JP2000089281A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JP2000089281A
JP2000089281A JP10260149A JP26014998A JP2000089281A JP 2000089281 A JP2000089281 A JP 2000089281A JP 10260149 A JP10260149 A JP 10260149A JP 26014998 A JP26014998 A JP 26014998A JP 2000089281 A JP2000089281 A JP 2000089281A
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gear
rotation
camera
lens barrel
electric motor
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Masaki Nakajima
賢記 中島
Junichi Matsumoto
淳一 松本
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
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  • Lens Barrels (AREA)
  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)
  • Cameras Adapted For Combination With Other Photographic Or Optical Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、1個の電動モータを用いてその回転
方向に応じて、レンズ鏡胴駆動機構と、他の機構を駆動
するように構成されたカメラにおいて、レンズ鏡胴に不
用意に手が触れても容易には繰出し位置が不適切な位置
にずれてしまうことのないカメラを提供する。 【解決手段】電動モータ54の駆動力をレンズ鏡胴に伝
える、ギア105〜110からなるギア列の中で大きい
減速比をもつ、遊星機構104と隣接したギア105を
コイルバネ105aで弾性的に押圧し、そのギア105
の回転に抵抗を持たせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レンズ鏡胴の繰出
し、沈胴を行なうレンズ鏡胴駆動機構を含む、正転、逆
転自在な電動モータにより駆動される複数の機構を有す
るカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カメラには、例えばレンズ鏡胴の
繰出し、沈胴機構、ピント調節機構、フイルム給送機
構、インスタント写真用カメラにおけるフイルム展開排
出機構など、様々な機構を備えたものが知られており、
それらの機構を内蔵したカメラの中には、さらに電動モ
ータを内蔵して、その電動モータによりそれらの機構を
駆動するように構成されたものもある。
【0003】ここで、そのような電動モータを備えたカ
メラにおいて、電動モータの数を減らすために、1つの
電動モータの回転方向を切り替えることによって、それ
ぞれ別々の機構を駆動するという思想が従来から知られ
ている。例えば、実用新案登録第1869801号公報
によれば、1個の電動モータを使用し、その電動モータ
の、ある一方向への回転によって鏡胴の広角・望遠切替
駆動を行ない、他方向への回転によって他の機構、例え
ばフイルム給送機構あるいはシャッタセット機構等を駆
動する技術が開示されている。また、特開平9−236
854号公報には、1個の電動モータをある一方向に回
転させることによってフイルム給送、巻上げ、および巻
戻しを行ない、他方向に回転させることによって、それ
とは異なる機構を動作させる技術が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の公報に開示され
た思想は、いずれも、1個の電動モータの回転方向に応
じて異なる機構を駆動するというものであるが、1個の
電動モータのある回転方向でレンズ機構を駆動する、あ
るいはフイルム給送等の機構を駆動する、というよう
に、駆動の対象を提案しているにとどまっており、その
切替駆動機構を具体的に実施する場合における問題の解
決については、何らの示唆を与えるものではない。例え
ばレンズ鏡胴の繰出し、沈胴の方式によっては、回転を
伴って繰出し、沈胴を行う回転移動筒を備えたものがあ
るが、そのような回転移動筒をもつレンズ鏡胴を備え、
1つの電動モータの正転でそのレンズ鏡胴が駆動され、
逆転で他の機構が駆動されるように構成されたカメラの
場合、電動モータが正転してレンズ鏡胴が繰り出された
後、電動モータが逆転して他の機構を駆動している間、
レンズ鏡胴駆動機構と電動モータとの係合が解かれるた
めに、カメラ操作時不用意に手指がレンズ鏡胴の回転移
動筒に触れてその回転移動筒が知らぬ間に少し回転し、
それに伴ってレンズ鏡胴の繰出し位置が正しい位置から
