JP2000078326A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2000078326A
JP2000078326A JP10259485A JP25948598A JP2000078326A JP 2000078326 A JP2000078326 A JP 2000078326A JP 10259485 A JP10259485 A JP 10259485A JP 25948598 A JP25948598 A JP 25948598A JP 2000078326 A JP2000078326 A JP 2000078326A
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memory
scanner
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JP10259485A
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Koichi Kanetani
浩一 金谷
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スキャン動作速度とプリント動作速度が異な
る場合に、高速な複写動作を行うことができる画像形成
装置を提供する。 【解決手段】 原稿画像を読み取るスキャナ32と、読
み取った画像データを蓄積するメモリ手段33と、メモ
リ手段33から読み出した画像データを印刷する印刷手
段31と、スキャナ32、メモリ手段33、及び、印刷
手段31の動作を制御するデバイスマネージャ21を備
え、スキャナ32のスキャン速度と印刷手段31の印刷
速度が異なる画像形成装置において、メモリ手段33
は、スキャナ32からの画像データを書込み中に画像デ
ータの読み出し準備の要求(E)をデバイスマネージャ
21から受け、読み出し準備の終了後にデバイスマネー
ジャ21に読出可能であることを通知(J)し、印刷手
段31は、読出可能の通知(J)によりデバイスマネー
ジャ21にて生成される印刷開始要求(G)により、読
み出された画像データの印刷処理を開始する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル複写機の
如くスキャナにより読み取った原稿画像を記憶装置に記
憶してから印刷出力する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、スキャナにより原稿画像を読
み取ると共に、読み取った画像データを出力し、出力し
た画像データを記憶装置に一旦記憶した後、記憶装置か
ら読み出した画像データを印刷装置により印刷出力する
ように構成したデジタル複写機が知られている。従来の
デジタル複写機においては、スキャナにより原稿画像を
読み取る速度(スキャナ線速)と印刷装置(プロッタ)
が印刷を行う速度(プロッタ線速)は一致していた。従
って、従来のデジタル複写機を用いて通常のコピーを行
う場合には、スキャナの画像読み取りに同期して、印刷
装置によって感光体上に画像を書けばよいことになり、
単に1 枚の原稿画像をコピーするだけならば、記憶装置
(画像メモリ等)を必ずしも必要とはしなかった。とこ
ろで、印刷装置(プロッタ)については技術が進んだこ
とにより処理速度が大幅に向上しているのに対し、スキ
ャナについては、処理速度がCCDの性能によって制限
を受けることから処理速度があまり向上していない。こ
のため、複写機における印刷速度が速くなればなるほ
ど、印刷装置とスキャナの速度差が顕著に現れるという
事態になっていた。一般的に、上記のように印刷装置と
スキャナの速度差がある場合は、スキャナにて読み込ん
だ画像を一旦記憶装置(メモリ)に取り込み、印刷時に
は、記憶装置から読み出して印刷することにより、速度
差の吸収を行っている。従って、近年の印刷速度が速い
高速複写機では、記憶装置は必須である。ところで、上
記のようにスキャナにて読み込んだ画像を一旦記憶装置
(メモリ)に取り込み、印刷時には、記憶装置から読み
