JP2000078457A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JP2000078457A
JP2000078457A JP10241292A JP24129298A JP2000078457A JP 2000078457 A JP2000078457 A JP 2000078457A JP 10241292 A JP10241292 A JP 10241292A JP 24129298 A JP24129298 A JP 24129298A JP 2000078457 A JP2000078457 A JP 2000078457A
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signal
circuit
clock
reproduction
motion
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JP10241292A
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Takashi Sakaguchi
隆 坂口
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の撮像装置では、撮影時に撮像素子から
の撮像信号を、再生時に再生信号を、共に手振れ補正手
段に供給するためには、撮像素子からの撮像信号の同期
信号およびクロックの周波数と、再生信号の同期信号お
よびクロックの周波数とが一致している必要があり、こ
のため、システムとしての構成が困難、あるいは構成に
制約を受ける、または、D/AおよびA/Dが必要であ
った。 【解決手段】 撮像素子101と、この撮像素子101
出力信号の基準クロックを変換する変換手段107と、
記録媒体からの再生信号生成手段111を備え、撮像素
子駆動処理の周波数fck1に制約されること無く、動き検
出回路108及び動き補正回路109への入力信号であ
る撮像信号REC_sig1と再生信号PB_sig1とのサンプリン
グ周波数をfck2として一致させ、撮影時及び再生時の手
振れ補正を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮影時及び再生時
の手振れ補正機能に係わる撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、撮影時及び再生時の手振れ補正機
能を有する撮像装置については、特開平8−14940
3号公報に記載されたものが知られている。これは、撮
影時の手振れに起因するブレを検出して映像信号を補正
するブレ補正手段を備えたカメラ部と、VTR部で再生
した映像信号をブレ補正手段に供給可能なように切り換
えを行う切り換え手段を有し、記録時および再生時にブ
レ補正を行うものである。
【0003】また、複数の画像振れ補正方式を組み合わ
せた画像振れ防止装置については、特開平8−1259
16号公報に記載されたものが知られている。これは、
記録モードでは可変頂角プリズム(VAP)制御+フィ
ールドメモリ制御又は多画素CCD制御+フィールドメ
モリ制御、再生モードではフィールドメモリ制御により
画像振れ補正を行いながら、消費電力を削減するという
ものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の手振れ補正機能
を有する撮像装置においては、撮影時に撮像素子からの
撮像信号を、また再生時に再生信号を、共にブレ補正手
段に供給するためには、撮像素子からの撮像信号の同期
信号およびクロックの周波数と、再生信号の同期信号お
よびクロックの周波数とが一致している必要があり、こ
のためにカメラシステムが構成できない、または構成が
制約される。または、一旦アナログ信号に変換するため
のD/A及びA/Dが必要になり、回路増加、コスト増
加、消費電力増加の要因となる。
【0005】本発明は、上記課題を解決するものであっ
て、撮影時及び再生時における画像振れの抑圧を、撮像
信号の同期信号とクロックの周波数と、再生信号の同期
信号とクロックの周波数とが異なるカメラシステムにお
いても特別な回路増加、コスト増加なく実現可能な撮像
装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の撮像装置は、こ
の課題を解決するために、次のように構成している。
【0007】第1の発明は、撮像素子と、この撮像素子
出力信号の基準クロックを変換する変換手段と、記録媒
