JP2000084291A

JP2000084291A - 洗濯機

Info

Publication number: JP2000084291A
Application number: JP10261537A
Authority: JP
Inventors: Yoshitaka Kawasaki; 良隆川崎; Tatsuo Fujita; 龍夫藤田; Akira Maenishi; 晃前西; Tetsuo Terajima; 徹生寺島; Motohiro Suzuki; 基啓鈴木
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1998-09-16
Filing date: 1998-09-16
Publication date: 2000-03-28

Abstract

(57)【要約】【課題】従来、洗濯機使用時の源水の消費量は多かっ
た。【解決手段】衣類および洗浄水を収納する洗濯槽１と、
その洗濯槽１内の衣類および洗浄水を撹拌する撹拌翼２
と、洗濯槽１に開口設置され洗浄水を排出するための排
水口７と、排水口７からの洗浄水中の汚染物を吸収しそ
の先洗浄水を濾過する吸収濾過材を充填した濾過槽５
と、洗濯槽１に開口設置され濾過槽５によって濾過され
た水を洗濯槽１に給水するための給水口８と、排水口７
と濾過槽５との間の水の流路に設置されたポンプ４と、
洗濯中には濾過槽５からの水を給水口８へ流し、洗濯終
了後には濾過槽５からの水を洗濯機外部へ流すための切
替弁６を備え、洗濯中の濾過槽５に排水口７からの洗浄
水を濾過させ、洗濯終了後の濾過槽５に洗濯槽１からの
濾過された水を利用させて蓄積した汚染物を脱離排出さ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、衣類等を洗浄する
洗濯機に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】衣類等の汚れを洗浄する洗濯機は従来よ
り広く用いられているが、その基本構成と作用は次のよ
うなものである。すなわち、従来の洗濯機は、衣類等の
被洗濯物と洗浄用の水および洗浄作用を促進する洗剤を
収納する洗濯槽と、この洗濯槽内に水流を発生させるモ
ータ駆動のパルセータと呼ばれる攪拌翼と、前記洗濯槽
上部に開口設置される給水口と、洗濯槽下部に開口設置
される排水口からなる構成で、洗浄作用中は洗剤を混入
した洗浄水が被洗濯物とともに攪拌されて汚染物を被洗
濯物から遊離させ、この汚染水を一旦排出した後に再度
水を供給して攪拌し、被洗濯物に付着する汚染物や洗剤
の残渣や汚染水を洗い流す（いわゆるすすぎ動作）もの
である。

【０００３】また、従来の洗濯機のなかには、この基本
動作の流れを手動で行うものや、所定の設定時間に従っ
て自動的に行うものもあり、また上記の洗浄とすすぎの
間に、被洗濯物に付着する汚染水を除去する操作（いわ
ゆる脱水動作）を加える場合もあり、また洗浄やすすぎ
の時に洗濯槽内に繊維屑等の浮遊物を捕集するものもあ
るが、いずれにしても洗浄とすすぎ（一般的にすすぎは
複数回行うか、給水しつつ所定水位をオーバーした一部
の水を排出しつつ行う）は別途の源水を使用するもので
あった。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】上記従来の装置では、
洗浄とすすぎの一連の操作の間に多量の水を使用するこ
とが避けられないものであり、すすぎの方法にもよるが
少なくとも所定の洗濯槽容量の３倍から５倍の源水を必
要とする。洗浄水として浴槽の残り湯等を利用する場合
もあるが、大部分は上水水道の水を利用するのが一般的
であり、上水の使用量の大きな比率を占めている。した
がって、頻繁な洗濯は水道使用料の増大により経済的負
担を大きくし、また渇水期等に上水水道の供給制限がな
された場合等、頻繁な洗濯を控える必要を生ずる場合が
あった。また、多量の汚染水の排出は、下水浄化槽にお
ける負荷増をもたらし、あるいは直接放流される場合に
は河川や湖沼の汚染を増進させるという環境影響を生ず
るものであった。

【０００５】一方、水道上水には衛生管理上塩素系の殺
菌剤が含有されており、これを洗濯に用いた場合、すす
ぎを繰り返してもその殺菌剤を除去することはできず、
被洗濯物の色落ちや黄ばみの原因ともなっており、被洗
濯物の品質を損なう場合があった。

