JP2000086637A - ピラゾール化合物及びその製造法 - Google Patents
ピラゾール化合物及びその製造法Info
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Abstract
造法を提供する。 【解決手段】 式: 【化1】 〔式中、Xはハロゲン原子を表し、Yはハロゲン原子、
OCOCF3またはORを表し、R及びR1はC1〜C4ア
ルキル基を表し、R2は水素原子またはC1〜C4アルキル
基を表す。〕で表わされるピラゾール化合物の製造法。
Description
理活性物質の製造中間体として有用なピラゾール化合物
の新規製造法及び新規なピラゾール化合物に関する。
Xはハロゲン原子を表わす〕で表わされるピラゾール化
合物は、WO97/40009に、殺虫殺ダニ活性化合
物の製造中間体として有用であることが記載されてい
る。
ロメチル−4−ピラゾールカルボン酸の製造法として
は、J.Heterocyclic Chem.,2
7,243(1990)に5−ピラゾロン化合物をビル
スマイヤー反応に付した後、過マンガン酸カリで酸化す
る方法が記載されている。しかし、工業的な製造を考慮
した場合、ビルスマイヤー反応は、リン酸を含んだ排水
の処理等問題が多い。
ロメチル−4−メチルピラゾール類は従来知られておら
ず、従って、その合成法も知られていない。
−メチルピラゾールは従来知られておらず、従って、そ
の合成法も知られていない。
オロメチル−4−メチルピラゾール類の合成法として
は、J.Chem.Res.,Synop.198(1
995)に3−オキソ−4、4、4−トリフルオロ−2
−メチルブタンニトリルと、メチルヒドラジンを反応さ
せる方法が記載されている。しかし、この方法は高価な
メチルヒドラジンを使用している。
ルから3−オキソ−4,4,4−トリフルオロ−2−メ
チルブタンニトリルを得る方法としては、例えば、
(1)J.Chem.Res.,Synop.476
(1995)には、トリフルオロ酢酸エチルとプロピオ
ニトリルを水素化ナトリウム存在下に反応させる方法
が、また、(2)特開昭62−96479及び特開昭6
3−264448にはトリフルオロ酢酸メチルとプロピ
オニトリルをリチウムジイソプロピルアミド存在下に反
応させる方法が記載されている。しかし、工業的な製造
を考慮した場合、水素化ナトリウムやリチウムジイソプ
ロピルアミドの使用は経済面及び安全性の面から問題が
多く、他の工業的製造法が求められている。
を解決すべく鋭意検討した結果、本発明を完成するに至
った。
〔5〕記載の製造法並びに〔6〕及び〔7〕記載の新規
化合物に関するものである。 〔1〕 塩基としてt−ブトキシカリウムを用いて、式
(1): CF3COY 〔式中、Yはハロゲン原子、OCOCF3またはOR
(RはC1〜C4のアルキル基を表わす。)を表す。〕で
表わされるトリフルオロ酢酸誘導体と、式(2): CH3CH2CN で表わされるプロピオニトリルを反応させることを特徴
とする、式(3):
る。)。 〔2〕 式(3):
徴とする、式(4):
称する。)。 〔3〕 式(4):
ル化剤と反応させ、アルキル化することを特徴とする、
式(5):
ピラゾール化合物の製造法(以下、C工程と称す
る。)。 〔4〕 式(4):
ラゾール化合物を、鉱酸または有機酸の存在下亜硝酸供
給源を用いてジアゾニウム塩とし、次いで触媒作用のあ
るハロゲン供給源の存在下、または触媒及びハロゲン供
給源の存在下でジアゾ分解することを特徴とする式
(7):
Xはハロゲン原子を表す。〕で表されるピラゾール化合
物の製造法(以下、D工程と称する。また、R2がC1〜C4
アルキル基の場合はD1工程と称し、R2が水素原子の場
合はD2工程と称する。)。 〔5〕 式(7):
はハロゲン原子を表す。〕で表されるピラゾール化合物
を酸化することを特徴とする、式(8):
Xはハロゲン原子を表す。〕で表わされるピラゾール化
合物の製造法(以下、E工程と称する。)。 〔6〕 式(4):
Xはハロゲン原子を表す。〕で表されるピラゾール化合
物。
アルキルヒドラジンを反応させることにより式(5):
化合物を製造する方法を、以下、F工程と称する。
を複数連続して実施してもよく、例えば、A工程→B工
程(A工程を実施後、次いでB工程を実施することを意
味する。以下、同様に記載する。)、B工程→C工程、
A工程→B工程→C工程、A工程→F工程、C工程→D
1工程、B工程→C工程→D1工程、A工程→B工程→
C工程→D1工程、F工程→D1工程、A工程→F工程
→D1工程、B工程→D2工程、A工程→B工程→D2
工程、D工程→E工程、C工程→D1工程→E工程、B
工程→C工程→D1工程→E工程、A工程→B工程→C
工程→D1工程→E工程、F工程→D1工程→E工程、
A工程→F工程→D1工程→E工程、B工程→D2工程