体から再生信号を生成する手段とを備えている。
【0008】これにより、撮像素子駆動処理の周波数に
制約されること無く、動き検出回路及び動き補正回路へ
の入力信号である撮像信号と再生信号のサンプリング周
波数とを一致させることができる。
【0009】また、第2の発明は、撮像素子と、この撮
像素子出力信号から第1の撮像信号を作成する第1の撮
像信号処理手段と、この第1の撮像信号を異なる周波数
のクロックの第1の映像信号に変換する第1のクロック
変換手段と、撮像素子出力信号から第2の撮像信号を作
成する第2の撮像信号処理手段と、この第2の撮像信号
を異なる周波数のクロックの第2の映像信号に変換する
第2のクロック変換手段と、記録媒体出力信号から再生
信号を作成する再生信号処理手段と、第2の映像信号及
び再生信号から動き検出データを生成する映像信号動き
検出回路と、この動き検出データに基づき動き補正を行
う動き補正手段とを備えている。
【0010】これにより、撮像素子駆動処理の周波数に
制約されること無く、また第1の撮像信号処理により動
き検出性能を劣化させること無く、動き検出回路及び動
き補正回路への入力信号である撮像信号と再生信号のサ
ンプリング周波数を一致させることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の第1の発明は、撮像素子
と、前記撮像素子の出力信号から撮像信号を作成する撮
像信号処理手段と、前記撮像信号を異なる周波数のクロ
ックの映像信号に変換するクロック変換手段と、記録媒
体からの出力信号から再生信号を作成する再生信号処理
手段と、前記映像信号または再生信号から動き検出デー
タを生成する映像信号動き検出回路と、前記動き検出デ
ータに基づき動き補正を行う動き補正手段とを備えたも
のである。
【0012】また、本発明の第2の発明は、撮像素子
と、この撮像素子出力信号から第1の撮像信号を作成す
る第1の撮像信号処理手段と、この第1の撮像信号を異
なる周波数のクロックの第1の映像信号に変換する第1
のクロック変換手段と、前記撮像素子出力信号から第2
の撮像信号を作成する第2の撮像信号処理手段と、この
第2の撮像信号を異なる周波数のクロックの第2の映像
信号に変換する第2のクロック変換手段と、記録媒体か
らの出力信号から再生信号を作成する再生信号処理手段
と、前記第2の映像信号及び再生信号から動き検出デー
タを生成する映像信号動き検出回路と、この動き検出デ
ータに基づき動き補正を行う動き補正手段とを有するも
のである。
【0013】以下、本発明の実施の形態について、図面
を用いて説明する。 (実施の形態1)図1は、本発明の実施の形態1に係る
撮像装置の構成を示すブロック図である。
【0014】本実施の形態による撮像装置は、撮像素子
101、撮像素子駆動回路102、撮像素子駆動制御回
路103、アナログ信号処理回路104、アナログ・デ
ジタル変換回路(以下、A/Dと称す)105、カメラ
部のデジタル信号処理回路106、クロック変換回路1
07、動き検出回路108、動き補正回路109、動き
補正制御回路110、記録・再生信号処理回路111、
記録媒体112、全体制御回路113を備えている。
【0015】また、図2は図1に示した撮像素子101
の構成例を示す説明図であり、CCD(チャージ・カッ
プルド・デバイス)全画素領域は、手振れ補正のために
余裕領域を有し、手振れ補正時は手振れ成分を除去した
一部の領域(例えば、図2中の手振れ補正領域(1),(2),
(3))が手振れ補正信号となる。
【0016】このように構成された本実施の形態におけ
る撮像装置においては、被写体画像を、撮像素子駆動制
御回路103に制御される撮像素子駆動回路102の駆
動により撮像素子101が光電変換を行い撮像信号を生
成する。以下、アナログ信号処理回路104ではノイズ
除去、増幅等の処理を行い、A/D105にてデジタル
信号に変換され、カメラ部のデジタル信号処理回路10
6では、輝度信号及び色信号等の映像信号を作成してい
る。
【0017】ここで、撮像素子駆動回路102、撮像素
子駆動制御回路103、A/D105、デジタル信号処
理回路106の基準クロックはfck1である。
【0018】次に、カメラ部のデジタル信号処理回路1
06の出力信号は、クロック変換回路107にてクロッ
ク変換され、基準クロックがfck2のデジタル信号とな
る。またクロック変換回路107の出力信号(図中の信
号名、REC_sig1およびREC_sig2)は、それぞれ動き検出
回路108及び動き補正回路109に入力される。
