JP2000084395A - 反応塔内触媒の抜出し装置およびその触媒の抜出し方法 - Google Patents

反応塔内触媒の抜出し装置およびその触媒の抜出し方法

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JP2000084395A JP10263112A JP26311298A JP2000084395A JP 2000084395 A JP2000084395 A JP 2000084395A JP 10263112 A JP10263112 A JP 10263112A JP 26311298 A JP26311298 A JP 26311298A JP 2000084395 A JP2000084395 A JP 2000084395A
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信義 澤村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業効率を向上させることができるととも
に、バキューム装置のような特殊な装置を必要とせず、
かつ、触媒の破砕を防止でき触媒のロスを少なくするこ
とができる反応塔内触媒の抜出し装置およびその触媒の
抜出し方法を提供する。 【解決手段】 使用済みの触媒を粉砕して、反応塔1に
設けた複数本のパイプ部材12等で形成される抜出しパ
イプ11に投入し、自然落下により反応塔1外に抜き出
す反応塔内触媒の抜出し装置10とする。そのため、触
媒を抜出しパイプに投入するだけで抜き出すことができ
るので、作業効率を向上させることができ、また、バキ
ューム装置のような特殊な装置が不要となり、その分の
経費を軽減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、石油精製プラント
や化学プラント等の反応塔等内に融着固化した使用済み
の触媒を抜出す反応塔内触媒の抜出し装置およびその触
媒の抜出し方法に関する。
【0002】
【背景技術】石油精製プラントや化学プラント等では、
化学反応を促進させるために、各種の触媒が利用されて
いる。この触媒は、原料流体を流通させる反応器の内部
に充填することにより使用される。このような触媒は、
炭化物、金属等の堆積に基づく被毒による活性の低下、
機械的強度の低下による破砕、および機器の修繕あるい
は検査等のため、反応器から抜出す必要がある。この触
媒の抜出し作業は、プラント稼働停止期間を最小に抑え
る必要から工期を短縮するように行われなければならな
い。
【0003】また、使用中の触媒は還元性雰囲気にある
ものが多く、これを触媒交換のために大気に開放する
と、触媒の使用中に付着した炭化物、硫黄等が触媒の酸
化のため発熱する可能性があり、それに伴い発生する種
々の悪条件の人体への影響、さらには、触媒の粉塵によ
る人体への影響等を防止しながら適切な抜出し作業をし
なければならない。また、大型の反応器においては、触
媒の酸化による発火等を防止するために反応機内に窒素
ガスを供給し、窒素ガス雰囲気下で作業を行うこともあ
る。
【0004】従来、反応器から触媒を抜出す形式とし
て、(1)作業者が、まず、反応器の触媒抜出し口を開
放し、内部の触媒を抜出せるか否か検査し、反応器の下
部に設けられている触媒抜出し口から抜出せるときはそ
こから抜出す形式と、(2)触媒が固結していて、触媒
抜出し口から抜出せないような場合に、反応器のトップ
のマンホールよりバキューム抜出しを行う形式とが知ら
れている。
【0005】(2)のバキューム抜出し形式では、バキ
ューム抜出し作業に先立ち、重油等の被反応原料を抜き
取った後、固結している触媒をスコップ等により、特に
固い場合は、エア、油圧等で駆動されるピック等を用い
て粉砕する。そして、粉砕して粉体状となった触媒を、
例えばバキューム吸引ホースにてマンホール側より吸い
込み、ホッパ等に排出するような構成となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、反応器内の
触媒は固結した状態とはいえ、大気に開放すると、触媒
に付着した炭化物等が酸化、発熱するおそれもあり、反
応器内の温度が高く作業が困難となる。また、窒素ガス
雰囲気下での作業のこともあるため、反応器内での作業
が困難となる。そのため、反応器内の触媒の抜出し作業
に多くの時間がかかり、作業効率が悪く、ひいては、プ
ラントの停止時間を長引かせる原因となっている。
【0007】また、従来のバキューム抜出し形式では、
まず、触媒抜出し口を開放して、そこから排出できるか
否か検査し、できないときは、段取り替えして上部のマ
ンホールからバキューム吸引ホースにて抜出し作業を行
わなければならないので、二度手間となって効率が悪
