JP2000088368A - 冷凍装置 - Google Patents

冷凍装置

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JP2000088368A
JP2000088368A JP10259651A JP25965198A JP2000088368A JP 2000088368 A JP2000088368 A JP 2000088368A JP 10259651 A JP10259651 A JP 10259651A JP 25965198 A JP25965198 A JP 25965198A JP 2000088368 A JP2000088368 A JP 2000088368A
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oil
oil tank
compressor
refrigerant
tank
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JP10259651A
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Tetsuya Yamashita
哲也 山下
Fumitake Unezaki
史武 畝崎
Yoshihiro Sumida
嘉裕 隅田
Hiroyuki Morimoto
裕之 森本
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 常に、オイルタンク内の圧力を圧縮機内の圧
力よりも高くし、オイルタンクから圧縮機へ確実に油供
給することにより、信頼性の高い冷凍装置を提供するこ
と。 【解決手段】 この冷凍装置は、圧縮機1a,1b、油
分離器2、凝縮器5、液だめ6、冷媒絞り弁25、およ
び蒸発器26を環状に配管接続して冷媒が循環する冷凍
サイクルを構成し、油分離器2で分離された冷凍機油を
貯留するオイルタンク3を油分離器2と接続するととも
に、圧縮機1a,1bへ供給される冷凍機油量を調節す
るオイルレギュレータ4a,4bをオイルタンク3と圧
縮機1a,1bの間に配備した装置であって、冷凍サイ
クルの冷媒高圧部である油分離器2の冷媒出側とオイル
タンク3との間に、これらを連通するホットガスバイパ
ス配管7が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧縮機から吐出さ
れた冷媒に含まれる冷凍機油を分離してオイルタンクへ
貯留し再度圧縮機へ戻す機能を有する冷凍装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図9は冷媒部品メーカなどのカタログ
(例えば、1991年9月に再版された米国SPORL
AN社カタログ)に紹介されている従来の冷凍装置を示
す概略構成図である。図において、1a,1bは並列に
配管接続された2基の圧縮機、2は圧縮機1a,1bよ
り吐出された冷媒から冷凍機油を分離する油分離器、3
は分離された油を貯留するオイルタンク、4a,4bは
オイルタンク3から各圧縮機1a,1bに供給される油
量を調節するオイルレギュレータ、5は凝縮器、6は液
だめである。これらの圧縮機1a,1b、油分離器2、
凝縮器5、液だめ6、冷媒絞り弁(図1参照)、および
蒸発器(図1参照)が環状に配管接続されることによ
り、冷媒を循環させる冷凍サイクルが構成されている。
また、8は差圧弁であり、オイルタンク3と圧縮機1
a,1b吸入側の間に配管接続されている。油分離器2
の下部とオイルタンク3の上部は返油配管9で接続さ
れ、オイルタンク3の下部とオイルレギュレータ4a,
4bは給油配管10で接続されている。
【0003】上記のように構成された従来の冷凍装置に
おいて、圧縮機1a,1bで圧縮され高温・高圧になっ
