JP2000081580A - 変倍式観察光学系及び変倍式接眼レンズ系 - Google Patents
変倍式観察光学系及び変倍式接眼レンズ系Info
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- JP2000081580A JP2000081580A JP11179407A JP17940799A JP2000081580A JP 2000081580 A JP2000081580 A JP 2000081580A JP 11179407 A JP11179407 A JP 11179407A JP 17940799 A JP17940799 A JP 17940799A JP 2000081580 A JP2000081580 A JP 2000081580A
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- lens
- lens group
- focal length
- eyepiece
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】全長が比較的短く、変倍に伴う全長の変化量が
小さく、諸収差がよく補正され、構成が単純でコストが
安い変倍式接眼レンズ系及びを得る。 【解決手段】アイポイント側から順に、メニスカスの負
レンズと両凸の正レンズの貼合せレンズからなる全体と
して正のパワーの第1レンズ群と、少なくとも1面が非
球面からなるプラスチック製の両凸単レンズからなる第
2レンズ群と、少なくとも1面が非球面からなるプラス
チック製の両凹の単レンズからなる第3レンズ群とから
なり、条件式(1)及び(2)を満足する変倍式接眼レ
ンズ系、及びこれと対物レンズ系を組み合わせた変倍式
観察光学系。 (1)1.5<ΔLD/M<3.0 (2)1.8< f2/fS<2.6 但し、M;接眼レンズ系の変倍比、ΔLD;変倍時の全
長の変化量、f2;第2レンズ群の焦点距離、fS;短
焦点距離端における全系の合成焦点距離。
小さく、諸収差がよく補正され、構成が単純でコストが
安い変倍式接眼レンズ系及びを得る。 【解決手段】アイポイント側から順に、メニスカスの負
レンズと両凸の正レンズの貼合せレンズからなる全体と
して正のパワーの第1レンズ群と、少なくとも1面が非
球面からなるプラスチック製の両凸単レンズからなる第
2レンズ群と、少なくとも1面が非球面からなるプラス
チック製の両凹の単レンズからなる第3レンズ群とから
なり、条件式(1)及び(2)を満足する変倍式接眼レ
ンズ系、及びこれと対物レンズ系を組み合わせた変倍式
観察光学系。 (1)1.5<ΔLD/M<3.0 (2)1.8< f2/fS<2.6 但し、M;接眼レンズ系の変倍比、ΔLD;変倍時の全
長の変化量、f2;第2レンズ群の焦点距離、fS;短
焦点距離端における全系の合成焦点距離。
Description
【0001】
【技術分野】本発明は、双眼鏡や望遠鏡等に用いられる
変倍式観察光学系及びその変倍式接眼レンズ系に関す
る。
変倍式観察光学系及びその変倍式接眼レンズ系に関す
る。
【0002】
【従来技術とその問題点】物体側から順に、対物レンズ
系と接眼レンズ系を備えた変倍式観察光学系では、対物
レンズ系の焦点距離を変化させて変倍するタイプ、及び
接眼レンズ系を変倍可能とするタイプが知られている。
この変倍式接眼レンズ系は、対物レンズ系によって形成
された物体像を変倍して観察するレンズ系であり、例え
ば特公平7−34061号公報や、特開平6−1750
48号公報が提案している。これらの変倍式接眼レンズ
系は、3群5枚からなり、アイポイント側から数えて、
第2レンズ群と第3レンズ群を、両群の間に形成される
物体像に関して互いに逆方向に移動させることにより変
倍を行なっている。これらの従来の変倍式接眼レンズ系
は、アイレリーフが比較的長く、諸収差も比較的よく補
正されているが、全長が長く、また変倍に伴う全長の変
化量が大きいという問題がある。また、その実施例の構
成は、3群5枚であり、コストが高い。
系と接眼レンズ系を備えた変倍式観察光学系では、対物
レンズ系の焦点距離を変化させて変倍するタイプ、及び
接眼レンズ系を変倍可能とするタイプが知られている。
この変倍式接眼レンズ系は、対物レンズ系によって形成
された物体像を変倍して観察するレンズ系であり、例え
ば特公平7−34061号公報や、特開平6−1750
48号公報が提案している。これらの変倍式接眼レンズ
系は、3群5枚からなり、アイポイント側から数えて、
第2レンズ群と第3レンズ群を、両群の間に形成される
物体像に関して互いに逆方向に移動させることにより変
倍を行なっている。これらの従来の変倍式接眼レンズ系
は、アイレリーフが比較的長く、諸収差も比較的よく補
正されているが、全長が長く、また変倍に伴う全長の変
化量が大きいという問題がある。また、その実施例の構
成は、3群5枚であり、コストが高い。
【0003】
【発明の目的】本発明は、全長が比較的短く、変倍に伴
う全長の変化量が小さく、諸収差がよく補正され、構成
がより単純でコストが安い変倍式接眼レンズ系及びこれ
