JP2000079448A - 連続鋳造機の鋳型振動装置 - Google Patents
連続鋳造機の鋳型振動装置Info
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- JP2000079448A JP2000079448A JP10248100A JP24810098A JP2000079448A JP 2000079448 A JP2000079448 A JP 2000079448A JP 10248100 A JP10248100 A JP 10248100A JP 24810098 A JP24810098 A JP 24810098A JP 2000079448 A JP2000079448 A JP 2000079448A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 連続鋳造機が垂直型でも湾曲型でも、鋳型内
の凝固シェルに無理な力を及ぼすことなく、鋳型をその
形状に沿い同位相で同調して振動させ、凝固シェルの破
断等が生ずることなく安定した連続鋳造操業が行えるよ
うにする。 【解決手段】 連続鋳造用鋳型１の少なくとも４隅の下
面に、各々独立して鋳型に振動を付与し得る液圧シリン
ダー２を設け、ハイブリッドアクチュエータにより各液
圧シリンダー２の振動パターンを鋳型１の形状に合わせ
独立して制御する。
の凝固シェルに無理な力を及ぼすことなく、鋳型をその
形状に沿い同位相で同調して振動させ、凝固シェルの破
断等が生ずることなく安定した連続鋳造操業が行えるよ
うにする。 【解決手段】 連続鋳造用鋳型１の少なくとも４隅の下
面に、各々独立して鋳型に振動を付与し得る液圧シリン
ダー２を設け、ハイブリッドアクチュエータにより各液
圧シリンダー２の振動パターンを鋳型１の形状に合わせ
独立して制御する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、連続鋳造機にお
ける鋳型の振動装置に関するものである。
ける鋳型の振動装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】スラブ等の鋳片の連続鋳造は、鋳型内に
鋳込まれた溶鋼を、鋳型の下方に配置された複数のガイ
ドロールおよびピンチロールによって連続的に鋳型から
引き抜き、引き抜かれた未凝固鋳片をガイドロール間に
設けられた多数のノズルからスプレーされる冷却水によ
り冷却して凝固させることにより行われる。
鋳込まれた溶鋼を、鋳型の下方に配置された複数のガイ
ドロールおよびピンチロールによって連続的に鋳型から
引き抜き、引き抜かれた未凝固鋳片をガイドロール間に
設けられた多数のノズルからスプレーされる冷却水によ
り冷却して凝固させることにより行われる。
【０００３】このような鋳片の連続鋳造において、鋳型
に鋳込まれた溶鋼の凝固シェルが鋳型内面に焼き付くこ
とを防止するために、鋳型を上下方向に振動させながら
鋳型内の溶鋼中にパウダーを添加している。
に鋳込まれた溶鋼の凝固シェルが鋳型内面に焼き付くこ
とを防止するために、鋳型を上下方向に振動させながら
鋳型内の溶鋼中にパウダーを添加している。
【０００４】上述した鋳型振動装置は、例えば特公昭４
５−１１１２２号公報に開示されているように、図５に
示す如く、鋳型１に振動を発生させるシリンダーまたは
カムからなる振動発生機構９と、発生した振動を鋳型１
に伝達する伝達機構と、鋳型１を支持しこれを上下に振
動させるリンク機構１０とからなっている。
５−１１１２２号公報に開示されているように、図５に
示す如く、鋳型１に振動を発生させるシリンダーまたは
カムからなる振動発生機構９と、発生した振動を鋳型１
に伝達する伝達機構と、鋳型１を支持しこれを上下に振
動させるリンク機構１０とからなっている。
【０００５】連続鋳造機には、垂直型と湾曲型の２種類
の装置があり、垂直型の連続鋳造機の場合には、図６
（ａ）に示すように、垂直型鋳型１を上下に直線運動さ
せ、湾曲型の連続鋳造機の場合には、図６（ｂ）に示す
ように、湾曲型鋳型１ａ，１ｂをその円弧に沿って円弧
運動させる必要がある。
の装置があり、垂直型の連続鋳造機の場合には、図６
（ａ）に示すように、垂直型鋳型１を上下に直線運動さ
せ、湾曲型の連続鋳造機の場合には、図６（ｂ）に示す
ように、湾曲型鋳型１ａ，１ｂをその円弧に沿って円弧
