JP2000083390A - 同期モータ - Google Patents

同期モータ

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JP2000083390A
JP2000083390A JP10271829A JP27182998A JP2000083390A JP 2000083390 A JP2000083390 A JP 2000083390A JP 10271829 A JP10271829 A JP 10271829A JP 27182998 A JP27182998 A JP 27182998A JP 2000083390 A JP2000083390 A JP 2000083390A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 起動運転から同期運転への移行を確実に行
え、信頼性が高く、しかも小型化を実現した同期モータ
を提供する。 【解決手段】 マイクロコンピュータ24は、起動運転
において整流ブリッジ回路38を経てAコイルに交互に
流れる整流電流を、永久磁石ロータ5が1回転する間に
反転する範囲内で通電範囲をスイッチング制御して非反
転側に対して反転側の入力を抑えて起動運転し、光セン
サ12により検出された永久磁石ロータ5の回転数が電
源周波数検出部25により検出される電源周波数に対し
て同期回転数付近に到達したときに、第1〜第4トラン
ジスタ16〜19をOFFにし、トライアックSW1,
SW2をONさせて同期運転回路39に切り換えて同期
運転に移行するよう制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は同期モータに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、例えばOA機器には、冷却用のD
C或いはACファンモータが装備されており、特に高回
転数を要する機器には2極或いは4極のACファンモー
タが好適に用いられる。
【0003】発明者は既に、電機子コイルに接続する整
流回路にダイオード、ブラシ、コミュテータを装備し、
交流電源より供給された交流電流を整流しながら永久磁
石ロータを付勢するように回転させて直流モータとして
起動運転し、永久磁石ロータの回転を同期回転付近まで
立ち上げ、その時点でコミュテータを機械的に整流回路
から脱除して交流電源による同期運転に切り換える同期
モータを提案した(特願平7−232268号、特願平
8−106929号他)。この同期モータは、2極の場
合、回転数が3000rpm(50Hz)又は3600
rpm(60Hz)程度の高回転数を有し、小型でしか
も効率が良く汎用性も高いので、例えばACファンモー
タ等には好適に用いられる。
【0004】例えばアウターロータ方式の2極同期モー
タの構成について図13及び図14を参照して説明す
る。先ず、ロータ側の構成について説明すると、コミュ
テータ51は、出力軸52の軸方向に移動可能に設けら
れており、後述するように起動運転から同期運転への切
換えを機械的に行う。このコミュテータ51の周囲に
は、180°ずつ2極に着磁されたリング状の永久磁石
ロータ(図示せず)が、同軸に設けられており、電機子
コイル56に通電して形成される磁極との反発により起
動回転する。またコミュテータ51の外周には中心角が
180°より小さい導電性摺動リング53が設けられて
いる。このコミュテータ51は、永久磁石ロータ(図示
せず)が起動運転から同期回転数付近に到達すると、図
示しないウェイトの遠心力によりコイルバネ(図示せ
ず)の付勢力に抗して軸方向に移動して単相交流電源5
4と整流回路55との接続から電機子コイル56との接
続へスイッチ57を切り換えるようになっている。
【0005】次にステータ側の構成について説明する
と、電機子コイル56は、Aコイル及びBコイルを有す
る2つのコイルセグメントから成っている。このAコイ
ル及びBコイルは、モータの回転方向に合わせて所定の
巻き方向に所定の巻数で図示しないボビンに巻き付けら
れている。給電ブラシ58a,58bは、コミュテータ
の外周に設けられた導電性摺動リング53に摺接して交
互に給電を行うため、180°位相が異なる位置に対向
配置されている。また、A側受電ブラシ59a,59b
はAコイルに整流電流を供給するものであり、B側受電
ブラシ60a,60bはBコイルに整流電流を供給する
ものである。このA側受電ブラシ59a,59b及びB
側受電ブラシ60a,60bは、少なくとも一方が導電
性摺動リング53に摺接して交互に受電が行われるた
め、ほぼ180°位相が異なる位置に対向配置されてい
る。A側受電ブラシ59a,59b及びB側受電ブラシ
60a,60bにはダイオード61a,61b及びダイ
オード62a,62bにより単相交流電源54からの交
流電流を半波整流してA,Bコイルにそれぞれ供給す
る。給電ブラシ58a,58b、A側受電ブラシ59
a,59b及びB側受電ブラシ60a,60bは、ハウ
ジング63に設けられた導電性を有する板バネ64a,
64b、板バネ65a,65b及び板バネ66a,66
bによって径方向中心に付勢されており、導電性摺動リ
ング53に摺接可能になっている。
【0006】電機子コイル56に接続する整流回路55
に交流電源54より供給された交流電流を整流しながら
永久磁石ロータ(図示せず)を付勢するように回転させ
て直流モータとして起動運転し、該永久磁石ロータの回
転を同期回転付近まで立ち上げ、その時点でコミュテー
タ51を機械的に整流回路55から脱除してスイッチ5
7を切り換えて交流電源54と電機子コイル56を短絡
して永久磁石ロータ(図示せず)を同期運転に移行する
ようになっている。尚、図13おいてC1 ,C 2 ,C3
はサージ電流を吸収するためのコンデンサである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した特願平7−2
32268号、特願平8−106929号などに開示さ
れた同期モータは、直流モータで同期回転数付近まで起
動運転し、同期回転数付近に到達するとコミューテータ
51を機械的に軸方向にスライドさせることで整流回路
55との接続を切り離すようスイッチ57の切換えを行
うように設計されていたため、モータの消費電力効率は
従来の誘導モータに比べて格段に向上できるメリットが
ある反面、部品点数が多く機構的に複雑化するうえに、
モータを小型化する上で限界があった。また、起動運転
から1回の同期引き込み動作で同期運転に移行すればよ
いが、コミューテータのスライドによる切換えがスムー
ズに行われなかったり、負荷によっては脱調して起動運
転から再度立ち上げ直す必要があり切換え動作の確実性
に問題点があった。また、複数のブラシと導電性摺動リ
ングとの接離動作を繰り返すため、ブラシの摩耗や摺接
が不十分となり易く、50W以上の高出力のモータにお
いては起動運転において電流方向を切り換えるとスパー
クが発生し易く、同期モータの安全性、信頼性に問題点
があった。
【0008】本発明は上記従来技術の課題を解決すべく
なされたものであり、その目的とするところは、時代の
要請に応える省エネタイプの同期モータを実現するため
に、起動運転から同期運転への移行を確実に行え、信頼
性も高く、しかも小型化を実現した同期モータを提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を達成
するため次の構成を有する。すなわち、ハウジング内に
出力軸を中心に回転可能に設けられた永久磁石ロータ
と、永久磁石ロータの回転数及び磁極位置を検出する第
1の検出手段と、交流電源の周波数を検出する第2の検
出手段と、ステータコアの周囲に電機子コイルが巻回さ
れたステータと、交流電源より供給された交流電流を整
流ブリッジ回路により整流し、永久磁石ロータの回転角
度に応じてスイッチング手段を切り換えて電機子コイル
へ流れる整流電流の向きを変えて永久磁石ロータを直流
ブラシレスモータとして起動運転する起動運転回路と、
交流電源と電機子コイルとを短絡して、永久磁石ロータ
を交流同期モータとして同期運転する同期運転回路と、
交流電源と電機子コイルとの間に設けられ、起動運転回
路又は同期運転回路へ接続を切り換える運転切換えスイ
ッチと、起動運転回路の電機子コイルに交互に流れる整
流電流が反転する範囲内でスイッチング制御して非反転
側に対して反転側の入力を抑えて起動運転し、第1の検
出手段により検出された永久磁石ロータの回転数が第2
の検出手段により検出される電源周波数に対して同期回
転数付近に到達したときに、運転切換えスイッチを同期
運転回路に切り換えて同期運転に移行するよう制御する
制御手段とを備えたことを特徴とする。上記構成によれ
ば、制御手段は、交流電源より整流ブリッジ回路を経て
電機子コイルに交互に流れる整流電流の通電方向及び通
電範囲をスイッチング制御して起動運転し、第1の検出
手段により検出された永久磁石ロータの回転数が第2の
