JP2000078563A - 被写体認識装置及び自動追尾装置 - Google Patents

被写体認識装置及び自動追尾装置

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JP2000078563A
JP2000078563A JP10249806A JP24980698A JP2000078563A JP 2000078563 A JP2000078563 A JP 2000078563A JP 10249806 A JP10249806 A JP 10249806A JP 24980698 A JP24980698 A JP 24980698A JP 2000078563 A JP2000078563 A JP 2000078563A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡易な構成による、映像信号における被写体認
識処理を行う被写体認識装置を得る。 【解決手段】符号化信号を部分復号化することにより動
きベクトル及びDC係数を生成する部分復号化部30
と、動きベクトル及びDC成分を用いて被写体認識処理
を行う被写体認識部22とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は被写体認識装置及び
自動追尾装置に関し、例えば圧縮符号化した映像信号に
ついて被写体認識処理を行う被写体認識装置及びこれを
用いた自動追尾装置に適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来、監視用途等に用いられる自動追尾
ビデオカメラがあり、この種の自動追尾ビデオカメラで
は撮像部が上下(チルト)及び左右(パン)に可動する
回転台に載置され、制御部が被写体の動き量にもとづい
て回転台の回転を制御することにより、撮像部の光軸を
被写体に自動追尾させるようになされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような自動追尾ビ
デオカメラにおいては、映像信号が示す画像から被写体
の特徴を抽出して被写体認識を行う。この被写体認識処
理には膨大な計算処理量が必要であるため、入力された
映像信号の画素を間引いて低解像度の画像を生成し、こ
の低解像度の画像を用いて被写体認識処理を行う。
【0004】このためこのような自動追尾ビデオカメラ
では、入力された映像信号の画素を間引いて低解像度の
画像を生成する間引き回路が必要であり、これにより構
成が複雑になるという問題を有していた。
【0005】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、簡易な構成による被写体認識装置及びこれを用いた
自動追尾装置を提案しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、映像信号を圧縮符号化した符号化
信号S12を入力し、これを部分復号化することにより
映像信号の解像度よりも解像度が低い低解像度画像S3
1を生成するとともに画像の動きに関する情報MVを生
成する部分復号化手段30と、低解像度画像S31の輝
度及び色差による被写体認識処理を行うとともに画像の
動きに関する情報MVによる被写体認識処理を行い、輝
度及び色差による被写体認識結果及び画像の動きに関す
る情報による被写体認識結果を用いて被写体認識処理を
行う被写体認識手段22とを設けた。
【0007】符号化信号S12を部分復号して低解像度
画像S31を得るようにしたことにより、別途低解像度
画像を生成する手段を設ける必要がなく、構成が簡易に
なる。また、画像の動きに関する情報による被写体認識
結果及び輝度及び色差による被写体認識結果を用いて被
写体認識処理を行うようにしたことにより、より高精度
な被写体認識を行い得る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下図面について本発明の一実施
の形態を詳述する。
【0009】(1)自動追尾ビデオカメラの構成 図1において、1は全体として自動追尾ビデオカメラを
示し、撮像部6で撮像した画像およびマイクロホン7で
集音した音声をMPEG2(Moving Picture Experts G
roup Phase 2)方式により圧縮符号化して外部に送出す
るようになされている。
【0010】すなわちマイクロホン7は、集音した音声
を音声信号S7としてアナログ/ディジタル変換部13
に送出する。アナログ/ディジタル変換部13は音声信