い。さらに、粉砕しながらバキューム吸引ホースで吸引
しているが、そのためには、ある程度細かく粉砕する必
要があり、その上、粉砕した場所までバキューム吸引ホ
ースを引っ張って行かなくてはならず、作業者も複数必
要となり、作業効率が悪いという問題がある。
【0008】また、従来のバキューム抜出し形式では、
特殊なバキューム装置が必要となるので、その分の経費
が余分にかかるものとなっている。さらに、触媒の再使
用に際しては、従来のバキューム抜出し形式では、触媒
が猛烈なスピードで吸引されるため、触媒が破砕される
ことが多く、これにより、おおよそ20%の触媒のロス
が生じており、歩留まりが悪いという問題もある。
【0009】本発明の目的は、作業効率を向上させるこ
とができるとともに、バキューム装置のような特殊な装
置を必要とせず、かつ、触媒の破砕を防止でき触媒のロ
スを少なくすることができる反応塔内触媒の抜出し装置
およびその触媒の抜出し方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、反応塔内から
使用済みの触媒を抜出すために、粉砕した触媒を、重力
を利用して落下させて抜出すものである。具体的には、
本発明に係る請求項1に記載の反応塔内触媒の抜出し装
置は、使用済みの触媒を反応塔内部から抜出す反応塔内
触媒の抜出し装置であって、一部が前記反応塔内に鉛直
方向に設けられるとともに残部が前記反応塔内から反応
塔外に延び、かつ、内部が、粉砕された前記触媒の落下
通路となった触媒抜出し部材を備え、この触媒抜出し部
材の上端は前記触媒の最上面近傍に配置されることを特
徴とするものである。
【0011】以上において、触媒抜出し部材は、細かく
粉砕された触媒だけを抜出せるだけでなく、ある程度の
固まりの触媒でも通過させて抜出せる内径大きさを有す
るパイプ部材であることが好ましく、可能であれば1本
の部材でもよいが、設置、取り扱いが容易なように、所
定長さに分割されていることが好ましい。また、触媒抜
出し部材は、再使用が可能なように、腐蝕しにくいステ
ンレス製とすることが好ましいが、対腐蝕施工を施した
通常の鋼管製としてもよい。さらに、触媒と一緒に粉砕
できるセラミック製、土管、コンクリート製としてもよ
く、あるいは、簡単に処理できる紙製としてもよい。ま
た、曲げ等自在なため、設置や取り出しが容易なよう
に、耐熱性の合成樹脂製のパイプを使用してもよい。
【0012】このような本発明においては、反応塔内の
触媒は、粉砕された後、反応塔内に設けられた触媒抜出
し部材内に投入され、落下により抜出される。粉砕した
触媒を触媒抜出し部材内に投入するだけで抜出すことが
できるので、作業効率を向上させることができ、また、
バキューム装置のような特殊な装置が不要となり、その
分の経費を軽減することができる。さらに、粉砕した触
媒を触媒抜出し部材内に投入するだけで抜出すことがで
きるので、触媒を粉砕する人と、その触媒をバキューム
装置で吸引する人とを必要とするバキューム方式に比べ
て、少ない人数ですみ、バキューム方式での人数の作業
者なら、それぞれが触媒を粉砕して投入できるので、単
純に2倍の作業を行え、この意味からも作業効率の向上
を図ることができる。また、ある程度の大きさに粉砕さ
れた触媒は、触媒抜出し部材内に投入され、落下して抜
出されるので、触媒の破砕を防止でき触媒のロスを少な
くすることができる。
【0013】本発明に係る請求項2に記載の反応塔内触
媒の抜出し装置は、請求項1に記載の反応塔内触媒の抜
出し装置において、触媒抜出し部材が、複数本のパイプ
部材を接続して構成されていることを特徴とするもので
ある。このような本発明においては、複数本のパイプ部
材を接続すれば触媒抜出し部材を形成できる。各パイプ
部材は取り扱いやすいので、触媒抜出し部材の設置、取
り外しが容易となる。
【0014】本発明に係る請求項3に記載の反応塔内触
媒の抜出し装置は、請求項2に記載の反応塔内触媒の抜
出し装置において、各パイプ部材の接続は、一方のパイ
プ部材の上端膨出部に形成された嵌合部に他方のパイプ
部材の下端膨出部に形成された差込み部を嵌め込んで行
われ、嵌合部は、一方のパイプ部材の内径に続き形成さ
れた内側リング部と、外径に続く外側リング部と、これ
らのリング部の間に形成される溝部とを含み形成され、
差込み部は、他方のパイプ部材の下端膨出部に形成され
内側リング部の上面と当接可能な第1当接部と、この当
接部から下方に突出し前記溝内に挿通される突出部と、
外側リング部の上面と当接可能な第2当接部とを含み形
成されていることを特徴とするものである。
【0015】以上において、嵌合部の内側リング部と外
側リング部とは、同一平面上に位置していてもよく、互
いに異なった平面上に位置していてもよい。また、他方
