JP2000085688A - 船外機の前後進切換装置 - Google Patents

船外機の前後進切換装置

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JP2000085688A
JP2000085688A JP10260675A JP26067598A JP2000085688A JP 2000085688 A JP2000085688 A JP 2000085688A JP 10260675 A JP10260675 A JP 10260675A JP 26067598 A JP26067598 A JP 26067598A JP 2000085688 A JP2000085688 A JP 2000085688A
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    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
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    • B63H21/00Use of propulsion power plant or units on vessels
    • B63H21/21Control means for engine or transmission, specially adapted for use on marine vessels
    • B63H21/213Levers or the like for controlling the engine or the transmission, e.g. single hand control levers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63HMARINE PROPULSION OR STEERING
    • B63H20/00Outboard propulsion units, e.g. outboard motors or Z-drives; Arrangements thereof on vessels
    • B63H20/14Transmission between propulsion power unit and propulsion element
    • B63H20/20Transmission between propulsion power unit and propulsion element with provision for reverse drive
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B61/00Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
    • F02B61/04Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
    • F02B61/045Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers for marine engines

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  • Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
  • Gear-Shifting Mechanisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シフトレバーのシフト位置を検出するシフト
位置検出センサーをケースや内燃機関側に組み付けよう
とする際の作業や、上記シフト位置検出センサーに対す
る保守、点検作業が容易にできるようにする。 【解決手段】 プロペラ13を内燃機関12に連動連結
させる動力伝達手段14と、この動力伝達手段14を切
り換え操作可能とするシフト操作手段16とを備える。
このシフト操作手段16が、操作部25と、動力伝達手
段14に連動連結されるシフトレバー27とを備える。
シフトレバー27がその回動で各種シフト位置を選択的
に採るようにし、このシフトレバー27の各種シフト位
置に対応して上記動力伝達手段14が切り換えられるよ
うにする。上記シフトレバー27のいずれかのシフト位
置を検出するシフト位置検出センサー46を設ける。上
記シフト位置検出センサー46の少なくとも一部を上記
内燃機関12よりも外側方に位置させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、船外機のプロペラ
を正、逆転のいずれかに切り換え可能とする船外機の前
後進切換装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記船外機には、従来、特開平2‐21
6391号公報で示されるものがある。
【0003】上記公報のものによれば、上記船外機は、
船体の後部に支持されてその下部が水中に没入可能とさ
れるケースと、このケースの上方に配設されてこのケー
スの上端部に支持される内燃機関と、上記ケースの下端
部に支承されるプロペラと、上記ケースに内有されて上
記プロペラを上記内燃機関に連動連結させる動力伝達手
段と、この動力伝達手段の動力伝達状態を切り換え操作
可能とするシフト操作手段とを備えている。
【0004】また、上記シフト操作手段は、操作者に操
作可能とされる操作部と、上記ケースの上面と上記内燃
機関の下面との間の空間に配置されて上記ケースに対し
回動自在となるよう支承されかつ上記動力伝達手段に連
動連結されるシフトレバーと、このシフトレバーを上記