出して印刷するようにしてコピー動作を行う場合には、
まず、スキャナにより読み取った画像データをメモリに
最後まで書き込み、そのメモリへの書き込み処理が終了
してから、メモリからその画像データを読み出して印刷
装置にて印刷するというシーケンシャル処理によって複
写処理の実行を制御する方法が考えられる。
【0003】以下、従来のデジタル複写機における複写
方法を説明する。図3は、従来の画像形成装置(デジタ
ル複写機)における複写制御の一例を示すタイミングチ
ャートである。尚、図3は、印刷速度がスキャン速度よ
り早い場合を示している。図3における一番上の層は、
デジタル複写機におけるソフトウエアのアプリケーショ
ンを有するアプリケーション層であり、その中には、コ
ピーを行うためのコピーアプリケーション、ファクシミ
リ送信/受信を行うためのファクシミリアプリケーショ
ン、パーソナルコンピュータ(PC)からのファイル印
刷をコントロールするプリンタアプリケーション等が含
まれる。2番目の層は、デジタル複写機における各デバ
イスの制御を行うデバイスマネージャを有するデバイス
マネージャ層であり、上記各アプリケーションからのプ
ロセス実行要求を一旦レジスタに蓄積(キューイング)
し、その要求されたプロセスの内容に応じて各デバイス
を動作させて画像処理を行うタイミングを制御するデバ
イスマネージャ(以下DMと記す)を有する層である。
3番目の層(最下層)は、画像転送などの処理を実際に
行うデバイスを有するデバイス層であり、プロッタやメ
モリやスキャナ等の各デバイスが画像データバスにより
接続されており、お互いに画像データを転送することが
できるようになっている。まず、アプリケーション層か
らは、スキャナにより読み込んだ画像データをメモリに
書込む要求のプロセス信号P1と、メモリからその画像
データを読み出してプロッタにて印刷する要求のプロセ
ス信号P2とを続けてDMに送出する。
【0004】DMでは、プロセス信号P1を受信すると
デバイス層のスキャナとメモリに対して各デバイスの準
備要求信号(A)を送出する。準備要求信号(A)を受
信したスキャナでは、露光ランプを点灯する等の読み取
り動作の準備を行い、DMに対して準備完了信号(C)
を返送する。一方、準備要求信号(A)を受信したメモ
リでは、メモリクリア等の書き込み動作の準備を行い、
DMに対して準備完了信号(C)を返送する。スキャナ
とメモリの両デバイスからの準備完了信号(C)を受信
したDMは、プロセス信号P1によるメモリ書込を開始
するための開始要求信号(D)をスキャナとメモリに対
して送出する。これにより、スキャナから読み込まれた
画像データのメモリへの書込みが開始される。
【0005】メモリ書込要求のプロセス信号P1の要求
直後に送信されたプロッタ書出要求のプロセス信号P2
に対しては以下のような動作を行う。プロセス信号P2
は、上記のようにメモリから画像データを読み出してプ
ロッタにて印刷する要求のプロセス信号である。DMが
プロセス信号P2を受信した時は、まだプロッタは何も
処理を実行していない(1枚目の印刷を実行していな
い)ため、DMはプロッタに対してすぐに準備要求
(B)を送出する。DMからの準備要求(B)を受信し
たプロッタは、ポリゴンモータの回転を開始する等の印
刷準備を開始する。プロッタにおける印刷準備が終わ
り、何時でも印刷が可能(感光体ドラム上への画像書き
込みが可能)な状態になると、プロッタは準備OK信号
(H)をDMに返送する。プロセス信号P2に応じてD
Mから出力されるメモリの準備要求信号(E)は、上記
したプロセス信号P1に応じてDMから出力される準備
要求信号(A)による処理が終了し、DMからの開始要
求信号(D)によるメモリ書込が開始された後に、メモ
リに対して要求される。これは、メモリがハード的に1
つの構成であるため、書き込み準備と読み出し準備との
2つの準備要求を同時に行うことができないためであ
る。一方、プロセス信号P1によるメモリ書込を開始す
るためにDMから出力された開始要求信号(D)を受信
したメモリでは、書き込みを開始する。書き込みが終了
すると、メモリはメモリ書き込み終了信号(I)をDM
に送出する。DMは、プロッタからの準備OK信号
