JP2000084406A - 低級アルデヒド類の吸着剤 - Google Patents

低級アルデヒド類の吸着剤

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JP2000084406A
JP2000084406A JP10283545A JP28354598A JP2000084406A JP 2000084406 A JP2000084406 A JP 2000084406A JP 10283545 A JP10283545 A JP 10283545A JP 28354598 A JP28354598 A JP 28354598A JP 2000084406 A JP2000084406 A JP 2000084406A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来の低級アルデヒド吸着剤は、高温に晒され
ると比較的短時間に吸着能が低下してしまう。そこで、
常温から高温に亙る広い温度領域で効率よく、長時間吸
着能が持続する吸着剤の出現が待たれていた。 【解決手段】活性炭表面を酸化処理して、これに環状飽
和第二級アミン、好ましくはさらにアルカリまたはアル
カリ土類金属のハロゲン化物および/または酸化防止剤
を添着した吸着剤が上記課題を解決した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホルムアルデヒ
ド、アセトアルデヒド等の低級アルデヒド類の吸着容量
が大きく、また長期に亙り吸着除去し、かつ耐候性、耐
熱性にも優れた吸着剤に関する。
【0002】
【従来の技術】ホルムアルデヒド,アセトアルデヒド等
に代表される低級アルデヒド類は、いずれも特異な刺激
臭をもつ有毒ガスである。その中でホルムアルデヒドは
空気中の許容量が暫定値で0.5ppmと規定されてい
る有害物質であり、またアセトアルデヒドは悪臭物質に
指定されている。ホルムアルデヒドの発生源としては、
ホルムアルデヒドの製造工場、ホルムアルデヒドを原料
とした樹脂の製造工場のほか、これらの樹脂を使用する
加工工場、さらにこれらの樹脂を使用した建材、家具等
の各種加工製品の製造工場が挙げられる。また消毒剤と
して使用するホルマリンや石油ストーブの不完全燃焼か
らも発生し、たばこの副流煙にも多くふくまれると言わ
れている。アセトアルデヒドの発生源としては、アセト
アルデヒドおよびその誘導体の製造工場のほか、下水汚
泥の加熱処理時にも発生し、また、たばこの主流煙中に
も含まれている。近年、これら低級アルデヒド類に対し
て、作業環境の改善および生活環境の向上の両面から、
有害性と臭気が問題とされ、それらの有効な除外対策が
強く要望されている。
【0003】従来から低級アルデヒド類の吸着剤として
は、活性炭、活性白土、シリカゲル、活性アルミナ、粘
土鉱物等が挙げられ、なかでも活性炭が多く用いられて
きた。しかしながら、活性炭をはじめとするこれらの吸
着剤自体は、その特性上、ホルムアルデヒド、アセトア
ルデヒド等の低級アルデヒド類に対する吸着量が小さ
く、また寿命が短いという欠点がある。この改善策とし
て、前記の吸着剤に低級アルデヒド類と反応性を有する
化合物、例えば、ヒドラジン類、脂肪族アミン類、芳香
族アミン類、尿素類などの有機化合物またはアンモニウ
ム塩、亜硫酸塩、アルカリ金属またはアルカリ土類金属
等の酸化物および水酸化物、ヨウ素、臭素およびそれら
のアルカリ金属またはアルカリ土類金属との化合物等の
無機化合物を担持させたものが提案されている。さら
に、触媒として白金属化合物を前記の吸着剤に担持させ
たものも提案されている。しかしながら、前述の有機化
合物を担持した吸着剤は、その有機化合物の経時安定
性、有害性、臭気等に問題があり、特にアニリンを担持
させたもの(特公昭60−54095号)は、アニリン
自身に発ガン性があるとされているため実用化には問題
