JP2000089096A - 焦点検出装置 - Google Patents

焦点検出装置

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JP2000089096A
JP2000089096A JP10258204A JP25820498A JP2000089096A JP 2000089096 A JP2000089096 A JP 2000089096A JP 10258204 A JP10258204 A JP 10258204A JP 25820498 A JP25820498 A JP 25820498A JP 2000089096 A JP2000089096 A JP 2000089096A
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field
lens
light
light beam
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Masamitsu Ozawa
正光 小澤
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Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の焦点検出領域を有する焦点検出装置を
簡単な構成で迷光の防止を行う。 【解決手段】 複数の焦点検出領域に対応した複数の視
野開口12X、12Ybを透過したそれぞれの光束R1
1,R12が、コンデンサーレンズ13と再結像光学系
15との間で交差するように複数のレンズ部13a,1
3b,13cを配置したので、ある焦点検出領域からの
光束が所望しない受光素子列に入射する、いわゆる迷光
を防ぐための遮光部材m11を簡素化にすることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一眼レフカメラ等に用い
られる焦点検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般的に複数の焦点検出領域を備える焦
点検出装置は、図6,7に示すような位相差検出方式の
ものが知られている。図6は、従来の焦点検出装置の概
略的な構成を示す斜視図、図7は、図6に示す焦点検出
装置49を図のy軸方向から見た模式的な光路図であ
る。被写界からの光束は不図示の撮影レンズを介して視
野マスク12近傍に結像する。コンデンサーレンズ43
のレンズ部43b,43cは、光軸を視野開口12Y
a,12Ybに対して偏心させて配置した構成であり、
レンズ部43b,43cの光軸L4a,L4bは、光軸
Lと平行になっている。被写界からの光束のうち、x軸
方向に長い矩形の視野開口12Xを通る光束は、図7に
示す主光線r4a,r4bのように、レンズ部43aを
介し、撮影レンズの射出瞳とほぼ共役な位置に配置され
た絞りマスク44の絞り開口44a,44bおよび再結
像光学系45の再結像レンズ部45a,45bを介して
分割され、それぞれCCDチップ46の受光素子列46
a,46b上に結像する。
【0003】そして、受光素子列46a,46b上に結
像された一対の被写体像を光電変換することにより、撮
影レンズの焦点調節状態を検出することができる。つま
り、撮影レンズの焦点調節状態が、フィルム等価面上に
鮮鋭像を結ぶ、いわゆる合焦時では、受光素子列46
a,46b上の一対の被写体像のそれぞれの位置は、前
ピン状態と後ピン状態との間の所定の間隔で結像する。
また、撮影レンズの焦点調節状態がフィルム等価面より
も前方に鮮鋭像を結ぶ、いわゆる前ピン状態のときに
は、受光素子列46a,46b上の一対の被写体像のそ
れぞれの位置は、所定の間隔より短い第1の間隔で結像
する。逆に、撮影レンズの焦点調節状態がフィルム等価
面よりも後方に鮮鋭像を結ぶ、いわゆる後ピン状態のと
きには、受光素子列46a,46b上の一対の被写体像
のそれぞれの位置は、所定の間隔より長い第2の間隔で
結像する。したがって、この一対の被写体像を受光素子
列46a,46bで光電変換して電気信号に変え、例え
ば特開昭60−37513号公報に開示されたずれ量検
出装置のように、これらの電気信号から相関演算等を行
うことにより一対の被写体像の相対位置ずれ量が求ま