【０００６】本発明は、かかる従来の欠点を解消して、
源水の消費量を少なくする洗濯機を提供することを目的
とするものである。

【０００７】また、本発明は、被洗濯物の品質を実質上
維持する洗濯機を提供することを目的とするものであ
る。

【０００８】さらに、本発明は、環境負荷を抑制して洗
濯機外部に排水を行う洗濯機を提供することを目的とす
るものである。

【０００９】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、第１の本発明（請求項１に対応）は、所定の被洗濯
物および洗浄水を収納する洗濯槽と、前記被洗濯物の洗
浄を促進する洗浄促進部と、前記洗濯槽に設置され、前
記洗浄水を排出するための排水口と、前記排水口からの
洗浄水中の汚染物を吸収し、その先洗浄水を濾過する吸
収濾過材を充填した濾過槽と、前記洗濯槽に設置され、
前記濾過槽によって濾過された水を前記洗濯槽に給水す
るための給水口と、前記排水口と前記濾過槽との間の水
の流路、または前記給水口と前記濾過槽との間の水の流
路に設置されたポンプとを備えたことを特徴とする洗濯
機である。

【００１０】このように、洗濯機の構成を上述したよう
なものとし、洗浄に用いた水を濾過槽で濾過して循環使
用することにより、源水の消費量を少なくすることがで
きる。

【００１１】第２の本発明（請求項２に対応）は、第１
の本発明の洗濯機の各構成要素に加えて、前記被洗濯物
の洗濯中には、前記濾過槽からの水を前記給水口へ流
し、前記被洗濯物の洗濯終了後には、前記濾過槽からの
水を洗濯機外部へ流すための切替弁をさらに備え、前記
濾過槽が、前記洗濯中には、前記排水口からの洗浄水を
濾過し、前記洗濯終了後には、前記洗濯槽からの濾過さ
れた水を利用して、蓄積した汚染物を脱離排出すること
を特徴とする洗濯機である。

【００１２】第３の本発明（請求項３に対応）は、第１
または第２の本発明の洗濯機において、前記濾過槽に充
填される吸収濾過材の少なくとも一部が、有機物分解用
触媒を有する無機物がコートされている吸収濾過材であ
ることを特徴とする洗濯機である。

【００１３】第４の本発明（請求項４に対応）は、第１
から第３のいずれかの本発明の洗濯機の前記濾過槽内
が、前記吸収濾過材を加熱する加熱手段を有することを
特徴とする洗濯機である。

【００１４】このように、濾過槽内に吸収濾過材を加熱
する加熱手段を設け、洗濯終了後に濾過槽からの水を洗
濯機外部へ排出するさい、その加熱手段を用いて吸収濾
過材を加熱することにより、その吸収濾過材からの汚染
物の脱離や分解を促進することができる。

【００１５】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。

【００１６】（実施の形態１）本発明の実施の形態１の
洗濯機の構成をその動作とともに述べる。

【００１７】図１は本発明の実施の形態１の洗濯機の断
面構成略図、図２はその洗濯機の水の流れを説明するた
めの図である。

【００１８】図１において、１は被洗濯物および洗浄水
を収納する洗濯槽、２は洗浄水を攪拌する攪拌翼、３は
攪拌翼２を動作させるモータ、４は水を循環圧送するポ
ンプ、５は水中汚染物を吸収する吸収濾過材としてのゼ
オライトを充填した濾過槽、６は流路を切り替える切替
弁である。また、洗濯槽１の底部近傍にはポンプ４に連
通する排水口７、および切替弁６に連通する給水口８が
設置されている。さらに９は排出口である。

【００１９】次に、本実施の形態の洗濯機の動作と作用
効果について説明する。

【００２０】洗濯槽１に水と被洗濯物および洗剤を入
れ、モータ３に通電して攪拌翼２を回転させると、洗濯
槽１内の被洗濯物は水とともに攪拌されながら物理的衝
撃を受けつつ、洗剤の汚染物分解分離作用も受けて洗浄
される。