を用いた変倍式観察光学系を得ることを目的とする。
う全長の変化量が小さく、諸収差がよく補正され、構成
がより単純でコストが安い変倍式接眼レンズ系及びこれ
を用いた変倍式観察光学系を得ることを目的とする。
【0004】
【発明の概要】本発明は、変倍式接眼レンズ系について
のアイポイント側から順に、正、正、負の3群構成、及
び変倍時のレンズ動作は、上記の従来例を踏襲しつつ、
そのレンズ構成を改良したものである。本発明は、物体
側から順に、正のパワーの対物レンズ系と変倍式接眼レ
ンズ系を備えた観察光学系において、その変倍式接眼レ
ンズ系を改良したものである。本発明の変倍式接眼レン
ズ系及びこれを用いた変倍式観察光学系は、アイポイン
ト側から順に、メニスカスの負レンズと両凸の正レンズ
の貼合せレンズからなる全体として正のパワーの第1レ
ンズ群と、少なくとも1面が非球面からなるプラスチッ
ク製の両凸単レンズからなる第2レンズ群と、少なくと
も1面が非球面からなるプラスチック製の両凹の単レン
ズからなる第3レンズ群と、を備え、長焦点距離側から
短焦点距離側に変倍をするとき、第2レンズ群は第1レ
ンズ群に近づく方向に、第3レンズ群は第1レンズ群か
ら遠ざかる方向に移動することによって変倍を行い、次
の条件式(1)及び(2)を満足することを特徴として
いる。 (1)1.5<ΔLD/M<3.0 (2)1.8<f2/fS<2.6 但し、 M;接眼レンズ系の変倍比、 ΔLD;変倍時の接眼レンズ系の全長の変化量、 f2;第2レンズ群の焦点距離、 fS;短焦点距離端における接眼レンズ系全系の合成焦
点距離、である。 第1レンズ群の正負レンズの順番は問わない。
のアイポイント側から順に、正、正、負の3群構成、及
び変倍時のレンズ動作は、上記の従来例を踏襲しつつ、
そのレンズ構成を改良したものである。本発明は、物体
側から順に、正のパワーの対物レンズ系と変倍式接眼レ
ンズ系を備えた観察光学系において、その変倍式接眼レ
ンズ系を改良したものである。本発明の変倍式接眼レン
ズ系及びこれを用いた変倍式観察光学系は、アイポイン
ト側から順に、メニスカスの負レンズと両凸の正レンズ
の貼合せレンズからなる全体として正のパワーの第1レ
ンズ群と、少なくとも1面が非球面からなるプラスチッ
ク製の両凸単レンズからなる第2レンズ群と、少なくと
も1面が非球面からなるプラスチック製の両凹の単レン
ズからなる第3レンズ群と、を備え、長焦点距離側から
短焦点距離側に変倍をするとき、第2レンズ群は第1レ
ンズ群に近づく方向に、第3レンズ群は第1レンズ群か
ら遠ざかる方向に移動することによって変倍を行い、次
の条件式(1)及び(2)を満足することを特徴として
いる。 (1)1.5<ΔLD/M<3.0 (2)1.8<f2/fS<2.6 但し、 M;接眼レンズ系の変倍比、 ΔLD;変倍時の接眼レンズ系の全長の変化量、 f2;第2レンズ群の焦点距離、 fS;短焦点距離端における接眼レンズ系全系の合成焦
点距離、である。 第1レンズ群の正負レンズの順番は問わない。
【0005】本発明の変倍式接眼レンズ系及びこれを用
いた変倍式観察光学系は、第2レンズ群と第3レンズ群
をそれぞれ、非球面を利用した単レンズとすることによ
り、3群4枚のレンズ構成を実現し、全長の短縮、変倍
に伴う全長の変化量の抑制、及び良好な収差補正を図っ
ている。
いた変倍式観察光学系は、第2レンズ群と第3レンズ群
をそれぞれ、非球面を利用した単レンズとすることによ
り、3群4枚のレンズ構成を実現し、全長の短縮、変倍
に伴う全長の変化量の抑制、及び良好な収差補正を図っ
ている。
【0006】本発明の変倍式接眼レンズ系及びこれを用
いた変倍式観察光学系は、さらに次の条件式(3)、
(4)及び(5)を満足することが好ましい。 (3)1.0<s1/fS<1.5 (4)2.0<s2/fS<3.5 (5)2.0<|f 3|/fS<3.0 但し、 s1;短焦点距離端における第1レンズ群と第2レンズ
群の主点間隔、 s2;短焦点距離端における第2レンズ群と第3レンズ
群の主点間隔、 f3;第3レンズ群の焦点距離、である。
いた変倍式観察光学系は、さらに次の条件式(3)、
(4)及び(5)を満足することが好ましい。 (3)1.0<s1/fS<1.5 (4)2.0<s2/fS<3.5 (5)2.0<|f 3|/fS<3.0 但し、 s1;短焦点距離端における第1レンズ群と第2レンズ
群の主点間隔、 s2;短焦点距離端における第2レンズ群と第3レンズ
群の主点間隔、 f3;第3レンズ群の焦点距離、である。
【0007】本発明の変倍式接眼レンズ系及びこれを用
いた変倍式観察光学系は、さらに次の条件式(6)を満
足することが好ましい。 (6)−3.0<Rb/fS<−1.5 但し、 Rb;第2レンズ群の物体側の面の曲率半径、である。 なお、観察光学系の変倍は、変倍式接眼レンズ系による
変倍に加えて、対物レンズ系の焦点距離を変化させて行
なうこともできる。対物レンズ系の具体的構成は問わな
い。
いた変倍式観察光学系は、さらに次の条件式(6)を満
足することが好ましい。 (6)−3.0<Rb/fS<−1.5 但し、 Rb;第2レンズ群の物体側の面の曲率半径、である。 なお、観察光学系の変倍は、変倍式接眼レンズ系による