操作部に連動連結させるケーブルとを備えている。
【0005】上記操作部に連動する上記シフトレバー
は、その回動で正転シフト位置、中立シフト位置、およ
び逆転シフト位置の各種シフト位置を選択的に採るよう
になっており、このシフトレバーの各種シフト位置に対
応して上記動力伝達手段が各種動力伝達状態に切り換え
られることとされている。
【0006】また、上記構成において、従来、次のよう
に構成されたものがある。
【0007】即ち、上記シフトレバーの中立シフト位置
を検出するシフト位置検出センサーが、上記シフトレバ
ーと共に上記空間に設けられ、上記シフトレバーが中立
シフト位置であるというシフト位置検出センサーの検出
信号があったことを条件として、内燃機関の始動が可能
とされている。これによれば、動力伝達手段が正転、逆
転の動力伝達状態のままで内燃機関の始動がなされるこ
とにより、船艇が不意に発進させられてしまう、という
ことが未然に防止されるようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
技術では、次のような問題点がある。
【0009】第1に、上記シフト位置検出センサーはシ
フトレバーと共に上記したようにケースの上面と、内燃
機関の下面との間の空間に配置されているが、この空間
は船外機をコンパクトにするために狭くされており、よ
って、上記シフト位置検出センサーを上記ケースや内燃
機関側に対し組み付けようとする際の組み付け作業や、
上記シフト位置検出センサーに対する保守、点検作業が
し難いという問題点がある。
【0010】第2に、上記シフト位置検出センサーの位
置検出により上記シフトレバーのシフト位置を正確に検
出させる上で、上記シフト位置検出センサーは、シフト
レバーのシフト位置に対し相対的に適正位置に、かつ、
適正姿勢にて設置させる必要があるが、上記シフトレバ
ーは回動して円弧を描くものであるため、上記シフトレ
バーのシフト位置に対し、上記したようにシフト位置検
出センサーを適正に設置させることは容易でなく、よっ
て、上記シフト位置検出センサーの組み付け作業が更に
煩雑になるおそれがある。
【0011】第3に、上記したように、船外機における
余剰空間は限られた狭いものであるため、上記前後進切
換装置の組み付け作業がより容易にできるようにするた
め、この装置はできるだけコンパクトにさせることが望
まれている。
【0012】本発明は、上記のような事情に注目してな
されたもので、次のことを課題とする。
【0013】第1に、シフトレバーのシフト位置を検出
するシフト位置検出センサーをケースや内燃機関側に組
み付けようとする際の作業や、上記シフト位置検出セン
サーに対する保守、点検作業が容易にできるようにす
る。
【0014】第2に、シフトレバーのシフト位置に対
し、シフト位置検出センサーを適正位置に、かつ、適正
姿勢にて設置させるための作業が容易にできるようにす
る。
【0015】第3に、動力伝達手段の動力伝達状態を切
り換え可能とさせるための前後進切換装置をよりコンパ
クトにさせる。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の船外機の前後進切換装置は、次の如くであ
る。
【0017】請求項1の発明は、図1〜12に例示する
ように、船体3の後部に支持されてその下部が水2中に
没入可能とされるケース9と、このケース9の上方に配
設されてこのケース9の上端部に支持される内燃機関1
2と、上記ケース9の下端部に支承されるプロペラ13
と、上記ケース9に内有されて上記プロペラ13を上記
内燃機関12に連動連結させる動力伝達手段14と、こ
の動力伝達手段14の動力伝達状態を切り換え操作可能
とするシフト操作手段16とを備え、かつ、このシフト
操作手段16が、操作者に操作可能とされる操作部25
と、上記ケース9の上面と上記内燃機関12の下面との
間の空間26に配置されて上記ケース9に対し回動自在
となるよう支承されかつ上記動力伝達手段14に連動連
結されるシフトレバー27とを備え、上記操作部25に
連動する上記シフトレバー27がその回動で各種シフト
位置を選択的に採るようにすると共に、このシフトレバ
ー27の各種シフト位置に対応して上記動力伝達手段1
4が各種動力伝達状態に切り換えられるようにし、上記
シフトレバー27のいずれかのシフト位置を検出するシ
フト位置検出センサー46を設けた船外機において、
【0018】上記シフト位置検出センサー46の少なく
とも一部を上記内燃機関12よりも外側方に位置させた
ものである。
【0019】請求項2の発明は、図1〜10に例示する
ように、請求項1の発明に加えて、上記シフト操作手段
16が、上記ケース9もしくは内燃機関12の外面側に
支持される案内部材36と、この案内部材36により、
直線的な方向に往復摺動E,F自在に案内されるスライ
ダー37とを備え、上記操作部25、シフトレバー2
7、および上記スライダー37を互いに連結させた船外
機において、
【0020】上記案内部材36に上記シフト位置検出セ
ンサー46を取り付け、このシフト位置検出センサー4
6による上記スライダー37の摺動位置の検出により、
上記シフトレバー27のシフト位置Nが検出されるよう
にしたものである。
【0021】請求項3の発明は、図1〜10に例示する
ように、請求項2の発明に加えて、上記スライダー37
の摺動方向で、上記操作部25側とスライダー37との
連結部に遊び43を設けたものである。
【0022】請求項4の発明は、図1〜10に例示する
ように、請求項2、もしくは3の発明に加えて、上記シ
フトレバー27があるシフト位置Nを採ったとき、上記
シフト位置検出センサー46の検出片48が上記スライ
ダー37に弾性的に係脱自在に係合して、上記スライダ
