JP2000082257A - 情報記録再生装置 - Google Patents

情報記録再生装置

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JP2000082257A
JP2000082257A JP17396499A JP17396499A JP2000082257A JP 2000082257 A JP2000082257 A JP 2000082257A JP 17396499 A JP17396499 A JP 17396499A JP 17396499 A JP17396499 A JP 17396499A JP 2000082257 A JP2000082257 A JP 2000082257A
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Withdrawn
Application number
JP17396499A
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English (en)
Inventor
Yoshiaki Kaneuma
慶明 金馬
Shinichi Tanaka
伸一 田中
Tetsuo Hosomi
哲雄 細美
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 情報の個人的趣味のための利用を可能にしつ
つ、海賊版の作製などを防ぎ、著作権保護を実現する情
報記録再生装置を提供する。 【解決手段】 光ディスクドライブまたはチェンジャー
に収納された光ディスクを外部に取り出す要求を行った
とき、光ディスクの取り出しを行って良いかどうかを判
別する。取り出し可と判断された場合のみ光ディスクの
取り出しを許可し、取り出し不可と判別した場合は取り
出しを拒否する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスクなどの
光媒体もしくは光磁気媒体(情報媒体)上に記憶される
情報の記録・再生あるいは消去を行う、光ディスク装置
をはじめとする情報記録再生装置に関する。特に、持ち
運び可能な情報媒体に記録・再生・消去を行なう情報記
録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】高密度・大容量の記憶媒体として、ピッ
ト状パターンを有する光ディスクを用いる光メモリ技術
は、ディジタルオーディオディスク、ビデオディスク、
文書ファイルディスク、さらにはデータファイルと用途
を拡張しつつ、実用化されてきている。近年は特にDV
D−RAM等、高密度の記録が可能な光ディスクも商品
化されており、大容量のデジタルデータを光ディスクに
手軽に記録できるようになりつつある。
【0003】しかし、デジタルデータは全く品質を劣化
させずに複製を作製できるという優れた特性故に、著作
権保護が必須の条件となる。
【0004】既に、著作権保護については、いくつかの
提案がなされている。従来例としては、例えば特開平7
−21987号公報に開示されている。本従来例の目的
は、著作物を勝手に改変して公にすることを防ぐことに
ある。本従来例は、オリジナルの情報の一部を複製し、
または一部を変更して、その情報を光ディスクに記録す
ると、その記録された情報を消去するまでは記録された
光ディスクを記録装置から取り出せないシステムを開示
する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来例において
は、著作物を勝手に改変して公にすることを防ぐことは
できるが、著作物をそのまますべて複製して、いわゆる
海賊版を作製することを防ぐことができない。また、既
存の著作物の一部を複製又は変更して、個人的趣味のた
めに活用することもできないという課題があった。
【0006】そこで本発明は、上記の課題を解決し、海
賊版の作製などを防ぐことで著作権保護を実現しつつ、
個人的趣味のための記録を可能にする情報記録再生装置
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために以下の構成とする。
【0008】本発明の第1の構成に係る情報記録再生装
置は、情報媒体に情報の記録を行なう情報記録再生装置
であって、前記情報媒体を外部に取り出す要求を受けた
とき、前記情報媒体の取り出しを行なって良いかどうか
を判別し、取り出し可と判断した場合のみ前記情報媒体
の取り出しを許可し、取り出し不可と判断した場合は前
記情報媒体の取り出しを拒否することを特徴とする。
【0009】また、本発明の第2の構成に係る情報記録
再生装置は、情報媒体に情報の記録を行なう情報記録再
生装置であって、著作権保護が必要である情報を前記情
報媒体に記録する際に、前記情報記録再生装置を特定す
るための装置情報を併せて前記情報媒体に記録すること
を特徴とする。
【0010】さらに、本発明の第3の構成に係る情報記
録再生装置は、情報媒体に情報の記録を行なう情報記録
再生装置であって、著作権保護が必要である情報を前記
情報媒体に記録する際に、記録を行なう場所を特定する
ための地域情報を併せて前記情報媒体に記録することを
特徴とする。
【0011】上記各構成によれば、簡単な構成で、著作
権保護と情報の個人的利用との両立を可能にする情報記
録再生装置が実現できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態を説明する。
【0013】図1は本発明の光ディスク装置の一例の概
念構成図である。
【0014】光ディスク4を光ディスク装置20の光デ
ィスク出入口23に挿入すると、光ディスク4は光ディ
スクドライブ21へ搬送され、情報の記録あるいは再
生、あるいは消去が行なわれる。さらに、図示は省略す
るが、ディスク交換スイッチあるいはリモコンを操作し
てディスク交換やディスク格納の指示をすることによっ
て、光ディスク4は光ディスクドライブ21からチェン
ジャー22へ格納される。チェンジャー22は、複数の
光ディスクを格納し、光ディスクドライブ21へ光ディ