変倍に加えて、対物レンズ系の焦点距離を変化させて行
なうこともできる。対物レンズ系の具体的構成は問わな
い。
【0008】
【発明の実施形態】図37は、変倍式接眼レンズ系Le
と対物レンズ系Loとを有する変倍式観察光学系のスケ
ルトン図である。変倍式接眼レンズ系Leは、アイポイ
ントEP側から順に、正のパワーの第1レンズ群G1、
正のパワーの第2レンズ群G2、及び負のパワーの第3
レンズ群G3からなっている。対物レンズ系Loによる
物体像は、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3の間に
できる。Iは、対物レンズ系Loと第3レンズ群G3に
よる物体像の位置、I’は、第3レンズ群G3がないと
きの対物レンズ系Loよる物体像の位置を示している。
と対物レンズ系Loとを有する変倍式観察光学系のスケ
ルトン図である。変倍式接眼レンズ系Leは、アイポイ
ントEP側から順に、正のパワーの第1レンズ群G1、
正のパワーの第2レンズ群G2、及び負のパワーの第3
レンズ群G3からなっている。対物レンズ系Loによる
物体像は、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3の間に
できる。Iは、対物レンズ系Loと第3レンズ群G3に
よる物体像の位置、I’は、第3レンズ群G3がないと
きの対物レンズ系Loよる物体像の位置を示している。
【0009】変倍式接眼レンズ系Leの最も眼側の第1
レンズ群G1は、常時固定で移動しない。一方、第2レ
ンズ群G2と第3レンズ群G3は、長焦点距離端L(対
物レンズ系Loと組み合わせたとき最小倍率)から短焦
点距離端S(同最大倍率)への変倍時には、図37に示
すように、共に物体像Iから離れる方向に移動し、逆
に、短焦点距離端S(最大倍率)から長焦点距離端L
(最小倍率)への変倍時には、共に物体像Iに接近する
方向に移動する。
レンズ群G1は、常時固定で移動しない。一方、第2レ
ンズ群G2と第3レンズ群G3は、長焦点距離端L(対
物レンズ系Loと組み合わせたとき最小倍率)から短焦
点距離端S(同最大倍率)への変倍時には、図37に示
すように、共に物体像Iから離れる方向に移動し、逆
に、短焦点距離端S(最大倍率)から長焦点距離端L
(最小倍率)への変倍時には、共に物体像Iに接近する
方向に移動する。
【0010】本発明の変倍式接眼レンズ系Leは、各実
施例に示すように、第1レンズ群G1が、メニスカスの
負レンズ11と両凸の正レンズ12の貼合せガラスレン
ズからなり、第2レンズ群G2が、少なくとも1面が非
球面からなるプラスチック製の両凸単レンズ13からな
り、第3レンズ群G3が、少なくとも1面が非球面から
なるプラスチック製の両凹の単レンズ14からなってい
る。全体として3群4枚として小型化を図り、第2レン
ズ群G2と第3レンズ群G3に非球面プラスチックレン
ズを使用することにより、小型化による収差の悪化を補
正している。
施例に示すように、第1レンズ群G1が、メニスカスの
負レンズ11と両凸の正レンズ12の貼合せガラスレン
ズからなり、第2レンズ群G2が、少なくとも1面が非
球面からなるプラスチック製の両凸単レンズ13からな
り、第3レンズ群G3が、少なくとも1面が非球面から
なるプラスチック製の両凹の単レンズ14からなってい
る。全体として3群4枚として小型化を図り、第2レン
ズ群G2と第3レンズ群G3に非球面プラスチックレン
ズを使用することにより、小型化による収差の悪化を補
正している。
【0011】一般に変倍比が大きいほど、変倍時のアイ
ピースの全長の変化量も大きくなるが、その変化量は小
さいほど、機構が簡単になり、双眼鏡等の光学機器の小
型化にも有利である。また第2レンズ群G2レンズの小
型化にも貢献し、その結果、特に短焦点距離側の収差補
正が容易になる。しかし、ある一定の変倍比に対してそ
の変化量を小さくしすぎると収差補正が困難となり、ま
た各レンズの感度が高くなりすぎてコストアップを招
く。その条件が条件式(1)である。すなわち、条件式
(1)の上限を越えると、全長の変化量が大きすぎ、下
限を越えると、同変化量が小さすぎてレンズ感度が高く
なりすぎる。
ピースの全長の変化量も大きくなるが、その変化量は小
さいほど、機構が簡単になり、双眼鏡等の光学機器の小
型化にも有利である。また第2レンズ群G2レンズの小
型化にも貢献し、その結果、特に短焦点距離側の収差補
正が容易になる。しかし、ある一定の変倍比に対してそ
の変化量を小さくしすぎると収差補正が困難となり、ま
た各レンズの感度が高くなりすぎてコストアップを招
く。その条件が条件式(1)である。すなわち、条件式
(1)の上限を越えると、全長の変化量が大きすぎ、下
限を越えると、同変化量が小さすぎてレンズ感度が高く
なりすぎる。
【0012】変倍時のアイピースの全長の変化量を小さ
くするには、第2レンズ群のパワーを強くしてやればよ
いが、あまり強すぎると収差補正、特に短焦点距離側の
球面収差の補正が困難となる。また、レンズのパワーを
強くし過ぎると感度が高くなりすぎて製造困難となる。