たガス冷媒(圧縮機1a,1bから持出された油を同伴
させている)は、油分離器2でガス冷媒と油に分離され
る。ガス冷媒は凝縮器5に送られて液化したのち液だめ
6に流れ込み、後続の冷媒絞り装置や蒸発器を経て冷媒
吸入配管27から圧縮機1a,1bへ戻る。一方、油分
離器2の油は返油配管9を通じてオイルタンク3に貯留
される。一般に、オイルタンク3内の圧力は油分離器2
から流入する油に溶け込んでいた冷媒が蒸発することに
より上昇する。また、オイルタンク3の内圧は差圧弁8
により圧縮機1a,1bの吸入側の圧力よりも設定値だ
け高くなるように維持されている。オイルレギュレータ
4a,4bは、図10に示すように、圧縮機1a,1b
の貯油部に連通して取付けられている。
【0004】そこで、圧縮機1a,1b内の油面が下が
る(図10(a)参照)と、オイルレギュレータ4a,
4b内のフロート19が下がり、弁20が開く。する
と、オイルタンク3内と圧縮機1a,1b内の吸入側の
差圧(オイルタンク内圧力>圧縮機内圧力になってい
る)により、オイルタンク3の油が給油配管10を通じ
てオイルレギュレータ4a,4bから圧縮機1a,1b
に供給される。一方、圧縮機1a,1b内の油面が上が
る(図10(b)参照)と、フロート19が上がって、
弁20が閉じる。これにより、オイルタンク3から圧縮
機1a,1bへの油供給は止まる。以上のようにして、
オイルレギュレータ4a,4bは圧縮機1a,1b内の
油量を所定の油面に調整している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した従
来の冷凍装置は、以下に示す条件(1),(2)になる
と、圧縮機1a,1b内の圧力がオイルタンク3内の圧
力以上に高くなり、オイルタンク3内に貯留した油が圧
縮機1a,1bに移動しない状態が発生する。これによ
り、圧縮機1a,1bは油不足に至って故障するおそれ
がある。
【0006】(1)外気温度が低下しオイルタンク3の
周囲温度が低下している場合は、周囲温度の低下に伴っ
てオイルタンク3内の油温も低下するので、油分離器2
からオイルタンク3に流入した油に溶けている冷媒の蒸
発量が不足し、オイルタンク3の内圧が上昇しない。そ
のため、オイルタンク3内と圧縮機1a,1b内の差圧
ガ小さくなり、十分な量の油を圧縮機1a,1bに供給
できなくなる。特に、オイルタンク3の周囲温度がオイ
ルタンク3内の圧力に対応した冷媒飽和温度よりも低い
場合、オイルタンク3内の圧力はオイルタンク3の周囲
温度に対応した圧力となるため、オイルタンク3内と圧
縮機1a,1b内の差圧が逆転し、油を圧縮機1a,1
bに供給できなくなる。因みに、圧縮機1a,1b内の
圧力が3.3kg/cm2 G(蒸発温度=−5℃相当)
の場合は、オイルタンク3の周囲温度が−5℃未満にな
ると、オイルタンク内圧力>圧縮機内圧力となる。
【0007】(2)圧縮機1a,1b内の圧力上昇より
もオイルタンク3内の圧力上昇の方が遅い場合は、オイ
ルタンク3内と圧縮機1a,1b内の差圧が小さくな
り、もしくは逆転するため、油を圧縮機1a,1bに十
分供給できなくなる。オイルタンク3内の圧力は、油分
離器2から流入する油に溶けている冷媒が蒸発すること
や、オイルタンク3の周囲温度が上がることにより上昇
する。そのため、冷凍装置の負荷変動により上昇する圧
縮機1a,1b内の圧力に追従できず、オイルタンク内
圧力<圧縮機内圧力となる場合が有る。特に、オイルタ
ンク3の周囲温度が低い場合はその影響が大きくなる。
【0008】本発明は、かかる従来の問題点を解決する
ためになされたものであり、常に、オイルタンク内の圧
力を圧縮機内の圧力よりも高くし、オイルタンクから圧
縮機へ確実に油供給することにより、信頼性の高い冷凍
装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ために、本発明の冷凍装置は、少なくとも、圧縮機、油
