JP2000084404A - 円筒型ソノリアクター - Google Patents

円筒型ソノリアクター

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JP2000084404A
JP2000084404A JP10280560A JP28056098A JP2000084404A JP 2000084404 A JP2000084404 A JP 2000084404A JP 10280560 A JP10280560 A JP 10280560A JP 28056098 A JP28056098 A JP 28056098A JP 2000084404 A JP2000084404 A JP 2000084404A
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JP
Japan
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cylindrical
sonoreactor
liquid
ultrasonic
treated
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Pending
Application number
JP10280560A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanori Sato
正典 佐藤
Hideto Mitome
秀人 三留
Hiroyasu Nomura
浩康 野村
Shinobu Koda
忍 香田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nagoya University NUC
Honda Electronics Co Ltd
National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Original Assignee
Agency of Industrial Science and Technology
Nagoya University NUC
Honda Electronics Co Ltd
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Publication date
Application filed by Agency of Industrial Science and Technology, Nagoya University NUC, Honda Electronics Co Ltd filed Critical Agency of Industrial Science and Technology
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、超音波による音響化学反応を効率
よく発生することができるソノリアクターに関するもの
で、特に、円筒又は方形容器の中心に音波を集中するこ
とができる円筒型ソノリアクターを提供するものであ
る。 【構成】 円筒容器13の側面に円弧状の圧電セラミッ
クス14、15がそれぞれ対向して接着され、又、円筒
容器13のつば13a、13bの内側のくぼみに石英ガ
ラス16、17がパッキン18、19を介して装着さ
れ、石英ガラス16、17はその上から押え20、21
で固定されている。本発明では、円筒容器13に封入さ
れた被処理液体に円弧状の圧電セラミックス14、15
で音波が円筒容器13の内部に集束されるので、強力な
音場を形成することができ、集束型でありながら音場の
制御の取扱いが容易となり、又、円筒容器13の片面に
装着された石英ガラス16又は17を通して被処理液体
の反応を観察することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超音波による音響化学
反応を効率よく発生することができるソノリアクターに
関するもので、特に、円筒又は方形容器の中心に音波を
集中することができる円筒型ソノリアクターに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、超音波ソノリアクターとしては、
種々提案されており、反応容器には、化学反応をさせる
物質を収納し、反応容器に超音波振動子から超音波を反
応容器に照射させながら反応させるようにしており、こ
の装置として、図7に示すように、ベース台1の上に冷
却水2が循環される冷却容器3が装着され、この冷却容
器3の上部の蓋3aの孔から反応容器4が挿入され、反
応容器4の底部4aと冷却容器3の底部3bの間隔が微
小になるように反応容器4の大半が冷却水2に浸漬され
て蓋3aに固定され、又、反応容器4の底部の近傍の冷
却容器3の底部3bに超音波振動子5が固着されて2重
水槽が構成されたものを本発明者が提案した(特願平9
−365069号公報参照)。
【0003】この超音波ソノリアクターは、超音波振動
子5に増幅器6が接続され、又、増幅器6に発振装置7
が接続され、さらに、冷却容器3にパイプ8を介してオ
ーバーフローした冷却水2はタンク9に溜められ、又、
タンク9からパイプ10を介して制御装置11で吸引さ
れた冷却水2は制御装置11で冷却されてパイプ12を
介して冷却容器3に供給されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに構成された超音波ソノリアクターは基礎実験が目的
であり、反応容器4の底部に板状の圧電セラミックスを
装着しているために、音場の制御が困難であるため、取
り扱いが容易ではないという欠点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、円筒又は方形
容器に超音波放射面が半円弧又は平板状の超音波振動子
を装着し、前記円筒又は方形容器内の被処理溶液に前記
超音波振動子から超音波を照射することにより、前記円
筒又は方形容器内部に超音波を集束させるものであり、
又、前記円筒又は方形容器の少なくとも1面にがラスを
装着して、前記円筒又は方形容器内の被処理液体の反応
を観察できるようにするものであり、さらに、前記円筒
又は方形容器に液体流入口及び液体流出口を装着して、
流通する被処理液体に超音波振動子から超音波を照射す
るものである。
【0006】
【発明の実施の態様】本発明では、円筒容器又は方形容
器の側面に円弧状又は平板状の圧電セラミックスを接着
し、円筒容器又は方形容器に封入した被処理液体に超音
