明は、以上のような問題を解決し、要
求に答えるためになされたものであり、第1の目的は、
特性の優れたメモリとロジックを1つの半導体装置に混
載するための製造方法を提供することである。
【0033】第2の目的は、シリコン基板上に形成され
たシリサイドの表面を洗浄する半導体装置の製造方法に
関して、金属汚染のない洗浄方法を提供することであ
る。
【0034】第3の目的は、洗浄槽を増やすことなく、
複数の洗浄工程を共用する方法および半導体装置の製造
装置を提供することである。
【0035】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明による半導体装置の製造方法は、シリコン基
板上に絶縁膜からなる素子分離領域を形成する工程と、
素子分離領域に囲まれた所定の領域にシリサイドを含む
ゲート電極成する工程と、不純物を注入してソース領域
とドレイン領域を形成する工程と、ゲート電極および、
ソース領域とドレイン領域上に層間膜を形成する工程
と、層間膜にゲート電極まで達するコンタクトホールを
開口する工程と、シリサイドを構成する金属と錯体を形
成するキレート剤を添加した洗浄液によりゲート電極の
表面を洗浄する工程とを備えたことを特徴としている。
【0036】また、本発明による半導体装置の製造方法
は、シリコン基板上に絶縁膜からなる素子分離領域を形
成する工程と、素子分離領域に囲まれた所定の領域にゲ
ート電極成する工程と、不純物を注入してソース領域と
ドレイン領域を形成する工程と、ソース領域とドレイン
領域の表面をシリサイド化する工程と、ゲート電極およ
び、ソース領域とドレイン領域上に層間膜を形成する工
程と、層間膜に前記シリサイド化したソース領域とドレ
イン領域まで達するコンタクトホールを開口する工程
と、シリサイドを構成する金属と錯体を形成するキレー
ト剤を添加した洗浄液により前記シリサイドの表面を洗
浄する工程とを備えたことを特徴としている。
【0037】さらに、本発明による半導体装置の製造方
法は、シリコン基板上に絶縁膜からなる素子分離領域を
形成する工程と、素子分離領域に囲まれた所定の領域に
ゲートポリシリコンからなるゲート電極およびソース・
ドレインを形成する工程と、ゲート電極および前記ソー
ス・ドレインの表面にシリサイドを形成して素子を形成
する工程と、素子上に層間膜を形成する工程と、層間膜
にシリサイドまで達するコンタクトホールを開口する工
程と、シリサイドを構成する金属と錯体を形成するキレ
ート剤を添加した洗浄液によりシリサイドの表面を洗浄
する工程とを備えたことを特徴としている。
【0038】またこのシリサイドは、コバルトシリサイ
ド、またはニッケルシリサイドであり、洗浄液はアンモ
ニア−過酸化水素混合液であり、キレート剤はアミノポ
リカルボン酸類、ホスホン酸類、カルボン酸類、縮合リ
ン酸類、ジケトン類、アミン類、及びハロゲン化物イオ
ン、シアン化物イオン、チオシアン酸イオン、チオ硫酸
イオンから選ばれた無機イオン等の化合物、またはこれ
らのアンモニウム塩であることを特徴とする。
【0039】さらに、本発明による半導体装置の製造装
置は、シリコン基板上に絶縁膜からなる素子分離領域を
形成した後に洗浄液で洗浄する洗浄槽、または、素子分
離領域に囲まれた所定の領域にゲート電極を形成した後
に洗浄液で洗浄する洗浄槽をゲート電極またはソース・
ドレインの表面にシリサイドを形成して層間膜を堆積
し、コンタクトホールを開口した後に洗浄液で洗浄する
洗浄槽と同一にしたことを特徴とする。
【0040】
【発明の実施の形態】以下にこの発明の実施の形態を図
を参照して説明する。
【0041】(実施形態1)図1は、この発明の第1の
実施の形態における半導体装置の製造方法を示す工程断
面図である。
【0042】まず、図1(a)に示すように、シリコン
基板101上にフィールド酸化膜102を形成し、フィ
ールド酸化膜102により区画された素子形成領域のシ
リコン基板101表面を露出させる。次に、トランジス
タのしきい値電圧を調整するために、Bをイオン注入し
て不純物領域103を形成し、ついで、その露出した表
