JP2000088740A - 分光光度計用測定ユニット - Google Patents

分光光度計用測定ユニット

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JP2000088740A
JP2000088740A JP10254865A JP25486598A JP2000088740A JP 2000088740 A JP2000088740 A JP 2000088740A JP 10254865 A JP10254865 A JP 10254865A JP 25486598 A JP25486598 A JP 25486598A JP 2000088740 A JP2000088740 A JP 2000088740A
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JP
Japan
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optical fiber
spectrophotometer
flow cell
light
measurement
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JP10254865A
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English (en)
Inventor
Nobuhisa Watanabe
伸久 渡辺
Osamu Ando
修 安藤
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Shimadzu Corp
Japan Atomic Energy Agency
Original Assignee
Shimadzu Corp
Japan Nuclear Cycle Development Institute
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Publication date
Application filed by Shimadzu Corp, Japan Nuclear Cycle Development Institute filed Critical Shimadzu Corp
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  • Spectrometry And Color Measurement (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 密閉容器内に設置した試料の分光測定を行な
う際の作業性を改善する。 【解決手段】 測定ユニット30において、上方から装
着した光ファイバ11により導入した測定光を反射鏡4
3にて直角に曲げ、縦方向に延伸するフローセル31の
側面から照射する。フローセル31内の試料溶液中を通
過した透過光は反射鏡44で再び直角に曲げられ、光フ
ァイバ13に送り込まれる。これによれば、密閉容器の
天面に設けた貫通孔からほぼ真っ直ぐに測定ユニットに
光ファイバを接続することができるため、密閉容器内の
空間を無駄に占有せず作業性が改善される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は分光光度計用測定ユ
ニットに関し、特に分光光度計本体の外部に設置した試
料の測定を行なうための測定ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば放射性同位元素を含む溶液の透過
特性を測定する場合、放射能汚染や放射線障害を防止す
るために、図4に示すような分光測定システムが従来用
いられている。この分光測定システムは、分光光度計1
0、照射側光ファイバ11、試料セルを備える測定ユニ
ット12及び受光側光ファイバ13から構成され、測定
ユニット12はグローブボックス14内部に設置されて
いる。グローブボックスは、外壁の一部又は全部が透視
可能であって、気密性を有すると共に放射線を遮蔽する
箱状容器である。図示していないが、グローブボックス
14の適宜の箇所には、内部に設置した測定ユニット1
2を外部から取り扱えるように手袋(グローブ)が一体
に設けられている。
【0003】図5は、測定ユニット12の内部構造を示
す概略構成図である。測定ユニット12は、液体試料を
内部に保持可能な、上部開口がジョウゴ形状の試料セル
21、照射側光ファイバ11及び受光側光ファイバ13
をそれぞれ接続する接続部22、23、集光用のレンズ
24、25、及び全体を保持するホルダ26等から構成
されている。
【0004】分光光度計10からの測定光は、照射側光
ファイバ11を通して測定ユニット12に導入される。
照射側光ファイバ11の端面から出射した光はレンズ2
4により集光されて試料セル21に照射され、試料セル
21内の試料溶液中を通過した後の透過光がレンズ25
により受光側光ファイバ13の端面に集光される。この
透過光は受光側光ファイバ13を通って分光光度計10
に戻され、分光光度計10において透過率等の演算処理
が行なわれる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにグローブ
ボックス14内に測定ユニット12が設置されるときに
は、図4に示すように、光ファイバ11、13はグロー
ブボックス14の両側壁に設けられた貫通孔141を通
して引き込まれ、測定ユニット12の両側面にそれぞれ
接続されている。このような場合、狭いグローブボック
ス14内の空間の多くの部分を光ファイバ11、13の
引き回しに占有されてしまうため、グローブボックス1
4に設けられている手袋を用いて外部から試料の流下や
測定ユニット12の洗浄等の作業を行なう際の作業性が
極めて悪い。また、グローブボックス14の側壁に貫通
孔141を設けると、その両側を広く開けるようにグロ
ーブボックス14を設置せねばならず、設置場所の利用
効率が悪くなる。
【0006】そこで、図6に示すような、グローブボッ
クス14の天面に貫通孔142を設けた分光測定システ
ムも従来より知られている。しかしながら、この場合に
は、天面から貫通させた光ファイバ11、13を測定ユ
ニット12の側面に接続しなければならないので、光フ
ァイバ11、13を大きく撓ませる必要があり、内部空
間が占有されて作業性が悪くなるのみならず、光ファイ
バ11、13の伝達効率が低下し測定性能が劣化した
り、或いは光ファイバ11、13が破損する恐れもあ
る。
【0007】本発明は上記課題を解決するために成され
たものであり、その目的とするところは、狭い空間内を
有効に利用して作業性を改善すると共に、光ファイバに
無理な力が加わらず信頼性の高い分光光度計用測定ユニ
ットを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に成された本発明は、分光光度計の外部に設置した試料
を測定するための分光光度計用測定ユニットにおいて、 a)試料溶液を上方から注ぎ込むジョウゴを備えた上下方