のパイプ部材の突出部の先端面と一方のパイプ部材の溝
部の底面との間は、その間にガスケット等を詰め込める
ような隙間となっていることが好ましい。このような本
発明においては、一方のパイプ部材の嵌合部に他方のパ
イプ部材の差込み部を嵌め込んでパイプ部材同士の接続
が行われるので、接合部が入れ子状になり、パイプ部材
内部の機密性が確保される。従って、触媒用の重油等の
プロセス流体がパイプ部材内部に流入することを防止で
き、その結果、プロセス流体と触媒とが本来の働きを行
え、触媒の機能が充分に活用される。
【0016】本発明に係る請求項4に記載の反応塔内触
媒の抜出し装置は、請求項2または3に記載の反応塔内
触媒の抜出し装置において、各パイプ部材の接続部に
は、当該パイプ部材の内外の圧力差によりパイプ部材の
外部から内部への触媒用プロセス流体の流入を防止する
気密保持部材が設けられていることを特徴とするもので
ある。
【0017】以上において、気密保持部材としては、例
えば、パッキン、ガスケット等であり、このような気密
保持部材は、パイプ部材の接続部の突出部と溝部との隙
間に収納されることが好ましい。このような本発明にお
いては、各パイプ部材の接続部に気密保持部材が設けら
れているので、パイプ部材の内外の圧力差が少なくな
る。その結果、パイプ部材の外部から内部への触媒用プ
ロセス流体の流入を防止することができるので、プロセ
ス流体と触媒とが本来の働きを行え、触媒の機能が充分
に活用される。
【0018】本発明に係る請求項5に記載の反応塔内触
媒の抜出し装置は、請求項2〜4のいずれかに記載の反
応塔内触媒の抜出し装置において、各パイプ部材の内部
には、当該パイプ部材の内外の圧力差によりパイプ部材
の外部から内部への触媒用プロセス流体の流入を防止す
る触媒より密度の大きな高密度部材が充填されているこ
とを特徴とするものである。
【0019】以上において、高密度部材としては、触媒
より密度の大きなものであれば何でもよいく、例えば、
砂やセラミックサンド等が挙げられる。このような本発
明においては、各パイプ部材の内部に高密度部材が充填
されることにより、パイプ部材の内外の圧力差が少なく
なる。その結果、パイプ部材の外部から内部への触媒用
プロセス流体の流入を防止することができるので、プロ
セス流体と触媒とが本来の働きを行え、触媒の機能が充
分に活用される。
【0020】本発明に係る請求項6に記載の反応塔内触
媒の抜出し装置は、請求項2〜5のいずれかに記載の反
応塔内触媒の抜出し装置において、各パイプ部材には、
それぞれのパイプ部材を吊り上げ可能な吊り部材が設け
られていることを特徴とするものである。
【0021】以上において、吊り部材は、ナット状のも
のを固着しておいて、これに棒状部材を係合させ、その
棒をワイヤ等で引っかけて吊り上げる形式、リング状部
材を揺動自在に取り付け、それにワイヤ等に取り付けら
れたフックを引っかけて吊り上げる形式等、どのような
形式でもよい。このような本発明においては、各パイプ
部材は、吊り部材により吊り上げ可能とされるので、接
続および取り外しが容易となる。
【0022】本発明に係る請求項7に記載の反応塔内触
媒の抜出し装置は、請求項1〜6のいずれかに記載の反
応塔内触媒の抜出し装置において、反応塔の触媒抜出し
部材のほぼ延長線上には、当該触媒抜出し部材が挿通可
能とされるノズルが設けられていることを特徴とするも
のである。
【0023】このような本発明においては、触媒抜出し
部材を取り外す際、その触媒抜出し部材のほぼ延長線上
のノズルから取り出せばよいので、反応塔内で触媒抜出
し部材を横方向に移動させたりしなくてよく、触媒抜出
し部材の取り外し作業がスムーズとなる。
【0024】本発明に係る請求項8に記載の反応塔内触
媒の抜出し方法は、使用済みの触媒を反応塔内部から抜
出す反応塔内触媒の抜出し方法であって、反応塔内に、
一部が反応塔内に鉛直方向に設けられるとともに、残部
が反応塔内から反応塔外に延び、かつ、内部が、粉砕さ
れた触媒の落下通路となった複数本のパイプ部材を接続
して構成された触媒抜出し部材を設け、粉砕した触媒を
最上段のパイプ部材から投入し、触媒の上面が下がるに
連れ、順次、接続されたパイプ部材のうちの上部のパイ
プ部材を取り外し、上面が触媒の上面に対応するパイプ
部材から破砕した触媒を投入して、反応塔内部の触媒を
抜出すことを特徴とするものである。
【0025】このような本発明においては、反応塔内の
触媒は、粉砕された後、反応塔内に設けられた触媒抜出
し部材内に投入され、落下により抜出される。粉砕した
触媒を触媒抜出し部材内に投入するだけで抜出すことが
できるので、作業効率を向上させることができ、また、
バキューム装置のような特殊な装置が不要となり、その
分の経費を軽減することができる。さらに、粉砕した触