号S5をアナログ/ディジタル変換し、ディジタル音声
信号S13として音声符号化部14に送出する。そして
音声符号化部14は、ディジタル音声信号S13をMP
EG2方式を用いて圧縮符号化し、オーディオエレメン
タリーストリームS14として多重化部15に送出す
る。同時に撮像部6は、レンズ(図示せず)により集光
された撮像光を受光して映像信号S6を生成し、これを
アナログ/ディジタル変換部11に送出する。アナログ
/ディジタル変換部11は、映像信号S6をアナログ/
ディジタル変換し、ディジタル映像信号S11として映
像符号化部12に送出する。そして映像符号化部12は
ディジタル映像信号S11をMPEG2方式を用いて圧
縮符号化し、ビデオエレメンタリーストリームS12と
して多重化部15及び被写体追尾部20に送出する。映
像符号化部12及び音声符号化部14は、標準的なMP
EG2エンコーダLSIである。
【0011】被写体追尾部20は、ビデオエレメンタリ
ーストリームS12を用いて被写体認識を行い、この認
識結果を基に自動追尾ビデオカメラ1の光軸すなわち撮
像部6の光軸を被写体に追尾させるようになされてい
る。
【0012】被写体追尾部20において、ビデオエレメ
ンタリーストリームS12は部分復号化部30に入力さ
れる。図2において、30は全体として部分復号化部を
示し、映像符号化部12から供給されるビデオエレメン
タリーストリームS12を階層解析部31に入力する。
【0013】階層解析部31は、ビデオエレメンタリー
ストリームS12を構成するGOP層、ピクチャ層、ス
ライス層、マクロブロック層及びブロック層の各データ
階層を解析して後段の回路に出力する。すなわち階層解
析部31は、GOP層、ピクチャ層及びスライス層のヘ
ッダから量子化スケール等のデータを得て、これらを復
号制御部32に出力するとともに、マクロブロック層か
ら各マクロブロックの動きベクトルMVを得て、これを
可変長復号化部33に出力し、さらにブロック層から各
ブロックのDCT係数におけるDC(直流)係数S31
(輝度Y及び色差Cr,Cb)を得て、これらを可変長
復号化部34に出力する。なお、各ブロックのAC(交
流)係数は使用せず廃棄する。
【0014】可変長復号化部33は、動きベクトルMV
を可変長復号化して逆量子化部35に出力する。逆量子
化部35は、復号制御部32から供給される量子化スケ
ールQに基づいて動きベクトルMVを逆量子化し、予測
復号化部37及び被写体認識部22(図1)に出力す
る。また可変長復号部34は、DC係数S31を可変長
復号化して逆量子化部36に出力する。逆量子化部36
は、復号制御部32から供給される量子化スケールQに
基づいてDC係数S31を逆量子化して予測復号化部3
7に出力する。そして予測復号化部37は、DC係数S
31を動きベクトルMVを用いて動き補償して予測復号
化し、フレームバッファ38に一時蓄積したのち順次被
写体認識部22に出力する。
【0015】かくして部分復号化部30は、ビデオエレ
メンタリーストリームS12を部分的に復号化し、DC
係数S31及び動きベクトルMVを被写体認識部22に
出力する。このとき部分復号化部30は、復号に要する
計算量が多いAC係数の復号を行わないため、復号に要
する処理時間を最小限に抑えることができる。
【0016】被写体認識部22(図1)は、DC係数S
31及び動きベクトルMVを用いて被写体の特徴抽出す
なわち被写体認識処理を行う。
【0017】ここで、映像符号化部12に入力されるデ
ィジタル映像信号S11は、MPEG2方式におけるM
P@ML(Main Profile at Main Level)と呼ばれる7
20×480画素の解像度を有している。MPEG2方
式では、映像信号を8×8画素のブロックと呼ばれる単
位毎にDCT(Discreat Cosine Transform )変換して
DCT係数を生成することにより映像を圧縮符号化する
とともに、このブロックを4個一組にしたマクロブロッ
ク(16×16画素)毎に動きベクトルを算出し、この
動きベクトルを用いて動き補償処理による予測符号化を
行っている。DCT係数におけるDC係数は、8×8画
素のブロックについての輝度及び色差の直流成分を表し
ており、このブロックを一つの大きな画素として考えた
場合、DC係数はこの大きな画素の輝度及び色差を表し
ていることになる。
【0018】被写体認識部22は、マクロブロックを一
つの画素とする低解像度画像について、各マクロブロッ
クの輝度及び色差による被写体認識及び各マクロブロッ