(H)と、メモリからのメモリ書き込み終了信号(I)
を、プロッタ及びメモリからのメモリ読み出しに関して
準備完了したことを示す準備完了信号(F)として受信
する。DMは、準備完了信号(F)を受信することによ
り、メモリとプロッタに対して、プロセス信号P2によ
るメモリから画像データの読み出し及びプロッタへの書
き出しを開始するための開始要求信号(G)を送出す
る。これにより、メモリから読み出された画像データの
プロッタへの書き出しが開始される。尚、1 枚の原稿画
像を何枚もリピートコピーする場合の2枚目以降の処理
は、上記プロセス信号P2に係るメモリからの読み出し
とプロッタによる印刷処理のみとなり、スキャン動作が
不要である。従って、毎回スキャンする場合よりも格段
に早いが、本発明の対象ではない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の複写装置では、メモリからの読み出しと連動し
たプリント動作(プロッタによる印刷)を、スキャン動
作と連動したメモリヘの書き込みが終了してから行って
いた。従って、メモリから読み出す画像が正しいことが
保証されるが、従来は、プリント動作がスキャン動作よ
りも高速に行える場合であっても、スキャン動作と連動
したメモリヘの書き込みが終了してからでなければメモ
リからの読み出しと連動したプリント動作を行っていな
かったため、スループットが低下するという問題を有し
ていた。本発明は、上述した如き従来の問題を解決する
ためになされたものであり、請求項1の本発明では、ス
キャン動作速度とプリント動作速度が異なる場合に、高
速な複写動作を行うことができる画像形成装置を提供す
ることを目的とする。請求項2の本発明では、複写動作
におけるプリント動作速度よりもスキャン速度が遅い場
合、即ち、感光体上に画像を書込むためにメモリから画
像を読み出す速度よりもスキャナで読んだ画像をメモリ
に書込む速度が遅い画像形成装置において、複写動作を
行う場合であっても、正しいコピー画像を作像できる。
請求項3の本発明では、複写動作におけるプリント動作
速度よりもスキャン速度が遅く、且つ、前記両速度の差
を吸収するために、スキャン動作とプリント動作の間に
メモリを介在させた場合の画像形成装置において、スキ
ャン動作とプリント動作間の時間差を最小限にできるの
で複写動作の生産性の低下を最小限に抑えることができ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、請求項1に記載の本発明の画像形成装置は、原稿画
像を読み取るスキャナと、該スキャナが読み取った画像
データを蓄積するメモリ手段と、該メモリ手段から読み
出した画像データを印刷する印刷手段と、前記スキャ
ナ、メモリ手段、及び、印刷手段の各動作を制御するデ
バイスマネージャとを備え、前記スキャナのスキャン速
度と前記印刷手段の印刷速度が異なる画像形成装置にお
いて、前記メモリ手段は、前記スキャナからの画像デー
タの蓄積中に該画像データの読み出し準備の要求を前記
デバイスマネージャから受け、該読み出し準備の終了後
に前記デバイスマネージャに読み出し可能であることを
通知し、前記印刷手段は、前記読み出し可能の通知に基
づいて前記デバイスマネージャにて生成される印刷開始
要求により、前記メモリ手段から読み出された画像デー
タの印刷処理を開始することを特徴とする。請求項2の
本発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、前
記メモリ手段における前記画像データの蓄積開始から前
記読出可能であることの通知を行うまでの時間は、前記
スキャナにより読み取った全ての画像データを前記メモ
リ手段に蓄積するのに要する時間と、前記印刷手段が前
記メモリ手段から全ての画像データを読み出すまでに要
する時間との差よりも大きいことを特徴とする。請求項
3の本発明は、請求項1に記載の画像形成装置におい
て、前記印刷手段は、前記読み出し可能であることの通
知が行われたタイミングに基づいて、前記メモリ手段か
ら画像データを読み出して前記印刷手段における感光体