媒を触媒抜出し部材内に投入するだけで抜出すことがで
きるので、触媒を粉砕する人と、その触媒をバキューム
装置で吸引する人とを必要とするバキューム方式に比べ
て、少ない人数ですみ、バキューム方式での人数の作業
者なら、それぞれが触媒を粉砕して投入できるので、単
純に2倍の作業を行え、この意味からも作業効率の向上
を図ることができる。また、ある程度の大きさに粉砕さ
れた触媒は、触媒抜出し部材内に投入され、落下して抜
出されるので、触媒の破砕を防止でき触媒のロスを少な
くすることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の一実施形態を図
面に基づいて説明する。図1に示すように、本発明に係
る反応塔内触媒の抜出し装置(以下、単に抜出し装置と
いう)10は、2種以上の物質を定められた温度、圧力
条件で反応させる反応塔1に設けられており、この反応
塔1は、第1の仕切板2、第2の仕切板3、および第3
の仕切板4により仕切られた上段ベッド5、中間ベッド
6および下段ベッド7からなる三層構造となっている。
そして、中間ベッド6および下段ベッド7には、所定の
触媒50が充填されるようになっている。
【0027】この反応塔1の上部にはマンホール1A
が、下部には触媒抜出し用ノズル22が設けられてい
る。また、反応塔1内の触媒抜出し作業において、内部
の触媒が固結しているときは、その触媒に酸化防止の皮
膜を形成するために、マンホール1Aから油またはケミ
カルが注入され、その後、固結した触媒を粉砕するため
にエアピックを使用する際は、導圧ホースが差し入れら
れるようになっている。
【0028】前記抜出し装置10は、内部が、粉砕され
た触媒の落下通路となった触媒抜出し部材としての抜出
しパイプ11を備えて構成されている。この抜出しパイ
プ11は、反応塔1の径方向ほぼ中心部に鉛直に配置さ
れ、その上端が、上段ベッド5に充填された触媒50の
最上面近傍に位置し、そこから下方に鉛直に延び、下端
はほぼ45°折り曲げられて、反応塔1の外側に突出し
て設けられている。
【0029】抜出しパイプ11は、複数種類のパイプ部
材12〜14、およびパイプ受け部材15を順次接続し
て形成されている。すなわち、最上部に設けられる上部
用パイプ部材12、折り曲げ部の接続用パイプ部材1
4、これらのパイプ部材12と14との間に接続される
中間用パイプ部材13、下端に設けられるパイプ受け部
材15、これら13と15との間に接続される上記中間
用パイプ部材13を順次接続して形成されている。そし
て、各パイプ部材12〜14およびパイプ受け部材15
は、例えばステンレス製となっており、また、それぞれ
の長さ寸法は、例えば、1m〜2m程度に形成されてい
る。
【0030】図2に示すように、上部用パイプ部材12
の上端には、当該パイプ部材12の本体部12Aの上端
外周に取り付けられた下フランジ18と、この下フラン
ジ18と容易に着脱可能に係合する上フランジ19とが
取り付けられ、パイプ部材12の本体部12Aの下端
は、一部外径が下方に向かって拡がる円錐形状の膨出部
12Bとされ、その下端部には、膨出部12Bの厚さの
ほぼ1/3の厚さ寸法のリング状の突出部12Cが形成
されている。突出部12Cの内側にはパイプ部材12の
内径に続く第1当接部である段付き部12Dが形成さ
れ、突出部12Cの外側には、当該突出部12Cの端面
と段付き部12Dの面との中間の高さ位置となった第2
当接部である外側段付き部12Eが形成されている。そ
して、ここにおいて、これら突出部12C、段付き部1
2Dおよび外側段付き部12Eを含み差込み部16が構
成されている。
【0031】このような上部用パイプ部材12の本体部
12Aの上部には、外周3〜4箇所に取り付けられて吊
り部材としての吊り具26が設けられている。この吊り
具26の内部には、水平方向に雌ねじが切られ、この雌
ねじにフック等の雄ねじ部を螺合させ、フック等にワイ
ヤ等を引っかけて上部用パイプ部材12を吊り上げるよ
うになっている。
【0032】中間用パイプ部材13は、図3示すよう
に、本体部13Aの上端および下端に、上記膨出部12
Bと同様の形状の膨出部13K、13Bを有し、このう
ち、下端の膨出部13Bには、上記パイプ部材12の突
出部12C、段付き部12D、および外側段付き部12
Eとまったく同様の構造となった突出部13C、段付き
部13D、および外側段付き部13Eが形成されてい
る。そして、ここにおいて、これら突出部13C、段付
き部13D、および外側段付き部13Eを含み差込み部
16が構成されている。
【0033】また、上端の膨出部13Kには、上記膨出
部13Bの段付き部13Dの面と当接可能な内側リング
部13Lと、外側段付き部13Eの面と当接可能な外側