→E工程及びA工程→B工程→D2工程→E工程が挙げ
られる。
(8)におけるR、R1、R2、X及びYの例を説明す
る。R、R1及びR2の定義におけるC1〜C4のアルキ
ル基としてはメチル基、エチル基、n−プロピル基、i
so−プロピル基、n−ブチル基、iso−ブチル基、
sec−ブチル基及びtert−ブチル基があげられ
る。X及びYの定義におけるハロゲン原子としては、フ
ッ素原子、塩素原子、臭素原子及びヨウ素原子があげら
れる。
物は、は式
の化合物は式
ルの使用量は、式(1)のトリフルオロ酢酸誘導体1モ
ルに対して、通常0.5〜10モル、好ましくは0.9
〜5モルを用いる。反応に用いるt−ブトキシカリウム
の使用量は、式(1)のトリフルオロ酢酸誘導体1モル
に対して、通常0.5〜5モル、好ましくは1〜3モル
を用いる。
とができ、溶媒としてはベンゼン及びトルエン等の芳香
族炭化水素類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラ
ン、1,4−ジオキサン、1,2−ジメトキシエタン及
び1,2−ジエトキシエタン等のエーテル類、N,N−ジ
メチルホルムアミド及びN,N−ジメチルアセトアミド等
のアミド類、 t−ブタノール、ジメチルスルホキシド、
スルホラン並びにこれらの混合溶媒等が挙げられる。反
応温度は、通常−30℃〜150℃、好ましくは0℃か
ら100℃の範囲で行う。反応終了後は、反応液を塩酸
等で酸性にした後、適当な有機溶媒で抽出することで、
目的物を得ることができる。また必要に応じて反応溶媒
を減圧留去等で除去後に同様の操作を行い、目的物を得
ることもできる。また、この物は、蒸留、カラムクロマ
トグラフィー等の精製法によって精製することができ
る。
ンは、水和物、水溶液及び塩酸塩や硫酸塩のような無機
塩の形でも使用できる。無置換ヒドラジンの使用量は、
基質1モルに対して通常0.5〜10モル、好ましくは
0.8〜5モルの範囲で使用できる。反応温度は通常−
10〜200℃、好ましくは10〜150℃の範囲で行
われる。
しては、塩化メチル、臭化メチル、ヨウ化メチル、塩化
エチル、臭化エチル、ヨウ化エチル、塩化プロピル、臭
化プロピル、ヨウ化プロピル、塩化イソプロピル、臭化
イソプロピル、ヨウ化イソプロピル、塩化ブチル、臭化
ブチル、ヨウ化ブチル、塩化イソブチル、臭化イソブチ
ル、ヨウ化イソブチル、塩化sec−ブチル、臭化se
c−ブチル及びヨウ化sec−ブチル等のハロゲン化ア
ルキル類、ジメチル硫酸、ジエチル硫酸、炭酸ジメチル
及びギ酸メチル等のエステル類が挙げられる。アルキル
化剤の使用量は基質1モルに対して、通常、0.5〜2
0の範囲、好ましくは0.5〜5モルの範囲が良い。
ウム、水素化カリウム、水素化リチウム、金属ナトリウ
ム、金属カリウム、金属リチウム、水酸化ナトリウム、
水酸化カリウム、水酸化リチウム、水酸化バリウム、水
酸化マグネシウム、水酸化カルシウム、炭酸ナトリウ
ム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリ
ウム、酸化バリウム、酸化マグネシウム及び酸化カルシ
ウム等の無機塩基並びにナトリウムメトキシド、ナトリ
ウムエトキシド、カリウムメトキシド、カリウムエトキ
シド、t−ブトキシカリウム、トリメチルアミン、トリ
エチルアミン、ピリジン、ブチルリチウム及びリチウム
ジイソプロピルアミド等の有機塩基が挙げられる。塩基
の使用量は基質1モルに対して、通常0.5〜20モル
の範囲が良い。C工程における反応温度は、通常−10
〜200℃の範囲が採用される。
キルヒドラジンは、水溶液及び塩酸塩や硫酸塩のような
無機塩の形でも使用できる。式(6)のアルキルヒドラ
ジンの使用量は、基質1モルに対して通常0.5〜10
モル、好ましくは0.8〜5モルの範囲で使用できる。
反応温度は通常−10〜200℃、好ましくは10〜1
50℃の範囲で行われる。
F工程における反応は、無溶媒でも可能であるが、溶媒
も使用できる。溶媒としては、ヘキサン及びヘプタン等
の脂肪族炭化水素類、塩化メチレン及び1,1,1−ト
リクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類、ベンゼン、
トルエン及びキシレン等の芳香族炭化水素類、クロロベ
ンゼン、ジクロロベンゼン及び3,4−ジクロロトルエ
ン等のハロゲン置換芳香族炭化水素類、アニソール及び
1,2−ジメトキシベンゼン等のアルコキシ置換芳香族
炭化水素類、ジエチルエーテル、ジプロピルエーテル、
メチルターシャリーブチルエーテル、エチレングリコー
ルジブチルエーテル、ジエチレングリコールジブチルエ
ーテル、テトラヒドロフラン及びジオキサン等のエーテ
ル類、メタノール、エタノール、ブタノール及びアミル
アルコール等のアルコール類並びにN,N−ジメチルホル