外れてしまい、焦点との合わない不適切な撮影が成され
るおそれがあるという問題がある。
【0005】また、電動モータの正転、逆転でそれぞれ
別々の機構を駆動するについては、それら複数の機構の
間に電動モータの回転駆動力の伝達を切り替える遊星機
構が用いられることが多いが、上記のような、回転移動
筒をもつレンズ鏡胴を備え、かつ電動モータの正転でレ
ンズ鏡胴を駆動し、逆転で他の機構を駆動するカメラに
おいて、電動モータが正転してレンズ鏡胴が繰り出され
た後、電動モータが逆転しなくても、回転移動筒を不用
意に逆方向に回転させると遊星機構とレンズ鏡胴駆動機
構との係合が外れてしまい、やはり同様な問題が生じる
結果となる。
【0006】本発明は、上記事情に鑑み、1個の電動モ
ータを用いてその回転方向に応じてレンズ鏡胴駆動機構
と他の機構とを駆動するように構成されたカメラにおい
て、レンズ鏡胴に不用意に手が触れても容易には繰出し
位置が不適切な位置にずれてしまうことのないカメラを
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明のカメラは、カメラ本体と、正転、逆転自在な電動モ
ータと、カメラ本体に対し繰出し、沈胴が自在であっ
て、少なくとも繰出状態において外部に露出する部分に
配設された、繰出し、沈胴に伴って回転する部材を有す
るレンズ鏡胴と、電動モータの正転及び逆転のうちの一
方向の回転をレンズ鏡胴に伝達するギア列を有し、該一
方向の回転により、レンズ鏡胴を沈胴状態と繰出状態と
の間で往復移動させるレンズ鏡胴駆動機構を含む、電動
モータの正転と逆転に応じてそれぞれ駆動される複数の
機構を備え、レンズ鏡胴駆動機構が、上記ギア列を構成
する複数のギアのうちの何れかのギアに、そのギアの回
転に対し抵抗を付与する抵抗付与手段を備えていること
を特徴とする。
【0008】本発明のカメラは、上記の抵抗付与手段を
備えたため、電動モータとレンズ鏡胴駆動機構との係合
が解かれている間、レンズ鏡胴の、繰出し、沈胴に伴っ
て回転する、外部に露出した部材に、不用意に手指が触
れても、容易にはレンズ鏡胴が動くことはなく、不適切
な撮影が成されることが防止される。また、遊星機構を
備えた場合において、上記の部材が逆方向に軽い力で回
転し遊星機構とレンズ鏡胴駆動機構との係合が外れてし
まうという点も防止される。
【0009】ここで、上記本発明のカメラにおいて、上
記抵抗付与手段が、上記複数のギアのうちの何れかのギ
アをそのギアの回転軸の方向へ弾性的に押圧する弾性部
材を有するものであってもよい。
【0010】ギアを回転軸方向へ弾性的に押圧する弾性
部材を備えることによってそのギアにフリクション効果
を与え、そのフリクションをそのギアの回転に対する抵
抗とすることができる。
【0011】また、上記本発明のカメラにおいて、上記
複数のギアをカメラ本体との間に挟む上地板を備え、そ
の上地板が、上記抵抗付与手段を構成する、上記複数ギ
アのうちのいずれかのギアをそのギアの回転軸の方向へ
弾性的に押圧する押圧部を有するものであることも好ま
しい形態である。
【0012】このようなギア列には通常上記のような上
地板が備えられる。そこで、その上地板に上記の押圧部
を形成することにより、部品点数を増やすことなく、又
余分のスペースを要することもなく、そのギアにフリク
ション効果を与えることができる。
【0013】さらに、上記本発明のカメラにおいて、電
動モータの回転を、その回転方向に応じて、レンズ鏡胴
駆動機構と、上記複数の機構のうちのレンズ鏡胴駆動機
構を除く別の機構とに伝達する遊星機構を備え、上記抵
抗付与手段が、上記ギア列を構成する複数のギアのうち
の、電動モータの回転が遊星機構を介して最初に伝達さ
れるギアに、そのギアの回転に対する抵抗を付与するも
のであることが好ましい。
【0014】レンズ鏡胴駆動機構では、電動モータの回
転駆動力を、ギア列を構成する複数のギアで順次減速
し、これにより大きなトルクを得てレンズ鏡胴が駆動さ
れる。この場合、レンズ鏡胴との間で最も多きな減速比
をもつ、レンズ鏡胴からみて際上流に配置されたギアの
回転トルクが最も弱いことになり、したがってそのギ
ア、すなわち遊星機構から回転駆動力が最初に伝達され
るギアにフリクション効果を与えるのが効果的である。
【0015】さらに、このカメラが、インスタント写真
用の複数枚のフイルムが枠体内に積層されてなるインス
タント写真用のフイルムパックが装填され、その枠体内
に積層されたフイルムのうちの最上層のフイルムを露光
し、その露光されたフイルムを、おのフイルム内に現像
液を展開しながら排出するインスタント写真用のカメラ
であって、上記複数の機構のうちのレンズ鏡胴駆動機構
を除くもう1つの機構が、露光済フイルム内に現像液を
展開しながら露光済フイルムをカメラ外部に排出するフ
イルム展開排出機構であってもよい。
【0016】本発明は、1つの電動モータの回転方向に
応じて、レンズ鏡胴駆動機構あるいはフイルム展開排出
機構を駆動するインスタント写真用カメラに好適に適用
することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。