リング部13Mと、両者13L、13Mの間に形成され
た溝部13Nが形成されている。そして、ここにおい
て、これら内側リング部13L、外側リング部13M、
および溝部13Nを含み嵌合部17が構成されている。
また、このような本体部13Aの上部にも、前記吊り具
26が設けられている。
【0034】前記接続用パイプ部材14は、図4示すよ
うにエルボ状に形成され、本体部14Aと、本体部14
Aの両端の膨出部14Bおよび膨出部14Kを有し、膨
出部14Bには、中間用パイプ部材13の各部と同様の
形状の突出部14C、段付き部14D、および外側段付
き部14Eが形成されている。また、膨出部14Kに
は、中間用パイプ部材13の各部と同様の形状の内側リ
ング部14Lと、外側リング部14Mと、溝部14Nが
形成されている。そして、このような本体部14Aの上
部にも、吊り具26が設けられている。
【0035】パイプ受け部材15は、図5に示すように
丸棒等で形成され、最下端に配置される中間用パイプ部
材13の内径部と係合する本体部15Aと、この本体部
15Aの軸方向一端、かつ、外側に形成され中間用パイ
プ部材13の外側段付き部13Eと係合する外側リング
部15B、両者15A、15Bの間の溝部15Cを有し
て形成されている。そして、このようなパイプ受け部材
15は、上フランジ23に固着されている。この上フラ
ンジ23は、前記触媒抜出し用ノズル22に取り付けら
れた下フランジ21に着脱可能に取り付けられ、このノ
ズル22は、反応塔1に設けられている。なお、パイプ
受け部材15に差し込まれる中間用パイプ部材13のう
ち、反応等1の内径部においてノズル22への入り口部
29と対応するパイプ部材13の途中には、入り口部2
9に引っかかるストッパ27が取り付けられている。ま
た、入り口部29において、パイプ部材13の外周に
は、ガスケット32が詰め込まれている。
【0036】前記第2、第3の仕切板3、4の部位に
は、図7に示すように、それぞれの仕切板3、4に支持
されて外筒28が設けられている。この外筒28は設け
なくてもよいが、設けた場合には、その内部に上部用パ
イプ部材12と中間用パイプ部材13、あるいは中間用
パイプ部材13が挿通されている。このため、外筒28
は中間用パイプ部材13等の倒れ防止用のカバーの役割
を担っていることになる。
【0037】各パイプ部材同士の接合状態は、図6に示
すように、差込み部16を嵌合部17に差し込むことに
よって行われる。すなわち、上部用パイプ部材12の下
部膨出部12Bの突出部12Cを中間用パイプ部材13
の溝部13N内に差し込んで行う。このとき、上部用パ
イプ部材12の段付き部12Dと中間用パイプ部材13
の内側リング部13Lの上端面とが当接し、上部用パイ
プ部材12の外側段付き部12Eと中間用パイプ部材1
3の外側リング部13Mの上端面とが当接し、上部用パ
イプ部材12の突出部12Cと中間用パイプ部材13の
溝部13Nの底面との間には、わずかな隙間が形成され
るようになっており、この隙間には、機密保持部材であ
るガスケット25が詰め込まれるようになっている。な
お、各パイプ部材同士の接合状態はすべての接合部で同
じなので、上部用パイプ部材12と中間用パイプ部材1
3との接合で説明してある。
【0038】ここで、パイプ部材12、13同士の接合
は、段付き部12D、突出部12C、および外側段付き
部12Eのそれぞれの高さ位置が異なっており、入れ子
状に接合され、かつ、その入れ子状内にガスケット25
も詰め込まれているので、パイプ部材12等の、つま
り、抜出しパイプ11の高気密性が保持される。そのた
め、抜出しパイプ11の外部と内部との圧力差が小さく
なるので、触媒に供給されるプロセス流体(重油等の原
料流体)が抜出しパイプ11の内部に流入する(バイパ
ス)ことがなくなる。
【0039】図8に示すように、上部用パイプ部材12
の上端部には、着脱自在に篩(ふるい)30が被せられ
るようになっている。この篩30は、下フランジ18に
被さる大きさのパイプ部材で形成された本体31と、そ
の内径に平面視十文字状に取り付けられた仕切板32と
を含んで形成されている。このような篩30は、図示し
ないが、各中間用パイプ部材13の上端部にも被さるよ
うになっており、また、外筒28の上端部にも被さるよ
うになっている。従って、仕切板32で仕切られた1/
4以下の大きさの触媒の固まりしか上部用パイプ部材1
2を通過できないことになる。逆にいえば、篩30を通
過した触媒は、上部用パイプ部材12を含む抜出しパイ
プ11の内部に詰まることなく落下し、抜出される。
【0040】このようにして各パイプ部材12〜14お
よびパイプ受け部材15を接続して抜出しパイプ11を
設けた後、この抜出しパイプ11の内部には、図2に示
すように、砂あるいはセラミックサンド等、触媒よりも