スク4を送ったり、光ディスクドライブ21から送られ
てきた光ディスク4を格納する。なお、光ディスク出入
口23とチェンジャー22との間で光ディスク4が直接
搬送される構成としても良い。また、外部の装置と情報
をやりとりするための情報信号入出力部24を備えるこ
とにより、多様な情報を光ディスク4に記録し、利用で
きようにすることができる。
【0015】図2は図1で説明した光ディスクドライブ
21の一例の概略構成図である。光ディスク4は駆動機
構14によって回転される。光ヘッド装置10は光ディ
スク4の所望のトラックのところまで、光ヘッド装置駆
動装置12によって粗動される。光ヘッド装置10はま
た、光ディスク4との相対的位置関係に対応してフォー
カスエラー信号やトラッキングエラー信号を電気回路1
1へ送る。電気回路11はこの信号に対応して、光ヘッ
ド装置10へ対物レンズを微動させるための信号を送
る。この信号によって、光ヘッド装置10は光ディスク
4に対してフォーカスサーボと、トラッキングサーボを
行い、光ディスク4に対して、情報の読み出し、書き込
み、又は消去を行う。なお、13は光ディスク装置20
内の電源又は外部の電源との接続部、15は電気回路1
1と光ディスク装置20の電気回路とを接続する配線で
ある。
【0016】以下、図1,図2に示した光ディスク装置
を例にとって、本発明の情報記録再生装置の実施の形態
を具体的に説明する。
【0017】(実施の形態I)図3は、本発明における
光ディスク装置の、光ディスクの取り出し時の動作を示
したフローチャートである。
【0018】図1では省略したが、スイッチを押す、あ
るいは、リモコン操作をするなどの方法で、使用者が光
ディスクドライブ21またはチェンジャー22にある光
ディスクを外部に取り出す要求を行ったとき(ステップ
30)、光ディスク装置20は光ディスクの取り出し
(搬出)を行って良いかどうかを判別する(ステップ3
1)。ここで、取り出し可(YES)と判断した場合の
み、光ディスクの取り出しを許可し、使用者が光ディス
クを外部に取り出せるような状態に光ディスクをを搬出
する(ステップ32)。取り出し不可(NO)と判断し
た場合は、取り出しを拒否し(ステップ33)、望まし
くはエラーメッセージ(この場合、図示していないが、
光ディスク装置20は表示装置も具備する)あるいは警
告音(この場合、図示していないが、光ディスク装置2
0はスピーカ等を具備する)をもって、取り出し不可で
あることを使用者に知らせる(ステップ34)。
【0019】図4は、図3で説明したフローチャートの
うち、光ディスクの状態に基づく取り出し可否判別(ス
テップ31)の判断基準をいくつか具体的に挙げたもの
である。以下、これらについて説明する。
【0020】(実施の形態I−1)実施の形態I−1の
光ディスク状態(取り出し可否)の判別では、取り出し
要求を受けた当該光ディスクが記録可能な光ディスクで
あれば取り出し不可(NO)と判断し、再生専用の光デ
ィスクであれば取り出し可(YES)と判断する。
【0021】ここで、対象となる光ディスクが記録可能
光ディスクであるか再生専用光ディスクであるかの判別
法は、例えば、カートリッジに入っている場合は記録可
能光ディスクと判別したり、光ヘッド装置10から得ら
れる信号をもとに判別したりすればよい。
【0022】光ヘッド装置10からの信号で判別する場
合は、例えば、信号強度が一定値より弱い場合は記録可
能光ディスクと判別したり、時間的に平均した信号強度
に対する高周波数の信号の振幅比(変調度)が低い場合
は記録可能光ディスクと判別したり、焦点制御をはずし
て光ヘッド装置10に具備されている対物レンズを動か
したときの焦点制御信号の特徴から判別したり、あるい
はこれらの方法の組み合わせからディスク種類を判別す
れば良い。
【0023】本実施の形態によれば、記録可能な光ディ
スクに情報を記録して個人的に楽しむことが可能であ
る。同時に、記録可能な光ディスクの取り出しは一律に
禁止されるので、著作権者側ではなんら処置をすること
なく著作権保護を実現できる。
【0024】(実施の形態I−2)実施の形態I−2の
光ディスク状態(取り出し可否)の判別では、まず、情
報信号入出力部24を通じて外部から情報を取り入れる
などして、光ディスクに情報記録を行った場合には、光
ディスクに情報を記録した旨の記録履歴を光ディスク装
置20内の不揮発性のメモリ(図1では省略)に記録す
る。
【0025】一方、光ディスクの取り出し要求を受けた
とき、メモリ内の当該光ディスクに関する記録履歴を確
認する。そして、当該光ディスクに情報を記録した旨の
記録履歴があれば取り出し不可(NO)と判断し、その
ような記録履歴がなければ取り出し可(YES)と判断
する。
【0026】ここで、記録履歴は、光ディスクが格納さ
れるチェンジャー22の場所の番号に対応して記録履歴
を記録するためのメモリを設けるなどして、光ディスク
ごとに記憶しておくことができる。
【0027】本実施の形態によれば、記録可能な光ディ
スクに情報を記録して個人的に楽しむことが可能であ
る。同時に、未記録の光ディスクであれば取り出しが可
能で、例えば容量の異なる光ディスクに入れ換える等が
できるが、いったん記録した後は取り出しが禁止される
ので、著作権者側ではなんら処置をすることなく著作権
保護を実現できる。
【0028】(実施の形態I−3)実施の形態I−3の
光ディスク状態(取り出し可否)の判別は以下の通りで
ある。
【0029】情報信号入出力部24を通じて外部から情
報を取り入れるなどして、光ディスクに情報記録を行な
う場合、記録しようとする情報(例えば音楽情報、映像
情報、データベース情報等。以下「内容情報」というと
きがある)に、その情報に関する著作権を保護する必要
がある旨の信号(以下、単に「著作権保護信号」という
ときがある)が付加されているか否かを判断する。当該
信号が付加されていない場合はそのまま内容情報を光デ
ィスクに記録する。一方、当該信号が付加されている場
合には、内容情報を光ディスクに記録するとともに、著
作権を保護する必要がある情報(以下、単に「著作権保
護対象情報」というときがある)を光ディスクに記録し