面に形成された自然酸化膜を、希弗酸などの酸を用いた
洗浄などにより除去した後、ついで、エチレンジアミン
四酢酸(EDTA)あるいはその塩を含むキレート剤を
添加したアンモニア−過酸化水素混合液(APM)洗
浄、硫酸−過酸化水素混合液(SPM)洗浄(第1洗浄
工程)を順次行う。ここで、APMを構成するアンモニ
ア:過酸化水素:水の体積比率は、0.25:1:5と
した。
【0043】一般に、シリコン基板101の表面にゴミ
や金属などが付着していると、ゲート酸化膜の長期信頼
性などトランジスタの特性に悪影響を及ぼす。EDTA
あるいはその塩を含むキレート剤を添加したAPM洗浄
を行うことにより、洗浄液中に含まれるCoを含む金属
が基板表面に付着することを防止することができる。こ
の結果、後工程(第3洗浄工程)でコバルトシリサイド
が露出した基板をこの洗浄槽で洗浄し、その後再び同一
の薬液槽で第1洗浄工程を行っても、シリコン基板表面
の金属汚染を低減することができる。
【0044】次いで、図1(b)に示すように、ゲート
絶縁膜104を形成し、CVD法によりポリシリコンを
堆積する。このとき、このポリシリコンに導電性を持た
せるために、P(リン)を1020cm-3程度添加するよ
うにしてもよい。そして、公知のフォトリソグラフィ技
術により形成したレジストパターンをマスクとし、HB
rやClなどのガスを用いたドライエッチングにより、
ポリシリコンを選択的に除去し、図1(c)に示すよう
に、ゲート電極105を形成する。加えて、このゲート
電極105をマスクとしてP(リン)をイオン注入する
ことで、低濃度領域106、107を形成する。このと
き同時に、ゲート電極105にもリンが導入されること
になる。ついで、EDTAあるいはその塩を含むキレー
ト剤を添加したアンモニア−過酸化水素混合液(AP
M)などで洗浄(第2洗浄工程)を行う。この洗浄は、
ゲート絶縁膜104の側面に付着しているCoなどを含
む金属を除去して、ゲート耐圧の低下を防止したり、ソ
ース・ドレイン形成予定領域の表面に付着しているゴミ
や金属などを除去して、後工程の熱処理で金属が熱拡散
するのを防止する。
【0045】次に、ゲート電極105を含むシリコン基
板101上に絶縁膜を堆積し、これを垂直異方性を有す
るドライエッチングで除去するなどにより、図1(d)
に示すように、ゲート電極105側壁にサイドウォール
105aを形成する。加えて、ゲート電極105および
サイドウォール105aをマスクとしてAs(ヒ素)を
イオン注入することにより、ソース108およびドレイ
ン109を形成する。
【0046】ついで、ゲート電極105、サイドウォー
ル105aを含むシリコン基板101上に膜厚15nm
程度にコバルト膜を堆積する。続いて、これらを例えば
500〜600℃程度に加熱(RTA:Rapid Thermal
Annealing)処理する。この処理により、シリコン面と
コバルトとが接触している箇所においてシリサイド化が
起こる。続いて、絶縁膜上などの未反応のコバルトを、
例えば、塩酸と過酸化水素の混合液によるウエットエッ
チングで除去する。この後で、前述の熱処理以上の温度
でRTA処理をする。この結果、図1(e)に示すよう
に、ゲート電極105上部およびソース108およびド
レイン109上に、シリコンとコバルトの合金からなる
シリサイド層110が、膜厚40〜50nm程度に形成
された状態が得られる。
【0047】次に、図2(f)に示すように、酸化シリ
コンからなる層間膜111を形成する。
【0048】ついで、図2(g)に示すように、レジス
トパターン112をマスクとしたドライエッチングによ
り、その層間膜111のソース108およびドレイン1
09上の領域の所定位置に、コンタクトホール113
a、113bを形成する。
【0049】次に、レジストパターン112をSPM洗
浄、EDTAあるいはその塩を含むキレート剤を添加し
たAPM洗浄を順次行って除去した後、コンタクトホー
ル113a、113b底部に露出しているシリサイド層
110表面をEDTAあるいはその塩を含むキレート剤
を添加したAPM洗浄(第3洗浄工程)、希弗酸の洗浄