その条件が条件式(2)である。すなわち、条件式
(2)の上限を越えると、第2レンズ群のパワーが小さ
すぎ、変倍時のアイピースの全長の変化量が大きくな
り、下限を越えると、同パワーが大きすぎて感度が高く
なりすぎて製造困難となる。
くするには、第2レンズ群のパワーを強くしてやればよ
いが、あまり強すぎると収差補正、特に短焦点距離側の
球面収差の補正が困難となる。また、レンズのパワーを
強くし過ぎると感度が高くなりすぎて製造困難となる。
その条件が条件式(2)である。すなわち、条件式
(2)の上限を越えると、第2レンズ群のパワーが小さ
すぎ、変倍時のアイピースの全長の変化量が大きくな
り、下限を越えると、同パワーが大きすぎて感度が高く
なりすぎて製造困難となる。
【0013】条件式(3)、(4)はそれぞれ、第1レ
ンズ群の第2主点と第2レンズ群の第1主点、第2レン
ズ群の第2主点と第3レンズ群の第1主点の間隔を接眼
レンズ系の最短焦点距離によって規格化することによっ
て各レンズ群の位置関係を規定したものである。条件式
(5)は、接眼レンズ系の最短焦点距離によって第3レ
ンズ群の焦点距離を規格化することによって、各レンズ
群に対する適切なパワー配分を規定するものである。
ンズ群の第2主点と第2レンズ群の第1主点、第2レン
ズ群の第2主点と第3レンズ群の第1主点の間隔を接眼
レンズ系の最短焦点距離によって規格化することによっ
て各レンズ群の位置関係を規定したものである。条件式
(5)は、接眼レンズ系の最短焦点距離によって第3レ
ンズ群の焦点距離を規格化することによって、各レンズ
群に対する適切なパワー配分を規定するものである。
【0014】条件式(3)の上限を越えると、第1レン
ズ群G1と第2レンズ群G2の間隔が大きくなって第2
レンズ群G2の口径が大きくなりすぎ、収差補正が困難
となってしまう。条件式(3)の下限を越えて第1レン
ズ群G1と第2レンズ群G2の間隔が小さくなると、パ
ワー配置上、第2レンズ群G2のパワーを弱くしなけれ
ばならなくなり、第2レンズ群G2の変倍のための移動
量が大きくなって物体像Iに第2レンズ群G2が近づく
ことになり、レンズ上のゴミが目立ちやすくなったり、
第3レンズ群G3の収差補正の負担がふえて、収差補正
が困難になる。
ズ群G1と第2レンズ群G2の間隔が大きくなって第2
レンズ群G2の口径が大きくなりすぎ、収差補正が困難
となってしまう。条件式(3)の下限を越えて第1レン
ズ群G1と第2レンズ群G2の間隔が小さくなると、パ
ワー配置上、第2レンズ群G2のパワーを弱くしなけれ
ばならなくなり、第2レンズ群G2の変倍のための移動
量が大きくなって物体像Iに第2レンズ群G2が近づく
ことになり、レンズ上のゴミが目立ちやすくなったり、
第3レンズ群G3の収差補正の負担がふえて、収差補正
が困難になる。
【0015】条件式(4)の上限を越えると、接眼レン
ズ系の全長が長くなって小型化できなくなる。条件式
(4)の下限を越えると、各レンズ群の移動空間が小さ
くなり十分な変倍領域を確保することができなくなり、
また各レンズ群の感度が高くなってコストアップにな
る。
ズ系の全長が長くなって小型化できなくなる。条件式
(4)の下限を越えると、各レンズ群の移動空間が小さ
くなり十分な変倍領域を確保することができなくなり、
また各レンズ群の感度が高くなってコストアップにな
る。
【0016】条件式(5)の上限を越えると、第3レン
ズ群G3のパワーが弱くなって、全系の焦点距離を所定
の値とするために相対的に第2レンズ群G2のパワーが
強くなり、歪曲収差、非点収差が大きくなり補正困難と
なる。条件式(5)の下限を越えると、コマ収差が大き
くなり、収差補正困難となる。
ズ群G3のパワーが弱くなって、全系の焦点距離を所定
の値とするために相対的に第2レンズ群G2のパワーが
強くなり、歪曲収差、非点収差が大きくなり補正困難と
なる。条件式(5)の下限を越えると、コマ収差が大き
くなり、収差補正困難となる。
【0017】条件式(6)は、接眼レンズ系の短焦点距
離端における全系の合成焦点距離によって、第2レンズ
群の物体側の面の近軸曲率半径を規格化するものであ
る。条件式(6)の下限を越えると、第2レンズ群と第
3レンズ群の間に設ける視野環と、第2レンズ群の物体
側の面が近付きすぎて、特に長焦点側で第2レンズ群の
物体側の面上のごみが目立ちやすくなる。また上限を越
えると、歪曲収差収差や非点収差収差の変倍に伴う収差
変動が大きくなり、収差補正困難となる。
離端における全系の合成焦点距離によって、第2レンズ
群の物体側の面の近軸曲率半径を規格化するものであ
る。条件式(6)の下限を越えると、第2レンズ群と第
3レンズ群の間に設ける視野環と、第2レンズ群の物体
側の面が近付きすぎて、特に長焦点側で第2レンズ群の
物体側の面上のごみが目立ちやすくなる。また上限を越
えると、歪曲収差収差や非点収差収差の変倍に伴う収差
変動が大きくなり、収差補正困難となる。
【0018】次に、本発明の変倍式接眼レンズ系の具体
的な実施例を説明する。以下の実施例の数値データにお
いて、φは瞳径、fは全系の焦点距離、Wは半画角、f
B はバックフォーカス、Rは曲率半径、Dはレンズ厚ま