検出手段により検出される電源周波数に対して同期回転
数付近に到達したときに、運転切換えスイッチを同期運
転回路へ切り換えて同期運転に移行するよう制御するの
で、起動運転から同期運転への移行が確実かつスムーズ
に行える。また、起動運転回路にブラシやコミュテータ
が不要であるため、起動運転において電流方向を切り換
える際にスパークの発生を防止して信頼性,安全性が高
く、任意の電源周波数に対して同期運転可能な同期モー
タを提供できる。また、従来のようにコミューテータや
ブラシやスイッチなどの機械部品を省略でき、スイッチ
ング手段の構成も簡略化できるので、モータの小型化も
促進でき、製造コストも低減できる。
【0010】また、制御手段は、起動運転において、永
久磁石ロータが1回転する間に電機子コイルに流れる整
流電流が反転する範囲内で通電範囲を時分割によりスイ
ッチング制御するようにしても良い。また、電機子コイ
ルへの通電方向を規定するためのスリットが周方向に形
成されたセンサー板と、該スリットを検出可能な光セン
サーとを有する第3の検出手段を備え、制御手段は起動
運転において該光センサーの出力信号により電機子コイ
ルへの通電方向を切り換え制御するようにしても良く、
更にはセンサー板に電機子コイルへの通電範囲を規定す
るスリットが周方向に形成されていて、制御手段は起動
運転において光センサーの出力信号により整流電流が反
転する範囲内で所定回転角度だけ電機子コイルへ通電す
るようにスイッチング制御するようにしても良い。ま
た、第1の検出手段は、電機子コイルへの通電方向及び
通電範囲を各々規定するための周縁部にスリット及び遮
光部が磁極間を奇数分割されて交互に形成されたセンサ
ー板及び該スリット及び遮光部を検出可能な光センサー
を備えており、制御手段は起動運転において該光センサ
ーの出力信号により永久磁石ロータの回転角度及び磁極
位置を検出しながら電機子コイルへの通電方向を切り換
えると共に整流電流が反転する範囲内で所定回転角度だ
け電機子コイルへ通電するようにスイッチング制御する
ようにしても良い。また、制御手段は、同期モータが脱
調した場合に、同期運転から一旦起動運転に移行した
後、再度同期運転に移行するよう運転切換えスイッチの
繰り返し制御を行うことにより、動作信頼性、安定性の
高い同期モータを提供することができる。また、制御手
段は、起動運転より同期運転に移行する際に、起動運転
回路に整流電流を流すためのスイッチング手段をOFF
してから、運転切換えスイッチを切換えて同期運転に移
行するよう制御すると、起動運転回路のショートを防止
して同期運転に移行することができる。また、電機子コ
イルは消費電力効率を無視すれば単一のコイルを用いて
も良いが、Aコイル及びBコイルに分割されて直列に巻
回されていても良い。この場合、起動運転回路はAコイ
ルのみを用いて直流ブラシレスモータとして起動運転
し、同期運転回路はAコイル及びBコイルを用いて交流
同期モータとして同期運転することにより、消費電力効
率も向上し、同期運転に必要な負荷に見合ったトルクも
得られる。また、ステータコアは主コアに永久磁石ロー
タの回転方向と逆方向に延出する補助コアが設けられて
おり、主コアの透磁率は補助コアより大きくなるように
設計された場合には、起動時における永久磁石ロータの
回転死点を解消して回転方向性を安定化することが可能
である。また、ステータは、ステータコアに装着され、
永久磁石ロータの回転中心と直交する方向に伸びる巻芯
及び該巻芯の両端にフランジを有するボビンに、Aコイ
ル及びBコイルが連続して巻回されている場合には、ス
テータコアを挿通する出力軸による無駄な空間が生じな
いので、巻芯エリアを拡大して占積率を高め、モータの
出力効率を高めることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、発明の好適な実施の形態を
添付図面に基づいて詳細に説明する。本実施例では、同
期モータのうち2極同期モータを用いて説明するものと
する。図1は2極同期モータの起動運転回路及び同期運
転回路の説明図、図2(a)(b)は2極同期モータの
ハウジング内に装備された永久磁石ロータの外観図及び
2極同期モータの上視図、図3(a)〜(d)は2極同
期モータ正断面説明図、上ハウジングの内視図、底面図
及びステータコイルの上視図、図4(a)は電源交流波
形、図4(b)は整流波形、図4(c)は時分割制御に
よる電機子コイルに印加される電圧波形と永久磁石ロー
タの回転角度との関係を示すグラフ図、図4(d)は回
転角度制御による電機子コイルに印加される電圧波形と
永久磁石ロータの回転角度との関係を示すグラフ図、図
5は回転角度制御における光センサとセンサ板の構成を
示す説明図である。
【0012】先ず、図2及び図3を参照して2極同期モ
ータの全体構成について説明する。図2(a)におい
て、1は回転子及び固定子を収容するハウジング本体で
あり、その上下は上ハウジング2及び下ハウジング3に
より覆われている。ハウジング1内には出力軸4を中心
に永久磁石ロータ5が回転可能に内蔵されている。出力
軸4は上ハウジング2及び下ハウジング3において、ベ
アリング軸受6,7により回転可能に支持されている。
このベアリング軸受6,7としては、電機子コイルに形
成される磁界の乱れを考慮して、非磁性の材料、例えば
ステンレスが好適に用いられる。また、図3(c)に示
すように、下ハウジング3には、後述する電機子コイル
9に配線するための配線用穴3aが形成されている。
【0013】また、永久磁石ロータ5は、筒状のロータ
ヨーク5aの内壁にN極及びS極にほぼ180°ずつで
着磁されたリンク状のマグネット5bが保持されてい
る。この永久磁石ロータ5は電機子コイルに通電して形
成される磁極との反発により出力軸4を中心に起動回転
するようになっている。このマグネット5bとしては、
例えば、フェライト,ゴムマグネット,プラスチックマ
グネット,サマリュウムコバルト,希土類のマグネッ
ト,ネオジ鉄ボロンなどを原材料として安価に製造する
ことができる。
【0014】図3(a)において、永久磁石ロータ5に
囲まれた空間部には、ステータコア8の周囲にAコイル
及びBコイルが直列に巻回された電機子コイル9を有す
るステータ10が内蔵されている。このステータコア8
は、図3(d)に示すように、主コア8aと該主コア8
aの周囲には永久磁石ロータ5の回転方向と逆方向に延
出する補助コア8bが設けられている。また、主コア8
aの透磁率は補助コア8bより大きくなるように設計さ
れており、主コア8aはケイ素鋼板よりなる積層コアが
好適に用いられ、補助コア8bとしてはSPC材(冷間
圧延鋼板)が好適に用いられる。永久磁石ロータ5は各
磁極が主コア8aと補助コア8bとの磁気抵抗が最小に
なる位置(即ち、主コア8aと対向する位置より補助コ
ア8b側にずれた位置)で停止するようになる。よっ
て、起動時におけるトルクの死点を解消することがで
き、永久磁石ロータ5の起動時の回転方向性を安定化す
ることができる。また、ステータコア8はボビン11と
一体に嵌め込まれ、該ボビン11の周囲には電機子コイ
ル9がAコイル及びBコイル毎に各々分けることなく連
続して巻回されている。このように、ホビン11に対し
て巻芯エリアを広く確保して占積率を高めて巻回されて
いるので、2極3スロット型のモータに比べて電機子コ
イル9の巻数を増やして、モータの出力効率の向上に寄
与できる。
【0015】図2(a)及び図3(a)において、上ハ
ウジング2内には、永久磁石ロータ5の回転数及び磁極
位置を検出する第1の検出手段として光センサ12が装
備されている。この光センサ12は、例えば投光用光源
と受光素子を備えた光検出素子12aと、マグネット5
bの磁極位置に応じて遮光部13aと透光部13bとが
180°ずつ形成された回転円板13とを装備してい
る。回転円板13は、永久磁石ロータ5と一体に取り付
けられており、これらは出力軸4を中心に一体となって
回転する(図3(b)参照)。光センサ12は回転円板
13により永久磁石ロータ5の回転数及び磁極位置を検
出するもので、光検出素子12aは回転数に応じたパル
スを発生させ、磁極位置に応じて後述する制御手段によ
り所定のタイミングで起動運転回路14をスイッチング
制御したりする。光検出素子12aは、図2(a)
(b)に示すように、上ハウジング2の内壁に螺子止め
により固定されている。尚、光センサ12は、光透過型
に限らず、反射型のセンサを用いても良い。また、光セ
ンサ12の他の回転数検出手段として、ホール素子、磁
気抵抗素子、コイルなどを用いた磁気センサ、高周波誘
導による方法、キャパシタンス変化による方法など様々
をものが適用可能である。
【0016】次に、2極同期モータを起動運転する起動
運転回路、同期運転回路及びこれらの回路をスイッチン
グ制御する制御手段の構成について図1を参照して説明
する。図1において、起動運転回路14は、単相交流電
源15の交流電流を整流ブリッジ回路20により整流
し、永久磁石ロータ5の回転角度に応じてスイッチング
