JP2000089371A - 被記録体保持方法 - Google Patents
被記録体保持方法Info
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Abstract
ス等に吸着し、平面性良好に固定する。 【構成】記録領域をくり貫きかつ該被記録体の周辺部か
ら空気を吸引する吸引孔を有するマスク部材を該被記録
体に対して台板と反対側から重ねて、該被記録体を台板
に吸着する被記録体吸着保持装置であって、該マスク部
材と略同じ位置に吸引孔とくり貫かれた記録領域を有す
るシート状の吸着補助部材を被記録体とマスク部材の間
に設ける。
Description
被記録材の保持方法に関わる。
する薄板を通気路をもたらして張り合わせ、フィルムの
側端からネガとガラスとの間にあるエアーを吸引させて
ネガをガラス板に吸着させる特許第1613317号の
ほか、特願昭63−317257号、特願平2−634
62号などがある。さらにこれらを改良したものとし
て、同一出願人よるネガの平面保持法(特開平7−23
9516号)がある。ベース本体にスポンジマスクを有
する各種ネガサイズ別のマスクプレートを着脱交換自在
とし、その位置決め用とベース本体の隙間を一定に保持
するためのピンをもたらす構成で、ネガの側端に対応す
る位置のスポンジマスクにあけられた小孔からネガとガ
ラスの間にある残留空気を排出し、ネガをガラスに吸着
する技術である。本発明によりマスクプレートを交換す
ることによりネガのサイズに応じてネガをガラスに吸着
可能となった。
従来の吸着方法よりもさらに迅速にフィルムを台板に吸
着する必要があった。また、ガラスなどの台板の上にフ
ィルムを置いてその上部よりマスクプレートを重ねて吸
引し、ガラス上にフィルムを吸着させる場合は、いろい
ろなサイズに応じてガラス上に位置あわせ用の印をつけ
るとその印が映り込んでしまうため印をつけることがで
きない。そのためガラス上にフィルムを設置する時にそ
の位置あわせが難しいという問題点があった。
ム等の被記録体を台板上に吸着させる吸着装置であっ
て、記録領域をくり貫きかつ該被記録体の周辺部から空
気を吸引する吸引孔を有するマスク部材を該被記録体に
対して台板と反対側から重ねて、該被記録体を台板に吸
着する被記録体吸着保持装置において、該マスク部材と
略同じ位置に吸引孔とくり貫かれた記録領域を有するシ
ート状の吸着補助部材を被記録体とマスク部材の間に設
けることによって従来の問題点を解決しようとしてい
る。
もち、かつフィルムの周辺位置に吸引用の小孔を有する
マスクプレートを吸着したいガラスに対しフィルムを挟
むように重ねてマスクプレートの小孔からエアーを排出
すると、フィルムの周辺からガラスとフィルムの間のエ
アーが排出されガラスにフィルムが吸着されるものであ
った。本発明は上記マスクプレートとフィルムの間にさ
らにシート状の吸着補助部材を挟むものである。このシ
ート状の吸着補助部材はマスクプレートとほぼ同じ位置
にフィルムの記録部に対応する開口部と吸着用の小孔を
有しているので、機能としては従来のマスクプレートに
近いものだが、さらに柔軟なシート状であるのでエアー
排出の際すばやく動き、フィルムとガラスとの間のエア
ーを排出させることができる。またこの吸着補助部材自
身もフィルムの周辺を挟んでガラスに密着するためフィ
ルムの吸着の際その周りを密封する効果も大きい。さら
にガラス等台板の上にフィルムを設置してその上部より
マスクプレートを重ねる場合では、この吸着補助部材の
開口部を目安にフィルムをガラスに置くことができるの
で、従来例の問題点であった位置あわせの問題も解決で
きる。
は下板であってその上にガラス2が両面テープ等によっ
て接着されている。ガラスにはアンチニュートンガラス
板を用いている。下板1にはガラス2の下に対応する位
置に図示せぬくり貫いた開口部がある。ガラス2の上に
は点線で示すフィルム3がセットされている。さらにそ
の上には透明シートで形成される吸着補助部材であるマ
スクシート4がピン5によって固定されている。このマ
スクシート4はフィルム3の画像部に対応する大きさで
開口部が設けられ、またフィルムの外周の位置に対応す
る位置に小孔6が複数あけられており、フィルムのサイ
ズ等に応じて交換可能となっている。本実施例ではPE
Tフィルムをもちいているが、ナイロン、シリコンゴ
ム、塩ビフィルム、等が使用可能である。
能に接続されており、上板8にはマスクプレート9がピ
ン10によって位置決めされており図示せぬ磁石プレー
