JP2000079413A - 駆動装置およびその制御方法 - Google Patents

駆動装置およびその制御方法

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JP2000079413A
JP2000079413A JP10252107A JP25210798A JP2000079413A JP 2000079413 A JP2000079413 A JP 2000079413A JP 10252107 A JP10252107 A JP 10252107A JP 25210798 A JP25210798 A JP 25210798A JP 2000079413 A JP2000079413 A JP 2000079413A
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motor
output shaft
motors
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clutch mechanism
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JP10252107A
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English (en)
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Fumiaki Matsuo
文顕 松尾
Seiichi Matsuyama
誠一 松山
Takashi Yatabe
崇 谷田部
Masatsugu Mori
賢嗣 森
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Mitsubishi Electric Corp
MA Aluminum Corp
Original Assignee
Mitsubishi Aluminum Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トラブルが起きにくく、メンテナンス作業の
簡略化が図れる駆動装置およびその制御方法を提供する
ことである。特に、モータ間にクラッチ機構を介在させ
る必要がなく、このクラッチ機構を構成する部品の損耗
などに起因したトラブルが起きない駆動装置およびその
制御方法を提供することである。 【解決手段】 出力軸が駆動対象に接続された第1の交
流モータと、回転力の伝達を断続するクラッチ機構を介
さず、出力軸が前記第1の交流モータの出力軸に接続さ
れた第2の交流モータとを具備してなる駆動装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばアルミニウ
ムや鉄鋼の冷間圧延機、特に圧延材の巻取機や巻戻機の
駆動に用いられる駆動装置およびその制御方法に関す
る。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】一般に、アルミニウム
の冷間圧延機は、図2に示すような構造を有している。
すなわち、同図から判るように冷間圧延機は、概して、
圧延機本体11、巻戻機12および巻取機13から構成
されている。そして、巻戻機12から引き出されたアル
ミニウム材F’を圧延機本体11で更に薄く圧延し、巻
取機13によってそれを再び巻き取るようになってい
る。こうした処理によって、アルミニウム材F’は寸法
精度に優れ、かつ、表面が美麗なものとなる。
【0003】上記冷間圧延機の巻戻機12および巻取機
13は、それぞれクラッチ機構を介して連結された2基
の直流モータによって駆動される。更に詳しく言えば、
巻戻機12については、出力軸同士が、クラッチ機構1
4を介して連結された第1の直流モータ15および第2
の直流モータ16を備える。一方、巻取機13について
も出力軸同士が、クラッチ機構17を介して連結された
第1の直流モータ18および第2の直流モータ19を備
える。
【0004】このように巻戻機12および巻取機13を
それぞれ2基のモータで駆動させているのは、アルミニ
ウム材F’に作用させる張力の範囲が極めて広く、モー
タ1基のみでは対応が困難なためである。したがって、
巻取機13について言えば、大きな張力が要求される場
合には、クラッチ機構17を接続状態とし、第1の直流
モータ18および第2の直流モータ19を共に作動させ
ることになる。これに対して、それほど大きな張力が必
要でない場合には、クラッチ機構17を離断状態とし、
第1の直流モータ18のみを作動させることになる。
【0005】ところで、こうした巻戻機12や巻取機1
3の駆動装置において、最も多くトラブルの発生する箇
所は、モータ間に存在するクラッチ機構14,17であ
る。すなわち、クラッチ機構14,17としては、ロス
を伴わずに回転力を確実に伝達するため、両方とも噛合
式のものを使用しているが、互いに噛み合う歯の欠損な
どに起因したトラブルが、どうしても避けられない。そ
して、これが生産性を低下させる大きな要因となってい
る。
【0006】こうした実情に鑑みて、クラッチ機構を噛
合式から電磁式のものに交換した例もある。しかし、こ