があり、さらに、このような有機化合物を担持させた低
級アルデヒド類の吸着剤は、一般的に耐熱性に劣るとい
う欠点を有していた。無機化合物を担持した吸着剤では
低濃度の低級アルデヒド類に対する吸着性能が充分では
ない。また、触媒を担持させたものは触媒が高価な上、
常温では除去効果が低い。最近になって予め酸化処理
し、表面に酸性官能基を導入した繊維状活性炭に、ポリ
エチレンイミンあるいはp−アミノアセトアニリド を
担持させたアルデヒド吸着剤(特開平9−168736
号)も提案されているが、この吸着剤は低級アルデヒド
類の吸着能の経時劣化が早く、また耐熱性にも問題があ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、低級アルデ
ヒド類を低温から高温の幅広い温度域において効率よく
長時間に亙り吸着除去し、かつ耐候性、耐熱性に優れた
吸着剤を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは前記の点に
鑑み、鋭意検討した結果、特定のアミン類、必要により
さらに金属ハロゲン化物または/および酸化防止剤を表
面酸化処理した活性炭に担持させることにより、低級ア
ルデヒド類を常温下ではもとより、高温下においても効
率よく長時間に亙り除去し、安定かつ安全で、しかも安
価な吸着剤が得られることを知見し、この知見に基づい
て本発明を完成するに至った。すなわち、本発明は、
(1)酸化処理により表面酸化物が生成した活性炭に、
環状飽和第二級アミン(a)を担持させてなる低級アル
デヒド類の吸着剤、(2)さらにアルカリ金属またはア
ルカリ土類金属のハロゲン化物(b)および/または酸
化防止剤(c)を担持させてなる前記(1)記載の吸着
剤、(3)活性炭が表面酸化物を酸素として5〜15重
量%含むものである前記(1)または(2)記載の吸着
剤、(4)活性炭に対し、(a)を1〜50重量%担持
させた前記(1)記載の吸着剤、(5)活性炭に対し、
さらに(b)を0.5〜20重量%、(c)を0.1〜2
重量%担持させた前記(4)記載の吸着剤、(6)環状
飽和第二級アミンが、モルホリン、ピペリジンおよびピ
ペラジンから選ばれた少なくとも1種である前記(1)
または(2)記載の吸着剤、(7)アルカリ金属又はア
ルカリ土類金属のハロゲン化物が、ナトリウム、カリウ
ム、マグネシウムまたはカルシウムのヨウ化物または臭
化物から選ばれた少なくとも1種である前記(2)記載
の吸着剤、(8)酸化防止剤が、トリエチレングリコー
ル−ビス〔3−(3−t−ブチル−5−メチル−4−ヒ
ドロキシフェニル)プロピオネート〕、2,6−ジ−t
ブチル−4−メチルフェノール、3,9−ビス〔2−
{3−(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチル
フェニル)−プロピオニロキシ}−1,1−ジメチルエ
チル〕−2,4,8,10−テトラオキサスピロ{5,5}
ウンデカン、2−t−ブチル−6−(3−t−ブチル−
2−ヒドロキシ−5−メチルベンジル)−4−メチルフ
ェニルアクリレート、アルキレーテッドジフェニルアミ
ン、ペンタエリスリチルテトラキス(3−ラウリルチオ
プロピオネート)およびトリ(2,4−ジ−t−ブチル
フェニル)ホスファイトから選ばれる少なくとも1種で
ある前記(2)記載の吸着剤、および(9)低級アルデ
ヒド類が沸点約100℃以下のものである前記(1)〜
(8)のいずれか1つ記載の吸着剤、である。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明において用いられる活性炭
原料としては、通常活性炭原料として用いられる炭素源
であれば特に限定されるものではなく、たとえば、木
材、木粉、ヤシ殻、パルプ製造時の副産物、バカス、廃
糖蜜、泥炭、亜炭、褐炭、瀝青炭、無煙炭、石油蒸留残
渣成分、石油ピッチ、コークス、コールタールなどの植
