JP2000079699A - 液補充システム及び液面検知装置 - Google Patents

液補充システム及び液面検知装置

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JP2000079699A
JP2000079699A JP25266598A JP25266598A JP2000079699A JP 2000079699 A JP2000079699 A JP 2000079699A JP 25266598 A JP25266598 A JP 25266598A JP 25266598 A JP25266598 A JP 25266598A JP 2000079699 A JP2000079699 A JP 2000079699A
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liquid
ink
container
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JP25266598A
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Mitsuyasu Nakajima
光康 中嶋
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】液体収容容器に適正量の液体を補充する液補充
システムとその液面検知装置を提供する。 【解決手段】装置本体に固定のメインタンク22は下面
にインク供給機構26と発光素子27及び受光素子28
から成る検知装置を備えている。印字ヘッド23とサブ
タンク24から成るヘッドユニット21は、サブタンク
24内底部に、光反射率が大きく且つ撥水性処理を施さ
れ、水位面に対し所定の角度を成す光反射部材29を備
えている。ヘッドユニット21が印字往復後にホームポ
ジションに来る度に発光素子27が駆動されて照射光3
1を光反射部材29に照射し、その反射光32を検知し
たか否か受光素子28の出力が制御部により参照され
る。サブタンク24内のインク30が満杯の状態から印
字によって減量し、やがて光反射部材29の位置以下と
なると、ホームポジションでメインタンク22のインク
供給機構26から一定量のインク30がサブタンク24
に補充される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タンク内の液量を
検知する液面検知装置及びその液面検知に基づいてタン
ク内に液体を補充する液補充システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、個人向けの画像形成装置として、
印字ヘッドの発熱素子を駆動してインクリボンのインク
を用紙面に熱転写して印字を行う熱転写プリンタや、イ
ンクボトルのインクを用紙面に吐出して印字を行うイン
クジェットプリンタなどの、比較的軽便なシリアルプリ
ンタが主流となって広く用いられている。
【0003】特に、インクジェットプリンタにおけるイ
ンクジェット記録方法は、記録ヘッド(印字ヘッド)の
ノズルからインクの液滴を吐出させ、このインク滴を
紙、布などの被記録材に吸収させて文字や画像等の記録
を行なうものである。この記録方式は、騒音の発生が少
なく、特別な定着処理を要することもなく、且つフルカ
ラー記録も容易に可能な記録方法である。
【0004】フルカラー記録の場合は、通常、減法混色
の三原色であるイエロー(黄色)、マゼンタ(赤色染料
名)及びシアン(緑味のある青色)の3色のインクに、
文字や画像の黒色部分に専用されるブラック(黒)を加
えた4色のインクを用いて行なわれる。すなわち、記録
ヘッドに各色専用のノズルを配設し、これらのノズルか
らイエロー、マゼンタ、シアンの3色のインク、あるい
はブラックを加えた4色のインクを、各々の色の吐出量
を制御しながら吐出し、被記録材の1画素に各々のイン
クを混合吸収させてフルカラーの記録を行なう。
【0005】図7は、そのようなシリアルインクジェッ
トプリンタ(以下、単にプリンタという)の構成を模式
的に示す斜視図である。同図に示すプリンタ1は、キャ
リッジ2に印字ヘッド3が固設され、これらキャリッジ
2と印字ヘッド3に、インクタンク4が着脱自在に係合
するように構成されている。
【0006】キャリッジ2は、一方ではガイドレール5
により滑動自在に支持され、他方では歯付き駆動ベルト
6に固着している。これにより、印字ヘッド3及びイン
クタンク4は、図の両方向矢印Xで示す装置本体(プリ
ンタ1)の幅方向、つまり印字画像の主走査方向に往復
駆動される。この印字ヘッド3と装置本体の不図示の制
御装置との間にフレキシブル通信ケーブル7が接続さ
れ、このフレキシブル通信ケーブル7を介して制御装置
から印字データと制御信号が印字ヘッド3に送出され
る。
【0007】この印字ヘッド3に対向し、印字ヘッド3
の往復移動方向に延在して、装置本体のフレーム8の下
端部にプラテン9が配設されている。このプラテン9に
接して用紙11が紙送りローラ12により図の矢印Yで
示す副走査方向(図の斜め右下方向)に間欠的に搬送さ
れる。この間欠搬送の停止期間中に、印字ヘッド3は、
モータ13により歯付き駆動ベルト6及びキャリッジ2
を介して駆動されながら、用紙11に近接してその紙面
に印字する。
【0008】このようなインクジェットプリンタは、家
庭で個人的に使用されるプリンタの場合は、通常、イン
クを吐出する印字ヘッドとインクを収納するインクタン
クとがヘッドユニットとして初めから一体に構成されて
装置本体のキャリッジに着脱自在に取付けられるように
