JP2000087814A - 燃料冷却器 - Google Patents

燃料冷却器

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JP2000087814A JP11253786A JP25378699A JP2000087814A JP 2000087814 A JP2000087814 A JP 2000087814A JP 11253786 A JP11253786 A JP 11253786A JP 25378699 A JP25378699 A JP 25378699A JP 2000087814 A JP2000087814 A JP 2000087814A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車用、特には燃料のための冷却器
を、構造簡単且つ製造コストの面で有利に構成する。 【解決手段】 第1媒体が略軸芯方向に貫流する筒状の
ハウジング、及び、このハウジング内に該ハウジングの
軸芯と一致する軸芯を有する螺旋に形成され、第2媒体
が2つの独立した継手を介して貫流する波形ホースを備
えた自動車用冷却器において、前記波形ホース3の継手
7、8がハウジング2の軸芯方向一方又は両方の端面に
配置され、この端面に前記ハウジング2に取付可能なカ
バー5、6が備えられ、かつ、前記カバー5、6が前記
第1媒体及び前記第2媒体のための継手7、8、9、1
0を支持することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、第1媒体が略軸芯
方向に貫流する筒状のハウジング、及び、このハウジン
グ内に該ハウジングの軸芯と一致する軸芯を有する螺旋
に形成され、第2媒体が2つの独立した継手を介して貫
流する波形ホース、を備えた自動車用燃料冷却器に関
し、特に、タンクから内燃機関に向流及び還流する燃料
のための冷却器に関する。
【0002】
【従来の技術】前述のような燃料冷却器は、たとえばド
イツ特許第3440060号公報から公知であり、有害
物質発生量を最低限にして燃料の燃焼を最適化するため
に、燃料がキャブレタもしくは噴射ポンプへ流入する前
に燃料を適切な冷媒で冷却するのに用いられている。そ
の際には、第2媒体となる燃料が流通し、かつ、燃料冷
却器のハウジング内で波状に設けられる波形ホースが、
その表面積が大きいため、高い熱伝導率を提供する。さ
らに、前記波形ホースは、その可撓性に基づき、特に大
きな応力を発生させずに、発生する熱膨張を相殺するこ
とができる。これにより、冷却器のハウジングを横断
し、公知の燃料冷却器においては円周内壁の領域に放射
状に外側へ延出する波形ホースの継手で、特に大きい応
力も低減させることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、公知の燃料冷
却器の場合は、波形ホース継手が湾曲させた円周内壁の
領域に配置されているために、密閉接続の構築に非常に
コストがかかるという問題がある。
【0004】本発明の目的は、この従来の技術から出発
して、公知の自動車用冷却器をその構造及び製造コスト
の面で単純化することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の手段は、請求項1ないし19に記載の通りである。
【0006】上記目的を達成するため、本発明による冷
却器は、前記波形ホースの前記継手が前記ハウジングの
軸芯方向一方又は両方の端面に配置され、この端面に前
記ハウジングに取付可能なカバーが備えられ、かつ、前
記カバーが前記第1媒体及び前記第2媒体のための継手
を支持することを特徴とする。
【0007】すなわち、公知の燃料冷却器の場合には、
波形ホース継手が湾曲させた円周内壁の領域に配置され
ているために密閉接続の構築に非常にコストがかかるの
に対し、本発明では、第2媒体のための波形ホース継手
が、第1媒体のための継手と同様に、カバーにより形成
された軸芯方向のハウジングの端面に平らに設けられ、
この端面において、非常に簡単な方法で、ハウジング壁
を通る接続路を形成することができる。
【0008】同時に、このような新方式の燃料継手の配
置により、ハウジングが今や連続的な筒状の周壁を有
し、かつ、特に管状の基体から構成できるようになった
点で、前記ハウジングの形状も単純になったため、ハウ