ムアミド及びアセトニトリル等の非プロトン極性溶媒が
挙げられる。上記溶媒の2種以上を混合または分散して
も使用できる。また、場合によっては水との2層系で反
応を行うこともできる。
後、反応混合物中に水を加え、有機溶媒で抽出すること
で目的物を得ることができる。また、この物は、再結晶
及びカラムクロマトグラフィー等の精製法によって精製
することができる。
(5)のアミノピラゾール化合物をジアゾニウム塩に誘
導するジアゾ化工程、及び生成したジアゾニウム塩を分
解して式(7)のピラゾール化合物を得る分解工程から
なっている。
Xはハロゲン原子を表す。〕 ジアゾ化工程で用いられる酸としては、例えば、塩酸、
臭化水素酸、硫酸及びリン酸等の鉱酸並びに酢酸等の有
機酸を用いることができるが、鉱酸を用いるのが好まし
い。またこれらの混合物を用いてもよい。
℃、好ましくは−10℃〜室温の範囲で行われる。
ム、亜硝酸カリウム及び亜硝酸カルシウム等の亜硝酸
塩、塩化ニトロシル、三二酸化窒素及び一酸化窒素等の
無機化合物、亜硝酸アミル、亜硝酸t−ブチル及び亜硝
酸メチル等の亜硝酸エステルを用いることができるが、
亜硝酸塩を用いるのが好ましい。
して0.5〜10モル、好ましくは0.8〜3モルの範
囲が良い。
酸銅と食塩との混合物等の銅系触媒並びに二酸化イオウ
をジアゾ分解触媒として用いて分解を行う。ジアゾ分解
触媒として塩化銅のようなハロゲン供給源を用いない場
合は、塩酸、臭化水素酸及びヨウ化カリウム等のハロゲ
ン供給源を添加するか、ジアゾニウム塩の合成時に塩酸
及び臭化水素酸、HBF4等の存在下で行う。
アゾニウムテトラフルオロボラートの熱分解(Schi
emann反応)の場合は室温〜200℃の範囲で行わ
れる。
は、1)過マンガン酸カリウム、2)活性二酸化マンガ
ン、3)二クロム酸塩、4)酸化クロム(VI)、5)酸
化鉛(IV)、6)硝酸酸化及び7)触媒存在下での酸素
酸化等が挙げられる。以下にそれぞれについて、詳しく
述べる。
(7)のピラゾール1モルに対して、通常0.5〜10
モル、好ましくは1.0〜5モルの範囲が良い。反応温
度は室温〜150℃、好ましくは50℃〜120℃の範
囲が良い。反応は無溶媒でも可能であるが、溶媒を用い
ることもできる。溶媒としては、水が一般的であるが反
応に対して安定なものであれば用いることができる。例
としてアセトン、酢酸及びピリジンなどが挙げられる。
また、それらと水との混合溶媒を用いることもできる。
反応は中性条件以外に、塩酸及び硫酸等の鉱酸並びに酢
酸を添加した酸性条件や、水酸化ナトリウム及び水酸化
カリウム等の無機塩基並びにピリジン等の有機塩基を添
加した塩基性条件下でも行うことができる。
(7)のピラゾール1モルに対して、通常1〜30モ
ル、好ましくは2〜20モルの範囲が良い。反応温度は
0℃〜150℃、好ましくは室温〜120℃の範囲が良
い。反応は無溶媒でも可能であるが、溶媒を用いること
もできる。溶媒としては、反応に対して安定なものであ
れば用いることができる。一般的にはヘキサン、ヘプタ
ン等の脂肪族炭化水素類、塩化メチレン、クロロホル
ム、四塩化炭素及び1,1,1−トリクロロエタン等の
ハロゲン化炭化水素類、ベンゼン、トルエン及びキシレ
ン等の芳香族炭化水素類、クロロベンゼン、ジクロロベ
ンゼン及び3,4−ジクロロトルエン等のハロゲン置換
芳香族炭化水素類、アニソール及び1,2−ジメトキシ
ベンゼン等のアルコキシ置換芳香族炭化水素類、ジエチ
ルエーテル、ジプロピルエーテル、メチルターシャリー
ブチルエーテル、エチレングリコールジブチルエーテ
ル、ジエチレングリコールジブチルエーテル、テトラヒ
ドロフラン及びジオキサン等のエーテル類及び酢酸エチ
ル等のエステル類、アセトン、メチルエチルケトン及び
メチルイソブチルケトン等のケトン類、N,N−ジメチル
ホルムアミド、ジメチルスルホキシド並びに硫酸等が挙
げられる。上記溶媒の2種以上を混合または分散しても
使用できる。
リウム(K2Cr2O7)と二クロム酸ナトリウム(Na2
Cr2O7)が挙げられる。二クロム酸塩の使用量は、式
(7)のピラゾール1モルに対して、通常0.8〜10
モル、好ましくは1〜5モルの範囲が良い。反応温度は
0℃〜300℃の範囲が良い。反応は無溶媒でも可能で
あるが、溶媒を用いることもできる。溶媒としては、反
応に対して安定なものであれば用いることができる。一
般的には、水、硫酸及び酢酸等が用いられる。上記溶媒
の2種以上を混合または分散しても使用できる。濃硫酸
を使用する場合、用いる量は、二クロム酸塩に対して通
常1〜10モル倍、好ましくは1〜6モル倍の範囲が良
い。
(7)のピラゾール1モルに対して、通常0.8〜10
モルの範囲が良い。反応温度は0℃〜150℃の範囲が
良い。反応は無溶媒でも可能であるが、溶媒を用いるこ