運動させる必要がある。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た図５に示す従来のリンク方式の振動発生装置の場合に
は、鋳型を垂直と水平の複合した動きでしか振動させる
ことができない。その結果、湾曲型の連続鋳造機の場合
には、図６（ｂ）に示す湾曲型鋳型１ａ、１ｂ、をその
円弧に沿い同位相で同調させて振動させることが困難な
ために、鋳型内溶鋼中に添加されたパウダーの流れ込み
の不良、鋳型内の凝固シェルに無理な力がかかることに
よる、凝固シェルの破断等、連続鋳造操業が不安定にな
る問題が生じていた。
た図５に示す従来のリンク方式の振動発生装置の場合に
は、鋳型を垂直と水平の複合した動きでしか振動させる
ことができない。その結果、湾曲型の連続鋳造機の場合
には、図６（ｂ）に示す湾曲型鋳型１ａ、１ｂ、をその
円弧に沿い同位相で同調させて振動させることが困難な
ために、鋳型内溶鋼中に添加されたパウダーの流れ込み
の不良、鋳型内の凝固シェルに無理な力がかかることに
よる、凝固シェルの破断等、連続鋳造操業が不安定にな
る問題が生じていた。
【０００７】従って、この発明の目的は、上述した問題
を解決し、連続鋳造機が垂直型でもまた湾曲型でも、鋳
型内の凝固シェルに無理な力を及ぼすようなことなく、
鋳型をその形状に沿い同位相で同調して振動させ、凝固
シェルの破断等が生ずることなく、安定して連続鋳造操
業を行うことができる連続鋳造鋳型振動装置を提供する
ことにある。
を解決し、連続鋳造機が垂直型でもまた湾曲型でも、鋳
型内の凝固シェルに無理な力を及ぼすようなことなく、
鋳型をその形状に沿い同位相で同調して振動させ、凝固
シェルの破断等が生ずることなく、安定して連続鋳造操
業を行うことができる連続鋳造鋳型振動装置を提供する
ことにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】請求項１に記載の発明
は、連続鋳造機の鋳型を振動させる鋳型振動装置であっ
て、前記鋳型振動装置は、鋳型の少なくとも４隅の下面
に設けられた、前記鋳型の少なくとも４隅に各々独立し
て振動を付与する複数個の液圧シリンダーと、複数個の
液圧シリンダーの各々の振動パターンを、前記鋳型の形
状に合わせて独立して制御する制御機構とからなってい
ることに特徴を有するものである。
は、連続鋳造機の鋳型を振動させる鋳型振動装置であっ
て、前記鋳型振動装置は、鋳型の少なくとも４隅の下面
に設けられた、前記鋳型の少なくとも４隅に各々独立し
て振動を付与する複数個の液圧シリンダーと、複数個の
液圧シリンダーの各々の振動パターンを、前記鋳型の形
状に合わせて独立して制御する制御機構とからなってい
ることに特徴を有するものである。
【０００９】請求項２に記載の発明は、前記制御機構
が、前記鋳型の下面に設けられた前記液圧シリンダー
と、前記液圧シリンダーを駆動する液圧ポンプおよび電
動機と、前記液圧シリンダーのシリンダロッド位置検出
器とが一体化されたハイブリッドアクチュエータからな
っていることに特徴と有するものでる。
が、前記鋳型の下面に設けられた前記液圧シリンダー
と、前記液圧シリンダーを駆動する液圧ポンプおよび電
動機と、前記液圧シリンダーのシリンダロッド位置検出
器とが一体化されたハイブリッドアクチュエータからな
っていることに特徴と有するものでる。
【００１０】請求項３に記載の発明は、前記ハイブリッ
ドアクチュエータが、電動機と、二方向吐出固定容量液
圧ポンプまたは二方向吐出可変容量液圧ポンプと、片ロ
ッド液圧シリンダーと、シリンダーロッドの位置検出器
と、そして、片ロッドシリンダーのヘッド側シリンダー
室とロッド側シリンダー室との容積差を補償する回路と
が一体化されて構成されていることに特徴を有するもの
である。
ドアクチュエータが、電動機と、二方向吐出固定容量液
圧ポンプまたは二方向吐出可変容量液圧ポンプと、片ロ
ッド液圧シリンダーと、シリンダーロッドの位置検出器
と、そして、片ロッドシリンダーのヘッド側シリンダー
室とロッド側シリンダー室との容積差を補償する回路と
が一体化されて構成されていることに特徴を有するもの
である。
【００１１】請求項４に記載の発明は、前記ハイブリッ
ドアクチュエータが、電動機と、二方向吐出固定容量液
圧ポンプまたは二方向吐出可変容量液圧ポンプと、片ロ
ッド液圧シリンダーと、シリンダーロッドの位置検出器
と、片ロッドシリンダーのヘッド側シリンダー室とロッ