向に延伸するフローセルと、 b)フローセルの下端の排液口を開閉する開閉弁と、 c)垂直上方からほぼ平行に接続される照射側光ファイバ
及び受光側光ファイバと、 d)照射側光ファイバを通して導入された測定光の進行方
向を変えてフローセルに照射するための第1の光学手段
と、 e)フローセルを通過した透過光の進行方向を変えて受光
側光ファイバへ送り込むための第2の光学手段と、 を備えることを特徴としている。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明に係る測定ユニットでは、
フローセルの延伸方向と光ファイバの接続方向とはいず
れも上下方向となっている。分光測定の際には、試料溶
液をジョウゴに流し込みフローセルに試料溶液が充満し
た状態で開閉弁を閉鎖し、フローセル内に試料溶液を保
持する。そして、分光光度計の光源からの測定光を照射
側光ファイバを通して導入すると、この測定光は第1の
光学手段によりほぼ直角に曲げられ、フローセルに対し
てほぼ直角に照射される。フローセルに充満している試
料溶液を通過した透過光は、第2の光学手段により、第
1の光学手段にて曲げられる前の測定光の進行方向と反
対方向に曲げられて、受光側光ファイバに送り込まれ
る。これにより、透過光は受光側光ファイバを通って分
光光度計へと戻る。
【0010】なお、第1及び第2の光学手段としては、
例えば反射鏡や全反射プリズム等の光学部品を利用する
ことができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明に係る分光光度計用測定ユニッ
トの一実施例について図を参照しつつ説明する。図1は
本実施例の分光光度計用測定ユニットを用いた分光測定
システムの全体構成を示す斜視図、図2は本実施例の測
定ユニットの正面透視図、図3は本実施例の測定ユニッ
トの側面透視図である。
【0012】本実施例の測定ユニット30は、図1に示
すように、その上面に照射側光ファイバ11及び受光側
光ファイバ13が略垂直に接続されるようになっている
ため、グローブボックス14の天面に設けられた貫通孔
142を通して導入された光ファイバ11、13が殆ど
撓み無く測定ユニット30に接続される。
【0013】この測定ユニット30は、大別して、試料
溶液を導入し保持するための試料導入部、測定光を試料
溶液に透過させるための光学測定部、及び試料導入部と
光学測定部とを支持する基台50から構成されている。
試料導入部は、上下方向に延伸し略中央側面に測定用の
透過窓32を有するジョウゴ型のフローセル31と、フ
ローセル31下縁端の排液口33の近傍に設けられた手
動バルブ34とから成る。また光学測定部は、照射側光
ファイバ11及び受光側光ファイバ13が着脱可能に接
続される接続部41、46と、集光用のレンズ42、4
5と、反射鏡43、44とから成る。接続部41、46
は、上方から光ファイバを差し込み、バネ式のクランプ
ネジ47により光ファイバ先端の口金部をロックする構
造となっている。
【0014】上記構成の測定ユニット30を用いて分光
測定を行なう際には、測定者は手袋(グローブ)(図示
せず)を用いた手作業又はマニプレータの操作により、
次のように試料を準備する。すなわち、手動バルブ34
を開放し、ビーカ等の試料容器からフローセル31上端
のジョウゴに試料溶液を注ぎ入れる。フローセル31内
に溜まっていた空気が追い出され、排液口33から試料
溶液が流出し始めたならば、手動バルブ34を閉鎖す
る。これにより、フローセル31には試料溶液が充満す
る。
【0015】分光測定が開始されると、分光光度計10
から照射側光ファイバ11を通って導入された測定光は
レンズ42により集光されて反射鏡43に当たる。反射
鏡43にて測定光は略直角に進行方向を変え、透過窓3
2を通してフローセル31に入射する。フローセル31
内の試料溶液中を通過し反対側側面の透過窓32から出
た透過光は、直進して反射鏡44に至る。透過光は反射
鏡44にて再度略直角に方向を変えて上方向に進み、レ
ンズ45により受光側光ファイバ13の端面に集光され
る。そして、この透過光は受光側光ファイバ13を通っ
て分光光度計10に送られる。分光光度計10では、例
えば、透過光に基づき各波長に対する透過率を算出し、
試料溶液中の成分を分析する。
【0016】分光測定が終了したならば、測定者は手袋
(グローブ)を用いた手作業又はマニプレータの操作に
より、手動バルブ34を開放してフローセル31に溜ま
っていた試料溶液を排液口33から排出する。そして、
洗浄液をジョウゴに注ぎ入れてフローセル31内を洗浄
した後に、次の試料溶液を導入する。
【0017】上記構成の測定ユニット30では、反射鏡
43、44が曇ったり試料溶液や洗浄液の飛沫が付着し
て汚れたりすると反射率が落ちて測定性能が劣化してし
まう。これを防止するために、本実施例の測定ユニット
では、光学測定部が水密構造となっている。すなわち、
反射鏡43、44等を収容した箱体51に対し、別部材
が入り込んでいる部分の周囲はOリングにより密封され
ている。また、箱体51とその前面の着脱可能な蓋体5
2との間の密着部分はシーラント等により密封されてい
る。従って、測定ユニット30全体の放水洗浄を行なう
こともできるため、メンテナンス性も良好となってい
る。
【0018】なお、上記実施例は一例であって、本発明
の趣旨の範囲で適宜変更や修正を行なえることは明らか
である。
【0019】
【発明の効果】以上の説明のように、本発明に係る分光
光度計用測定ユニットによれば、測定ユニットをグロー
ブボックス等の容器内に設置するとき、容器の天面に設
けた貫通孔を通して光ファイバを容器内に引き込み、そ
の光ファイバをほぼ真下に設置した測定ユニットの上面
に略垂直に接続することができる。このため、狭いグロ
ーブボックス内の空間を有効に利用でき、特に測定ユニ
ットの両側面の空間に邪魔な光ファイバの引き回しがな
いので、グローブやマニプレータを利用した作業性が向
上する。また、光ファイバを小さな曲率半径をもって撓
ませる必要がなくなるので、光の伝達効率が落ちず測定
性能が増すと共に、光ファイバが破損する恐れがなくな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る分光光度計用測定ユニットを用
いた分光測定システムの全体構成を示す斜視図。
【図2】 本実施例の測定ユニットの構造を示す正面透
視図。
【図3】 本実施例の測定ユニットの構造を示す側面透
視図。
【図4】 従来の分光測定システムの全体構成を示す斜
視図。
【図5】 従来の測定ユニットの内部構造を示す概略構
成図。
【図6】 従来の分光測定システムの全体構成を示す斜
視図。
【符号の説明】
10…分光光度計 11…照射側光ファイバ 13…受光側光ファイバ 30…測定ユニット 31…フローセル 34…手動バルブ 42、45…レンズ 43、44…反射鏡
フロントページの続き (72)発明者 安藤 修 京都市中京区西ノ京桑原町1番地 株式会 社島津製作所三条工場内 Fターム(参考) 2G020 CA02 CB07 CB12 2G057 AA01 AC01 BA05 DB03 DC07 GA05 JA20 2G059 AA01 BB04 CC20 DD12 EE01 FF06 JJ11 JJ13 JJ17 LL10 PP02