【0018】図1は、本発明の第1実施形態のカメラを
示す正面図である。
【0019】このカメラ50は、インスタント写真用の
複数枚のフイルムが枠体内に積層されてなるインスタン
ト写真用のフイルムパックが装填され、その枠体内に積
層されたフイルムのうちの最上層のフイルムを露光し、
その露光されたフイルムを、その露光されたフイルム内
に現像液を展開しながらカメラ外部に排出するタイプの
インスタント写真用カメラである。
【0020】このカメラ50は、図1に示すように、シ
ャッタボタン53等を有するカメラ本体51を備えてお
り、そのカメラ本体51前面にはレンズ鏡胴52が取り
付けられている。このカメラ本体51には、正転、逆転
自在に回転する電動モータ54が内蔵されている。
【0021】また、このカメラ50の上部には、露光済
フイルムが、そのフイルム内に現像液が展開されながら
カメラ50内部から外部に排出されるフイルム排出口
(図示せず)が形成されている。
【0022】図2は、図1に示すカメラのレンズ鏡胴が
沈胴状態にあるときの、そのレンズ鏡胴の光軸方向の縦
断面図、図3は、そのレンズ鏡胴が繰出状態にあるとき
の、そのレンズ鏡胴の光軸方向の縦断面図である。
【0023】レンズ鏡胴52は、主な構成要素として、
図2に示すように、レンズシャッター組6が内蔵された
直進移動筒5、沈胴状態においてその直進移動筒5を収
納する回転移動筒3、さらに沈胴駆動リング2、固定カ
ム筒1等を備えている。固定カム筒1はカメラ本体51
(図1参照)に取り付け固定されており、この固定カム
筒1の内壁面にはカム溝1aと、光軸方向に延びる3つ
のキー溝1bが形成されている(図2、図3には、3つ
のキー溝1bのうちの1つのキー溝1bのみが示されて
いる)。カム溝1aの詳しい形状については後述する。
また、このレンズ鏡胴52は鏡胴カバー10で覆われた
沈胴駆動リング2を備えている。この沈胴駆動リング2
は、固定カム筒1の外壁を取り巻く位置に、光軸方向に
は移動せず、かつ光軸を中心として回転自在に取り付け
られている。この沈胴駆動リング2の外壁後端部には、
カメラ本体51内部に配置された電動モータ54(図1
参照)の駆動力が伝達される駆動ギア2aが形成されて
いる。その電動モータ54の駆動力が沈胴駆動リング2
の駆動ギア2aに伝達されると、その沈胴駆動リング2
は光軸を中心として回転する。また、この沈胴駆動リン
グ2の内壁面には、光軸方向に延びる3つの駆動溝2b
が形成されており(図2、図3には、3つの駆動溝2b
のうちの1つの駆動溝2bのみが示されている)、これ
ら3つの駆動溝2bは、光軸を中心として120度間隔
で設けられている。回転移動筒3の後部外壁には、沈胴
駆動リング2の駆動溝2bに摺動自在に係合する3本の
連結ピン3aと、固定カム筒1のカム溝1aに摺動自在
に係合する3本のカムピン3bとが設けられている(図
2、図3には、3本のカムピン3bのうちの1本のカム
ピン3bのみが示され、3本の連結ピン3aのうちの1
本の連結ピン3aのみが示されている)。3本の連結ピ
ン3aは、光軸を中心として120度間隔で設けられて
おり、3本のカムピン3bも、光軸を中心として120
度間隔で設けられている。また、回転移動筒3の内壁面
にはカム溝3cが形成されている。このカム溝3cの詳
しい形状については後述する。さらに、回転移動筒3内
には、直進キーリング4が、その回転移動筒3に対し光
軸方向の移動が禁止された状態で配置されている。その
直進キーリング4の後端外壁には3つのキーピン4aが
設けられており(図2、図3には、3つのキーピン4a
のうちの1つのキーピン4aのみが示されている)、こ
れら3つのキーピン4aは、それぞれ固定カム筒1の3
つのキー溝1bそれぞれに摺動自在に係合している。
尚、固定カム筒1のカム溝1aとキー溝1b、沈胴駆動
リング2の駆動溝2b、回転移動筒3の連結ピン3aと
カムピン3b、および直進キーリング4のキーピン4a
は、回転移動筒3および直進キーリング4の繰出し、沈
胴を行なうためのカム機構を構成している。回転移動筒
3および直進キーリング4の繰出し、沈胴の様子につい
ては後述する。
【0024】直進移動筒5内には、レンズカバーを開閉
するためのレンズカバー開閉部材8が固定されており、
そのレンズカバー開閉部材8の後端部には、直進キーリ
ング4の直進ガイド溝4bに入り込むガイドピン8aが
設けられている。また、この直進移動筒5の後端外周部
には、直進キーリング4を貫通して回転移動筒3のカム
溝3cに摺動自在に係合する3本のカムピン5aが設け
られている(図2、図3には、3本のカムピン5aのう
ちの1本のカムピン5aのみが示されている)。これら
3本のカムピン5aは、光軸を中心とした円周方向に1
20度間隔で設けられている。直進移動筒5のカムピン
5a、レンズカバー開閉部材8のガイドピン8a、回転
移動筒3のカム溝3c、および直進キーリング4の直進
ガイド溝4bは、直進移動筒5を光軸方向に直進的に繰
出し、沈胴させるカム機構を構成している。
【0025】以下に、沈胴駆動リング2が回転すること