を順次行う。ここでの洗浄は、エッチング時に生ずる堆
積物を除去し、コンタクト抵抗を低減するためである。
このとき、基板底部にはCoSi2が露出しているの
で、APM洗浄液にCo金属が溶出し、洗浄液を汚染す
る。
【0050】ついで、図2(h)に示すように、露出し
ているシリサイド層110上に選択的に例えばリンがド
ープされたポリシリコンを堆積することで、コンタクト
ホール113a、113b内を埋め込むようにプラグ1
14を形成する。また、図2(i)に示すように他の領
域において、ゲート電極105にもシリサイド層110
に接続するプラグ114を形成する。
【0051】この後、図示していないが、従来と同様に
タングステンシリサイドなどからなる各配線(ビット線
等)が一方のプラグ114に接続されたり、DRAMの
容量素子が形成されて他方のプラグ114に接続された
りする。さらに、その上層に層間膜やアルミニウムなど
の金属配線配線などが形成される。
【0052】以上の説明では、 キレート剤は、EDT
Aあるいはその塩を含むとして説明したが、これに限定
されるものではなく、Coなどシリサイドを構成する金
属と錯体を形成するものであればよい。例えば、エチレ
ンジアミン四酢酸〔EDTA〕、トランス−1,2-ジアミ
ノシクロヘキサン四酢酸〔CyDTA〕等のアミノポリ
カルボン酸類、エチレンジアミンテトラ(メチレンホス
ホン酸)〔EDTPO〕、エチレンジアミンジ(メチレ
ンホスホン酸)〔EDDPO〕、ニトリロトリス(メチ
レンホスホン酸)〔NTPO〕、1-ヒドロキシエチリデ
ン-1,1'-ジホスホン酸〔HEDPO〕等のホスホン酸
類、トリポリリン酸、ヘキサメタリン酸等の縮合リン酸
類、アセチルアセトン、ヘキサフルオロアセチルアセト
ン等のジケトン類、エチレンジアミン、トリエタノール
アミン等のアミン類、またはハロゲン化物イオン
(F-、Cl-、Br-、I-)、シアン化物イオン、チオ
シアン酸イオン、チオ硫酸イオン、アンモニウムイオン
等の無機イオン等の化合物、またはこれらのアンモニウ
ム塩が挙げられる。本発明に係るキレート剤は、単独で
使用しても、また、2種以上適宜組合せて用いてもよ
い。
【0053】以上示したように、この実施の形態1によ
れば、ゲート酸化膜の形成前の洗浄(第1洗浄工程)
と、CoSi2がコンタクトホール底部に露出した後の
レジスト剥離工程や選択的にリンがドープされたポリシ
リコンを堆積する前の洗浄(第3洗浄工程)とを、ED
TAあるいはその塩を含むキレート剤を添加したAPM
洗浄とした。この結果、コバルト付着が抑制でき、クロ
ス汚染を大幅に低減することができる。
【0054】図3(a)にAPM液中のCo濃度とシリ
コン基板表面へのCo付着量(atoms/cm2)と
の関係を示す。ここで、DL(Detection L
imit)はシリコン基板表面のCo付着量を測定した
ICP−MASの定量下限を示しており、また、ref
(Reference)は、実験に用いたシリコン表面
に元々付着しているCo付着量を示している。これか
ら、2×109(atoms/cm2)程度の値がDL、
refの場合に得られているため、refの結果はこの
測定における定量下限値である。●で示しているAPM
にEDTAを添加しない場合には、APM液中のCo濃
度が1ppb以上になるとシリコン基板表面へのCo付
着が見え始め、APM液中のCo濃度に比例してCo付
着量が増加していることがわかる。ゲート酸化膜の形成
前のAPM洗浄において、ウエハ表面のCo付着量が1
×1010(atoms/cm2)以上になるとゲート耐
圧劣化が見られることがわかっているため、例えば、A
PM液中のCo濃度がおおよそ5ppbを越えた状態で
洗浄を行うとゲート耐圧劣化が生じて問題となることが
わかる。一方、▲で示しているAPMにEDTAを50
0ppm添加した場合には、ウエハ表面のCo付着量が
抑制され、APM液中のCo濃度が100ppb程度と
高濃度になってもCo付着量が抑制されることがわか
る。このようにAPMにEDTAを添加することで、ウ
エハ表面のCo付着量を大幅に抑制できることがわか