り、視野開口12Xに対応する焦点検出領域での撮影レ
ンズの焦点調節状態が検出される。
【0004】また、被写界からの光束のうち視野マスク
12のy軸方向に長い矩形の視野開口12Yaを通る光
束は、図7に示す主光線r4c,r4dのように、レン
ズ部43bを介し、絞りマスク44の絞り開口44c,
44dおよび再結像光学系45の再結像レンズ部45
c,45dを介して分割され、それぞれCCDチップ4
6の受光素子列46c,46d上に結像する。同様に、
視野開口12Ybを通る光束は、図7に示す主光線r4
e,r4fのように、レンズ部43cを介し、絞りマス
ク44の絞り開口44e,44fおよび再結像光学系4
5の再結像レンズ部45e,45fを介して分割され、
それぞれCCDチップ46の受光素子列46e,46f
上に結像する。そして、受光素子列46c,46d上の
一対の被写体像により視野開口12Yaに、受光素子列
46e,46f上の一対の被写体像により視野開口12
Ybに対応する光軸外の焦点検出領域での撮影レンズの
焦点状態が検出される。
【0005】このようにして、複数の焦点検出領域の焦
点検出を可能にしていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】一般的に、複数の焦点
検出領域で焦点検出を行うとすると、ある焦点検出領域
に対応したCCDチップからなる受光素子列に対して、
他の焦点検出領域からの光(いわゆる迷光)が入射し、
焦点検出精度に大きな影響を与える。このため、特開昭
63−289513号公報には、遮光部材を用いること
により、この迷光を遮光することが開示されている。
【0007】図8は、図6に示す焦点検出装置49を図
のy軸方向から見た模式的な光路図に遮光部材を加えた
図である。なお、図6,7と同様なものは同じ符号を記
して説明を省略する。視野開口12Xを通る光束R41
は、絞り開口44aを介して受光素子列46aへ入射す
る焦点検出光束であり、視野開口12Ybを通る光束R
42は、絞り開口44e,44fを介して受光素子列4
6e,46fへ入射する焦点検出光束である。ここで、
視野開口12Ybを透過した光束には、絞り開口44a
を通る光束R43も存在する。この光束R43は、受光
素子列46a、すなわち所望しない受光素子列に入射し
てしまう。つまり、光束R43は迷光となる。そこで、
この迷光を防止するために遮光部材m41を設けてい
る。しかし、視野開口12Ybを透過した光束のうち、
絞り開口44bを通る光束R44のような迷光に対して
は、遮光部材m41では完全に遮光できない。また、遮
光部材m41は、視野マスク12のように焦点検出光束
が通る部分に穴の開いた形状をしており、光束R44を
完全に遮光するためには、さらに複雑な形状の遮光部材
としなければならない。
【0008】本発明の目的は、上記の従来の技術の欠点
を解消し、複数の焦点検出領域で焦点検出を行うことが
でき、かつ、簡単な構成で迷光の遮光を行うことができ
る焦点検出装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、撮影レンズ(1)の予定結像面
(11)近傍に配置されるとともに、複数の焦点検出領
域に対応した複数の視野開口(12X,12Ya,12
Yb)を備える視野マスク(12)と、視野マスク(1
2)の複数の視野開口(12X,12Ya,12Yb)
を透過した光束をそれぞれ集光する複数のレンズ部(1
3a,13b,13c)を備えるコンデンサーレンズ
(13)と、複数の視野開口(12X,12Ya,12
Yb)のそれぞれを透過した光束を、撮影レンズ(1)
の射出瞳の異なる領域を透過した光束に分割するととも
に複数の視野開口(12X,12Ya,12Yb)の像
を受光手段(16)上に結像させる複数の再結像レンズ
部(15a,15b,15c,15d,15e,15
f)を備える再結像光学系(15)とを有する焦点検出
装置(19)において、複数の視野開口(12X,12
Yb)を透過した光束(R11,R12)が、コンデン
サーレンズ(13)と再結像光学系(15)との間で交
差するように複数のレンズ部(13a,13b,13
c)を配置することを特徴とする。
【0010】請求項2の発明は、撮影レンズ(1)の予
定結像面(11)近傍に配置されるとともに、複数の焦