クの動きベクトルによる被写体認識を行い、これら2種
類の画像認識の結果を併用して総合的な被写体認識を行
う。元の画像(ディジタル映像信号S11)の解像度は
720×480画素であるから元の画像は45×30個
のマクロブロックを有しており、このため低解像度画像
の解像度は45×30画素になる。
【0019】図3(A)は被写体認識部22における被
写体認識処理を示し、被写体認識部22はまずDC係数
S31を用いて輝度及び色差による被写体認識を行う。
すなわち各マクロブロックについて、記憶されている被
写体の色モデルとのマッチングを行い、被写体である可
能性を次に示す3段階で評価する。
【0020】すなわち、色モデルとのマッチングが高
く、目的の被写体である可能性が高い場合、これを「Ye
s 」とし、色モデルとのマッチングが低く、目的の被写
体である可能性が低い場合、これを「No」とし、どちら
とも言えない、中間の評価(判断保留)の場合、これを
「Doubt 」とする。
【0021】続いて被写体認識部22は、動きベクトル
による被写体認識を行う。図4は低解像度画像の一部を
示し、基本的に各マクロブロックはそれぞれ動きベクト
ルを有しているが、動きベクトルの値が0のマクロブロ
ックや、フレーム内符号化を行ったために動きベクトル
を有さないマクロブロック(NA:Not Available、動き
ベクトル無し) も存在している。被写体認識部22は隣
り合うマクロブロック毎の動きベクトルの差分値を算出
し、この差分値と所定の閾値とを比較することにより、
被写体と思われる領域を囲い込むように分割する。すな
わち、差分値が閾値よりも大きい場合、この隣り合うマ
クロブロックの境界は被写体と背景との境界であるもの
とし、差分値が閾値よりも小さい場合、この隣り合うマ
クロブロックの境界は被写体と背景との境界ではないも
のとする。この境界が前のフレームにおける被写体をう
まく囲い込むように閾値を調整する。このとき被写体認
識部22は、輝度及び色差による被写体認識によって得
られた被写体の中心を基準に囲い込み処理を開始する。
【0022】被写体認識部22は、このようにして被写
体と思われる領域を囲い込み、この囲い込みに基づいて
各マクロブロックが被写体である可能性を3段階評価す
る。基本的に、囲い込みの内部を「Yes 」とし、囲い込
みの外部を「No」と判定する。
【0023】動き補償における動きベクトルは、常に正
しいものが得られるとは限らない。例えば大きく一様な
絵柄の被写体が動いた場合、この被写体の内部のマクロ
ブロックでは動きベクトルが0となる場合がある。この
ため、動きベクトルが0であるマクロブロックの周囲全
てが「Yes 」の場合、このマクロブロックを「Yes 」と
判定する。また、動きベクトルが0であるマクロブロッ
クが被写体領域の境界にある場合、判定を保留して「Do
ubt (判定保留)」とする。
【0024】あるマクロブロックの符号化において予測
符号化の効率が悪いと判断された場合、フレーム内符号
化が選択され動きベクトルの算出は行われない(図4に
示すNA)。このNAのマクロブロックについては、周
囲4近傍に「Yes 」が有る場合は「Doubt 」とし、それ
以外は「No」と判定する。
【0025】被写体認識部22は、輝度及び色差による
3段階評価及び動きベクトルによる3段階評価を用い、
図3(B)に示す表に基づいて、被写体認識の総合判定
を行う。すなわち、輝度及び色差による判定及び動きベ
クトルによる判定の双方が「Yes 」の場合、及び一方が
「Yes 」で他方が「Doubt 」の場合は総合判定を「Yes
」とする。輝度及び色差による判定及び動きベクトル
による判定の双方が「No」の場合、及び一方が「No」で
他方が「Doubt 」の場合は総合判定を「No」とする。ま
た、一方が「Yes 」で他方が「No」の場合、及び双方が
「Doubt 」の場合は「Continuity(連続性による判
定)」とし、周囲全てのマクロブロックが「Yes 」の場
合にのみ総合判定を「Yes 」とし、それ以外は「No」と
する。
【0026】被写体認識部22は、かくして得られた
「Yes 」または「No」の総合判定を用いて、45×30
画素の解像度を有する、被写体(すなわち「Yes 」の画
素)のみが明るく、背景(すなわち「No」の画素)が暗
い2値画像を生成し、これを認識映像信号S22として
追尾サーボ部40に送出するとともに、認識映像信号S
22をMPEG2方式により圧縮符号化し、これを認識
映像ビデオエレメンタリーストリームS20として多重
化部15に送出する。この圧縮符号化処理に関しては、