分離器、凝縮器、冷媒絞り弁、および蒸発器を環状に配
管接続して冷媒が循環する冷凍サイクルを構成し、油分
離器で分離された冷凍機油を貯留するオイルタンクを油
分離器と接続するとともに、圧縮機へ供給される冷凍機
油量を調節するオイルレギュレータをオイルタンクと圧
縮機の間に配備した冷凍装置において、冷凍サイクルの
冷媒高圧部とオイルタンクとを連通するホットガスバイ
パス配管を設けた構成にしてある。
【0010】また、前述の構成において、ホットガスバ
イパス配管に電磁弁を設け、冷凍サイクルの状態に係る
所定の信号により電磁弁を開閉するものである。
【0011】そして、前述の構成において、ホットガス
バイパス配管に流量調整弁を設け、冷凍サイクルの状態
に係る所定の信号により流量調整弁を所定の開度に調節
するものである。
【0012】更に、少なくとも、圧縮機、油分離器、凝
縮器、冷媒絞り弁、および蒸発器を環状に配管接続して
冷媒が循環する冷凍サイクルを構成し、油分離器で分離
された冷凍機油を貯留するオイルタンクを油分離器と接
続するとともに、圧縮機へ供給される冷凍機油量を調節
するオイルレギュレータをオイルタンクと圧縮機の間に
配備した冷凍装置において、オイルタンクを断熱材で断
熱被覆したものである。
【0013】また、少なくとも、圧縮機、油分離器、凝
縮器、冷媒絞り弁、および蒸発器を環状に配管接続して
冷媒が循環する冷凍サイクルを構成し、油分離器で分離
された冷凍機油を貯留するオイルタンクを油分離器と接
続するとともに、圧縮機へ供給される冷凍機油量を調節
するオイルレギュレータをオイルタンクと圧縮機の間に
配備した冷凍装置において、オイルタンクに当該オイル
タンク内を加熱するヒータを設けたものである。
【0014】そして、少なくとも、圧縮機、油分離器、
凝縮器、冷媒絞り弁、および蒸発器を環状に配管接続し
て冷媒が循環する冷凍サイクルを構成し、油分離器で分
離された冷凍機油を貯留するオイルタンクを油分離器と
接続するとともに、圧縮機へ供給される冷凍機油量を調
節するオイルレギュレータをオイルタンクと圧縮機の間
に配備した冷凍装置において、冷凍サイクルの冷媒高温
部と配管接続された熱交換器をオイルタンク内に配備
し、冷媒高温部からの冷媒とオイルタンク内を熱交換さ
せるものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳しく説明する。
【0016】発明の実施の形態1.図1はこの発明の実
施の形態1に係る冷凍装置の概略構成図である。図にお
いて、1a,1bは並列に配管接続された2基の圧縮機
(低圧シェル型)であり、所定量の冷凍機油を機内(例
えば、底部の貯油部)に保持している。2はフロート弁
内蔵タイプの油分離器、3は分離された油を貯留するオ
イルタンク、4a,4bはオイルタンク3から各圧縮機
1a,1bへ供給される油量を調節するオイルレギュレ
ータであり、各圧縮機1a,1bの油面を検出できる位
置に連通して取付けられている。5は凝縮器、6は液だ
めである。これらの圧縮機1a,1b、油分離器2、凝
縮器5、液だめ6、冷媒絞り弁25、および蒸発器26
が環状に配管接続されることにより、冷媒の循環する冷
凍サイクルが構成されている。
【0017】また、7はホットガスバイパス配管であ
り、冷凍サイクルの冷媒高圧部である油分離器2の冷媒
出側とオイルタンク3とを接続している。8は差圧弁で
あり、オイルタンク3と圧縮機1a,1bの吸入側とに
配管接続されている。また、油分離器2とオイルタンク
3は返油配管9で接続され、オイルタンク3とオイルレ
ギュレータ4a,4bは給油配管10で接続されてい
る。
【0018】上記のように構成された冷凍装置におい
て、圧縮機1a,1bで圧縮されて高温・高圧になった
ガス冷媒(圧縮機1a,1bから持出された油を含んで