たはレンズ間隔、Nd はd線に対する屈折率、νdはア
ッベ数を示す。d線、g線、およびc線は、球面収差に
よって示される色収差、Sはサジタル面、Mはメリディ
オナル面を示している。また、回転対称非球面形状は次
式で定義される。 x=Ch2/[1+[1-(1+K)C2h2]1/2]+A4h4+A6h6+A8h8 ・・・ (C は曲率(1/R)、h は光軸からの高さ、K は円錐係
数、A4、A6、A8、・・・ は各次数の非球面係数)
的な実施例を説明する。以下の実施例の数値データにお
いて、φは瞳径、fは全系の焦点距離、Wは半画角、f
B はバックフォーカス、Rは曲率半径、Dはレンズ厚ま
たはレンズ間隔、Nd はd線に対する屈折率、νdはア
ッベ数を示す。d線、g線、およびc線は、球面収差に
よって示される色収差、Sはサジタル面、Mはメリディ
オナル面を示している。また、回転対称非球面形状は次
式で定義される。 x=Ch2/[1+[1-(1+K)C2h2]1/2]+A4h4+A6h6+A8h8 ・・・ (C は曲率(1/R)、h は光軸からの高さ、K は円錐係
数、A4、A6、A8、・・・ は各次数の非球面係数)
【0019】[実施例1]図1ないし図9は、本発明に
よる変倍式接眼レンズ系の第1の実施例を示す。図1、
図4、図7はそれぞれ、長焦点距離端(最小倍率)、中
間焦点距離(中間倍率)、短焦点距離端(最大倍率)で
のレンズ構成図である。表1はその数値データ、図2、
図5、図8はそれぞれ、図1、図4、図7での諸収差
図、図3、図6、図9はそれぞれ、図1、図4、図7で
の横収差図である。第2レンズ群G2と第3レンズ群G
3との間には、視野環Fが位置している。E.P.は、
アイポイントである。第2レンズ群G2を構成する両凸
単レンズの両面の近軸球面の曲率半径の絶対値は同一で
ある(シェーピングファクタSF=(rb+ra)/
(rb−ra)=0.0、rb:物体側の面の近軸球面
の曲率半径、ra:像側側の面の近軸球面の曲率半
径)。
よる変倍式接眼レンズ系の第1の実施例を示す。図1、
図4、図7はそれぞれ、長焦点距離端(最小倍率)、中
間焦点距離(中間倍率)、短焦点距離端(最大倍率)で
のレンズ構成図である。表1はその数値データ、図2、
図5、図8はそれぞれ、図1、図4、図7での諸収差
図、図3、図6、図9はそれぞれ、図1、図4、図7で
の横収差図である。第2レンズ群G2と第3レンズ群G
3との間には、視野環Fが位置している。E.P.は、
アイポイントである。第2レンズ群G2を構成する両凸
単レンズの両面の近軸球面の曲率半径の絶対値は同一で
ある(シェーピングファクタSF=(rb+ra)/
(rb−ra)=0.0、rb:物体側の面の近軸球面
の曲率半径、ra:像側側の面の近軸球面の曲率半
径)。
【0020】
【表1】 φ = 3.0 f = 11.34〜 7.70 〜5.82 W = 19.5 ゜〜 20.0゜〜22.0゜ fB=-2.27〜 -5.17〜 -6.65 面No. R D Nd νd 絞リ ∞ 13.000 - - 1 14.128 1.500 1.78472 25.7 2 8.873 4.700 1.51633 64.1 3 -26.650 8.145 -4.939 -1.634 - - 4 12.889 4.400 1.49176 57.4 5 * -12.889 6.048-12.084-16.844 - - 6 * -30.141 1.350 1.49176 57.4 7 9.584 - - - *は回転対称非球面を表す。 非球面データ(表示のない非球面係数は0である。); No.5 K=-1.00、 A4= 0.4902×10-3、A6=-0.3651×10-5、 No.6 K= 0.00、 A4= 0.3348×10-3、A6=-0.6854×10-5、A8=0.2924×10-6
【0021】[実施例2]図10ないし図18は、本発
明による変倍式接眼レンズ系の第2の実施例を示す。図
10、図13、図16はそれぞれ、長焦点距離端(最小
倍率)、中間焦点距離(中間倍率)、短焦点距離端(最
大倍率)でのレンズ構成図である。表2はその数値デー
タ、図11、図14、図17はそれぞれ、図10、図1
3、図16での諸収差図、図12、図15、図18はそ
れぞれ、図10、図13、図16での横収差図である。
第2レンズ群G2を構成する両凸単レンズの両面の近軸
球面の曲率半径の絶対値は同一である(シェーピングフ
ァクタSF=0.0)。
明による変倍式接眼レンズ系の第2の実施例を示す。図
10、図13、図16はそれぞれ、長焦点距離端(最小
倍率)、中間焦点距離(中間倍率)、短焦点距離端(最
大倍率)でのレンズ構成図である。表2はその数値デー
タ、図11、図14、図17はそれぞれ、図10、図1
3、図16での諸収差図、図12、図15、図18はそ
れぞれ、図10、図13、図16での横収差図である。
第2レンズ群G2を構成する両凸単レンズの両面の近軸
球面の曲率半径の絶対値は同一である(シェーピングフ
ァクタSF=0.0)。
【0022】