物系原料や化石系原料、フェノール樹脂、塩化ビニル樹
脂、酢酸ビニル樹脂、メラミン樹脂、尿素樹脂、レゾル
シノール樹脂、セルロイド、エポキシ樹脂、ポリウレタ
ン樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、ポリアミド
樹脂などの各種合成樹脂、ポリブチレン、ポリブタジエ
ン、ポリクロロプレンなどの合成ゴム、その他合成木
材、合成パルプなどがあげられる。これらの活性炭原料
の中では、ヤシ殻が好適に使用される。活性炭原料の炭
化、賦活方法としては、たとえば固定床方式、移動床方
式、流動床方式、ロータリーキルン方式などのこれまで
知られている活性炭の製造方式が挙げられる。炭化方法
としては窒素ガス、二酸化炭素、ヘリウム、アルゴン、
キセノン、ネオン、一酸化炭素、燃焼排ガスなどの不活
性ガスおよびこれらの不活性ガスを主成分とした他のガ
スとの混合ガスを使用して焼成する方法が挙げられる。
【0007】賦活化方法としては、水蒸気、二酸化炭
素、一酸化炭素、酸素などの賦活ガスを用いて焼成する
ガス賦活法や、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなど
のアルカリ金属の水酸化物、水酸化カルシウムなどアル
カリ土類金属の水酸化物、ホウ酸、リン酸、硫酸、塩酸
などの無機酸類、塩化亜鉛などの無機塩類の存在下に上
述の活性炭原料を賦活するいわゆる薬品賦活法が挙げら
れる。炭化の温度や時間の条件としては、通常250〜
1,200℃、10分〜30時間、好ましくは300〜
1,000℃、15分〜25時間である。賦活の温度や
時間の条件としては、通常200〜1,200℃、10
分〜30時間、好ましくは400〜1,100℃、15
分〜25時間である。本発明に用いられる活性炭として
は、その比表面積が、液体窒素温度条件下の窒素吸着に
よるB.E.T.法で通常300〜2,000m2/g、好
ましくは700〜1,500m2/g、細孔径が通常10
〜300オングストローム、好ましくは20〜100オ
ングストローム、細孔容積が0.1ml/g以上のもの
が好ましい。
【0008】また、活性炭の形状は、例えば粉末状、不
定形の破砕状、繊維状あるいは円柱状、球状等に成型さ
れた粒状物またはハニカム状に成型されたもの等のいず
れでもよい。まずこれら活性炭の表面を酸化処理する。
酸化処理としては、硝酸、過マンガン酸塩、次クロム酸
塩、次亜塩素酸塩、塩素酸塩、過酸化水素等の強酸化剤
の水溶液を用いた浸漬、噴霧法等や、オゾン、空気を用
いた気相酸化法等を採用することができる。強酸化剤水
溶液の濃度は通常1〜15重量%、好ましくは2〜10
重量%程度である。これらの、酸化処理により活性炭表
面に、たとえばカルボキシル基、カルボン酸無水物基、
フェノール性水酸基等の酸素含有基が生成する。この酸
素含有基を有する表面酸化物の含量は、酸素として活性
炭全体に対し通常5〜15重量%、好ましくは7〜12
重量%である。なお、活性炭の酸化処理に先立ち、酸、
特に塩酸、硫酸等の鉱酸で活性炭を洗浄して脱灰処理を
しておくと、添着剤の添着効率が高められ、吸着剤の吸
着能も向上する。本発明で用いられる環状飽和第二級ア
ミンとしては、好ましくは五員環もしくは六員環の環状
飽和第二級アミンが用いられる。五員環の環状飽和第二
級アミンとしては、例えばピロリジン、チアゾリジン等
が用いられる。六員環の環状飽和第二級アミンとして
は、例えばピペリジン、ピペラジン、N−メチルピペラ
ジン、アミノエチルピペラジン、モルホリン、チオモル
ホリン等が用いられる。前述の環状飽和第二級アミンの
なかで特にピペリジン、ピペラジン、モルホリンなど低
分子量のものの方が好ましい。活性炭に対する環状飽和
第二級アミンの添加量は、活性炭無水物重量当たり1〜
50重量%、好ましくは5〜20重量%である。
【0009】環状飽和第二級アミンを活性炭に担持させ
るには、用いる該アミンが水に可溶であるか否かにより