高密度の部材51が、上部用パイプ部材12の上フラン
ジ19を開いて投入することで充填される。
【0041】次に、このような抜出しパイプ11を使用
して、反応塔1内の触媒の抜出し方法を説明する。ま
ず、反応塔1内に、それぞれの接続部にガスケット25
を詰めて、各パイプ部材12〜14およびパイプ受け部
材15を接続して抜出しパイプ11を設けた後、上部用
パイプ部材12の上フランジ19を開き、砂あるいはセ
ラミックサンド等を投入し、上フランジ19を締めてお
く。
【0042】反応塔1内に触媒50が充填され、かつ、
所定の運転が行われた後、触媒の交換等のために触媒の
抜出し作業に取りかかる際、作業者は反応塔1内に入
り、抜出し作業に適した状態であることの確認後(例え
ば、触媒温度が50℃以下となっていること等)、スコ
ップやエアピック等で、反応塔1内の触媒の固まりを破
壊する。この際、予め触媒抜出し用ノズル22の上フラ
ンジ23を開き、抜出しパイプ11内の砂あるいはセラ
ミックサンド51等を抜出しておき、上部用パイプ部材
12の上フランジ19を取り外す。そして、上部用パイ
プ部材12に篩30を被せる。
【0043】次に、上段ベッド5内の破壊した触媒を、
篩30を通して抜出しパイプ11内に投入する。作業を
続けて上側中間ベッド5内の触媒をある程度の深さまで
処理した後、上部用パイプ部材12に接続された中間用
パイプ部材13の上端面近傍の位置まで達したら、上部
用パイプ部材12を、吊り具26にワイヤ等を引っかけ
て吊り上げ、中間用パイプ部材13から取り外すととも
に、マンホール1Aから抜出す。
【0044】上に述べたような作業を繰り返し、所定高
さの中間用パイプ部材13を順次取り外し、下側中間ベ
ッド6、下段ベッド7内の破壊した触媒を篩30を通し
て抜出しパイプ11内に投入し、触媒の抜出し作業を行
う。触媒の抜出し作業が終了した後は、上述と逆の手順
により、触媒抜出しノズル22の上フランジ23を取り
付けるとともに、下側から順に、中間用パイプ部材1
3、接続用パイプ部材14、中間用パイプ部材13およ
び上部用パイプ部材12を取り付け、初期の状態に組み
立てておき、再度、触媒を充填させ、かつ、運転を再開
する。
【0045】このような本実施形態によれば、次のよう
な効果がある。反応塔1内の触媒を、エアピック等で
粉砕した後、反応塔1内に設けられた抜出しパイプ11
内に投入するだけで抜出すことができるので、作業効率
を向上させることができる。反応塔1内の触媒を、抜
出しパイプ11内に投入するだけで抜出すことができる
ので、バキューム装置のような特殊な装置が不要とな
り、その分の経費を軽減することができる。
【0046】粉砕した触媒を抜出しパイプ11内に投
入するだけで抜出すことができるので、触媒を粉砕する
人と、その触媒をバキューム装置で吸引する人とを必要
とするバキューム方式に比べて、少ない人数ですみ、バ
キューム方式での人数の作業者なら、それぞれが触媒を
粉砕して投入できるので、単純に2倍の作業を行え、こ
の意味からも作業効率の向上を図ることができる。 抜出しパイプ11内には、ある程度の大きさに粉砕さ
れた状態で触媒が投入され、落下して抜出されるので、
触媒の破砕を防止でき触媒のロスを少なくすることがで
き、再使用の際の歩留まりが向上する。
【0047】抜出しパイプ11は、上部用パイプ部材
12、複数の中間用パイプ部材13、接続用パイプ部材
14およびパイプ受け部材15を接続して形成されてお
り、各パイプ部材12等は、取り扱いやすい大きさとな
っているので、接続および取り外し作業が容易となる。
触媒の抜出し作業において、処理が進むに連れ、触媒
の上面が下がってきたときでも、その上面に対応させて
それより上にあるパイプ部材を取り外してから、触媒を
投入できるので、高いところに放りあげなくてよくな
り、疲労も少なく、作業効率が向上する。
【0048】抜出しパイプ11の各パイプ部材の差込
み部16と、嵌合部17とでなる接続部は、入れ子状に
なっており、しかも、接続部内部にはガスケット25が
詰め込まれ、さらに、抜出しパイプ11の内部には、砂
やセラミックサンド51が充填されているので、抜出し
パイプ11の内外の圧力差が少なくなり、パイプ11の
外部、つまり、触媒側から重油等の原料流体がパイプ1
1内に流入することがなく、バイパス防止が可能とな
る。
【0049】触媒の抜出し作業に際して、各パイプ部
材12等の上部に被せる篩30は、十文字状に仕切板3
2で仕切られているので、各パイプ部材12等の1/4
以下の大きさの触媒の固まりしか上部用パイプ部材12
を通過できないことになる。逆にいえば、篩30を通過
した触媒は、抜出しパイプ11の内部に詰まることなく
落下し、抜出し作業の効率が向上する。
【0050】次に、図9、10に基づいて、本発明の第