いる)は、油分離器2で油と分離される。分離後の冷媒
は凝縮器5で液化したのち液だめ6に流れ込み、更に冷
媒絞り装置25や蒸発器26を流通して冷媒吸入配管2
7から圧縮機1a,1bの吸入側へ戻る。一方、油分離
器2内で油が所定量溜まると、油は図外のフロート弁を
押し上げ、返油配管9を通じてオイルタンク3に流れ込
んで貯留される。オイルタンク3内の圧力は油分離器2
から流入する油に溶けている冷媒が蒸発することに加
え、ホットガスバイパス配管7を通じて高圧ガスが流入
することにより上昇する。尚、オイルタンク3の内圧は
差圧弁8により圧縮機1a,1bの吸入側の圧力よりも
設定値だけ高くなるように維持されている。
【0019】そして、ホットガスバイパス配管7は、そ
の管径や長さを調整したりあるいは配管途中にオリフィ
スやキャピラリーチューブなどを設けることにより、管
内を流れるガス流量を調整する機能を有している。すな
わち、冷凍装置の使用範囲(例えば、外気温度43〜−
15℃、蒸発温度−45〜−5℃)において、ホットガ
スバイパス配管7は、常に差圧弁8を作動させ、オイル
タンク3内の圧力を圧縮機1a,1bの吸入側圧力より
も設定値だけ高く維持できるように配管設計されてい
る。
【0020】そこで、圧縮機1a,1b内の油面が下が
る(図10(a)参照)と、オイルレギュレータ4a,
4bのフロート19が下がり、弁20が開く。これによ
り、オイルタンク3の油はオイルタンク3内と圧縮機1
a,1b内の差圧(オイルタンク内圧力>圧縮機内圧力
になっている。)により給油配管10を通じて圧縮機1
a,1bに戻される。他方、油面が上がる(図10
(b)参照)と、フロート19が上がり、弁21が閉じ
て、オイルタンク3から圧縮機1a,1bへの油供給が
止まる。
【0021】以上のように、この実施形態の冷凍装置に
よれば、ホットガスバイパス配管7の機能により、圧縮
機1a,1bの油量を常に所定の油面に調整するようオ
イルレギュレータ4a,4bを作動させることができ
る。尚、本実施形態では、冷凍サイクルの冷媒高圧部と
して油分離器2の冷媒出側を例示したが、他に例えば、
圧縮機1a,1bの吐出側を利用することもできる。ま
た、圧縮機が2台並列の場合を示したが、圧縮機が3台
以上並列配備されたものであっても同様の動作が可能で
ある。また、冷媒の種類を問わず、同様の動作が可能で
ある。従って、本発明の冷凍装置は現行の冷凍装置に主
として用いられているR22や、HFC系の混合冷媒で
あるR404Aなどを用いた冷凍装置でも適用できる。
【0022】発明の実施の形態2.図2はこの発明の実
施の形態2に係る冷凍装置の概略構成図である。図にお
いて、11はホットガスバイパス配管7の途中に設けた
電磁弁である。他の構成は実施の形態1と同じである。
この実施の形態では、冷凍サイクルの状態として全ての
圧縮機1a,1bが停止しているような場合に、電磁弁
11が閉じるように構成されている。すなわち、全ての
圧縮機1a,1bが停止している場合でも、ホットガス
がホットガスバイパス配管7を通してオイルタンク3へ
バイパスされることがない。これにより、高圧のガス冷
媒が差圧弁8を通じて圧縮機1a,1bの吸入側に流れ
込まないため、ショートサイクル運転(頻繁な圧縮機の
発停運転)による不具合や圧縮機1a,1b内への冷媒
寝込みなどの不具合を防止することができる。但し、圧
縮機1a,1bの停止中にホットガスのバイパスが問題
とならない場合は電磁弁11を閉じる必要はない。
【0023】一方、オイルタンク3の周囲温度をサーモ
(図示せず)等で検出し、冷凍サイクルの状態を表す検
出温度が所定温度以上になると、電磁弁11を閉じるよ
うにすることもできる。すなわち、オイルタンク3の周
囲温度が高い場合は、オイルタンク3の内圧が上昇しや
すい。そのため、オイルタンク3の内圧が圧縮機1a,