た旨の記録履歴を光ディスク装置20内の不揮発性のメ
モリ(図1では省略)に記録する。
【0030】光ディスクの取り出し要求を受けたとき、
メモリ内の当該光ディスクに関する記録履歴を確認す
る。そして、当該光ディスクに著作権保護対象情報を記
録した旨の記録履歴があれば取り出し不可(NO)と判
断し、そのような記録履歴がなければ取り出し可(YE
S)と判断する。
【0031】ここで、記録履歴は、光ディスクが格納さ
れるチェンジャー22の場所の番号に対応して記録履歴
を記録するためのメモリを設けるなどして、光ディスク
ごとに記憶しておくことができる。
【0032】また、情報の著作権が保護される必要があ
るか否かは当該情報の発信者が個々に判断し、著作権保
護の必要ありと判断した場合には、当該情報の発信者が
著作権保護信号を所定の規則に従って当該情報に付加す
ればよい。例えば、著作権保護対象情報を光ディスクに
記録して発信する場合には、光ディスクの情報記録面の
反射率を特定の部分のみ極端に低くする等の物理的特徴
を付与することによって、著作権保護信号を付加するこ
とができる。あるいは、著作権保護対象情報を衛生放送
などの無線回線を通じて発信する場合には、特定の周波
数やチャンネル番号を使用することによって、発信して
いる内容情報が著作権保護対象情報であることを知らせ
ることができる(この場合には、特定の周波数やチャン
ネル番号の使用が、著作権保護信号の付加に該当す
る)。
【0033】本実施の形態によれば、記録可能な光ディ
スクに情報(著作権保護対象情報)を記録して個人的に
楽しむことが可能である。しかも、著作権保護を必要と
しない情報、例えば、使用者自身が撮影したホームビデ
オの映像などであれば、自由に複製及び/又は編集して
光ディスクを他人に渡すことができる。一方、情報の発
信者が当該情報の著作権の保護を希望する場合には、著
作権保護信号を付加して情報を発信するだけで、その情
報を記録した光ディスクの取り出しが禁止されるので、
情報の発信後は著作権者側でなんら処置をすることなく
著作権保護を実現できる。
【0034】(実施の形態I−4)本実施の形態では、
上記の実施の形態I−3において、光ディスクに記録し
ようとする内容情報に、その情報に関する著作権保護信
号が付加されている場合であっても、その情報をそのま
ま記録するのではなく、その情報の質を所定以上に低下
させて記録した場合には、当該光ディスクの取り出し要
求を受けたときは、取り出し可(YES)と判断する。
【0035】例えば、情報の質を低下させて記録した場
合には、光ディスクに著作権保護対象情報を記録した旨
の記録履歴を前記メモリに記録しない。あるいは、情報
の質を低下させて記録した旨の記録履歴を前記メモリに
記録する。光ディスクの取り出し要求を受けたとき、メ
モリ内の当該光ディスクに関する記録履歴を確認する。
そして、当該光ディスクに著作権保護対象情報を記録し
た旨の記録履歴がないか、又は、情報の質を低下させて
記録した旨の記録履歴があれば、取り出し可(YES)
と判断する。これらのいずれにも該当しない場合は、取
り出し不可(NO)と判断する。
【0036】上記において、情報の質を低下させると
は、音楽情報や映像情報であれば、例えば、サンプリン
グレート(サンプリング周波数)を低下させて、記録す
る周波数帯域を低い範囲に限定したり、または、必要度
の低い周波数帯域を削除したり、または、ある時刻の信
号の大きさのチャンネルビット数を低下させて(例え
ば、16ビットで2値化されている信号を8ビットの信
号に変換する)、分解能を低下させたり(ダイナミック
レンジを狭くする)して、音質や画質を低下させること
をいう。また、データベースなどの情報であれば、例え
ば、そのうち重要な部分を壊すことなどをいう。
【0037】なお、情報の質を低下させる方法によって
低下の程度に差が生じる。どの程度質を低下させた場合
に光ディスクの取り出し可と判断するかは任意に設定す
ることができる。これにより、質の低下がごくわずかで
あれば、実質的には質を低下させていないと判断して、
依然として著作権保護の対象とすることができる。例え
ば、著作権保護対象情報の発信者は、どの程度まで情報
の質を低下させれば著作権保護の対象外とするかを、著
作権保護信号とともに記録しておくことができる。その
ような場合には、そこに定められた程度以上に質を低下
させた場合に限り、光ディスクの取り出し可と判断す
る。これにより、著作権者の望むとおりの著作権管理を
実現できる。
【0038】本実施の形態によれば、著作権保護対象情
報について、適度に情報の質を低下させることを条件と
して、複写した情報の移動の制限を緩和し、著作権の保
護と情報利用の便宜性を両立させることができる。
【0039】(実施の形態I−5)本実施の形態では、
上記の実施の形態I−3に従って、著作権保護信号が付
加された情報を光ディスクに記録し、著作権保護対象情
報を記録した旨の記録履歴をメモリに記録した場合であ
っても、その後に光ディスクに記録した当該著作権保護
対象情報の質を所定以上に低下させた場合には、当該光
ディスクの取り出し要求を受けたときは、取り出し可
(YES)と判断する。
【0040】例えば、著作権保護対象情報を記録した旨
の記録履歴がある光ディスクに対して、情報の質を低下
させる操作を行なった場合は、当該記録履歴を削除す
る。あるいは、情報の質を低下させる操作を行なった旨
の記録履歴を前記メモリに記録する。光ディスクの取り
出し要求を受けたとき、メモリ内の当該光ディスクに関
する記録履歴を確認する。そして、当該光ディスクに著
作権保護対象情報を記録した旨の記録履歴がないか、又
は、情報の質を低下させる操作を行なった旨の記録履歴
があれば、取り出し可(YES)と判断する。これらの
いずれにも該当しない場合は、取り出し不可(NO)と
判断する。
【0041】上記において、情報の質を低下させる操作
とは、光ディスクに記録された内容情報に対して実施の
形態I−4で説明したような操作を行ない、当該情報の
質を低下させることをいう。このような操作を行なった
後は、当初の情報(情報の質を低下させる操作前の情
報)は光ディスクに存在しない。