る。
【0055】図3(b)にウエハ表面のCo付着量とA
PM液中のEDTA濃度の関係を示す。
【0056】ここで、APM液中のCo濃度は1000
ppbである。図3(b)から、APM液中のEDTA
濃度を増やすことにより、ウエハ表面のCo付着量を低
減できることがわかる。ゲート酸化工程前のシリコン基
板を洗浄する洗浄槽と、コバルトが溶出するシリコン基
板を洗浄する洗浄槽とを共用することを考えると250
〜10000ppm程度が最適なAPM液中のEDTA
濃度であることがわかる。EDTA濃度が250ppm
より低濃度の場合には、APMにEDTAを添加してい
ない場合に比べてCoの付着量は低減できるが、Coの
付着量が1×1010(atoms/cm2)以上となっ
てしまう。そのため、この場合はゲート酸化工程前のシ
リコン基板を洗浄する洗浄槽として用いることは困難で
あり、CoSi2が露出した基板を洗浄した槽との共用
は難しいことがわかる。一方、10000ppm(図示
せず)よりも高濃度のEDTA濃度をAPM洗浄液に添
加する場合には、EDTA自体がシリコン基板表面に残
留してしまい、ゲート酸化膜の耐圧劣化を引き起こすこ
とが懸念されるためである。
【0057】なお、上記結果は、 APM液中のCo濃
度が1000ppbの場合を示したが、この濃度を10
0ppbに抑えることができれば、APM液中のEDT
A濃度を25〜1000ppm程度にすることができ
る。また、上述ではコバルトのシリサイドを形成するよ
うにしているが、これに限るものではなく、他の高融点
金属のシリサイドでもよく、例えば、ニッケルのシリサ
イドを形成するようにしても同様の効果が得られる。
【0058】以上説明したように、シリサイドを構成す
る金属と錯体を形成するキレート剤(EDTA)を添加
した洗浄液(APM)を使用することで、CoSi2
露出した状態で洗浄する第3洗浄工程の洗浄槽を、第1
または第2洗浄工程の洗浄槽と共用しても、シリサイド
を構成する金属がシリコン基板やソース・ドレインの表
面に付着したり、ゲート絶縁膜の側面に付着することを
防止できるので、トランジスタの特性を劣化させること
がない。また、洗浄液を交換するまでの使用回数を増や
すことができるので、薬液使用量を低減できる。さら
に、同一の洗浄槽で第1〜第3洗浄工程を処理できるの
で、洗浄装置の設置スペースを増大させることがない。
また、洗浄液を加熱するヒーターの数も少なくなるの
で、エネルギーコストを低減できる。この結果、メモリ
回路とロジック回路とを同一の半導体装置に搭載して
も、ロジック回路は高速動作が実現でき、メモリ回路は
不純物の付着を低減できるので低リーク特性を維持でき
る。さらに、DRAMの容量素子を形成するとき加熱処
理をしても、CoSi2の抵抗値に変化が生じないの
で、動作速度を維持できる。また、 CoSi2の電気抵
抗が小さいので、ソース・ドレイン上のシリサイドを薄
くしても、WSiと同程度の抵抗値を得ることができ
る。このため、トランジスタを微細化しても、ソース・
ドレインの拡散層を浅く形成することができるので、ト
ランジスタの実行チャネル長を確保することができる。
【0059】(実施形態2)以下、この発明の第2の実
施の形態における半導体装置の製造方法に関して説明す
る。
【0060】第1の実施の形態では、ゲート電極とソー
ス・ドレイン領域上にCoを堆積して、同時にシリサイ
ド化する例を示したが、第2の実施の形態では、ゲート
電極とソース・ドレイン領域とを別々にシリサイド化す
る例を示す。
【0061】図4は、この発明の第2の実施の形態にお
ける半導体装置の製造方法を示す工程断面図である。
【0062】まず、図4(a)に示すように、シリコン
基板401上にフィールド酸化膜402を形成し、フィ
ールド酸化膜402により区画された素子形成領域のシ
リコン基板401表面を露出させる。
【0063】次に、トランジスタのしきい値電圧を調整
するために、Bをイオン注入して不純物領域403を形
成し、ついで、その露出した表面に形成された自然酸化
膜を、希弗酸などの酸を用いた洗浄などにより除去した
