JP2000080622A - 橋桁の除雪機 - Google Patents

橋桁の除雪機

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JP2000080622A
JP2000080622A JP10249856A JP24985698A JP2000080622A JP 2000080622 A JP2000080622 A JP 2000080622A JP 10249856 A JP10249856 A JP 10249856A JP 24985698 A JP24985698 A JP 24985698A JP 2000080622 A JP2000080622 A JP 2000080622A
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JP
Japan
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snow
carriage
bridge girder
snow removing
bridge
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Application number
JP10249856A
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English (en)
Inventor
Yoshihiko Yamamoto
吉彦 山本
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Kurimoto Ltd
Original Assignee
Kurimoto Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 橋桁D上面に積もった雪Sを圧縮される前の
状態で除雪・落下させ、人力除去作業や電気ヒータによ
る融雪作用を不要にする。 【解決手段】 リモートコントロールで台車10を橋桁
D上に走行させる。その走行は、ガイド輪14で落下を
防止する。除雪具20、20’は、除雪ブレード21又
はらせん羽根24の回転によって行う。台車10の走行
に伴い、除雪具によって橋桁D上の雪が除去される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、冬期降雪地域に
おける橋桁、主に上弦材上面の除雪を行う除雪機に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、河川等の橋梁において、建設費の
削減、河積断面の確保という面でピア(橋脚)を減ら
す、或はなくす方向で建設が行われることがある。この
ような場合に架設される橋梁の種類として、図1に示す
ニールセンローゼ橋(バスケットハンドルタイプ)のよ
うな鋼製橋梁があり、この構造は2本ある円弧状の上弦
材(アーチリブ)Dが橋梁中央にいくに従い、道路幅員
中央方向に絞られる形状になっている。
【0003】この構造の橋梁が、冬期降雪地域に建設さ
れると、その冬期、上弦材Dおよびストラット材(2本
のアーチリブを結合する部材)Eの上面に積雪Sを生
じ、この積雪Sは融解・凍結を繰り返す。このとき、上
弦材Dは上記の中央方向に絞られていることにより、図
2に示すように、その上面が傾斜し、また、ストラット
材Eもその上面が傾斜しているため、それらの上面端部
に水が集まって氷塊あるいは氷柱aに成長し、やがて、
その氷塊・氷柱が落下して、通行者および通行車輌を傷
つける恐れがある。
【0004】このため、近年、橋梁の上弦材D及びスト
ラット材Eの上フランジに電気式ヒータを取り付けて除
雪することが行われており、そのヒーティング設備のな
い橋梁においては、定期的に梯子車や消防車を動員し、
道路を通行止めにして除雪作業が行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記ヒーティング設備
を既設橋梁に取付けるためには、足場を設けたり、狭隘
な作業スペースで工事を行う必要があり、コスト面、作
業面を考慮すると、既設橋梁への設置は困難である。
【0006】したがって、ヒーティング設備を設置する
ためには橋梁の計画段階から協議・検討しておかなけれ
ばならず、一般に橋梁製作メーカーとヒーティング設備
メーカーは別であるため、両者がうまくコーディネート
されなければ設置が困難である。また、数百kWという
電気を使用するため、ランニングコストは高価であり、
維持管理を行う自治体にとって頭の痛い問題となってい
る。
【0007】この発明は、上記実情の下、橋桁上面に積
もった雪を圧縮される前の状態で除雪・落下させ、人力
除雪作業による通行止めや高価なランニングコストを不
要にすることを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明は、橋桁上面に台車を自走させ、その自走
に伴い、台車に取付けた除雪具で橋桁上面の雪を除去す
るようにしたのである。
【0009】上記台車は、リモートコントロールによ
り、その走行を制御し、所要以上の降雪量があれば、そ
の検知信号によって、台車を自動的に走行させて除雪す
る。
【0010】
【発明の実施の形態】この発明の一実施形態としては、
橋桁上面を自走する台車と、その台車に取付けた除雪具
とから成り、その台車は、駆動手段を有する台車本体
と、その駆動手段により回転されて前記橋桁表面を転動
して台車を自走させる車輪と、前記橋桁の両側面にそれ
ぞれ摺接して、台車の落下を防止するガイド部材とから
成る構成を採用し得る。
【0011】この構成であれば、ガイド部材によって、
台車の橋桁からの落下が防止される。とくに、橋桁は、
通常、図2に示すように、ウエブ幅よりフランジ幅が広
く、フランジ側縁が突出しているため、その突出縁にガ
イド部材が係止して、前記落下が確実に防止される(図
4参照)。このとき、ガイド部材は、橋桁側面を転動す
る車輪とすれば、そのガイド作用が円滑となる。
【0012】上記除雪具は、上記橋桁上面に摺接して除
雪する除雪ブレード、前記橋桁上面に摺接回転して除雪
するらせん羽根から成るロータリー除雪具又はその両者
などを採用し得る。
【0013】
【実施例】一実施例を図3乃至図6に示し、この実施例
は、橋桁(上弦材)D又はストラット材E上面を走行す
る台車10と、その台車10に取付けた除雪具20とか
ら成る。台車10の走行は、台車本体11内の電動機又
はディーゼル機関などの駆動力によって行い、その制御
はリモートコントロールする。
【0014】台車10は、箱状台車本体11の前後左右
の側面に車輪(走行輪)12を設けるとともに、本体1
1の前後にサスペンション具13を介してガイド輪14
を設けている。このガイド輪14とサスペンション具1
3の構造は、クレーン車のアウトリガーの構造となって
おり、橋桁D、Eの幅に対応して、左右の輪14が自在
に左右に動いて橋桁を確実にクランプし得るようになっ
ている。
【0015】ガイド輪14は、図4に示すように橋桁の
ウエブ側面に当接して台車10をクランプしており、万
が一、走行輪12が氷塊などの異物に乗り上げても、ウ
エブ幅はフランジ幅より狭いため、フランジの突出した
側縁によってガイド輪14の脱輪が防止される。また、
サスペンション具13により、ガイド輪14がジョイン
ト部材dに乗り上げてもその乗り上げに対応して、ガイ
ド輪14、14間を広げて対応する。すなわち、滑らか
にガイドがなされる。走行輪12にもサスペンション機
能を付加し得る。
【0016】台車10のサスペンション具13には除雪
具20が取外し可能に取付けられている。この除雪具2
0は、除雪ブレード21を支杆部材22によって取付け
たものであり、走行方向に対し除雪ブレード21を傾め
に位置し、図5、6に示すように、台車10の走行に伴
い、除雪ブレード21下縁のゴム23によって上弦材D
上面の雪Sを除去する。このとき、ゴム23は塗装を傷
めない役目を果たす。支杆部材22は、除雪ブレード2
1を支持して左右動させるシリンダ22aと、上下動さ
せるシリンダ22bからなり、その両シリンダ22a、
22bへの流体流出入の調整により、ロッドを伸縮し
て、除雪ブレード21を走行軸に対して所要の傾き及び
高さに調整可能になっており、その傾き・高さは除雪抵
抗に応じて適宜に設定する。また、除雪ブレード21の
幅方向(高さ方向)の除雪面との角度θ(図3参照)も
適宜に設定すればよいが、除雪抵抗の点から90度以下
とすることが好ましい。
【0017】除雪具20としては、図7、8に示すよう
に、らせん羽根24をケーシング25内に回転自在に設
け、その羽根24を回す駆動機及び吸引機を有するもの
とすることもできる。この除雪具20’は、同図のごと
く、ガイド輪14のサスペンション具13に取付け、台
車10の走行に伴い、らせん羽根24で雪Sを掻き散ら
すとともに吸引して、吹出管26から吹き飛ばして除雪
する。このらせん羽根24による除雪は、除雪ブレード
21では除雪が困難な雪質のものに有効である。
【0018】この実施例では、走行輪12のみで台車1
0を走行させているが、ガイド輪14も駆動輪とするこ
とができる。このようにすれば、推進力不足や走行輪1
2のスリップによる台車10の走行不能を解消し得る。
ガイド輪14のみの駆動方法も採用し得る。
【0019】なお、夏期等の非降雪期には、この除雪機
は橋桁から取外す。
【0020】
【発明の効果】この発明による除雪機は、ヒーティング
設備のない既設橋梁にも取付け可能であり、現在定期的
に梯子車や消防車を動員して道路を通行止めにして行っ
ている橋桁の除雪作業を簡単に行うことができ、氷柱や
氷塊の落下を事前に防止することが可能である。
【0021】また、電気等のヒーティング設備に必要な
アイドルヒーティングが不要であり、橋桁にある程度の
積雪が生じたときにのみ、適宜に除雪機を走行させれば
よく、ランニングコストを極力低減させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】橋梁の一例の斜視図
【図2】図1の要部断面図
【図3】一実施例の橋桁への取付状態の斜視図
【図4】同取付状態の切断側面図
【図5】同取付状態の正面図
【図6】同実施例の作用説明図
【図7】他の実施例の橋桁への取付状態の斜視図
【図8】同実施例の作用説明図
【符号の説明】
D 橋桁(上弦材) E ストラット材 d ジョイント部材 S 積雪 a 氷柱 10 台車 11 台車本体 12 車輪(走行輪) 13 サスペンション具 14 ガイド輪 20、20’ 除雪具 21 除雪ブレード 23 ゴム 24 らせん羽根