したもの、又は上述のようにキャリッジに印字ヘッドが
固定されていて、この印字ヘッドにインクタンクが着脱
自在に係合してヘッドユニットとして一体化するように
したものが多い。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
インクジェットプリンタは、文字の印字ばかりでなく、
近年のようにフルカラー画像の印刷に多用されるように
なると、インクの消費量が増大する。インクの消費量が
増大すると、インクタンクの容量を大きくして対処しな
ければならないが、そのようにインクタンクの容量を大
きくすると、印字ヘッドとインクタンクがヘッドユニッ
トとして一体となってキャリッジに装着されるタイプで
は、その一体となって走行するヘッドユニット自体が大
型となり、したがって、主走査方向の全領域に亙って大
きな可動スペースを確保する必要が生じ、これにより、
プリンタ全体として寸法が大きくなり、このため小型化
の要望が強い家庭用向けのプリンタとしては対応できな
いという問題が発生する。
【0010】また、そればかりでなく、ヘッドユニット
が大型になると、その分だけヘッドユニットが重くな
り、印字主走査方向に往復走行するヘッドユニットの慣
性が大きくなる。慣性が大きいと、小さな駆動トルクで
は往復走行が不安定となって良質な印字結果が得られな
い。したがって、安定した往復走行を行わせて印字品質
を維持するためには、ヘッドユニットに往復走行を行わ
せるモータの駆動トルクを大きくする、つまり、より大
型のモータを使用する必要がある。また、それと共にヘ
ッドユニットの往復走行のためのガイドレール材の剛性
及びフレーム材の剛性も高める必要がある。しかし、こ
れでは更にプリンタが大型化するばかりでなく、消費電
力が大きくなり、また、製造コストが上昇して、とても
個人向けの用途に対応できない。
【0011】また、インクタンクを印字ヘッドから独立
させ、印字ヘッドにインク供給チューブで連結する方法
は、インク供給チューブの移動スペースが必要となって
装置本体が大型化するため、デザイン関連や設計関連な
どの特殊な用途に業務用で使用される大サイズ(例えば
A3判以上の用紙を用いるもの)のインクジェットプロ
ツタなどには採用されているものの、家庭用の小型のプ
リンタ装置には不向きであって採用することができな
い。
【0012】これに対して、近年ますますフルカラーの
写真画像やグラフィック画像の印刷需要が高まり、これ
に応じて各色インクの使用量が格段に増加している。例
えば、インク使用量の多い場合では、1枚の用紙片面に
50%もの付着率でインクが消費されることがある。こ
れは、通常の文字の印字では印字率(インク付着率)が
5%以下であることを考えると、これの10倍もの量で
あり、如何に大きなインク使用量であるかが分かる。
【0013】したがって、インクタンクの容量が充分に
大きくない場合には、僅か数十枚の用紙に印刷しただけ
でインクが無くなってしまうということがしばしば発生
した。例えば、720dpiのインクジェットプリンタ
では、通常1滴(1ドット)の吐出量は約20pl(ピ
コリットル)くらいであるので、A4サイズの用紙に付
着率50%で印字を続けると、インクタンク容量が10
ml(ミリリットル)の場合、用紙20枚分しかインク
がもたない計算になる。
【0014】このため、インクタンクを大きくして、印
刷できる用紙枚数を多くするべきであると思われるが、
前述したように、単にインクタンクを大きくしたので
は、種々の問題が派生してきて、小型のプリンタには実
用化できないという問題があった。
【0015】本発明の課題は、上記従来の実情に鑑み、
上記の問題及び類似の問題を広く解決すべく、液体を収
容する容器内の液面を検知する液面検知装置及びその検
知に基づいて適正量の液体を上記容器に補充する液補充
システムを提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】先ず、請求項1記載の発
明(第1の発明)の液補充システムは、液体を収容する
容器と、該容器の内面に設けられた光反射部材と、上記
容器の上方に設けられた発光素子及び受光素子と、上記
発光素子より上記光反射部材に対し光を照射したときに
その反射光が上記受光素子に入力したことにより上記容
器内の上記液体が所定量以下であることを認識する認識
手段と、該認識手段により上記液体が所定量以下である
ことが認識されたとき上記容器に対し上記液体を補充す
る液補充手段とを備えて構成される。
【0017】上記液補充手段は、例えば請求項2記載の
ように、上記液体を一定量補充するように構成される。
次に、請求項3記載の発明(第2の発明)の液面検知装
置は、液体を収容する容器と、該容器の内面に設けられ
た光反射部材と、上記容器の上方に設けられた発光素子
及び受光素子と、上記発光素子より上記光反射部材に対
し光を照射したときにその反射光が上記受光素子に入力
したことにより上記容器内の上記液体が所定量以下であ
ることを認識する認識手段とを有して構成される。
【0018】また、請求項4記載の発明(第3の発明)
の液補充システムは、液体を収容する容器と、該容器の
底面近傍に設けられた第1の光反射部材と、該第1の光
反射部材よりも上方に設けられた第2の光反射部材と、
上記容器の上方に設けられた発光素子及び受光素子と、
上記発光素子より上記第1の光反射部材に対し光を照射
したときに上記受光素子に反射光が入力したことにより
上記容器内の上記液体が第1の所定量以下であることを
認識し、上記発光素子より上記第2の光反射部材に対し
光を照射したときにその反射光が上記受光素子に入力し