【0042】本実施の形態においても、情報の質を低下
させる方法によって低下の程度に差が生じる。どの程度
質を低下させた場合に光ディスクの取り出し可と判断す
るかは任意に設定することができる。これにより、質の
低下がごくわずかであれば、実質的には質を低下させて
いないと判断して、依然として著作権保護の対象とする
ことができる。例えば、実施の形態I−4と同様に、著
作権保護対象情報の発信者は、どの程度まで情報の質を
低下させれば著作権保護の対象外とするかを、著作権保
護信号とともに記録しておくことができる。そのような
場合には、そこに定められた程度以上に質を低下させた
場合に限り、光ディスクの取り出し可と判断する。これ
により、著作権者の望むとおりの著作権管理を実現でき
る。
【0043】本実施の形態によれば、記録可能な光ディ
スクに情報(著作権保護対象情報)を記録して個人的に
楽しむことが可能である。しかも、著作権保護を必要と
しない情報、例えば、使用者自身が撮影したホームビデ
オの映像などについては、自由に複製及び/又は編集し
て光ディスクを他人に渡すことができる。一方、著作権
保護対象情報については、適度に情報の質を低下させる
ことを条件として、複写した情報の移動の制限を緩和
し、著作権の保護と情報利用の便宜性を両立させること
ができる。
【0044】(実施の形態I−6)本実施の形態では、
上記の実施の形態I−3に従って、著作権保護信号が付
加された情報を光ディスクに記録し、著作権保護対象情
報を記録した旨の記録履歴をメモリに記録した場合であ
っても、光ディスクに記録された当該著作権保護対象情
報を再生するために必要な情報(例えば、光ディスクに
記録された管理情報等、以下「再生情報」という)を消
去することにより、当該著作権保護対象情報を一切再生
できないようにした場合には、当該光ディスクの取り出
し要求を受けたときは、取り出し可(YES)と判断す
る。
【0045】例えば、著作権保護対象情報を記録した旨
の記録履歴がある光ディスクに対して、再生情報を消去
する操作を行なった場合は、当該記録履歴を削除する。
あるいは、再生情報を消去する操作を行なった旨の記録
履歴を前記メモリに記録する。光ディスクの取り出し要
求を受けたとき、メモリ内の当該光ディスクに関する記
録履歴を確認する。そして、当該光ディスクに著作権保
護対象情報を記録した旨の記録履歴がないか、又は、再
生情報を消去する操作を行なった旨の記録履歴があれ
ば、取り出し可(YES)と判断する。これらのいずれ
にも該当しない場合は、取り出し不可(NO)と判断す
る。
【0046】なお、再生情報を全て消去する必要は必ず
しもなく、著作権保護対象情報が再生できなくなるので
あれば、再生情報の一部のみを消去してもよい。
【0047】本実施の形態によれば、記録可能な光ディ
スクに情報(著作権保護対象情報)を記録して個人的に
楽しむことが可能である。また、1枚の光ディスクに著
作権保護対象情報とそれ以外の情報(例えば、使用者自
身が撮影したホームビデオの映像の情報)が記録されて
いるような場合には、当該著作権保護対象情報の再生情
報のみ(著作権保護対象情報ではない)を消去するとい
う簡単な操作を行なうだけで、光ディスクを迅速に取り
出すことができる。例えば、チェンジャー22が満杯に
なった場合には、不要な著作権保護対象情報の再生情報
だけを消去することによって、新たな光ディスクと入れ
換えることができ、操作性が向上する。
【0048】(実施の形態I−7)本実施の形態では、
上記の実施の形態I−3に従って、著作権保護信号が付
加された情報を光ディスクに記録し、著作権保護対象情
報を記録した旨の記録履歴をメモリに記録した場合であ
っても、光ディスクに記録された当該著作権保護対象情
報を全て消去した場合には、当該光ディスクの取り出し
要求を受けたときは、取り出し可(YES)と判断す
る。
【0049】例えば、著作権保護対象情報を記録した旨
の記録履歴がある光ディスクに対して、当該著作権保護
対象情報を全て消去する操作を行なった場合は、当該記
録履歴を削除する。光ディスクの取り出し要求を受けた
とき、メモリ内の当該光ディスクに関する記録履歴を確
認する。そして、当該光ディスクに著作権保護対象情報
を記録した旨の記録履歴がなければ、取り出し可(YE
S)と判断する。これに該当しない場合は、取り出し不
可(NO)と判断する。
【0050】本実施の形態によれば、記録可能な光ディ
スクに情報(著作権保護対象情報)を記録して個人的に
楽しむことが可能である。また、1枚の光ディスクに著
作権保護対象情報とそれ以外の情報(例えば、使用者自
身が撮影したホームビデオの映像の情報)が記録されて
いるような場合には、当該著作権保護対象情報を消去す
ることにより、光ディスクを取り出すことが可能にな
る。例えば、チェンジャー22が満杯になった場合に
は、不要な著作権保護対象情報を消去することによっ
て、新たな光ディスクと入れ換えることができる。
【0051】上記の実施の形態I−2〜I−7は、実施
の形態I−1と異なり、光ディスクが記録可能なディス
クであっても、未記録であれば容量の異なるものに入れ
換える等ができるという効果も有する。
【0052】本発明の情報記録再生装置は、図1に示し
た光ディスク装置20のようにチェンジャを具備してい
るのが好ましい。チェンジャを具備することにより、著
作権保護対象情報を取り扱うことにより情報媒体を装置
外に取り出すことが禁止されるような場合であっても、
装置内で情報媒体を交換するなどにより大容量の情報を
個人的趣味のために利用、活用することができる。
【0053】上記の実施の形態I−1〜I−7では、光
ディスクを例にとって説明したが、取り外し可能なハー
ドディスク、フロッピーディスク、磁気テープなど他の
記録媒体にも適用できる。例えばハードディスクであれ
ば、上記のチェンジャーを複数のハードディスク接続部
に置き換え、取り出し不可の場合は、搬出しない代わり
に、当該ハードディスクがハードディスク接続部からは
ずれないようにロックすればよく、取り出し可の場合は
該ロックを解除すればよい。
【0054】(実施の形態II)本実施の形態では、著作
権保護対象情報を光ディスクに記録する際に、記録に用