ともできる。溶媒としては、反応に対して安定なもので
あれば用いることができる。一般的には、水、硫酸、酢
酸及び無水酢酸等が用いられる。上記溶媒の2種以上を
混合または分散しても使用できる。
ピラゾール1モルに対して、通常0.8〜20モルの範
囲が良い。反応温度は0℃〜300℃の範囲が良い。反
応は無溶媒でも可能であるが、溶媒を用いることもでき
る。溶媒としては、反応に対して安定なものであれば用
いることができる。一般的には、水及び酢酸等の低級脂
肪酸が用いられる。上記溶媒の2種以上を混合または分
散しても使用できる。また、水を溶媒として用いる場
合、水酸化ナトリウムあるいは水酸化カリウム等を添加
して反応をおこなうこともできる。
硝酸の形で、溶媒も兼ねて反応が行われる。希硝酸ある
いは濃硝酸の使用量は、式(7)のピラゾール1重量部
に対して、通常1〜30重量部の範囲が良い。反応温度
は0℃〜300℃の範囲が良い。反応は加圧条件下で行
うこともできる。圧力の範囲としては、常圧〜50MP
aが良い。
金属化合物触媒としては、ギ酸コバルト、酢酸コバル
ト、オクチル酸コバルト及びナフテン酸コバルト等の有
機酸コバルト塩、コバルトアセチルアセトナト等のキレ
ート化合物、塩化コバルト、臭化コバルト、ヨウ化コバ
ルト及び炭酸コバルト等のコバルト塩、ギ酸マンガン、
酢酸マンガン、オクチル酸マンガン及びナフテン酸マン
ガン等の有機酸マンガン塩、マンガンアセチルアセトナ
ト等のキレート化合物、塩化マンガン、臭化マンガン、
ヨウ化マンガン及び炭酸マンガン等のマンガン塩、ギ酸
セリウム、酢酸セリウム、オクチル酸セリウム及びナフ
テン酸セリウム等の有機酸セリウム塩、セリウムアセチ
ルアセトナト等のキレート化合物、塩化セリウム、臭化
セリウム、ヨウ化セリウム、炭酸セリウム等のセリウム
塩、ギ酸ジルコニウム、酢酸ジルコニウム、オクチル酸
ジルコニウム及びナフテン酸ジルコニウム等の有機酸ジ
ルコニウム塩、ジルコニウムアセチルアセトナト等のキ
レート化合物並びに塩化ジルコニウム、臭化ジルコニウ
ム、ヨウ化ジルコニウム及び炭酸ジルコニウム等のジル
コニウム塩等が挙げられ、これらの化合物が単独に、ま
たは組み合せて触媒として使用されるが、反応性、経済
性等を考慮すると、コバルトおよび/またはマンガンの
化合物を用いることが好ましい。
としては、臭化リチウム、臭化ナトリウム、臭化カリウ
ム、臭化アンモニウム、臭素、臭化水素、四臭化炭素、
ブロモホルム、二臭化エチレン、臭化メチル及び臭化エ
チル等の無機、有機の臭素化合物を用いることができ
る。汎用性、経済性及び反応性等を考慮すると臭化ナト
リウム、臭化カリウム及び臭化アンモニウム等の塩類ま
たは臭化水素を用いることが好ましい。また前述の金属
成分との塩として、臭化コバルト、臭化マンガン及び臭
化セリウム等を用いることも好ましい。これら金属およ
び臭素の触媒としての使用量は、式(7)のピラゾール
化合物に対して、各々0.001〜20モル%の範囲で
選択するが、特に0.01〜10モル%が好ましい。実
際にはこの濃度範囲の中で、最適な反応活性が得られる
ように、各成分の触媒組成を調整することが、経済的に
も好ましい。例えば、ピラゾール化合物に対して、酢酸
コバルト0.5〜5モル%、酢酸マンガン0.01〜1モ
ル%、臭化ナトリウム0.5〜10モル%である触媒組
成、酢酸セリウム0.5〜5モル%、酢酸マンガン0.0
1〜1モル%、臭化ナトリウム0.5〜10モル%であ
る触媒組成及び臭化コバルト0.5〜5モル%、臭化マ
ンガン0.01〜1モル%である触媒組成等は、極めて
優れた反応の活性と選択性を有している。
いない系として、t−BuOK/DMSOを使用するも
のがある。反応に用いる酸素含有ガスとしては、純酸素
ガスでも、純酸素または空気を反応に不活性なガスで希
釈した酸素含有ガスのいずれも用いることができる。反
応に不活性な希釈ガスとしては、窒素、アルゴン及び炭
酸ガス等が挙げられるが、汎用性から窒素ガスを用いる
ことが好ましく、一般には空気または空気に酸素または
窒素を添加して、所望の酸素ガス濃度としたものを用い
ることが好ましい。
0Mpa、操作性、安全性等を考慮すると常圧〜10M
paの範囲から選択することが好ましい。また酸素ガス
分圧としては、0.01〜10Mpaの範囲で選択する
が、一般には常圧〜5Mpaが好ましい。反応温度は8
0〜300℃、生産性、安全性等を考慮すると、100
〜250℃で行なうことが好ましい。反応は、無溶媒で
も可能であるが、操作性、安全性の点から、溶媒を用い
て希釈条件下で行なうことが好ましい。溶媒としては、
反応に対して安定であるものであれば、用いることがで
きるが、一般には酢酸、プロピオン酸及び酪酸等の低級
脂肪酸類、特に酢酸が好ましい。
製、単離せずに、任意の一連の工程を連続して実施する
こともできる。