上に画像を書込み始めることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示した実施形態
に基づいて説明する。図1は、本発明の画像形成装置の
一実施形態の概略構成を示すブロック図である。図1に
示す様に、本実施形態の画像形成装置の横成は、大きく
3つの階層に分けられる。図1における一番上の層はア
プリケーション層1であり、コピーを行うためのソフト
ウエアであるコピーアプリケーション11、ファクシミ
リ送信/受信を行うためのソフトウエアであるファクシ
ミリアプリケーション12、パーソナルコンピュータ
(PC)からのファイル印刷をコントロールするソフト
ウエアであるプリンタアプリケーション13等を有す
る。各アプリケーションは、画像形成装置におけるハー
ドディスクやリードオンリーメモリ(ROM)等の不揮
発性記憶装置、及び、それらの不揮発性記憶装置から読
み出されてランダムアクセスメモリ(RAM)等の揮発
性記憶装置上に保持される。2番目の層はデバイスマネ
ージャ層2であり、上記各アプリケーションからのプロ
セス実行要求を保持し、そのプロセス内容に応じて各デ
バイスを動作させて画像処理を行うタイミングを制御す
るデバイスマネージャ21を有する。デバイスマネージ
ャ21も、画像形成装置におけるハードディスクやリー
ドオンリーメモリ(ROM)等の不揮発性記憶装置、及
び、それらの不揮発性記憶装置から読み出されてランダ
ムアクセスメモリ(RAM)等の揮発性記憶装置上に保
持される。3番目の層はデバイス層3であり、画像転送
などの処理を実際に行うデバイスを有する。それぞれの
デバイスは図示しない画像データバスにより接続されて
おり、お互いの間で画像データを相互に転送することが
できる。
【0009】プロッタ31は、本発明における印刷手段
として用いられ、用紙に印刷を行うためのデバイスであ
る。プロッタ31は、感光体ドラム上に潜像を形成する
ための書き込みレーザー出力ユニットLD311、レー
ザー出力ユニットLD311からのレーザー光をスキャ
ンするためのポリゴンモータ312等の制御を行う。レ
ーザー出力ユニットLD311からのレーザー光を変調
するための画像データは、スキャナ32、メモリ33、
外部画像処理部34の何れのデバイスからも受け取るこ
とができる。スキャナ32は、原稿をスキャンするため
のデバイスであり、原稿画像の照射/読込を行う露光ラ
ンプ/CCD322、スキャナキャリッジを駆動するス
キャナモータ321等の制御を行う。メモリ33は、本
発明におけるメモリ手段として用いられ、他のデバイス
から転送されてきた画像データを画像蓄積ハードディス
ク(HD)331に蓄積したり、逆にHD331内の画
像データを他のデバイスからの要求に従ってメモリに展
開する等の制御を行う。このメモリ33は、画像を書込
む動作を行うためのアドレスと、画像を読み出すための
アドレスをそれぞれ独立して備えている。そのため、メ
モリに画像を書込みながら、一方で画像を非同期に読み
出すことができるように構成されている。外部画像処理
部34は、他のデバイスから転送されてきた画像データ
を、ネットワーク回線341経由でPC等の外部の装置
に送ったり、ネットワーク回線341により送られてき
た外部からの画像データを、展開して他のデバイスに送
るなどの制御を行う。
【0010】次に、本発明では、スキャナのスキャン速
度(スキャナ線速Vs)と、プロッタの印刷速度(プロ
ッタ線速Vp)が異なる画像形成装置に対するものであ
るので、図1の構成は、例えば、プロッタ線速Vpがス
キャナ線速Vsより早い場合には図2に示すように制御
される。図2は、図1の画像形成装置における複写制御
の一実施形態を示すタイミングチャートである。図2に
おける一番上の層は、デジタル複写機におけるソフトウ
エアのアプリケーションを有するアプリケーション層で
あり、その中には、コピーを行うためのコピーアプリケ
ーション、ファクシミリ送信/受信を行うためのファク
シミリアプリケーション、パーソナルコンピュータ(P
C)からのファイル印刷をコントロールするプリンタア
プリケーション等が含まれる。2番目の層は、デジタル