ー37をその位置に保持させるようにしたものである。
【0023】請求項5の発明は、図7〜10に例示する
ように、請求項2から4のうちいずれか1つの発明に加
えて、上記ケース9もしくは内燃機関12の外面側に上
記案内部材36を回動自在に枢支させ、この案内部材3
6を一方向Gに回動させるよう付勢するばね53を設
け、上記シフトレバー27を正転シフト位置FOもしく
は逆転シフト位置Rから中立シフト位置Nに向って回動
させるよう上記操作部25に連動して上記スライダー3
7が摺動させられようとするとき、上記操作部25への
操作力の分力が上記スライダー37を介し上記ばね53
に抗して上記案内部材36を上記一方向Gとは逆の他方
向Hに回動させるようにし、この他方向Hへの案内部材
36の回動を検出する回転検出センサー55を設けたも
のである。
【0024】請求項6の発明は、図11,12に例示す
るように、船体3の後部に支持されてその下部が水2中
に没入可能とされるケース9と、このケース9の上方に
配設されてこのケース9の上端部に支持される内燃機関
12と、上記ケース9の下端部に支承されるプロペラ1
3と、上記ケース9に内有されて上記プロペラ13を上
記内燃機関12に連動連結させる動力伝達手段14と、
この動力伝達手段14の動力伝達状態を切り換え操作可
能とするシフト操作手段16とを備え、かつ、このシフ
ト操作手段16が、操作者に操作可能とされる操作部2
5と、上記ケース9の上面と上記内燃機関12の下面と
の間の空間26に配置されて上記ケース9に対し回動自
在となるよう支承されかつ上記動力伝達手段14に連動
連結されるシフトレバー27と、このシフトレバー27
を上記操作部25に連動連結させるケーブル30とを備
え、上記操作部25に連動する上記シフトレバー27が
その回動で各種シフト位置を選択的に採るようにすると
共に、このシフトレバー27の各種シフト位置に対応し
て上記動力伝達手段14が各種動力伝達状態に切り換え
られるようにし、上記シフトレバー27のいずれかのシ
フト位置を検出するシフト位置検出センサー46を設け
た船外機において、
【0025】上記シフト位置検出センサー46による上
記ケーブル30の中途部の移動位置の検出により、上記
シフトレバー27のシフト位置Nが検出されるようにし
たものである。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
により説明する。
【0027】(第1の実施の形態)
【0028】図1〜6は、第1の実施の形態を示してい
る。
【0029】図1〜4において、符号1は水2に浮かべ
られる船艇で、矢印Frはこの船艇1の前方を示してい
る。
【0030】上記船艇1の船体3の後部に船外機4が支
持ブラケット5により着脱自在に支持されている。上記
船外機4は、上記船体3の後部に対し上記支持ブラケッ
ト5に対し枢支手段6により上下に回動自在となるよう
枢支され、下方回動で、船艇1を推進可能とさせる図示
の状態とされている。
【0031】上記船外機4は、上記船体3の後部に上記
支持ブラケット5と枢支手段6とにより支持されて上下
方向に延びその下部が上記水2中に没入可能とされるケ
ース9と、このケース9の上端部の上方近傍に配設され
てこのケース9の上端部に緩衝体10を介し締結具11
により支持される内燃機関12と、上記ケース9の下端
部に支承されるプロペラ13と、上記ケース9に内有さ
れて上記プロペラ13を上記内燃機関12に連動連結さ
せる歯車噛合式の動力伝達手段14と、この動力伝達手
段14の動力伝達状態を正転、中立、逆転状態のいずれ
かに択一的に選択するよう切り換え操作可能とするシフ
ト操作手段16と、上記内燃機関12をその上方から開
閉自在に覆うカウリング17とを備えている。
【0032】上記船外機4は、以下に説明するように、
上記ケース9、内燃機関12、プロペラ13、動力伝達
手段14、およびシフト操作手段16の各部構成の組み
合わせに係る前後進切換装置を備えている。
【0033】上記内燃機関12は、軸心20aがほぼ垂
直に延びるクランク軸20をその軸心20a回りに回転
自在となるよう支承するクランクケース21と、このク
ランクケース21から後方に向って突設されるシリンダ
22とを備えている。
【0034】上記シフト操作手段16は、上記カウリン
グ17の外部でその前方に位置して操作者によって操作
可能とされる回動レバー式の操作部25と、上記ケース
9の上面と上記内燃機関12の下面との間のほぼ水平方
向に延びる偏平な空間26に配置されるシフトレバー2
7とを備えている。このシフトレバー27は、上記ケー
ス9に対しほぼ鉛直な軸心回りに往復回動自在(矢印
A,B)となるよう支承され、かつ、上記動力伝達手段
14にシフト軸28により連動連結されている。
【0035】上記シフト操作手段16は、上記シフトレ
バー27の回動端を上記操作部25に連動連結させるケ
ーブル30と、このケーブル30をその長手方向に往復
摺動自在(矢印C,D)に嵌入させて上記ケース9もし
くは内燃機関12に固定されるガイドチューブ31と、
上記シフトレバー27とケーブル30との間に介設され
て上記ケーブル30のその長手方向への移動を、上記シ
フトレバー27の回動に変換させる変換機構32とを備
えている。
【0036】上記変換機構32は、上記内燃機関12の
外面側に締結具34により支持されてほぼ水平に直線的
に延びる案内溝35を有する案内部材36と、この案内
部材36の案内溝35に嵌入されて、直線的にこの案内
溝35の長手方向に往復摺動自在(矢印E,F)に案内
される長円形状のスライダー37とを備えている。この
スライダー37には上記案内部材36の案内溝35の長
手方向に向って長く延びる長孔38がほぼ鉛直方向に貫
通するよう形成され、また、上記スライダー37の外側
面には切り欠き状の係止凹部39が形成されている。