異なるが、例えば、水に可溶な環状飽和第二級アミンの
場合は該アミンを予め水に溶解せしめ、活性炭をこの
水溶液に浸漬する方法、活性炭を撹拌混合しながら該
化合物の水溶液を噴霧または散布する方法、粉末状の
活性炭と該アミンの水溶液を混合し、必要に応じてバイ
ンダーを添加して造粒、成型する方法、また、水に不溶
な環状飽和第二級アミンの場合は溶解可能な有機溶
媒、例えばアルコール類などに溶解せしめて上記と同様
に添着した後、溶媒を脱離する方法、粉末状の活性炭
と粉末状の該アミンをあらかじめ混合しておき、水、バ
インダーを加えて造粒、成型する方法、水に該アミン
化合物およびバインダーを加えてあらかじめスラリーを
調製し、このスラリーを活性炭に噴霧または散布して混
合する方法等が挙げられる。前記担持方法において、必
要に応じて用いられるバインダーとしては、例えばカル
ボキシメチルセルロース、ポリビニルアルコール、アラ
ビヤゴム等があり、使用量は少ないほど望ましい。本発
明では環状飽和第二級アミンのほかに、さらにアルカリ
金属またはアルカリ土類金属のハロゲン化物および/ま
たは酸化防止剤を担持させることにより、得られる吸着
剤の耐熱性を向上させることができる。
【0010】本発明で用いられるハロゲン化物を形成す
るアルカリ金属としては、例えばリチウム、ナトリウ
ム、カリウム等が挙げられ、アルカリ土類金属としては
例えば、マグネシウム、カルシウム等が挙げられる。ま
た、ハロゲンとしては、例えばヨウ素、臭素が好ましく
用いられる。活性炭に対する該ハロゲン化物の添加量と
しては、活性炭無水物重量当たり0.5〜20重量%が
好ましく、更に好ましくは1〜10重量%である。本発
明に使用される酸化防止剤としては、物質を空気または
酸素に暴露したときに起こる酸化を抑制するものであれ
ばどのようなものでもよいが、たとえばフェノール系、
ビスフェノール系、アミン系一次酸化防止剤、有機硫黄
系およびリン系二次酸化防止剤などが有利に用いられ
る。酸化防止剤の具体的なものとしては、例えば、トリ
エチレングリコール−ビス〔3−(3−t−ブチル−5
−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネー
ト〕、2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノー
ル、3,9−ビス〔2−{3−(3−t−ブチル−4−
ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロピオニロキシ}
−1,1−ジメチルエチル〕−2,4,8,10−テトラオ
キサスピロ{5,5}ウンデカン、2−t−ブチル−6
−(3−t−ブチル−2−ヒドロキシ−5−メチルベン
ジル)−4−メチルフェニルアクリレート、アルキル
(たとえばC1-3アルキル)ジフェニルアミン、ペンタ
エリスリチルテトラキス(3−ラウリルチオプロピオネ
ート)およびトリ(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)
ホスファイトなどが挙げられる。酸化防止剤の添加量
は、活性炭無水物重量当たり通常0.1〜2重量%、好
ましくは0.5〜1重量%である。アルカリ金属または
アルカリ土類金属のハロゲン化物および酸化防止剤は、
前記の環状飽和第二級アミンの担持方法と同様の方法で
活性炭に担持することができる。この環状飽和第二級ア
ミン、アルカリ金属またはアルカリ土類金属のハロゲン
化物および酸化防止剤の活性炭への担持順序はどの順序
でもよく、またそれらの2種以上を同時に担持させても
よい。
【0011】このようにして得られた吸着剤は、固定
床、移動床あるいは流動床などの吸着装置に充填し、こ
れに低級アルデヒド含有ガスを通気処理することによ
り、低級アルデヒド除去に使用される。また例えば不織
布、ウレタンフォーム、紙、加工ボード、壁などに混合