いる情報記録再生装置を特定あるいは認識することがで
きる鍵となる情報(装置情報)を併せて光ディスクに記
録しておく。一方、光ディスクに記録された内容情報を
再生する情報再生装置(記録ができない再生専用装置を
含む)には、当該装置を特定あるいは認識することがで
きる鍵となる情報(装置情報)を付与しておく。情報再
生装置が光ディスクに記録された内容情報を再生する
際、内容情報に装置情報が付されており、かつその装置
情報が情報再生装置の装置情報と異なる場合には当該内
容情報の再生が禁止される。
【0055】これにより、1枚の光ディスクに著作権保
護対象情報とそれ以外の情報(例えば、使用者自身が撮
影したホームビデオの映像の情報)とを一緒に記録した
場合に、当該光ディスクを情報記録再生装置から取り出
して、他の情報再生装置で著作権保護対象情報以外の内
容情報を再生することができる。
【0056】装置情報は、情報記録再生装置又は情報再
生装置に固有の識別番号、識別記号、又は暗号である。
このような装置情報は、装置内のROM(Read Only Me
mory、たいていはICで構成される)に記録したり、装
置内のホログラムメモリに記録したり、装置内のバーコ
ードに記録したり、回路配線の違いによって表現したり
することができる。
【0057】なお、装置1台ごとに全て異なる装置情報
を付与してもよく、又は、一定範囲の複数の装置に同一
の装置情報を付与してもよい。前者の場合には、著作権
保護対象情報は、それを記録した装置でないと再生でき
ないので、より効果的に著作権を保護できる。後者の場
合には、著作権保護対象情報の再生を、同一の装置情報
が付与された装置を持つ複数の使用者のみに限定するこ
とができる。
【0058】情報再生装置が再生専用装置の場合には、
装置情報は再生専用である旨を表わすだけのものであっ
てもよい。すなわち、再生専用装置には個別に異なる装
置情報を付与するのではなく、共通の装置情報を付与し
てもよい。光ディスクに著作権保護対象情報を記録でき
るのは記録可能な情報記録再生装置に限られるから、再
生専用装置は必然的に著作権保護対象情報を記録した情
報記録再生装置と異なる。このため、装置情報が付され
た内容情報の再生は、再生専用装置では常に禁止され
る。従って、再生専用装置に、個別の装置情報ではなく
共通する装置情報を付与した場合であっても、装置情報
が付された内容情報の再生専用装置による再生は同様に
禁止できる。しかも、再生専用装置に共通する装置情報
を付与することにより、装置情報を簡単な方法(例え
ば、共通する装置情報を記録したICを再生専用装置に
組み込む等の方法)で付与できるので、装置情報が付与
された再生専用装置を安価に製造することができる。
【0059】以下に、図5〜図9を用いて装置情報をよ
り具体的に説明する。
【0060】(実施の形態II−1)本実施の形態の内容
情報の記録時の操作について図5を用いて説明する。
【0061】図5に示すように、光ディスクに内容情報
を記録する場合に、当該内容情報が著作権を保護する必
要がある情報(著作権保護対象情報)であるか否かを判
断する(ステップ41)。著作権保護対象情報であるか
否かの判断は、例えば、実施の形態I−3で説明した著
作権保護信号が内容情報に付加されているか否かで判断
することができる。著作権保護対象情報である場合に
は、内容情報とともに、情報記録装置に固有の装置情報
を「鍵」情報として併せて記録する(ステップ42)。
一方、著作権保護対象情報以外の情報である場合には、
上記装置情報の記録を行なわない(ステップ43)。
【0062】装置情報は、例えば光ディスクに記録され
た内容情報を再生するために必要な情報(例えば管理情
報)が記録される領域(例えば管理領域)に、当該内容
情報と関連づけて記録することができる。
【0063】本実施の形態によれば、同一装置を用いて
記録可能な光ディスクに情報(著作権保護対象情報)を
記録して個人的に楽しむことが可能である。また、著作
権保護対象情報については、その記録時に装置情報が記
録され、その装置情報と異なる装置情報を有する装置で
は再生が禁止されるので、著作権保護対象情報の発信時
に著作権保護が必要である旨の信号を付すだけでよく、
その後は著作権者側でなんら処置をすることなく著作権
保護を実現できる。
【0064】(実施の形態II−2)本実施の形態の内容
情報の記録時の操作について図6を用いて説明する。
【0065】図6に示すように、光ディスクに内容情報
を記録する場合に、当該内容情報が著作権保護対象情報
であるか否かを判断する(ステップ51)。著作権保護
対象情報以外の情報である場合には、装置情報の記録は
行なわず、内容情報のみを記録する(ステップ52)。
以上は実施の形態II−1と同様である。
【0066】一方、著作権保護対象情報である場合に
は、内容情報の質を所定以上に低下させて記録するか否
かを考慮する(ステップ53)。質を低下させて記録す
る場合には、装置情報の記録は行なわず、内容情報のみ
を記録する(ステップ52)。質を低下させずに記録す
る場合には、内容情報とともに、情報記録装置に固有の
装置情報を「鍵」情報として併せて記録する(ステップ
54)。
【0067】上記において、情報の質を低下させると
は、上記の実施の形態I−4で説明したような操作をい
う。なお、情報の質を低下させる方法によって低下の程
度に差が生じる。ステップ53の判断において、質の低
下の程度が不十分な場合には、実質的には質を低下させ
ていないと判断して、装置情報を記録させることができ
る。
【0068】例えば、実施の形態I−4と同様に、著作
権保護対象情報の発信者は、どの程度まで情報の質を低
下させれば著作権保護の対象外とするかを、著作権保護
信号とともに記録しておくことができる。そのような場
合には、そこに定められた程度以上に質を低下させた場
合に限り、装置情報の記録を行なわない。これにより、
著作権者の望むとおりの著作権管理を実現できる。
【0069】本実施の形態によれば、著作権保護対象情
報について、適度に情報の質を低下させることを条件と
して、記録した情報の自由な再生や複写を許容して、著