【0037】上記長孔38に嵌入されてこの長孔38の
長手方向に移動自在とされる枢支軸40を介して、上記
ケーブル30の端部が上記スライダー37に連結されて
いる。また、一端が上記枢支軸40を介して上記スライ
ダー37に連結され、他端が他の枢支軸41を介して上
記シフトレバー27の回動端に枢支されるリンク42が
設けられている。つまり、上記枢支軸40,41、およ
びリンク42を介して上記操作部25、シフトレバー2
7、およびスライダー37が互いに連結されている。上
記の場合、案内部材36の案内溝35により案内される
スライダー37の摺動方向で、このスライダー37と上
記操作部25側であるケーブル30との連結部に遊び4
3が設けられている。つまり、上記長孔38内でこの長
孔38の一端部38aと他端部38bとの間で上記枢支
軸40が、がたつくこととされており、このがたつきが
上記遊び43とされている。
【0038】上記シフトレバー27の往回動Aの始点に
おけるこのシフトレバー27の位置が正転シフト位置F
O、この正転シフト位置FOからの往回動Aの中途部に
おける上記シフトレバー27の位置が中立シフト位置
N、上記シフトレバー27の往回動Aの終点におけるこ
のシフトレバー27の位置が逆転シフト位置Rとされ、
上記操作部25にケーブル30と変換機構32を介して
連動する上記シフトレバー27が上記各種シフト位置を
選択的に採ることとされ、このシフトレバー27の各種
シフト位置に対応して上記動力伝達手段14が、前記し
た各種動力伝達状態に切り換えられることとされてい
る。
【0039】上記スライダー37の摺動位置の検出によ
り、上記シフトレバー27の中立シフト位置Nを検出す
るスイッチであるシフト位置検出センサー46が設けら
れている。このシフト位置検出センサー46は上記案内
部材36に固着されたスイッチ内蔵のセンサー本体47
と、このセンサー本体47から突出するレバー形状の検
出片48とを備え、上記シフト位置検出センサー46の
検出信号を入力する電子的なエンジン制御装置49が設
けられている。また、上記シフト位置検出センサー46
の少なくとも一部であるほぼ全部が、上記内燃機関12
の外側方に位置させられている。
【0040】そして、上記操作部25を次のように操作
すれば、動力伝達手段14を所望の動力伝達状態にさせ
ることができ、もって、船艇1を前、後進させることが
できる。
【0041】図1,3,4において、図例では、上記操
作部25に連動するケーブル30は往摺動Cの始点に位
置させられている。この状態では、上記ケーブル30に
連動連結されるシフトレバー27は往回動Aの始点であ
る正転シフト位置FOに位置させられている。よって、
この場合には、上記動力伝達手段14の動力伝達状態は
正転状態とされ、よって、正転するプロペラ13によ
り、船艇1は前進可能とされる。
【0042】また、上記状態では、スライダー37も往
摺動Eの始点に位置させられており、かつ、枢支軸40
は長孔38の一端部38aに位置させられている。この
場合、スライダー37に対しシフト位置検出センサー4
6の検出片48は離脱させられてはいるが、弾性的に圧
接しており、これにより、スライダー37はその往摺動
Eの始点位置にがたつきなく保持されている。また、こ
の場合、上記シフト位置検出センサー46は、制御装置
49を介し内燃機関12の不図示の始動位置の始動を不
能とさせており、もって、始動時に船艇1が前方に急発
進することが防止されている。
【0043】上記した図1,3,4の状態から、操作部
25への操作により、ケーブル30をその始点から所定
量だけ往摺動Cさせると、図5で示すように、これに枢
支軸40とリンク42とを介して連動するシフトレバー
27が中立シフト位置Nに位置させられる。すると、上
記動力伝達手段14の動力伝達状態は中立状態とされ
て、上記内燃機関12からプロペラ13への動力伝達が
遮断される。
【0044】上記の場合、ケーブル30の往摺動Cの当
初では、枢支軸40は長孔38内をその一端部38aか
ら他端部38bに向って摺動するだけでスライダー37
は往摺動Eすることなく停止したままに保たれる。つま
り、遊び43の分だけ、上記スライダー37が停止され
たままに保たれる。更に、上記ケーブル30を往摺動C
させると、上記枢支軸40が長孔38の他端部38bに
達して上記スライダー37を往摺動Eさせる。ここで、
上記したように、ケーブル30がその始点から所定量だ
け往摺動Cして、シフトレバー27が中立シフト位置N
に位置させられたとき、上記のように往摺動Eした上記
スライダー37の係止凹部39にシフト位置検出センサ
ー46の検出片48が弾性的に係脱自在に係合し、この
係止凹部39の係合により、上記スライダー37がその
位置にがたつきなく保持される。
【0045】この場合、上記シフト位置検出センサー4
6は、制御装置49を介し上記始動装置の始動を許容
し、もって、始動時に、船艇1が急発進することを回避
して、その始動が可能とされている。
【0046】上記した図5の状態から、操作部25への
操作により、ケーブル30をその終点まで往摺動Cさせ
ると、図6で示すように、上記ケーブル30の往摺動C
に枢支軸40とリンク42とを介しシフトレバー27が
連動してその終点まで往回動Aして逆転シフト位置Rに
位置させられる。すると、この場合には、上記動力伝達
手段14の動力伝達状態は逆転状態とされ、よって、逆
転するプロペラ13により、船艇1は後進可能とされ
る。
【0047】また、上記状態では、スライダー37は往
摺動Eの終点に位置させられており、この場合、スライ
ダー37に対しシフト位置検出センサー46の検出片4
8は離脱させられてはいるが、弾性的に圧接しており、
これにより、スライダー37はその往摺動Eの終点位置
にがたつきなく保持されている。また、この場合、上記