の場合、磁力を発生する側のクラッチディスクに絶えず
給電しなければならないので、この給電を行う部分が急
速に損耗する。それゆえ、噛合式同様、部品交換などの
メンテナンス作業を頻繁に行わねばならない。したがっ
て、本発明が解決しようとする課題は、トラブルが起き
にくく、メンテナンス作業の簡略化が図れる駆動装置お
よびその制御方法を提供することである。更に具体的に
は、モータ間にクラッチ機構を介在させる必要がなく、
このクラッチ機構を構成する部品の損耗などに起因した
トラブルが起きない駆動装置およびその制御方法を提供
することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、出力軸が
駆動対象に接続された第1の交流モータと、回転力の伝
達を断続するクラッチ機構を介さず、出力軸が前記第1
の交流モータの出力軸に接続された第2の交流モータと
を具備してなることを特徴とする駆動装置によって解決
される。
【0008】また、上記の課題は、この駆動装置を制御
するための方法であって、第1の交流モータおよび第2
の交流モータを共に作動させる際には、両方の交流モー
タに電力を供給し、前記第1の交流モータ又は第2の交
流モータのいずれか一方のみを作動させる際には、作動
させない側の交流モータへの電力供給を停止することを
特徴とする駆動装置の制御方法によって解決される。
【0009】すなわち、上述したように第1および第2
の交流モータを、その出力軸同士を直結した状態で設け
た場合、例えば第1の交流モータにのみ給電している状
況下では、つまり第1の交流モータのみを作動させてい
る状況下では、第2の交流モータは第1の交流モータに
よって強制的に回転させられる。しかし、この強制回転
させられる第2の交流モータは、文字通り交流式のもの
であるから、誘導起電力の発生などに起因した回転抵抗
を無視することができる。言い換えれば、給電されてい
る第1の交流モータの動作を妨げるよう作用することは
ない。したがって、先に述べたように、第1および第2
の交流モータを、その出力軸同士を直結した状態で設け
ることが可能となり、直流式のモータを使用していた従
来装置では不可欠であった、モータ間のクラッチ機構を
省略できる。ゆえに、トラブル、特にクラッチ機構を構
成する部品の損耗などに起因したトラブルが起きず、メ
ンテナンス作業の簡略化が図れる。
【0010】なお、上記駆動装置は、特に圧延機におけ
る圧延材の巻取機あるいは巻戻機の駆動に好適である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下で本発明の一実施形態として
説明する駆動装置は、圧延機における圧延材の巻取機お
よび巻戻機の駆動に用いられるものであって、出力軸が
駆動対象に接続された第1の交流モータと、回転力の伝
達を断続するクラッチ機構を介さず、出力軸が前記第1
の交流モータの出力軸に接続された第2の交流モータと
を具備してなる。
【0012】また、同じく、以下で本発明の一実施形態
として説明する駆動装置の制御方法は、第1の交流モー
タおよび第2の交流モータを共に作動させる際には、両
方の交流モータに電力を供給し、前記第1の交流モータ
又は第2の交流モータのいずれか一方のみを作動させる
際には、作動させない側の交流モータへの電力供給を停
止することを特徴とする。
【0013】続いて、図1を用い、本実施形態の駆動装
置およびその制御方法ついて更に詳しく説明する。な
お、図1は、本実施形態の駆動装置が組み込まれた圧延
機の概略構造図である。上述したように本実施形態の駆
動装置は、圧延機(冷間圧延機)における圧延材の巻取
機および巻戻機の駆動に用いられるものである。
【0014】圧延機は、図1から判るように、概して、
圧延機本体1、巻戻機2および巻取機3から構成され
る。そして、巻戻機2から引き出されたアルミニウム材
Fを圧延機本体1で更に薄く圧延し、巻取機3によっ
て、それを再び巻き取るようになっている。上記圧延機
の巻戻機2および巻取機3は、それぞれ出力軸同士がカ
ップリングを介して連結された2基の交流モータ(誘導
モータ)によって駆動される。
【0015】すなわち、巻戻機2の駆動装置について
は、出力軸がアルミニウム材Fのコイル(駆動対象)F
1 に接続された第1の交流モータ4と、回転力の伝達を
断続するクラッチ機構ではなく、カップリング5を介し
て、出力軸が第1の交流モータ4の出力軸に接続された
第2の交流モータ6とを具備してなる。一方、巻取機3
の駆動装置についても、出力軸が圧延済みのアルミニウ
ム材Fのコイル(駆動対象)F2 に接続された第1の交
流モータ7と、回転力の伝達を断続するクラッチ機構で
はなく、カップリング8を介して、出力軸が第1の交流
モータ7の出力軸に接続された第2の交流モータ9とを
具備してなる。
【0016】そして、図1では特に図示していないが、
上記交流モータは、それぞれインバータを備える。すな
わち、上記交流モータは、インバータ(および開閉器)
を介して直流電源に接続されている。更に、上記交流モ
ータの出力軸は、必要に応じて固定可能となっている。
つまり、出力軸の近傍に設けたブレーキ機構の作用で、
回転を規制できるよう構成されている。
