JP2000088672A - センサ入力回路および計測器 - Google Patents

センサ入力回路および計測器

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JP2000088672A
JP2000088672A JP10263604A JP26360498A JP2000088672A JP 2000088672 A JP2000088672 A JP 2000088672A JP 10263604 A JP10263604 A JP 10263604A JP 26360498 A JP26360498 A JP 26360498A JP 2000088672 A JP2000088672 A JP 2000088672A
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Hiroshi Okaniwa
広 岡庭
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 測定電流発生部を1回路にして、回路構成の
簡略化、コストの抑制、さらにむだな消費電流をなく
し、消費電流を抑制することである。 【解決手段】 接続されたセンサを動作可能にする電流
源となる、異なる種類のセンサ共通の測定電流発生部3
1と、該測定電流発生部31の電流源から接続されたセ
ンサへの電流供給を、当該センサ入力の種類に応じて制
御する切替回路32などの電流供給制御手段を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば温度の計
測に用いて好適なセンサ入力回路および計測器に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図7は、従来の計測器のセンサ入力回路
の構成を示す回路ブロック図である。なお、以下の説明
では、温度計測用のセンサに熱電対や測温抵抗体を用い
る温度計測器のセンサ入力回路について述べる。図7に
おいて、1は温度計測用の異なる種類のセンサの接続を
切替制御するマルチプレクサ、2はマルチプレクサ1に
接続された熱電対、3は基準接点温度補償抵抗、4は温
度計測用のセンサが熱電対である場合に使用される測定
電流発生部、5は温度計測用のセンサが測温抵抗体であ
る場合に使用される測定電流発生部、6はマルチプレク
サ1から出力されたセンサ出力を増幅する増幅回路、7
は増幅回路6により増幅された前記センサ出力をディジ
タルデータに変換するA/D変換器である。8はA/D
変換器7によりディジタルデータに変換された前記セン
サ出力に対しリニアライズ処理、レンジング処理などの
データ処理を施し表示などを行い、また必要に応じて前
記センサ出力を外部へ送信するなどのデータ通信のため
の通信制御を行うCPU、9は前記データ処理したセン
サ出力を表示するディジタル表示部、10は前記センサ
出力をアナログ値に再変換して出力するD/A変換器、
11は前記センサ出力を外部へ送信する例えばシリアル
I/Oなどの通信回路である。12は基準接点温度補償
抵抗3を備えた冷接点補償回路である。
【0003】ここで、前記測定電流発生部4,5は、図
8に示すように基準電源Vrefと温度係数の小さい、
高精度の金属被膜などの高価な抵抗Rを備えている。
【0004】図9は、温度計測用のセンサに測温抵抗体
を用いた温度計測器のセンサ入力回路の構成を示す回路
ブロック図である。図9において図7と同一または相当
の部分については同一の符号を付し説明を省略する。図
9において21は3導線式の測温抵抗体である。
【0005】次に、動作について説明する。この温度計
測器のセンサ入力回路では、センサが熱電対の場合は冷
接点補償回路12や測定電流発生部4が必要であり、ま
たセンサが測温抵抗体21の場合は冷接点補償回路12
は不要であるが測定電流発生部5が必要である。また、
4〜20mAの電流入力やmV電圧入力の場合には、こ
れら測定電流発生部4,5は必要ない。
【0006】このようにセンサが熱電対であるときのセ