シフト位置検出センサー46は、制御装置49を介し上
記始動装置の始動を不能とさせており、もって、始動時
に、船艇1が後方に急発進することが防止されている。
【0048】上記状態から、操作部25への操作によ
り、ケーブル30を復摺動Dさせれば、前記したと逆の
作用により、シフトレバー27が復回動Bして逆転シフ
ト位置Rから順次中立シフト位置N、正転シフト位置F
Oとなるよう位置させられると共に、スライダー37も
復摺動Fして図1,3,4で示した元の状態に戻され
る。
【0049】上記構成によれば、図1,3で示したよう
に、シフト位置検出センサー46の少なくとも一部であ
るほぼ全部が、上記内燃機関12の外側方に位置させら
れている。
【0050】このため、従来では、ケース9の上面と内
燃機関12の下面との間の狭い空間26に上記シフト位
置検出センサー46がシフトレバー27と共に配置され
ていたが、これに比べて、上記ケース9や内燃機関12
側へのシフト位置検出センサー46の組み付け作業や、
上記シフト位置検出センサー46に対する保守、点検作
業が容易にできることとなる。
【0051】また、上記シフト操作手段16が、上記ケ
ース9もしくは内燃機関12の外面側に支持される案内
部材36と、この案内部材36により、直線的な方向に
往復摺動E,F自在に案内されるスライダー37とを備
え、上記操作部25、シフトレバー27、および上記ス
ライダー37を互いに連結させた場合において、上記案
内部材36に上記シフト位置検出センサー46が取り付
けられ、このシフト位置検出センサー46による上記ス
ライダー37の摺動位置の検出により、上記シフトレバ
ー27の中立シフト位置Nが検出されるようになってい
る。
【0052】このため、上記シフト位置検出センサー4
6に対し上記スライダー37は直線的に往復摺動(E,
F)することから、このスライダー37が弧状に摺動す
ることに比べて、上記スライダー37に対しシフト位置
検出センサー46を適正位置に、かつ、適正姿勢にて設
置させることが容易にできる。
【0053】よって、上記シフト位置検出センサー46
の位置検出によって、シフトレバー27の中立シフト位
置Nを正確に検出させるようにする場合でも、上記シフ
ト位置検出センサー46の上記した設置が容易にできる
分、その組み付け作業が容易にできることとなる。
【0054】また、上記案内部材36に案内される上記
スライダー37の摺動方向で、上記操作部25側とスラ
イダー37との連結部に遊び43が設けられている。
【0055】ここで、上記案内部材36に対しスライダ
ー37を、がたつきなく円滑に摺動させようとすれば、
このスライダー37はその摺動方向においてある程度長
い形状にすることが好ましい。しかし、このために単に
スライダー37を大きい形状にすると、その分、シフト
操作手段16が大形になるおそれが生じて好ましくはな
い。
【0056】そこで、上記したように、操作部25側と
スライダー37との連結部に遊び43を設けたのであ
り、このため、このスライダー37の往復摺動E,Fの
始点から終点の間で移動する寸法、つまり、スライダー
37の移動軌跡の寸法は、上記遊び43の分、小さく抑
えられる。
【0057】よって、上記スライダー37をその摺動方
向で長くすることにより大形にしたとしても、上記遊び
43を設けた分、上記案内部材36を短く抑制できて、
前後進切換装置をコンパクトにさせることができる。
【0058】また、上記シフトレバー27が中立シフト
位置Nにあるとき、この中立シフト位置Nを検出する上
記シフト位置検出センサー46の検出片48が上記スラ
イダー37に弾性的に係脱自在に係合して、上記スライ
ダー37をその位置に保持させるようにしてある。
【0059】このため、上記案内部材36に対し上記ス
ライダー37が、がたつくことは上記シフト位置検出セ
ンサー46の利用により、簡単な構成によって防止され
る。
【0060】なお、以上は図示の例によるが、上記案内
部材36はケース9に支持させてもよい。また、上記長
孔38に代えて、上記枢支軸40の外径よりも十分に内
径の大きい円形孔をスライダー37に形成し、もって、
遊び43を設けてもよい。更に、シフト位置検出センサ
ー46は、シフトレバー27の正転シフト位置FOもし
くは逆転シフト位置Rを検出するものであってもよい。
【0061】以下の各図は、第2,3の実施の形態を示
している。これら各実施の形態は、前記第1の実施の形
態と構成、作用において多くの点で共通している。そこ
で、これら共通するものについては、図面に共通の符号
を付してその重複した説明を省略し、異なる点につき主
に説明する。
【0062】なお、上記各実施の形態の各部構成を種々
組み合せてもよい。
【0063】(第2の実施の形態)
【0064】図7〜10は、第2の実施の形態を示して
いる。
【0065】これによれば、上記変換機構32は、上記
内燃機関12の外面側に締結具34により支持されたブ
ラケット51を有し、軸心52aが鉛直方向に延びる枢
支軸52により上記ブラケット51に上記案内部材36
が回動自在に支承されている。また、上記案内部材36
を上記軸心52a回りの一方向Gに回動させるよう付勢
するつる巻き式のばね53が設けられている。
【0066】また、平面視で、上記ケーブル30の摺動
方向C,Dと、スライダー37の摺動方向E,Fとは鋭
角の交角で交差させられている。また、上記一方向Gと
は逆の他方向Hへの案内部材36の回動を検出する回転
検出センサー55が設けられ、この回転検出センサー5
5は内燃機関12側である上記ブラケット51に取り付
けられている。また、上記案内部材36が所定以上に一
方向Gに回動すること、および所定以上に他方向Hに回
動することをそれぞれ阻止するストッパ54,54が設
けられている。
【0067】図7において、上記シフトレバー27を正