トにより上板に固定されており、フィルムのサイズ等に
応じて交換可能となっている。マスクプレート9には上
板を下板1に重ねたときにマスクシート4の開口部と小
孔6の位置に正確に重なるように吸着用小孔11と開口
部12が設けられている。13はゴムチューブで図示せ
ぬ吸引ポンプによってエアーを吸引するためのもので、
上板のエアー排出部に接続されており、このエアー排出
部は図示せぬ通気路によってマスクプレート9の吸着用
小孔にエアーもれがないように接続されている。以下、
本実施例の動作について説明する。
ックス、ストロボ等の露光装置を備えるものの上に設置
して、上部に位置する記録部、たとえば印画紙などの感
光材やCCDなどのデジタル入力部などを備える記録装
置に用いられるものである。まず使用者は使用するフィ
ルムのサイズに応じたマスクシート4およびマスクプレ
ート9を下板1、上板8にそれぞれ設置する。上板8を
開いた状態にしておいて、ガラス2の上にフィルム3を
セットする。セットの方法はマスクシート4を半分程度
持ち上げて開口部との位置関係を基準にフィルムの位置
を決定する。位置が決定したらマスクシート4を静かに
降ろす。マスクシート4は透明のシートでできているの
で柔らかく、この位置あわせは非常に容易に行うことが
できる。次に上板8を閉める。上板にセットされたマス
クプレート9の開口部12および吸引小孔11はマスク
シート4の開口部と小孔6と重なる。図示せぬ吸引ポン
プを動作させると、ゴムチューブを通して上板のエアー
排出部、通気路(いずれも図示せず)を通じてマスクプ
レート9の吸着用小孔からエアーが吸引される。さらに
マスクプレート9の吸着用小孔はマスクシート4の小孔
6と重なっているので結局はマスクシート4下のフィル
ム3の外周付近のエアーを吸引する。ここでマスクシー
ト4は柔軟な素材でできているためにエアー排出ととも
に、マスクシート4自体がガラス2に張り付いていく。
この効果によってマスクシートがフィルムの外周をガラ
スと密封することになり、ガラスとフィルムの間にある
エアーを吸引する効率を非常に大きくすることができ
る。
定しその上部から記録する装置だけでなく、たとえばフ
ィルムのデュープにも使用できる。デュープとは複製し
たいフィルムと未感光のフィルムを重ねて露光すること
によりフィルムを複製するものであるが、たとえば実施
例1のガラスの上に複製したいフィルムと未感光のフィ
ルムを重ねてセットし、上記したように吸着動作を行え
ば、まったく同じ原理で2枚のフィルムとガラスを吸着
させることができる。その上でその上部から適正な露光
を行うことによりデュープを行うことができる。通常2
枚のフィルムと台板をぴったりと吸着することは困難で
あるが、本発明はこれを実現させることができ、長時間
の露光でもフィルムは固定されつづけることができ、ブ
レ等のない非常に高品位な複製フィルムを作成すること
が可能である。
ィルム吸着装置を説明する。下板1にはガラス板2が接
着されておりその上に密着用フレーム14が接着されて
いる。このフレームの開口部15は4X5の感光フィル
ムのサイズになっており、さらに半月上のくり貫き部1
6が施されている。この開口部15に感光フィルムをセ
ットしてその上から図の下に記したマスクシート4に被
複写フィルムをテープ等で接着して重ねる。上板8には
マスクプレート9がセットされ被複写フィルムの大きさ
に開口部12を有しさらにその外周部に吸着用小孔11
が施されている。またマスクシート4、マスクプレート
9には密着用フレーム14の半月状くり貫き部16に対
応する位置に吸着用小孔17、18がそれぞれ施されて
いる。マスクプレート9、及び上板8には図示せぬ通気
路が施されており、吸着用小孔12,18は図示せぬエ
アー排出部につながっている。ゴムチューブ13はこの
エアー排出部に接続されており、他の端は吸引ポンプに
接続されている。
開口部15に落とし込み、セットする。被複写フィルム
はマスクシート4の開口部を目安にこのマスクシート4
にテープ等で固定する。そしてこのマスクシート4をピ
ン5によってセットする。さらに上板を閉めて下板と重
ね、吸引用ポンプのスイッチをいれる。吸引用ポンプに
よってマスクプレートの吸着用小孔18と11からエア
ーが排出される。吸着用小孔18は密着用フレーム14
の半月状くり貫き部16に重なっており、このエアー排
出効果によって感光フィルムはガラス2に吸着密着さ
れ、マスクプレートの吸着用小孔12によるエアー排出
によって、被複写フィルムが感光フィルムに吸着され