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
500mlに溶解し、充分に窒素置換した後、50℃に加
熱した中に、トリフルオロ酢酸エチル50.0g、プロ
ピオニトリル21.30g及び乾燥THF50mlの混合
溶液を1.5時間で滴下した。同じ温度を保ちながらさ
らに5時間撹拌した後、溶媒を減圧留去した。溶媒留去
後の反応液に、35%塩酸70ml及び水500mlを加え
酸性にした後、酢酸エチルで抽出した。水層から酢酸エ
チルで2回抽出後、先の有機層と合わせて水で洗浄し
た。無水硫酸ナトリウムで乾燥後、抽出液704.43
gをガスクロマトグラフィーで分析したところ、目的の
3−オキソ−4,4,4−トリフルオロ−2−メチルブ
タンニトリルが37.05g含まれていた。これはトリ
フルオロ酢酸エチルを基準にして収率70%であった。
この抽出液を減圧溶媒留去した後、減圧蒸留を行い、7
1.5〜75.5℃/20mmHgの留分25.55g
(GC分析値95.4%)及び76〜80℃/20mm
Hgの留分11.13g(GC分析値90.0%)を得
た。
gを乾燥THF50mlに溶解し、充分に窒素置換した後、
50℃に加熱した中に、トリフルオロ酢酸メチル4.5
1g、プロピオニトリル4.26g及び乾燥THF5ml
の混合溶液を1.5時間で滴下した。同じ温度を保ちな
がらさらに5時間撹拌した後、溶媒を減圧留去した。溶
媒留去後の反応液に、35%塩酸5ml及び水100mlを
加え酸性にした後、酢酸エチルで抽出した。水層から酢
酸エチルで2回抽出後、先の有機層と合わせて水で洗浄
した。無水硫酸ナトリウムで乾燥後、抽出液をガスクロ
マトグラフィーで分析したところ、目的の3−オキソ−
4,4,4−トリフルオロ−2−メチルブタンニトリル
が3.67g含まれていた。これはトリフルオロ酢酸メ
チルを基準にして収率69%であった。
gを乾燥トルエン100mlに溶解し、充分に窒素置換し
た後、50℃に加熱した中に、トリフルオロ酢酸エチル
5g、プロピオニトリル4.26g及び乾燥トルエン5
mlの混合溶液を1時間で滴下した。同じ温度を保ちな
がらさらに5時間撹拌した後、反応液に35%塩酸5ml
及び水100mlを加え酸性にした後、有機層を分離し
た。水層から酢酸エチルで2回抽出後、先の有機層と合
わせて水で洗浄した。無水硫酸ナトリウムで乾燥後、抽
出液をガスクロマトグラフィーで分析したところ、目的
の3−オキソ−4,4,4−トリフルオロ−2−メチル
ブタンニトリルが2.55g含まれていた。これはトリ
フルオロ酢酸エチルを基準にして収率48%であった。
gをt−ブタノール50mlに溶解し、充分に窒素置換し
た後、プロピオニトリル2.13gを加えた。 上記の
混合液を50℃に加熱した中に、トリフルオロ酢酸エチ
ル5g及びt−ブタノール5mlの混合溶液を1時間で
滴下した。同じ温度を保ちながらさらに5時間撹拌した
後、溶媒を減圧留去した。溶媒留去後の反応液に35%
塩酸7ml及び水100mlを加え酸性にした後、酢酸エチ
ルで抽出した。水層から酢酸エチルで2回抽出後、先の
有機層と合わせて水で洗浄した。無水硫酸ナトリウムで
乾燥後、抽出液をガスクロマトグラフィーで分析したと
ころ、目的の3−オキソ−4,4,4−トリフルオロ−
2−メチルブタンニトリルが3.57g含まれていた。
これはトリフルオロ酢酸エチルを基準にして収率67%
であった。
gを乾燥THF50mlに溶解し、充分に窒素置換した後、
室温でトリフルオロ酢酸エチル5g、プロピオニトリル
2.13g及び乾燥THF5mlの混合溶液を1時間で滴
下した。その後、室温で3日間撹拌した後、溶媒を減圧
留去した。溶媒留去後の反応液に、35%塩酸5ml及び
水100mlを加え酸性にした後、酢酸エチルで抽出し
た。水層から酢酸エチルで2回抽出後、先の有機層と合
わせて水で洗浄した。無水硫酸ナトリウムで乾燥後、抽
出液をガスクロマトグラフィーで分析したところ、目的
の3−オキソ−4,4,4−トリフルオロ−2−メチル
ブタンニトリルが3.27g含まれていた。これはトリ
フルオロ酢酸エチルを基準にして収率62%であった。
酢酸クロリド4.73gを室温で吹き込み、溶解させた
ところに、プロピオニトリル2.13gを加えた。 t−
ブトキシカリウム8.67gを乾燥THF30mlに溶解し
た中に上記の混合液を、30℃以下になるように冷却し
ながら2時間で滴下した。室温で1時間撹拌後、溶媒を
減圧留去した。溶媒留去後の反応液に、1N塩酸水溶液
70mlと水30mlを加え酸性にした後、酢酸エチルで抽
出した。水層から酢酸エチルで2回抽出後、先の有機層
と合わせて水で洗浄した。無水硫酸ナトリウムで乾燥
後、抽出液をガスクロマトグラフィーで分析したとこ
ろ、目的の3−オキソ−4,4,4−トリフルオロ−2
−メチルブタンニトリルが5.24g含まれていた。こ