波を集束して照射することができるので、音場の制御を
容易に行うことができ、又、被処理液体を円筒容器又は
方形容器に通過させながら処理を行うことができるの
で、被処理液体を大量で処理することができる。
【0007】
【実施例】図1は本発明の1実施例の円筒型ソノリアク
ターの斜視図、図2は図1の円筒型ソノリアクターの断
面図で、円筒容器13の側面に円弧状の圧電セラミック
ス14、15がそれぞれ対向して接着され、又、円筒容
器13のつば13a、13bの内側のくぼみに石英ガラ
ス16、17がパッキン18、19を介して装着され、
石英ガラス16、17はその上から押え20、21で固
定されている。
【0008】このように構成された本実施例の円筒型ソ
ノリアクターでは、円筒容器13に封入された被処理液
体に円弧状の圧電セラミックス14、15で音波が円筒
容器13の内部に集束されるので、強力な音場を形成す
ることができ、集束型でありながら音場の制御の取扱い
が容易となり、又、円筒容器13の片面に装着された石
英ガラス16又は17を通して被処理液体の反応を観察
することができる。
【0009】なお、上記実施例において、円筒容器13
の両面に石英ガラス16、17をそれぞれ装着したが、
石英ガラスを円筒容器13の一方の端面にのみ装着する
ようにしてもよい。
【0010】図3は、本発明の他の実施例のソノリアク
ターの斜視図で、本実施例では、方形容器24の周囲に
平板状の圧電セラミックス25を装着し、又、上部に石
英ガラス26を装着しているが、このように構成して
も、上記実施例と同様の効果を得ることができる。
【0010】図4は本発明の他の実施例の円筒型ソノリ
アクターの斜視図で、円筒容器13の一方の端面に流入
口22が装着され、円筒容器13の他方の端面に流出口
23が装着され、円筒容器13に円弧状の圧電セラミッ
クス14、15がそれぞれ対向して接着されている。
【0011】このように構成された本実施例では、、流
入口22から流入された被処理液体は円筒容器13内で
円弧状の圧電セラミックス14、15による超音波が集
束されて照射され、処理された被処理液体は流出口23
から流出されるので、大容量の被処理液体を処理するこ
とができる。
【0012】又、図5に示すように、方形容器24の1
面に流入口22を装着し、対向面に流出口23を装着
し、他の4面に平板状の圧電セラミックス25を装着し
てもよいし、さらに、図6に示すように、方形容器24
の流入口22と流出口23を装着しない他の4面にラン
ジュバン型振動子27を装着してもよい。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のソノルミ
ネッセンスでは、円筒容器又は方形容器に被処理液体を
封入し、円筒容器又は方形容器の側面に接着した円弧状
又は平板状の圧電セラミックスから超音波を集束して照
射することができるので、集束型でありながら音場の制
御の取扱いが容易となり、又、石英ガラスの一方を通し
て被処理液体の反応を観察することができ、さらに、流
通式にすることによって、大量の被処理液体を処理する
ことができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例の円筒型ソノリアクターの斜
視図である。
【図2】図1の円筒型ソノリアクターの断面図である。
【図3】本発明の他の実施例のソノリアクターの斜視図
である。
【図4】本発明の又他の実施例の円筒型ソノリアクター
の斜視図である。
【図5】本発明のさらに他の実施例のソノリアクターの
斜視図である。
【図6】本発明のさらに他の実施例のソノリアクターの
斜視図である。
【図7】従来例の超音波反応装置の断面図である。
【符号の説明】
13 円筒容器 14、15 円弧状の圧電セラミックス 16、17 石英ガラス 18、19 パッキン 20、21 押え 22 流入口 23 流出口 24 方形容器 25 平板状の圧電セラミックス 26 石英かガラス 27 ランジュバン型振動子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 正典 愛知県豊橋市大岩町字小山塚20番地 本多 電子株式会社内 (72)発明者 三留 秀人 愛知県西春日井郡新川町大字土器野新田 418の14 (72)発明者 野村 浩康 愛知県名古屋市緑区神沢町1の818 (72)発明者 香田 忍 愛知県名古屋市名東区勢子坊3の510 エ ントピア高針台101 Fターム(参考) 4G075 AA01 BA10 CA23 EB21 EB31 EE02 FB04 FB06 FC20 5D107 AA20 BB20 CC04 CC12 FF01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒又は方形容器に超音波放射面が半円
    弧又は平板状の超音波振動子を装着し、前記円筒又は方
    形容器内の被処理溶液に前記超音波振動子から超音波を
    照射することにより、前記円筒又は方形容器内部に超音
    波を集束させることを特徴とする円筒型ソノリアクタ
    ー。
  2. 【請求項2】 前記円筒又は方形容器の少なくとも1面
    にがラスを装着して、前記円筒又は方形容器内の被処理
    液体の反応を観察できるようにすることを特徴とする請
    求項1記載の円筒型ソノリアクター。
  3. 【請求項3】 前記円筒又は方形容器に液体流入口及び
    液体流出口を装着して、流通する被処理液体に超音波振
    動子から超音波を照射することを特徴とする請求項1記
    載の円筒型ソノリアクター。
JP10280560A 1998-09-16 1998-09-16 円筒型ソノリアクター Pending JP2000084404A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011027569A1 (ja) 2009-09-04 2011-03-10 日曹エンジニアリング株式会社 管型流通式反応装置
JP2013544644A (ja) * 2010-10-28 2013-12-19 コバリス,インコーポレイテッド 物質を音響的に処理するためのシステム
CN104457967A (zh) * 2014-12-12 2015-03-25 中国人民解放军国防科学技术大学 基于逆压电效应的水声传感器声压灵敏度测试方法及装置

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Effective date: 20040520