手段を切り換えて整流電流の向きを変えるように電機子
コイル9のうちAコイルのみへ通電して永久磁石ロータ
5を直流ブラシレスモータとして起動運転する。同期運
転回路21は、交流電源15と電機子コイル9とを短絡
して、永久磁石ロータ5を交流同期モータとして同期運
転する。交流電源15とAコイル、Bコイルとの間には
運転切換えスイッチとしてトライアックSW1、SW2
が各々設けられている。このトライアックSW1、SW
2は、交流電流の極性にかかわらずゲートパルスを印加
することによりON/OFFして、起動運転回路14又
は同期運転回路21へ接続が切換えられる。
【0017】図1において、Aコイルと整流ブリッジ回
路20との間にはスイッチング手段として第1,第2ト
ランジスタ16,17が各々直列に接続されている。ま
たAコイルと整流ブリッジ回路20との間にはスイッチ
ング手段として第3,第4トランジスタ18,19が各
々直列に接続されている。
【0018】22は制御手段としてのマイクロコンピュ
ータであり、起動運転においてスイッチング制御により
起動運転回路14に流れる電流量や電流方向を制御した
り、起動運転から同期運転へ移行する際の運転切換えス
イッチの切換え制御などを行う。23はマイクロコンピ
ュータ駆動用の低電圧電源である。即ち、起動運転回路
14の各スイッチング手段を制御し、Aコイルに流れる
整流電流の電流方向を交互に切換えて非反転側に対して
反転側の入力を抑えて起動運転し、光センサ12により
検出された永久磁石ロータ5の回転数が同期回転数付近
に到達したときに、第1〜第4トランジスタ16〜19
をOFFにし、トライアックSW1、SW2をONさせ
て同期運転回路21に切り換えて同期運転に移行するよ
う制御する。
【0019】具体的には、マイクロコンピュータ22に
は、第2の検出手段としての電源周波数検出部24によ
り交流電源15の周波数が検出されて入力端子IN1に
入力される。また、光センサ12により、永久磁石ロー
タ5の回転数及び磁極位置を検出されて入力端子IN2
に入力される。また、出力端子OUT1よりトライアッ
クSW1、SW2への切換え信号が出力され、出力端子
OUT2及び出力端子OUT3より第1,第2トランジ
スタ16,17及び第3,第4トランジスタ18,19
を各々ON/OFFさせるための出力信号が出力され
る。マイクロコンピュータ22は、光センサ12により
検出された永久磁石ロータ5の磁極位置にタイミングを
合わせて、0°〜180°の回転角度範囲では、出力端
子OUT2よりベース電流を出力して第1,第2トラン
ジスタ16,17のみONさせ(このとき起動運転回路
14には実線矢印に示す整流電流が流れる)、180
°〜360°の回転角度範囲では出力端子OUT3より
ベース電流を出力して第3,第4トランジスタ18,1
9のみONさせて(このとき起動運転回路14には破線
矢印に示す整流電流が流れる)、Aコイルに流れる整
流電流の向きを180°ずつ切り換える。
【0020】また、光センサ12により検出される永久
磁石ロータ5の回転数が電源周波数検出部24により検
出される交流電源15の周波数に近づくと、第1〜第4
トランジスタ16〜19を全てOFFさせて、トライア
ックSW1、SW2をONにする切換え信号が出力され
て、同期運転回路21に二点鎖線矢印に示す交流電流
が流れる。
【0021】ここで、起動運転回路14に整流電流,
が流れる場合について図1を参照して具体的に説明す
る。永久磁石ロータ5の回転角度が0°〜180°の範
囲では、出力端子OUT2よりベース電流を出力して、
第1,第2トランジスタ16,17が同時にON状態に
なる。このとき、Aコイルには整流ブリッジ回路20を
経て整流電流が流れる。また、永久磁石ロータ5の回
転角度が180°〜360°の範囲では、出力端子OU
T3よりベース電流を出力して、第3,第4トランジス
タ18,19が同時にON状態になる。このとき、Aコ
イルには整流ブリッジ回路20を経て整流電流が流れ
る。
【0022】また、マイクロコンピュータ22は、永久
磁石ロータ5が1回転する間に、Aコイルに流れる整流
電流が反転波形となる範囲(図4(b)及び(c)の正
弦波形のうち破線部)において通電角度範囲を時分割に
よりスイッチング制御する。図1に示す起動運転回路1
4においてAコイルに流れる整流電流がに流れ出す向
きを+側とし、に流れ出す向きを−側としてAコイル
に印加される電圧波形を図4(c)に示す。尚、図4に
おいて斜線部は通電角度範囲を示すものとする。
【0023】マイクロコンピュータ22は、起動運転に
おいて永久磁石ロータ5の回転角度が180°〜360
°の範囲で予め設定された時間分割に従って起動運転回
路14の第3,第4トランジスタ18,19をスイッチ
ング制御する。永久磁石ロータ5の回転角度は、光セン
サー12により回転円板13の遮光部13a及び透光部
13bを検出することにより得られる。例えば、図4
(c)に示すように、Aコイルに反転波形となる整流電
流が流れる通電範囲において、マイクロコンピュータ
22は、出力端子OUT3より任意の時間分割でベース
電流を出力して、第3,第4トランジスタ18,19を
ON/OFFさせてスイッチング制御を行う。このよう
に、Aコイルに交互に流れる整流電流が反転する範囲内
で非反転側に対して反転側の入力を抑え、永久磁石ロー
タ5の回転数が電源周波数の本来の電流方向(反転しな
い電流方向)に収斂するように起動運転する。そして、
永久磁石ロータ5の回転数が増加するにしたがって、該
永久磁石ロータ5の回転角度にタイミングを合わせて第
3,第4トランジスタ18,19のON/OFFさせる
ことにより同期回転数付近まで立ち上げる。
【0024】そして、永久磁石ロータ5が同期回転数付
近に到達したことを光センサ12により検出すると、図
1においてマイクロコンピュータ22は第1〜第4トラ
ンジスタ16〜19を全てOFFしてから、トライアッ
クSW1,SW2をONして起動運転回路14から同期
運転回路21へ切換える。このとき、電機子コイル9に
は、Aコイル及びBコイルが直列で図1の二点矢印に
示す交流電流が流れ、該電機子コイル9の磁極の変化に
同期して永久磁石ロータ5は回転し、交流同期モータと
して回転駆動される。電機子コイル9には、Aコイル及
びBコイルが直列に連結されているため、同期運転に必
要なトルクを発生させるだけの負荷に見合った交流電流
が流れる。尚、第1〜第4トランジスタの回路的なショ
ートを防止するため、第1〜第4トランジスタ16〜1
9をOFFにしてからトライアックSW1,SW2をO
Nするようにしている。尚、反転電流側の入力を抑制し
ないと整流ブリッジ回路20により本来の電流方向と反
転電流方向とで各々50%の確率で同期運転に移行する
動作をするため、反転電流方向で同期運転に移行した場
合には脱調して再起動を繰り返すことになる。このよう
な、不具合を防止するため、反転電流側を抑制してい
る。
【0025】また、同期モータが負荷の変動などにより
脱調した場合には、マイクロコンピュータ22は一旦永
久磁石ロータ5の回転数が同期回転移行時より所定値ま
で落ち込んだ後起動運転に移行し、再度同期運転に移行
するよう繰り返し制御を行うようになっている。例え
ば、電源周波数が60Hzで駆動する2極同期モータの
場合、起動運転から同期運転へ移行する際の永久磁石ロ
ータ5の回転数のしきい値を3550rpmに設定し、
同期運転に入れずに脱調したときに起動運転へ移行する
際の永久磁石ロータ5の回転数のしきい値を3200r
pmに設定して繰り返し制御することにより、安定した
モータの駆動動作が実現できる。起動運転から同期運転
へ、同期運転から起動運転へ移行する際のしきい値は、
各モータの出力特性、用途、サイズなどにより最適な値
を設定すれば良い。
【0026】また、本実施例に示す2極同期モータは、
起動運転から同期運転への移行動作をマイクロコンピュ
ータ22に制御されて行われるため、電源周波数が50
Hz、60Hz、100Hz等に変化しても細かい機械
設計を変更することなく同一の2極同期モータを用いる
ことができるので、極めて汎用性の高い同期モータを提
供することができる。
【0027】また、起動運転においてAコイルに交互に
流れる整流電流が反転する範囲で、スイッチング制御す
る他の構成について説明する。永久磁石ロータ5の回転
数及び磁極位置を検出する光センサ12及び回転円板1
3(第1の検出手段)の他に、図5に示すように、Aコ
イルへ通電する通電方向及び通電範囲を各々規定するス
リット25a,25bが形成されたセンサ板25及び光
センサー26a,26b(第3の検出手段)を備えてい
ても良い。スリット25aはAコイルの通電方向を決定
するものとし、光センサー26aにより検出結果に応じ
た出力信号を出力する。スリット25bはAコイルの通
電範囲を決定するものとし、光センサー26bにより検
出結果に応じた出力信号を出力する。
【0028】この光センサー26a,26bの検出信号
に基づいて、マイクロコンピュータ22は、起動運転に