ジングの湾曲した周壁の領域で放射状の継手接続のため
に対策を講じる必要があった場合よりも、本質的により
簡単に製造することができる。
【0009】もちろん、上述の長所は、一方のみの波形
ホース継手が軸芯方向の端面に配置されている場合にも
生じる。しかし、当然ながら特に好ましいのは、両方の
波形ホース継手を軸芯方向の端面に、特に両側の互いに
向き合う端面に、配置することである。さらに、この関
連において望ましいことは、波形ホース継手を螺旋及び
ハウジング軸芯から離間させ、これによりオフセット状
態に設け、同時に、第1媒体のための継手もハウジング
の軸芯方向の端面に、特に、ハウジング軸芯からオフセ
ットして配置することである。
【0010】前記カバーは、ハウジング軸芯と垂直に半
径方向に延出する好適には円板状の内部領域と、管状の
基体に組み付けられ、具体的にはハウジングと内側また
は外側で重ね合せされて組付領域を形成する外部フラン
ジとを有するのが目的に沿う。これにより、冷却器を、
その寸法及び冷却能力とは無関係に、常に同一の又は少
なくとも略同一の部材から、すなわち1つの管状のハウ
ジングと、2つの円板状のハウジングに差込可能の継手
を具備したカバーと、ハウジング内部に設けられた1つ
の波形ホースとから構成できるという長所が生じる。
【0011】この簡略化された構造形態は、簡単な方法
で波形ホース及びハウジング長さを変化させることによ
り冷却器の交換器出力を可変にすることができるという
本発明の本質的な特徴をもたらすものであり、たとえ
ば、交換器出力を低減するためにハウジングをその軸芯
方向長さに若干短縮し、交換器出力のより大きなものに
も使用し得る同一のカバーを使用して密閉することが可
能となる。その際の代償として、当然ながら波形ホース
もそれに合せて短くする必要はあるが、これは該波形ホ
ースの構造が連続しているため、同様に簡単に実施する
ことができる。
【0012】従って、全体としては、冷却器の交換器出
力について、ハウジングとホースの長さを変化させるこ
とにより簡単な方法でスケール変更が可能な、簡略化さ
れた構造を有する冷却器が得られた。
【0013】上記目的のため、ハウジングの外形が軸芯
方向の長さにわたり少なくとも所定の長さ短縮領域では
略一定に形成されるため、ハウジングが、その軸芯方向
の長さとは無関係に、ハウジングに適したカバーにより
液密に、特には組付領域のハウジング及びカバーの溶接
又ははんだ付けにより、密閉することができる。
【0014】ハウジングを貫流する第1媒体の継手に関
しては、この第1媒体の流入領域を、ハウジング軸芯に
沿って、波形ホース螺旋を通り、かつ反対のハウジング
側に延出する内管によって構成するのが有利な構造形態
であり、第1媒体はそこから出発してハウジングを貫流
し、かつ螺旋周りに還流する。これにより第1媒体の流
出領域が、流入領域のための継手と軸芯方向同一の端面
に位置するため、組付条件への柔軟な適合が可能とな
る。
【0015】上述のような組付条件を満たすためには、
第2媒体の継手を従来の半径方向に配向することにも適
合させる場合には、ここに提案した端面の継手に曲管部
分を備えさせ、これにより、本発明の長所である冷却器
の簡単な短縮可能性と簡単な構造とを損なうことなく、
最終的に同様に放射状の向流もしくは往流方向が得られ
るようにする必要も生ずる。
【0016】本発明に基づく冷却器は、特に燃料冷却器
として使用することができ、この冷却器においては、好
ましくは第2媒体として燃料が波形ホースを通って流
れ、かつ、第1媒体としての冷媒、たとえば水またはR
134aが、ハウジングを軸芯方向に貫流し、かつ、そ
の際に波形ホース周りに流れる。本発明の長所は、冷媒
が波形ホースを貫流し、かつ、燃料が波形ホース周りに
流れる場合にも、同様の方法で達成することができる。
さらに、冷却器の可能な適用範囲は、排気ガス再循環装
置の管に組付け、かつ、その際に排気ガス、これを第1
または第2媒体とすることもできる、を冷媒で冷却する
ことにもある。尚、前記R134aは、ハロゲンのない
冷却剤(冷媒)に対するドイツ国スタンダード・デノミ
ネーション(German standard denomination for a cool
ant without halogen)である。
【0017】ハウジングを流通する第1媒体、すなわ
ち、特には冷媒のための軸芯方向継手に関しては、ハウ