ンサ出力の取り込みには、測定電流発生部4のみが使用
され、測定電流発生部5は使用しない。またセンサが測
温抵抗体21であるときのセンサ出力の取り込には測定
電流発生部5のみが使用され、測定電流発生部4は使用
されず、いずれにしても2つの測定電流発生部4,5の
うち一方は使用しない。
【0007】しかしながら、通常、温度計測器はどのよ
うなセンサが接続されてもスイッチ等の設定により対応
することが出来る、いわゆるマルチ入力対応であるか
ら、前記冷接点補償回路12や2つの測定電流発生部
4,5はあらかじめ用意されている。
【0008】なお、マルチプレクサ1を介して取り込ま
れた前記センサ出力は増幅回路6で増幅され、A/D変
換器7へ供給される。A/D変換器7は前記センサ出力
をディジタルデータに変換し、CPU8は前記ディジタ
ルデータに変換されたセンサ出力に対しリニアライズ処
理、レンジング処理などのデータ処理を施し、表示部9
へ表示する。また、前記データ処理されたセンサ出力は
D/A変換器10へ供給され、アナログ値に再変換され
出力される。一方、通信モードである場合には、CPU
8は通信回路11を制御して前記データ処理したセンサ
出力を通信用データに変換し、伝送路へ出力する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来のセンサ入力回路
および計測器は以上のように構成されているので、測定
電流発生部4,5は使用、不使用にかかわらず共に回路
構成要素として常に接続された状態にあり、この場合、
測定電流発生部5が使用されないときの当該測定電流発
生部5による消費電流はほとんど零である(A/D変換
器7に接続され、このA/D変換器7の入力インピーダ
ンスは非常に大きいため、測定電流発生部5を介して電
流はほとんど流れない)のに対し、冷接点補償回路12
や測定電流発生部4が使用されないときの当該冷接点補
償回路12や測定電流発生部4による消費電流は0.1
〜1.0mA程度となり、測定電流発生部4,5が使用
されない場合でも、無駄な測定電流を消費してしまう課
題があった。また、測定電流発生部4,5を2回路備え
ていることから、部品数が増加し、コスト高となる課題
もあった。
【0010】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたものであり、測定電流発生部を1回路に
することができ、回路構成の簡略化、コストの抑制、さ
らに消費電流を小さくできるセンサ入力回路および計測
器を得ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明に係るセンサ入
力回路は、接続されたセンサを動作可能にする電流源と
なる、異なる種類のセンサ共通の測定電流発生部と、該
測定電流発生部の電流源から接続されたセンサへの電流
供給を、当該センサ入力の種類に応じて制御する電流供
給制御手段とを備えるようにしたものである。
【0012】この発明に係るセンサ入力回路は、センサ
入力が熱電対入力であると、接続された熱電対の冷接点
補償回路の基準接点温度補償抵抗の一端へ測定電流発生
部の電流源から電流供給を行うとともに、センサ入力が
測温抵抗体入力である場合の測温抵抗体接続端子への電
流供給を遮断し、センサ入力が測温抵抗体入力である
と、測温抵抗体が接続された前記測温抵抗体接続端子へ
前記測定電流発生部の電流源から電流供給を行うととも
に、センサ入力が熱電対入力である場合の前記冷接点補
償回路の基準接点温度補償抵抗の一端への電流供給を遮
断し、センサ入力が外部から与えられる電流入力または
電圧入力であると、センサ入力が熱電対入力である場合
の前記冷接点補償回路の基準接点温度補償抵抗の一端へ
の電流供給、およびセンサ入力が測温抵抗体入力である
場合の前記測温抵抗体接続端子への電流供給を遮断する
電流供給制御手段を備えるようにしたものである。
【0013】この発明に係る計測器は、センサ入力の種
類に応じセンサとの接続回路構成を制御するセンサ接続
構成制御回路と、該センサ接続構成制御回路により接続
されたセンサを動作可能にする電流源となる、接続され