ないことにより上記容器内の液体が第2の所定量以上で
あることを認識する認識手段と、該認識手段により上記
液体が第1の所定量以下であることを認識されたとき上
記容器への上記液体の補充を開始し、上記認識手段によ
り上記液体が第2の所定量以上であることを認識された
とき上記容器への上記液体の補充を停止する液補充手段
とを備えて構成される。
【0019】更に、請求項5記載の発明(第4の発明)
の液面検知装置は、液体を収容する容器と、該容器の底
面近傍に設けられた第1の光反射部材と、該第1の光反
射部材よりも上方に設けられた第2の光反射部材と、上
記容器の上方に設けられた発光素子及び受光素子と、上
記発光素子より上記第1の光反射部材に対し光を照射し
たときに上記受光素子に反射光が入力したことにより上
記容器内の上記液体が第1の所定量以下であることを認
識し、上記発光素子より上記第2の光反射部材に対し光
を照射したときにその反射光が上記受光素子に入力しな
いことにより上記容器内の液体が第2の所定量以上であ
ることを認識する認識手段とを有して構成される。
【0020】上記反射部材、上記第1の反射部材又は上
記第2の反射部材は、例えば請求項6又は8記載のよう
に、上記液体の水位面に対して所定の角度を成すように
配置され、また例えば請求項7又は9記載のように、撥
水性処理を施されて成る。
【0021】そして、請求項10記載の発明(第5の発
明)の液補充システムは、主走査方向へ移動するサブタ
ンク付きの印字ヘッドと該印字ヘッドと分離してプリン
タ本体に固定配置されるインクタンクとを備え、該イン
クタンクから上記印字ヘッドのサブタンクにチューブレ
スでインクを補充するインクジェットプリンタにおい
て、上記液体を上記インクと成し、上記容器を上記印字
ヘッドの上記サブタンクと成し、上記液補充手段を上記
インクタンクと成して構成される。
【0022】この第5の発明において、上記反射部材又
は上記第2の反射部材の上記容器内における配設位置
は、例えば請求項11記載のように、反射面より下部に
残留する上記インク量で上記印字ヘッドが少なくとも1
主走査の印字ができるインク量を供給可能な位置である
ように構成される。
【0023】また、例えば請求項12記載のように、上
記インクジェットプリンタは複数色のインクにより印字
を行う多色印字プリンタであり、上記印字ヘッドは上記
複数色のインクに対応する複数のサブタンクを備え、該
複数のサブタンクに補充可能に上記インクタンクは上記
複数色のインクを収容し、上記認識手段は一組の上記発
光素子及び上記受光素子により上記複数のサブタンクの
夫々のインク量が第2の所定量以上又は第1の所定量以
下であるかを認識するように構成される。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。図1(a) は、本発明が適用で
きるインクジェットプリンタの主要部の構成を示す斜視
図であり、同図(b) は、その主要部を構成する印字ヘッ
ドを同図(a) の矢印bで示す方向から見た模式的な正面
図である。同図(a) に示すように、このインクジェット
プリンタの主要部の構成は、ヘッドユニット21とメイ
ンタンク22(インクタンク、液補充手段)とからな
る。ヘッドユニット21は、印字ヘッド23とサブタン
ク24(液体収容容器)とが一体に形成されており、不
図示のキャリッジに保持されている。このキャリッジが
これも不図示のモータ及び駆動ベルトによって駆動され
ることにより、ヘッドユニット21は、同図(a) の両方
向矢印xで示す主走査方向に往復移動する。同図(a) は
ヘッドユニット21が基準位置(ホームポジション)に
在る状態を示している。
【0025】上記の印字ヘッド23は、同図(b) に示す
ように、表面に例えば125個又は256個というよう
な多数のインク吐出ノズル25を備えたLSIチップか
ら成る。この印字ヘッド23の上記インク吐出ノズル2
5が形成されている層の裏面には、特には図示しない
が、LSI処理技術や薄膜形成処理技術で形成された上
記インク吐出ノズル25に対応する数μm単位のサイズ
の多数の発熱素子、インク隔壁、インク通路、インク供
給孔等が構成されている。そのインク供給孔が上記のサ
ブタンク24の底部から内部に連通している。
【0026】同図(a) において、不図示の用紙が矢印y
で示す副走査方向に間欠搬送され、この間欠搬送の搬送
停止期間中に、ヘッドユニット21つまり印字ヘッド2
3が、両方向矢印xで示す主走査方向に往復移動しなが
ら両方向矢印aで示す印字領域において、不図示の制御
部から送られてくる印字データに応じてインク吐出ノズ
ル25からインクを吐出し、その吐出したインク滴を用
紙の紙面に着弾させる。このように印字が実行される。
【0027】上記のメインタンク22は、印字ヘッド2
3の主走査方向に延在して細長い形状に形成されてお
り、印字ヘッド23の印字動作、つまりヘッドユニット
21の往復移動に対して、メインタンク22は装置本体
(インクジェットプリンタ)のフレームに固定されてい
る。したがって、比較的大量のインクを保持する容積を
持ちながらも、その占拠する空間はそれほど大きくはな
らない。
【0028】そして、ヘッドユニット21が上記主走査
方向に1乃至数往復移動する間に、ホームポジションに
おいて、サブタンク24内のインク(液体)が後述する
第1の所定量以下となったことが検知されると、メイン
タンク22から適正量のインクが、インク供給機構26
を介してサブタンク24に補充される。
【0029】尚、サブタンク24内のインク量が1枚の
用紙一面に標準画像を印字できる程度の量となるように
サブタンク24の大きさを設定してもよい。また、上記