れはトリフルオロ酢酸クロリドを基準にして収率97%
であった。
gを乾燥THF30mlに溶解し、充分に窒素置換した後、
室温で無水トリフルオロ酢酸7.39g、プロピオニト
リル2.13g及び乾燥THF25mlの混合溶液を2時
間で滴下した。室温で1.5時間撹拌した後、溶媒を減
圧留去した。溶媒留去後の反応液に、35%塩酸7ml及
び水100mlを加え酸性にした後、酢酸エチルで抽出し
た。水層から酢酸エチルで2回抽出後、先の有機層と合
わせて水で洗浄した。無水硫酸ナトリウムで乾燥後、抽
出液をガスクロマトグラフィーで分析したところ、目的
の3−オキソ−4,4,4−トリフルオロ−2−メチル
ブタンニトリルが1.06g含まれていた。これは無水
トリフルオロ酢酸を基準にして収率20%であった。
−メチルブタンニトリル5.0g(0.0331mo
l)をエタノール50mlに溶解した中に、ヒドラジン
水和物1.99gを加え、加熱還流下で4時間反応させ
た。室温にもどした後、水を加え、減圧で溶媒を留去し
た。酢酸エチルで抽出した後、水層から酢酸エチルで抽
出し、先の有機層と合わせて水で洗浄した。無水硫酸ナ
トリウムで乾燥後、溶媒を減圧留去し、析出した黄色結
晶をイソプロピルエーテルとn−ヘキサンの混合溶媒で
洗浄することにより、目的の5−アミノ−3−トリフル
オロメチル−4−メチルピラゾールを収率83%で得
た。このものは、融点125℃の結晶で、60MHzの
1H−NMR(測定溶媒:CDCl3、内部標準物質:T
MS)を測定したところ、δ1.98にメチル基、δ
4.0〜δ4.5付近にアミノ基のシグナルが観測され
た。
ゾール0.5g(3.03mmol)をTHF5mlに溶
解した中に、t−ブトキシカリウム0.37gを室温で
加え、5分間撹拌した。混合溶液中に、ヨウ化メチル
0.52gを室温で加えた後、同じ温度で一晩撹拌し
た。反応液を水に注いだ後、クロロホルムで抽出した。
水層からクロロホルムで抽出した後、先の有機層と合わ
せて水で洗浄した。無水硫酸ナトリウムで乾燥後、抽出
液を高速液体クロマトグラフィーで分析したところ、目
的の5−アミノ−1,4−ジメチル−3−トリフルオロ
メチルピラゾールが49%の収率で得られていた。
ロメチル−4−メチルピラゾール0.5g(3.03m
mol)をTHF5mlに溶解した中に、60%水素化ナ
トリウム0.13gを室温で加え、15分間撹拌した。
混合溶液中に、ジメチル硫酸0.46gを室温で加えた
後、同じ温度で一晩撹拌した。反応液を水に注いだ後、
クロロホルムで抽出した。水層からクロロホルムで抽出
した後、先の有機層と合わせて水で洗浄した。無水硫酸
ナトリウムで乾燥後、抽出液を高速液体クロマトグラフ
ィーで分析したところ、目的の5−アミノ−1,4−ジ
メチル−3−トリフルオロメチルピラゾールが39%の
収率で得られていた。
2−メチルブタンニトリル20.0g(0.1325m
ol)をエタノール200mlに溶解した中に、98%
メチルヒドラジン7.70gを加え、加熱還流下で4時
間反応させた。室温にもどした後、水を加え、減圧で溶
媒を留去した。酢酸エチルで抽出した後、水層から酢酸
エチルで抽出し、先の有機層と合わせて水で洗浄した。
無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧留去し、析出
した結晶をn−ヘキサンで洗浄することにより、目的の
5−アミノ−1,4−ジメチルー3−トリフルオロメチ
ルピラゾールを収率82%で得た。このものは、融点7
0.7℃の白色結晶であった。
4−ジメチル−3−トリフルオロメチルピラゾール5.
0g(0.0279mol)を35%塩酸水溶液25ml
に溶解した中に、亜硝酸ナトリウム2.5gを水5mlに
溶解した液を、10℃以下で滴下した。同じ温度で30
分撹拌後、尿素0.33gを加え、過剰の亜硝酸ナトリ
ウムを分解した。その後、スラリー状態のジアゾニウム
液を、SO2ガス0.9gを1、2−ジクロルエタン4
0mlに溶解した中に10℃以下で分注した。室温まで徐
々に昇温した後、1時間撹拌した。反応液を水で希釈
後、1、2−ジクロルエタンで抽出した。水層から1、
2−ジクロルエタンで2回抽出し、先の有機層と合わ
せ、水で洗浄した。無水硫酸ナトリウムで乾燥後、抽出
液を高速液体クロマトグラフィーで分析したところ、目
的の5−クロル−1,4−ジメチル−3−トリフルオロ
メチルピラゾールが85%の収率で得られていた。溶媒
を減圧留去した後、減圧蒸留を行った。105〜106
℃/80mmHgの留分が、目的の5−クロル−1,4
−ジメチル−3−トリフルオロメチルピラゾールであっ
た。60MHzの1H−NMR(測定溶媒:CDCl3、
内部標準物質:TMS)を測定したところ、δ2.10
とδ3.83にメチル基のシグナルが観測された。
ル−3−トリフルオロメチルピラゾール1.0g(5.