各画素の輝度をそのままDC係数に符号化するだけであ
り、AC係数の符号化や予測符号化は行わないため、計
算処理量が非常に少ない。
【0027】追尾サーボ部40は、認識映像信号S22
を基に被写体が常に画面中央に位置するように駆動部2
4に対して駆動信号S23を送出する。すなわち図5に
おいて40は追尾サーボ部を示し、認識映像信号S22
をパン演算部41X及びチルト演算部41Yに入力す
る。
【0028】パン演算部41Xは、認識映像信号S22
における被写体の左右方向の移動量を算出し、これをパ
ン制御部42Xに出力する。パン制御部42Xはこの移
動量に応じてパン駆動信号S42Xを生成し、駆動部2
4が有するパンモータ24Xに出力する。同様にチルト
演算部41Yは、認識映像信号S22における被写体の
上下方向の移動量を算出し、これをチルト制御部42Y
に出力する。チルト制御部42Yはこの移動量に応じて
チルト駆動信号S42Yを生成し、駆動部24が有する
チルトモータ24Yに出力する。かくして被写体追尾部
20は、自動追尾型ビデオカメラ1の光軸を被写体に自
動追尾させる。
【0029】多重化部15は、ビデオエレメンタリース
トリームS12、オーディオエレメンタリーストリーム
S14及び認識映像ビデオエレメンタリーストリームS
20をMPEG2方式を用いて多重化し、トランスポー
トストリームS15として外部に出力する。このとき、
ビデオエレメンタリーストリームS12、オーディオエ
レメンタリーストリームS14及び認識映像ビデオエレ
メンタリーストリームS20の同期が取れるようにこれ
らにタイムスタンプを挿入する。
【0030】(2)復号再生装置の構成 自動追尾ビデオカメラ1の出力(トランスポートストリ
ームS15)は、一般的なMPEG2デコーダを有する
装置であれば音声及び映像は復号できるが、認識映像を
復号するには専用の装置が必要となる。図6において、
50は全体として復号再生装置を示し、トランスポート
ストリームS15を分離部51に入力する。分離部51
はトランスポートストリームS15をビデオエレメンタ
リーストリームS12、オーディオエレメンタリースト
リームS14及び認識映像ビデオエレメンタリーストリ
ームS20に分離し、それぞれを映像復号化部52、音
声復号化部54及び認識映像復号化部56に出力する。
【0031】音声復号化部54は、オーディオエレメン
タリーストリームS14をMPEG2方式により復号化
し、音声信号S54として遅延部55に出力する。遅延
部55は音声信号S54を一時蓄積し、分離部51から
供給されるタイムスタンプに応じて音声信号S54をス
ピーカ60に出力し再生する。
【0032】映像復号化部52は、ビデオエレメンタリ
ーストリームS12をMPEG2方式により復号化し、
映像信号S52として遅延部53に出力する。遅延部5
3は映像信号S52を一時蓄積し、分離部51から供給
されるタイムスタンプに応じて映像信号S52を演算部
58に出力する。
【0033】認識映像復号化部56は、認識映像ビデオ
エレメンタリーストリームS20をMPEG2方式によ
り復号化し、認識映像信号S56として遅延部57に出
力する。遅延部57は認識映像信号S57を一時蓄積
し、分離部51から供給されるタイムスタンプに応じて
認識映像信号S57を演算部58に出力する。
【0034】演算部58は、映像信号S52及び認識映
像信号S56を合成し、合成映像信号S58としてモニ
タ59に出力し再生する。このモニタ59で再生される
映像は、撮像部6(図1)で撮影した映像における映像
において、被写体認識部(図1)で認識された被写体の
部分がブロック状に明るく表示された映像となる。
【0035】(3)動作及び効果 以上の構成において、部分復号化部30は、撮像信号S
6を圧縮符号化してなるビデオエレメンタリーストリー
ムS12について、ブロック毎のDC係数及びマクロブ
ロック毎の動きベクトルのみを復号化し、被写体認識部
22に出力する。
【0036】被写体認識部22は、マクロブロックを一
つの画素とする低解像度画像について、各マクロブロッ
クの輝度及び色差による被写体認識処理及び各マクロブ
ロックの動きベクトルによる被写体認識処理を行い、さ
らにこれら2種類の被写体認識の結果を併用して総合的
な被写体認識処理を行う。
【0037】そして被写体認識部22は被写体認識処理
により認識された被写体の移動量を算出し、追尾サーボ
部40がこの被写体移動量に応じて駆動部24を駆動す
ることにより、自動追尾ビデオカメラ1の光軸は常に被
写体に自動追尾する。