するか粉末状、顆粒状、ペレット状、ハニカム状等の種
々の形態で、ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド等の
低級アルデヒド類が充満しやすい自動社内、喫茶店、会
議室、作業場あるいは家庭の居室等に設置または載置す
ることにより、空気の浄化が達成される。また空気清浄
器用フィルターに使用すると、空気中のホルムアルデヒ
ド、アセトアルデヒド等の有害・刺激成分を効率よく除
去することができる。低級アルデヒド類としては、ホル
ムアルデヒド、アセトアルデヒドが代表的であるが、沸
点が約100℃以下であるプロピオンアルデヒド、アク
ロレイン、n−ブチルアルデヒド、i−ブチルアルデヒ
ド、3−メチル−ブチルアルデヒド、クロトンアルデヒ
ド等も悪臭対策上、それらに対して有効な吸着剤が必要
とされており、本発明の吸着剤はこれらのアルデヒド類
の除去に対しても有効である。なかでも、本発明の吸着
剤はアセトアルデヒドの吸着に特に有効である。
【0012】
【実施例】以下に実施例、比較例、試験例を挙げて本発
明をさらに具体的に説明する。なお、それらにおける部
および%はいずれも重量基準である。 実施例1−1 BET比表面積1,300m2/g、JIS法による粒度
10〜20メッシュのヤシ殻炭を4%塩酸で洗浄脱灰し
て、灰分0.2%の酸洗活性炭を得た。この酸洗活性炭
100gを2%硝酸1リットルに浸漬し、50℃で4時
間撹拌して酸化処理した。得られた酸化処理活性炭を蒸
留水で4回煮沸洗浄し乾燥した。活性炭の表面酸化物の
酸素としての含量を次の方法により測定した。 活性炭の表面酸化物の測定 φ20×1,000mmの石英カラムに試料活性炭3g
を入れ、試料の前後は十分に乾燥させた石英ガラスウー
ルに固定し、電気環状炉にセットした。また石英カラム
にはゴム栓で前後に蓋をして窒素を導入するための孔と
排出するための孔を空けた。100ml/分の流速で窒
素を石英カラムに流しながら、100℃まで加熱昇温
し、次いで、出口ガスを2リットルのテトラバックに接
続し、400℃/時間の昇温速度で900℃まで加熱昇
温した。900℃になってから、さらに30分間900
℃で保持した後、テトラバックを外し、捕集したガス量
を測定するとともに、捕集されたガスにおけるCOとC
2の総濃度を、メタンコンバータ付きのFID検出器
付ガスクロマトグラフィー(島津ガスクロマトグラフG
C−14A)で測定し、表面酸素の含量を算出した。こ
の測定法による本活性炭の表面酸素含量は8.05wt
%であった。このようにして得られた酸化処理活性炭5
0gを2リットル容量の卓上ミキサーに入れ、撹拌下、
モルホリン5gおよびヨウ化カリ1gを25gの蒸留水
に溶かした液を噴霧して、モルホリンおよびヨウ化カリ
を担持した吸着剤を得た。
【0013】実施例1−2〜1−4 酸化処理に使用する硝酸の濃度をそれぞれ4%、6%お
よび8%に代えた以外は実施例1−1と同様にして、モ
ルホリンおよびヨウ化カリを担持した吸着剤を得た。 比較例1 硝酸による酸化処理をしなかったこと以外は実施例1−
1と同様にして、モルホリンおよびヨウ化カリを担持し
た吸着剤を得た。 試験例1 実施例1−1〜1−4および比較例1で得られた吸着剤
を用いて、アセトアルデヒド除去率を測定し、その結果
を使用した吸着剤の諸特性とともに〔表1〕に示した。
【0014】アセトアルデヒド吸着性能測定方法 25℃に保たれた恒温層内に〔図1〕に示す装置を設置
し、試料を内径20mmのカラムに20mmの高さで充
填した。また、相対湿度30%の空気にアセトアルデヒ
ドガスを混合して100ppmの試験ガスを形成した。
このガスを流量:l(リットル/分)、LV:1.3
(cm/秒)、SV:1194(−)の条件で所定時間
流通し、カラム入口と出口におけるアセトアルデヒドの
濃度の比率から吸着性能を測定した。除去率は次式によ
り算出した。
【数1】
【0015】
【表1】 上記〔表1〕から明らかなとおり、酸化処理を施した実