【0019】また、記録・再生信号処理回路111で
は、動き補正回路109の出力信号に対し、記録信号処
理を行い記録媒体112に記録する、また一方、記録媒
体112に記録されている映像信号に対し再生信号処理
を行う。この再生信号処理を施された信号(図中の信号
名、PB_sig1およびPB_sig2)は、それぞれ動き検出回路
108及び動き補正回路109に入力される。
【0020】ここで、動き検出回路108、動き補正回
路109、動き補正制御回路110、記録・再生信号処
理回路111の基準クロックはfck2である。
【0021】また、全体制御回路113は、上記撮像素
子駆動制御回路103、動き検出回路108、動き補正
制御回路110をコントロールしている。ここで、動き
検出回路108が検出した動きデータは、全体制御回路
113に入力され、全体制御回路113が撮像素子駆動
制御回路103及び動き補正制御回路110を制御する
ことによって手振れ補正を行う。
【0022】次に、撮像素子101、撮像素子駆動回路
102の動作について、図3を用いて説明する。図2に
示した撮像素子101のCCD全画素領域は、例えばm
0画素×n0ラインで構成され、手振れ補正のための余
裕領域を有している。まず、撮像素子駆動回路102に
よる高速掃き出し処理により、m0画素×n1ラインの
領域の信号(図3中のCCD読み出し領域)が読み出さ
れ、次にこのm0画素×n1ラインの領域の撮像信号
は、信号処理部において、m1画素×n1ラインの領域
の信号が切り出され、その後クロック変換によりm2画
素×n1ラインのデータの信号となる。ここで動き検出
回路108でのREC_sig1に対する動き検出データに基づ
いて、垂直方向の動きをキャンセルするようにCCD読
み出し領域(m0画素×n1ライン)の位置が設定さ
れ、水平方向の動きをキャンセルするように信号切り出
し(m1画素×n1ライン)領域の位置が設定される。
【0023】次に動き補正回路109、動き補正制御回
路110の動作について、以下説明する。
【0024】図1に示すように、動き補正回路109に
は撮像信号(図中信号名、REC_sig2)と再生信号(図中
信号名、PB_sig2)が入力される。この撮像信号と再生
信号との差異は、撮像信号が、図3に示すように余裕領
域を有する撮像素子から切り出した信号であるので、フ
ィールドメモリを用いた手振れ補正のために余裕領域を
残すことが可能であるのに対し、再生信号は、記録・再
生フォーマット及びモニター仕様に合致するために余裕
領域を有していないことである。この差異により撮影時
と再生時の動き補正回路109での処理内容が異なるこ
ととなる。
【0025】まず、撮影時における動き補正回路10
9、動き補正制御回路110の動作について、図4、図
5を用いて説明する。図4は動き補正回路109の第1
の構成例を示すブロック図であり、フィールドメモリ4
01、メモリ制御回路402、補間回路403、補間制
御回路404から構成されている。またその動作例を図
5に示す。
【0026】図4に示す動き補正回路109で入力信号
は、メモリ制御回路402によってフィールドメモリ4
01に書き込まれ(例えば、図5のS11〜S68の画
素信号)、必要な領域の信号(例えば、図5のS22〜
S57)が読み出される。この読み出された信号は、補
間回路403によって水平補間処理及び垂直補間処理を
施される。この補間回路403では、補間制御回路40
4によって画素間の内挿処理を行う。
【0027】この画素間の内挿処理の動作を図5に併記
している。図5に示すように、画素間内挿は映像信号の
空間的位置の1画素以下の移動であり、フィールドメモ
リの読み出しによる画素単位位置制御と画素間内挿によ
る画素内位置制御により手振れ補正を行う。
【0028】次に、再生時における動き補正回路10
9、動き補正制御回路110の動作について以下説明す
る。
【0029】上記のように再生信号には手振れ補正のた
めの余裕領域を有していないため、手振れ補正を行うに
はまず手振れ成分を除去するために元の映像領域より狭
い領域の切り出しを行い、その後、(a)拡大処理を行
い元のサイズにする、(b)狭い領域の信号を出力して
も周辺が欠けないように出力信号のサイズを狭くする、
必要がある。
【0030】以下、この処理(a)、(b)について説
明する。図6は、動き補正回路109の第2の構成例を
示すブロック図であり、フィールドメモリ401、メモ
リ制御回路402、拡大回路405、拡大制御回路40
6から構成されている。またその動作例を図7に示す。
【0031】図6に示す動き補正回路109では入力信