のインク供給機構26は、特には図示しないが電磁マイ
クロポンプから成る。電磁マイクロポンプは、メインタ
ンク22下面のポンプベースに支持されて下向きに開口
部を形成されたダイヤフラムと、ダイヤフラムの開口部
に形成された入力弁及び出力弁と、ダイヤフラムの開口
部と対極の上部外側に一端を固着され、磁極が円柱軸の
両端に分極している円柱状の永久磁石と、この永久磁石
の側周面を滑動自在に支持するガイド部材と、永久磁石
の自由端側に緩やかに外嵌するスパイラル状のマイクロ
コイルとを有している。
【0030】このマイクロコイルに、電流が印加される
と、スイッチング電流によって発生する磁力の極性変化
に追従して永久磁石が上下しダイヤフラムの上部を引上
げ或は押圧する。これにより、ダイヤフラムの内部圧力
がスイッチグ電流の周波数に応じて減増し、入力弁に連
通するメインタンク22内のインクがダイヤフラム内に
吸引され、このインクが出力弁から外部つまりサブタン
ク24に流出する。
【0031】このインク供給機構26から供給するイン
クの液量は、マイクロコイルに印加する電流の周波数に
よって制御が可能である。これにより、サブタンク24
に供給される液量を、所望の液量に制御することができ
る。このようにメインタンク22からサブタンク24へ
のインク供給にはインク供給チューブを用いないで供給
することができ、この方式をチューブレス補充方式と称
する。
【0032】図2(a),(b),(c) は、図1(a) のホームポ
ジションにおいて、サブタンク24のインク量を検知す
る第1の実施形態としての液面検知装置の構成を示す図
であり、図1(a) の矢印yの向きとは逆から見た側断面
を示している。図2(a),(b),(c) に示すように、一方の
メインタンク22は、その下面に上述したインク供給機
構26の他に、一組の発光素子27及び受光素子28か
ら成る検知装置を備えている。この発光素子27の発光
駆動は不図示の制御装置により制御され、受光素子28
の反射光検知出力は上記の制御装置に入力される。特に
は図示しないが、この受光素子28の出力段はコンパレ
ータで構成されており、所定のしきい値が設けられてい
る。
【0033】他方のヘッドユニット21のサブタンク2
4には、その内面底部に光反射部材29が設けられてい
る。光反射部材29には、光反射率の大きな部材が用い
られ、且つ撥水性処理が施されている。そして、光反射
部材29はインク30の水位面に対して所定の角度を成
すように配置されている。
【0034】図2(a) に示すようにサブタンク24内に
インク30が一杯に入っている状態では、発光素子27
から射出される照射光31は、インク30の表面で拡散
されたり吸収されて正しく反射されないが、つまり受光
素子28の光検知出力は、しきい値以下となって「光非
検知」であるが、同図(b) に示すように、光反射部材2
9の位置よりもインク30の水位が下がると、光反射部
材29の有する上記角度による傾斜とその撥水性によっ
て、インク30は光反射部材29上に一滴も留まること
なく除去され、これにより、光反射部材29が適正に露
出され、発光素子27からの照射光31をよく反射し
て、その反射光32が、同図(b) 及び同図(c) に示すよ
うに、受光素子28に良く入射して受光素子28の出力
がしきい値以上、つまり「光検知」が出力され、制御部
によってインク30の残量が第1の所定量以下となった
ことが認識される。尚、この検知位置はヘッドユニット
21が丁度ホームポジションに来た位置である。
【0035】図3は、上記の第1の実施の形態におい
て、インク30が減量していくときに、その液面の水位
の状態を検知して、インクを補充する制御部の処理動作
を示すフローチャートである。尚、この処理は、このイ
ンクジェットプリンタに、キー入力又はホスト機器から
の信号により印字指令が入力されると、CPUを備えた
不図示の制御部によって開始される。
【0036】同図において、先ずヘッドユニット21を
ホームポジション(HP)に移動させる(ステップS
1)。続いて、検知装置(フォトセンサ)の発光素子2
7を発光駆動してその受光素子28がON(「光検
知」)しているか否かを判別する(ステップS2)。こ
の処理では、図2(a) に示すように、サブタンク24が
インク30で満杯であるか或は光反射部材29が露出し
ない程度にインク30が入っていれば、受光素子28は
OFF(「光非検知」)であり、この場合は、ヘッドユ
ニット21、すなわち印字ヘッド23を主走査方向に往
復させて印字する(ステップS4)。
【0037】そして、一枚の用紙への印字処理が終了し
ているか否かを判別し(ステップS5)、まだ終了して
いないときは(S5がNo)、上記ステップS1に戻っ
て、ステップS1以下の処理を繰り返す。これにより、
サブタンク24内に光反射部材29の位置以上の容量の
インク30が有るときは、印字処理がそのまま継続され
る。
【0038】そして、一枚の用紙への印字処理が終了し
ない間は印字が継続され、やがてサブタンク24内のイ
ンク30が、図2(b) 又は同図(c) に示すように光反射
部材29の位置以下となったとき、ステップS2で、フ
ォトセンサがON(検知装置の受光素子28が「光検
知」)して、この出力が制御部に通知される。
【0039】尚、ホームポジション(インク面検知位
置)に戻らない内にインク30が光反射部材29の位置
以下となっても、ホームポジションに戻るまでの間の印
字に支障が無いように、図2(b) に示す光反射部材29
の位置直下の水位のインク30の残量は、印字ヘッド2
3が1主走査の印字ができるだけの充分なインク量とな