施例1−1〜1−4の吸着剤は、酸化処理を施さなかっ
た比較例1の吸着剤に比して格段にアセトアルデヒド除
去率が向上しており、しかもその除去性能は表面酸素濃
度に依存して極大に達し、更に表面酸素濃度が増加する
と活性炭細孔の閉塞や消滅などで低下する。
【0016】実施例2−1〜2−4 実施例1−1〜1−4で得られた各吸着剤を40℃に保
たれた電気乾燥器内で1カ月放置して劣化を加速させた
吸着剤を得た。 実施例2−5 実施例1−2で用いたと同じ酸化処理ヤシ殻活性炭50
gに、モルホリン5gを25gの蒸留水に溶かした液を
噴霧して、モルホリン担持吸着剤を得た。この吸着剤を
40℃で1カ月放置し、劣化を加速させた吸着剤を得
た。 比較例2 比較例1で得られた吸着剤を40℃で1カ月放置して、
劣化を加速した吸着剤を得た。 試験例2 前述の劣化加速吸着剤を用いて、試験例1と同様の方法
でアセトアルデヒド吸着性能を測定した。結果を使用し
た吸着剤の諸特性とともに〔表2〕に示した。
【0017】
【表2】 上記〔表2〕に示すとおり実施例2で得た加速劣化させ
た吸着剤は、実施例1の対応試験区よりいずれも吸着能
は低下しているが、表面酸化処理のアセトアルデヒド吸
着性能に及ぼす影響は、実施例1の場合と同様に顕著で
あった。
【0018】実施例3−1 BET比表面積1600m2/g、JIS法による粒度
10〜20メッシュ、灰分3%のヤシ殻炭100gを8
%硝酸に浸漬し、50℃で4時間反応させた。得られた
表面酸化処理活性炭(表面酸素含量12.07mg/
g)を実施例1−1と同様の操作により洗浄、乾燥し、
50gの活性炭にピペリジン5gおよびヨウ化カリ1g
を担持させた吸着剤を得た。 実施例3−2 ピペリジンに代えて同量のピペラジンを用いたこと以外
はすべて実施例3−1と同様にの操作によりピペラジン
およびヨウ化カリを担持した吸着剤を得た。 実施例3−3 ピペリジンに代えて同量のアミノエチルピペラジンを用
いたこと以外はすべて実施例3−1と同様の操作により
アミノエチルピペラジンおよびヨウ化カリを担持した吸
着剤を得た。
【0019】実施例3−4 ピペラジンに代えて同量のモルホリンを用いたこと以外
は実施例3−1と同様の操作によりモルホリンおよびヨ
ウ化カリを担持した吸着剤を得た。 比較例3 活性炭を8%硝酸で処理しないこと以外は、実施例3−
4と同様にして、モルホリンおよびヨウ化カリを担持し
た吸着剤を得た。 試験例3 実施例3−1〜3−4および比較例3で得た吸着剤を用
いて、試験例1と同様の方法でアセトアルデヒド吸着性
能を測定した。結果を使用した吸着剤の諸特性とともに
〔表3〕に示した。
【0020】
【表3】
【0021】〔表3〕に示すとおり、環状飽和第二級ア
ミンの種類を変えてみても、活性炭の表面酸化処理がア
セトアルデヒド吸着能に及ぼす影響の大きいことが判明
した。なおこの試験例から、環状飽和第二級アミンの中
で特にモルホリンとピペリジンの添着が効果的でピペラ
ジンがこれに続くものであることも明らかになった。
【0022】実施例4−1 BET比表面積1300m2/g、JIS法による粒度
6〜8メッシュのヤシ殻炭を4%塩酸で洗浄脱灰して灰
分1.0%の活性炭を得た。この酸洗活性炭100gを
4%硝酸1リットルに浸漬し、50℃で4時間撹拌して
表面酸化処理をした。得られた表面酸化処理活性炭を蒸
留水で4回煮沸洗浄繰り返した後乾燥し、実施例1−1
と同様にしてモルホリンおよびおよびヨウ化カリを担持
させた吸着剤を得た。 実施例4−2〜4−4 〔表4〕に示した種々の活性炭を用い、それぞれ実施例
1−1におけると同様の操作によりモルホリンおよびヨ
ウ化カリを担持した吸着剤を得た。 比較例4 〔表4〕中の比較例4に示した性状の活性炭を用いて、
比較例1と同様の操作でモルホリンおよびヨウ化カリを
担持した吸着剤を得た。 試験例4 実施例4−1〜4−4および比較例4で得た吸着剤を内