ド側シリンダー室との容積差を補償する回路とが一体化
されて構成されていることに特徴を有するものである。
ドアクチュエータが、電動機と、二方向吐出固定容量液
圧ポンプまたは二方向吐出可変容量液圧ポンプと、片ロ
ッド液圧シリンダーと、シリンダーロッドの位置検出器
と、片ロッドシリンダーのヘッド側シリンダー室とロッ
ド側シリンダー室との容積差を補償する回路とが一体化
されて構成されていることに特徴を有するものである。
【００１２】
【発明の実施の形態】次に、この発明の装置を図面を参
照しながら説明する。図１は、この発明の装置の一実施
態様を示す説明図である。図面に示すように、連続鋳造
用鋳型１の少なくとも４隅の下面には、鋳型１の少なく
とも４隅に各々独立して振動を付与する、ハイブリッド
アクチュエータを構成する少なくとも４基の液圧シリン
ダ２が設けられている。液圧シリンダー２は、鋳型１の
形状に合わせて各々独立して振動パターンが制御される
ようになっている。
照しながら説明する。図１は、この発明の装置の一実施
態様を示す説明図である。図面に示すように、連続鋳造
用鋳型１の少なくとも４隅の下面には、鋳型１の少なく
とも４隅に各々独立して振動を付与する、ハイブリッド
アクチュエータを構成する少なくとも４基の液圧シリン
ダ２が設けられている。液圧シリンダー２は、鋳型１の
形状に合わせて各々独立して振動パターンが制御される
ようになっている。
【００１３】ハイブリッドアクチュエータは、上記液圧
シリンダー２と、液圧シリンダー２を駆動するための液
圧ポンプ３およびモータ４と、ハイブリッドアクチュエ
ータ制御ユニット５とからなっている。この例において
は、液圧シリンダー２は両ロッド方式である。
シリンダー２と、液圧シリンダー２を駆動するための液
圧ポンプ３およびモータ４と、ハイブリッドアクチュエ
ータ制御ユニット５とからなっている。この例において
は、液圧シリンダー２は両ロッド方式である。
【００１４】液圧シリンダー２には、シリンダーロッド
の位置を検出するためのシリンダーロッド位置検出器５
が取り付けられており、液圧シリンダー２を駆動させる
モータ４には、その回転数、回転方向、電流値等を検出
するためのモーター回転状態検出器６が取り付けられて
いる。シリンダーロッド位置検出器５およびモーター回
転状態検出器６からの信号は、ハイブリッドアクチュエ
ータ制御ユニット７に入力される。
の位置を検出するためのシリンダーロッド位置検出器５
が取り付けられており、液圧シリンダー２を駆動させる
モータ４には、その回転数、回転方向、電流値等を検出
するためのモーター回転状態検出器６が取り付けられて
いる。シリンダーロッド位置検出器５およびモーター回
転状態検出器６からの信号は、ハイブリッドアクチュエ
ータ制御ユニット７に入力される。
【００１５】８は鋳型振動制御ユニットであって、鋳型
１の少なくとも４隅の下面に設けられた４基の液圧シリ
ンダ２は、鋳型振動制御ユニット８からの信号により、
ハイブリッドアクチュエータ制御ユニット７からの指令
で、鋳型１の形状に合わせた独立の振動パターンにより
駆動し、鋳型１を振動させる。
１の少なくとも４隅の下面に設けられた４基の液圧シリ
ンダ２は、鋳型振動制御ユニット８からの信号により、
ハイブリッドアクチュエータ制御ユニット７からの指令
で、鋳型１の形状に合わせた独立の振動パターンにより
駆動し、鋳型１を振動させる。
【００１６】即ち、垂直型鋳型の場合には、４基のハイ
ブリッドアクチュエータの液圧シリンダ２のすべてを、
同時に同一位相で且つ同一ストロークで垂直振動させ
る。図２に示すような、湾曲型鋳型１ａ，１ｂの場合に
は、ハイブリッドアクチュエータにより後面側の液圧シ
リンダー２ａのストロークを前面側の液圧シリンダー２
ｂのストロークよりも大となすことによって、湾曲型鋳
型１ａ，１ｂの内面の曲面に沿った振動を行わせること
ができる。
ブリッドアクチュエータの液圧シリンダ２のすべてを、
同時に同一位相で且つ同一ストロークで垂直振動させ
る。図２に示すような、湾曲型鋳型１ａ，１ｂの場合に
は、ハイブリッドアクチュエータにより後面側の液圧シ
リンダー２ａのストロークを前面側の液圧シリンダー２
ｂのストロークよりも大となすことによって、湾曲型鋳
型１ａ，１ｂの内面の曲面に沿った振動を行わせること
ができる。
【００１７】このように、本発明の鋳型振動装置によれ