号は、図4と同様にメモリ制御回路402によってフィ
ールドメモリ401に書き込まれ(図7のメモリWri
teデータ)、必要な手振れ補正領域の信号(図7のメ
モリReadデータ)が読み出される。この読み出され
た信号は、拡大回路405によって水平拡大補間処理及
び垂直拡大補間処理を施される。この拡大回路405で
は拡大制御回路406によって画素間の補間処理による
拡大処理を行う。
【0032】図7に示すように、フィールドメモリ40
1の読み出しによる画素単位位置制御と拡大補間処理に
よる画素内位置制御により、元のサイズへの復元と手振
れ補正を行う。また、ここで図5に示した画素間の内挿
処理は、言い換えれば拡大倍率1倍の画素内位置制御で
あり、同一の回路構成で実現することが可能である。
【0033】一方、図8は、動き補正回路109の第3
の構成例を示すブロック図であり、フィールドメモリ4
01、メモリ制御回路402、ブランキング処理回路4
07、ブランキング制御回路408から構成されてい
る。また、その動作例を図9に示す。
【0034】図8に示す動き補正回路109で入力信号
は、図4と同様にメモリ制御回路402によってフィー
ルドメモリ401に書き込まれ(図9のメモリWrit
eデータ)、必要な手振れ補正領域の信号(図9のメモ
リReadデータ)が読み出される。この読み出された
信号は、ブランキング制御回路408で制御されるブラ
ンキング処理回路407によって周辺部分がマスクされ
る。
【0035】図9に示すようにフィールドメモリ401
の読み出しによる画素単位位置制御とブランキング処理
により、周辺領域のマスクと手振れ補正を行う。または
ブランキング処理回路407が画素間の内挿処理機能を
有する場合、フィールドメモリ401の読み出しによる
画素単位位置制御と画素間内挿による画素内位置制御に
より、周辺領域のマスクと高精度の手振れ補正を行う。
【0036】このように、クロック変換回路107を備
えることにより、撮像素子の画素数によって決定する撮
像素子駆動処理及びA/D回路等の基準クロックの周波
数(fck1)に制約されること無く、動き検出回路108
及び動き補正回路109への入力信号である撮像信号と
再生信号のサンプリング周波数を再生処理等の基準クロ
ックの周波数(fck2)に一致させることができる。
【0037】以上のように、この実施の形態1では、撮
像信号と再生信号のサンプリング周波数を再生処理等の
基準クロックの周波数(fck2)に一致させることによ
り、カメラシステム構成の自由度・汎用性を確保して撮
影時の手振れ補正と再生時の手振れ補正を実現するとと
もに、また余裕領域を有する撮像素子を用いる場合撮像
素子駆動処理及びA/D回路等の基準クロックの周波数
が高くなり消費電力が高くなるのに対し、動き検出回路
及び動き補正回路系のクロックの周波数を低減すること
ができ消費電力を削減することも可能である。
【0038】(実施の形態2)図10は、本発明の実施
の形態2に係る撮像装置の構成を示すブロック図であ
り、図1に示した実施の形態1の構成と対応する部分に
は同一の符号を付す。
【0039】この実施の形態2の撮像装置の特徴は、第
1の同期系信号作成回路114、第2の同期系信号作成
回路115、クロック・同期変換回路116、全体制御
回路117を有する点で、他は図1と略同一である。
【0040】以上のように構成された実施の形態2の撮
像装置について、実施の形態1と異なる点を中心に説明
する。
【0041】図10において、同期系信号作成回路11
4は第1の同期系基準信号(SSG1)を作成し、撮像素子
駆動制御回路103、カメラ部のデジタル信号処理回路
106、クロック・同期変換回路116等の必要な回路
に供給する。また、同期系信号作成回路115は、全体
制御回路117の制御によりSSG1と所定の周波数及
び位相の関係にある第2の同期系基準信号(SSG2)を作
成し、動き検出回路108、動き補正回路109、動き
補正制御回路110、クロック・同期変換回路116等
の必要な回路に供給する。また、SSG1が供給される
回路の基準クロック周波数はfck1であり、SSG2が供
給される回路の基準クロック周波数はfck2である。ま
た、クロック・同期変換回路116では、第1の同期系
であり基準クロック周波数がfck1の信号を、第2の同期
系であり基準クロック周波数がfck2の信号に変換する。
【0042】次に図11に、上記同期系基準信号SSG
1,SSG2及び基準クロック周波数fck1,fck2の関係
例を示す。図11には、同期系基準信号SSG1として