2実施形態を説明する。本実施形態の抜出し装置10A
は、前記第1実施形態での抜出しパイプ11が、反応塔
1の中心部に鉛直に設けられていたものを、抜出しパイ
プ31が、反応塔1の中心から外れた位置に鉛直に設け
られ、その下端部のパイプ部材33が、反応塔1の外側
に鉛直に取り付けられた触媒抜出し用ノズル22A内に
差込まれているものである。この実施形態においては、
パイプ受け部材15に接続されるパイプ部材が、前記第
1実施形態でのパイプ部材と異なるのみで、他の構造等
はおなじである。従って、異なる部位のみ説明し、同一
部材には、同一符号を付し、その説明は省略または簡略
化する。
【0051】図10に示すように、パイプ受け部材15
に接続される下部用パイプ部材33は、第1実施形態の
中間用パイプ部材13とほぼ同じ形状とされ、上部膨出
部33K、内側リング部33L、外側リング部33およ
び溝部33Nからなる嵌合部17と、下部膨出部33
B、突出部33C、段付き部33Dおよび外側段付き部
33Eからなる差込み部16が形成されている。そし
て、反応塔1の上部において抜出しパイプ31のほぼ延
長線上にノズル35が設けられており、このノズル35
が、抜出しパイプ31の外径よりも大きな内径となって
いる場合には、抜出しパイプ31を、ノズル35から取
り出せばよい。しかし、ノズル35が抜出しパイプ31
よりも小さい場合には、ノズル35をずらしてマンホー
ル1Aから取り出せばよい。
【0052】このような第2実施形態でも、前記第1実
施形態と同様の作用、効果を得ることができる。
【0053】なお、本発明は、前記各実施形態に限定さ
れるものではなく、本発明の目的を達成できるものであ
れば、別の実施形態でもよいものである。例えば、前記
各実施形態では、各パイプ部材12、13等の差込み部
16の段付き部12D、13D等と、外側段付き部12
E、13E等との高さ位置を異なるものとしたが、これ
に限らず、両者を同一高さとしてもよく、あるいは、逆
としてもよい。これらの場合、相手側の内側、外側のリ
ング部材13L、13Mの高さは、段付き部12D、1
3D等に対応する。
【0054】また、前記各実施形態では、抜出しパイプ
11内に、砂あるいはセラミックサンド等の高密度部材
51を充填してあるが、このことは絶対必要条件ではな
く、充填しなくてもよい。しかし、充填することによ
り、抜出しパイプ11内の一層の機密性を確保でき、バ
イパス防止をより確実に行える。
【0055】さらに、前記各実施形態では、反応等1
は、上段ベッド5、中段ベッド6および下段ベッド7か
らなる三層構造となっているが、本発明の反応塔内触媒
の抜出し装置10は、二層以上の多層構造の反応塔に利
用できるものである。
【0056】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の反応塔
内触媒の抜出し装置およびその触媒の抜出し方法によれ
ば、反応塔内の粉砕した触媒を、触媒抜出し部材内に投
入するだけで抜出すことができるので、作業効率を向上
させることができ、また、バキューム装置のような特殊
な装置が不要となり、その分の経費を軽減することがで
きる。さらに、ある程度の大きさに粉砕された触媒は、
触媒抜出し部材内に投入され、落下して抜出されるの
で、触媒の破砕を防止でき触媒のロスを少なくすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る反応塔内触媒の抜
出し装置が使用される反応塔を示す全体図である。
【図2】第1実施形態の反応塔内触媒の抜出し装置を構
成する上部用パイプ部材を示す縦断面図である。
【図3】第1実施形態の反応塔内触媒の抜出し装置を構
成する中間用パイプ部材を示す縦断面図である。
【図4】第1実施形態の反応塔内触媒の抜出し装置を構
成する接続用パイプ部材を示す縦断面図である。
【図5】第1実施形態の反応塔内触媒の抜出し装置を構
成するパイプ受け部材を示す縦断面図である。
【図6】第1実施形態の反応塔内触媒の抜出し装置を構
成するパイプ部材同士の接続状態を示す部分縦断面図で
ある。
【図7】第1実施形態の反応塔内触媒の抜出し装置を構
成する外筒を示す縦断面図である。
【図8】第1実施形態の反応塔内触媒の抜出し装置を構
成するパイプ部材に篩を被せる状態を示す斜視図であ
る。
【図9】本発明の第2実施形態に係る反応塔内触媒の抜
出し装置が使用される反応塔を示す全体図である。
【図10】第2実施形態の反応塔内触媒の抜出し装置を
構成する下部用パイプ部材を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 反応塔 10 反応塔内触媒の抜出し装置 11 抜出しパイプ 12 上部用パイプ部材 12C 突出部 12D 第1当接部である段付き部 12E 第2当接部である外側段付き部 13 中間用パイプ部材 13L 内側リング部 13M 外側リング部 13N 溝部 14 接続用パイプ部材 15 パイプ受け部材 16 差込み部 17 嵌合部 25 ガスケット