1b内の吸入側圧力よりも低い状態とならず、ホットガ
スのバイパスは不要となる。ホットガスバイパスは、高
圧のガス冷媒を差圧弁8を通じて圧縮機1a,1bの吸
入側にバイパスさせるものであるため、冷凍装置の冷凍
能力の損失になる。従って、不必要な条件下であればホ
ットガスバイパスを行わないほうが良い。
【0024】尚、ここではオイルタンク3の周囲温度で
電磁弁11を開閉させる例を説明したが、それぞれ検出
した外気温度、オイルタンク3の出口温度、オイルタン
ク3の内圧、あるいはオイルタンク3内と圧縮機1a,
1b内の差圧などといった、冷凍サイクルの状態に応じ
て電磁弁11を開閉させても構わない。
【0025】発明の実施の形態3.ところで、前記した
実施の形態2では油分離器2としてフロート弁内蔵タイ
プのものを説明したが、フロート弁なしタイプの油分離
器を用いる場合は、図3に示した構成の冷凍装置が採用
される。図において、12はフロート弁なしタイプの油
分離器、13は油流量を制限するために返油配管9に設
けたキャピラリーチューブ、7aはホットガスバイパス
配管であり、キャピラリーチューブ13を迂回するよう
返油配管9にバイパス接続されている。11はホットガ
スバイパス配管7aの途中に設けた電磁弁である。通常
は油分離器12で分離した油だけをオイルタンク3に送
ればよいので、キャピラリーチューブ13により油流量
が制限されている。そこで、実施の形態2と同様の所定
条件になれば、電磁弁11が開かれて、油とともに高圧
のガス冷媒がオイルタンク3に導入される。このとき、
高温のホットガスは返油配管9およびホットガスバイパ
ス配管7aを通してオイルタンク3に導かれる。
【0026】発明の実施の形態4.図4はこの発明の実
施の形態4に係る冷凍装置の概略構成図である。図にお
いて、14はホットガスバイパス配管7の途中に設けた
流量調整弁である。他の構成は実施の形態1と同じであ
る。ここでは、冷凍サイクルの状態として全ての圧縮機
1a,1bが停止している場合に、流量調整弁14は全
閉となるように構成されている。従って、全ての圧縮機
1a,1bが停止している場合でも、ホットガスバイパ
ス配管7を通してホットガスがバイパスされることがな
い。これにより、高圧のガス冷媒が差圧弁8を通じて圧
縮機1a,1bの吸入側に流れ込まないため、ショート
サイクル運転(頻繁な圧縮機の発停運転)による不具合
や圧縮機1a,1b内への冷媒寝込みなどの不具合を防
止することができる。但し、圧縮機1a,1bの停止中
のバイパスが問題とならない場合は流量調整弁14を全
閉にする必要はない。
【0027】他方、オイルタンク3の周囲温度をサーモ
(図示せず)等で検出し、冷凍サイクルの状態を表す検
出温度に応じて流量調整弁12の開度を調整するように
することもできる。すなわち、オイルタンク3の周囲温
度が低くなるほど流量調整弁12の開度を大きくする。
ホットガスバイパスは、高圧のガス冷媒を差圧弁8を通
じて圧縮機1a,1bの吸入側にバイパスさせるもので
あるため、冷凍装置における冷凍能力の損失につなが
る。従って、必要に応じてバイパス量を決めるほうが冷
凍能力の損失が少なくてすむ。尚、ここではオイルタン
ク3の周囲温度を信号にして流量調整弁14の開度を決
める例を説明したが、それぞれ検出した外気温度、オイ
ルタンク3の出口温度、オイルタンク3の内圧、あるい
はオイルタンク3内と圧縮機1a,1b内の差圧などと
いった、冷凍サイクルの状態に応じて、流量調整弁14
の開度を決めるようにしても良い。
【0028】発明の実施の形態5.図5はこの発明の実
施の形態5に係る冷凍装置の概略構成図である。図にお
いて、15はオイルタンク3の表面を断熱被覆する断熱
材である。他の構成は実施の形態1と同じである。通
常、油分離器2からオイルタンク3に流入する油はオイ
ルタンク3の温度を上昇させる。そこで、断熱材15は