っている。したがって、同図(c) に示すように、完全に
インク30が無くなった状態になってからフォトセンサ
がONするようなことは無く、必ず未だ幾分インク30
が光反射部材29の位置よりも下に残っている状態で、
フォトセンサがONするようになっている。
【0040】上記のようにフォトセンサがONすると、
メインタンク22からインク供給機構26を介してサブ
タンク24に一定量のインク30が補充される(ステッ
プS3)。このインク供給機構26を介してサブタンク
24に補充されるインク30の一定量とは、同図(b) に
示す光反射部材29の位置直下の水位のインク30の残
量に対して補充してサブタンク24から溢れない程度の
量である。
【0041】このように、インク30をサブタンク24
に補充した後、再びステップS4及びS5の処理を行
い、以下、印字処理終了までステップS1〜S5を繰り
返す。そして、ステップS5で印字終了となったとき、
処理を終了する。
【0042】尚、ホームポジションにおけるインク残量
の検知を印字1往復毎に行っているが、インク残量の検
知はこれに限ることなく、N(Nは任意の整数)往復毎
に検知するようにしてもよい。但しこの場合は、光反射
部材29の位置直下の水位のインク量でN往復の印字が
可能なように、光反射部材29の配設位置を設定するよ
うにする。
【0043】図4(a),(b),(c),(d),(e),(f) は、第2の
実施の形態におけるメインタンクとヘッドユニットから
成る液補充システムの構成と動作状態を示す図であると
共に第3の実施の形態としての液面検知装置の構成と動
作状態を示す図である。尚、図4(a) 〜(f) には、図1
及び図2に示した構成と同一の構成部分には、図1及び
図2と同一の番号を付与して示している。
【0044】図4(a) に示すように、この液補充システ
ム及び液面検知装置は、メインタンク22側の構成は図
1及び図2の場合と同様であるが、サブタンク24の内
面に配設される光反射部材の構成が異なる。即ち、サブ
タンク24の内面には、底面近傍に下部反射部材33
(第1の光反射部材)が配置され、更に、この下部反射
部材33よりも上方に上部反射部材34(第2の光反射
部材)が配置される。
【0045】このサブタンク24が、同図(a) 、(d) 又
は(f) に示すようにホームポジション(以下、この位置
をホームポジションAという)に来たとき、発光素子2
7の照射光31は上部反射部材34に向けて照射され
る。このとき、同図(d) に示すようにサブタンク24の
インク30が上部反射部材34の位置よりも下がって、
同図(a) に示すようにインクが全く無くなるまでの間
は、上記の照射光31は上部反射部材34で反射され、
その反射光32が受光素子28に同図(b) に示すように
入射する。
【0046】他方、インク30が、同図(f) に示すよう
に、サブタンク24に満杯(第2の所定量)になるまで
補充されると、上部反射部材34がインク30の水位の
下に隠れて、発光素子27の照射光31がインク30の
液面で拡散されたり吸収されて上部反射部材34まで届
かず、したがって、受光素子28は正しい反射光を検知
することがない。すなわち「光非検知」となる。
【0047】また、サブタンク24が、同図(b) 、(c)
又は(e) に示すように、ホームポジションAからやや印
字領域方向にずれた位置(以下、この位置をホームポジ
ションBという)にあるとき、発光素子27の照射光3
1は下部反射部材33に向けて照射される。このとき、
サブタンク24内のインクが同図(b) に示すように全く
無いか又は同図(c) に示すように下部反射部材33の位
置以下であると、上記の照射光31は下部反射部材33
で反射され、その反射光32が受光素子28に入射す
る。
【0048】そして、同図(e) に示すように、インク3
0の水位が上部反射部材34の位置よりも下ではあるが
下部反射部材33の位置よりも上であるときは、下部反
射部材33がインク30の水位の下に隠れて、発光素子
27の照射光31がインク30の液面で拡散されたり吸
収されて下部反射部材33まで届かず、したがって、受
光素子28は反射光を検知することがない。
【0049】尚、不図示の制御部は、本来の基準位置で
あるホームポジションAを基準として、ヘッドユニット
21を往復移動させるモータの駆動パルス又は位置エン
コーダによる検知に基づいて、サブタンク24が現在ど
の位置にあるかを常時認識しているので、上記のホーム
ポジションBの位置は容易に認識できる。この認識に基
づいて、サブタンク24がホームポジションBにあるタ
イミングで、駆動中の検知装置の受光素子28の出力を
参照することによって、同図(b) 、(c) 又は(e) に示す
液面状態を認識することができる。
【0050】また、同図(c) に示すように、インク30
が下部反射部材33の位置直下の水位のインク30の残
量(第1の所定量)は、この場合も、印字ヘッド23が
1往復中に印字できるだけの充分なインク量となってい
る。したがって、サブタンク24が、同図(b) に示すよ
うに完全にインク30が無くなった状態でホームポジシ
ョンBにくることはなく、インク30が下部反射部材3
3の位置よりも下ではあるが必ず未だ幾分残っている状
態でホームポジションBにくるようになっている。
【0051】図5は、上記の第2及び第3の実施の形態
において、インク30が減量していくときに、その液面
の水位の状態を検知して、インクを補充する制御部の処
理動作を示すフローチャートである。尚、この処理は、
このインクジェットプリンタに、キー入力又はホスト機
器からの信号により印字指令が入力されると、CPUを