垂直基準信号VD1,水平基準信号HD1が、同期系基
準信号SSG2として垂直基準信号VD2,水平基準信
号HD2があり、その関係は第1の同期系は1フィール
ドはm1ライン,1ラインはn1データであり、第2の
同期系は1フィールドはm2ライン,1ラインはn2デ
ータであり、フィールド期間は一致している(Tv1=
Tv2)。
【0043】ここで第1の同期系信号SSG1及び基準
クロック周波数fck1は、撮像素子101を駆動するため
に必要な信号であり、第2の同期系信号SSG2及び基
準クロック周波数fck2は、フォーマット等によって決定
される記録部、再生部に必要な信号であり、この撮像素
子からの出力信号である撮像信号がクロック・同期変換
回路116によって再生信号と等しい同期系・クロック
周波数を有する映像信号に変換される。
【0044】このようなカメラシステムの構成例として
は、XGA(1024H×768V)あるいはSXGA
(1280H×960V)という画素数を有する撮像素
子の全画素領域を使用して動画像を得る場合がある。
【0045】このように、クロック・同期変換回路11
6を備えることにより、撮像素子の画素数によって決定
する撮像素子駆動処理及びA/D回路等の第1の同期信
号(SSG1)及び基準クロックの周波数(fck1)に制約さ
れること無く、動き検出回路及び動き補正回路への入力
信号である撮像信号と再生信号の同期信号及びサンプリ
ング周波数を再生処理等の第2の同期信号(SSG2)及び
基準クロックの周波数(fck2)に一致させることができ
る。
【0046】以上のように、この実施の形態2では、撮
像信号と再生信号の同期信号及びサンプリング周波数を
再生処理等の同期信号(SSG2)及び基準クロックの周波
数(fck2)に一致させることによりカメラシステム構成
の自由度・汎用性を確保して撮影時の手振れ補正と再生
時の手振れ補正を実現するとともに、また多画素の撮像
素子を用いる場合撮像素子駆動処理及びA/D回路等の
基準クロックの周波数が高くなり消費電力が高くなるの
に対し、動き検出回路及び動き補正回路系のクロックの
周波数を低減することができ消費電力を削減することも
可能である。
【0047】(実施の形態3)図12は、本発明の実施
の形態3に係る撮像装置のブロック図であり、図1に示
した実施形態1の構成と対応する部分には同一の符号を
付す。
【0048】この実施の形態3の撮像装置の特徴は、ズ
ーム&クロック変換回路118を有し、記録処理用の信
号は、カメラ部のデジタル信号処理回路106,ズーム
&クロック変換回路118,動き補正回路109を経て
記録・再生信号処理回路111に入力し、動き検出用の
信号はカメラ部デジタル信号処理回路106,クロック
変換回路107を経て動き検出回路108に入力する点
で、他は図1と略同一である。
【0049】以上のように構成された実施の形態3の撮
像装置について、実施の形態1と異なる点を中心に以下
説明する。カメラ部には電子的に撮影画像を拡大するズ
ーム処理機能を有しているが、図12においては輝度信
号及び色信号等の基本的な信号処理を行うカメラ部のデ
ジタル信号処理回路106後のズーム&クロック変換回
路118においてズーム処理を行っている。これはズー
ム処理での画質劣化を抑制するためには、基準クロック
の周波数が高い信号処理領域での処理が効果的であるた
めであり、ここではズーム処理の補間処理とクロック変
換の補間処理とを同一回路内に内蔵にした場合を示して
いるが、ズーム処理回路とクロック変換回路が別回路で
構成される場合もある。
【0050】一方、動き検出のための信号は、クロック
変換回路107がカメラ部デジタル信号処理回路106
の出力信号である撮像信号のサンプリング周波数(fck
1)を再生処理等の基準クロックの周波数(fck2)に一
致させた後、動き検出回路108に入力している。これ
は上記ズーム処理が撮像素子101の一部を切り出し拡
大補間処理を行うため、手振れ成分を拡大し更に信号成
分が劣化するためズーム後の信号から正確な動きを検出
することが困難なためである。
【0051】このように、クロック変換回路107とズ
ーム&クロック変換回路118の2系統を備えることに
より、撮像素子101の画素数によって決定する撮像素
子駆動処理及びA/D回路等の基準クロックの周波数
(fck1)に制約されること無く、動き検出回路への入力
信号である撮像信号を再生信号のサンプリング周波数を
再生処理等の基準クロックの周波数(fck2)に一致させ
ることができ、更に記録用信号に対してズーム処理が必
要な場合でも動き検出用信号に対してはズーム処理を行