【表2】 φ = 3.0 f = 11.45〜7.64〜5.85 W = 19.5 ゜〜20.0゜〜22.0゜ fB=-2.31〜-4.90〜-6.14 面No. R D Nd νd 絞リ ∞ 13.000 - - 1 17.381 1.500 1.80518 25.4 2 8.936 4.700 1.65160 58.5 3 -34.378 8.692 -5.192 -2.070 - - 4 13.869 4.400 1.49176 57.4 5 * -13.869 5.722-11.745-16.073 - - 6 * -29.911 1.350 1.49176 57.4 7 8.423 - - - *は回転対称非球面を表す。 非球面データ(表示のない非球面係数は0である。); No.5 K=-1.00、 A4= 0.4554×10-3、A6=-0.3450×10-5、 No.6 K= 0.00、 A4= 0.4071×10-3、A6=0.1148×10-4、A8=-0.1810×10-5、A10=0.6 645×10-7
【0023】[実施例3]図19ないし図27は、本発
明による変倍式接眼レンズ系の第3の実施例を示す。図
19、図22、図25はそれぞれ、長焦点距離端(最小
倍率)、中間焦点距離(中間倍率)、短焦点距離端(最
大倍率)でのレンズ構成図である。表3はその数値デー
タ、図20、図23、図26はそれぞれ、図19、図2
2、図25での諸収差図、図21、図24、図27はそ
れぞれ、図19、図22、図25での横収差図である。
第2レンズ群G2を構成する両凸単レンズの両面の近軸
球面の曲率半径の絶対値は僅かに異なる(シェーピング
ファクタSF=−0.20)。
明による変倍式接眼レンズ系の第3の実施例を示す。図
19、図22、図25はそれぞれ、長焦点距離端(最小
倍率)、中間焦点距離(中間倍率)、短焦点距離端(最
大倍率)でのレンズ構成図である。表3はその数値デー
タ、図20、図23、図26はそれぞれ、図19、図2
2、図25での諸収差図、図21、図24、図27はそ
れぞれ、図19、図22、図25での横収差図である。
第2レンズ群G2を構成する両凸単レンズの両面の近軸
球面の曲率半径の絶対値は僅かに異なる(シェーピング
ファクタSF=−0.20)。
【0024】
【表3】 φ = 3.0 f = 12.39〜8.34〜6.23 W = 19.5 ゜〜20.0゜〜22.0゜ fB= -2.82 〜-5.97 〜-7.68 面No. R D Nd νd 絞リ ∞ 11.000 - - 1 16.212 1.500 1.80518 25.4 2 7.793 4.700 1.65160 58.5 3 -44.419 10.070-6.212 -2.439 - - 4 16.568 4.400 1.49176 57.4 5 * -11.027 6.319-13.228-18.681 - - 6 * -90.559 1.350 1.49176 57.4 7 9.679 - - - *は回転対称非球面を表す。 非球面データ(表示のない非球面係数は0である。); No.5 K=-1.00、 A4= 0.4575×10-3、A6=-0.3598×10-5、 No.6 K= 0.00、 A4= 0.3112×10-3、A6=-0.3055×10-5、A8=0.1467×10-6
【0025】[実施例4]図28ないし図36は、本発
明による変倍式接眼レンズ系の第4の実施例を示す。図
28、図31、図34はそれぞれ、長焦点距離端(最小
倍率)、中間焦点距離(中間倍率)、短焦点距離端(最
大倍率)でのレンズ構成図である。表4はその数値デー
タ、図29、図32、図35はそれぞれ、図28、図3
1、図34での諸収差図、図30、図33、図36はそ
れぞれ、図28、図31、図34での横収差図である。
第2レンズ群G2を構成する両凸単レンズの両面の近軸
球面の曲率半径の絶対値は僅かに異なる(シェーピング
ファクタSF=0.01)
明による変倍式接眼レンズ系の第4の実施例を示す。図
28、図31、図34はそれぞれ、長焦点距離端(最小
倍率)、中間焦点距離(中間倍率)、短焦点距離端(最
大倍率)でのレンズ構成図である。表4はその数値デー
タ、図29、図32、図35はそれぞれ、図28、図3
1、図34での諸収差図、図30、図33、図36はそ
れぞれ、図28、図31、図34での横収差図である。
第2レンズ群G2を構成する両凸単レンズの両面の近軸
球面の曲率半径の絶対値は僅かに異なる(シェーピング
ファクタSF=0.01)
【0026】
【表4】 φ = 3.0 f = 11.54〜7.94〜5.97 W = 19.5゜〜20.0゜〜22.0゜ fB= -2.38 〜-5.88 〜-7.73 面No. R D Nd νd 絞リ ∞ 11.000 - - 1 12.666 1.500 1.80518 25.4 2 7.153 4.700 1.65160 58.5 3 74.150 8.049 -4.967- 1.485 - - 4 10.544 5.000 1.49176 57.4 5 * -10.812 6.135-12.647-17.947 - - 6 * -39.796 1.350 1.49176 57.4 7 11.219 - - - *は回転対称非球面を表す。 非球面データ(表示のない非球面係数は0である。); No.5 K=-1.00、 A4= 0.7647×10-3、A6=-0.5500×10-5、 No.6 K= 0.00、 A4= 0.1636×10-3、A6=0.6580×10-5、A8=-0.2714×10-6