転シフト位置FOから中立シフト位置Nに向って往回動
Aさせるよう、上記操作部25にケーブル30を介し連
動してスライダー37が往摺動Eさせられようとすると
き、上記ケーブル30とスライダー37の各摺動方向の
上記した互いの交差によって、上記操作部25への操作
力の分力が、上記スライダー37を介し上記ばね53に
抗して上記案内部材36を上記一方向Gとは逆の他方向
Hに回動させる(図7中二点鎖線)。
【0068】また、図9において、上記シフトレバー2
7を逆転シフト位置Rから中立シフト位置Nに向って復
回動Bさせるよう、上記操作部25にケーブル30を介
し連動してスライダー37が復摺動Fさせられようとす
るとき、上記ケーブル30とスライダー37の各摺動方
向の上記した互いの交差によって、上記操作部25への
操作力の分力が、上記スライダー37を介し上記ばね5
3に抗して上記案内部材36を、上記図9の実線位置か
ら上記一方向Gとは逆の他方向Hに回動させる(図7中
二点鎖線)。
【0069】そして、上記したように案内部材36が他
方向Hに回動させられたときには、この他方向Hへの案
内部材36の回動が上記回転検出センサー55により検
出され、この検出信号は上記制御装置49に入力され
て、この制御装置49により、上記内燃機関12が一時
的に失火させられるようになっている。
【0070】このため、上記シフトレバー27を正転シ
フト位置FOと逆転シフト位置Rのうち、いずれか一方
の位置から上記中立シフト位置Nを通り他方の位置に変
更しようとするとき、上記失火により、一旦、内燃機関
12の回転数が低下させられ、その分、この切り換え
が、高速のままでなされるよりも、より円滑になされる
こととなる。
【0071】なお、上記案内部材36は、ケース9に枢
支させてもよい。
【0072】また、上記回転検出センサー55も、前記
シフト位置検出センサー46と同様に、その少なくとも
一部を上記内燃機関12よりも外側方に位置させてもよ
い。このようにすれば、上記シフト位置検出センサー4
6の場合と同様に、組み付け作業や保守等の作業が容易
にできることとなる。
【0073】この実施の形態によれば、上記したよう
に、案内部材36はケース9もしくは内燃機関12に枢
支させてはあるが、他の構成は前記第1の実施の形態と
同様であるため、この第1の実施の形態で示した作用効
果と同様のものが得られることとなる。
【0074】(第3の実施の形態)
【0075】図11,12は、第3の実施の形態を示し
ている。
【0076】これによれば、前記各実施の形態で示した
操作部25は、ケーブル30を介してシフトレバー27
の回動端に直接連結されている。
【0077】上記ケーブル30の中途部をその長手方向
にのみ摺動するよう案内する案内部材60が設けられて
いる。上記ケーブル30の中途部には被検出体61が取
り付けられており、この被検出体61も、上記ケーブル
30の中途部の摺動方向に沿ってのみ摺動するよう上記
案内部材60に嵌入されて案内されるようになってい
る。
【0078】上記シフト位置検出センサー46による上
記ケーブル30の中途部の移動位置(図12中二点鎖
線)の検出により、上記シフトレバー27の中立シフト
位置Nが検出されるようになっている。
【0079】上記構成によれば、操作部25とシフトレ
バー27を連結するケーブル30の中途部の利用によ
り、上記シフトレバー27の中立シフト位置Nが検出さ
れることから、上記利用の分、前後進切換装置の構成が
簡単になる。
【0080】また、上記ケーブル30の移動位置の検出
は、このケーブル30の長手方向におけるいずれの中途
部であってもよいことから、上記シフト位置検出センサ
ー46の設置位置の自由度が向上し、その分、上記シフ
ト位置検出センサー46を上記内燃機関12からより大
きく外側方に位置させることもできる。
【0081】よって、上記シフト位置検出センサー46
の組み付け作業や、保守等の作業が、上記内燃機関12
に邪魔されずに、よりし易くなる。
【0082】なお、上記第3の実施の形態を前記第1、
第2の実施の形態におけるケーブル30に適用してもよ
い。
【0083】
【発明の効果】本発明による効果は、次の如くである。
【0084】請求項1の発明は、船体の後部に支持され
てその下部が水中に没入可能とされるケースと、このケ
ースの上方に配設されてこのケースの上端部に支持され
る内燃機関と、上記ケースの下端部に支承されるプロペ
ラと、上記ケースに内有されて上記プロペラを上記内燃
機関に連動連結させる動力伝達手段と、この動力伝達手
段の動力伝達状態を切り換え操作可能とするシフト操作
手段とを備え、かつ、このシフト操作手段が、操作者に
操作可能とされる操作部と、上記ケースの上面と上記内
燃機関の下面との間の空間に配置されて上記ケースに対
し回動自在となるよう支承されかつ上記動力伝達手段に
連動連結されるシフトレバーとを備え、上記操作部に連
動する上記シフトレバーがその回動で各種シフト位置を
選択的に採るようにすると共に、このシフトレバーの各
種シフト位置に対応して上記動力伝達手段が各種動力伝
達状態に切り換えられるようにし、上記シフトレバーの
いずれかのシフト位置を検出するシフト位置検出センサ
ーを設けた船外機において、
【0085】上記シフト位置検出センサーの少なくとも
一部を上記内燃機関よりも外側方に位置させてある。
【0086】このため、従来では、ケースの上面と内燃
機関の下面との間の狭い空間に上記シフト位置検出セン
サーがシフトレバーと共に配置されていたが、これに比
べて、上記ケースや内燃機関側へのシフト位置検出セン
サーの組み付け作業や、上記シフト位置検出センサーに
対する保守、点検作業が容易にできることとなる。
【0087】請求項2の発明は、上記シフト操作手段
が、上記ケースもしくは内燃機関の外面側に支持される