オイルタンク3内を所定の温度以上に維持する。従っ
て、オイルタンク3内の圧力は周囲温度に影響されず、
油分離器2からオイルタンク3へ流入する油に溶け込ん
でいる冷媒が蒸発することにより上昇する。これによ
り、オイルタンク3内の圧力を圧縮機1a,1b内の吸
入側圧力よりも高くして、常にオイルタンク3から圧縮
機1a,1bへ油を供給することができる。また、上述
のホットガスバイパス配管7,7aを設ける必要がな
く、ホットガスバイパスによる冷凍能力の損失がない。
【0029】発明の実施の形態6.図6はこの発明の実
施の形態6に係る冷凍装置の概略構成図である。図にお
いて、16はオイルタンク3内に配設されたヒータであ
る。ヒータ16の熱源は制御しやすい電力が好ましい
が、それに限らず、スチームその他の高温熱源を用いる
こともできる。他の構成は実施の形態1と同じである。
この場合、ヒータ16がオイルタンク3を所定の温度以
上に維持する。従って、オイルタンク3内の圧力は周囲
温度に影響されず、油分離器2からオイルタンク3へ流
入する油に溶け込んでいる冷媒が蒸発することで上昇す
る。これにより、オイルタンク3内の圧力を圧縮機1
a,1b内の吸入側圧力よりも高くして、常にオイルタ
ンク3から圧縮機1a,1bへ油を供給することができ
る。また、上述のホットガスバイパス配管7,7aを設
ける必要がなく、ホットガスバイパスによる冷凍能力の
損失がない。
【0030】一方、オイルタンク3の周囲温度をサーモ
(図示せず)等で検出し、このときの検出値を利用する
構成を採用することもできる。すなわち、検出温度が所
定温度以上であればヒータ16をOFFにし、所定温度
以下のときにONするようにすれば、ヒータ加熱による
エネルギー消費量を最小限に抑えられる。尚、ここでは
オイルタンク3の所定温度でヒータ16をON・OFF
させる例を説明したが、外気温度、オイルタンク3の出
口温度、オイルタンク3の内圧、あるいはオイルタンク
3内と圧縮機1a,1b内の差圧などにより、ヒータ1
6をON・OFFさせても良い。
【0031】発明の実施の形態7.図7はこの発明の実
施の形態7に係る冷凍装置の概略構成図である。図にお
いて、17は熱交換器であり、油分離器2と凝縮器5と
を接続する冷媒配管の途中を引き回して設けられてい
る。この熱交換器17は、冷凍サイクルにおける冷媒高
温部(例えば、圧縮機1a,1bの冷媒吐出側、油分離
器2の冷媒出側、液管部(図示せず)、凝縮器5、液だ
め6など)からの高温の冷媒とオイルタンク3内を熱交
換させるようになっていて、オイルタンク3の油を所定
の温度以上に維持する機能を有している。従って、オイ
ルタンク3内の圧力は周囲温度に影響されず、油分離器
2からオイルタンク3へ流入する油に溶け込んでいる冷
媒が蒸発することで上昇する。これにより、オイルタン
ク3内の圧力を圧縮機1a,1b内の圧力よりも高くし
て、常にオイルタンク3から圧縮機1a,1bへ油を供
給することができる。また、ホットガスバイパスによる
冷凍能力の損失がなく、ヒータの熱源として電力を用い
た場合のような電気エネルギーの損失もない。
【0032】発明の実施の形態8.図8はこの発明の実
施の形態8に係る冷凍装置の概略構成図である。図にお
いては、実施の形態1で示したオイルレギュレータ4
a,4bの代わりに、それぞれの圧縮機1a,1bの貯
油部にフロートスイッチ21a,21bが設けられてい
る。一方、給油配管10はそれぞれの圧縮機1a,1b
の吸入側に直に接続され、圧縮機1a,1bへ油を直接
供給するようになっている。また、22は制御装置であ
り、23a,23bは給油電磁弁である。
【0033】そこで、圧縮機1a,1bの油面がある所
定値を越えると、フロートスイッチ21a,21bはO
N信号を発し、それ以下であればOFF信号を発してそ
れらの信号を制御装置22に伝送する。制御装置22は
フロートスイッチ21a,21bからON信号を受ける