おいてAコイルに流れる整流電流が180°毎に反転す
る範囲において、第3,第4トランジスタ18,19を
ON/OFFし、このときAコイルには、例えば図4
(d)に示す整流電流が流れる。図4(d)に示すよう
に、永久磁石ロータ5の回転方向に対して180°のう
ち前後30°だけAコイルに反転電流は流れないように
規制されている。この場合、Aコイルに対する通電方向
及び通電範囲をセンサ板25により規定しているので、
マイクロコンピュータ22により煩雑なスイッチング動
作をする必要がなくなるため、制御動作を簡略化でき
る。尚、センサ板25にAコイルに対する通電方向を規
定するスリット25aのみが形成され、該スリット25
aを検出する光センサー26aのみを備えて、通電範囲
は整流電流が180°反転する範囲においてマイクロコ
ンピュータ22が時分割によりスイッチング制御するよ
うにしても良い。
【0029】上記2極同期モータを用いれば、マイクロ
コンピュータ22は、交流電源15より整流ブリッジ回
路20を経て電機子コイル9に流れる整流電流の通電方
向及び通電範囲をスイッチング制御して非反転側に対し
て反転側の入力を抑えて起動運転し、光センサ12によ
り検出された永久磁石ロータ5の回転数が電源周波数検
出部25により検出される電源周波数に対して同期回転
数付近に到達したときに、トライアックSW1,SW2
をONして同期運転回路21へ切り換えて同期運転に移
行するよう制御するので、起動運転から同期運転への移
行が確実かつスムーズに行える。また、起動運転回路1
4にブラシやコミュテータが不要であるため、起動運転
において電流方向を切り換える際にスパークの発生を防
止して信頼性、安全性の高く、任意の電源周波数に対し
て同期運転可能な同期モータを提供できる。また、従来
のようにコミューテータやブラシなどの機械部品を省略
でき、スイッチング手段の構成も簡略化できるので、モ
ータの小型化も促進でき、製造コストも低減できる。ま
た、マイクロコンピュータ22は、同期モータが脱調し
た場合に、同期運転から一旦起動運転に移行した後、再
度同期運転に移行するよう繰り返し制御を行うことによ
り、動作信頼性、安定性の高い同期モータを提供するこ
とができる。また、ステータコア8は、主コア8aに永
久磁石ロータ5の回転方向と逆方向に延出する補助コア
8bが設けられており、該主コア8aの透磁率は該補助
コア8bより大きくなるように設計された場合には、起
動運転における永久磁石ロータ5の回転死点を解消して
回転方向性を安定化することが可能である。また、ステ
ータコア8は2極3スロット型のモータにおいてスロッ
トに電機子コイル9を収納する場合に比べて巻芯エリア
を広く確保して占積率を高められるので、電機子コイル
9の巻数を増やして、モータの出力効率を高めることが
できる。
【0030】また、2極同期モータに限定されるが、図
6(a)に示すように、永久磁石ロータ5は、出力軸4
の一端がロータヨーク5aに連繋しており、ロータヨー
ク5aにロータヨーク受け部材38が連繋している。ま
た、ステータ10は、ステータコア8がステータ固定部
材39に固定されており、該ステータ固定部材39は下
ハウジング3に嵌め込まれている。永久磁石ロータ5
は、上ハウジング2に設けられたベアリング軸受6及び
ロータヨーク受け部材38と下ハウジング3との間に設
けたベアリング軸受7を介して回動可能になっている。
図6(b)に示すように、ステータコア8に装着され、
永久磁石ロータ5の回転中心と直交する方向に伸びる巻
芯11a及び該巻芯11aの両端にフランジ11bを有
するボビン11に、Aコイル及びBコイルが連続して巻
回されている。よって、ステータコア8に出力軸4が挿
通するための無駄な空間が生じないので、巻芯エリアを
拡大して占積率を更に高め、モータの出力効率を高める
ことができる。
【0031】本発明に係る同期モータは、2極同期モー
タに限らず図7及び図8に示すように4極同期モータに
ついても適用可能である。尚、前述した2極同期モータ
と同一部材には同一番号を付して説明を援用するものと
する。図7において、永久磁石ロータ27はロータヨー
ク27aの内壁にN極,S極が交互に90°ずつ合計4
極に着磁されたリング状のマグネット27bが保持され
ている。
【0032】また、図8において、4極同期モータのス
テータコア28は十字状の主コア(積層コア)28aの
各端部に永久磁石ロータ27の回転方向と逆方向に延出
する補助コア28bが設けられており、起動時における
トルクの死点を解消している。また、ステータコア28
はボビン29と一体に嵌め込まれ、該ボビン29の周囲
には主コア28aの一方の長手方向に電機子コイル9が
AコイルとBコイルを4極構造になるように出力軸4を
中心に両側のボビン29に互いに反対向きに巻き付けら
れている。
【0033】また、図9に示すように、回転円板30に
は、マグネット27bの磁極位置に応じて遮光部30a
と透光する透光部30bとが90°ずつ交互に形成され
ている。回転円板30は、永久磁石ロータ27と一体に
取り付けられており、これらは出力軸4を中心に一体と
なって回転する。光センサ12は回転円板30により永
久磁石ロータ5の回転数及び磁極位置を検出する。4極
同期モータは、永久磁石ロータ5が90°回転する毎に
電機子コイル9に形成される磁極が変化するため、起動
運転する際に電機子コイル9に流れる電流の向きを永久
磁石ロータ27が90°回転する毎にスイッチング制御
により切り換える必要がある。
【0034】また、上述した2極同期モータ及び4極同
期モータは、アウターロータ方式について説明したが、
これに限定されるものではなく、インナーロータ方式で
あっても良い。例えば8極同期モータについて図10
(a)(b)を参照して説明する。図10(a)は永久
磁石ロータの軸断面説明図、図10(b)は永久磁石ロ
ータを取り外したステータの一部断面説明図である。
【0035】図10(b)において、31,32は固定
子及び回転子を収容するステータヨークでありハウジン
グを兼用して2分割可能に形成されている。ステータヨ
ーク31,32内には出力軸33を中心に永久磁石ロー
タ34が回転可能に内蔵されている。出力軸33はステ
ータヨーク31,32において、図示しないベアリング
軸受により回転可能に支持されている。
【0036】また、図10(a)において、永久磁石ロ
ータ34は、出力軸33に嵌め込まれたマグネット固定
部材35aの周囲にN極及びS極にほぼ45°ずつ着磁
されたリング状のマグネット35bが保持されている。
この永久磁石ロータ34は電機子コイルに通電して形成
される磁極との反発により出力軸33を中心に起動回転
するようになっている。永久磁石ロータ34の外側に
は、ステータヨーク31,32内にボビン36が嵌め込
まれており、該ボビン36にはAコイル及びBコイルの
2つのコイルセグメントに分割された電機子コイル37
が巻き付けられている。
【0037】また、図10(b)に示すように、ステー
タヨーク31,32の周縁部には、周方向に8か所に主
コア31a,32aが軸方向に交互に折り曲げ形成され
ている。この主コア31a,32aには永久磁石ロータ
34の回転方向と逆方向に延出する補助コア31b,3
2bが各々形成されており、起動時におけるトルクの死
点を解消している。また、ステータヨーク31,32内
には永久磁石ロータ34の回転数及び磁極位置を検出す
る第1の検出手段として光センサ(図示せず)が装備さ
れている。光センサは出力軸33に一体に取り付けられ
た回転円板(図示せず)により永久磁石ロータ34の回
転数を検出し、図示しないマイクロコンピュータは電機
子コイル37のうちAコイルに流れる整流電流の向きや
電流量をスイッチング制御により制御する。
【0038】また、永久磁石ロータ5の回転数及び磁極
位置を検出する第1の検出手段の他例について、図11
及び図12を参照して説明する。センサー板40は、円
板形状をしており、Aコイルへの通電方向及び通電範囲
を各々規定するため、周縁部に遮光部40aとスリット
40bとが磁極間を奇数分割して交互に形成されてい
る。センサー板40は光センサー12の検出位置におい
てN極位置又はS極位置に対応して停止する。
【0039】センサー板40のスリット40bは、2極
の場合永久磁石ロータ5が180°対向して着磁されて
いるので、180°を奇数分割(図11では13分割)
することより、光センサー12の検出位置において必ず
スリット40bと遮光部40aとが対向配置するように
形成されている。よって、永久磁石ロータ5がN極側で
停止しているのか、S極側で停止しているのかを確実に
判定できるようになっている(図11参照)。また、4
極の場合、永久磁石ロータ5が90°毎にN極、S極に
着磁されているので、90°を奇数分割(図12では1
3分割)することより、光センサー12の検出位置にお
いて必ずスリット40bと遮光部40aとが交互に配置
するように形成されている。よって、永久磁石ロータ5
がN極側で停止しているのか、S極側で停止しているの