点検出領域に対応した複数の視野開口(12X,12Y
a,12Yb)を備える視野マスク(12)と、視野マ
スク(12)の複数の視野開口(12X,12Ya,1
2Yb)を透過した光束をそれぞれ集光する複数のレン
ズ部(33a,33b,33c)を備えるコンデンサー
レンズ(33)と、複数の視野開口(12X,12Y
a,12Yb)のそれぞれを透過した光束を、撮影レン
ズ(1)の射出瞳の異なる領域を透過した一対の光束に
分割するとともに複数の視野開口(12X,12Ya,
12Yb)の像を受光手段(36)上に結像させる複数
の再結像レンズ部(35a,35b,35c,35d)
を備える再結像光学系(35)とを有する焦点検出装置
において、光束の進行方向を偏向する偏向手段(p3
a,p3b)を有し、複数の視野開口(12X,12Y
a,12Yb)を透過した光束が、コンデンサーレンズ
(33)と再結像光学系(35)との間で交差するよう
に偏向手段(p3a,p3b)を配置することを特徴と
する。
【0011】請求項3の発明は、請求項1または2に記
載の焦点検出装置において、複数の焦点検出領域のうち
少なくとも2つの焦点検出領域に対応した複数の再結像
レンズ部(25a,25b,25c,25d)の一部を
共用することを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1の実施の形
態による焦点検出装置の概略的な構成を示す斜視図であ
る。図2は、図1に示す焦点検出装置19およびその近
傍を図のy軸方向から見た模式的な光路図であり、迷光
の状態をわかりやすく説明するための図である。
【0013】被写界10からの光束は、撮影レンズ1の
射出瞳面1sを介して3つの視野開口12X,12Y
a,12Ybを備える視野マスク12近傍の予定結像面
11に結像する。さらに、被写界10からの光束は、3
つのレンズ部13a,13b,13cを備えるコンデン
サーレンズ13と、6つの絞り開口14a,14b,1
4c,14d,14e,14fを備える絞りマスク14
と、6つの再結像レンズ部15a,15b,15c,1
5d,15e,15fを備える再結像光学系15とを介
して6つの受光素子列16a,16b,16c,16
d,16e,16fを備えるCCDチップ16に再結像
する。なお、射出瞳面1sと絞りマスク14とは共役で
ある。
【0014】本実施の形態では、コンデンサーレンズ1
3のレンズ部13b,13cの偏心の度合いが、図6〜
8に示す従来の焦点検出装置とは異なっている。つま
り、図1に示す第1の実施の形態による焦点検出装置1
9におけるコンデンサーレンズ13のレンズ部13a,
13b,13cの曲率半径および光軸Lに対する傾き
と、図6に示す従来の焦点検出装置49におけるコンデ
ンサーレンズ43のレンズ部43a,43b,43cの
曲率半径および光軸Lに対する傾きとが互いに等しい場
合に、第1の実施の形態による焦点検出装置における光
軸LとL1aおよび光軸LとL1bとの間隔L1を、従
来の焦点検出装置における光軸LとL4aおよび光軸L
とL4bとの間隔L4より狭くすることにより、レンズ
部13b,13cの偏心の度合いを異ならせている。
【0015】以上により、図2に示すように、被写界1
0からの光束のうち焦点検出に用いる光束R12は視野
開口12Yb,絞り開口14cまたは14dを介して受
光素子列16cまたは16dへ入射し、同じく光束R1
1は視野開口12X,絞り開口14aを介して受光素子
列16aへ入射する。このとき、被写界10からの光束
の中には、視野開口12Yb、絞り開口14eまたは1
4fを介して受光素子列16aへ入射する光束R13が
存在するが、受光素子列16aにとって光束R13は不
要な光束となる迷光である。同様に、光束R14,R1
5も所望しない受光素子列16a,16bへ入射する迷
光である。これらの迷光のすべてを完全に遮光するため
に、遮光部材m11が設けられている。
【0016】また、レンズ部13a,13b,13cの
曲率半径をすべて同一にすることができるため、より簡
単な構造のコンデンサーレンズを用いることもできる。
このように、レンズ部13cの偏心の度合いを調整する
ことでコンデンサーレンズ13と再結像光学系15との
間で光束R11と光束R12が交差するようにしたの
で、簡単な構成で焦点検出に不要な迷光を遮光すること