により、回転移動筒3および直進移動筒5が、光軸方向
に繰出し、沈胴するときの様子について、図4、図5を
参照しながら説明する。
【0026】図4は、固定カム筒および回転移動筒それ
ぞれの内壁面を光軸方向に垂直な方向に展開して示した
図である。ただし横軸は、内壁面の実寸比ではなく、光
軸まわりの角度を示している。
【0027】回転移動筒3には、直進移動筒5の3本の
カムピン5a(例えば図3参照)が係合するカム溝3c
が形成されている。このカム溝3cは、撮影光軸を一周
し一周の間に光軸方向への前進と後退を三回繰り返す無
端状のカム溝であり、このカム溝3cは、光軸方向前方
を経由する部分に2つの段3dを有する。
【0028】一方、固定カム筒1には、回転移動筒3の
3本のカムピン3b(例えば図3参照)が係合するカム
溝1aが形成されている。このカム溝1aは、撮影光軸
を一周し一周の間に光軸方向に前進と後退を三回繰り返
す無端状のカム溝であり、このカム溝1aは、回転移動
筒3のカム溝3cの2つの段3d全域に対応する部分
に、光軸方向に垂直な方向に延びる平坦部1cを有す
る。また、この固定カム筒1の、カム溝1aが有する平
坦部1c後方には、光軸方向に延びるキー溝1bが形成
されている。
【0029】ここで、一旦、鏡胴の位置検出方法につい
て説明し、その後繰出し、沈胴動作の説明に戻る。
【0030】図5は、沈胴駆動リングおよび鏡胴位置検
出スイッチの正面図である。
【0031】沈胴駆動リング2の外壁後端部には駆動ギ
ア2aが形成されており、外壁前側面全周にわたってカ
ム面2cが形成されている。このカム面2cは、回転移
動筒3と直進移動筒5との双方の筒の、繰出状態と、沈
胴状態と、これら繰出状態と沈胴状態との中間的な状態
とに応じて異なる高さに形成されている。つまり、カム
面2cは、繰出状態に対応した領域A、沈胴状態に対応
した領域C、繰出状態と沈胴状態との中間的な状態に対
応した領域Bを有する。ここでは、直進移動筒5の繰出
状態には、繰出量が異なる第1の繰出位置および第2の
繰出位置があり、カム面2cの、繰出状態に対応した領
域Aは、この繰出量が異なる2つの位置に応じてさらに
異なる高さに形成された、第1の繰出位置に対応した領
域A1と、第2の繰出位置に対応した領域A2とを有す
る。従って、カム面2cは、互いに異なる高さに形成さ
れた4つの領域A1,A2,B,Cを有する。これら4
つの領域A1,A2,B,Cは、カム面2cの、光軸の
周回方向に3分割された領域それぞれに形成されてい
る。鏡胴位置検出スイッチ212はこのカム面2cに接
触しており、沈胴駆動リング2が回転することにより、
カム面2cの、鏡胴位置検出スイッチ212のレバー2
12aと接触する部分の高さが変化し、そのレバー21
2aが矢印Y方向に回動する。このとき、その鏡胴位置
検出スイッチ212の接点の状態が変化し、その接点の
状態により、その鏡胴位置検出スイッチ212のレバー
212aが、カム面2cの、異なる高さに形成された領
域A1,A2,B,Cのうちのどの領域に接触している
かが検出され、回転移動筒3および直進移動筒5の状態
およびピント位置が認識される。
【0032】図4において、回転移動筒3の3本のカム
ピン3b(例えば図2参照)が、それぞれ、固定カム筒
1のカム溝1aの3つの沈胴位置Aそれぞれに位置し、
直進移動筒5の3つのカムピン5a(例えば図2参照)
が、それぞれ回転移動筒3のカム溝3cの3つの沈胴位
置Dそれぞれに位置するときは、回転移動筒3および直
進移動筒5は固定カム筒1内に沈胴している(図2参
照)。このとき、鏡胴位置検出スイッチ212のレバー
212aは、図5に示すように、沈胴駆動リング2のカ
ム面2cの、高さが一番低い部分Aに接触している。こ
こで、カメラ本体51の電源をオンにすると、電動モー
タ54が正転し、沈胴駆動リング2が光軸を中心として
矢印P方向(図4参照)に回転する。このとき、回転移
動筒3の連結ピン3aが沈胴駆動リング2の駆動溝2b
(例えば図2参照)に係合していることからその連結ピ
ン3aを介して回転移動筒3も光軸を中心として回転す
る。ここで、その回転移動筒3の3本のカムピン3bが
固定カム筒1のカム溝1aに係合していることから、そ
れら3本のカムピン3bは、そのカム溝1aに案内され
て、沈胴位置Aから、その回転移動筒3の繰出量を最大
の繰出量に規定する第1の繰出位置Bに向かって移動
し、回転移動筒3が繰り出される。このとき、直進キー
リング4は、キーピン4aが固定カム筒1のキー溝1b
に係合していることから、回転移動筒3が回転しながら
繰り出されるのに伴って直進的に繰り出される。また、
直進移動筒5のカムピン5aが回転移動筒3のカム溝3
cに係合しており、その直進移動筒5内に配置されたレ
ンズカバー開閉部材8のガイドピン8a(例えば図2参
照)が直進キーリング4の直進ガイド溝4bに入り込ん
でいることから、その直進移動筒5のカムピン5aは、
回転移動筒3のカムピン3bが沈胴位置Aから第1の繰
出位置Bに向かって移動するに伴って、沈胴位置Dから
第1の繰出位置Eに向かって移動し、直進移動筒5が直
進的に繰り出される。回転移動筒3の3本のカムピン3