と、それぞれの給油電磁弁23a,23bを閉じる信号
を発し、OFF信号を受けるとそれぞれの給油電磁弁2
3a,23bを開く信号を発する。給油電磁弁23a,
23bが開くとオイルタンク3から圧縮機1a,1bに
油が供給され、給油電磁弁23a,23bが閉じると油
供給が停止される。
【0034】上述のように構成したことで、圧縮機1
a,1bの油面上昇時にはオイルタンク3から圧縮機1
a,1bへの給油を止め、油面低下時にはオイルタンク
3から圧縮機1a,1bへの給油を実施するという、オ
イルレギュレータと同様の機能を実現することができ
る。尚、既述した実施の形態2から実施の形態7の冷凍
装置においても、オイルレギュレータ4a,4bの代わ
りに、前記のようなフロートスイッチ、制御装置、およ
び給油電磁弁からなる構成を用いることで、オイルレギ
ュレータと同様の機能を実現することが可能となる。
【0035】
【発明の効果】以上説明した通り、この発明に係る冷凍
装置によれば、冷凍サイクルからの高圧のガス冷媒がホ
ットガスバイパス配管を通してオイルタンクに導入され
るので、オイルタンク内の圧力を圧縮機内の吸入側圧力
よりも常に高く維持することができる。これにより、オ
イルタンクから圧縮機への油供給を確実にし、冷凍装置
の信頼性を確保することができる。
【0036】また、ホットガスバイパス配管に設けた電
磁弁を開閉することにより、ホットガスバイパスによる
冷凍能力の損失を最小限に抑え、オイルタンク内の圧力
を圧縮機内の吸入側圧力よりも常に高く維持することが
できる。その結果、オイルタンクから圧縮機への油供給
を確実にし、冷凍装置の信頼性を確保することができ
る。
【0037】そして、ホットガスバイパス配管に設けた
流量調整弁を所定の開度に調節することにより、ホット
ガスバイパスによる冷凍能力の損失を最小限に抑え、オ
イルタンク内の圧力を圧縮機内の吸入側圧力よりも常に
高く維持することができる。その結果、オイルタンクか
ら圧縮機への油供給を確実にし、冷凍装置の信頼性を確
保することができる。
【0038】更に、断熱材でオイルタンクを断熱被覆し
てあるので、オイルタンクの温度を高く保持し、これに
よってオイルタンク内の圧力を圧縮機内の吸入側圧力よ
りも常に高く維持することができる。その結果、オイル
タンクから圧縮機への油供給を確実にし、信頼性の高い
冷凍装置を安価に実現することができる。
【0039】また、ヒータによってオイルタンクを加熱
するようにしたことにより、ホットガスバイパスのよう
な冷凍能力の損失がなく、オイルタンク内の圧力を圧縮
機内の吸入側圧力よりも常に高く維持することができ
る。その結果、オイルタンクから圧縮機への油供給を確
実にし、冷凍装置の信頼性を確保することができる。
【0040】そして、冷凍サイクルにおける冷媒高温部
からの冷媒とオイルタンク内を熱交換することにより、
省エネルギーの点で無駄なく、オイルタンク内の圧力を
圧縮機内の吸入側圧力よりも常に高く維持することがで
きる。その結果、オイルタンクから圧縮機への油供給を
確実にし、冷凍装置の信頼性を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係る冷凍装置の概
略構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態2に係る冷凍装置の概
略構成図である。
【図3】 この発明の実施の形態3に係る冷凍装置の概
略構成図である。
【図4】 この発明の実施の形態4に係る冷凍装置の概
略構成図である。
【図5】 この発明の実施の形態5に係る冷凍装置の概
略構成図である。
【図6】 この発明の実施の形態6に係る冷凍装置の概
略構成図である。
【図7】 この発明の実施の形態7に係る冷凍装置の概
略構成図である。
【図8】 この発明の実施の形態8に係る冷凍装置の概