後、ついで、EDTAあるいはその塩を含むキレート剤
を添加したAPM洗浄(第1洗浄工程)、SPM洗浄を
順次行い、図4(b)に示すように、ゲート絶縁膜40
4を形成する。この場合、EDTAあるいはその塩を含
むキレート剤を添加したAPM洗浄を行っているのは、
後工程のコバルトシリサイド、タングステンシリサイド
が露出した基板を洗浄する際にも同一の薬液槽を用いる
ためである。
【0064】次いで、CVD法によりP(リン)が10
20cm-3程度添加されたポリシリコンを堆積し、引き続
いてこの上にタングステンシリサイドを堆積する。そし
て、公知のフォトリソグラフィ技術により形成したレジ
ストパターンをマスクとし、ドライエッチングにより、
ポリシリコン405aおよびタングステンシリサイド4
05bを選択的に除去し、図4(c)に示すように、ポ
リシリコン405aおよびタングステンシリサイド40
5bからなるゲート電極405を形成する。ここでも、
EDTAあるいはその塩を含むキレート剤を添加した
APMで洗浄(第2洗浄工程)を行う。加えて、このゲ
ート電極405をマスクとしてP(リン)をイオン注入
することで、低濃度領域406、407を形成する。な
お、タングステンシリサイドに限るものではなく、他の
高融点金属のシリサイドを用いるようにしても同様であ
る。
【0065】次に、ゲート電極405を含むシリコン基
板401上に絶縁膜を堆積し、これを垂直異方性を有す
るドライエッチングで除去するなどにより、図4(d)
に示すように、ゲート電極405側壁にサイドウォール
405cを形成する。加えて、ゲート電極405および
サイドウォール405cをマスクとしてAs(ヒ素)を
イオン注入することで、ソース408およびドレイン4
09を形成する。ついで、ゲート電極405、サイドウ
ォール405cを含むシリコン基板401上に膜厚15
nm程度にコバルト膜を堆積する。続いて、これらを例
えば500〜600℃程度に加熱(RTA:Rapid Ther
mal Annealing)処理する。この処理により、シリコン
面とコバルトとが接触している箇所においてシリサイド
化が起こる。続いて、絶縁膜上などの未反応のコバルト
を、例えば、塩酸と過酸化水素の混合液によるウエット
エッチングで除去する。この後で、前述の熱処理以上の
温度でRTA処理をする。この結果、図4(d)に示す
ように、ソース408およびドレイン409上に、シリ
コンとコバルトの合金からなるシリサイド層410が、
膜厚40〜50nm程度に形成された状態が得られる。
【0066】次に、図4(e)に示すように、酸化シリ
コンからなる層間膜411を形成する。
【0067】次に、図5(f)に示すように、レジスト
パターン412をマスクとしたドライエッチングによ
り、その層間膜411のソース408およびドレイン4
09上の領域の所定位置に、コンタクトホール413
a、413bを形成する。同時に、図5(g)に示すよ
うに、層間膜411のタングステンシリサイド405b
上の所定の位置に、コンタクトホール413cを形成す
る。
【0068】次に、レジストパターン412をSPM洗
浄、EDTAあるいはその塩を含むキレート剤を添加し
たAPM洗浄(第3洗浄工程)を順次行って除去した
後、コンタクトホール413a、413b底部に露出し
ているシリサイド層410表面をEDTAあるいはその
塩を含むキレート剤を添加したAPM洗浄、希弗酸など
により洗浄する。そして、図5(h)に示すように、露
出しているシリサイド層410上に選択的にリンがドー
プされたポリシリコンを堆積することで、コンタクトホ
ール413a、413b内を埋め込むようにプラグ41
4を形成する。また、図5に示すように他の領域におい
てゲート電極405上にもタングステンシリサイド40
5bに接続するようにリンがドープされたポリシリコン
からなるプラグ414を形成する。
【0069】この後、図示していないが、プラグ414
に接続し、例えば、タングステンシリサイドなどからな
る各配線、例えば、ソース電極配線やドレイン電極配線
などを形成すればよい。
【0070】以上の説明では、 キレート剤は、EDT