ジング内部で第1媒体の偏向に利用されて交換器出力の
改善に貢献するディフューザを組付けた場合には、向流
領域において圧力損失が増大し、これにより第1媒体を
駆動するポンプの出力を上昇させなければならないとい
う問題がある。このような大きな圧力損失に対抗するた
めには、継手とハウジングとの間の移行部に、特にはた
とえばニット製品、混紡ワイヤ又はこれらと類似の、ワ
イヤ成形品から形成することのできる、ディフューザの
形態をとった流量可変可能な挿入品を具備することが望
ましい。好ましくは、特に冷却器の流入側でその機能を
満たす前記ディフューザは、冷却器の内部で冷媒継手に
境を接して設けられ、その際、該ディフューザは、一方
では各要求事項に応じてその外形を単に継手の断面にほ
ぼ合わせ、他方では、ほぼ冷却器ハウジングの断面に合
せることができる。このようなディフューザは、第1媒
体に最適の渦流を引き起こし、これにより第1媒体が波
形ホース周りを良好に流れるため、交換器出力の改善に
貢献する。
【0018】本発明のその他の特徴及び長所は、以下
の、図面を利用した実施例の説明から明らかである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の好適な実施の形態について説明する。各実施形態に
おいては、タンク(図示せず)から内燃機関(図示せ
ず)への向流及び還流する燃料のための冷却器を、本発
明による自動車用冷却器の一例として説明する。
【0020】[第1実施形態]図1に示す燃料冷却器1
は、略円筒状のハウジング(筒状のハウジングの一例)
2、及び、このハウジング2の内部に螺旋状に延設され
第2媒体(この例では冷却対象の燃料)を貫流する波形
ホース3からなる。ハウジング2は、1つの管状の基体
4と、この基体4の端部に接続される円板状の2つのカ
バー5、6とから構成される。ハウジング2の端面を形
成するカバー5、6は、燃料のための2つの継手(以
下、燃料継手)7、8と、第1媒体(この例では冷媒)
のための2つの継手(以下、冷媒継手)9、10と、を
具備している。カバー5、6は、その半径方向にハウジ
ング2と平行に延長し該ハウジング2と部分的に重なり
合う外部フランジ15、16を有し、この外部フランジ
がハウジングとともに1つの組付領域を形成する。この
組付は、液密の方法で、たとえばTIG溶接、レーザ溶
接又ははんだ付けで行われる。
【0021】冷媒を冷却器の中に流入させるための冷媒
継手9には内管11が接続され、この内管11は、冷媒
の流入領域を反対側の冷却器端部側に敷設する。これに
より、図2から明らかなように、冷媒の流出領域すなわ
ちもう一つの冷媒継手10を、流入領域と同じ側に設け
ることができる。その際には、螺旋状に敷設された波形
ホース3と衝突しないように、前記内管11は、偏芯配
置された冷媒継手9から出発して、ハウジング2の軸芯
の方向に曲がり、ハウジング軸芯の方向に燃料螺旋を通
り反対側に延出する。冷媒が内管11から出る流出領域
にはディフューザ12が配置されており、このディフュ
ーザ12が冷媒に最適の渦流を発生させるとともに交換
器出力をさらに上昇させる。
【0022】図1の特に下部切欠領域からは、ハウジン
グが、必要な場合には問題なく長さを短縮できるように
軸芯方向の長さにわたり一定に形成され、同じカバーを
長さ短縮領域に組付けるだけでよいという、本発明の特
徴が分かる。ただし、その場合には、内管及び波形ホー
スの長さも新たなハウジング長さに合わせなければなら
ない。
【0023】[第2実施形態]図3及び4には、第2実
施形態の冷却器21の構造形態を示す。ここでは、同一
の部材には図1及び図2の場合と同じ符号を付けてい
る。上述の第1実施形態と唯一異なる点は、ここでは両
方の端面に燃料継手7、8と冷媒継手9、10とが各々
1つずつ具備されることであり、従って、図1に記載し
た内管は省くことができる。
【0024】[第3実施形態]図5には、第3実施形態
の冷却器31の構造形態を示す。この実施形態では、図
1ないし図4に記載した構造形態との相違点として、燃
料の向流及び往流を冷却器に対して半径方向に発生する
曲り燃料継手17及び18が具備されている。その他の
点においては、ここで使用されている部材は、図1ない
し図4に示した部材に相当する。
【0025】[第4実施形態]最後に図6には、第4実
施形態の燃料冷却器41を、軸芯方向の断面で示す。こ
の冷却器41でも、それぞれの端面に冷媒継手と燃料継