かを確実に判定できるようになっている(図12参
照)。
【0040】光センサー12は、例えば図11におい
て、N極の位置で停止している場合(センサーON)に
は、永久磁石ロータ5の回転方向が順方向となるよう
に、マイクロコンピュータ22はAコイルに図1の矢印
に示す方向に整流電流を流して、起動回転させる。ま
た、S極の位置で停止している場合(センサーOFF)
には、永久磁石ロータ5の回転方向が順方向となるよう
に、マイクロコンピュータ22はAコイルに図1の矢印
に示す方向に整流電流を流して、起動回転させる。ま
た、Aコイルへの通電方向の切換えは、センサー板40
のスリット40bを光センサー12によりカウントして
行われ、永久磁石ロータ5の回転角度が0°〜180°
では第1,第2トランジスタ16,17のみを同時にO
Nさせ、180°〜360°では第3,第4トランジス
タ18,19のみを同時にONさせて切換え制御する。
また、Aコイルへの通電範囲は、整流電流が反転する範
囲において、N極側又はS極側に対応するセンサー板4
0の一部のスリット40bの数だけ光センサー12によ
りカウントして、所定回転角度だけAコイルへ通電する
よう第3,第4トランジスタ18,19をON/OFF
させて通電抑制制御する。このように、単一のセンサ板
40と光センサー12の組み合わせで、永久磁石ロータ
5の回転数、回転角度、磁極位置、Aコイルへの通電方
向及び通電範囲などの種々の情報を検出して制御動作が
行えるので、部品点数が少なく、モータの構成を簡略化
して小型化できる。
【0041】上記センサー板40は、2極、4極同期モ
ータの場合について説明したが、スリットと遮光部とが
磁極間で奇数分割されて形成されていれば、これらに限
定されるものではない。一般に、センサー板の分割角度
=(360°/極数)/奇数により設計されていれば、
6極以上のモータに対しても適用可能である。尚、電機
子コイル9に流れる整流電流を規制する反転波形側の通
電範囲は、マイクロコンピュータ22により任意に設定
することが可能である。また、本方式は、光センサーに
限定されるものではなく、例えば多極着磁された円筒マ
グネットを用い、ホール素子にて検出する方式でも良
い。
【0042】本発明に係る同期モータは、モータを駆動
制御するマイクロコンピュータ22を一体に装備してい
る場合であっても、或いは同期モータが用いられる電機
機器の装置本体に内蔵した制御回路の一部(交流電源、
起動運転回路、同期運転回路などを含む)を用いてモー
タを駆動制御するタイプのいずれであっても良い。ま
た、一般にインダクター方式とよばれる同期モータや平
盤状のマグネットとコイルを円板上で対向させた平面対
向方式の同期モータなどにも本発明を広く適用できる。
また、本発明に係る同期モータには、従来一般的に使わ
れている誘導型モータのように、過負荷時の安全を保証
するために、動作中に常に通電する回路部分に温度ヒュ
ーズやバイメタル式の高温検出スイッチを組み込むこと
もできる。また、電機子コイル9は、Aコイル及びBコ
イルに分割したものに限らず、消費電力効率を無視すれ
ば単一のコイルを用いても良い等、発明の精神を逸脱し
ない範囲で多くの改変をなし得る。
【0043】
【発明の効果】本発明の同期モータを用いると、制御手
段は、交流電源より整流ブリッジ回路を経て電機子コイ
ルに交互に流れる整流電流の通電方向及び通電範囲をス
イッチング制御して起動運転し、第1の検出手段により
検出された永久磁石ロータの回転数が第2の検出手段に
より検出される電源周波数に対して同期回転数付近に到
達したときに、運転切換えスイッチを同期運転回路へ切
り換えて同期運転に移行するよう制御するので、起動運
転から同期運転への移行が確実かつスムーズに行える。
また、起動運転回路にブラシやコミュテータが不要であ
るため、起動運転において電流方向を切り換える際にス
パークの発生を防止して信頼性、安全性の高い同期モー
タを提供できる。また、従来のようにコミューテータや
ブラシ、スイッチなどの機械部品を省略できるので、モ
ータの小型化も促進でき、製造コストも低減できる。ま
た、制御手段は、同期モータが脱調した場合に、同期運
転から一旦起動運転に移行した後、再度同期運転に移行
するよう運転切換えスイッチの繰り返し制御を行うこと
により、動作信頼性、安定性の高い同期モータを提供す
ることができる。また、制御手段は、起動運転より同期
運転に移行する際に、起動運転回路に整流電流を流すた
めのスイッチング手段をOFFしてから、運転切換えス
イッチを切換えて同期運転に移行するよう制御すると、
起動運転回路のショートを防止して同期運転に移行する
ことができる。また、ステータコアは主コアに永久磁石
ロータの回転方向と逆方向に延出する補助コアが設けら
れており、主コアの透磁率は補助コアより大きくなるよ
うに設計された場合には、起動時における永久磁石ロー
タの回転死点を解消して回転方向性を安定化することが
可能である。また、ステータは、ステータコアに装着さ
れ、永久磁石ロータの回転中心と直交する方向に伸びる
巻芯及び該巻芯の両端にフランジを有するボビンに、A
コイル及びBコイルが連続して巻回されている場合に
は、ステータコアを挿通する出力軸による無駄な空間が
生じないので、巻芯エリアを拡大して占積率を高め、モ
ータの出力効率を高めることができる。また、同期モー
タは、起動運転から同期運転への移行動作をマイクロコ
ンピュータに制御されて行われるため、電源周波数が5
0Hz、60Hz、100Hz等に変化しても細かい機
械設計を変更することなく同一の同期モータを用いるこ
とができるので、極めて汎用性の高い同期モータを提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】2極同期モータの起動運転回路及び同期運転回
路の説明図である。
【図2】2極同期モータのハウジング内に装備された永
久磁石ロータの外観図及び2極同期モータの上視図であ
る。
【図3】2極同期モータ正断面説明図、上ハウジングの
内視図、底面図及びステータコイルの上視図である。
【図4】電源交流波形、整流波形、時分割制御による電
機子コイルに印加される電圧波形と永久磁石ロータの回
転角度との関係を示すグラフ図及び回転角度制御による
電機子コイルに印加される電圧波形と永久磁石ロータの
回転角度との関係を示すグラフ図である。
【図5】回転角度制御における光センサとセンサ板の構
成を示す説明図である。
【図6】他例に係る2極同期モータ正断面説明図及びス
テータコイルの上視図である。
【図7】4極同期モータの一部破断説明図である。
【図8】4極同期モータの軸断面説明図である。
【図9】4極同期モータの光センサに装備される回転円
板の説明図である。
【図10】8極同期モータの永久磁石ロータの軸断面説
明図及び永久磁石ロータを取り外したステータの一部断
面説明図である。
【図11】他例にかかる2極同期モータ用の光センサと
センサ板の構成を示す説明図である。
【図12】他例にかかる4極同期モータ用の光センサと
センサ板の構成を示す説明図である。
【図13】従来の2極同期モータの構成に示す回路図で
ある。
【図14】従来の2極同期モータの起動運転回路に備え
たブラシの配置構造を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ハンジング本体 2 上ハウジング 3 下ハウジング 3a 配線用穴 4,33 出力軸 5,27,34 永久磁石ロータ 5a,27a ロータヨーク 5b,27b,35b マグネット 6,7 ベアリング軸受 8,28 ステータコア 8a,28a,31a,32a 主コア 8b,28b,31b,32b 補助コア 9,37 電機子コイル 10 ステータ 11,29,36 ボビン 12,26a,26b 光センサ 12a 光検出素子 13,30 回転円板 13a,30a,40a 遮光部 13b,30b 透光部 14 起動運転回路 15 交流電源 16 第1トランジスタ 17 第2トランジスタ 18 第3トランジスタ 19 第4トランジスタ 20 整流ブリッジ回路 21 同期運転回路 22 マイクロコンピュータ 23 低電圧電源 24 電源周波数検出部 25,40 センサ板 25a,25b,40b スリット 31,32 ステータヨーク 35a マグネット固定部材 38 ロータヨーク受け部材 39 ステータ固定部材
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年5月10日(1999.5.1
0)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を達成
するため次の構成を有する。すなわち、ハウジング内に
出力軸を中心に回転可能に設けられた永久磁石ロータ
と、永久磁石ロータの回転数及び磁極位置を検出する第
1の検出手段と、交流電源の周波数を検出する第2の検
出手段と、ステータコアの周囲に電機子コイルが巻回さ
れたステータと、交流電源より供給された交流電流を整