略構成図である。
【図9】 従来の冷凍装置を示す概略構成図である。
【図10】 一般的なオイルレギュレータの動作説明図
である。
【符号の説明】
1a,1b 圧縮機、2 油分離器、3 オイルタン
ク、4a,4b オイルレギュレータ、5 凝縮器、
7,7a ホットガスバイパス配管、9 返油配管、1
0 給油配管、11 電磁弁、12 油分離器、14
流量調整弁、15断熱材、16 ヒータ、17 熱交換
器、25 冷媒絞り弁、26 蒸発器。
フロントページの続き (72)発明者 隅田 嘉裕 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 森本 裕之 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも、圧縮機、油分離器、凝縮
    器、冷媒絞り弁、および蒸発器を環状に配管接続して冷
    媒が循環する冷凍サイクルを構成し、前記油分離器で分
    離された冷凍機油を貯留するオイルタンクを前記油分離
    器と接続するとともに、前記圧縮機へ供給される冷凍機
    油量を調節するオイルレギュレータを前記オイルタンク
    と前記圧縮機の間に配備した冷凍装置において、前記冷
    凍サイクルの冷媒高圧部と前記オイルタンクとを連通す
    るホットガスバイパス配管を設けたことを特徴とする冷
    凍装置。
  2. 【請求項2】 ホットガスバイパス配管に電磁弁を設
    け、冷凍サイクルの状態に係る所定の信号により前記電
    磁弁を開閉することを特徴とする請求項第1項に記載の
    冷凍装置。
  3. 【請求項3】 ホットガスバイパス配管に流量調整弁を
    設け、冷凍サイクルの状態に係る所定の信号により前記
    流量調整弁を所定の開度に調節することを特徴とする請
    求項第1項に記載の冷凍装置。
  4. 【請求項4】 少なくとも、圧縮機、油分離器、凝縮
    器、冷媒絞り弁、および蒸発器を環状に配管接続して冷
    媒が循環する冷凍サイクルを構成し、前記油分離器で分
    離された冷凍機油を貯留するオイルタンクを前記油分離
    器と接続するとともに、前記圧縮機へ供給される冷凍機
    油量を調節するオイルレギュレータを前記オイルタンク
    と前記圧縮機の間に配備した冷凍装置において、前記オ
    イルタンクを断熱材で断熱被覆したことを特徴とする冷
    凍装置。
  5. 【請求項5】 少なくとも、圧縮機、油分離器、凝縮
    器、冷媒絞り弁、および蒸発器を環状に配管接続して冷
    媒が循環する冷凍サイクルを構成し、前記油分離器で分
    離された冷凍機油を貯留するオイルタンクを前記油分離
    器と接続するとともに、前記圧縮機へ供給される冷凍機
    油量を調節するオイルレギュレータを前記オイルタンク
    と前記圧縮機の間に配備した冷凍装置において、前記オ
    イルタンクに当該オイルタンク内を加熱するヒータを設
    けたことを特徴とする冷凍装置。
  6. 【請求項6】 少なくとも、圧縮機、油分離器、凝縮
    器、冷媒絞り弁、および蒸発器を環状に配管接続して冷
    媒が循環する冷凍サイクルを構成し、前記油分離器で分
    離された冷凍機油を貯留するオイルタンクを前記油分離
    器と接続するとともに、前記圧縮機へ供給される冷凍機
    油量を調節するオイルレギュレータを前記オイルタンク
    と前記圧縮機の間に配備した冷凍装置において、前記冷
    凍サイクルの冷媒高温部と配管接続された熱交換器を前
    記オイルタンク内に配備し、前記冷媒高温部からの冷媒
    と前記オイルタンク内を熱交換させることを特徴とする
    冷凍装置。
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