JP2000081128A - 自動車用動力伝達装置の制御装置 - Google Patents
自動車用動力伝達装置の制御装置Info
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Abstract
は低速側のいずれかに切換可能なHI−LO切換機構を
介して駆動輪側に伝達する自動車において、HI−LO
切換機構の変速比の切換中にイグニッションスイッチが
オフされても、自動変速機のパーキング機構を確実に機
能させることができるようにする。 【解決手段】 制御装置には、イグニッションスイッチ
を介してバッテリから電源供給を受ける電源ラインL1
と、電源管理用リレー64を介してバッテリから電源供
給を受ける電源ラインL2とが形成され、電源回路66
には各電源ラインL1,L2から電源が供給される。C
PU62は、イグニッションスイッチがオンして電源回
路66から電源電圧が供給されることにより起動し、電
源管理用リレー64をオンする。また、イグニッション
スイッチがオフすると、HI−LO切換機構が動作中か
否かを判断し、動作中でなければ電源管理用リレー64
をオフし、動作中であれば動作が完了してから電源管理
用リレー64をオフする。
Description
有する自動変速機からの出力を、変速比を高速側又は低
速側のいずれかに切換可能なHI−LO切換機構を介し
て、駆動輪側に伝達する動力伝達装置を備えた自動車に
おいて、HI−LO切換機構の変速比をアクチュエータ
を介して切り換える自動車用動力伝達装置の制御装置に
関する。
(4WD)と二輪駆動(2WD)とのいずれかに切換可
能な所謂パートタイム方式の四輪駆動車には、変速機か
らの動力を前・後輪へと分配するトランスファ内に、変
速比を高速側(HI)又は低速側(LO)のいずれかに
切換可能なHI−LO切換機構を備えたものが知られて
いる。そして、このHI−LO切換機構は、通常、手動
レバーの操作によって変速比を切り換えることができる
ようにされている。
設けられており、駐車時には、これを手又は足で操作す
ることにより、自動車を駐車位置に固定できるようにさ
れているが、雪国等では、このパーキングブレーキが使
用されないことがある。これは、駐車中の冷え込みによ
りパーキングブレーキのブレーキ機構が凍り付き、その
後、エンジンを始動して自動車を走らせようとしても、
パーキングブレーキの作動を解除できないことがあり、
また、自動変速機を搭載した一般的な自動車にあって
は、自動変速機のパーキング機構を利用して、自動車を
駐車位置に固定することができるためである。
トタイム方式の四輪駆動車等、動力伝達系にHI−LO
切換機構を備えた自動車においては、HI−LO切換機
構の変速比の切り換えを、手動レバーの操作による切り
換えから、モータ等を動力源とするアクチュエータを使
った切り換えに変更することが考えられている。これ
は、手動レバーの操作によりHI−LO切換機構の変速
機の切り換えを行うようにすると、手動レバーの動きを
HI−LO切換機構に伝達する機構が必要になり、ま
た、手動レバーの位置によってHI−LO切換機構を配
置可能な位置が制限されてしまい、設計の自由度が低下
するためである。
てHI−LO切換機構の変速比を切り換えるようにする
と、その切換中に、イグニッションスイッチがオフさ
れ、アクチュエータの駆動が停止した際に、本来、HI
−LO切換機構を介して接続されるべき動力伝達系の回
転軸が、変速機側と駆動輪側とで遮断されてしまうこと
がある。
変速比の切換中にアクチュエータの駆動が停止されて、
動力伝達系の回転軸が変速機側と駆動輪側とで遮断され
ると、たとえ、パーキング機構を有する自動変速機を搭
載した自動車であっても、上記のようにパーキングブレ
ーキを操作せずに自動車を駐車させた際には、自動車を
駐車位置に固定できなくなってしまう。
駆動輪側とで遮断された状態では、動力伝達系は所謂ニ
ュートラル状態となって、自動変速機のパーキング機構
による駆動輪のロックが効かなくなってしまうことか
ら、パーキングブレーキを操作せずに自動車を駐車させ
ると、自動車を駐車位置に固定できなくなってしまうの
である。
のであり、HI−LO切換機構の変速比をアクチュエー
タを使って切り換えるようにした自動車用動力伝達系の
制御装置において、HI−LO切換機構の変速比の切換
中にイグニッションスイッチがオフされても、自動変速
機のパーキング機構を確実に機能させることができるよ
うにすることを目的とする。
めになされた請求項1記載の自動車用動力伝達装置の制
御装置においては、操作部を介してHI−LO切換機構
の変速比の切換指令が入力されると、制御手段が、駆動
手段を介して、HI−LO切換機構に設けられたアクチ
ュエータを駆動することにより、HI−LO切換機構の
変速比を高速側から低速側又はその逆へと切り換える。
ると、電源管理手段が、制御手段がHI−LO切換機構