複写機における各デバイスの制御を行うデバイスマネー
ジャを有するデバイスマネージャ層であり、上記各アプ
リケーションからのプロセス実行要求を一旦レジスタに
蓄積(キューイング)し、その要求されたプロセスの内
容に応じて各デバイスを動作させて画像処理を行うタイ
ミングを制御するデバイスマネージャ(以下DMと記
す)を有する層である。3番目の層(最下層)は、画像
転送などの処理を実際に行うデバイスを有するデバイス
層であり、プロッタやメモリやスキャナ等の各デバイス
が画像データバスにより接続されており、お互いに画像
データを転送することができるようになっている。
【0011】まず、アプリケーション層からは、スキャ
ナにより読み込んだ画像データをメモリに書込む要求の
プロセス信号P1と、メモリからその画像データを読み
出してプロッタにて印刷する要求のプロセス信号P2と
を続けてDMに送出する。
【0012】DMでは、プロセス信号P1を受信すると
デバイス層のスキャナとメモリに対して各デバイスの準
備要求信号(A)を送出する。準備要求信号(A)を受
信したスキャナでは、露光ランプを点灯する等の読み取
り動作の準備を行い、DMに対して準備完了信号(C)
を返送する。一方、準備要求信号(A)を受信したメモ
リでは、メモリクリア或いはハードディスク331との
間で転送を行うためのネゴシエーション等の書き込み動
作するための準備を行い、DMに対して準備完了信号
(C)を返送する。スキャナとメモリの両デバイスから
の準備完了信号(C)を受信したDMは、プロセス信号
P1によるメモリ書込を開始するための開始要求信号
(D)をスキャナとメモリに対して送出する。これによ
り、スキャナから読み込まれた画像データのメモリへの
書込みが開始される。
【0013】メモリ書込要求のプロセス信号P1の要求
直後に送信されたプロッタ書出要求のプロセス信号P2
に対しては以下のような動作を行う。プロセス信号P2
は、上記のようにメモリから画像データを読み出してプ
ロッタにて印刷する要求のプロセス信号である。DMが
プロセス信号P2を受信した時は、まだプロッタは何の
処理も実行していない(1枚目の印刷を実行していな
い)ため、DMはプロッタに対してすぐに準備要求
(B)を送出する。DMからの準備要求(B)を受信し
たプロッタは、ポリゴンモータの回転を開始する等の印
刷準備を開始する。プロッタにおける印刷準備が終わ
り、何時でも印刷が可能(感光体ドラム上への画像書き
込みが可能)な状態になると、プロッタは準備OK信号
(H)をDMに返送する。プロセス信号P2に応じてD
Mから出力されるメモリの準備要求信号(E)は、上記
したプロセス信号P1に応じてDMから出力される準備
要求信号(A)による処理が終了し、DMからの開始要
求信号(D)によるメモリ書込が開始された後に、メモ
リに対して要求される。これは、メモリがハード的に1
つの構成であるため、書き込み準備と読み出し準備との
2つの準備要求を同時に行うことができないためであ
る。メモリの準備要求信号(E)は、例えば、画像デー
タがハードディスクに格納されている場合には、DRA
M等に読み出し、スキャナから読み込み中でDRAM上
に画像データが有る場合には、読み出しに必要な遅延時
間を与える処理を行うものである。本実施形態では、メ
モリの読み出し準備が終わると、DMに対してメモり読
み出しOK信号(J)を送出する。メモり読み出しOK
信号(J)は、メモリにおいて書き込みが進んで所定の
番地まで書き込まれた場合に、最初に書き込まれた番地
の画像データが読み出し可能となるが、その時のタイミ
ングを示す信号である。
【0014】DMは、プロッタからの準備OK信号
(H)と、メモリからのメモリ読み出しOK信号(J)
を、プロッタ及びメモリからのメモリ読み出しに関する
準備完了したことを示す準備完了信号(F)として受信
する。DMは、準備完了信号(F)を受信することによ
り、メモリとプロッタに対して、プロセス信号P2によ
るメモリから画像データの読み出し、及び、プロッタへ
の書き出しを開始するための開始要求信号(G)を送出
する。これにより、メモリから読み出された画像データ
のプロッタへの書き出しが開始される。一方、プロセス