案内部材と、この案内部材により、直線的な方向に往復
摺動自在に案内されるスライダーとを備え、上記操作
部、シフトレバー、および上記スライダーを互いに連結
させた船外機において、
【0088】上記案内部材に上記シフト位置検出センサ
ーを取り付け、このシフト位置検出センサーによる上記
スライダーの摺動位置の検出により、上記シフトレバー
のシフト位置が検出されるようにしてある。
【0089】このため、上記シフト位置検出センサーに
対し上記スライダーは直線的に往復摺動することから、
このスライダーが弧状に摺動することに比べて、上記ス
ライダーに対しシフト位置検出センサーを適正位置に、
かつ、適正姿勢で設置させることが容易にできる。
【0090】よって、上記シフト位置検出センサーの位
置検出によって、シフトレバーのシフト位置を正確に検
出させるようにする場合でも、上記シフト位置検出セン
サーの上記した設置が容易にできる分、その組み付け作
業が容易にできることとなる。
【0091】請求項3の発明は、上記スライダーの摺動
方向で、上記操作部側とスライダーとの連結部に遊びを
設けてある。
【0092】ここで、上記案内部材に対しスライダー
を、がたつきなく円滑に摺動させようとすれば、このス
ライダーはその摺動方向においてある程度長い形状にす
ることが好ましい。しかし、このために単にスライダー
を大きい形状にすると、その分、シフト操作手段が大形
になるおそれが生じて好ましくはない。
【0093】そこで、上記したように、操作部側とスラ
イダーとの連結部に遊びを設けたのであり、このため、
このスライダーの往復摺動の始点から終点の間で移動す
る寸法は、上記遊びの分、小さく抑えられる。
【0094】よって、上記スライダーをその摺動方向で
長くすることにより大形にしたとしても、上記遊びを設
けた分、上記案内部材を短く抑制できて、前後進切換装
置をコンパクトにさせることができる。
【0095】請求項4の発明は、上記シフトレバーがあ
るシフト位置を採ったとき、上記シフト位置検出センサ
ーの検出片が上記スライダーに弾性的に係脱自在に係合
して、上記スライダーをその位置に保持させるようにし
てある。
【0096】このため、上記案内部材に対し上記スライ
ダーが、がたつくことは上記シフト位置検出センサーの
利用により、簡単な構成によって防止される。
【0097】請求項5の発明は、上記ケースもしくは内
燃機関の外面側に上記案内部材を回動自在に枢支させ、
この案内部材を一方向に回動させるよう付勢するばねを
設け、上記シフトレバーを正転シフト位置もしくは逆転
シフト位置から中立シフト位置に向って回動させるよう
上記操作部に連動して上記スライダーが摺動させられよ
うとするとき、上記操作部への操作力の分力が上記スラ
イダーを介し上記ばねに抗して上記案内部材を上記一方
向とは逆の他方向に回動させるようにし、この他方向へ
の案内部材の回動を検出する回転検出センサーを設けて
ある。
【0098】このため、上記したように、案内部材はケ
ースもしくは内燃機関に枢支させてはあるが、他の構成
は前記各請求項1のものと同様であるため、これら各請
求項に関し示した作用効果と同様のものが得られること
となる。
【0099】請求項6の発明は、船体の後部に支持され
てその下部が水中に没入可能とされるケースと、このケ
ースの上方に配設されてこのケースの上端部に支持され
る内燃機関と、上記ケースの下端部に支承されるプロペ
ラと、上記ケースに内有されて上記プロペラを上記内燃
機関に連動連結させる動力伝達手段と、この動力伝達手
段の動力伝達状態を切り換え操作可能とするシフト操作
手段とを備え、かつ、このシフト操作手段が、操作者に
操作可能とされる操作部と、上記ケースの上面と上記内
燃機関の下面との間の空間に配置されて上記ケースに対
し回動自在となるよう支承されかつ上記動力伝達手段に
連動連結されるシフトレバーと、このシフトレバーを上
記操作部に連動連結させるケーブルとを備え、上記操作
部に連動する上記シフトレバーがその回動で各種シフト
位置を選択的に採るようにすると共に、このシフトレバ
ーの各種シフト位置に対応して上記動力伝達手段が各種
動力伝達状態に切り換えられるようにし、上記シフトレ
バーのいずれかのシフト位置を検出するシフト位置検出
センサーを設けた船外機において、
【0100】上記シフト位置検出センサーによる上記ケ
ーブルの中途部の移動位置の検出により、上記シフトレ
バーのシフト位置が検出されるようにしてある。
【0101】このため、上記操作部とシフトレバーを連
結するケーブルの中途部の利用により、上記シフトレバ
ーのシフト位置が検出されることから、上記利用の分、
前後進切換装置の構成が簡単になる。
【0102】また、上記ケーブルの移動位置の検出は、
このケーブルの長手方向におけるいずれの中途部であっ
てもよいことから、上記シフト位置検出センサーの設置
位置の自由度が向上し、その分、上記シフト位置検出セ
ンサーを上記内燃機関からより大きく外側方に位置させ
ることもできる。
【0103】よって、上記シフト位置検出センサーの組
み付け作業や、保守等の作業が、上記内燃機関に邪魔さ
れずに、よりし易くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態で、図3の部分拡大図であ
る。
【図2】第1の実施の形態で、船外機の側面図である。
【図3】第1の実施の形態で、船外機の平面図である。
【図4】第1の実施の形態で、図1の4‐4線矢視図で
ある。
【図5】第1の実施の形態で、作用を説明する図で図1
に相当する図である。
【図6】第1の実施の形態で、他の作用を説明する図で
図1に相当する図である。
【図7】第2の実施の形態で、図1に相当する図であ
る。
【図8】第2の実施の形態で、図7の8‐8線矢視図で
ある。