る異なる種類のセンサ共通の測定電流発生部と、該測定
電流発生部の電流源から前記接続されたセンサへの電流
供給を、当該センサ入力の種類に応じて制御する電流供
給制御手段とを有したセンサ入力回路と、該センサ入力
回路から入力され増幅された信号をディジタルデータに
変換するA/D変換器と、該A/D変換器によりディジ
タルデータに変換された前記信号の表示、通信、出力な
どのための処理を行う処理手段とを備えるようにしたも
のである。
【0014】この発明に係る計測器は、センサ入力の種
類に応じセンサとの接続回路構成を制御するセンサ接続
構成制御回路と、該センサ接続構成制御回路により接続
されたセンサを動作可能にする電流源となる、接続され
る異なる種類のセンサ共通の測定電流発生部と、センサ
入力が熱電対入力であると、前記センサ接続構成制御回
路により接続された熱電対の冷接点補償回路の基準接点
温度補償抵抗の一端へ測定電流発生部の電流源から電流
供給を行うとともに、センサ入力が測温抵抗体入力であ
る場合の前記センサ接続構成制御回路の測温抵抗体接続
端子への電流供給を遮断し、センサ入力が測温抵抗体入
力であると、測温抵抗体が接続された前記センサ接続構
成制御回路の測温抵抗体接続端子へ測定電流発生部の電
流源から電流供給を行うとともに、センサ入力が熱電対
入力である場合の前記冷接点補償回路の基準接点温度補
償抵抗の一端への電流供給を遮断し、センサ入力が外部
から与えられる電流入力または電圧入力であると、セン
サ入力が熱電対入力である場合の前記冷接点補償回路の
基準接点温度補償抵抗の一端への電流供給、およびセン
サ入力が測温抵抗体入力である場合の前記測温抵抗体接
続端子への電流供給を遮断する電流供給制御手段とを有
したセンサ入力回路と、該センサ入力回路から入力され
増幅された信号をディジタルデータに変換するA/D変
換器と、該A/D変換器によりディジタルデータに変換
された前記信号の表示、通信、出力などのための処理を
行う処理手段とを備えるようにしたものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態に
ついて説明する。 実施の形態1.図1および図2は、この実施の形態1の
センサ入力回路の構成を示す回路ブロック図である。な
お、以下の説明では、温度計測器のセンサ入力回路を例
に説明する。
【0016】この温度計測用のセンサ入力回路は、セン
サの種類(熱電対、測温抵抗体等)が変わっても、一つ
の測定電流発生部により温度の計測を可能にすること
で、構成を容易にし、安価、かつ消費電流を小さくする
ものである。
【0017】図1において、1は温度計測用のセンサの
種類に応じてセンサとの接続回路構成を制御し入力信号
を特定するマルチプレクサ(センサ接続構成制御回
路)、2はマルチプレクサ1に接続された熱電対、3は
100Ω程度の基準接点温度補償抵抗である。
【0018】31は温度計測用のセンサが熱電対や測温
抵抗体いずれにも共用可能な測定電流発生部であり、セ
ンサ入力が熱電対入力であるときの熱電対2の冷接点補
償回路12の基準接点温度補償抵抗3の一端へ測定用の
電流供給を行い、またセンサ入力が測温抵抗体入力であ
るときの測温抵抗体接続端子P1へ測定用の電流供給を
行う。32は測定電流発生部31から前記基準接点温度
補償抵抗3の一端への電流供給、測定電流発生部31か
ら前記測温抵抗体接続端子P1への電流供給を、温度計
測用のセンサが熱電対の場合と測温抵抗体の場合と4〜
20mAの電流入力やmV電圧入力の場合に応じ、CP
U8から与えられる切替制御信号により切り替えて制御
する切替回路(電流供給制御手段)である。この切替回
路32は、例えばCMOSロジックICであるアナログ
スイッチを用いることが出来る。
【0019】6はマルチプレクサ1から出力されたセン
サ出力を増幅する増幅回路、7は増幅回路6により増幅
された前記センサ出力をディジタルデータに変換するA
/D変換器である。8はA/D変換器7によりディジタ
ルデータに変換された前記センサ出力に対しリニアライ
ズ処理やレンジング処理などのデータ処理を行うととも