備えた不図示の制御部によって開始される。
【0052】同図において、先ずヘッドユニット21を
ホームポジションB(HP2)に移動させ(ステップS
11)、続いて、検知装置(フォトセンサ)を駆動して
受光素子28の出力を参照する(ステップS12)。通
常、インクジェットプリンタを使用する場合、インクの
蒸発や凝固を防止するためサブタンク24を空にした状
態で保管していたものを使用することになるから、サブ
タンク24は、図4(b) に示す空の状態である。したが
って受光素子28の出力は「光検知」(フォトセンサが
ON)である。
【0053】そして、この場合は、サブタンク24をホ
ームポジションA(HP1)に移動させる(ステップS
13)。これにより、図4(a) に示すように、インク供
給機構26がサブタンク24に対してインク供給が可能
な位置に配置されると共に、発光素子27がその照射光
31を上部反射部材34に向けて照射可能な位置に配置
される。
【0054】上記に続いて、メインタンク22からイン
ク供給機構26を介してサブタンク24にインク30を
供給しながら(ステップS14)、受光素子28の出力
を参照する(ステップS15)。そして、受光素子28
の出力が「光検知」(フォトセンサがON)ならば、イ
ンク30の液面は、図4(d) に示すように、上部反射部
材34の位置よりも下である。
【0055】この場合は、ステップS14に戻ってステ
ップS14及びS15を繰り返す。これにより、インク
供給機構26によるサブタンク24へのインク供給が継
続される。そして、上記ステップS14及びS15が繰
り返されて、やがて図4(f)に示すようにインク30が
満杯になると、ステップS15で発光素子28の出力が
「光非検知」(フォトセンサがOFF)となる。
【0056】この検知に基づいて、ヘッドユニット21
を往復移動させて印字ヘッド23による印字を開始する
(ステップS16)。そして、印字処理が終了している
か否かを判別して(ステップS17)、まだ終了してい
ないときは(S17がNo)ステップS11に戻って、
インク30の減量した水位が未だ下部反射部材33の位
置よりも上であることを確認して(フォトセンサがOF
F)、ステップS16で印字を続行し、ステップS17
で再び印字処理終了か否かを判別する、ということを繰
り返す。
【0057】そして、印字処理の続行中にステップS1
2でインク30の水位が下部反射部材33の位置以下と
なっていれば、ステップS13〜S15でインク30を
補充して印字を継続し、ステップS17で印字処理終了
となっていれば、処理を終了する。
【0058】尚、ホームポジションB(HP2)におけ
るインク残量の検知を、印字1往復毎に行っているが、
インク残量の検知はこれに限ることなく、M(Mは任意
の整数)往復毎に検知するようにしてもよく、この場合
は、下部反射部材33の位置直下の水位のインク量でM
往復の印字が可能なように、下部反射部材33の配設位
置を設定するようにする。
【0059】ところで、上述した実施の形態では、いず
れもサブタンクが1個の場合について説明したが、サブ
タンクは1個に限ることなく複数個あってもよい。そし
て、そのような場合でも、1個の検知装置で上述の場合
と同様に各サブタンク内の液面状態の検知と、液補充を
実施することができる。これを第4の実施の形態とし
て、以下に説明する。図6(a) は、第4の実施の形態に
おけるインクジェットプリンタの印字ヘッドの正面図で
あり、同図(b),(c) は、装置本体側のインクメインタン
クの構成と、ヘッドユニット側のインクサブタンクの構
成を模式的に示す側断面図である。同図(a) に示すよう
に、印字ヘッド40は、4列のインク吐出ノズル列41
(41a、41b、41c、41d)を備えており、こ
れは図1(b) に示した印字ヘッド23を1個のシリコン
チップ上にモノリシックに4個連設したものである。
【0060】この場合も、同図(b),(c) に示すように、
4個連設されたサブタンク42(42a、42b、42
c、42d)と上記印字ヘッド40とが一体になってヘ
ッドユニット43が形成されている。サブタンク42a
にはマゼンタインク(M)、サブタンク42bにはシア
ンインク(C)、サブタンク42cにはイエローインク
(C)、そしてサブタンク42dにはブラックインク
(Bk)が夫々収容されている。そして、これらのイン
クM、C、Y及びBkは、印字ヘッド40のインク吐出
ノズル列41a、41b、41c及び41dに夫々供給
される。
【0061】そして、各サブタンク42の内面には、下
部反射部材44(44a、44b、44c、44d)と
上部反射部材45(45a、45b、45c、45d)
が配設される。これらの下部反射部材44及び上部反射
部材45の構成と機能は、それぞれ図4(a) 〜(f) に示
した下部反射部材33及び上部反射部材34の構成及び
機能と同様である。
【0062】このヘッドユニット43は、不図示のキャ
リッジに保持されて、そのキャリッジが歯付きベルトを
介してモータによって駆動されることにより、ヘッドユ
ニット43が印字主走査方向へ往復移動し、印字ヘッド
40が上記4色のインクM、C、Y又はBkを適宜に吐
出してフルカラーの印字を行う。
【0063】一方のメインタンク47には、その下面に
上記4個のサブタンク42に対応する4個のインク供給
機構46(46a、46b、46c、46d)が配設さ
れている。ヘッドユニット43が、同図(c) に示すよう
にホームポジションに在るとき、上記4個のインク供給
機構46は、それぞれに対応する各サブタンク42にイ
ンク供給が可能なように配置されるようになっている。
【0064】そして、メインタンク47の下面には、上