の変速比を切換中であるか否かを判断し、制御手段が変
速比を切換中であれば、制御手段による変速比の切り換
えが完了するまで、当該制御装置への電源供給を継続
し、この電源供給の継続により制御手段による変速比の
切り換えが完了するか、又は、イグニッションスイッチ
がオフした際に制御手段が変速比を切換中でなければ、
制御装置への電源供給を遮断する。
クチュエータを介してHI−LO切換機構の変速比を切
り換えているときにイグニッションスイッチがオフされ
ても、その切り換えが完了して、HI−LO切換機構の
変速比が高速側又は低速側に確実に切り換えられるまで
の間は、制御手段及び駆動手段への電源供給を継続し
て、アクチュエータを駆動し続けることができる。
機構の変速比の切換中にイグニッションスイッチがオフ
されても、動力伝達系が自動変速機側と駆動輪側とで遮
断されることはなく、自動変速機のパーキング機構を確
実に機能させることができる。そして、このように自動
変速機のパーキング機構を機能させることができるの
で、運転者がパーキングブレーキを操作することなく、
自動車を駐車させても、自動変速機のパーキング機構に
より駆動輪をロックすることができ、駐車時には自動車
を確実に駐車位置に固定し、駐車時の安全性を高めるこ
とができる。
させるには、例えば、電源管理手段だけには、イグニッ
ションスイッチのオン・オフ状態に関わらず、常時、バ
ッテリから電源供給を行うようにしてもよい。しかし、
このようにすると、イグニッションスイッチがオフさ
れ、自動車のエンジンが停止しているときにも、電源管
理手段に暗電流が流れ、バッテリ電力が消費されてしま
う。
自動車用動力伝達装置の制御装置を、請求項2に記載の
ように構成するとよい。即ち、請求項2に記載の制御装
置においては、請求項1に記載の構成に加えて、更に、
バッテリからイグニッションスイッチを介して電源供給
を受ける第1電源ラインと、バッテリから電源管理用リ
レーを介して電源供給を受ける第2電源ラインと、第1
電源ライン及び第2電源ラインの両方から電源供給を受
けて、制御手段及び電源管理手段に動作用の電源電圧を
供給する電源供給手段とが備えられ、アクチュエータを
駆動する駆動手段には、第2電源ラインから電源供給を
行うように構成される。
スイッチがオンされ、電源供給手段から電源電圧が供給
されると、電源管理用リレーをオンして、第2電源ライ
ンから電源供給手段及び駆動手段に電源供給がなされる
ようにし、その後、イグニッションスイッチがオフさ
れ、電源供給手段に第2電源ラインだけから電源供給が
なされるようになると、上述の判定動作を行い、当該制
御装置への電源供給の遮断条件が成立すると、電源管理
用リレーをオフして、第2電源ラインから電源供給手段
及び駆動手段への電源供給を遮断する。
れば、イグニッションスイッチがオフされ、自動車が駐
車された際には、当該制御装置によるバッテリ電力の消
費を零にすることができ、駐車時のバッテリ電力の消耗
を抑制できる。また、請求項2に記載の制御装置には、
電源管理用リレーが内蔵され、アクチュエータを駆動す
るための駆動手段には、電源管理用リレーを介して第2
電源ラインから電源が供給される。そして、この電源管
理用リレーは、第1電源ラインから電源供給手段に正常
に電源供給がなされて、電源供給手段から制御手段及び
電源管理手段に動作用の電源電圧が供給されるまでは、
オンしない。
て電源供給を受けて動作する従来装置のように、電源ラ
インの逆接続等から駆動手段等の内部回路を保護するた
めの保護装置(ツェナーダイオード等)を設ける必要が
なく、従来装置に対して大幅なコストアップを招くこと
なく実現できる。
に説明する。まず図1は、本発明が適用された四輪駆動
車の動力伝達装置の構成を表す概略構成図である。
は、パーキング機構を有する自動変速機TMを介して、
図示しないエンジンの出力が入力されるトランスファ1
0が備えられている。そして、トランスファ10から車
両後方に突出する後輪側出力軸11は、リヤプロペラシ
ャフト12,リヤディファレンシャルギヤ13,及び左
右後輪RL,RRの回転軸であるリヤドライブシャフト
14RL,14RRを介して、左右後輪RL,RRに至り、
また、トランスファ10から車両前方に突出する前輪側
出力軸15は、フロントプロペラシャフト16,フロン
トディファレンシャルギヤ17,及び左右前輪FL,F
Rの回転軸であるフロントドライブシャフト18FL,1
8FRを介して、左右前輪FL,FRに至る。尚、右前輪
FR側のフロントドライブシャフト18FRには、後輪R
L,RRのみを駆動輪とする2WD時に、左右前輪F
L,FRの回転をフリーにするためのAXLE切換機構
20が設けられている。
の出力が、変速比を高速側(HI)又は低速側(LO)
のいずれかに切換可能なHI−LO切換機構22を介し
て、後輪側出力軸11に伝達される。そして、後輪側出