ば、鋳型１の少なくとも４隅の下面に設けられた４基の
ハイブリッドアクチュエータの液圧シリンダ２によっ
て、鋳型１を、その形状に合わせて垂直運動または円弧
運動させることができるので、鋳型１に対し理想的な振
動を付与することができ、鋳型１内におけるパウダーの
流れ込みは均一化し、凝固シェルに無理な力がかかるこ
とによるブレークアウトの発生等、操業の不安定性を防
止することができる。
ば、鋳型１の少なくとも４隅の下面に設けられた４基の
ハイブリッドアクチュエータの液圧シリンダ２によっ
て、鋳型１を、その形状に合わせて垂直運動または円弧
運動させることができるので、鋳型１に対し理想的な振
動を付与することができ、鋳型１内におけるパウダーの
流れ込みは均一化し、凝固シェルに無理な力がかかるこ
とによるブレークアウトの発生等、操業の不安定性を防
止することができる。
【００１８】また、液圧シリンダ２が鋳型１から受ける
反力は、ハイブリッドアクチュエータ制御ユニット７に
より連続的に且つ確実に検出することができるので、こ
の反力を鋳造中監視することにより、鋳型１と鋳片との
摩擦力を検出することができ、これによって、パウダー
の流れ込み不良、焼付け等による鋳造異常、品質異常、
ブレークアウト等の発生を事前に防止することができ
る。
反力は、ハイブリッドアクチュエータ制御ユニット７に
より連続的に且つ確実に検出することができるので、こ
の反力を鋳造中監視することにより、鋳型１と鋳片との
摩擦力を検出することができ、これによって、パウダー
の流れ込み不良、焼付け等による鋳造異常、品質異常、
ブレークアウト等の発生を事前に防止することができ
る。
【００１９】図３は、シリンダーのロッド側とヘッド側
との油量差を吸収する手段を、シリンダーと一体化した
態様を示す図である。前述した例では、両ロッド方式の
シリンダーが使用されているが、片ロッド方式のシリン
ダーを使用してもよく、その場合には、図３に示すよう
に、片ロッド方式のシリンダー２６のロッド側とヘッド
側の油量差を吸収する手段をシリンダーと一体化すれば
同様の仕様を得ることができる。
との油量差を吸収する手段を、シリンダーと一体化した
態様を示す図である。前述した例では、両ロッド方式の
シリンダーが使用されているが、片ロッド方式のシリン
ダーを使用してもよく、その場合には、図３に示すよう
に、片ロッド方式のシリンダー２６のロッド側とヘッド
側の油量差を吸収する手段をシリンダーと一体化すれば
同様の仕様を得ることができる。
【００２０】図３において、２２はポンプ、２１はポン
プ２２を駆動するモータ、２３はパイロットチェック
弁、２４はチェック弁、２５はタンクである。なお、上
記パイロットチェック弁２３およびチェック弁２４の代
わりに、シャトル弁またはリリーフ弁を使用しても、図
３と同様に油量差を吸収する手段を得ることができる。
プ２２を駆動するモータ、２３はパイロットチェック
弁、２４はチェック弁、２５はタンクである。なお、上
記パイロットチェック弁２３およびチェック弁２４の代
わりに、シャトル弁またはリリーフ弁を使用しても、図
３と同様に油量差を吸収する手段を得ることができる。
【００２１】図４は、二方向吐出可変容量液圧ポンプを
使用し、電動機の回転方向を一定にしたままでポンプの
圧油の吐出方向と吐出量および圧力を制御する態様を示
す図である。図４に示すように、二方向吐出可変容量液
圧ポンプ２８を使用し、電動機２７の回転方向を一定に
したままでポンプの圧油の吐出方向と吐出量および圧力
を制御することにより、片ロッド方式のシリンダー３２
のロッドの運動量（押し、引き、速度、推力）をコント
ロールすることも可能である。図４には、片ロッド方式
のシリンダー３２のヘッド側とロッド側シリンダの容積
差を吸収するための手段として、シャトル弁２９を装入
した例が示されている。
使用し、電動機の回転方向を一定にしたままでポンプの
圧油の吐出方向と吐出量および圧力を制御する態様を示
す図である。図４に示すように、二方向吐出可変容量液
圧ポンプ２８を使用し、電動機２７の回転方向を一定に
したままでポンプの圧油の吐出方向と吐出量および圧力
を制御することにより、片ロッド方式のシリンダー３２
のロッドの運動量（押し、引き、速度、推力）をコント
ロールすることも可能である。図４には、片ロッド方式
のシリンダー３２のヘッド側とロッド側シリンダの容積
差を吸収するための手段として、シャトル弁２９を装入
した例が示されている。