【0038】以上の構成によれば、撮像信号S6を圧縮
符号化してなるビデオエレメンタリーストリームS12
を部分復号して低解像度画像を生成し、この低解像度画
像について輝度及び色差による被写体認識処理及び動き
ベクトルによる被写体認識処理を行い被写体の移動量を
算出し、さらに被写体移動量に応じて駆動部24を駆動
するようにしたことにより、簡易な構成で高精度な被写
体追尾を行い得る。
【0039】なお上述の実施の形態においては、映像符
号化部12及び音声符号化部14に市販のMPEG2エ
ンコーダLSIを使い、ビデオエレメンタリーストリー
ムS12を部分復号してDC係数及び動きベクトルを得
たが、本発明はこれに限らず、例えば映像符号化部12
から直接DC係数及び動きベクトルを被写体認識部に出
力するようにしても良い。この場合、映像符号化部12
のMPEG2エンコーダLSIは専用LSIとなりコス
トは上昇するが、部分復号化部を省くことができ構成を
より簡単にすることができる。
【0040】また上述の実施の形態においては、部分復
号化部30においてDC係数及び動きベクトルを復号
し、これらを用いて被写体認識処理を行ったが、本発明
はこれに限らず、DC係数のみ、または動きベクトルの
みを復号し、これを用いて被写体認識処理を行うように
しても良い。
【0041】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、映像信号
を圧縮符号化した符号化信号を部分復号化して低解像度
画像を生成するとともに、符号化信号を部分復号化して
画像の動きに関する情報を生成し、これらを用いて被写
体認識処理を行うようにしたことにより、簡易な構成で
高精度な被写体認識を行い得る被写体認識装置及びこれ
を用いた自動追尾装置を容易に実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による自動追尾ビデオカメラの一実施の
形態を示すブロック図である。
【図2】部分復号部を示すブロック図である。
【図3】被写体認識処理を示す略線図及び表である。
【図4】動きベクトルによる被写体認識を示す略線図で
ある。
【図5】追尾サーボ部を示すブロック図である。
【図6】復号再生装置を示すブロック図である。
【符号の説明】
1……自動追尾カメラ、6……撮像部、7……マイクロ
ホン、12……映像符号化部、14……音声符号化部、
15……多重化部、22……被写体認識部、24……駆
動部、30……部分復号部、40……追尾サーボ部。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】映像信号における所定の被写体を認識する
    被写体認識装置において、 上記映像信号を所定の圧縮符号化方法により圧縮符号化
    した符号化信号を入力し、上記符号化信号を部分復号化
    することにより、上記映像信号の解像度よりも解像度が
    低い低解像度画像を生成するとともに上記符号化信号に
    おける画像の動きに関する情報を生成する部分復号化手
    段と、 上記低解像度画像の輝度及び色差による被写体認識処理
    を行うとともに上記画像の動きに関する情報による被写
    体認識処理を行い、上記低解像度画像の輝度及び色差に
    よる被写体認識結果及び上記画像の動きに関する情報に
    よる被写体認識結果を用いて被写体認識処理を行う被写
    体認識手段とを具えることを特徴とする被写体認識装
    置。
  2. 【請求項2】上記圧縮符号化方法は予測符号化及び離散
    コサイン変換であり、上記画像の動きに関する情報は上
    記予測符号化における動きベクトルであり、上記部分復
    号手段は上記離散コサイン変換における直流係数を復号
    することにより上記低解像度画像を生成することを特徴
    とする請求項1に記載の被写体認識装置。
  3. 【請求項3】映像信号における所定の被写体を認識する
    被写体認識装置において、 上記映像信号を所定の圧縮符号化方法により圧縮符号化
    した符号化信号を入力し、上記符号化信号を部分復号化
    することにより、上記映像信号の解像度よりも解像度が
    低い低解像度画像を生成する部分復号化手段と、 上記低解像度画像の輝度及び色差による被写体認識処理
    を行う被写体認識手段とを具えることを特徴とする被写
    体認識装置。
  4. 【請求項4】上記圧縮符号化方法は離散コサイン変換で
    あり、上記部分復号手段は上記離散コサイン変換におけ
    る直流係数を復号することにより上記低解像度画像を生