【0017】さて、本実施形態において、アルミニウム
材Fに作用させる張力、特に圧延機本体1から引き出さ
れたアルミニウム材Fに作用させる張力の範囲は、30
0〜6000kg程度である。また、ここでは、交流モ
ータとして同じ出力のもの、すなわち300〜3000
kg程度の張力を発生させるものを使用している。した
がって、張力が300kg以上、600kg未満の領域
では、1基の交流モータ(例えば第1の交流モータ7)
で対処し、張力が600kg以上の領域では、基本的
に、2基の交流モータ(第1の交流モータ7および第2
の交流モータ9)を併用することになる。
【0018】本実施形態の駆動装置では、上記のごと
く、第1の交流モータ7だけを単独で作動させる場合、
この第1の交流モータ7にのみ給電し、作動させない側
の交流モータつまり第2の交流モータ9への電力供給を
停止させる。一方、第1の交流モータ7および第2の交
流モータ9を併用する場合には、その両方に電力を供給
する。なお、ここでは、巻取機3側の制御について述べ
たが、巻戻機2側についても同様にして制御される。
【0019】上述したように、本実施形態では、駆動装
置のモータとして交流式のものを用いているので、それ
ら二つを連結状態で設け、一方のみに給電し作動させて
も、他方のモータが給電されている側のモータの動作を
妨げない。したがって、二つのモータを、その出力軸同
士を直結した状態で設けることが可能となり、直流モー
タを使用していた従来装置では不可欠であった、モータ
間のクラッチ機構を省略できる。ゆえに、トラブル、特
にクラッチ機構を構成する部品の損耗などに起因したト
ラブルが起きず、メンテナンス作業の簡略化が図れる。
【0020】なお、ここでは駆動装置として、交流モー
タを2基使用したものを例に挙げたが、交流モータの数
は、これに限定されることはない。必要とあれば、交流
モータを3基以上使用してもよい。また、場合によって
は、上述した交流モータを2基備える駆動装置を巻取機
側にのみ設け、巻戻機については、1基のモータだけで
駆動されるよう構成してもよい。これは、巻戻機が、主
として、引き出されるアルミニウム材に抵抗を加える役
割を果たすものであり、巻取機側ほど大きな駆動力が要
求されないからである。
【0021】
【発明の効果】本発明の駆動装置は、トラブルが起きに
くく、メンテナンス作業の簡略化が図れる。特に、モー
タ間にクラッチ機構を介在させる必要がなく、このクラ
ッチ機構を構成する部品の損耗などに起因したトラブル
が起きない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の駆動装置が組み込まれた圧延機の
概略構造図である。
【図2】従来型の駆動装置が組み込まれた圧延機の概略
構造図である。
【符号の説明】
F アルミニウム材(圧延材) F1 ,F2 アルミニウム材のコイル(駆動対象) 1 圧延機本体 2 巻戻機 3 巻取機 4,7 第1の交流モータ 5,8 カップリング 6,9 第2の交流モータ
フロントページの続き (72)発明者 松山 誠一 静岡県裾野市平松88番地1 株式会社エム エーエンジニアリング内 (72)発明者 谷田部 崇 静岡県裾野市平松85番地 三菱アルミニウ ム株式会社富士製作所内 (72)発明者 森 賢嗣 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 4E026 AA10 AA11

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出力軸が駆動対象に接続された第1の交
    流モータと、 回転力の伝達を断続するクラッチ機構を介さず、出力軸
    が前記第1の交流モータの出力軸に接続された第2の交
    流モータとを具備してなることを特徴とする駆動装置。
  2. 【請求項2】 圧延機における圧延材の巻取機あるいは
    巻戻機の駆動に用いられるものであることを特徴とする
    請求項1に記載の駆動装置。
  3. 【請求項3】 上記請求項1又は請求項2に記載の駆動
    装置を制御するための方法であって、 第1の交流モータおよび第2の交流モータを共に作動さ
    せる際には、両方の交流モータに電力を供給し、 前記第1の交流モータ又は第2の交流モータのいずれか
    一方のみを作動させる際には、作動させない側の交流モ
    ータへの電力供給を停止することを特徴とする駆動装置
    の制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110899349A (zh) * 2019-12-10 2020-03-24 宁波汉博贵金属合金有限公司 一种拉丝机

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110899349A (zh) * 2019-12-10 2020-03-24 宁波汉博贵金属合金有限公司 一种拉丝机
CN110899349B (zh) * 2019-12-10 2022-05-10 宁波汉博贵金属合金有限公司 一种拉丝机

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