【図9】第2の実施の形態で、図5に相当する図であ
る。
【図10】第2の実施の形態で、図6に相当する図であ
る。
【図11】第3の実施の形態で、図3に相当する図であ
る。
【図12】第3の実施の形態で、図11の部分拡大図で
ある。
【符号の説明】
1 船艇 2 水 3 船体 4 船外機 9 ケース 12 内燃機関 13 プロペラ 14 動力伝達手段 16 シフト操作手段 25 操作部 26 空間 27 シフトレバー 30 ケーブル 36 案内部材 37 スライダー 38 長孔 39 係止凹部 43 遊び 46 シフト位置検出センサー 47 センサー本体 48 検出片 52a 軸心 53 ばね 55 回転検出センサー 60 案内部材 A 往回動 B 復回動 C 往摺動 D 復摺動 E 往摺動 F 復摺動 G 一方向 H 他方向 FO 正転シフト位置 N 中立シフト位置 R 逆転シフト位置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 船体の後部に支持されてその下部が水中
    に没入可能とされるケースと、このケースの上方に配設
    されてこのケースの上端部に支持される内燃機関と、上
    記ケースの下端部に支承されるプロペラと、上記ケース
    に内有されて上記プロペラを上記内燃機関に連動連結さ
    せる動力伝達手段と、この動力伝達手段の動力伝達状態
    を切り換え操作可能とするシフト操作手段とを備え、か
    つ、このシフト操作手段が、操作者に操作可能とされる
    操作部と、上記ケースの上面と上記内燃機関の下面との
    間の空間に配置されて上記ケースに対し回動自在となる
    よう支承されかつ上記動力伝達手段に連動連結されるシ
    フトレバーとを備え、上記操作部に連動する上記シフト
    レバーがその回動で各種シフト位置を選択的に採るよう
    にすると共に、このシフトレバーの各種シフト位置に対
    応して上記動力伝達手段が各種動力伝達状態に切り換え
    られるようにし、上記シフトレバーのいずれかのシフト
    位置を検出するシフト位置検出センサーを設けた船外機
    において、上記シフト位置検出センサーの少なくとも一
    部を上記内燃機関よりも外側方に位置させた船外機の前
    後進切換装置。
  2. 【請求項2】 上記シフト操作手段が、上記ケースもし
    くは内燃機関の外面側に支持される案内部材と、この案
    内部材により、直線的な方向に往復摺動自在に案内され
    るスライダーとを備え、上記操作部、シフトレバー、お
    よび上記スライダーを互いに連結させた船外機におい
    て、 上記案内部材に上記シフト位置検出センサーを取り付
    け、このシフト位置検出センサーによる上記スライダー
    の摺動位置の検出により、上記シフトレバーのシフト位
    置が検出されるようにした請求項1に記載の船外機の前
    後進切換装置。
  3. 【請求項3】 上記スライダーの摺動方向で、上記操作
    部側とスライダーとの連結部に遊びを設けた請求項2に
    記載の船外機の前後進切換装置。
  4. 【請求項4】 上記シフトレバーがあるシフト位置を採
    ったとき、上記シフト位置検出センサーの検出片が上記
    スライダーに弾性的に係脱自在に係合して、上記スライ
    ダーをその位置に保持させるようにした請求項2、もし
    くは3に記載の船外機の前後進切換装置。
  5. 【請求項5】 上記ケースもしくは内燃機関の外面側に
    上記案内部材を回動自在に枢支させ、この案内部材を一
    方向に回動させるよう付勢するばねを設け、上記シフト
    レバーを正転シフト位置もしくは逆転シフト位置から中
    立シフト位置に向って回動させるよう上記操作部に連動
    して上記スライダーが摺動させられようとするとき、上
    記操作部への操作力の分力が上記スライダーを介し上記
    ばねに抗して上記案内部材を上記一方向とは逆の他方向
    に回動させるようにし、この他方向への案内部材の回動
    を検出する回転検出センサーを設けた請求項2から4の
    うちいずれか1つに記載の船外機の前後進切換装置。
  6. 【請求項6】 船体の後部に支持されてその下部が水中
    に没入可能とされるケースと、このケースの上方に配設
    されてこのケースの上端部に支持される内燃機関と、上
    記ケースの下端部に支承されるプロペラと、上記ケース
    に内有されて上記プロペラを上記内燃機関に連動連結さ
    せる動力伝達手段と、この動力伝達手段の動力伝達状態
    を切り換え操作可能とするシフト操作手段とを備え、か
    つ、このシフト操作手段が、操作者に操作可能とされる
    操作部と、上記ケースの上面と上記内燃機関の下面との
    間の空間に配置されて上記ケースに対し回動自在となる
    よう支承されかつ上記動力伝達手段に連動連結されるシ
    フトレバーと、このシフトレバーを上記操作部に連動連
    結させるケーブルとを備え、上記操作部に連動する上記
    シフトレバーがその回動で各種シフト位置を選択的に採
    るようにすると共に、このシフトレバーの各種シフト位
    置に対応して上記動力伝達手段が各種動力伝達状態に切
    り換えられるようにし、上記シフトレバーのいずれかの
    シフト位置を検出するシフト位置検出センサーを設けた
    船外機において、 上記シフト位置検出センサーによる上記ケーブルの中途
    部の移動位置の検出により、上記シフトレバーのシフト
    位置が検出されるようにした船外機の前後進切換装置。
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