    成することを特徴とする請求項3に記載の被写体認識装
    置。
  5. 【請求項5】映像信号における所定の被写体を認識する
    被写体認識装置において、 上記映像信号を所定の圧縮符号化方法により圧縮符号化
    した符号化信号を入力し、上記符号化信号を部分復号化
    することにより上記符号化信号における画像の動きに関
    する情報を生成する部分復号化手段と、 上記画像の動きに関する情報による被写体認識処理を行
    う被写体認識手段とを具えることを特徴とする被写体認
    識装置。
  6. 【請求項6】上記圧縮符号化方法は予測符号化であり、
    上記画像の動きに関する情報は上記予測符号化における
    動きベクトルであることを特徴とする請求項5に記載の
    被写体認識装置。
  7. 【請求項7】撮像装置の光軸を所定の被写体に追尾させ
    る自動追尾装置において、 上記撮像装置から出力される映像信号を所定の圧縮符号
    化方法により圧縮符号化した符号化信号を入力し、上記
    符号化信号を部分復号化することにより、上記映像信号
    の解像度よりも解像度が低い低解像度画像を生成すると
    ともに上記符号化信号における画像の動きに関する情報
    を生成する部分復号化手段と、 上記低解像度画像の輝度及び色差による被写体認識を行
    うとともに上記画像の動きに関する情報による被写体認
    識を行い、上記低解像度画像の輝度及び色差による被写
    体認識結果及び上記画像の動きに関する情報による被写
    体認識結果を用いて被写体認識を行う被写体認識手段
    と、 上記被写体認識結果に基づいて上記被写体の移動量を算
    出する移動量算出手段と、 上記被写体移動量に基づいて上記撮像装置を駆動するこ
    とにより上記撮像装置の光軸を被写体に追尾させる駆動
    手段とを具えることを特徴とする自動追尾装置。
  8. 【請求項8】上記圧縮符号化方法は予測符号化及び離散
    コサイン変換であり、上記画像の動きに関する情報は上
    記予測符号化における動きベクトルであり、上記部分復
    号手段は上記離散コサイン変換における直流係数を復号
    することにより上記低解像度画像を生成することを特徴
    とする請求項7に記載の自動追尾装置。
  9. 【請求項9】撮像装置の光軸を所定の被写体に追尾させ
    る自動追尾装置において、 上記撮像装置から出力される映像信号を所定の圧縮符号
    化方法により圧縮符号化した符号化信号を入力し、上記
    符号化信号を部分復号化することにより、上記映像信号
    の解像度よりも解像度が低い低解像度画像を生成する部
    分復号化手段と、 上記低解像度画像の輝度及び色差による被写体認識処理
    を行う被写体認識手段と、 上記被写体認識結果に基づいて上記被写体の移動量を算
    出する移動量算出手段と、 上記被写体移動量に基づいて上記撮像装置を駆動するこ
    とにより上記撮像装置の光軸を被写体に追尾させる駆動
    手段とを具えることを特徴とする自動追尾装置。
  10. 【請求項10】上記圧縮符号化方法は離散コサイン変換
    であり、上記部分復号手段は上記離散コサイン変換にお
    ける直流係数を復号することにより上記低解像度画像を
    生成することを特徴とする請求項9に記載の自動追尾装
    置。
  11. 【請求項11】撮像装置の光軸を所定の被写体に追尾さ
    せる自動追尾装置において、 上記撮像装置から出力される映像信号を所定の圧縮符号
    化方法により圧縮符号化した符号化信号を入力し、上記
    符号化信号を部分復号化することにより、上記符号化信
    号における画像の動きに関する情報を生成する部分復号
    化手段と、 上記画像の動きに関する情報による被写体認識処理を行
    う被写体認識手段と、 上記被写体認識結果に基づいて上記被写体の移動量を算
    出する移動量算出手段と、 上記被写体移動量に基づいて上記撮像手段の光軸を駆動
    することにより被写体を追尾させる駆動手段とを具える
    ことを特徴とする自動追尾装置。
  12. 【請求項12】上記圧縮符号化方法は予測符号化であ
    り、上記画像の動きに関する情報は上記予測符号化にお
    ける動きベクトルであることを特徴とする請求項11に
    記載の自動追尾装置。
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