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 橋桁D、E上面を自走する台車10と、
    その台車10に取付けた除雪具20、20’とから成る
    橋桁の除雪機。
  2. 【請求項2】 上記台車10は、駆動手段を有する台車
    本体11と、その駆動手段により回転されて上記橋桁表
    面を転動して台車を自走させる車輪12と、前記橋桁の
    両側面にそれぞれ摺接して、台車10の落下を防止する
    ガイド部材とから成ることを特徴とする請求項1に記載
    の除雪機。
  3. 【請求項3】 上記ガイド部材が、上記橋桁側面を転動
    する車輪14であることを特徴とする請求項2に記載の
    除雪機。
  4. 【請求項4】 上記除雪具が、上記橋桁上面に摺接して
    除雪する除雪ブレード20、前記橋桁上面に摺接回転し
    て除雪するらせん羽根24から成るロータリー除雪具2
    0’又はその両者20、20’であることを特徴とする
    請求項1乃至3のいずれか一つに記載の除雪機。
JP10249856A 1998-09-03 1998-09-03 橋桁の除雪機 Pending JP2000080622A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003082615A (ja) * 2001-09-13 2003-03-19 East Japan Railway Co 鋼箱桁の高力ボルト接合方法
US9126238B2 (en) 2010-12-15 2015-09-08 Diane Quinn Vehicle snow removal system
JP2016180273A (ja) * 2015-03-25 2016-10-13 株式会社熊谷組 清掃装置、及び、当該清掃装置を用いた清掃方法
CN110004868A (zh) * 2019-03-18 2019-07-12 史玉芳 组合式除冰雪装置

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