フロントページの続き (72)発明者 永田 真一 東京都新宿区高田馬場2−1−2 ソフタ ード工業株式会社内 Fターム(参考) 3F075 AA07 BA02 BB01 CA09 DA17 DA24 DA27 4G070 AA01 AA03 AB04 BB03 BB06 BB21 CA01 CA16 DA15

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 使用済みの触媒を反応塔内部から抜出す
    反応塔内触媒の抜出し装置であって、 一部が前記反応塔内に鉛直方向に設けられるとともに残
    部が前記反応塔内から反応塔外に延び、かつ、内部が、
    粉砕された前記触媒の落下通路となった触媒抜出し部材
    を備え、 この触媒抜出し部材の上端は前記触媒の最上面近傍に配
    置されることを特徴とする反応塔内触媒の抜出し装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の反応塔内触媒の抜出し
    装置において、前記触媒抜出し部材は、複数本のパイプ
    部材を接続して構成されていることを特徴とする反応塔
    内触媒の抜出し装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の反応塔内触媒の抜出し
    装置において、前記各パイプ部材の接続は、一方のパイ
    プ部材の上端膨出部に形成された嵌合部に他方のパイプ
    部材の下端膨出部に形成された差込み部を嵌め込んで行
    われ、前記嵌合部は、前記一方のパイプ部材の内径に続
    き形成された内側リング部と、外径に続く外側リング部
    と、これらのリング部の間に形成される溝部とを含み形
    成され、前記差込み部は、前記他方のパイプ部材の下端
    膨出部に形成され前記内側リング部の上面と当接可能な
    第1当接部と、この当接部から下方に突出し前記溝内に
    挿通される突出部と、前記外側リング部の上面と当接可
    能な第2当接部とを含み形成されていることを特徴とす
    る反応塔内触媒の抜出し装置。
  4. 【請求項4】 請求項2または3に記載の反応塔内触媒
    の抜出し装置において、前記各パイプ部材の接続部に
    は、当該パイプ部材の内外の圧力差によりパイプ部材の
    外部から内部への前記触媒用プロセス流体の流入を防止
    する気密保持部材が設けられていることを特徴とする反
    応塔内触媒の抜出し装置。
  5. 【請求項5】 請求項2〜4のいずれかに記載の反応塔
    内触媒の抜出し装置において、前記各パイプ部材の内部
    には、当該パイプ部材の内外の圧力差によりパイプ部材
    の外部から内部への前記触媒用プロセス流体の流入を防
    止する前記触媒より密度の大きな高密度部材が充填され
    ていることを特徴とする反応塔内触媒の抜出し装置。
  6. 【請求項6】 請求項2〜5のいずれかに記載の反応塔
    内触媒の抜出し装置において、前記各パイプ部材には、
    それぞれのパイプ部材を吊り上げ可能な吊り部材が設け
    られていることを特徴とする反応塔内触媒の抜出し装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載の反応塔
    内触媒の抜出し装置において、前記反応塔の前記触媒抜
    出し部材のほぼ延長線上には、当該触媒抜出し部材が挿
    通可能とされるノズルが設けられていることを特徴とす
    る反応塔内触媒の抜出し装置。
  8. 【請求項8】 使用済みの触媒を反応塔内部から抜出す
    反応塔内触媒の抜出し方法であって、 前記反応塔内に、一部が前記反応塔内に鉛直方向に設け
    られるとともに、残部が前記反応塔内から反応塔外に延
    び、かつ、内部が、粉砕された前記触媒の落下通路とな
    った複数本のパイプ部材を接続して構成された触媒抜出
    し部材を設け、粉砕した触媒を最上段のパイプ部材から
    投入し、前記触媒の上面が下がるに連れ、順次、接続さ
    れたパイプ部材のうちの上部のパイプ部材を取り外し、
    上面が前記触媒の上面に対応するパイプ部材から破砕し
    た触媒を投入して、前記反応塔内部の前記触媒を抜出す
    ことを特徴とする反応塔内触媒の抜出し方法。
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