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分光光度計の外部に設置した試料を測定
    するための分光光度計用測定ユニットにおいて、 a)試料溶液を上方から注ぎ込むジョウゴを備えた上下方
    向に延伸するフローセルと、 b)フローセルの下端の排液口を開閉する開閉弁と、 c)垂直上方からほぼ平行に接続される照射側光ファイバ
    及び受光側光ファイバと、 d)照射側光ファイバを通して導入された測定光の進行方
    向を変えてフローセルに照射するための第1の光学手段
    と、 e)フローセルを通過した透過光の進行方向を変えて受光
    側光ファイバへ送り込むための第2の光学手段と、 を備えることを特徴とする分光光度計用測定ユニット。
JP10254865A 1998-09-09 1998-09-09 分光光度計用測定ユニット Pending JP2000088740A (ja)

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ID=17270924

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018169378A (ja) * 2017-03-30 2018-11-01 三菱重工業株式会社 分光分析装置及び分光分析方法
JP2021001733A (ja) * 2019-06-19 2021-01-07 三菱重工業株式会社 分光分析システム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018169378A (ja) * 2017-03-30 2018-11-01 三菱重工業株式会社 分光分析装置及び分光分析方法
JP2021001733A (ja) * 2019-06-19 2021-01-07 三菱重工業株式会社 分光分析システム
JP7221146B2 (ja) 2019-06-19 2023-02-13 三菱重工業株式会社 分光分析システム

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