【0027】表5は、各実施例の各条件式に対応する数
値を示している。各実施例は、条件式(1)ないし
(6)を満足し、諸収差もよく補正されている。
値を示している。各実施例は、条件式(1)ないし
(6)を満足し、諸収差もよく補正されている。
【表5】 実施例1 実施例2 実施例3 実施例4 条件式(1) 2.20 1.91 2.38 2.71 条件式(2) 2.39 2.54 2.28 1.97 条件式(3) 1.06 1.07 1.17 1.37 条件式(4) 3.00 2.52 2.80 2.77 条件式(5) 2.51 2.26 2.84 2.96 条件式(6) -2.21 -2.37 -1.77 -1.81
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、全長が比較的短く、変
倍に伴う全長の変化量が小さく、諸収差がよく補正さ
れ、構成がより単純でコストが安い変倍式接眼レンズ系
が得られる。
倍に伴う全長の変化量が小さく、諸収差がよく補正さ
れ、構成がより単純でコストが安い変倍式接眼レンズ系
が得られる。
【図1】本発明による変倍式接眼レンズ系の第1の実施
例を示す、長焦点距離端(最小倍率)におけるレンズ構
成図である。
例を示す、長焦点距離端(最小倍率)におけるレンズ構
成図である。
【図2】図1の接眼レンズ系の諸収差図である。
【図3】図1の接眼レンズ系の横収差図である。
【図4】同第1の実施例の中間焦点距離(中間倍率)に
おけるレンズ構成図である。
おけるレンズ構成図である。
【図5】図4の接眼レンズ系の諸収差図である。
【図6】図4の接眼レンズ系の横収差図である。
【図7】同第1の実施例の短焦点距離端(最大倍率)に
おけるレンズ構成図である。
おけるレンズ構成図である。
【図8】図7の接眼レンズ系の諸収差図である。
【図9】図7の接眼レンズ系の横収差図である。
【図10】本発明による変倍式接眼レンズ系の第2の実
施例を示す、長焦点距離端(最小倍率)におけるレンズ
構成図である。
施例を示す、長焦点距離端(最小倍率)におけるレンズ
構成図である。
【図11】図10の接眼レンズ系の諸収差図である。
【図12】図10の接眼レンズ系の横収差図である。
【図13】同第2の実施例の中間焦点距離(中間倍率)
におけるレンズ構成図である。
におけるレンズ構成図である。
【図14】図13の接眼レンズ系の諸収差図である。
【図15】図13の接眼レンズ系の横収差図である。
【図16】同第2の実施例の短焦点距離端(最大倍率)
におけるレンズ構成図である。
におけるレンズ構成図である。
【図17】図16の接眼レンズ系の諸収差図である。
【図18】図16の接眼レンズ系の横収差図である。
【図19】本発明による変倍式接眼レンズ系の第3の実
施例を示す、長焦点距離端(最小倍率)におけるレンズ
構成図である。
施例を示す、長焦点距離端(最小倍率)におけるレンズ
構成図である。
【図20】図19の接眼レンズ系の諸収差図である。
【図21】図19の接眼レンズ系の横収差図である。
【図22】同第3の実施例の中間焦点距離(中間倍率)
におけるレンズ構成図である。
におけるレンズ構成図である。
【図23】図22の接眼レンズ系の諸収差図である。
【図24】図22の接眼レンズ系の横収差図である。
【図25】同第3の実施例の短焦点距離端(最大倍率)
におけるレンズ構成図である。
におけるレンズ構成図である。
【図26】図25の接眼レンズ系の諸収差図である。
【図27】図25の接眼レンズ系の横収差図である。
【図28】本発明による変倍式接眼レンズ系の第4の実
施例を示す、長焦点距離端(最小倍率)におけるレンズ
構成図である。
施例を示す、長焦点距離端(最小倍率)におけるレンズ
構成図である。
【図29】図28の接眼レンズ系の諸収差図である。
【図30】図28の接眼レンズ系の横収差図である。
【図31】同第4の実施例の中間焦点距離(中間倍率)
におけるレンズ構成図である。
におけるレンズ構成図である。
【図32】図31の接眼レンズ系の諸収差図である。
【図33】図31の接眼レンズ系の横収差図である。
【図34】同第4の実施例の短焦点距離端(最大倍率)
におけるレンズ構成図である。
におけるレンズ構成図である。
【図35】図34の接眼レンズ系の諸収差図である。
【図36】図34の接眼レンズ系の横収差図である。
【図37】本発明による変倍式接眼レンズ系の対物レン
ズ系を含む構成図、及び変倍時の簡略レンズ移動図であ
る。
ズ系を含む構成図、及び変倍時の簡略レンズ移動図であ
る。
Le 変倍式接眼レンズ群 Lo 対物レンズ群 G1 第1レンズ群 G2 第2レンズ群 G3 第3レンズ群 I 物体像 EP アイポイント
Claims (5)
- 【請求項1】 物体側から順に、対物レンズ系と接眼レ
ンズ系を備えた観察光学系において、 上記接眼レンズ系は、 アイポイント側から順に、 メニスカスの負レンズと両凸の正レンズの貼合せレンズ