ができる。
【0017】ここで交差とは、光軸L外に設けられた視
野開口12Yaおよび12Ybを通る焦点検出光束を、
視野開口12Ya,12Ybのそれぞれに対向する絞り
開口14c,14dおよび14e,14fに入射させる
のではなく、光軸Lに対して反対側の絞り開口14e,
14fおよび14c,14dに入射させることをいい、
以下同様とする。
【0018】図3は、本発明の第2の実施の形態による
焦点検出装置の概略的な構成を示す斜視図である。図4
は、図3に示す焦点検出装置29およびその近傍を図の
y軸方向から見た模式的な光路図であり、迷光の状態を
わかりやすく説明するための図である。なお、図1,2
と同様なものは同じ符号を記して説明を省略する。被写
界10からの光束は、撮影レンズ1の射出瞳面1sを介
して視野マスク12近傍の予定結像面11に結像する。
さらに、被写界10からの光束は、3つのレンズ部23
a,23b,23cを備えるコンデンサーレンズ23
と、4つの絞り開口24a,24b,24c,24dを
備える絞りマスク24と、4つの再結像レンズ部25
a,25b,25c,25dを備える再結像光学系25
とを介して6つの受光素子列26a,26b,26c,
26d,26e,26fを備えるCCDチップ26に再
結像する。なお、射出瞳面1sと絞りマスク24とは共
役である。
【0019】本実施の形態では、コンデンサーレンズ2
3のレンズ部23aの光軸Lに対する傾きおよびレンズ
部23b,23cの偏心の度合いが、図1,2に示す第
1の実施の形態による焦点検出装置とは異なっている。
つまり、図3に示す第2の実施の形態による焦点検出装
置29におけるコンデンサーレンズ23のレンズ部23
a,23b,23cの曲率半径および光軸Lに対する傾
きと、図1に示す第1の実施の形態による焦点検出装置
19におけるコンデンサーレンズ13のレンズ部13
a,13b,13cの曲率半径および光軸Lに対する傾
きとが互いに等しい場合に、第2の実施の形態による焦
点検出装置における光軸LとL2aおよび光軸LとL2
bとの間隔L2を、第1の実施の形態による焦点検出装
置における光軸LとLaおよび光軸LとLbとの間隔L
1より広くすることにより、レンズ部23b,23cの
偏心の度合いを異ならせている。
【0020】また、本実施の形態では、視野開口12X
を通る光束R21は絞りマスク24の絞り開口24a,
24bおよび再結像光学系25の再結像レンズ部25
a,25bを介して受光素子列26a,26bに結像
し、視野開口12Ybを通る光束R22は絞り開口24
b,24dおよび再結像レンズ部25b,25dを介し
て受光素子列26b,26dに結像する。つまり、視野
開口12Xを通る光束R21と視野開口12Ybを通る
光束R22とでは絞りマスク24の絞り開口24bおよ
び再結像レンズ部25bを共用していることになる。同
様に視野開口12Xを通る光束R21と視野開口12Y
aを通る光束(不図示)とでも絞り開口24aおよび再
結像レンズ部25aを共用していることになる。
【0021】以上により、図4に示すように、被写界1
0からの光束のうち焦点検出に用いるR21は視野開口
12X,絞り開口24aを介して受光素子列26aへ入
射し、同じく光束R22は視野開口12Yb,絞り開口
24bまたは24dを介して受光素子列26cまたは2
6dへ入射する。このとき、被写界10からの光束の中
には、視野開口12Yb,絞り開口24aまたは24c
を介して受光素子列26a,26bへ入射する光束R2
3が存在するが、受光素子列26a,26bにとって光
束R23は不要な光束となる迷光である。この迷光を遮
光するために、遮光部材m21が設けられている。
【0022】また、絞りマスク24の絞り開口の数と再
結像光学系25の再結像レンズ部の数は、第1の実施の
形態のレンズ部の数より少ない4つで済み、焦点検出装
置を簡単に構成することができる。さらに、レンズ部2
3a,23b,23cの曲率半径をすべて同一にするこ
とができるため、より簡単な構造のコンデンサーレンズ
を用いることもできる。
【0023】このように、レンズ部23cの偏心の度合
いを調整することでコンデンサーレンズ23と再結像光
学系25との間で光束R21と光束R22が交差するよ
うにしたので、簡単な構成で焦点検出に不要な迷光を遮