わないので、ズーム処理による動き検出の性能劣化が生
じない。
【0052】以上のように、この実施の形態3では、撮
像信号と再生信号のサンプリング周波数を再生処理等の
基準クロックの周波数(fck2)に一致させることにより
カメラシステム構成の自由度・汎用性を確保して撮影時
の手振れ補正と再生時の手振れ補正を実現するととも
に、ズーム処理等による動き検出の性能劣化の無い撮像
装置を実現することが可能である。
【0053】なお、上記実施の形態3では、記録用信号
がズーム処理により拡大される場合を示したが、これに
限るものでなく、例えば複数画面による合成処理等の動
き検出の性能を劣化させる処理に対しても同様の効果を
有する。
【0054】なお、上記各実施の形態では、撮像素子と
して手振れ補正用に余裕画素を有する場合を示したが、
これに限るものでなく、多画素の撮像素子で全画素領域
の信号を記録する場合等、撮像素子駆動処理及びA/D
回路等の基準クロックの周波数(fck1)が再生信号の基
準クロックの周波数(fck2)より高い場合には同様の効
果を有する。
【0055】また、上記実施の形態では、撮像素子の画
素数によって決定する基準クロックの周波数(fck1)の
撮像信号を、再生信号の基準クロックの周波数(fck2)
に変換することで、動き検出回路及び動き補正回路に入
力する撮像信号と再生信号の基準クロックの周波数を一
致させる場合を示したが、これに限るものでなく、例え
ば基準クロックの周波数(fck2)の再生信号を撮像素子
の画素数によって決定する基準クロックの周波数(fck
1)に変換することによって撮像信号と再生信号の基準
クロックの周波数を一致させる、または、撮像信号及び
再生信号を第3の基準クロックの周波数(fck3)に変換
することによって撮像信号と再生信号の基準クロックの
周波数を一致させることもシステム構成上可能である。
【0056】また、上記実施の形態では、撮影時の動き
検出として映像動き検出の場合を示したが、これに限る
ものでなく、例えば動き検出センサーと映像動き検出の
組み合わせの場合、または、撮影時の動き補正として余
裕画素を有する撮像素子制御とフィールドメモリ制御の
場合を示したが、これに限るものでなく、例えば光学動
き補正等との組み合わせの場合においても同様の効果を
有する。
【0057】また、上記実施の形態では、再生信号とし
て記録媒体からの出力信号の場合を示したが、これに限
るものでなく、例えば外部入力端子からの入力映像信号
の場合においても同様の効果を有する。
【0058】
【発明の効果】以上のように、本発明では、撮像信号と
再生信号のサンプリング周波数を再生処理等の基準クロ
ックの周波数に一致させることにより、カメラシステム
構成の自由度・汎用性を確保して撮影時の手振れ補正と
再生時の手振れ補正を実現するとともに、動き検出回路
及び動き補正回路系のクロックの周波数を低減すること
ができ消費電力を削減することが可能である。
【0059】また、本発明では、撮像信号と再生信号の
同期信号及びサンプリング周波数を再生処理等の同期信
号及び基準クロックの周波数に一致させることにより、
カメラシステム構成の自由度・汎用性を確保して撮影時
の手振れ補正と再生時の手振れ補正を実現するととも
に、動き検出回路及び動き補正回路系のクロックの周波
数を低減することができ消費電力を削減することが可能
である。
【0060】また、本発明では、撮像信号と再生信号の
サンプリング周波数を再生処理等の基準クロックの周波
数に一致させることにより、カメラシステム構成の自由
度・汎用性を確保して撮影時の手振れ補正と再生時の手
振れ補正を実現するとともに、ズーム処理等の映像信号
処理による動き検出の性能劣化の無い撮像装置を実現す
ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による撮像装置の構成を
示すブロック図
【図2】同撮像装置における撮像素子の構成例を示す説
明図
【図3】同撮像装置における撮像素子の動作を示す説明
【図4】同撮像装置における動き補正回路の第1の構成
例を示すブロック図
【図5】同撮像装置における動き補正回路の第1の構成
例での動作例を示す説明図
【図6】同撮像装置における動き補正回路の第2の構成
例を示すブロック図
【図7】同撮像装置における動き補正回路の第2の構成
例での動作例を示す説明図
【図8】同撮像装置における動き補正回路の第3の構成
例を示すブロック図
【図9】同撮像装置における動き補正回路の第3の構成
例での動作例を示す説明図
【図10】本発明の実施の形態2による撮像装置の構成