に表示などを行い、また必要に応じて前記センサ出力を
外部へ送信するための通信制御を行うCPU(電流供給
制御手段,処理手段)である。このCPU8は、センサ
が熱電対であるか測温抵抗体であるかに応じたセンサ種
類の設定が行われると、このセンサ種類の設定に応じた
切替制御信号を出力する。9は前記データ処理したセン
サ出力をディジタル表示するディジタル表示部、10は
前記センサ出力をアナログ値に再変換して出力するD/
A変換器、11は前記センサ出力を外部へ送信する例え
ばシリアルI/Oなどの通信回路である。12は基準接
点温度補償抵抗3を備えた冷接点補償回路である。
【0020】図2は、温度計測用のセンサに測温抵抗体
を用いたセンサ入力回路の構成を示す回路ブロック図で
ある。図2において21は測温抵抗体である。図3は、
測定電流発生部31の構成を示す回路図であり、同図
(a)は定電流回路を用いた場合の測定電流発生部、同
図(b)は基準電圧源Vrefと温度特性の優れた高精
度の抵抗rを用いた場合の測定電流発生部を示す。
【0021】次に、動作について説明する。このセンサ
入力回路では、センサが熱電対であるとするセンサ種類
の設定が行われると、CPU8は測定電流発生部31を
冷接点補償回路12の基準接点温度補償抵抗へ接続する
切替制御信号を切替回路32へ出力する。この結果、切
替回路32は内部スイッチ回路を切替制御して図1に示
すように測定電流発生部31を冷接点補償回路12の基
準接点温度補償抵抗へ接続する。CPU8は、またマル
チプレクサ1を切替制御してセンサが熱電対2であると
きの入力信号を特定し、熱電対2からのセンサ出力を取
り込む。マルチプレクサ1を介して取り込まれた前記セ
ンサ出力は増幅回路6で増幅され、A/D変換器7へ供
給される。A/D変換器7は前記センサ出力をディジタ
ルデータに変換し、CPU8は前記ディジタルデータに
変換されたセンサ出力に対しリニアライズ処理、レンジ
ング処理などのデータ処理を施し、ディジタル表示部9
へ表示する。また、前記データ処理されたセンサ出力は
D/A変換器10へ供給され、アナログ値に再変換され
出力される。一方、通信モードである場合には、CPU
8は通信回路11を制御して前記データ処理したセンサ
出力を通信用データに変換し、伝送路へ出力する。
【0022】また、センサが測温抵抗体であるとするセ
ンサ種類の設定が行われると、CPU8は測定電流発生
部31を測温抵抗体21へ接続する切替制御信号を切替
回路32へ出力する。この結果、切替回路32は内部ス
イッチ回路を切替制御して図2に示すように測定電流発
生部31を測温抵抗体21へ接続する。CPU8は、ま
たマルチプレクサ1を切替制御してセンサが測温抵抗体
21であるときの入力信号を特定し、測温抵抗体21か
らのセンサ出力を取り込む。この場合、測定電流発生部
31は冷接点補償回路12の基準接点温度補償抵抗3へ
接続されていないため、冷接点補償回路12による消費
電流はない。
【0023】マルチプレクサ1を介して取り込まれた前
記センサ出力は増幅回路6で増幅され、A/D変換器7
へ供給される。A/D変換器7は前記センサ出力をディ
ジタルデータに変換し、CPU8は前記ディジタルデー
タに変換されたセンサ出力に対しデータ処理を施し、デ
ィジタル表示部9へ表示する。また、前記データ処理さ
れたセンサ出力はD/A変換器10へ供給され、アナロ
グ値に再変換され出力される。一方、通信モードである
場合には、CPU8は通信回路11を制御して前記デー
タ処理したセンサ出力を通信用データに変換し、伝送路
へ出力する。
【0024】また、4〜20mAの電流入力やmV電圧
入力の場合には、CPU8は切替回路32の内部スイッ
チ回路を全て開の状態にする。このため、測定電流発生
部31は電気的に冷接点補償回路12の基準接点温度補
償抵抗3にもA/D変換器7にも接続されていないため
消費電流はほとんどない。
【0025】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、測定電流発生部31は1回路備えられていればよ