光することができる。図5は、本発明の第3の実施の形
態による焦点検出装置およびその近傍を図3のy軸方向
から見た模式的な光路図である。なお、図1,2と同様
なものは同じ符号を記して説明を省略する。また、視野
開口12Xを通る光束と視野開口12Yaを通る光束、
および視野開口12Xを通る光束と視野開口12Ybを
通る光束とで、絞りマスクおよび再結像光学系を共用す
ることは第2の実施の形態の焦点検出装置と同様であ
る。
【0024】被写界10からの光束は、撮影レンズ1の
射出瞳面1sを介して視野マスク12近傍の予定結像面
11に結像する。さらに、被写界10からの光束は、3
つのレンズ部33a,33b,33cを備えるコンデン
サーレンズ23と、4つの絞り開口34a,34b,3
4c,34dを備える絞りマスク24と、4つの再結像
レンズ部35a,35b,35c,35dを備える再結
像光学系25とを介して6つの受光素子列36a,36
b,36c,36d,36e,36fを備えるCCDチ
ップ36に再結像する。なお、射出瞳面1sと絞りマス
ク34とは共役である。
【0025】本実施の形態では、プリズムp3a,p3
bにより光束の進行方向を偏向するので、コンデンサー
レンズ33のレンズ部33b,33cの偏心の度合いは
任意でよい。つまり、レンズ部33b,33cを偏心さ
せなくてもよい。また、第1および第2の実施の形態に
比べてレンズ部33b,33cの曲率半径を小さくしな
くてもよい。
【0026】以上により、図5に示すように、被写界1
0からの光束のうち焦点検出に用いる光束R31は視野
開口12X,絞り開口34aを介して受光素子列36a
へ入射し、同じく光束R32は視野開口12Yb,プリ
ズムp3b,絞り開口34bまたは34dを介して受光
素子列36cまたは36dへ入射する。このとき、被写
界10からの光束の中には、視野開口12Yb,プリズ
ムp3b,絞り開口34aまたは34cを介して受光素
子列36a,36bへ入射する光束R33が存在する
が、受光素子列36a,36bにとって光束R33は不
要な光束となる迷光である。この迷光を遮光するため
に、遮光部材m31が設けられている。
【0027】このように、プリズムp3a,p3bを設
けることでコンデンサーレンズ33と再結像光学系35
との間で光束R31と光束R32が交差するようにした
ので、簡単な構成で焦点検出に不要な迷光を遮光するこ
とができる。また、第3の実施の形態では、絞りマスク
34および再結像光学系35を共用させた構成で説明し
たが、第1の実施の形態のように各焦点検出領域に対し
それぞれ独立した絞り開口および再結像レンズ部を設け
た構成でもよい。
【0028】本発明の実施の形態は、本発明をわかりや
すく説明したものであり、本発明を本発明の実施の形態
で限定されるものではなく、例えば、絞りマスク14,
24,34を省略するような構成でもよい。また、レン
ズ部13b,13c,23b,23cの偏心の度合いを
調整するのではなく、光束の進行方向を変えるための傾
きの度合いを調整するようにしてもよい。
【0029】本発明の実施の形態において、CCDチッ
プ16,26,36が受光手段を、プリズムp3a,p
3bが偏向手段をそれぞれ構成する。
【0030】
【発明の効果】以上のように請求項1によれば、複数の
焦点検出領域に対応した複数の視野開口を透過したそれ
ぞれの光束が、コンデンサーレンズと再結像光学系との
間で交差するように複数のレンズ部を配置した。したが
って、ある焦点検出領域からの光束が所望しない受光素
子列に入射する、いわゆる迷光を防ぐための遮光部材を
簡素化にすることができ、焦点検出の精度を向上させる
ことができる。
【0031】請求項2によれば、複数の焦点検出領域に
対応した複数の視野開口を透過したそれぞれの光束が、
コンデンサーレンズと再結像光学系との間で交差するよ
うに偏向手段を配置した。したがって、ある焦点検出領
域からの光束が所望しない受光素子列に入射する、いわ
ゆる迷光を防ぐための遮光部材を簡素化にすることがで
き、焦点検出の精度を向上させることができる。また、
偏向手段を設けることにより、コンデンサーレンズのレ
ンズ部を偏心させなくてもよいし、コンデンサーレンズ
の曲率半径を小さくしなくてもよい。さらに、コンデン
サーレンズの縁厚がとれなくなるということを避けるこ
とができる。