力軸11は、2WDと4WDとの切り換えを行う2WD
−4WD切換機構24を介して、前輪側出力軸15に連
結されている。
側出力軸11に設けられたスプライン22aを、自動変
速機TMの出力軸に設けられたスプライン22bに連結
するか、或いは、自動変速機TMの回転が変速機構26
を介して伝達される回転軸28に設けられたスプライン
22cに連結するか、を切り換えることにより、自動変
速機TMから後輪側出力軸11に至る動力伝達経路の変
速比をHI・LOいずれかに設定するためのものであ
る。そして、その切り換えは、各スプライン22a〜2
2cに係合可能なスライダ22sを、後輪側出力軸11
の軸方向(図に矢印で示す)に移動させることにより行
われる。尚、このHI−LO切換機構22は、車両が4
WDとなっているときに、運転者からの操作指令に従
い、変速比を切り換えるようにされており、2WD時に
は、変速比をHIに固定して、燃費を悪化させないよう
にされている。
輪側出力軸11に連結され、後輪側出力軸11の周囲に
設けられた回転軸32と、前輪側出力軸15にギヤを介
して接続され、後輪側出力軸11の周囲に設けられた回
転軸34とを、連結するか否かを切り換えることによ
り、当該車両を4WDにするか2WDにするかを切り換
えるためのものである。そして、この切り換えにも、各
回転軸32,34に夫々設けられたスプライン24a,
24bに係合可能なスライダ24sが使用され、このス
ライダ24sを各回転軸24a,24bの軸方向(図に
矢印で示す)に移動させて両スプラインを連結すれば4
WDとなり、逆に、このスライダ24sを移動させて両
スプラインの連結を切り離せば2WDとなる。
輪FR側のフロントドライブシャフト18FRを、右前輪
FR側とフロントディファレンシャルギヤ17側とに二
分し、その二分した各シャフトにスプライン20a,2
0bを設け、この2つのスプライン20a,20bを、
スライダ20sを介して連結するか否かを切り換えるこ
とにより、左右前輪FL,FRの回転をフリーにするか
否かを切り換えるようにされている。尚、AXLE切換
機構20は、2WD時には、各スプライン20a,20
bとの連結を切り離し、左右前輪FL,FRの回転をフ
リーにし、4WD時には、各スプライン20a,20b
を連結して、左右前輪FL,FRをフロントディファレ
ンシャルギヤ17を介してフロントプロペラシャフト1
6に連結する。
スプラインの連結・遮断を切り換えるスライダ20s
は、モータ駆動式推力アクチュエータ(以下、AXLE
アクチュエータという)36により駆動される。また、
HI−LO切換機構22及び2WD−4WD切換機構2
4において、上記各スプラインの連結・遮断を切り換え
るためのスライダ22s及び24sは、共通のモータ駆
動式推力アクチュエータ(以下、T/Fアクチュエータ
という)38により駆動される。そして、これら各アク
チュエータ36,38には、夫々、各切換機構20〜2
4での切換状態を検出するスイッチ(AXLEスイッチ
41,4WDスイッチ42,4Lスイッチ43)が設け
られている。
換機構20によりシャフトが連結状態にあるときオン状
態となり、4WDスイッチ42は、2WD−4WD切換
機構24により自動車が4WD状態にあるときオン状態
となり、4Lスイッチ43は、自動車が4WD状態で、
HI−LO切換機構22の変速比がLOにあるときオン
状態となる。
は、従来より周知のものであることから説明は省略し、
ここでは、HI−LO切換機構22及び2WD−4WD
切換機構24のスライダ22s,24sを移動させるT
/Fアクチュエータ38について説明する。
及び2WD−4WD切換機構24の各スライダ22s,
24sには、夫々、フォークシャフト46,45に固定
されたシフトフォーク46a,45aが係合されてい
る。そして、各スライダ22s,24sは、各フォーク
シャフト46,45が軸方向(図中左右方向)に変位す
ることにより、上記各スプラインとの係合状態が切り換
えられる。
ォークシャフト46,45を変位させる動力源として、
直流モータ(以下単にモータという)50が設けられ、
内部の歯車機構を介して、このモータ50の回転トルク
を、上記各フォークシャフト45,46に夫々形成され
たラック45b,46bに伝達する。
50aと一体に回転する小径ギヤ51、 b)小径ギヤ51と噛み合う大径ギヤ52、 c)大径ギヤ52と共通の支持軸52aに支持されて、
大径ギヤ52からトーションスプリング53aを介して
トルクが伝達される小径ギヤ53、 d)小径ギヤ53と噛み合う大径ギヤ54、 e)大径ギヤ54と共通の支持軸54aに支持されて大
径ギヤ54と一体に回転し、フォークシャフト45のラ
ック45bと噛み合うピニオンギヤ55、 f)大径ギヤ54と噛み合う大径ギヤ56、 g)大径ギヤ56と共通の支持軸56aに支持されて大
径ギヤ56と一体に回転する小径ギヤ57、 h)小径ギヤ57と噛み合う大径ギヤ58、 i)大径ギヤ58と共通の支持軸58aに支持されて、