作権の保護と情報利用の便宜性を両立させることができ
る。
【0070】なお、本実施の形態において、ステップ5
3において、情報の質を低下させていると判断される場
合であっても、当該内容情報の著作権保護規定が質を下
げても複写を禁止している場合には、装置情報を併せて
記録する(ステップ54)ようにしてもよい。
【0071】(実施の形態II−3)本実施の形態につい
て図7を用いて説明する。
【0072】本実施の形態では、上記の実施の形態II−
1、II−2に従って著作権保護対象情報とともに装置情
報が記録された場合であっても、その後に光ディスクに
記録された当該著作権保護対象情報の質を所定以上に低
下させる操作を行なった場合には、装置情報を消去す
る。
【0073】すなわち、書換可能型の光ディスクに記録
された内容情報について、その質を低下させる操作を行
なう場合には(ステップ61)、その操作対象の内容情
報に装置情報が付加されているか否かを判断する(ステ
ップ62)。付加されている場合には、当該装置情報を
削除する(ステップ63)。装置情報が付加されていな
い場合には、装置情報に関する操作は行なわない(ステ
ップ64)。なお、ステップ61において、情報の質を
低下させる操作を行なわない場合も、当然ながら装置情
報に関する操作は行なわない(ステップ64)。
【0074】上記において、情報の質を低下させる操作
とは、光ディスクに記録された内容情報に対して実施の
形態I−4で説明したような操作を行ない、当該情報の
質を低下させることをいう。このような操作を行なった
後は、当初の情報(情報の質を低下させる操作前の情
報)は光ディスクに存在しない。
【0075】本実施の形態においても、情報の質を低下
させる方法によって低下の程度に差が生じる。どの程度
質を低下させた場合に装置情報を削除するかは任意に設
定することができる。質の低下の程度が不十分な場合に
は、実質的には質を低下させていないと判断して、依然
として著作権保護の対象とすることができる。例えば、
実施の形態I−4と同様に、著作権保護対象情報の発信
者は、どの程度まで情報の質を低下させれば著作権保護
の対象外とするかを、著作権保護信号とともに記録して
おくことができる。そのような場合には、そこに記録さ
れた程度以上に質を低下させた場合に限り、装置情報を
消去する。これにより、著作権者の望むとおりの著作権
管理を実現できる。
【0076】本実施の形態によれば、光ディスクに記録
された装置情報と異なる装置情報を有する情報再生装置
であっても、適度に情報の質を低下させることを条件と
して、内容情報の自由な再生や複写を許容して、著作権
の保護と情報利用の便宜性を両立させることができる。
【0077】なお、本実施の形態においても、ステップ
61において、情報の質を低下させる操作を行なってい
ると判断される場合であっても、当該内容情報の著作権
保護規定が質を下げても再生を禁止している場合には、
装置情報に関する操作を行なわない(ステップ64)よ
うにしてもよい。
【0078】(実施の形態II−4)光ディスクに記録さ
れた内容情報の再生時の手順について図8を用いて説明
する。
【0079】図8に示すように、内容情報の再生にあた
っては、まず、再生しようとする内容情報に装置情報が
付加されているか否かを判断する(ステップ71)。装
置情報が付加されていない場合は内容情報の再生を許可
する(ステップ72)。装置情報が付加されている場合
は、再生を行なおうとしている情報記録再生装置又は情
報再生装置の装置情報と一致しているか否かを判断する
(ステップ73)。一致していれば再生を許可し(ステ
ップ72)、一致していなければ再生を拒否する(ステ
ップ74)。なお、再生を拒否する場合には著作権保護
のため再生ができない旨を表示することが望ましい。
【0080】本実施の形態によれば、著作権保護対象情
報に対しては記録時に装置情報が付与されるようにして
おくだけで、著作権保護対象情報の再生及び複製に一定
の制限を設定することができる。従って、著作権保護対
象情報を発信後は著作権者側でなんら処置をすることな
く著作権保護を実現できる。
【0081】(実施の形態III)また別の著作権保護の
方法として、著作権保護対象情報を光ディスクに記録す
る際に、記録に用いる情報記録再生装置の設置地域ある
いは設置場所を特定又は認識することのできる鍵となる
情報(地域情報)を併せて光ディスクに記録しておく。
一方、光ディスクに記録された内容情報を再生する情報
再生装置(記録ができない再生専用装置を含む)には、
再生する地域又は場所を特定又は認識することができる
鍵となる情報(地域情報)を付与しておく。情報再生装
置が光ディスクに記録された内容情報を再生する際、内
容情報に地域情報が付されており、かつその地域情報が
情報再生装置の地域情報と異なる場合には当該内容情報
の再生が禁止される。
【0082】これにより、1枚の光ディスクに著作権保
護対象情報とそれ以外の情報(例えば、使用者自身が撮
影したホームビデオの映像の情報)とを一緒に記録した
場合に、当該光ディスクを情報記録再生装置から取り出
して、他の場所に設置された情報再生装置で著作権保護
対象情報以外の内容情報を再生することができる。
【0083】記録装置の地域情報、及び再生装置の地域
情報は、例えば以下のようにして予め装置に付与してお
くことができる。例えば、カーナビゲーションシステム
等に広く用いられている、人工衛星から送られるGPS
情報の受信装置(少なくともGPS信号受信アンテナと
GPS信号検出装置とを備える)を情報記録再生装置
(再生専用の情報再生装置を含む)に設置して、GPS
情報から得た当該情報記録再生装置の現時点での設置場
所に関する情報を情報記録再生装置に付与する。これに
よれば、再生場所が記録場所と同一である場合(例え
ば、同一国内、同一地域内、同一地点内、同一家庭内
等)に限り、内容情報の再生を許可するシステムを容易
に構成することができる。また、人工衛星によるGPS
情報に代えて、電話回線等を用いて情報記録再生装置の
設置場所情報を情報記録再生装置に付与することもでき
る。また、装置の使用者に装置の設置場所情報を入力さ