手とを各々1つずつ設けているが、本構造形態の特徴
は、図3ないし図5に記載した構造形態では継手の位置
をずらした方式を採用しているのに対して、ここでは、
同一媒体のための継手が互いに一列に並んで両端面に配
置されていることにある。図6からは、さらに、可能な
もう1つの形態のディフューザ12又は13が明らかで
あり、これらのディフューザはそれぞれ冷媒の流入及び
流出領域で冷却器ハウジング2の内側に配置されてお
り、これにより、同一の冷却器を逆向きに組付けること
もできる。たしかに、各流出領域に配置した方のディフ
ューザは、流れ特性の改善もしないし、交換器出力の上
昇にも貢献しない。しかし、このディフューザは流れ特
性の妨げ要因にはならないため、該ディフューザの組付
は、向き取り違えにより起こる危険に対して達成される
安全性の面では長所となる。
【0026】以上、本発明の好適な実施例を数例説明し
たが、本発明はこれら実施例に限定されるものではな
く、本発明の範囲内で上記実施例の改変が可能であるこ
とは当業者に理解できるであろう。たとえば、前記筒状
ハウジングとしては、冷却対象媒体との熱交換効果、製
造の容易さ等を考慮すれば図示のような略円筒状に形成
するのが好適であるが、かかる形状に限定されるもので
はなく、楕円筒状等の他の形状に形成することも可能で
ある。
【0027】
【発明の効果】本発明の効果は、要約すれば、簡略化さ
れた構造と、同様に簡単な方法でスケール変更可能の交
換器出力とを有する冷却器が提供されること、及び、こ
の冷却器では、すべての継手を湾曲した円周内壁に配置
する代りに、端面と軸芯方向に延出させて配置したこと
であり、これにより円周内壁には継手がなくなるため、
簡単に構成できるとともに、長さを可変にできることで
ある。
【0028】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第1実施形態の冷却器の一部断面側面図
【図2】図1に示す冷却器の正面図
【図3】本発明第2実施形態の冷却器の一部断面側面図
【図4】図3に示す冷却器の正面図
【図5】本発明第3実施形態の冷却器の一部断面側面図
【図6】本発明第4実施形態の冷却器の断面側面図
【符号の説明】
1,21,31,41 自動車用冷却器 2 ハウジング 3 波形ホース 5,6 カバー 7,8,17,18 燃料継手 9,10 冷媒継手
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 597051023 OESTLICHE KARL‐FRIE DRICH‐STRASSE 134, D‐75175 PFORZHEIM, BU NDESREPUBLIK DEUTSC HLAND (72)発明者 カルロ・ブルクハルト ドイツ連邦共和国 デー‐75331 グルン バッハ シェーンブリックシュトラーセ 42 (72)発明者 ヴィンフリート・ヘルティ ドイツ連邦共和国 デー‐75177 プフォ ルツハイム レートテンバッハーシュトラ ーセ 27 (72)発明者 エドゥアルト・メルコウスキー ドイツ連邦共和国 デー‐75181 プフォ ルツハイム グロガウアーシュトラーセ 13 (72)発明者 クラウス・レットコウスキー ドイツ連邦共和国 デー‐75433 マウル ブロン ヤーンシュトラーセ 9

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1媒体が略軸芯方向に貫流する筒状の
    ハウジング、及び、このハウジング内に該ハウジングの
    軸芯と一致する軸芯を有する螺旋に形成され、第2媒体
    が2つの独立した継手を介して貫流する波形ホース、を
    備えた自動車用燃料冷却器であって、 前記波形ホース(3)の前記継手(7、8、17、1
    8)が前記ハウジング(2)の軸芯方向一方又は両方の
    端面に配置され、この端面に前記ハウジング(2)に取
    付可能なカバー(5、6)が備えられ、かつ、前記カバ
    ー(5、6)が前記第1媒体及び前記第2媒体のための
    継手(7、8、9、10、17、18)を支持すること
    を特徴とする冷却器。
  2. 【請求項2】 前記ハウジング(2)の軸芯方向一方の
    端面に第1波形ホース継手(7)が、かつ、軸芯方向他
    方の端面に第2波形ホース継手(8)が配置されること
    を特徴とする請求項1記載の冷却器。