を示すブロック図
【図11】同撮像装置での同期系基準信号及び基準クロ
ック周波数の関係例を示す説明図
【図12】本発明の実施の形態3による撮像装置の構成
を示すブロック図
【符号の説明】
101 撮像素子 102 撮像素子駆動回路 103 撮像素子駆動制御回路 104 アナログ信号処理回路 105 アナログ・デジタル変換回路 106 デジタル信号処理回路 107 クロック変換回路 108 動き検出回路 109 動き補正回路 110 動き補正制御回路 111 記録・再生信号処理回路 112 記録媒体 113 全体制御回路

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像素子と、前記撮像素子の出力信号か
    ら撮像信号を作成する撮像信号処理手段と、前記撮像信
    号を異なる周波数のクロックの映像信号に変換するクロ
    ック変換手段と、記録媒体からの出力信号から再生信号
    を作成する再生信号処理手段と、前記映像信号または再
    生信号から動き検出データを生成する映像信号動き検出
    回路と、前記動き検出データに基づき動き補正を行う動
    き補正手段とを備えた撮像装置。
  2. 【請求項2】 クロック変換手段が、再生信号に対する
    サンプリング周波数と等しいサンプリング周波数に変換
    することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 【請求項3】 動き補正手段が、撮影時と再生時とで、
    その構成が異なることを特徴とする請求項1、2記載の
    撮像装置。
  4. 【請求項4】 動き補正手段が、撮影時は少なくとも撮
    像素子読み出し領域制御手段と、メモリ制御手段とから
    構成され、再生時は少なくともメモリ制御手段で構成さ
    れ、前記撮影時のメモリ制御手段と再生時のメモリ制御
    手段とが等しいサンプリング周波数のクロックで動作す
    ることを特徴とする請求項1または2記載の撮像装置。
  5. 【請求項5】 動き補正手段が、撮影時は撮像素子読み
    出し領域制御手段と、メモリ制御手段と、補間演算手段
    とから構成され、再生時はメモリ制御手段と、補間演算
    手段またはブランキング制御手段のどちらか一方とで構
    成され、前記撮影時メモリ制御手段と再生時メモリ制御
    手段が略同一の回路で構成されていることを特徴とする
    請求項1または2記載の撮像装置。
  6. 【請求項6】 撮像素子と、この撮像素子出力信号から
    第1の撮像信号を作成する第1の撮像信号処理手段と、
    この第1の撮像信号を異なる周波数のクロックの第1の
    映像信号に変換する第1のクロック変換手段と、前記撮
    像素子出力信号から第2の撮像信号を作成する第2の撮
    像信号処理手段と、この第2の撮像信号を異なる周波数
    のクロックの第2の映像信号に変換する第2のクロック
    変換手段と、記録媒体からの出力信号から再生信号を作
    成する再生信号処理手段と、前記第2の映像信号及び再
    生信号から動き検出データを生成する映像信号動き検出
    回路と、この動き検出データに基づき動き補正を行う動
    き補正手段とを有することを特徴とする撮像装置。
  7. 【請求項7】 第1の撮像信号処理手段が、拡大信号処
    理を有することを特徴とする請求項6記載の撮像装置。
  8. 【請求項8】 第1、第2のクロック変換手段が、再生
    信号に対するサンプリング周波数と等しいサンプリング
    周波数に変換することを特徴とする請求項6記載の撮像
    装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008066806A (ja) * 2006-09-04 2008-03-21 Victor Co Of Japan Ltd 撮像装置
JP2014099206A (ja) * 2014-02-20 2014-05-29 Canon Inc 画像処理装置及び画像処理装置の制御方法
US10311915B2 (en) 2010-12-24 2019-06-04 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus and method for controlling the same

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