せてもよい。あるいは、装置の製造者や販売者などが予
め装置の使用場所情報を入力するようにすることもでき
る。
【0084】地域情報の光ディスクへの記録、記録され
た地域情報の削除、光ディスクに記録された内容情報の
再生のそれぞれの手順については、実施の形態II−1〜
II−4で説明した装置情報の場合と同様に行なうことが
できる。
【0085】すなわち、著作権保護対象情報を光ディス
クに記録する際は、記録場所を特定する地域情報を併せ
て記録する。これにより、同一地域内で記録可能な光デ
ィスクに情報(著作権保護対象情報)を記録して個人的
に楽しむことが可能である。また、著作権保護対象情報
については、その記録時に地域情報が記録され、その地
域情報と異なる地域情報を有する装置では再生が禁止さ
れるので(すなわち、記録地域と異なる地域での再生が
禁止されるので)、著作権保護対象情報を発信後は著作
権者側でなんら処置をすることなく著作権保護を実現で
きる。
【0086】また、著作権保護対象情報を光ディスクに
記録する場合であっても、その情報の質を低下させて記
録する場合には、地域情報を記録しないようにすること
ができる。これにより、著作権保護対象情報について、
適度に情報の質を低下させることを条件として、記録し
た情報の自由な再生や複写を許容して、著作権の保護と
情報利用の便宜性を両立させることができる。
【0087】また、地域情報が付与された著作権保護対
象情報が記録された光ディスクに対して、著作権保護対
象情報の質を低下させる操作を行なった場合には、その
地域情報を消去してもよい。これにより、著作権保護対
象情報の記録地域と異なる地域においても、適度に情報
の質を低下させることを条件として、内容情報の自由な
再生や複写を許容して、著作権の保護と情報利用の便宜
性を両立させることができる。
【0088】また、光ディスク内の、地域情報が付与さ
れた内容情報の再生は、その内容情報の地域情報と再生
場所の地域情報が一致する場合に限り許可され、一致し
ない場合は拒否される。これにより、著作権保護対象情
報に対しては記録時に地域情報が付与されるようにして
おくだけで、著作権保護対象情報の再生及び複製に一定
の制限を設定することができる。従って、著作権保護対
象情報を発信後は著作権者側でなんら処置をすることな
く著作権保護を実現できる。
【0089】上記の実施の形態II、IIIでは、光ディス
クを例にとって説明したが、取り外し可能なハードディ
スク、フロッピーディスク、磁気テープなど他の記録媒
体にも適用可能である。
【0090】
【発明の効果】本発明によれば、簡単な構成で、著作権
保護と情報の個人的利用との両立を可能にする情報記録
再生装置が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる光ディスク装置の
一例の概念構成図
【図2】図1の光ディスク装置における光ディスクドラ
イブの概略構成図
【図3】本発明の実施の形態Iにおける光ディスク装置
の光ディスクの取り出しの動作を説明するためのフロー
チャート
【図4】図3のフローチャートにおける判断の基準を示
した図
【図5】本発明の実施の形態IIにおける光ディスク装置
が情報を記録する際の動作の一例を示したフローチャー
【図6】本発明の実施の形態IIにおける光ディスク装置
が情報を記録する際の動作の別の一例を示したフローチ
ャート
【図7】本発明の実施の形態IIにおける光ディスク装置
が情報の質を変化させる際の動作の一例を示したフロー
チャート
【図8】本発明の実施の形態IIにおける光ディスク装置
で情報を再生する際の動作の一例を示したフローチャー
【符号の説明】
4 光ディスク 10 光ヘッド装置 11 電気回路 12 光ヘッド装置駆動装置 13 電源又は外部電源との接続部 14 光ディスク駆動機構 15 配線 20 光ディスク装置 21 光ディスクドライブ 22 チェンジャー 23 光ディスク出入口 24 情報信号入出力部

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報媒体に情報の記録を行なう情報記録
    再生装置であって、 前記情報媒体を外部に取り出す要求を受けたとき、前記
    情報媒体の取り出しを行なって良いかどうかを判別し、 取り出し可と判断した場合のみ前記情報媒体の取り出し
    を許可し、取り出し不可と判断した場合は前記情報媒体
    の取り出しを拒否することを特徴とする情報記録再生装
    置。
  2. 【請求項2】 前記取り出し不可と判断した場合は、取
    り出しを拒否するとともに、エラーメッセージ又は警告
    音をもって、取り出し不可であることを使用者に知らせ
    ることを特徴とする請求項1に記載の情報記録再生装
    置。
  3. 【請求項3】 取り出し要求を受けた前記情報媒体が記
    録可能媒体であれば取り出し不可と判断し、再生専用媒
    体であれば取り出し可と判断することを特徴とする請求
    項1に記載の情報記録再生装置。
  4. 【請求項4】 前記情報媒体への情報の記録に関する履
    歴を保存するメモリを備え、 前記情報媒体に情報を記録した場合、前記情報媒体に情
    報を記録した旨を前記メモリに記録し、 前記情報媒体を外部に取り出す要求を受けたとき、前記
    取り出し要求を受けた情報媒体に関して前記メモリに情
    報を記録した旨の履歴があれば取り出し不可と判断し、
    前記履歴がなければ取り出し可と判断することを特徴と
    する請求項1に記載の情報記録再生装置。
  5. 【請求項5】 前記情報媒体への情報の記録に関する履
    歴を保存するメモリを備え、 著作権保護を必要とする旨の信号が付加されている情報
    を前記情報媒体に記録した場合、著作権保護が必要であ
    る情報を前記情報媒体に記録した旨を前記メモリに記録
    し、 前記情報媒体を外部に取り出す要求を受けたとき、前記
    取り出し要求を受けた情報媒体に関して前記メモリに著
    作権保護が必要である情報を記録した旨の履歴があれば
    取り出し不可と判断し、前記履歴がなければ取り出し可