く、このため回路構成が簡略化され、コストを抑制でき
るセンサ入力回路が得られる効果がある。また、使用す
るセンサの種類に応じて切替回路32を切替制御して測
定電流発生部31における消費電流を抑制できるため、
無駄な消費電流をなくし消費電流を抑制できるセンサ入
力回路が得られる効果がある。
【0026】実施の形態2.次に、前記実施の形態1で
説明した温度計測器のセンサ入力回路を備えた温度発信
器の具体例について説明する。図4は、この実施の形態
2の温度発信器の構成を示すブロック図である。図4に
おいて図1と同一または相当の部分については同一の符
号を付し説明を省略する。図4において、41は熱電対
などのセンサを接続する入力ターミナル、43は図1に
示すマルチプレクサ1、増幅回路などを含むA/D変換
部、44はリニアライズ回路(処理手段)である。この
リニアライズ回路44はセンサの種類毎の変換テーブル
を備え、この変換テーブルに基づいてA/D変換部43
の出力するディジタルデータを温度データに変換する。
45は入力データを0%から100%の範囲でレンジ変
換するレンジング回路(処理手段)である。46は処理
手段に対応するD/A変換回路(通信変換回路)であ
り、レンジング回路45でレンジ変換されたデータをア
ナログ値に変換し、また出力形態が通信の場合には前記
レンジ変換されたデータをディップスイッチや外部設定
器などによる設定により通信用データに変換する。47
は信号の外部出力用の出力ターミナルである。
【0027】図5は、この温度発信器の構造を示す断面
図である。図5において図4と同一または相当の部分に
ついては同一の符号を付し説明を省略する。図5におい
て、51はターミナルボード、52はアウトプットボー
ド、53はアナログボード、54はディジタルボード、
55はプリント板ホルダ、56はターミナルである。6
1は前記各ボードなどを内蔵したハウジング部、62は
カバー、63は窓ガラスである。
【0028】図6は、ターミナルボード51,アウトプ
ットボード52,アナログボード53およびディジタル
ボード54における各回路ブロックの配置構成を示す説
明図である。図6において図4および図5と同一または
相当の部分については同一の符号を付し説明を省略す
る。図6において、71はメモリ、72は信号アイソレ
ータ、73は電源トランス、74は電源アイソレーショ
ン部、75は電流出力回路、76は避雷器、77はノイ
ズフィルタである。また、例えばターミナルボード51
には図1に示した測定電流発生部31、切替回路32な
どが備えられている。また、ターミナルボード51に
は、使用するセンサ種類が熱電対であるのか測温抵抗体
であるのか、さらにまた4〜20mAの電流入力やmV
電圧入力であるのかを設定するための設定手段を設ける
ことが出来る。
【0029】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、センサ入力回路の回路構成を簡略化してコストを抑
制し、センサ入力回路で消費される電流を抑制でき、複
数種類のセンサ入力に対応し、測定を行うことが出来る
温度発信器が得られる効果がある。
【0030】
【発明の効果】以上、この発明によれば、接続されたセ
ンサを動作可能にする電流源となる、異なる種類のセン
サ共通の測定電流発生部と、該測定電流発生部の電流源
から接続されたセンサへの電流供給を、当該センサ入力
の種類に応じて制御する電流供給制御手段とを備えるよ
うに構成したので、接続されるセンサ毎に測定電流発生
部を設ける必要がなくなり、測定電流発生部を1回路設
ければよく、回路構成の簡略化、コストの抑制、さらに
消費電流を抑制できる効果がある。
【0031】この発明によれば、センサ入力が熱電対入
力であると、接続された熱電対の冷接点補償回路の基準
接点温度補償抵抗の一端のみへ測定電流発生部の電流源
から電流供給を行い、センサ入力が測温抵抗体入力であ
ると、測温抵抗体が接続された前記測温抵抗体接続端子
のみへ測定電流発生部の電流源から電流供給を行い、セ
ンサ入力が外部から与えられる電流入力または電圧入力