b、および直進移動筒5の3本のカムピン5aが、それ
ぞれ、第1の繰出位置B、Eに向かって移動していると
きは、鏡胴位置検出スイッチ212のレバー212a
は、沈胴駆動リング2のカム面2cの、互いに高さの異
なる部分A1,A2,B,Cのうちの部分Bと摺動して
いる。
【0033】本実施形態では電源をオンにしたときのレ
ンズシャッター組の焦点位置の初期設定として、近距離
撮影用の位置が選択されており、沈胴駆動リング2の回
転により、レバー212aが沈胴駆動リング2のカム面
2cの、第1の繰出位置に対応した部分A1と接触した
ときに、電動モータ54の回転が停止し、沈胴駆動リン
グ2が停止する。このとき、回転移動筒3のカムピン3
b、および直進移動筒5のカムピン5aが、それぞれ、
第1の繰出位置B、Eで停止し、回転移動筒3および直
進移動筒5の繰出しが停止する。回転移動筒3のカムピ
ン3b、および直進移動筒5のカムピン5aが、それぞ
れ、第1の繰出位置B、Eで停止することにより、レン
ズシャッター組の焦点は近距離撮影用の位置にセットさ
れる。
【0034】ここで、図示しない所定の遠近切替用操作
スイッチを操作して、レンズシャッター組の焦点位置と
して遠距離撮影用の位置が選択された場合、電動モータ
54はもう一度正転し、レバー212aが、沈胴駆動リ
ング2のカム面2cの、第2の繰出位置に対応した部分
A2と接触したときに、電動モータ54の回転が停止
し、沈胴駆動リング2が停止する。このとき、回転移動
筒3のカムピン3bが、第1の繰出位置Bと同一の繰出
量の第2の繰出位置Cで停止するとともに、直進移動筒
5のカムピン5aが、第1の繰出位置Eよりも直進移動
筒5の繰出量をわずかに小さい繰出量に規定する第2の
繰出位置Fで停止する。直進移動筒5のカムピン5aが
第2の繰出位置Fで停止することにより、レンズシャッ
ター組の焦点は遠距離撮影用の位置にセットされる。こ
のように、このカメラ50は、近距離撮影および遠距離
撮影に応じて、直進移動筒5の繰出量を2段階に変化さ
せることにより、レンズシャッター組の焦点の位置調整
を行なっている。カメラの電源がオフに操作されると、
電源が実際にオフになる前に、電動モータ54がもう一
度正転して沈胴駆動リング2がさらにP方向に回転し、
回転移動筒3のカムピン3bは、第1の繰出位置Bもし
くは第2の繰出位置Cから沈胴位置Aに向かって移動す
るとともに、直進移動筒5のカムピン5aが、第1の繰
出位置Eもしくは第2の繰出位置Fから沈胴位置Dに向
かって移動する。このとき、鏡胴位置検出スイッチ21
2のレバー212aは、図5に示す、沈胴駆動リング2
のカム面2cの、繰出状態と沈胴状態との中間的な状態
に対応した部分Bと摺動している。沈胴駆動リング2が
さらに回転することにより、レバー212aがカム面2
cの、沈胴状態に対応した部分Cに接触すると、電動モ
ータ54の回転が停止し、沈胴駆動リング2が停止す
る。このとき、回転移動筒3のカムピン3b、および直
進移動筒5のカムピン5aは、それぞれ沈胴位置A、D
に到達し、回転移動筒3および直進移動筒5の沈胴が完
了する。
【0035】尚、レンズシャッター組の焦点が遠距離撮
影用の位置にセットされている状態で遠近切替用操作ス
イッチを操作し、近距離が選択された場合、電動モータ
54が正転し、回転移動筒3および直進移動筒5は、一
旦沈胴状態を経由して再度繰り出され、近距離撮影用の
繰出し位置にセットされる。
【0036】直進移動筒5の、レンズシャッター組6の
前面には、レンズカバー組7が開閉自在に取り付けられ
ており、そのレンズカバー組7のさらに前面には、開口
部9aを有する飾銘板9が取り付けられている。レンズ
カバー組7は、直進移動筒5が繰り出されたときに開
き、直進移動筒5が沈胴したときに閉じるように、レン
ズカバー開閉部材8で制御されている。
【0037】上記のように、このカメラ50は、電動モ
ータ54を正転させることのみで、回転移動筒3および
直進移動筒5の繰出し、沈胴を行うとともに、焦点調節
も行なっている。また、このカメラ50は、電動モータ
54の正転、逆転に応じてその電動モータ54の駆動力
の伝達先を切り替える遊星機構(後述する)を備えてい
る。このカメラ50では、この遊星機構は、電動モータ
54が正転しているときはその電動モータ54の駆動力
を沈胴駆動リング2に伝達し、電動モータ54が逆転し
ているときはその電動モータ54の駆動力をフイルム展
開排出機構(後述する)に伝達している。このように、
このカメラ50は、1つの電動モータ54が、レンズ鏡
胴の繰出し、沈胴の駆動源に用いられるとともに、フイ
ルム展開排出機構の駆動源としても用いられている。さ
らに、このカメラ50は、回転移動筒3に形成されてい
るカム溝3cが、直進移動筒5を相互に繰出量の異なる
第1の繰出位置Eおよび第2の繰出位置Fのいずれにも
停止自在とするための2つの段3dを有しており、直進
移動筒5のカムピン5aが第1の繰出位置Eおよび第2
の繰出位置Fのうちのいずれかの繰出位置で停止するか
によって焦点調節が行なわれる。
【0038】図6は、電動モータの駆動力を、そのモー
タの回転方向に応じて、沈胴駆動リングおよびフイルム