    と判断することを特徴とする請求項1に記載の情報記録
    再生装置。
  6. 【請求項6】 著作権保護を必要とする旨の信号が付加
    されている情報を前記情報媒体に記録する場合であって
    も、前記情報の質を低下させて前記情報媒体に記録した
    場合には、前記情報媒体を外部に取り出す要求を受けた
    とき取り出し可と判断することを特徴とする請求項5に
    記載の情報記録再生装置。
  7. 【請求項7】 著作権保護を必要とする旨の信号が付加
    されている情報を前記情報媒体に記録し、著作権保護が
    必要である情報を前記情報媒体に記録した旨を前記メモ
    リに記録した場合であっても、前記情報媒体に記録され
    た前記情報の質を低下させる操作を行なった場合には、
    前記情報媒体を外部に取り出す要求を受けたとき取り出
    し可と判断することを特徴とする請求項5に記載の情報
    記録再生装置。
  8. 【請求項8】 著作権保護を必要とする旨の信号が付加
    されている情報を前記情報媒体に記録し、著作権保護が
    必要である情報を前記情報媒体に記録した旨を前記メモ
    リに記録した場合であっても、前記情報を再生するため
    に必要な情報を前記情報媒体から消去した場合には、前
    記情報媒体を外部に取り出す要求を受けたとき取り出し
    可と判断することを特徴とする請求項5に記載の情報記
    録再生装置。
  9. 【請求項9】 著作権保護を必要とする旨の信号が付加
    されている情報を前記情報媒体に記録し、著作権保護が
    必要である情報を前記情報媒体に記録した旨を前記メモ
    リに記録した場合であっても、前記情報媒体に記録した
    前記情報を全て消去した場合には、前記情報媒体を外部
    に取り出す要求を受けたとき取り出し可と判断すること
    を特徴とする請求項5に記載の情報記録再生装置。
  10. 【請求項10】 情報媒体に情報の記録を行なう情報記
    録再生装置であって、 著作権保護が必要である情報を前記情報媒体に記録する
    際に、前記情報記録再生装置を特定するための装置情報
    を併せて前記情報媒体に記録することを特徴とする情報
    記録再生装置。
  11. 【請求項11】 著作権保護が必要である情報を前記情
    報媒体に記録する場合であっても、前記情報の質を低下
    させて前記情報媒体に記録する場合には、前記装置情報
    を記録しないことを特徴とする請求項10に記載の情報
    記録再生装置。
  12. 【請求項12】 著作権保護が必要である情報とともに
    前記装置情報が記録された情報媒体に対して、前記著作
    権保護が必要である情報の質を低下させる操作を行なっ
    た場合には、前記装置情報を消去することを特徴とする
    請求項10に記載の情報記録再生装置。
  13. 【請求項13】 情報媒体に記録された、再生しようと
    する情報に、前記情報を記録した装置を特定するための
    装置情報が併せて記録されている場合において、前記情
    報媒体に記録された装置情報が自らの装置情報と異なる
    場合には前記再生しようとする情報の再生を拒否するこ
    とを特徴とする請求項10に記載の情報記録再生装置。
  14. 【請求項14】 情報媒体に情報の記録を行なう情報記
    録再生装置であって、 著作権保護が必要である情報を前記情報媒体に記録する
    際に、記録を行なう場所を特定するための地域情報を併
    せて前記情報媒体に記録することを特徴とする情報記録
    再生装置。
  15. 【請求項15】 著作権保護が必要である情報を前記情
    報媒体に記録する場合であっても、前記情報の質を低下
    させて前記情報媒体に記録する場合には、前記地域情報
    を記録しないことを特徴とする請求項14に記載の情報
    記録再生装置。
  16. 【請求項16】 著作権保護が必要である情報とともに
    前記地域情報が記録された情報媒体に対して、前記著作
    権保護が必要である情報の質を低下させる操作を行なっ
    た場合には、前記地域情報を消去することを特徴とする
    請求項14に記載の情報記録再生装置。
  17. 【請求項17】 情報媒体に記録された、再生しようと
    する情報に、前記情報を記録した場所を特定するための
    地域情報が併せて記録されている場合において、前記情
    報媒体に記録された地域情報が再生場所を特定する地域
    情報と異なる場合には前記再生しようとする情報の再生
    を拒否することを特徴とする請求項14に記載の情報記
    録再生装置。
  18. 【請求項18】 前記情報媒体は光ディスクであり、前
    記情報記録再生装置は光ディスクドライブを具備するこ
    とを特徴とする請求項1〜17のいずれかに記載の情報
    記録再生装置。
  19. 【請求項19】 前記情報媒体のチェンジャーを具備す
    ることを特徴とする請求項1〜18のいずれかに記載の
    情報記録再生装置。
  20. 【請求項20】 前記情報媒体は取り外し可能なハード
    ディスクであることを特徴とする請求項1、2、4〜1
    7のいずれかに記載の情報記録再生装置。
JP17396499A 1998-06-26 1999-06-21 情報記録再生装置 Withdrawn JP2000082257A (ja)

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JP10-180112 1998-06-26
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6684310B2 (en) 2000-07-28 2004-01-27 Fujitsu Limited Access control method and storage device using same
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