Aあるいはその塩を含むとして説明したが、これに限定
されるものではなく、Coなどシリサイドを構成する金
属と錯体を形成するものであればよい。例えば、エチレ
ンジアミン四酢酸〔EDTA〕、トランス−1,2-ジアミ
ノシクロヘキサン四酢酸〔CyDTA〕等のアミノポリ
カルボン酸類、エチレンジアミンテトラ(メチレンホス
ホン酸)〔EDTPO〕、エチレンジアミンジ(メチレ
ンホスホン酸)〔EDDPO〕、ニトリロトリス(メチ
レンホスホン酸)〔NTPO〕、1-ヒドロキシエチリデ
ン-1,1'-ジホスホン酸〔HEDPO〕等のホスホン酸
類、トリポリリン酸、ヘキサメタリン酸等の縮合リン酸
類、アセチルアセトン、ヘキサフルオロアセチルアセト
ン等のジケトン類、エチレンジアミン、トリエタノール
アミン等のアミン類、またはハロゲン化物イオン
(F-、Cl-、Br-、I-)、シアン化物イオン、チオ
シアン酸イオン、チオ硫酸イオン、アンモニウムイオン
等の無機イオン等の化合物、またはこれらのアンモニウ
ム塩が挙げられる。本発明に係るキレート剤は、単独で
使用しても、また、2種以上適宜組合せて用いてもよ
い。
【0071】この結果、この実施の形態2においても、
前述した実施の形態1と同様の効果を奏する。
【0072】このように、Coでシリサイド化する箇所
は、ゲート電極のみであてもよいし、ソース・ドレイン
領域のみであってもよいし、あるいはゲート電極とソー
ス・ドレイン領域の両方であってもよい。また、ゲート
電極とソース・ドレイン領域とは同一金属のシリサイド
でなくてもよい。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように、この発明では、シ
リコン基板上に形成されたシリサイドの表面を洗浄する
半導体装置の製造方法において、EDTAあるいはその
塩を含むキレート剤を添加したAPM洗浄を行う工程を
備えるようにした。この結果、APMにEDTAあるい
はその塩を含むキレート剤を添加することで、ウエハ表
面のCo付着量を大幅に抑制することが可能になった。
結果として、シリサイドが露出したシリコン基板を洗浄
する洗浄装置と微量な金属汚染が問題となる例えばゲー
ト酸化膜形成前のシリコン基板の洗浄を行う洗浄装置と
共用できる。このことは、ある一つの半導体装置におい
ても様々な工程で洗浄工程が存在するため、大量の半導
体装置を同一ラインの製造装置で量産する場合において
は、洗浄装置台数低減、それに伴う洗浄装置スペースの
低減、洗浄薬液使用量の低減および加熱ヒーター等エネ
ルギーコストの低減が実現できる。
【0074】さらに、ロジック回路は高速動作が実現で
き、メモリ回路は不純物の付着を低減できるので低リー
ク特性を維持できる。さらに、DRAMの容量素子を形
成するとき加熱処理をしても、CoSi2の抵抗値に変
化が生じないので、動作速度を維持できる。また、Co
Si2の電気抵抗が小さいので、ソース・ドレイン上の
シリサイドを薄くしても、WSiと同程度の抵抗値を得
ることができる。このため、トランジスタを微細化して
も、ソース・ドレインの拡散層を浅く形成することがで
きるので、トランジスタの実行チャネル長を確保するこ
とができる。この結果、メモリ回路とロジック回路とを
同一の半導体装置に搭載することが容易に実現できる。
【0075】
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1の実施形態における半導体装
置の製造方法を示す工程断面図である。
【図2】 図1に続く、この発明の第1の実施の形態に
おける半導体装置の製造方法を示す工程断面図である。
【図3】 ウエハ表面のCo付着量とAPM液中のCo
濃度およびAPM液中のEDTA濃度の関係を示した図
である。
【図4】 この発明の第2の実施の形態における半導体
装置の製造方法を示す工程断面図である。
【図5】 図4に続く、この発明の第2の実施の形態に
おける半導体装置の製造方法を示す工程断面図である。
【図6】 従来の半導体装置の製造方法を示す工程断面
図である。
【図7】 図6に続く、従来の半導体装置の製造方法を