径40mmのカラムに40mmの高さで充填し、ガス流
量を1.5リットル/分とした以外は試験例1と同様の
方法でアセトアルデヒド吸着性能を測定した。結果を使
用した吸着剤の諸特性とともに〔表4〕に示した。
【0023】
【表4】 試験例4は原料活性炭の種類、粒度がアセトアルデヒド
吸着能に及ぼす影響について調べたものである。その結
果から、活性炭原料としては石灰よりもヤシ殻炭の方が
吸着能がやや高く、活性炭の粒度は低いほどよいことが
明らかになった。
【0024】実施例5−1 実施例3−1で用いたと同様の未洗ヤシ殻炭100gを
4%硝酸に50℃、4時間浸漬した。得られた酸化処理
炭を実施例1−1と同様の操作により、モルホリンおよ
びヨウ化カリを担持した吸着剤を得た。 実施例5−2,5−3 4%硝酸に代えて、6%硝酸、8%硝酸で酸化処理した
以外は実施例5−1と同様の操作により、それぞれモル
ホリンおよびヨウ化カリを担持した吸着剤を得た。 比較例5−1 4%硝酸に代えて4%塩酸で処理した以外は実施例5−
1と同様の操作により、モルホリンおよびヨウ化カリを
担持した吸着剤を得た。 比較例5−2 酸化処理をしないということ以外は実施例5−1と同様
の操作により、モルホリンおよびヨウ化カリを担持した
吸着剤を得た。 実験例5 実施例5−1〜5−3、比較例5−1、5−2で得た吸
着剤を用いて、試験例1と同様の方法でアセトアルデヒ
ド吸着性能を測定した。その結果を使用した吸着剤の諸
特性とともに〔表5〕に示す。
【0025】
【表5】
【0026】実施例5は酸化性の酸である硝酸で処理し
た実施例5−1〜5−3と、酸化性を有しない塩酸で処
理した比較例5−1および酸化処理も酸洗処理も全くし
なかった比較例5−2のアセトアルデヒド吸着能に及ぼ
す影響を調べたものである。この結果から酸化性酸で処
理した吸着剤の性能は、非酸化性酸処理および無処理の
吸着剤の性能に比して顕著に高かった。
【0027】実施例6−1 実施例5−1と同じ原料活性炭を用い、同様に酸化処理
ならびに薬品添着を行ってモルホリン及びヨウ化カリ添
着吸着剤を得た。 実施例6−2 実施例6−1で得た吸着剤を80℃に保たれた電気乾燥
器に入れ3日間放置して劣化を加速させた吸着剤を得
た。 実施例6−3 実施例6−1と同様にして酸化処理して得た活性炭50
gを2リットル容器の卓上ミキサーに入れ、撹拌下モル
ホリン5g、トリエチレングリコールビス〔3−(3−
t−ブチル−5−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プ
ロピオネート〕(イルガノックス−245、チバ・スペ
シャルティー・ケミカルズ社製)0.25gおよびペン
タエリスリチルテトラキス(3−ラウリルチオプロピオ
ネート)(スミライザーTP−D、住友化学(株)製)
0.25gを25gの蒸留水に溶解した液を噴霧して、
モルホリン、トリエチレングリコールビス〔3−(3−
t−ブチル−5−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プ
ロピオネート〕およびペンタエリスリチルテトラキス
(3−ラウリルチオプロピオネート)を添着した吸着剤
を得た。
【0028】実施例6−4 実施例6−3で得た吸着剤を80℃の電気乾燥器に入れ
て3日間放置して、劣化を加速させた吸着剤を得た。 実施例6−5 ヨウ化カリを添着しなかった以外は実施例6−1と同様
の操作により、モルホリンを添着した吸着剤を得た。こ
の吸着剤を80℃の電気乾燥器内に3日間放置し、劣化
を加速させた吸着剤を得た。 比較例6 酸化処理をしなかったこと以外は実施例6−5と同様の
操作によりモルホリン添着、劣化加速吸着剤を得た。 試験例6 実施例6−1〜6−5および比較例6で得た吸着剤を用
いて、試験例1と同様の方法でアセトアルデヒド吸着性
能を測定した。その結果を使用した吸着剤の諸特性とと
もに〔表6〕に示す。
【0029】
【表6】