る。このような状態で上部から露光すれば非常に再現性
の優れた複写を行うことができる。
に吸着することにより平面性をあげることができるだけ
でなく、被複写フィルムを感光フィルムに吸着すること
ができるので、非常にシャープなデュープを行うことが
できる。またこの実施例2によれば密着用フレーム14
を取り去れば、実施例1の複写撮影用フィルム保持装置
として使用できるという利点もある。
引伸ばし機に用いるネガキャリアであり、下板1にマス
クプレート9がネガ記録部サイズにくり貫かれた開口部
を持ちかつ吸引用小孔を複数持っている。その上にマス
クシート4がピン5で固定されている。マスクシート4
にはマスクプレート9と同じ位置に開口部と吸引用小孔
6が設けられており、材質としてPETフィルムを使用
している。下板の裏側には図示せぬエアー排出部があ
り、図示せぬ通気路によって吸着用小孔6と通じてお
り、エアー排出部はゴムチューブ13に接続され、図示
せぬ吸引ポンプに接続されている。上板8には開口部が
くり貫かれており、アンチニュートンガラス2が貼り付
けられている。このネガキャリアにネガフィルムを挟み
引伸ばし機に装着するわけだが、その吸着方法は、ネガ
フィルムをマスクシートの上に開口部を目安にセットす
る。
ンプを動作させるとゴムチューブを、エアー排出部を経
由してマスクプレート9、マスクシート4の吸着用小孔
6からエアーが吸引される。それによってガラス2とセ
ットしたネガフィルムとの間の残留エアーが排出され、
ネガフィルムはガラスに吸着される。そのときマスクシ
ート4はその柔軟性によりガラスとネガフィルムの外周
を密着することによりその吸着効率を著しく高める効果
がある。このような状態で引伸ばし機にこのネガキャリ
アをセットし引伸ばし作業をおこなうと、ネガフィルム
が平面性が良好に保持されているのでブレやピントぼけ
がない非常にシャープが引伸ばしが実現できる。また露
光時間を短縮することも可能となり、作業の効率化も図
れる。
板に非常に効率よくかつ強力に吸着すること可能とな
る。またデュープにも使用することができる。これによ
って、引伸ばし、複写撮影、デュープ等の画像の品位を
向上させかつ、非常に効率よく作業することが可能とな
る。
Claims (1)
- 【請求項1】フィルム等の被記録体を台板上に吸着させ
る吸着装置であって、記録領域をくり貫きかつ該被記録
体の周辺部から空気を吸引する吸引孔を有するマスク部
材を該被記録体に対して台板と反対側から重ねて、該被
記録体を台板に吸着する被記録体吸着保持装置におい
て、該マスク部材と略同じ位置に吸引孔とくり貫かれた
記録領域を有するシート状の吸着補助部材を被記録体と
マスク部材の間に設けることを特徴とする被記録体保持
方法。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP29127298A JP3951204B2 (ja) | 1998-09-07 | 1998-09-07 | 被記録体保持方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
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Publications (2)
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JP2000089371A true JP2000089371A (ja) | 2000-03-31 |
JP3951204B2 JP3951204B2 (ja) | 2007-08-01 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29127298A Expired - Fee Related JP3951204B2 (ja) | 1998-09-07 | 1998-09-07 | 被記録体保持方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3951204B2 (ja) |
-
1998
- 1998-09-07 JP JP29127298A patent/JP3951204B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP3951204B2 (ja) | 2007-08-01 |
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