大径ギヤ58からトーションスプリン59aを介してト
ルクが伝達され、フォークシャフト46のラック46b
と噛み合うピニオンギヤ59、等により構成されてい
る。
WD位置、HI−LO切換機構22がHI位置となる状
態(以下、この状態を2H状態という)をモータ50の
原点位置とした場合、ピニオンギヤ55及びラック45
bには、モータ50がこの原点位置から所定回転角度だ
け正方向に回転する回転範囲内だけ噛合し、その回転範
囲を越えると、ピニオンギヤ55が空転するように、部
分的に歯が形成されている。
ニオンギヤ55と同様に部分歯とされており、ピニオン
ギヤ55が空転し始めるモータ50の回転位置までは、
小径ギヤ57が空転し、ピニオンギヤ55が空転し始め
てから、互いに噛合して、ピニオンギヤ59側にトルク
を伝達するようにされている。
は、全て全周に歯が形成された全歯車である。また、ト
ーションスプリング53a,59aは、スライダ24
s,22sを夫々移動させて2つのスプラインを連結す
る際に、両スプラインの回転位置が一致せずに、スライ
ダ24s,22sが、連結しようとするスプラインの端
面に当たって、一時的に移動が停止したような場合に、
モータ50からのトルクを蓄積して、スライダ24s,
22sが移動可能になったときに、その蓄積したトルク
によってスライダ24s,22sを速やかに移動させる
ことができるようにするためのものである。
タ38においては、トランスファ10が2H状態となる
上記原点位置から、モータ50を正転させると、大径ギ
ヤ52,小径ギヤ53,大径ギヤ54,ピニオンギヤ5
5が、図に点線で示す矢印方向に回転して、フォークシ
ャフト45が図において右方向に変位し、2WD−4W
D切換機構24のスプライン24a,24bがスライダ
24sにより連結されて、2WDから4WDに切り換え
られる。
は、小径ギヤ57は大径ギヤ58に噛合せず、空転する
ので、フォークシャフト46は変位しない。このため、
この状態では、2WD−4WD切換機構24のスライダ
24sは4WD位置となるが、HI−LO切換機構22
のスライダ22sはHI位置となる(以下、この状態を
4H状態という)。
を正転させると、今度は、部分歯からなるピニオンギヤ
55が空転し、小径ギヤ57と大径ギヤ58とが噛合し
て、大径ギヤ58及びピニオンギヤ59が図に点線で示
す矢印方向に回転する。この結果、フォークシャフト4
6が図において左方向に変位し、HI−LO切換機構2
2のスライダ22sが、HI位置からLO位置に切り換
えられる(以下、この状態を4L状態という)。
とき、モータ50を逆転させれば、HI−LO切換機構
22のスライダ22sが、LO位置からHI位置に切り
換えられて、トランスファ10は4H状態となり、更
に、モータ50を逆転させれば、2WD−4WD切換機
構24のスライダ24sが4WD位置から2WD位置に
切り換えられて、トランスファ10は2H状態となる。
施例の動力伝達装置を制御する制御装置60の構成を表
すブロック図である。図3に示す如く、制御装置60
は、CPU,ROM,RAM等からなるマイクロコンピ
ュータ(以下、単にCPUという)62と、電源管理用
リレー64と、電源供給手段としての電源回路66と、
AXLEアクチュエータ(AXLEACT)36及びT
/Fアクチュエータ(T/FACT)38に夫々専用の
入出力部36a,38aを介して接続されて、これら各
アクチュエータ36,38内のモータ50,70(図4
参照)を正転・逆転させる、駆動手段としてのモータ制
御部68とから構成されている。
構20に設けられたAXLEスイッチ41,2WD−4
WD切換機構24に設けられた4WDスイッチ42及び
4Lスイッチ43,自動変速機TMがニュートラル位置
にあるときオン状態となるニュートラルスイッチ71,
車速を検出する車速センサ72,ヘッドライトが点灯し
たときにオン状態となるライトONスイッチ73,トラ
ンスファ10の2H,4H,4Lの各状態と動力伝達装
置の異常時にその旨(CHECK )を表示するインジケータ
74,運転者がトランスファ10の状態の切り換え指令
を入力するための操作部75,及びアンチスキッド制御
装置(ABSECU)76が接続されている。そして、
CPU62は、これら各部との間で信号を入出力するこ
とにより、上記動力伝達装置を制御する。
く、CPU62からの指令に従い、上記各アクチュエー
タ36,38の動力源となるモータ50,70を、正転
又は逆転させるためのものであり、各モータ50,70
の一端に直接接続され、電源管理用リレー64を介して
入力されるバッテリ電圧VBを印加するか、或いは接地
するかを切り換える、各モータ50,70共通の第1リ
レー68aと、各モータ50,70の他端に、後述の第
3リレー68cを介して選択的に接続され、その接続さ
れたモータ端部に、バッテリ電圧VBを印加するか、或