【0030】試験例6は酸化防止剤を添着した吸着剤お
よび80℃という高温により劣化を加速させた吸着剤の
吸着能に及ぼす影響について調べたものである。この結
果から酸化防止剤を添着した吸着剤はアルカリ金属を添
着した吸着剤と同程度の効果を示し、その傾向は80℃
で劣化を加速した場合も同様であることが確かめられ
た。
【0031】
【発明の効果】本発明の吸着剤は、低級アルデヒド類を
常温から高温の広い温度領域で、効率よく、且つ長時間
に亙り除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実験例においてアセトアルデヒドの吸着性能を
測定した際に用いたガス流通式吸着試験装置のフローシ
ート。
【符号の説明】
A:エアーサプライヤー B:マスフローコントローラー C:水蒸気発生ビン D:ガスボンベ E:ガス混合ビン F:試料(吸着剤) G:吸着カラム H:流量計
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4D012 CA10 CA11 CB05 CE03 CF10 CG01 CG03 4G066 AA05B AA32B AA34D AA53D AB06D AB13B AB13D AB19D AD15B BA26 BA36 CA52 DA03 FA11 FA37

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】酸化処理により表面酸化物が生成した活性
    炭に、環状飽和第二級アミン(a)を担持させてなる低
    級アルデヒド類の吸着剤。
  2. 【請求項2】さらにアルカリ金属またはアルカリ土類金
    属のハロゲン化物(b)および/または酸化防止剤
    (c)を担持させてなる請求項1記載の吸着剤。
  3. 【請求項3】活性炭が表面酸化物を酸素として5〜15
    重量%含むものである請求項1または2記載の吸着剤。
  4. 【請求項4】活性炭に対し、(a)を1〜50重量%担
    持させた請求項1記載の吸着剤。
  5. 【請求項5】活性炭に対し、さらに(b)を0.5〜2
    0重量%、(c)を0.1〜2重量%担持させた請求項
    4記載の吸着剤。
  6. 【請求項6】環状飽和第二級アミンが、モルホリン、ピ
    ペリジンおよびピペラジンから選ばれた少なくとも1種
    である請求項1または2記載の吸着剤。
  7. 【請求項7】アルカリ金属又はアルカリ土類金属のハロ
    ゲン化物が、ナトリウム、カリウム、マグネシウムまた
    はカルシウムのヨウ化物または臭化物から選ばれた少な
    くとも1種である請求項2記載の吸着剤。
  8. 【請求項8】酸化防止剤が、 トリエチレングリコール−ビス〔3−(3−t−ブチル
    −5−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネー
    ト〕、 2,6−ジ−tブチル−4−メチルフェノール、 3,9−ビス〔2−{3−(3−t−ブチル−4−ヒド
    ロキシ−5−メチルフェニル)−プロピオニロキシ}−
    1,1−ジメチルエチル〕−2,4,8,10−テトラオキ
    サスピロ{5,5}ウンデカン、 2−t−ブチル−6−(3−t−ブチル−2−ヒドロキ
    シ−5−メチルベンジル)−4−メチルフェニルアクリ
    レート、 アルキレーテッドジフェニルアミン、 ペンタエリスリチルテトラキス(3−ラウリルチオプロ
    ピオネート)およびトリ(2,4−ジ−t−ブチルフェ
    ニル)ホスファイトから選ばれる少なくとも1種である
    請求項2記載の吸着剤。
  9. 【請求項9】低級アルデヒド類が沸点約100℃以下の
    ものである請求項1〜8のいずれか1項記載の吸着剤。
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