流ブリッジ回路により整流し、永久磁石ロータの回転角
度に応じてスイッチング手段を切り換えて電機子コイル
へ流れる整流電流の向きを変えて永久磁石ロータを直流
ブラシレスモータとして起動運転する起動運転回路と、
交流電源と電機子コイルとを短絡して、永久磁石ロータ
を交流同期モータとして同期運転する同期運転回路と、
交流電源と電機子コイルとの間に設けられ、起動運転回
路又は同期運転回路へ接続を切り換える運転切換えスイ
ッチと、起動運転回路により起動運転し、第1の検出手
段により検出された永久磁石ロータの回転数が第2の検
出手段により検出される電源周波数に対して同期回転数
付近に到達したときに、運転切換えスイッチを起動運転
回路から同期運転回路切り換えて同期運転に移行する
よう制御する制御手段とを備えたことを特徴とする。上
記構成によれば、制御手段は、起動運転回路により交流
電源より整流ブリッジ回路を経て電機子コイルに流れる
整流電流の向きを変えて永久磁石ロータを直流ブラシレ
スモータとして起動運転し、第1の検出手段により検出
された永久磁石ロータの回転数が第2の検出手段により
検出される電源周波数に対して同期回転数付近に到達し
たときに、運転切換えスイッチを起動運転回路から同期
運転回路へ切り換えて同期運転に移行するよう制御する
ので、起動運転から同期運転への移行が確実かつスムー
ズに行える。また、起動運転回路にブラシやコミュテー
タが不要であるため、起動運転において電流方向を切り
換える際にスパークの発生を防止して信頼性,安全性が
高く、任意の電源周波数に対して同期運転可能な同期モ
ータを提供できる。また、従来のようにコミュテータや
ブラシやスイッチなどの機械部品を省略でき、スイッチ
ング手段の構成も簡略化できるので、モータの小型化も
促進でき、製造コストも低減できる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】また、制御手段は、起動運転回路の前記電
機子コイルに交互に流れる整流電流が反転する範囲内で
非反転側に対して反転側の入力を抑えて起動運転するよ
うに制御するのが望ましく、例えば永久磁石ロータが1
回転する間に電機子コイルに流れる整流電流が反転する
範囲内で通電範囲を時分割によりスイッチング制御する
ようにしても良い。また、電機子コイルへの通電方向を
規定するためのスリットが周方向に形成されたセンサー
板と、該スリットを検出可能な光センサーとを有する第
3の検出手段を備え、制御手段は起動運転において該光
センサーの出力信号により電機子コイルへの通電方向を
切り換え制御するようにしても良く、更にはセンサー板
に電機子コイルへの通電範囲を規定するスリットが周方
向に形成されていて、制御手段は起動運転において光セ
ンサーの出力信号により整流電流が反転する範囲内で所
定回転角度だけ電機子コイルへ通電するようにスイッチ
ング制御するようにしても良い。また、第1の検出手段
は、電機子コイルへの通電方向及び通電範囲を各々規定
するための周縁部にスリット及び遮光部が磁極間を奇数
分割されて交互に形成されたセンサー板及び該スリット
及び遮光部を検出可能な光センサーを備えており、制御
手段は起動運転において該光センサーの出力信号により
永久磁石ロータの回転角度及び磁極位置を検出しながら
電機子コイルへの通電方向を切り換えると共に整流電流
が反転する範囲内で所定回転角度だけ電機子コイルへ通
電するようにスイッチング制御するようにしても良い。
また、制御手段は、同期モータが脱調した場合に、同期
運転から一旦起動運転に移行した後、再度同期運転に移
行するよう運転切換えスイッチの繰り返し制御を行うこ
とにより、動作信頼性、安定性の高い同期モータを提供
することができる。また、制御手段は、起動運転より同
期運転に移行する際に、起動運転回路に整流電流を流す
ためのスイッチング手段をOFFしてから、運転切換え
スイッチを同期運転回路へ切換えて同期運転に移行する
よう制御すると、起動運転回路のショートを防止して同
期運転に移行することができる。また、電機子コイルは
消費電力効率を無視すれば単一のコイルを用いても良い
が、Aコイル及びBコイルに分割されて直列に巻回され
ていても良い。この場合、起動運転回路はAコイルのみ
を用いて直流ブラシレスモータとして起動運転し、同期
運転回路はAコイル及びBコイルを用いて交流同期モー
タとして同期運転することにより、消費電力効率も向上
し、同期運転に必要な負荷に見合ったトルクも得られ
る。また、ステータコアは主コアに永久磁石ロータの回
転方向と逆方向に延出する補助コアが設けられており、
主コアの透磁率は補助コアより大きくなるように設計さ
れた場合には、起動時における永久磁石ロータの回転死
点を解消して回転方向性を安定化することが可能であ
る。また、ステータは、ステータコアに装着され、永久
磁石ロータの回転中心と直交する方向に伸びる巻芯及び
該巻芯の両端にフランジを有するボビンに、Aコイル及
びBコイルが連続して巻回されている場合には、ステー
タコアを挿通する出力軸による無駄な空間が生じないの
で、巻芯エリアを拡大して占積率を高め、モータの出力
効率を高めることができる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0043
【補正方法】変更
【補正内容】
【0043】
【発明の効果】本発明の同期モータを用いると、制御手
段は、交流電源より整流ブリッジ回路を経て電機子コイ
ルに交互に流れる整流電流の通電方向及び通電範囲をス
イッチング制御して起動運転回路により起動運転し、第
1の検出手段により検出された永久磁石ロータの回転数
が第2の検出手段により検出される電源周波数に対して
同期回転数付近に到達したときに、運転切換えスイッチ
起動運転回路から同期運転回路へ切り換えて同期運転
に移行するよう制御するので、起動運転から同期運転へ
の移行が確実かつスムーズに行える。また、起動運転回
路にブラシやコミュテータが不要であるため、起動運転
において電流方向を切り換える際にスパークの発生を防
止して信頼性、安全性の高い同期モータを提供できる。
また、従来のようにコミュテータやブラシ、スイッチな
どの機械部品を省略できるので、モータの小型化も促進
でき、製造コストも低減できる。また、制御手段は、同
期モータが脱調した場合に、同期運転から一旦起動運転
に移行した後、再度同期運転に移行するよう運転切換え
スイッチの繰り返し制御を行うことにより、動作信頼
性、安定性の高い同期モータを提供することができる。
また、制御手段は、起動運転より同期運転に移行する際
に、起動運転回路に整流電流を流すためのスイッチング
手段をOFFしてから、運転切換えスイッチを同期運転
回路へ切換えて同期運転に移行するよう制御すると、起
動運転回路のショートを防止して同期運転に移行するこ
とができる。また、ステータコアは主コアに永久磁石ロ
ータの回転方向と逆方向に延出する補助コアが設けられ
ており、主コアの透磁率は補助コアより大きくなるよう
に設計された場合には、起動時における永久磁石ロータ
の回転死点を解消して回転方向性を安定化することが可
能である。また、ステータは、ステータコアに装着さ
れ、永久磁石ロータの回転中心と直交する方向に伸びる
巻芯及び該巻芯の両端にフランジを有するボビンに、A
コイル及びBコイルが連続して巻回されている場合に
は、ステータコアを挿通する出力軸による無駄な空間が
生じないので、巻芯エリアを拡大して占積率を高め、モ
ータの出力効率を高めることができる。また、同期モー
タは、電源周波数が50Hz、60Hz、100Hz等
に変化しても細かい機械設計を変更することなく同一の
同期モータを用いることができるので、極めて汎用性の
高い同期モータを提供することができる。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年9月27日(1999.9.2
7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため次の構成を有する。即ち、ハウジング内に出力
軸を中心に回転可能に設けられた永久磁石ロータと、永
久磁石ロータの回転数及び磁極位置を検出する第1の検
出手段と、交流電源の周波数を検出する第2の検出手段
と、ステータコアの周囲に電機子コイルが巻回されたス
テータと、交流電源より供給された交流電流を整流ブリ
ッジ回路により整流し、永久磁石ロータの回転角度に応
じてスイッチング手段を切換えて電機子コイルに流れる
整流電流の向きを変えて永久磁石ロータを直流ブラシレ
スモータとして起動運転する起動運転回路と、交流電源
と電機子コイルとを短絡して、永久磁石ロータを交流同
期モータとして同期運転する同期運転回路と、交流電源
と電機子コイルとの間に設けられ、起動運転回路又は同
期運転回路へ接続を切換える運転切換えスイッチと、起
動運転回路により電機子コイルに交互に流れる整流電流
の向きが反転する側の通電範囲を非反転側に対して狭め
るようにスイッチング制御して起動運転し、第1の検出