展開排出機構に伝達する駆動力伝達機構を示す図であ
る。この図6は、遊星機構が電動モータの駆動力をレン
ズ鏡胴に伝達する側に切り替えられた状態を示してい
る。 電動モータ54にはモータギア101が取り付け
られている。この電動モータ54は、正転、逆転自在な
モータであって、この図1に示す状態では矢印A方向に
回転しており(以下、電動モータ54の矢印A方向の回
転を正転と呼ぶ)、その電動モータ54の駆動力は、モ
ータギア101から笠歯車102および笠歯車103を
経由して遊星機構104に伝達される。遊星機構104
を構成する太陽ギア104aは、電動モータ54の矢印
A方向の回転に伴って矢印a方向の回転力を受け、その
回転力に応じて遊星ギア104bが係合ギア105側に
回動してその係合ギア105と噛合する。したがって、
遊星機構104に伝達された駆動力は、その遊星機構1
04を構成する太陽ギア104a、遊星ギア104bを
経由して係合ギア105に伝達される。この係合ギア
は、コイルバネ105aにより、その係合ギアの回転軸
方向に弾性的に押圧され、このためその係合ギアは、フ
リクション効果により、回転に対し抵抗を持つことにな
る。
【0039】遊星ギア104bを経由して駆動力が係合
ギア105に伝達されると、その駆動は、さらにその係
合ギア105を経由して減速ギア列106に伝達され
る。この減速ギア列106に伝達された駆動力は、2つ
の笠歯車107,108を経由して減速ギア列109に
伝達され、さらに係合ギア110に伝達される。この係
合ギア110は、沈胴駆動リング2の周端部に形成され
た駆動ギア2aと噛合しており、その係合ギア110に
伝達された駆動力は駆動ギア2aに伝達され、沈胴駆動
リング2が回転する。また、この沈胴駆動リング2が回
転すると、前述したように、回転移動筒3および直進移
動筒5が繰り出され、同一方向にさらに回転すると再び
沈胴する。
【0040】図7は、図6に示す係合ギア105および
減速ギア列106の部分の断面図である。
【0041】係合ギア105は、コイルバネ105aに
よりカメラ本体(図示せず)に固定された地板121側
に押圧された状態で、その地板121に回動自在に固定
されており、減速ギア列106は、その地板121と、
上地板122とに挟まれた状態に取り付けられている。
ここで、係合ギア105は、図6に示すように、遊星
機構104を介して駆動力が直接に伝達されるギアであ
り、この係合ギア105に伝達された駆動力は、減速ギ
ア列106を構成する複数のギア、およびその減速ギア
列106よりもさらに下流のギアで順次減速されて大き
なトルクを得、その大きなトルクで、沈胴駆動リング2
の駆動ギア2aが駆動される。したがって、係合ギア1
05は、駆動ギア2aとの間に最も大きな減速比をもつ
ギアであり、この係合ギア105をコイルバネ105a
で弾性的に押圧することで、フリクション効果を有効に
持たせることができる。
【0042】図8は、遊星機構が、モータの駆動力をフ
イルムを送り出す展開ローラに伝達する側に切り替えら
れた状態を示す図である。
【0043】この図8では、電動モータ54は、矢印B
方向に回転しており(以下、電動モータ54の矢印B方
向の回転を逆転と呼ぶ)、電動モータ54の駆動力は、
その電動モータ54が正転した場合(図6参照)と同様
に、モータギア101から笠歯車102,103を経由
して遊星機構104に伝達される。駆動力が遊星ギア1
04に伝達されるとその遊星ギア104を構成する太陽
ギア104aが矢印b方向への回転力を受け、遊星ギア
104bが係合ギア111側に回動してその係合ギア1
11と噛合する。したがってその遊星機構104に伝達
された駆動力は、その遊星機構104を構成する太陽ギ
ア104a、遊星ギア104b、さらに係合ギア111
を経由して、その係合ギア111に噛合する展開ローラ
駆動ギア113に伝達される。この展開ローラ駆動ギア
113は支軸112に取り付けられ、さらにこの支軸1
12には駆動側展開ローラ114が取り付けられてお
り、その展開ローラ駆動ギア113に駆動力が伝達され
ると、その駆動側展開ローラ114が回転する。また、
この支軸112の、展開ローラ駆動ギア113と駆動側
展開ローラ114との間には、係合ギア115が取り付
けられており、この係合ギア115は、もう1つの係合
ギア116と噛合している。この係合ギア116は、駆
動側展開ローラ114と対向して配置された従動側展開
ローラ117に取り付けられている。従って、係合ギア
111に電動モータ54の駆動力が伝達されると、その
駆動力は駆動側展開ローラ114だけでなく、係合ギア
115,116を経由して従動側展開ローラ117にも
伝達される。また、展開ローラ駆動ギア113と噛合す
る係合ギア111は、クロー駆動レバープレート118
につながるギアトレイン(図示せず)と噛合している。
従って、この図8に示すように、遊星機構104が係合
ギア111に電動モータ54の駆動力を伝達する場合、
その係合ギア111に伝達された電動モータ54の駆動
力は、駆動側展開ローラ114および従動側展開ローラ
117だけでなく、クロー駆動レバープレート118に