【００２１】所定の時間を経過した後、モータ３への通
電を停止することによって撹拌翼２の回転を停止した
後、ポンプ４を動作させるとともに、６方弁を有する切
替弁６を図２（Ａ）のように設定する。なお、図２は上
述したように洗濯機の水の流れを説明するための図であ
って、図１に示す洗濯機の切替弁６の拡大図である。さ
て、切替弁６を図２（Ａ）のように設定すると、つまり
排水口７からの水がポンプ４によって汲み上げられて濾
過槽５に送られ、その濾過槽５からの水が給水口８に送
られるように切替弁６を設定すると、洗濯槽１内の汚染
水（矢印Ｄ）は排水口７からポンプ４を経て濾過槽５の
下部に供給される。濾過槽５内では、内部に充填されて
いる吸収濾過材によって水中の汚染物（浮遊有機物およ
び洗剤の残渣等）が物理的に濾過されたり吸着固定され
て除去され、濾過槽５の上部からは清浄な水（矢印Ｃ）
のみが排出される。この清浄水は再び切替弁６を経て給
水口８から洗濯槽１に戻される。この動作を繰り返すこ
とによって、洗濯槽１内の汚染物は濾過槽５に集めら
れ、水を清浄化するとともにリサイクルして利用し、洗
濯槽１の水の交換や洗濯槽１への新規注水なく、すすぎ
操作に自動的に移行することができる。また、濾過槽５
で濾過した水を洗濯槽１に戻す動作をすすぎ操作中に行
うこともできる。

【００２２】そして、すすぎ操作中またはすすぎ操作後
に濾過した水を洗濯槽１に戻す動作を行い、すすぎ操作
後の洗濯槽１内の水を清浄にしておく。

【００２３】かくして洗浄およびすすぎが終了した時点
で、切替弁６を図２（Ｂ）のように変換すると、つまり
排水口７からの水がポンプ４を介して濾過槽５に送ら
れ、その濾過槽５からの水が排出口９に送られるように
切替弁６を設定すると、洗濯槽１内の濾過された実質上
清浄な水（矢印Ｃ）が濾過槽５の上部から逆流で供給さ
れることになり、濾過槽５内部の吸収濾過材に蓄積され
ていた汚染物を洗い出す作用に転換される。そして、汚
染物を含む水（矢印Ｄ）は切替弁６を経て、排出口９へ
と流れて洗濯機外部に放出されることとなる。濾過槽５
はこの過程で洗浄再生され、初期の状態へと戻る。

【００２４】なお被洗濯物は脱水する必要があるが、従
来より行われているように洗濯槽１内を（ここでは図示
していない）籠を有する複槽構成とし、その籠のみをモ
ータ３で回転駆動させて脱水する等の方法が可能であ
り、上記の効果を損なうことなく脱水操作まで導くこと
ができる。

【００２５】かくして本実施の形態の洗濯機は、洗濯槽
１へは初期の１回の注水のみで源水の使用は終了し、以
降はこの水の再生利用によってすすぎも行えるもので、
著しく水を節約できるものである。また、すすぎ操作中
においては、水中の塩素系殺菌剤等も分離捕集でき、従
来すすぎを繰り返しても回避できなかった色落ちや黄ば
みの原因が除外されて、洗濯効果が一層促進されること
になる。

【００２６】（実施の形態２）本発明の実施の形態２の
洗濯機の構成をその動作とともに述べる。

【００２７】本実施の形態の洗濯機は、水を循環するた
めの構成や、水を濾過するための構成等については基本
的に実施の形態１の洗濯機の構成と同様であるが、濾過
槽５の再生方法が異なる。したがって、実施の形態２で
は、この相違点を中心に説明する。

【００２８】図３は本発明の実施の形態２の洗濯機の濾
過槽５の断面構成略図である。図３において、１０は濾
過槽５内部に設置された電熱ヒータで、１１は電熱ヒー
タ１０の外周部に付加された放熱フィンである。濾過槽
５の内部には、電熱ヒータ１０および放熱フィン１１と
接触するように吸収濾過材５１が充填されており、その
吸収濾過材５１は、ゼオライト粒子の表面にマンガン、
チタン、コバルト等の金属酸化物を主体とする有機物分
解触媒がコートされたものである。