手段により検出された永久磁石ロータの回転数が、第2
の検出手段により検出される電源周波数に対して同期回
転数付近に到達したとき、運転切換えスイッチを起動運
転回路から同期運転回路へ切換えて同期運転に移行する
よう制御する制御手段とを備えたことを特徴とする。上
記構成によれば、制御手段は、起動運転回路により交流
電源より整流ブリッジ回路を経て電機子コイルに交互に
流れる整流電流の向きが反転する側の通電範囲を非反転
側に対して狭めるようにスイッチング制御して永久磁石
ロータを直流ブラシレスモータとして起動運転し、第1
の検出手段により検出された永久磁石ロータの回転数
が、第2の検出手段により検出される電源周波数に対し
て同期回転数付近に到達したとき、運転切換えスイッチ
を起動運転回路から同期運転回路へ切換えて同期運転に
移行するよう制御するので起動運転から同期運転への移
行が確実かつスムーズに行える。また、起動運転回路に
ブラシやコミュテータが不要であるため、起動運転にお
いて電流方向を切換える際にスパークの発生を防止して
信頼性、安全性が高く、任意の電源周波数に対して同期
運転可能な汎用性の高い同期モータを提供できる。ま
た、従来のように、起動運転回路に備えたコミュテータ
やブラシやスイッチなどの機械部品を省略できるため、
スイッチング手段の構成を簡略化して、モータの小型化
を促進でき、製造コストも低減できる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】また、制御手段は、起動運転において、
久磁石ロータが1回転する間に電機子コイルに流れる整
流電流が反転する範囲内で通電範囲を時分割によりスイ
ッチング制御するようにしても良い。また、電機子コイ
ルへの通電方向を規定するためのスリットが周方向に形
成されたセンサー板と、該スリットを検出可能な光セン
サーとを有する第3の検出手段を備えており、制御手段
は起動運転において、光センサーの出力信号により、電
機子コイルへの通電方向を切換え制御しても良く、更に
はセンサー板に電機子コイルへの通電範囲を規定するス
リットが周方向に形成されており、制御手段は起動運転
において光センサーの出力信号により整流電流が反転す
る範囲内で所定回転角度だけ前記電機子コイルへ通電す
るようにスイッチング制御するようにしても良い。ま
た、第1の検出手段は、電機子コイルへの通電方向及び
通電範囲を各々規定するため、周縁部にスリット及び遮
光部が永久磁石ロータの磁極間を奇数分割するよう交互
に形成されたセンサー板と、スリット及び遮光部を検出
可能な光センサーを備えており、制御手段は起動運転に
おいて光センサーの出力信号により永久磁石ロータの回
転角度及び磁極位置を検出しながら電機子コイルへの通
電方向を切換えると共に整流電流が反転する範囲内で所
定回転角度だけ電機子コイルへ通電するようにスイッチ
ング制御するようにしても良い。また、制御手段は、同
期モータが脱調した場合に、同期運転から一旦起動運転
へ移行した後、再度同期運転へ移行するよう運転切換え
スイッチを繰り返し切換え制御することにより、運転切
換え動作の信頼性、安定性の高い同期モータを提供する
ことができる。また、制御手段は、起動運転より同期運
転へ移行する際に、起動運転回路に整流電流を流すため
のスイッチング手段をOFFしてから、運転切換えスイ
ッチを同期運転回路へ切換えて同期運転に移行するよう
制御すると、起動運転回路のショートを防止して同期運
転に移行することができる。また、電機子コイルは消費
電力効率を無視すれば、単一のコイルを用いても良い
が、Aコイル及びBコイルに分割されて直列にステータ
コアに巻回されているのが好ましい。この場合、起動運
転回路はAコイルのみを用いて直流ブラシレスモータと
して起動運転し、同期運転回路はAコイル及びBコイル
を用いて交流同期モータとして同期運転することによ
り、消費電力効率が向上し、同期運転に必要な負荷に見
合ったトルクを得られる。また、ステータコアは、主コ
アに永久磁石ロータの回転方向と逆方向に延出する補助
コアが設けられており、主コアの透磁率は補助コアより
大きくなるように設計されている場合には、起動時にお
ける永久磁石ロータの回転死点を解消して回転方向性を
安定化することが可能である。また、ステータは、ステ
ータコアに装着され、永久磁石ロータの回転中心と直交
する方向に伸びる巻芯及び該巻芯の両端にフランジを有
するボビンに、電機子コイルが連続して巻回されている
場合には、ステータコアを挿通する出力軸による無駄な
空間が生じないので、巻芯エリアを拡大して占積率を高
め、モータの出力効率を高めることができる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】22は制御手段としてのマイクロコンピュ
ータであり、起動運転においてスイッチング制御により
起動運転回路14に流れる電流量や電流方向を制御した
り起動運転から同期運転へ移行する際の運転切換えスイ
ッチの切換え制御などを行う。23はマイクロコンピュ
ータ駆動用の低電圧電源である。即ち、起動運転回路1
4のAコイルに流れる整流電流の電流方向を交互に切換
えて反転する側の通電範囲を非反転側に対して狭めるよ
うにスイッチング制御して起動運転し、光センサ12に
より検出された永久磁石ロータ5の回転数が同期回転数
付近に到達したときに、第1〜第4トランジスタ16〜
19をOFFにし、トライアックSW1、SW2をON
させて同期運転回路21に切換えて同期運転に移行する
よう制御する。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】マイクロコンピュータ22は、起動運転に
おいて永久磁石ロータ5の回転角度が180°〜360
°の範囲で予め設定された時間分割に従って起動運転回
路14の第3、第4トランジスタ18、19をスイッチ
ング制御する。永久磁石ロータ5の回転角度は、光セン
サー12により回転円板13の遮光部13a及び透光部
13bを検出することにより得られる。例えば、図4
(c)に示すように、Aコイルに反転波形となる整流電
流が流れる通電範囲において、マイクロコンピュータ
22は、出力端子OUT3より任意の時間分割でベース
電流を出力して第3、第4トランジスタ18、19をO
N/OFFさせてスイッチング制御を行う。このよう
に、Aコイルに交互に流れる整流電流が反転する側の通
電角度範囲を非反転側に対して狭めるようにスイッチン
グ制御して、永久磁石ロータ5の回転数が電源周波数の
本来の電流方向(非反転側の電流方向)に収斂するよう
に起動運転する。そして、永久磁石ロータ5の回転数が
増加するにしたがって、該永久磁石ロータ5の回転角度
にタイミングを合わせて第3、第4トランジスタ18、
19をON/OFFさせることにより同期回転数付近ま
で立ち上げる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】上記2極同期モータを用いれば、マイクロ
コンピュータ22は、交流電源15より整流ブリッジ回
路20を経て電機子コイル9に交互に流れる整流電流の
通電方向及び通電範囲をスイッチング制御して非反転側
に対して反転側の通電角度範囲を狭めて起動運転し、光
センサ12により検出された永久磁石ロータ5の回転数
が、電源周波数検出部25により検出される電源周波数
に対して同期回転数付近に到達したときに、トライアッ
クSW1、SW2をONして同期運転回路21へ切換え
て同期運転に移行するよう制御するので、起動運転から
同期運転への移行が確実かつスムーズに行える。また、
起動運転回路14にブラシやコミュテータが不要である
ため、起動運転において電流方向を切換える際にスパー
クの発生を防止して信頼性、安全性が高く、任意の電源
周波数に対して同期運転可能な汎用性の高い同期モータ
を提供できる。また、従来のように、起動運転回路に備
えたコミュテータやブラシやスイッチなどの機械部品を
省略できるため、スイッチング手段の構成を簡略化し
て、モータの小型化を促進でき、製造コストも低減でき
る。また、マイクロコンピュータ22は、同期モータが
脱調した場合に、同期運転から一旦起動運転へ移行した
後、再度同期運転へ移行するようトライアックSW1、
SW2を繰り返し切換え制御することにより、運転切換
え動作の信頼性、安定性の高い同期モータを提供するこ
とができる。また、起動運転回路14はAコイルのみを
用いて直流ブラシレスモータとして起動運転し、同期運
転回路21はAコイル及びBコイルを用いて交流同期モ
ータとして同期運転することにより、消費電力効率が向
上し、同期運転に必要な負荷に見合ったトルクを得られ
る。また、ステータコア8は、主コア8aに永久磁石ロ
ータ5の回転方向と逆方向に延出する補助コア8bが設
けられており、主コア8aの透磁率は補助コア8bより
大きくなるように設計されている場合には、起動時にお
ける永久磁石ロータ5の回転死点を解消して回転方向性
を安定化することが可能である。また、ステータコア8
は、2極3スロット型のモータにおいて、スロットに電