示す工程断面図である。
【符号の説明】
101、401…シリコン基板、102、402…フィ
ールド酸化膜、103、403…不純物領域、104、
404…ゲート絶縁膜、105、405…ゲート電極、
105a、405c…サイドウォール、106、10
7、407…低濃度領域、108、408…ソース、1
09、409…ドレイン、110、410…シリサイド
層、111、411…層間膜、112、412…レジス
トパターン、113a、113b、413a、413b
…コンタクトホール、114、414…プラグ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年8月23日(1999.8.2
3)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリコン基板上に絶縁膜からなる素子分
    離領域を形成する工程と、前記素子分離領域に囲まれた
    所定の領域にシリサイドを含むゲート電極成する工程
    と、不純物を注入してソース領域とドレイン領域を形成
    する工程と、前記ゲート電極および、前記ソース領域と
    前記ドレイン領域上に層間膜を形成する工程と、前記層
    間膜に前記ゲート電極まで達するコンタクトホールを開
    口する工程と、前記シリサイドを構成する金属と錯体を
    形成するキレート剤を添加した洗浄液により前記ゲート
    電極の表面を洗浄する工程とを備えたことを特徴とする
    半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 シリコン基板上に絶縁膜からなる素子分
    離領域を形成する工程と、前記素子分離領域に囲まれた
    所定の領域にゲート電極成する工程と、不純物を注入し
    てソース領域とドレイン領域を形成する工程と、前記ソ
    ース領域と前記ドレイン領域の表面をシリサイド化する
    工程と、前記ゲート電極および、前記ソース領域と前記
    ドレイン領域上に層間膜を形成する工程と、前記層間膜
    に前記シリサイド化した前記ソース領域と前記ドレイン
    領域まで達するコンタクトホールを開口する工程と、前
    記シリサイドを構成する金属と錯体を形成するキレート
    剤を添加した洗浄液により前記シリサイドの表面を洗浄
    する工程とを備えたことを特徴とする半導体装置の製造
    方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の半導体装
    置の製造方法においてシリサイド化する工程は、前記ゲ
    ート電極または前記ソース領域とドレイン領域上にコバ
    ルトを堆積する工程と、前記コバルトを加熱処理してシ
    リサイド化する工程とからなることを特徴とする半導体
    装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 シリコン基板上に絶縁膜からなる素子分
    離領域を形成する工程と、前記素子分離領域に囲まれた
    所定の領域にゲートポリシリコンからなるゲート電極お
    よびソース・ドレインを形成する工程と、前記ゲート電
    極および前記ソース・ドレインの表面にシリサイドを形
    成して素子を形成する工程と、前記素子上に層間膜を形
    成する工程と、前記層間膜に前記シリサイドまで達する
    コンタクトホールを開口する工程と、前記シリサイドを
    構成する金属と錯体を形成するキレート剤を添加した洗
    浄液により前記シリサイドの表面を洗浄する工程とを備
    えたことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の半導体装置の製造方法に
    おいて、前記シリサイドは、コバルトシリサイド、また
    はニッケルシリサイドであることを特徴とする半導体装
    置の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載