【００２９】濾過槽５の構成を上記構成とした場合、切
替弁６を図２（Ａ）のように設定すると、汚染物を含む
水が吸収濾過材５１に供給され、汚染物はゼオライトの
粒子間や粒子内の細孔に吸着されて捕集される。一方、
切替弁６を図２（Ｂ）のように変更して浄化水を逆流さ
せるとともに、電熱ヒータ１０に通電して温度を上昇さ
せると、放熱フィン１１を介して吸収濾過材５１に熱伝
達されてその温度が上昇する。この時ゼオライト粒子表
面にコートされた有機物分解触媒が活性温度に達して、
その有機物分解触媒の作用によって、近傍に吸着堆積さ
れていた有機汚染物が分解浄化され、炭酸ガスや水に変
換されつつ水とともに排出されることになる。したがっ
て排水中の有機汚染物は著しく軽減され、下水の汚染負
荷を削減することができ、同時に単純な流水逆流では除
去し得ない吸着物質も分解して取り除くことができ、吸
収濾過材５１の再生も一層促進される。

【００３０】なお、電熱ヒータ１０の通電は、ポンプ４
の運転中継続して行う必要はない。例えば切替弁６を図
２（Ｂ）に示すように、濾過槽５からの水が排出口９を
介して洗濯機外部に流れるように設定した後、ポンプ４
を停止して電熱ヒータ１０の通電のみを行い、吸収濾過
材５１の昇温と汚染物質分解反応を十分行わしめ、その
後電熱ヒータ１０の通電を停止してポンプ４を動作さ
せ、分解生成物の排出と吸収濾過材５１の洗浄再生を行
うような操作をすることも、電気エネルギーの節約と分
解反応の促進の両面から有効である。

【００３１】また、触媒作用は必ずしも加熱を必要とす
るものではなく、例えば金などの貴金属を微粒子化して
ゼオライト粒子にコートしたものでは、常温でも有機物
分解作用があり、汚染物の吸着濾過過程でも逐次分解さ
せることも可能で、この場合に逆流過程は、分解残渣や
固形物の洗浄のみを行うことになる。

【００３２】なお、上述した実施の形態１および２で
は、請求項１の本発明の洗浄促進部として撹拌翼２を用
いた。しかしながら、洗浄促進部は、撹拌翼２に限ら
ず、洗濯槽１自体の回転や他の水流発生機構を用いたも
のでもよく、あるいは超音波を利用した洗浄を行うため
の超音波発生手段であってもよい。要するに、洗浄促進
部は、被洗濯物の洗浄を促進するものでありさえすれば
よい。

【００３３】また、上述した実施の形態１および２で
は、撹拌翼２は洗濯槽１内の洗浄水を撹拌するとした
が、撹拌翼２は、洗浄水と被洗濯物とを撹拌するもので
あってもよく、または被洗濯物のみを撹拌するものであ
ってもよい。

【００３４】また、上述した実施の形態１では、濾過槽
５に充填される吸収濾過材はゼオライトであるとした
が、そのゼオライトは、表面にマンガン、チタン、コバ
ルト等の金属酸化物を主体とする有機物分解触媒がコー
トされたものであるとしてもよい。

【００３５】また、上述した実施の形態１および２で
は、吸収濾過材はゼオライトであるとしたが、吸収濾過
材は、ゼオライトに限らず、活性炭等の水中汚染物を吸
収濾過するものであってもよい。また、吸収濾過材は、
必ずしもゼオライト等の無機材料である必要はなく、機
械強度的あるいは温度強度的に十分であれば有機材料を
用いてもよい。

【００３６】また、上述した実施の形態２では、吸収濾
過材５１は、粒子表面にマンガン、チタン、コバルト等
の金属酸化物を主体とする有機物分解触媒がコートされ
たゼオライトであるとしたが、コートする有機物分解触
媒は、卑金属や貴金属に限らず、温度や使用条件に適合
するものであれば生物系触媒でもよい。要するに、吸収
濾過材をコートするものは、汚染物の分解に対して十分
な活性を有する材料でありさえすればよい。

【００３７】また、上述した実施の形態１および２で
は、ポンプ４は、洗濯槽１からの水を濾過槽５に汲み上
げるために、排水口７と濾過槽５との水の流路に設けら
れるとした。しかしながら、濾過槽５を洗濯槽１下部に
設置し、その濾過槽５からの濾過された水を洗濯槽１に
汲み上げるために、ポンプ４は、濾過槽５と給水口８と
の水の流路に設けられるとしてもよい。または、濾過槽
５を図１に示すように、洗濯槽１の開口部近傍の高さに
設置し、その濾過槽５へ洗濯槽１からの水を汲み上げる
ために、ポンプ４は、排水口７と濾過槽５との水の流路
ではなく、濾過槽５と給水口８との水の流路に設けられ
るとしてもよい。要するに、ポンプ４は、排水口７と濾
過槽５との間の水の流路、または給水口８と濾過槽５と
の間の水の流路に設置されさえすればよい。