59mmol)を35%塩酸水溶液5mlに溶解した中
に、亜硝酸ナトリウム0.5gを水3mlに溶解した液
を、10℃以下で滴下した。同じ温度で30分撹拌し
た。塩化第一銅0.55gを35%塩酸水溶液3mlと
1,2−ジクロルエタン8mlに溶解した中に、先のスラ
リー状態のジアゾニウム液を30〜35℃で分注した。
同じ温度で1時間撹拌後、水で希釈し、酢酸エチルで抽
出した。水層から酢酸エチルで抽出し、先の有機層と合
わせ、水で洗浄した。無水硫酸ナトリウムで乾燥後、抽
出液を高速液体クロマトグラフィーで分析したところ、
目的の5−クロル−1,4−ジメチル−3−トリフルオ
ロメチルピラゾールが59%の収率で得られていた。
ブに、5−クロル−1,4−ジメチル−3−トリフルオ
ロメチルピラゾール1.99g(10mmol)、酢酸
コバルト・2水塩63.9mg(3.0mol%)、酢酸
セリウム・1水塩25.1mg(0.75mol%)、臭
化ナトリウム61.7mg(6.0mol%)及び酢酸4
0mlを仕込み、空気を2Mpa圧入し、撹拌しながら
昇温して、温度175℃に達した時点で純酸素により、
全圧を3.5Mpaに調整した。その後、圧力を保つよ
うに酸素を供給し、合計6時間反応を行なった。冷却
後、反応液を取り出して、高速液体クロマトグラフィー
で分析を行なった結果、原料の5−クロル−1,4−ジ
メチル−3−トリフルオロメチルピラゾールの転化率は
96.7%であり、生成物として5−クロル−1−メチ
ル−3−トリフルオロメチル−4−ピラゾールカルボン
酸が95.5%の収率で得られていた。
オートクレーブを用いて、臭化ナトリウム61.7mg
(6.0mol%)の代わりに臭化水素酸(47%)1
03.3mg(6.0mol%)を用いた以外は、実施例
14)と全く同様に反応を行なった。高速液体クロマト
グラフィーでの分析の結果、原料の5−クロル−1,4
−ジメチル−3−トリフルオロメチルピラゾールの転化
率は99.1%であり、生成物として5−クロル−1−
メチル−3−トリフルオロメチル−4−ピラゾールカル
ボン酸が97.0%の収率で得られていた。
Claims (28)
- 【請求項1】 塩基としてt−ブトキシカリウムを用い
て、式(1): CF3COY 〔式中、Yはハロゲン原子、OCOCF3またはOR
(RはC1〜C4のアルキル基を表わす。)を表す。〕で
表されるトリフルオロ酢酸誘導体と、式(2): CH3CH2CN で表されるプロピオニトリルを反応させることを特徴と
する、式(3): 【化1】 で表わされる化合物の製造法。 - 【請求項2】 式(3): 【化2】 で表される化合物と、ヒドラジンを反応させることを特
徴とする、式(4): 【化3】 で表されるピラゾール化合物の製造法。 - 【請求項3】 請求項1記載の製造法により得られる式
(3)で表される化合物を用いる請求項2記載の製造
法。 - 【請求項4】 式(4): 【化4】 で表されるピラゾール化合物を、塩基の存在下でアルキ
ル化剤と反応させ、アルキル化することを特徴とする、
式(5): 【化5】 〔式中、R1はC1〜C4アルキル基を表す。〕で表わされる
ピラゾール化合物の製造法。 - 【請求項5】 請求項2記載の製造法により得られる式
(4)で表されるピラゾール化合物を用いる請求項4記
載の製造法。 - 【請求項6】 請求項3記載の製造法により得られる式
(4)で表されるピラゾール化合物を用いる請求項4記
載の製造法。 - 【請求項7】 請求項1記載の製造法により得られる式
(3)で表される化合物と、式(6): R1−NHNH2 〔式中、R1はC1〜C4アルキル基を表す。〕で表わされる
アルキルヒドラジンを反応させることを特徴とする、式
(5): 【化6】 〔式中、R1はC1〜C4アルキル基を表す。〕で表されるピ
ラゾール化合物の製造法。 - 【請求項8】 式(4): 【化7】 または式(5): 【化8】 〔式中、R1はC1〜C4アルキル基を表す。〕で表されるピ
ラゾール化合物を、鉱酸または有機酸の存在下亜硝酸供
給源を用いてジアゾニウム塩とし、次いで触媒作用のあ
るハロゲン供給源の存在下、または触媒及びハロゲン供
給源の存在下でジアゾ分解することを特徴とする、式
(7): 【化9】 〔式中、R2は水素原子またはC1〜C4アルキル基を表し、
Xはハロゲン原子を表す。〕で表されるピラゾール化合
物の製造法。 - 【請求項9】 式(4)または式(5)で表されるピラ
ゾール化合物として、請求項4記載の製造法により得ら
れる式(5)〔式中、R1はC1〜C4アルキル基を表す。〕
で表される化合物を用いる請求項8記載の製造法。 - 【請求項10】 式(4)または式(5)で表されるピ
ラゾール化合物として、請求項5記載の製造法により得
られる式(5)〔式中、R1はC1〜C4アルキル基を表
す。〕で表される化合物を用いる請求項8記載の製造
法。 - 【請求項11】 式(4)または式(5)で表されるピ
ラゾール化合物として、請求項6記載の製造法により得
られる式(5)〔式中、R1はC1〜C4アルキル基を表
す。〕で表される化合物を用いる請求項8記載の製造
法。 - 【請求項12】 式(4)または式(5)で表されるピ
ラゾール化合物として、式(3): 【化10】 で表される化合物と、式(6): R1−NHNH2 〔式中、R1はC1〜C4アルキル基を表す。〕で表されるア
ルキルヒドラジンを反応させて得られる、式(5): 【化11】 〔式中、R1はC1〜C4アルキル基を表す。〕で表されるピ
ラゾール化合物を用いる請求項8記載の製造法。 - 【請求項13】 式(4)または式(5)で表されるピ
ラゾール化合物として、請求項7記載の製造法により得
られる式(5)の化合物を用いる請求項8記載の製造
法。 - 【請求項14】 式(4)または式(5)で表されるピ
ラゾール化合物として、請求項2記載の製造法により得
られる式(4)の化合物を用いる請求項8記載の製造
法。 - 【請求項15】 式(4)または式(5)で表されるピ
ラゾール化合物として、請求項3記載の製造法により得