記4個のインク供給機構46よりも印字領域側(図の左
方)に1個の発光素子48と1個の受光素子49からな
る検知装置が配設されている。
【0065】ヘッドユニット43が、同図(c) に示すホ
ームポジションに位置すべく、同図(b) の矢印Cに示す
にように進入してきたとき、最初の検知位置で発光素子
48の照射光51がサブタンク42aの下部反射部材4
4aに向けて照射される。ヘッドユニット43の進入が
継続され、上記に続いて第2の検知位置では、発光素子
48の照射光51がサブタンク42aの上部反射部材4
4aに向けて照射される。
【0066】そして、第3の検知位置ではサブタンク4
2bの下部反射部材44b、第4の検知位置ではサブタ
ンク42bの上部反射部材45b、第5の検知位置では
サブタンク42cの下部反射部材44c、第6の検知位
置ではサブタンク42cの上部反射部材45c、第7の
検知位置ではサブタンク42dの下部反射部材44d、
第8の検知位置ではサブタンク42dの上部反射部材4
5dというように、発光素子48の照射光51が順次照
射される。上記第8の検知位置は同図(c) に示すホーム
ポジションである。
【0067】印字開始初期又は印字中に、いずれかのサ
ブタンク42のインク残量が下部反射部材44の位置以
下であると、上記第1、第3、第5、又は第7の検知位
置で、発光素子48による照射光51が例えば同図(b)
の反射光52の如く受光素子49により検出され、その
検出されたサブタンク42に対応する色のインクが、同
図(c) のホームポジションにおいて、メインタンク47
からインク供給機構46により供給される。そして、そ
のインク供給によりサブタンクが満杯になったことが、
第2、第4、第6、又は第8の検知位置で受光素子49
が「光非検知」を出力することにより確認される。
【0068】尚、上述の説明ではサブタンク42aを最
初に検知したが、図6(c) の位置状態すなわちサブタン
ク42dから検知を開始し、サブタンク42c,サブタ
ンク42b,サブタンク42aの順に検知してもよい。
【0069】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、インクジェットプリンタに適用すると印字機構部
分をサブタンク付きの印字ヘッドと装置本体に固定型の
メインインクタンクとに分離し且つインク供給チューブ
を廃止(チューブレス化)した上でサブタンク内のイン
ク残量をたった1個の検知装置で適正に検出できるの
で、小型でありながら高速且つ多量の印字を連続して行
うことができると共にサブタンクから補充インクが溢れ
たり或はサブタンクのインクが無くなって印字不能とな
るような不都合なことがなくなり、したがって、印字不
良のない高品質の画像を形成する快適で使い勝手のよい
インクジェットプリンタを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるインクジェットプリンタの
主要部の構成を示す図であり、(a) は斜視図、(b) はそ
の印字ヘッドを(a) の矢印bで示す方向から見た模式的
な正面図である。
【図2】第1の実施の形態における液面検知装置を示す
図であり、(a),(b),(c) は夫々図1(a) のホームポジシ
ョンにおいてサブタンクのインク量を検知する状態を示
す側断面図である。
【図3】第1の実施の形態においてインクの所定の減量
を検知してインクを補充する制御部の処理動作を示すフ
ローチャートである。
【図4】(a) 〜(f) は第2の実施の形態におけるメイン
タンクとヘッドユニットから成る液補充システムの構成
と動作状態を示すと共に第3の実施形態における液面検
知装置の構成と動作状態を示す図である。
【図5】第2及び第3の実施の形態においてインクの所
定の減量を検知してインクを補充する制御部の処理動作
を示すフローチャートである。
【図6】(a) は第4の実施の形態におけるインクジェッ
トプリンタの印字ヘッドの正面図、(b),(c) はメインタ
ンクの構成とサブタンクの構成を模式的に示す側断面図
である。
【図7】従来のシリアルインクジェットプリンタの構成
を模式的に示す斜視図である。
【符号の説明】
1 プリンタ(シリアルインクジェットプリンタ) 2 キャリッジ 3 印字ヘッド 4 インクタンク 5 ガイドレール 6 歯付き駆動ベルト 7 フレキシブル通信ケーブル 8 フレーム 9 プラテン 11 用紙 12 紙送りローラ 13 モータ 21 ヘッドユニット 22 メインタンク(インクタンク、液補充手段) 23 印字ヘッド 24 サブタンク(液体を収容する容器) 25 インク吐出ノズル 26 インク供給機構 27 発光素子 28 受光素子 29 光反射部材 30 インク 31 照射光 32 反射光 33 下部反射部材 34 上部反射部材 40 印字ヘッド 41(41a、41b、41c、41d) インク吐出
ノズル列 42(42a、42b、42c、42d) サブタンク 43 ヘッドユニット 44(44a、44b、44c、44d) 下部反射部
材 45(45a、45b、45c、45d) 上部反射部
材 46(46a、46b、46c、46d) インク供給
機構 47 メインタンク 48 発光素子 49 受光素子 51 照射光 52 反射光

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体を収容する容器と、 該容器の内面に設けられた光反射部材と、 前記容器の上方に設けられた発光素子及び受光素子と、 前記発光素子より前記光反射部材に対し光を照射したと
    きにその反射光が前記受光素子に入力したことにより前