信号P1によるメモリ書込を開始するためにDMから出
力された開始要求信号(D)を受信したメモリでは、書
き込みを開始する。本実施形態では、メモリにおいて書
き込みが終了する前に読み出しが並行して実施される。
【0015】ここで、開始要求信号(D)を受信したメ
モリがメモリ読み出しOK信号(J)を出力するまでの
時間について説明する。図2に示したように、メモリ
は、スキャナの画像を書込み始めてから時間T後にDM
に対して書込んでいる最中の画像が読み出し可能になっ
たことをメモリ読み出しOK信号(J)により通知して
いる。この時間Tは、次式の条件を満足している必要が
ある。 T > Ts − Tp 但し、Ts及びTpは以下に示す時間とする。 Ts:スキャナからの画像をメモリに全て書き込むのに
要する時間。 Tp:プロッタがメモリから画像を読み出して印刷する
のに要する時間。 時間Tsは、スキャナによる原稿画像の読み取り時間と
メモリへの書き込み時間の和であるが、実際にはスキャ
ナによる読み取り時間に比べてメモリへの書き込み時間
は非常に小さいことから、簡易にTsの値を求める場合
には、原稿画像の長さをスキャナの線速(Vs)で割っ
た値により求める。同様に、時間Tpは、プロッタによ
る印刷時間とメモリからの読み取り時間の和であるが、
実際には印刷時間に比べてメモリへの書き込み時間は非
常に小さいことから、簡易にTpの値を求める場合に
は、転写紙の長さをプロッタの線速(Vp)で割った値
により求める。Tを上記式の条件を満足する範囲内にし
ないと、スキャナからメモリに画像データを書込んでい
る最中に、画像データの読み出し処理が追いついてしま
い、正しい画像を印刷することができなくなる。
【0016】例えば、原稿画像と転写紙の寸法が共にA
4サイズであり、スキャナによる読み取りもプロッタに
よる書き出しもA4横サイズである210mmが実施さ
れ、更に、スキャナの読み取り線速Vsが300mm/
sであり、プロッタの書き出し線速Vpが500mm/
sであるとする。この場合、スキャナの読み取り時間T
sは、210/300=0.7sとなり、Tp=700
msということになる。同様に、プロッタの書き出し時
間Tpは、210/500=0.42sとなり、Tp=
420msということになる。従って、この場合の時間
Tは700ms−420ms=280msよりも大きい
値であることが要求される。
【0017】尚、上記の本実施形態では、プロッタによ
る印刷(書き出し)時間Tpがスキャナによる読み取り
時間Tsより短い場合を示したが、逆に、スキャナによ
る読み取り時間Tsがプロッタによる印刷(書き出し)
時間Tpより短い場合もある。例えば、スキャナによる
読み取りを縮小50%で行う場合には、通常の読み取り
時の2倍の線速Vs=600mm/sとなるのでTs=
0.35sとなり、Ts=350msということにな
り、その場合には、TsはTpよりも小さい値なので、
上記の式の条件を満足する正数Tは得られない。しか
し、この場合のスキャナで読み取った画像データをメモ
リへ書き込む速度は、プロッタで印刷するために画像デ
ータをメモりから読み出す速度よりも上回るため、読み
出しOK信号(J)のタイミングに合わせてDMにて生
成される開始要求信号(G)のタイミングまでをTとす
ればよいことになる。従って、この場合はデバイスマネ
ージャ(DM)において、メモリから書き込み終了後に
出力される書き込み終了信号を待たずに、メモリからの
読み出しOK信号(J)に合わせて開始要求信号(G)
を生成してメモリとプロッタに出力することにより、メ
モリから読み出された画像データのプロッタへの書き出
しが開始される。以上のようにスキャナ、メモリ、プロ
ッタ、及び、デバイスマネージャを制御することによ
り、スキャナ線速とプロッタ線速が異なる画像形成装置
において、自動原稿給紙装置(ADF)を用いて原稿を
1 枚ずつコピーする場合、つまり、毎回スキャン動作を
伴う複写動作を行う場合であっても、アプリケーション
層側では各デバイスの速度差を意識せずにプロセス信号
P1、P2の信号を発生するのみで複写動作の要求を行
うことができる。また、スキャナによる原稿の読み込み