られる式(4)の化合物を用いる請求項8記載の製造
法。 - 【請求項16】 式(7): 【化12】 〔式中、R2は水素原子またはC1〜C4アルキル基を表し、
Xはハロゲン原子を表す。〕で表されるピラゾール化合
物を酸化することを特徴とする、式(8): 【化13】 〔式中、R2は水素原子またはC1〜C4アルキル基を表し、
Xはハロゲン原子を表す。〕で表わされるピラゾール化
合物の製造法。 - 【請求項17】 請求項8記載の製造法により得られる
式(7)〔式中、R2は水素原子またはC1〜C4アルキル基
を表し、Xはハロゲン原子を表す。〕で表されるピラゾ
ール化合物を用いる請求項16記載の製造法。 - 【請求項18】 請求項9記載の製造法により得られる
式(7)〔式中、R2はC1〜C4アルキル基を表し、Xはハ
ロゲン原子を表す。〕で表されるピラゾール化合物を用
いる請求項16記載の製造法。 - 【請求項19】 請求項10記載の製造法により得られ
る式(7)〔式中、R2はC1〜C4アルキル基を表し、Xは
ハロゲン原子を表す。〕で表されるピラゾール化合物を
用いる請求項16記載の製造法。 - 【請求項20】 請求項11記載の製造法により得られ
る式(7)〔式中、R2はC1〜C4アルキル基を表し、Xは
ハロゲン原子を表す。〕で表されるピラゾール化合物を
用いる請求項16記載の製造法。 - 【請求項21】 請求項12記載の製造法により得られ
る式(7)〔式中、R2はC1〜C4アルキル基を表し、Xは
ハロゲン原子を表す。〕で表されるピラゾール化合物を
用いる請求項16記載の製造法。 - 【請求項22】 請求項13記載の製造法により得られ
る式(7)〔式中、R2はC1〜C4アルキル基を表し、Xは
ハロゲン原子を表す。〕で表されるピラゾール化合物を
用いる請求項16記載の製造法。 - 【請求項23】 請求項14記載の製造法により得られ
る式(7)〔式中、R2は水素原子を表し、Xはハロゲン
原子を表す。〕で表されるピラゾール化合物を用いる請
求項16記載の製造法。 - 【請求項24】 請求項15記載の製造法により得られ
る式(7)〔式中、R2は水素原子を表し、Xはハロゲン
原子を表す。〕で表されるピラゾール化合物を用いる請
求項16記載の製造法。 - 【請求項25】 R1及びR2がメチル基であり、Xが塩素
原子である請求項4乃至13または16乃至22記載の
ピラゾール化合物の製造法。 - 【請求項26】 式(4): 【化14】 で表わされるピラゾール化合物。
- 【請求項27】 式(7): 【化15】 〔式中、R2は水素原子またはC1〜C4アルキル基を表し、
Xはハロゲン原子を表す。〕で表されるピラゾール化合
物。 - 【請求項28】 R2メチル基であり、Xが塩素原子であ
る請求項27記載のピラゾール化合物
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP25710698A JP4273271B2 (ja) | 1998-09-10 | 1998-09-10 | ピラゾール化合物及びその製造法 |
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---|---|---|---|
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Publication Number | Publication Date |
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JP2000086637A true JP2000086637A (ja) | 2000-03-28 |
JP4273271B2 JP4273271B2 (ja) | 2009-06-03 |
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---|---|---|---|
JP25710698A Expired - Fee Related JP4273271B2 (ja) | 1998-09-10 | 1998-09-10 | ピラゾール化合物及びその製造法 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003014067A1 (en) * | 2001-08-02 | 2003-02-20 | Ube Industries, Ltd. | PROCESS FOR PRODUCING ß-OXONITRILE COMPOUND OR ALKALI METAL SALT THEREOF |
JP2010083812A (ja) * | 2008-09-30 | 2010-04-15 | Fujifilm Corp | 5−アミノピラゾール誘導体の製造方法 |
-
1998
- 1998-09-10 JP JP25710698A patent/JP4273271B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2003014067A1 (en) * | 2001-08-02 | 2003-02-20 | Ube Industries, Ltd. | PROCESS FOR PRODUCING ß-OXONITRILE COMPOUND OR ALKALI METAL SALT THEREOF |
US7141693B2 (en) | 2001-08-02 | 2006-11-28 | Ube Industries, Ltd. | Process for producing β-oxonitrile compound or alkali metal salt thereof |
JP2010083812A (ja) * | 2008-09-30 | 2010-04-15 | Fujifilm Corp | 5−アミノピラゾール誘導体の製造方法 |
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