いは接地するかを切り換える第2リレー68bと、この
第2リレー68bによりバッテリ電圧VBが印加される
か、接地される第2リレー68bの接点を、各モータ5
0,70の他端のいずれか一方に接続する第3リレー6
8cとから構成されている。
8a〜68cのコイルに接続されたトランジスタTr
a,Trb,TrcをON・OFFさせることにより、
各コイルの通電・非通電を切り換え、モータ50,70
を夫々正転・逆転させる。つまり、各モータ50,70
は、直流モータから構成されているため、その両端にバ
ッテリ電圧VBが同時に印加されるか、或いはその両端
が同時に接地されている場合には、モータ巻線に電流が
流れず、回転を停止し、一端にバッテリ電圧VBが印加
され、他端が接地されると、モータ巻線に電流が流れ
て、その電流方向に対応した方向に回転することから、
CPU62は、上記各トランジスタTra〜Trcを個
々に制御することにより、各モータ50,70を必要に
応じて正転又は逆転させる。
タ制御部68によれば、各モータ50,70の一方の端
部が、第3リレー68cを介して、選択的に、第2リレ
ー68bに接続されることから、各モータ50,70を
同時に回転させることはできない。しかし、後述するよ
うに、本実施例のようなパートタイム方式の四輪駆動車
では、通常、AXLEアクチュエータ36とT/Fアク
チュエータ38とを同時に動作させることはないため、
何ら問題はない。
0駆動時の回転方向を切り換えるために、各モータ5
0,70の両端に、夫々専用のリレー(合計4個のリレ
ー)を設けるようにしていたことから、本実施例によれ
ば、従来装置に比べ、各モータ50,70の回転・停止
及び回転時の回転方向を切り換えるためのリレーを1個
減らすことができることになり、制御装置60の構成を
簡素化し、製造コストを低減できる。
換指令に従い、動力伝達装置を、上述の2H状態から4
H状態、4H状態から4L状態、或いはこの逆方向へと
切り換える際の手順について図5に沿って説明する。図
5に示すように、操作部75から、2H状態から4H状
態への切換指令が入力されると、CPU62は、(a)
に示す2H→4H切換処理を実行する。そして、この切
換処理では、まず、S100(Sはステップを表す)に
て、車速センサ72で検出された車速が所定速度(例え
ば時速140km)未満であるという切換条件が成立し
ているか否かを判断し、この切換条件が成立していない
場合(つまり車両が高速で移動している際)には、当該
処理を終了する。尚、この場合には、インジケータ74
の4H表示ランプを高速に点滅させ、切換できない旨を
運転者に報知する。
ると判断されると、S110にて、4WDスイッチ42
の状態を監視しながらモータ50を正転させることによ
り、2WD−4WD切換機構24のスライダ24sを4
WD位置まで移動させる。そして、このようにトランス
ファ10が4H状態となると、続くS120にて、AX
LEスイッチ41の状態を監視しながらモータ70を正
転させることにより、AXLE切換機構20のスライダ
20sをシャフトの連結位置まで移動させ、当該処理を
終了する。
は、インジケータ74の4H表示ランプをゆっくりと点
滅させ、切換中である旨を運転者に報知する。また、S
120の処理が完了して、動力伝達装置全体が4H状態
(つまり、変速比がHIの4WD状態)となると、イン
ジケータ74の4H表示ランプを連続的に点灯させる。
状態への切換指令が入力されると、CPU62は、図5
(b)に示す4H→4L切換処理を実行する。そして、
この切換処理では、まず、S200(Sはステップを表
す)にて、車速センサ72で検出された車速が所定速度
(例えば時速2km)以下であるか、又は、ニュートラ
ルスイッチ71がON状態で自動変速機TMがニュート
ラル状態である、という切換条件が成立しているか否か
を判断し、この切換条件が成立していない場合には、当
該処理を終了する。尚、この場合には、インジケータ7
4の4L表示ランプを高速に点滅させ、切換できない旨
を運転者に報知する。
ると判断されると、S210にて、4Lスイッチ43の
状態を監視しながらモータ50を正転させることによ
り、HI−LO切換機構22のスライダ22sをLO位
置まで移動させ、当該処理を終了する。尚、S210の
処理実行中には、インジケータ74の4L表示ランプを
ゆっくりと点滅させて、切換中である旨を運転者に報知
し、S210の処理が完了して、4L状態(つまり、変
速比がLOの4WD状態)となると、インジケータ74
の4L表示ランプを連続的に点灯させる。
4H状態への切換指令が入力されると、CPU62は、
図5(c)に示す4L→4H切換処理を実行する。そし
て、この切換処理では、まず、S300(Sはステップ
を表す)にて、上記S200と同様の切換条件が成立し
ているか否かを判断し、この切換条件が成立していない
場合には、当該処理を終了する。尚、この場合には、イ