【００２２】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
連続鋳造機において鋳片を連続鋳造する際に、連続鋳造
機が垂直型でもまた湾曲型でも、鋳型内の凝固シェルに
無理な力を及ぼすようなことなく、鋳型をその形状に沿
い同位相で同調して振動させることができ、従って、凝
固シェルの破断等が生ずることなく、安定して連続鋳造
操業を行うことができる、工業上有用な効果がもたらさ
れる。
連続鋳造機において鋳片を連続鋳造する際に、連続鋳造
機が垂直型でもまた湾曲型でも、鋳型内の凝固シェルに
無理な力を及ぼすようなことなく、鋳型をその形状に沿
い同位相で同調して振動させることができ、従って、凝
固シェルの破断等が生ずることなく、安定して連続鋳造
操業を行うことができる、工業上有用な効果がもたらさ
れる。
【図１】この発明の装置の一実施態様を示す説明図であ
る。
る。
【図２】湾曲型鋳型の場合の振動形態を示す図である。
【図３】シリンダのロッド側とヘッド側の油量差を吸収
する手段をシリンダーと一体化した態様を示す図であ
る。
する手段をシリンダーと一体化した態様を示す図であ
る。
【図４】二方向吐出可変容量液圧ポンプを使用し、電動
機の回転方向を一定にしたままでポンプの圧油の吐出方
向と吐出量および圧力を制御する態様を示す図である。
機の回転方向を一定にしたままでポンプの圧油の吐出方
向と吐出量および圧力を制御する態様を示す図である。
【図５】従来のリンク方式の振動発生装置を示す図であ
る。
る。
【図６】垂直型鋳型と湾曲型鋳型の運動形態を示す図で
ある。
ある。
１ 鋳型 ２ 液圧シリンダー ３ 液圧ポンプ ４ モータ ５ シリンダーロッド位置検出器 ６ モータ回転状態検出器 ７ ハイブリッドアクチュエータ制御ユニット ８ 鋳型振動制御ユニット ９ 振動発生機構 １０ リンク機構 ２１ モーター ２２ ポンプ ２３ パイロットチェック弁 ２４ チェック弁 ２５ タンク ２６ シリンダー ２７ モーター ２８ ポンプ ２９ シャトル弁 ３０ タンク ３２ シリンダー
フロントページの続き (72)発明者 面地 伝 東京都千代田区丸の内一丁目１番２号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 光広 尊 東京都千代田区丸の内一丁目１番２号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 新田 貴昭 神奈川県川崎市川崎区日進町９−１−201 株式会社プリメテック内 Ｆターム(参考） 3H082 AA17 BB26 CC02 DD07 DD12 EE03 3H089 AA62 BB17 CC01 DA03 DA14 EE13 EE34 EE36 FF03 FF04 FF14 GG02 JJ03 4E004 AD05 MA02
Claims (4)
- 【請求項１】 連続鋳造機の鋳型を振動させる鋳型振動
装置であって、前記鋳型振動装置は、前記鋳型の少なく
とも４隅の下面に設けられた、前記鋳型の少なくとも４
隅に各々独立して振動を付与する複数個の液圧シリンダ
ーと、前記複数個の液圧シリンダーの各々の振動パター
ンを、前記鋳型の形状に合わせて独立して制御する制御
機構とからなっていることを特徴とする、連続鋳造機の
鋳型振動装置。 - 【請求項２】 前記制御機構は、前記鋳型の下面に設け
られた前記液圧シリンダーと、前記液圧シリンダーを駆
動する液圧ポンプおよび電動機と、前記液圧シリンダー
のシリンダロッド位置検出器とが一体化されたハイブリ
ッドアクチュエータからなっている、請求項１に記載の
鋳型振動装置。 - 【請求項３】 前記ハイブリッドアクチュエータは、電
動機と、二方向吐出固定容量液圧ポンプまたは二方向吐
出可変容量液圧ポンプと、片ロッド液圧シリンダーと、
シリンダーロッドの位置検出器と、そして、片ロッドシ
リンダーのヘッド側シリンダー室とロッド側シリンダー
室との容積差を補償する回路とが一体化されて構成され
ている、請求項２に記載の鋳型振動装置。 - 【請求項４】 前記ハイブリッドアクチュエータは、電
動機と、二方向吐出固定容量液圧ポンプまたは二方向吐
出可変容量液圧ポンプと、片ロッド液圧シリンダーと、
シリンダーロッドの位置検出器と、片ロッドシリンダー
のヘッド側シリンダー室とロッド側シリンダー室との容
積差を補償する回路とが一体化されて構成されている、