【００３８】さらに、上述した実施の形態１および２で
は、濾過槽５の吸収濾過材の洗浄は、濾過された実質上
清浄な水が利用されて行われるとしたが、濾過槽５、ま
たは吸収濾過材のみを洗濯機外部に取り出して、洗濯機
と独立して吸収濾過材を洗浄するとしてもよい。また
は、濾過槽５の吸収濾過材を、交換可能なものとしても
よい。

【００３９】

【発明の効果】以上説明したところから明らかなよう
に、請求項１の本発明は、源水の消費量を少なくする洗
濯機を提供することができる。

【００４０】また、請求項１の本発明は、被洗濯物の品
質も実質上維持する洗濯機を提供することができる。

【００４１】また、請求項２の本発明は、洗浄水の汚染
物を濾過する濾過槽を清浄する洗濯機を提供することが
できる。

【００４２】また、請求項３の本発明は、吸着濾過材の
再生洗浄をより促進し、排水への汚染物排出を一層軽減
する洗濯機を提供することができる。

【００４３】さらに、請求項４の本発明は、洗濯終了後
に濾過槽からの水を洗濯機外部へ排出するさい、汚染物
の脱離や分解を促進して吸着濾過材の再生を加速する洗
濯機を提供することができる。

【００４４】加えて、請求項４の本発明は、環境負荷を
抑制して洗濯機外部に排水を行う洗濯機を提供すること
ができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施の形態１の洗濯機の断面構成略図
である。

【図２】上記洗濯機の水の流れを説明するための図であ
る。

【図３】本発明の実施の形態２の洗濯機の濾過槽５の断
面構成略図である。

【符号の説明】

１洗濯槽２攪拌翼３モータ４ポンプ５濾過槽６切替弁７排水口８給水口９排出口１０電熱ヒータ１１放熱フィン５１吸収濾過材

フロントページの続き (72)発明者前西晃大阪府門真市大字門真1006番地松下電器産業株式会社内 (72)発明者寺島徹生大阪府門真市大字門真1006番地松下電器産業株式会社内 (72)発明者鈴木基啓大阪府門真市大字門真1006番地松下電器産業株式会社内Ｆターム(参考） 3B155 AA01 AA17 AA18 AA19 AA22 AA23 BB08 CB44 CB56 FA32 FC01 FE02 FE04 MA01 MA02 MA08 4D024 AA02 AA10 AB04 AB11 BA07 CA01 DA07 DB06

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】所定の被洗濯物および洗浄水を収納する
洗濯槽と、前記被洗濯物の洗浄を促進する洗浄促進部と、前記洗濯槽に設置され、前記洗浄水を排出するための排
水口と、前記排水口からの洗浄水中の汚染物を吸収し、その先洗
浄水を濾過する吸収濾過材を充填した濾過槽と、前記洗濯槽に設置され、前記濾過槽によって濾過された
水を前記洗濯槽に給水するための給水口と、前記排水口と前記濾過槽との間の水の流路、または前記
給水口と前記濾過槽との間の水の流路に設置されたポン
プとを備えたことを特徴とする洗濯機。
【請求項２】さらに、前記被洗濯物の洗濯中には、前
記濾過槽からの水を前記給水口へ流し、前記被洗濯物の
洗濯終了後には、前記濾過槽からの水を洗濯機外部へ流
すための切替弁を備え、前記濾過槽は、前記洗濯中には、前記排水口からの洗浄
水を濾過し、前記洗濯終了後には、前記洗濯槽からの濾
過された水を利用して、蓄積した汚染物を脱離排出する
ことを特徴とする請求項１記載の洗濯機。
【請求項３】前記吸収濾過材の少なくとも一部は、有
機物分解用触媒を有する無機物がコートされている吸収
濾過材であることを特徴とする請求項１または２記載の
洗濯機。
【請求項４】前記濾過槽内は、前記吸収濾過材を加熱
する加熱手段を有することを特徴とする請求項１から３
のいずれかに記載の洗濯機。