からなる全体として正のパワーの第1レンズ群と、 少なくとも1面が非球面からなるプラスチック製の両凸
単レンズからなる第2レンズ群と、 少なくとも1面が非球面からなるプラスチック製の両凹
の単レンズからなる第3レンズ群と、を備え、 第2レンズ群と第3レンズ群は、該第2レンズ群と第3
レンズ群との間に、上記対物光学系によって形成される
物体像を挟んで互いに逆方向に移動することによって変
倍を行ない、 次の条件式(1)及び(2)を満足することを特徴とす
る変倍式観察光学系。 (1)1.5<ΔLD/M<3.0 (2)1.8< f2/fS<2.6 但し、 M;接眼レンズ系の変倍比、 ΔLD;接眼レンズ系の変倍時の全長の変化量、 f2;第2レンズ群の焦点距離、 fS;短焦点距離端における接眼レンズ系全系の合成焦
点距離。 - 【請求項2】 請求項1記載の変倍式観察光学系におい
て、対物レンズ系と接眼レンズ系は、変倍するべく間隔
が可変である変倍式観察光学系。 - 【請求項3】 アイポイント側から順に、 メニスカスの負レンズと両凸の正レンズの貼合せレンズ
からなる全体として正のパワーの第1レンズ群と、 少なくとも1面が非球面からなるプラスチック製の両凸
単レンズからなる第2レンズ群と、 少なくとも1面が非球面からなるプラスチック製の両凹
の単レンズからなる第3レンズ群と、を備え、 長焦点距離側から短焦点距離側に変倍をするとき、第2
レンズ群は第1レンズ群に近づく方向に、第3レンズ群
は第1レンズ群から遠ざかる方向に移動することによっ
て変倍を行い、 次の条件式(1)及び(2)を満足することを特徴とす
る変倍式接眼レンズ系。 (1)1.5<ΔLD/M<3.0 (2)1.8< f2/fS<2.6 但し、 M;接眼レンズ系の変倍比、 ΔLD;変倍時の全長の変化量、 f2;第2レンズ群の焦点距離、 fS;短焦点距離端における接眼レンズ系全系の合成焦
点距離。 - 【請求項4】 請求項3記載の変倍式接眼レンズ系にお
いて、さらに次の条件式(3)、(4)及び(5)を満
足する変倍式接眼レンズ系。 (3)1.0<s1/fS<1.5 (4)2.0<s2/fS<3.5 (5)2.0<|f 3|/fS<3.0 但し、 s1;短焦点距離端における第1レンズ群と第2レンズ
群の主点間隔、 s2;短焦点距離端における第2レンズ群と第3レンズ
群の主点間隔、 f3;第3レンズ群の焦点距離。 - 【請求項5】 請求項3または4記載の変倍式接眼レン
ズ系において、次の条件式(6)を満足する変倍式接眼
レンズ系。 (6)−3.0<Rb/fS<−1.5 但し、 Rb;第2レンズ群の物体側の面の曲率半径。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17940799A JP3295054B2 (ja) | 1998-06-26 | 1999-06-25 | 変倍式接眼レンズ系 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18103298 | 1998-06-26 | ||
JP10-181032 | 1998-06-26 | ||
JP17940799A JP3295054B2 (ja) | 1998-06-26 | 1999-06-25 | 変倍式接眼レンズ系 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000081580A true JP2000081580A (ja) | 2000-03-21 |
JP3295054B2 JP3295054B2 (ja) | 2002-06-24 |
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JP17940799A Expired - Fee Related JP3295054B2 (ja) | 1998-06-26 | 1999-06-25 | 変倍式接眼レンズ系 |
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JP (1) | JP3295054B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100351663C (zh) * | 2005-03-16 | 2007-11-28 | 富士能株式会社 | 望远透镜 |
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-
1999
- 1999-06-25 JP JP17940799A patent/JP3295054B2/ja not_active Expired - Fee Related
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CN100351663C (zh) * | 2005-03-16 | 2007-11-28 | 富士能株式会社 | 望远透镜 |
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