  3. 【請求項3】 波形ホース継手(7、8)が、螺旋及び
    ハウジング軸からオフセットして配置されていることを
    特徴とする請求項1又は2記載の冷却器。
  4. 【請求項4】 第1媒体のための継手(9、10)が、
    ハウジング(2)の軸芯方向の端面に、かつ、特にハウ
    ジング軸芯からオフセットして配置されていることを特
    徴とする請求項1ないし3いずれか1項記載の冷却器。
  5. 【請求項5】 前記筒状のハウジング(2)が1つの管
    状の基体(4)からなることを特徴とする請求項1ない
    し4いずれか1項記載の冷却器。
  6. 【請求項6】 カバー(5、6)がハウジング軸と垂直
    に半径方向に延出する特に円板状の内部領域と、管状の
    基体(4)に適合し、特に、組付領域を形成しながらハ
    ウジングに重ね合される外フランジ(15、16)と、
    を有することを特徴とする請求項1ないし5いずれか1
    項記載の冷却器。
  7. 【請求項7】 冷却器(1、21、31、41)の交換
    器出力が、波形ホース及びハウジングの長さを変化させ
    ることにより可変にできることを特徴とする請求項1な
    いし6いずれか1項記載の冷却器。
  8. 【請求項8】 ハウジング(2)の外形が、軸芯方向の
    長さにわたり、少なくとも所定の長さ短縮領域で略一定
    に形成されるため、該ハウジングが、その軸芯方向長さ
    とは無関係に、ハウジングに適合したカバー(5、6)
    により液密に、特にハウジング及びカバーの溶接又はは
    んだ付けにより組付領域で密閉可能であることを特徴と
    する請求項7記載の冷却器。
  9. 【請求項9】 第1媒体のための継手(9、10)と前
    記ハウジング(2)との間の移行領域に、圧力損失を低
    減するためにディフューザ(12、13)が配置されて
    いることを特徴とする請求項1ないし8いずれか1項記
    載の冷却器。
  10. 【請求項10】 前記ディフューザ(12、13)がワ
    イヤ成形品から成ることを特徴とする請求項9記載の燃
    料冷却器。
  11. 【請求項11】 前記ディフューザ(12、13)が、
    ハウジング(2)内部の、第1媒体のための継手(9、
    10)の領域に配置されていることを特徴とする請求項
    10記載の冷却器。
  12. 【請求項12】 前記ディフューザ(12、13)の外
    形が、たとえば第1媒体のための継手(9、10)の断
    面にほぼ相当することを特徴とする請求項10記載の冷
    却器。
  13. 【請求項13】 前記ディフューザ(12、13)の外
    形が、ほぼハウジング(2)の断面に適合することを特
    徴とする請求項10記載の冷却器。
  14. 【請求項14】 前記冷却器が燃料冷却器であり、か
    つ、前記第1媒体及び前記第2媒体の媒体の一方が燃料
    であり、他方が冷媒であることを特徴とする請求項1な
    いし13いずれか1項記載の冷却器。
  15. 【請求項15】 前記第1媒体が冷媒であり、かつ、前
    記第2媒体が燃料であることを特徴とする請求項14記
    載の冷却器。
  16. 【請求項16】 前記冷却器が排気ガス再循環装置の管
    に組付けられ、かつ、排気ガスの冷却に利用されること
    を特徴とする請求項1ないし15いずれか1項記載の冷
    却器。
  17. 【請求項17】 前記第1媒体のための継手(9)に、
    ハウジング軸芯の方向に、かつ、特に波形ホース螺旋
    (3)を通り延出する内管(11)が接続されており、
    この内管(11)によって、前記第1媒体のための流入
    領域が、ハウジングの前記継手(9)と反対側に設けら
    れることを特徴とする請求項1ないし16いずれか1項
    記載の冷却器。
  18. 【請求項18】 前記冷却器が、タンクから内燃機関へ
    の向流及び還流する燃料のための冷却器であることを特
    徴とする請求項1記載の冷却器。
  19. 【請求項19】 前記ワイヤ成形品がニット製品である
    ことを特徴とする請求項10記載の燃料冷却器。
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