であると、前記冷接点補償回路の基準接点温度補償抵抗
の一端、および前記測温抵抗体接続端子への電流供給を
遮断する電流供給制御手段を備えるように構成したの
で、熱電対入力、測温抵抗体入力、電流入力または電圧
入力のセンサ入力に対し、単一の測定電流発生部の電流
源からの電流供給先を的確に切り替え、無駄な消費電流
をなくすことが出来、回路構成の簡略化、コストの抑
制、さらに消費電流を抑制できる効果がある。
【0032】この発明によれば、センサ入力の種類に応
じセンサとの接続回路構成を制御するセンサ接続構成制
御回路と、該センサ接続構成制御回路により接続された
センサを動作可能にする電流源となる、接続される異な
る種類のセンサ共通の測定電流発生部と、該測定電流発
生部の電流源から前記接続されたセンサへの電流供給
を、当該センサ入力の種類に応じて制御する電流供給制
御手段とを有したセンサ入力回路と、該センサ入力回路
から入力され増幅された信号をディジタルデータに変換
するA/D変換器と、該A/D変換器によりディジタル
データに変換された前記信号の表示、通信、出力などの
ための処理を行う処理手段とを備えるように構成したの
で、回路構成を簡略化し、さらにコストおよび消費電流
を抑制して複数種類のセンサ入力に対応し、測定を行う
ことが出来る効果がある。
【0033】この発明によれば、センサ入力が熱電対入
力であると、接続された熱電対の冷接点補償回路の基準
接点温度補償抵抗の一端のみへ測定電流発生部の電流源
から電流供給を行い、センサ入力が測温抵抗体入力であ
ると、測温抵抗体が接続された前記測温抵抗体接続端子
のみへ測定電流発生部の電流源から電流供給を行い、セ
ンサ入力が外部から与えられる電流入力または電圧入力
であると、前記冷接点補償回路の基準接点温度補償抵抗
の一端、および前記測温抵抗体接続端子への電流供給を
遮断する電流供給制御手段とを有したセンサ入力回路
と、該センサ入力回路から入力され増幅された信号をデ
ィジタルデータに変換するA/D変換器と、該A/D変
換器によりディジタルデータに変換された前記信号の表
示、通信、出力などのための処理を行う処理手段とを備
えるように構成したので、回路構成を簡略化し、さらに
コストおよび消費電流を抑制し、熱電対入力、測温抵抗
体入力、電流入力または電圧入力などの複数種類のセン
サ入力に対応し、測定を行うことが出来る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1のセンサ入力回路の構
成を示す回路ブロック図である。
【図2】この発明の実施の形態1のセンサ入力回路の構
成を示す回路ブロック図である。
【図3】この発明の実施の形態1のセンサ入力回路の測
定電流発生部の構成を示す回路図である。
【図4】この発明の実施の形態2の温度発信器の構成を
示すブロック図である。
【図5】この発明の実施の形態2の温度発信器の構造を
示す断面図である。
【図6】この発明の実施の形態2の温度発信器のターミ
ナルボード,アウトプットボード,アナログボードおよ
びディジタルボードにおける各回路ブロックの配置構成
を示す説明図である。
【図7】従来の計測器のセンサ入力回路の構成を示す回
路ブロック図である。
【図8】従来の計測器のセンサ入力回路の測定電流発生
部の構成を示す回路図である。
【図9】温度計測用のセンサに測温抵抗体を用いた温度
計測器のセンサ入力回路の構成を示す回路ブロック図で
ある。
【符号の説明】
1 マルチプレクサ(センサ接続構成制御回路) 2 熱電対 3 基準接点温度補償抵抗 7 A/D変換器 8 CPU(電流供給制御手段,処理手段) 12 冷接点補償回路 21 測温抵抗体 31 測定電流発生部 32 切替回路(電流供給制御手段) 43 A/D変換部 44 リニアライズ回路(処理手段) 45 レンジング回路(処理手段) 46 D/A変換回路(処理手段) P1 測温抵抗体接続端子

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センサ入力の種類に応じてセンサとの接
    続回路構成を制御するセンサ接続構成制御回路を有し、