    記容器内の前記液体が所定量以下であることを認識する
    認識手段と、 該認識手段により前記液体が所定量以下であることが認
    識されたとき前記容器に対し前記液体を補充する液補充
    手段と、 を備えたことを特徴とする液補充システム。
  2. 【請求項2】 前記液補充手段は、前記液体を一定量補
    充することを特徴とする請求項1記載の液補充システ
    ム。
  3. 【請求項3】 液体を収容する容器と、 該容器の内面に設けられた光反射部材と、 前記容器の上方に設けられた発光素子及び受光素子と、 前記発光素子より前記光反射部材に対し光を照射したと
    きにその反射光が前記受光素子に入力したことにより前
    記容器内の前記液体が所定量以下であることを認識する
    認識手段と、 を有することを特徴とする液面検知装置。
  4. 【請求項4】 液体を収容する容器と、 該容器の底面近傍に設けられた第1の光反射部材と、 該第1の光反射部材よりも上方に設けられた第2の光反
    射部材と、 前記容器の上方に設けられた発光素子及び受光素子と、 前記発光素子より前記第1の光反射部材に対し光を照射
    したときに前記受光素子に反射光が入力したことにより
    前記容器内の前記液体が第1の所定量以下であることを
    認識し、前記発光素子より前記第2の光反射部材に対し
    光を照射したときにその反射光が前記受光素子に入力し
    ないことにより前記容器内の液体が第2の所定量以上で
    あることを認識する認識手段と、 該認識手段により前記液体が第1の所定量以下であるこ
    とを認識されたとき前記容器への前記液体の補充を開始
    し、前記認識手段により前記液体が第2の所定量以上で
    あることを認識されたとき前記容器への前記液体の補充
    を停止する液補充手段と、 を備えたことを特徴とする液補充システム。
  5. 【請求項5】 液体を収容する容器と、 該容器の底面近傍に設けられた第1の光反射部材と、 該第1の光反射部材よりも上方に設けられた第2の光反
    射部材と、 前記容器の上方に設けられた発光素子及び受光素子と、 前記発光素子より前記第1の光反射部材に対し光を照射
    したときに前記受光素子に反射光が入力したことにより
    前記容器内の前記液体が第1の所定量以下であることを
    認識し、前記発光素子より前記第2の光反射部材に対し
    光を照射したときにその反射光が前記受光素子に入力し
    ないことにより前記容器内の液体が第2の所定量以上で
    あることを認識する認識手段と、 を有することを特徴とする液面検知装置。
  6. 【請求項6】 前記反射部材、前記第1の反射部材又は
    前記第2の反射部材は、前記液体の水位面に対して所定
    の角度を成すように配置されることを特徴とする請求項
    3又は5記載の液面検知装置。
  7. 【請求項7】 前記反射部材、前記第1の反射部材又は
    前記第2の反射部材は撥水性処理を施されて成ることを
    特徴とする請求項3又は5記載の液面検知装置。
  8. 【請求項8】 前記反射部材、前記第1の反射部材又は
    前記第2の反射部材は、前記液体の水位面に対して所定
    の角度を成すように配置されることを特徴とする請求項
    1又は4記載の液補充システム。
  9. 【請求項9】 前記反射部材、前記第1の反射部材又は
    前記第2の反射部材は撥水性処理を施されて成ることを
    特徴とする請求項1又は4記載の液補充システム。
  10. 【請求項10】 主走査方向へ移動するサブタンク付き
    の印字ヘッドと該印字ヘッドと分離してプリンタ本体に
    固定配置されるインクタンクとを備え、該インクタンク
    から前記印字ヘッドのサブタンクにチューブレスでイン
    クを補充するインクジェットプリンタにおいて、前記液
    体を前記インクと成し、前記容器を前記印字ヘッドの前
    記サブタンクと成し、前記液補充手段を前記インクタン
    クと成すことを特徴とする請求項1、4、8又は9記載
    の液補充システム。
  11. 【請求項11】 前記反射部材又は前記第2の反射部材
    の前記容器内における配設位置は、反射面より下部に残
    留する前記インク量で前記印字ヘッドが少なくとも1主
    走査の印字ができるインク量を供給可能な位置であるこ
    とを特徴とする請求項10記載の液補充システム。
  12. 【請求項12】 前記インクジェットプリンタは複数色
    のインクにより印字を行う多色印字プリンタであり、前
    記印字ヘッドは前記複数色のインクに対応する複数のサ
    ブタンクを備え、該複数のサブタンクに補充可能に前記
    インクタンクは前記複数色のインクを収容し、前記認識
    手段は一組の前記発光素子及び前記受光素子により前記
    複数のサブタンクの夫々のインク量が第2の所定量以上
    又は第1の所定量以下であるかを認識することを特徴と
    する請求項10又は11記載の液補充システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1313277C (zh) * 2003-07-07 2007-05-02 明基电通股份有限公司 具有液位检测的喷墨打印设备
JP2016182834A (ja) * 2016-07-29 2016-10-20 セイコーエプソン株式会社 液体収容体及び液体消費装置

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