機子コイル9を収納する場合に比べて巻芯エリアを広く
確保して占積率を高められるので、電機子コイル9の巻
数を増やして、モータの出力効率を高めることができ
る。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0043
【補正方法】変更
【補正内容】
【0043】
【発明の効果】本発明の同期モータを用いると、制御手
段は、交流電源より整流ブリッジ回路を経て電機子コイ
ルに交互に流れる整流電流の通電方向及び通電範囲をス
イッチング制御して反転側の通電範囲を非反転側に対し
て狭めて起動運転し、第1の検出手段により検出された
永久磁石ロータの回転数が、第2の検出手段により検出
される電源周波数に対して同期回転数付近に到達したと
き、運転切換えスイッチを起動運転回路から同期運転回
路へ切換えて同期運転に移行するよう制御するので起動
運転から同期運転への移行が確実かつスムーズに行え
る。また、起動運転回路にブラシやコミュテータが不要
であるため、起動運転において電流方向を切換える際に
スパークの発生を防止して信頼性、安全性が高く、任意
の電源周波数に対して同期運転可能な汎用性の高い同期
モータを提供できる。また、従来のように、起動運転回
路に備えたコミュテータやブラシやスイッチなどの機械
部品を省略できるため、スイッチング手段の構成を簡略
化して、モータの小型化を促進でき、製造コストも低減
できる。また、制御手段は、同期モータが脱調した場合
に、同期運転から一旦起動運転へ移行した後、再度同期
運転へ移行するよう運転切換えスイッチを繰り返し切換
え制御することにより、運転切換え動作の信頼性、安定
性の高い同期モータを提供することができる。また、制
御手段は、起動運転より同期運転へ移行する際に、起動
運転回路に整流電流を流すためのスイッチング手段をO
FFしてから、運転切換えスイッチを同期運転回路へ切
換えて同期運転に移行するよう制御すると、起動運転回
路のショートを防止して同期運転に移行することができ
る。また、起動運転回路はAコイルのみを用いて直流ブ
ラシレスモータとして起動運転し、同期運転回路はAコ
イル及びBコイルを用いて交流同期モータとして同期運
転することにより、消費電力効率が向上し、同期運転に
必要な負荷に見合ったトルクを得られる。また、ステー
タコアは、主コアに永久磁石ロータの回転方向と逆方向
に延出する補助コアが設けられており、主コアの透磁率
は補助コアより大きくなるように設計されている場合に
は、起動時における永久磁石ロータの回転死点を解消し
て回転方向性を安定化することが可能である。また、ス
テータは、ステータコアに装着され、永久磁石ロータの
回転中心と直交する方向に伸びる巻芯及び該巻芯の両端
にフランジを有するボビンに、電機子コイルが連続して
巻回されている場合には、ステータコアを挿通する出力
軸による無駄な空間が生じないので、巻芯エリアを拡大
して占積率を高め、モータの出力効率を高めることがで
きる。また、同期モータは、電源周波数が50Hz、6
0Hz、100Hz等に変化しても細かい機械設計を変
更することなく同一の同期モータを用いることができる
ので、極めて汎用性の高い同期モータを提供することが
できる。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジング内に出力軸を中心に回転可能
    に設けられた永久磁石ロータと、 前記永久磁石ロータの回転数及び磁極位置を検出する第
    1の検出手段と、 交流電源の周波数を検出する第2の検出手段と、 ステータコアの周囲に電機子コイルが巻回されたステー
    タと、 前記交流電源より供給された交流電流を整流ブリッジ回
    路により整流し、前記永久磁石ロータの回転角度に応じ
    てスイッチング手段を切り換えて前記電機子コイルへ流
    れる整流電流の向きを変えて前記永久磁石ロータを直流
    ブラシレスモータとして起動運転する起動運転回路と、 前記交流電源と前記電機子コイルとを短絡して、前記永
    久磁石ロータを交流同期モータとして同期運転する同期
    運転回路と、 前記交流電源と前記電機子コイルとの間に設けられ、前
    記起動運転回路又は前記同期運転回路へ接続を切り換え
    る運転切換えスイッチと、 前記起動運転回路の前記電機子コイルに交互に流れる整
    流電流が反転する範囲内でスイッチング制御して非反転
    側に対して反転側の入力を抑えて起動運転し、前記第1
    の検出手段により検出された前記永久磁石ロータの回転
    数が前記第2の検出手段により検出される電源周波数に
    対して同期回転数付近に到達したときに、前記運転切換
    えスイッチを前記同期運転回路に切り換えて同期運転に
    移行するよう制御する制御手段とを備えたことを特徴と
    する同期モータ。
  2. 【請求項2】 制御手段は、起動運転において、前記永
    久磁石ロータが1回転する間に前記電機子コイルに流れ
    る整流電流が反転する範囲内で通電範囲を時分割により
    スイッチング制御することを特徴とする請求項1記載の
    同期モータ。
  3. 【請求項3】 前記電機子コイルへの通電方向を規定す
    るためのスリットが周方向に形成されたセンサー板と、
    該スリットを検出可能な光センサーとを有する第3の検
    出手段を備えており、前記制御手段は起動運転において
    該光センサーの出力信号により前記電機子コイルへの通
    電方向を切り換え制御することを特徴とする請求項1又
    は請求項2記載の同期モータ。
  4. 【請求項4】 前記第3の検出手段は、センサー板に前
    記電機子コイルへの通電範囲を規定するスリットが周方
    向に形成されており、前記制御手段は起動運転において
    該光センサーの出力信号により整流電流が反転する範囲
    内で所定回転角度だけ前記電機子コイルへ通電するよう
    にスイッチング制御することを特徴とする請求項3記載
    の同期モータ。
  5. 【請求項5】 前記第1の検出手段は、前記電機子コイ
    ルへの通電方向及び通電範囲を各々規定するための周縁
    部にスリット及び遮光部が磁極間を奇数分割されて交互
    に形成されたセンサー板及び該スリット及び遮光部を検
    出可能な光センサーを備えており、前記制御手段は起動
    運転において該光センサーの出力信号により前記永久磁
    石ロータの回転角度及び磁極位置を検出しながら前記電
    機子コイルへの通電方向を切り換えると共に整流電流が
    反転する範囲内で所定回転角度だけ前記電機子コイルへ
    通電するようにスイッチング制御することを特徴とする
    請求項1記載の同期モータ。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、同期モータが脱調した
    場合に、同期運転から一旦起動運転に移行した後、再度
    同期運転に移行するよう前記運転切換えスイッチを繰り
    返し制御することを特徴とする請求項1、2、3、4又
    は請求項5記載の同期モータ。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、起動運転より同期運転
    に移行する際に、前記起動運転回路に整流電流を流すた
    めのスイッチング手段をOFFしてから、運転切換えス
    イッチを切換えて同期運転に移行するよう制御すること
    を特徴とする請求項1、2、3、4、5又は請求項6記
    載の同期モータ。
  8. 【請求項8】 前記電機子コイルはAコイル及びBコイ
    ルに分割されて直列に巻回されており、起動運転回路は
    Aコイルのみを用いて直流ブラシレスモータとして起動
    運転し、同期運転回路はAコイル及びBコイルを用いて
    交流同期モータとして同期運転することを特徴とする請
    求項1、2、3、4、5、6又は請求項7記載の同期モ
    ータ。
  9. 【請求項9】 前記ステータコアは、主コアに前記永久
    磁石ロータの回転方向と逆方向に延出する補助コアが設
    けられており、前記主コアの透磁率は前記補助コアより
    大きくなるように設計されていることを特徴とする請求
    項1、2、3、4、5、6、7又は請求項8記載の同期
    モータ。
  10. 【請求項10】 前記ステータは、前記ステータコアに
    装着され、前記永久磁石ロータの回転中心と直交する方
    向に伸びる巻芯及び該巻芯の両端にフランジを有するボ
    ビンに、前記電機子コイルが連続して巻回されているこ
    とを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8
    又は請求項9記載の同期モータ。
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