ンジケータ74の4H表示ランプを高速に点滅させ、切
換できない旨を運転者に報知する。
ると判断されると、S310にて、4Lスイッチ43の
状態を監視しながらモータ50を逆転させることによ
り、HI−LO切換機構22のスライダ22sをHI位
置まで移動させ、当該処理を終了する。尚、S310の
処理実行中には、インジケータ74の4H表示ランプを
ゆっくりと点滅させて、切換中である旨を運転者に報知
し、S310の処理が完了して、4H状態(つまり、変
速比がHIの4WD状態)となると、インジケータ74
の4H表示ランプを連続的に点灯させる。
2H状態への切換指令が入力されると、CPU62は、
図5(d)に示す4H→2H切換処理を実行する。そし
て、この切換処理では、まず、S400にて、上記S1
00と同様の切換条件が成立しているか否かを判断し、
この切換条件が成立していない場合には、当該処理を終
了する。尚、この場合には、インジケータ74の2H表
示ランプを高速に点滅させ、切換できない旨を運転者に
報知する。
ると判断されると、S410にて、4WDスイッチ42
の状態を監視しながらモータ50を逆転させることによ
り、2WD−4WD切換機構24のスライダ24sを2
WD位置まで移動させる。そして、このようにトランス
ファ10が2H状態となると、続くS220にて、AX
LEスイッチ41の状態を監視しながらモータ70を逆
転させることにより、AXLE切換機構20のスライダ
20sをシャフトの連結遮断位置まで移動させ、当該処
理を終了する。
は、インジケータ74の2H表示ランプをゆっくりと点
滅させ、切換中である旨を運転者に報知する。また、S
420の処理が完了して、動力伝達装置全体が2H状態
(つまり、変速比がHIの2WD状態)となると、イン
ジケータ74の2H表示ランプを連続的に点灯させる。
介して入力される運転者からの切換指令に従い、動力伝
達装置を2H,4H,4Lの各状態に切り換える、制御
手段としての処理を実行する。ところで、従来装置のよ
うに、制御装置60を、イグニッションスイッチ80が
ON状態であるときに、バッテリBTから電源供給を受
けるように構成すると、HI−LO切換機構22の状態
を切り換えるS210又はS310の処理実行中に、イ
グニッションスイッチ80がオフされた際に、HI−L
O切換機構22のスライダ22sが、後輪側出力軸11
のスプライン22aのみに係合して、自動変速機TMの
出力軸と後輪側出力軸11とが連結されない状態で自動
車が駐車されることがある。そして、この状態では、自
動変速機TMのパーキング機構が機能しなくなるので、
運転者が、自動車に別途設けられたパーキングブレーキ
を操作しなければ、自動車を駐車位置に停止させること
ができなくなってしまう。
に、バッテリBTからイグニッションスイッチ80を介
して電源供給を受ける第1電源ラインL1と、バッテリ
BTから電源管理用リレー64を介して電源供給を受け
る第2電源ラインL2との2系統の電源ラインを形成
し、イグニッションスイッチ80がオフされても、上記
S210又はS310の処理によってHI−LO切換機
構22が動作しているときには、その動作を中断しない
ようにされている。
作について説明する。まず図6は、制御装置60内の電
源供給系統の構成を表す説明図である。図6に示す如
く、上記各電源ラインL1,L2は、夫々、電流の逆流
防止用ダイオードD1,D2を介して、電源回路66に
接続されている。このため、電源回路66は、イグニッ
ションスイッチ80及び第1電源ラインL1を介してバ
ッテリ電圧(この電圧をVIGという)が印加された場
合でも、電源管理用リレー64及び第2電源ラインL2
を介してバッテリ電圧VBが印加された場合でも、CP
U62駆動用の電源電圧(例えば直流5V)を生成し、
CPU62を動作させることができる。
BTと第2電源ラインL2との接続を断・続させるため
のものであるが、接点切換用のコイル64aの一端がバ
ッテリBT側電源ラインに接続され、他端がトランジス
タTr1を介してグランドライン(GND)に接続され
ているため、このトランジスタTr1をオン・オフする
ことにより、バッテリBTと第2電源ラインL2との接
続を断・続させることができる。
Tr1をオン・オフさせることにより、電源管理用リレ
ー64のオン・オフ状態を制御する。尚、モータ制御部
68には、電源管理用リレー64を介してバッテリ電圧
VBが供給される。次に、図7は、CPU62が電源管
理のために行う電源管理手段としての制御処理を説明す
るフローチャートである。
ッチ80がオンされ、電源回路66から電源供給がなさ
れることにより起動し、この制御処理を開始する。そし
て、この制御処理が開始されると、S500にて初期化
の処理を実行した後、S510にて、トランジスタTr
1をオンすることにより、電源管理用リレー64をオン
させる。この結果、電源回路66には、第1電源ライン