【0032】請求項3によれば、請求項1または2にお
いて、複数の焦点検出領域に対応した複数の視野開口を
透過したそれぞれの光束が、コンデンサーレンズと再結
像光学系との間で交差するように複数のレンズ部を配置
するとともに、複数の再結像レンズ部の一部を共有する
ようにした。したがって、遮光部材を簡素化にすること
ができるとともに、複数の視野開口に対する再結像光学
系の再結像レンズ部を減らすことができるので、複数の
焦点検出領域を有する焦点検出装置でも構成を簡単にす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による焦点検出装置
の概略的な構成を示す斜視図である。
【図2】図1に示す焦点検出装置およびその近傍の模式
的な光路図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態による焦点検出装置
の概略的な構成を示す斜視図である。
【図4】図3に示す焦点検出装置およびその近傍の模式
的な光路図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態による焦点検出装置
およびその近傍の模式的な光路図である。
【図6】従来の焦点検出装置の概略的な構成を示す斜視
図である。
【図7】図6に示す焦点検出装置の模式的な光路図であ
る。
【図8】図6に示す焦点検出装置の模式的な光路図であ
る。
【符号の説明】
1 撮影レンズ 12 視野マスク 12X,12Ya,12Yb 視野開口 13,23,33,43 コンデンサーレンズ 13a〜13c,23a〜23c,33a〜33c,4
3a〜43c レンズ部 14,24,34,44 絞りマスク 14a〜14f,24a〜24d,34a〜34d,4
4a〜44f 絞り開口 15,25,35,45 再結像光学系 15a〜15f,25a〜25d,35a〜35d,4
5a〜45f 再結像レンズ部 16,26,36,46 CCDチップ 16a〜16f,26a〜26f,36a〜36f,4
6a〜46f 受光素子列 m11,m21,m31,m41 遮光部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影レンズの予定結像面近傍に配置され
    るとともに、複数の焦点検出領域に対応した複数の視野
    開口を備える視野マスクと、 前記視野マスクの前記複数の視野開口を透過した光束を
    それぞれ集光する複数のレンズ部を備えるコンデンサー
    レンズと、 前記複数の視野開口のそれぞれを透過した光束を、前記
    撮影レンズの射出瞳の異なる領域を透過した一対の光束
    に分割するとともに前記複数の視野開口の像を受光手段
    上に結像させる複数の再結像レンズ部を備える再結像光
    学系とを有する焦点検出装置において、 前記複数の視野開口を透過した光束が、前記コンデンサ
    ーレンズと前記再結像光学系との間で交差するように前
    記複数のレンズ部を配置することを特徴とする焦点検出
    装置。
  2. 【請求項2】 撮影レンズの予定結像面近傍に配置され
    るとともに、複数の焦点検出領域に対応した複数の視野
    開口を備える視野マスクと、 前記視野マスクの前記複数の視野開口を透過した光束を
    それぞれ集光する複数のレンズ部を備えるコンデンサー
    レンズと、 前記複数の視野開口のそれぞれを透過した光束を、前記
    撮影レンズの射出瞳の異なる領域を透過した一対の光束
    に分割するとともに前記複数の視野開口の像を受光手段
    上に結像させる複数の再結像レンズ部を備える再結像光
    学系とを有する焦点検出装置において、 前記光束の進行方向を偏向する偏向手段を有し、前記複
    数の視野開口を透過した光束が、前記コンデンサーレン
    ズと前記再結像光学系との間で交差するように前記偏向
    手段を配置することを特徴とする焦点検出装置。
  3. 【請求項3】 前記複数の焦点検出領域のうち少なくと
    も2つの焦点検出領域に対応した前記複数の再結像レン
    ズ部の一部を共用することを特徴とする請求項1または
    2に記載の焦点検出装置。
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