    の半導体装置の製造方法において前記素子分離領域形成
    後、またはゲート電極形成後、前記洗浄液で洗浄する工
    程を備えたことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載
    の半導体装置の製造方法において前記洗浄液はアンモニ
    ア−過酸化水素混合液であることを特徴とする半導体装
    置の製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至請求項7のいずれかに記載
    の半導体装置の製造方法において前記キレート剤はアミ
    ノポリカルボン酸類、ホスホン酸類、カルボン酸類、縮
    合リン酸類、ジケトン類、アミン類、及びハロゲン化物
    イオン、シアン化物イオン、チオシアン酸イオン、チオ
    硫酸イオンから選ばれた無機イオン等の化合物、または
    これらのアンモニウム塩であることを特徴とする半導体
    装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至請求項8のいずれかに記載
    の半導体装置の製造方法において、 キレート剤として
    エチレンジアミン四酢酸(EDTA)あるいはその塩を
    使用し、 アンモニア−過酸化水素混合液に対する前記
    EDTAの濃度は250ppm〜10000ppmの範
    囲であることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 エチレンジアミン四酢酸(EDTA)
    あるいはその塩を含むキレート剤を添加したアンモニア
    −過酸化水素混合液を用いて、コバルトシリサイドが露
    出したシリコン基板表面を洗浄することを特徴とする半
    導体装置の製造方法。
  11. 【請求項11】 シリサイドを構成する金属と錯体を形
    成するキレート剤を添加した洗浄液を入れた洗浄槽を有
    し、シリコン基板上に絶縁膜からなる素子分離領域を形
    成した後に洗浄液で洗浄する洗浄槽、または、前記素子
    分離領域に囲まれた所定の領域にゲート電極を形成した
    後に洗浄液で洗浄する洗浄槽を、前記ゲート電極または
    ソース・ドレインの表面にシリサイドを形成して層間膜
    を堆積し、コンタクトホールを開口した後に洗浄液で洗
    浄する前記洗浄槽と同一にしたことを特徴とする半導体
    装置の製造装置。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の半導体装置の製造装
    置において、前記シリサイドは、コバルトシリサイド、
    またはニッケルシリサイドであることを特徴とする半導
    体装置の製造装置。
  13. 【請求項13】 請求項11または請求項6に記載の半
    導体装置の製造装置において前記洗浄液はアンモニア−
    過酸化水素混合液であることを特徴とする半導体装置の
    製造方法。
  14. 【請求項14】 請求項11乃至請求項13のいずれか
    に記載の半導体装置の製造装置において、前記キレート
    剤はアミノポリカルボン酸類、ホスホン酸類、カルボン
    酸類、縮合リン酸類、ジケトン類、アミン類、及びハロ
    ゲン化物イオン、シアン化物イオン、チオシアン酸イオ
    ン、チオ硫酸イオンから選ばれた無機イオン等の化合
    物、またはこれらのアンモニウム塩であるることを特徴
    とする半導体装置の製造装置。
  15. 【請求項15】 請求項11乃至請求項14のいずれか
    に記載の半導体装置の製造装置において、 キレート剤
    としてエチレンジアミン四酢酸(EDTA)あるいはそ
    の塩を使用し、アンモニア−過酸化水素混合液に対する
    前記EDTAの濃度は250ppm〜10000ppm
    の範囲であることを特徴とする半導体装置の製造装置。
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