L1と第2電源ラインL2との両方から電源供給がなさ
れ、その後イグニッションスイッチ80がオフされて
も、CPU62に継続して電源電圧を供給できることに
なる。
ニッションスイッチ(IG)80がオフされたか否かを
確認しつつ、S520にて、図5に示した各種切換制御
を実行するための切換制御処理を実行する。尚、S53
0の処理は、第1電源ラインの電圧VIGが所定レベル
以上か否かを判断することにより行われる。
イッチ(IG)80がオフされていないと判断された場
合には、S520及びS530の処理を繰り返し実行
し、逆に、S530にて、イグニッションスイッチ(I
G)80がオフされたと判断すると、S540に移行す
る。
御処理にて、HI−LO切換機構22を駆動していたか
否か(換言すれば、現在、HI−LO切換制御の実行中
であったか否か)を判断する。そして、現在、HI−L
O切換制御の実行中でなければ、S570にて、トラン
ジスタTr1をオフすることにより、電源管理用リレー
64をオフし、当該処理を終了する。
換制御の実行中であると判断されると、S560にて、
HI−LO切換制御が完了したか否かを確認しつつ、S
550にて、HI−LO切換制御を継続させ、S560
にて、HI−LO切換制御が完了したと判断されると、
S570にて、電源管理用リレー64をオフして、当該
処理を終了する。
6への電源供給が遮断されることから、CPU62の動
作は停止し、その後、イグニッションスイッチ80がオ
ンされるまで、この状態が継続される。以上説明したよ
うに、本実施例では、制御装置60に電源管理機能を持
たせ、イグニッションスイッチ80がオフされた際に、
HI−LO切換機構22が動作中である場合には、その
動作が完了するまで、HI−LO切換制御を継続させ
る。
ーキングブレーキを操作することなく、イグニッション
スイッチ80をオフして、車両を駐車させた場合であっ
ても、自動変速機TMの出力軸とトランスファ10内の
後輪側出力軸11とを連結させて、自動変速機TMのパ
ーキング機構を確実に機能させることができる。よっ
て、本実施例によれば、駐車時には駆動輪(後輪のみ又
は前後輪)をロックすることができ、自動車を確実に駐
車位置に固定し、駐車時の安全性を高めることができ
る。
を適用することにより、上記電源管理機能を、制御装置
60内に設けた電源管理用リレー64を使って実現して
いるため、自動車が駐車された際には、制御装置60に
流れる暗電流を零にし、駐車時のバッテリ電力の消耗を
抑制できる。
タ制御部68への電源供給用スイッチとしても働き、電
源管理用リレー64がオンしない限り、モータ制御部6
8に電流が流れることはない。そして、電源管理用リレ
ー64は、ダイオードD1を介して、第1電源ラインL
1から電源回路66に正常に電源供給がなされた場合に
のみ、CPU62の動作によってオンされ、バッテリB
Tから制御装置60に至る電源ラインが逆に接続された
ような場合には、電源管理用リレー64はオンしない。
装置の内部回路を保護するために必要であった、逆接防
止用のツェナーダイオードを設ける必要がない。よっ
て、電源管理用リレー64を設けているにも関わらず、
装置のコストアップを招くことはない。
8内に設けるモータ制御用のリレーも、従来装置に比べ
て、1個少なくすることができることから、これによっ
ても、装置のコスト低減を図ることができる。以上、本
発明の一実施例について説明したが、本発明は上記実施
例に限定されるものではなく、種々の態様を採ることが
できる。
タイム方式の四輪駆動車に適用した場合について説明し
たが、本発明は、HI−LO切換機構を備えた自動車で
あれば、二輪駆動車であっても、またフルタイム方式の
四輪駆動車であっても、上記実施例と同様に適用して、
同様の効果を得ることができる。
表す説明図である。
ある。
る。
う処理動作を説明する動作説明図である。
図である。
制御処理を表すフローチャートである。
プロペラシャフト、13…リヤディファレンシャルギ
ヤ、14RR,14RL…リヤドライブシャフト、15…前
輪側出力軸、16…フロントプロペラシャフト、17…
フロントディファレンシャルギヤ、18FR,18FL…フ
ロントドライブシャフト、20…AXLE切換機構、2
2…HI−LO切換機構、24…2WD−4WD切換機
構、26…変速機構、36…AXLEアクチュエータ、
38…T/Fアクチュエータ、41…AXLEスイッ
チ、42…4WDスイッチ、43…4Lスイッチ、5
0,70…モータ、60…制御装置、62…CPU(マ
イクロコンピュータ),64…電源管理用リレー、66
…電源回路、68…モータ制御部、68a…第1リレ
ー、68b…第2リレー、68c…第3リレー、71…
ニュートラルスイッチ、72…車速センサ、73…ライ
トONスイッチ、74…インジケータ、75…操作部、
80…イグニッションスイッチ、D1,D2…逆流防止