からプロッタによる印刷までの時間を最小限にして全体
のスループットも最大限まで上げることができる。
【0018】
【発明の効果】上記のように請求項1の本発明では、ス
キャナ線速とプロッタ線速が異なる画像形成装置により
複写動作を行う場合、スキャナによる原稿の読み込みか
らプロッタによる印刷までの時間を最小限にして全体の
スループットも最大限まで上げることができる。また、
複写動作を要求するアプリケーション側では、その違い
を意識せずにプロセス信号を送出することができるた
め、スキャナ線速とプロッタ線速が異なる画像形成装置
であっても、複写を行う制御を簡略にすることができ
る。請求項2の本発明では、プロッタの線速がスキャナ
の線速よりも早い場合の上記画像形成装置において、複
写動作を行う場合に簡単な制御でも異常のない複写画像
を得ることができる。請求項3の本発明では、スキャナ
の線速がプロッタの線速よりも早い場合の上記画像形成
装置において、複写動作を行う場合に簡単な制御でも異
常のない複写画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の一実施形態の概略構成
を示すブロック図である。
【図2】図1の画像形成装置における複写制御の一実施
形態を示すタイミングチャートである。
【図3】従来の画像形成装置(デジタル複写機)におけ
る複写制御の一例を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
1・・・アプリケーション層、2・・・マネージャ層、
3・・・デバイス層、11・・・コピーアプリケーショ
ン、12・・・ファクシミリアプリケーション、13・
・・プリンタアプリケーション、21・・・デバイスマ
ネージャ、31・・・プロッタ、32・・・スキャナ、
33・・・メモリ、34・・・外部画像処理部、311
・・・LD、312・・・ポリゴンモータ、321・・
・スキャナモータ、322・・・露光ランプ/CCD、
331・・・画像蓄積ハードディスク、341・・・回

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿画像を読み取るスキャナと、該スキ
    ャナが読み取った画像データを蓄積するメモリ手段と、
    該メモリ手段から読み出した画像データを印刷する印刷
    手段と、前記スキャナ、メモリ手段、及び、印刷手段の
    各動作を制御するデバイスマネージャとを備え、前記ス
    キャナのスキャン速度と前記印刷手段の印刷速度が異な
    る画像形成装置において、 前記メモリ手段は、前記スキャナからの画像データの蓄
    積中に該画像データの読み出し準備の要求を前記デバイ
    スマネージャから受け、該読み出し準備の終了後に前記
    デバイスマネージャに読み出し可能であることを通知
    し、前記印刷手段は、前記読み出し可能の通知に基づい
    て前記デバイスマネージャにて生成される印刷開始要求
    により、前記メモリ手段から読み出された画像データの
    印刷処理を開始することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記メモリ手段における前記画像データ
    の蓄積開始から前記読み出し可能であることの通知を行
    うまでの時間は、前記スキャナにより読み取った全ての
    画像データを前記メモリ手段に蓄積するのに要する時間
    と、前記印刷手段が前記メモリ手段から全ての画像デー
    タを読み出すまでに要する時間との差よりも大きいこと
    を特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記印刷手段は、前記読出可能であるこ
    との通知が行われたタイミングに基づいて、前記メモリ
    手段から画像データを読み出して前記印刷手段における
    感光体上に画像を書込み始めることを特徴とする請求項
    1に記載の画像形成装置。
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