請求項２に記載の鋳型振動装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10248100A JP2000079448A (ja) | 1998-09-02 | 1998-09-02 | 連続鋳造機の鋳型振動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10248100A JP2000079448A (ja) | 1998-09-02 | 1998-09-02 | 連続鋳造機の鋳型振動装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000079448A true JP2000079448A (ja) | 2000-03-21 |
Family
ID=17173229
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10248100A Pending JP2000079448A (ja) | 1998-09-02 | 1998-09-02 | 連続鋳造機の鋳型振動装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000079448A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1477252A1 (de) * | 2003-05-12 | 2004-11-17 | SMS Demag AG | Verfahren und Einrichtung zum Oszillieren einer Stranggiesskokille und zum Führen eines Giessstrangs beim Giessen von flüssigen Metallen, insbesondere von flüssigen Stahlwerkstoffen |
| JP2013066912A (ja) * | 2011-09-22 | 2013-04-18 | Nippon Steel & Sumitomo Metal Corp | 鋼の連続鋳造方法 |
| CN109773146A (zh) * | 2019-01-11 | 2019-05-21 | 中冶赛迪技术研究中心有限公司 | 一种直驱式电液伺服结晶器振动曲线平顶优化控制方法 |
| WO2021139285A1 (zh) * | 2020-01-10 | 2021-07-15 | 中冶赛迪技术研究中心有限公司 | 一种电液直驱小方坯连铸结晶器振动驱动装置 |
-
1998
- 1998-09-02 JP JP10248100A patent/JP2000079448A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1477252A1 (de) * | 2003-05-12 | 2004-11-17 | SMS Demag AG | Verfahren und Einrichtung zum Oszillieren einer Stranggiesskokille und zum Führen eines Giessstrangs beim Giessen von flüssigen Metallen, insbesondere von flüssigen Stahlwerkstoffen |
| JP2013066912A (ja) * | 2011-09-22 | 2013-04-18 | Nippon Steel & Sumitomo Metal Corp | 鋼の連続鋳造方法 |
| CN109773146A (zh) * | 2019-01-11 | 2019-05-21 | 中冶赛迪技术研究中心有限公司 | 一种直驱式电液伺服结晶器振动曲线平顶优化控制方法 |
| CN109773146B (zh) * | 2019-01-11 | 2021-03-16 | 中冶赛迪技术研究中心有限公司 | 一种直驱式电液伺服结晶器振动曲线优化控制方法 |
| WO2021139285A1 (zh) * | 2020-01-10 | 2021-07-15 | 中冶赛迪技术研究中心有限公司 | 一种电液直驱小方坯连铸结晶器振动驱动装置 |
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