用ダイオード、Tr1…トランジスタ、BT…バッテ
リ、L1…第1電源ライン、L2…第2電源ライン、T
M…自動変速機。
Claims (2)
- 【請求項1】 パーキング機構を有する自動変速機から
の出力を、変速比を高速側又は低速側のいずれかに切換
可能なHI−LO切換機構を介して、駆動輪側に伝達す
る動力伝達装置を備えた自動車に設けられ、 操作部を介して前記HI−LO切換機構の変速比の切換
指令が入力されると、前記HI−LO切換機構に設けら
れたアクチュエータを駆動して、前記HI−LO切換機
構の変速比を切り換える自動車用動力伝達装置の制御装
置であって、 前記アクチュエータを駆動するための駆動手段と、 前記切換指令が入力されると、前記駆動手段を介して前
記アクチュエータを駆動し、前記HI−LO切換機構の
変速比を切り換える制御手段と、 イグニッションスイッチがオフした際に前記制御手段が
前記HI−LO切換機構の変速比を切換中であるか否か
を判断し、前記制御手段が変速比を切換中であれば、前
記制御手段による前記変速比の切り換えが完了するま
で、当該制御装置への電源供給を継続し、該電源供給の
継続により前記制御手段による変速比の切り換えが完了
するか、又は、前記イグニッションスイッチがオフした
際に前記制御手段が前記変速比を切換中でなければ、当
該制御装置への電源供給を遮断する電源管理手段と、 を備えたことを特徴とする自動車用動力伝達装置の制御
装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の自動車用動力伝達装置の
制御装置において、 バッテリから前記イグニッションスイッチを介して電源
供給を受ける第1電源ラインと、 前記バッテリから電源管理用リレーを介して電源供給を
受ける第2電源ラインと、 前記第1電源ライン及び第2電源ラインの両方から電源
供給を受けて、前記制御手段及び電源管理手段に動作用
の電源電圧を供給する電源供給手段と、 を設け、前記アクチュエータを駆動する駆動手段には、
前記第2電源ラインから電源供給を行うように構成する
と共に、 前記電源管理手段を、前記イグニッションスイッチがオ
ンされ、前記電源供給手段から電源電圧が供給される
と、前記電源管理用リレーをオンし、前記イグニッショ
ンスイッチがオフされ、当該制御装置への電源供給を遮
断する前記条件が成立すると、前記電源管理用リレーを
オフするように構成してなることを特徴とする請求項1
記載の自動車用動力伝達装置の制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24979598A JP3978886B2 (ja) | 1998-09-03 | 1998-09-03 | 自動車用動力伝達装置の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2000081128A true JP2000081128A (ja) | 2000-03-21 |
JP3978886B2 JP3978886B2 (ja) | 2007-09-19 |
Family
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Family Applications (1)
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Country Status (1)
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JP (1) | JP3978886B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008298204A (ja) * | 2007-05-31 | 2008-12-11 | Iseki & Co Ltd | 作業車 |
CN114641635A (zh) * | 2019-11-11 | 2022-06-17 | Gkn汽车有限公司 | 执行器装置和具有这样的执行器装置的传动机构装置 |
-
1998
- 1998-09-03 JP JP24979598A patent/JP3978886B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP7412554B2 (ja) | 2019-11-11 | 2024-01-12 | ジーケーエヌ オートモーティブ リミテッド | アクチュエータ装置およびこのようなアクチュエータ装置を備えたトランスミッション装置 |
CN114641635B (zh) * | 2019-11-11 | 2024-03-26 | Gkn汽车有限公司 | 执行器装置和具有这样的执行器装置的传动机构装置 |
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