も伝達される。そのクロー駆動レバープレート118に
駆動力が伝達されると、そのクロー駆動レバープレート
118は一旦上昇して下降し、その上昇に伴って、図示
しないフイルムカートリッジ内の、露光済の最上層のフ
イルムが押し上げられ、そのフイルムの上端が駆動側展
開ローラ114と従動側展開ローラ117との間に入り
込む。そのフイルムの上端部には現像液が充填された部
分があり、駆動側展開ローラ114および従動側展開ロ
ーラ117の回転により、フイルムがそれらのローラ1
14,117に挟まれてその現像液が充填された部分が
破れ、これらのローラ114,117がさらに回転する
ことにより現像液がフイルム内に展開されながらフイル
ムがカメラ外部に排出される。
【0044】ここで、電動モータ54が逆転している
間、および逆転が終了しその後正転するまでの間は、遊
星機構104は、図8に示すようにフイルム展開排出機
構と係合しており、レンズ鏡胴駆動機構と遊星機構との
間は係合が外れた状態にある。このため、仮にコイルバ
ネ105aのない構成の場合、回転しながら繰出し、沈
胴を行なう回転移動筒3(図3参照)に手指が触れると
容易に回転してしまい、この回転移動筒3が回転する
と、繰出し状態が変化して例えば図4に示す繰出位置E
から繰出位置F、あるいは、繰出状態と沈胴状態との中
間の状態に動いてしまうおそれがあり、そのまま撮影を
行なうとピントの合わないボケた写真となってしまうお
それがある。図6に示すようにレンズ鏡胴駆動機構と遊
星機構とが係合している場合であっても、電動モータが
停止している状態において回転移動筒3に不用意に逆回
転方向に力が加わるとその係合が外れてしまい、その係
合が外れた後は、図8に示す状況と同一の状況となり、
繰出位置が容易に変化してしまう結果となる。
【0045】そこで、本実施形態では、係合ギア105
をその回転軸方向に弾性的に押圧するコイルバネ105
aを備えたため、回転移動筒3の回転に対し抵抗を持つ
こととなり、回転移動筒3が容易には回転せず、繰出位
置が不用意に変化してしまうことが防止される。
【0046】図9は、本発明のカメラの第2実施形態
の、図6、図8に示す係合ギア105および減速ギア列
106に相当する部分の断面図、図10は、その第2実
施形態の上地板の平面図、図11は、その第2実施形態
の上地板の断面図である。
【0047】この第2実施形態では、前述した実施形態
において係合ギア105に備えられていたコイルバネ1
05a(図6〜図8参照)は備えられておらず、そのコ
イルバネ105aに代わり、減速ギア列106のみでな
く、係合ギア105も地板121と上地板122とに挟
まれている。しかも、この上地板122は、図10、図
11に示すノッチ122bの部分よりも先端の部分(押
圧部122a)が傾いており、この押圧部122aが、
係合ギア105を、その係合ギア105の回転軸方向に
弾性的に押圧している。
【0048】図7に示す実施形態においても上地板が配
置されているように、上地板はもともと必要な部材であ
り、そのもともと必要な部材である上地板122を図1
0、図11に示す形状のものとすることにより、図7に
示すコイルバネ105a等の別部材を備えることなく、
またそのような部材の設置スペースを確保する必要がな
く、係合ギア105を弾性的に押圧し、フリクション効
果を持たせることができる。
【0049】尚、上地板122は、プラスチック成形部
品であってもよく、あるいは金属板によるプレス成形部
品であってもよい。上地板122をプラスチック成形部
品で構成する場合において、板厚が厚い場合は、図1
0、図11に示すようにその押圧部122aの根元にV
字状のノッチを形成し、押圧効果を適度に調整すること
が好ましい。あるいはその上地板122の材質によって
は、その押圧部122aについて他の部分の板厚とは異
なる板厚としてもよい。
【0050】尚、上記各実施形態は、二段沈胴式のレン
ズ鏡胴を備えたカメラの例であるが、本発明は、繰出
し、沈胴に伴って回転する、外部から触れられるおそれ
のある部材を持った沈胴式のレンズ鏡胴を備えたカメラ
であれば上記の実施形態と同様に適用することができ
る。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
レンズ鏡胴の繰出し位置が不用意に変化してしまうこと
が防止され、不適切な撮影が成されるおそれが低減す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態のカメラを示す正面図で
ある。
【図2】レンズ鏡胴を構成する回転移動筒および直進移
動筒が沈胴状態にあるときの、そのレンズ鏡胴の光軸方
向の縦断面図である。
【図3】レンズ鏡胴を構成する回転移動筒および直進移
動筒が繰出状態にあるときの、そのレンズ鏡胴の光軸方
向の縦断面図である。
【図4】固定カム筒および回転移動筒それぞれの内壁面
を光軸方向に垂直な方向に展開して示した図である。
【図5】沈胴駆動リングおよび鏡胴位置検出スイッチの
正面図である。
【図6】遊星機構が電動モータの駆動力をレンズ鏡胴に
伝達する側に切り替えられた状態を示す図である。