    異なる種類のセンサ入力が可能なセンサ入力回路におい
    て、 接続されたセンサを動作可能にする電流源となる、前記
    異なる種類のセンサ共通の測定電流発生部と、 該測定電流発生部の電流源から接続されたセンサへの電
    流供給を、当該センサ入力の種類に応じて制御する電流
    供給制御手段とを備えたことを特徴とするセンサ入力回
    路。
  2. 【請求項2】 電流供給制御手段は、 センサ入力が熱電対入力であると、接続された熱電対の
    冷接点補償回路の基準接点温度補償抵抗の一端へ測定電
    流発生部の電流源から電流供給を行うとともに、センサ
    入力が測温抵抗体入力である場合の測温抵抗体接続端子
    への電流供給を遮断し、 センサ入力が測温抵抗体入力であると、測温抵抗体が接
    続された前記測温抵抗体接続端子へ測定電流発生部の電
    流源から電流供給を行うとともに、センサ入力が熱電対
    入力である場合の前記冷接点補償回路の基準接点温度補
    償抵抗の一端への電流供給を遮断し、 センサ入力が外部から与えられる電流入力または電圧入
    力であると、センサ入力が熱電対入力である場合の前記
    冷接点補償回路の基準接点温度補償抵抗の一端への電流
    供給、およびセンサ入力が測温抵抗体入力である場合の
    前記測温抵抗体接続端子への電流供給を遮断することを
    特徴とする請求項1記載のセンサ入力回路。
  3. 【請求項3】 センサ入力の種類に応じセンサとの接続
    回路構成を制御するセンサ接続構成制御回路と、 該センサ接続構成制御回路により接続されたセンサを動
    作可能にする電流源となる、接続される異なる種類のセ
    ンサ共通の測定電流発生部と、 該測定電流発生部の電流源から前記接続されたセンサへ
    の電流供給を、当該センサ入力の種類に応じて制御する
    電流供給制御手段とを有したセンサ入力回路と、 該センサ入力回路から入力され増幅された信号をディジ
    タルデータに変換するA/D変換器と、 該A/D変換器によりディジタルデータに変換された前
    記信号の表示、通信、出力などのための処理を行う処理
    手段とを備えた計測器。
  4. 【請求項4】 センサ入力の種類に応じセンサとの接続
    回路構成を制御するセンサ接続構成制御回路と、 該センサ接続構成制御回路により接続されたセンサを動
    作可能にする電流源となる、接続される異なる種類のセ
    ンサ共通の測定電流発生部と、 センサ入力が熱電対入力であると、前記センサ接続構成
    制御回路により接続された熱電対の冷接点補償回路の基
    準接点温度補償抵抗の一端へ測定電流発生部の電流源か
    ら電流供給を行うとともに、センサ入力が測温抵抗体入
    力である場合の前記センサ接続構成制御回路の測温抵抗
    体接続端子への電流供給を遮断し、センサ入力が測温抵
    抗体入力であると、測温抵抗体が接続された前記センサ
    接続構成制御回路の測温抵抗体接続端子へ前記測定電流
    発生部の電流源から電流供給を行うとともに、センサ入
    力が熱電対入力である場合の前記冷接点補償回路の基準
    接点温度補償抵抗の一端への電流供給を遮断し、センサ
    入力が外部から与えられる電流入力または電圧入力であ
    ると、センサ入力が熱電対入力である場合の前記冷接点
    補償回路の基準接点温度補償抵抗の一端への電流供給、
    およびセンサ入力が測温抵抗体入力である場合の前記測
    温抵抗体接続端子への電流供給を遮断する電流供給制御
    手段とを有したセンサ入力回路と、 該センサ入力回路から入力され増幅された信号をディジ
    タルデータに変換するA/D変換器と、 該A/D変換器によりディジタルデータに変換された前
    記信号の表示、通信、出力などのための処理を行う処理
    手段とを備えた計測器。
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