【図7】図6に示す係合ギアおよび減速ギア列の部分の
断面図である。
【図8】遊星機構が、電動モータの駆動力をフイルム送
出しローラに伝達する側に切り替えられた状態を示す図
である。
【図9】本発明のカメラの第2実施形態の、図6、図8
に示す係合ギアおよび減速ギア列に相当する部分の断面
図である。
【図10】その第2実施形態の上地板の平面図である。
【図11】その第2実施形態の上地板の断面図である。
【符号の説明】
1 固定カム筒 1a,3c,13c カム溝 1b キー溝 1c,3e 平坦部 2,13 沈胴駆動リング 2a 駆動ギア 2b 駆動溝 2c,13b カム面 2d 外壁前側面 3 回転移動筒 3a 連結ピン 3b,5a,14a カムピン 1d,3d,13d 2つの段 4 直進キーリング 4a キーピン 4b,12c 直進ガイド溝 5 直進移動筒 6 レンズシャッター組 7 レンズカバー組 8 レンズカバー開閉部材 8a ガイドピン 9 飾銘板 9a 開口部 10 鏡胴カバー 50 カメラ 51 カメラ本体 52 レンズ鏡胴 53 シャッタボタン 54,55 電動モータ 104 遊星機構 105 係合ギア 105a コイルバネ 106 減速ギア列 114 駆動側展開ローラ 117 従動側展開ローラ 121 地板 122 上地板 122a 押圧部 122b ノッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H044 BA01 BA09 BD01 BD14 BE02 BE06 BF03 DD01 DD13 DD17 2H101 BB13 2H104 BC02 BC22 BC39 CB06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラ本体と、 正転、逆転自在な電動モータと、 カメラ本体に対し繰出し、沈胴が自在であって、少なく
    とも繰出状態において外部に露出する部分に配設され
    た、繰出し、沈胴に伴って回転する部材を有するレンズ
    鏡胴と、 前記電動モータの正転及び逆転のうちの一方向の回転を
    前記レンズ鏡胴に伝達するギア列を有し、該一方向の回
    転により、前記レンズ鏡胴を沈胴状態と繰出状態との間
    で往復移動させるレンズ鏡胴駆動機構を含む、前記電動
    モータの正転と逆転に応じてそれぞれ駆動される複数の
    機構を備え、 前記レンズ鏡胴駆動機構が、前記ギア列を構成する複数
    のギアのうちの何れかのギアに、該ギアの回転に対し抵
    抗を付与する抵抗付与手段を備えていることを特徴とす
    るカメラ。
  2. 【請求項2】 前記抵抗付与手段が、前記複数のギアの
    うちの何れかのギアを該ギアの回転軸の方向へ弾性的に
    押圧する弾性部材を有するものであることを特徴とする
    請求項1記載のカメラ。
  3. 【請求項3】 前記複数のギアをカメラ本体との間に挟
    む上地板を備え、該上地板が、前記抵抗付与手段を構成
    する、前記複数ギアのうちのいずれかのギアを該ギアの
    回転軸の方向へ弾性的に押圧する押圧部を有するもので
    あることを特徴とする請求項1記載のカメラ。
  4. 【請求項4】 前記電動モータの回転を、その回転方向
    に応じて、前記レンズ鏡胴駆動機構と、前記複数の機構
    のうちの前記レンズ鏡胴駆動機構を除く別の機構とに伝
    達する遊星機構を備え、 前記抵抗付与手段が、前記ギア列を構成する複数のギア
    のうちの、前記電動モータの回転が前記遊星機構を介し
    て最初に伝達されるギアに、該ギアの回転に対する抵抗
    を付与するものであることを特徴とする請求項1記載の
    カメラ。
  5. 【請求項5】 このカメラが、インスタント写真用の複
    数枚のフイルムが枠体内に積層されてなるインスタント
    写真用のフイルムパックが装填され、該枠体内に積層さ
    れたフイルムのうちの最上層のフイルムを露光し、露光
    されたフイルムを、該フイルム内に現像液を展開しなが
    ら排出するインスタント写真用のカメラであって、 前記複数の機構のうちの前記レンズ鏡胴駆動機構を除く
    もう1つの機構が、露光済フイルム内に現像液を展開し
    ながら該露光済フイルムをカメラ外部に排出するフイル
    ム展開排出機構であることを特徴とする請求項1記載の
    カメラ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2018047460A1 (ja) * 2016-09-06 2019-06-24 ソニー株式会社 光学素子駆動装置、交換レンズ及び撮像装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2018047460A1 (ja) * 2016-09-06 2019-06-24 ソニー株式会社 光学素子駆動装置、交換レンズ及び撮像装置

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